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JP4971754B2 - 水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は水性インク、かかる水性インクを用いたインクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録方式に用いるインクには、高画質を達成するために、高い画像濃度(OD値)を与えるインクとすることが求められている。又、高速化を達成するために、連続して記録を行う場合でも記録媒体の汚れがない、即ち定着性に優れたインクが求められている。
これまでに、画像濃度を高めることを目的として種々の技術が提案されている。例えば、発色性に優れた色材を用いる技術や、インク組成を工夫することにより、色材の会合状態や凝集性を高め、記録媒体の表面により多くの色材を残す技術等が挙げられる。
又、インクの記録媒体への浸透やにじみをコントロールする技術として、インクの動的表面張力に着目した提案がある。例えば、〔寿命時間0m秒における動的表面張力(dyne/cm)+粘度(cp)〕=42〜49とすることで、乾燥性に優れたインクとすることに関する提案がある(特許文献1参照)。又、動的表面張力の時間変化率の最大値が0.2mN/m/s以上0.4mN/m/s以下のインクに関する提案がある(特許文献2参照)。又、寿命時間10m秒における動的表面張力が25〜50mN/mであり、動的表面張力の最大値と最小値の差が5mN/m以下であるインクに関する提案がある(特許文献3参照)。又、乾燥粘度が100mPa・s以下であり、寿命時間10m秒における動的表面張力が45mN/m以上、寿命時間1000m秒における動的表面張力が35mN/m以下であるインクに関する提案がある(特許文献4参照)。
特登録2516218号公報 特開2003−238851号公報 特開2005−200566号公報 特開2003−231838号公報
しかし、従来の画像濃度を高める技術においては、色材の特性をコントロールすることが主流である。このため、インクの浸透と共に色材が会合や凝集を起こし易い記録媒体、即ち、目が粗く、空隙が多い記録媒体を用いる場合、画像濃度が充分に得られないことがあった。つまり、様々な記録媒体の種類に対して、記録媒体の表面により多くの色材を存在させることで、高い画像濃度を得ることがひとつの課題として挙げられる。
又、高い画像濃度を得る他の技術として、インクの記録媒体への浸透を抑えて、色材を記録媒体の表面に多く存在させることで、画像濃度を高めるという方法がある。しかし、特に目が細かく、空隙が少ない記録媒体を用いる場合、上記したような技術を用いても、インクの定着性は満足できるものではなかった。つまり、様々な記録媒体の種類に対して、インクの定着性を高めることが他の課題として挙げられる。
本発明者らは上記した課題を解決するために、画像形成のメカニズムを解析することで、これらの課題を解決するための支配的な技術要素を見出すことに注力した。その結果、インクが記録媒体上で蒸発を始めてから定着し終わるまでの、インクの記録媒体への浸透速度をコントロールすることが重要であることを知見した。
従って、本発明の目的は、インクの物性における新規な条件を見出し、インクジェット用のインクとして、高い画像濃度を与え、且つ、優れた定着性を与える水性インク(以下、単に「インク」と呼ぶこともある)を提供することにある。又、本発明の別の目的は、かかる水性インクを用いた水性インクを用いたインクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置を提供することにある。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明にかかる水性インクは、少なくとも、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、及び色材を含有する水性インクにおいて、前記界面活性剤が、グリフィン法により求められるHLB値が12.9以上15.5以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、前記水性インクの、最大泡圧法による寿命時間50m秒における動的表面張力が、49mN/m以上であり、且つ、最大泡圧法による寿命時間5000m秒における動的表面張力が、38mN/m以下であることを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかるインクジェット記録方法は、インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、前記インクが、上記構成の水性インクであることを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかるインクカートリッジは、インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジにおいて、前記インクが、上記構成の水性インクであることを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかる記録ユニットは、インクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えた記録ユニットにおいて、前記インクが、上記構成の水性インクであることを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかるインクジェット記録装置は、インクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置において、前記インクが、上記構成の水性インクであることを特徴とする。
本発明によれば、高い画像濃度を与え、且つ、優れた定着性を与える水性インクを提供することができる。又、本発明の別の実施態様によれば、かかる水性インクを用いたインクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置を提供することができる。
以下に、発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。尚、本発明における動的表面張力は、25℃において測定した値である。
本発明の技術思想の1つは、画像濃度を高めるために、インクが記録媒体に付与されてから、インクの蒸発等によりインクの状態変化(インクの粘度の上昇、色材の会合や凝集)が起こるまでの時間において、インクの動的表面張力を一定値以上保つことにある。その結果、インクの記録媒体への浸透が抑制され、色材を記録媒体の表面に効果的に存在させることができる。
又、本発明の別の技術思想は、インクの定着性を高めるために、インクが記録媒体に付与されてからある程度の時間が経過した後に、インクの寿命時間の変化を通して、インクの表面張力を一定値まで下げることにある。
これまでにも、上記した特許文献1〜4のように、動的表面張力に着目したインクに関する提案がいくつかなされている。しかし、これらの何れの技術においても、インクが記録媒体に付与されてから浸透するまでの過程において、色材がどのような状態変化を起こしているかについては全く検討がなされていない。つまり、特許文献1〜4に記載された技術のように、記録媒体において起きている現象を考慮していない、即ち、単なるインクの物性を規定することだけでは、本発明者らが求める高い画像濃度を得ることはできない。
