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JPH1078609A - テレビカメラ用レンズコントロール装置 - Google Patents

テレビカメラ用レンズコントロール装置

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Publication number
JPH1078609A
JPH1078609A JP8253846A JP25384696A JPH1078609A JP H1078609 A JPH1078609 A JP H1078609A JP 8253846 A JP8253846 A JP 8253846A JP 25384696 A JP25384696 A JP 25384696A JP H1078609 A JPH1078609 A JP H1078609A
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JP
Japan
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focus
lens
knob
shot
focusing
Prior art date
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JP8253846A
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Inventor
Kouji Kukino
康示 桑木野
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め記憶されたフォーカスレンズ位置をスイッ
チ操作により再現した際、レンズのフォーカス位置とフ
ォーカス操作手段による指令位置とがズレている場合
に、その旨を表示して操作者に注意を促すとともに、フ
ォーカス操作手段によるフォーカス制御のへの移行時の
レンズの動き出しをスムーズにする。 【解決手段】ショットスイッチ22Aによるショット動
作実行後、レンズ装置の実際のフォーカス位置とショッ
トボックス10のフォーカスノブ14の指令位置とが異
なっている場合に、両者を合致させる為にフォーカスノ
ブ14を動かすべき方向を示す方向指示マーク38を発
光ダイオード(LED)等の発光手段により点灯させ
る。また、実際のフォーカス位置とフォーカスノブ14
の指令位置とが異なっている場合にはフォーカスノブ1
4による指令を無効とし、両者が一致した場合にフォー
カスノブ14による指令を有効にするように信号ライン
を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビカメラ用レン
ズコントロール装置に係り、特に放送用テレビカメラに
使用されるフォーカスノブ付きのショットボックス等の
テレビカメラ用レンズコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送用テレビカメラには、ショットボッ
クスと呼ばれるレンズコントロール装置が取り付けられ
ることがある。ショットボックスは、特定のカット(シ
ョット)毎に、予めズーム及びフォーカスのポジション
等を記憶させておき、スイッチ操作で瞬時に再現する装
置である。このショットボックスにフォーカスノブが設
けられ、該フォーカスノブをマニュアルモードの下で操
作することによりマニュアル操作でフォーカス調整でき
るものも知られている。
【0003】かかるフォーカスノブ付きのショットボッ
クスは、ショットの解除ボタンを押してマニュアルモー
ドに切り換えるものや、フォーカスノブを動かすと直ち
にマニュアルモードに切り換わるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ショットボックスでは、スイッチ操作によるショット動
作を実行した後のレンズのフォーカス位置とショットボ
ックスのフォーカスノブが示す位置(フォーカス指令位
置)とは異なるので、この状態でマニュアルモードに切
り換えるとフォーカスが急激に動き出し、映像が不自然
に変化するという問題がある。
【0005】かかる問題に対して、ショットボックスの
フォーカスノブの位置検出手段を従来のポテンショメー
タに代えてロータリーエンコーダとし、これをマイコン
制御することが考えられる。即ち、ショット実行後にシ
ョットボックスのフォーカスノブが操作された場合に
は、ショット後のレンズのフォーカス位置を基準として
フォーカスノブの操作量に応じてレンズのフォーカスを
動かすことにより、フォーカスのスムーズな動き出しを
実現することも可能である。
【0006】しかしながら、このようなマイコン制御で
は、ショットボックスのフォーカスノブはエンドレス構
造にしなければならないので、フォーカスノブの無限
(∞)のエンド端や、最至近(MOD)のエンド端とい
うものがなく、カメラマンの操作上、無限遠や無限遠付
