[go: up one dir, main page]

JPH11103409A - テレビレンズのフォーカス操作装置 - Google Patents

テレビレンズのフォーカス操作装置

Info

Publication number
JPH11103409A
JPH11103409A JP9264079A JP26407997A JPH11103409A JP H11103409 A JPH11103409 A JP H11103409A JP 9264079 A JP9264079 A JP 9264079A JP 26407997 A JP26407997 A JP 26407997A JP H11103409 A JPH11103409 A JP H11103409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
lens group
focus lens
evaluation value
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9264079A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Sasaki
正 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP9264079A priority Critical patent/JPH11103409A/ja
Publication of JPH11103409A publication Critical patent/JPH11103409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラマンが操作するフォーカス操作手段の指
示に応じて移動したフォーカスレンズ群に対し、オート
フォーカス機能によって最良ピント位置に自動調整を行
うことができるテレビレンズにおいて、フォーカス操作
手段としてフォーカスレンズ群の移動速度と移動方向を
指示するレイトデマンドを採用する。 【解決手段】フォーカスレンズ群12の移動速度と移動
方向を指示するシーソースイッチ(フォーカス操作手
段)の操作方向及び操作量をポテンショメータ34で検
出し、シーソースイッチの操作に応じたフォーカス方向
及びフォーカス速度を実現するようにCPU26がモー
タ駆動回路24を制御する。一方、かかるフォーカス操
作中にCCD20からの画像信号に基づいて焦点評価値
の検出を行い、フォーカス操作終了後に、焦点評価値が
最大となるフォーカスポジション(最良ピント位置)に
フォーカスレンズ群12を自動的に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビレンズのフォ
ーカス操作装置に係り、特に、フォーカス操作部の手動
操作とオートフォーカス機能とを併用して合焦動作を行
うテレビレンズのフォーカス操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ用ズームレンズのフォーカ
スレンズ群や変倍レンズ群(ズームレンズ群)をモータ
の回転駆動力により移動させてフォーカス調整及びズー
ム調整を行う場合、フォーカス操作部についてはフォー
カスレンズ群の位置を制御する位置制御サーボ系が採用
され、ズーム操作部についてはズームスピードを制御す
る速度制御サーボ系が採用される。
【0003】即ち、カメラマンは、フォーカスレンズ群
の位置を指示するフォーカスポジションデマンドを操作
してフォーカス調整を行うとともに、ズームレンズ群の
移動速度(ズームスピード)及びテレ/ワイドのズーム
方向を指示するズームレートデマンドを操作してズーム
調整を行うようになっている。広い可動範囲を短時間で
移動させるためには、移動方向と移動速度とを指示する
レートデマンドのほうがカメラマンの操作負担が少ない
という利点があることから、ズーム操作部については従
来から速度制御サーボ系が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レート
デマンドを使ってフォーカス調整を行おうとすると、最
良ピント(ジャストピント)の位置にフォーカスレンズ
群を微調整して、正確に位置決めすることが困難である
という欠点がある。特に、テレ側(長焦点距離側)では
焦点深度が浅くなるので、レートデマンドによるジャス
トピント位置への調整は極めて困難である。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、レートデマンドによるフォーカス操作を可能と
し、フォーカス調整時のカメラマンの操作負担を軽減す
ることができるテレビカメラのフォーカス操作装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、モータ駆動によってテレビレンズのフォー
カスレンズ群を移動させてフォーカス調整を行うテレビ
レンズのフォーカス操作装置において、フォーカスレン
ズ群の移動方向及び移動速度の指示を行うフォーカス操
作手段と、前記フォーカス操作手段の操作によるフォー
カスレンズ群の移動中に前記フォーカスレンズ群を含む
撮影光学系及び撮像手段を解して得られる映像信号に基
