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JP5292361B2 - 作業機械 - Google Patents

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JP5292361B2 JP2010142359A JP2010142359A JP5292361B2 JP 5292361 B2 JP5292361 B2 JP 5292361B2 JP 2010142359 A JP2010142359 A JP 2010142359A JP 2010142359 A JP2010142359 A JP 2010142359A JP 5292361 B2 JP5292361 B2 JP 5292361B2
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Description

本発明は、下部走行体に対して旋回可能に設けられた上部旋回体を有する作業機械に関する。
不整地現場での作業に対応するために、4つのホイールをそれぞれ独立して昇降できるように構成された作業機械が知られている。この作業機械では、上部構造の下部に設けられたベースフレーム(センターフレーム)の前後で一端が軸支されて、上下方向に揺動可能な車輪脚が左右にそれぞれ設けられており、車輪脚の他端に車輪が取り付けられている。この作業機械では、高さ調節シリンダを伸縮させることによって車輪脚を上下方向に揺動させて、ベースフレームに対する車輪の高さ位置を調節している(特許文献1参照)。
特開平6−257182号公報
上述した特許文献に記載の作業機械では、ベースフレームに対して上部構造が回動可能であるので、油圧ロータリトランスミッション中央ステータ(センタジョイント)を介して上部構造からベースフレーム上に配設した高さ調節シリンダに圧油を供給する。しかし、上述した特許文献に記載の作業機械では、ベースフレーム上に配設した高さ調節シリンダが4本あるため、高さ調節シリンダに供給する圧油を制御するコントロールバルブが上部構造に設けられている場合には、センタジョイントの管路数増大に伴い、センタジョイント自体が大型化してしまい、大きな搭載スペース必要となるほか、製造コストが上昇する。
(1) 請求項1の発明による作業機械は、下部走行体と、下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられた運転室と、下部走行体に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータと、上部旋回体に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータと、複数の下部走行体用アクチュエータおよび複数の上部旋回体用アクチュエータに圧油を供給する、上部旋回体に設けられた油圧ポンプと、下部走行体に対して上部旋回体が旋回可能となるように下部走行体の油圧回路と上部旋回体の油圧回路とを接続するセンタジョイントと、運転室内に設けられた、複数の下部走行体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の下部走行体用アクチュエータ操作装置と、運転室内に設けられた、複数の上部旋回体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の上部旋回体用アクチュエータ操作装置と、複数の下部走行体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(下部流量制御弁)を有し、下部走行体に設けられた下部走行体用コントロールバルブと、複数の上部旋回体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(上部流量制御弁)を有し、上部旋回体に設けられた上部旋回体用コントロールバルブと、複数の上部流量制御弁および複数の下部流量制御弁の開度を制御する開度制御信号を出力する開度制御信号出力手段とを備え、センタジョイントを介して上部流量制御弁の下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートを接続し、開度制御信号出力手段は、下部走行体用アクチュエータ操作装置の操作量に基づいて、下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする。(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、下部走行体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(下部ロードセンシング差圧)を検出する下部ロードセンシング差圧検出手段をさらに備え、開度制御信号出力手段は、下部走行体用アクチュエータ操作装置の操作量と、下部ロードセンシング差圧検出手段で検出した下部ロードセンシング差圧とに基づいて、下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明による作業機械は、下部走行体と、下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられた運転室と、下部走行体に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータと、上部旋回体に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータと、複数の下部走行体用アクチュエータおよび複数の上部旋回体用アクチュエータに圧油を供給する、上部旋回体に設けられた油圧ポンプと、下部走行体に対して上部旋回体が旋回可能となるように下部走行体の油圧回路と上部旋回体の油圧回路とを接続するセンタジョイントと、運転室内に設けられた、複数の下部走行体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の下部走行体用アクチュエータ操作装置と、運転室内に設けられた、複数の上部旋回体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の上部旋回体用アクチュエータ操作装置と、複数の下部走行体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(下部流量制御弁)を有し、下部走行体に設けられた下部走行体用コントロールバルブと、複数の上部旋回体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(上部流量制御弁)を有し、上部旋回体に設けられた上部旋回体用コントロールバルブと、複数の上部流量制御弁および複数の下部流量制御弁の開度を制御する開度制御信号を出力する開度制御信号出力手段と、下部走行体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(下部ロードセンシング差圧)を検出する下部ロードセンシング差圧検出手段とを備え、センタジョイントを介して上部流量制御弁の下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートを接続し、開度制御信号出力手段は、下部ロードセンシング差圧検出手段で検出した下