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JP6292468B2 - コネクタ - Google Patents

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JP6292468B2
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Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1に記載のコネクタは、幅方向に複数並んで配置されるキャビティを有するハウジングと、ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能に装着されるリテーナ(フロントリテーナ)とを備えて構成されている。ハウジングのキャビティには、後方から端子金具が挿入される。リテーナが仮係止位置にあるときに、キャビティへの端子金具の挿入が許容され、リテーナが本係止位置にあるときに、キャビティに挿入された端子金具の抜け止めがなされる。
ハウジングの幅方向両端側の側面には、本係止凹部とガイド凸部とが前後に並んで設けられている。また、リテーナの幅方向両端側の側壁部には、本係止凸部と仮係止凸部とが前後に並んで設けられている。リテーナが仮係止位置にあるときに、仮係止凸部がガイド凸部に係止されることにより、リテーナのハウジングからの抜け出しが規制される。リテーナが仮係止位置から押し込まれて本係止位置に至ると、本係止凸部が本係止凹部に係止されることにより、リテーナが本係止位置に位置決めされる。
特開2011−34882号公報
ところで、上記従来のコネクタの場合、ハウジングの幅方向両端側の側面に本係止凹部とガイド凸部とが前後に並んで設けられているため、ハウジングの幅方向両端側の側面を成形する部分の金型構造が複雑になるという事情がある。同様に、リテーナの幅方向両端側の側壁部に本係止凸部と仮係止凸部とが前後に並んで設けられているため、リテーナの幅方向両端側の側壁部を成形する部分の金型構造が複雑になるという事情がある。
これに対し、例えば、本係止凹部とガイド凸部とをハウジングにおける別々の壁面に設け、本係止凸部と仮係止凸部とをリテーナにおける別々の壁面に設けることにより、金型構造が部分的に複雑になるのを回避することが可能となる。しかし、リテーナが仮係止位置にある場合に、仮係止凸部とガイド凸部との係止位置及びこれらと本係止凸部との位置関係等が適正に設定されていないと、リテーナが本係止位置に不用意に移動してしまうおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、金型構造が複雑になるのを回避した上、リテーナが本係止位置に不用意に移動するのを防止することを目的とする。
本発明は、幅方向に複数並んで配置されるキャビティを有し、前記キャビティに端子金具が挿入され、幅方向で隣接する前記キャビティ間が隔壁によって仕切られているハウジングと、前記ハウジングに装着され、前記キャビティへの前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置と、前記仮係止位置から押し込まれ、前記キャビティに挿入された前記端子金具の抜けを規制する本係止位置とに移動可能とされるリテーナとを備えたコネクタであって、前記ハウジングの幅方向中央側の部分における前記隔壁には、本係止受部が設けられ、前記ハウジングの幅方向両端側の部分には、仮係止受部が設けられ、前記リテーナの幅方向中央側の部分には、前記仮係止位置にて前記ハウジングの対向する壁面に当接することで前記リテーナの前記本係止位置への移動を規制し、前記本係止位置にて前記本係止受部に係止されることで前記リテーナの前記仮係止位置への戻りを規制する本係止部が設けられ、前記リテーナの幅方向両端側の部分には、前記仮係止位置にて前記仮係止受部に係止されることで前記リテーナの前記ハウジングからの抜け出しを規制する仮係止部が設けられ、前記隔壁には、前記キャビティと同方向に延びて端面に開口するガイド孔が設けられ、前記本係止受部は、前記幅方向で隣接するキャビティのうちの一方のキャビティに開口し、且つ前記ガイド孔に連通する凹形状とされ、前記本係止部は、前記ガイド孔に挿入され、前記本係止位置にて前記本係止受部に進入して係止可能に配置されるところに特徴を有する。