近、MODやMOD付近のピント合わせが困難となると
いう問題が生じる。また、ケースリングの目盛を利用し
たピント合わせをすることも出来ないという問題があ
る。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ショット実行後のレンズのフォーカス位置とレ
ンズコントロール装置に設けられたフォーカスノブによ
るフォーカス指令位置とがズレていることを表示して操
作者に注意を促すとともに、ショットからマニュアルへ
の移行時にレンズの動き出しがスムーズになり、また、
操作者にとっても無限(∞)のエンド端や最至近(MO
D)のエンド端の把握も容易で違和感のないテレビカメ
ラ用レンズコントロール装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、予め記憶させておいた少なくとも1つのフォ
ーカスレンズ位置をスイッチ操作により再現させるテレ
ビカメラ用レンズコントロール装置において、フォーカ
ス操作部材の操作に応じてフォーカスレンズの位置を指
令するフォーカス操作手段と、スイッチ操作後の前記フ
ォーカスレンズの位置を示すフォーカス位置と前記フォ
ーカス操作手段によるフォーカス指令位置とを比較し、
前記フォーカス位置に対する前記フォーカス指令位置の
差を検出する比較手段と、前記比較手段の検出結果に基
づいて、前記フォーカス位置に対する前記フォーカス指
令位置の差の方向に関する表示を行う表示手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0009】本発明によれば、予め記憶させておいたフ
ォーカスレンズ位置(フォーカスポジション)をショッ
トスイッチ等のスイッチ操作により再現させるショット
動作を実行させた後、レンズ装置の実際のフォーカス位
置と、該テレビカメラ用レンズコントロール装置に設け
られたフォーカス操作手段のフォーカス指令位置とを比
較し、前記フォーカス位置に対する前記フォーカス指令
位置の差を検出する。そして、この検出結果によって前
記フォーカス位置に対して前記フォーカス指令位置が無
限側又は至近側の何れの側にズレているかを判断し、ズ
レている方向に関する表示を行う。これにより、フォー
カス操作手段を操作する操作者に注意を促すことができ
るという利点がある。
【0010】特に、実際のフォーカス位置とフォーカス
操作手段の指令位置とを合致させる為にフォーカス操作
部材を操作すべき方向を表示することにより、ショット
動作後、レンズのフォーカス位置とフォーカス操作手段
の指令位置のズレを容易に判断することができる。ま
た、本発明の他の態様によれば、ショット動作実行後、
前記フォーカス位置と前記フォーカス指令位置とが相違
する場合には、前記フォーカス操作手段によるフォーカ
ス制御を無効とし、前記フォーカス位置と前記フォーカ
ス指令位置とが一致した場合に前記フォーカス操作手段
によるフォーカス制御を有効とすることにより、ショッ
ト動作からマニュアル操作へ切換がスムーズになり、フ
ォーカスの変化も滑らかとなるという利点がある。更
に、フォーカス操作部材をエンドレス構造にする必要が
なく、無限のエンド端や至近のエンド端が定められるの
で無限付近や最至近付近でのピント合わせが容易で、操
作上の違和感もないという利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るテレビカメラ用レンズコントロール装置の好ましい実
施の形態について詳説する。図1には、本発明に係るテ
レビカメラ用レンズコントロール装置を放送用テレビカ
メラのショットボックスに適用した例が示されている。
雲台2に支持されたテレビカメラ4には、フルサーボ操
作式のレンズ装置6が接続されている。
【0012】雲台2には2本の操作ロッド2A、2Bが
設けられており、カメラマンの右手側の操作ロッド2A
のグリップ付近には、ショットボックス10が固定つま
み12を介して取り付けられている。ショットボックス
10は、特定のカット(ショット)毎に予めズーム及び
フォーカスのポジションを記憶させておき、スイッチ操
作で瞬時に再現するものである。
【0013】このショットボックス10には、フォーカ
スをマニュアル操作するフォーカスノブ14が設けられ
ている。フォーカスノブ14の回転操作量に応じてレン
ズ装置6内のフォーカスレンズ群の移動位置を指令する
位置制御信号が出力され、この位置制御信号に基づいて
前記フォーカスレンズ群が駆動される。レンズ装置6内
には、フォーカスレンズ群の位置を検出するポテンショ
メータが設けられており、このポテンショメータによっ
てフォーカス位置を把握できるようになっている。
【0014】他方、操作ロッド2Bのグリップ付近に
は、ズームスピードを操作するズームレートデマンド1
6が取り付けられている。ズームレートデマンド16
は、ズームリング16Aの回動方向と回動量に応じて広
角側又は望遠側にズーム動作させる速度制御信号を出力
する。この速度制御信号に基づいてレンズ装置6の鏡胴