例えば、特許文献1及び2に記載された技術は、短い寿命時間の間に、いかにインクの表面張力を下げ、記録媒体への浸透性を高めるかということに関する技術である。そして、これらの技術においては、インクが記録媒体に付与された直後の動的表面張力が、画像形成にどのような影響を与えているかということについては全く検討がなされていない。そのため、特許文献1及び2に記載されたインクを用いても、上記した本発明の目的を達成することは不可能であると言える。
又、特許文献3及び4においては、寿命時間10m秒における動的表面張力、及び、動的表面張力が変化する値を規定している。そこで、本発明者らは、特許文献3及び4に記載された条件を満たすインクを調製し、かかるインクを用いて形成した画像における画像濃度を測定した。その結果、本発明者らが求めるレベルの画像濃度を得ることはできなかった。これは、寿命時間10m秒ではインクの蒸発がほとんど起こらず、記録媒体上で画像濃度を高めることができる程度のインクの状態変化(インクの粘度の上昇、色材の会合や凝集)が起きていないためである。つまり、特許文献3及び4に記載された技術においては、記録媒体上におけるインクの状態変化が全く考慮されておらず、寿命時間10m秒におけるの動的表面張力の値は、画像濃度を高めるということに関しては何の意味もなさない値であると言える。
又、特許文献4における、寿命時間10msでの動的表面張力が45mN/mという値は、特に、目が粗く、空隙が多い記録媒体においてインクの浸透を抑制するには低いものである。この点からしても、特許文献4に記載された技術は、インクの記録媒体への浸透速度をコントロールし、にじみ過ぎず適度な浸透性を有するインクとすること目的としたものである。本発明者らが、特許文献4に記載のインクについて検討を行った結果、かかるインクでは画像濃度及び定着性が十分に得られないことがわかった。
本発明者らは、上記した本発明の目的を達成するためには、動的表面張力が寿命時間によって変化するインクが記録媒体に付与された直後の動的表面張力の値が画像特性に与える影響を考慮して、インクの動的表面張力の値を規定することが必要であると認識した。
本発明者らが、インクの蒸発、記録媒体への浸透の挙動についての検討を行った結果、記録媒体の表面に効果的に色材を存在させるためには、以下のことが必要であることを見出した。即ち、インクが記録媒体に付与されてから、画像濃度を高めることができる程度のインクの状態変化(インクの粘度の上昇、色材の会合や凝集)が起きるまで、インクの動的表面張力を高く保ち、インクを記録媒体に浸透させないことが必要である。そして、そのためには、少なくとも寿命時間50m秒において、インクの動的表面張力を49mN/m以上に保てば良いことを見出した。更には、長い寿命時間における動的表面張力を下げること、具体的には寿命時間50m秒及び5000m秒における動的表面張力の値の差を大きくすることで、高い画像濃度と優れたインクの定着性を両立することができることを見出し、本発明を為すに至った。
本発明にかかるインクは、動的表面張力が寿命時間と共に変化するインクであって、最大泡圧法による寿命時間50m秒におけるインクの動的表面張力が、49mN/m以上であることを特徴とする。これは、インクが記録媒体に付与されてから、画像濃度を高めることができる程度のインクの状態変化が起きる時間、即ち、最大泡圧法による寿命時間50m秒におけるインクの動的表面張力が、49mN/m以上であることを意味する。本発明にかかるインクは、後述するように、最大泡圧法による寿命時間5000m秒におけるインクの動的表面張力が、38mN/m以下であることを特徴とする。
寿命時間50m秒における動的表面張力の値が、画像濃度及び定着性にどのような影響を与えるかについて、以下に説明する。
図1は、インクの動的表面張力が変化する状態の一例を示す図である。図1において、(1)は時間変化を通して49mN/m以上の高い動的表面張力を維持するインクである。(2)及び(3)は寿命時間50m秒における動的表面張力が49mN/m以上と高く、時間変化と共に動的表面張力が低下するインクである。ここで、(3)のインクの動的表面張力は時間変化と共に更に大きく変化し、寿命時間5000m秒における動的表面張力が38mN/m以下となる。(4)は、極短い寿命時間における動的表面張力は49mN/m以上と高いが、時間変化と共に動的表面張力が大きく変化し、寿命時間50m秒における動的表面張力は49mN/mより低くなり、その後も時間変化と共に動的表面張力が低下するインクである。(5)は極短い寿命時間からすでに動的表面張力が低く、その後も時間変化と共に動的表面張力が低下するインクである。
上記したような動的表面張力変化の特性を有する各インクは、寿命時間50m秒の時点での記録媒体におけるインクの状態がそれぞれ異なる。図1の(1)、(2)及び(3)のインクは、寿命時間50m秒における動的表面張力が49mN/m以上である。ここで、寿命時間50m秒における動的表面張力を49mN/m以上とすることで、目が粗く、空隙が多い記録媒体、即ち、浸透性が高い記録媒体であっても、インクの記録媒体への浸透を抑制することができる。本発明者らの検討によると、これは以下のようなメカニズムによるものと考えられる。つまり、画像濃度を高めることができる程度のインクの状態変化(インクの粘度の上昇、色材の会合や凝集)が起きる時間、即ち、インクが記録媒体に付与されてから50m秒経った時点で、インクの動的表面張力を49mN/m以上に保つ。これにより、記録媒体の表面に色材を効果的に存在させることができる。前記したメカニズムにより、(1)、(2)及び(3)のような特性を有するインクは、目が粗く、空隙が多い記録媒体、即ち、浸透性が高い記録媒体であっても、高い画像濃度を得ることができる。
一方、(4)及び(5)のインクは、インクが記録媒体に付与されてから50m秒が経過する以前に、動的表面張力が49mN/mより低くなっている。ここで、このようなインクを、目が粗く、空隙が多い、即ち、浸透性が高い記録媒体に付与する場合、インクの状態変化(インクの粘度の上昇、色材の会合や凝集)が起きる前にインクの記録媒体への浸透が開始する。その結果、記録媒体の表面に色材を効果的に存在させることができない。つまり、(4)及び(5)のような特性を有するインクは、目が粗く空隙が多い記録媒体、即ち、浸透性が高い記録媒体を用いる場合、画像濃度が低くなる。
つまり、最大泡圧法による寿命時間50m秒における、インクの動的表面張力を49mN/m以上とする。これにより、目が粗く、空隙が多い記録媒体、即ち、浸透性が高い記録媒体であっても、色材を有効に記録媒体の表面に存在させることができ、高い画像濃度が得られる。
又、インクの定着性を向上する、つまり、定着速度を高めるためには、時間変化と共にインクの動的表面張力が低下することが好ましい。更には、最大泡圧法による寿命時間5000m秒における動的表面張力が38mN/m以下であることが好ましい。これは、寿命時間5000m秒における動的表面張力が38mN/m以下であれば、目が細かく、空隙が少ない記録媒体であっても、記録媒体の表面に存在する余剰の液体成分の記録媒体への浸透速度を高くでき、定着速度を高くできるためである。従って、図1における、高い画像濃度が得られる(1)、(2)及び(3)のインクについて、定着速度を高くするためには、動的表面張力が低下する(2)及び(3)のインクが好ましい。このため、本発明においては、寿命時間5000m秒における動的表面張力が38mN/m以下である(3)のインクが好ましい。
