JPS5847978A - 冷凍冷蔵倉庫の防熱層 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷凍用又は冷蔵用倉庫における防熱層の構造に
関し、ｌ１ｊｌ内の天井コーナ一部における水滴の発生
、これに伴う防熱部材の防熱性や耐久性の低下或は貯蔵
商品に対する悪影響等を防止するものである。

一般に、この種の冷凍冷蔵倉ｈ１ｔは、庫内の内面に発
泡材料で形成されたパネル状の防熱部材を張り詰め、こ
れにより外部からの熱の侵入を防止すると共に、クーラ
ーにより該庫内の空気を循環させながら冷却する構造と
されているが、従来に“おいては、第１図に示すように
天井面に張設されるＩ一部防熱部材Ａ及び側面に張設さ
れる側部防熱部材Ｂが共に平板状で、これを天井コーナ
一部Ｃにおいて直接接合する構造であったため、該コー
ナ一部に天井面と側面が直角に交る角状部が生じること
になり、そのためクーラーから矢印りで示すように送り
出される冷風が該コーナ一部Ｃを円滑に通過することが
できず、該部において空気の淀みを生じていたのである
。一方、庫内の空気には貯蔵商品から発生し或は外部か
ら侵入した水分がａまれており、これがクーラー内に着
霜すると共０、該レーウー。除霜時、多量。水蒸気を発
生させるのであるが、その大部分はクーラーの作動時に
空気の循環流により再び該クーラーに回収されるのに対
し、一部は空気の流れが行き届かないＩ−記の天井コー
ナ一部に滞留して、水滴となって防熱部材に付着し、或
は各部材間の目地部に寥み込んで、氷結、膨張すること
により該部材の剥がれを生じさせるのであり、このよう
にして該コーナ一部に滞留した水蒸気が防熱部材の防熱
性や耐久性を早期に低下させる原因となると共に、−Ｆ
記り−ラーの冷却作用を停止させた際に、これらの水分
が滴下して貯蔵商品の包装容器を損傷し或は該商品の品
質を低下させる等の弊害を来たすのである。

本発明はこのような従来の冷凍冷蔵倉庫における問題点
に対処するもので、庫内の天井面に張設される上部防熱
部材と側面に張設される側部防熱部材を円弧状に屈曲せ
しめられたコーナー用防熱部材を介して接続することに
よゆ、天井コーナ一部における防熱層の内面を天井面か
ら側面に滑かに連続させるようになし、これによりクー
ラーによる循環流が該コーナ一部を円滑に流れるように
して、水蒸気の滞留による上記の弊害を防止するように
したものである。

以下これを実施例により説明すると、第２図において１
は当該冷凍用又は冷蔵用倉庫の外壁、２は該倉庫の庫内
内面に設けられた防熱層で、この実施例においては、該
防熱層は発泡材料でなるパネル状の防熱部材３を三層に
配設した構成とされ、］土つその外側″には防湿シート
４、内側には内装仕１−板５が夫々張設されている。然
して上記防熱部材のうち、天井面を形成する水平方向に
張設された上部防熱部材３ａ及び側面を形成する垂直方
向に張設された側部防熱部材３ｂはいずれも平板状であ
るが、両部材３ａ、３ｂの端部３ａ’、３ｂ’間よは、
円弧状、屈曲せ、めらゎｆｃ’：ｘ−ｔ−ｍｍ防熱部材
３Ｃが両端部３ｃ’、３ｃ’を上記各端部３ａ’、３ｂ
’に夫々対接させた状態として配設されてお９、これに
より天井面と側面の間に形成される天井コーナ一部６に
おいて、防熱層２ないし防熱部材３が角状部を生じるこ
となく、滑かに連続するようになされているのである。

ここで、図示の実施例においては、外壁１の内面とコー
ナー用防熱部材３Ｃの裏面の間に生じる楔状空間が補強
用防熱部材３ｄにより充填されていると共に、上部防熱
部材３ａは天井壁（図示せず）より垂下せしめられたボ
ルト７により水平方向に支持された角パイプ８上に上記
仕ト板５を介して設置されており、また該ボルトの防熱
層より上方に突出した部分は着霜を防止するため防熱部
材３ｅにより被覆されている。更に防熱層２を形成する
各防熱部材の目地部、即ち各部材の端部と端部の対接部
の位置を各層についてずらすことにより、水蒸気が該目
地部を通り抜けることを防止して防湿効果の向上が図ら
ねていると共に、各部材の接合状態の強化が図られてい
る。尚、天井壁が防熱層２のに面に密接する場合は、該
天井壁、外壁及び防熱層のコーナ一部により形成される
三角形状の空間を別途防熱部材で充填するのが望ましい
。

上記の構成によれば、クーラー（図示せず）に−よって
庫内を循環せしめられる空気の流れは、矢印で示すよう
に天井コーナ一部６において横方向から下方向に向きを
変える際に、上部防熱部材３ａ。

コーナー用防熱部材３Ｃ及び側部防熱部材３ｂにより形
成される防熱層２の滑かに連続する内面に沿って乱流や
淀みを生じることなく円滑に流れることになり、そのた
め該コーナ一部における防熱部材の表面は常に上記クー
ラーから送り出される空気の流れにさらされた状態とな
るのであり、これによりクーラーの除霜時に生じる水蒸
気が該コーナ一部に滞留することが防止され、上記空気
の循環流によってクーラーに回収、除去されることにな
るのである。

尚、上記のコーナー用防熱部材３ｃとしては、予め円弧
状に形成された防熱部材を用いてもよいが、自由に屈曲
可能な可撓性防熱部材を用いれば、施丁時に該部材を所
要の寸法に砕断するだけで極めて容易に、しかも任意の
曲率として装着することができるのである。

以１のように本発明は、庫内の少なくとも天井＠及び倶
１面に防熱部材が張り詰められる？ｆｒ凍冷駿倉庫にお
いて、上記天井面に張設される平板状の上部防熱部材と
側面に張設される同じく平板状の側部防熱部材を円弧状
に屈曲せＬめられたコーナ−用防熱部材で滑かに連続さ
せる構成としたから、クーラーによって庫内に発生され
る空気の循環流が天井コーナ一部を乱流や淀みを生じる
ことなく通過することになり、これにより該コーナ一部
における水蒸気の滞留が防止され、該水蒸気の滞留によ
る防熱部材の防熱性や耐久性の低下、或は貯蔵商品に対
する悪影響等の間顧点が解消せしめられることになって
、この種の倉庫の寿命が延長されｉｔつ商品に対する貯
蔵性能か向上せしめられる等の効果を奏するのであり、
また上記コーナー用防熱部材として可撓性防熱部材を用
いれば、容易に施行し得る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来における防熱層の要部縦断面図、第２図は
本発明実施例を示す防熱層の要部縦断面図である。 ２　防熱層、３ａ−ｈ郡部熱部材、３ｂｉ１１部防熱部
拐、３ｃ・・・コーナー用防熱部材、６・・・大月：コ
ーナ一部 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも天井面と側面に防熱部材が張り詰めら
   れる庫内の天井コーナ一部において、上記天井面に張設
   される平板状の上部防熱部材と側面に張設さ１する同じ
   く平板状の側部防熱部材を円弧状に屈曲せしめられたコ
   ーナー用防熱部材で滑かに連続させたことを特徴とする
   冷凍冷蔵倉庫の防熱層。
2. （２）コーナー用防熱部材として、自由に屈曲可能な可
   撓性防熱部材を用いた特許請求の範囲第１項記載の冷凍
   冷蔵倉庫の防熱層。