用語「アルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する直鎖又は分岐鎖の一価の炭化水素ラジカルを指し「シス」及び「トランス」配向、又は代替的に「E」及び「Z」配向を有するラジカルを含む。一実施例では、アルケニルラジカルは、2〜18個の炭素原子(C2−18)である。他の実施例では、アルケニルラジカルは、C2−12、C2−10、C2−8、C2−6、又はC2−3である。例として、これらに限定されないが、エテニル又はビニル(−CH=CH2)、プロプ−1−エニル(−CH=CHCH3)、プロプ−2−エニル(−CH2CH=CH2)、2−メチルプロプ−1−エニル、ブト−1−エニル、ブト−2−エニル、ブト−3−エニル、ブタ−1,3−ジエニル、2−メチルブタ−1,3−ジエン、ヘキサ−1−エニル、ヘキサ−2−エニル、ヘキサ−3−エニル、ヘキサ−4−エニル、及びヘキサ−1,3−ジエニルが挙げられる。
用語「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する直鎖又は分岐の一価炭化水素ラジカルを指す。一実施例では、アルキニルラジカルは、2〜18個の炭素原子(C2−18)である。他の実施例では、アルキニルラジカルは、C2−12、C2−10、C2−8、C2−6、又はC2−3である。例として、これらに限定されないが、エチニル(−C≡CH)、プロプ−1−インイル(−C≡CCH3)、プロプ−2−インイル(プロパルギル、−CH2C≡CH)、ブト−1−インイル、ブト−2−インイル、及びブト−3−インイルが挙げられる。
用語「アルキレン」とは、親アルカンの同一又は2つの異なる炭素原子から2つの水素原子を除去することによって誘導される2つの一価のラジカル中心を有する、飽和、分岐、又は直鎖の炭化水素基を指す。一実施例では、二価アルキレン基は、1〜18個の炭素原子(C1−18)である。他の実施例では、二価アルキレン基は、C1−12、C1−10、C1−8、C1−6、C1−5、C1−4、又はC1−3である。アルキレン基の例としては、メチレン(−CH2−)、1,1−エチル(−CH(CH3)−)、(1,2−エチル(−CH2CH2−)、1,1−プロピル(−CH(CH2CH3)−)、2,2−プロピル(−C(CH3)2−)、1,2−プロピル(−CH(CH3)CH2−)、1,3−プロピル(−CH2CH2CH2−)、1,1−ジメチルエト(dimethyleth)−1,2イル(−C(CH3)2CH2−)、及び1,4−ブチル(−CH2CH2CH2CH2−)などが挙げられる。
用語「アリール」とは、1つ以上の基に縮合しているか否かにかかわらず、指定された炭素原子数を有するか、又は数が指定されていない場合は14個までの炭素原子を有する、炭素環式芳香族基を指す。1つの例として、6〜14個の炭素原子を有するアリール基が挙げられる。別の例として、6〜10個の炭素原子を有するアリール基が挙げられる。アリール基の例として、フェニル、ナフチル、ビフェニル、フェナントレニル、ナフタセニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレニル、1H−インデニル、及び2,3−ジヒドロ−1H−インデニルなどが挙げられる(例えば、「Lang’s Handbook of Chemistry」(Dean,J.A.編)、第13版、表7〜2(1985年)を参照されたい)。特に、アリールは、フェニルである。
用語「シクロアルキル」とは、飽和炭化水素環基を指す。シクロアルキルは、単環式、二環式、三環式、スピロ、及び架橋された飽和環系を包含する。一実施例では、シクロアルキル基は、3〜12個の炭素原子(C3−12)である。他の実施例では、シクロアルキルは、C3−7、C3−8、C3−10、又はC5−10である。他の実施例では、単環としてのシクロアルキル基は、C3−8、C3−6、又はC5−6である。別の実施例では、二環としてのシクロアルキル基は、C7−C12である。別の実施例では、スピロ系としてのシクロアルキル基は、C5−12である。単環式シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル、及びシクロドデシルが挙げられる。7〜12個の環原子を有する二環式シクロアルキルの例示的な配列としては、これらに限定されないが、[4,4]、[4,5]、[5,5]、[5,6]、又は[6,6]環系が挙げられる。例示的な架橋二環式シクロアルキルとしては、これらに限定されないが、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、及びビシクロ[3.2.2]ノナンが挙げられる。スピロシクロアルキルの例としては、スピロ[2.2]ペンタン、スピロ[2.3]ヘキサン、スピロ[2.4]ヘプタン、スピロ[2.5]オクタン、及びスピロ[4.5]デカンが挙げられる。
用語「シクロアルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する、非芳香族炭化水素環基を指す。シクロアルケニルは、単環式、二環式、三環式、スピロ、及び架橋された飽和環系を包含する。単環式シクロアルケニルの例としては、1−シクロペント−1−エニル、1−シクロペント−2−エニル、1−シクロペント−3−エニル、1−シクロヘキサ−1−エニル、1−シクロヘキサ−2−エニル、1−シクロヘキサ−3−エニル、及びシクロヘキサジエニルが挙げられる。7〜12個の環原子を有する二環式シクロアルケニルの例示的な配列としては、これらに限定されないが、[4,4]、[4,5]、[5,5]、[5,6]、又は[6,6]環系が挙げられる。例示的な架橋二環式シクロアルケニルとしては、これらに限定されないが、ビシクロ[2.2.1]ヘプテン、ビシクロ[2.2.2]オクテン、及びビシクロ[3.2.2]ノネンが挙げられる。スピロシクロアルキルの例としては、スピロ[2.2]ペンテン、スピロ[2.3]ヘキセン、スピロ[2.4]ヘプテン、スピロ[2.5]オクテン、及びスピロ[4.5]デセンが挙げられる。
用語「複素環基」、「複素環式」、「複素環」、「ヘテロシクリル」、又は「ヘテロシクロ」とは、交換可能に使用され、3〜20個の環原子を有する、単環式、二環式、三環式、スピロ又は架橋、飽和、部分的飽和又は不飽和の、非芳香族環系を指す。ここで、環原子は炭素であり、環又は環系の少なくとも1つの原子は、窒素、硫黄、又は酸素から選択された複素原子である。環状系の環原子のいずれかが複素原子である場合、環状系が分子の残りの部分に結合している点にかかわらず、その系は複素環である。一実施例では、ヘテロシクリルは、3〜11個の環原子(「員」)を含み、単環、二環、三環、スピロ、及び架橋環系を含む。ここで、環原子は炭素であり、環又は環系の少なくとも1つの原子は、窒素、硫黄、又は酸素から選択される複素原子である。他の実施例では、ヘテロシクリルは、4〜10個又は5〜10個の環原子を含む。一実施例では、ヘテロシクリルは、1〜4個の複素原子を含む。一実施例では、ヘテロシクリルは、1〜3個の複素原子を含む。別の実施例では、ヘテロシクリルは、窒素、硫黄、又は酸素から選択される1〜2個、1〜3個、又は1〜4個の複素原子を有する3〜7員の単環を含む。別の実施例では、ヘテロシクリルは、窒素、硫黄、又は酸素から選択される1〜2個、1〜3個、又は1〜4個の複素原子を有する4〜6員の単環を含む。別の実施例では、ヘテロシクリルは、3員の単環を含む。別の実施例では、ヘテロシクリルは、4員の単環を含む。別の実施例では、ヘテロシクリルは、5〜6員の単環を含む。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1個の窒素を含む。一実施例では、ヘテロシクリル基は、0〜3の二重結合を含む。任意の窒素又は硫黄複素原子を任意に酸化してもよく(例えば、NO、SO、SO2)、任意の窒素複素原子を任意に四級化してもよい(例えば、[NR4]+Cl−、[NR4]+OH−)。複素環の例は、オキシラニル、アジリジニル、チイラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、1,2−ジチエタニル、1,3−ジチエタニル、ピロリジニル、ジヒドロ−1H−ピロリル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロチエニル、テトラヒドロチエニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、ヘキサヒドロチオピラニル、ヘキサヒドロピリミジニル、オキサジナニル(oxazinanyl)、チアジナニル(thiazinanyl)、チオキサニル、ホモピペラジニル、ホモピペリジニル、アゼパニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、オキサゼパニル、ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、チアゼパニル、テトラヒドロチオピラニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、1,1−ジオキソイソチアゾリジノニル、1,1−ジオキソイソチアゾリル、オキサゾリジノニル、イミダゾリジノニル、4,5,6,7−テトラヒドロ[2H]インダゾリル、テトラヒドロベンゾイミダゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]イミダゾリル、チアジニル、オキサジニル、チアジアジニル、オキサジアジニル、ジチアジニル、ジオキサジニル、オキサチアジニル、チアトリアジニル、オキサトリアジニル、ジチアジアジニル、イミダゾリニル、ジヒドロピリミジル、テトラヒドロピリミジル、1−ピロリニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、チアピラニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ジチアニル、ジチオラニル、ピリミジノニル、ピリミジンジオニル、ピリミジン−2,4−ジオニル、ピペラジノニル、ピペラジンジオニル、ピラゾリジニルイミダゾリニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル、3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、アザビシクロ[2.2.2]ヘキサニル、2−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタニル、8−アザビシクロ[2.2.2]オクタニル、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン、アザスピロ[3.5]ノナニル、アザスピロ[2.5]オクタニル、アザスピロ[4.5]デカニル、1−アザスピロ[4.5]デカン−2−オニル、アザスピロ[5.5]ウンデカニル、テトラヒドロインドリル、オクタヒドロインドリル、テトラヒドロイソインドリル、テトラヒドロインダゾリル、1,1−ジオキソヘキサヒドロチオピラニルである。
用語「ヘテロアリール」とは、窒素、酸素、及び硫黄から選択される1〜4個の複素原子を含有する、任意の単環式、二環式、又は三環式の芳香族環系を指し、例示的な実施形態では、少なくとも1個の複素原子は窒素である。例えば、「Lang’s Handbook of Chemistry」、(Dean,J.A.編)、第13版、表7−2(1985年)を参照されたい。上記ヘテロアリール環のいずれかがアリール環に縮合している、任意の二環式基が定義に含まれる。ここで、アリール環又はヘテロアリール環は分子の残りに結合している。一実施形態では、ヘテロアリールは、1つ以上の環原子が、窒素、硫黄、又は酸素である、5〜6員の単環式芳香族基を含む。ヘテロアリール基の例としては、チエニル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアトリアゾリル、オキサトリアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、テトラジニル、テトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル、イミダゾール[1,2−a]ピリミジニル、及びプリニル、並びにベンゾ縮合誘導体、例えば、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、及びインドリルが挙げられる。
特定の実施形態では、ヘテロシクリル基又はヘテロアリール基は、ヘテロシクリル基又はヘテロアリール基の炭素原子に結合される。例として、炭素結合したヘテロシクリル基は、ピリジン環の2、3、4、5、若しくは6位、ピリダジン環の3、4、5、若しくは6位、ピリミジン環の2、4、5、若しくは6位、ピラジン環の2、3、5、若しくは6位、フラン、テトラヒドロフラン、チオフラン、チオフェン、ピロール、若しくはテトラヒドロピロール環の2、3、4、若しくは5位、オキサゾール、イミダゾール、若しくはチアゾール環の2、4、若しくは5位、イソキサゾール、ピラゾール、若しくはイソチアゾール環の3、4、若しくは5位、アジリジン環の2若しくは3位、アゼチジン環の2、3、若しくは4位、キノリン環の2、3、4、5、6、7、若しくは8位、又はイソキノリン環の1、3、4、5、6、7、若しくは8位における、結合配列を含む。
特定の実施形態では、ヘテロシクリル基又はヘテロアリール基は、N−結合している。例として、窒素結合したヘテロシクリル基又はヘテロアリール基は、アジリジン、アゼチジン、ピロール、ピロリジン、2−ピロリン、3−ピロリン、イミダゾール、イミダゾリジン、2−イミダゾリン、3−イミダゾリン、ピラゾール、ピラゾリン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドール、インドリン、1H−インダゾールの1位、イソインドール又はイソインドリンの2位、モルホリンの4位、及びカルバゾ−ル又はβ−カルボリンの9位における、結合配列を含む。
「縮合した(fused)」とは、本発明の化合物中において、既存の環構造と1個以上の原子(例えば、炭素又は窒素原子)を共有する、本明細書に記載の任意の環構造を指す。
用語「アシル」とは、式−C(=O)−Rで表されるカルボニル含有置換基を指し、式中、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロシクリルのような置換基であって、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルは、本明細書に定義される通りである。アシル基には、アルカノイル(例えば、アセチル)、アロイル(例えば、ベンゾイル)、及びヘテロアロイル(例えば、ピリジノイル)が含まれる。
「アラルキル」基は、アルキル基に共有結合されたアリール基を含み、そのいずれも、独立して、任意に置換されていてもよく、又は置換さなくてもよい。アラルキル基の例は、ベンジル、フェネチル、及びナフチルメチルを含むが、これらに限定されない、(C1−6)アルキル(C6−10)アリールである。置換アラルキルの例は、アルキル基がヒドロキシアルキルで置換されているものである。
用語「ハロアルキル」とは、1個以上の水素がハロゲンで置換されているアルキル鎖を指す。ハロアルキルの例は、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、及びフルオロメチルである。
用語「ヘテロアルキル」とは、本明細書で定義されるアルキル基を指し、ここで、鎖における1個以上の炭素原子は、O、S、及びNからなる群から選択される複素原子によって置換される。
用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、アルキルリンカを介して分子の残りの部分に連結された、本明細書で定義されるヘテロシクリル基を指し、ここで、ヘテロシクリルアルキルのアルキルリンカは、ヒドロキシ又はヒドロキシアルキルで任意に置換されていてもよい。
「ヘテロアリールアルキル」基は、アルキル基に共有結合されたヘテロアリール基を含み、ここで、ラジカルはアルキル基上にあり、そのいずれも、独立して、任意に置換されていてもよく、又は置換されなくてもよい。ヘテロアリールアルキル基の例としては、C1−6アルキル基に結合した、5、6、9、又は10個の環原子を有する、ヘテロアリール基が挙げられる。ヘテロアルキル基の例としては、ピリジルメチル、ピリジルエチル、ピロリルメチル、ピロリルエチル、イミダゾリルメチル、イミダゾリルエチル、チアゾリルメチル、チアゾリルエチル、ベンズイミダゾリルメチル、ベンズイミダゾリルエチル、キナゾリニルメチル、キノリニルメチル、キノリニルエチル、ベンズオフラニルメチル、インドリニルエチル、イソキノリニルメチル、イソイノジルメチル(isoinodylmethyl)、キノリニルメチル、及びベンゾチオフェニルエチルが挙げられる。この用語の範囲から特に除外されるのは、隣接する環状のO及び/又はS原子を有する化合物である。
用語「本発明の化合物(compound(s)of the invention)」及び「本願発明の化合物(compound(s)of the present invention)」などは、別段明記されない限り、式(I)、式(II)、及び式(III)の化合物、並びに立体異性体(アトロプ異性体を含む)、幾何異性体、互変異性体、同位体、及びその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を含む、本明細書中の表に列挙される化合物を含む。
用語「任意に置換された(optionally substituted)」とは、別段明記されない限り、置換基が同一である又は異なっていてもよい、その基について列挙された該置換基の1つ以上(例えば、0、1、2、3、4、若しくは5以上、又はそれにおいて誘導可能な任意の範囲)によって、基が、置換されても、又は置換されなくともよいことを意味する。一実施形態では、任意に置換された基は、1つの置換基を有する。別の実施形態では、任意に置換された基は、2つの置換基を有する。別の実施形態では、任意に置換された基は、3つの置換基を有する。別の実施形態では、任意に置換された基は、4つの置換基を有する。別の実施形態では、任意に置換された基は、5つの置換基を有する。
特定の実施形態では、二価基は、特定の結合配置を伴わずに一般的に記載される。一般的な説明は、別段明記されない限り、両方の結合配置を含むよう意図されることが理解される。例えば、基R1−R2−R3において、基R2を−CH2C(O)−と記述する場合、別段明記されない限り、この基は、R1−CH2C(O)−R3としても、R1−C(O)CH2−R3としても結合できることが理解される。
用語「薬学的に許容される」とは、例えばヒトなどの動物に投与された場合に、必要に応じて、有害な、アレルギー性の、又は他の好ましくない反応を生じない分子類及び組成物を指す。
本発明の化合物は、薬学的に許容される塩などの塩の形態であり得る。「薬学的に許容される塩」には、酸付加塩と塩基付加塩との両方が含まれる。「薬学的に許容される酸付加塩」とは、遊離塩基の生物学的有効性及び特性を保持し、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、炭酸、及びリン酸など、並びに有機酸は、脂肪族、脂環式、芳香族、芳香脂肪族、複素環式、カルボン酸、及びスルホン酸のクラスから選択される有機酸であってもよい、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、グルタミン酸、アントラニル酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、エンボン酸(embonic acid)、フェニル酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、及びサリチル酸などで形成された、生物学的又は他の点で望ましくない、塩を指す。
用語「薬学的に許容される塩基付加塩」は、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、及びアルミニウム塩などの無機塩基に由来するものを含む。特定の塩基付加塩は、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、及びマグネシウム塩である。薬学的に許容される有機非毒性塩基から誘導される塩は、第一級、第二級、及び第三級アミン、天然に存在する置換アミン、環状アミン、及び塩基性イオン交換樹脂を含む置換アミン類、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジエチルアミノエタノール、トロメタミン、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、及びポリアミン樹脂などの塩を含む。特定の有機非毒性塩基として、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメタミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、及びカフェインが挙げられる。
いくつかの実施形態では、塩は、塩酸塩、臭化水素塩、トリフルオロ酢酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、タール酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、ピルビン酸塩、コハク酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、重硫酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、マロン酸塩、キシナホ酸塩、アスコルビン酸塩、オレイン酸塩、ニコチン酸塩、サッカリン酸塩、アジピン酸塩、ギ酸塩、グリコール酸塩、パルミチン酸塩、L−乳酸塩、D−乳酸塩、アスパラギン酸塩、リンゴ酸塩、L−酒石酸塩、D−酒石酸塩、ステアリン酸塩、フロ酸塩(例えば、2−フロ酸塩又は3−フロ酸塩)、ナパジシル酸塩(napadisylate)(ナフタレン−1,5−ジスルホン酸塩又はナフタレン−1−(スルホン酸)−5−スルホン酸塩)、エジシル酸塩(エタン−1,2−ジスルホン酸塩又はエタン−1−(スルホン酸)−2−スルホン酸塩)、イソチオ酸塩(2−ヒドロキシエチルスルホン酸塩)、2−メシチレンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸塩、D−マンデル酸塩、L−マンデル酸塩、桂皮酸塩、安息香酸塩、アジピン酸塩、エシル酸塩、マロン酸塩、メシチル酸塩(2−メシチレンスルホン酸塩)、ナプシル酸塩(2−ナフタレンスルホン酸塩)、カンシル酸塩(カンファー−10−スルホン酸塩、例えば(1S)−(+)−10−カンファ−スルホン酸塩)、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、馬尿酸塩(2−(ベンゾイルアミノ)酢酸塩)、オロト酸塩、キシル酸塩(xylate)(p−キシレン−2−スルホン酸塩)、及びパモ(2,2’−ジヒドロキシ−1,1’−ジナフチルメタン−3,3’−ジカルボキシル酸塩)から選択される。
用語「立体異性体」とは、同一の化学構成を有するが、空間内の原子又は基の配置に関して異なる、化合物を指す。立体異性体には、ジアステレオマー、エナンチオマー、及びコンフォマーなどが含まれる。
用語「キラル」とは、鏡像パートナの重ね合せできない(non−superimposability)特性を有する分子を指し、一方で「アキラル」という用語は、それらの鏡像パートナと重ね合せできる(superimposability)分子を指す。
用語「ジアステレオマー」とは、2つ以上のキラル性の中心を有し、それらの分子が互いの鏡像でない、立体異性体を指す。ジアステレオマーは、融点、沸点、スペクトル特性、又は生物活性などの異なる物理特性を有する。ジアステレオマーの混合物は、HPLCなどの電気泳動法及びクロマトグラフィーといった高分解能分析手順の下で分離されてもよい。
本明細書で使用される立体化学的な定義及び慣例は、一般的に、S.P.Parker編、「McGraw−Hill Dictionary of Chemical Terms」(1984年)、McGraw−Hill Book Company、ニューヨーク、並びにEliel,E.及びWilen,S.、「Stereochemistry of Organic Compounds」、John Wiley&Sons,Inc.、ニューヨーク(1994年)に従う。多くの有機化合物は、光学的に活性な形態で存在する、すなわち、それらは、平面偏光の面を回転させる能力を有する。光学活性化合物を説明する際、接頭辞D及びL、又はR及びSは、そのキラル中心を中心とした分子の絶対配置を表すために使用される。接頭辞d及びl又は(+)及び(−)は、化合物による平面偏光の回転の表示を指定するために用いられ、(−)又は1は、化合物が左旋性であることを意味する。接頭辞が(+)又はdの化合物は、右旋性である。所与の化学構造について、これらの立体異性体は、互いに鏡像であることを除き、同一である。特定の立体異性体はまた、エナンチオマーとも称され、そのような異性体の混合物は、エナンチオマー混合物と呼ばれることがある。エナンチオマーの50:50混合物は、ラセミ混合物又はラセミ体と称され、これらは、化学反応又はプロセスにおいて立体選択又は立体特異性が存在していない場合に生じ得る。用語「ラセミ混合物」及び「ラセミ体」とは、光学活性がない2つのエナンチオマー種の等モル混合物を指す。
用語「互変異性体」又は「互変異性体形態」とは、低エネルギー障壁を介して相互転換性である、異なるエネルギーの構造異性体を指す。例えば、プロトン互変異性体(プロトトロピ互変異性体としても知られる)は、ケト−エノール及びイミン−エナミン異性化など、プロトンの転位を介した相互転換を含む。原子価互変異性体は、結合電子のいくつかの再編成による相互転換を含む。
「アトロプ異性体」は、単結合の周りの束縛回転のために生じる立体異性体であり、立体歪又は他の寄与体によるエネルギー差が、個々のコンフォマーの単離を可能にするのに充分高い回転に対して障壁を形成する。
本発明のある特定の化合物は、非溶媒和形態と、水和形態を含む溶媒和形態とで存在することができる。「溶媒和物」は、1つ以上の溶媒分子と本願発明の化合物との結合又は複合体を指す。溶媒和物を形成する溶媒の例としては、水、イソプロパノール、エタノール、メタノール、DMSO、酢酸エチル、酢酸、及びエタノールアミンが挙げられる。本発明のある特定の化合物は、複数の結晶又は非晶質形態で存在してもよい。一般に、全ての物理的形態は、本願発明の範囲内にあることが意図される。用語「水和物」とは、溶媒分子が水である複合体を指す。
「代謝産物」とは、特定の化合物又はその塩の体内での代謝により生成される生成物である。かかる生成物は、例えば、投与された化合物の酸化、還元、加水分解、アミド化、脱アミド化、エステル化、脱エステル化、酵素的切断などから生じ得る。
本明細書に記載の発明はまた、自然界に通常見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する原子で1つ以上の原子を置き換えているという事実を除けば、本明細書に列挙する化合物と同一である、本願発明の同位体標識化合物を包含する。指定の任意の特定の原子又は元素の全ての同位体は、本発明の化合物及びそれらの用途の範囲内に企図される。本発明の化合物に組み込むことができる例示的な同位体としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、及びヨウ素の同位体、例えば、2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、32P、33P、35S、18F、36Cl、123I、及び125Iが挙げられる。本願発明のある特定の同位体標識化合物(例えば、3H及び14Cで標識された化合物)は、化合物及び/又は基質組織分布アッセイに有用である。トリチウム標識(3H)及び炭素14(14C)同位体は、それらの調製の容易さ及び検出性に関して有用である。さらに、重水素(すなわち、2H)のようなより重い同位体での置換は、より高い代謝安定性(例えば、インビボ半減期の延長又は必要用量の低減)から得られる特定の治療上の利点をもたらす場合があり、したがって、いくつかの環境において好ましい場合がある。15O、13N、11C、及び18Fなどのポジトロン放出同位体は、基質受容体占有を検査するためのポジトロン放出断層撮影(PET)研究に有用である。本願発明の同位体標識された化合物は、一般的に、本明細書の以下の実施例に開示されるものと類似の手順に従うこと、同位体標識されていない試薬の代わりに同位体標識された試薬を使用することにより調製され得る。
本明細書中で使用される用語「アミノ保護基」とは、化合物上の他の官能基上で反応が行われる間、アミノ基をブロック又は保護するために一般的に使用される基の誘導体を指す。そのような保護基の例として、カルバメート、アミド、アルキル及びアリール基、並びにイミン、並びに所望のアミン基を再生するために除去され得る多くのN−複素原子誘導体が挙げられる。特定のアミノ保護基は、Pmb(p−メトキシベンジル)、Boc(tert−ブチルオキシカルボニル)、Fmoc(9−フルオレニルメチルオキシカルボニル)、及びCbz(カルボベンジルオキシ)である。これらの基の更なる例は、T.W.Greene及びP.G.M.Wuts、「Protecting Groups in Organic Synthesis」、第3版、John Wiley&Sons,Inc.(1999年)に記載される。用語「保護アミノ」とは、上記アミノ保護基の1つで置換されたアミノ基を指す。
本明細書中で使用される用語「カルボキシ保護基」とは、分子の他の位置での後続の反応の条件に対して安定であり、分子の残りを破壊することなく適切な時点で除去されて、保護されていないカルボキシ基を得ることができる基を指す。カルボキシ保護基の例としては、エステル基及びヘテロシクリル基が挙げられる。カルボン酸基のエステル誘導体を使用して、カルボン酸基をブロック又は保護する一方で、化合物上の他の官能基に対して反応を行うことができる。このようなエステル基の例としては、置換されたベンジルを含む置換アリールアルキル、例えば4−ニトロベンジル、4−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジル、2,4,6−トリメトキシベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、ペンタメチルベンジル、3,4−メチレンジオキシベンジル、ベンズヒドリル、4,4’−ジメトキシベンズヒドリル、2,2’,4,4’−テトラメトキシベンズヒドリル、アルキル又は置換アルキルエステル、例えばメチル、エチル、t−ブチルアリル、又はt−アミル、トリフェニルメチル(トリチル)、4−メトキシトリチル、4,4’−ジメトキシトリチル、4,4’,4’’−トリメトキシトリチル、2−フェニルプロプ−2−イル、チオエステル、例えばt−ブチルチオエステル、シリルエステル、例えばトリメチルシリル、t−ブチルジメチルシリルエステル、フェナシル、2,2,2−トリクロロエチル、β−(トリメチルシリル)エチル、β−(ジ(n−ブチル)メチルシリル)エチル、p−トルエンスルホニルエチル、4−ニトロベンジルスルホニルエチル、アリル、シンナミル、及び1−(トリメチルシリルメチル)プロプ−1−エン−3−イルなどの部分が挙げられる。カルボキシ保護基の別の例は、1,3−オキサゾリニルなどのヘテロシクリル基である。これらの基の更なる例は、T.W.Greene及びP.G.M.Wuts、「Protecting Groups in Organic Synthesis」、第3版、John Wiley&Sons,Inc.(1999年)に記載される。用語「保護カルボキシ」とは、上記カルボキシ保護基の1つで置換されたカルボキシ基を指す。
本発明の化合物は、1つ以上の不斉炭素原子を含有することができる。したがって、化合物は、ジアステレオマー、エナンチオマー、又はそれらの混合物として存在し得る。化合物の合成は、出発物質又は中間体として、ラセミ体、ジアステレオマー、又はエナンチオマーを用いることができる。特定のジアステレオマー化合物の混合物は、クロマトグラフィ又は結晶化法によって、1つ以上の特定のジアステレオマーに分離又は濃縮することができる。同様に、エナンチオマー混合物は、同じ技術又は当技術分野で公知である他の技術を用いて分離され得るか、又はエナンチオマー的に濃縮され得る。不斉炭素原子又は窒素原子のそれぞれは、R配置又はS配置であってもよく、これらの配置の両方は、本発明の範囲内である。
任意の特定のキラル原子の立体化学が特定されていない本明細書に示された構造においては、全ての立体異性体が企図され、本発明の化合物として含まれる。立体化学が特定の立体配置を表す実線のくさび形又は破線で示される場合、その立体異性体はそのように示され、定義される。別段明記されない限り、実線のくさび形又は破線を用いる場合には、相対立体化学が意図される。
別の態様は、生理的条件下において、例えば加水分解されて本願発明の化合物を得るために放出される、公知のアミノ保護基及びカルボキシ保護基を含む本発明の化合物のプロドラッグを含む。
用語「プロドラッグ」とは、親薬物と比較して患者に対する効果が低く、酵素的に又は加水分解的により活性な親形態へと活性化又は変換され得る、薬学的に活性な物質の前駆体又は誘導体形態を指す。例えば、Wilman、「Prodrugs in Cancer Chemotherapy」、Biochemical Society Transactions、第14巻第375〜382頁、第615版、Meeting Belfast(1986年)、及びStellaら、「Prodrugs:A Chemical Approach to Targeted Drug Delivery」、Directed Drug Delivery、Borchardtら編、第247〜267頁、Humana Press(1985年)を参照のこと。プロドラッグには、ホスフェート含有プロドラッグ、チオホスフェート含有プロドラッグ、スルフェート含有プロドラッグ、ペプチド含有プロドラッグ、D−アミノ酸修飾プロドラッグ、グリコシル化プロドラッグ、β−ラクタム含有プロドラッグ、必要に応じて置換されたフェノキシアセトアミド含有プロドラッグ又は必要に応じて置換されたフェニルアセトアミド含有プロドラッグ、並びに5−フルオロシトシン及び5−フルオロウリジンプロドラッグが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の種類のプロドラッグは、アミノ基、アミジノ基、アミノアルキレンアミノ基、イミノアルキレンアミノ基、又はグアニジノ基中の窒素原子が、ヒドロキシ基、−CO−R、−CO−OR、又は−CO−O−R−O−O−CO−Rで置換されている化合物であり、ここで、Rは、一価又は二価の基、例えばアルキル基、アルキレン基、若しくはアリール基、又は式−C(O)−O−CP1P2−ハロアルキルを有する基であり、P1及びP2は、同一又は異なっており、水素、アルキル、アルコキシ、シアノ、ハロゲン、アルキル、又はアリールである。特定の実施形態では、窒素原子は、本発明の化合物のアミジノ基の窒素原子の1つである。プロドラッグは、本願発明の化合物をアシル基などの活性化基と反応させて、例えば化合物中の窒素原子を活性化アシル基の例示的カルボニルに結合させることによって、調製することができる。活性化カルボニル化合物の例は、カルボニル基に結合した脱離基を含有する化合物であり、例えば、アシルハライド、アシルアミン、アシルピリジニウム塩、アシルアルコキシド、p−ニトロフェノキシアシル、ジニトロフェノキシアシル、フルオロフェノキシアシル、及びジフルオロフェノキシアシルなどのアシルフェノキシドが挙げられる。反応は一般に、不活性溶媒中において、約−78〜約50℃の温度で行われる。この反応はまた、無機塩基、例えば炭酸カリウム若しくは炭酸水素ナトリウム、又はアミンのような有機塩基、例えばピリジン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、若しくはトリエタノールアミンなどの存在下でも行うこともできる。
プロドラッグの追加の種類もまた包含される。例えば、本発明の化合物の遊離カルボキシル基は、アミド又はアルキルエステルとして誘導体化され得る。別の例として、遊離ヒドロキシ基を含む本発明の化合物は、Fleisher,D.ら(1996年)、「Improved oral drug delivery:solubility limitations overcome by the use of prodrugs Advanced Drug Delivery Reviews」、第19巻第115頁に概説されているように、ヒドロキシ基を、限定されるものではないが、リン酸エステル、ヘミコハク酸、ジメチルアミノ酢酸、又はホスホリルオキシメチルオキシカルボニル基などの基に変換することによって、プロドラッグとして誘導体化することができる。ヒドロキシ基のカルバメートプロドラッグ、スルホネートエステル及びサルフェートエステルであるため、ヒドロキシ及びアミノ基のカルバメートプロドラッグも含まれる。アシル基が、任意で、エーテル、アミン及びカルボン酸官能基を含むが、これらに限定されない基で置換されるアルキルエステルであり得るか、又はアシル基が上述のようにアミノ酸エステルである場合の、(アシルオキシ)メチル及び(アシルオキシ)エチルエーテルとしてのヒドロキシ基の誘導体化も包含される。この種のプロドラッグは、「J.Med.Chem.」(1996年)、第39巻第10頁に記載されている。より具体的な例として、アルコール基の水素原子を、(C1−6)アルカノイルオキシメチル、1−((C1−6)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C1−6)アルカノイルオキシ)エチル、(C1−6)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1−6)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C1−6)アルカノイル、α−アミノ(C1−4)アルカノイル、アリールアシル及びα−アミノアシル、又はα−アミノアシル−α−アミノアシルなどの基で置換することが挙げられ、各α−アミノアシル基は、天然に存在するL−アミノ酸、P(O)(OH)2、−P(O)(O(C1−6)アルキル)2又はグリコシル(炭水化物のヘミアセタール形の水酸基の除去から生じるラジカル)から独立して選択される。
用語「脱離基」とは、化学反応における第1の反応物質から置換される化学反応における、第1の反応物の一部を指す。脱離基の例としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、及びスルホニルオキシ基が挙げられるが、これらに限定されない。スルホニルオキシ基の例としては、アルキルスルホニルオキシ基(例えば、メチルスルホニルオキシ(メシラート基)及びトリフルオロメチルスルホニルオキシ(トリフラート基))、並びにアリールスルホニルオキシ基(例えば、p−トルエンスルホニルオキシ(トシラート基)及びp−ニトロスルホニルオキシ(ノシラート基))が挙げられるが、これらに限定されない。
「対象」、「個体」、又は「患者」は、脊椎動物である。ある特定の実施形態では、脊椎動物は、哺乳動物である。哺乳動物には、家畜(牛など)、スポーツ用動物(sport animal)、ペット(モルモット、ネコ、イヌ、ウサギ、及びウマなど)、霊長類、マウス、並びにラットが含まれるが、これらに限定されない。ある特定の実施形態では、哺乳動物は、ヒトである。患者への化合物の投与を含む実施形態では、患者は、典型的には化合物の投与を必要とする。
用語「阻害」及び「低減」、又はこれらの用語の任意の変形は、所望の結果を達成するための任意の測定可能な低減又は完全な阻害を含む。例えば、約、最大約、又は少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、若しくはそれ以上の低減、又はそこで誘導可能な任意の範囲である正常値と比較した活性の減少があり得る。
「治療有効量」とは、(i)特定の疾患、状態又は障害を治療又は予防する、(ii)特定の疾患、状態又は障害のうちの1つ以上の症状を減弱させる、改善する、又は排除する、及び任意に(iii)本明細書に記載の特定の疾患、状態又は障害のうちの1つ以上の症状の発症を予防又は遅延させる、式(I)及び式(II)の化合物などの本発明の化合物の量を意味する。がんの場合、治療有効量の薬物は、がん細胞の数を低下、腫瘍サイズを低下、末梢器官へのがん細胞浸潤を阻害(すなわち、ある程度の減速及び好ましくは停止)、腫瘍転移を阻害(すなわち、ある程度の減速及び好ましくは停止)、腫瘍成長をある程度阻害、又はがんに関連する症状のうちの1つ以上をある程度軽減し得る。薬物が既存のがん細胞の増殖の阻止又はそれらの殺滅を行うことができる限り、この薬物は細胞増殖抑制性であっても、又は細胞毒性であってもよい。がん療法に関して、有効性は、例えば、疾患進行までの時間(TTP)の評価又は奏効率(RR)の決定によって、測定することができる。
「治療」(及び「治療する」又は「治療すること」などの変形)とは、治療されている個体又は細胞の自然経過を変更することを目的とした臨床介入を指し、予防(「予防処置」)のために、又は臨床病理(「治療処置」)の経過中に行われ得る。治療の望ましい効果としては、疾患の発生又は再発の防止、症状の緩和、疾患の何らかの直接的又は間接的な病理学的帰結の減少、疾患の安定した(すなわち、悪化していない)状態、疾患進行の速度の低下、病態の回復又は軽減、治療を受けない場合の期待生存率と比較した長期生存、及び寛解又は予後改善が挙げられる。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、疾患若しくは障害の発症を遅延させるために、又は疾患若しくは障害の進行を遅らせるために使用される。治療を必要とする者としては、病態若しくは障害を既に有する者(例えば、遺伝子変異による)、及び病態若しくは障害を有する傾向にある者、又は病態若しくは障害を予防する必要がある者が挙げられる。
本明細書で使用される用語としての「治療効果」は、上記のような治療的効果及び/又は予防的効果を包含する。予防効果は、疾患若しくは状態の出現を遅延させるか若しくは排除すること、疾患若しくは状態の症状の発症を遅延させるか若しくは排除すること、疾患若しくは状態の進行を遅延させるか、停止させるか、若しくは逆転させること、又はこれらの任意の組み合わせを含む。
用語「同時投与」、「と併用される」、及び本明細書で使用されるそれらの文法的等価物は、ヒトを含む動物への2種以上の薬剤の投与を包含し、その結果、薬剤及び/又はそれらの代謝産物が同時に対象中に存在する。同時投与は、別々の組成物中における同時投与、別々の組成物中における異なる時間での投与、又は両薬剤が存在する組成物中における投与を含む。
用語「アンタゴニスト」及び「阻害剤」は互換的に使用され、K−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12Cなどのタンパク質の活性又は発現を阻害することによって、標的タンパク質の生物学的機能を阻害する能力を有する化合物を指す。したがって、用語「アンタゴニスト」及び「阻害剤」は、標的タンパク質の生物学的役割の文脈で定義される。本明細書において好ましいアンタゴニストは標的と特異的に相互作用する(例えば、結合する)が、標的タンパク質がメンバであるシグナル伝達経路の他のメンバと相互作用することによって標的タンパク質の生物活性を阻害する化合物もまた、この定義に具体的に含まれる。アンタゴニストによって阻害される好ましい生物活性は、腫瘍の発生、増殖、又は拡大と関連する。
本明細書において使用される用語「アゴニスト」とは、標的タンパク質の活性又は発現を阻害することにより、標的タンパク質の生物学的機能を開始又は増強する能力を有する化合物を指す。したがって、用語「アゴニスト」は、標的ポリペプチドの生物学的役割の文脈で定義される。本明細書において好ましいアゴニストは標的と特異的に相互作用する(例えば、結合する)が、標的ポリペプチドがメンバであるシグナル伝達経路の他のメンバと相互作用することによって標的ポリペプチドの生物活性を阻害する化合物もまた、この定義に具体的に含まれる。
用語「がん」及び「がん性(cancerous)」、「新生物」、並びに「腫瘍」とは、典型的には細胞の無秩序な増殖によって特徴付けられる、哺乳動物における生理学的状態を指すか、又はこの状態を説明するものである。「腫瘍」は、1つ以上のがん性細胞を含む。がんの例としては、がん腫、芽腫、肉腫、精上皮腫、神経膠芽腫、黒色腫、白血病、及び骨髄性又はリンパ性の悪性腫瘍などが挙げられる。このようながんのより具体的な例としては、扁平上皮がん(例えば、上皮扁平上皮がん(epithelial squamous cell cancer))、並びに小細胞肺がん、非小細胞肺がん(「non−small cell lung cancer:NSCLC」)、肺腺がん、及び肺扁平上皮がんを含む肺がんが挙げられる。その他のがんとしては、皮膚、ケラトアカントーマ、濾胞状腺がん、ヘアリーセル白血病、頬側口腔、咽頭(口腔)、口唇、舌、口こう、唾液腺、食道、喉頭、肝細胞、胃、腹部、胃腸、小腸、大腸、膵臓、子宮頸部、卵巣、肝臓、膀胱、肝細胞、乳房、結腸、直腸、結腸直腸、尿生殖器、胆汁管、甲状腺、乳頭、肝臓、子宮内膜、子宮、唾液腺、腎臓又は腎臓部、前立腺、精巣、外陰部、腹膜、肛門、陰茎、骨、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B−Cell lymphoma:DLBCL)、中枢神経系、脳、頭頸部、ホジキンリンパ腫、及び関連転移が挙げられる。新生物障害の例として、骨髄増殖性疾患、例えば、真性多血症、本態性血小板増加症、骨髄線維症、例えば、原発性骨髄線維症、及び慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia:CML)が挙げられる。
「化学療法剤」は、所与の障害、例えば、がん又は炎症性障害の治療に有用な薬剤である。化学療法剤の例は当技術分野で周知であり、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2010/0048557号に開示されているものなどの例を含む。くわえて、化学療法剤は、化学療法剤のいずれかの薬学的に許容される塩、酸、又は誘導体、及びそれらの2つ以上の組み合わせを含む。
置換基が環の中心に結合しているものとして本明細書に記載される場合、置換基は、環上の任意の位置に結合し得ることを理解されたい。環が二環縮合環系である場合、置換基は二環系のいずれかの環上の任意の位置に結合し得る。
他に別段の断りがない限り、本明細書中に示す構造はまた、1つ以上の同位体濃縮原子が存在するという点でのみ異なる化合物を含むことを意図する。本発明の化合物に組み込むことができる例示的な同位体としては、それぞれ、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、及びヨウ素の同位体、例えば、2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、32P、33P、35S、18F、36Cl、123I、及び125Iが挙げられる。同位体標識化合物(例えば、3H及び14Cで標識された化合物)は、化合物又は基質組織分布アッセイに有用である。トリチウム化(すなわち、3H)及び炭素−14(すなわち、14C)同位体は、それらの製造の容易さ及び検出能の点から有用であり得る。さらに、重水素(すなわち、2H)のようなより重い同位体での置換は、より高い代謝安定性(例えば、インビボ半減期の延長又は必要用量の低減)から得られる特定の治療上の利点をもたらす場合がある。いくつかの実施形態では、本発明の化合物において、1つ以上の炭素原子は、13C−濃縮炭素又は14C−濃縮炭素によって置換される。15O、13N、11C、及び18Fなどのポジトロン放出同位体は、基質受容体占有を検査するためのポジトロン放出断層撮影(PET)研究に有用である。同位体標識された化合物は、一般的に、本明細書のスキーム又は実施例に開示されるものと類似の手順に従うこと、同位体標識されていない試薬の代わりに同位体標識された試薬を使用することにより調製され得る。
本発明の一実施形態に関して説明した任意の制限は、本発明の任意の他の実施形態に適用することができることが特に企図される。さらに、本発明の任意の化合物又は組成物を本発明の任意の方法で使用することができ、本発明の任意の方法を、本発明の任意の化合物又は組成物を製造又は利用するために使用することができる。
用語「又は(or)」の使用は、代替物及び「及び/又は(and/or)」のみを指す定義を本開示は支持するが、代替物のみを指すと明確に示されない限り、又は代替物が相互に排他的でない限り、「及び/又は(and/or)」を意味するように使用される。
式(I)、式(II)、若しくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態によれば、−−−−−−結合の3つは単結合であり、−−−−−−結合の2つ又は3つは二重結合である。式(I)、式(II)、若しくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態によれば、−−−−−−結合は、これらの結合を含有する環がヘテロ芳香族であるように定義される。式(I)、式(II)、若しくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容される塩の別の実施形態によれば、−−−−−−結合の4つは単結合であり、−−−−−−結合のうち2つは二重結合である。
式(I)、式(II)、若しくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態によれば、Xは、1〜4個の置換基で任意に置換された4〜7員ヘテロシクリルであり、ここで各置換基は、C1−6アルキル、シアノ、C1−6シアノアルキル、及びC1−6ヒドロキシアルキルからなる群から独立して選択され、ここで2つのジェミナル置換基は、一緒になって、4〜7員のスピロヘテロシクリルを形成してもよい。
式(I)、式(II)、若しくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態によれば、Xはピペラジンであり、これは置換されていても、又は置換されていなくてもよい。いくつかの実施形態では、ピペラジンは、CH3、CH2CN、CH2OH、CN、CF3、CH2CF3、及びCHF2から選択される1つ以上の基で置換される。
式(I)、式(II)、若しくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態によれば、Xはホモピペラジンであり、これは置換されていても、又は置換されていなくてもよい。いくつかの実施形態では、ホモピペラジンは、CH3、CH2CN、CH2OH、CN、CF3、CH2CF3、及びCHF2から選択される1つ以上の基で置換される。
例示の目的のために、以下の反応スキームは、本発明の化合物及び重要中間体を合成するための経路を提供する。個々の反応段階のより詳細な説明については、以下の実施例の節を参照されたい。当業者は、他の合成経路を使用してもよいことを理解するであろう。いくつかの特定の出発物質及び試薬をスキームに示し、以下に説明するが、他の出発物質及び試薬を置換して、種々の誘導体又は反応条件を提供することができる。さらに、以下に記載される方法によって調製される化合物の多くは、当業者に周知の従来の化学を用いて、本開示に照らしてさらに修飾することができる。
合成反応スキームの出発物質及び中間体は、必要に応じて、濾過、蒸留、結晶化、及びクロマトグラフィなどを含むがこれらに限定されない従来の技術を用いて、単離及び精製することができる。このような材料は、物理定数及びスペクトルデータを含む従来の手段を用いて特徴づけることができる。
特に明記しない限り、本明細書に記載の反応は、不活性雰囲気下、大気圧下、約−78℃〜約150℃の反応温度範囲、より好ましくは約0℃〜約125℃の反応温度範囲、及び最も好ましく好都合には、約室温(若しくは環境温度)又は約20℃の反応温度範囲で行われることが好ましい。
以下のスキームにおけるいくつかの化合物は一般化された置換基で示されている。しかしながら、当業者であれば、置換基の性質を変化させて、本発明で企図される種々の化合物を得ることができることを直ちに理解するであろう。さらに、反応条件は例示的なのもであり、代替条件は周知である。以下の実施例における反応順序は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定するものではない。
さらに、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の治療有効量を患者に投与することを含む、患者におけるRas(例えば、K−Ras、H−Ras、及び/又はN−Ras)の阻害に応答する疾患又は状態の予防、治療、又は重症度の軽減方法が提供される。
一態様では、本開示は、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の治療有効量を患者に投与することを含む、患者におけるK−Rasの阻害に応答する疾患又は状態の予防、治療、又は重症度の軽減方法を目的とする。
一態様では、本開示は、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の治療有効量を患者に投与することを含む、患者におけるH−Rasの阻害に応答する疾患又は状態の予防、治療、又は重症度の軽減方法を目的とする。
一態様では、本開示は、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の治療有効量を患者に投与することを含む、患者におけるN−Rasの阻害に応答する疾患又は状態の予防、治療、又は重症度の軽減方法を目的とする。
また、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、治療を必要とする患者におけるRas(例えば、K−Ras、H−Ras、及び/又はN−Ras)を阻害する方法も提供される。
一態様では、本開示は、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、治療を必要とする患者におけるK−Rasを阻害する方法を目的とする。
一態様では、本開示は、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、治療を必要とする患者におけるH−Rasを阻害する方法を目的とする。
一態様では、本開示は、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、治療を必要とする患者におけるN−Rasを阻害する方法を目的とする。
治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物もまた、提供される。そのような化合物を備える医薬組成物を含む本発明の化合物は、本明細書に記載される方法において使用され得る。
本開示の実施形態は、細胞を、治療有効量である本明細書に開示された1つ以上の化合物又はその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、Ras媒介細胞シグナル伝達を阻害する方法を提供する。Ras媒介性シグナル伝達の阻害は、当技術分野で公知の広範な方法によって評価及び実証することができる。非限定的な例としては、(a)RasのGTPアーゼ活性の低減、(b)GTP結合親和性の低減又はGDP結合親和性の増加、(c)GTPのKoffの増加又はGDPのKoffの低減、(d)pMEKレベルの低減といった、Ras経路における下流のシグナル伝達分子のレベルの低減、及び/又は(e)Ras複合体の、Rafを含むがこれに限定されない下流シグナル伝達分子との結合の低減が示されることが挙げられる。キット及び市販のアッセイを用いて、上記の1つ以上を決定することができる。
実施形態はまた、G12C K−Ras変異、G12C H−Ras変異、及び/又はG12C N−Ras変異(例えば、がん)に関与する状態を含むが、これらに限定されない疾患状態を治療するために、本願発明の化合物又は医薬組成物を使用する方法も提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、治療を必要とする対象における障害を治療する方法を提供し、ここで該方法は、対象が、K−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C変異を有するかどうかと、対象がK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C変異を有すると決定されるかどうかとを決定すること、その次に、治療有効量である本願発明の少なくとも1つの化合物又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含む。
K−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C変異はまた、血液系腫瘍(例えば、血液、骨髄、及び/又はリンパ節に影響を及ぼすがん)でも同定されている。したがって、ある実施形態は、血液系腫瘍の治療を必要とする患者への本願発明の開示された化合物又はその薬学的に許容される塩の投与(例えば、医薬組成物の形態で)に関する。このような悪性腫瘍には、限定されるものではないが、白血病及びリンパ腫が含まれる。例えば、本開示の化合物は、急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia:ALL)、急性骨髄性白血病(acute myelogenous leukemia:AML)、慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leukemia:CLL)、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma:SLL)、慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia:CML)、急性単球性白血病(acute monocytic leukemia:AMoL)、及び/又は他の白血病のような疾患の治療に使用することができる。他の実施形態では、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、ホジキンリンパ腫又は非ホジキンリンパ腫の全てのサブタイプなどのリンパ腫の治療に有用である。
腫瘍又はがんが、G12C K−Ras、H−Ras、又はN−Ras変異を含むかどうかの決定は、K−Ras、H−Ras、又はN−Rasタンパク質をコードするヌクレオチド配列を評価することによって、K−Ras、H−Ras、又はN−Rasタンパク質のアミノ酸配列を評価することによって、又は推定K−Ras、H−Ras、又はN−Ras変異タンパク質の特徴を評価することによって、行うことができる。野生型ヒトK−Ras(例えば、受入番号NP203524)、H−Ras(例えば、受入番号NP001123914)、及びN−Ras(例えば、受入番号NP002515)の配列は、当技術分野で公知である。
K−Ras、H−Ras、又はN−Rasヌクレオチド配列における変異を検出する方法は、当業者に公知である。これらの方法には、ポリメラーゼ連鎖反応−制限断片長多型(polymerase chain reaction−restriction fragment length polymorphism:PCR−RFLP)アッセイ、ポリメラーゼ連鎖反応−一本鎖構造多型(polymerase chain reaction−single strand conformation polymorphism:PCR−SSCP)アッセイ、リアルタイムPCRアッセイ、PCR配列決定、変異対立遺伝子特異的PCR増幅(mutant allele−specific PCR amplification:MASA)アッセイ、直接配列決定、プライマ伸長反応、電気泳動、オリゴヌクレオチド連結アッセイ、ハイブリダイゼーションアッセイ、TaqManアッセイ、SNP遺伝子型決定アッセイ、高解像度融解アッセイ、及びマイクロアレイ分析が含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、試料は、リアルタイムPCRによってG12C K−Ras、H−Ras、又はN−Ras変異について評価される。リアルタイムPCRでは、K−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C変異に特異的な蛍光プローブが使用される。変異が存在する場合、プローブは結合し、蛍光が検出される。いくつかの実施形態では、K−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C変異は、K−Ras、H−Ras、又はN−Ras遺伝子の特定の領域(例えば、エクソン2及び/又はエクソン3)の直接配列決定法を用いて同定される。この技術は、配列決定された領域におけるすべての可能な変異を同定するであろう。
K−Ras、H−Ras、又はN−Rasタンパク質における変異を検出する方法は、当業者に公知である。これらの方法は、限定されるものではないが、変異タンパク質に特異的な結合剤(例えば、抗体)を用いたK−Ras、H−Ras、又はN−Ras変異の検出、タンパク質電気泳動及びウェスタンブロッティング、並びに直接ペプチド配列決定を含む。腫瘍又はがんが、G12C K−Ras、H−Ras、又はN−Ras変異を含むかどうかを決定するための方法は、種々の試料を用いることができる。いくつかの実施形態では、試料は、腫瘍又はがんを有する対象から採取される。いくつかの実施形態では、試料は、新鮮な腫瘍/がん試料である。いくつかの実施形態では、試料は、凍結された腫瘍/がん試料である。いくつかの実施形態では、試料は、ホルマリン固定パラフィン包埋試料である。いくつかの実施形態では、試料は、細胞溶解物に加工される。いくつかの実施形態では、試料は、DNA又はRNAに加工される。
実施形態はまた、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を哺乳動物に投与することを含む、該哺乳動物における過剰増殖性障害を治療する方法に関する。いくつかの実施形態では、該方法は、急性骨髄性白血病、青年期のがん、小児副腎皮質がん、AIDS関連がん(例えば、リンパ腫及びカポジ肉腫)、肛門がん、虫垂がん、星状細胞腫、非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍、基底細胞がん、胆管がん、膀胱がん、骨がん、脳幹グリオーマ、脳腫瘍、乳がん、気管支腫瘍、バーキットリンパ腫、カルチノイド腫瘍、胚芽腫、胚細胞腫瘍、原発リンパ腫、子宮頸がん、小児がん、脊索腫、心臓腫瘍、慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leukemia:CLL)、慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia:CML)、慢性骨髄増殖性障害(chronic myleoproliferative disorder)、結腸がん、大腸がん、頭蓋咽頭腫、皮膚T細胞リンパ腫、肝臓外非浸潤性乳管がん(extrahepatic ductal carcinoma in situ:DCIS)、胎児性腫瘍、CNSがん、子宮内膜がん、上衣腫、食道がん、感覚神経芽腫、ユーイング肉腫、頭蓋外胚細胞腫瘍、性腺外胚細胞腫瘍、眼のがん、骨の線維性組織球腫、胆嚢がん、胃がん、消化管カルチノイド、消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)、胚細胞腫瘍、妊娠性絨毛腫瘍、有毛細胞白血病、頭頸部がん、心臓がん、肝がん、ホジキンリンパ腫、下咽頭がん、眼内黒色腫、膵島細胞腫瘍、膵内分泌腫瘍、腎がん、喉頭がん、口唇がん及び口腔がん、上皮内小葉がん(lobular carcinoma in situ:LCIS)、肺がん、リンパ腫、原発不明である転移性扁平上皮がん、正中線管がん(midline tract carcinoma)、口こうがん、多発性内分泌腫瘍症候群、多発性骨髄腫/形質細胞腫瘍、菌状息肉腫、骨髄異形成症候群、骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍、多発性骨髄腫、メルケル細胞がん、悪性中皮腫、骨及び骨肉腫の悪性線維性組織球腫、副鼻腔がん及び鼻腔がん、上咽頭がん、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、非小細胞肺がん(non−small cell lung cancer:NSCLC)、口腔がん、中咽頭がん、卵巣がん、膵がん、乳頭腫症、傍神経節腫、副甲状腺がん、陰茎がん、咽頭がん、胸膜肺芽腫、中枢神経系原発(central nervous system:CNS)リンパ腫、前立腺がん、直腸がん、移行上皮がん、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、唾液腺がん、皮膚がん、小細胞肺がん、小腸がん、軟部肉腫、T細胞リンパ腫、精巣がん、咽頭がん、胸腺腫及び胸腺がん、甲状腺がん、腎盂及び尿管の移行上皮がん、絨毛性腫瘍、小児の稀ながん、尿道がん、子宮肉腫、膣がん、外陰がん、又はウイルス誘発がんなどのがんの治療に関する。いくつかの実施形態では、該方法は、皮膚の良性過形成(例えば、乾癬)、再狭窄、又は良性前立腺過形成(benign prostatic hyperplasia:BPH)などの非がん性過剰増殖性障害の治療に関する。