更には、最大泡圧法による寿命時間50m秒、及び寿命時間5000m秒における動的表面張力の差を大きく、具体的には、15mN/m以上とすることが好ましい。このことにより、多様な記録媒体の種類に対して、高い画像濃度と優れたインクの定着性を両立することができる。
ここで、本発明において動的表面張力の測定に用いている最大泡圧法について説明する。最大泡圧法とは、測定する液体中に浸したプローブ(細管)の先端部分で形成された気泡を放出するために必要な最大圧力を測定して、この最大圧力から表面張力を求める方法である。又、寿命時間は、最大泡圧法において、プローブの先端部分で気泡を形成する際に、気泡が先端部分から離れた後に新しい気泡の表面が形成された時点から、最大泡圧時(気泡の曲率半径とプローブ先端部分の半径が等しくなる時点)までの時間である。
尚、最大泡圧法による寿命時間5000m秒における動的表面張力は、一般に用いられる静的表面張力、即ち、Wilhelmy法(プレート法)による表面張力の値と比較して高い値となる。静的表面張力の規定では、画像濃度及び定着性が共に優れるという特性を十分に反映することができない場合がある。このため、本発明においては、静的表面張力ではなく、最大泡圧法による寿命時間50m秒及び寿命時間5000m秒における動的表面張力をコントロールすることが必要である。
<インク>
本発明にかかるインクは、インク中の浸透剤、つまり界面活性剤や水溶性有機溶剤の種類及び含有量を適切に組み合わせ、上記で説明した動的表面張力の特性を持つことを特徴とする。それ以外は、従来のインクと同様の構成とすればよい。下記に、本発明にかかるインクを構成する各成分について説明する。
(浸透剤)
本発明にかかるインクは、浸透剤として、界面活性剤及び水性有機溶剤を含有することが必要である。更に、インクが上記で説明した動的表面張力の特性を有するように調整されていることが必要である。インクに上記したような動的表面張力の特性を持たせるための浸透剤は、以下のものを用いることができる。勿論、本発明はこれに限られるものではない。
〔界面活性剤〕
ノニオン性界面活性剤は、以下のものを用いることができる。ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック共重合体、アセチレングリコール系界面活性剤等。
アニオン性界面活性剤は、以下のものを用いることができる。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩等。アルファスルホ脂肪酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン酸塩、アルキルテトラリンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等。
両性界面活性剤は、以下のものを用いることができる。アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド等のカチオン性界面活性剤、アルキルカルボキシベタイン等。
上記した界面活性剤の中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いることが特に好ましい。更には、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素原子の数が12乃至18であることが好ましく、特には、アルキル基が、ラウリル基、セチル基、又はオレイル基であることが好ましい。
本発明においては、グリフィン法により求められる界面活性剤のHLB値が、8.0以上15.5以下、更には9.0以上14.0以下、特には9.0以上13.6以下であることが好ましい。界面活性剤のHLB値が8.0未満である場合、水に対する界面活性剤の溶解性が低いため、インクに溶けにくく、インク滴の表面に界面活性剤が偏在する場合がある。又、界面活性剤のHLB値が15.5を上回る場合、インクの動的表面張力の変化が小さくなり、本発明の効果を十分に得られない場合がある。
インク中の界面活性剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.10質量%以上0.75質量%以下であることが好ましい。含有量が0.10質量%未満である場合、インクの5000m秒における動的表面張力を下げることが難しい場合がある。又、含有量が0.75質量%を上回る場合、インクの50m秒における動的表面張力を上げることが難しい場合がある。更に、含有量が多すぎると、色材として顔料を用いる場合に、インク中に過剰に存在する界面活性剤が顔料に作用する場合がある。この結果、顔料の分散特性や凝集特性に影響を与え、蒸発等によるインクの状態変化(インクの粘度の上昇、顔料の会合や凝集)が起こる場合がある。
〔水溶性有機溶剤〕
水溶性有機溶剤は、インクが上記で説明した動的表面張力の特性を有するように調整されていれば、特に限定されるものではない。本発明にかかるインク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、3.0質量%以上50.0質量%未満であることが好ましい。水溶性有機溶剤は、具体的には、以下のものを用いることができる。
エタノール、イソプロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール等の炭素原子数1乃至6のアルコール類。N,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミド等のカルボン酸アミド類。アセトン、メチルエチルケトン、2−メチル−2−ヒドロキシペンタン−4−オン等のケトン類。ケトアルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類。グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2−又は1,3−プロピレングリコール、1,2−又は1,4−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類。1,3−ブタンジオール、1,2−又は1,5−ペンタンジオール、1,2−又は1,6−ヘキサンジオール、ジチオグリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン等の多価アルコール類。エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノエチル(又はブチル)エーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類。2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチルモルホリン等の複素環類。ジメチルスルホキシド等の含硫黄化合物類。
上記した中でも、グリセリン、エチレングリコール、2−ピロリドン等を用いることが特に好ましい。又、浸透性が高い水溶性有機溶剤である、エタノール、2−プロパノール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール等のアルコール類、アルキレングリコール類を用いることが好ましい。
