JPH08503392A - 別個に取り付けられた側部フラップを有する吸収性物品及びかかる物品の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 吸収性物品、特におむつ、は使用中に着用者に近接して位置する液体透過性内方ケーシングシート（３）と使用中に着用者から離れて位置する液体不透過性外方ケーシングシート（４）との間に包被された細長い吸収体（２）から成る中央吸収性ユニット（１）を有する。吸収性ユニットは内方ケーシングシートから直立し側部漏洩バリヤを形成する液体不透過性折り畳み部（６）をその縦方向縁（９）に沿って備える。この物品は吸収性ユニット（１）の各側に側部フラップ（１８）を有する。側部フラップ（１８）は、関連縁弾性体（２１、２３）を任意に備えるものであり、吸収性ユニット（１）から完全に分離された長方形ストリップ（１０）の形態で製造され、その後に吸収体ユニットヘ結合される。各ストリップ（１０）の縦方向延出縁部分（１３）は適当に二つ折りにされ、後方に折り畳まれた部分（１９）は湾曲取り付け線（２１）に沿って吸収性ユニット（１）の外方ケーシングシート（３ａ，４ｂ又は４）へ結合される。おむつを使用すべき時、側部フラップ（１８）は側方へ引き出され、この延長部の長さ及び得られた側部フラップ（１８）の幅は取り付け線（２１）の湾曲形状に依存する。本来直線の縁（１１、１２）を有する側部フラップ（１８）で着用者の脚に一致するおむつの湾曲外方輪郭（１６）を作ることが可能である。側部フラプ（１８）の材料は内方及び外方のケーシングシート（３、４）から全く独立して選択でき、着用者の脚にきっちり嵌合しながら着用者の肌の炎症を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】 別個に取り付けられた側部フラップを有する 吸収性物品及びかかる物品の製造法 本発明は、おむつ、失禁ガード、衛生ナプキン及び同類物品の如き吸収性物品 に関し、特に請求の範囲第１項の前文に記載の吸収性使い捨て物品に関する。 吸収性ユニットを正確に適正位置に保持するために側部フラップが着用者の脚 に適合するように所望の湾曲外方輪郭を製作するのは困難である。ケーシング層 の出発材料が均一幅のウエブの形態であるとき、輪郭は縁部分を切り取ることに より作ることができる。この方法の欠点は屑が生じるということであり、この屑 により材料の費用が増加し、製造中に切抜きステーションから屑を取り除くため に屑を別個に取り扱うことを必要とする。他の問題に遭遇するのは弾性物品の製 造中にその外方輪郭に沿って縁弾性体を物品に設ける時であるが、それは弾性素 子が側部フラップの片面又は両面にあるいはそこに含まれる層の間に取り付けら れるべき比較的広いバンドの形態を有する時、弾性素子を湾曲線に沿って付与す ることが困難であるからである。 これらの問題を回避するために、例えば、EP-A2-0,145,080には長方形おむつ 素材の各長辺の中心部の直立折り畳み部を形成することが提案されている。折り 畳み部は吸収体にわたり折り込まれ且つ内方ケーシングシートに膠着される。こ のようにおむつの中心部分、即ち股部分、は輪郭を切抜く必要なしに狭い形状が 与えられる。縁弾性体は折 り畳み部を形成する前に直線の縁に沿って付与できる。しかし、このおむつは吸 収体の有効幅が液体不透過性外方ケーシングシートを含む重畳する折り畳み部に より減じられるという欠点を有する。また折り畳み部は、おむつが着用されると きにおむつを不快に感じさせる。 本発明は上記問題を回避し且つ吸収性物品を提供するよう意図されており、こ の吸収性物品は使用位置にあるときに湾曲した外方輪郭を有し且つ無駄なく容易 に製造でき広い縁弾性体をそれが所望されるときに容易に備えることができる一 方、同時に、湾曲外方輪郭を形成するとき吸収体の活用幅が減少するのを回避す る。 