部ロードセンシング差圧に基づいて、下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機械において、油圧ポンプは、容量可変型の油圧ポンプであり、油圧ポンプの容量を変更する容量変更手段をさらに備え、上部旋回体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(上部ロードセンシング差圧)を検出する上部ロードセンシング差圧検出手段をさらに備え、容量変更手段は、上部ロードセンシング差圧検出手段で検出した上部ロードセンシング差圧に基づいて油圧ポンプの容量を変更することを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、下部走行体は、走行体フレームを有する4つの独立した走行体ユニットと、一端が走行体フレームに接続され、他端がセンタフレームの周縁近傍で軸支されて上下方向に独立して揺動可能な4つの揺動フレームと、4つの揺動フレーム毎に設けられて、4つの揺動フレームをセンタフレームに対して上下方向に独立して揺動させることで走行体ユニットをセンタフレームに対して独立して上下動させる、下部走行体用アクチュエータとしての4つの駆動シリンダとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、センタジョイントの大型化を抑制できる。
本発明による作業機械1を示す概略側面図である。 作業機械1の下部走行体2を示す概略上面図である。 第1の実施の形態の作業機械1のシステム構成を示す概略図である。 第1の実施の形態の概略油圧回路を示す図である。 第1の実施の形態の流量制御弁31cの制御の処理内容を示すフローチャートである。 図5のステップS402における制御内容を示すブロック線図である。 第2の実施の形態におけるステップS402での制御内容を示すブロック線図である。 第3の実施の形態におけるステップS402での制御内容を示すブロック線図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜6を参照して、本発明による作業機械の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明による作業機械1を示す概略側面図である。作業機械1には、下部走行体2に上部旋回体3が旋回可能に取り付けられ、上部旋回体3は、図示しない旋回モータによって駆動される。上部旋回体3には、運転室4等が取り付けられている。また、上部旋回体後方にはカウンタウエイト8が設けられている。また、上部旋回体3には、後述する図3で図示するエンジン5、ポンプユニット7、上部用コントロールバルブ(上部コントロールバルブ)30が設けられている。
−−−作業フロント6−−−
上部旋回体3には支点40で上下方向に揺動自在にブーム10が設けられており、ブーム10には支点41で上下方向に揺動自在にアーム12が設けられており、アーム12には支点42で上下方向に揺動自在にバケット23が設けられている。ブーム10、アーム12およびバケット23によって作業フロント6が構成される。11は、ブーム10を揺動させるブームシリンダであり、上部旋回体3とブーム10とに連結されている。13は、アーム12を揺動させるアームシリンダ13であり、ブーム10とアーム12とに連結されている。15は、バケット23を揺動させる作業具シリンダで、シリンダロッド先端がリンク16を介してバケット23と連結され、シリンダのボトム側端部がアーム12と連結されている。バケット23は、グラップル、カッタ、ブレーカといった、図示しないその他の作業具のいずれか1つに任意に交換可能である
−−−下部走行体2−−−
図2は、作業機械1の下部走行体2を示す概略上面図である。図1,2を用いて下部走行体2の構成について説明する。下部走行体2のセンタフレーム201には、前後左右端部にそれぞれ独立した4つの脚ユニット202a〜202dが設けられている。以下の説明では、左前部の脚ユニット202aについて説明を行うが、残りの3つの脚ユニット202b〜202dについても脚ユニット202aと同様の構成であるので、脚ユニット202b〜202dについての詳細な説明は省略する。なお、脚ユニット202aの各部の構成と対応する脚ユニット202bの各部の構成については、符号の末尾をaからbに代えて記載する。脚ユニット202c,202dについても同様である。
脚ユニット202aという名称は、センタフレーム201の左側前方に設けられている脚根元ブラケット203aから先端のサイドフレーム207aまでの部位の総称である。脚ユニット202aは、脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205a、サイドフレーム207aを有する。
下部走行体2のセンタフレーム201に対し、支点208aで上下方向に揺動自在(回動可能)に脚根元ブラケット203aが設けられており、脚根元ブラケット203aには支点209aで左右方向に揺動自在に脚フレーム204aが設けられており、脚フレーム204aには支点210aで回動自在に脚先端ブラケット205aが設けられている。脚根元ブラケット203a、脚フレーム204aおよび脚先端ブラケット205aによって揺動フレームを構成している。
なお、支点208aは、センタフレーム201の外周部分である左側前部の下部に設けられた支持部と、脚根元ブラケット203aの後部に設けられた支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。支点209aは、脚根元ブラケット203aの前部に設けられた支持部と、センタフレーム201の左側前方で前後方向に延在する脚フレーム204aの後方端に設けられた支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。支点210aは、脚フレーム204aの前方端に設けられた支持部と、脚先端ブラケット205aの後部に設けられた支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。
脚根元ブラケット203aと脚先端ブラケット205aとの間には、脚根元ブラケット203aの姿勢に対し脚先端ブラケット205aの姿勢を常時平行に保持するリンクロッド206aが設けられている。すなわち、脚根元ブラケット203a、脚フレーム204a、脚先端ブラケット205aおよびリンクロッド206aによって平行リンクが形成されている。
脚根元ブラケット203aとリンクロッド206aは支点211aで係合し、脚先端ブラケット205aとリンクロッド206aは支点212aで係合している。なお、支点211aは、脚根元ブラケット203aの前部右側に設けられた支持部でリンクロッド206aの後端がピンによって揺動自在に軸支されることで構成されている。支点212aは、脚先端ブラケット205aの右部に設けられた支持部でリンクロッド206aの前端がピンによって揺動自在に軸支されることで構成されている。
214aは、脚根元ブラケット203aを上下方向に揺動させる脚上下シリンダであり、センタフレーム201と脚根元ブラケット203aとに連結されている。215aは、上述した平行リンクを動かして、センタフレーム201に対して脚先端ブラケット205aを左右方向に移動させるための脚左右シリンダであり、脚根元ブラケット203aと脚フレーム204aとに連結されている。