リテーナが仮係止位置にある場合に、ハウジングとリテーナの幅方向中央側の部分においては本係止部がハウジングの対向する壁面に当接することでリテーナの本係止位置への移動が規制されるため、仮係止位置にあるリテーナに対して本係止位置への押し込み力が偶発的に作用したときに、リテーナが本係止位置に移動してしまうのを効果的に防止することができる。とくに、幅方向に長尺のリテーナの場合、仮係止位置にあるリテーナに不用意に本係止位置への押し込み力が付与されると、リテーナの幅方向中央側の部分が突き出るようにリテーナが弓なりに撓んで、仮係止受部と仮係止部との係止状態が解除され易いため、リテーナの幅方向中央側の部分に設けられた本係止部によってリテーナの本係止位置への移動が規制されるメリットは大きい。また、本係止受部と仮係止受部とがハウジングにおける別々の部分に設けられ、本係止部と仮係止部とがリテーナにおける別々の部分に設けられているため、金型構造が部分的に複雑になるのが回避される。
本発明の実施例に係るコネクタの正面図である。 ハウジングに対してリテーナが仮係止位置に保持された状態を示す断面図である。 ハウジングに対してリテーナが本係止位置に保持された状態を示す断面図である。 ハウジングの斜視図である。 ハウジングの平面図である。 ハウジングの正面図である。 図6のA−A線断面図である。 ハウジングの背面図である。 リテーナの斜視図である。 リテーナの正面図である。 図10のB−B線断面図である。 リテーナの背面図である。
以下、本実施形態の好ましい形態を示す。
前記キャビティに前記端子金具が後方から挿入され、前記ハウジングに前記リテーナが前方から装着され、前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に、前記本係止部が前記ハウジングの前面における幅方向中央側の部分に当接することで、前記リテーナの前記本係止位置への移動が規制される。これによれば、仮係止位置にあるリテーナに前方から異物等が干渉した場合に、リテーナが本係止位置に不用意に移動するのを効果的に防止することができる。
<実施例>
実施例に係るコネクタを図面に基づいて説明する。コネクタは、合成樹脂製のハウジング10と、合成樹脂製のリテーナ60と、導電金属製の端子金具90とを備えている。ハウジング10は、図示しない相手ハウジングに嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、相手ハウジングとの嵌合開始時に相手ハウジングの位置する側を前方として説明する。
ハウジング10は、図4、図6及び図7に示すように、略ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の周囲を取り囲む筒状の嵌合筒部12とを有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12とはそれぞれの後端部で連結部13を介して互いに連結されている。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で且つ連結部13の前方には、嵌合時に相手ハウジングの図示しないフード部が進入する嵌合空間14が形成されている。また、ハウジング本体11の外面には、連結部13の前方に、図示しないシールリングが嵌着されている。シールリングは、リテーナ60によって前方への抜けが規制された状態となる。両ハウジングの嵌合時には、ハウジング本体11とフード部との間にシールリングが弾性的に挟み込まれ、これによって両ハウジング間が液密にシールされるようになっている。
図4〜図8に示すように、嵌合筒部12の上部には、幅方向に一対の立壁15が起立して設けられている。両立壁15間で、且つハウジング本体11の上方には、撓み可能なロックアーム16が設けられている。ロックアーム16は、前後方向に延びるアーム本体17と、幅方向に延びてアーム本体17の両側縁と両立壁15の内面とに連結された一対の翼片部18とを有している。アーム本体17は、両翼片部18を支点として上下方向に揺動可能とされている。図7に示すように、アーム本体17の前端部には、ロック孔19が貫通して設けられている。ハウジング10が図示しない相手ハウジングに嵌合されると、ロックアーム16の撓み動作を伴った後、アーム本体17のロック孔19に相手ハウジングの図示しないロック突起が弾性的に嵌まり込み、これによって両ハウジングが嵌合状態に保持されるようになっている。
図2に示すように、ハウジング本体11には、複数(2つ又は3つ以上)のキャビティ21が前後方向に延出して形成されている。図8に示すように、各キャビティ21は、ハウジング本体11において幅方向に一列に並んで配置されている。各キャビティ21の内壁の上面には、撓み可能なランス22が前方へ突出して設けられている。図7に示すように、キャビティ21には端子金具90が挿入され、正規挿入された端子金具90がランス22によって弾性的に抜け止め係止されるようになっている。