側部フラップを備えた周知のおむつの場合、おむつの内方又は外方ケーシング シートのどちらか、あるいは両方のシート、からのシート材料は側部フラップに 含まれる。このことは、側部フラップが着用者の肌に剌激を与えないと同時に所 望の弾性を有することを保証するような材料を選択することに関して制限を生じ る。従って、本発明の基礎となる更なる目的は、側部フラップの材料は内方及び 外方ケーシングシートに使用される材料と全く独立して選択できるようにするこ とである。 本発明によると、上記問題は以下の請求の範囲の第１項に記載の特色を有する 吸収性物品により解決される。 また本発明はかかる物品の製造法に関し、この方法は請求の範囲第１１項記載 の特色を特徴とする。 本発明は添付図面に関し以下に詳述する。図中、第１図は第２図の線Ｉ−Ｉで 取った透視断面図であり、本発明の 第１実施例による使い捨ておむつの一部を示し、このおむつは側方に延ばされた 状態で示される；第２図は使用中に着用者から離れて位置する第１図のおむつの 側部を示し、このおむつは平坦状態に縦方向に広げられており、図の左及び右半 分はおむつが側方に延ばされる前及び後の状態を示す；第３図及び第４図は第１ 図及び第２図と同様の態様で本発明の第２実施例を示す。 図は使用状態に於て所謂砂時計形を有する使い捨ておむつを示す。おむつは内 方及び外方ケーシングシート３、４の間に包被された吸収体２から成る吸収性ユ ニット１を含む。ケーシングシート３は液体透過性柔軟シート材料例えば、不織 材料から作られ、且つ使用中に着用者に近接して位置するよう意図されている。 外方ケーシングシート４は例えば可塑性シートの如き液体不透過性材料から作ら れる。吸収体２は例えば所謂超吸収性材料を付加されたセルロースフラッフの如 き吸収性繊維材料を含むことができる。吸収体２は細長くされ、二つの相互に対 向し且つ縦方向に互いに平行に延びる側縁５を有し、この側縁の一つだけが第１ 図及び第３図でそれぞれ見られ、これらの図は本質的におむつの４分の１を示す 。 第１図及び第２図に示す好適実施例の場合、外方ケーシングシート４は吸収体 ２の側縁５で上へ折り畳まれ、前記シート４の縁部４ａは吸収体２の表面にわた り各縁５で起立する。内方ケーシングシート３は折り畳み部６が吸収体の各側縁 ５で形成され、この折り畳み部は外方ケーシングシート４の直立した縁部４ａを 包含する。内方ケーシング シート３は縁部４ａの上方にスリーブ７を形成し、このスリーブは吸収性ユニッ ト１の縦方向に延び且つその内部を予め延ばされた弾性素子８、例えばゴム糸、 が延びる。折り畳み部６は吸収性ユニットから側方に流体が漏洩するのを防ぐ直 立バリヤを形成する。 第１図に示すように、内方ケーシングシート３の材料はスリーブ６から縁部４ ａの外側に沿って下方に延び、前記シート３の縦方向延出縁部３ａは吸収体２の 下でケーシングシート４の外側に折り畳まれる。これに対応して、ケーシングシ ート３の縁部３ｂは、吸収性ユニット１の他方縁（第１図に示さず）からのケー シングシート４の下で折り畳まれる。縁部３ａ、３ｂは重畳し且つ吸収性ユニッ ト１の下側で結合される。故に縁部は外方ケーシングシート４の外側で内方ケー シングシート３と同材料の更なる外方ケーシングシートを形成し、これによりお むつは改良された一体的外観を得、その外側は触感がより快適になる。しかし、 内方ケーシングシート３は折り畳み部６の外側全体に沿って下方に延びる必要は なく、外方ケーシングシート４がおむつの外面で自由に位置する第３図で示す折 り畳み形状を第１図及び第２図で示す本発明のおむつの実施例で代わりに使用で きる。 