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JPH0612979B2 - だしの製造方法 - Google Patents

だしの製造方法

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Publication number
JPH0612979B2
JPH0612979B2 JP61144484A JP14448486A JPH0612979B2 JP H0612979 B2 JPH0612979 B2 JP H0612979B2 JP 61144484 A JP61144484 A JP 61144484A JP 14448486 A JP14448486 A JP 14448486A JP H0612979 B2 JPH0612979 B2 JP H0612979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dashi
stock
boiling
powdered
producing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61144484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63273A (ja
Inventor
誠道 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP61144484A priority Critical patent/JPH0612979B2/ja
Publication of JPS63273A publication Critical patent/JPS63273A/ja
Publication of JPH0612979B2 publication Critical patent/JPH0612979B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はそばつゆ、天つゆ、スープ等に用いるだしの製
造方法に関する。
「従来の技術」 従来、だしを作る場合、風化を押える為に作られた、か
つお節の厚削り節をお湯の中に入れて、アクを取りなが
ら煮沸した後、濾過して作っている。
このため、厚削り節を用いるため、だしを取るのに長時
間かかつて燃料費が多くかかるとともに100℃のお湯で
煮沸するためアクが出やすく、だしの成分が分解されて
しまいやすく、かつ濁りのないきれいなだしを作りずら
いという欠点があった。
また、だしをとる為のかつお節の厚削り節を製造する際
に、だしの一番良くでる油分を多く含んでいる部分が約
1割から2割程粉末状になって脱落し、破棄されている
ため不経済であった。
「本発明の目的」 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、かつお節等を
製造する場合に生ずる、だしの一番よく出る粉末部分を
有効に利用することができ、かつだしの成分が高温で分
解することなく十分に出て、濁りのないきれいなだしを
短時間にかつ安価に作り出すことのできるだしの製造方
法を得るにある。
「本発明の目的を達成するための手段」 本発明は減圧状態の沸騰したお湯でかつお節等の粉末状
のだし取り材料を所定時間煮沸する煮沸工程と、こと煮
沸工程を経たものをフィルターで濾過してだしを取出す
濾過工程とを含むことを特徴としている。
「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本発明を詳細に説明す
る。
第1図の実施例において、1は減圧状態の沸騰したお湯
でかつお節、サバ節、イワシ節等の節類で微小粉末状に
形成されただし取り材料2を所定時間煮沸する煮沸工程
で、この煮沸工程1はコーヒーのサイホン3の下部容器
4に所定量のお湯あるいは水5を入れるとともに、上部
容器6にフィルター7をセットした後、前記下部容器4
にセットする。
しかる後、上部容器6内に所定量のだし取り材料2を入
れるとともに、下部容器4を所定時間ガスやアルコール
ランプ等の加熱器8によって加熱する。
この下部容器4の加熱によって、下部容器4内が減圧状
態となり、約75℃で沸騰してフィルター7を介して上部
容器6内へお湯が押し出され、該上部容器6でだし取り
材料2を所定時間煮沸して、だしを十分に出させる。
9は前記煮沸工程1を経たものを濾過する濾過工程で、
この濾過工程9は下部容器4の加熱を停止することによ
り、下部容器4内の減圧状態が徐々に解消され、上部容
器6内のだしだけがフィルター7を介して下部容器内へ
落下して、濁りのないきれいな出し10を取りだすことが
できる。
なお、上部容器6内へだし取り材料2の収納は下部容器
4内へスット前に収納しても良く、あるいは上部容器6
内へお湯が上がってきてから収納しても良い。
「本発明の異なる実施例」 次に第2図および第3図に示す本発明の異なる実施例に
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本発明の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
第2図の実施例において、前記本発明の実施例と主に異
なる点は、煮沸工程1で用いるだし取り材料2Aで、こ
のだし取り材料2Aは節類と粉末状のこんぶ、粉末状の
肉類、粉末状の鳥ガラ、粉末状の椎茸等を任意の組合せ
で混合したものを用いた点で、このように構成しても同
様な作用効果がある。
第3図の実施例において、前記本発明の実施例と主に異
なる点は、煮沸工程1Aと濾過工程9Aで、この煮沸工
程1Aは圧力鍋11を用いて行うとともに、濾過工程9は
だし収納容器12の上部にセットしたフィルター13上に煮
沸工程1Aを経たものを流し込んで行なった点で、この
ように構成しても同様な作用効果が得られる。
「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に
列挙する効果がある。
(1)減圧状態の沸騰したお湯でかつお節等の粉末状の
だし取り材料を所定時間煮沸する煮沸工程と、この煮沸
工程を経たものをフィルターで濾過してだしを取出す濾
過工程とで良いので、比較的簡単にだしを作ることがで
きる。
(2)前記(1)によって、だしを取る時の沸騰したお
湯は減圧状態であるので、100℃以下の低い温度である
ため、従来のようにアクが多く出たり、あるいはだしの
成分が分解されたりすることがない。したがって、良い
だしを作ることができる。
(3)前記(1)、(2)によって、濁りのないきれい
なだしを作ることができる。
(4)前記(1)によって、粉末状のだし取り材料を用
いるので、従来、かつお節等の節類を作る時に生じてい
た粉末を使用することができる。したがって、経済的で
あるとともに、だしの良く出る出し取り材料を使用する
ことができる。
(5)前記(1)、(4)により、粉末状のだし取り材
料を用いるので、包装や輸送、保管が容易にできる。
(6)前記(1)によって、短時間にだしをだすことが
できるので、少ない燃料費でよく、コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す工程図、第2図、第3
図は本発明の異なる実施例を示す工程図である。 1、1A:煮沸工程、2:だし取り材料、 3:サイホン、4:下部容器、 5:水、6:上部容器、 7:フィルター、8:加熱器、 9、9A:濾過工程、10:だし、 11:圧力鍋、12:だし収納容器、 13:フィルター。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減圧状態の沸騰したお湯でかつお節等の粉
    末状のだし取り材料を所定時間煮沸する煮沸工程と、こ
    の煮沸工程を経たものをフィルターで濾過してだしを取
    出す濾過工程とを含むことを特徴とするだしの製造方
    法。
  2. 【請求項2】煮沸工程および濾過工程はコーヒーのサイ
    ホンを用いて行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のだしの製造方法。
  3. 【請求項3】だし取り材料はかつお節、サバ節、イワシ
    節等の節類を微小粉末状にしたものであることを特許請
    求の範囲第1項または第2項記載のだしの製造方法。
  4. 【請求項4】だし取り材料はかつお節、サバ節、イワシ
    節等の微小粉末状の節類と、粉末状のこんぶ、粉末状の
    肉類、粉末状の鳥ガラ、粉末状の椎茸等を任意の組合せ
    で混合されたものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載のだしの製造方法。
  5. 【請求項5】煮沸工程は約75℃で沸騰する減圧状態で行
    なわれることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第4項いずれかに記載のだしの製造方法。
JP61144484A 1986-06-20 1986-06-20 だしの製造方法 Expired - Lifetime JPH0612979B2 (ja)

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JPS63273A JPS63273A (ja) 1988-01-05
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2554968Y2 (ja) * 1993-10-08 1997-11-19 川崎重工業株式会社 自動二輪車
JP4542289B2 (ja) * 2001-07-16 2010-09-08 石田 勝巳 業務用だしの抽出器
CN109418876A (zh) * 2017-08-26 2019-03-05 陈璇 一种药膳鲜汤配料包及其制备方法

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JPS63273A (ja) 1988-01-05

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