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JP6150174B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、ブロック状の本体部(コネクタ本体)を備えた雌コネクタハウジングを備えている。本体部のうち前面から外周面にかけての範囲は、前方から着脱可能なキャップによって構成されている。雌コネクタハウジングは、相手側の雄コネクタハウジングのフード部内に嵌合される。キャップの外周面には、周方向に間隔をあけて計8個の内側リブが突設されている。雌雄両コネクタハウジングの正規嵌合時には、各内側リブがフード部の内周面に当接する。これにより、フード部と本体部との間のがたつきが規制されるようになっている。
特開2009−64719号公報
上記の場合、仮に、内側リブがキャップの前後方向の全長に亘って設けられるとすると、両コネクタハウジングの嵌合過程でフード部と内側リブとの摺動による挿入力の増加を招き、作業性が悪化する懸念がある。一方、仮に、内側リブが、キャップの前後方向の一部、例えば、フード部の奥側の内周面に当接可能となるようにキャップの前端部のみに設けられるとすると、電線の振動等に伴ってフード部内でキャップの後端部が傾動する可能性があり、フード部と本体部とのがたつきを確実に抑えることができないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタ嵌合作業の作業性を低下させることなく、フード部とコネクタ本体とのがたつきを抑えることを目的とする。
本発明は、相手側のフード部内に嵌合されるコネクタ本体を備え、前記コネクタ本体の外周面には、複数のがた詰め部が突設され、各がた詰め部が前記フード部の内周面に当接することで、前記フード部と前記コネクタ本体とのがたつきを抑えることが可能なコネクタであって、前記各がた詰め部は、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向前方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の前方がた詰め部と、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向後方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の後方がた詰め部とからなり、各前方がた詰め部と各後方がた詰め部とは、互いに連続することなく前後に離間し、且つ、互いに周方向に位置ずれしており、前記コネクタ本体の前記嵌合方向前方側の端部に、前記各前方がた詰め部が配置され、前記コネクタ本体の前記嵌合方向後方側の端部に、前記各後方がた詰め部が配置されているところに特徴を有する。
また、本発明は、相手側のフード部内に嵌合されるコネクタ本体を備え、前記コネクタ本体の外周面には、複数のがた詰め部が突設され、各がた詰め部が前記フード部の内周面に当接することで、前記フード部と前記コネクタ本体とのがたつきを抑えることが可能なコネクタであって、前記各がた詰め部は、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向前方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の前方がた詰め部と、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向後方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の後方がた詰め部とからなり、各前方がた詰め部と各後方がた詰め部とは、互いに連続することなく前後に離間し、且つ、互いに周方向に位置ずれしており、前記コネクタ本体は、端子金具が装着されるハウジングとそのハウジングの前記嵌合方向前方側の面及び外周面を覆うように前記ハウジングに装着されるキャップ状のフロント部材とからなり、前記各がた詰め部が、前記フロント部材の外周面に突設されているところに特徴を有する。
各前方がた詰め部と各後方がた詰め部とが互いに連続することなく前後に離間しているため、これらがた詰め部が互いに連続して延びる場合に比べ、フード部と各がた詰め部との摺動による挿入力を小さくすることができ、コネクタ嵌合時の作業性が良好となる。また、各がた詰め部が各前方がた詰め部と各後方がた詰め部のいずれか一方のみからなる場合に比べ、フード部内でコネクタ本体が前後に傾動しにくく、がたつきを抑制する信頼性が高められる。しかも、各前方がた詰め部と各後方がた詰め部とが互いに周方向に位置ずれしているため、これらがた詰め部を、前後両方向に引き抜かれる金型で容易に成形することができ、成形上の困難性も解消される。
また、コネクタ本体の嵌合方向前方側の端部に、各前方がた詰め部が配置され、コネクタ本体の嵌合方向後方側の端部に、各後方がた詰め部が配置されている発明の場合、各前方がた詰め部と各後方がた詰め部との前後の離間距離を、最大限に大きくとることができ、フード部内でコネクタ本体が傾動するのをより確実に抑えることができる。