−−−走行体ユニット−−−
脚先端ブラケット205aには、支点213aで上下方向に揺動自在に走行体フレーム(サイドフレーム)207aが設けられている。脚先端ブラケット205aとサイドフレーム207aの間には、アクチュエータが設けられておらず、サイドフレーム207aは支点213aを中心に受動的に揺動する。なお、支点213aは、脚先端ブラケット205aの前部に設けられた支持部と、サイドフレーム207の支持部とがピンによって軸支されて揺動自在に連結されることで構成されている。
217aは、サイドフレーム207aの前端側に回動自在に設けられたアイドラであり、218aは、サイドフレーム207aの下部に回動自在に設けられて下ローラであり、219aは、サイドフレーム207a上部に回動自在に設けられた上ローラである。
220aは、サイドフレーム207a後端側に設けられた駆動スプロケットであり、222aは、アイドラ217aと下ローラ218aと上ローラ219aと駆動スプロケット220aとに巻回して設けられた履帯であり、駆動スプロケット220aが不図示の走行用油圧モータの動作によりサイドフレーム207aに対し回動することにより、履帯222aがサイドフレーム207aに対し周回動作し、作業機械1を走行させるように構成されている。サイドフレーム207a、および、サイドフレーム207aに設けられたアイドラ217a、各ローラ218a,219a、駆動スプロケット220a、履帯222aなどによって走行体ユニットが構成されている。
−−−作業機械1の構成−−−
図3は、本実施の形態の作業機械のシステム構成を示す概略図である。図3に示すように、作業機械1の油圧システムは、エンジン5と、エンジン5によって駆動されるポンプユニット7と、ポンプユニット7内に配置した可変容量式のメインポンプ70およびパイロットポンプ71と、メインポンプ70の下流側に設けられた上部コントロールバルブ30と、上部コントロールバルブ30のアクチュエータ油路39の下流側に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータ26とを備えている。また、この油圧システムは、上部コントロールバルブ30のアクチュエータ油路39の下流側のポートである、後述するアクチュエータポート47cに接続された下部用コントロールバルブ(下部コントロールバルブ)50と、上部コントロールバルブ30と下部コントロールバルブ50の間に設けられたセンタジョイント6と、下部コントロールバルブ50のアクチュエータ油路59の下流側に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータ27(たとえば、脚上下シリンダ214a〜d等)とを備えている。
また、作業機械1の油圧システムは、運転室4内に設けられている上部旋回体用の操作装置80と、操作装置80からの操作信号に基づいて電磁比例弁82を制御する電磁弁コントローラ85と、電磁弁コントローラ85からの出力電流に基づいて上部コントロールバルブ30の流量制御弁を操作する電磁比例弁82とを備えている。この油圧システムは、運転室4内に設けられている下部走行体用の操作装置81と、操作装置81からの操作信号を下部走行体2に設けられた電磁弁コントローラ86に伝達する通信コントローラ84と、通信コントローラ84と電磁弁コントローラ86の間に設けられたスリップリング87とを備えている。この油圧システムは、通信コントローラ84からの信号に基づいて電磁弁83を制御する電磁弁コントローラ86と、電磁弁コントローラ86からの出力電流に基づいて下部コントロールバルブ50の流量制御弁を操作する電磁比例弁83とを備えている。
センタジョイント6とスリップリング87は上部旋回体3と下部走行体2の接続部分に設けられており、上部旋回体3が下部走行体2に対し360度以上回転した場合にも、センタジョイント6により圧油を、スリップリング87により電気信号をそれぞれ下部走行体2に伝達できる。
−−−油圧回路−−−
図4は本実施の形態における概略油圧回路を示した図である。本実施の形態では、上部コントロールバルブ30と下部コントロールバルブ50の2つが存在するが、これらの基本機能は同等である。そこで、図4に示した上部コントロールバルブ30を用いて、コントロールバルブに関係した基本機能について詳しく説明する。なお、各コントロールバルブ30,50の単体での構成は、ある作業機械に対しコントロールバルブを単独で用いる場合の構成と同等である。言い換えれば、本実施の形態で示したコントロールバルブの直列接続のために、それぞれのコントロールバルブ30,50で新たに加えた構成要件はない。
−−−上部コントロールバルブ30の接続について−−−
上部コントロールバルブ30は、上部旋回体3に設けられており、メインポンプポート44と、タンクポート48と、パイロットポンプポート45と、ロードセンシング差圧ポート46と、複数のアクチュエータポート47a,47b,47cとを有している。メインポンプポート44は、メイン供給油路441を介してメインポンプ70と接続されている。パイロットポンプポート45は、パイロット油路451を介してパイロットポンプ71と接続されている。タンクポート48は、タンク油路481を介して作動油タンク(オイルタンク)25と接続されている。
ロードセンシング差圧ポート46は、ロードセンシング差圧油路43を介して、ポンプユニット7と接続されている。アクチュエータポート47a,47bは、アクチュエータ油路39a,39bを介して上部旋回体用アクチュエータ26にそれぞれ接続されている。また、アクチュエータポート47cは、アクチュエータ油路39c、センタジョイント6、下部コントロールバルブ50用のメイン供給油路641を介して下部コントロールバルブ50に接続されている。
−−−上部コントロールバルブ30について−−−
上部コントロールバルブ30は、複数のアクチュエータ油路39a,39b,39cに対応した複数のバルブセクション30a,30b,30cと、コントロールセクション30dとを有する。図4では説明の便宜上、3つのバルブセクション30a,30b,30cだけを示したが、実際には、その他複数の上部旋回体用アクチュエータに対応した数のバルブセクションが設けられている。
各バルブセクション30a,30b,30cには、各アクチュエータ油路39a,39b,39cに供給される圧油の流量と方向をそれぞれ制御するクローズドセンタ型の流量制御弁(メインスプール)31a,31b,31cと、これら流量制御弁31a,31b,31cのメータイン絞り部の前後差圧を制御する圧力補償弁32a,32b,32cとがそれぞれ設けられている。各バルブセクション30a,30b,30cには、各アクチュエータ油路39a,39b,39cの負荷圧力のうち高い方の圧力を選択するためのシャトル弁34a,34b,34cがそれぞれ設けられている。
−−−アクチュエータの操作について−−−
上述したように、電磁比例弁82は、電磁弁コントローラ85に接続されている。具体的には、バルブセクション30aの流量制御弁31aには電磁比例弁49aが設けられており、バルブセクション30bの流量制御弁31bには電磁比例弁49bが設けられており、バルブセクション30cの流量制御弁31cには電磁比例弁49cが設けられている。電磁比例弁49a〜49cは、ワイヤハーネス88a〜88cにより、それぞれ電磁弁コントローラ85に接続されている。上述したように、電磁弁コントローラ85は、運転室4内に設けた操作装置80に接続されている。
