JP6443623B2 - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、駆動機構におけるギア間の歯打ち音を効果的に低減できる内燃機関のバランサ装置を提供することにある。
図1は、実施例1のバランサ装置2を搭載したエンジン100の下部正面図である。
エンジン(内燃機関)100は、例えば、直列4気筒のレシプロエンジンである。シリンダブロック101の下部には、クランクケース1が固定されている。クランクケース1はアルミニウム合金製である。クランクケース1の下部には、内部にエンジンオイルが貯留される図外のオイルパンが取り付けられている。クランクシャフト102は、クランクケース1および図外のベアリングキャップによりクランクケース1に対し回転自在に支持されている。クランクシャフト102は、その軸方向をエンジン前後方向に沿って配置されている。ベアリングキャップは、図外のベアリングボルトによりシリンダブロック101に固定されている。クランクシャフト102の軸方向における一端側(エンジン100の正面側)の第1端部102aには、クランクスプロケット103が固定されている。クランクスプロケット103の外周には、ギア歯部103aが形成されている。
バランサ装置2は、ハウジングとしてのクランクケース1およびロアハウジング4、駆動側バランサシャフト3、従動側バランサシャフト5、バランサ駆動ギア6およびバランサ従動ギア7を有する。ロアハウジング4は、6本のハウジング締結ボルト107によりクランクケース1の下部に固定されている。ロアハウジング4の下部は、オイルパンにより覆われている。クランクケース1とロアハウジング4は、上下から互いに対向する合わせ箇所の外周部に左右一対の枠状デッキ部1a,1a,4a,4aがエンジン前後方向に沿って延設されている。ロアハウジング4には、両枠状デッキ部4a,4aを横断する形で結合する前後一対の横梁デッキ部4b,4cが一体に形成されている。一方、クランクケース1にも同様に、両横梁デッキ部4b,4cと対応する位置に両枠状デッキ部1a,1aを横断する前後一対の横梁デッキ部(不図示)が形成されている。両枠状デッキ部4a,4aの外周側の所定位置には、各ハウジング締結ボルト107が挿通されるボルト穴4dが形成されている。クランクケース1には、各ハウジング締結ボルト107がねじ込まれる雌ねじ穴(不図示)が形成されている。
図4は、実施例1の駆動側バランサシャフト3、従動側バランサシャフト5およびオイルポンプ駆動軸9aの位置関係を示す模式図である。図4に示すように、駆動側バランサシャフト3の回転中心O1、従動側バランサシャフト5の回転中心O2は、上下方向において同一の位置に配置されている。オイルポンプ駆動軸9aの回転中心O3は、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の回転中心O1,O2よりも下方に配置されている。また、オイルポンプ駆動軸9aの回転中心O3は、エンジン左右方向において駆動側バランサシャフト3の回転中心O1と従動側バランサシャフト5の回転中心O2との間に配置されている。つまり、オイルポンプ従動ギア8bは、従動側バランサシャフト5の軸直角方向において、従動側バランサシャフト5よりも駆動側バランサシャフト3側の位置に設けられている。
実施例1のバランサ装置2は、エンジン100が始動されてクランクシャフト102が回転駆動すると、クランクスプロケット103、駆動チェーン105およびバランサスプロケット104を介して駆動側バランサシャフト3がクランクシャフト102の2倍の速度で回転する。従動側バランサシャフト5はバランサ駆動ギア6とバランサ従動ギア7の噛み合い回転伝達を経て駆動側バランサシャフト3と反対方向へ同速度で回転する。これにより、駆動側バランスウエイト121および従動側バランスウエイト122も互いに反対方向へ回転しながら駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5自身の左右の遠心力をキャンセルする。このように、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の回転に伴い駆動側バランスウエイト121および従動側バランスウエイト122が回転して起振力をエンジン100に伝達することにより、エンジン100の二次振動を抑制できる。
実施例1では、オイルポンプ9として可変容量形を採用している。可変容量形のオイルポンプは、エンジン高回転時の吐出流量を抑制することで燃費の改善を図るというポンプ本来の目的から、回転速度は低い方が好ましい。また、一般的に、オイルポンプのフリクションは低回転時に小さく、高回転時に大きくなるため、低回転で駆動させると燃費の点で有利となる。これに対し、実施例1の駆動機構8では、オイルポンプ駆動ギア8aの歯数NAは、オイルポンプ従動ギア8bの歯数NBの1/2倍に設定されている。これにより、オイルポンプ駆動軸9aの回転速度は従動側バランサシャフト5の回転速度に対して1/2倍に減速される。よって、オイルポンプ9を比較的低回転で駆動させることができ、燃費の悪化を抑制できる。