(水)
本発明にかかるインクは、インクを安定して吐出するために適切な粘度を有し、且つ、ノズル先端における目詰まりが抑制されたインクとするために、水を含有することが好ましい。水は脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、30.0質量%以上90.0質量%以下であることが好ましい。
(色材)
本発明にかかるインクに用いることができる色材は、水性インクとして用いることのできる色材であれば、特に限定されるものではない。例えば、水溶性染料又は顔料を用いることができる。インク中の色材の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.1質量%以上15.0質量%以下、更には1.0質量%以上10.0質量%以下であることが好ましい。
〔顔料〕
本発明にかかるインクに用いることができる顔料は、カーボンブラックや有機顔料等が挙げられる。顔料は、その分散方式にかかわらず用いることができる。例えば、分散剤を用いる樹脂分散タイプの顔料(樹脂分散型顔料)や、界面活性剤分散タイプの顔料を用いることができる。又、顔料そのものの分散性を高め、分散剤等を用いることなく分散可能とした顔料を用いることができる。例えば、マイクロカプセル型顔料、顔料粒子の表面に親水性基を導入した自己分散タイプの顔料(自己分散型顔料)、顔料粒子の表面に高分子を含む有機基を化学的に結合した顔料(ポリマー結合型自己分散型顔料)を用いることができる。勿論、これらの分散方法の異なる顔料を組み合わせて用いることもできる。
本発明においては、インクが記録媒体に付与されてから、インクの蒸発等によりインクの状態変化(インクの粘度の上昇、色材の会合や凝集)が起こり易いため、顔料を用いることがより好ましい。又、樹脂分散型顔料は、界面活性剤等が樹脂に吸着し易いため、インクの動的表面張力の変化が生じにくくなる場合がある。このため、上記した自己分散型顔料やポリマー結合型自己分散型顔料を含む、自己分散型顔料を用いることが好ましい。
[自己分散型顔料]
自己分散型顔料は、親水性基が直接又は他の原子団を介して顔料粒子の表面に化学的に結合したものを用いることが好ましい。前記親水性基が、−COOM、−SOM、及び−POHM(Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである)からなる群から選ばれるものであることが好ましい。又、前記他の原子団が、炭素原子数1乃至12のアルキレン基、置換若しくは未置換のフェニレン基、又は置換若しくは未置換のナフチレン基であることが好ましい。
その他にも、次亜塩素酸ソーダで酸化処理する方法、水中オゾン処理で酸化する方法、オゾン処理を施した後に酸化剤により湿式酸化して顔料粒子の表面を改質する方法等によって得られる、表面酸化処理タイプの自己分散型顔料を用いることもできる。
[ポリマー結合型自己分散型顔料]
本発明においては、顔料そのものの分散性を高め、分散剤等を用いることなく分散可能とした、ポリマー結合型自己分散型顔料を用いることができる。このポリマー結合型自己分散型顔料は、顔料粒子の表面に直接又は他の原子団を介して化学的に結合した官能基と、イオン性モノマー及び疎水性モノマーとの共重合体との反応物を含むものであることが好ましい。このような構造を有する顔料は、顔料粒子の表面を改質する際に用いる共重合体を構成するイオン性モノマー及び疎水性モノマーの共重合比を適宜に変化することができるため、顔料の親水性を調整することができるので好ましい。更には、イオン性モノマー及び疎水性モノマーの種類や、これらのモノマーの組み合わせを選択することができるため、顔料粒子の表面に様々な特性を付与することもできるので、この点からも好ましい。
[樹脂分散型顔料]
樹脂分散型顔料は、アニオン性基の作用によって顔料を分散することができる分散剤を用いることが好ましい。分散剤の重量平均分子量は、1,000以上30,000以下、更には3,000以上15,000以下であることが好ましい。分散剤は、具体的には、以下のものを用いることができる。
スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体等。スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体等。スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸−マレイン酸ハーフエステル共重合体等。ベンジルメタクリレート−メタクリル酸共重合体等。又はこれらの共重合体の塩等。
[カーボンブラック]
ブラックインクに用いる顔料は、カーボンブラックであることが好ましい。カーボンブラックは、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックを用いることができる。具体的には、以下のものを用いることができる。
レイヴァン:1170、1190ULTRA−II、1200、1255、1250、1500、2000、3500、5000、5250、5750、7000等(コロンビア製)。ブラックパールズL、リーガル:330R、400R、660R、モウグルL、モナク:700、800、880、900、1000、1100、1300、1400、ヴァルカンXC−72R等(キャボット製)。カラーブラック:FW1、FW2、FW2V、FW18、FW200、S150、S160、S170、プリンテックス:35、U、V、140U、140V、スペシャルブラック:4、4A、5、6等(デグッサ製)。No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA7、MA8、MA100、MA600等(三菱化学製)。又、マグネタイトやフェライト等の磁性体微粒子等、チタンブラック等を用いることもできる。
[有機顔料]
カラーインクに用いる顔料は、有機顔料であることが好ましい。有機顔料は、具体的には、以下のものを用いることができる。
トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、ピラゾロンレッド等の不溶性アゾ顔料。リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の水溶性アゾ顔料。アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体。フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料。キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料。ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料。イソインドリノンイエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料。ベンズイミダゾロンイエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料。ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料。インジゴ系顔料。縮合アゾ系顔料。チオインジゴ系顔料。フラバンスロンイエロー、アシルアミドイエロー、キノフタロンイエロー、ニッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等。