折り畳み部６の下方部分と縁部３ａ、３ｂ、又は縁部３ａ、３ｂが存在しない 時の外方ケーシングシート４との間の折り畳み線は直線且つ平行であり、好適実 施例に於て形状が長方形である吸収性ユニット１の長辺９を形成する。 例えば通気性、蒸気透過性繊維材料、所謂不織材料の如 き肌にやさしいシート材料の細長いストリップ１０は直線で平行な側縁１１、１ ２を有しており、吸収性ユニット１の各長辺９に隣接して置かれる。ストリップ １０の幅の第１部分１３は外方ケーシングシート３ａ、３ｂの外側に位置する。 ストリップ１０の幅の他の残り部分１４は吸収性ユニット１の側縁９の外側側方 に位置する。縁弾性体又は脚弾性体はバンド１５、好ましくはゴム、プラスチッ ク発泡材、弾性不織材料又は同類物の如き弾性材料の形態でストリップ１０の外 方縁１１に沿って装着される。バンド１５は側縁１１の回りに折り畳まれ、縁１ １に隣接するストリップ１０の両面に例えば膠着により取り付けられる。バンド １５は側縁１１の外側でスリーブ状折り畳み部１６を形成し、その折り畳み部に 細長い弾性素子１７が予め伸張された状態で装着される。ストリップ１０の外方 部１４とバンド１５は吸収性ユニット１の外側に位置するおむつの側部フラップ １８を形成する。 第１ストリップ部１３の部分であってストリップ１０の内方側縁１２の最も近 くに位置する部分１９は折り畳み線２０の回りに１８０゜折り返され、この折り 畳み線はおむつの使用されない休止状態に於てストリップ１０の側縁１２と平行 に延びる。これは第２図の左側部分で見られる。後方に折り畳まれた部分１９は ストリップ１３の残余部と外方ケーシングシート３ａ、３ｂとの間に位置しそこ に例えば膠着又は溶着により側縁１２から離間した取り付け線２１に沿って結合 される。第２図の左側から見られるように、取り付け線２１は湾曲し、折り畳み 線２０からの距離 ｄはおむつの横方向中心線で最も小さくおむつの前後胴縁２２、２３で最も大き い。 おむつはその後部胴縁２３に自己把持テープ又はバーファスナ（burr fastene rs）２４、２５が備えられる。おむつが着用されるとき、自己把持テープ２４、 ２５は吸収性ユニット１の両側で把持され且つ引き離されて次いで着用者の胴の 回りに通され着用者の腹部で横切って取り付けられウエストバンド２４、２５を 形成する。おむつの前方端縁は腹部にわたり上げられ、おむつの前方隅は把持さ れ且つ引き離される。隅、即ち側部フラップ１８の端部、は前方胴縁２２に隣接 して、ストリップがテープに取り付けることができるようにテープ２４、２５を 補足する自己把持ストリップ２６、２７が設けられる。ウエストバンド及び自己 把持テープは既に周知の種類のものにでき、従ってこの明細書には詳細に図示又 は記述しない。 おむつの着用時に側部フラップ１８が上記態様で側方に引き離されるとき、ス トリップ１０の内方部分１３及び折り畳み線２０は吸収性ユニット１の側縁９へ 側方外方に動く。折り畳み線２０に沿った各点の運動は、この点が取り付け線２ １に到達する時に止まる。ストリップ１０の内方部分１３は二つ折りにされるか ら、折り畳み線２０に沿って各点が動く、またこれにより側部フラップ１８の外 方縁１６に沿って各点が動く、最大距離Ｄは、前記点における取り付け線２１と 折り畳み線２０との間の前述の距離ｄの二倍に等しい。これを図示するために、 ストリップ１０の外方部分１４の外側に位置するバンド１５の縁は符号２８ で示されている。おむつが側方ではなく縦方向に延ばされた時の前記縁２８の位 置が第２図の右側部分の鎖線２９で示され、これは第２図の左側部分に示す実線 の直線２８に対応する。前述の最大運動距離Ｄは線２８と２９との間の距離に対 応し、ここでおむつを横切る各線に対してＤ＝２ｄである。 