づいて被写体像の鮮鋭度を示す焦点評価値を求める評価
値算出手段と、フォーカスレンズ群の位置を検出する検
出手段と、前記検出手段で検出したフォーカスレンズ群
の位置、及び該位置について前記評価値算出手段で求め
た焦点評価値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶したフォーカスレンズ群の位置、及び焦点評価値に基
づいて焦点評価値が最大となるフォーカスポジションを
求める演算手段と、前記フォーカス操作手段の指示によ
るフォーカスレンズ群の移動終了後に、前記演算手段で
求めたフォーカスポジションにフォーカスレンズ群を移
動させるように前記モータを制御する制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0007】本発明によれば、フォーカス操作手段を手
動操作することによってフォーカスレンズ群の移動方向
(無限遠側又は至近側)を指示するとともに、その移動
速度を指示し、その指示に基づいてモータを駆動してフ
ォーカスレンズ群を移動させる。この速度制御によるフ
ォーカス操作中に順次フォーカスレンズ群の位置検出と
該位置における焦点評価値の算出とを行い、得られたフ
ォーカスレンズ群の位置と焦点評価値とを記憶手段に記
憶する。そして、フォーカス操作手段の指示によるフォ
ーカスレンズ群の移動中又は移動終了後に、演算手段に
おいて前記記憶手段に記憶したフォーカスレンズの位置
及び焦点評価値のデータに基づいて焦点評価値が最大と
なるフォーカスポジションを求める。こうして求めたフ
ォーカスポジションは、いわゆるジャストピント位置を
示しており、前記フォーカス操作手段による操作後に、
このフォーカスポジションにフォーカスレンズ群を位置
制御によって自動的に移動して正確なピント調整を行
う。
【0008】これにより、カメラマンはフォーカス操作
手段によってピントの粗調整を行うだけでよく、かかる
粗調整後はオートフォーカス機能によって自動的に高精
度のピント調整が行われる。特に、本発明では手動操作
に係るフォーカス操作手段においてフォーカスレンズ群
の移動方向及び移動速度を指示する速度制御方式を採用
したので、カメラマンの操作負担を一層軽減することが
できる。
【0009】また、本発明の他の態様によれば、フォー
カス操作手段からの移動速度の指示が一定の値に設定さ
れ、フォーカス操作手段において任意に移動速度を変更
する指示ができないような構成を採用する場合、フォー
カス感度の高低に応じて自動的に移動速度の設定を変更
するようにしている。即ち、テレビレンズのフォーカス
感度を検出する感度検出手段と、前記フォーカス操作手
段による移動速度の指示値を前記感度検出手段で検出し
たフォーカス感度に応じて一定の値に設定する移動速度
設定手段と、を設け、ズーム操作に伴いフォーカス感度
が高くなるにつれて移動速度を低速に設定する。これに
より、フォーカス操作手段の操作性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るテレビレンズのフォーカス操作装置の好ましい実施の
形態を詳述する。図1は本発明を適用したテレビカメラ
におけるフォーカス操作装置の構成を示すブロック図で
ある。同図に示すようにテレビレンズ10の撮影光学系
は、フォーカスレンズ群12、変倍レンズ群14、絞り
16及びマスターレンズ群18等から構成され、被写体
像はこのテレビレンズ10を介してテレビカメラのCC
D20(撮像手段)の結像面に結像される。尚、同図で
は簡略化して示してあるが、各レンズ群12、14、1
8は1枚又は複数枚のレンズで構成される。
【0011】フォーカスレンズ群12は、モータ22の
回転駆動力が図示せぬギヤ伝達機構を介して伝達される
ことにより光軸に沿って前後に移動するようになってい
る。モータ22はモータ駆動回路24を介して駆動さ
れ、その制御は中央処理装置(CPU)26によって行
われる。モータ22の回転速度はタコメータジェネレー
タ28によって検出され、該タコメータジェネレータ2
8から出力された検出信号はモータ駆動回路26に加え
られる。タコメータジェネレータ28はモータ22の回
転速度を電圧信号に変換する手段であり、その検出信号
はモータ22の速度指令のフィードバック制御に利用さ
れる。
【0012】また、フォーカスレンズ群12の位置(以
下、フォーカスレンズ位置と略記する。)はポテンショ
メータ30によって検出され、該ポテンショメータ30
の検出信号はモータ駆動回路24に導かれるとともに、
A/D変換器32を介してCPU26に通知される。
尚、フォーカスレンズ群12の移動速度と移動時間から
フォーカスレンズ群12の移動量を計算できるので、か
かる計算に基づいてフォーカスレンズ位置を検出しても
よい。この場合、モータ22の回転速度を検出するタコ
メータジェネレータ28をデジタル信号に変換してCP
U26に入力し、CPU26においてフォーカス位置を
計算する。
【0013】図中符号34は、フォーカス操作手段に相
当するフォーカスデマンドの操作方向及び操作量を検出
するポテンショメータである。この装置に用いられるフ
ォーカスデマンドは、フォーカスレンズ群12の移動方
向及び移動速度を指示するレイトデマンドであり、例え
ば、中立位置を基準に揺動自在なシーソースイッチや中