また、コネクタ本体は、端子金具が装着されるハウジングとそのハウジングの嵌合方向前方側の面及び外周面を覆うようにハウジングに装着されるキャップ状のフロント部材とからなり、各がた詰め部が、フロント部材の外周面に突設されている発明の場合、フロント部材がハウジングに比べて比較的構造が簡単になるため、各がた詰め部を成形する際の自由度を向上させることができる。
本発明の実施例のコネクタにおいて、フード部内にコネクタ本体が正規深さで嵌合された状態を示す断面図である。 フード部内にコネクタ本体が嵌合される途中の状態を示す断面図である。 コネクタ本体の断面図である。 コネクタ本体の正面図である。 ハウジングの断面図である。 フロント部材の正面図である。 フロント部材の平面図である。 フロント部材の底面図である。 フロント部材の側面図である。
<実施例>
本発明の実施例を図1〜図9によって説明する。本実施例のコネクタは、コネクタ本体10を備え、相手側の雄型コネクタハウジング(以下、単に相手ハウジング90という)に嵌合可能とされている。コネクタ本体10は、雌型コネクタハウジング(以下、単にハウジング20という)と、ハウジング20に装着されるフロント部材50とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング20と相手ハウジング90とが嵌合開始時に互いに対向する側を前側とし、上下方向については、図7及び図8を除く各図を基準とする。また、幅方向は、図4及び図6の左右方向と同義である。
相手ハウジング90は合成樹脂製であって、図1及び図2に示すように、機器91側に直結されており、前方に突出するフード部92を備えている。フード部92は、略角筒状をなし、上壁上面にロック突起93が設けられている。フード部92は、内周面の前後方向途中に、詳細には内周面の前後方向中央よりもやや前方に、後方へ向けて縮径する斜面94を有している。フード部92のうち、斜面94を境とする後方の部分は、内周面が前後方向にほぼ凹凸無く連なるストレート面95になっている。そして、フード部92内には、複数の雄タブ96(一つのみ図示)が突出して配置されている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、図5に示すように、略ブロック状のハウジング本体21と、ハウジング本体21の外周を取り囲む筒状の嵌合筒部22と、嵌合筒部22とハウジング本体21とをつなぐ径方向に沿った連結部23とからなる。嵌合筒部22とハウジング本体21との間で、且つ連結部23の前方には、相手側のフード部92が嵌合可能な嵌合空間24が開放して設けられている。
ハウジング本体21には、図4に示すように、複数のキャビティ25が幅方向に並んで設けられている。図5に示すうように、各キャビティ25の内壁下面には、ランス26が前方に突出して設けられている。ランス26は、その後端を支点として撓み変形可能とされている。キャビティ25の内壁下面とランス26との間には、ランス26の撓み動作を許容する撓み空間27が前方に開放して設けられている。
図1及び図2に示すように、ハウジング本体21の各キャビティ25には、後方から端子金具28が挿入される。キャビティ25に端子金具28が正規挿入されると、端子金具28にランス26が弾性的に係止可能に配置される。これにより、端子金具28のキャビティ25からの抜け出しが防止されるようになっている。端子金具28は導電製の金属板を曲げ加工等して成形され、筒状の接続本体部29と、接続本体部29の後方に連なるバレル部30とを有している。接続本体部29には、両ハウジング20、90の嵌合時に、相手側の雄タブ96が挿入接続されるようになっている。また、バレル部30は、電線100の端末部にて被覆101の除去により露出する芯線102に圧着により接続されるワイヤバレル31と、ワイヤバレル31の後方において、電線100の端末部の被覆101に外嵌されたゴム栓105により接続されるインシュレーションバレル32とからなる。ゴム栓105は、キャビティ25の後部の内周面に弾性的に密着するようになっている。
図5に示すように、ハウジング本体21には、ロックアーム33が連結されている。ロックアーム33は、ハウジング本体21の上面から立ち上がる脚部34と、脚部34の上端から前後両方向に延びるアーム本体35とを有している。アーム本体35の前端部には、ロック孔36が上下に貫通して設けられている。両ハウジング20、90の嵌合過程では、アーム本体35がロック突起93と干渉して脚部34を支点として撓み変形させられる。一方、両ハウジング20、90の正規嵌合時には、アーム本体35が復帰方向に弾性変位して、ロック孔36にロック突起93が嵌り込む。これにより、両ハウジング20、90が嵌合状態に保持されるようになっている。なお、図4に示すように、嵌合筒部22の上端部には、ロックアーム33を挟んだ両側に、ロックアーム33の両側面を覆う一対の保護壁37が設けられている。