たとえば、流量制御弁31aの下流に接続された上部旋回体用アクチュエータ26に係る操作装置80をオペレータが操作すると、操作量に応じた操作信号が操作装置80から出力され、電磁弁コントローラ85で受信される。電磁弁コントローラ85は、受信した操作信号に基づいて電磁比例弁49aへ励磁電流を出力する。これにより操作用の電流が上昇し、流量制御弁31aが移動し、メータイン絞り部の開口面積が変化し、アクチュエータ油路39aへの流量が増大する。このように、操作装置80の操作量に応じてアクチュエータ油路39aへの流量を決定するように構成されている。ここではバルブセクション30aについてのみ説明したが、その他のバルブセクションについても同様である。
各圧力補償弁32a,32b,32cは、それぞれ、流量制御弁31a,31b,31cのメータイン絞り部の上流に設置された前置きタイプ(ビフォアオリフィスタイプ)のものである。圧力補償弁32aは、1対の対向する受圧部35a,35bと、開方向に作動させるための受圧部35cとを有し、受圧部35a,35bに流量制御弁31aの上流側および下流側の圧力がそれぞれ作用する。圧力補償弁32aは、受圧部35cに作用するロードセンシング差圧(後述)を目標補償差圧として流量制御弁31aの前後差圧を制御する。圧力補償弁32b,32cも同様に構成されている。これにより流量制御弁31a,31b,31cのメータイン絞り部の前後差圧が全て同じ値になるように制御され、負荷圧の大小に係わらず、流量制御弁31a,31b,31cのメータイン絞り部の開口面積に応じた比率で圧油を供給できる。
コントロールセクション30dは、メインリリーフ弁36と、圧油供給油路37と、圧油排出油路38とを有する。メインポンプ70からの吐出油は、圧油供給油路37を介して圧力補償弁32a,32b,32cおよび流量制御弁31a,31b,31cに供給され、流量制御弁31a,31b,31cからさらにアクチュエータ油路39a,39b,39cに供給される。圧油供給油路37における最高圧力はメインリリーフ弁36により設定圧力に制限される。流量制御弁31a,31b,31cを介したアクチュエータ油路39a,39b,39cからの戻り油およびメインリリーフ弁36からのリリーフ油は、排出油路38を経由して作動油タンク25に戻される。
−−−アンロード弁40について−−−
コントロールセクション30dには、アンロード弁40が設けられている。アンロード弁40は、メインポンプ70の吐出圧と最高負荷圧との差圧を目標ロードセンシング差圧よりも若干大きい値に制限するための弁であり、排出油路38に接続されている。アンロード弁40は、閉方向に作動させるための受圧部40a、閉方向に作動させるためのバネ40c、および開方向に作動させるための受圧部40bを有している。アンロード弁40では、受圧部40aに最高負荷圧ライン33の圧力(最高負荷圧)が作用し、受圧部40bにメインポンプ70の吐出圧が作用する。バネ40cは、メインポンプ70の吐出圧と最高負荷圧との差圧が目標ロードセンシング差圧よりも若干大きい値に制限されるように、その付勢力が設定されている。
アンロード弁40は、次のように動作する。作業機械1に作業をさせず、負荷圧が発生していない状態では、受圧部40bに作用するメインポンプ70の吐出圧が高くなるので、バネ40cの付勢力に抗してアンロード弁40が開放される。これにより、メインポンプ70からの圧油はオイルタンク25に戻される。また、作業機械1で作業が行われることで負荷圧が発生すると、バネ70cの付勢力と最高負荷圧によって受圧部40aに作用する力の合力が、ポンプ吐出圧によって受圧部40bに作用する力より大きくなるので、アンロード弁40は閉じられる。これにより、メインポンプ70の吐出圧はメインリリーフ弁36の設定圧力まで上昇可能となる。
−−−ロードセンシング差圧の生成について−−−
コントロールセクション30dには、差圧減圧弁42が設けられている。差圧減圧弁42は、受圧部42aと受圧部42b,42cを有している。受圧部42aにはメインポンプ70の吐出圧が作用する。受圧部42b,42cには、それぞれシャトル弁34aから出力された最高負荷圧と自己の出力圧が作用する。差圧減圧弁42は、これらの圧力のバランスで作動して、メインポンプ70の吐出圧と最高負荷圧との差圧であるロードセンシング差圧の絶対圧を生成して出力する。なお、受圧部42aで受ける圧力が増加すると、差圧減圧弁42からの出力圧、すなわちロードセンシング差圧が増加する。受圧部42b,42cで受ける圧力が増加すると、差圧減圧弁42からの出力圧が減少する。
ロードセンシング差圧は、圧力補償弁32aの受圧部35cおよび圧力補償弁32b,32cのそれぞれの受圧部に目標補償差圧として導かれる。これにより、各流量制御弁31a,31b,31cのメータイン絞り部の前後差圧は、各圧力補償弁32a,32b,32cによってロードセンシング差圧を目標補償差圧として制御される。そのため、メインポンプ70の吐出流量が要求流量に満たないサチュレーション状態になっても、各流量制御弁31a,31b,31cのメータイン絞り部の開口面積に応じた比率で圧油を各アクチュエータ26にそれぞれ供給できる。また、差圧減圧弁42の出力圧であるロードセンシング差圧は、ロードセンシング差圧油路43を経由してメインポンプ70のポンプ傾転制御機構72にも制御差圧として導かれる。
−−−ポンプユニット7−−−
ポンプユニット7のポンプ傾転制御機構72は、馬力制御傾転レギュレータ72aと、ロードセンシング制御弁73と、ロードセンシング制御レギュレータ72bとを備えている。馬力制御傾転レギュレータ72aは、メインポンプ70の吐出ポートに接続され、メインポンプ70の吐出圧が高くなるとメインポンプ70の傾転量を減らすことでメインポンプ70の吸収トルクがエンジン5の出力トルクを超えないようにメインポンプ70の傾転を制御する。
ロードセンシング制御傾転レギュレータ72bは、メインポンプ70の吐出圧が複数のアクチュエータの最高負荷圧より設定圧力だけ高くなるようにメインポンプ70の傾転を制御する。ロードセンシング制御弁73は、受圧部73aと、バネ73bを有している。受圧部73aには差圧減圧弁42の出力圧であるロードセンシング差圧が制御差圧として作用する。受圧部73aと対向する位置には目標ロードセンシング差圧を規定するバネ73bが設けられている。これにより、ロードセンシング制御弁73とロードセンシング制御傾転レギュレータ72bは、メインポンプ70の吐出圧が複数のアクチュエータの最高負荷圧より目標ロードセンシング差圧だけ高くなるようメインポンプ70の傾転量(押し除け容積)を制御する。
−−−下部コントロールバルブ50について−−−
下部コントロールバルブ50の基本構成は、駆動するアクチュエータ数の違い以外は上部コントロールバルブ30と同じである。下部コントロールバルブ50は、メインポンプポート64と、タンクポート68と、パイロットポンプポート65と、ロードセンシング差圧ポート66と、アクチュエータポート67a、67b、67cとを有する。