内の変倍レンズ群がスピード制御されて駆動される。
【0015】カメラマンは、ビューファインダー18に
映る撮影像を見ながら右手でフォーカスノブ14を操作
することによってピント調整を行うとともに、左手でズ
ームレートデマンド16のズームリング16Aを操作す
ることでズーム調整を行うことができる。また、図1に
は詳しくは図示されていないが、このレンズ装置6に
は、エクステンダーレンズを保持したドラムが回動自在
に組付けられている。このエクステンダードラムは、マ
ウントフレーム側部に設けられたエクステンダー切換ツ
マミの操作、或いはショットボックス10に設けられた
スイッチの操作に応じて動作するモータ(エクステンダ
ー用モータ)によって回動駆動され、光軸内に進入し又
は光軸から退避するようになっている。
【0016】更に、レンズ装置6鏡胴内には図示しない
アイリス機構が設けられ、アイリス用モータの駆動力に
よって絞り値を変更できるようになっている。次に、シ
ョットボックスの構成について説明する。図2は、ショ
ットボックス10の外観の一例を示す正面図であり、図
3は右側面図である。図2に示されているように、ショ
ットボックス10には、第1番から第6番までの6カッ
ト分の設定及び再現を指令するショットボタン(ショッ
トスイッチ)22A、22B、…、22Fと、各ショッ
トボタン毎にズーム、フォーカスのポジションを設定す
るためのポジション設定ノブ23A、23B、…、23
Fが設けられている。各ポジション設定ノブ23A、2
3B、…、23Fは2連式になっており、内側のノブ2
4A、24B、…、24Fでズーム位置を設定し、外側
のノブ25A、25B、…、25Fでフォーカス位置を
設定できるようになっている。
【0017】図2中符号26はスピード調節ノブであ
り、内側のノブ26Aでズームスピードを調節し、外側
のノブ26Bでフォーカススピードを調節できる。ま
た、符号28はマルチファンックションスイッチであ
り、このスイッチの機能は、図3に示すモード選択スイ
ッチ30の位置に応じて変更されるようになっている。
モード選択スイッチ30は、F&Zモード、Z&Z(×
2)モード、Z&Zモードの3段階に切り換えが可能で
あり、選択されたモードの種類がモードインジケータ3
2に表示されるようになっている。
【0018】ショットボックス10の側面には、回転式
のフォーカスノブ14が設けられている。フォーカスノ
ブ14には図示しないポテンショメータが設けられてお
り、該フォーカスノブ14の回転量に応じた位置指令信
号が出力される。フォーカスノブ14は無限遠のエンド
端から最至近のエンド端まで2回転で到達するようにな
っており、フォーカスノブ14の回動位置を把握するた
めの目安となるスケールリング34が設けられている
(図2参照)。
【0019】また、フォーカスノブ14の基端部には、
レンズ装置6の実際のフォーカス位置と前記フォーカス
ノブ14の指令位置との差を示す表示部36が設けられ
ている。この表示部36は、実際のフォーカス位置と前
記フォーカスノブ14の位置とがズレている場合に両者
を合致させる為にフォーカスノブ14を動かすべき方向
を示すもので、動かすべき方向を表す三角形の方向指示
マーク38、38を発光ダイオード(LED)等の発光
手段により点灯させるようになっている。
【0020】尚、図3に示したようにフォーカスノブ1
4の中央にはトルク調節ネジ40が設けられ、フォーカ
スノブ14の回転トルクを調節できるようになってい
る。また、同図中、符号42はフォーカスリバーススイ
ッチ、符号44はズームレートデマンド16との接続用
コネクタ、符号46はレンズ装置6との接続用コネクタ
である。
【0021】図4には、ショットボックス10の要部構
成を示す電気回路図が示されている。レンズ装置6のフ
ォーカス位置を検出するフォーカスポテンショメータ5
2の出力は2つに分岐され、一方は第1コンパレータ5
4のマイナス入力端子に、他方は第2コンパレータ56
のプラス入力端子に導かれる。また、ショットボックス
10のフォーカスノブ14のポテンショメータ58の出
力も2つに分岐され、一方は第1コンパレータ54のプ
ラス入力端子に、他方は第2コンパレータ56のマイナ
ス入力端子に導かれる。
【0022】前記第1のコンパレータ54は、プラス入
力がマイナス入力以上の場合にハイレベル(H)の信号
を出力し、プラス入力がマイナス入力未満の場合にロウ
レベル(L)の信号を出力するようになっている。第1
コンパレータ54の出力端子には発光ダイオード(LE
D)60の負極端子が接続され、第1コンパレータ54
の出力がロウレベルの場合に該LED60が点灯し、第
1コンパレータ54の出力がハイレベルの場合に該LE
D60が消灯するようになっている。
【0023】同様に、前記第2のコンパレータ56は、
プラス入力がマイナス入力以上の場合にハイレベル
(H)の信号を出力し、プラス入力がマイナス入力未満
の場合にロウレベル(L)の信号を出力するようになっ
ている。第2コンパレータ56の出力端子には発光ダイ