又、有機顔料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと、具体的には、以下のものを用いることができる。
C.I.ピグメントイエロー:12、13、14、17、20、24、74、83、86、93、109、110、117、120、125、128、137、138、147、148、151、153、154、166、168等。C.I.ピグメントオレンジ:16、36、43、51、55、59、61等。C.I.ピグメントレッド:9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240等。C.I.ピグメントバイオレット:19、23、29、30、37、40、50等。C.I.ピグメントブルー:15、15:3、15:1、15:4、15:6、22、60、64等。C.I.ピグメントグリーン:7、36等。C.I.ピグメントブラウン:23、25、26等。
〔染料〕
本発明にかかるインクに用いることができる染料は、直接染料、酸性染料、反応性染料、塩基性染料等が挙げられる。又、カラーインデックスに記載されていない染料であっても、水溶性を有するものであれば用いることができる。染料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと、具体的には、以下のものを用いることができる。
〔イエロー染料〕
C.I.ダイレクトイエロー:8、11、12、27、28、33、39、44、50、58、85、86、87、88、89、98、100、110、132等。C.I.アシッドイエロー:1、3、7、11、17、23、25、29、36、38、40、42、44、76、98、99等。C.I.リアクティブイエロー:2、3、17、25、37、4等。C.I.フードイエロー:3等。
〔マゼンタ染料〕
C.I.ダイレクトレッド:2、4、9、11、20、23、24、31、39、46、62、75、79、80、83、89、95、197、201、218、220、224、225、226、227、228、229、230等。C.I.アシッドレッド:6、8、9、13、14、18、26、27、32、35、42、51、52、80、83、87、89、92、106、114、115、133、134、145、158、198、249、265、289等。C.I.フードレッド:87、92、94等。C.I.ダイレクトバイオレット107等。
〔シアン染料〕
C.I.ダイレクトブルー:1、15、22、25、41、76、77、80、86、90、98、106、108、120、158、163、168、199、226、307等。C.I.アシッドブルー:1、7、9、15、22、23、25、29、40、43、59、62、74、78、80、90、100、102、104、112、117、127、138、158、161、203、204、221、244等。
〔ブラック染料〕
C.I.ダイレクトブラック:17、19、22、31、32、51、62、71、74、112、113、154、168、195等。C.I.アシッドブラック:2、48、51、52、110、115、156等。C.I.フードブラック:1、2等。
(その他の添加剤)
本発明にかかるインクは、上記した成分以外にも必要に応じて、尿素やエチレン尿素等の含窒素化合物、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防カビ剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤等の種々の添加剤を含有してもよい。
<インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置>
次に、インクジェット記録装置の一例について以下に説明する。先ず、熱エネルギーを利用したインクジェット記録装置の主要部である記録ヘッドの構成の一例を図2及び図3に示す。図2は、インク流路に沿った記録ヘッド13の断面図であり、図3は図2のA−B線での切断面図である。記録ヘッド13はインクを通す流路(ノズル)14を有するガラス、セラミック、シリコン又はプラスチック板等と発熱素子基板15とを接着して得られる。
発熱素子基板15は、保護層16、電極17−1及び17−2、発熱抵抗体層18、蓄熱層19、基板20より構成される。前記保護層16は、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン等で形成される。前記電極17−1及び17−2は、アルミニウム、金、アルミニウム−銅合金等で形成される。前記発熱抵抗体層18は、HfB、TaN、TaAl等の高融点材料等で形成される。前記蓄熱層19は、熱酸化シリコン、酸化アルミニウム等で形成される。又、前記基板20は、シリコン、アルミニウム、窒化アルミニウム等の放熱性のよい材料等で形成される。
上記記録ヘッド13の電極17−1及び17−2にパルス状の電気信号が印加されると、発熱素子基板15のnで示される領域が急速に発熱し、この表面に接しているインク21に気泡が発生する。そして、気泡の圧力でメニスカス23が突出し、インク21が記録ヘッドのノズル14を通して吐出され、吐出オリフィス22よりインク滴24となり、記録媒体25に向かって飛ぶ。
図4は、図2に示した記録ヘッドを多数並べたマルチヘッドの一例の外観図である。このマルチヘッドは、マルチノズル26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同じような発熱ヘッド28を接着して作られている。
図5に、この記録ヘッドを組み込んだインクジェット記録装置の一例である。図5において、ワイピング部材であるブレード61の一端はブレード保持部材によって保持固定されており、カンチレバーの形態をなす。ブレード61は、記録ヘッド65による記録領域に隣接した位置に配置され、又、図示した例の場合、記録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持される。62は記録ヘッド65の吐出口面のキャップであり、ブレード61に隣接するホームポジションに配置され、記録ヘッド65の移動方向と垂直方向に移動して、インク吐出口面と当接して、キャッピングを行う構成を備える。更に、63はブレード61に隣接して設けられるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持される。ブレード61、キャップ62、及びインク吸収体63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61及びインク吸収体63によって、吐出口面の水分、塵埃等の除去が行われる。65は、吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する記録媒体にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモーター68によって駆動されるベルト69と接続(不図示)している。これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接した領域の移動が可能となる。51は記録媒体を挿入するための給紙部、52は不図示のモーターにより駆動される紙送りローラーである。