JP5939039B2 - インクジェット画像形成方法 - Google Patents
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Description
一般に印刷物の画質を向上させるためインクの浸透性を上げる技術が知られているが、上記問題を解決するには至っていない。
特許文献3では、普通紙に対しても高い画像濃度で濃度ムラや滲みを生じないようにするため、インクをステキヒトサイズ度が30秒以下の普通紙上に2μL滴下したときの、10秒後の動的接触角を50.0°〜71.1°とすることが開示されている。しかし、該接触角は10秒後の測定値であり、本発明の150msec後とは異なる。
<1> 下記(1)(2)のいずれかの水分散性着色剤、有機溶剤、界面活性剤及び水を含有し、該有機溶剤として、23℃、80%RHにおける平衡水分量が30質量%以上の多価アルコール1種以上、下記一般式(I)で示されるアミド化合物及び下記一般式(II)で示されるオキセタン化合物を含有するインクジェット記録用インクを用いて、自動走査吸液計で測定した接触時間100msecにおける高純水の転移量が5〜20mL/m2であり、かつ接触時間400msecにおける高純水の転移量が5〜30mL/m2である記録紙上に画像を形成する方法であって、
(1)表面に親水基を有する水分散性着色剤
(2)表面に親水基を有するポリマー粒子に顔料を含有させた水分散性着色剤
前記インクを前記記録紙上に2.5μL滴下したときの150msec後の濡れ性γ′cosθを19.0〜24.0の範囲とし、かつ、γ′を26mN/m以下とすることを特徴とするインクジェット画像形成方法。
ただし、γ′は、前記インクの、25℃、50%RHにおける、最大泡圧法による表面寿命150msec時の動的表面張力、θは、25℃、50%RHにおいて、前記インクを前記記録紙上に2.5μL滴下したときの150msec後の接触角である。
<2> 前記有機溶剤として更に、下記式(I)で示されるアミド化合物を含有することを特徴とする<1>に記載のインクジェット画像形成方法。
<4> 前記界面活性剤がフッ素系界面活性剤であることを特徴とする<1>〜<3>のいずれかに記載のインクジェット画像形成方法。
その理由は定かではないが、インクの疎水性−親水性のバランスが記録紙に対して適性になり、記録紙に適度にドットが広がり高速浸透することにより、画像濃度及び文字滲みが向上し再転写性も向上したと推定される。
動的表面張力「γ′」は、例えば、SITA_DynoTester(SITA社製)により測定できる。
また、接触角の測定は滴下150msec後が適切であった。150msecより短い時間では測定誤差が大きく、150msecより長い時間では、インクの浸透がある程度進行して接触角が小さくなってしまい、画像品質との相関がはっきりしなかった。接触角は、例えば、OCAH200:DataPhysics社製)により測定できる。
γ′を26mN/m以下にすることにより、記録紙への濡れ(ドット広がり)及び浸透性が向上するので、ベタ画像均一性が増し画像濃度が向上する。記録紙への浸透性が向上することにより、瞬時に湿潤剤/溶剤/水が浸透するので、再転写性が良好となる。
γ′cosθ又はγ′が上記範囲を外れると、ドットが埋まらずに画像濃度が低下してしまったり、文字滲みが悪化したり、再転写性が劣ってしてしまう。
−有機溶剤−
本発明では、有機溶剤として、前記一般式(I)で示されるアミド化合物及び前記一般式(II)で示されるオキセタン化合物を含有するインクを用いることにより、本発明の課題を解決するためのインク浸透性が良好となる。一般式(I)(II)以外のアミド化合物やオキセタン化合物を用いた場合には使用可能なインクを得ることができない。
インク中の、前記一般式(I)で示されるアミド化合物及び一般式(II)で示されるオキセタン化合物の合計含有量は、1〜50質量%が好ましく、2〜40質量%がより好ましい。含有量が1質量%未満では、浸透性が向上せず画像品質向上効果も得られない。また、50質量%を超えると、インク粘度が上昇して吐出性を損なう可能性がある。
インク中の式(I)で示されるアミド化合物の含有量は、1〜50質量%が好ましく、2〜40質量%がより好ましい。含有量が1質量%未満では、インクの低粘度化効果が得られない。また、50質量%を超えると、記録紙面上での乾燥性に劣り、更に普通紙上の文字品位が低下することがある。
その具体例としては、ジエチレングリコール(bp245℃、43質量%)、トリエチレングリコール(bp285℃、39質量%)、テトラエチレングリコール(bp324〜330℃、37質量%)、1,3−ブタンジオール(bp203〜204℃、35質量%)、グリセリン(bp290℃、49質量%)、ジグリセリン(bp270℃/20hPa、38質量%)、1,2,3−ブタントリオール(bp175℃/33hPa、38質量%)、1,2,4−ブタントリオール(bp190〜191℃/24hPa、41質量%)等が挙げられる。中でも好ましいのは、グリセリンと1,3−ブタンジオールである。
インク中の多価アルコールの含有量は、2〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。含有量が2質量%未満では、インクの保湿効果がなく、吐出安定性が低下し、インク吐出装置維持装置部の廃インク固着防止効果もなくなる。また、30質量%を超えると、紙面上でのカール防止及び乾燥性に劣り、更に普通紙上の文字品位が低下することがある。