メインポンプポート64は、下部走行体2に設けられており、メイン供給油路641、センタジョイント6、およびアクチュエータ油路39cを介して上部コントロールバルブ30のアクチュエータポート47cと接続されている。パイロットポンプポート65は、パイロット油路651、センタジョイント6、およびパイロット油路451を介してパイロットポンプ71と接続されている。タンクポート68は、タンク油路681、およびセンタジョイント6を介してオイルタンク25と接続されている。アクチュエータポート67a,67b,67cは、アクチュエータ油路59a,59b,59cを介して下部走行体用アクチュエータ27にそれぞれ接続されている。
−−−センタジョイント6−−−
センタジョイント6の管路数は、図4に示すように、上部コントロールバルブ30と下部コントロールバルブ50を繋ぐメイン供給油路91と、下部コントロールバルブ50とタンク25を繋ぐタンク油路92と、下部コントロールバルブ50とパイロットポンプ71とを繋ぐパイロット配管93と、図示しないドレン油路との4つである。したがって、センタジョイント6の大きさは、同等クラスの一般的な油圧ショベルに用いられているセンタジョイントと同等となっている。
−−−上部コントロールバルブ30と下部コントロールバルブ50との関係−−−
本実施の形態では、先に説明したように、上部コントロールバルブ30のアクチュエータポート47cと、下部コントロールバルブ50のメインポート64とが接続されている。以下、上部コントロールバルブ30と下部コントロールバルブ50との関係について説明する。
まず、上部コントロールバルブ30について説明する。アクチュエータ26に供給する圧油が流れる油路では、上部コントロールバルブ30の上流側にはメインポンプ70のみが接続されている。したがって、上下部コントロールバルブ30、50の直列接続に起因して、ポンプユニット7の制御に関して特殊な制御を行う必要はない。また、上部コントロールバルブ30の下流側には、下部コントロールバルブ50が接続されている。ここで、上部コントロールバルブ30から下部コントロールバルブ50を見ると、下部コントロールバルブ50は他の上部旋回体用アクチュエータ26と同様に負荷アクチュエータの一部と見なすことができる。したがって、上下部コントロールバルブ30、50の直列接続を実現するために、後述する、流量制御弁31cの開口面積の制御を除いて、上部コントロールバルブ30に特殊な制御を行う必要はない。
次に、下部コントロールバルブ50について説明する。下部コントロールバルブ50の下流側には下部走行体のアクチュエータ27のみ接続されている。したがって、上下部コントロールバルブ50の直列接続に起因して下部コントロールバルブ50に特殊な制御を行う必要はない。また、下部コントロールバルブ50の上流側には、メインポンプ70からの圧油の供給路が、上部コントロールバルブ30を経由して接続されている。したがって、下部コントロールバルブ50への流量を適正に制御するためには、下部コントロールバルブ50の要求に応じて、上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積を次のように制御する必要がある。
−−−上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの制御について−−−
上部コントロールバルブ30内の、下部コントロールバルブ50に供給する圧油を制御する流量制御弁31cの制御について以下に説明する。
(1) 基本原理について
流量制御弁31cの制御についての基本原理を説明する。流量制御弁31cにおいて、上部コントロールバルブ30と同様に、下部コントロールバルブ50内の流量制御弁の上流側および下流側の圧力差にあたるロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2となるように制御を行う。つまり、上部コントロールバルブ30から下部コントロールバルブ50へ圧油を供給する流量制御弁31cの開口面積を、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1を基に制御する。
なお、ロードセンシングシステムとは、コントロールバルブの前後差圧を一定に保つことで、コントロールバルブの通過流量をメインスプールの開口面積によって制御可能とするものである。したがって、コントロールバルブの前後差圧であるロードセンシング差圧に対し、基準となる目標値を設定し、各スプールの通過流量の仕様等は、当該目標値を基準としている。目標ロードセンシング差圧PLS2は、当該目標値に相当する。
流量制御弁31cの動作について具体的に述べる。
i)下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2より高い場合
下部コントロールバルブ50が必要とする以上の流量の圧油が下部コントロールバルブ50に流れることによって、下部コントロールバルブ50内での圧力損失が増大し、結果として、ロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2より高くなる。したがって、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2より高い場合、上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積を狭くすることで、下部コントロールバルブ50への圧油の流量を減少させる。この結果、ロードセンシング差圧PLS1が減少し、目標ロードセンシング差圧PLS2と同等となる。
ii)下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2より低い場合
下部コントロールバルブ50が必要とする流量の圧油が下部コントロールバルブ50に流れていないことによって、下部コントロールバルブ50内での圧力損失が低下し、結果として、ロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2より低くなる。したがって、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1が目標ロードセンシング差圧PLS2より低い場合、上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積を拡大することで、下部コントロールバルブ50への圧油の流量を増加させ、ロードセンシング差圧PLS1を上昇させる。この結果、ロードセンシング差圧PLS1が減少し、目標ロードセンシング差圧PLS2と同等となる。
(2) 制御システムについて
次に、制御システムの構成について説明する。図4に示すように、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧ポート65には、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1を取得するための圧力センサ150が設けられている。下部ロードセンシング差圧PLS1を示す圧力センサ150からの出力信号は、下部走行体用の電磁弁コントローラ86と、スリップリング87とを経由して、上部旋回体用の電磁弁コントローラ85に伝達される。
下部走行体用の操作装置81で取得された操作レバー信号L1は、通信用コントローラ84を経由して、上部旋回体用の電磁弁コントローラ85に伝達される。