点復帰型レバースイッチ等が用いられる。
【0014】具体的には、ENGレンズ等のハンディレ
ンズに適用する場合は、レンズ鏡胴に取り付けられるド
ライブユニットにフォーカスレートデマンドの機能を追
加して、公知のズームシーソーコントロールスイッチと
フォーカス操作用のシーソースイッチとを2列に並設す
る態様が考えられる。また、フォーカスレンズ群12の
位置を指示する公知のフォーカスポジションデマンドに
フォーカスレートデマンドの機能を追加するとともに、
ポジションデマンドとして使用するか、レートデマンド
として使用するかを選択する選択手段を設け、必要に応
じて機能を切り換えて使用するという態様も可能であ
る。
【0015】以下の説明では、フォーカス操作手段にシ
ーソースイッチを用いた例を説明する。シーソースイッ
チは、その揺動方向によって無限遠側又は至近側のフォ
ーカス方向(フォーカスレンズ群12の移動方向)を指
示するとともに、シーソースイッチ22の押し込み量
(操作量)によってフォーカススピード(フォーカスレ
ンズ群12の移動速度)を指示するようになっており、
操作量が大きいほど移動速度は高速になる。
【0016】シーソースイッチの操作方向及び操作量は
ポテンショメータ34で検出され、このポテンショメー
タ34の出力信号(フォーカス速度指示信号)は、A/
D変換器36によってデジタル信号に変換された後CP
U26に入力される。CPU26は、ポテンショメータ
34から出力されたフォーカス速度指示信号に基づい
て、シーソースイッチの操作に応じたフォーカス方向及
びフォーカス速度を実現するためのモータ制御信号(速
度指示信号)を生成する。かかるモータ制御信号はD/
A変換器38を介してモータ駆動回路24に与えられ、
モータ駆動回路24は入力したモータ制御信号の電圧を
増幅させてモータ22を駆動する。
【0017】これにより、カメラマンがシーソースイッ
チ(フォーカス操作手段)を操作した際には、その操作
に応じたフォーカス方向及びフォーカス速度によってフ
ォーカスレンズ群12が移動して、ピント調整(粗調
整)が行われる。また、詳しくは後述するが、CPU2
6は、画像信号から得られる焦点評価値に基づいてジャ
ストピント位置(以下、フォーカス目標位置という。)
を求め、このフォーカス目標位置にフォーカスレンズ群
12を移動させるためのモータ制御信号(位置指示信
号)を出力する。そして、このモータ制御信号はD/A
変換器38を介してモータ駆動回路24に与えられ、カ
メラマンのマニュアル操作による粗調整位置から上記ジ
ャストピント位置へと自動補正する。
【0018】次に、自動ピント補正の手段について説明
する。図1に示したCCD20は、結像面に結像された
被写体像を光電変換し、画像信号として撮像回路40に
入力する。撮像回路40は入力した画像信号から、例え
ばNTSCの映像信号を生成し、この映像信号をビュー
ファインダ42やモニタTV等の外部映像表示装置44
に出力する。これにより、ビューファインダ42や外部
映像表示装置44には撮影中の映像が表示される。
【0019】一方、撮像回路40には、焦点評価値を求
めるためのハイパスフィルタ(HPF)46、A/D変
換器48、フォーカスエリア選択ゲート50、加算器5
2が順に接続され、撮像回路40は、画像信号から生成
した輝度信号をHPF46に出力するとともに、映像信
号に合わせて同期信号をフォーカスエリア選択ゲート5
0、加算器52、及びCPU26に出力する。
【0020】HPF46は上記輝度信号に含まれる高周
波成分を抽出する。この抽出された高周波成分は、画像
の鮮鋭度が高い程、多く含まれるため、この高周波成分
を積分することによって積分範囲での平均的な画像の鮮
鋭度の高低を数値化することができる。そして、HPF
46を通過した高周波成分は、A/D変換器48によっ
てデジタル信号に変換され、フォーカスエリア選択ゲー
ト50に入力される。このフォーカスエリア選択ゲート
50は、撮像画面上の中央部のフォーカスエリアに対応
する信号のみを抽出する回路であり、このフォーカスエ
リアに写された被写体(主要被写体)に関する情報のみ
を抽出する。
【0021】フォーカスエリア選択ゲート50によって
抽出されたデジタル信号は加算器52に入力され、1フ
ィールド分の前記デジタル信号が積算される。この積算
された値は画像の鮮鋭度を示す焦点評価値としてCPU
26に入力される。CPU26は、カメラマンがフォー
カスデマンド(シーソースイッチ)をマニュアル操作し
ている間にフォーカスレンズ群12の位置と加算器52
から出力される焦点評価値をCPU26内部の図示しな
い記憶部(記憶手段)に記録していく。そして、カメラ
マンのフォーカス操作が終了し、シーソースイッチが中
立位置に復帰すると、前記記憶部に記録したフォーカス
レンズ群12の位置と焦点評価値とに基づいて焦点評価
値が最大となるフォーカスレンズ群12の位置P
MAX(ジャストピント位置)を求め、これをフォーカス
目標位置としてフォーカスレンズ群12をその位置P
MAXに移動させる。
【0022】これにより、カメラマンのマニュアル操作
によるピント調整が自動で補正され、高精度のピント調
整が行われる。次に、焦点評価値を利用したピント調整
方法について説明する。図2は、焦点評価値を利用した
ピント調整方法の概要を示す説明図であり、それぞれ横