平衡水分量(%)
=〔有機溶剤に吸収した水分量/(有機溶剤+有機溶剤に吸収した水分量)〕×100
その例としては、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類、多価アルコールアリールエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン、その他の湿潤剤、などが挙げられる。
前記多価アルコール類としては、例えば、ジプロピレングリコール(bp232℃)、1,5−ペンタンジオール(bp242℃)、プロピレングリコール(bp187℃)、2−メチル−2,4−ペンタンジオール(bp197℃)、エチレングリコール(bp196〜198℃)、トリプロピレングリコール(bp267℃)、ヘキシレングリコール(bp197℃)、ポリエチレングリコール(粘調液体〜固体)、ポリプロピレングリコール(bp187℃)、1,6−ヘキサンジオール(bp253〜260℃)、1,2,6−ヘキサントリオール(bp178℃)、トリメチロールエタン(固体、mp199〜201℃)、トリメチロールプロパン(固体、mp61℃)などが挙げられる。
前記多価アルコールアリールエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノフェニルエーテル(bp237℃)、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどが挙げられる。
前記含窒素複素環化合物としては、例えば、2−ピロリドン(bp250℃、mp25.5℃、47〜48質量%)、N−メチル−2−ピロリドン(bp202℃)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(bp226℃)、ε−カプロラクタム(bp270℃)、γ−ブチロラクトン(bp204〜205℃)などが挙げられる。
前記アミン類としては、例えば、モノエタノールアミン(bp170℃)、ジエタノールアミン(bp268℃)、トリエタノールアミン(bp360℃)、N,N−ジメチルモノエタノールアミン(bp139℃)、N−メチルジエタノールアミン(bp243℃)、N−メチルエタノールアミン(bp159℃)、N−フェニルエタノールアミン(bp282〜287℃)、3−アミノプロピルジエチルアミン(bp169℃)などが挙げられる。
前記含硫黄化合物類としては、例えば、ジメチルスルホキシド(bp139℃)、スルホラン(bp285℃)、チオジグリコール(bp282℃)などが挙げられる。
具体的には、グルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオース、などが挙げられる。
ここで、多糖類とは広義の糖を意味し、α−シクロデキストリン、セルロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用いることとする。また、これらの糖類の誘導体としては、前記した糖類の還元糖{例えば、糖アルコール〔一般式:HOCH2(CHOH)nCH2OH(ただし、nは2〜5の整数を表す)で表される。〕}、酸化糖(例えば、アルドン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ酸などが挙げられる。
これらの中でも、糖アルコールが好ましく、具体例としてはマルチトール、ソルビットなどが挙げられる。
本発明で用いる水分散性着色剤としては、次の第1、第2の形態が挙げられる。
(1)第1形態では、水分散性着色剤は、表面に少なくとも1種の親水基を有し、分散剤の不存在下で水分散性を示す顔料〔以下、「自己分散性顔料」ということもある〕を含有する。
(2)第2形態では、水分散性着色剤は、表面に少なくとも1種の親水基を有するポリマー微粒子に水不溶性乃至水難溶性の顔料を含有させたポリマーエマルジョン(顔料を含有させたポリマー微粒子の水分散物)を含有する。
前記無機顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエロー、カーボンブラックなどが挙げられる。これらの中でも、カーボンブラックが特に好ましい。なお、前記カーボンブラックとしては、例えば、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたものが挙げられる。
カーボンブラックの例としてはPigment Black 7が挙げられ、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ガスブラック、ランプブラックなどがある。その市販品としては、Regal(登録商標)、Black Pearls(登録商標)、Elftex(登録商標)、Monarch(登録商標)、Mogul(登録商標)及びVulcan(登録商標)等のCabot Corporation社の製品が挙げられる。
表面処理した顔料としてはイオン性を有するものが好ましい。イオン性の基としては、例えばカルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基などのアニオン性極性基が挙げられ、好ましくはカルボン酸基やp−アミノ安息香酸基である。この他に、アミド基、スルホンアミド基などでもよい。
具体例としては、−COOM、−SO3M、−PO3HM、−PO3M2、−CONM2、−SO3NM2、−NH−C6H4−COOM、−NH−C6H4−SO3M、−NH−C6H4−PO3HM、−NH−C6H4−PO3M2、−NH−C6H4−CONM2、−NH−C6H−4SO3NM2などが挙げられ、カウンターイオンMとしては、アルカリ金属イオンや四級アンモニムイオンが挙げられる。