特にある特定の実施形態では、本発明は、肺がんの治療方法に関し、この方法は、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩(又はそれを含む医薬組成物)を、それを必要とする対象に投与することを含む。ある特定の実施形態では、肺がんは、非小細胞肺がん(non−small cell lung carcinoma:NSCLC)、例えば、腺がん、扁平上皮細胞肺がん又は大細胞肺がんである。他の実施形態では、肺がんは、小細胞肺がんである。開示された化合物で治療可能な他の肺がんは、腺腫瘍、カルチノイド腫瘍、及び未分化がんを含むが、これらに限定されない。
一実施形態では、本発明、治療を必要とする個体におけるがん種横断的治療のための方法を提供し、この方法は、個体が腫瘍中でK−Ras、H−Ras、又はN−Rasタンパク質におけるG12C変異を有する腫瘍を持つかどうかを決定し、個体が該変異を有する腫瘍を持つ場合は、本明細書に記載される治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を、個体に投与することを含む。本明細書で使用される「がん種横断的」とは、腫瘍の種類にかかわらず、本明細書に記載される化合物又はその薬学的に許容される塩で治療され得る、特異的な遺伝子変異又は共通バイオマーカを有するがん(腫瘍)を指す。したがって、一実施形態では、本明細書に記載される化合物又はその薬学的に許容される塩は、G12C変異を含む任意のがんを有する本明細書に記載の個体に投与され得る。
いくつかの実施形態では、本発明は、細胞におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害するのに充分な量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該細胞を接触させることによって、細胞におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、組織におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害するのに充分な量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該組織を接触させることによって、組織におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、有機体におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害するのに充分な量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該有機体を接触させることによって、有機体におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、動物におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害するのに充分な量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該動物を接触させることによって、動物におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、哺乳動物におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害するのに充分な量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該哺乳動物を接触させることによって、哺乳動物におけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、ヒトにおけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害するのに充分な量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該ヒトを接触させることによって、ヒトにおけるK−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性を阻害する方法を提供する。他の実施形態では、本願発明は、そのような治療を必要とする対象において、K−Ras、H−Ras、又はN−Ras G12C活性によって媒介される疾患を治療する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、治療有効量の本願発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は本願発明の医薬組成物を、それを必要とする個体に投与することを含む、がんを治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、個体は、ヒトである。いくつかの実施形態では、投与は、口腔経路を介する。いくつかの実施形態では、投与は、注射を介する。いくつかの実施形態では、がんは、K−Ras G12C、H−Ras G12C、又はN−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、K−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、血液がん、膵がん、MYH関連ポリポーシス、大腸がん、又は肺がんである。いくつかの実施形態では、がんは、肺腺がんである。
いくつかの実施形態では、本発明は、K−Ras G12C、H−Ras G12C、及びN−Ras G12Cからなる群から選択される変異タンパク質の活性を調節するための方法を提供し、この方法は、変異タンパク質を本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と反応させることを含む。
いくつかの実施形態では、本発明は、細胞集団の増殖を阻害するための方法を提供し、この方法は、細胞集団を本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、増殖の阻害は、細胞集団の細胞生存率の低下として測定される。
いくつかの実施形態では、本発明は、治療を必要とする個体において、K−Ras G12C、H−Ras G12C、及びN−Ras G12Cからなる群から選択される変異によって媒介される障害を治療する方法を提供し、この方法は、個体が該変異を有するかどうかを判定し、個体が該変異を有すると判定された場合は、治療有効量の本願発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は本願発明の医薬組成物を個体に投与することを含む。いくつかの実施形態では、障害は、K−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、障害は、がんである。いくつかの実施形態では、がんは、横断的なものである。別の実施形態では、がんは、血液がん、膵がん、MYH関連ポリポーシス、大腸がん、又は肺がんである。いくつかの実施形態では、がんは、肺腺がんである。別の実施形態では、別の実施形態では、がんは、大腸がんである。
いくつかの実施形態では、本発明は、標識されたK−Ras G12C、H−Ras G12C、又はN−Ras G12C変異タンパク質を調製する方法を提供し、この方法は、K−Ras G12C、H−Ras G12C、又はN−Ras G12C変異タンパク質を、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と反応させて、標識されたK−Ras G12C、H−Ras G12C、又はN−Ras G12C変異タンパク質を得ることを含む。
いくつかの実施形態では、本発明は、必要とする対象へ、治療有効量の本願発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は本願発明の医薬組成物を、それを必要とする個体に投与することを含む、腫瘍転移を阻害する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、がんを治療するための医薬品の製造における、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。いくつかの実施形態では、医薬品は、経口投与用に製剤化される。いくつかの実施形態では、医薬品は、注射用に製剤化される。いくつかの実施形態では、がんは、K−Ras G12C、H−Ras G12C、又はN−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、K−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、H−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、N−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、血液がん、膵がん、MYH関連ポリポーシス、大腸がん、又は肺がんである。いくつかの実施形態では、がんは、肺腺がんである。いくつかの実施形態では、本発明は、腫瘍転移を阻害するための医薬品の製造における、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、治療によるヒト又は動物体の処置の方法で使用するための、本願発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は本願発明の医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、がんの治療方法で使用するための、本願発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は本願発明の医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態では、がんは、K−Ras G12C、H−Ras G12C、又はN−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、K−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、H−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、N−Ras G12C変異によって媒介される。いくつかの実施形態では、がんは、横断的なものである。別の実施形態では、がんは、血液がん、膵がん、MYH関連ポリポーシス、大腸がん、又は肺がんである。いくつかの実施形態では、がんは、肺腺がんである。いくつかの実施形態では、本発明は、腫瘍転移を阻害する方法で使用するための、本願発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は本願発明の医薬組成物を提供する。
一実施形態は、したがって、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を含む。さらなる実施形態は、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬組成物を含む。
一実施例では、所望の純度である治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、生理学的に許容される賦形剤、すなわち、周囲温度及び適切なpHで投与形態に採用される投与量及び濃度でレシピエントに非毒性である賦形剤と混合することによって、製剤化されてもよい。製剤のpHは、特定の用途及び化合物の濃度に主に依存するが、典型的には約3〜約8の範囲である。一実施例では、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、pH5の酢酸緩衝液中で製剤化される。別の実施形態では、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、無菌である。本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、例えば、固体若しくは非結晶組成物として、凍結乾燥製剤として、又は水溶液として保管され得る。
組成物は、良好な医療行為と一致する様式で、製剤化され、調薬され、投与される。これに関連して考慮すべき要因としては、処置される特定の障害、障害の重篤度、処置される特定の患者、個々の患者の臨床状態、障害の原因、薬剤の送達部位、投与方法、投与スケジュール、及び医療従事者に既知である他の要因が挙げられる。投与される本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の「治療有効量」は、そのような考察によって決定され、K−Ras、H−Ras、及び/又はN−Ras活性を阻害するのに必要な最小量である。典型的には、かかる量は、正常な細胞、又は全体として患者に毒性である量を下回り得る。
適用のための医薬組成物(又は製剤)は、薬物を投与するために使用される方法に応じて多様な方法で包装されてもよい。概して、分配用物品は、その中に医薬処方を適切な形態で配置した容器を含む。好適な容器は、当業者に周知であり、ボトル(プラスチック及びガラス)、小袋、アンプル、プラスチックバッグ、及び金属シリンダなどの材料が挙げられる。容器はまた、パッケージの内容物への不用意なアクセスを防止するための不正開封防止アセンブリを含んでもよい。それに加えて、容器は、容器の内容物を説明するラベルをその上に配置してもよい。ラベルはまた、適切な注意書きを含んでいてもよい。
徐放性調製物を調製してもよい。徐放性調製物の好適な例としては、治療有効量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含有する固体疎水性ポリマーの半透明マトリクスが挙げられ、これらのマトリクスは、成形物品、例えば、フィルム、又はマイクロカプセルの形態である。徐放性マトリックスの例としては、ポリエステル、ヒドロゲル(例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)又はポリ(ビニルアルコール))、ポリラクチド、L−グルタミン酸及びγエチル−L−グルタメートのコポリマー、非分解性エチレン−酢酸ビニル、分解性乳酸−グリコール酸コポリマー(LUPRON DEPOT(商標)(乳酸−グリコール酸コポリマー及び酢酸ロイプロリドからなる注射可能なマイクロスフェア)など)、並びにポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸が挙げられる。
ヒト患者を治療するための用量は、約0.01mg〜約1000mgの範囲の本願発明の化合物、又はその薬学的に許容される塩であり得る。例えば、成人のヒトの治療では、0.01〜1000mg、0.5〜100mg、1日当たり1〜50mg、及び1日当たり5〜40mgの投与量が、いくつかの実施形態で使用される投与量の例である。例示的な投与量は、1日当たり10mg〜30mgである。厳密な投与量は、投与経路、化合物が投与される形態、治療される対象、治療される対象の体重、並びに主治医の好み及び経験に依存する。用量は、特定の化合物の吸収、分布、代謝、及び排泄を含む薬物動態学的及び薬力学的特性に応じて、1日1回(QD)、1日2回(BID)、又はより頻繁に投与することができる。くわえて、毒性係数が投与量及び投与に影響を及ぼすことがある。経口投与される場合、丸薬、カプセル、又は錠剤は、毎日、又は指定された期間中により少ない頻度で摂取され得る。このレジメンは、何回ものサイクルの治療を繰り返してもよい。
治療有効量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、経口、局所(頬側及び舌下を含む)、直腸、膣、経皮、非経口、皮下、腹腔内、肺内、皮内、クモ膜下腔内、硬膜外及び鼻腔内、並びに局所治療で所望する場合、病変内投与を含む、任意の好適な手段によって投与され得る。非経口輸注としては、筋肉内、静脈内、動脈内、腹腔内、又は皮下投与が挙げられる。
治療有効量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、任意の便利な管理形態、例えば、錠剤、粉剤、カプセル、液剤、分散剤、懸濁剤、シロップ、スプレー剤、坐剤、ゲル、エマルジョン、パッチなどで投与することができる。このような組成物は、医薬製剤に通常用いられる成分、例えば、希釈剤、担体、pH調節剤、甘味剤、増量剤、及び更なる活性剤を含有してもよい。
典型的な製剤は、治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び賦形剤を混合することによって調製される。好適な賦形剤としては、担体(例えば、微結晶セルロース、ラクトース、マンニトール)、溶媒(例えば、液体ポリエチレングリコール)、乳化剤及び分散剤又は湿潤剤(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、オレイン酸ポリオキシソルビタン)、結合剤(例えば、ポリビニルピロリドン)、合成及び天然ポリマー(例えば、アルブミン)、安定剤(例えば、例えばアスコルビン酸などの抗酸化剤)、着色剤(例えば、酸化鉄などの無機顔料)、並びに味及び/又は臭気矯正剤(correctant)が挙げられ、かつ当業者にはよく知られており、例えば、Ansel,H.C.ら、「Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems」、フィラデルフィア、Lippincott,Williams&Wilkins(2004年)、Gennaro,Alfonso R.ら、「Remington:The Science and Practice of Pharmacy.」、フィラデルフィア、Lippincott,Williams&Wilkins(2000年)、及びRowe,R.C.、「Handbook of Pharmaceutical Excipients」、シカゴ、Pharmaceutical Press(2005年)に詳細に記載されている。製剤はまた、薬物(すなわち、本願発明の化合物又はその医薬組成物)の的確な提示を提供するか、又は医薬品(すなわち、医薬品)の製造を補助するために、1つ以上の緩衝剤、界面活性剤、潤滑剤、懸濁剤、防腐剤、オペーク剤(opaquing agent)、流動促進剤、加工助剤、甘味剤、芳香剤、香味剤、希釈剤及び他の既知の添加剤も含み得る。
特定の実施形態では、経口使用のための医薬製剤は、1種以上の固体賦形剤を1種以上の本明細書に記載の化合物と混合し、得られた混合物を任意に粉砕し、所望により好適な補助剤を添加した後に顆粒の混合物を加工して、錠剤又は糖衣錠コアを得ることによって、得られる。好適な賦形剤は、特に、ラクトース、スクロース、マンニトール、若しくはソルビトールを含む糖のような充填剤、セルロース調製物、例えば、トウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、ジャガイモ澱粉、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムのなど、又はポリビニルピロリドン(PVP若しくはポビドン)若しくはリン酸カルシウムなどの他の賦形剤である。特定の実施形態では、崩壊剤は、任意に添加される。崩壊剤には、単なる例として、架橋クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルピロリドン、寒天、又はアルギン酸若しくはアルギン酸ナトリウムなどのその塩が含まれる。
一実施形態では、糖衣錠コア及び錠剤などの剤形は、1つ以上の好適なコーティングを備える。特定の実施形態では、濃縮された糖液を、剤形をコーティングするために使用する。糖溶液は、単なる例として、アラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、カルボポールゲル、ポリエチレングリコール、及び/又は二酸化チタン、ラッカ溶液、並びに好適な有機溶媒又は溶媒混合物などの追加の成分を任意に含有する。染料及び/又は顔料もまた、識別目的のためにコーティングへ任意に添加される。その上、染料及び/又は顔料は、活性化合物用量の異なる組み合わせを特徴づけるために任意に利用される。
特定の実施形態では、本明細書に記載される化合物の少なくとも1つの治療有効量は、他の経口投与形態に処方される。経口投与形態としては、ゼラチンで作られた押込み型カプセル(push−fit capsule)、並びにゼラチン、及びグリセロール又はソルビトールなどの可塑剤で作られた軟質の密封カプセルが挙げられる。特定の実施形態では、押込み型カプセルは、活性成分を1種以上の充填剤と混合して含有する。充填剤には、単なる例として、ラクトース、デンプンなどの結合剤、及び/又はタルク若しくはステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤、並びに、任意には安定化剤が含まれる。他の実施形態では、ソフトカプセルは、好適な液体中に溶解又は懸濁された1種以上の活性化合物を含有する。好適な液体には、単なる例として、1種以上の脂肪油、液体パラフィン、又は液体ポリエチレングリコールが含まれる。くわえて、安定化剤が任意に添加される。
他の実施形態では、本明細書に記載される化合物の少なくとも1つの治療有効量は、頬側又は舌下投与用に製剤化される。頬側又は舌下投与に好適な製剤には、単なる例として、錠剤、トローチ剤、又はゲルが含まれる。さらに他の実施形態では、本明細書に記載される化合物は、ボーラス注射又は連続注入に好適な製剤を含む非経口注入(parental injection)用に製剤化される。特定の実施形態では、注射用製剤は、単位剤形(例えば、アンプル)又は多回投与容器で提示される。注射製剤には、任意に保存剤を添加する。さらに他の実施形態では、医薬組成物は、非経口注射に好適な形態で、油性又は水性ビヒクル中の無菌懸濁液、溶液、又はエマルジョンとして処方される。非経口注射製剤は、配合剤、例えば、懸濁剤、安定化剤及び分散剤を任意に含有していてもよい。特定の実施形態では、非経口投与のための医薬処方は、水溶性形態での活性化合物の水溶液を含む。さらなる実施形態では、本願発明の化合物の懸濁液又はその薬学的に許容される塩は、適切な油性注射懸濁液として調製される。本明細書に記載される医薬組成物において使用するための好適な親油性溶媒又はビヒクルには、単なる例として、ゴマ油のような脂肪油、若しくはオレイン酸エチル若しくはトリグリセリドのような合成脂肪酸エステル、又はリポソームが含まれる。ある特定の具体例な実施形態では、水性注射懸濁液は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビトール、又はデキストランなどの、懸濁液の粘度を増加させる物質を含有する。場合により、懸濁液は、適切な安定化剤、又は高度に濃縮した溶液の調製を可能にするために、化合物の溶解性を高める薬剤を含む。あるいは、他の実施形態では、活性成分は、適切なビヒクル、例えば、滅菌パイロジェンフリー水を用いて使用前に構築するための粉末形態である。
特定の実施形態では、医薬組成物は、薬学的に使用され得る調製物への活性化合物の加工を容易にする、1以上の生理学的に許容される賦形剤及び補助剤を使用して、任意の従来の方法で製剤化される。適切な製剤は、選択する投与経路によって変わる。あらゆる薬学的に許容される技術及び賦形剤は、好適なものとして任意に使用される。治療有効量の本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物は、従来の方法、例えば、単なる例として、従来的な混合、溶解、顆粒化、糖衣錠製造、湿式粉砕、乳化、カプセル化、封入、又は圧縮処理で製造される。
医薬組成物は、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤、及び治療有効量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含み、本明細書に活性成分として記載される。活性成分は、遊離酸若しくは遊離塩基形態であるか、又は薬学的に許容される塩形態である。その上、本明細書に記載される方法及び医薬組成物は、N−オキシド、結晶形態(多形体としても知られる)、及び同じ種類の活性を有するこれらの化合物の活性代謝産物の使用を含む。本明細書に記載の化合物の全ての互変異性体は、本明細書に記載の化合物の範囲内に含まれる。くわえて、本明細書に記載される化合物は、溶媒和されていない形態、並びに水及びエタノールなどの薬学的に許容される溶媒と溶媒和された形態を包含する。本明細書に提示される化合物の溶媒和形態もまた、本明細書に開示されると考えられる。その上、医薬組成物は、他の医薬若しくは医薬品、賦形剤、例えば、保存剤、安定化剤、湿潤剤、若しくは乳化剤、溶液促進剤、浸透圧を調節するための塩、緩衝剤、及び/又は他の治療的に価値のある物質を任意に含む。
本明細書に記載の治療有効量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む組成物を調製するための方法は、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を1種以上の不活性で薬学的に許容される賦形剤と配合して、固体、半固体、又は液体を形成することを含む。固体組成物としては、粉剤、錠剤、分散性顆粒(dispersible granule)、カプセル剤、カシェ剤、及び座薬が挙げられるが、これらに限定されない。液体組成物は、化合物が溶解される溶液、化合物を含むエマルジョン、又は本明細書に開示される化合物を含むリポソーム、ミセル、若しくはナノ粒子を含有する溶液を含む。半固体組成物としては、ゲル、懸濁液、及びクリームが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書に記載される医薬組成物の形態は、液体溶液若しくは懸濁液、使用前の液体中の溶液若しくは懸濁液に適した固体形態、又はエマルジョンとしての形態を含む。これらの組成物はまた、少量の非毒性補助物質、例えば湿潤剤若しくは乳化剤、及びpH緩衝液などを任意に含有する。
いくつかの実施形態では、治療有効量である本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物は、例示的には、溶液で、懸濁液で、又は両方において薬剤が存在する液体の形態をとる。典型的には、組成物が溶液又は懸濁液として投与される場合、薬剤の第1の部分は溶液中に存在し、薬剤の第2の部分は、液体マトリックス中の懸濁液中に粒子形態で存在する。いくつかの実施形態では、液体組成物は、ゲル製剤を含む。他の実施形態では、液体組成物は、水性である。
特定の実施形態では、有用な水性懸濁液は、懸濁剤として1種以上のポリマーを含有する。有用なポリマーとしては、セルロース系ポリマーなどの水溶性ポリマー、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース、及び架橋カルボキシル含有ポリマーなどの水不溶性ポリマーが挙げられる。本明細書に記載されるある特定の医薬組成物は、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボマー(アクリル酸ポリマー)、ポリ(メタクリル酸メチル)、ポリアクリルアミド、ポリカルボフィル、アクリル酸/アクリル酸ブチルコポリマー、アルギン酸ナトリウム、及びデキストランから選択される粘膜付着性ポリマーを含む。
有用な医薬組成物はまた、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解性を補助するための溶解補助剤を任意に含む。用語「溶解補助剤」は、一般に、ミセル溶液、又は薬剤の真正溶液の形成をもたらす薬剤を含む。ある特定の許容される非イオン性界面活性剤、例えばポリソルベート80は、眼科的に許容されるグリコール、ポリグリコール、例えばポリエチレングリコール400、及びグリコールエーテルのように、溶解補助剤として有用である。
さらに、有用な医薬組成物は、酢酸、ホウ酸、クエン酸、乳酸、リン酸、及び塩酸などの酸、水酸化ナトリウム、リン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、及びトリス−ヒドロキシメチルアミノメタンなどの塩基、並びにクエン酸塩/デキストロース、炭酸水素ナトリウム、及び塩化アンモニウムなどの緩衝剤を含む、1種以上のpH調節剤又は緩衝剤を任意に含む。そのような酸、塩基、及び緩衝剤は、組成物のpHを許容範囲内に維持するために必要な量で含まれる。
くわえて、有用な組成物はまた、組成物の浸透圧を許容範囲にするために必要な量の1種以上の塩を任意に含む。そのような塩としては、ナトリウム、カリウム、又はアンモニウムカチオン、及び塩化物、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、重炭酸塩、硫酸塩、チオ硫酸塩、又は亜硫酸水素塩アニオンを有するものが挙げられ、好適な塩には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、及び硫酸アンモニウムが含まれる。
他の有用な医薬組成物は、微生物活性を阻害するための1種以上の保存剤を任意に含む。好適な保存剤には、メルフェン及びチオメルサルなどの水銀含有物質、安定化した二酸化塩素、並びに塩化ベンザルコニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、及び塩化セチルピリジニウムなどの四級アンモニウム化合物が挙げられる。
さらに他の有用な組成物は、物理的安定性を高めるため、又は他の目的のために、1種以上の界面活性剤を含む。好適な非イオン性界面活性剤には、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリド及び植物油、例えばポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、並びにポリオキシエチレンアルキルエーテル及びアルキルフェニルエーテル、例えば、オクトキシノール10、オクトキシノール40が挙げられる。
さらに他の有用な組成物は、必要とされる化学安定性を高めるために、1種以上の抗酸化剤を含む。好適な抗酸化剤としては、単なる例として、アスコルビン酸及びメタ重亜硫酸ナトリウムが挙げられる。
特定の実施形態では、水性懸濁組成物は、単回投与非再閉鎖性容器に包装される。あるいは、複数回投与再閉鎖可能容器が使用され、その場合、組成物中に保存剤を含有することが典型的である。
代替的な実施形態では、疎水性医薬化合物のための他の送達システムが使用される。リポソーム及びエマルジョンは、本明細書において有用な送達ビヒクル又は賦形剤の例である。特定の実施形態では、N−メチルピロリドンなどの有機溶媒もまた使用される。さらなる実施形態では、本明細書に記載される化合物は、治療剤を含有する固体疎水性ポリマーの半透過性マトリックスなどの徐放性システムを用いて送達される。様々な徐放性材料が本明細書において有用である。いくつかの実施形態では、徐放性カプセルは、数週間〜最大100日間以上化合物を放出する。
本発明は、獣医用組成物であって、上記に定義される少なくとも1つの活性成分を、それ故に獣医用賦形剤と共に含む、獣医用組成物を更に提供する。獣医用賦形剤は、本組成物の投与の目的に有用な材料であり、またさもなければ不活性であるか、又は獣医学の技術分野において許容され、活性成分と両立可能な固体、液体、又は気体材料であってもよい。これらの獣医用組成物は、非経口で、経口で、又は任意の他の所望の経路によって投与されてもよい。
併用療法は、同時又は逐次的レジメンとして投与され得る。逐次的に投与される場合、組み合わせは、2つ以上の投与において投与される。併用投与としては、別個の製剤又は単一の医薬処方を使用する同時投与、及びいずれかの順番での連続投与が挙げられ、好ましくは、両方の(又は全ての)活性剤が同時にその生物活性を発揮する時間があることが好ましい。
したがって、本願発明に係る併用療法は、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の投与、及び少なくとも1つの他の治療方法の使用を含む。本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び他の医薬的の活性剤の量、並びに投与の相対的タイミングは、所望の組み合わされた治療効果を達成するために選択される。
この方法の様々な実施形態では、追加の治療剤は、上皮増殖因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)阻害剤、ホスファチジルイノシトールキナーゼ(phosphatidylinositol kinase:PI3K)阻害剤、インスリン様増殖因子受容体(insulin−like growth factor receptor:IGF1R)阻害剤、ヤヌスキナーゼ(Janus kinase:JAK)阻害剤、Metキナーゼ阻害剤、SRCファミリーキナーゼ阻害剤、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(mitogen−activated protein kinase:MEK)阻害剤、細胞外シグナル制御キナーゼ(extracellular−signal−regulated kinase:ERK)阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤(イリノテカンなど、又はエトポシドなど、又はドキソルビシンなど)、タキサン(パクリタキセル及びドセタキセルを含む微小管阻害薬など)、抗代謝産物剤(5−FUなど、又はゲムシタビンなど)、又はアルキル化剤(シスプラチンなど、又はシクロホスファミドなど)、又はタキサンである。
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、エルロチニブなど、又はアファチニブなどの上皮増殖因子受容体(EGFR)阻害剤である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、イレッサである。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、セツキシマブ(Erbitux)又はパニツムマブ(Vectibix)のようなモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、GFR阻害剤は、二重又は汎HER阻害剤である。他の実施形態では、追加の治療剤は、GDC−0941、MLN1117、BYL719(Alpelisib)又はBKM120(Buparlisib)などのホスファチジルイノシトール−3−キナーゼ(PI3K)阻害剤である。GDC−0941とは、2−(1H−インダゾール−4−イル)−6−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イルメチル)−4−モルホリン−4−イル−チエノ[3,2−d]ピリミジン、又はその塩(例えば、ビスメシル酸塩)を指す。
さらに異なる実施形態では、追加の治療剤は、インスリン様増殖因子受容体(IGF1R)阻害剤である。例えば、いくつかの実施形態では、インスリン様増殖因子受容体(IGF1R)阻害剤は、NVP−AEW541である。他の実施形態では、追加の治療剤は、IGOSI−906(リンシチニブ)、BMS−754807であり、又は他の実施形態では、追加の治療薬は、AMG−479(ガニツマブ)、CP−751、871(フィギツムマブ)、IMC−A12(シクスツムマブ)、MK−0646(ダロツズマブ)若しくはR−1507(ロバツムマブ)などのIGF1Rに特異的な中和モノクローナル抗体である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、CYT387、GLPG0634、バリシチニブ、レスタウルチニブ、モメロチニブ、パクリチニブ、ルキソリチニブ、又はTG101348である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、抗体薬物複合体(antibody drug conjugate:ADC)である。いくつかの実施形態では、ADCは、ポラツズマブ・ベドチン、RG7986、RG7882、RG6109、又はRO7172369である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、CD40に対するアゴニスト抗体(agonistic antibody)である。いくつかの実施形態では、CD40に対するアゴニスト抗体は、セリクレルマブ(RG7876)である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、二重特異性抗体である。いくつかの実施形態では、二重特異性抗体は、RG7828(BTCT4465A)、RG7802、RG7386(FAP−DR5)、RG6160、RG6026、ERY974、又は抗HER2/CD3である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、標的化イムノサイトカインである。いくつかの実施形態では、標的化イムノサイトカインは、RG7813又はRG7461である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、コロニー刺激因子1受容体(colony stimulating factor−1 receptor:CSF−1R)を標的とする抗体である。いくつかの実施形態では、抗CSF−1R抗体は、エマクツズマブである。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、BET(ブロモドメイン及びエキストラ末端ファミリ(bromodomain and extraterminal family))タンパク質(BRD2/3/4/T)の阻害剤である。いくつかの実施形態では、BET阻害剤は、RG6146である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、TIGITに結合するよう設計された抗体である。いくつかの実施形態では、抗TIGIT抗体は、RG6058(MTIG7192A)である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、選択的エストロゲン受容体ディグレーダ(selective estrogen receptor degrader:SERD)である。いくつかの他の実施形態では、SERDは、RG6047(GDC−0927)又はRG6171(GDC−9545)である。
いくつかの他の実施形態では、追加の治療剤は、クリゾチニブ、チバンチニブ、AMG337、カボザンチニブ、又はフォレチニブなどのMETキナーゼ阻害剤である。他の実施形態では、追加の治療剤は、オナルツズマブなどのMETに対する中和モノクローナル抗体である。
更なる実施形態では、追加の治療剤は、SRCファミリ非受容体型チロシンキナーゼ阻害剤である。例えば、いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、SRCファミリ非受容体型チロシンキナーゼのサブファミリの阻害剤である。この点における例示的阻害剤には、ダサチニブが含まれる。この点に関する他の例としては、ポナチニブ、サラカチニブ、及びボスチニブなどが挙げられる。
さらに異なる実施形態では、追加の治療剤は、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MEK)阻害剤である。これらの実施形態のいくつかでは、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MEK)阻害剤は、トラメチニブ、セルメチニブ、COTELLIC(登録商標)(コビメチニブ)、PD0325901、又はRO5126766である。他の実施形態では、MEK阻害剤は、トラメチニブとしても知られるGSK−1120212である。
さらに異なる実施形態では、追加の治療剤は、細胞外シグナル制御キナーゼ(ERK)阻害剤である。これらの実施形態のいくつかでは、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MEK)阻害剤は、SCH722984又はGDC−0994である。
他の実施形態では、タンパク質キナーゼ阻害剤は、タセリシブ、イパタセルチブ、GDC−0575、GDC−5573(HM95573)、RG6114(GDC−0077)、CKI27、アファチニブ、アキシチニブ、ベバシズマブ、ボストチニブ、セツキシマブ、クリゾチニブ、ダサチニブ、エルロチニブ、フォスタマチニブ、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、レンバチニブ、イブルチニブ、ニロチニブ、パニツムマブ、パゾパニブ、ペガプタニブ、ラニビズマブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、SU6656、トラスツズマブ、トファシチニブ、バンデタニブ、又はベムラフェニブである。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、トポイソメラーゼ阻害剤である。これらの実施形態のいくつかでは、トポイソメラーゼ阻害剤は、イリノテカンである。更なるいくつかの実施形態では、追加の治療剤は、タキサンである。例示的なタキサンは、タキソール及びドセタキセルを含む。
上記の追加の治療剤に加えて、他の化学療法剤が現在当技術分野で公知であり、本発明の化合物と組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、化学療法剤は、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、抗代謝産物、インターカレート抗生物質(intercalating antibiotic)、増殖因子阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生体応答修飾物質、抗ホルモン剤、血管新生抑制剤、及び抗アンドロゲンからなる群から選択される。
非限定的な例は、化学療法剤、細胞傷害性薬物、並びにGleevec(登録商標)(メシル酸イマチニブ)、Velcade(登録商標)(ボルテゾミブ)、カソデックス(ビカルタミド)、Iressa(登録商標)(ゲフィチニブ)、及びアドリアマイシンなどの非ペプチド小分子、並びに多数の化学療法剤である。化学療法剤の非限定的な例としては、チオテパ及びシクロホスファミド(cyclosphosphamide)(CYTOXAN(商標))などのアルキル化剤;ブスルファン、インプロスルファン、及びピポスルファンのようなスルホン酸アルキル;ベンゾドーパ、カルボコン、メツレドーパ(meturedopa)、及びウレドーパ(uredopa)などのアジリジン;アルトレートアミン(altretamine)、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホラミド、トリエチレンチオホスホラミド(triethylenethiophosphaoramide)、及びトリメチロールメラミンを含むエチレンイミン並びにメチルメラミン、クロラムブシル、クロルナファジン、シクロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩(mechlorethamine oxide hydrochloride)、メルファラン、ノベムビシン(novembichin)、フェネステリン、プレドニマスチン、トロフォスファミド、ウラシルマスタードなどのナイトロジェンマスタード;カルムスチン、クロロゾトシン、ホテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、ラニムスチンなどのニトロソ尿素;アクラシノマイシン、アクチノマイシン、オートラマイシン(authramycin)、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カリケアマイシン、カラビシン、カルミノマイシン、カルジノフィリン、Casodex(商標)、クロモマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン(detorubicin)、6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシン、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポトフィロマイシン(potfiromycin)、ピューロマイシン、クエラマイシン、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメックス、ジノスタチン、ゾルビシンなどの抗生物質;メトトレキサート及び5−フルオロウラシル(5−FU)などの抗代謝産物;デノプテリン、メトトレキサート、プテロプテリン、トリメトレキセートなどの葉酸類似体;フルダラビン、6−メルカプトプリン、チアミプリン(thiamiprine)、チオグアニンなどのプリン類似体;アンシタビン、アザシチジン、6−アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジンなどのピリミジン類似体;カルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトンなどのアンドロゲン;アミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタンなどの抗副腎(anti−adrenals)類;フロリン酸(frolinic acid)などの葉酸補充剤(folic acid replenisher);アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド(aldophosphamide glycoside);アミノレブリン酸;アムサクリン;ベストラブシル(bestrabucil);ビスアントレン;エダトレキサート(edatraxate);デフォファミン(defofamine);デメコルシン;ジアジクオン;エフロミチン(elfomithine);酢酸エリプチニウム(elliptinium acetate);エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシウレア;レンチナン;ロニダミン;ミトグアゾン;ミトキサントロン;モピダモール;ニトラクリン;ペントスタチン;フェナメット;ピラルビシン;ポドフィリン酸(podophyllinic acid);2−エチルヒドラジド;プロカルバジン;ポリサッカリドK;ラゾキサン;シゾフィラン;スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジコン;2,2’,2’’−トリクロロトリエチルアミン;ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポプロマン;ガシトシン(gacytosine);アラビノシ(「Ara−C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキサン、例えば、パクリタクセル(TAXOL(商標))、Bristol−Myers Squibb Oncology、ニュージャージー州プリンストン)及びドセタキセル(TAXOTERE(商標)、Rhone−Poulenc Rorer、フランス、アントニー);レチノイン酸;エスペラミシン;カペシタビン;並びに、上記のいずれかの薬学的に許容される塩、酸、又は誘導体が挙げられる。また、好適な化学療法細胞質調整剤としては、例えば、タモキシフェン、(Nolvadex(商標))、ラロキシフェン、アロマターゼ阻害性4(5)−イミダゾール、4−ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン、LY117018、オナプリストン、及びトレミフェン(Fareston)を含む抗エストロゲン;フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、ロイプロリド、及びゴセレリンなどの抗アンドロゲン;クロラムブシル;ゲムシタビン;6−チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキサート;シスプラチン及びカルボプラチンなどの白金類似体;ビンブラスチン;白金;エトポシド(VP−16);イホスファミド;マイトマイシンC;ミトキサントロン;ビンクリスチン;ビノレルビン;ナベルビン;ノバントロン;テニポシド;ダウノマイシン;アミノプテリン;Xeloda(商標);イバンドロン酸;カンプトテシン−11(CPT−11);トポイソメラーゼ阻害剤RFS2000;並びにジフルオロメチルオルニチン(DMFO)などの、腫瘍に対するホルモン作用を調節又は阻害するように作用する抗ホルモン剤が挙げられる。所望であれば、本願発明の化合物又は医薬組成物は、Herceptin(登録商標)、Avastin(登録商標)、Gazyva(登録商標)、Tecentriq(登録商標)、Alecensa(登録商標)、Perjeta(登録商標)、Venclexta(商標)、Erbitux(登録商標)、Rituxan(登録商標)、Taxol(登録商標)、Arimidex(登録商標)、Taxotere(登録商標)、ABVD、AVICINE、アバゴボマブ(Abagovomab)、アクリジンカルボキサミド、アデカツムマブ(Adecatumumab)、17−N−アリルアミノ−17−デメトキシゲルダナマイシン、アルファラディン(Alpharadin)、アルボシジブ、3−アミノピリジン−2−カルボキシアルデヒドチオセミカルバゾン、アモナファイド、アントラセンジオン、抗CD22イムノトキシン、抗悪性腫瘍薬、抗腫瘍性ハーブ、アパジコン、アチプリモド、アザチオプリン、ベロテカン、ベンダムスチン、BIBW2992、ビリコダー(Biricodar)、ブロスタリシン、ブリオスタチン、ブチオニンスルホキシイミン、CBV(化学療法)カリクリン、細胞周期非特異性抗悪性腫瘍薬、ジクロロ酢酸、ディスコデルモリド、エルサミトルシン(Elsamitrucin)、エノシタビン、エポチロン、エリブリン、エベロリムス、エキサテカン(Exatecan)、エクシスリンド、フェルギノール、フォロデシン、ホスフェストロール、ICE化学療法計画、IT−101、イメキソン、イミキモド、インドロカルバゾール(Indolocarbazole)、イロフルベン、ラニキダール(Laniquidar)、ラロタキセル(Larotaxel)、レナリドミド、ルカントン、ラルトテカン、マホスファミド、ミトゾロミド、ナホキシジン、ネダプラチン、オラパリブ、オルタタキセル(Ortataxel)、PAC−1、ポポー(Pawpaw)、ピクサントロン、プロテアソーム阻害剤、レベッカマイシン、レシキモド、ルビテカン(Rubitecan)、SN−38、サリノスポラミドA、サパシタビン(Sapacitabine)、スタンフォードV、スワインソニン、タラポルフィン、タリキダル、テガフール−ウラシル、テモダール、テセタキセル(Tesetaxel)、トリプラチン四硝酸塩、トリス(2−クロロエチル)アミン、トロキサシタビン、ウラムスチン、バジメザン(Vadimezan)、ビンフルニン、ZD6126、又はゾスキダルなどの一般的に処方される抗がん剤と組み合わせて使用することができる。
化合物及び追加の治療剤を投与するための正確な方法は、当業者には明らかであろう。いくつかの例示的実施形態では、化合物及び追加の治療剤は、同時投与される。他の実施形態では、化合物及び追加の治療剤は、別々に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物及び追加の治療剤は、第2の薬剤と同時に又は別々に投与される。この併用投与は、同一剤形における2つの薬剤の同時投与、別々の剤形における同時投与、及び別々の投与を含むことができる。すなわち、本明細書に記載される化合物と追加の治療剤のいずれかとは、同一剤形で一緒に処方され、同時に投与され得る。あるいは、本明細書に記載される化合物と追加の治療剤のいずれかとは同時に投与することができ、ここで、薬剤は療法とも、別々の製剤で存在する。別の代替法では、化合物は、本明細書に記載される追加の治療剤のいずれかの直後に投与されるか、又はその逆で投与することができる。別々の投与プロトコルのいくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物と追加の治療剤のいずれかとは、数分間隔、又は数時間間隔、又は数日間隔で投与される。
別の実施形態では、本キットは、錠剤又はカプセルなどの、本願発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の固体の経口形態の送達に好適である。かかるキットは、いくつかの単位投与量を含むことができる。このようなキットの例は、「ブリスタパック」である。ブリスタパックは、包装業界において周知であり、医薬的単位剤形の包装に広く使用されている。
実施形態83.治療有効量である実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態80〜82のいずれか一項に記載の医薬組成物を、それを必要とする個体に投与することを含む、がんを治療する方法。
実施形態90.K−Ras G12C変異タンパク質の活性を調節する方法であって、該方法が、実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該変異タンパク質を反応させることを含む、方法。
実施形態91.細胞集団の増殖を阻害する方法であって、該方法が、実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と、該細胞集団を接触させることを含む、方法。
実施形態97.標識K−Ras G12C変異タンパク質を調製する方法であって、該方法が、K−Ras G12C変異タンパク質を、実施形態1〜79のいずれか一項に記載の標識化合物又はその薬学的に許容される塩と反応させて、該標識K−Ras G12C変異タンパク質を得ることを含む、方法。
実施形態98.必要とする個体に、治療有効量である実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態80〜82のいずれか一項に記載の医薬組成物を、それを必要とする個体に投与することを含む、腫瘍転移を阻害する方法。
実施形態99.治療を必要とする個体におけるがん種横断的治療のための方法であって、該方法が、該個体が腫瘍中でK−Ras、H−Ras、又はN−Rasタンパク質におけるG12C変異を有する腫瘍を持つかどうかを決定し、該個体が該変異を有する腫瘍を持つ場合は、治療有効量である実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態80〜82のいずれか一項に記載の医薬組成物を、該個体に投与することを含む、方法。
実施形態107.治療による該ヒト又は動物体の処置の方法で使用するための、実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態80〜82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
実施形態108.がんの治療方法で使用するための、実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態80〜82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
実施形態110.該がんが、血液がん、膵がん、MYH関連ポリポーシス、大腸がん、肺がんであるか、又は横断的なものである、実施形態108に記載の化合物、その薬学的に許容される塩、又は医薬組成物。
実施形態112.腫瘍転移を阻害する方法で使用するための、実施形態1〜79のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態80〜82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
以下の実施例は、本発明の範囲内の化合物の調製及び生物学的評価を示す。以下のこれらの実施例及び調製物は、当業者が本願発明をより明確に理解し、実施することを可能にするために提供される。これらは本発明の範囲を限定するものではく、単に例示的であり、その代表的なものであると考えるべきである。
本明細書で提供される化合物構造のいくつかは、「推定(assumed)」という名称を備える。別段明記されない限り、用語「推定」とは、化合物の立体化学が効力に基づいて割り当てられたことを示すよう企図され、したがって、化合物について示されたものとは異なる場合がある。
以下の略語が実施例で使用される。
ACN−アセトニトリル
B
2pin
2−ビス(ピナコラト)ジボロン
BINAP−(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル
BOC−tert−ブチルオキシカルボニル
BOC
2O−ジ−tert−ブチルジカーボネート
B(O−iPr)
3−ホウ酸トリイソプロピル
BOP−(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート
DBU−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
DCE−炭酸ジエチル
DCM−ジクロロメタン
DDQ−2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン
DHP−3,4−ジヒドロ−2h−ピラン
DIEA−N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DIPEA−N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMA−N,N−ジメチルアセトアミド
DMAP−4−ジメチルアミノピリジン
DMF−N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO−ジメチルスルホキシド
EA−酢酸エチル
EtOAc−酢酸エチル
EtOH−エタノール又はエチルアルコール
HATU−1−(ビス(ジメチルアミノ)メチレン)−1H−1λ
4−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−4−イウム 3−オキシドヘキサフルオロホスファート(V)
HC(OMe)
3 トリメトキシメタン
IPAC−酢酸イソプロピル
(i−PrO)
3B−ホウ酸トリイソプロピル
KF−フッ化カリウム
KHMDS−カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
KOAc−酢酸カリウム
LDA−リチウムジイソプロピルアミド
LiHMDS−リチウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムヘキサメチルジシラジド
m−CBPA又はm−CPBA−3−クロロ過安息香酸
MeCN−アセトニトリル
MeOH−メタノール又はメチルアルコール
MeONa−ナトリウムメトキシド又はナトリウムメタノラート
NBS−1−ブロモ−2,5−ピロリジンジオン
n−BuLi−n−ブチルリチウム
NIS−N−ヨードスクシンイミド
NMP−1−メチル−2−ピロリジノン
Oxone−ペルオキシ一硫酸カリウム
P(t−Bu)
3HBF
4−トリ−tert−ブチルホスホニウムテトラフルオロボラート
PCy
3−トリシクロヘキシルホスフィン
Pd/C−パラジウム炭素
Pd
2(dba)
3−ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム
Pd
2(dba)
3CHCl
3−トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム
Pd(PPh
3)
2Cl
2−ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド
Pd(dppf)Cl
2−1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド
Pd(dppf)Cl
2CH
2Cl
2−[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンと複合
Pd(OAc)
2−酢酸パラジウム(II)
Pd(pph
3)Cl
2−ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド
PE−石油エーテル
PMBCl−4−メトキシベンジルクロリド
PMB−p−メトキシベンジル
P(t−Bu)
3HBF
4−トリ−tert−ブチルホスフィンテトラフルオロボラート
RBF−フッ化ルビジウム
[Rh(COD)Cl]
2−クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー
r.t.−室温
SEMCl−2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド
SEM−2−(トリメチルシリル)エトキシメチル
SFC−超臨界流体クロマトグラフィ
Sn
2(n−Bu)
6−ヘキサブチルジチン
TBSCl−tert−ブチルジメチルシリルクロリド
t−BuOK−カリウムtert−ブトキシド
Tf
2O−トリフルオロメタンスルホン酸無水物
TFA−トリフルオロ酢酸
THF−テトラヒドロフラン
THP−テトラヒドロピラン
TMG−テトラメチルグアニジン
Tol−トルエン
TsOH−p−トルエンスルホン酸
Zn(Me)
2−ジメチル亜鉛
実施例1a及び実施例1b
1−(4−((6R,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例1a);
1−(4−((6S,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例1b)
工程1:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキス−2−エン−1−オン
窒素下において、1−メチル−2−ピロリジノン(30mL)中の6−ブロモ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(9.00g、18.18mmol)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(3.96g、36.36mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(1.30g、1.80mmol)、トリ−tert−ブチルホスフィンテトラフルオロボラート(1.10g、3.60mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(4.60g、54.54mmol)の溶液を、140℃で10時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキス−2−エン−1−オン(2.20g、4.20mmol、収率23%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):525.2[M+H]+.