図7に示すように、端子金具90は、筒状の箱部91と、箱部91の後方に連なって電線100及びゴム栓200に圧着により接続されるオープンバレル状のバレル部92とを有している。ここで、端子金具90に接続された電線100は、ハウジング本体11の後面から外側に引き出されるようになっている。
また、図2、図4及び図7に示すように、ハウジング本体11には、キャビティ21の前端を部分的に閉じる前壁23が設けられている。前壁23には、前方から図示しない相手端子金具のタブが挿入されるタブ挿入部24が開口して設けられている。タブ挿入部24の前部は、前方へ向けて拡幅する形態とされている。
図2に示すように、ハウジング本体11には、幅方向で隣接するキャビティ21間に、前後方向にほぼ沿った複数の隔壁25が設けられている。各隔壁25の前端は、前壁23に一体に連結されている。そして、幅方向で隣接するキャビティ21間は、隔壁25によって仕切られている。
図2に示すように、ハウジング本体11の幅方向両端部には、幅方向両端側に位置するキャビティ21の外側面を区画する一対の側壁26が設けられている。図4、図6及び図7に示すように、ハウジング本体11の前端側の略上半部には、この略上半部に対応する前壁23、両側壁26及び各隔壁25を切り欠くようにして開放された装着凹部27が設けられている。装着凹部27には、各ランス22が露出して配置され、前方から後述するリテーナ60が装着される。
図2及び図4に示すように、両側壁26には、装着凹部27に臨む前端部に、仮係止受部28が設けられている。仮係止受部28は、装着凹部27に開口し、且つ嵌合空間14からキャビティ21にかけて側壁26を幅方向に貫通する形態とされている。また、側壁26の外面には、前後方向に延びて、後端が仮係止受部28に連通し、前端が側壁26の前面に開口するガイド溝29が設けられている。
図2及び図4に示すように、各隔壁25のうち、幅方向中央を挟んだ両側に位置する一対の隔壁25には、装着凹部27に臨む前端部に、本係止受部31が設けられている。本係止受部31は、隔壁25を挟んで隣接する両キャビティ21のうちの一方のキャビティ21と装着凹部27とに開口する凹状の形態とされている。本係止受部31の前端は、前後方向に関して仮係止受部28の前端とほぼ同じ位置に配置されている。なお、本係止受部31の前端と仮係止受部28の前端とは、いずれも幅方向に沿って配置され、後述する本係止部68と仮係止部73とに係止可能とされている。また、隔壁25の幅方向略中央部には、前後方向に延びて、後端が本係止受部31に連通し、前端が隔壁25の前面に開口するガイド孔32が設けられている。
続いて、リテーナ60について説明する。リテーナ60は、いわゆるフロントリテーナであって、図9に示すように、前壁部61と、前壁部61の外周から後方へ突出する筒状の周壁部62とを有している。前壁部61は、装着凹部27に嵌着されてハウジング本体11の略上半部を覆うことが可能な覆い壁63と、覆い壁63の下方においてハウジング本体11の略下半部が嵌入可能なように開口する開口部64とを有している。
リテーナ60は、覆い壁63がハウジング本体11よりも前方に離間して配置される仮係止位置(図2を参照)と、仮係止位置から後方に押し込まれ、覆い壁63がハウジング本体11の装着凹部27に嵌合して配置される本係止位置(図3を参照)とに移動可能とされている。図1に示すように、覆い壁63の下縁には、本係止位置にてタブ挿入部24との間に環状に連なって図示しないタブの誘い込みをなす複数の凹段部65が設けられている。
図11及び図12に示すように、覆い壁63の後面には、各キャビティ21と対応する位置に、複数の規制片66が突出して設けられている。詳細は図示しないが、リテーナ60が仮係止位置にあるときに、規制片66がランス22の上方に形成された撓み空間33(図7を参照)の前方に退避して配置され、ランス22の撓み動作が許容される。また、リテーナ60が本係止位置に至ったときに、規制片66がランス22の撓み空間33に進入して配置され、ランス22の撓み動作が規制されるようになっている。
図11及び図12に示すように、覆い壁63の後面には、各規制片66を挟んだ両側に、複数の仕切部67が設けられている。各仕切部67は、上下方向にほぼ沿った縦壁状をなし、幅方向に関して各隔壁25と同じ位置に、幅方向に並んで配置されている。