また、ハウジング本体21の外周面には、脚部34及び連結部23の前方に、シールリングが嵌着されている。図1に示すように、両ハウジング20、90の正規嵌合時には、フード部92とハウジング本体21との間にシールリング38が弾性的に挟持される。これにより、両ハウジング20、90間が液密にシールされるようになっている。
続いて、フロント部材50について説明する。フロント部材50は合成樹脂製であって、全体としてキャップ状をなしている。図6〜図9に示すように、フロント部材50は、上下に沿った板状の前壁部51と、前壁部51の外周縁から後方に突出する周壁部52とからなる。図3及び図4に示すように、フロント部材50は、ハウジング本体21に前方から装着される。フロント部材50がハウジング本体21に装着されると、前壁部51がハウジング本体21の前面を覆い、周壁部52がハウジング本体21の外周面を覆うようになっている。
図6に示すように、前壁部51には、幅方向に間隔をあけて複数の窓孔53が設けられている。図3及び図4に示すように、各窓孔53には、ハウジング本体21の各キャビティ25の前端部39が嵌合可能とされている。図6に示すように、窓孔53の下縁には、窓孔53内に突出する突部54が立設されている。図3に示すように、突部54は、ランス26の前方に配置されている。このため、フロント部材50がハウジング本体21に装着されると、ランス26が突部54に隠れて正面からは見えなくなる(図4を参照)。突部54の突出先端部には、相手側の雄タブ96をキャビティ25に誘い込むためのテーパ面部55が設けられている。
また、前壁部51の後面には、図3に示すように、各窓孔53の直下方の位置から後方へ突出する複数の規制部56が設けられている。規制部56の後端部がランス26の撓み空間27に進入することで、ランス26の撓み動作を規制可能とされている。このため、フロント部材50は、ランス26の撓み動作を規制して端子金具28のキャビティ25からの抜け出しを防止するリテーナ機能を有する。
図6に示すように、周壁部52の外周面のうち、上下両面は、幅方向に長い上下一対の長辺部58とされている。一方、周壁部52の外周面のうち、左右両面は、高さ方向に短い左右一対の短辺部59とされている。また、周壁部52の外周面のうち、四隅に対応する部分は、長辺部58と短辺部59とをつなぐ正面視円弧状の曲面部60とされている。
周壁部52の両短辺部59の内面には、係止部61が突設されている(図6を参照)。フロント部材50がハウジング本体21に装着されると、詳細は図示しないが、各係止部61がハウジング本体21に弾性的に係止可能とされている。これにより、フロント部材50のハウジング本体21からの抜け出しが防止されるようになっている。
さて、図6〜図9に示すように、周壁部52の外周面には、複数のがた詰め部70が突設されている。各がた詰め部70は、周壁部52の外周面に周方向に間隔をあけて配置されている。詳細には、図6に示すように、各がた詰め部70は、周壁部52の両長辺部58に幅方向に間隔をあけて配置されているとともに、周壁部52の両短辺部59に高さ方向に間隔をあけて配置されている。また、図7〜図9に示すように、各がた詰め部70は、前後方向に短く延びるリブ状の形態とされている。各がた詰め部70を前後方向と直交する方向に沿って切った断面は、曲面形状になっている(図6を参照)。
さらに、図7〜図9に示すように、各がた詰め部70は、周壁部52の外周面の前端部(嵌合方向前方の端部)と後端部(嵌合方向後方の端部)とに、前後に連続することなく離間して配置されている。各がた詰め部70のうち、周壁部52の外周面の前端部に位置するものは前方がた詰め部71として構成され、周壁部52の外周面の後端部に位置するものは後方がた詰め部72として構成されている。本実施例の場合、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とはいずれもほぼ同形同大で構成されている。
ところで、図6〜図9に示すように、周壁部52の前端縁には、テーパ状の面取り部73が全周に亘って形成されている。図7〜図9に示すように、各前方がた詰め部71の前面は、面取り部73とほぼ同一の傾斜角で面取り部73に連続する傾斜面74となっている。また、各後方がた詰め部72の後面は、周壁部52の後端縁にほぼ段差く連続する湾曲面75となっている。
図6に示すように、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とは、互いに周方向に位置ずれして配置されている。つまり、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とは、正面視及び背面視で互いに重なり合うことなく配置されている。詳細には、周壁部52の両長辺部58において、図7及び図8に示すように、幅方向で互いに隣接する各前方がた詰め部71間の離間距離L1は、同じく幅方向で互いに隣接する各後方がた詰め部72間の離間距離L2よりも大きく設定されている。周壁部52の両長辺部58に設けられた各がた詰め部70は、両長辺部58の幅方向中央に沿った仮想線L5を挟んだ両側に対をなしてほぼ対称に配置されている。周壁部52の両短辺部59において、図9に示すように、高さ方向で互いに隣接する各前方がた詰め部71間の離間距離L3は、同じく高さ方向で互いに隣接する各後方がた詰め部72間の離間距離L4よりも大きく設定されている。周壁部52の両短辺部59に設けられた各がた詰め部70は、短辺部59の高さ方向中央に沿った仮想線L6を挟んだ両側に対をなしてほぼ対称に配置されている。