工程2:エチル−4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキス−2−エン−1−オン(2.20g、4.20mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(5.5mL、5.46mmol、THF中1.0M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.60g、6.29mmol)を滴下し、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下において濃縮して、粗生成物エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(1.40g、粗)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):597.2[M+H]+.
工程3:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
水素下において、酢酸エチル(100mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(1.40g、2.34mmol)の溶液に、Pd/C(10%)(1.40g)を加え、0℃で20分間撹拌した。濾過の後、濾液を減圧下において濃縮して、粗生成物エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.00g、粗)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):599.3[M+H]+.
工程4:7−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(3H)−オン
エチルアルコール(50mL)中の、エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.00g、粗)、ホルムアミジン酢酸塩(1.70g、16.70mmol)、及びカリウムtert−ブトキシド(3.80g、33.41mmol)の溶液を、120℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、HCl/1,4−ジオキサンでpH=7に調節し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メチルアルコール(20/1)で溶出するシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.40g、0.64mmol、収率38.3%)を固体として得た。LCMS(ESI,m/z):579.3[M+H]+.
工程5:1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
クロロホルム(6mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(370.0mg、0.64mmol)、ピペラジン(550.8mg、6.39mmol)、及びBOP(565.6mg、1.28mmol)の溶液を、70℃で5時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(10mL)上で溶解し、塩化アクリロイル(0.15mL、12.79mmol)を滴下し、25℃で10分間撹拌した。完了後、得られた溶液を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィ(水中アセトニトリル0〜80%)によって精製して、1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(70.0mg、0.10mmol、収率15.6%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):701.3[M+H]+.
工程6:1−(4−((6R,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例1a);1−(4−((6S,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例1b)
トリフルオロ酢酸(5mL)中の1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(70.0mg、0.10mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件:カラム:XBridge Prep C18 OBD Column 19×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:25mL/分;勾配:7分で31%B〜54%B;254/210nm;Rt:5.88分で分取HPLCによって精製して、20mgの生成物を白色固体として得た。生成物を次の条件(カラム、CHIRALPAK IF2*25cm、5um;移動相:MTBE(10mM、NH3−MEOH):EtOH;検出器、UV254nm)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学又は相対配置を、NMR、及びtrans−異性体からの効力差(実施例8a及び8b)に基づいて割り当てた。表題化合物の絶対配置は決定しなかった。
実施例1a:1−(4−((6R,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(5.3mg、0.012mmol、収率11.5%、白色固体)、1H NMR(300MHz、メタノール−d4,ppm)δ8.27(s,1H),6.82(dd,J=16.8,10.6Hz,1H),6.25(dd,J=16.8,2.0Hz,1H),6.15(s,1H),5.79(dd,J=10.6,2.0Hz,1H),3.95−3.72(m,4H),3.68−3.53(m,3H),3.45(brs,2H),2.85−2.53(m,4H),2.26(d,J=2.9Hz,3H),2.03(brs,1H),1.48(d,J=1.2Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):461.2[M+H]>+.キラルHPLC:Chiralpak IF−3(0.46*5cm、3um);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10、1.0ml/分);保持時間:1.259分(早いピーク)。
実施例1b:1−(4−((6S,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(5.0mg、0.011mmol、収率10.9%、白色固体)、
1H NMR(300MHz、メタノール−d
4,ppm)δ8.27(s,1H),6.82(dd,J=16.8,10.6Hz,1H),6.25(dd,J=16.8,2.0Hz,1H),6.15(s,1H),5.79(dd,J=10.6,2.0Hz,1H),3.95−3.72(m,4H),3.68−3.53(m,3H),3.45(brs,2H),2.85−2.53(m,4H),2.26(d,J=2.9Hz,3H),2.03(brs,1H),1.48(d,J=1.2Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):461.2[M+H]
+.キラルHPLC:Chiralpak IF−3(0.46*5cm、3um);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10、1.0ml/分);保持時間:1.932分(遅いピーク)。
実施例2
1−(4−(7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(ラセミ体)
工程1:3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中の(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)ボロン酸(1.07g、4.13mmol)、2−シクロヘキセン−1−オン(0.5mL、5.16mmol)、BINAP(482.6mg、0.77mmol)、ジクロロ(シクロオクタ−1,5−ジエン)ルテニウム(II)(108.5mg、0.39mmol)、及び飽和リン酸カリウム水溶液(1.28mL)の溶液を、40℃で5分間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/11)で溶出するシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン(0.55g、1.76mmol、収率34.1%)を淡黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):313.2[M+H]
+.
工程2:エチル4−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
テトラヒドロフラン(2mL)中の3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン(1.00g、3.20mmol)の溶液に、NaH(384.1mg、9.60mmol)を加え、0℃で10分間撹拌した。その後、炭酸ジエチル(0.78mL、6.40mmol)を滴下し、70℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(150.0mg、1.17mmol、収率12.2%)を淡黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):385.2[M+H]
+.
工程3:7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メチルアルコール(1mL)中のエチル4−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(80.0mg、0.21mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(75.7mg、0.73mmol)、及びナトリウムメトキシド(56.2mg、1.04mmol)の溶液を、50℃で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を1,4−ジオキサン中のHClでpH=6.0に調節した。得られた溶液を逆相クロマトグラフィ(アセトニトリル/水=10%〜40%))によって精製して、7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(57.0mg、0.16mmol、収率76%)を白色黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):365.2[M+H]
+.
工程4:7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(3mL)中の7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(120.0mg、0.33mmol)、ピペラジン(283.6mg、3.29mmol)、BOP(291.3mg、0.66mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.15mL、0.99mmol)の溶液を、70℃で1時間撹拌した。完了後、溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(5:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(120.0mg、0.28mmol、収率84.3%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):433.2[M+H]
+.
工程5:1−[4−[7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(6mL)中の7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(120.0mg、0.28mmol)、アクリル酸(99.9mg、1.39mmol)、HATU(158.2mg、0.42mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.83mmol)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。完了後、反応物を、飽和塩化アンモニウム水溶液によってクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(60.0mg,0.12mmol、収率44.4%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):487.3[M+H]
+.
工程6:1−(4−(7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
トリフルオロ酢酸(2mL)及びジクロロメタン(5mL)中の1−[4−[7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(60.0mg、0.12mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:X Bridge C18、19*150mm、5um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN;流速:20mL/分;勾配:10分で30%B〜70%B;254nm。RT:[7分]。これによって、1−[4−[7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(12.9mg、0.03mmol、収率26%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):403.2[M+H]+.
実施例2:
1H NMR(300MHz、メタノール−d
4,ppm)δ8.51(s,1H),8.07(s,1H),7.34(d,J=8.4Hz,1H),7.25(d,J=8.4Hz,1H),6.82(dd,J=16.8,10.8Hz,1H),6.26(dd,J=16.8,1.8Hz,1H),5.79(dd,J=10.8,1.9Hz,1H),3.93−3.84(m,2H),3.80−3.70(m,5H),3.57−3.42(m,2H),3.38−3.35(m,1H),3.28−3.22(m,1H),3.14−2.92(m,2H),2.90−2.81(m,1H),2.50(s,3H),2.40−2.24(m,1H),2.20−2.09(m,1H).
実施例3a及び3b
(R)−1−(4−(7−(3−アミノイソキノリン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例3a);
(S)−1−(4−(7−(3−アミノイソキノリン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例3b)
工程1:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]シクロヘキス−2−エン−1−オン
窒素下において、1−メチル−2−ピロリジノン(50mL)中の1−ブロモ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]イソキノリン−3−アミン(11.00g、23.74mmol)、2−シクロヘキセン−1−オン(4.56g、47.48mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.67g、2.37mmol)、トリ(2−フリル)ホスフィン(1.10g、4.75mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(5.98g、71.22mmol)の溶液を、140℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(7.00g、14.63mmol、収率50.5%)を赤色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):479.2[M+H]+.
工程2:エチル
4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(60mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(7.00g、14.63mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(lithium bis(trimethyslilyl)amide)(58.5mL、58.51mmol、THF中1.0M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.35g、43.88mmol)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(8/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(3.80g、6.35mmol、収率43.4%)を赤色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):551.2[M+H]+.
工程3:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
水素下において、酢酸エチル(20mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(3.40g、6.17mmol)の溶液に、Pd/C(1.00g、6.17mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。濾過の後、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(7:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.80g、3.26mmol、収率47.5%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):553.3[M+H]+.
工程4:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メチルアルコール(10mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.80g、3.26mmol)、ナトリウムメトキシド(1.76g、32.57mmol)、及びホルムアミジン酢酸塩(2.03g、19.54mmol)の溶液を、70℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メチルアルコール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.70g、1.31mmol、収率37.1%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):533.2[M+H]+.
工程5:1−[4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
クロロホルム(8mL)中のピペラジン(0.57g、6.57mmol)、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.70g、1.31mmol)、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(0.87g、1.97mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.39mL、2.63mmol)の溶液を、70℃で2時間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.36g、3.94mmol)を滴下し、室温で30分間撹拌した。完了後、溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メチルアルコール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(0.40g、0.42mmol、収率31.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):655.3[M+H]+.
工程6:(R)−1−(4−(7−(3−アミノイソキノリン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例3a)及び(S)−1−(4−(7−(3−アミノイソキノリン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例3b)
トリフルオロ酢酸(2mL)及びジクロロメタン(4mL)中の1−[4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−1−イソキノリル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(0.40g、0.42mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、溶液を真空下で濃縮した。次いで、粗物質を次の条件、YMC−Actus Triart C18 Column 30×250mm、5um;移動相A:水(10mmol/l、炭酸水素アンモニウム)、移動相B:アセトニトリル;流速:60mL/分;勾配:7分で33%B〜52%B;254/220nm;Rt:5.77分で、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK ID−03、2.0cm、I.D*25cm L(5um);移動相A:ヘキサン:ジクロロメタン=3:1(10mM、NH3−MEOH)−−HPLC、移動相B:IPA−−HPLC;流速:18mL/分;勾配:22分で50B〜50B;220/254nm;RT1:12.518;RT2:16.645で、分取キラルHPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を、効力データに基づいて割り当てた。
実施例3a:(R)−1−(4−(7−(3−アミノイソキノリン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(11.3mg、0.026mmol、収率6.4%、白色固体)。1H NMR(300MHz、メタノール−d4,ppm)δ8.50(s,1H),8.14(d,J=8.5Hz,1H),7.64−7.54(m,1H),7.52−7.45(m,1H),7.31−7.20(m,1H),6.84(dd,J=16.8,10.6Hz,1H),6.69(d,J=0.9Hz,1H),6.27(dd,J=16.8,2.0Hz,1H),5.81(dd,J=10.6,2.0Hz,1H),4.27−4.11(m,1H),3.96−3.71(m,4H),3.70−3.58(m,2H),3.52−3.35(m,3H),3.20−2.92(m,2H),2.81−2.66(m,1H),2.23(d,J=13.0Hz,1H),2.07−1.88(m,1H).LCMS(ESI,m/z):415.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK ID−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/IPA=50/50;流量:1mL/分;保持時間:12.518分(早いピーク)。
実施例3b:(S)−1−(4−(7−(3−アミノイソキノリン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(11.5mg、0.028mmol、収率6.6%、白色固体)。
1H NMR(300MHz、メタノール−d
4,ppm)δ8.50(s,1H),8.14(d,J=8.5Hz,1H),7.64−7.54(m,1H),7.52−7.45(m,1H),7.31−7.20(m,1H),6.84(dd,J=16.8,10.6Hz,1H),6.69(d,J=0.9Hz,1H),6.27(dd,J=16.8,2.0Hz,1H),5.81(dd,J=10.6,2.0Hz,1H),4.27−4.11(m,1H),3.96−3.71(m,4H),3.70−3.58(m,2H),3.52−3.35(m,3H),3.20−2.92(m,2H),2.81−2.66(m,1H),2.23(d,J=13.0Hz,1H),2.07−1.88(m,1H).LCMS(ESI,m/z):415.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK ID−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/IPA=50/50;流量:1mL/分;保持時間:16.645分(遅いピーク)。
実施例4a及び4b
1−(4−((6S,7S)−7−(5−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例4a);
1−[4−[(6R,7R)−7−[5−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−フェニル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例4b)
工程1:2−[(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)メトキシ]テトラヒドロピラン
ジクロロメタン(40mL)中の(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)メタノール(9.00g、44.76mmol)及びp−トルエンスルホン酸(3.85g、22.38mmol)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、3,4−ジヒドロ−2h−ピラン(7.53g、89.53mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで希釈した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−[(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)メトキシ]テトラヒドロピラン(9.20g、30.64mmol、収率68.5%)を無色の油として得た。
工程2:4,4,5,5−テトラメチル−2−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロラン
窒素下において、1,4−ジオキサン(60mL)中の2−[(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)メトキシ]テトラヒドロピラン(9.20g、30.64mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(bis(pinacolato)diboronm)(16.4g、64.52mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン複合体(2.63g、3.23mmol)、及び酢酸カリウム(6.32g、64.52mmol)の溶液を、80℃で40分間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4,4,5,5−テトラメチル−2−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロラン(9.00g、27.09mmol、収率79.8%)を無色の油として得た。
工程3:4−メチル−3−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(50mL)中の4,4,5,5−テトラメチル−2−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロラン(9.00g、27.09mmol)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(3.28g、29.80mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.34g、2.71mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(10mL)を加え、25℃で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−メチル−3−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]シクロヘキサノン(4.50g、14.22mmol、収率47.2%)を淡黄色の油として得た。LCMS:(ESI、m/z):317.2 [M+H]
+
工程4:エチル5−メチル−4−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(70mL)中の4−メチル−3−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]シクロヘキサノン(4.50g、14.22mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(14.22mL、14.22mmol、テトラヒドロフラン中1.0M)を滴下し、−78℃で10分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(1.69g、17.07mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗エチル5−メチル−4−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(5.00g、粗)を黄色の油として得た。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS:(ESI,m/z):389.2[M+H]
+
工程5:6−メチル−7−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(40mL)中のエチル5−メチル−4−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.00g、7.72mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(4.02g、38.61mmol)、及びカリウムtert−ブトキシド(6.07g、54.05mmol)の溶液を、120℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈し、HCl/ジオキサンでPH=7.0に調節し、真空下で濃縮し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−メチル−7−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.50g、3.74mmol、収率48.5%)を白色固体として得た。LCMS:(ESI,m/z):369.2[M+H]
+
工程6:1−[4−[6−メチル−7−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
クロロホルム(10mL)中の6−メチル−7−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.00g、2.71mmol)、ピペラジン(1.17g、13.57mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(2.40g、5.430mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.24g、8.14mmol)の溶液を、60℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。次いで、ジクロロメタン(10mL)中の粗生成物及びエチルジイソプロピルアミン(0.70g、5.43mmol)の溶液を、室温で撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.25g、2.71mmol)を滴下し、室温で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗1−[4−[6−メチル−7−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(1.30g、粗)を得た。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS:(ESI,m/z):491.3[M+H]
+
工程7:1−(4−((6S,7S)−7−(5−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例4a)及び1−[4−[(6R,7R)−7−[5−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−フェニル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例4b)
トリフルオロ酢酸(2mL)及び1,2−ジクロロエタン(5mL)中の1−[4−[6−メチル−7−[2−メチル−5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(1.30g、2.65mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗物質を得た。次いで、粗生成物を、次の条件:カラム:xbridge shield APP8 OBD Column、30*150mm、5um;移動相A:水(10mmol/L、炭酸水素アンモニウム)、移動相B:アセトニトリル(0.1%ジエチルアミン);流速:60mL/分;勾配:7分で23B〜43B;254nm;RT:6.18分で、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:chiralpak ic、2*25cm、5um;移動相A:n−ヘキサン/ジクロロメタン=3/1(10mM、アンモニア−メタノール)、移動相B:エタノール;流速:40mL/分;勾配:19分で30B〜30B;220/254nm)で、キラル分取HPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例4a:1−(4−((6S,7S)−7−(5−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(57.5mg、0.14mmol、収率5.3%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)8.48(s,1H),7.17(s,1H),7.12(d,J=7.8Hz,1H),7.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),6.84(dd,J=16.6,10.4Hz,1H),6.15(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.5Hz,1H),5.05(t,J=5.7Hz,1H),4.44(d,J=5.7Hz,2H),3.84−3.43(m,6H),3.31−3.22(m,2H),3.13−2.91(m,2H),2.81−2.55(m,3H),2.31(s,3H),2.07−1.88(m,1H),0.80(d,J=6.4Hz,3H).LCMS:(ESI,m/z):407.2[M+H]+.キラルHPLC:キラルHPLC:CHIRALPAK IC−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/エタノール=70/30;流量:1mL/分;保持時間:12.524分(早いピーク)。
実施例4b:1−[4−[(6R,7R)−7−[5−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−フェニル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(52.7mg、0.13mmol、収率4.9%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)8.48(s,1H),7.17(s,1H),7.12(d,J=7.8Hz,1H),7.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),6.84(dd,J=16.6,10.4Hz,1H),6.15(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.5Hz,1H),5.05(t,J=5.7Hz,1H),4.44(d,J=5.7Hz,2H),3.84−3.43(m,6H),3.31−3.22(m,2H),3.13−2.91(m,2H),2.81−2.55(m,3H),2.31(s,3H),2.07−1.88(m,1H),0.80(d,J=6.4Hz,3H).LCMS:(ESI,m/z):407.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IC−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/エタノール=70/30;流量:1mL/分;保持時間:14.975分(遅いピーク)。
実施例5a及び5b
1−[(3S)−4−[(6S,7S)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−7−[4−メチル−6−(メチルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例5a);
1−[(3S)−4−[(6R,7R)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−7−[4−メチル−6−(メチルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例5b)
工程1:6−ブロモ−N−[(4−メトキシフェニル)メチル]−N,4−ジメチル−ピリジン−2−アミン
ジメチルスルホキシド(100mL)中のN−(4−メトキシベンジル)−N−メチルアミン(74.00g、489.90mmol)及び2,6−ジブロモ−4−メチルピリジン(41.00g、163.30mmol)の溶液を、100℃で4時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(8/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−ブロモ−N−[(4−メトキシフェニル)メチル]−N,4−ジメチル−ピリジン−2−アミン(44.00g、137.00mmol、収率80.8%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI、m/z):321.1[M+H]
+
工程2:[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]ボロン酸
窒素下において、テトラヒドロフラン(150mL)中の6−ブロモ−N−[(4−メトキシフェニル)メチル]−N,4−ジメチル−ピリジン−2−アミン(44.00g、137.00mmol)の溶液に、n−BuLi(98.69mL、246.70mmol、n−ヘキサン中2.5M)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、ホウ酸トリイソプロピル(77.3g、411.2mmol)を加え、−78℃で60分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]ボロン酸(35.00g、粗)は、精製せずに次の工程で直接使用される。LC−MS:(ESI,m/z):287.1[M+H]
+
工程3:3−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(100mL)中の[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]ボロン酸(35.00g、粗)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(21.60g、182.9mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(5.60g、12.19mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(20mL)を加え、25℃で4時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(24.00g、68.18mmol、収率57.2%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):353.2[M+H]
+
工程4:3−[3−ヨード−6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(80mL)中の3−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(24.00g、68.18mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(22.90g、102.30mmol)の溶液を、25℃で60分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−ヨード−6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(14.00g、29.28mmol、収率43.07%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):479.1[M+H]
+
工程5:3−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルアセトアミド(50mL)中の3−[3−ヨード−6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(14.00g、29.28mmol)、メチル−2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(28.10g、146.30mmol)及びヨウ化銅(I)(16.70g、87.80mmol)の溶液を、90℃で5時間撹拌した。濾過の後、濾液を集め、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(9.00g、20.33mmol、収率69.5%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):421.2[M+H]
+
工程6:エチル4−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の3−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(9.00g、21.40mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(32.1mL、32.11mmol、テトラヒドロフラン中1.0M)を滴下し、−78℃で20分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(2.55g、25.69mmol)を加え、−78℃で50分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、真空下で濃縮した、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物エチル4−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(12.00g、粗)を得た。これは精製せずに次の工程で直接使用される。LC−MS:(ESI,m/z):493.2[M+H]
+
工程7:7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(60mL)及び水(12mL)中のエチル4−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(12.00g、15.84mmol)、2−メチルイソチオ尿素(14.30g、158.4mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(33.30g、395.90mmol)の溶液を、50℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(3.80g、7.33mmol、収率44%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):519.2[M+H]
+
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(15mL)中の7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(3.80g、7.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.73g、36.64mmol)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.72g、13.19mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮して、粗物質を得た。次いで、1,4−ジオキサン(10mL)中の粗生成物及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(14.68g、73.28mmol)の溶液を、110℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(4.00g、5.71mmol、収率71.7%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):701.3[M+H]
+
工程9:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(4.00g、5.71mmol)及び3−クロロ過安息香酸(1.97g、11.41mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を飽和イソチオ尿素水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(5.00g、粗)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):733.3[M+H]
+
工程10:tert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(1.83g、13.71mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中0.44g、14.67mmol、60%分散)を加え、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(5.00g、4.57mmol)を加え、0℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.80g、2.06mmol、収率45.1%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):786.4[M+H]
+
工程11:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−7−[4−メチル−6−(メチルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例5a);1−[(3S)−4−[(6R,7R)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−7−[4−メチル−6−(メチルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例(Examle)5b)
トリフルオロ酢酸(8mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−[6−[(4−メトキシフェニル)メチル−メチル−アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.00g、1.270mmol)の溶液を、50℃で20分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。粗生成物6−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−N,4−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(1.50g、粗)は、精製せずに次の工程で直接使用される。次いで、ジクロロメタン(10mL)中の6−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−N,4−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(1.50g、粗)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.77g、5.97mmol)の溶液を、−78℃で撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.110g、1.190mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、生成物を得た。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:XBridge Prep OBD C18 Column、30×150mM、5um;移動相A:水(10mmol/L、炭酸水素アンモニウム)、移動相B:アセトニトリル;流速:60mL/分;勾配:7分で45B〜75B;254nm;RT:5.67分で、分取HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。ジアステレオ異性体(diasteroisomer)の混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IF、2*25cm、5um;移動相A:ヘキサン(8mmol/Lアンモニアメタノール)−−HPLC、移動相B:エタノール−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:33分で15B〜15B;254/220nm;注入量(Injection Volumn):0.5ml;実行数:14で、分取キラルHPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例5a:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−7−[4−メチル−6−(メチルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(96.2mg,0.15mmol、収率13%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.97(q,J=4.6Hz,1H),6.92−6.72(m,1H),6.25−6.10(m,2H),5.72(dd,J=10.3,2.4Hz,1H),5.19(d,J=27.0,1H),4.47−3.76(m,6H),3.55−3.37(m,3H),3.23−3.04(m,3H),3.03−2.84(m,2H),2.82−2.62(m,4H),2.50−2.36(m,5H),2.30(s,3H),2.22−2.01(m,2H),1.99−1.74(m,1H),1.24(brs,3H),0.74(d,J=6.3Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):620.3[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IG−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/エタノール=90/10;流量:1mL/分;保持時間:15.5分(遅いピーク)。
実施例5b:1−[(3S)−4−[(6R,7R)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−7−[4−メチル−6−(メチルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(101.8mg、0.16mmol、収率13.6%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.96(q,J=4.5Hz,1H),6.91−6.73(m,1H),6.25−6.11(m,2H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),5.21(d,J=25.5Hz,1H),4.39−3.54(m,6H),3.53−3.35(m,3H),3.21−2.97(m,3H),2.95−2.68(m,6H),2.62−2.52(m,1H),2.48−2.42(m,1H),2.38(s,3H),2.31(s,3H),2.21−1.71(m,3H),0.98(d,J=7.1Hz,3H),0.74(d,J=6.3Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):620.3[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IG−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/エタノール=90/10;流量:1mL/分;保持時間:12.0分(早いピーク)。
実施例6a及び6b
1−[4−[(7S)−7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例6a);
1−[4−[(7R)−7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例6b)
工程1:3−インダン−4−イルシクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(30mL)中のインダン−4−イルボロン酸(10.0g、40.13mmol)、2−シクロヘキセン−1−オン(19.30g、200.60mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.98g、4.01mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(6mL)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−インダン−4−イルシクロヘキサノン(4.50g、19.73mmol、収率49.2%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):215.1[M+H]
+
工程2:エチル4−インダン−4−イル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(15mL)中の3−インダン−4−イルシクロヘキサノン(2.00g、9.33mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(12.1mL、12.13mmol、テトラヒドロフラン中1.0M)を滴下し、−78℃で20分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(1.11g、11.20mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗エチル4−インダン−4−イル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(2.00g、5.59mmol、収率59.9%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):287.2[M+H]
+
工程3:7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(20mL)中のエチル4−インダン−4−イル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(2.00g、5.59mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(2.91g、27.94mmol)、及びナトリウムtert−ブトキシド(3.76g、39.11mmol)の溶液を、120℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.80g、3.01mmol、収率51.1%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):267.1[M+H]
+
工程4:7−インダン−4−イル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(10mL)中の7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.78g、2.93mmol)、ピペラジン(1.26g、14.64mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.34g、8.79mmol)、及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(2.59g、5.86mmol)の溶液を、70℃で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を逆相で精製して、所望の生成物7−インダン−4−イル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.64g、1.91mmol、収率53.6%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):335.2[M+H]
+
工程5:1−[4−[(7S)−7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例6a);1−[4−[(7R)−7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例6b)
ジクロロメタン(8mL)中の7−インダン−4−イル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.64g、1.91mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.49g、3.83mmol)の溶液を、25℃で撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.17g、1.91mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。完了後、反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、生成物を得た。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:カラム:CHIRALPAK IG、3*25cm、5um;移動相A:ヘキサン:ジクロロメタン=3:1(10mM、アンモニア−メタノール)−−HPLC、移動相B:エタノール−−HPLC;流速:45mL/分;勾配:20分で10B〜10B;254nm;注入量:1.5ml;実行数:8で、キラル分取HPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例6a:1−[4−[(7S)−7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(17.9mg、0.45mmol、収率23.6%、白色固体)。1H NMR(300MHz,Chloroform−d,ppm)8.60(s,1H),7.15(d,J=5.7Hz,2H),7.00(dd,J=5.7,3.1Hz,1H),6.60(dd,J=16.8,10.5Hz,1H),6.33(dd,J=16.8,1.9Hz,1H),5.74(dd,J=10.5,1.9Hz,1H),3.79(brs,3H),3.72−3.57(m,1H),3.51(dt,J=13.0,5.0Hz,2H),3.43−3.12(m,4H),3.18−2.82(m,5H),2.77−2.65(m,2H),2.20−2.02(m,3H),1.92−1.74(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):389.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IF−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/エタノール=85/15;流量:1mL/分;保持時間:12.417分(早いピーク)。
実施例6b:1−[4−[(7R)−7−インダン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(17.7mg、0.45mmol、収率23.3%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,Chloroform−d,ppm)8.60(s,1H),7.15(d,J=5.7Hz,2H),7.00(dd,J=5.7,3.1Hz,1H),6.60(dd,J=16.8,10.5Hz,1H),6.33(dd,J=16.8,1.9Hz,1H),5.74(dd,J=10.5,1.9Hz,1H),3.79(brs,3H),3.72−3.57(m,1H),3.51(dt,J=13.0,5.0Hz,2H),3.43−3.12(m,4H),3.18−2.82(m,5H),2.77−2.65(m,2H),2.20−2.02(m,3H),1.92−1.74(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):389.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IF−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;n−ヘキサン/エタノール=85/15;流量:1mL/分;保持時間:14.642分(遅いピーク)。
実施例7a
4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−1−プロプ−2−エノイル−ピペリジン−4−カルボニトリル
工程1:tert−ブチル 4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の1−Boc−4−シアノピペリジン(2.16g、10.26mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(12.83mL、12.83mmol、テトラヒドロフラン中1.0M)を加え、−78℃で10分間撹拌した。次いで、[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]トリフルオロメタンスルホナート(3.00g、5.13mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.30g、3.35mmol、収率65.3%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):645.3[M+H]
+
工程2:tert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(15mL)中の3−クロロ過安息香酸(0.80g、4.65mmol)及びtert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.00g、1.55mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.00g、粗)を得た。LC−MS:(ESI,m/z):677.3[M+H]
+
工程3:tert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート
DMF(30mL)中のN−メチル−L−プロリノール(0.38g、3.32mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(0.22g、5.54mmol、鉱油中60%分散)を加え、25℃で20分間撹拌した。次いで、粗tert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.00g、1.11mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(8/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート(0.40g、0.56mmol、収率45.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):712.4[M+H]
+
工程4:4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−1−プロプ−2−エノイル−ピペリジン−4−カルボニトリル
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−4−シアノ−ピペリジン−1−カルボキシレート(0.40g、0.56mmol)及びトリフルオロ酢酸(1mL)の溶液を、25℃で20分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。次いで、ジクロロメタン(6mL)中の粗生成物及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22g、1.69mmol)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.05g、0.56mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−1−プロプ−2−エノイル−ピペリジン−4−カルボニトリル(0.20g、粗)を得た。LC−MS:(ESI,m/z):666.4[M+H]
+
工程5:4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−1−プロプ−2−エノイル−ピペリジン−4−カルボニトリル
テトラヒドロフラン(2mL)中の4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−1−プロプ−2−エノイル−ピペリジン−4−カルボニトリル(0.20g、0.20mmol)及びフッ化セシウム(0.09g、0.60mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を、4つの化合物の混合物としてジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製した。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:XBridge Shield RP18 OBD Column、30*150mm、5um;移動相A:水(10mmol/L、炭酸水素アンモニウム)、移動相B:アセトニトリル;流速:60mL/分;勾配:7分で38B〜57B;254nm;RT:6.52分で、分取HPLCによって精製して、生成物4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−1−プロプ−2−エノイル−ピペリジン−4−カルボニトリル(55.7mg、0.10mmol、収率18.8%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):552.3[M+H]+.
実施例7a:
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.68(s,1H),8.08(d,J=8.5Hz,1H),7.70(dd,J=8.2,1.4Hz,1H),7.44−7.34(m,1H),7.33−7.25(m,1H),7.05−6.94(m,2H),6.85(dd,J=16.7,10.5Hz,1H),6.12(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.70(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),4.68−4.45(m,1H),4.38−4.20(m,2H),4.18−4.05(m,1H),4.01−3.85(m,1H),3.51−3.35(m,1H),3.25−3.11(m,3H),3.08−2.86(m,3H),2.72−2.53(m,1H),2.45−2.10(m,8H),2.08−1.83(m,3H),1.73−1.51(m,3H).