本発明では、前記アニオン性官能基や四級アンモニウムイオン等を備える水分散性着色剤を使用することにより、水リッチなインク中でも、水分が蒸発した有機溶剤リッチなインク中でも親和性を発揮し、水分散性着色剤の分散が安定に保てる。
適切なBET比表面積のものがない場合には、顔料を比較的小さい粒径にするために、粉砕処理(例えば、ボールミル粉砕、ジェットミル粉砕、超音波処理)をすれば良い。
インク中の水分散性着色剤の体積平均粒径(D50)は10〜200nmが好ましい。
インク中の水分散性着色剤の含有量は、固形分で1〜15質量%が好ましく、2〜10質量%がより好ましい。含有量が1質量%未満では、インクの発色性及び画像濃度が低くなってしまうことがある。また、15質量%を超えると、インクが増粘して吐出性が悪くなってしまうことがあるし、経済的にも好ましくない。
前記界面活性剤としては、水分散性着色剤の種類や有機溶剤との組合せによって分散安定性が損なわれず、表面張力が低く、浸透性、レベリング性の高いものが好ましく、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤から選択される少なくとも1種が好適である。これらの中でも、フッ素系界面活性剤が特に好ましい。これらの界面活性剤は、1種を単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
フッ素系界面活性剤の種類としては、アニオン系フッ素系界面活性剤、ノニオン系フッ素系界面活性剤、両性フッ素系界面活性剤、オリゴマー型フッ素系界面活性剤などが挙げられる。
前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、などが挙げられる。
前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩などが挙げられる。
前記パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルリン酸エステルの塩などが挙げられる。
前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩などが挙げられる。
これらのアニオン系フッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH4、NH3CH2CH2OH、NH2(CH2CH2OH)2、NH(CH2CH2OH)3などが挙げられる。
これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩などが挙げられるが、特に下記一般式(1)及び一般式(2)で表されるフッ素系界面活性剤が好ましい。
(1)アニオン系フッ素系界面活性剤
また、前記一般式(2)で表される化合物の好ましい例としては、表面張力を下げる能力が高く浸透性が高い等の理由により、次の式a)〜z)の化合物が挙げられる。これらの中でも、有機溶剤と相溶性が良好な式a)〜c)、n)〜v)の化合物が特に好ましい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学株式会社などから容易に入手できる。
前記ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、などが挙げられる。
インクには、浸透性と水への溶解性を両立させるため、浸透剤として炭素数8〜11の非湿潤剤性ポリオール化合物又はグリコールエーテル化合物を少なくとも1種含有させることが好ましい。ここで、非湿潤剤性とは、25℃の水中において0.2〜5.0質量%の間の溶解度を有することを意味する。
浸透剤としては、下記一般式(15)で表される1,3−ジオール化合物が好ましく、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール[溶解度:4.2%(25℃)]、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール[溶解度:2.0%(25℃)]が特に好ましい。
その他の併用できる浸透剤としては、インク中に溶解し、所望の物性に調整できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールクロロフェニルエーテル等の多価アルコールのアルキル及びアリールエーテル類、エタノール等の低級アルコール類、などが挙げられる。
本発明で用いるインクには、必要に応じて水分散性樹脂を使用しても良い。
水分散性樹脂としては、造膜性(画像形成性)に優れ、かつ高撥水性、高耐水性、高耐候性を備えたものが、高耐水性で高画像濃度(高発色性)の画像記録に有用である。その例としては縮合系合成樹脂、付加系合成樹脂、天然高分子化合物などが挙げられる。
前記縮合系合成樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリ(メタ)アクリル樹脂、アクリル−シリコーン樹脂、フッ素系樹脂などが挙げられる。
前記付加系合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルエステル系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、不飽和カルボン酸系樹脂などが挙げられる。