これらの構成により、記録ヘッド65の吐出口面と対向する位置へ記録媒体が給紙され、記録の進行につれて排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙される。以上の構成において、記録が終了して記録ヘッド65がホームポジションへ戻る際、吐出回復部64のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避しているが、ブレード61は移動経路中に突出している。その結果、記録ヘッド65の吐出口がワイピングされる。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。記録ヘッド65がホームポジションから記録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード61は上記したワイピングのときの位置と同じ位置に存在する。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐出口面はワイピングされる。上記で述べた記録ヘッド65のホームポジションへの移動は記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
図6は、記録ヘッドにインク供給部材、例えば、チューブを介して供給されるインクを収容したインクカートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用インクを収納したインク収容部、例えば、インク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿入することにより、インク袋40中のインクを記録ヘッドに供給可能にする。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
インクジェット記録装置は、上記で述べたように記録ヘッドとインクカートリッジとが別体となったものに限らず、図7に示すように、記録ヘッドとインクカートリッジが一体になったものにも好適に用いられる。図7において、記録ユニット70の中にはインクを収容するインク収容部、例えば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収体中のインクが複数の吐出口を有する記録ヘッド部71からインク滴として吐出される構成になっている。又、インク吸収体を用いないで、インク収容部がその内部にバネ等を有するインク袋であるような構造でもよい。72はカートリッジ内部を大気に連通させるための大気連通口である。この記録ユニット70は図5に示す記録ヘッド65に換えて用いられるものであって、キャリッジ66に対して着脱自在になっている。
次に、力学的エネルギーを利用したインクジェット記録装置の好ましい一例は、以下の構成のオンデマンド型インクジェット記録ヘッドを有するものが挙げられる。具体的には、インクジェット記録装置は、複数のノズルを有するノズル形成基板、ノズルに対向して配置される圧電材料と導電材料で構成される圧力発生素子を有する。そして、この圧力発生素子の周囲を満たすインクを備え、印加電圧により圧力発生素子を変位させ、インク滴をノズルから吐出する。上記したインクジェット記録装置の主要部である記録ヘッドの構成の一例を図8に示す。記録ヘッドは、インク流路80、オリフィスプレート81、振動板82、圧電素子83、オリフィスプレート81、振動板82等を支持固定するための基板84とから構成されている。インクは、インク室(不図示)に連通したインク流路80から、オリフィスプレート81を通じて所望の体積のインク滴となり吐出される。このとき、インクは、圧力を加える振動板82、この振動板82に接合されて電気信号により変位する圧電素子83の作用により吐出される。前記インク流路80は、感光性樹脂等で形成される。前記オリフィスプレート81においては、ステンレス、ニッケル等の金属を電鋳やプレス加工による穴あけ等により吐出口85が形成される。前記振動板82は、ステンレス、ニッケル、チタン等の金属フィルム及び高弾性樹脂フィルム等で形成される。又、前記圧電素子83は、チタン酸バリウム、PZT等の誘電体材料で形成される。上記したような構成を有する記録ヘッドは、圧電素子83にパルス状の電圧を与えることにより歪み応力を発生させる。そして、そのエネルギーが圧電素子83に接合された振動板を変形させ、インク流路80内のインクを垂直に加圧しインク滴(不図示)をオリフィスプレート81の吐出口85より吐出して記録を行うように動作する。このような記録ヘッドは、図5に示したものと同様のインクジェット記録装置に組み込んで用いることができる。又、インクジェット記録装置の細部の動作は、上記したものと同様とすることができる。
次に、実施例、参考例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、下記実施例によって限定されるものではない。尚、文中「部」、及び「%」とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
<顔料分散液Aの調製>
5.5gの水に2.5gの濃塩酸を溶かした溶液に、5℃に冷却した状態でp−アミノ安息香酸0.8gを加えた。次に、この溶液が入った容器をアイスバスに入れて液を撹拌することにより溶液を常に10℃以下に保った状態にし、これに5℃の水9gに亜硝酸ナトリウム0.9gを溶かした溶液を加えた。この溶液を更に15分間撹拌後、比表面積が220m/gでDBP吸油量が105mL/100gであるカーボンブラック9gを撹拌下で加えた。その後、更に15分間撹拌した。得られたスラリーをろ紙(商品名:標準用濾紙No.2;アドバンテック製)でろ過した後、粒子を十分に水洗し、110℃のオーブンで乾燥させ、自己分散型カーボンブラックAを調製した。更に、上記で得られた自己分散型カーボンブラックAに水を加えて顔料濃度が10質量%となるように分散させ、分散液を調製した。上記の方法により、カーボンブラック粒子表面に−C−COONa基が導入されてなる自己分散型カーボンブラックA(顔料A)が水中に分散された状態の顔料分散液Aを得た。
尚、上記で調製した自己分散型カーボンブラックAのイオン性基密度を測定したところ、1.0μmol/mであった。この際に用いたイオン性基密度の測定方法は、上記で調製した顔料分散液中のナトリウムイオン濃度をイオンメーター(DKK製)を用いて測定し、その値から自己分散型カーボンブラックのイオン性基密度に換算した。
(顔料分散液Bの調製)
5.5gの水に5gの濃塩酸を溶かした溶液に、5℃に冷却した状態でp−アミノ安息香酸1.55gを加えた。次に、この溶液が入った容器をアイスバスに入れて液を撹拌することにより溶液を常に10℃以下に保った状態とし、これに5℃の水9gに亜硝酸ナトリウム1.8gを溶かした溶液を加えた。この溶液を更に15分間撹拌後、比表面積が220m/gでDBP吸油量が105mL/100gであるカーボンブラック6gを撹拌下で加えた。その後、更に15分間撹拌した。得られたスラリーをろ紙(商品名:標準用濾紙No.2;アドバンテック製)でろ過した後、粒子を十分に水洗し、110℃のオーブンで乾燥させ、自己分散型カーボンブラックBを調製した。更に、上記で得られた自己分散型カーボンブラックBに水を加えて顔料濃度が10質量%となるように分散させ、分散液を調製した。上記の方法により、カーボンブラック粒子表面に−C−COONa基が導入されてなる自己分散型カーボンブラックB(顔料B)が水中に分散された状態の顔料分散液Bを得た。