上部旋回体3の電磁弁コントローラ85では、上述のようにして得られた実際のロードセンシング差圧PLS1と、下部走行体2の操作信号L1と、電磁弁コントローラ85があらかじめ持っている目標ロードセンシング差圧PLS2とに基づいて、上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cへの電流出力値I1を算出する。そして、算出された電流値I1が、流量制御弁31cを駆動する電磁比例弁49cに流されることで、流量制御弁31cの開口面積が変化し、所望流量の圧油が上部コントロールバルブ30から下部コントロールバルブ50に流れる。
(3) フローチャート
上部旋回体30の電磁弁コントローラ85における制御内容について説明する。図5は、本実施の形態の流量制御弁31cの制御の処理内容を示すフローチャートである。作業機械1の不図示のイグニッションスイッチがオンされると、この処理を行うプログラムが起動されて、電磁弁コントローラ85で実行される。ステップS400において、ロードセンシング差圧PLS1等といった各種センサ情報を読み込んでステップS401へ進む。ステップS401において、下部走行体3の操作装置81が操作されたか否か、すなわち、操作装置81の操作入力の有無を判断する。
操作装置81からの入力信号がない場合は、下部コントロールバルブ50に作動油を供給する必要がない。そこで、ステップS403へ進み、上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cを全閉とするように電磁比例弁49cへ流す駆動電流の電流値I1を算出してステップS404へ進む。
下部走行体3の操作装置81の入力信号がある場合は、ステップS402に進む。ステップS402において、下部コントロールバルブ50の実際のロードセンシング差圧PLS1と目標ロードセンシング差圧PLS2とを比較し、その差に応じて、流量制御弁31cへの出力電流値I1を算出してステップS404へ進む。ステップS404において、ステップS402またはステップS403で算出した電流値I1となるように電磁比例弁49cへ励磁電流を出力する。ステップS404が実行されると、ステップS400に戻り、以降は上記の処理を周期的に繰り返す。
(4) ブロック線図
上述した図5に記載のフローチャートのステップS402における詳細な制御内容について説明する。図6は、ステップS402における制御内容を示すブロック線図である。図6に示すように、電磁弁コントローラ85があらかじめ持っている目標ロードセンシング差圧PLS2から、計測された実際のロードセンシング差圧PLS1を減じて、ロードセンシング差圧の差分ΔPLSを算出する。
ブロック405において、ロードセンシング差圧の差分ΔPLSに対して、あらかじめ設定したロードセンシング差圧と電磁比例弁出力電流値との変換係数Kを乗ずることで、電磁比例弁31cの指令電流値の増減値ΔI1を算出する。最後に、電磁比例弁31cの現在の指令電流値I2に対し、指令電流値の増減値ΔI1を加えることで、電磁比例弁31cの新規の指令電流値I1を算出する。
−−−下部コントロールバルブ50のメインリリーフバルブ56について−−−
本実施の形態では、上下部コントロールバルブ30,50が直列に接続されているため、下部コントロールバルブ50の駆動時には、作動油系路の途中に上部コントロールバルブ30のメインリリーフバルブ36が存在することとなる。つまり、下部コントロールバルブ50の駆動圧が上昇した際には上部コントロールバルブ30のリリーフバルブ36から圧油がリリーフさせることも可能である。したがって、下部コントロールバルブ50にメインリリーフバルブ56が設けられていなくてもよい。
上述した第1の実施の形態の作業機械1では、次の作用効果を奏する。
(1) センタジョイント6を介して、上部旋回体3に設けられている上部旋回体上部コントロールバルブ30のアクチュエータポート47cと、下部走行体2に設けられている下部コントロールバルブ50のメインポート64とを接続するように構成した。そして、上部コントロールバルブ30から下部コントロールバルブ50へ圧油を供給する流量制御弁31cの開口面積を、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1を基に制御するように構成した。これにより、センタジョイント6の管路数を抑制できるので、機体の大きさや作業能力が作業機械1と同等クラスの一般的な油圧ショベル等に用いられているセンタジョイントと同等の大きさのセンタジョイントを採用でき、搭載スペースや製造コストの面で有利である。
そして、通常は単体で用いられているコントロールバルブを用いて、複数のコントロールバルブを1つのポンプで駆動する油圧回路を構成することが可能となるので油圧回路の構成が簡素化できる。また、下部コントロールバルブ50に供給する圧油の流量を適正に制御することができるので、消費エネルギを削減できる。
(2) センタジョイント6を介して、上部旋回体3に設けられている上部旋回体上部コントロールバルブ30のアクチュエータポート47cと、下部走行体2に設けられている下部コントロールバルブ50のメインポート64とを接続するように構成した。そして、下部コントロールバルブ50を、他の上部旋回体用アクチュエータ26と同様に負荷アクチュエータの一部と見なし、上部コントロールバルブ30の差圧減圧弁42の出力圧であるロードセンシング差圧に基づいて、メインポンプ70の容量を制御するように構成した。これにより、下部コントロールバルブ50からの制御信号をメインポンプ70の容量制御に直接反映させる必要がなく、作業機械1のシステム構成を簡素化できる。
−−−第2の実施の形態−−−
図7を参照して、本発明による作業機械の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、下部走行体用の操作装置81から出力される操作信号に基づいて上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積制御を行う点で、第1の実施の形態と異なる。
すなわち、上述した第1の実施の形態では、まず、操作装置81から出力される操作信号に基づいて、下部コントロールバルブ50内の流量制御弁51の開口面積が変化し、アクチュエータ27に圧油が流れ、ロードセンシング差圧PLS1が変化する。次いで、電磁弁コントローラ85は、ロードセンシング差圧PLS1の変化に応じて、上部コントロールバルブ30内の流量制御弁31cの開口面積を制御する。したがって上述した第1の実施の形態では、下部コントロールバルブ50内の流量制御弁51の開口面積が変化し、アクチュエータ27に圧油が流れて、実際にロードセンシング差圧PLS1が変化するまでの間の時間は、流量制御弁31cにおける圧油の流量制御が行われない。
そこで、第2の実施の形態では、以下に述べるように、下部走行体用の操作装置81から出力される操作信号に基づいて、より早く上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積制御を開始するようにしている。具体的には、上述した第1の実施の形態における図5に示したフローチャートのステップのうち、ステップS402における制御内容を以下のように変更する。