次に、本実施例のコネクタの作用効果を説明する。
ハウジング本体21の各キャビティ25に端子金具28を挿入した後、ハウジング本体21にフロント部材50を装着する(図1〜図3を参照)。各キャビティ25に端子金具28が正規挿入されている場合には、フロント部材50の装着動作が妨げられず、各規制部56の後端部が、対応するランス26の撓み空間27に進入する。フロント部材50が正規の装着位置まで装着されると、規制部56によってランス26の撓み動作が規制され、端子金具28がキャビティ25内に確実に抜け止めされる。これにより、ハウジング20にフロント部材50が装着されてなるコネクタ本体10が構築される。一方、図示しないが、各キャビティ25に端子金具28が半挿入状態で留め置かれた場合には、各規制部56の後端部が、対応するランス26と干渉し、フロント部材50が正規の装着位置に至らない。このため、端子金具28が半挿入状態のまま留め置かれる事態が回避される。
続いて、相手側のフード部92内に上述したコネクタ本体10を嵌合する。コネクタ本体10の嵌合過程において、図2に示すように、各端子金具28が相手側の雄タブ96と接触する前に、各前方がた詰め部71がフード部92のストレート面95に当接する。さらにコネクタ本体10の嵌合が進むと、各前方がた詰め部71がフード部92のストレート面95を摺動する。各前方がた詰め部71がフード部92のストレート面95を摺動する間、各端子金具28が相手側の雄タブ96と接触し、且つ、ロックアーム33がロック突起93と干渉して撓み変形させられる。このとき、各前方がた詰め部71がフード部92のストレート面95に当接していることにより、フード部92内におけるコネクタ本体10の遊動が規制される。よって、各端子金具28の接触動作及びロックアーム33の撓み動作が円滑になされる。
その後、コネクタ本体10がフード部92内に正規深さで嵌合される直前に、各後方がた詰め部72がフード部92のストレート面95に当接する。コネクタ本体10がフード部92内に嵌合される過程において、フロント部材50のうち、フード部92の内周面(ストレート面95を含む)を摺動する部分は実質的に各前方がた詰め部71のみとなる。
図1に示すように、コネクタ本体10がフード部92内に正規深さで嵌合されると、各後方がた詰め部72がフード部92のストレート面95の後端部に当接するとともに、各前方がた詰め部71がフード部92のストレート面95の前端寄りの部分に当接する状態となる。このとき、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72は、フード部92のストレート面95にほとんど押し潰されることなく当接している。また、フロント部材50の周壁部52の外周面のうち、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72との間の部分は、フード部92の内周面(ストレート面95を含む)と接触しない状態に保たれる。なお、コネクタ本体10がフード部92内に正規深さで嵌合されるとは、両ハウジング20、90が正規嵌合された状態のことである。既述したように、両ハウジング20、90の正規嵌合時には、両ハウジング20、90がロックアーム33によって嵌合状態に保持され、各端子金具28が相手側の雄タブ96と正規状態で導通接続される。
ところで、仮に、機器91側の振動等によってフード部92とコネクタ本体10とが互いにがたつくと、端子金具28と雄タブ96とが摺動摩耗して、接続信頼性が損なわれるという問題がある。しかし、本実施例の場合、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とがいずれもフード部92のストレート面95に当接しているため、フード部92とコネクタ本体10とが互いにがたつくのが防止される。とくに、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とが前後に間隔をあけてフード部92のストレート面95に当接しているため、ハウジング本体21の後面から引き出された電線100等が前後方向と交差する方向に振られた場合にあっても、その振れ方向にコネクタ本体10がフード部92内で傾動するのが抑制される。したがって、フード部92とコネクタ本体10とのがたつきが確実に抑制され、端子金具28の接続信頼性が確保される。また、がたつき音も発生しない。
以上説明したように、本実施例によれば、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72との間に前後に間隔があけられているため、これらがた詰め部71、72が前後で連続する細長いリブである場合に比べ、フード部92と各がた詰め部70との摺動による挿入力を小さく抑えることができる。したがって、コネクタ嵌合時の作業負担が軽減され、作業性が改善される。