前記天然高分子化合物としては、例えば、セルロース類、ロジン類、天然ゴムなどが挙げられる。
これらの中でも、特にポリウレタン樹脂微粒子、アクリル−シリコーン樹脂微粒子及びフッ素系樹脂微粒子が好ましい。
また、前記水分散性樹脂を2種類以上併用することは全く問題ない。
前記フルオロオレフィン単位としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば−CF2CF2−、−CF2CF(CF3)−、−CF2CFCl−などが挙げられる。
前記ビニルエーテル単位としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、下記〔化33〕で表される基などが挙げられる。
このようなフッ素系樹脂微粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、大日本インキ化学工業社製のフルオネートFEM−500、FEM−600、ディックガードF−52S、F−90、F−90M、F−90N、アクアフランTE−5A;旭硝子社製のルミフロンFE4300、FE4500、FE4400、アサヒガードAG−7105、AG−950、AG−7600、AG−7000、AG−1100などが挙げられる。
前記水分散性樹脂は、ホモポリマーとして使用しても、コポリマーとして使用してもよく、複合系樹脂として使用してもよい。また、単相構造型及びコアシェル型、パワーフィード型エマルジョンのいずれのものも使用できる。
不飽和単量体の乳化重合の場合には、不飽和単量体、重合開始剤、界面活性剤、連鎖移動剤、キレート剤、及びpH調整剤などを添加した水中で反応させて樹脂エマルジョンを得るため、容易に水分散性樹脂を得ることができ、樹脂構成を容易に替えられるため目的の性質を作りやすい。
前記不飽和カルボン酸類としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマール酸、マレイン酸等が挙げられる。
前記芳香族ビニル単量体類としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、4−t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン等が挙げられる。
前記ビニルシアノ化合物単量体類としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
前記アリル化合物単量体類としては、例えばアリルスルホン酸その塩、アリルアミン、アリルクロライド、ジアリルアミン、ジアリルジメチルアンモニウム塩等が挙げられる。
前記オレフィン単量体類としては、例えば、エチレン、プロピレン等が挙げられる。
前記ジエン単量体類としては、例えば、ブタジエン、クロロプレン等が挙げられる。
前記不飽和炭素を持つオリゴマー類としては、例えば、メタクリロイル基を持つスチレンオリゴマー、メタクリロイル基を持つスチレン−アクリロニトリルオリゴマー、メタクリロイル基を持つメチルメタクリレートオリゴマー、メタクリロイル基を持つジメチルシロキサンオリゴマー、アクリロイル基を持つポリエステルオリゴマー等が挙げられる。
前記水分散性樹脂の体積平均粒径(D50)は、分散液の粘度と関係しており、組成が同じものでは粒径が小さくなるほど同一固形分での粘度が大きくなる。インク化した時に過剰な高粘度にならないためにも水分散性樹脂の体積平均粒子径(D50)は50nm以上が好ましい。また、粒径が数十μmになるとインクジェットヘッドのノズル口より大きくなるため使用できない。ノズル口より小さくても、粒子径の大きな粒子がインク中に存在すると吐出性を悪化させる。そこで、インク吐出性を阻害させないために、体積平均粒子径(D50)は200nm以下がより好ましく、150nm以下が更に好ましい。
水分散性樹脂のインク中の含有量は、固形分で、2〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましい。
インクに配合するその他の成分としては特に制限はなく、必要に応じて適宜選択することができ、例えばpH調整剤、抑泡剤(消泡剤)、防腐防黴剤、キレート試薬、防錆剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤、などが挙げられる。
pHが7未満又は11を超えるとインクジェットのヘッドやインク供給ユニットを溶かし出す量が大きく、インクの変質や漏洩、吐出不良などの不具合が生じることがある。
前記アルコールアミン類としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
前記アルカリ金属元素の水酸化物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。
前記アンモニウムの水酸化物としては、例えば、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物などが挙げられる。
前記ホスホニウム水酸化物としては、例えば、第4級ホスホニウム水酸化物などが挙げられる。
前記アルカリ金属の炭酸塩としては、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。