また第３図及び第４図に示す典型実施例の吸収性ユニット１は上方スリーブ７ に装着された弾性素子８を有する折り畳み部６により形成された漏洩バリヤを備 える。しかし、第３図の実施例の場合、内方ケーシングシート３は第１図の実施 例の場合のように外方ケーシングシート４の直立縁部４ａの外側に折り畳み部６ の全高に沿って下方に描かれずに、狭い縁部３ｃで終わり、この狭い縁部３ｃは 折り畳み部６の高さの一部だけを通りスリーブ７から下方に延び且つ縁部４ａの 外側に結合、例えば膠着、される。 第３図及び第４図で示す実施例の場合、ストリップ３０は弾性又は塑性変形可 能材料から作られ、且つその休止状態で平行な縁３１、３２を有する。各ストリ ップ３０の幅の第１部分３３は外方ケーシングシート４の外側にわたって延び、 ストリップの縁３２と平行な直線として延びる膠着ビード又は溶着接合線３４に よりこれに取り付けられる。吸収性ユニット１の長辺９の外側に位置するストリ ップ３０の他の部分３５はおむつの側部フラップ３６を形成し、側部フラップ３ ６はこの場合全体的に形成可能である。 側部フラップ３６は弾性又は形成可能材料から作られるから、側部フラップは 延ばされる時に着用者の脚に対接一 致するように位置し、それにより吸収性ユニット１を所望位置に保持する。しか しながら、また側部フラップ３６は更なる別個の縁弾性体、例えば弾性糸をそれ が所望されるときにストリップ３０の外方縁３１に沿って備えることができる。 本発明によるおむつ又は吸収性物品を製造するとき、吸収性ユニット１は先ず それ自体別に製造され、また側部フラップ１８、３６をそれぞれ形成するストリ ップ１０又は３０はそれ自体別に製造される。側部フラップが個別の縁弾性体１ ５ないし１７を有するべき時、これらの弾性体は製造工程のこの段階で装着され る。各ストリップ１８、３６の第１内方部分１３、３３が次いで第１図及び第２ 図による湾曲取り付け線に沿うかあるいは第３図及び第４図による直線取り付け 線に沿うかどちらかで吸収体１の外方ケーシングシート４に結合、膠着又は溶接 される。 第１図及び第２図による吸収性物品を製造するとき、吸収性ユニットは、液体 透過性シート材料３の運動ウエブと液体不透過性シート材料４の運動ウエブとの 間に吸収性材料を包被することにより製造される。縦方向延出側部漏洩バリヤを 形成する折り畳み部６は、もし所望されるならば、製造のこの段階で同時に形成 される。 吸収性ユニット１の製造とは別に、縁弾性体１５、１７を備える二つの運動側 部フラップウエブ１０がシート材料から形成される。二つの側部フラップウエブ 及び吸収性ユニットウエブが次いで一緒にされる。各側部フラップウエブ１０の 側縁に隣接して位置するウエブの幅の第１部分１ ３は直線縦方向延出折り畳み線２０の回りに二つ折りにされる（第２図の左部分 を参照）。後方に折り畳まれた部分１９は吸収性ユニットウエブ１の外方ケーシ ングシート３ａ、３ｂ又は４に縦方向延出取り付け線２１に沿って結合され、こ こで吸収性ユニットウエブ１の縦方向延出側縁９からの取り付け線２１の距離は 取り付け線２１が湾曲になるように製造中に変化する。側部フラップウエブ部分 １３の折り返されない部分は、折り畳み線２０から吸収性ユニットウエブ１の縦 方向延出側縁９へ及びこれを越えて延び、側部フラップウエブ１０の第２残余幅 部分１４と合併し、しかしてこれは前記側縁９の外側で側方に位置する。 横方向にウエブを切断することにより、このように製造された運動物品ウエブ から別個の吸収性物品が切断される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１２月２７日 【補正内容】 （明細書原文第１頁の訂正分） 明細書 別個に取り付けられた側部フラップを有する 吸収性物品及びかかる物品の製造法 本発明は、おむつ、失禁ガード、衛生ナプキン及び同類物品の如き吸収性物品 に関し、特に請求の範囲第１項の前文に記載の吸収性使い捨て物品に関する。 