図12に示すように、覆い壁63の後面のうち、幅方向中央の仕切部67を挟んだ両側に位置する両仕切部67の下端部には、一対の本係止部68が設けられている。本係止部68は、規制片66よりも下方で、且つ本係止受部31が設けられた隔壁25と対応する位置に配置され、本係止受部31に進入可能な突状をなしている。図11に示すように、本係止部68の前面は、突出端側へ行くに従って後傾する前側本係止斜面71とされている。一方、本係止部68の後面は、突出端側へ行くに従って前傾する後側本係止斜面72とされている。前側本係止斜面71の傾斜角(前後方向に対する傾斜角)は、後側本係止斜面72の傾斜角よりも急傾斜で構成されている。
また、覆い壁63の後面には、幅方向両端側に位置する両規制片66の外側に、一対の端壁部69が設けられている。両端壁部69は、上下方向にほぼ沿った縦壁状をなし、幅方向に関して両側壁26とほぼ同じ位置に、周壁部62と一体に連結して配置されている。
図12に示すように、覆い壁63の後面のうち、幅方向両端側に位置する両端壁部69の下端部には、一対の仮係止部73が設けられている。仮係止部73は、規制片66よりも下方で、且つ仮係止受部28が設けられた側壁26と対応する位置に配置され、仮係止受部28に進入可能な突状をなしている。また、仮係止部73は、図12に示すように、上下方向に関して本係止部68とほぼ同じ位置に配置され、図11に示すように、前後方向に関して本係止部68よりも後方に配置されている。仮係止部73の前面は、突出端側へ行くに従って後傾する前側仮係止斜面74とされている。一方、仮係止部73の後面は、突出端側へ行くに従って前傾する後側仮係止斜面75とされている。前側仮係止斜面74の傾斜角(前後方向に対する傾斜角)は、後側仮係止斜面75の傾斜角よりも急傾斜で構成されている。そして、前側仮係止斜面74の傾斜角は、前側本係止斜面71の傾斜角とほぼ同一とされ、後側仮係止斜面75の傾斜角は、後側本係止斜面72の傾斜角とほぼ同一とされている。
次に、リテーナ60の装着及び動作について説明する。
ハウジング本体11に前方からリテーナ60を装着する。リテーナ60の装着過程では、周壁部62がハウジング本体11の前端部に外嵌され、両端壁部69がガイド溝29に進入して、両仮係止部73がガイド溝29を摺動する。図2に示すように、リテーナ60が仮係止位置に至るに伴い、仮係止部73が仮係止受部28に弾性的に嵌まり込む。これにより、仮係止部73の前側仮係止斜面74が仮係止受部28の前端に対向して係止可能に配置され、リテーナ60が前方へ抜け出るのが規制される。また、仕切部67がガイド孔32に進入し、本係止部68の後側本係止斜面72がハウジング本体11の幅方向中央側に位置する前壁23の前面に当接可能に配置される。これにより、リテーナ60が本係止位置側となる後方へ移動するのが規制される。
図2に示すように、仮係止位置では、リテーナ60の前端部がハウジング10の前端よりも前方に突出して配置される。このため、リテーナ60の前壁部61に異物が干渉し易く、異物との干渉等の起因する外力がリテーナ60に作用し易いという事情がある。そうすると、例えば、覆い壁63の前面に、異物が干渉して本係止位置側への外力が付与されたときに、リテーナ60の幅方向略中央部が後方へ突き出るようにリテーナ60が弓なりに変形し、リテーナ60の幅方向両端側が外側に拡開し、両仮係止部73と両仮係止受部28との係止状態が解除される懸念がある。
しかるに本実施例の場合、リテーナ60の幅方向略中央部に一対の本係止部68が設けられ、両本係止部68の後側本係止斜面72が、仮係止位置にて対向する前壁23の前面に当接することにより、リテーナ60の幅方向略中央部が本係止位置側へ突き出るように変形するのが防止される。その結果、仮係止部73と仮係止受部28との係止状態が安定して保たれる。
続いて、ハウジング本体11のキャビティ21に後方から端子金具90を挿入する。正規挿入された端子金具90はランス22によってキャビティ21に一次的に抜け止めされる。
次いで、リテーナ60を後方へ強く押圧し、リテーナ60を本係止位置に向けて移動させる。リテーナ60が本係止位置に至る過程では、仮係止部73が仮係止受部28の内部に逃がされるとともに、本係止部68がガイド孔32に圧入状態で弾性的に挿入される。図3に示すように、リテーナ60が本係止位置に至ると、本係止部68がガイド孔32を抜け出て本係止受部31に嵌り込み、本係止部68の前側本係止斜面71が本係止受部31の後端に対向して係止可能に配置される。これにより、リテーナ60が仮係止位置側へ戻る方向となる前方へ移動するのが規制される。また、リテーナ60の両端壁部69の後端が側壁26の前端に当接することにより、リテーナ60が本係止位置よりも後方に移動するのが規制される。そして、リテーナ60が本係止位置に至ることにより、規制片66がランス22の撓み空間33に進入してランス22の撓み動作が規制され、もって端子金具90がキャビティ21に二次的に抜け止めされた状態に保持される。