実施例8a及び8b
1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例8a);
1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例8b)
工程1:7−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(3H)−オン
エタノール(50mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.00g、1.67mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(1.74g、16.7mmol)、及びカリウムtert−ブトキシド(3.75g、33.41mmol)の溶液を、120℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、HCl/1,4−ジオキサンでpH=7に調節し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.37g、0.64mmol、収率38.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):579.3[M+H]
+
工程2:N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
クロロホルム(15mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.60g、2.77mmol)、ピペラジン(1.19g、13.83mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(2.45g、5.53mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.26g、8.3mmol)の溶液を、60℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(1.40g、2.16mmol、収率78.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):647.3[M+H]
+
工程3:1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(20mL)中のN,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(2.00g、3.09mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.99g、30.92mmol)の溶液を、0℃で5分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.48g、5.26mmol)を加え、0℃で10分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を水で希釈した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(1.50g、2.14mmol、収率69.2%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):701.3[M+H]
+
工程4:1−[4−[(6S,7S)−7−[6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例8a)及び1−[4−[(6R,7R)−7−[6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例8b)
ジクロロメタン(6mL)中の1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(1.50g、2.14mmol)及びトリフルオロ酢酸(6.36mL、85.62mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を、真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、飽和した飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH=7に調節し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、所望の生成物を得た。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IG−3、4.6*50mm、3um;移動相A:Hex(0.1%DEA):EtOH=70:30、移動相B:;流速:1mL/分;勾配:分で0B〜0B;nm;RT1:2.246;RT2:2.814で、分取キラルHPLCによって分離して、を白色固体として得た。
実施例8a:1−[4−[(6S,7S)−7−[6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(47.3mg、0.10mmol、収率4.8%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ8.46(s,1H),6.84(dd,J=16.4,10.4Hz,1H),6.48(s,2H),6.21−6.13(m,2H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),3.75(brs,2H),3.64−3.52(m,4H),3.30−3.27(m,2H),3.16−3.02(m,2H),2.87(dd,J=17.2,4.8Hz,1H),2.65−2.54(m,2H),2.30(q,J=3.6Hz,3H),2.08(brs,1H),0.75(d,J=6.4Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):461.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IG−3(4.6*50mm);254nmで検出;Hex(0.1%DEA)/EtOH=70/30;流量=1.0mL/分;保持時間:2.236分(早いピーク)。
実施例8b:1−[4−[(6R,7R)−7−[6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(46.2mg、0.10mmol、収率4.7%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ8.46(s,1H),6.84(dd,J=16.4,10.4Hz,1H),6.48(s,2H),6.21−6.13(m,2H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),3.75(brs,2H),3.64−3.52(m,4H),3.30−3.27(m,2H),3.16−3.02(m,2H),2.87(dd,J=17.2,4.8Hz,1H),2.65−2.54(m,2H),2.30(q,J=3.6Hz,3H),2.08(brs,1H),0.75(d,J=6.4Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):461.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IG−3(4.6*50mm);254nmで検出;Hex(0.1%DEA)/EtOH=70/30;流量=1.0mL/分;保持時間:2.795分(遅いピーク)。
実施例9a及び9b
(S)−1−(4−(7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例9a);
(R)−1−(4−(7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例9b)
工程1:(2E,4E)−1−(プロプ−2−イン−1−イルオキシ)ヘキサ−2,4−ジエン
テトラヒドロフラン(50mL)中の水素化ナトリウム(15.7g、392.3mmol、鉱油中60%分散)の溶液に、テトラヒドロフラン(50mL)中の(E,E)−2,4−ヘキサジエン−1−オール(35.0g、356.63mmol)を0℃で加え、室温で45分撹拌した。次いで、反応混合物に3−ブロモプロピン(50.91g、427.96mmol)を0℃で加え、室温で12時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、(2E,4E)−1−プロプ−2−イノキシヘキサ−2,4−ジエン(30.0g、220.3mmol、収率61.8%)を黄色の油として得た。
工程2:(2E,4E)−1−(3−ブロモプロプ−2−イノキシ)ヘキサ−2,4−ジエン
アセトン(10mL)中の(2E,4E)−1−プロプ−2−イノキシヘキサ−2,4−ジエン(5.00g、36.71mmol)、1−ブロモ−2,5−ピロリジンジオン(7.19g、40.38mmol)及び硝酸銀(6.24g、36.71mmol)の溶液を、1時間で撹拌した。完了後、反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、(2E,4E)−1−(3−ブロモプロプ−2−イノキシ)ヘキサ−2,4−ジエン(2.50g、11.62mmol、収率31.7%)を黄色の油として得た。
工程3:7−ブロモ−6−メチル−1,3,3a,6−テトラヒドロイソベンゾフラン
アセトン(200mL)中のクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.15g、2.32mmol)及びヘキサフルオロアンチモン酸銀(1.63g、4.65mmol)の溶液を、室温で0.5時間撹拌した。次いで、(2E,4E)−1−(3−ブロモプロプ−2−イノキシ)ヘキサ−2,4−ジエン(20.00g、92.98mmol)を加え、室温で0.5時間撹拌した。完了後、反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/ジクロロメタン(1/2)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−ブロモ−6−メチル−1,3,3a,6−テトラヒドロイソベンゾフラン(16.00g、74.38mmol、収率80%)を黄色の油として得た。
工程4:4−ブロモ−5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン
ベンゼン(123mL)中の7−ブロモ−6−メチル−1,3,3a,6−テトラヒドロイソベンゾフラン(16.00g、74.39mmol)の溶液に、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(25.33g、111.58mmol)を加え、室温で18時間撹拌した。完了後、反応混合物をシリカのプラグに通し、溶媒を回転蒸発によって除去した。粗反応混合物をカラムクロマトグラフィ石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(1/2)によって精製して、4−ブロモ−5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン(7.00g、32.85mmol、収率44.2%)を白色固体として得た。
工程5:(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)ボロン酸
窒素下において、テトラヒドロフラン(40mL)中の4−ブロモ−5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン(5.00g、23.47mmol)及びn−ブチルリチウム(14.08mL、35.21mmol)の溶液を、−78℃で10分間撹拌した。次いで、ホウ酸トリイソプロピル(2.65g、140.82mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗物質は精製せずに次の工程で使用した。LC−MS:(ESI,m/z):179.2[M+H]
+.
工程6:3−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)シクロヘキサン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(50mL)中の(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)ボロン酸(5.0g、粗)、シクロヘキス−2−エン−1−オン(4.02g、41.85mmol)及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.38g、2.79mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で5分間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)シクロヘキサン−1−オン(4.40g、19.13mmol、収率31.7%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):231.1[M+H]
+.
工程7:エチル4−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(40mL)中の3−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)シクロヘキサン−1−オン(4.40g、19.13mmol)の溶液を、−78℃で30分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.36g、43.99mmol)に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(38mL、38.26mmol、THF中1.0M)を滴下し、−78℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(3.00g、9.92mmol、収率46.2%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):303.2[M+H]
+
工程8:7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(3H)−オン
エタノール(40mL)中のエチル4−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.00g、9.92mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(5.16g、49.61mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(6.67g、69.45mmol)の溶液を、120℃で2時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(550.0mg、1.95mmol、収率19.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):283.1[M+H]
+
工程9:7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(10mL)中の7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.75g、2.66mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(2.35g、5.31mmol)、ピペラジン(2.29g、26.56mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.2g、7.97mmol)の溶液を、70℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(6/4)で溶出する逆相カラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.60g、1.71mmol、収率64.5%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):351.2[M+H]
+.
工程10:(S)−1−(4−(7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例9a)及び(R)−1−(4−(7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例9b)
ジクロロメタン(60mL)中の7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(600.0mg、1.71mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(441.71mg、3.42mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(232.4mg、2.57mmol)を滴下し、0℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油ジクロロメタン/メタノール(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、ジアステレオ異性体を白色固体として得た。次いで、ジアステレオ異性体を、分取キラルHPLC(カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3.0um;移動相A:MtBE(0.1%DEA):MeOH=50:50、移動相B:;流速:1mL/分によって単離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例9a:(S)−1−(4−(7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(78.9mg、0.19mmol、収率11.4%、淡黄色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ8.49(s,1H),7.13−7.05(m,2H),6.84(dd,J=16.5,10.5Hz,1H),6.14(dd,J=16.5,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),5.12−5.02(m,2H),4.91(s,2H),3.75−3.60(m,4H),3.52−3.39(m,3H),3.29−3.26(m,2H),2.96−2.83(m,2H),2.79−2.73(m,1H),2.71−2.60(m,1H),2.37(s,3H),1.98−1.95(m,1H),1.82−1.71(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):405.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRAL Cellulose−SB(0.46*10cm);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA)/MeOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:2.444分(早いピーク)。
実施例9b:(R)−1−(4−(7−(5−メチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(138.5mg、0.34mmol、収率20%、淡黄色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ8.49(s,1H),7.13−7.05(m,2H),6.84(dd,J=16.5,10.5Hz,1H),6.14(dd,J=16.5,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),5.12−5.02(m,2H),4.91(s,2H),3.75−3.60(m,4H),3.52−3.39(m,3H),3.29−3.26(m,2H),2.96−2.83(m,2H),2.79−2.73(m,1H),2.71−2.60(m,1H),2.37(s,3H),1.98−1.95(m,1H),1.82−1.71(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):405.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRAL Cellulose−SB(0.46*10cm);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA)/MeOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:4.071分(遅いピーク)。
実施例10a及び10b
1−[4−[(7R)−7−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例10a);
1−[4−[(7S)−7−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例10b)
工程1:2−ヨード−3,4−ジメチル−6−ニトロアニリン
エタノール(500mL)中の4,5−ジメチル−2−ニトロアニリン(25.00g、150.44mmol)、硫酸銀(51.60g、165.48mmol)、及びヨウ素(42.00g、165.48mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗2−ヨード−3,4−ジメチル−6−ニトロ−アニリン(31.00g、粗)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):293.0[M+H]
+
工程2:3−ヨード−4,5−ジメチルベンゼン−1,2−ジアミン
エタノール(400mL)及び水(40mL)中の2−ヨード−3,4−ジメチル−6−ニトロ−アニリン(25.00g、85.60mmol)、鉄(14.34g、256.79mmol)、及び塩化アンモニウム(22.68g、427.98mmol)の溶液を、90℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、3−ヨード−4,5−ジメチル−ベンゼン−1,2−ジアミン(22.00g、粗)を粗生成物として得た。LC−MS:(ESI,m/z):263.0[M+H]
+.
工程3:4−ヨード−5,6−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール
N,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の3−ヨード−4,5−ジメチルベンゼン−1,2−ジアミン(22.00g、83.94mmol)及びトリメトキシメタン(93.0mL、839.69mmol)の溶液に、濃縮した塩酸(10mL)を加え、室温で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpH=7に調節した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−ヨード−5,6−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(20.0g、73.53mmol、収率91.9%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):273.0[M+H]
+.
工程4:2−[(4−ヨード−5,6−ジメチル−ベンゾイミダゾル−1−イル)メトキシ]エチル−トリメチル−シラン
N,N−ジメチルホルムアミド(130mL)中の4−ヨード−5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール(10.00g、36.75mmol)の溶液を、水素化ナトリウム(1.43g、47.78mmol、鉱油中80%分散)に加え、0℃で30分間撹拌した。次いで、2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(7.98g、47.78mmol)を加え、0℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−[(4−ヨード−5,6−ジメチル−ベンゾイミダゾール−1−イル)メトキシ]エチル−トリメチル−シラン(8.00g、19.88mmol、収率54.1%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):403.1[M+H]
+.
工程5:3−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]シクロヘキス−2−エン−1−オン
窒素下において、アセトニトリル(10mL)及び水(2mL)中の2−[(4−ヨード−5,6−ジメチル−ベンゾイミダゾール−1−イル)メトキシ]エチル−トリメチル−シラン(2.00g、4.97mmol)、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)シクロヘキス−2−エン−1−オン(1.66g、7.46mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.35g、0.50mmol)、及びフッ化カリウム(0.58g、9.94mmol)の溶液を、80℃で3時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。反応混合物を水で希釈した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(1.80g、4.86mmol、収率97.7%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):371.2[M+H]
+
工程6:エチル4−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(10mL)中の3−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(1.00g、2.7mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(8.1mL、8.1mmol、THF中1.0M)を加え、−78℃で30分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.8g、8.1mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(0.40g、0.90mmol、収率33.5%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):443.2[M+H]
+
工程7:エチル4−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
水素下において、メチルアルコール(75mL)中のエチル4−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(3.00g、6.78mmol)及びPd/C(10%)(3.00g、6.78mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):445.2[M+H]
+
工程8:7−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(60mL)中のエチル4−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.00g、6.75mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(3.51g、33.74mmol)、及びナトリウムtert−ブトキシド(4.54g、47.23mmol)の溶液を、120℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。反応混合物を水で希釈した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.90g、2.12mmol、収率31.4%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):425.2[M+H]
+
工程9:2−[[5,6−ジメチル−4−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ベンゾイミダゾール−1−イル]メトキシ]エチル−トリメチル−シラン
クロロホルム(10mL)中の7−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(900.0mg、2.12mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム ヘキサフルオロホスファート(1.87g、4.24mmol)、ピペラジン(1.83g、21.2mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(968.06mg、6.36mmol)の溶液を、70℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−[[5,6−ジメチル−4−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ベンゾイミダゾール−1−イル]メトキシ]エチル−トリメチル−シラン(600.0mg、1.22mmol、収率57.4%)を有色の固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):493.3[M+H]
+
工程10:1−[4−[7−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(10mL)中の2−[[5,6−ジメチル−4−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ベンゾイミダゾール−1−イル]メトキシ]エチル−トリメチル−シラン(600.0mg、1.22mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(314.75mg、2.44mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(132.26mg、1.46mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、1−[4−[7−[5,6−ジメチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(600mg、粗)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):547.3[M+H]
+
工程11:1−[4−[(7R)−7−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例10a)及び1−[4−[(7S)−7−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例10b)
トリフルオロ酢酸(4mL)及びジクロロメタン(4mL)中の1−[4−[7−[5−メチル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ベンゾイミダゾール−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(584.6mg、粗)の溶液を、40℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈した。得られた溶液を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpH=7に調節した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、ジアステレオ異性体を白色固体として得た。次いで、ジアステレオ異性体を、分取キラルHPLC(カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3.0um;移動相A:Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50、移動相B:;流速:1mL/分によって単離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例10a:1−[4−[(7R)−7−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(63.7mg、0.15mmol、収率13.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ12.15(brs,1H),8.49(s,1H),7.98(s,1H),7.21(brs,1H),6.85(dd,J=16.5,10.2Hz,1H),6.15(dd,J=16.5,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),3.99−3.48(m,8H),3.30−3.20(m,2H),2.95−2.81(m,2H),2.69−2.64(m,2H),2.34(d,J=12.5Hz,6H),1.87(d,J=12.2Hz,1H).LC−MS:(ESI,m/z):417.3[M+H]+.キラルHPLC:CHIRAL Cellulose−SB(4.6*100mm);254nmで検出;Hex(0.1%DEA)/EtOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:2.621分(早いピーク)。
実施例10b:1−[4−[(7S)−7−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(81.5mg、0.19mmol、収率17.8%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ12.15(brs,1H),8.49(s,1H),7.98(s,1H),7.21(brs,1H),6.85(dd,J=16.5,10.2Hz,1H),6.15(dd,J=16.5,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),3.99−3.48(m,8H),3.30−3.20(m,2H),2.95−2.81(m,2H),2.69−2.64(m,2H),2.34(d,J=12.5Hz,6H),1.87(d,J=12.2Hz,1H).LC−MS:(ESI,m/z):417.3[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRAL Cellulose−SB(4.6*100mm);254nmで検出;Hex(0.1%DEA)/EtOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:3.244分(遅いピーク)。
実施例11a及び11b
1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例11a);
1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例11b)
工程1:3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5,6−ジメチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(100mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(15.00g、24.94mmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(1.75g、2.49mmol)の溶液を、40℃の時点で5分間撹拌した。次いで、ジメチル亜鉛(74.81mL、74.81mmol)を加え、40℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5,6−ジメチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(5.90g、12.04mmol、収率48.4%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):490.3[M+H]
+.
工程2:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(60mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5,6−ジメチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(5.00g、10.21mmol)の溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(20.42mL、20.42mmol、THF中1.0M)に滴下し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(2.33g、23.49mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.00g、5.34mmol、収率52.3%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):562.3[M+H]
+
工程3:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(187mL)及び水(37mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.00g、5.34mmol)、2−メチルイソチオ尿素(14.85g、53.41mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(11.22g、133.53mmol)の溶液を、50℃で6時間撹拌した。完了後、反応物を真空下で濃縮し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.30g、2.21mmol、収率41.4%)を無色の固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):588.3[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(5mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.50g、2.55mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.29g、25.52mmol)の溶液を、0℃で0.5時間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.44g、5.1mmol)を加え、0℃で5分間撹拌した。溶媒を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。次いで、粗生成物、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.29g、25.52mmol)、及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.02g、5.1mmol)を加え、1,4−ジオキサン(doxane)(15mL)中にて110℃で5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.40g、1.82mmol、収率71.2%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):770.4[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(10mL)及び水(5mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.30g、1.69mmol)及びオキソン(3.11g、5.06mmol)の溶液を、室温で6時間撹拌した。完了後、反応物を飽和亜硫酸ナトリウムでクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.20g、1.49mmol、収率88.6%)を無色の固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):802.4[M+H]
+
工程6及び7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中のN−メチル−L−プロリノール(0.69g、5.98mmol)及び水素化ナトリウム(0.18g、7.48mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、0℃で0.5時間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.2g、1.5mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.80g、0.96mmol、収率63.9%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):836.5[M+H]
+
工程8:2−フルオロ−4,5−ジメチル−3−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]アニリン
トリフルオロ酢酸(4.0mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.10g、1.31mmol)の溶液を、70℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、水/アセトニトリル(1/2)で溶出する逆相カラム上でフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−フルオロ−4,5−ジメチル−3−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]アニリン(0.50g、1.00mmol、収率76.6%)を淡黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):497.3[M+H]
+.
工程9:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例11a)及び1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例11b)
ジクロロメタン(100mL)中の、2−フルオロ−4,5−ジメチル−3−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]アニリン(500.0mg、1.01mmol)、アクリル酸(91.12mg、1.01mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(194.8mg、1.51mmol)、及びO−(7−2−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(421.07mg、1.11mmol)の溶液を、0℃で15分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油ジクロロメタン/メタノール(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、ジアステレオ異性体を白色固体として得た。次いで、ジアステレオ異性体を、分取キラルHPLC(カラム:CHIRALPAK IG−3、4.6*50mm、3um;移動相A:(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、移動相B:;流速:1mL/分によって単離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例11a:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(32.8mg、0.05mmol、収率5.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.90−6.77(m,1H),6.49(d,J=9.0Hz,1H),6.15(d,J=16.8Hz,1H),5.72(d,J=10.5Hz,1H),4.70(s,2H),4.33−4.00(m,5H),3.90−3.85(m,1H),3.66−3.62(m,1H),3.50−3.39(m,2H),3.16−3.05(m,1H),2.93−2.84(m,4H),2.65−2.61(m,1H),2.43−2.38(m,1H),2.32(s,3H),2.16−2.10(m,8H),1.94−1.85(m,1H),1.70−1.55(m,3H),0.97(brs,3H),0.81(d,J=6.3Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):551.3[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IG−3(0.46*5cm);254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA)/EtOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:2.374分(遅いピーク)。
実施例11b:1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5,6−ジメチル−フェニル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(33.4mg,0.06mmol、収率6%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.90−6.78(m,1H),6.49(d,J=9.0Hz,1H),6.15(d,J=16.8Hz,1H),5.73−5.69(m,1H),4.70(s,2H),4.38−3.88(m,6H),3.48−3.31(m,1H),3.15−3.03(m,3H),2.95−2.82(m,4H),2.45−2.40(m,1H),2.32(s,4H),2.17−2.09(m,8H),1.94−1.88(m,1H),1.66−1.56(m,3H),1.27(d,J=6.3Hz,3H),0.81(d,J=6.3Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):551.3[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IG−3(0.46*5cm);254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA)/EtOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:1.261分(早いピーク)。
実施例12a及び12b
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例12a)
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例12b)
工程1:エチル(4R,5R)−4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(30mL)中の(3R,4R)−3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(2.70g、4.97mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(9.93mL、9.93mmol)を滴下し、−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(1.13g、11.42mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。完了後、反応物を水でクエンチした。溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル(4R,5R)−4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(1.70g、2.76mmol、収率55.6%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):616.3[M+H]
+
工程2:(6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(12mL)及び水(2.5mL)中のエチル(4R,5R)−4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(1.70g、2.76mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(7.68g、27.61mmol)及び炭酸水素ナトリウム(5.80g、69.03mmol)の溶液を、50℃で4時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。反応混合物を水で希釈した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、(6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(0.65g、1.01mmol、収率36.7%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):642.2[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(5mL)中の(6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(650.0mg、1.01mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(653.32mg、5.06mmol)の溶液を、0℃で0.5時間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(571.3mg、2.03mmol)を加え、0℃で5分間撹拌した。溶媒を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。次いで、粗生成物、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(653.3mg、5.06mmol)、及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(202.9mg、1.01mmol)を加え、1,4−ジオキサン(5mL)中において110℃で5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(660.0mg、0.80mmol、収率79.1%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):824.4[M+H]
+
工程4:tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(6mL)及び水(3mL)中のtert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(660.0mg、0.80mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(1.48g、2.4mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):856.4[M+H]
+
工程5:tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(18mL)中の水素化ナトリウム(163.56mg、4.09mmol、鉱油中60%分散)及びN−メチル−L−プロリノール(470.92mg、4.09mmol)の溶液を、0℃で0.5時間撹拌した。次いで、tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(777.8mg、0.82mmol)を加えて、室温で6時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(7/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(550.0mg、0.62mmol、収率75.5%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):891.5[M+H]
+.
工程6:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例12a);1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例12b)
トリフルオロ酢酸(1.5mL)及びジクロロメタン(7mL)中のtert−ブチル(S)−4−((6R,7S)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(660.0mg、0.74mmol)の溶液を、40℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。次いで、ジクロロメタン(7mL)中の粗生成物及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(477.75mg、3.7mmol)に、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(67.04mg、0.74mmol)を滴下し、−78℃で10分間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗生成物を得た。混合物をcSFCによって精製した。表題化合物の立体化学を効力に基づいて割り当てた。
実施例12a:(ピーク1):CHIRALPAK IF−3 4.6*50mm、3um、Hex(0.1%DEA):EtOH=75:25、1.0ml/分、RT=1.61分(早い方)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.95−6.70(m,1H),6.58(d,J=8.8Hz,1H),6.16(d,J=16.7Hz,1H),5.84−5.62(m,3H),4.37−4.15(m,3H),4.09−3.98(m,1H),3.92−3.57(m,1H),3.50−3.04(m,5H),3.02−2.77(m,4H),2.70−2.55(m,1H),2.43−2.09(m,9H),2.01−1.80(m,1H),1.73−1.47(m,3H),1.07−0.91(m,3H),0.82(d,J=6.2Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):605.4[M+H]+
実施例12b:(ピーク2):CHIRALPAK IF−3 4.6*50mm、3um、Hex(0.1%DEA):EtOH=75:25、1.0ml/分、RT=2.22分(遅い方)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.95−6.70(m,1H),6.58(d,J=8.8Hz,1H),6.16(d,J=17.7Hz,1H),5.87−5.60(m,3H),4.46−3.77(m,6H),3.58−3.40(m,1H),3.24−3.01(m,3H),3.00−2.68(m,4H),2.44−2.04(m,10H),2.01−1.79(m,1H),1.73−1.46(m,3H),1.27(d,J=6.3Hz,3H),0.81(d,J=6.3Hz,3H).
実施例13a及び13b
(R)−1−(4−(7−(3−アミノ−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例13a);
(S)−1−(4−(7−(3−アミノ−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例13b)
工程1:3−ブロモ−2,5−ジフルオロアニリン
エタノール(400mL)及び水(80mL)中の1−ブロモ−2,5−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゼン(20.00g、84.04mmol)、鉄粉(14.08g、252.11mmol)、及び塩化アンモニウム(22.27g、420.19mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、3−ブロモ−2,5−ジフルオロアニリン(12.00g、57.69mmol、収率68.7%)を赤色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):207.9[M+H]
+.
工程2:3−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)アニリン
N,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の3−ブロモ−2,5−ジフルオロ−アニリン(12.00g、57.69mmol)及び水素化ナトリウム(11.54g、288.46mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、0℃で0.5時間撹拌した。次いで、4−メトキシベンジルクロリド(38.8mL、288.46mmol)を加え、室温で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)アニリン(20.00g、44.61mmol、収率77.3%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):448.1[M+H]
+.
工程3:2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の3−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アニリン(20.00g、44.61mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(33.99g、133.84mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド(3.27g、4.46mmol)、及び酢酸カリウム(8.74g、89.23mmol)の溶液を、80℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を、真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(14.00g、28.26mmol、収率63.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):496.2[M+H]
+.
工程4:3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロフェニル)シクロヘキサン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(100mL)中の2−シクロヘキセン−1−オン(8.15g、84.79mmol)、2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(14.00g、28.26mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.70g、1.41mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(10mL)を加え、40℃で5分間撹拌した。完了後、得られた溶液を、真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロフェニル)シクロヘキサン−1−オン(8.00g、17.19mmol、収率60.8%)黄色の液体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):466.2[M+H]
+.
工程5:3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−ヨードフェニル)シクロヘキサン−1−オン
DMF(60mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロフェニル)シクロヘキサン−1−オン(6.00g、12.89mmol)、硫酸銀(4.42g、14.18mmol)、及びヨウ素(3.60g、14.18mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−ヨードフェニル)シクロヘキサン−1−オン(3.50g、5.92mmol、収率45.9%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):592.1[M+H]
+.
工程6:3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)シクロヘキサン−1−オン
窒素下において、N,N−ジメチルアセトアミド(40mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−ヨードフェニル)シクロヘキサン−1−オン(4.00g、6.76mmol)、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(6.50g、33.82mmol)、及びヨウ化第一銅(1.29g、6.76mmol)の溶液を、90℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)シクロヘキサン−1−オン(2.00g、3.75mmol、収率55.4%)を淡黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):534.2[M+H]
+.
工程7:エチル4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)シクロヘキサン−1−オン(1.80g、3.37mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(6.75mL、6.75mmol、THF中1.0M)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.77g、7.76mmol)を加え−78℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(0.70g、1.16mmol、収率34.3%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):606.2[M+H]
+.
工程8:7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(3H)−オン
メタノール(10mL)中のエチル4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(800.0mg、1.32mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(687.7mg、6.61mmol)、及びMeONa(888.7mg、9.25mmol)の溶液を、120℃で2時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(3H)−オン(400.0mg、0.68mmol、収率51.7%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):586.2[M+H]
+.
工程9:2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−3−(4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)アニリン
クロロホルム(6mL)中の7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(3H)−オン(400.0mg、0.68mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(604.3mg、1.37mmol)、ピペラジン(588.4mg、6.83mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(312.0mg、2.05mmol)の溶液を、70℃で4時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−3−(4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)アニリン(300.0mg、0.46mmol、収率67.2%)を有色の固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):654.3[M+H]
+.
工程10:1−(4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(4mL)中の2,5−ジフルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−3−(4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)アニリン(250.0mg、0.38mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(98.7mg、0.76mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(51.9mg、0.57mmol)を滴下し、0℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−(4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(270.0mg、0.38mmol、収率99.8%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):708.3[M+H]
+.
工程11:(R)−1−(4−(7−(3−アミノ−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例13a)及び(S)−1−(4−(7−(3−アミノ−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例13b)
トリフルオロ酢酸(3mL)及びジクロロメタン(3mL)中の1−(4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(200.0mg、0.28mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈した。反応混合物を、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH=7に調節した。残渣を、水/アセトニトリル(4/6)で溶出する逆相カラム上でフラッシュクロマトグラフィによって精製して、ジアステレオ異性体を白色固体として得た。次いで、ジアステレオ異性体を、分取キラルHPLC(カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;移動相A:Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50、移動相B:;流速:1mL/分によって単離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例13a:(R)−1−(4−(7−(3−アミノ−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(34.2mg、0.07mmol、収率25.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ8.52(s,1H),6.83(dd,J=16.8,10.5Hz,1H),6.54(dd,J=14.4,7.2Hz,1H),6.29(s,2H),6.14(dd,J=16.8,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),3.75−3.69(m,2H),3.65−3.52(m,5H),3.22−3.20(m,1H),3.04−2.97(m,3H),2.85−2.74(m,1H),2.68−2.62(m,1H),1.99(brs,2H).LC−MS:(ESI,m/z):468.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IC−3(4.6*50mm);254nmで検出;Hex(0.1%DEA)/EtOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:1.444分(早いピーク)。
実施例13b:(S)−1−(4−(7−(3−アミノ−2,5−ジフルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(34.0mg、0.07mmol、収率25.7%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ8.52(s,1H),6.83(dd,J=16.8,10.5Hz,1H),6.54(dd,J=14.4,7.2Hz,1H),6.29(s,2H),6.14(dd,J=16.8,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),3.75−3.69(m,2H),3.65−3.52(m,5H),3.22−3.20(m,1H),3.04−2.97(m,3H),2.85−2.74(m,1H),2.68−2.62(m,1H),1.99(brs,2H).LC−MS:(ESI,m/z):468.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IC−3(4.6*50mm);254nmで検出;Hex(0.1%DEA)/EtOH=50/50;流量=1.0mL/分;保持時間:1.920分(遅いピーク)。
実施例14a及び14b
tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(実施例14a)
tert−ブチル(S)−4−((6S,7S)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(実施例14b)
工程1:エチル4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(6.00g、9.98mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(19.95mL、19.95mmol、THF中1.0M)を滴下し、−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(2.27g、22.94mmol)を滴下し、−78℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(2.50g、3.71mmol、収率37.2%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):674.2[M+H]
+.
工程2:7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(50mL)及び水(10mL)中のエチル4−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(3.00g、4.45mmol)、2−メチルイソチオ尿素(12.38g、44.54mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(9.35g、111.35mmol)の溶液を、50℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(0.70g、1.00mmol、収率22.5%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):700.1[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル(3S)−4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(5mL)中の7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(700.0mg、1.00mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.45g、3.00mmol)の溶液を、0℃で5分間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(564.6mg、2.00mmol)を加え、0℃で30分間撹拌した。溶媒を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。次いで、1,4−ジオキサン(6mL)中の粗生成物、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.29g、10.01mmol)、及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.20g、6.00mmol)を、110℃で5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル(petroleumeum ether)/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(400.0mg、0.45mmol、収率45.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):882.3[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル(3S)−4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(6mL)及び水(3mL)中のtert−ブチル(3S)−4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(660.0mg、0.80mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(1.48g、2.4mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):914.3[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(実施例14a)及びtert−ブチル(S)−4−((6S,7S)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(実施例14b)
1,4−ジオキサン(4mL)中のN−メチル−L−プロリノール(75.6mg、0.66mmol)及び水素化ナトリウム(65.7mg、1.64mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、室温で5分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(300.0mg、0.33mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、ジアステレオ異性体を白色固体として得た。次いで、ジアステレオ異性体を、分取キラルHPLC(カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm 3um;移動相A:MtBE(0.1%DEA):EtOH=80:20、移動相B:;流速:1mL/分で単離して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を任意に割り当てた。
実施例14a:tert−ブチル(S)−4−((6R,7R)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(54.4mg、0.06mmol、収率17.5%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ7.17(d,J=8.4Hz,4H),6.94(d,J=8.7Hz,1H),6.84(d,J=8.7Hz,4H),4.24−4.12(m,6H),4.00(dd,J=10.8,6.6Hz,1H),3.95−3.85(m,1H),3.70−3.67(m,7H),3.48−3.42(m,2H),2.95−2.90(m,2H),2.84(d,J=9.3Hz,2H),2.60−2.56(m,2H),2.47−2.40(m,1H),2.34−2.28(m,7H),2.19−2.09(m,1H),1.93−1.84(m,1H),1.67−1.53(m,3H),1.42(s,9H),1.23(s,1H),1.00−0.93(m,4H),0.80(d,J=6.0Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):949.4[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA)/EtOH=70/30;流量=1.0mL/分;保持時間:0.992分(早いピーク)。
実施例14b:tert−ブチル(S)−4−((6S,7S)−7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチルフェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(44.3mg、0.05mmol、収率14.2%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ7.17(d,J=8.4Hz,4H),6.94(d,J=8.7Hz,1H),6.84(d,J=8.7Hz,4H),4.25−4.12(m,5H),4.08−3.97(m,2H),3.94−3.82(m,2H),3.73−3.70(m,7H),3.44−3.40(m,2H),3.10(brs,2H),2.96−2.90(m,2H),2.83−2.80(m,2H),2.45−2.39(m,1H),2.32−2.28(m,7H),2.19−2.11(m,1H),1.94−1.85(m,1H),1.69−1.53(m,3H),1.42(s,9H),1.30−1.23(m,4H),0.80(d,J=6.0Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):949.4[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA)/EtOH=70/30;流量=1.0mL/分;保持時間:1.553分(遅いピーク)。
実施例15a及び15b
1−(4−((6R,7R)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例15a);
1−(4−((6S,7S)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例15b)
工程1:4−メチル−3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(15mL)中の(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)ボロン酸(3.00g、11.76mmol)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(2.58g、23.58mmol)、(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(1.44g、2.34mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.60g、1.20mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(3mL)を加え、40℃で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(2/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−メチル−3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン(1.50g、4.60mmol、収率39%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):327.2[M+H]
+.
工程2:エチル5−メチル−4−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の4−メチル−3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン(1.50g、4.62mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(6.0mL、6.00mmol)(THF中1M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.69g、6.93mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(2/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル5−メチル−4−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.78g、1.96mmol、収率42.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):399.2[M+H]
+.
工程3:6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メチルアルコール(20mL)中のエチル5−メチル−4−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.72g、1.806mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(0.57g、5.43mmol)、及びナトリウムメトキシド(0.39g、7.24mmol)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、1,4−ジオキサン中のHClでpH=7に調節し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(450.0mg、1.20mmol、収率66.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):379.2[M+H]
+.
工程4:6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(10mL)中の6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.45g、1.13mmol)、ピペラジン(0.25g、2.97mmol)、BOP(0.68g、1.55mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.53mL、3.57mmol)の溶液を、70℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(460.0mg、1.03mmol、収率86.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):447.3[M+H]
+.
工程5:1−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(3mL)中のアクリル酸(142.0mg、1.97mmol)、6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(440.0mg、0.99mmol)、HATU(487.0mg、1.28mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.34mL、1.97mmol)の溶液を、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(200.0mg、0.40mmol、収率40.5%)を固体として得た。LCMS(ESI,m/z):501.3[M+H]
+.
工程5:1−(4−((6R,7R)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例15a);1−(4−((6S,7S)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例15b)
トリフルオロ酢酸(1mL)及びジクロロメタン(5mL)中の1−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(180.0mg、0.36mmol)の溶液を、40℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、カラム:XBridge Prep C18 OBD Column 19×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:25mL/分;勾配:7分で25%B〜50%B;254220nm;Rt:7.23分の条件(condiation)である分取HPLCによって精製した。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IA、2*25cm、5um;移動相A:Hex(8mmol/L、NH3.MeOH)−−HPLC、移動相B:IPA−−HPLC;流速:12mL/分;勾配:23分で50B〜50B;220/254nm;RT1:10.5;RT2:16.5でキラル分取HPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例15a:1−[4−[(6R,7R)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(4.3mg、0.01mmol、収率2.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ12.97(s,1H),8.52(s,1H),8.09(s,1H),7.32(d,J=8.1Hz,1H),7.19(d,J=8.4Hz,1H),6.86(dd,J=16.8,10.5Hz,1H),6.17(dd,J=16.8,2.4Hz,1H),5.77(dd,J=10.2,2.1Hz,1H),3.82−3.74(m,2H),3.68−3.52(m,4H),3.43−3.40(m,1H),3.28(brs,2H),3.20−3.12(m,1H),3.01−2.97(m,1H),2.77−2.62(m,2H),2.44(s,4H),0.73(d,J=6.0Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):417.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IA−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;Hex(0.1%DEA):IPA=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:1.281分(早いピーク)。
実施例15b:1−[4−[(6S,7S)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(5.2mg、0.01mmol、収率3.5%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ12.97(s,1H),8.52(s,1H),8.09(s,1H),7.32(d,J=8.1Hz,1H),7.19(d,J=8.4Hz,1H),6.86(dd,J=16.8,10.5Hz,1H),6.17(dd,J=16.8,2.4Hz,1H),5.77(dd,J=10.2,2.1Hz,1H),3.82−3.74(m,2H),3.68−3.52(m,4H),3.43−3.40(m,1H),3.28(brs,2H),3.20−3.12(m,1H),3.01−2.97(m,1H),2.77−2.62(m,2H),2.44(s,4H),0.73(d,J=6.0Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):417.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IA−3;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):IPA=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:1.872分(遅いピーク)。
実施例16
1−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
工程1:4−イソプロピル−3−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)ナフタレン−1−イル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(3mL)中の4−イソプロピルシクロヘキス−2−エン−1−オン(0.27g、1.92mmol)、2−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.50g、1.28mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.06g、0.13mmol)、(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.16g、0.26mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(0.6mL)を加え、40℃で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−イソプロピル−3−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]シクロヘキサノン(0.14g、0.35mmol、収率27.1%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):403.2[M+H]
+.
工程2:エチル5−イソプロピル−4−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(30mL)中の4−イソプロピル−3−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]シクロヘキサノン(0.67g、1.66mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(3.3ml、3.33mmol、THF中1.0M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.38g、3.83mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、真空下で濃縮した。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物エチル5−イソプロピル−4−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(600.0mg、粗)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):475.2[M+H]
+.
工程3:6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(50mL)中のエチル5−イソプロピル−4−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.60g、粗)、ホルムアミジン酢酸塩(1.97g、18.96mmol)及びカリウムtert−ブトキシド(4.26g、37.93mmol)の溶液を、120℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、HCl/1,4−ジオキサンでpH=7に調節し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メチルアルコール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(150.0mg、0.33mmol、収率26.1%)を固体として得た。LCMS(ESI,m/z):455.2[M+H]
+.
工程4:6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
テトラヒドロフラン(4mL)中の6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.19g、0.42mmol)、ピペラジン(0.36g、4.18mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム ヘキサフルオロホスファート(0.24g、0.54mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.13mL、0.84mmol)の溶液を、70℃で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(160.0mg、粗)を黄色の油として得た。粗物質は精製することなく次の工程に使用した。LCMS(ESI,m/z):523.3[M+H]
+.
工程5:1−[4−[6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナ−ゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(10mL)中の粗6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.16g、粗)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(98.7mg、0.76mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.03g、0.31mmol)を滴下し、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メチルアルコール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナ−ゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(80.0mg、0.14mmol、収率45.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):577.3[M+H]
+
工程6:1−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(2mL)中の1−[4−[6−イソプロピル−7−[3−[(4−メトキシフェニル)メトキシ]−1−ナフチル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(0.06g、0.10mmol)、エタンジイルジクロリド(ethanedioyl dichloride)(0.02mL、0.21mmol)の溶液を、25℃で48時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:カラム:XBridge Shield RP18 OBD Column 30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で36%B〜56%B;220/254nm;Rt:6.22分で、分取HPLCによって精製して、1−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(11.3mg、0.025mmol、収率23.8%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):457.3[M+H]+
実施例16:
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.68(s,1H),8.50(s,1H),8.13(d,J=8.5Hz,1H),7.70(d,J=8.1Hz,1H),7.38(t,J=7.4Hz,1H),7.31−7.28(m,1H),7.03−6.97(m,2H),6.84(dd,J=16.7,10.4Hz,1H),6.15(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),3.97(brs,1H),3.76−3.62(m,4H),3.52−3.47(m,3H),3.32−3.29(m,1H),3.18−3.09(m,1H),2.85−2.65(m,2H),2.56−2.54(m,1H),2.04(brs,1H),1.70(brs,1H),0.96(d,J=6.8Hz,3H),0.65(d,J=6.7Hz,3H).
実施例17
1−[4−[7−(6−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
工程1:3−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(10mL)中の6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インダゾール(1.51g、2.65mmol)、2−シクロヘキセン−1−オン(0.76g、7.94mmol)、(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.33g、0.53mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.13g、0.26mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(2mL)を加え、40℃で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)シクロヘキサノン(1.00g、2.43mmol、収率91.9%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):313.2[M+H]
+.
工程2:エチル4−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の3−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)シクロヘキサノン(1.00g、2.55mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(0.56g、3.32mmol)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.38g、3.80mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.68g、1.78mmol、収率69.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):385.2[M+H]
+.
工程3:7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メチルアルコール(5mL)中のエチル4−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.60g、1.56mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(0.49g、4.69mmol)、及びナトリウムメトキシド(0.42g、7.82mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、HCl/1,4−ジオキサンでpH=7に調節し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.52g、1.44mmol、収率92.1%)を固体として得た。LCMS(ESI,m/z):365.2[M+H]
+.
工程4:7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(10mL)中の7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.50g、1.33mmol)、ピペラジン(1.72g、19.99mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(0.88g、2.0mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.53mL、3.57mmol)の溶液を、70℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.43g、0.99mmol、収率74.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):433.3[M+H]
+.
工程5:1−[4−[7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(10mL)中の7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.30g、0.70mmol)、アクリル酸(0.25g、3.51mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.24mL、1.41mmol)、及びHATU(0.35g、0.91mmol)の溶液を、25℃で5時間撹拌した。完了後、反応物を水(wather)でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(100.0mg、0.21mmol、収率29.2%)を淡黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):487.3[M+H]
+.
工程6:1−[4−[7−(6−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
トリフルオロ酢酸(1mL)及びジクロロメタン(1mL)中の1−[4−[7−(6−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(0.10g、0.14mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。粗生成物を、条件:XBridge Prep C18 OBD カラム 19×150mm 5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:25mL/分;勾配:10分で22%B〜43%B;254220nm;Rt:8.48分で分取HPLCによってさらに単離して、1−[4−[7−(6−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(37.9mg、0.094mmol、収率65.5%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):403.3[M+H]+.
実施例17:
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ12.75(s,1H),8.51(s,1H),7.99(s,1H),7.50(d,J=8.1Hz,1H),6.95(d,J=8.2Hz,1H),6.84(dd,J=16.7,10.5Hz,1H),6.14(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.71(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),3.79−3.61(m,6H),3.52−3.46(m,2H),3.29−3.19(m,2H),2.99−2.88(m,2H),2.72−2.68(m,1H),2.46(s,3H),2.45−2.34(m,1H),1.90−1.85(m,1H).
実施例18a
1−(4−(6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
工程1:4−メチル−3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(30mL)中の(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)ボロン酸(3.00g、11.76mmol)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(2.58g、23.58mmol)、(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(1.44g、2.34mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.60g、1.20mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(6mL)を加え、40℃で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(2/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−メチル−3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)シクロヘキサノン(1.50g、4.60mmol、収率39%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):327.2[M+H]
+.
工程2:エチル5−メチル−4−(5−メチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−インダゾール−4−イル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の4−メチル−3−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−シクロヘキサノン(1.50g、4.62mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(6.0ml、6mmol、THF中1.0M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.69g、6.93mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(2/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル5−メチル−4−(5−メチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−インダゾール−4−イル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(0.78g、1.96mmol、収率42.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):399.2[M+H]
+.
工程3:6−メチル−2−メチルスルファニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(5mL)及び水(1mL)中のエチル5−メチル−4−(5−メチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−インダゾール−4−イル)−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(0.20g、0.5mmol)、2−メチルイソチオ尿素(0.27g、3.01mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(0.43g、5.02mmol)の溶液を、25℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−メチル−2−メチルスルファニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(100.0mg、0.24mmol、収率46.9%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):425.2[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル4−[6−メチル−2−メチルスルファニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
クロロホルム(3mL)中のピペラジン(0.28g、3.30mmol)、6−メチル−2−メチルスルファニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(0.14g、0.33mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(0.19g、0.43mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.15mL、0.99mmol)の溶液を、70℃で3時間撹拌した。次いで、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.44g、6.60mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[6−メチル−2−メチルスルファニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(130.0mg、0.22mmol、収率66.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):593.3[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル−4−[6−メチル−2−メチルスルホニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル4−[6−メチル−2−メチルスルファニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.20g、0.34mmol)及び3−クロロ過安息香酸(0.17g、1.01mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和NaHSO
3水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル−4−[6−メチル−2−メチルスルホニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(200.0mg、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。LCMS(ESI,m/z):625.3[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル4−[6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中のN−メチル−L−プロリノール(66.7mg、0.58mmol)及び水素化ナトリウム(0.09g、2.88mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、粗生成物tert−ブチル4−[6−メチル−2−メチルスルホニル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.18g、0.29mmol)を加え、25℃で20時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンでクエンチし、抽出した。次いで、有機層を合わせ、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(150.0mg、0.23mmol、収率78.9%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):660.4[M+H]
+.
工程7a:6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
ジクロロメタン(4mL)及びトリフルオロ酢酸(0.2mL)中のtert−ブチル4−[6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.14g、0.21mmol)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を真空下で濃縮して、6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(150.0mg、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。LCMS(ESI,m/z):476.3[M+H]
+.
工程7b:1−(4−(6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(2mL)中の6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.15g、0.27mmol)及びN,N−ジイソプロピル−エチルアミン(0.09mL、0.54mmol)の溶液を、−78℃で10分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.02mL、0.24mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、条件:カラム:XBridge Prep OBD C18 カラム 30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:10分で22%B〜42%B;254/220nm;Rt:9.02分で分取HPLCによってさらに単離して、1−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(7.6mg、0.014mmol、収率5.4%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):530.5[M+H]+.
実施例18a:
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ12.96(s,1H),8.08(s,1H),7.29(d,J=8.5Hz,1H),7.17(d,J=8.6Hz,1H),6.85(dd,J=16.7,10.5Hz,1H),6.15(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.30−4.19(m,1H),4.07−3.93(m,1H),3.87−3.71(m,2H),3.71−3.48(m,4H),3.32−3.20(m,3H),3.17−3.00(m,1H),3.00−2.82(m,2H),2.73−2.52(m,3H),2.41(s,4H),2.33(s,3H),2.20−2.11(m,1H),1.97−1.85(m,1H),1.73−1.48(m,3H),0.70(d,J=6.1Hz,3H).