尚、上記で調製した自己分散型カーボンブラックBのイオン性基密度を、自己分散型カーボンブラックAと同様の方法で測定したところ、2.6μmol/mであった。
(顔料分散液Cの調製)
比表面積が220m/gでDBP吸油量が112ml/100gであるカーボンブラック500g、アミノフェニル(2−スルホエチル)スルホン45g、蒸留水900gを反応器に入れ、温度55℃、回転数300RPMで20分間撹拌した。その後、25質量%の亜硝酸ナトリウム40gを15分間滴下し、更に蒸留水50gを加えた。その後、60℃で2時間反応させた。得られた反応物を蒸留水で希釈しながら取り出し、固形分濃度が15質量%となるように調整した。更に、遠心分離処理及び精製処理を行い、不純物を除去して、分散液(1)を得た。分散液(1)中のカーボンブラックは、表面にアミノフェニル(2−スルホエチル)スルホンの官能基が結合した状態であった。
この分散液(1)中における、カーボンブラックに結合した官能基のモル数を求めた。分散液(1)中のナトリウムイオンを、プローブ式ナトリウム電極で測定し、得られた値をカーボンブラック粉末当りに換算して、カーボンブラックに結合した官能基のモル数を求めた。次に、分散液(1)をペンタエチレンヘキサミン溶液中に滴下した。この際、ペンタエチレンヘキサミン溶液を強力に撹拌しながら室温に保ち、1時間かけて分散液(1)を滴下した。このとき、ペンタエチレンヘキサミンの濃度は、先に測定したナトリウムイオンのモル数の1〜10倍とし、溶液の量は分散液(1)と同量とした。更に、この混合物を18乃至48時間撹拌した後、精製処理を行って不純物を除去して、固形分濃度が10質量%の分散液(2)を得た。分散液(2)中のカーボンブラックは、表面にペンタエチレンヘキサミンが結合した状態であった。
スチレン−アクリル酸樹脂を調製した。先ず、重量平均分子量が8,000、酸価が140、多分散度Mw/Mn(重量平均分子量Mw、数平均分子量Mn)が1.5であるスチレン−アクリル酸樹脂を190g秤量した。これに1,800gの蒸留水を加え、樹脂を中和するのに必要な水酸化ナトリウムを加えて、撹拌して樹脂を溶解することで、スチレン−アクリル酸樹脂水溶液を調製した。次に、分散液(2)500gを、上記で得られたスチレン−アクリル酸樹脂水溶液中に撹拌下で滴下した。この分散液(2)及びスチレン−アクリル酸樹脂水溶液の混合物を蒸発皿に移し、150℃で15時間加熱して、蒸発させた後、乾燥物を室温に冷却した。
次いで、水酸化ナトリウムを用いてpHを9.0に調整した蒸留水に上記で得られた乾燥物を加えて、分散機を用いて分散し、更に、撹拌下で1.0規定の水酸化ナトリウム水溶液を添加して、液体のpHを10乃至11に調整した。その後、脱塩、精製処理を行って不純物及び粗大粒子を除去した。上記の方法により、ポリマー結合型自己分散型カーボンブラックが水中に分散された状態の顔料分散液Cを得た。
尚、上記で調製した顔料分散液Cの固形分濃度は10質量%、pHは10.1であり、顔料の平均粒子径は130nmであった。
(顔料分散液Dの調製)
比表面積が210m/gでDBP吸油量が74ml/100gであるカーボンブラック10部、酸価が200で重量平均分子量が10,000のスチレン−アクリル酸共重合体を10質量%水酸化ナトリウム水溶液で中和した樹脂20部、水70部を混合した。この混合物を、サンドグラインダーを用いて1時間分散した後、遠心分離処理を行って粗大粒子を除去し、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過を行った。上記の方法により、樹脂分散型カーボンブラックが水中に分散された状態の顔料分散液Dを得た。
尚、上記で調製した顔料分散液Dの固形分濃度は10質量%、pHは10.0であり、顔料の平均粒子径は120nmであった。
<界面活性剤のHLB値>
界面活性剤のHLB値を求めた。具体的には、各界面活性剤の主成分について、グリフィン法及びデイビス法を用いて、HLB値を計算した。結果を表1に示す。
ここで、グリフィン法及びデイビス法について説明する。グリフィン法によるHLB値は、界面活性剤の親水基の式量と分子量を元に、下記式(1)で求める。又、デイビス法によるHLB値は界面活性剤の官能基に固有の基数を定め、下記式(2)で求める。
尚、表1中、エマルミンCC−100、エマルミンCC−150、エマルミンCC−200、エマルミンL90S、エマルミンL380、エマルミンNL80、エマルミンCO−50、エマルミンCO−200は全て三洋化成工業製の界面活性剤である。又、アセチレノールE−100は川研ファインケミカル製の界面活性剤である。又、ノニポール130は三洋化成工業製の界面活性剤である。
又、表1には、各界面活性剤の主成分の構造、及び、かかる界面活性剤の構造がポリオキシエチレンアルキルエーテルである場合には、アルキル基の炭素原子の数及びアルキル基の名称も併せて示した。
<インクの調製>
(顔料インクの調製)
表2〜表4に示す各成分を混合し、十分に撹拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過を行い、実施例1〜4、6〜、参考例5及び比較例1〜14の顔料インクを調製した。尚、表2〜表4中、エマルミンCC−100、エマルミンCC−150、エマルミンCC−200、エマルミンL90S、エマルミンL380、エマルミンNL80、エマルミンCO−50、エマルミンCO−200は全て三洋化成工業製の界面活性剤である。又、アセチレノールE−100は川研ファインケミカル製の界面活性剤である。又、ノニポール130は三洋化成工業製の界面活性剤である。
(染料インクの調製)
表5に示す各成分を混合し、十分に撹拌した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過を行い、実施例9及び10並びに比較例15〜20の染料インクを調製した。尚、表5中、エマルミンCC−100、エマルミンCC−150、エマルミンCC−200、エマルミンL90S、エマルミンL380、エマルミンNL80、エマルミンCO−50、エマルミンCO−200は全て三洋化成工業製の界面活性剤である。又、アセチレノールE−100は川研ファインケミカル製の界面活性剤である。又、ノニポール130は三洋化成工業製の界面活性剤である。
<評価>
(動的表面張力の測定)
上記で得られた、実施例1〜4、6〜10、参考例5及び比較例1〜20の各インクについて、最大泡圧法により測定を行う装置(BP−D4;協和界面化学製)を用いて、(1)寿命時間50m秒及び(2)5000m秒におけるインクの動的表面張力を測定した。又、(1)及び(2)における動的表面張力の差△γ[(1)−(2)]を求めた。動的表面張力の測定は、25℃において行った。動的表面張力の評価結果を表6及び表7に示す。
(記録物の作製)
上記で得られた、実施例1〜4、6〜10、参考例5及び比較例1〜20の各インクをそれぞれインクカートリッジに充填し、インクジェット記録装置iP3100(キヤノン製)を改造したものに搭載した。その後、下記の記録媒体に1cm×1cmで記録密度100%のベタ画像を記録した。尚、インク1ドットあたりの吐出量は、24ng±10%以内である。
プリンタドライバはデフォルトモードを選択した。
・用紙の種類:普通紙