図7は、本実施の形態におけるステップS402での制御内容を示すブロック線図である。ブロック407において、あらかじめ設定されている操作装置81の入力値L1と電磁比例弁出力電流値I1との変換式を用いて、取得した操作装置81の入力値L1から電磁比例弁31cの指令電流値のI1を算出する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態における作用効果に加え、上述したように、操作装置81の入力値L1を用いることによって、第1の実施の形態のようにロードセンシング差圧PLS1を用いる場合と比較して、より早く流量制御弁31cの駆動を開始することが可能となる。したがって、システムの応答性が向上する。また、第1の実施の形態と同様に、下部コントロールバルブ50に供給する圧油の流量を適正に制御することができるので、消費エネルギを削減できる。
図8を参照して、本発明による作業機械の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1および第2の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1および第2の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、ロードセンシング差圧PLS1、および、下部走行体用の操作装置81から出力される操作信号の双方に基づいて上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積制御を行う点で、第1および第2の実施の形態と異なる。
すなわち、第1の実施の形態では、上述したように、下部コントロールバルブ50内の流量制御弁51の開口面積が変化し、アクチュエータ27に圧油が流れて、実際にロードセンシング差圧PLS1が変化するまでの間の時間は、流量制御弁31cにおける圧油の流量制御が行われない。また、第2の実施の形態では、操作装置81の入力値L1のみを用いて、流量制御弁31cの開口面積を制御していることから、負荷の変動によって流量の過不足が発生する恐れがある。
そこで、第3の実施の形態では、以下に述べるように、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1と、下部走行体の操作装置81の入力信号L1との両方を用いて流量制御弁31cの開口面積を制御する。具体的には、上述した第1の実施の形態における図5に示したフローチャートのステップのうち、ステップS402における制御内容を以下のように変更する。
図8は、本実施の形態におけるステップS402での制御内容を示すブロック線図である。図8に示すように、電磁弁コントローラ85があらかじめ持っている目標ロードセンシング差圧PLS2から、計測された実際のロードセンシング差圧PLS1を減じて、ロードセンシング差圧の差分ΔPLSを算出する。
ブロック405において、ロードセンシング差圧の差分ΔPLSに対して、あらかじめ設定したロードセンシング差圧と電磁比例弁出力電流値との変換係数Kを乗ずることで、電磁比例弁31cの指令電流値の増減値ΔI1を算出する。また、電磁弁コントローラ85の不図示のメモリに記憶している操作装置81の過去の入力値L2から、計測された操作装置81の現在の入力値L1を減じ、操作装置81の入力値の差分ΔLを算出する。
ブロック406において、操作装置81の入力値の差分ΔLに対して、あらかじめ設定した操作装置81の入力値と電磁比例弁出力電流値との変換係数Kを乗ずることで、電磁比例弁31cの指令電流値の増減値ΔI2を算出する。最後に、電磁比例弁31cの現在の指令電流値I2に対し、ロードセンシング差圧の変化による指令電流値の増減値ΔI1と、操作装置81の入力信号の変化による指令電流値の増減値ΔI2を加えることで、電磁比例弁31cの新規の指令電流値I1を算出する。
第3の実施の形態では、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1と、下部走行体の操作装置81の入力信号L1との両方を用いて流量制御弁31cの開口面積を制御する。これにより、操作入力が変化した初期段階では操作装置81の入力信号L1に基づいて、電磁比例弁31cの開口面積が決定されるので応答性が向上する。さらに、下部コントロールバルブ50のロードセンシング差圧PLS1が変化し始めると、ロードセンシング差圧PLS1に基づいて電磁比例弁31cの開口面積が決定されるので、アクチュエータ27への圧油の流量を適性化できる。すなわち、アクチュエータ27への圧油の流量を適性化と、操作装置81の操作に対するアクチュエータ27の応答性の向上とを両立できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、ロードセンシング差圧PLS1や、下部走行体用の操作装置81から出力される操作信号に基づいて上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cの開口面積制御を行うように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、上部コントロールバルブ30の流量制御弁31cを単なるオンオフ的な制御としてもよい。すなわち、下部走行体用の操作装置81から出力される操作信号に基づいて、操作装置81が操作されたと判断されると流量制御弁31cを全開とし、操作装置81の操作が行われていないと判断されると流量制御弁31cを全閉とするようにしてもよい。
(2) 上述の説明では、作業機械の一例として、前後左右端部にクローラ式のそれぞれ独立した4つの脚ユニット202a〜202dが設けられている油圧ショベルを挙げたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、4つのホイールをそれぞれ独立して昇降できるように構成された作業機械に本発明を適用してもよい。また、たとえば、2つのクローラユニットを有する一般的なクローラ式の作業機械に本発明を適用してもよい。
(3) 上述の説明において、メインポンプ70が可変容量式で有ることは必須ではない。
(4) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、下部走行体と、下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられた運転室と、下部走行体に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータと、上部旋回体に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータと、複数の下部走行体用アクチュエータおよび複数の上部旋回体用アクチュエータに圧油を供給する、上部旋回体に設けられた油圧ポンプと、下部走行体に対して上部旋回体が旋回可能となるように下部走行体の油圧回路と上部旋回体の油圧回路とを接続するセンタジョイントと、運転室内に設けられた、複数の下部走行体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の下部走行体用アクチュエータ操作装置と、運転室内に設けられた、複数の上部旋回体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の上部旋回体用アクチュエータ操作装置と、複数の下部走行体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(下部流量制御弁)を有し、下部走行体に設けられた下部走行体用コントロールバルブと、複数の上部旋回体