オード(LED)62の負極端子が接続され、第2コン
パレータ56の出力がロウレベルの場合にLED62が
点灯し、第2コンパレータ56の出力がハイレベルの場
合にLED62が消灯するようになっている。尚、前記
LED60、62は、それぞれ、図2に示した表示部3
6の方向指示マーク38、38の部分に配設されるもの
である。
【0024】また、第1、第2コンパレータ54、56
の出力は、ANDゲート64の入力ピンにそれぞれ導か
れる。ANDゲート64の出力がロウレベルの間は、切
換スイッチ66の接片66Aがショット信号ラインの接
点67に当接され、ショットスイッチ22に基づくショ
ット信号がレンズコントロール信号として外部(レンズ
装置6側)へ出力される。この間、フォーカスノブ14
を操作しても、レンズ装置6のフォーカスは動きださな
い。
【0025】ANDゲート64の出力がハイレベルの場
合、即ち、レンズ装置6のフォーカスポテンショメータ
52の出力とショットボックス10のフォーカスノブ1
4のポテンショメータ58の出力とが一致すると、切換
スイッチ66の接点が切り換えられ、接片66Aがマニ
ュアル信号ラインの接点68に当接する。これにより、
フォーカスノブ14の操作に基づくマニュアル信号がレ
ンズコントロール信号としてレンズ装置6側へ出力され
る。
【0026】上記の如く構成されたショットボックスの
作用について説明する。先ず、図2に示した1番から6
番までのショットスイッチ22A、22B、…毎にそれ
ぞれ対応するポジション設定ノブ23A、23B、…を
操作し、カット毎のフォーカス、ズームポジションを記
憶させる。尚、必ずしも全てのショットスイッチを使用
しなくてよい。
【0027】例えば、撮影中ショットスイッチ22Aを
操作すると、記憶させておいたフォーカス、ズームポジ
ションが再現される。フォーカス位置はポテンショメー
タ52によって常時検出されているが、このショット動
作を実行した場合、ショットボックス10のフォーカス
ノブ14による指令は無効とされるので、実際のフォー
カス位置と、フォーカスノブ14のポテンショメータ5
8が示す位置との間に差異が生じる。
【0028】例えば、実際のフォーカス位置に対してシ
ョットボックス10のフォーカスノブ14の位置が無限
側にズレている場合には、図4に示したレンズ装置6の
フォーカスポテンショメータ52の出力よりも、フォー
カスノブ14のポテンショメータ58の出力が大きくな
る。この場合、第1コンパレータ54の出力はハイ、第
2コンパレータ56の出力はロウとなり、LED60は
消灯し、LED62が点灯する。この点灯したLED6
2により表示された三角形の方向指示マーク38の示す
方向が実際のフォーカス位置とフォーカスノブの位置と
を合致させる為にフォーカスノブ14を動かすべき方向
である。この場合には、フォーカスを至近側に動かす方
向が表示される。
【0029】その後、この表示に従ってフォーカスノブ
14を方向指示マーク38の示す方向に操作すると、自
動的にマニュアルフォーカス操作モードに移行するが、
実際のフォーカス位置とフォーカスノブ14の位置とが
異なっている間はフォーカスノブ14を操作してもフォ
ーカスレンズ群は動きださない(ピント状態は変化しな
い)。
【0030】実際のフォーカス位置とフォーカスノブ1
4の位置が一致すると、第1、第2コンパレータ54、
56の出力は共にハイレベルとなり、LED60、62
がともに消灯する。表示部36の両方のLED60、6
2が消灯することでカメラマンは実際のフォーカス位置
とフォーカスノブ14の位置が一致したことを認識でき
る。
【0031】このとき、ANDゲート64の出力がハイ
レベルとなり、切換スイッチ66の接片66Aがマニュ
アル信号ライン側に切り換わる。以後、フォーカスノブ
14の操作によるマニュアルフォーカス指令が有効とな
り、フォーカスノブ14の操作に応じてフォーカス調整
が可能となる。ショット実行後、実際のフォーカス位置
に対してショットボックス10のフォーカスノブ14の
位置が至近側にズレている場合は、点灯するLEDが異
なる点を除いて上述と同様であるので説明は省略する。
【0032】このように、ショット実行後、レンズ装置
6の実際のフォーカス位置とショットボックス10のフ
ォーカスノブ14の指令位置とが異なっている場合に、
その異なっている方向、つまり、至近側にズレているの
か、無限側にズレているのかを示す表示部36を設けた
ので操作者に注意を促すことができる。また、レンズ装
置6の実際のフォーカス位置とフォーカスノブ14の指
令位置とが異なっている場合にはフォーカスノブ14に
よる指令を無効とし、前記表示部36の表示に従ってフ
ォーカスノブ14を操作して両者が一致した場合に、フ
ォーカスノブ14による指令を有効にするようにしたの
で、ショット動作からマニュアル操作への切り換え時の
フォーカスレンズ群の動きだしがスムーズになるという
利点がある。
【0033】また、フォーカスノブ14をエンドレス構
造にする必要がなく、無限遠のエンド端とMODのエン