・印刷品質:標準
・色調整:自動。
記録媒体は、下記のコピー用普通紙3紙を用いた。
・キヤノン製、PPC用紙オフィスプランナー
・ゼロックス製、PPC用紙4024
・ヒューレッドパッカード製、PPC用紙ブライトホワイト。
〔画像濃度〕
記録から1日後の1cm×1cmのベタ画像の画像濃度(OD値)を、反射濃度計(商品名:マクベスRD−918;マクベス製)を用いて測定した。顔料インク及び染料インクを用いる場合の画像濃度の評価基準は、それぞれ以下の通りである。評価結果を表6及び表7に示す。
・顔料インクの評価基準
S:3紙のOD値の平均が1.4以上であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.3以上で、且つ、最高値が1.5以上である。
A:3紙のOD値の平均が1.4以上であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.3以上である。
B:3紙のOD値の平均が1.4以上であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.3未満である。
C:3紙のOD値の平均が1.4未満であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.3未満である。
・染料インクの評価基準
A:3紙のOD値の平均が1.1以上であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.0以上である。
B:3紙のOD値の平均が1.1以上であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.0未満である。
C:3紙のOD値の平均が1.1未満であり、且つ3紙のOD値の最低値が1.0未満である。
〔定着性〕
記録から10秒後のベタ画像を、40g/cmの重りを乗せたシルボン紙で擦り、汚れの程度を目視で確認して、定着性の評価を行った。定着性の評価基準は以下の通りである。評価結果を表6及び表7に示す。
S:3紙共に汚れが認められない。
A:1紙のみに汚れが認められる。
B:2紙又は3紙で汚れが認められる。
C:3紙共に汚れが認められる。
尚、比較例2の3紙のOD値の最小値は、実施例1〜4、6〜、参考例5の3紙のOD値の最小値よりもやや低かった。又、比較例8の寿命10m秒における動的表面張力は47mN/mであった。
尚、寿命時間50m秒における動的表面張力が比較的低い比較例4〜8、10、及び18〜20では、特に、目が粗く、空隙が多い記録媒体であるPPC用紙4024(ゼロックス製)における画像濃度が低かった。
インクの動的表面張力が変化する状態の一例を示す図である。 記録ヘッドの縦断面図である。 記録ヘッドの切断面図である。 図2に示した記録ヘッドをマルチ化した記録ヘッドの外観斜視図である。 インクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。 インクカートリッジの縦断面図である。 記録ユニットの一例を示す斜視図である。 記録ヘッドの構成の一例を示す図である。
符号の説明
(1) 時間変化を通して49mN/m以上の動的表面張力を維持するインク
(2) 寿命時間50m秒における動的表面張力が49mN/m以上であり、時間変化と共に動的表面張力が低下するインク
(3) 寿命時間50m秒における動的表面張力が49mN/m以上、寿命時間5000m秒における動的表面張力が38mN/m以下であり、時間変化と共に動的表面張力が大きく低下するインク
(4) 極短い寿命時間における動的表面張力が49mN/m以上であり、その後時間変化と共に動的表面張力が大きく変化し、寿命時間50m秒における動的表面張力は49mN/mより低くなり、その後も時間変化と共に動的表面張力が低下するインク
(5) 極短い寿命時間における動的表面張力が低く、時間変化と共に動的表面張力が低下するインク
13 記録ヘッド
14 ノズル
15 発熱素子基板
16 保護層
17−1、17−2 電極
18 発熱抵抗体層
19 蓄熱層
20 基板
21 インク
22 吐出オリフィス(微細孔)
23 メニスカス
24 インク滴
25 記録媒体
26 マルチノズル
27 ガラス板
28 発熱ヘッド
40 インク袋
42 栓
44 インク吸収体
45 インクカートリッジ
51 給紙部
52 紙送りローラー
53 排紙ローラー
61 ブレード
62 キャップ
63 インク吸収体
64 吐出回復部
65 記録ヘッド
66 キャリッジ
67 ガイド軸
68 モーター
69 ベルト
70 記録ユニット
71 記録ヘッド部
72 大気連通口
80 インク流路
81 オリフィスプレート
82 振動板
83 圧電素子
84 基板
85 吐出口

Claims (9)

  1. 少なくとも、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、及び色材を含有する水性インクにおいて、
    前記界面活性剤が、グリフィン法により求められるHLB値が12.9以上15.5以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、
    前記水性インクの、最大泡圧法による寿命時間50m秒における動的表面張力が、49mN/m以上であり、且つ、最大泡圧法による寿命時間5000m秒における動的表面張力が、38mN/m以下であることを特徴とする水性インク。
  2. 前記水性インクの、前記寿命時間50m秒における動的表面張力、及び、前記寿命時間5000m秒における動的表面張力の差が、15mN/m以上である請求項1に記載の水性インク。
  3. 前記界面活性剤の含有量(質量%)が、水性インク全質量を基準として、0.10質量%以上0.75質量%以下である請求項1又は2に記載の水性インク。
  4. 前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素原子の数が、12乃至18である請求項1〜3の何れか1項に記載の水性インク。
  5. 前記色材が、自己分散型顔料である請求項1〜の何れか1項に記載の水性インク。
  6. インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、前記インクが、請求項1〜の何れか1項に記載の水性インクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジにおいて、前記インクが、請求項1〜の何れか1項に記載の水性インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
  8. インクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えた記録ユニットにおいて、前記インクが、請求項1〜の何れか1項に記載の水性インクであることを特徴とする記録ユニット。
  9. インクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置において、前記インクが、請求項1〜の何れか1項に記載の水性インクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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