実施例19a及び19b
(E)−1−(4−((6R,7R)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−4−(メチルアミノ)ブト−2−エン−1−オン(実施例19a)
(E)−1−(4−((6S,7S)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−4−(メチルアミノ)ブト−2−エン−1−オン(実施例19b)
工程1:tert−ブチルN−メチル−N−[(E)−4−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]−4−オキソ−ブト−2−エニル]カルバメート
ジクロロメタン(3mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.59g、0.79mmol)、(E)−4−[tert−ブトキシ−カルボニル(メチル)アミノ]ブト−2−エン酸(0.51g、2.38mmol)、HATU(0.39g、1.03mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.28mL、1.59mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチルN−メチル−N−[(E)−4−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]−4−オキソ−ブト−2−エニル]カルバメート(0.15g、0.17mmol、収率22%)を固体として得た。LCMS(ESI,m/z):644.4[M+H]
+.
工程2:(E)−1−(4−((6R,7R)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−4−(メチルアミノ)ブト−2−エン−1−オン(実施例19a)及び
(E)−1−(4−((6S,7S)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−4−(メチルアミノ)ブト−2−エン−1−オン(実施例19b)
トリフルオロ酢酸(1.5mL)及びジクロロメタン(1.5mL)中のtert−ブチルN−メチル−N−[(E)−4−[4−[6−メチル−7−(5−メチル−1−テトラヒドロピラン−2−イル−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]−4−オキソ−ブト−2−エニル]カルバメート(0.13g、0.20mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。次いで、粗生成物を、次の条件:カラム:XBridge Shield RP18 OBD Column 30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:10分で13%B〜36%B;220/254nm;Rt:9.53分で分取HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IC、2*25cm、5um;移動相A:Hex:DCM=1:1(10mM、NH3−MEOH)−−HPLC、移動相B:Hex−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:16分で50B〜50B;254/220nm)でキラル分取HPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例19a:(E)−1−(4−((6R,7R)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−4−(メチルアミノ)ブト−2−エン−1−オン(3.5mg、0.0076mmol、収率3.8%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ12.95(s,1H),8.48(s,1H),8.05(s,1H),7.27(d,J=9.0Hz,1H),7.16(d,J=8.5Hz,1H),6.82−6.55(m,2H),3.86−3.45(m,8H),3.30−3.05(m,5H),3.05−2.90(m,1H),2.75−2.58(m,2H),2.41(s,4H),2.28(s,3H),0.70(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):460.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IC−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;(Hex:DCM=1:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:2.159分(早いピーク)。
実施例19b:(E)−1−(4−((6S,7S)−6−メチル−7−(5−メチル−1H−インダゾール−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−4−(メチルアミノ)ブト−2−エン−1−オン(2.3mg、0.005mmol、収率2.5%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ12.95(s,1H),8.48(s,1H),8.05(s,1H),7.27(d,J=9.0Hz,1H),7.16(d,J=8.5Hz,1H),6.82−6.55(m,2H),3.86−3.45(m,8H),3.30−3.05(m,5H),3.05−2.90(m,1H),2.75−2.58(m,2H),2.41(s,4H),2.28(s,3H),0.70(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):460.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IC−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;(Hex:DCM=1:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:3.065分(遅いピーク)。
実施例20a及び20b
1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例20a)
1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例20b)
工程1:tert−ブチル4−(7−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.30g、2.08mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.81mL、10.4mmol)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.63mL、3.75mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を1,4−ジオキサンで希釈し、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH>7に調節した。次いで、tert−ブチル1−ピペラジンカルボキシレート(1.16g、6.24mmol)を加え、110℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.30g、2.08mmol)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):793.4[M+H]
+.
工程2:tert−ブチル4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル4−(7−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.00g、1.26mmol)及び3−クロロ過安息香酸(0.65g、3.78mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和Na
2SO
3水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.20g、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。
工程3:tert−ブチル4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中のN−メチル−L−プロリノール(635.9mg、5.53mmol)及び水素化ナトリウム(0.22g、5.53mmol、鉱油中の60%分散)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、最後の工程で、粗生成物tert−ブチル4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.20g、粗)を加え、25℃で20時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(700.0mg、0.81mmol、収率73.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):860.5[M+H]
+.
工程4:1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例20a)、1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例20b)
トリフルオロ酢酸(5mL)中のtert−ブチル4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.70g、0.81mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、粗4−メチル−6−[6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(500mg、粗)を得た。ジクロロメタン(10mL)中の粗4−メチル−6−[6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−ピペラジン−−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(0.50g、粗)の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH>7に調節した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.07g、0.78mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:XBridge Prep OBD C18 カラム、30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で35B〜53B;254/220nm;RT1:6.57;RT2:;注入量:ml;実行数で、分取HPLCによって精製した。ジアステレオ異性体(diasteroisomer)の混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IE、2*25cm、5um;移動相A:MTBE(10mM NH3−MEOH)−−HPLC、移動相B:MeOH−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:21分で5B〜5B;220/254nm;RT1:11.022;RT2:13.553;注入量:0.3mlで分取キラルHPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を任意に割り当てた。
実施例20a:1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(51.4mg、0.09mmol、収率10.3%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ6.80(dd,J=16.7,10.4Hz,1H),6.44(s,2H),6.27−6.03(m,2H),5.69(dd,J=10.4,2.5Hz,1H),4.21(dd,J=10.7,4.8Hz,1H),3.97(dd,J=10.7,6.5Hz,1H),3.81−3.43(m,6H),3.32−3.18(m,2H),3.14−2.84(m,3H),2.79−2.65(m,1H),2.60−2.51(m,1H),2.48−2.38(m,2H),2.38−2.21(m,6H),2.20−2.0(m,2H),1.97−1.81(m,1H),1.73−1.41(m,3H),0.71(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):574.3[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):MeOH=95:5;流量=1.0ml/分;保持時間:2.928分(早いピーク)。
実施例20b:1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(48.5mg、0.08mmol、収率9.8%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ6.80(dd,J=16.7,10.4Hz,1H),6.44(s,2H),6.22−6.06(m,2H),5.69(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.20(dd,J=10.8,4.8Hz,1H),3.99(dd,J=10.7,6.5Hz,1H),3.71(brs,2H),3.62−3.45(m,4H),3.31−3.20(m,2H),3.15−2.86(m,3H),2.86−2.66(m,1H),2.61−2.52(m,1H),2.49−2.32(m,2H),2.28(d,J=11.7Hz,6H),2.20−2.11(m,1H),2.10−1.98(m,1H),1.97−1.81(m,1H),1.79−1.41(m,3H),0.71(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):574.3[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):MeOH=95:5;流量=1.0ml/分;保持時間:3.483分(遅いピーク)。
実施例21a及び21b
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例21a)
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例21b)
工程1:N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−4−メチル−6−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−アミン
窒素下において、ジオキサン(300L)中の6−ブロモ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−ピリジン−2−アミン(42.00g、98.28mmol)、ヘキサブチルジチン(74.5mL、147.43mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(5.65g、9.83mmol)、リチウムクロリド(21.33g、491.42mmol)、及びトリシクロヘキシルホスフィン(5.51、19.66mol)の溶液を、110℃で4時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−トリブチルスタンニル−ピリジン−2−アミン(60.0g、79.1mmol、収率84.0%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):639.3[M+H]
+.
工程2:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(2.18、19.77mol)及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.65g、1.32mmol)の溶液に、N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−トリブチルスタンニル−ピリジン−2−アミン(10.00g、13.18mmol)を加え、60℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(3.40g、7.41mmol、収率56.3%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):459.3[M+H]
+.
工程3:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(cyclohexanoe)
N,N−ジメチルホルムアミド(125mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(10.00g、21.81mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(6.38g、28.35mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(cyclohexanoe)(11.00g、18.82mmol、収率86.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):585.2[M+H]
+.
工程4:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)−メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、DMF(60mL)中のメチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(16.43g、85.54mmol)及びヨウ化第一銅(9.76g、51.33mmol)の溶液に、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(10.00g、17.11mmol)を加え、90℃で2時間撹拌した。完了後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)−メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(8.50g、16.14mmol、収率94.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):527.2[M+H]
+.
工程5:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(400mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(12.0g、22.79mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(45.6mL、45.58mmol、THF中1M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(5.19g、52.41mmol)を滴下し、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(10.70g、粗)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):599.3[M+H]
+.
工程6:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(50mL)及び水(10mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(9.00g、15.03mmol)、2−メチルイソチオ尿素(27.11g、300.68mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(31.95g、375.85mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(2.30g、3.68mmol、収率24.5%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):625.2[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(5mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.00g、1.60mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.39mL、8.00mmol)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.48mL、2.88mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を1,4−ジオキサン(10mL)で希釈し、DIEAでpH>7に調節した。次いで、tert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.60g、8.00mmol)を加え、110℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(850.0mg、1.05mmol、収率65.8%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):807.4 [M+H]
+.
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.20g、0.25mmol)及び3−クロロ過安息香酸(0.13g、0.74mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和Na
2SO
3水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(300mg、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。LCMS(ESI,m/z):839.4[M+H]
+.
工程9:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中のN−メチル−L−プロリノール(141.4mg、1.23mmol)及び水素化ナトリウム(0.05g、1.23mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、室温で10分撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.30g、粗)を加え、室温で5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。得られた溶液ジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(100.0mg、0.11mmol、収率46.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):874.5[M+H]
+.
工程10:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例21a);1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例21b)
トリフルオロ酢酸(5mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.70g、0.80mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、粗4−メチル−6−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(900mg、粗)を得た。ジクロロメタン(10mL)中の粗4−メチル−6−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(0.90g、粗)の溶液を、DIEAでpH>7に調節した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.14g、1.52mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、真空下で濃縮した。次いで、粗生成物を、次の条件:カラム、CHIRALPAK IE2*25cm、5umS90IE0SCJ−VA001S90IE0SCJ−VA001;移動相:Hex(8mmol/L NH3.MeOH);検出器、UV254nmで分取HPLCによって精製した。ジアステレオ異性体(diasteroisomer)の混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;移動相A:Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50、移動相B:;流速:1mL/分によって単離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例21a:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(84.1mg、0.14mmol、収率8.5%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.97−6.71(m,1H),6.44(s,2H),6.27−6.10(m,2H),5.72(dd,J=10.4,2.5Hz,1H),4.39−3.94(m,5H),3.92−3.52(m,1H),3.50−3.41(m,1H),3.28−3.17(m,2H),3.13−2.67(m,5H),2.65−2.57(m,1H),2.48−2.40(m,1H),2.38−2.22(m,6H),2.21−1.78(m,3H),1.72−1.51(m,3H),1.02−0.88(m,3H),0.71(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):588.4[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:2.100分(遅いピーク)。
実施例21b:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(74.9mg、0.13mmol、収率7.6%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.95−6.70(m,1H),6.45(s,2H),6.26−6.10(m,2H),5.75(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.43−3.67(m,6H),3.38−3.25(m,2H),3.16−2.68(m,6H),2.48−2.41(m,2H),2.36−2.23(m,6H),2.14(q,J=8.6Hz,1H),2.08−1.85(m,2H),1.71−1.45(m,3H),1.22(brs,3H),0.70(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):588.4[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:1.780分(早いピーク)。
実施例22a及び22b
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例22a)
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例22b)
工程1:(4−ブロモ−2−ナフチル)オキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン
ジクロロメタン(200mL)中の4−ブロモナフタレン−2−オール(35.00g、156.90mmol)、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(35.47g、235.35mmol)、及びイミダゾール(32.04g、470.7mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、(4−ブロモ−2−ナフチル)オキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン(48.00g、142.29mmol、収率90.7%)を黄色の油として得た。
工程2:tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の(4−ブロモ−2−ナフチル)オキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン(48.00g、142.29mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(108.40g、426.88mmol)、Pd(dppf)Cl
2.CH
2Cl
2(11.76g、14.23mmol)、及び酢酸カリウム(41.80g、426.88mmol)の溶液を、80℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン(50.00g、130.08mmol、収率91.4%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):385.2[M+H]
+.
工程3:3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(50mL)中の4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(12.90g、117.07mmol)、tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン(30.00g、78.05mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(3.86g、7.80mmol)、(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(9.72g、15.61mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−4−メチル−シクロヘキサノン(16.00g、43.41mmol、収率55.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):369.2[M+H]
+.
工程4:エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(200mL)中の3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−4−メチル−シクロヘキサノン(17.00g、46.12mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(92.2mL、92.25mmol、THF中の1.0M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(10.51g、106.08mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(20.00g、粗)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):441.2[M+H]
+.
工程5:7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(200mL)及び水(40mL)中のエチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(20.00、粗)、2−メチルイソチオ尿素(122.75g、1361.6mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(144.70g、1702mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(10.30g、22.07mmol)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):467.2[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)中の7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2.00g、4.29mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.73mL、21.43mmol)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.3mL、7.71mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し(10mL)、DIEAでpH>7に調節した。次いで、tert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(2.57g、12.86mmol)を加え、110℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.80g、2.77mmol、収率64.7%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):649.4[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.70g、4.16mmol)及び3−クロロ過安息香酸(2.15g、12.48mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和Na
2SO
3水溶液でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(3.50g、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中のN−メチル−L−プロリノール(1.83g、15.93mmol)及び水素化ナトリウム(0.64g、15.93mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、粗生成物tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスル−ホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(3.5g、粗)を加え、25℃で6時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.20g、1.99mmol、収率62.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):602.3[M+H]
+.
工程9:1−((S)−4−(7−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(1mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.7g、1.16mmol)の溶液を、50℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。ジクロロメタン(5mL)中の粗物質の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH>7に調節した。次いで、イミダゾール(0.24g、3.49mmol)及びtert−ブチルジメチルシリルクロリド(0.88g、5.82mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/H
2O(100/0)で溶出する逆相上にてフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗tert−ブチル−ジメチル−[[4−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]シラン(790mg、粗)を得た。ジクロロメタン(5mL)中の粗tert−ブチル−ジメチル−[[4−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]シラン(790mg、粗)の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH>7に調節した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.10g、1.15mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−((S)−4−(7−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピル−ロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1−((S)−4−(7−(3−(tert−butyldimethylsilyloxy)naphthalen−1−yl)−6−methyl−2−(((S)−1−methylpyr−rolidin−2−yl)methoxy)−5,6,7,8−tetrahydroquinazolin−4−yl)−3−methylpiperazin−1−yl)prop−2−en−1−one)(560.0mg、0.84mmol、収率65.2%)を、黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):670.4[M+H]
+.
工程10:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例22a);1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例22b)
テトラヒドロフラン(5mL)中の1−((S)−4−(7−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(0.50g、0.75mmol)及びCsF(0.34g、2.24mmol)の溶液を、50℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。次いで、粗生成物を、次の条件:XBridge Prep OBD C18 Column、30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で30B〜60B;254nm;RT1:6.45;RT2:;注入量:ml;実行数:;で、分取HPLCで精製した。ジアステレオ異性体(diasteroisomer)の混合物を、次の条件:カラム:カラム:CHIRALPAK ID−03、2.0cm I.D*25cm L(5um);移動相A:MTBE(10mM、NH3−MEOH)−−HPLC、移動相B:EtOH−−HPLC;流速:38mL/分;勾配:28分で10B〜10B;220/254nm;RT1:9.157;RT2:20.703;注入量:3ml;実行数:3で分取キラルHPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例22a:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(89.9mg、0.16mmol、収率21.7%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.63(s,1H),8.14(d,J=8.7Hz,1H),7.70(d,J=8.2Hz,1H),7.39(t,J=7.5Hz,1H),7.28(t,J=7.7Hz,1H),7.14(s,2H),6.93−6.78(m,1H),6.18(d,J=15.8Hz,1H),5.73(dd,J=10.6,2.2Hz,1H),4.40−4.02(m,5H),3.98−3.61(m,2H),3.56−3.45(m,1H),3.40−3.33(m,1H),3.28−3.20(m,1H),3.11−2.90(m,3H),2.89−2.74(m,1H),2.69−2.60(m,2H),2.33(s,3H),2.23−2.00(m,2H),1.99−1.84(m,1H),1.78−1.51(m,3H),1.05(d,J=8.4Hz,3H),0.78(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):556.3[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK ID−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10;流量=1.0ml/分;保持時間:2.793分(遅いピーク)。
実施例22b:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(83.0mg、0.15mmol、収率20%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ9.64(s,1H),8.10(d,J=8.6Hz,1H),7.70(d,J=8.2Hz,1H),7.38(t,J=7.5Hz,1H),7.28(t,J=7.7Hz,1H),7.09−6.98(m,2H),6.97−6.72(m,1H),6.22−6.11(m,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.45−3.99(m,5H),3.92−3.81(m,1H),3.78−3.63(m,1H),3.52−3.36(m,1H),3.25−2.92(m,4H),2.88−2.70(m,1H),2.65−2.57(m,1H),2.33(s,3H),2.24−2.01(m,2H),2.00−1.85(m,1H),1.77−1.51(m,3H),1.41(s,1H),1.30−1.14(m,3H),1.13−1.08(m,1H),0.82(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):556.3[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK ID−3(0.46*5cm;3um);254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10;流量=1.0ml/分;保持時間:1.387分(早いピーク)。
実施例23a及び23b
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例23a)
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例23b)
工程1:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(50mL)中の2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(13.00g、27.23mmol)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(4.50g、40.85mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.35g、2.72mmol)の溶液に、飽和リン酸カリウム水溶液(10mL)を加え、50℃で5分間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.20g、11.27mmol、収率41.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):462.2[M+H]
+.
工程2:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(10mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(9.00g、19.5mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(5.70g、25.35mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.15mL、1.95mmol)を加え、25℃で15分間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(6.20g、5.80mmol、収率29.8%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):588.1[M+H]
+.
工程3:3−[3−[ビス[(4−メトキシ−フェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、DMF(10mL)中のメチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(5.63g、29.32mmol)及びヨウ化第一銅(3.35g、17.59mmol)の溶液に、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(6.50g、5.86mmol)を、80℃で2時間加えた。完了後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシ−フェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(3.00g、5.67mmol、収率96.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):530.2[M+H]
+.
工程4:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(3.30g、6.23mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(12.46ml、12.46mmol、THF中1M)を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(1.42g、14.33mmol)を滴下し、−78℃で0.5時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.9g、粗)を黄色固体として得た。
工程5:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
1,4−ジオキサン中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(3.9g、粗)、2−メチルイソチオ尿素(7.67g、85.2mmol)及びテトラメチルグアニジン(13.35mL、106.38mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(0.90g、1.43mmol、収率33.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):628.2[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(5mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)−フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(0.90g、1.43mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.43mL、2.58mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.25mL、7.17mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。反応混合物を1,4−ジオキサンで希釈し、DIEAでpH>7に調節した。次いで、tert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(0.86g、4.3mmol)を加え、80℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.86g、1.06mmol、収率74.1%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):810.4[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
THF(5mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロ−メチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.80g、0.99mmol)及びオキソン(0.5g、2.96mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和Na
2SO
3水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.90g、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)−フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
1,4−ジオキサン(4.5mL)中のN−メチル−L−プロリノール(540.5mg、4.70mmol)及び水素化ナトリウム(0.19g、4.7mmol、鉱油中の60%分散)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、粗生成物tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチ−ル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(tert−butyl(3S)−4−[7−[3−[bis[(4−methoxyphenyl)methyl]amino]−2−fluoro−6−(trifluoromethy−l)phenyl]−6−methyl−2−methylsulfonyl−5,6,7,8−tetrahydroquinazolin−4−yl]−3−methyl−piperazine−1−carboxylate)(0.90g、粗)を加え、25℃で6時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンでクエンチし、抽出した。次いで、有機層を合わせ、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)−フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.46g、0.52mmol、収率55.8%)を黄色固体として得た。(ESI,m/z):877.5[M+H]
+.
工程9:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例23a);1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例23b)
ジクロロメタン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(1.37mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.40g、1.60mmol)の溶液を、40℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、2−フルオロ−3−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリ−ジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)アニリン(2−fluoro−3−[6−methyl−4−[(2S)−2−methylpiperazin−1−yl]−2−[[(2S)−1−methylpyrroli−din−2−yl]methoxy]−5,6,7,8−tetrahydroquinazolin−7−yl]−4−(trifluoromethyl)aniline)(1.5g、粗)を黄色固体として得た。ジクロロメタン(20mL)中の粗2−フルオロ−3−[6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)アニリン(1.50g、粗)の溶液を、DIEAでpH>7に調節した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.21g、2.35mmol)を滴下し、25℃で20分間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。次いで、粗生成物を、次の条件:カラム:XBridge Prep OBD C18 カラム、30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で30B〜48B;254nm;RT1:9.40;RT2:;注入量:ml;実行数:;で分取HPLCによって精製した。エナンチオマーの混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IE、2*25cm、5um;移動相A:Hex(8mmol/L、NH3.MeOH)−−HPLC、移動相B:EtOH−−HPLC;流速:17mL/分;勾配:16.5分で50B〜50B;220/254nm;RT1:10.132;RT2:12.679;注入量:0.6mL;実行数:11でキラル分取HPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例23a:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(40.3mg、0.068mmol、収率2.6%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ7.22(d,J=8.6Hz,1H),6.90−6.72(m,2H),6.14(d,J=16.7Hz,1H),5.87(s,2H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.38−3.98(m,5H),3.94−3.55(m,1H),3.52−3.41(m,2H),3.29−3.18(m,1H),3.10−2.80(m,5H),2.67−2.58(m,1H),2.45−2.07(m,6H),1.98−1.82(m,1H),1.72−1.49(m,3H),0.97(d,J=7.9Hz,3H),0.82(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):591.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:2.031分(遅いピーク)。
実施例23b:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(56.6mg、0.096mmol、収率3.7%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ7.23(d,J=8.6Hz,1H),6.93−6.70(m,2H),6.14(d,J=16.5Hz,1H),5.88(s,2H),5.73(dd,J=10.4,2.5Hz,1H),4.44−3.79(m,6H),3.55−3.40(m,1H),3.31−3.23(m,1H),3.22−2.78(m,6H),2.60−2.56(m,1H),2.45−2.05(m,6H),2.00−1.82(m,1H),1.72−1.48(m,3H),1.25(brs,3H),0.82(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):591.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流量=1.0ml/分;保持時間:1.564分(早いピーク)。
実施例24a及び24b
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例24a)
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例24b)
工程1:(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリジン−2−イル)ボロン酸
窒素下において、テトラヒドロフラン(200mL)中のホウ酸トリイソプロピル(44.01g、234.01mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、6−ブロモ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)−メチル]−4−メチル−ピリジン−2−アミン(20.00g、46.8mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(28mL、70.2mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮して、粗(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリジン−2−イル)ボロン酸(60.0g、粗)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):393.2[M+H]
+.
工程2:3−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリジン−2−イル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の粗(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリジン−2−イル)ボロン酸(60.0g、粗)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(5.16g、46.8mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(2.31g、4.68mmol)に、飽和リン酸カリウム溶液(40mL)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリジン−2−イル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(11.00g、23.9mmol、収率51.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):459.3[M+H]
+.
工程3:3−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−ヨード−4−メチルピリジン−2−イル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン
アセトニトリル(250mL)中の3−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリジン−2−イル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(25.0g、54.50mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(14.19g、63.0mmol)の溶液を、室温で2分間撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(0.60g、5.20mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。溶液を水で希釈した。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−ヨード−4−メチルピリジン−2−イル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(30.00g、51.3mmol、収率94.1%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):585.2[M+H]
+.
工程4:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、テトラヒドロフラン(110mL)中のビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(2.64g、3.70mmol)及びブロモ(シクロプロピル)亜鉛(THF中0.5M)(60mL、28.2mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(8.00g、16.0mmol、収率85.2%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):499.3[M+H]
+
工程5:エチル4−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(8.40g、16.85mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(25.27mL、25.27mmol、THF中1.0M)を−78℃で滴下し、−78℃で20分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(2.00g、20.21mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗エチル4−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(12.00g、粗)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):571.3[M+H]
+.
工程6:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
次いで、エタノール(25mL)及び水(5mL)中の粗エチル4−(6−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−5−メチル−2−オキソシクロヘキサン−1−カルボキシレート(12.00g、粗)、炭酸水素ナトリウム(35.37g、421.13mmol)、及び2−メチルイソチオ尿素(15.19g、168.45mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンで希釈した。有機層を塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(6/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.90g、2.93mmol、収率17.4%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):597.3[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.9g、3.18mmol)、トリフルオロ−メタンスルホン酸無水物(0.96mL、5.73mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.77mL、15.92mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し(10mL)、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH>7に調節した。次いで、tert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.91g、9.55mmol)を加え、110℃で12時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.90g、2.44mmol、収率76.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):779.4[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)及び水(5mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.90g、2.44mmol)及びm−CBPA(1.24g、7.32mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を飽和Na
2SO
3水溶液でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.00g、粗)を得た。これは、精製せずに次の工程で直接使用した。
工程9:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DMF(10mL)中の[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(1.49g、11.1mmol)及び水素化ナトリウム(0.44g、11.1mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、最後の工程で、粗生成物tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.00g、粗)を加え、25℃で6時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.10g、1.27mmol、収率57.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):864.5[M+H]
+.
工程10:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例24a)
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例24b)
トリフルオロ酢酸(10mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−シクロプロピル−4−メチル−2−ピリジル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.10g、1.27mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮した。ジクロロメタン(10mL)中の粗5−シクロプロピル−6−((6R,7R)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−4−((S)−2−メチルピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−4−メチルピリジン−2−アミン((5−cyclopropyl−6−((6{5>R<5},7{6>R<6})−2−(((2S,4R)−4−fluoro−1−methylpyrrolidin−2−yl)methoxy)−6−methyl−4−((S)−2−methylpiperazin−1−yl)−5,6,7,8−tetrahydroquinazolin−7−yl)−4−methylpyridin−2−aminein))の溶液を、DIEAでpH>9に調節した。次いで、塩化アクリロイル(acrylyl chloride)(0.08g、0.86mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(45/55)で溶出する逆相上でフラッシュクロマトグラフィによって精製して、生成物を得た。生成物を、次の条件:カラム:カラム:XBridge Shield RP18 OBD カラム、30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で34B〜64B;254nmで、分取HPLCによってさらに精製した。ジアステレオ異性体(diasteroisomer)の混合物を、次の条件:カラム:CHIRALPAK IE、3*25cm、5um;移動相A:Hex:DCM=3:1(10mM、NH3−MEOH)−−HPLC、移動相B:EtOH−−HPLC;流速:30mL/分;勾配:30分で50B〜50B;220/254nm;RT1:16.281;RT2:25.907;注入量:3mlで、分取キラルHPLCによって分離して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例24a:白色固体として、1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(16.4mg、0.028mmol、収率3%)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.91−6.76(m,1H),6.21−5.95(m,2H),5.70(dd,J=10.3,2.4Hz,1H),5.48(s,2H),5.15(d,J=56.4Hz,1H),4.46−3.83(m,5H),3.65−3.34(m,4H),3.29−3.19(m,1H),3.15−2.65(m,4H),2.59(s,1H),2.44−2.37(m,5H),2.25(s,3H),2.17−2.02(m,1H),1.97−1.75(m,2H),1.60−1.49(m,1H),1.08−0.89(m,5H),0.69(d,J=6.4Hz,3H),0.50−0.30(m,2H).LCMS(ESI,m/z):578.4[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH;流量=1.5ml/分;保持時間:2.342分(遅いピーク)。
実施例24b:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−シクロプロピル−4−メチルピリジン−2−イル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(22.7mg、0.039mmol、収率4.1%)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.91−6.75(m,1H),6.30−5.95(m,2H),5.72(dd,J=10.3,2.4Hz,1H),5.49(s,2H),5.15(d,J=56.4Hz,1H),4.47−3.78(m,6H),3.62−3.36(m,3H),3.21−2.65(m,5H),2.49−2.41(m,3H),2.37(s,3H),2.25(s,3H),2.17−2.02(m,1H),1.99−1.74(m,2H),1.60−1.48(m,1H),1.26(d,J=6.6Hz,3H),0.95(d,J=8.4Hz,2H),0.69(d,J=6.4Hz,3H),0.44−0.29(m,2H).LCMS(ESI,m/z):578.4[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3(4.6*50mm、3um);254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH;流量=1.5ml/分;保持時間:1.470分(早いピーク)。
実施例25a
(S)−1−(4−(2’−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
工程1:エチル2−オキソスピロ[5.5]ウンデカン−3−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(30mL)中のスピロ[5.5]ウンデカン−4−オン(3.0g、18.04mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(27.0mL、ヘキサン中1mol/L)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(3.6g、36.09mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、溶液を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−オキソスピロ[5.5]ウンデカン−3−カルボキシレート(2.0g、8.39mmol、収率46.5%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):239.3[M+H]
+.
工程2:2’−(メチルチオ)−5’,8’−ジヒドロ−3’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’(6’H)−オン
エタノール(20mL)中のエチル4−オキソスピロ[5.5]ウンデカン−3−カルボキシレート(2.20g、9.23mmol)及び2−メチルイソチオ尿素(8.32g、92.31mmol)の溶液を、50℃で0.5時間撹拌した。次いで、炭酸水素ナトリウム(15.51g、184.63mmol)を加え、50℃で10時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2’−(メチルチオ)−5’,8’−ジヒドロ−3’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’(6’H)−オン(600mg、2.27mmol、収率24.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):265.4[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル4−(2’−(メチルチオ)−5’、8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1、7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(6mL)中の2’−(メチルチオ)−5’,8’−ジヒドロ−3’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’(6’H)−オン(600.0mg、2.27mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(585.5mg、4.54mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(960.4mg、3.4mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮し、1,4−ジオキサン(6mL)で希釈した。次いで、tert−ブチル1−ピペラジンカルボキシレート(845.34mg、4.54mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(585.5mg、4.54mmol)の溶液を加え、80℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/6)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(2’−(メチルチオ)−5’、8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、1.16mmol、収率50.9%)]を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):433.3[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル4−(2’−(メチルスルホニル)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル4−(2’−(メチルチオ)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(300.0mg、0.69mmol)及び3−クロロ過安息香酸(239.3mg、1.39mmol)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(2’−(メチルスルホニル)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(260mg、0.56mmol、収率80.7%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):465.2[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]スピロ[6,8−ジヒドロ−5H−キナゾリン−7,1’−シクロヘキサン]−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(6mL)中のn−メチル−l−プロリノール(99.15mg、0.86mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(30.99mg、1.29mmol、鉱油中の60%分散)を加えた。得られた溶液を25℃で0.5時間撹拌した。次いで、tert−ブチル4−(2’−(メチルスルホニル)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(200.0mg、0.43mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]スピロ[6,8−ジヒドロ−5H−キナゾリン−7,1’−シクロヘキサン]−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(150mg、0.30mmol、収率69.7%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):500.7[M+H]
+.
工程6a:(S)−2’−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4’−(ピペラジン−1−イル)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]
ジクロロメタン(2.00mL)中のtert−ブチル4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]スピロ[6,8−ジヒドロ−5H−キナゾリン−7,1’−シクロヘキサン]−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(150.0mg、0.30mmol)及びトリフルオロ酢酸(1.00mL)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/5)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−ピペラジン−1−イル−スピロ[6,8−ジヒドロ−5H−キナゾリン−7,1’−シクロヘキサン](100mg,0.25mmol、収率83.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):400.6[M+H]
+.
工程6b:(S)−1−(4−(2’−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(10mL)中の2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−ピペラジン−1−イル−スピロ[6,8−ジヒドロ−5H−キナゾリン−7,1’−シクロヘキサン](200.0mg、0.50mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.50mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(46.0mg、0.51mmol)を加え、−78℃で0.5時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:XBridge Shield RP18 OBD カラム、30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で29B〜70B;220nm;RT1:6.5;RT2;注入量:mL;実行数で、分取HPLCで精製することによって、(S)−1−(4−(2’−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5’,8’−ジヒドロ−6’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−キナゾリン]−4’−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(20.3mg,0.04mmol、収率8.9%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):454.6[M+H]+
実施例25a:
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4,ppm)6.84−6.78(m,1H),6.28(d,J=2.0Hz,1H),5.81(d,J=2.0Hz,1H),4.40−4.39(m,2H),3.80−3.78(m,4H),3.54−3.79(m,4H),3.26(s,1H),3.06(s,1H),2.66(s,3H),2.63−2.54(m,3H),2.55(s,2H),2.20−2.13(m,1H),1.93−1.83(m,2H),1.79−1.76(m,1H),1.60(m,2H),1.58−1.45(m,6H),1.44−1.40(m,4H).
実施例26
(S)−1−(4−(7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例26a)
(R)−1−(4−(7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例26b)
工程1:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]シクロヘキス−2−エン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(100mL)及び水(10mL)中の6−クロロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(20.24g、44.89mmol)、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)シクロヘキス−2−エン−1−オン(4.99g、22.45mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム−クロロホルム付加物(3.48g、3.37mmol)、トリ−tert−ブチルホスフィンテトラフルオロボラート(1.3g、4.49mmol)、及びフッ化カリウム(2.6g、44.89mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(97/3)で溶出するシリカゲルカラム上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(5.96g、11.32mmol、収率50.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):511.2[M+H]
+.
工程2:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(2.59g、5.06mmol)の溶液に、LiHMDS(10.13mL、10.13mmol)を−78℃で1時間加えた。次いで、シアノぎ酸エチル(0.75g、7.59mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液をエタノールでクエンチし、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(97/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(2.21g、3.63mmol、収率71.8%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):583.2[M+H]
+.
工程3:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
水素下において、酢酸エチル(50mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(2.95g、5.06mmol)及びPd/C(0.30g、2.84mmol)の溶液を、25℃で5時間撹拌した。完了後、得られた溶液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(2.7g、4.61mmol、収率91.1%)を白色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):585.2[M+H]
+.
工程4:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メタノール(50mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(2.95g、5.04mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(3.15g、30.26mmol)及びナトリウムメタノラート(2.72g、50.43mmol)の溶液を、25℃で5時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(93/7)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.51g、2.68mmol、収率53.1%)を白色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):565.2[M+H]
+.
工程5:N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
クロロホルム(30mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.99g、1.74mmol)、ピペラジン(3.01g、34.89mmol)、及びBOP(1.54g、3.49mmol)の溶液を、70℃で12時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、水/アセトニトリル(65/35)で溶出する逆相カラムによって精製して、N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(0.46g、0.72mmol、収率41.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):633.3[M+H]
+.
工程6:4−メチル−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
トリフルオロ酢酸(10mL、134.65mmol)中のN,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(651mg、1.03mmol)の溶液を、50℃で12時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで希釈し、N,N−ジイソプロピルエチルアミンでpH9に調節した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、水/アセトニトリル(62/38)で溶出する逆相カラムによって精製して、4−メチル−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(191mg、0.49mmol、収率47.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):393[M+H]
+.
工程7:1−[4−[7−[6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(5mL)中のアクリル酸(0.19g、2.57mmol)、HATU(0.98g、2.57mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13g、1.03mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。次いで、溶液を、ジクロロメタン(5mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−メチル−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(0.19g、0.49mmol)の溶液に25℃で加え、得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(93/7)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、120mgの粗物質を得た。次いで、粗物質を次の条件で分取HPLCによってさらに精製して、1−[4−[7−[6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(68.8mg、0.15mmol、収率30.6%)を白色固体として得た。分取HPLC条件:カラム:XBridge Prep OBD C18 Column 30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:25mL/分;勾配:7分で28%B〜52%B;254220nm;Rt:5.85分。
実施例26:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)8.47(s,1H),6.83(dd,J=16.7,10.5Hz,1H),6.49(s,2H),6.22(s,1H),6.15(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),3.82−3.68(m,2H),3.67−3.54(m,2H),3.49−3.40(m,3H),3.32−3.16(m,3H),2.85−2.75(m,2H),2.65−2.56(m,1H),2.29(s,3H),1.92(d,J=12.7Hz,1H),1.80−1.65(m,1H).LCMS(ESI,m/z):447.2[M+H]
+.
実施例27a及び27b
1−[4−[(7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例27a);及び
1−[4−[(7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例27b)
工程1:3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−アニリン
N,N−ジメチルホルムアミド(65mL)中の3−ブロモ−2−フルオロ−5−メチル−アニリン(6.5g、31.8mmol)及びカリウムtert−ブトキシド(10.7g、95.5mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、4−メトキシベンジルクロリド(17.2mL、127.4mmol)を加え、25℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をメタノール中で粉砕し、真空フィルタにかけて、3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−アニリン(9g、20.25mmol、収率63.6%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):444.1[M+H]
+.
工程2:2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
窒素下において、トルエン(90mL)中のビス(ピナコラト)ジボロン(15.4g、60.7mmol)、3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−アニリン(9.0g、20.2mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1.48g、2.0mmol)、及び酢酸カリウム(3.9g、40.5mmol)の溶液を、90℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで溶解し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(9g、14.6mmol、収率72.3%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):492.3[M+H]
+.
工程3:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(180mL)及び水(36mL)中の2−シクロヘキセン−1−オン(8.8g、91.58mmol)、2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(9.0g、18.3mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(902.9mg、1.8mmol)、BINAP(2.28g、3.6mmol)、及びリン酸カリウム(11.64g、54.9mmol)の溶液を、30℃で5分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで溶解し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]シクロヘキサノン(5.5g、11.9mmol、収率65.1%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):462.3[M+H]
+.
工程4:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(45mL)及びリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(29.0ml、29.2mmol)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]シクロヘキサノン(4.5g、9.7mmol)の溶液に、−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で20分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(2.8g、28.6mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS(ESI,m/z):534.3[M+H]
+
工程5:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メタノール(100mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(10.0g、18.7mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(11.6g、112.44mmol)、及びナトリウムメタノラート(10.8g、187.4mmol)の溶液を、50℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(5g、9.7mmol、収率51.9%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):514.2[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
クロロホルム(150mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(5.0g、9.7mmol)、ピペラジン(8.3g、97.3mmol)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(8g、18.8mmol)、及びDBU(4.4g、29.2mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。次いで、ジ−tert−ブチルジカルボナート(53.1g、243.3mmol)を加え、30分間撹拌した。完了後、溶媒をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(4/6)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(4g、5.8mmol、収率60.3%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):682.4[M+H]
+
工程7:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
アセトニトリル(10mL)中のN−ヨードスクシンイミド(0.49g、2.2mmol)及びtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.0g、1.4mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(9/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.6mmol、収率42.2%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):808.3[M+H]
+
工程8:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中のtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.62mmol)、(1,10−フェナントロリン)(トリフルオロメチル)銅(I)(1.93g、6.2mmol)、ヨウ化第一銅(2.34g、12.3mmol)の溶液、80℃で16時間。完了後、濾液を濾過によって集め、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(7/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(280mg、0.26mmol、収率42.2%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):750.3[M+H]
+
工程9a:2−フルオロ−5−メチル−3−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)アニリン
ジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(260.0mg、0.35mmol)及びトリフルオロ酢酸(0.5mL、6.73mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮して、粗生成物(150mg、純度90%)を得た。これは精製せずに次の工程で直接使用した。LCMS(ESI,m/z):410.2[M+H]
+
工程9b:1−[4−[(7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例27a)及び1−[4−[(7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例27b)
ジクロロメタン(5mL)中の2−フルオロ−5−メチル−3−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)アニリン(150.0mg、純度90%)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(141.7mg、1.1mmol)の溶液を、−78℃で3分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(33.1mg、0.3mmol)を加え、−78℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、70mgの粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLCによって精製して、26mgの白色固体を得た。生成物を、次の条件(カラム:(CHIRALPAK IA、2*25cm、5um;移動相A:MTBE(10mM、NH3−MEOH)−−HPLC−−移動相B:EtOH−−HPLC;流速:15mL/分;勾配:15分で10B〜10B;254/220nm)で、キラル分取HPLCによってさらに精製し、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を任意に割り当てた。
実施例27a:1−[4−[(7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(9mg、0.019mmol、収率5.3%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ8.48(s,1H),6.83(dd,J=16.7,10.4Hz,1H),6.56(d,J=8.8Hz,1H),6.14(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.79(s,2H),5.72(dd,J=10.4,2.0Hz,1H),3.85−3.68(m,2H),3.61(s,2H),3.53−3.43(m,2H),3.40−3.35(m,1H),3.31−3.21(m,2H),3.1−2.98(m,1H),2.96−2.89(m,1H),2.80−2.70(m,1H),2.64(d,J=16.1Hz,1H),2.29(s,3H),2.09−1.90(m,2H).LCMS(ESI,m/z):464.2[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IA−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10;流速:1mL/分;保持時間:1.296分;(早いピーク)。
実施例27b:1−[4−[(7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(6.8mg、0.014mmol、収率4%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ8.49(s,1H),6.83(dd,J=16.7,10.5Hz,1H),6.56(d,J=8.8Hz,1H),6.14(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.79(s,2H),5.72(dd,J=9.6,2.4Hz,1H),3.85−3.75(m,2H),3.61−3.45(m,4H),3.40−3.35(m,1H),3.30−3.20(m,2H),3.11−2.98(m,1H),2.95−2.85(m,1H),2.82−2.70(m,1H),2.69−2.59(m,1H),2.30(m,3H),2.10−1.90(m,2H).LCMS(ESI,m/z):464.2[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IA−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10;流速:1mL/分;保持時間:1.825分(遅いピーク)。
実施例28a及び28b
1−[(3S)−4−[(7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例28a);及び
1−[(3S)−4−[(7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例28b)
工程1:7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(120mL)及び水(25mL)中のエチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(10.0g、23.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(65.25g、234.4mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(39.38g、468.8mmol)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(97/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(5g、11.0mmol、収率47.1%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):453.2[M+H]
+.
工程2:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中の7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2.0g、4.4mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.84g、22.0mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2.49g、8.8mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を減圧下で濃縮し、1,4−ジオキサン(30mL)中で溶解した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.41g、34.2mmol)及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.37g、6.8mmol)を加え、混合物を110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(7/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.8g、2.8mmol、収率63.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):635.3[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、3.1mmol)及び3−クロロ過安息香酸(1.6g、9.4mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.5g、2.2mmol、収率71%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):667.3[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル(3S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中のN−メチル−l−プロリノール(1.72g、14.9mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(479.8mg、11.99mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で30分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、3mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1g、1.7mmol、収率56.7%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):588.3[M+H]
+.
工程5:1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(15mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.3g、2.2mmol)及びトリフルオロ酢酸(3mL、39.4mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(20mL)中で溶解した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4g、11mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(268mg、2.2mmol)を加え、システムを25℃で5分間撹拌した。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(663.0mg、4.4mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(198mg、2.2mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(300mg、0.4mmol、収率18.2%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):656.4[M+H]
+.
工程6:1−[(3S)−4−[(7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例28a)及び1−[(3S)−4−[(7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例28b)
テトラヒドロフラン(10mL)中の1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(700.0mg、1.07mmol)及びフッ化セシウム(648.8mg、4.2mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗固体を得た。粗生成物を、次の条件:カラム:XBridge Prep C18 OBD Column 19×150mM、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分30%B〜48%B;254nm;Rt:6.5分で分取HPLCによって精製して、150mgの白色固体を得た。生成物を、次の条件:(カラム、CHIRALPAK IA−3、0.46*5cm;3um;移動相:(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;検出器、UV254nm.)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例28a:1−[(3S)−4−[(7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(42.9mg、0.079mmol、収率7.4%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ9.68(s,1H),8.08(d,J=8.5Hz,1H),7.77−7.63(m,1H),7.40(t,J=7.4Hz,1H),7.30(t,J=7.2,Hz,1H),7.01(s,2H),6.94−6.76(m,1H),6.21−6.12(m,1H),5.72(dd,J=10.3,2.4Hz,1H),4.38−4.00(m,5H),3.94−3.81(m,2H),3.65−3.42(m,2H),3.31−3.18(m,1H),3.08(dd,J=18.1,5.3Hz,1H),2.98−2.84(m,3H),2.83−2.72(m,1H),2.63−2.53(m,1H),2.33(s,3H),2.20−2.07(m,2H),1.96−1.77(m,2H),1.72−1.55(m,3H),1.02−0.98(m,3H).LCMS(ESI,m/z):542.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IA−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):EtOH=90:10;流速:1mL/分;保持時間:1.350分(遅いピーク)。
実施例28b:1−[(3S)−4−[(7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(42.3mg、0.078mmol、収率7.3%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.67(s,1H),8.07(d,J=8.5Hz,1H),7.71(d,J=8.1Hz,1H),7.40(t,J=7.5Hz,1H),7.30(t,J=7.2,Hz,1H),7.04−6.97(m,2H),6.93−6.75(m,1H),6.23−6.12(m,1H),5.73(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.42−3.99(m,5H),3.93−3.79(m,3H),3.52−3.36(m,1H),3.25−3.00(m,3H),2.99−2.83(m,3H),2.83−2.71(m,1H),2.34(s,3H),2.20−2.07(m,2H),1.99−1.78(m,2H),1.73−1.53(m,3H),1.28−1.18(m,3H).LCMS(ESI,m/z):542.3[M+H]
+.LCMS(ESI,m/z):542.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IA−3、4.6*50mm、3μm;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:0.983分;(早いピーク)。
実施例29a及び29b
1−[(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−4−[(7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例29a);及び
1−[(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−4−[(7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例29b)
工程1:7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(120mL)及び水(25mL)中のエチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(10.0g、23.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(65.25g、234.4mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(39.38g、468.8mmol)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(97/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(5g、11.0mmol、収率47.1%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):453.2[M+H]
+.