軸方向はフォーカスレンズ群の位置、縦軸方向は焦点評
価値を表している。同図に示した点aから点dまではマ
ニュアル操作の間にフォーカスレンズ群12が移動した
軌跡を表し、これら点aから点dまでの各位置におい
て、焦点評価値が検出されCPU26の記憶部にフォー
カスレンズ群12の位置とともに記録されている。同図
に示した点eは上記PMAXの位置を表し、最終的にフォ
ーカスレンズ群12を移動させて停止させる位置(ピン
ト目標位置)を表している。
【0023】同図(A)は、マニュアル操作によってフ
ォーカスレンズ群12が焦点評価値の最大となる位置を
通過した場合が示されている。この場合、CPU26の
記憶部に記録されたフォーカスレンズ位置(点a〜d)
のうちから、焦点評価値が最大となる位置(点cの位
置)が抽出され、このフォーカスレンズ位置がPMAX
代入される。そして、抽出された点cがCPU26の記
憶部に記録されたフォーカスレンズ位置(点a〜d)の
中で最端に位置するものであるか否かを判定して、マニ
ュアル操作によってジャストピント位置を通過したか否
かを判断する。
【0024】同図(A)に示した例において、点cはC
PU26の記憶部に記録されているフォーカスレンズ位
置(点a、b、c、d)の中で最端に位置するものでは
ない(最端は点dである)ため、マニュアル操作によっ
てジャストピント位置を通過したもとの判断される。従
って、前記抽出した点cがジャストピント位置であると
確定し、フォーカスレンズ群12を点cの位置(即ち、
点eの位置)に移動する。
【0025】図2(B)は、マニュアル操作によって焦
点評価値が最大となる位置を通過しなかった場合が示さ
れている。この場合、CPU26の記憶部に記録された
フォーカスレンズ位置(点a〜d)のうち、焦点評価値
が最大となる位置として点dの位置が抽出され、このフ
ォーカスレンズ位置がPMAXに代入される。しかし、こ
の場合、点dはCPU26の記憶部に記録されているフ
ォーカスレンズ位置の中で最端に位置するものであるた
め、マニュアル操作によってジャストピント位置を通過
していないと判断される。従って、焦点評価値が真に最
大となる位置PMAXは点a〜dの領域外に存在し、その
真の最大位置(点e)を補間法によって求める。例え
ば、点b、c、dの3点のフォーカスレンズ位置と焦点
評価値とを参照し、ラクランジェの補間法によって点e
を求める。
【0026】尚、ラグランジェの補間法については公知
であり、本明細書では詳述しないが、例えば、特開平8
−036128号公報に開示された手法を用いることが
可能である。次に、上記の如く構成されたフォーカス操
作装置のピント調整の手順について説明する。
【0027】図3は、CPU26の処理の流れを示すフ
ローチャートである。フォーカス調整処理が開始される
と、まず最初に、フォーカス操作手段としてのシーソー
スイッチが操作されているか否かを判断する(ステップ
S10)。即ち、シーソースイッチが押し込み操作され
て、ポテンショメータ34の出力電圧に変化があったか
否かを判別する。
【0028】フォーカス操作手段が操作されるまでステ
ップS10の処理が繰り返され、ステップS10におい
てフォーカス操作を検出すると、CPU26内部の記憶
部のアドレスを示すカウンタを0にセットする(ステッ
プS12)。そして、加算器52から焦点評価値を読み
込み、その値をカウンタの示す記憶部のアドレスに記録
する(ステップS14)。次いで、カウンタを1増加さ
せ(ステップS16)るとともに、フォーカスレンズ群
12の位置を読み込み、このフォーカスレンズ位置をカ
ウンタの示すアドレスに記憶する(S18)。
【0029】次に、フォーカス操作が継続しているか否
か判断を行い(ステップS20)、フォーカス操作が継
続されている場合は、カウンタを1増加し(ステップS
22)、このカウンタが記憶部の最大アドレスm(mは
奇数)を越えているか否かを判断する(ステップS2
4)。もし、最大アドレスmを越えている場合は、カウ
ンタを0にリセットし(ステップS26)、ステップS
14に戻る。尚、カウンタを0にリセットするのは古い
データから順に新しいデータに書き換わるようにするた
めである。
【0030】ステップS14からステップS26までの
処理は、マニュアル操作が行われている間繰り返し行わ
れ、垂直ブランキング期間において処理される。マニュ
アル操作が終了し、シーソースイッチが中立位置に戻っ
た場合は、ステップS20の判断処理によって、ステッ
プS30に移行する。ステップS30では、上記ステッ
プS14からステップS26までの処理でCPU26の
記憶部に記憶された焦点評価値の中から最大であるもの
を検出する。
【0031】そして、最大の焦点評価値を検出すると、
この最大の焦点評価値が記録されているアドレスの次の
アドレスに記録されているフォーカスレンズ位置(即
ち、最大の焦点評価値を検出した時のフォーカスレンズ
位置)をPMAXに代入し(ステップS32)、このPMAX
の値がCPU26の記憶部に記録されているフォーカス
レンズ位置の中で最端のフォーカスレンズ位置と等しい
か否かを判断する(ステップS34)。
【0032】もし、等しい場合には、PMAXのフォーカ
スレンズ位置以外に焦点評価値が最大となるフォーカス
レンズ位置が存在する可能性があるため、CPU26の