本発明で用いるインクには、その発泡を抑えるため微量の抑泡剤を配合する。ここで発泡とは液体が薄い膜になって空気を包むことである。この泡の生成にはインクの表面張力や粘度等の特性が関与する。即ち、水のように表面張力が高い液体は、液体の表面積をできるだけ小さくしようとする力が働くために発泡し難い。これに対し、高粘度で高浸透性のインクは、表面張力が低いために発泡し易く、溶液の粘性により生成した泡が維持され易く消泡し難い。
通常、抑泡剤は、泡膜の表面張力を局部的に低下させて泡を破壊するか、発泡液に不溶な抑泡剤を発泡液表面に点在させることにより泡を破壊する。インクに表面張力を低下させる働きの極めて強いフッ素系界面活性剤を含有させた場合には、前者の機構による抑泡剤を用いても泡膜の表面張力を局部的に低下させることができない。そのため、後者の発泡液に不溶な抑泡剤が用いるが、この場合、溶液に不溶な抑泡剤によりインクの安定性が低下する。
インク中の抑泡剤の含有量は、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。含有量が0.01質量%未満では抑泡効果が得られないことがあり、10質量%を超えると、抑泡効果が頭打ちになる上に、粘度、粒径等のインク物性に悪影響が出ることがある。
前記キレート試薬としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム等がある。
前記防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライトなどが挙げられる。
前記フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む)としては、例えば、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,9−ビス{1,1−ジメチル−2−〔β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス〔メチレン−3−(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、などが挙げられる。
前記リン系酸化防止剤としては、トリフェニルフォスファイト、オクタデシルフォスファイト、トリイソデシルフォスファイト、トリラウリルトリチオフォスファイト、トリノニルフェニルフォスファイト、等が挙げられる。
前記ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、等が挙げられる。
前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、等が挙げられる。
前記シアノアクリレート系紫外線吸収剤としては、例えば、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート、ブチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート、等が挙げられる。
前記ニッケル錯塩系紫外線吸収剤としては、例えば、ニッケルビス(オクチルフェニル)サルファイド、2,2′−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)−n−ブチルアミンニッケル(II)、2,2′−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)−2−エチルヘキシルアミンニッケル(II)、2,2′−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)トリエタノールアミンニッケル(II)、等が挙げられる。
本発明で用いるインクは、水分散性着色剤、有機溶剤、界面活性剤及び水、更に必要に応じてその他の成分を水性媒体中に分散又は溶解し、更に必要に応じて攪拌混合して製造する。この攪拌混合は、例えば、サンドミル、ホモジナイザー、ボールミル、ペイントシェイカー、超音波分散機等により行うことができ、攪拌混合は通常の攪拌羽を用いた攪拌機、マグネチックスターラー、高速の分散機等で行うことができる。
インクはインクカートリッジ等の容器中に収容して使用しても良い。
本発明で用いるインクは、25℃での粘度が、5〜25mPa・sのものが好ましく、更に好ましくは6〜20mPa・sである。インク粘度を5mPa・s以上とすることにより、印字濃度や文字品位を向上させることができる。また、インク粘度を25mPa・s以下に抑えることにより、吐出性を確保できる。なお、前記粘度は、例えば、粘度計(RE−550L、東機産業社製)を使用して、25℃で測定することができる。
また、本発明で用いるインクは、25℃、50%RHにおける、最大泡圧法による表面寿命150msec時の動的表面張力が26mN/m以下のものが好ましく、更に好ましくは25mN/m以下である。前記動的表面張力を26mN/m以下にすることにより、記録紙への濡れ性及び浸透性が良好となり、画像濃度、文字滲みが向上する。また普通紙の再転写性及び白ポチも改良される。
本発明の画像形成方法は、少なくともインク飛翔工程を含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、刺激発生工程、制御工程等を含む方法により実施できる。
また、本発明の画像形成方法を実施するための画像形成装置は、少なくともインク飛翔手段を有し、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、刺激発生手段、制御手段等を有する。前記インク飛翔工程は前記インク飛翔手段により好適に行うことができる。また、前記その他の工程は、前記その他の手段により好適に行うことができる。