以上説明したように、本実施例によれば、リテーナ60が仮係止位置にある場合に、ハウジング10とリテーナ60の幅方向中央側の部分においては本係止部68がハウジング10の前壁23に当接することで、リテーナ60の本係止位置への移動が規制されるため、仮係止位置にあるリテーナ60に対して本係止位置への押し込み力が偶発的に作用したときに、リテーナ60が本係止位置に誤って移動してしまうのを効果的に防止することができる。
また、本係止受部31と仮係止受部28とがハウジング10における別々の部分(側壁26と隔壁25)に設けられ、本係止部68と仮係止部73とがリテーナ60における別々の部分(仕切部67と端壁部69)に設けられているため、これら本係止受部31、仮係止受部28、本係止部68及び仮係止部73を成形するための金型構造が格別複雑になることもない。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)仮係止受部は、各隔壁のうち、本係止受部が設けられた隔壁とは異なる隔壁に設けられるものであってもよい。また、仮係止受部は、隔壁と側壁との両方に設けられるものであってもよい。
(2)仮係止部は、各仕切部のうち、本係止部が設けられた仕切部とは異なる仕切部に設けられるものであってもよい。また、仮係止部は、仕切部と端壁部との両方に設けられるものであってもよい。
(3)リテーナがハウジングに対して嵌合方向(前後方向)と交差する方向から差し込まれるサイドリテーナにも本発明を適用することが可能である。
(4)上記実施例とは逆に、仮係止受部が突状をなし、仮係止部が凹状をなすものであってもよい
10…ハウジング
21…キャビティ
25…隔壁
26…側壁
28…仮係止受部
31…本係止受部
60…リテーナ
68…本係止部
73…仮係止部
90…端子金具

Claims (2)

  1. 幅方向に複数並んで配置されるキャビティを有し、前記キャビティに端子金具が挿入され、幅方向で隣接する前記キャビティ間が隔壁によって仕切られているハウジングと、
    前記ハウジングに装着され、前記キャビティへの前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置と、前記仮係止位置から押し込まれ、前記キャビティに挿入された前記端子金具の抜けを規制する本係止位置とに移動可能とされるリテーナとを備えたコネクタであって、
    前記ハウジングの幅方向中央側の部分における前記隔壁には、本係止受部が設けられ、
    前記ハウジングの幅方向両端側の部分には、仮係止受部が設けられ、
    前記リテーナの幅方向中央側の部分には、前記仮係止位置にて前記ハウジングの対向する壁面に当接することで前記リテーナの前記本係止位置への移動を規制し、前記本係止位置にて前記本係止受部に係止されることで前記リテーナの前記仮係止位置への戻りを規制する本係止部が設けられ、
    前記リテーナの幅方向両端側の部分には、前記仮係止位置にて前記仮係止受部に係止されることで前記リテーナの前記ハウジングからの抜け出しを規制する仮係止部が設けられ、
    前記隔壁には、前記キャビティと同方向に延びて端面に開口するガイド孔が設けられ、前記本係止受部は、前記幅方向で隣接するキャビティのうちの一方のキャビティに開口し、且つ前記ガイド孔に連通する凹形状とされ、前記本係止部は、前記ガイド孔に挿入され、前記本係止位置にて前記本係止受部に進入して係止可能に配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記キャビティに前記端子金具が後方から挿入され、前記ハウジングに前記リテーナが前方から装着され、前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に、前記本係止部が前記ハウジングの前面における幅方向中央側の部分に当接することで、前記リテーナの前記本係止位置への移動が規制されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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