記憶部に記録してあるフォーカスレンズ位置と焦点評価
値に基づいて焦点評価値が最大となる位置を例えばラグ
ランジュの補間法を用いて算出する。そして、この算出
したフォーカスレンズ位置をPMAXに代入する(ステッ
プS36)。
【0033】こうして、焦点評価値が最大となるフォー
カスレンズ位置PMAXが決定されると、CPU26はフ
ォーカスレンズ群12を位置制御によって移動させる制
御形態に切り換え(ステップS38)、このPMAXの位
置にフォーカスレンズ群12を移動させる(ステップS
40)。そして、フォーカスレンズ群12がPMAXの位
置に位置したことが確認されたら、再び、シーソースイ
ッチによるフォーカス操作を可能とすべく、フォーカス
レンズ群12を速度制御によって移動させる制御形態に
戻す(ステップS42)。その後、処理はステップS1
0に戻り、再度フォーカス操作が行われるまで待機す
る。以後、フォーカス操作が行われた場合には、上述の
処理を繰り返し実行する。
【0034】上記実施の形態では、フォーカスデマンド
によって、任意にフォーカス速度を変更できる場合を例
に説明したが、フォーカスレートデマンドを簡易的に2
個の押しボタンスイッチで構成し、移動方向だけを直接
的に指示するようにしてもよい。即ち、移動速度は予め
設定しておき、一方の押しボタンで無限遠側方向を指示
すると、フォーカスレンズ群が所定の移動速度で無限遠
側に移動し、他方の押しボタンで至近側方向を指示する
とフォーカスレンズ群が所定の移動速度で至近側に移動
するように構成することも可能である。
【0035】この場合、移動速度を変える指示はできな
いが、ジャストピント付近をフォーカスレンズ群が通過
する際の速度が一定であれば、焦点評価値のピーク(ジ
ャストピント)位置を補間によって求める場合の計算が
簡易化されるという利点がある。また、ジャストピント
付近をフォーカスレンズ群12が通過する際の速度が一
定であるか否かはCPU26において判定することが可
能であり、かかる判定に応じて補間計算の簡略化を行う
ようにしてもよい。
【0036】更に、上述の如くフォーカスレートデマン
ドを簡易的に2個の押しボタンスイッチで構成した場
合、フォーカス感度検出手段を設け、フォーカス感度に
応じて自動的に設定速度を変更するように構成してもよ
い。即ち、図1には示されていないが、このフォーカス
操作装置は、変倍レンズ群14の位置(ズームポジショ
ン)を検出する手段と、絞り16の絞り径(アイリスポ
ジション)を検出する手段とを有しており、ズームポジ
ション及びアイリスポジションの検出値がCPU26に
通知されるようになっている。そして、CPU26は、
これらの検出値から撮影光学系の全体の焦点距離f、及
び絞り値FNo. を認識することができ、フォーカス感度
を算出する。
【0037】具体的な計算式で示すと、撮影光学系の全
体の焦点距離f、絞り値FNo. 、レンズの特性によって
決まる移動フォーカス群(フォーカスレンズ群12)の
焦点距離Ff 及び許容錯乱円径δに対して、フォーカス
感度Fsは、次式(1)
【0038】
【数1】 Fs=β2 /2×FNo. ×δ …(1) 但し、β=f/Ff で与えられる。尚、βは移動フォーカス群を除く焦点距
離に相当するものである。こうして求めたフォーカス感
度Fsは、テレ側ほど大きな値となり、テレ側では移動
速度を低速に設定し、ワイド側では高速に設定する。
【0039】かかる構成によれば、レートデマンドを簡
易的に2個の押しボタンスイッチとした場合であって
も、テレ側ではフォーカスレンズ群12が低速で移動
し、ワイド側では高速で移動するので、手動操作による
ピント調整(粗調整)も容易となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
レンズのフォーカス操作装置によれば、フォーカス操作
手段としてフォーカスレンズ群の移動速度と移動方向と
を指示するレートデマンドを採用し、フォーカス操作手
段の操作によってフォーカスレンズ群を移動させている
間に焦点評価値の検出を行い、フォーカス操作終了後
に、焦点評価値が最大となるフォーカスポジションにフ
ォーカスレンズ群を自動的に移動するようにしたので、
カメラマンがフォーカス操作手段で正確にピント調整を
しなくても、フォーカレンズ群を最良結像位置に調整す
ることができる。
【0041】これにより、カメラマンはフォーカス操作
手段によってピントの粗調整を行うだけでよく、カメラ
マンの操作負担が軽減される。特に、本発明ではフォー
カス操作手段にフォーカスレンズ群の移動速度と移動方
向とを指示する速度制御方式を用いたので、従来の位置
制御方式の操作手段と比べて操作が一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテレビカメラのフォ
ーカス操作装置の構成を示すブロック図
【図2】焦点評価値を利用したピント調整方法を説明す
る為に用いた説明図
【図3】図1に示したCPUの処理の流れを示すフロー
チャート
【符号の説明】
10…テレビレンズ 12…フォーカスレンズ群 14…変倍レンズ群 20…CCD 22…モータ 30…ポテンショメータ 26…中央処理装置(CPU) 28…タコメータジェネレータ 34…ポテンショメータ(フォーカス操作手段) 40…撮像回路 46…ハイパスフィルタ 50…フォーカスエリア選択ゲート 52…加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動によってテレビレンズのフォ