ド端とが決められているので、操作上は無限遠及び無限
遠付近やMODおよびMOD付近のピント合わせが容易
で、操作者が違和感なく使用することができるという利
点がある。また、上記表示部の表示については、上述し
た以外にも様々な形態が考えられる。例えば、レンズ装
置6の実際のフォーカス位置とショットボックス10の
フォーカスノブ14の指令位置とが近づいてきた場合に
は、点灯していたLED60又は62を点滅させて操作
者に注意を促すようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
カメラ用レンズコントロール装置によれば、予め記憶さ
せておいたフォーカスレンズ位置をスイッチ操作によっ
て再現した際、レンズ装置の実際のフォーカス位置とフ
ォーカ操作手段の指令位置とが異なっている場合に、そ
の異なっている方向を示す表示を行うようにしたので、
スイッチ操作後フォーカス操作手段によるフォーカス制
御に切り替える際に、操作者に注意を促すことができ
る。特に、実際のフォーカス位置とフォーカス操作手段
の指令位置とを合致させる為にフォーカス操作部材を操
作すべき方向を表示することにより、フォーカス位置と
フォーカス操作手段の指令位置のズレを容易に判断する
ことができるという利点がある。
【0035】また、実際のフォーカス位置とフォーカス
操作手段の指令位置とが異なっている場合にはフォーカ
ス操作手段による指令を無効とし、両者が一致した場合
に、フォーカス操作手段による指令を有効にするように
したので、ショット動作からマニュアル操作への移行時
にレンズの動き出しがスムーズになるという利点があ
る。
【0036】更に、フォーカス操作部材をエンドレス構
造にする必要がないので、操作者にとっても無限遠
(∞)のエンド端や最至近(MOD)のエンド端の把握
が容易で、無限付近及び最至近付近のピント合わせが容
易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るテレビカメラ用レンズコ
ントロール装置を放送用テレビカメラのショットボック
スに適用した例を示す斜視図である。
【図2】図2は、ショットボックスの外観の一例を示す
正面図である。
【図3】図3は、ショットボックスの右側面図である。
【図4】図4は、ショットボックスの要部構成を示す電
気回路図である。
【符号の説明】
4…テレビカメラ 6…レンズ装置 10…ショットボックス 14…フォーカスノブ 22A、22B、22F…ショットスイッチ 23A、23B、23F…ポジション設定ノブ 36…表示部 38…方向指示マーク 52…レンズ装置のフォーカスポテンショメータ 54…第1コンパレータ 56…第2コンパレータ 58…フォーカスノブのポテンショメータ 60、62…発光ダイオード(LED) 64…ANDゲート 66…切換スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記憶させておいた少なくとも1つの
    フォーカスレンズ位置をスイッチ操作により再現させる
    テレビカメラ用レンズコントロール装置において、 フォーカス操作部材の操作に応じてフォーカスレンズの
    位置を指令するフォーカス操作手段と、 スイッチ操作後の前記フォーカスレンズの位置を示すフ
    ォーカス位置と前記フォーカス操作手段によるフォーカ
    ス指令位置とを比較し、前記フォーカス位置に対する前
    記フォーカス指令位置の差を検出する比較手段と、 前記比較手段の検出結果に基づいて、前記フォーカス位
    置に対する前記フォーカス指令位置の差の方向に関する
    表示を行う表示手段と、 を備えたことを特徴とするテレビカメラ用レンズコント
    ロール装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記フォーカス位置と
    前記フォーカス指令位置とを合致させる為に前記フォー
    カス操作部材を操作すべき方向を示すように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のテレビカメラ用レ
    ンズコントロール装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段による比較の結果、前記フ
    ォーカス位置と前記フォーカス指令位置とが相違する場
    合には、前記フォーカス操作手段によるフォーカス制御
    を無効にし、前記フォーカス操作手段を操作して、前記
    比較手段による比較の結果、前記フォーカス位置と前記
    フォーカス指令位置とが一致する場合に前記フォーカス
    操作手段によるフォーカス制御を有効にする制御切換手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載のテレビカメ
    ラ用レンズコントロール装置。
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