(1-1) クランクシャフト102から、その一端(第1端部3a)側に伝達される回転力に基づいて回転する駆動側バランサシャフト3と、駆動側バランサシャフト3の他端(第2端部3b)側に設けられ、駆動側バランサシャフト3と一体的に回転するバランサ駆動ギア6と、バランサ駆動ギア6と噛み合うバランサ従動ギア7と、バランサ従動ギア7と、その他端側で固定され、駆動側バランサシャフト3の一端側に延出し、バランサ従動ギアと一体的に回転する従動側バランサシャフト5と、従動側バランサシャフト5の一端(第1端部5a)側に設けられた、少なくとも互いに噛み合う2つのギアを有する駆動機構8と、駆動機構8から伝達される回転力に基づいて駆動するオイルポンプ9と、を備えていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の全長を駆動機構8にトルクを伝達するトルク伝達経路として機能させることができるため、駆動機構8におけるギア間の歯打ち音を効果的に低減できる。
(2-2) 上記(1-1)に記載の内燃機関のバランサ装置において、駆動機構8は、従動側バランサシャフト5に設けられたオイルポンプ駆動ギア8aと、オイルポンプ駆動ギア8aと噛み合うオイルポンプ従動ギア8bと、を有することを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の全長をオイルポンプ駆動ギア8aにトルクを伝達するトルク伝達経路として機能させることができるため、オイルポンプ駆動ギア8aとオイルポンプ従動ギア8bとの間の歯打ち音を効果的に低減できる。
よって、従動側バランサシャフト5の軸直角方向における配置スペースを小さくでき、装置のコンパクト化を実現できる。
(4-4) 上記(3-3)に記載の内燃機関のバランサ装置において、オイルポンプ従動ギア8bに設けられ、オイルポンプ従動ギア8bと一体的に回転するオイルポンプ駆動軸9aは、駆動側バランサシャフト3の軸直角方向において、駆動側バランサシャフト3と従動側バランサシャフト5の間に配置されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、駆動側バランサシャフト3の軸直角方向における配置スペースを小さくでき、装置のコンパクト化を実現できる。
(5-5) 上記(4-4)に記載の内燃機関のバランサ装置において、オイルポンプ9は、駆動側バランサシャフト3の軸方向において、駆動側バランサシャフト3の一端側とオイルポンプ従動ギア8bの間に配置されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、従来はデッドスペースであった駆動側バランサシャフト3の第1端部3aとオイルポンプ従動ギア8bとの間の空間を有効利用できる。これにより、駆動側バランサシャフト3の軸方向における配置スペースを小さくでき、装置のコンパクト化を実現できる。
よって、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の全長をオイルポンプ駆動ギア8aにトルクを伝達するトルク伝達経路として機能させることができるため、オイルポンプ駆動ギア8aとオイルポンプ従動ギア8bとの間の歯打ち音を効果的に低減できる。
(7-14) 上記(6-13)に記載の内燃機関のバランサ装置において、オイルポンプ9は、ロアハウジング4に取り付けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、オイルポンプ9の高い支持剛性が得られる。
よって、従来はデッドスペースであったチェーン駆動部とオイルポンプ従動ギア8bとの間の空間を有効利用できる。これにより、駆動側バランサシャフト3の軸方向における配置スペースを小さくでき、装置のコンパクト化を実現できる。
(9-16) クランクケース1にバランサ装置2が一体的に設けられたクランクケース一体型のバランサ装置であって、クランクシャフト102から駆動チェーン105を介してその一端側に伝達される回転力に基づいて回転する駆動側バランサシャフト3と、駆動側バランサシャフト3の他端側に設けられ、駆動側バランサシャフト3と一体的に回転するバランサ駆動ギア6と、バランサ駆動ギア6と噛み合うバランサ従動ギア7と、バランサ従動ギア7と、その他端側で固定され、前記駆動側バランサシャフト3の一端側に延出し、バランサ従動ギア7と一体的に回転する従動側バランサシャフト5と、従動側バランサシャフト5の一端側に設けられた、少なくとも互いに噛み合う2つのギアを有する駆動機構8と、駆動機構8から伝達される回転力に基づいて駆動するオイルポンプ9と、を備えていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、クランクケース一体型のバランサ装置2において、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の全長を駆動機構8にトルクを伝達するトルク伝達経路として機能させることができるため、オイルポンプ駆動ギア8aとオイルポンプ従動ギア8bとの間の歯打ち音を効果的に低減できる。