工程2:tert−ブチル(3R)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(50mL)中の7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(5.0g、11.05mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.17g、55.2mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(6.2g、22.1mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を減圧下で濃縮し、1,4−ジオキサン(75mL)中で溶解した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(11.0g、85.5mmol)及び(R)−4−n−boc−2−ヒドロキシメチル−ピペラジン(3.7g、17.1mmol)を加え、110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3R)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(4g、6.1mmol、収率71.9%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):651.3[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(40mL)中のtert−ブチル(3R)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(4.0g、6.14mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(749.6mg、6.14mmol)、及びトリエチルアミン(1.8g、18.43mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(1.8g、12.29mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(4.2g、5.5mmol、収率89.3%)を得た。LCMS(ESI、m/z):765.4[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(40mL)中のtert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(4.0g、5.2mmol)及び3−クロロ過安息香酸(2.7g、15.6mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(2.3g、2.8mmol、収率55.2%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):797.4[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中のN−メチル−l−プロリノール(1.44g、12.5mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(401.4mg、10.0mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で30分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、2.5mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.3g、1.8mmol、収率72.2%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):718.4[M+H]
+.
工程6a:tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(4mL)中のtert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(400.0mg、0.5mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(215.6mg、1.67mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン(67.9mg、0.5mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(167.1mg、1.1mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、反応物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(400mg、0.5mmol、収率86.3%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):832.5[M+H]
+.
工程6b:1−[(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(8mL)中のtert−ブチル(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(400.0mg、0.4mmol)及びトリフルオロ酢酸(164.3mg、1.4mmol)の溶液を、25℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(5mL)中で溶解した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(264.2mg、2.0mmol)を加え、25℃で3分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(37.0mg、0.4mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(200mg、0.25mmol、収率62.1%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):786.5[M+H]
+.
工程7:1−[(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−4−[(7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例29a)及び1−[(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−4−[(7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例29b)
テトラヒドロフラン(10mL)中の1−[(3R)−3−[[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(200.0mg、0.2mmol)及びフッ化セシウム(199.1mg、0.76mmol)の溶液を、80℃で24時間撹拌した。完了後、濾過の後、濾液を減圧下で濃縮して、120mgの粗固体を得た。生成物を、次の条件(カラム:XBridge Prep Phenyl OBD Column、5um、19*250mm;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3+0.1%NH3.H2O)、移動相B:ACN;流速:25mL/分;勾配:10分で31B〜49B;254 220nm)で、分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例29a:1−[(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−4−[(7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(1.7mg、0.003mmol、収率1.2%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ9.67(s,1H),8.06(d,J=8.6Hz,1H),7.71(d,J=8.1Hz,1H),7.50−7.20(m,2H),7.02(s,2H),6.95−6.70(m,1H),6.15(d,J=16.5Hz,1H),5.72(d,J=11.4Hz,1H),4.92−4.51(m,1H),4.50−4.31(m,1H),4.29−4.18(m,2H),4.17−3.92(m,2H),3.91−3.73(m,2H),3.66(d,J=13.0Hz,1H),3.15−3.00(m,2H),2.99−2.88(m,3H),2.85−2.77(m,2H),2.63−2.60(m,1H),2.41−2.31(m,4H),2.25−2.07(m,3H),2.02−1.90(m,1H),1.89−1.75(m,1H),1.73−1.55(m,3H).LCMS(ESI,m/z):558.3[M+H]+.
実施例29b:1−[(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−4−[(7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(4mg、0.007mmol、収率2.8%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.66(s,1H),8.06(d,J=8.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.2,1.4Hz,1H),7.44−7.35(m,1H),7.34−7.26(m,1H),7.04−6.96(m,2H),6.89−6.72(m,1H),6.14(dd,J=17.0,2.4Hz,1H),5.71(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),5.07−4.76(m,1H),4.47−4.22(m,3H),4.19−4.02(m,2H),4.00−3.76(m,3H),3.75−3.54(m,2H),3.20−2.72(m,7H),2.35(s,3H),2.25−2.06(m,2H),2.00−1.88(m,2H),1.86−1.76(m,1H),1.74−1.53(m,3H).LCMS(ESI,m/z):558.3[M+H]
+.
実施例30a及び30b
1−[(3S)−4−[(7S)−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例30a);及び
1−[(3S)−4−[(7R)−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例30b)
工程1:tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の(4−ブロモ−2−ナフチル)オキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン(20.0g、59.2mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(45g、177.8mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン複合体(4.9g、5.9mmol)、及び酢酸カリウム(17.4g、177.8mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン(18g、46.8mmol、収率79%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):385.2[M+H]
+.
工程2:3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(100mL)及び水(20mL)中の2−シクロヘキセン−1−オン(12.5g、130.08mmol)、tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン(10.0g、26.0mmol)、リン酸カリウム(16.55g、78.0mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.28g、2.6mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]シクロヘキサノン(8g、22.5mmol、収率86.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):355.2[M+H]
+.
工程3:エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]シクロヘキサノン(10.0g、28.2mmol)の溶液を、−78℃で2分間撹拌した。次いで、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(84mL、84.6mmol)を加え、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.19g、42.3mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(7g、16.4mmol、収率58.2%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):427.2[M+H]
+.
工程4:7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(120mL)及び水(25mL)中のエチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(10.0g、23.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(65.25g、234.4mmol)及び炭酸水素ナトリウム(39.3g、468.8mmol)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(97/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(5g、11.0mmol、収率47.1%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):453.2[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中の7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2.0g、4.4mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.8g、22.0mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2.49g、8.8mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(30mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.41g、34.2mmol)、及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.3g、6.8mmol)を、110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(7/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.8g、2.8mmol、収率63.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):635.3[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、3.1mmol)及び3−クロロ過安息香酸(1.63g、9.4mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.5g、2.2mmol、収率71%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):667.3[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(2.0g、14.99mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(479.8mg、11.9mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で30分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、3mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節した。溶媒を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.82mmol、収率27.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):606.3[M+H]
+
工程8:tert−ブチル−[[4−[2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン
ジクロロメタン(25mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(500.0mg、0.83mmol)及びトリフルオロ酢酸(1882.0mg、16.5mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮し、ジクロロメタン(20mL)中で溶解した。次いで、ジクロロメタン(25mL)中のイミダゾール(168.58mg、2.48mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.1g、16.51mmol)を、25℃で3分間撹拌した。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(249.2mg、1.65mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/水(30:20)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル−[[4−[2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン(360mg、0.58mmol、収率70%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):620.3[M+H]
+
工程9:1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(9mL)中のtert−ブチル−[[4−[2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン(360.0mg、0.58mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(224.7mg、1.74mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(63.0mg、0.70mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(320mg、0.47mmol、収率81.8%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):674.3[M+H]
+
工程10:オン1−[(3S)−4−[(7S)−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例30a)及び1−[(3S)−4−[(7R)−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−(実施例30b)
テトラヒドロフラン(5mL)中の1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(360.0mg、0.53mmol)及びフッ化セシウム(324.7mg、2.14mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗固体を得た。粗生成物を、次の条件:カラム:XBridge Shield RP18 OBD Column、30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:10分で28B〜42B;254nm;RT:8.52で、分取HPLCによって精製して、150mgの白色固体を得た。生成物を、次の条件(カラム、CHIRALPAK IA−3,0.46*5cm;3um;移動相:(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;検出器、UV254nm)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例30a:1−[(3S)−4−[(7S)−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(49.8mg、0.089mmol、収率16.7%)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ9.66(s,1H),8.08(d,J=8.6Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.31(t,J=7.2Hz,1H),7.02(s,2H),6.93−6.75(m,1H),6.16(dd,J=16.8,6.8Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),5.23−5.03(m,1H),4.38−4.22(m,2H),4.19−4.04(m,2H),3.98−3.75(s,2H),3.66−3.43(m,2H),3.35−3.20(m,1H),3.19−3.03(m,2H),3.00−2.85(m,2H),2.83−2.72(m,1H),2.65−2.55(m,2H),2.48−2.37(m,1H),2.39−2.27(m,4H),2.13(d,J=12.4Hz,1H),1.90−1.69(m,2H),1.02−0.98(m,3H).LCMS(ESI,m/z):560.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:2.482分;(遅いピーク)。
実施例30b:1−[(3S)−4−[(7R)−2−[[(2S,4S)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(43.8mg、0.078mmol、収率14.7%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.66(s,1H),8.08(d,J=8.6Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.31(t,J=7.2Hz,1H),7.02(s,2H),6.93−6.75(m,1H),6.16(dd,J=16.8,6.8Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),5.23−5.03(m,1H),4.38−4.22(m,2H),4.19−4.04(m,2H),3.98−3.75(s,2H),3.66−3.43(m,2H),3.35−3.20(m,1H),3.19−3.03(m,2H),3.00−2.85(m,2H),2.83−2.72(m,1H),2.65−2.55(m,2H),2.48−2.37(m,1H),2.39−2.27(m,4H),2.13(d,J=12.4Hz,1H),1.90−1.69(m,2H),1.02−0.98(m,3H).LCMS(ESI,m/z):560.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:1.306分;(早いピーク)。
実施例31a及び31b
1−[(3S)−4−[(7S)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例31a);及び
1−[(3S)−4−[(7R)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例31b)
工程1:tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の(4−ブロモ−2−ナフチル)オキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン(20.0g、59.2mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(45g、177.8mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン複合体(4.9g、5.9mmol)、及び酢酸カリウム(17.4g、177.8mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン(18g、46.8mmol、収率79%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):385.2[M+H]
+.
工程2:3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(100mL)及び水(20mL)中の2−シクロヘキセン−1−オン(12.5g、130.08mmol)、tert−ブチル−ジメチル−[[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−ナフチル]オキシ]シラン(10.0g、26.0mmol)、リン酸カリウム(16.55g、78.0mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.28g、2.6mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、反応物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]シクロヘキサノン(8g、22.5mmol、収率86.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):355.2[M+H]
+.
工程3:エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]シクロヘキサノン(10.0g、28.2mmol)の溶液を、−78℃で2分間撹拌した。次いで、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(84mL、84.6mmol)を加え、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.19g、42.3mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(7g、16.4mmol、収率58.2%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):427.2[M+H]
+.
工程4:7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(120mL)及び水(25mL)中のエチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(10.0g、23.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(65.2g、234.4mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(39.3g、468.8mmol)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(97/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(5g、11.0mmol、収率47.1%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):453.2[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中の7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2.0g、4.4mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.8g、22.0mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2.49g、8.8mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(30mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.41g、34.2mmol)、及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.37g、6.8mmol)を、110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(7/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.8g、2.8mmol、収率63.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):635.3[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、3.1mmol)及び3−クロロ過安息香酸(1.63g、9.4mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.5g、2.2mmol、収率71%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):667.3[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(2.0g、14.99mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(479.8mg、11.9mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で30分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、3mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節した。溶媒を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.82mmol、収率27.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):606.3[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル−[[4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン
ジクロロメタン(25mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(500.0mg、0.83mmol)及びトリフルオロ酢酸(1.8g、16.5mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。ジクロロメタン(25mL)中の残渣、イミダゾール(168.5mg、2.48mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.1g、16.51mmol)を、25℃で3分間撹拌した。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(249.2mg、1.65mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/水(30/20)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル−[[4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン(360mg、0.58mmol、収率70%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):620.3[M+H]
+.
工程9:1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(9mL)中のtert−ブチル−[[4−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン(360.0mg、0.58mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(224.7mg、1.74mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(63.0mg、0.70mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(320mg、0.47mmol、収率81.8%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):674.3[M+H]
+.
工程10:1−[(3S)−4−[(7S)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例31a)及び1−[(3S)−4−[(7R)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例31b)
テトラヒドロフラン(5mL)中の1−[(3S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(320.0mg、0.47mmol)及びフッ化セシウム(288.6mg、1.9mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗固体を得た。粗生成物を、次の条件:カラム:カラム:Xselect CSH F−Phenyl OBD Column、19*250、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:EtOH;流速:25mL/分;勾配:8分で73B〜78B;254nm;RT1:7.3で分取HPLCによって精製して、150mgの白色固体を得た。生成物を、次の条件(カラム、CHIRALPAK IC−3,0.46*5cm;3um;移動相:(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;検出器、UV254nm.)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例31a:1−[(3S)−4−[(7S)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(43mg、0.076mmol、収率16.2%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ9.70(s,1H),8.06(d,J=8.6Hz,1H),7.71(dd,J=8.3,1.4Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.31(t,J=7.2Hz,1H),7.05−6.95(m,2H),6.94−6.76(m,1H),6.23−6.10(m,1H),5.73(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),5.29−5.07(m,1H),4.43−4.27(m,2H),4.22−4.03(m,3H),3.92−3.82(m,2H),3.52−3.38(m,2H),3.37−3.40(m,1H),3.26−3.14(m,1H),3.08(dd,J=18.2,5.6Hz,2H),2.99−2.85(m,2H),2.78(dd,J=18.2,10.4Hz,1H),2.47−2.40(m,1H),2.38(s,3H),2.19−2.05(m,2H),1.96−1.78(m,2H),1.24(s,3H).LCMS(ESI,m/z):560.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:2.852分;(遅いピーク)。
実施例31b:1−[(3S)−4−[(7R)−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(42mg、0.075mmol、収率15.8%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.74(s,1H),8.08(d,J=8.5Hz,1H),7.70(dd,J=8.2,1.4Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.29(t,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.01(s,2H),6.93−6.75(m,1H),6.16(dd,J=16.6,6.8Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),5.23−5.10(m,1H),4.38−4.24(m,2H),4.20−4.02(m,2H),3.95−3.80(m,2H),3.64−3.43(m,2H),3.42−3.21(m,3H),3.09(dd,J=18.1,5.2Hz,1H),2.97−2.72(m,3H),2.63−2.53(m,1H),2.48−2.41(m,1H),2.37(s,3H),2.18−2.02(m,2H),1.97−1.75(m,2H),1.02−0.98(m,3H).LCMS(ESI,m/z):560.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:1.317分;(早いピーク)。
実施例32a及び32b
1−[(3S,5S)−4−[(6R,7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例32a);及び
1−[(3S,5S)−4−[(6S,7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例32b)
工程1:tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルアセトアミド(20mL)中の[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]トリフルオロメタンスルホナート(2.0g、3.3mmol)、tert−ブチル(3S,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシレート(1.43g、6.6mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.29g、10.0mmol)の溶液を、95℃で48時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(7:3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(600mg、1.1mmol、収率32.7%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):549.3[M+H]
+.
工程2:tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル(3S,5S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(600.0mg、1.1mmol)、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(494.3mg、3.2mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(705.2mg、5.4mmol)、及びイミダゾール(223.3mg、3.2mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(580mg、0.8mmol、収率80%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):663.4[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(580mg、0.87mmol)及び3−クロロ過安息香酸(299mg、1.74mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液をクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を真空下で濃縮して、粗固体を得た。LCMS(ESI,m/z):695.4[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DMF(6mL)中のN−メチル−l−プロリノール(0.48g、4.1mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(0.13g、3.34mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.58g、0.8mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節した。溶媒を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S,5S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(400mg、0.6mmol、収率77.8%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):616.4[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル−[[4−[4−[(2S,6S)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル(3S,5S)−4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(400.0mg、0.6mmol)及びトリフルオロ酢酸(1.48g、12.9mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。ジクロロメタン(6mL)中の残渣、イミダゾール(132.66mg、1.95mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6g、12.9mmol)を、25℃で3分間撹拌した。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(196.1mg、1.3mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/水(4:6)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル−[[4−[4−[(2S,6S)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン(280mg、0.4mmol、収率68.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):630.4[M+H]
+.
工程6:1−[(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(4mL)中のtert−ブチル−[[4−[4−[(2S,6S)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]オキシ]−ジメチル−シラン(380.0mg、0.6mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(233.4mg、1.8mmol)の溶液を、25℃で3分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(65.5mg、0.7mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(20:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(280mg、0.4mmol、収率67.9%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):684.4[M+H]
+.
工程7:1−[(3S,5S)−4−[(6R,7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例32a)及び1−[(3S,5S)−4−[(6S,7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例32b)
テトラヒドロフラン(3mL)中の1−[(3S,5S)−4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(268.0mg、0.4mmol)及びフッ化セシウム(242.5mg、1.6mmol)の溶液を、50℃で1時間撹拌した。反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、粗固体を得た。粗生成物を、次の条件:カラム:Xselect CSH F−Phenyl OBDカラム、19*250、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:EtOH;流速:25mL/分;勾配:8分で73B〜78B;254nm;RT1:7.3で分取HPLCによって精製して、150mgの白色固体を得た。生成物を、次の条件(カラム、CHIRALPAK IC−3,0.46*5cm;3um;移動相:(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=80:20;検出器、UV254nm)で、分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を任意に割り当てた。
実施例32a:1−[(3S,5S)−4−[(6R,7R)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(40.8mg、0.071mmol、収率18%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ9.63(s,1H),8.08(d,J=8.6Hz,1H),7.69(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.38(t,J=7.4Hz,1H),7.27(t,J=7.4Hz,1H),7.01(s,1H),6.93(s,1H),6.84(dd,J=16.6,10.5Hz,1H),6.15(dd,J=16.6,2.5Hz,1H),5.70(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.26(dd,J=10.7,5.0Hz,1H),4.05(dd,J=10.7,6.4Hz,1H),3.91−3.37(m,7H),3.07−2.87(m,3H),2.69−2.58(m,1H),2.58−2.52(m,1H),2.48−2.38(m,1H),2.33(s,3H),2.26(s,1H),2.21−2.09(m,1H),1.99−1.86(m,1H),1.74−1.50(m,3H),1.01(d,J=6.0Hz,6H),0.87(d,J=6.5Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):570.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=80:20、流速:1mL/分;保持時間:1.326分;(早いピーク)。
実施例32b:1−[(3S,5S)−4−[(6S,7S)−7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(35.1mg、0.061mmol、収率15.4%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.67(s,1H),8.17(d,J=8.6Hz,1H),7.70(d,J=8.2Hz,1H),7.38(t,J=7.5Hz,1H),7.26(t,J=7.6Hz,1H),7.05(s,1H),7.02(s,1H),6.97−6.77(m,1H),6.18(dd,J=16.6,2.4Hz,1H),5.73(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.23(dd,J=10.8,5.0Hz,1H),4.08(dd,J=10.8,6.4Hz,1H),3.72(s,3H),3.32(s,5H),3.06−2.77(m,4H),2.59−2.52(m,1H),2.31(s,3H),2.19−2.05(m,2H),1.95−1.84(m,1H),1.72−1.49(m,3H),0.93(s,6H),0.79(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):570.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=80:20、流速:1mL/分;保持時間:1.933分;(遅いピーク)。
実施例33a及び33b
1−((S)−4−((6S,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−イソプロピル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例33a);及び
1−((S)−4−((6R,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−イソプロピル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例33b)
工程1:4−イソプロピルシクロヘキス−2−エン−1−オン
窒素下において、テトラヒドロフラン(400mL)中の4−イソプロピルシクロヘキサノン(40.0g、285.2mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌し、リチウムジイソプロピルアミド(THF中2M)(240mL、427.9mmol)を加え、−78℃で1時間撹拌した。次いで、クロロトリメチルシラン(36.7mL、427.9mmol)を加え、−78℃で1時間撹拌した。完了後、反応物をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。アセトニトリル(400mL)中のp−ベンゾキノン(20.64g、191.15mmol)及び酢酸パラジウム(II)(42.8g、191.1mmol)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、(4−イソプロピルシクロヘキセン−1−イル)オキシ−トリメチル−シラン(58.0g、273.1mmol)を加え、25℃で16時間撹拌した。完了後、濾過の後、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/ジエチルエーテル(88/12)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−イソプロピルシクロヘキス−2−エン−1−オン(16g、115.7mmol、収率42.4%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):139.1[M+H]
+.
工程2:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン
窒素下において、テトラヒドロフラン(300mL)中の4−イソプロピルシクロヘキス−2−エン−1−オン(9.76g、70.5mmol)及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(2.32g、4.7mmol)の溶液を、60℃で5分間撹拌した。次いで、N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−メチル−6−トリブチルスタンニル−ピリジン−2−アミン(30.0g、47.0mmol)を加え、60℃で20時間撹拌した。完了後、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン(4g、8.2mmol、収率17.5%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):487.3[M+H]
+.
工程3:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−4−メチル−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(60mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン(6.0g、12.33mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(4.16g、18.4mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−4−メチル−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン(6.6g、10.7mmol、収率87.4%)を赤色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):612.2[M+H]
+.
工程4:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(70mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−4−メチル−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン(6.6g、10.7mmol)、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(10.3g、53.8mmol)、及びヨウ化第一銅(4.0g、21.5mmol)の溶液を、90℃で1時間撹拌した。完了後、濾過の後、濾液を水で希釈した。得られた溶液ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン(4.7g、8.4mmol、収率78.6%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):555.3[M+H]
+.
工程5:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−イソプロピル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−イソプロピル−シクロヘキサノン(4.6g、8.29mmol)の溶液を、−78℃で2分間撹拌した。次いで、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(16.mL、16.59mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(1.89g、19.08mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(9:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−イソプロピル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(4g、6.3mmol、収率77%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):627.3[M+H]
+.
工程6:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(40mL)及び水(8mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−イソプロピル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(4.0g、6.3mmol)、カルバムイミドチオ酸メチル(1:2)(17.77g、63.83mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(10.72g、127.6mmol)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2g、3.0mmol、収率48%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):653.3[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2.0g、3.06mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.98g、15.3mmol)、及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.56g、5.5mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(20mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.98g、15.3mmol)、及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(1.23g、6.1mmol)を、110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.4g、1.6mmol、収率54.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):835.4[M+H]
+
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(16mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.6g、1.9mmol)及び3−クロロ過安息香酸(0.33g、1.9mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。得られた溶液を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1g、1.1mmol、収率60.2%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):867.4[M+H]
+
工程9:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メタノール(0.27g、2.3mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(0.18g、4.6mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.0g、1.15mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。得られた溶液を塩化アンモニウムでpH8に調節した。溶媒を水で希釈し、EAで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.5mmol、収率48.1%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):902.5[M+H]
+
工程10:6−[6−イソプロピル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
トリフルオロ酢酸(5mL、67.3mmol)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−イソプロピル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(500.0mg、0.5mmol)の溶液を、50℃で8時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(1:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6−[6−イソプロピル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(200mg、0.3mmol、収率64.2%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):562.3[M+H]
+
工程11:1−((S)−4−((6S,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−イソプロピル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例33a)及び1−((S)−4−((6R,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−イソプロピル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例33b)
ジクロロメタン(2mL)中の6−[6−イソプロピル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(200.0mg、0.3600mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(137.8mg、1.07mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(32.05mg、0.3600mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、110mgの固体を得た。粗生成物を、次の条件:カラム:XBridge Shield RP18 OBD Column、30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で44B〜65B;254nm;RT1:5.87で分取HPLCによって精製して、50mgの白色固体を得た。生成物を、次の条件(カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、2*25cm、5um;移動相A:Hex(8mmol/L、NH3.MeOH)−−HPLC、移動相B:EtOH−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:12分で20B〜20B;220/254nm)でキラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を任意に割り当てた。
実施例33a:1−((S)−4−((6S,7R)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−イソプロピル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(20mg、0.0325mmol、収率9.1%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.95−6.70(m,1H),6.44(s,2H),6.26−6.07(m,2H),5.71(dd,J=10.4,2.5Hz,1H),4.43−3.75(m,6H),3.58−3.36(m,1H),3.21−2.90(m,4H),2.87−2.69(m,2H),2.65−2.55(m,1H),2.44−2.39(m,1H),2.36−2.11(m,8H),2.08−1.81(m,2H),1.73−1.43(m,4H),1.31−1.18(m,3H),0.85(d,J=6.8Hz,3H),0.72(d,J=6.8Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):616.4[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=80:20、流速:1mL/分;保持時間:2.435分;(早いピーク)。
実施例33b:1−((S)−4−((6R,7S)−7−(6−アミノ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−イソプロピル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(18.2mg、0.0296mmol、収率8.3%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.89−6.71(m,1H),6.43(s,2H),6.26−6.09(m,2H),5.71(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.41−4.11(m,3H),4.08−3.83(m,2H),3.66−3.41(m,2H),3.29−3.11(m,2H),2.99−2.69(m,4H),2.45−2.23(m,8H),2.23−1.99(m,2H),1.97−1.80(m,1H),1.76−1.39(m,4H),1.24(d,J=4.5Hz,1H),1.01(d,J=5.9Hz,3H),0.85(d,J=6.9Hz,3H),0.73(d,J=6.9Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):616.4[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=80:20、流速:1mL/分;保持時間:2.945分;(遅いピーク)。
実施例34a、34b、34c、及び34d
2−((R)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34a);及び
2−((R)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34b);及び
2−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34c);及び
2−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34d)
工程1:3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−アニリン
N,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の3−ブロモ−2−フルオロ−5−メチル−アニリン(20.0g、98.02mmol)及び水素化ナトリウム(19.6g、490.1mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、0℃で0.5時間撹拌した。次いで、4−メトキシベンジルクロリド(79.6mL、588.12mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をメタノールで希釈した。濾過の後、固体を集め、メタノールによって洗浄して、3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−アニリン(40g、90.0mmol、収率91.8%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):444.1[M+H]
+.
工程2:(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)ボロン酸
窒素下において、テトラヒドロフラン(200mL)中のホウ酸トリイソプロピル(44.01g、234.01mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−メチル−アニリン(20.0g、46.8mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(28mL、70.2mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。
工程3:3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の前工程からの残渣、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(5.1g、46.8mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(2.3g、4.68mmol)を、25℃で5分間撹拌した。次いで、飽和リン酸カリウム溶液(40mL)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(11g、23.9mmol、収率51.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):476.3[M+H]
+.
工程4:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(250mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(25.0g、52.5mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(14.1g、63.0mmol)の溶液を、室温で2分間撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(0.6g、5.2mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。溶液を水で希釈した。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(30g、49.8mmol、収率94.9%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):602.1[M+H]
+.
工程5:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(20.0g、33.2mmol)、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(31.9g、166.2mmol)、及びヨウ化第一銅(12.6g、66.5mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(12g、22.0mmol、収率66.4%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):544.2[M+H]
+.
工程6:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(10.0g、18.4mmol)の溶液を、−78℃で3分間撹拌した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M)(33mL、33mmol)を滴下し、−78℃で10分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.1g、42.3mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):616.3[M+H]
+.
工程7:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(200mL)及び水(40mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(20.0g、32.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(90.3g、324.8mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(54.5g、649.7mmol)の溶液を、50℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を集め、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(7g、10.9mmol、収率33.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):642.2[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(72mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(7.2g、11.2mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(5.7g、20.2mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.68g、67.3mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(72mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.68g、67.3mmol)及び2−ピペラジン−2−2−ピペラジン−2−イルアセトニトリル(2.8g、22.44mmol)を、80℃で2時間撹拌した。次いで、ジ−tert−ブチルジカルボナート(12.24g、56.1mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(8g、9.4mmol、収率84%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):849.4[M+H]
+.
工程9:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(80mL)及び水(40mL)中のtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(8.0g、9.42mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(17.3g、28.2mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮し、反応物を亜硫酸ナトリウムでクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、白色粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):881.4[M+H]
+.
工程10:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
DMF(80mL)中の水素化ナトリウム(1.82g、45.4mmol、鉱油中60%分散)及びN−メチル−l−プロリノール(2.09g、18.1mmol)の溶液を、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(8.0g、9.0mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(7/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(5g、5.4mmol、収率60.1%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):916.5[M+H]
+.
工程11:2−[4−[7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル
トリフルオロ酢酸(24.89g、218.3mmol)中のtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、2.1mmol)の溶液を、40℃で7分間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(2:3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−[4−[7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル(1g、1.7mmol、収率79.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):576.3[M+H]
+.
工程12:2−((R)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34a);2−((R)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34b);2−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34c);及び2−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例34d)
ジクロロメタン(38mL)中の2−[4−[7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル(1.9g、3.3mmol)、2−フルオロアクリル酸(297.2mg、3.3mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.28g、9.9mmol)の溶液を、25℃で撹拌した。次いで、HATU(1.38g、3.6mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1.1gの粗固体を得た。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:カラム:Xselect CSH OBD Column 30*150mm、5um;移動相A:水(0.1%FA)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:8分で18B〜42B;254/220nm;RT1:6.67で分取HPLCで精製して、600mgの生成物を得た。生成物をキラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例34a:2−((R)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(61mg、0.09mmol、収率2.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.58(d,J=8.8Hz,1H),5.76(s,2H),5.45−5.13(m,2H),4.80(brs,1H),4.21(dd,J=10.8,4.8Hz,1H),4.04(dd,J=10.8,6.4Hz,1H),3.95−3.81(m,2H),3.40−3.30(m,2H),3.27−3.17(m,2H),3.16−3.02(m,2H),2.97−2.84(m,4H),2.84−2.72(m,2H),2.53(s,1H),2.37−2.25(m,7H),2.19−2.10(m,1H),1.96−1.83(m,1H),1.72−1.50(m,3H),0.83(d,J=6.0Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):648.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=80:20、流速:1mL/分;保持時間:1.884分;(早いピーク)。
実施例34b:2−((R)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(54.6mg、0.08mmol、収率2.6%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.57(d,J=8.8Hz,1H),5.77(s,2H),5.43−5.19(m,2H),4.76(brs,1H),4.22(dd,J=10.8,5.0Hz,1H),4.10−3.92(m,3H),3.81(d,J=12.6Hz,1H),3.40−3.35(m,1H),3.19(d,J=6.3Hz,1H),3.13(d,J=6.4Hz,1H),3.09−2.75(m,6H),2.69−2.60(m,1H),2.60−2.55(m,1H),2.45−2.10(m,9H),2.00−1.82(m,1H),1.73−1.48(m,3H),0.83(d,J=6.2Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):648.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=80:20、流速:1mL/分;保持時間:2.272分;(遅いピーク)。
実施例34c:2−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(76.3mg,0.1mmol、収率3.6%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.58(d,J=8.9Hz,1H),5.75(s,2H),5.46−5.13(m,2H),4.76(s,1H),4.23(dd,J=10.8,5.0Hz,1H),4.13−3.93(m,3H),3.81(d,J=12.8Hz,1H),3.45−3.40(m,1H),3.31−3.257(m,1H),3.21−2.77(m,7H),2.68−2.53(m,2H),2.43−2.12(m,9H),1.98−1.84(m,1H),1.73−1.51(m,3H),0.82(d,J=6.2Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):648.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=60:40、流速:1mL/分;保持時間:2.489分;(早いピーク)。
実施例34d:2−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(85.2mg、0.1mmol、収率4%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.57(d,J=8.9Hz,1H),5.76(s,2H),5.45−5.13(m,2H),4.80(brs,1H),4.24(dd,J=10.7,4.8Hz,1H),4.04−3.78(m,4H),3.41−3.03(m,5H),2.97−2.69(m,6H),2.36−2.09(m,9H),1.97−1.81(m,1H),1.73−1.50(m,3H),0.83(d,J=6.0Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):648.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=60:40、流速:1mL/分;保持時間:3.293分;(遅いピーク)。
実施例35a、35b、35c、及び35d
2−((R)−1−アクリロイル−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35a);及び
2−((R)−1−アクリロイル−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35b);及び
2−((S)−1−アクリロイル−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35c);及び
2−((S)−1−アクリロイル−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35d)
工程1:インダン−4−イルボロン酸
窒素下において、テトラヒドロフラン(50mL)中の4−ブロモインダン(5.0g、25.3mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、ホウ酸トリイソプロピル(23.86g、126.8mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(15mL、38.0mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(9/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、インダン−4−イルボロン酸(2.7g、16.6mmol、収率65.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):161.1[M−H]
−.
工程2:3−インダン−4−イル−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(50mL)及び水(10mL)中のインダン−4−イルボロン酸(5.0g、30.8mmol)、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(6.8g、61.7mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.52g、3.0mmol)、及びリン酸カリウム(19.6g、92.6mmol)の溶液を、25℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−インダン−4−イル−4−メチル−シクロヘキサノン(4g、17.5mmol、収率56.8%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):229.2[M+H]
+.
工程3:エチル4−インダン−4−イル−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(40mL)中の3−インダン−4−イル−4−メチル−シクロヘキサノン(3.6g、15.7mmol)の溶液を、−78℃で2分間撹拌した。次いで、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(31mL、31mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(3.5g、36.26mmol)を加え、−78℃で30分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(9/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−インダン−4−イル−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(4g、13.3mmol、収率84.5%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):301.2[M+H]
+.
工程4:7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(40mL)及び水(8mL)中のエチル4−インダン−4−イル−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(4.0g、13.3mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(37.1g、133.1mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(22.3g、266.3mmol)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(7/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2g、6.12mmol、収率46%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):327.1[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(20mL)中の7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(2.0g、6.1mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.11g、11.0mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.95g、30.6mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(20mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.9g、30.6mmol)及び2−ピペラジン−2−イルアセトニトリル(1.5g、12.2mmol)を、110℃で2時間撹拌した。次いで、ジ−tert−ブチルジカルボナート(5.3g、24.5mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.5g、4.6mmol、収率76.5%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):534.3[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(25mL)中のtert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.5g、4.6mmol)及び3−クロロ過安息香酸(1.61g、9.3mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.6g、2.8mmol、収率60.4%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):566.3[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[7−インダン−4−イル−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
1,4−ジオキサン(80mL)中のN−メチル−l−プロリノール(0.65g、5.6mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、水素化ナトリウム(0.4g、11.3mmol、鉱油中60%分散)を加え、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.6g、2.8mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でpH8に調節した。溶媒を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[7−インダン−4−イル−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.1g、1.8mmol、収率64.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):601.4[M+H]
+
工程8:2−((R)−1−アクリロイル−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35a);2−((R)−1−アクリロイル−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35b);2−((S)−1−アクリロイル−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35c);及び2−((S)−1−アクリロイル−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例35d)
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[7−インダン−4−イル−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.0g、1.6mmol)及びトリフルオロ酢酸(3.8g、33.2mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。完了後、得られた溶液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(10mL)中で溶解した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.1g、16.6mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1gの粗固体を得た。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:(カラム:XBridge Prep OBD C18 Column、30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で41B〜71B;254nm;RT1:6.11)で、分取HPLCで精製することによって、250mgの白色固体を4つの異性体の混合物として得た。生成物を、次の条件(カラム、CHIRALPAK IC−3移動相:(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;検出器、UV254nm)及び(カラム、CHIRAL Cellulose−SB移動相:MtBE(0.1%DEA):IPA=80:20;検出器、UV 254nm.)でキラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例35a:2−((R)−1−アクリロイル−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(23.7mg、0.042mmol、収率2.6%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ7.20−6.99(m,3H),6.98−6.74(m,1H),6.18(dd,J=16.6,2.3Hz,1H),5.76(dd,J=10.4,2.3Hz,1H),5.00−4.80(m,1H),4.45−4.31(m,1H),4.28−4.17(m,1H),4.09−3.96(m,2H),3.93−3.74(m,2H),3.70−3.55(m,1H),3.30−3.10(m,2H),2.99−2.63(m,12H),2.32(s,3H),2.20−2.09(m,1H),2.07−1.83(m,4H),1.73−1.48(m,3H),0.79(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):555.3[M+H]+.
キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:1.967分;(早いピーク)。
実施例35b:2−((R)−1−アクリロイル−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(20.6mg、0.036mmol、収率2.2%)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ7.20−6.95(m,3H),6.94−6.76(m,1H),6.18(dd,J=16.6,2.3Hz,1H),5.77(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.95−4.78(m,1H),4.53−3.86(m,4H),3.81−3.61(m,1H),3.52−3.38(m,1H),3.19−2.58(m,14H),2.44−2.37(m,1H),2.32(s,3H),2.21−1.81(m,5H),1.72−1.47(m,3H),0.80(d,J=6.2Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):555.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3μm;254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):IPA=80:20、流速:1mL/分;保持時間:2.972分;(遅いピーク)。
実施例35c:2−((S)−1−アクリロイル−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(20.3mg、0.036mmol、収率2.2%)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ7.18−6.97(m,3H),6.93−6.76(m,1H),6.18(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.77(dd,J=10.4,2.3Hz,1H),4.95−4.78(m,1H),4.48−3.63(m,5H),3.51−3.35(m,1H),3.25−2.58(m,14H),2.41(s,1H),2.32(s,3H),2.20−1.79(m,5H),1.72−1.45(m,3H),0.80(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):555.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3μm;254nmで検出;MtBE(0.1%DEA):IPA=80:20、流速:1mL/分;保持時間:2.480分;(早いピーク)。
実施例35d:2−((S)−1−アクリロイル−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(23.1mg、0.041mmol、収率2.5%)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ7.20−7.01(m,3H),6.97−6.77(m,1H),6.18(dd,J=16.6,2.3Hz,1H),5.77(dd,J=10.4,2.3Hz,1H),4.98−4.78(m,1H),4.47−4.31(m,1H),4.23(dd,J=10.7,4.8Hz,1H),4.08−3.93(m,2H),3.92−3.72(m,2H),3.70−3.51(m,1H),3.29−3.10(m,2H),3.01−2.63(m,12H),2.31(s,3H),2.16−2.13(m,1H),2.04−1.82(m,4H),1.70−1.47(m,3H),0.79(d,J=6.3Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):555.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IC−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、流速:1mL/分;保持時間:3.610分;(遅いピーク)。
実施例36a及び36b
1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例36a);及び
1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例36b)
工程1:(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)ボロン酸
窒素下において、テトラヒドロフラン(200mL)中の3−ブロモ−2−フルオロ−N,N−ビス(4−メトキシベンジル)−5−メチルアニリン(20.0g、46.8mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(28mL、70.2mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、ホウ酸トリイソプロピル(44.0g、234.0mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。
工程2:3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)中の前工程からの残渣、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(5.1g、46.8mmol)、及びクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(2.3g、4.68mmol)を、25℃で5分間撹拌した。次いで、飽和リン酸カリウム溶液(40mL)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(11g、23.9mmol、収率51.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):476.3[M+H]
+.
工程3:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(250mL)中の3−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−メチルシクロヘキサン−1−オン(25.0g、52.5mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(14.1g、63.0mmol)の溶液を、室温で2分間撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(0.6g、5.2mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。溶液を水で希釈した。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(30g、49.8mmol、収率94.9%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):602.1[M+H]
+.
工程4:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(20.0g、33.2mmol)、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(31.9g、166.2mmol)、及びヨウ化第一銅(12.6g、66.5mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(12g、22.0mmol、収率66.4%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):544.2[M+H]
+.
工程5:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(10.0g、18.4mmol)の溶液を、−78℃で3分間撹拌した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M)(33mL、33mmol)を滴下し、−78℃で10分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.1g、42.3mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):616.3[M+H]
+.
工程6:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(200mL)及び水(40mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(20.0g、32.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(90.3g、324.8mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(54.5g、649.7mmol)の溶液を、50℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を集め、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(7g、10.9mmol、収率33.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):642.2[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(50mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(4.4g、6.8mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.4g、34.2mmol)、及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.4g、12.3mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(50mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.42g、34.2mmol)及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(2.7g、13.7mmol)を、110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(3.5g、4.2mmol、収率62%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):824.4[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(35mL)及び水(17.5mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(3.5g、4.2mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(7.8g、12.7mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、反応物を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):856.4[M+H]
+.
工程9:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DMF(26mL)中の水素化ナトリウム(0.5g、13.6mmol、鉱油中60%分散)及び[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(0.7g、5.4mmol)の溶液を、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(2.6g、2.7mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.2g、1.3mmol、収率48.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):908.5[M+H]
+.
工程10:2−フルオロ−3−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリン
トリフルオロ酢酸(3.0g、26.4mmol)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.2g、1.3mmol)の溶液を、50℃で2時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(2:3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−フルオロ−3−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリン(0.6g、1.1mmol、収率89.3%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):569.3[M+H]
+.
工程11:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例36a);及び1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例36b)
ジクロロメタン(6mL)中の2−フルオロ−3−[2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−5−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリン(0.65g、1.1mmol)、アクリル酸(0.08g、1.1mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.44g、3.43mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、HATU(434.6mg、1.1mmol)を加え、25℃で10分間撹拌した。完了後、溶媒をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、350mgの粗固体を得た。粗生成物を、次の条件で分取HPLCによって精製した:(カラム:XBridge Prep OBD C18 Column、30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で40B〜70B;254nm;RT1:5.77)で、分取HPLCで精製することによって、120mgの粗生成物を2つの異性体の混合物として得た。生成物を、次の条件(カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;移動相Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流速:1mL/分;勾配:13分で20%B維持;220/254nm)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例36a:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(41.9mg、0.06mmol、収率5.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.95−6.73(m,1H),6.57(d,J=8.8Hz,1H),6.16(d,J=16.4Hz,1H),5.85−5.66(m,3H),5.16(d,J=56.0Hz,1H),4.37−3.98(m,4H),3.74(dd,J=74.8,13.6Hz,1H),3.53−3.34(m,3H),3.31−3.29(m,1H),3.28−3.03(m,2H),2.95−2.78(m,3H),2.59(d,J=14.9Hz,1H),2.48−2.00(m,10H),1.97−1.74(m,1H),0.97(t,J=7.9Hz,3H),0.81(d,J=6.2Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):623.4[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流速:1mL/分;保持時間:2.058分;(遅いピーク)。
実施例36b:1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(50.1mg、0.08mmol、収率7%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.93−6.73(m,1H),6.58(d,J=8.8Hz,1H),6.22−6.10(m,1H),5.87−5.67(m,3H),5.17(d,J=56.1Hz,1H),4.44−4.02(m,5H),3.99−3.76(m,2H),3.54−3.36(m,2H),3.32−3.28(m,1H),3.21−3.04(m,2H),2.96−2.80(m,3H),2.45−2.26(m,8H),2.25−2.01(m,2H),1.98−1.74(m,1H),1.34−1.21(m,3H),0.81(d,J=6.3Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):623.4[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=50:50;流速:1mL/分;保持時間:1.606分;(早いピーク)。
実施例37a及び37b
1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例37a);及び
1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例37b)
工程1:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(200mL)及び水(40mL)中の[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]ボロン酸(20.0g、48.87mmol)、4−エチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(6.07g、48.87mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(1.2g、2.44mmol)、及びリン酸カリウム(31.1g、146.61mmol)の溶液を、室温で15分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン(10g、20.4mmol、収率41.8%)を無色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):490.3[M+H]
+.
工程2:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(200mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン(10.0g、20.42mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(5.5g、24.51mmol)の溶液を、室温で2分間撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(0.2g、2.04mmol)を加え、25℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を飽和亜硫酸ナトリウムでクエンチし、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン(9g、14.62mmol、収率71.6%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):616.1[M+H]
+.
工程3:3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(90mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−6−ヨード−5−メチル−フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン(9.0g、14.62mmol)、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(14.04g、73.11mmol)、及びヨウ化第一銅(5.5g、29.24mmol)の溶液を、80℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を水で希釈した。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン(5g、8.96mmol、収率61.3%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):558.2[M+H]
+.