    ーカスレンズ群を移動させてフォーカス調整を行うテレ
    ビレンズのフォーカス操作装置において、 フォーカスレンズ群の移動方向及び移動速度の指示を行
    うフォーカス操作手段と、 前記フォーカス操作手段の操作によるフォーカスレンズ
    群の移動中に前記フォーカスレンズ群を含む撮影光学系
    及び撮像手段を介して得られる映像信号に基づいて被写
    体像の鮮鋭度を示す焦点評価値を求める評価値算出手段
    と、 フォーカスレンズ群の位置を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出したフォーカスレンズ群の位置、及
    び該位置について前記評価値算出手段で求めた焦点評価
    値を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶したフォーカスレンズ群の位置、及
    び焦点評価値に基づいて焦点評価値が最大となるフォー
    カスポジションを求める演算手段と、 前記フォーカス操作手段の指示によるフォーカスレンズ
    群の移動終了後に、前記演算手段で求めたフォーカスポ
    ジションにフォーカスレンズ群を移動させるように前記
    モータを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするテレビレンズのフォーカス操
    作装置。
  2. 【請求項2】 テレビレンズのフォーカス感度を検出す
    る感度検出手段と、 前記フォーカス操作手段による移動速度の指示値を前記
    感度検出手段で検出したフォーカス感度に応じて一定の
    値に設定する移動速度設定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1のテレビレンズのフ
    ォーカス操作装置。
JP9264079A 1997-09-29 1997-09-29 テレビレンズのフォーカス操作装置 Pending JPH11103409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9264079A JPH11103409A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 テレビレンズのフォーカス操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9264079A JPH11103409A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 テレビレンズのフォーカス操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11103409A true JPH11103409A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17398231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9264079A Pending JPH11103409A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 テレビレンズのフォーカス操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11103409A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002107615A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Fuji Photo Optical Co Ltd レンズ装置
JP2005107424A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Canon Inc 光学装置
US7079182B1 (en) 1999-10-28 2006-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus, optical apparatus driving unit and camera system
JP2006293383A (ja) * 2006-05-15 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 自動合焦装置、デジタルカメラ、携帯情報入力装置、合焦位置検出方法、およびコンピュータが読取可能な記録媒体
JP2007155921A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Pentax Corp 焦点調節装置
JP2008309850A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Canon Inc 焦点調節装置および撮像装置