インク飛翔工程は、インクに刺激(エネルギー)を印加し、記録紙上にインクを飛翔させて画像を形成する工程である。この工程で記録紙にインクを飛翔させて画像を形成する方法としては、公知の方法を適宜採用すればよい。その例としては、記録ヘッドを走査する方式のインクジェット記録方法、ライン化された記録ヘッドを用いて、ある枚葉の記録紙に画像記録を行うインクジェット記録方法などが挙げられる。
記録ヘッドの駆動方式には特に限定はなく、PZT等を用いた圧電素子アクチュエータ、熱エネルギーを作用させる方式のアクチュエータ、静電気力を利用したアクチュエータ等を用いたオンディマンド型の記録ヘッド、連続噴射型の荷電制御タイプの記録ヘッドなどが挙げられる。
また、画像形成表面を平滑化したり画像定着する方法として、加熱手段により100〜150℃に加熱し、熱定着させる定着工程を設けても良い。これにより、画像記録物の光沢性及び定着性が向上する。加熱手段としては、加熱された鏡面を持つローラやドラムヒーター等が好適に用いられ、画像形成表面にロールヒーター、ドラムヒーターの鏡面部(平滑部)を接触させることができる。加熱温度は、画像品質、安全性及び経済性を考えると100〜150℃が好ましい。
−表面改質ブラック顔料分散体1の調製−
Cabot Corporation社製Black Pearls(登録商標)1000(BET比表面積343m2/g及びDBPA105mL/100gを有するカーボンブラック)100gとスルファニル酸100ミリモル及びイオン交換高純水1Lを室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。30分後、混合物に少量のイオン交換高純水に溶解された亜硝酸ナトリウム(100ミリモル)をゆっくりと添加した。更に、撹拌しながら60℃に加温し、1時間反応させて、カーボンブッラクにスルファニル酸を付加した改質顔料を生成させた。次いで、10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液(メタノール溶液)でpHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。少なくとも1つのスルファニル酸基又はスルファニル酸テトラブチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分20%の改質顔料分散体を得た。表面処理レベルは0.75mmol/gであり、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は120nmであった。
−表面改質ブラック顔料分散体2の調製−
ProcessAll 4HV ミキサー(4L)に、Cabot Corporation社製Black Pearls(登録商標)880(BET比表面積220m2/g及びDBPA105mL/100gを有するカーボンブラック)500gとイオン交換高純水1L及び4−アミノ安息香酸1モルを投入した。次いで、10分間、60℃に加温しながら300rpmで強く混合した。これに20%亜硝酸ナトリウム水性溶液[4−アミノ安息香酸に基づき1モル当量]を15分間掛けて添加した。60℃に加温しながら、三時間混合撹拌した。上記反応物をイオン交換高純水750mLで希釈しながら取り出した。次いで、10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液(メタノール溶液)で、pHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。少なくとも1つのアミノ安息香酸基又はアミノ安息香酸テトラブチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分20%の改質顔料分散体を得た。表面処理レベルは0.5mmol/gであり、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は104nmであった。
−表面改質ブラック顔料分散体3の調製−
SENSIENT社製のSENSIJET Black SDP2000(顔料固形分14.5%)顔料分散体1kgを0.1NのHCl水溶液で酸析した。次いで、10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液(メタノール溶液)でpHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。少なくとも1つのカルボン酸基、スルフォン酸基又はカルボン酸テトラブチルアンモニウム塩、スルフォン酸テトラブチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分20%の改質顔料分散体を得た。粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は120nmであった。
−表面改質マゼンタ顔料分散体1の調製−
SENSIENT社製SMART Magenta 3122BA(Pigment Red 122表面処理分散体、顔料固形分14.5%)顔料分散体1kgを0.1NのHCl水溶液で酸析した。次いで、10%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液でpHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。少なくとも1つのアミノ安息香酸基又はアミノ安息香酸テトラエチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分20%の改質顔料分散体を得た。粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は104nmであった。