また、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とがフード部92の内周面に対して前後に間隔をあけて当接するため、コネクタ本体10がフード部92内で前後に傾動するのが効果的に防止される。とくに、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とがフロント部材50の周壁部52の外周面における前後両端部に設けられているため、コネクタ本体10がフード部92内で前後に傾動するのがより確実に防止される。したがって、本実施例の場合、フード部92とコネクタ本体10とのがたつきを抑える信頼性の向上を図ることができる。
しかも、コネクタ本体10の外周面には各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とが周方向に位置ずれして配置されているため、これらがた詰め部71、72を、フロント部材50の成形時に前後両方向に引き抜かれる金型によって容易に成形することができる。したがって、成形上の困難性が解消される。とりわけ、各前方がた詰め部71と各後方がた詰め部72とがフロント部材50に設けられているため、ハウジング20に設けられる場合に比べ、成形上の制約が少なく、成形性のさらなる向上を図ることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した本実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)フロント部材は、端子金具のキャビティからの抜け出しを規制するリテーナ機能を有さず、ハウジング本体の前面を覆うフロントマスクとして構成されるものであってもよい。
(2)例えば、コネクタ本体がフロント部材を有しない場合、各がた詰め部はハウジング本体の外周面に突設されるものであってもよい。
(3)両ハウジングの嵌合過程においては、各前方がた詰め部に加えて、各後方がた詰め部もフード部の内周面を摺動する構成であってもよい。
(4)各がた詰め部の突出先端部は先端尖がり状に形成されていてもよい。この場合、各がた詰め部の突出先端部がフード部の内周面に当接して押し潰される構成であってもよい。
10…コネクタ本体
20…ハウジング
28…端子金具
50…フロント部材
52…周壁部
70…がた詰め部
71…前方がた詰め部
72…後方がた詰め部
90…相手ハウジング
92…フード部

Claims (2)

  1. 相手側のフード部内に嵌合されるコネクタ本体を備え、前記コネクタ本体の外周面には、複数のがた詰め部が突設され、各がた詰め部が前記フード部の内周面に当接することで、前記フード部と前記コネクタ本体とのがたつきを抑えることが可能なコネクタであって、
    前記各がた詰め部は、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向前方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の前方がた詰め部と、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向後方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の後方がた詰め部とからなり、
    各前方がた詰め部と各後方がた詰め部とは、互いに連続することなく前後に離間し、且つ、互いに周方向に位置ずれしており、
    前記コネクタ本体の前記嵌合方向前方側の端部に、前記各前方がた詰め部が配置され、前記コネクタ本体の前記嵌合方向後方側の端部に、前記各後方がた詰め部が配置されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 相手側のフード部内に嵌合されるコネクタ本体を備え、前記コネクタ本体の外周面には、複数のがた詰め部が突設され、各がた詰め部が前記フード部の内周面に当接することで、前記フード部と前記コネクタ本体とのがたつきを抑えることが可能なコネクタであって、
    前記各がた詰め部は、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向前方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の前方がた詰め部と、前記コネクタ本体の前記フード部への嵌合方向後方側にて周方向に間隔をあけて配置される複数の後方がた詰め部とからなり、
    各前方がた詰め部と各後方がた詰め部とは、互いに連続することなく前後に離間し、且つ、互いに周方向に位置ずれしており、
    前記コネクタ本体は、端子金具が装着されるハウジングとそのハウジングの前記嵌合方向前方側の面及び外周面を覆うように前記ハウジングに装着されるキャップ状のフロント部材とからなり、前記各がた詰め部が、前記フロント部材の外周面に突設されていることを特徴とするコネクタ。
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