次に実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図7は、実施例2の駆動側バランサシャフト3、従動側バランサシャフト5およびオイルポンプ駆動軸9aの位置関係を示す模式図である。実施例2では、オイルポンプ9として、一般的な固定容量形のトロコイドポンプを用いている。オイルポンプ駆動軸9aの回転中心O3は、従動側バランサシャフト5の軸直角方向において、従動側バランサシャフト5の回転中心O2に対し、駆動側バランサシャフト3の回転中心O1の反対側に配置されている。つまり、オイルポンプ従動ギア8bは、従動側バランサシャフト5の軸直角方向において、駆動側バランサシャフト3の反対側に設けられている。また、オイルポンプ駆動ギア8aの歯数NAは、オイルポンプ従動ギア8bの歯数NBの2倍に設定されている。これにより、オイルポンプ駆動軸9aの回転速度は従動側バランサシャフト5の回転速度に対して2倍に増速される。よって、オイルポンプ9の増速回転を実現できるため、高回転型のオイルポンプを採用して小型化を促進できる。
実施例2にあっては、以下の作用効果を奏する。
(10-6) 上記(2-2)に記載の内燃機関のバランサ装置において、オイルポンプ従動ギア8bは、従動側バランサシャフト5の軸直角方向において、駆動側バランサシャフト3の反対側に設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、従動側バランサシャフト5に対し、駆動側バランサシャフト3の反対側にオイルポンプ9をレイアウトできる。
次に実施例3について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図8は、実施例3の駆動側バランサシャフト3、従動側バランサシャフト5、中間ギア軸125およびオイルポンプ駆動軸9aの位置関係を示す模式図である。実施例3の駆動機構8は、オイルポンプ駆動ギア8aおよびオイルポンプ従動ギア8bに加え、中間ギア124を有する。中間ギア124は、ヘリカルギアであり、オイルポンプ駆動ギア8aおよびオイルポンプ従動ギア8bと噛み合う。中間ギア軸125は、ロアハウジング4に対し回転自在に支持されている。中間ギア軸125の回転中心O4は、駆動側バランサシャフト3および従動側バランサシャフト5の回転中心O1,O2よりも下方、かつ、オイルポンプ従動ギア8bよりも上方に配置されている。また、中間ギア軸125の回転中心O4は、エンジン左右方向において従動側バランサシャフト5の回転中心O2とオイルポンプ駆動軸9aの回転中心O3との間に配置されている。
オイルポンプ駆動ギア8a、オイルポンプ従動ギア8bおよび中間ギア124の歯数は、駆動機構8のトータル減速比が実施例1の駆動機構8の減速比(=2)と一致するように設定されている。実施例3の駆動機構8では、オイルポンプ駆動ギア8aとオイルポンプ従動ギア8bとの間に中間ギア124が介装されているため、個々のギアの小型化を図りつつ、所望の変速比を実現できる。中間ギア124は、中間ギア軸125に固定されている。
次に実施例4について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図9は、実施例4のバランサ装置2を搭載したエンジン100の下部正面図である。クランクシャフト102の第1端部102aには、バランサシャフト駆動ギア126が固定されている。また、駆動側バランサシャフト3の第1端部3aには、バランサシャフト従動ギア127が固定されている。バランサシャフト従動ギア127は、バランサシャフト駆動ギア126と噛み合う。バランサシャフト従動ギア127の歯数は、バランサシャフト駆動ギア126の歯数の1/2倍に設定されている。駆動側バランサシャフト3をギア駆動としたことで、チェーン駆動の場合に必要となるテンショナを省略できる。また、クランクケース1においてもテンショナの支持構造が不要となるため、クランクケース1の小型化および簡素化を実現できる。
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、オイルポンプ駆動ギアとオイルポンプ従動ギアの歯数は同じでもよい。
オイルポンプ駆動ギアとオイルポンプ従動ギアとの間に介装される中間ギアを複数個設定してもよい。
(11-7) 上記(2-2)に記載の内燃機関のバランサ装置において、
前記オイルポンプ駆動ギア、オイルポンプ従動ギアの歯数をそれぞれNA、NBとした場合、以下の式
NA<NB
を満足することを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、オイルポンプの減速回転を実現できる。
(12-8) 上記(2-2)に記載の内燃機関のバランサ装置において、
前記オイルポンプ駆動ギア、オイルポンプ従動ギアの歯数をそれぞれNA、NBとした場合、以下の式
NA≧NB