吸収性ユニットを正確に適正位置に保持するために側部フラップが着用者の脚 に適合するように所望の湾曲外方輪郭を製作するのは困難である。ケーシング層 の出発材料が均一幅のウエブの形態であるとき、輪郭は縁部分を切り取ることに より作ることができる。この方法の欠点は屑が生じるということであり、この屑 により材料の費用が増加し、製造中に切抜きステーションから屑を取り除くため に屑を別個に取り扱うことを必要とする。他の問題に遭遇するのは弾性物品の製 造中にその外方輪郭に沿って縁弾性体を物品に設ける時であるが、それは弾性素 子が側部フラップの片面又は両面にあるいはそこに含まれる層の間に取り付けら れるべき比較的広いバンドの形態を有する時、弾性素子を湾曲線に沿って付与す ることが困難であるからである。 これらの問題を回避するために、例えば、EP-A2-0,145,080には長方形おむつ 素材の各長辺の中心部の直立折り畳み部を形成することが提案されている。折り 畳み部は吸収体にわたり折り込まれ且つ内方ケーシングシートに膠着される。こ のようにおむつの中心部分、即ち股部分、は輪郭 を切抜く必要なしに狭い形状が与えられる。縁弾性体は折り畳み部を形成する前 に直線の縁に沿って付与できる。しかし、このおむつは吸収体の有効幅が液体不 透過性外方ケーシングシートを含む重畳折り畳み部により減じられるという欠点 がある。また折り畳み部はおむつの着用時に不快な感触を生じる恐れがある。 更に、US-A-5 061 261はトップシートウエブ、バックシートウエブ、及び中間 吸収体から成る中央吸収性ユニットを有するおむつを開示している。トップシー トとバックシートは吸収体の外側で側方に相互に結合される。このおむつは、ト ップシートとバックシートの前記側方延出部分、第２ウエブ状部分、及び第３折 り畳み部分により形成される第１部分から成る側部フラップを有する。第２部分 は吸収性ユニットの吸収体の外側で側方に第１部分へ結合され、第３部分は第２ 部分へ結合される。側部フラップの側方外方縁は切断により得られる凹所により 形成された湾曲輪郭を有する。かかる切断は上述の如く材料の損失を伴うか、あ るいは製造時に複雑な切断結合ステップを必要とする。更に、かかる凹陥した側 部フラップに予め張力を付与された縁弾性体を設けることは困難である。 請求の範囲（訂正分） １．物品の着用状態で着用者に近接して位置する物品の内側部分を形成する液 体透過性第１内方ケーシングシート（３）と、液体不透過性第２外方ケーシング シート（４）と、前記第１及び第２ケーシングシート（３、４）間に包被された 細長い吸収体（２）とから成る細長い吸収性ユニット（１）を有する吸収性物品 であって；吸収性ユニットは二つの対向する長辺（９）を有し； 物品が更に、長さが幅よりも大きく且つ前記ケーシングシート（３、４）のど ちらか一つから分離するもそれと結合する柔軟なシート材料（１０；３０）のス トリップから作られた側部フラップ（１８；３６）を前記各長辺（９）に沿って 有し、吸収性ユニット（１）に面しないその外方輪郭（１６、１１；３１）が物 品を着用した状態で湾曲するようにした吸収性物品に於て、 前記各ストリップは、吸収性ユニット（１）に隣接して配置されたストリップ の幅の部分を形成する縦方向延出第１部分（１３；３３）と、吸収性ユニット（ １）の長辺（９）の外側で側方に配置されたストリップの残余幅を形成する縦方 向延出第２部分（１４；３５）とを有し； 第１ストリップ部分（１３；３３）は吸収性ユニット （１）の隣接長辺（９ ）を横切って延びて吸収性ユニット（１）に結合され； 第２ストリップ部分（１４；３５）はストリップの横方向に、物品が未だ未使 用の第１状態から物品が着用される第２状態まで延出可能であり； 第２ストリップ部分の横方向延出部（１４；３５）は物品の着用状態でストリ ップが前記湾曲外方輪郭（１６、１１；３１）を得るようにストリップ（１０； ３０）の長さに沿って変化することを特徴とする吸収性物品。 ２．吸収性ユニット（１）は本質的に長方形であり且つ平行な長辺（９）を有 することを特徴とする第１項記載の物品。 ３．吸収性層（１）の各長辺（９）に隣接し且つこれに沿って、内方ケーシン グシート（３）に直立した折り畳み部（６）を形成し、この折り畳み部（６）は 外方ケーシングシート（４）の同様に直立した縁部（４ａ）を少なくとも一部包 被し；細長い弾性素子（８）は前記直立した縁部（４ａ）の外側で予め伸張され た状態で折り畳み部（６）に装着されることを特徴とする第１項又は第２項記載 の物品。 ４．ストリップ（１０）の前記第１部分（１３）はストリップの前記残余部（ １３）と隣接ケーシングシート（３、４）との間に配置されるように１８０゜折 り返される部分（１９）を提供し；ストリップ（１０）の後方折り畳み部分（１ ９）はストリップの側縁（１２）に沿って一般に延びかつ物品の側部フラップ（ １８）の所望の外方輪郭に従って湾曲する取り付け線（２１）に沿って隣接ケー シングシート（３、４）に結合されたことを特徴とする第１〜３項のいずれか一 つに記載の物品。 ５．側部フラップ（１８）を形成するストリップ（１０）は前記第２ケーシン グシート（３ａ、３ｂ；４）にわた り延び、それらの後方折り畳み部分（１９）は前記第２ケーシングシートヘ結合 （２１）されることを特徴とする第４項記載の物品。 ６．物品が長さ方向に延ばされるとき各ストリップ（１０）は第１状態に於て 直線で平行な側縁（１１、１２）を有することを特徴とする第４項又は第５項記 載の物品。 ７．ストリップ（１０）の前記第２部分（１４）の側縁（１１）はそれらに沿 う弾性素子（１５、１７）を備えることを特徴とする第４〜６項のいずれか一つ に記載の物品。 ８．弾性素子はストリップ（１０）の二つの面のうち少なくとも一つの面上に 前記側縁（１１）に隣接して装着された弾性バンド（１５）を含むことを特徴と する第７項記載の物品。 ９．前記ストリップ（３０）は直線取り付け線（３４）に沿って前記外方ケー シングシート（４）へ取り付けられることを特徴とする第１〜３項のいずれか一 つに記載の物品。 10．ストリップ（３０）は変形可能材料から成ることを特徴とする第９項記載 の物品。 11．ストリップ（３０）は弾性材料から成ることを特徴とする第９項記載の物 品。 12．内方ケーシングシートを形成する液体透過性シート材料（３）の運動ウエ ブと外方ケーシングシートを形成する液体不透過性シート材料（４）の運動ウエ ブとの間に吸収性材料（２）を包被し、その後、前記ウエブを互いに結 合して吸収性ユニットウエブ（１）を形成し；二つの運動側部フラップウエブを シート材料（１０；３０）から形成し；側部フラップウエブを吸収性ユニットウ エブ（１）へ結合（２１；３４）し；このように形成された運動する相互結合側 部フラップと吸収性ユニットウエブとの組合せ（１０；３０−１−１０；３０） を横方向に切断し分離した吸収性物品を形成することからなる吸収性物品の製造 方法に於て、各前記側部フラップウエブ（１０；３０）の幅の第１部分（１３； ３３）を、前記吸収性材料（２）を包被する吸収性ユニット（１）の部分にわた りウエブの縦方向延出側縁（１２；３２）に隣接して配置し、前記第１ウエブ部 分（１３；３３）を前記吸収性ユニットへその前記部分内で結合し；側部フラッ プウエブ（１０；３０）の幅の残余第２部分（１４；３５）を吸収性ユニットウ エブ（１）の外側で側方に配置して側部フラップ（１８；３６）を形成すること を特徴とする吸収性物品の製造法。 