−表面改質シアン顔料分散体1の調製−
SENSIENT社製SMART Cyan 3154BA(Pigment Blue 15:4表面処理分散体、顔料固形分14.5%)顔料分散体1kgを0.1NのHCl水溶液で酸析した。次いで、40%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド溶液(メタノール溶液)でpHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。少なくとも1つのアミノ安息香酸基又はアミノ安息香酸ベンジルトリメチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分20%の改質顔料分散体を得た。粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は116nmであった。
−表面改質イエロー顔料分散体1の調製−
SENSIENT社製SMART Yellow 3074BA(Pigment Yellow 74表面処理分散体、顔料固形分14.5%)10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液(メタノール溶液)でpHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体を得た。少なくとも1つのアミノ安息香酸基又はアミノ安息香酸テトラブチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分20%の改質顔料分散体を得た。粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は145nmであった。
<カーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散体の調製>
−ポリマー溶液Aの調製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを混合し65℃に昇温した。次いで、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を、2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。滴下後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し濃度が50質量%のポリマー溶液Aを800g得た。
ポリマー溶液Aを28gと、C.I.カーボンブラック(デグサ社製、FW100)を42g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及びイオン交換水13.6gを十分に攪拌した後、ロールミルを用いて混練した。得られたペーストを純水200gに投入し、充分に攪拌した後、エバポレータ用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くため、この分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターで加圧濾過し、顔料固形分15質量%、固形分濃度20質量%のカーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散液を得た。この分散液中のポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は104nmであった。
<インクジェット記録用インクの作製>
下記表1に示すように、有機溶剤、湿潤剤、浸透剤、界面活性剤、防カビ剤、及び水を混合し、1時間攪拌して均一に混合した。また、例によっては、更に水分散性樹脂を添加して1時間撹拌した。次いで、水分散性着色剤(顔料分散体)、抑泡剤(消泡剤)、及びpH調整剤を添加して1時間攪拌した。この混合物を平均孔径1.2μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターで加圧濾過し、粗大粒子及びごみを除去して、実施例1〜12及び比較例1〜4の各インクジェット記録用インクを作製した。
*アクリル−シリコーン樹脂エマルジョン:昭和高分子社製、ポリゾールROY631
2、固形分39.9%、平均粒子径171nm、最低造膜温度(MFT)=20℃
*フッ素樹脂エマルジョン:旭硝子社製、ルミフロンFE4300、固形分50%、
平均粒子径150nm、MFT=30℃以下
*KF−643:ポリエーテル変性シリコーン化合物(信越化学工業社製、有効成分
100%)
*ゾニールFS−300:ポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテル(Dupo
nt社製、成分40%)
*サーフィノール104E:アセチレングリコール系化合物(日信化学工業社製、有効
成分50%、エチレングリコール含有)
*ソフタノールEP−7025:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(日本触媒社
製、成分100%)