工程4:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−エチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(2mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−エチル−シクロヘキサノン(5.0g、8.97mmol)の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(13.4mL、13.45mmol)を−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(1.5g、15.24mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。反応物を、水を加えることでクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):630.3[M+H]
+.
工程5:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(50mL)及び水(10mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−エチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(5.0g、7.94mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(22.0g、79.41mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(13.3g、158.81mmol)の溶液を、50℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで溶解し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.5g、2.28mmol、収率28.8%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):656.2[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(15mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(1.5g、2.29mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4g、11.44mmol)、及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.1g、4.12mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(15mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4g、11.44mmol)及びtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(0.9g、4.57mmol)を、110℃で16時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(85/15)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.3g、1.55mmol、収率67.8%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):838.4[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−(7−(3−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−6−エチル−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(35mL)及び水(17.5mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(3.5g、4.2mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(7.8g、12.7mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、反応物を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):870.4[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
1,4−ジオキサン(12.79mL)中の水素化ナトリウム(0.3g、7.47mmol、鉱油中60%分散)及び[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(0.4g、2.99mmol)の溶液を、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(1.3g、1.49mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(3/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.8g、0.86mmol、収率58%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):923.5[M+H]
+.
工程9:3−[6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−フルオロ−5−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリン
トリフルオロ酢酸(1.9g、17.33mmol)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(0.8g、0.87mmol)の溶液を、50℃で2時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(1:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−フルオロ−5−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリン(0.3g、0.51mmol、収率59.4%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):583.3[M+H]
+
工程10:1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例37a)及び1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例37b)
ジクロロメタン(2.8mL)中の3−[6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−4−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−フルオロ−5−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリン(0.3g、0.48mmol)、アクリル酸(0.03g、0.48mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19g、1.44mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、HATU(182.7mg、0.48mmol)を加え、25℃で10分間撹拌した。完了後、溶媒をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、110mgの粗生成物を得た。生成物を、次の条件(カラム:CHIRALPAK Cellulose−SB4.6*100mm、3um;移動相Hex(0.1%DEA):IPA=70:30;流速:1mL/分;RT1:3.785;RT2:5.481)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学を任意に割り当てた。
実施例37a:1−[(3S)−4−[(6R,7R)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(31.6mg、0.049mmol、収率10.3%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.92−6.75(m,1H),6.58(d,J=9.0Hz,1H),6.1−6.12(m,1H),5.78−5.70(m,3H),5.17(d,J=56.2Hz,1H),4.41−3.82(m,6H),3.50−3.36(m,2H),3.20−3.04(m,3H),2.91−2.82(m,3H),2.64−2.57(m,1H),2.41−2.23(m,8H),2.17−1.77(m,3H),1.29−1.18(m,4H),1.07−0.94(m,1H),0.87−0.82(m,3H).LC−MS:(ESI,m/z):637.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3.0um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):IPA=70:30;流速:1mL/分;保持時間:3.785分;(早いピーク)。
実施例37b:1−[(3S)−4−[(6S,7S)−7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−エチル−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(31.3mg、0.049mmol、収率10.2%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.87−6.75(m,1H),6.59(d,J=9.0Hz,1H),6.19−6.14(m,1H),5.79−5.71(m,3H),5.26−5.08(m,1H),4.28−4.12(m,4H),4.08−3.82(m,1H),3.49−3.37(m,2H),3.27−3.08(m,2H),2.97−2.84(m,3H),2.73−2.64(m,1H),2.47(s,1H),2.36(s,4H),2.32−2.27(m,4H),2.17−1.75(m,4H),1.29−1.13(m,1H),1.05−0.95(m,4H),0.84−0.82(m,3H).LC−MS:(ESI,m/z):637.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3.0um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):IPA=70:30;流速:1mL/分;保持時間:5.481分;(遅いピーク)。
実施例38a、38b、38c、及び38d
2−((R)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38a);及び
2−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38b);及び
2−((R)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38c);及び
2−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38d)
工程1:エチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中の3−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−シクロヘキサノン(10.0g、18.4mmol)の溶液を、−78℃で3分間撹拌した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M)(33mL、33mmol)を滴下し、−78℃で10分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.1g、42.3mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):616.3[M+H]
+.
工程2:7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エタノール(200mL)及び水(40mL)中のエチル4−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(20.0g、32.4mmol)、2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(90.3g、324.8mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(54.5g、649.7mmol)の溶液を、50℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタンで溶解し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(4/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(7g、10.9mmol、収率33.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):642.2[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(72mL)中の7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(7.2g、11.2mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(5.7g、20.2mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.6g、67.3mmol)の溶液を、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1,4−ジオキサン(72mL)中の残渣、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.6g、67.3mmol)、及び2−ピペラジン−2−2−ピペラジン−2−イルアセトニトリル(2.8g、22.44mmol)を、80℃で2時間撹拌した。次いで、ジ−tert−ブチルジカルボナート(12.2g、56.1mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(8g、9.4mmol、収率84%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):849.4[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(80mL)及び水(40mL)中のtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(8.0g、9.42mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(17.3g、28.2mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、溶媒を真空下で濃縮し、反応物を亜硫酸ナトリウムでクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、白色粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):881.4[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
DMF(50mL)中の水素化ナトリウム(1.1g、28.38mmol、鉱油中60%分散)及び[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メタノール(1.5g、11.35mmol)の溶液を、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(5.0g、5.68mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(7/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.8g、2.99mmol、収率52.8%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):934.5[M+H]
+.
工程6:2−(4−(7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
トリフルオロ酢酸(34.17g、299.77mmol)中のtert−ブチル4−[7−[3−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.8g、3mmol)の溶液を、50℃で7分間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(2:3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−[4−[7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル(1.2g、2.0mmol、収率67.4%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):594.3[M+H]
+.
工程7:2−((R)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38a);及び2−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38b);及び2−((R)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38c);及び2−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例38d)
ジクロロメタン(12mL)中の2−[4−[7−[3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−[[(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル]メトキシ]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル(1.2g、2.02mmol)、2−フルオロアクリル酸(182.0mg、2.02mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.7g、6.06mmol)の溶液を、25℃で撹拌した。次いで、HATU(0.8g、2.22mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、溶媒をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、500mgの固体を得た。生成物をキラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例38a:2−((R)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(49.6mg、0.074mmol、収率3.7%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.57(d,J=8.8Hz,1H),5.77(s,2H),5.40−5.35(m,3H),4.84(brs,1H),4.33−4.10(m,2H),3.94−3.82(m,3H),3.49−3.41(m,3H),3.25−3.05(m,3H),3.01−2.66(m,6H),2.44−2.17(m,8H),2.15−2.00(m,1H),1.95−1.73(m,1H),0.84(d,J}=6.0Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):666.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%IPアミン):EtOH=90:10、流速:1mL/分;保持時間:3.658分;(早いピーク)。
実施例38b:2−((S)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(43.4mg、0.065mmol、収率3.2%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.57(d,J=8.8Hz,1H),5.78(s,2H),5.46−5.06(m,3H),4.79(brs,1H),4.27−4.26(m,1H),4.13(dd,J=11.0,5.4Hz,1H),3.98−3.75(m,3H),3.61−3.36(m,3H),3.30−3.23(m,1H),3.22−3.15(m,1H),3.14−2.90(m,4H),2.89−2.77(m,2H),2.68−2.57(m,1H),2.46−2.19(m,8H),2.17−2.00(m,1H),1.97−1.73(m,1H),0.82(d,J=6.2Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):666.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%IPアミン):EtOH=90:10、流速:1mL/分;保持時間:3.185分;(遅いピーク)。
実施例38c:2−((R)−4−((6R,7R)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(39.2mg、0.058mmol、収率2.9%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ6.58(d,J=8.8Hz,1H),5.78(s,2H),5.47−5.06(m,3H),4.72(brs,1H),4.30(dd,J=11.1,4.7Hz,1H),4.13(dd,J=10.9,5.4Hz,1H),3.89(dd,J=22.7,13.3Hz,3H),3.59−3.40(m,3H),3.29−3.04(m,3H),2.98−2.72(m,6H),2.46−2.27(m,8H),2.24−2.05(m,1H),1.98−1.76(m,1H),0.84(d,J=6.1Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):666.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=90:10、流速:1mL/分;保持時間:3.421分;(早いピーク)。
実施例38d:2−((S)−4−((6S,7S)−7−(3−アミノ−2−フルオロ−5−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(49.2mg、0.073mmol、収率3.7%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.58(d,J=8.8Hz,1H),5.79(s,2H),5.48−5.03(m,3H),4.78(brs,1H),4.26(dd,J=11.0,4.8Hz,1H),4.16(dd,J=11.0,5.4Hz,1H),4.01(d,J=13.5Hz,1H),3.82(d,J=12.7Hz,1H),3.52−3.25(m,5H),3.22−2.79(m,7H),2.69−2.57(m,1H),2.44−2.25(m,8H),2.20−1.99(m,1H),1.97−1.72(m,1H),0.83(d,J=6.2Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):666.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%IPアミン):EtOH=90:10、流速:1mL/分;保持時間:4.292分;(遅いピーク)。
実施例39
1−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
工程1:3−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(10mL)、水(10mL)中の2−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.0g、3.52mmol)及び1.1’−ビナフチル−2.2’−ジフェニルホスフィン(1.1’−binaphthyl−2.2’−diphemyl phosphine)(0.44g、0.70mmol)の溶液に、4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(0.78g、7.04mmol)を加えた。次いで、[Rh(COD)Cl]
2(0.17g、0.35mmol)、リン酸カリウム(1.49g、7.04mmol)を加え、40℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/6)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4−メチル−シクロヘキサノン(500mg,1.86mmol、収率52.9%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):269.4[M+H]
+.
工程2:エチル4−(3−メトキシ−1−ナフチル)−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(15mL)中の3−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4−メチル−シクロヘキサノン(0.6g、2.24mmol)の溶液に、LiHMDS(1.3mL、THF中2M)を−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.33g、3.35mmol)を加え、−78℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/8)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(3−メトキシ−1−ナフチル)−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(200mg、0.58mmol、収率26.3%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):341.2[M+H]
+.
工程3:7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メタノール(6mL)中のエチル4−(3−メトキシ−1−ナフチル)−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(200.0mg、0.59mmol)及びホルムアミジン酢酸塩(367.0mg、3.53mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、ナトリウムメタノラート(317.26mg、5.88mmol)を加え、25℃で9時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(110mg、0.34mmol、収率58.4%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):321.2[M+H]
+.
工程4:7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(2.00g、6.2mmol)及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(5.5g、12.5mmol)の溶液を、DCM(20mL)中で溶解した。次いで、ピペラジン(17.5g、124.8mmol)を加え、70℃で10時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1.5g、0.38mmol、収率62.5%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):389.2[M+H]
+.
工程5:4−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール
HBr(1mL)(H
2O中40%)中の7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(180.0mg、0.46mmol)の溶液を、50℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(1/10)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール(120mg、0.32mmol、収率69.2%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):375.5[M+H]
+.
工程6:[4−[6−メチル−4−(4−プロプ−2−エノイルピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]プロプ−2−エノエート
ジクロロメタン(6mL)中の4−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール(100.0mg、0.27mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(103.34mg、0.80mmol)の溶液を、−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(24.17mg、0.27mmol)を加え、25℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、[4−[6−メチル−4−(4−プロプ−2−エノイルピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]プロプ−2−エノエート(90mg、0.18mmol、収率69.2%)を得た。LCMS(ESI,m/z):483.6[M+H]
+
工程7:1−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
テトラヒドロフラン(2mL)中の[4−[6−メチル−4−(4−プロプ−2−エノイルピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル]−2−ナフチル]プロプ−2−エノエート(100.0mg、0.21mmol)及びK2CO3(28.64mg、0.21mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、次の条件:(カラム:XBridge Prep OBD C18 Column、30×150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:60mL/分;勾配:7分で32B〜54B;254/220nm)で、分取HPLCによって精製して、1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(3.3mg、0.0077mmol、収率3.7%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):429.2[M+H]+.
実施例39:
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4,ppm)δ8.47(s,1H),8.11(d,J=8.0Hz,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.39−7.35(m,1H),7.31−7.27(m,1H),7.03−7.01(m,2H),6.84−6.77(m,1H),6.27−6.22(m,1H),5.80−5.77(m,1H),3.89−3.85(m,2H),3.77(s,3H),3.67−3.62(m,2H),3.48−3.42(m,2H),3.27−3.22(m,1H),2.98(s,1H),2.85−2.80(m,1H),2.71−2.65(m,1H),2.22(s,1H),0.95(d,J=8.0Hz,3H).
実施例40a、40b、40c、及び40d
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40a);及び
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40b);及び
1−((R)−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40c);及び
1−((R)−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40d)
工程1:ジ−tert−ブチル2−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
水素下において、メタノール(100mL)中のtert−ブチル4−ベンジル−2−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(10.0g、27.59mmol)及びPd/C(0.50g、27.59mmol)の溶液を、25℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣でジクロロメタン(200mL)中で溶解し、ジ−tert−ブチルジカーボネート(12.04g、55.18mmol)N,N−ジイソプロピルエチルアミン(10.68g、82.77mmol)を加え、25℃で5時間撹拌した。完了後、溶媒をジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、ジ−tert−ブチル2−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート(12.2g、0.19mmol、収率0.70%、純度60%)を黄色の油として得た。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS(ESI,m/z):373.5[M+H]
+.
工程2:ジ−tert−ブチル2−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
テトラヒドロフラン(100mL)中のジ−tert−ブチル2−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)ピペラジン−1、4−ジカルボキシレート(5.00g、13.42mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、水素化アルミニウムリチウム(1.02g、26.85mmol)を加え、25℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチした。濾過の後、濾液を減圧下で濃縮して、ジ−tert−ブチル2−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート(3.2g 粗、純度70%)を得た。これは精製せずに次の工程で直接使用した。LCMS(ESI,m/z):331.4[M+H]
+.
工程3:ジ−tert−ブチル2−(2−オキソエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
ジクロロメタン(100mL)中のジ−tert−ブチル2−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1、4−ジカルボキシレート(5.00g、15.13mmol)及びデス・マーチン試薬(12.84g、30.26mmol)の溶液を、25℃で5時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、ジ−tert−ブチル2−(2−オキソエチル)ピペラジン−1、4−ジカルボキシレート(3.5g、0.07mmol、収率0.50%、純度68%)を黄色の油として得た。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS(ESI,m/z):329.4[M+H]
+.
工程4:ジ−tert−ブチル2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
メタノール(30mL)中のジ−tert−ブチル2−(2−オキソエチル)ピペラジン−1、4−ジカルボキシレート(1.00g、3.05mmol)及び炭酸カリウム(0.84g、6.09mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、1−ジアゾ−1−ジメトキシホスホリル−プロパン−2−オン(0.58g、3.05mmol)を加え、25℃で6時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、ジ−tert−ブチル2−プロプ−2−インイルピペラジン−1,4−ジカルボキシレート(500mg、0.01mmol、収率0.40%、純度70%)を黄色の油として得た。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS(ESI,m/z):325.4[M+H]
+.
工程5:2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン
ジクロロメタン(5.00mL)中のジ−tert−ブチル2−プロプ−2−インイルピペラジン−1,4−ジカルボキシレート(0.70g、2.16mmol)及びトリフルオロ酢酸(5.00mL)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮して、2−プロプ−2−インイルピペラジン(300mg、0.01mmol、収率0.70%、純度60%)を黄色の油として得た。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LCMS(ESI,m/z):125.2[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5、6、7、8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中の7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(600.0mg、1.84mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(474mg、3.68mmol)の溶液を、25℃で0.2時間撹拌した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(777mg、2.76mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を減圧下で濃縮し、1,4−ジオキサン(10mL)中で溶解した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(474.18mg、3.68mmol)及び2−プロプ−2−インイルピペラジン(456.46mg、3.68mmol)を加え、110℃で3時間撹拌した。次いで、ジ−tert−ブチルジカーボネート(802mg、3.68mmol)を加え、110℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/6)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5、6、7、8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.94mmol、収率51.1%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):533.7[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(メチルスルホニル)−5、6、7、8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(メチルチオ)−5、6、7、8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(700.0mg、1.31mmol)及び3−クロロ過安息香酸(453.5mg、2.63mmol)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−プロプ−2−インイル−ピペラジン−1−カルボキシレート(560mg、0.99mmol、収率75.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):565.7[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
1,4−ジオキサン(6mL)中のN−メチル−l−プロリノール(214.13mg、1.86mmol)、水素化ナトリウム(59.5mg、2.48mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、tert−ブチル4−(7−インダン−4−イル−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−プロプ−2−インイル−ピペラジン−1−カルボキシレート(700.0mg、1.24mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(300mg、0.50mmol、収率40.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):600.8[M+H]
+.
工程9:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40a);1−((S)−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40b);及び1−((R)−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例40c);1−((R)−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン及び(実施例40d)
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル4−(7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(300.0mg、0.50mmol)及びトリフルオロ酢酸(2mL)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。次いで、反応混合物をジクロロメタン(30mL)で希釈した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(129.04mg、1mmol)及び塩化アクリロイル(45.27mg、0.50mmol)を加え、−78℃で1時間撹拌した。完了後、溶液を水でクエンチし、EAで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件:(カラム:カラム:XBridge Shield RP18 OBD Column、19*250mm、10um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3+0.1%NH3.H2O)、移動相B:ACN;流速:25mL/分;勾配:10分で55B〜68B;254nm)で、分取HPLCによってさらに単離した。生成物を、次の条件:(カラム、CHIRAL Cellulose−SB4.6*100mm、3um、移動相、Hex(0.1%DEA):EtOH=80:20;検出器、UV220/254nm)及び(カラム:CHIRALPAK AD−H、2.0cm、I.D.*25cm L;移動相A:Hex(8mmol/L、NH3.MeOH)−−HPLC、移動相B:IPA−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:16分で20B〜20B;220/254nm)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例40a:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(10.4mg,0.019mmol、収率3.8%、白色固体)(10mg、0.018mmol、収率3.6%、白色固体)。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ7.14−7.08(m,2H),7.01(d,J}=7.4Hz,1H),6.83(s,1H),6.26(d,J=16.0Hz,1H),5.80(d,J=10.6,1H),4.51(s,1H),4.38−4.35(m,1H),4.33−4.31(m,1H),4.18(d,J=13.7Hz,1H),4.04−4.01(m,1H),3.71(s,1H),3.50−3.40(m,1H),3.15−3.09(m,2H),3.00−2.92(m,7H),2.81−2.74(m,3H),2.62−2.52(m,6H),2.42(s,2H),2.13−2.02(m,4H),1.86−1.81(m,2H),1.76−1.68(m,1H),0.89(s,3H).LCMS(ESI,m/z):554.4[M+H]+.キラルHPLC:Reg AD 0.46*10cm;5um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=80/20;流量=1.0mL/分;保持時間:2.857分(早いピーク)。
実施例40b:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(10.3mg、0.019mmol、収率3.7%、白色固体)。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ7.14−7.08(m,2H),7.01(d,J=7.4Hz,1H),6.81(s,1H),6.25(d,J=16.0Hz,1H),5.81(d,J=10.6,1H),4.52(s,1H),4.38−4.36(m,1H),4.33−4.30(m,1H),4.17(d,J=13.7Hz,1H),4.04−4.01(m,1H),3.71(s,1H),3.50−3.40(m,1H),3.15−3.09(m,2H),3.00−2.92(m,7H),2.81−2.74(m,3H),2.62−2.52(m,6H),2.42(s,2H),2.13−2.02(m,4H),1.86−1.81(m,2H),1.76−1.68(m,1H),0.89(s,3H).LCMS(ESI,m/z):554.4[M+H]+.キラルHPLC:Reg AD 0.46*10cm;5um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=80/20;流量=1.0mL/分;保持時間:5.192分;(遅いピーク)。
実施例40c:1−((R)−4−((6S,7S)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(10.1mg、0.018mmol、収率3.6%、白色固体)。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ7.13−7.07(m,2H),7.00(d,J=7.4Hz,1H),6.82(s,1H),6.24(d,J=16.0Hz,1H),5.80(d,J=10.6,1H),4.51(s,1H),4.38−4.36(m,1H),4.33−4.30(m,1H),4.17(d,J=13.7Hz,1H),4.04−4.01(m,1H),3.71(s,1H),3.50−3.40(m,1H),3.15−3.09(m,2H),3.00−2.92(m,7H),2.81−2.74(m,3H),2.62−2.52(m,6H),2.42(s,2H),2.13−2.02(m,4H),1.86−1.81(m,2H),1.76−1.68(m,1H),0.89(s,3H).LCMS(ESI,m/z):554.4[M+H]+.キラルHPLC:Cellulose−SB4.6*100mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=80/20;流量=1.0mL/分;保持時間:2.908分(遅いピーク)。
実施例40d:1−((R)−4−((6R,7R)−7−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(プロプ−2−イン−1−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(10mg、0.018mmol、収率3.6%、白色固体)。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4)δ7.14−7.08(m,2H),7.01(d,J=7.4Hz,1H),6.81(s,1H),6.25(d,J=16.0Hz,1H),5.81(d,J=10.6,1H),4.52(s,1H),4.38−4.36(m,1H),4.33−4.30(m,1H),4.17(d,J=13.7Hz,1H),4.04−4.01(m,1H),3.71(s,1H),3.50−3.40(m,1H),3.15−3.09(m,2H),3.00−2.92(m,7H),2.81−2.74(m,3H),2.62−2.52(m,6H),2.42(s,2H),2.13−2.02(m,4H),1.86−1.81(m,2H),1.76−1.68(m,1H),0.89(s,3H).LCMS(ESI,m/z):554.4[M+H]
+.キラルHPLC:Cellulose−SB4.6*100mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=80:20;流量=1.0mL/分;保持時間:2.505分(早いピーク)。
実施例41a及び41b
1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例41a);及び
1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例41b)
工程1:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、テトラヒドロフラン(400mL)及び水(40ml)中の4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(4.24g、38.49mmol)及び[Rh(COD)Cl]
2(1.58g、3.21mmol)の溶液に、N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−トリブチルスタンニル−ピリジン−2−アミン(20.0g、32.08mmol)を加えた。得られた溶液を60℃で2時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/6)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.00g、11.25mmol、収率35.1%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):445.6[M+H]
+.
工程2:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(6.00g、13.5mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(3.48g、16.2mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/7)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.2g、9.12mmol、収率67.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):571.1[M+H]
+.
工程3:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.6g、9.82mmol)及びヨウ化第一銅(1.87g、9.82mmol)の溶液に、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(9.33g、49.08mmol)を加えた。得られた溶液を90℃で5時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/6)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(4.2g、8.19mmol、収率83.5%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):513.6[M+H]
+.
工程4:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(1.80g、3.51mmol)の溶液に、LiHMDS(2.11mL、4.21mmol)(THF中1M)を−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.52g、5.27mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。反応物を水でクエンチした。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(600mg、1.03mmol、収率29.2%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):585.6[M+H]
+.
工程5:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
水(10mL)及びエタノール(50mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.5g、2.57mmol)及び2−メチルイソチオ尿素(2.31g、25.66mmol)、炭酸水素ナトリウム(4.31g、51.31mmol)の溶液を、50℃で9時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(0.65g、1.06mmol、収率41.5%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):611.7[M+H]
+.
工程6:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(50mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(500.0mg、0.82mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(346.5mg、1.23mmol)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。次いで、残渣を真空下で濃縮した。1,4−ジオキサン(50mL)中のtert−ブチル(3S)−3−メチル−1−ピペラジンカルボキシレート(983.87mg、4.91mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(316.85mg、2.46mmol)を加え、110℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(300mg、0.38mmol、収率46.2%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):794.0[M+H]
+.
工程7:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(300.0mg、0.38mmol)及び3−クロロ過安息香酸(130.58mg、0.76mmol)の溶液を、25℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/10)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(200mg、0.24mmol、収率64.1%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):825.0[M+H]
+.
工程8:tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
DMF(3mL)中のn−メチル−l−プロリノール(55.84mg、0.48mmol)及び水素化ナトリウム(12.8mg、0.53mmol、鉱油中60%分散)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。次いで、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(200.0mg、0.24mmol)を加え、25℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(120mg、0.14mmol、収率57.6%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):860.0[M+H]
+.
工程9:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例41a);及び1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例41b)
tert−ブチル(3S)−4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(200.0mg、0.23mmol)及びトリフルオロ酢酸(6ml)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(5mL)中で溶解し、その後塩化アクリロイル(21.05mg、0.23mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(89mg、0.69mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、溶液を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件、カラム:CHIRALPAK IE、2*25cm、5um;移動相A:MTBE(10mM、NH3−MeOH)−−HPLC、移動相B:MeOH−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:27分で15B〜15B;220/254nm;RT1:17.672;RT2:23.294で、分取HPLCによってさらに単離した。生成物を、次の条件(カラム、CHIRAL ART Cellulose−SB、2*25cm、5um;移動相、Hex−−HPLC及びエタノール−HPLC(40%エタノール保持−−10分のHPLC);検出器、UV220/254nm)で、キラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例41a:1−((S)−4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(12.5mg,0.022mmol、収率9.4%、白色固体)。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ7.63(d,J=8.0Hz,1H),6.89−6.76(m,1H),6.44(d,J=8.0Hz,1H),6.30−6.25(m,1H),5.82−5.79(m,1H),4.49−4.44(m,1H),4.37−4.28(m,2H),4.13−4.08(m,1H),4.97−4.93(m,1H),3.79−3.74(m,1H),3.62−3.39(m,3H),3.15−3.03(m,3H),2.94−2.86(m,1H),2.79(s,1H),2.71−2.65(m,1H),2.52(s,3H),2.49−2.36(m,2H),2.20(s,1H),2.14−2.05(m,1H),1.87−1.80(m,2H),1.75−1.68(m,1H),1.13(d,J=8Hz,3H),0.87(d,J=8Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):574.3[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=60:40;流量=1.0mL/分;保持時間:2.711分;(遅いピーク)。
実施例41b:1−((S)−4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(10mg,0.017mmol、収率7.5%、白色固体)。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4)δ7.63(d,J=8.0Hz,1H),6.89−6.75(m,1H),6.44(d,J=8.0Hz,1H),6.30−6.24(m,1H),5.82−5.79(m,1H),4.53−4.49(m,1H),4.39−4.22(m,3H),4.12−4.07(m,1H),3.96−3.93(m,1H),3.69−3.61(m,1H),3.49−3.43(m,1H),3.28−3.22(m,1H),3.15−3.02(m,3H),2.90−2.84(m,1H),2.78(s,1H),2.64−2.59(m,1H),2.53(s,3H),2.50−2.46(m,1H),2.43−2.35(m,1H),2.20(s,1H),2.17−2.07(m,1H),1.88−1.81(m,2H),1.76−1.67(m,1H),1.42−1.39(m,3H),0.87(d,J=8Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):574.3[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−3、4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):EtOH=60:40;流量=1.0mL/分;保持時間:2.194分(第1のピーク)。
実施例42a及び42b
1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例42a);及び
1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例42b)
工程1:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、テトラヒドロフラン(100mL)中のN,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−トリブチルスタンニル−ピリジン−2−アミン(20.0g、32.08mmol)及び4−メチルシクロヘキス−2−エン−1−オン(4.24g、38.49mmol)の溶液に、[Rh(COD)Cl]
2(1.58g、3.21mmol)を加えた。得られた溶液を60℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(8g、17.9mmol、収率56.1%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):445.6[M+H]
+.
工程2:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
アセトニトリル(100mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.00g、11.25mmol)及びN−ヨードスクシンイミド(2.53g、11.25mmol)の溶液を、25℃で4時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.00g、8.76mmol、収率77.9%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):571.5[M+H]
+.
工程3:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン
窒素下において、N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−ヨード−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(5.00g、8.76mmol)及びメチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(10.10g、52.59mmol)の溶液に、ヨウ化第一銅(1.67g、8.76mmol)を加えた。得られた溶液を90℃で5時間撹拌した。完了後、得られた溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(3.50g、6.83mmol、収率77.9%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):513.6[M+H]
+.
工程4:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−4−メチル−シクロヘキサノン(2.00g、3.90mmol)の溶液に、LiHMDS(2.34mL、4.68mmol)(THF中2M)を−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.58g、5.85mmol)を加え、−78℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.20g、2.05mmol、収率52.6%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):585.6[M+H]
+.
工程5:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(20mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5−メチル−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.50g、2.57mmol)及びホルムアミジン酢酸塩(0.82g、15.39mmol)の溶液。次いで、ナトリウムtert−ブトキシド(3.45g、30.79mmol)を加え、110℃で3時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、メタノール/ジクロロメタン(1/9)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.10g、1.95mmol、収率75.9%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):565.6[M+H]
+.
工程6a:N、N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
クロロホルム(30mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(750.0mg、1.33mmol)及び1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(1.17g、2.66mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、ピペラジン(1.14g、13.28mmol)を加え、70℃で9時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(9/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、N、N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(600mg、0.95mmol、収率71.4%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):633.7[M+H]
+.
工程6b:1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(6mL)中のN,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−(6−メチル−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(300.0mg、0.47mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(122.33mg、0.95mmol)の溶液を、25℃で0.5時間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(42.91mg、0.47mmol)を加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(150mg、0.22mmol、収率46.1%)を黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):687.8[M+H]
+
工程7:1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例42a);及び1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例42b)
1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(150.0mg、0.22mmol)及びトリフルオロ酢酸(10mL)の溶液を、50℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件、カラム:CHIRALPAK IE、2*25cm、5um;移動相A:MTBE(10mM、NH3−MeOH)−−HPLC、移動相B:MeOH−−HPLC;流速:20mL/分;勾配:27分で15B〜15B;220/254nm;RT1:17.672;RT2:23.294で、分取HPLCによってさらに単離した。生成物を、次の条件:(カラム、CHIRAL ART Cellulose−SB、2*25cm、5um;移動相、Hex−−HPLC及びエタノール−HPLC(40%エタノール保持−−10分のHPLC);検出器、UV220/254nm)で、キラル分取HPLCによって精製して、表題化合物を得た。表題化合物の絶対配置は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例42a:白色固体として、1−(4−((6S,7S)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(13mg、0.029mmol、収率13.3%)。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ8.48(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),6.83(dd,J=16.0,12.0Hz,1H),6.46(d,J=8.0Hz,1H),6.30−6.25(m,1H),5.82−5.79(m,1H),3.93−3.88(m,2H),3.82−3.73(m,4H),3.58−3.54(m,2H),3.22−3.14(m,2H),3.04−2.95(m,1H),2.80−2.75(m,1H),2.65−2.58(m,1H),2.25(s,1H),0.89(d,J=8.0Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):447.2[M+H]+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−30.46*5cm;3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=90:10;流量=1.0mL/分;保持時間:4.577分(遅いピーク)。
実施例42b:白色固体として、1−(4−((6R,7R)−7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(15mg、0.034mmol、収率15.4%)。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4)δ8.46(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),6.87(dd,J=16.0,12.0Hz,1H),6.46(d,J=8.0Hz,1H),6.30−6.25(m,1H),5.82−5.79(m,1H),3.93−3.88(m,2H),3.78−3.73(m,4H),3.49−3.41(m,2H),3.21−3.12(m,2H),3.04−2.95(m,1H),2.80−2.75(m,1H),2.65−2.58(m,1H),2.26(s,1H),0.90(d,J=8.0Hz,3H).LC−MS:(ESI,m/z):447.2[M+H]
+.キラルHPLC:CHIRALPAK IE−30.46*5cm;3um;254nmで検出;(Hex:DCM=3:1)(0.1%DEA):EtOH=90:10;流量=1.0mL/分;保持時間:3.815分;(早いピーク)。
実施例43
1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
工程1:2−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
窒素下において、1,4−ジオキサン(20mL)中の1−ブロモ−3−メトキシ−ナフタレン(2.0g、8.44mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.62g、0.84mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(6.43g、25.31mmol)、酢酸カリウム(1.65g、16.87mmol)の溶液を形成した。得られた溶液を100℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(flash chromatogtaphy)によって精製して、2−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.2g、4.2mmol、収率50.1%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):285.2[M+H]
+.
工程2:3−(3−メトキシ−1−ナフチル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(4mL)、水(1mL)中の2−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.2g、0.70mmol)及び2−シクロヘキセン−1−オン(0.14g、1.41mmol)、[Rh(CODCl)]
2(0.03g、0.07mmol)、1.1’−ビナフチル−2.2’−ジフェニルホスフィン(1.1’−binaphthyl−2.2’−diphemyl phosphine)(0.09g、0.14mmol)の溶液に、リン酸カリウム(0.3g、1.41mmol)を加えた。得られた溶液を40℃で0.5時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/7)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(3−メトキシ−1−ナフチル)シクロヘキサノン(130mg、0.51mmol、収率72.6%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):255.3[M+H]
+.
工程3:エチル4−(3−メトキシ−1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(20mL)中の3−(3−メトキシ−1−ナフチル)シクロヘキサノン(0.80g、3.15mmol)の溶液に、LiHMDS(3.77mL、3.77mmol)(THF中1M)を−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(0.47g、4.72mmol)を加え、−78℃で3時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、エチル4−(3−メトキシ−1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.60g、1.84mmol、収率58.4%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):327.4[M+H]
+.
工程4:7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メタノール(20mL)中のエチル4−(3−メトキシ−1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(0.60g、1.84mmol)及びホルムアミジン酢酸塩(1.15g、11.03mmol)の溶液を、25℃で撹拌した。次いで、ナトリウムメタノラート(0.99g、18.38mmol)を加え、25℃で12時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(8/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(400mg,1.31mmol、収率71%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):307.4[M+H]
+.
工程5:7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(20mL)中の7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.40g、1.31mmol)及びピペラジン(1.12g、13.06mmol)の溶液。次いで、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(1.15g、2.61mmol)を加え、70℃で9時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(8/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(200mg、0.53mmol、収率40.9%)を黄色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):375.5[M+H]
+.
工程6:4−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール
水(10mL)中の7−(3−メトキシ−1−ナフチル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.5g、1.34mmol)及びHBr−H
2O(10mL)(H
2O中40%)の溶液を、50℃で1時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール(0.20g、0.56mmol、収率41.6%)を黄色の油として得た。LCMS(ESI,m/z):361.5[M+H]
+.
工程7:1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(5mL)中の4−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール(0.10g、0.28mmol)及びHATU(0.21g、0.55mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14g、1.11mmol)の溶液を、−78℃で0.5時間撹拌した。次いで、アクリル酸(0.03g、0.42mmol)を加え、−78℃で4時間撹拌した。完了後、溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、次の条件(カラム:Xbridge Shield RP18 OBD Column 30*150mm、5um;移動相A:水(10MMOL/L、NH4HCO3)、移動相B:CAN;流速:60mL/分;勾配:7分で26%B〜50%B;220/254nm;Rt:6.53分)で、分取HPLCによってさらに単離して、1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]’ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(1−[4−[7−(3−hydroxy−1−naphthyl)−5,6,7,8−tetrahydroquinazolin−4−yl]iperazine−1−yl]prop−2−en−1−one)(3.2mg、0.0068mmol、収率2.4%)を白色固体として得た。LCMS(ESI,m/z):415.2[M+H]+.
実施例43:
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4)δ8.50(s,1H),8.08(d,J=8.0Hz,1H),7.70(d,J=8.0Hz,1H),7.43−7.39(m,1H),7.36−7.32(m,1H),7.04−7.02(m,2H),6.86−6.80(m,1H),6.27−6.24(m,1H),5.80−5.75(m,1H),4.06−3.99(m,1H),3.92−3.86(m,2H),3.80−3.75(m,2H),3.68−3.63(m,2H),3.53−3.46(m,2H),3.38−3.36(m,1H),3.05−2.90(m,2H),2.80−2.74(m,1H),2.32−2.28(m,1H),2.07−1.97(m,1H).
実施例44a及び44b
1−[4−[(7R)−7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例44a);及び
1−[4−[(7S)−7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例44b)
工程1:3−(4−イソキノリル)シクロヘキサノン
窒素下において、1,4−ジオキサン(62mL)中のイソキノリン−4−ボロン酸(6.8g、39.3mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー(0.97g、1.96mmol)、及び2−シクロヘキセン−1−オン(7.56g、78.6mmol)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、飽和リン酸カリウム溶液(5mL、39.3mmol)を加え、50℃で24時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−(4−イソキノリル)シクロヘキサノン(6.07g、26.94mmol、収率68.6%)を褐色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):226.0[M+H]
+.
工程2:エチル4−(4−イソキノリル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
窒素下において、テトラヒドロフラン(40mL)中の3−(4−イソキノリル)シクロヘキサノン(6.0g、26.6mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M)(40.4mL、40.4mmol)を滴下し、−78℃で10分間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(6.07g、61.25mmol)を加え、−78℃で20分間撹拌した。完了後、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):298.1[M+H]
+.
工程3:7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
メタノール(67mL)中のエチル4−(4−イソキノリル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(6.7g、22.53mmol)の溶液を、50℃で10分間撹拌した。次いで、ナトリウムメタノラート(12.17g、225.32mmol)及びホルムアミジン酢酸塩(14.08g、135.19mmol)を加え、50℃で30時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチルで溶解し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(5/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.8g、6.49mmol、収率28.8%)を褐色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):278.1[M+H]
+.
工程4:7−(4−イソキノリル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
クロロホルム(100mL)中の7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.0g、3.61mmol)、ピペラジン(3.11g、36.06mmol)、及びDBU(1.65g、10.82mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、BOP(1.59g、3.61mmol)を加え、70℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、水/アセトニトリル(4:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(4−イソキノリル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(250mg、0.72mmol、収率20.1%)を褐色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):346.2[M+H]
+.
工程5:1−[4−[(7R)−7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例44a);及び1−[4−[(7S)−7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(実施例44b)
ジクロロメタン(5mL)中の7−(4−イソキノリル)−4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(145.0mg、0.42mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(271.2mg、2.1mmol)の溶液を、25℃で10分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(37.9mg、0.42mmol)を加え、25℃で30分間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、水/アセトニトリル(3:1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、35mgの粗固体を得た。生成物を、次の条件(カラム、CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3um;移動相:移動相A:(Hex:DCM=1:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50、移動相B:流速:1mL/分;検出器、UV254nm)でキラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学又は絶対配置は、効力に基づいて割り当てた。
実施例44a:1−[4−[(7R)−7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(10.4mg、0.02mmol、収率6.2%、白色固体)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6,ppm)δ9.22(s,1H),8.54(s,1H),8.48(s,1H),8.31(d,J=9Hz,1H),8.19(d,J=9Hz,1H),7.88−7.83(m,1H),7.75−7.70(m,1H),6.90−6.80(m,1H),6.16(dd,J=16.2,2.4Hz,1H),5.73(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),3.95−3.90(m,1H),3.78−3.55(m,4H),3.54−3.49(m,3H),3.34−3.18(m,2H),3.05−2.95(m,2H),2.70−2.52(m,1H),2.19(m,1H),2.10−1.90(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):400.3[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=1:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;流速:1mL/分;保持時間:1.596分;(早いピーク)。
実施例44b:1−[4−[(7S)−7−(4−イソキノリル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(10mg、0.02mmol、収率6%、白色固体)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ9.56(s,1H),8.78(s,1H),8.55(s,1H),8.47−8.39(m,2H),8.11−8.06(m,1H),7.94−7.89(m,1H),6.89−6.80(m,1H),6.18(dd,J=16.8,2.1Hz,1H),5.76(dd,J=10.2,2.1Hz,1H),4.09−3.91(m,3H),3.82−3.79(m,2H),3.69−3.62(m,2H),3.57−3.22(m,2H),3.18−3.08(m,3H),2.78−2.73(d,J=15Hz,1H),2.25−2.21(m,1H),2.07−2.03(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):400.3[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRAL ART Cellulose−SB、4.6*100mm、3um;254nmで検出;(Hex:DCM=1:1)(0.1%DEA):EtOH=50:50;流速:1mL/分;保持時間:2.431分;(遅いピーク)。
実施例45a:
1−[4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
工程1:2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
水(10mL)及びエタノール(50mL)中のエチル2−シクロヘキサノンカルボキシレート(5.0g、29.3mmol)、メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(55.3g、293.7mmol)、及び炭酸水素ナトリウム(49.4g、587.5mmol)の溶液を、50℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチルで溶解し、塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(5.1g、収率88.5%)をオレンジ色の固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):197.1[M+H]
+
工程2:tert−ブチル4−(2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(26mL)中の2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(2.6g、13.25mmol)の溶液を、25℃で5分間撹拌した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.14g、39.74mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(6.73g、23.84mmol)を加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、反応物を減圧下で濃縮した。次いで、1、4−ジオキサン(695mL)中の残渣、tert−ブチル1−ピペラジンカルボキシレート(12.2g、65.48mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.08g、39.29mmol)を、80℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.5g、6.85mmol、収率52.4%)を白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):365.4[M+H]
+
工程3:tert−ブチル4−(2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(20mL)及び水(10mL)中のtert−ブチル4−(2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g、5.49mmol)及びペルオキシ一硫酸カリウム(10.12g、16.46mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌した。完了後、反応物を飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物は精製することなく次の工程で直接使用した。LC−MS:(ESI,m/z):397.4[M+H]
+
工程4:tert−ブチル4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
1,4−ジオキサン(16mL)中の水素化ナトリウム(0.68g、28.25mmol、鉱油中60%分散)及びN−メチル−l−プロリノール(1.86g、16.14mmol)の溶液を、0℃で10分間撹拌した。次いで、tert−ブチル4−(2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.6g、4.04mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。完了後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。次いで、有機層を集め、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(1/5)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.4g、3.24mmol、収率80.4%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):432.3[M+H]
+
工程5:(S)−2−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
トリフルオロ酢酸(6.4g、56.11mmol)中のtert−ブチル4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(1.4g、3.244mmol)の溶液を、40℃で2時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(1:4)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、(S)−2−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.6g、1.81mmol、収率56.1%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):332.2[M+H]
+
工程6:1−[4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(10mL)中の(S)−2−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(0.6g、1.81mmol)の溶液を、−78℃で5分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.2g、2.2mmol)を加え、−78℃で10分間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−[4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(60mg、0.16mmol、収率8.8%)を白色固体として得た。
実施例45a:
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6,ppm)δ6.83(dd,J=16.7,10.4Hz,1H),6.14(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.80−5.63(m,1H),4.51−4.33(m,2H),3.77−3.54(m,5H),3.35(s,7H),2.96−2.81(m,1H),2.75(s,3H),2.65(m,2H),2.22−2.07(m,1H),2.01−1.84(m,2H),1.82−1.69(m,3H),1.67−1.55(m,2H).LC−MS:(ESI,m/z):386.3[M+H]
+.
実施例46a及び46b
(R)−1−(4−(7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例46a);及び
(S)−1−(4−(7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例46b)
工程1:6−クロロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
DMF(200mL)中の6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(18.0g、91.58mmol)及びt−BuOK(30.77g、274.73mmol)の溶液に、4−メトキシベンジルクロリド(71.43g、457.88mmol)を25℃で加え、25℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(17%)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、22g(55%)の6−クロロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンを黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):437.1[M+H]
+.
工程2:3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]シクロヘキス−2−エン−1−オン
窒素下において、アセトニトリル(270mL)中の6−クロロ−N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(8.07g、18.47mmol)、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)シクロヘキス−2−エン−1−オン(6.15g、27.71mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(1.3g、1.85mmol)、フッ化カリウム(2.14g、36.95mmol)、及び水(54mL)の溶液を、110℃で12時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(17%)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4.2g(45.8%)の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]シクロヘキス−2−エン−1−オンを白色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):497.2[M+H]
+.
工程3:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(80mL)中の3−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]シクロヘキス−2−エン−1−オン(8.1g、16.31mmol)及びリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(32.63mL、32.63mmol)の溶液を、−78℃で1時間撹拌した。次いで、シアノぎ酸エチル(4.04g、40.78mmol)を加え、−78℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(20%)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7.2g(77.6%)のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレートを黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):569.2[M+H]
+.
工程4:エチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
水素下において、酢酸エチル(23mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(7.2g、12.66mmol)及びPd/C(12.663mmol)の溶液を、25℃で12時間撹拌した。完了後、溶液をフィルタにかけ、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(20%)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、6.29g(87.1%)のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレートを黄色の油として得た。LC−MS:(ESI,m/z):571.3[M+H]
+.