13．各側部フラップウエブ（１０）の幅の前記第１部分（１３）を折り畳み線 （２０）に沿って二つ折りにし；前記第１ウエブ部分（１３）の後方折り畳み部 分（１９）をウエブ（１０）の縦方向に一殻に延びる湾曲取り付け線（２１）に 沿って吸収性ユニットウエブ（１）へ結合し；前記第２ウエブ部分（１３）の部 分であって折り返されない部分を前記後方折り畳み部分（１９）の吸収性ユニッ トウエブ（１）から遠隔に位置する側に配置し、前記部分が折り畳み線（２０） から吸収性ユニットウエブ（１）の側縁（９）へ延び且つ側部フラップウエブ（ １０）の幅の前記 第２部分（１４）と合併することを特徴とする第１２項記載の方法。 14．細長い弾性素子（１５、１７）を側部フラップウエブ（１０）の前記第２ 幅部分（１４）の側縁（１１）に沿って装着し、その後に側部フラップウエブ（ １０）の第１幅部分（１３）を吸収性ユニットウエブ（１）と結合することを特 徴とする第１２項又は第１３項に記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ラップ（１８）の幅は取り付け線（２１）の湾曲形状に 依存する。本来直線の縁（１１、１２）を有する側部フ ラップ（１８）で着用者の脚に一致するおむつの湾曲外 方輪郭（１６）を作ることが可能である。側部フラプ （１８）の材料は内方及び外方のケーシングシート （３、４）から全く独立して選択でき、着用者の脚にき っちり嵌合しながら着用者の肌の炎症を回避できる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．使用中に着用者に近接して位置する物品の内側部分を形成する液体透過性 第１内方ケーシングシート（３）と、前記シートに隣接し且つ二つの相互に対向 する縦方向延出側縁（５）を有する細長い吸収体（２）と、吸収体（２）の他側 に位置し且つ前記物品の外側部分を形成する少なくとも一つの外方ケーシングシ ート（４）とを含む吸収性物品であって、物品は吸収体（２）の前記各側縁（５ ）に隣接してシート材料（１０；３０）から作られた側部フラップ（１８；３６ ）を有し、吸収体（２）に面しないその外方輪郭（１６、１１；３１）が物品を 着用した状態で湾曲するようにした吸収性物品に於て、二つのケーシングシート （３、４）及び吸収体（２）は二つの対向する長辺（９）を有する細長い吸収性 ユニット（１）に含まれ；物品の前記側部フラップ（１８；３６）を形成するた めに、吸収性ユニット（１）の各長辺（９）に沿って幅よりも長さの方が大きい 柔軟シート材料のストリップ（１０；３０）を配置し、しかして前記ストリップ の幅の第１部分（１３；３３）は吸収体（２）から遠隔の側で前記ケーシングシ ート（３又は４）のどちらか一つにわたり延び且つこれへ結合され、前記ストリ ップの幅の第２残余部分（１４；３５）は吸収性ユニット（１）の長辺（９）の 外側で側方に位置して前記側部フラップ（１８；３６）を形成することを特徴と する吸収性物品。 ２．吸収性ユニット（１）は本質的に長方形であり且つ平行な長辺（９）を有 することを特徴とする第１項記載の 物品。 ３．外方ケーシングシート（４）は液体不透過性であり；吸収性層（１）の各 長辺（９）に隣接し且つこれに沿って、内方ケーシングシート（３）に直立した 折り畳み部（６）を形成し、この折り畳み部（６）は外方ケーシングシート（４ ）の同様に直立した縁部（４ａ）を少なくとも一部包被し；細長い弾性素子（８ ）は前記直立した縁部（４ａ）の外側で予め伸張された状態で折り畳み部（６） に装着されることを特徴とする第１項又は第２項記載の物品。 ４．