*Proxel GXL:1,2−ベンゾチアゾリン−3−オンを主成分とする防カビ
剤(アビシア社製、成分20%、ジプロピレングリコール含有)
<粘度(mPa・s)>
インクの粘度は、粘度計(RE−550L、東機産業社製)を使用して、25℃で測定した。
<pH>
インクのpHは、pHメータ計(HM−30R型、TOA−DKK社製)を使用して、25℃で測定した。
<動的表面張力(γ′)>
インクの動的表面張力(γ′)は、最大泡圧法による表面寿命150msec時の動的表面張力を、SITA_DynoTester(SITA社製)により、25℃、50%RHで測定した。
<接触角θ(°)>
下記の記録紙について、接触角測定装置(OCAH200、DataPhysics社製)を使用して、25℃、50%RHで、インクを記録紙上に2.5μL滴下した150msec後の接触角θを測定した。
〔記録紙〕
表中の数値は高純水転移量であり、23±1℃、50±5%RHの環境下で熊谷理機工業社製の自動走査吸液計(DSA)を用いて測定したものである。
上記動的表面張力γ′と上記接触角θから、γ′cosθを算出した。
〔記録紙〕
23±0.5℃、50±5%RHの環境条件下、インクジェット記録装置(リコー社製IPSiO GXe−5500)を用い、インクの吐出量が均しくなるようにピエゾ素子の駆動電圧を変動させ、各記録紙に同じ付着量のインクが付くように設定した。次いで、インクジェット記録装置の印字モードを「普通紙_はやい」に設定し、画像を形成した。
Microsoft Word2000で作成した64point文字「黒四角」の記載のあるチャートを、前記表6に示す各記録紙に打ち出し、印字面の「黒四角」部をX−Rite939で測色し、下記評価基準により判定した。印字モードは、プリンタ添付のドライバで普通紙のユーザー設定より「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」と改変したモードを使用した。
なお、「黒四角」とは、四角を黒く塗り潰した文字(符号)であるが、特許庁で使用禁止のため、止むを得ず「黒四角」と表現したものである。
◎:Black:1.25以上
Yellow:0.8以上
Magenta:1.00以上
Cyan:1.05以上
○:Black:1.20以上、1.25未満
Yellow:0.75以上、0.8未満
Magenta:0.95以上、1.00未満
Cyan:1.00以上、1.05未満
△:Black:1.15以上、1.20未満
Yellow:0.70以上、0.75未満
Magenta:0.90以上、0.95未満
Cyan:0.95以上、1.00未満
×:Black:1.15未満
Yellow:0.70未満
Magenta:0.90未満
Cyan0.95未満
Microsoft Word2000(Microsoft社製)で作成した12point文字の記載のあるチャートを、前記表6に示す各記録紙に打ち出し、下記評価基準により判定した。印字モードは、プリンタ添付のドライバで普通紙のユーザー設定より「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」と改変したモードを使用した。
〔評価基準〕
○:滲みが見られない
△:僅かに滲みが見られる
×:滲みが見られる
画像濃度の場合と同様にして、「黒四角」のあるチャートを各記録紙に打ち出した直後(5秒後)に、JIS L0803 綿3号を印字部位に押し当て、2kgの荷重ローラーを転がし、綿布へのインク付着汚れを目視で観察して、綿布付着汚れを下記評価基準により判定した。
〔評価基準1〕
◎:全くインク付着なし
○:数箇所に0.1mm径以下のインク付着あり
△:十数箇所に1mm径以下のインク付着あり
×:全面にインク付着あり
Claims (4)
- 下記(1)(2)のいずれかの水分散性着色剤、有機溶剤、界面活性剤及び水を含有し、該有機溶剤として、23℃、80%RHにおける平衡水分量が30質量%以上の多価アルコール1種以上、下記一般式(I)で示されるアミド化合物及び下記一般式(II)で示されるオキセタン化合物を含有するインクジェット記録用インクを用いて、自動走査吸液計で測定した接触時間100msecにおける高純水の転移量が5〜20mL/m2であり、かつ接触時間400msecにおける高純水の転移量が5〜30mL/m2である記録紙上に画像を形成する方法であって、
(1)表面に親水基を有する水分散性着色剤
(2)表面に親水基を有するポリマー粒子に顔料を含有させた水分散性着色剤
前記インクを前記記録紙上に2.5μL滴下したときの150msec後の濡れ性γ′cosθを19.0〜24.0の範囲とし、かつ、γ′を26mN/m以下とすることを特徴とするインクジェット画像形成方法。
ただし、γ′は、前記インクの、25℃、50%RHにおける、最大泡圧法による表面寿命150msec時の動的表面張力、θは、25℃、50%RHにおいて、前記インクを前記記録紙上に2.5μL滴下したときの150msec後の接触角である。
- 前記水分散性着色剤が、ブラック顔料、シアン顔料、マゼンタ顔料、イエロー顔料又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット画像形成方法。
- 前記界面活性剤がフッ素系界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット画像形成方法。
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