工程5:7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(100mL)中のエチル4−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(6.29g、11.4mmol)、ホルムアミジン酢酸塩(11.37g、109.32mmol)、及びカリウムtert−ブトキシド(15.92g、142.12mmol)の溶液を、120℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(5%)で溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2.9g(48.2%)の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オンを黒色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):551.2[M+H]
+.
工程6:N,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
クロロホルム(25mL)中の7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.5g、2.72mmol)、ピペラジン(0.7g、8.17mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム ヘキサフルオロホスファート(1.57g、3.54mmol)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.24g、8.17mmol)の溶液を、70℃で24時間撹拌した。完了後、溶媒を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、真空下で濃縮した。粗生成物は、精製することなく次の工程で直接使用する。LC−MS:(ESI,m/z):619.3[M+H]
+.
工程7:1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(30mL)中のN,N−ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−(4−ピペラジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(1.75g、2.83mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.82g、14.14mmol)の溶液を、0℃で5分間撹拌した。次いで、塩化アクリロイル(0.23g、2.55mmol)を0℃で加え、25℃で2時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィで精製して、0.97g(51%)の1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オンを淡黄色固体として得た。LC−MS:(ESI,m/z):673.3[M+H]
+.
工程8:(R)−1−(4−(7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例46a)及び(S)−1−(4−(7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例46b)
トリフルオロ酢酸(70mL、1.41mmol)中の1−[4−[7−[6−[ビス[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン(950.0mg、1.41mmol)の溶液を、50℃で8時間撹拌した。完了後、得られた溶液を真空下で濃縮した。残渣を、次の条件:カラム、C18シリカゲル;移動相、A:水、B:MeCN、B%(30分で5%〜70%);検出器、UV254nmで直接逆相クロマトグラフィによって精製して、380mgの粗生成物を白色固体として得た。生成物を、次の条件(カラム、CHIRALPAK ID−3 4.6*50mm 3um;移動相、Hex(0.1%DEA):IPA=50:50;検出器、254nm;流量,1.0mL/分;温度:25℃、220/254nm)でキラル分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物を得た。表題化合物の立体化学又は絶対配置は、効力に基づいて割り当てた。
実施例46a:(R)−1−(4−(7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(115.6mg、収率18.9%、白色固体)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,ppm)δ8.47(s,1H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),6.85−6.79(m,1H),6.63(s,2H),6.38(d,J=8.0Hz,1H),6.14(dd,J=16.8,2.4Hz,1H),5.71(dd,J=8.0,2.4Hz,1H),3.73−3.70(m,2H),3.61−3.60(m,2H),3.52−3.47(m,2H),3.27−3.17(m,4H),2.85−2.79(m,2H),2.77−2.60(m,1H),1.96−1.93(m,1H),1.79−1.68(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):433.2[M+H]+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK ID−3 4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):IPA=50:50、流速:1mL/分;保持時間:1.597分;(早いピーク)。
実施例46b:(S)−1−(4−(7−(6−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(131.7mg、収率21.6%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6,ppm)δ8.47(s,1H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),6.86−6.79(m,1H),6.63(s,2H),6.38(d,J=8.0Hz,1H),6.14(dd,J=16.8,2.4Hz,1H),5.71(dd,J=8.0,2.4Hz,1H),3.74−3.70(m,2H),3.61−3.60(m,2H),3.52−3.47(m,2H),3.27−3.20(m,4H),2.85−2.79(m,2H),2.64−2.60(m,1H),1.96−1.91(m,1H),1.79−1.68(m,1H).LC−MS:(ESI,m/z):433.2[M+H]
+.キラルHPLC:カラム:CHIRALPAK ID−3 4.6*50mm、3um;254nmで検出;Hex(0.1%DEA):IPA=50:50、流速:1mL/分;保持時間:2.452分;(遅いピーク)。
実施例47a、47b、47c、及び47d
2−[1−(2−フルオロプロプ−2−エノイル)−4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル
(cSFCによって分離された4つの化合物の混合物)
工程1:3−(1−ナフチル)シクロヘキス−2−エン−1−オン
200mLのRBFに、1−ナフチルマグネシウムブロミド(50.00mL、25.0mmol、50.00mL)を加えた。混合物を−78℃まで冷却し、3−エトキシ−2−シクロヘキセン−1−オン(1等量、25.0mmol、3500mg、3.51mL)を加えた。反応物を−78℃で45分間撹拌し、室温まで温めた。反応物を1N HCl(60mL)でクエンチし、混合物を分液ロートへ注ぎ、層を分離した。水層をイソプロピル酢酸(10mL)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮し、イソプロピル酢酸/ヘプタン混合物を用いるシリカゲルでクロマトグラフにかけて、3.5gの所望の生成物を透明な油として得た。1H NMRは文献報告値(Tetrahedron、第65巻(2009年)第489頁)と一致した。
1H NMR(400MHz,Chloroform−d)δ7.95−7.76(m,3H),7.55−7.44(m,3H),7.32(dd,J=7.1,1.2Hz,1H),6.21(d,J=1.6Hz,1H),2.77(td,J=6.0,1.6Hz,2H),2.60(t,J=6.7Hz,2H),2.26(p,J=6.3Hz,2H).
工程2:エチル4−(1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート
ドライアイスアセトン浴中で冷却された乾燥THF(100mL)中の3−(1−ナフチル)シクロヘキス−2−エン−1−オン(5.1g、22.9mmol)の溶液に、リチウムヘキサメチルジシラジド(45.9mL、1M)を加え、得られた混合物を1時間撹拌した。これにシアノぎ酸エチル(3.40mL、34.4mmol)を原液で加え、混合物を0.5時間撹拌した。ドライアイス浴を除去し、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、室温まで温めた。反応混合物を酢酸イソプロピル(IPAC)で希釈し、有機層を分離した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜30%IPAC/ヘプタン)によって精製して、エチル4−(1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(6.50g、96%)を得た:
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.96−7.78(m,3H),7.59−7.41(m,3H),7.37−7.30(m,1H),6.31−6.18(m,1H),4.41−4.16(m,2H),3.57(dd,J=9.4,5.0Hz,1H),3.00−2.75(m,2H),2.67−2.58(m,1H),2.49−2.39(m,1H),1.34(t,J=7.1Hz,3H).;LC/MS(ESI):m+H=295.0.
工程3:エチル4−(1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート
エタノール(100mL)及び10%Pd−C(0.65g)中のエチル4−(1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキス−3−エン−1−カルボキシレート(6.50g、22.1mmol)の混合物を、水素パージで脱酸素化し、3回排気し、その後水素バルーンの下で一晩撹拌させた。反応混合物はセライトを通じてフィルタにかけ、DCMで洗浄した。合わせた濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%IPAC/ヘプタン)によって精製して、エチル4−(1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.85g、28%)を油として得た:
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ12.30(d,J=1.1Hz,1H),8.08(d,J=8.3Hz,1H),7.87(d,J=8.0Hz,1H),7.75(d,J=8.1Hz,1H),7.55−7.35(m,4H),4.39−4.07(m,2H),4.00−3.52(m,1H),2.94−1.74(m,6H),1.33(t,J=7.1,3H).);LC/MS(ESI):m+H=297.0.
工程4:2−メチルスルファニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン
エタノール(25mL)中のエチル4−(1−ナフチル)−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(1.50g、5.1mmol)及び2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(4.31g、15.2mmol)の混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム(25mL)を加え、混合物を50℃で4時間加熱した。反応混合物を冷却し、固体を除去し、フィルタにかけた。濾液を飽和塩化アンモニウムで処理し、IPACで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。残渣を上記の固体と合わせ、フラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜5%MeOH/DCM)によって精製して、2−メチルスルファニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.35g、収率21.5%)を得た
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6δ12.28(s,1H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),7.94(dd,J=7.6,1.9Hz,1H),7.81(d,J=7.9Hz,1H),7.61−7.42(m,4H),3.83(d,J=12.9Hz,1H),2.83(qd,J=18.0,7.7Hz,2H),2.52(s,2H),2.45(s,3H),2.09(d,J=12.8Hz,1H),1.97−1.82(m,1H);LC/MS(ESI):m+H=323.0.
工程5:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−メチルスルファニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
2−メチルスルファニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(0.35g、1.1mmol)を、ジクロロメタン(5mL)中で溶解し、DIPEA(0.70mL、4.0mmol)を加えた。この混合物にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.28mL;1.63mmol)を加え、混合物を0.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、フラッシュによって精製して、トリフレート(0.45g、91%)を得た:);LC/MS(ESI):m+H=455.0.
上記のジメチルアセトアミド(3mL)中のトリフレートに、(±)2−ピペラジン−2−イルアセトニトリルジヒドロクロリド(0.29g、1.48mmol)及びDIPEA(0.7mL、4.0mmol)を加え、混合物を85℃で1時間加熱し、その後室温まで冷却し、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.65g、3.0mmol)及びN,N−ジメチルアミノピリジン(12mg、10%)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物をIPACで希釈し、水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜100%IAPC/ヘプタン)によって精製して、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−メチルスルファニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.35g、66%)を得た:LC/MS(ESI):m+H=530.3。
工程6:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−メチルスルホニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
m−クロロ過安息香酸(0.46g、2.1mmol)を、THF(30mL)のtert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−メチルスルファニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.50g、0.94mmol)の氷冷溶液に加え、2時間撹拌した。次いで、反応混合物を亜硫酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、IPACで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、20〜100%IPAC/ヘプタン)によって精製して、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−メチルスルホニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.50g、94%)を得た:LC/MS(ESI):m+H=562.3。
工程7:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート
THF(5mL)中の[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メタノール(0.21g、1.78mmol)の溶液に、カリウムヘキサメチルジシラジド(2.2mL、1M溶液)を加え、混合物を10分間撹拌し、その後氷浴中で冷却した。これに、上記のTHF(5mL)中のtert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−メチルスルホニル−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を加え、得られた混合物を3時間撹拌し、水でクエンチし、IPACで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0−10%MeOH−DCM)によって精製して、tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.34g、64%)を得た::LC/MS(ESI):m+H=597.4。
工程8:2−[1−(2−フルオロプロプ−2−エノイル)−4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル
tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−[2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−7−(1−ナフチル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(0.35mg、0.57mmol)を10%TFA/HFIP中で溶解し、2時間撹拌した。これに追加のTFA(0.5ml)を加え、0.5時間撹拌し、その後トルエンで濃縮した。残渣を2回以上トルエンで同時蒸発させた。残渣をIPAC中で溶解し、少量の炭酸水素ナトリウム上で撹拌し、有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。フラッシュにより精製した:0〜10%アンモニア性メタノール−DCMで、2−(4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−7−(ナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(0.16g)を得た;LC/MS(ESI):m+H=497.4.
DMF(3mL)中の上記化合物の氷冷溶液に、ナトリウム2−フルオロアクリレート(0.08g、0.7mmol);HATU(0.27g、1.42mmol)、及びDIPEA(0.25mL、1.4mmol)を加え、混合物を10分間撹拌し、室温まで温め、1時間撹拌した。反応混合物をDCM及び水で希釈した。有機層を分離し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残渣をrHPLCによって精製し、ジアステレオマーをcSFC(カラム:Chiralpak−ID;移動相:EtOH w/0.1%NH
4OH)によって分離して、4つの化合物(47a、47b 47c、4d)の混合物を得た。最も強力な異性体のデータ(47d):
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ8.24(d,J=8.0Hz,1H),7.96(dd,J=7.5,2.1Hz,1H),7.86−7.75(m,1H),7.60−7.52(m,2H),7.48(dd,J=7.2,5.7Hz,2H),5.39(dd,J=18.0,4.1Hz,1H),5.28(dd,J=49.8,4.1Hz,1H),4.27(dd,J=10.9,4.9Hz,1H),4.07(s,1H),3.96(d,J=13.5Hz,3H),3.85(d,J=13.7Hz,1H),3.42−3.35(m,1H),3.21(dd,J=13.3,3.6Hz,2H),3.10(dd,J=18.3,5.2Hz,2H),3.01−2.63(m,7H),2.35(d,J=13.4Hz,3H),2.16(d,J=12.9Hz,2H),1.90(td,J=11.9,4.4Hz,2H),1.78−1.53(m,3H);LC/MS(ESI):m+H=569.3.
実施例48a:
2−((2S)−1−((E)−4−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルアミノ)ブト−2−エノイル)−4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−7−(ナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
工程1:2−((2S)−1−((E)−4−クロロブト−2−エノイル)−4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−7−(ナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
単一異性体としてtert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−7−(ナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(40mg)(実施例47)をDCM中で溶解し、HCl−ジオキサン(1mL、4M)で処理し、混合物を2時間撹拌し、その後濃縮した。得られた残渣を、氷浴中におけるDCM中の(E)−4−クロロブト−2−エン酸(18mg、0.13mmol)、HATU(52mg、0.13mmol)、及びDIPEA(0.05mL)で1時間処理した。反応混合物を水及びDCMで希釈し、有機層を分離し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜5%MeOH/DCM)によって精製して、2−((2S)−1−((E)−4−クロロブト−2−エノイル)−4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−7−(ナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(20mg)を得た:LC/MS(ESI):m+H=599.3。
工程2:2−((2S)−1−((E)−4−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルアミノ)ブト−2−エノイル)−4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−7−(ナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(実施例48a)
上記化合物(10mg)をDMA(0.5ml)中で溶解し、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−アミン:HCl、DIPEA(4.2mg、0.03mmol)、ヨウ化ナトリウム(4.7mg、0.03mmol)、及びDIPEA(4.0mg、0.03mmol)を加え、混合物を50℃で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、IPACで希釈し、水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%MeOH/DCM)によって精製して、表題化合物(3.2mg、30%)を得た:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ8.24(d,J=8.3Hz,1H),8.02−7.87(m,1H),7.82(d,J=7.8Hz,1H),7.62−7.43(m,4H),6.76(dt,J=15.1,4.9Hz,1H),6.71−6.54(m,1H),4.86(d,J=91.1Hz,1H),4.25(dd,J=10.8,4.8Hz,1H),4.14−3.71(m,5H),3.26−3.04(m,4H),3.04−2.80(m,6H),2.83−2.62(m,2H),2.33(d,J=3.2Hz,5H),2.16(q,J=8.5Hz,2H),1.99−1.83(m,2H),1.77(s,1H),1.75−1.52(m,9H).LC/MS(ESI):m+H=646.4。
実施例49a
1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
工程1:7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
エチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレートを、実施例43の工程3に類似する手順を用いて最初に調製した、ここで、含まれるメチルエーテルはtert−ブチル(ジメチル)シリルエーテルで置換した。次いで、エタノール(24.00mL)中のエチル4−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(530mg、1.24mmol)及び2−メチル−2−チオプソイド尿素硫酸塩(1.06g、3.73mmol)の溶液に、飽和炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(12.00mL)を加えた。反応混合物を40℃で12時間撹拌した。反応物を飽和NH
4Clでクエンチし、その後EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(iPrOAc/Hepで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(355mg、63%)を得た。LCMS(ESI,m/z):453.1[M+H]
+.
工程2:7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イルトリフルオロメタンスルホナート
0℃のジクロロメタン(50mL)中の7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール(450mg、1.00mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.520mL、3.00mmol)、及び塩化メチレン(1.20mL、1.20mmol)中のトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1M)を加えた。反応混合物を0℃で20分間撹拌した。反応物を濃縮し、粗生成物を精製せずに使用した。LCMS(ESI,m/z):558.0[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イルトリフルオロメタンスルホナート(90mg、0.15mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.100mL、0.60mmol)及び1−boc−ピペラジン(64.0mg、0.34mmol)を加えた。反応混合物を85℃で2時間撹拌した。反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(iPrOAc/Hepで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(62mg、65%)を得た。LCMS(ESI,m/z):621.3[M+H]
+.
工程4:tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(4.00mL)中のtert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボキシレート(125mg、0.201mmol)の溶液に、3−クロロ過安息香酸(113mg、0.503mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌し、その後NaHSO
3溶液(5mL)によってクエンチした。反応混合物をDCM(10mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(iPrOAc/Hepで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(85mg、65%)を得た。LCMS(ESI,m/z):653.2[M+H]
+.
工程5:tert−ブチル4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(1.5mL)中の[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メタノール(37mg、0.31mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン(0.34mL、0.34mmol)中のカリウムビス(トリメチルシリル)アミド(0.9M)を室温で加えた。反応物を0℃まで冷却し、その後、THF(2mL)中のtert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(100mg、0.15mmol)の溶液を加えた。反応物は、18時間室温まで緩やかに温め放置した。反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(MeOH/DCMで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(44mg、50%)を得た。LCMS(ESI,m/z):574.3[M+H]
+.
工程6:4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール
ヘキサフルオロ−2−プロパノール(3.5mL、2.30mmol)中における5%トリフルオロ酢酸中のtert−ブチル4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(132mg、0.230mmol)の溶液を、室温で60分間撹拌した。反応物を濃縮し、粗生成物を、シリカ(MeOH/DCMで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール(70mg、64%)を得た。LCMS(ESI,m/z):474.2[M+H]
+.
工程7:1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
ジクロロメタン(1.5mL)中の4−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−オール(A、70mg、0.15mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13ml、0.74mmol)の溶液に、アクリル酸(0.012mL、0.161mmol)及びHATU(86.0mg、0.222mmol)を−78℃で加え、その後反応混合物を温め、0℃で15分間撹拌した。反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を逆相HPLCに供して、1−[4−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オンを白色固体として得た。
実施例49a:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.67(s,1H),8.06(d,J=8.5Hz,1H),7.71(dd,J=8.2,1.4Hz,1H),7.41(ddd,J=7.9,6.7,1.1Hz,1H),7.31(ddd,J=8.3,6.8,1.3Hz,1H),7.01(dd,J=13.9,2.1Hz,2H),6.83(dd,J=16.7,10.5Hz,1H),6.16(dd,J=16.7,2.4Hz,1H),5.73(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.57(d,J=12.5Hz,1H),4.44(ddd,J=12.5,6.7,4.2Hz,1H),3.89(s,1H),3.83−3.49(m,8H),3.11(d,J=16.8Hz,2H),2.92(s,4H),2.80(ddd,J=17.0,10.5,5.0Hz,1H),2.58(d,J=15.8Hz,1H),2.29−2.10(m,2H),1.96(d,J=87.1Hz,4H),1.25(d,J=12.8Hz,1H).LCMS(ESI,m/z):528.3[M+H]
+.
実施例50a
アクリル酸4−(4−(4−アクリロイルピペラジン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−イル
4−(4−(4−アクリロイルピペラジン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−イル アクリレートを、実施例49aの工程7に記載の反応物からの副生成物として得た。
実施例50a:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.27(d,J=13.9Hz,1H),7.96(dt,J=6.8,3.5Hz,1H),7.66(d,J=2.2Hz,1H),7.58(dt,J=6.7,3.3Hz,2H),7.27(d,J=2.3Hz,1H),6.84(dd,J=16.7,10.5Hz,2H),6.58(dd,J=17.2,1.6Hz,1H),6.46(dd,J=17.3,10.1Hz,1H),6.21−6.10(m,2H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.25(dd,J=10.7,4.9Hz,1H),4.09−3.92(m,3H),3.64(s,4H),3.13−2.75(m,4H),2.61−2.54(m,1H),2.23−2.04(m,4H),1.97−1.79(m,4H),1.72−1.51(m,5H),1.24(s,2H).LCMS(ESI,m/z):582.3[M+H]
+ .
実施例51
1−[7−[7−(3−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−[(1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル]プロプ−2−エン−1−オン
実施例51は、実施例51の工程3において市販のtert−ブチル2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレートを代替試薬としてtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例51:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.66(s,1H),8.07(d,J=8.5Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.39(ddd,J=8.1,6.7,1.1Hz,1H),7.30(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.03−6.96(m,2H),6.33(dd,J=17.0,10.3Hz,1H),6.11(dd,J=17.0,2.3Hz,1H),5.67(dd,J=10.3,2.3Hz,1H),4.24(dd,J=10.7,4.8Hz,1H),4.06−3.94(m,3H),3.91−3.82(m,1H),3.75−3.65(m,2H),3.06(dd,J=18.2,5.3Hz,1H),2.98−2.83(m,2H),2.75(dd,J=18.1,10.6Hz,1H),2.33(s,3H),2.14(td,J=15.1,13.2,9.4Hz,2H),1.98−1.71(m,6H),1.71−1.48(m,4H).LCMS(ESI,m/z):568.3[M+H]
+ .
実施例52a
1−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(2−((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)エトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
実施例52aは、実施例52aの工程5において、市販の(S)−2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エタン−1−オールを代替試薬として(S)−(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノールの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例52a:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.66(s,1H),8.06(d,J=8.5Hz,1H),7.71(dd,J=8.3,1.4Hz,1H),7.40(ddd,J=8.0,6.6,1.0Hz,1H),7.31(ddd,J=8.2,6.6,1.3Hz,1H),7.01(dd,J=13.1,2.4Hz,2H),6.88−6.78(m,1H),6.15(dd,J=16.6,2.4Hz,1H),5.73(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.40−4.20(m,2H),3.87(s,1H),3.82−3.57(m,5H),3.51(td,J=9.2,6.9,3.1Hz,3H),3.16−3.03(m,2H),2.99−2.70(m,6H),2.63−2.53(m,1H),2.41−2.10(m,3H),2.05−1.78(m,4H),1.69(s,1H).LCMS(ESI,m/z):542.4[M+H]
+ .
実施例53a
1−((3S)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(3−モルホリノプロポキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
実施例53aは、実施例53aの工程5において、市販の3−モルホリノプロパン−1−オールを代替試薬として(S)−(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノールの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例53a:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.64(d,J=3.6Hz,1H),8.07(t,J=8.9Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.40(ddd,J=8.0,6.7,1.1Hz,1H),7.30(ddt,J=8.0,6.7,1.3Hz,1H),7.00(dd,J=12.1,2.4Hz,2H),6.95−6.73(m,1H),6.17(d,J=16.8Hz,1H),5.72(dt,J=10.4,2.3Hz,1H),4.44−3.97(m,5H),3.85(t,J=12.6Hz,2H),3.56(s,4H),3.44(s,1H),3.21−3.01(m,2H),3.00−2.64(m,3H),2.37(s,5H),2.12(d,J=12.3Hz,1H),1.94−1.75(m,3H),1.23(d,J=6.6Hz,2H),1.08−0.95(m,1H).LCMS(ESI,m/z):572.3[M+H]
+ .
実施例54a
1−((3S)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
実施例54aは、実施例54aの工程5において市販の(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メタノールを代替試薬として(S)−(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノールの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例54a:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.65(d,J=3.6Hz,1H),8.06(dt,J=17.2,8.7Hz,1H),7.71(dd,J=8.3,1.4Hz,1H),7.62(s,1H),7.45−7.24(m,2H),7.19(d,J=1.3Hz,1H),7.05−6.95(m,3H),6.83(s,1H),6.17(d,J=16.3Hz,1H),5.72(dt,J=10.5,2.3Hz,1H),5.12(d,J=2.3Hz,2H),4.36(s,1H),4.26(s,1H),4.16(d,J=13.3Hz,1H),4.04(d,J=11.8Hz,0H),3.87(d,J=10.0Hz,2H),3.73−3.56(m,4H),3.46(s,1H),3.11(dt,J=18.4,5.8Hz,1H),2.91(s,2H),2.88−2.70(m,1H),2.46(s,1H),2.13(d,J=12.5Hz,1H),1.83(d,J=11.7Hz,2H),1.23(d,J=6.3Hz,2H),1.02(dd,J=13.0,6.5Hz,2H).LCMS(ESI,m/z):539.3[M+H]
+ .
実施例55a
5−(((4−((S)−4−アクリロイル−2−メチルピペラジン−1−イル)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル)オキシ)メチル)ピロリジン−2−オン
実施例55aは、実施例55aの工程5において市販の5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オンを代替試薬として(S)−(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノールの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例55a:LCMS(ESI,m/z):542.2[M+H]
+ .
実施例56a
1−((3S,5S)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン
実施例56aは、実施例56aの工程3において市販のtert−ブチル(3S,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシレートを代替試薬としてtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例56a:LCMS(ESI,m/z):556.4[M+H]+ .
実施例57a、57b、57c、及び57d
実施例57a、57b、57c、及び57dは、実施例57a、57b、57c、及び57dの工程5において市販の4−(ヒドロキシメチル)−3−メチルオキサゾリジン−2−オンを代替試薬として(S)−(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノールの代わりに使用したことを除いて、実施例49aに記載の手順に従って調製した。
実施例57a:cSFCのピーク1(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH
4OHを有するMeOH;RT=0.875分):
(S)−4−((((R)−4−((S)−4−アクリロイル−2−メチルピペラジン−1−イル)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル)オキシ)メチル)−3−メチルオキサゾリジン−2−オン
実施例57a:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.66(s,1H),8.08(d,J=8.5Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.40(ddd,J=8.0,6.7,1.1Hz,1H),7.30(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.01(q,J=2.3Hz,2H),6.94−6.73(m,1H),6.16(dd,J=16.7,6.7Hz,1H),5.73(dd,J=10.5,2.4Hz,1H),4.49(dd,J=11.8,3.6Hz,1H),4.44−4.24(m,3H),4.23−4.01(m,3H),3.88(d,J=8.8Hz,1H),3.65−3.44(m,1H),3.10(dd,J=18.3,5.2Hz,1H),2.89(d,J=12.7Hz,2H),2.78(s,4H),2.59(t,J=10.6Hz,1H),2.13(d,J=12.4Hz,1H),1.92−1.74(m,1H),1.00(ddd,J=20.1,13.9,6.6Hz,4H).LCMS(ESI,m/z):558.3[M+H]
+ .
実施例57b:cSFCのピーク2(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH
4OHを有するMeOH;RT=0.952分):
(R)−4−((((R)−4−((S)−4−アクリロイル−2−メチルピペラジン−1−イル)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル)オキシ)メチル)−3−メチルオキサゾリジン−2−オン
実施例57b:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.66(s,1H),8.08(d,J=8.5Hz,1H),7.70(dd,J=8.2,1.3Hz,1H),7.40(ddd,J=8.1,6.7,1.1Hz,1H),7.30(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.01(q,J=2.4Hz,2H),6.83(dd,J=22.1,12.6Hz,1H),6.16(dd,J=16.6,6.7Hz,1H),5.73(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.50−4.26(m,4H),4.22−4.02(m,3H),3.87(s,1H),3.61(d,J=12.9Hz,0H),3.51(s,2H),3.10(dd,J=18.3,5.2Hz,1H),2.91(s,2H),2.87−2.73(m,1H),2.79(s,3H),2.57(d,J=14.0Hz,1H),2.13(d,J=12.4Hz,1H),1.00(ddd,J=21.3,14.4,6.4Hz,4H).LCMS(ESI,m/z):558.3[M+H]
+ .
実施例57c:cSFCのピーク3(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH
4OHを有するMeOH;RT=1.27分):
(R)−4−((((S)−4−((S)−4−アクリロイル−2−メチルピペラジン−1−イル)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル)オキシ)メチル)−3−メチルオキサゾリジン−2−オン
実施例57c:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.65(s,1H),8.06(d,J=8.5Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.40(ddd,J=8.0,6.7,1.1Hz,1H),7.30(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.05−6.95(m,2H),6.83(ddd,J=26.1,16.4,10.3Hz,1H),6.22−6.11(m,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.50−4.28(m,3H),4.24−4.04(m,4H),3.88(d,J=13.4Hz,3H),3.35(s,1H),3.15−3.02(m,1H),2.93(s,1H),2.79(s,4H),2.59−2.49(m,2H),2.12(d,J=12.3Hz,1H),1.23(s,3H),0.96(t,J=6.5Hz,1H).LCMS(ESI,m/z):558.3[M+H]
+ .
実施例57d:cSFCのピーク4(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH
4OHを有するMeOH;RT=1.63分):
(S)−4−((((S)−4−((S)−4−アクリロイル−2−メチルピペラジン−1−イル)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル)オキシ)メチル)−3−メチルオキサゾリジン−2−オン
実施例57d:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.65(s,1H),8.06(d,J=8.4Hz,1H),7.70(dd,J=8.2,1.3Hz,1H),7.40(ddd,J=8.0,6.8,1.1Hz,1H),7.30(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.05−6.94(m,2H),6.93−6.73(m,1H),6.16(dd,J=16.6,7.8Hz,1H),5.72(dd,J=10.4,2.4Hz,1H),4.48−4.26(m,4H),4.17(s,2H),4.17−4.00(m,2H),3.88(d,J=13.4Hz,3H),3.19−3.02(m,2H),2.79(s,3H),2.86−2.67(m,1H),2.47(s,1H),2.12(d,J=12.5Hz,1H),1.32−1.19(m,4H),1.07−0.92(m,1H).LCMS(ESI,m/z):558.3[M+H]
+ .
実施例58a
2−(1−アクリロイル−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
工程1:tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(9.0mL)中の[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルファニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]トリフルオロメタンスルホナート(500mg、0.855mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.60mL、3.4mmol)及び2−(ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(245.0mg、1.88mmol)を加えた。反応混合物を85℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、その後4−ジメチルアミノピリジン(10.00mg、0.085mmol)及びジ−tert−ブチルジカーボネート(577mg、2.57mmol)を加え、続いて室温で18時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(MeOH/DCMで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(392mg、69%)を得た。LCMS(ESI,m/z):660.4[M+H]
+.
工程2:tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(12.0mL)中のtert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(392mg、0.590mmol)の溶液に、3−クロロ過安息香酸(333mg、1.49mmol)を加えた。反応物を25℃で2時間撹拌し、その後NaHSO
3溶液(10mL)によってクエンチした。反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、水(15mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(iPrOAc/Hepで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチル4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(メチルスルホニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(200mg、49%)を得た。LCMS(ESI,m/z):692.3[M+H]
+.
工程3:tert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(6.0mL)中の[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メタノール(0.14mL、139mg、1.2mmol,)の溶液に、テトラヒドロフラン(1.3mL、1.3mmol)中のカリウムビス(トリメチルシリル)アミド(0.91M)を室温で加えた。反応物を0℃まで冷却し、その後THF(3mL)中のtert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−メチルスルホニル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(400mg、0.58mmol)の溶液を加えた。反応物は、12時間室温まで緩やかに温め放置した。反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物は精製することなく使用した。LCMS(ESI,m/z):613.3[M+H]
+.
工程4:2−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
ヘキサフルオロ−2−プロパノール(5.8mL、3.8mmol)中において5%のトリフルオロ酢酸中のtert−ブチル2−(シアノメチル)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(280mg、0.38mmol)の溶液を、室温で24時間撹拌した。反応物を濃縮し、粗生成物を、シリカ(MeOH/DCMで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(84mg、43%)を得た。LCMS(ESI,m/z):513.2[M+H]
+.
工程5:2−(1−アクリロイル−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
ジクロロメタン(5170mg、3.902mL、60.7mmol)中の2−(4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(A、200mg、0.3902mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(252.1mg、0.340mL、1.951mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(38.84mg、0.03493mL、0.4292mmol)及びHATUを−78℃で加えた。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を逆相HPLCに供して、2−(1−アクリロイル−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリルを白色固体として得た。次いで、化合物をキラルSFCに供して、4つの異性体を得た。
実施例58a:1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.65(d,J=10.9Hz,1H),8.10−8.00(m,1H),7.77−7.66(m,1H),7.44−7.35(m,1H),7.31(ddd,J=8.3,6.7,1.4Hz,1H),7.05−6.77(m,4H),6.18(dt,J=16.6,2.4Hz,1H),5.77(dd,J=10.5,2.3Hz,1H),5.07−4.32(m,2H),4.31−4.17(m,1H),4.17−3.99(m,2H),3.86(t,J=16.4Hz,4H),3.14−2.62(m,11H),2.34(d,J=3.0Hz,4H),2.16(qd,J=8.8,2.8Hz,3H),1.98−1.77(m,3H),1.74−1.49(m,4H),1.23(s,2H),0.91(ddd,J=39.9,10.0,5.1Hz,1H).LCMS(ESI,m/z):567.3[M+H]+.
実施例58b、58c、58d、及び58e
実施例58aをcSFC(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH
4OHを有するMeOH)に供して、実施例58b、58c、58d、及び58eを作製した。58b、58c、58d、及び58eLCMS(ESI,m/z):567.3[M+H]
+.これらの化合物の絶対立体化学は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例58b:cSFCのピーク1:
2−((S)−1−アクリロイル−4−((S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例58c:cSFCのピーク2:
2−((R)−1−アクリロイル−4−((S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例58d:cSFCのピーク3:
2−((S)−1−アクリロイル−4−((R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例58e:cSFCのピーク4:
2−((R)−1−アクリロイル−4−((R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例59a
アクリル酸4−(4−(4−アクリロイル−3−(シアノメチル)ピペラジン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−7−イル)ナフタレン−2−イル
実施例59aを、実施例58aに記載の手順に従って副生成物として調製した。
実施例59a:LCMS(ESI,m/z):621.3[M+H]
+ .
実施例60
2−(4−アクリロイル−1−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例60は、実施例60の工程1においてtert−ブチル3−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレートを代替試薬として2−(ピペラジン−2−イル)アセトニトリルの代わりに使用したことを除いて、実施例58aに記載の手順に従って調製した。
実施例60:LCMS(ESI,m/z):621.3[M+H]
+ .
実施例61a
2−(1−(2−フルオロアクリロイル)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
工程1:2−(4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
ヘキサフルオロ−2−プロパノール(14.5mL、9.63mmol)中における5%のトリフルオロ酢酸中のtert−ブチル4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−2−(シアノメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(700mg、0.963mmol)の溶液を、室温で4時間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。反応物を濃縮し、粗生成物を、シリカ(MeOH/DCMで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−(4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(511mg、85%)を得た。LCMS(ESI,m/z):627.3[M+H]
+.
工程2:2−(4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
DCM(8.0mL)中の2−[4−[7−[3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−ナフチル]−2−[[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−2−イル]アセトニトリル(258mg、0.41mmol)、2−フルオロプロプ−2−エノイルオキシナトリウム(101.4mg、0.91mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.36mL、2.1mmol)の溶液に、HATU(412mg、1.0mmol)を0℃で加え、室温まで2時間温めた。反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を、シリカ(MeOH/DCMで溶出)上のフラッシュクロマトグラフィによって精製して、2−(4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(254mg、88%)を得た。LCMS(ESI,m/z):699.3[M+H]
+.
工程3:2−(1−(2−フルオロアクリロイル)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
アセトニトリル(18.0mL)及び水(1.8mL)中の2−(4−(7−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−1−(2−フルオロアクリロイル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル(254mg、0.363mmol)の溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.11mL、0.76mmol)を加えた。反応混合物を、室温で1時間撹拌した。反応を飽和NH4Clでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、回転蒸発装置で濃縮した。粗生成物を逆相HPLCに供して、2−(1−(2−フルオロアクリロイル)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリルを白色固体として得た。次いで、化合物をキラルSFCに供して、4つの異性体を得た。
実施例61a:LCMS(ESI,m/z):585.3[M+H]+.
実施例61b、61c、61d、及び61e
実施例61aを、cSFC(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH4OHを有するMeOH)に供して、実施例61b、61c、61d、及び61eを作製した。61b、61c、61d、及び61eLCMS(ESI,m/z):585.3[M+H]+.これらの化合物の絶対立体化学は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例61b、61c、61d、及び61e:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.67(d,J=8.8Hz,2H),8.04(t,J=7.6Hz,1H),7.71(d,J=8.2Hz,1H),7.41(ddd,J=8.2,6.7,1.2Hz,1H),7.31(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.05−6.93(m,2H),5.40(ddd,J=18.0,4.1,2.3Hz,1H),5.28(d,J=50.0Hz,1H),4.83(s,1H),4.55(s,1H),4.44(t,J=9.5Hz,1H),4.01(t,J=12.5Hz,2H),3.87(d,J=11.8Hz,4H),3.67−3.51(m,1H),3.09(td,J=12.8,12.3,6.9Hz,3H),3.01−2.72(m,8H),2.28−1.95(m,3H),1.88(d,J=21.5Hz,3H).LCMS(ESI,m/z):585.3[M+H]
+.
実施例61b:cSFCのピーク1:
2−((R)−1−(2−フルオロアクリロイル)−4−((S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例61c:cSFCのピーク2:
2−((S)−1−(2−フルオロアクリロイル)−4−((S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例61d:cSFCのピーク3:
2−((R)−1−(2−フルオロアクリロイル)−4−((R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例61e:cSFCのピーク4:
2−((S)−1−(2−フルオロアクリロイル)−4−((R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例62a
2−(1−((E)−4−フルオロブト−2−エノイル)−4−(7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例62aは、実施例62aの工程2において、市販の(E)−4−フルオロブト−2−エン酸を代替試薬として2−フルオロプロプ−2−エノイルオキシナトリウムの代わりに使用したことを除いて、実施例61aに記載の手順に従って調製した。
実施例62a:1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.68(d,J=9.8Hz,1H),8.09−8.00(m,1H),7.71(d,J=8.1Hz,1H),7.40(ddd,J=7.9,6.7,1.1Hz,1H),7.31(ddd,J=8.3,6.8,1.4Hz,1H),7.05−6.69(m,4H),5.10(t,J=42.4Hz,3H),4.52(d,J=69.0Hz,3H),3.91(d,J=40.6Hz,4H),3.16−2.69(m,11H),2.15(s,2H),1.88(d,J=24.6Hz,4H).LCMS(ESI,m/z):599.3[M+H]+ .
実施例62b、62c、62d、及び62e
実施例62aをcSFC(カラム:Chiralpak−IA;移動相:0.1%のNH
4OHを有するMeOH)に供して、実施例62b、62c、62d、及び62eを作製する。62b、62c、62d、及び62e:LCMS(ESI,m/z):599.3[M+H]
+.これらの化合物の絶対立体化学は、化合物21bの効力データ及びタンパク質X線構造から推測した。
実施例62b:cSFCのピーク1:
2−((R)−1−((E)−4−フルオロブト−2−エノイル)−4−((S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例62c:cSFCのピーク2:
2−((S)−1−((E)−4−フルオロブト−2−エノイル)−4−((S)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例62d:cSFCのピーク3:
2−((R)−1−((E)−4−フルオロブト−2−エノイル)−4−((R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例62e:cSFCのピーク4:
2−((S)−1−((E)−4−フルオロブト−2−エノイル)−4−((R)−7−(3−ヒドロキシナフタレン−1−イル)−2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペラジン−2−イル)アセトニトリル
実施例1〜62eのデータを表1に概説する。
生物学的実施例
GTP交換阻害のためのK−Ras G12C、SOS1、Raf RBDホモジニアス時間分解蛍光(HTRF)アッセイ
ヌクレオチド交換を阻害する化合物の効力を決定するために、種々の濃度をK−Ras G12Cとインキュベートした(反応中25nM、最終12.5nM)。室温で18時間後、SOS1 GTP交換因子(交換中1.67nM、最終1.25nM)を加えて、GTPへのヌクレオチド交換を開始した(交換中200μM、最終150μM)。GTP交換レベルは、C−Raf由来のRas結合ドメインと、HTRF検出抗体Tb−抗FLAG及びD2−抗−his(Cis−Bio)とを、それぞれ、50nM、1nM、及び12.5nMで添加することによって評価した。2時間後、320nM励起による665nMと615nMとの発光の比を、Envisionプレートリーダー(Perkin Elmer)で測定した。
最終反応体積は、20mM HEPES、150mM NaCl、1mM MgCl2、0.1%BSA、0.03%Tween−20、及び1mM DTTを含有する緩衝液中のProxiPlate−384F Plus(Perkin Elmer)において、20μlであった。K−Ras G12C(残基2〜188)及びSOS1(残基564〜1049)はN末端6−Hisを有し、Raf−RBD構築物(RAF 1の残基51〜186)はN末端Flagタグを有した。全ての構築物は大腸菌で発現し、精製中に使用されなかったタグと目的のタンパク質との間に、Tev切断部位を有した。HTRFデータを以下の表2に示す。
K−Ras G12Cの細胞アルキル化におけるウェスタンブロットアッセイ
HCC1171細胞を、10%FBSを補充したRPMI1640中で維持した。細胞を、20,000細胞/ウェルで96ウェルプレート中に播種し、翌日、化合物を細胞に添加した。37°Cで18時間後、細胞を0.5%SDS及びプロテアーゼ/ホスファターゼ阻害剤カクテルと共にRIPA緩衝液(Sigma R0278)中で溶解した。完全な溶解を可能にするため混合した後、20μlを各ウェルから移しローディング緩衝液及び還元剤と組み合わせる前に、遠心分離によって溶解物を除去した。95℃で10分間加熱した後、15μlの各試料を4〜20%のTris−Glycineゲル上にロードし、SDS−PAGEランニング緩衝液中において110Vで165分間電気泳動した。ゲルをニトロセルロース膜に移し、1時間ブロックし、K−Rasに対する一次抗体(ポリクローナルProteintech12063−1−AP)によって4℃で一晩染色した。次いで、膜を完全に洗浄し、抗ウサギIRDye 800CW(LI−COR 926−32211)を用いて室温で1時間対比染色した。最終洗浄後、この膜をLI−COR Odyssey CLx上に中解像度で画像化した。アルキル化K−Rasは、未修飾K−Rasからの電気泳動シフトによって可視化することができた。この影響を定量化するために、LICORソフトウェアを用いて、各ウェルについてアルキル化バンド及び非アルキル化バンド上に長方形を描き、これらのバンドのそれぞれにおける全蛍光強度(FI)を測定した。次いで、以下の式を用いてアルキル化の割合(%)を計算した。FI(アルキル化)/(FI(アルキル化)+FI(非アルキル化))*各ウェルにつき100
各化合物のIC50を決定するために、7点用量反応曲線を使用した。細胞アルキル化データを以下の表2に示す。
表3は、上述のようなHTRF及びウェスタンブロットアッセイの結果を示す。
全血安定性アッセイ
全血安定性アッセイは、薬物の最終濃度が1μMである新鮮な血液を用いて実施した。薬物−血液混合物を37℃で180分間インキュベートした。アファチニブ及び他の試験化合物の半減期を、表3に示す。
K−Ras G12C生存率及び選択性3D培養CTGアッセイ
増殖評価は、K−Ras G12C駆動がん細胞株に関する生存率及び特異性への化合物の効果を評価することができる。3Dスフェロイドの増殖を促進するために、超低接着プレートにおいて、3つのG12C駆動(H358、HCC1171、及びHCC1792)並びに2つの非G12C駆動(PC−9及びA427)株を用いて増殖評価を実施した。1日目に、10%FBS及び2mM L−グルタミンで補充した50μlのRPMI1640培地中の384ウェル黒色透明丸底超低接着プレート(Corning 3830)中に、1ウェル当たり1000細胞を播種する。翌日、20μMで開始し、最終DMSO量を0.3%で一定に維持する用量応答滴定を用いて、種々の濃度の化合物を添加する。化合物添加の7日後に、細胞を溶解し、放出されたATPの量に比例してルシフェラーゼシグナルを発生させる40μlのCTG 3D試薬(Promega G9683)を添加することによって、生存細胞の量を測定する。プレートを25分間激しく振盪する。次いで、プレートをさらに10分間インキュベートする。次いで、プレートを、Envisionプレートリーダー(Perkin Elmer)上で発光を読み取る前に、短時間遠心分離する。DMSOのみで処理したウェルからの発光を用いて全増殖を測定し、1uMスタウロスポリンを用いて100%阻害を測定した。
開示された機能を実行するための特定の形態若しくは手段、又は開示された結果を達成するための方法若しくはプロセスによって表現された、前述の説明又は続く特許請求の範囲に開示された特徴は、適宜、別々に、又はそのような特徴の任意の組み合わせによって、本発明を多様な形態で実現するために利用することができる。
上記の発明は、明確化及び理解のために、説明及び例示として、ある程度詳細に説明されてきた。変更及び修正が添付の特許請求の範囲の範疇で実施され得ることは、当業者には明らかであろう。したがって、上記の説明は例示的なものであり、限定的なものではないことを理解されたい。よって、本発明の範囲は、上記の説明を参照して決定されるべきではなく、代わりに、添付の特許請求の範囲を参照して、そのような特許請求の範囲が権利を有する均等物の全範囲と共に決定されるべきである。
本明細書で言及されている特許、公開出願、及び科学文献は、当業者の知識を確立するものであり、それぞれが具体的かつ個別的であるかのように、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。