ストリップ（１０）の前記第１部分（１３）はストリップの前記残余部（ １３）と隣接ケーシングシート（３、４）との間に配置されるように１８０゜折 り返される部分（１９）を提供し；ストリップ（１０）の後方折り畳み部分（１ ９）はストリップの側縁（１２）に沿って一般に延びる取り付け線（２１）に沿 って隣接ケーシングシート（３、４）に結合され；取り付け線（２１）は物品の 側部フラップ（１８）の所望の外方輪郭に従って湾曲することを特徴とする第１ 〜３項のいずれか一つに記載の物品。 ５．側部フラップ（１８）を形成するストリップ（１０）は前記第２ケーシン グシート（３ａ、３ｂ；４）にわたり延び、それらの前記後方折り畳み部分（１ ９）は前記第２ケーシングシートヘ結合（２１）されることを特徴とする第４項 記載の物品。 ６．物品が長さ方向に延ばされるとき各ストリップ（１０）は直線で平行な側 縁（１１、１２）を有することを特徴とする第４項又は第５項記載の物品。 ７．ストリップ（１０）の前記第２部分（１４）の側縁（１１）はそれらに沿 う弾性素子（１５、１７）を備えることを特徴とする第４〜６項のいずれか一つ に記載の物品。 ８．弾性素子はストリップ（１０）の二つの面のうち少なくとも一つの面上に 前記側縁（１１）に隣接して装着された弾性バンド（１５）を含むことを特徴と する第７項記載の物品。 ９．前記ストリップ（３０）は直線取り付け線（３４）に沿って前記外方ケー シングシート（４）へ取り付けられることを特徴とする第１〜３項のいずれか一 つに記載の物品。 10．ストリップ（３０）は変形可能材料から成ることを特徴とする第９項記載 の物品。 11．ストリップ（３０）は弾性材料から成ることを特徴とする第９項記載の物 品。 12．内方ケーシングシートを形成する液体透過性シート材料（３）の運動ウエ ブと外方ケーシングシートを形成する液体不透過性シート材料（４）の運動ウエ ブとの間に吸収性材料（２）を包被し、その後、前記ウエブを互いに結合して吸 収性ユニットウエブ（１）を形成し；二つの運動側部フラップウエブをシート材 料（１０；３０）から形成し；側部フラップウエブ（１０；３０）をウエブの縦 方向延出側縁（１２；３２）に隣接する前記ウエブの幅の第１部分（１３；３３ ）に沿って吸収性ユニットウエブ（１）へ結合（２１；３４）し一方では側部フ ラップウエブ（１ ０；３０）の幅の残余第２部分（１４；３５）を側部フラップ（１８；３６）を 形成するように吸収性ユニットウエブ（１）の外側で側方に配置し；このように 形成された運動する相互結合側部フラップと吸収性ユニットウエブとの組合せ（ １０；３０−１−１０；３０）を横方向に切断し分離した吸収性物品を形成する ことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 13．各側部フラップウエブ（１０）の幅の前記第１部分（１３）を折り畳み線 （２０）に沿って二つ折りにし；前記第１ウエブ部分（１３）の後方折り畳み部 分（１９）をウエブ（１０）の縦方向に一般に延びる湾曲取り付け線（２１）に 沿って外方ケーシングシート（３ａ、３ｂ；４）に結合し；前記第２ウエブ部分 （１３）の部分であって折り返されない部分を、前記後方折り畳み部分（１９） のケーシングシート（３、４）から遠隔に位置する側に配置し、前記部分が折り 畳み線（２０）から吸収性ユニットウエブ（１）の側縁（９）へ延び且つ側部フ ラップウエブ（１０）の幅の前記第２部分（１４）と合併することを特徴とする 第１２項記載の方法。 14．細長い弾性素子（１５、１７）を側部フラップウエブ（１０）の前記第２ 幅部分（１４）の側縁（１１）に沿って装着し、その後に側部フラップウエブ（ １０）の第１幅部分（１３）を吸収性ユニットウエブ（１）と結合することを特 徴とする第１２項又は第１３項に記載の方法。