JP2011123325A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Canon Inc 撮像装置
WO2013108580A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 オリンパス株式会社 内視鏡装置、内視鏡装置用操作装置及び内視鏡装置の制御方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7079182B1 (en) 1999-10-28 2006-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus, optical apparatus driving unit and camera system
JP2002107615A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Fuji Photo Optical Co Ltd レンズ装置
JP2005107424A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Canon Inc 光学装置
JP2007155921A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Pentax Corp 焦点調節装置
JP2006293383A (ja) * 2006-05-15 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 自動合焦装置、デジタルカメラ、携帯情報入力装置、合焦位置検出方法、およびコンピュータが読取可能な記録媒体
JP2008309850A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Canon Inc 焦点調節装置および撮像装置
JP2011123325A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Canon Inc 撮像装置
WO2013108580A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 オリンパス株式会社 内視鏡装置、内視鏡装置用操作装置及び内視鏡装置の制御方法
JP2013146289A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Olympus Corp 内視鏡装置及び内視鏡装置用操作装置
CN104053392A (zh) * 2012-01-17 2014-09-17 奥林巴斯株式会社 内窥镜装置、内窥镜装置用操作装置和内窥镜装置的控制方法
CN104053392B (zh) * 2012-01-17 2016-09-07 奥林巴斯株式会社 内窥镜装置和内窥镜装置的控制方法
US9645473B2 (en) 2012-01-17 2017-05-09 Olympus Corporation Endoscope apparatus and control method for endoscope apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5474528B2 (ja) オートフォーカスシステム
JP3651996B2 (ja) フランジバック調整方法及びそれを用いた撮影レンズ
US6963366B2 (en) Image pickup apparatus
JP2008216503A (ja) 撮像装置
JPH11103409A (ja) テレビレンズのフォーカス操作装置
JP4941141B2 (ja) 撮像装置
JP3960647B2 (ja) 自動合焦装置
JP2011049750A (ja) 撮像装置
JPH11127376A (ja) テレビカメラのレンズ装置
JPH1039192A (ja) 撮像方法及び装置並びに記憶媒体
JP3915104B2 (ja) レンズの制御方法
JP3183543B2 (ja) ズーム式カメラ
JP2006157604A (ja) カメラ装置及び自動撮影制御プログラム
JP4006627B2 (ja) デジタルカメラ
JP2004280048A (ja) レンズ制御システム及びカメラ装置
JP5438496B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム
JP3841129B2 (ja) カメラのレンズ制御装置
JP4189537B2 (ja) レンズ制御システム
US5249011A (en) Automatic focusing method
JP2019106725A (ja) 撮像装置
JPH05300422A (ja) フォーカス制御装置
JP2005292779A (ja) オートフォーカスシステム
JP2005249870A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2008233668A (ja) オートフォーカスシステム
JP3841241B2 (ja) カメラのピント調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116