を満足することを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、オイルポンプの等速または増速回転を実現できる。
前記駆動機構は、前記従動側バランサシャフトに設けられたオイルポンプ駆動ギアと、
前記オイルポンプ駆動ギアと噛み合う中間ギアと、
前記中間ギアと噛み合うオイルポンプ従動ギアと、
によって構成されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、中間ギアを用いることで、個々のギアの小型化を図りつつ、所望の変速比を実現できる。
(14-17) (9-16)に記載の内燃機関のバランサ装置において、
前記オイルポンプは、前記クランクケースの内部に収容されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、装置のコンパクト化を実現できる。
前記ギアはヘリカルギアを用いていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、高速高荷重での静粛性を実現できる。
(16-11) 上記(1-1)に記載の内燃機関のバランサ装置において、
前記駆動側バランサシャフトの一端側に伝達される回転力は、チェーンを介してなされていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、クランクシャフトの回転速度を変速して離れた位置にある駆動側バランサシャフトへ伝達できる。また、ギア駆動と比較して小型化の点で有利である。
(17-12) 上記(1-1)に記載の内燃機関のバランサ装置において、
前記オイルポンプは、所定の状態に応じてポンプ室の容積変化量を変化させる可変容量形オイルポンプであることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
よって、エンジン高回転時の吐出流量を抑制して燃費を改善できる。
2 バランサ装置
3 駆動側バランサシャフト
3a 第1端部
3b 第2端部
4 ロアハウジング(ハウジング)
5 従動側バランサシャフト
5a 第1端部
5b 第2端部
6 バランサ駆動ギア
7 バランサ従動ギア
8 駆動機構
8a オイルポンプ駆動ギア
8b オイルポンプ従動ギア
9 オイルポンプ
100 エンジン(内燃機関)
102 クランクシャフト
104 バランサスプロケット(チェーン駆動部)
105 駆動チェーン
Claims (1)
- 内燃機関のシリンダブロックに取り付けられるバランサ装置において、
駆動側バランサシャフトであって、前記駆動側バランサシャフトの回転軸線に沿う方向における両端部である駆動側第1端部と駆動側第2端部のうち前記駆動側第1端部に設けられたギアを介して、クランクシャフトからの回転力が伝達される、前記駆動側バランサシャフトと、
前記駆動側バランサシャフトの前記駆動側第2端部に設けられ、該駆動側バランサシャフトと一体的に回転する、バランサ駆動ギアと、
従動側バランサシャフトであって、前記従動側バランサシャフトの回転軸線に沿う方向における両端部である従動側第1端部と従動側第2端部と、を有し、前記従動側バランサシャフトの回転軸線に沿う方向における長さが前記駆動側バランサシャフトよりも短く形成され、前記駆動側バランサシャフトの前記駆動側第1端部から前記駆動側第2端部に向かう方向と、前記従動側バランサシャフトの前記従動側第1端部から前記従動側第2端部に向かう方向と、が同じ方向になるように配置された前記従動側バランサシャフトと、
バランサ従動ギアであって、前記従動側バランサシャフトの前記従動側第2端部に設けられ、前記バランサ駆動ギアと噛み合う、前記バランサ従動ギアと、
前記従動側バランサシャフトの前記従動側第1端部に設けられたオイルポンプ駆動ギアと、
前記オイルポンプ駆動ギアと噛み合い、前記オイルポンプ駆動ギアよりも歯数の多いオイルポンプ従動ギアと、
オイルポンプであって、前記オイルポンプ駆動ギアと繋がるポンプ駆動軸を有し、前記駆動側バランサシャフトの回転軸線に沿う方向において、前記ギアと前記オイルポンプ駆動ギアとの間に設けられ、
前記駆動側バランサシャフトの回転軸線と前記従動側バランサシャフトの回転軸線とそれぞれ直交する仮想平面において、前記駆動側バランサシャフトの回転軸線と前記従動側バランサシャフトの回転軸線と直交する仮想線を第1仮想線とし、前記駆動側バランサシャフトの回転軸線と前記第1仮想線とそれぞれ直交する仮想線を第2仮想線とし、前記従動側バランサシャフトの回転軸線と前記第1仮想線とそれぞれ直交する仮想線を第3仮想線としたとき、前記ポンプ駆動軸の回転軸線は、前記第2仮想線と前記第3仮想線との間に配置され、前記第1仮想線を基準に前記内燃機関のシリンダブロックの側とは反対の側に配置された、前記オイルポンプと、
を備えていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
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