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(上部流量制御弁)を有し、上部旋回体に設けられた上部旋回体用コントロールバルブと、複数の上部流量制御弁および複数の下部流量制御弁の開度を制御する開度制御信号を出力する開度制御信号出力手段とを備え、センタジョイントを介して上部流量制御弁の下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートを接続し、開度制御信号出力手段は、下部走行体用アクチュエータ操作装置の操作量に基づいて、下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする各種構造の作業機械を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、下部走行体と、下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられた運転室と、下部走行体に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータと、上部旋回体に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータと、複数の下部走行体用アクチュエータおよび複数の上部旋回体用アクチュエータに圧油を供給する、上部旋回体に設けられた油圧ポンプと、下部走行体に対して上部旋回体が旋回可能となるように下部走行体の油圧回路と上部旋回体の油圧回路とを接続するセンタジョイントと、運転室内に設けられた、複数の下部走行体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の下部走行体用アクチュエータ操作装置と、運転室内に設けられた、複数の上部旋回体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の上部旋回体用アクチュエータ操作装置と、複数の下部走行体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(下部流量制御弁)を有し、下部走行体に設けられた下部走行体用コントロールバルブと、複数の上部旋回体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(上部流量制御弁)を有し、上部旋回体に設けられた上部旋回体用コントロールバルブと、複数の上部流量制御弁および複数の下部流量制御弁の開度を制御する開度制御信号を出力する開度制御信号出力手段と、下部走行体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(下部ロードセンシング差圧)を検出する下部ロードセンシング差圧検出手段とを備え、センタジョイントを介して上部流量制御弁の下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートを接続し、開度制御信号出力手段は、下部ロードセンシング差圧検出手段で検出した下部ロードセンシング差圧に基づいて、下流に下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする各種構造の作業機械を含むものである。
1 作業機械 2 下部走行体
3 上部旋回体 5 エンジン
6 センタジョイント 7 ポンプユニット
10 ブーム 11 ブームシリンダ
12 アーム 13 アームシリンダ
15 作業具シリンダ 23 バケット
26 上部旋回体用アクチュエータ 27 下部走行体用アクチュエータ
30 上部用コントロールバルブ(上部コントロールバルブ)
30a,30b,30c バルブセクション
30d コントロールセクション
31a,31b,31c 流量制御弁(メインスプール)
32a,32b,32c 圧力補償弁
36 メインリリーフ弁 40 アンロード弁
42 差圧減圧弁 49a,49b,49c ソレノイド
50 下部用コントロールバルブ(下部コントロールバルブ)
70 メインポンプ 71 パイロットポンプ
72 ポンプ傾転制御機構 72a 馬力制御傾転レギュレータ
72b ロードセンシング制御傾転レギュレータ
73 ロードセンシング制御弁 80 操作装置
81 操作装置 82 電磁比例弁
83 電磁比例弁 84 通信用コントローラ
85 電磁弁コントローラ 86 電磁弁コントローラ
87 スリップリング 150 圧力センサ
201 センタフレーム 202a〜202d 脚ユニット

Claims (5)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
    前記上部旋回体に設けられた運転室と、
    前記下部走行体に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータと、
    前記上部旋回体に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータと、
    前記複数の下部走行体用アクチュエータおよび前記複数の上部旋回体用アクチュエータに圧油を供給する、前記上部旋回体に設けられた油圧ポンプと、
    前記下部走行体に対して前記上部旋回体が旋回可能となるように前記下部走行体の油圧回路と前記上部旋回体の油圧回路とを接続するセンタジョイントと、
    前記運転室内に設けられた、前記複数の下部走行体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の下部走行体用アクチュエータ操作装置と、
    前記運転室内に設けられた、前記複数の上部旋回体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の上部旋回体用アクチュエータ操作装置と、
    前記複数の下部走行体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(下部流量制御弁)を有し、前記下部走行体に設けられた下部走行体用コントロールバルブと、
    前記複数の上部旋回体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(上部流量制御弁)を有し、前記上部旋回体に設けられた上部旋回体用コントロールバルブと、
    複数の前記上部流量制御弁および複数の前記下部流量制御弁の開度を制御する開度制御信号を出力する開度制御信号出力手段とを備え、
    前記センタジョイントを介して前記上部流量制御弁の下流に前記下部走行体用コントロールバルブのポンプポートを接続し、
    前記開度制御信号出力手段は、下部走行体用アクチュエータ操作装置の操作量に基づいて、下流に前記下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている前記上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記下部走行体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(下部ロードセンシング差圧)を検出する下部ロードセンシング差圧検出手段をさらに備え、
    前記開度制御信号出力手段は、下部走行体用アクチュエータ操作装置の操作量と、前記下部ロードセンシング差圧検出手段で検出した前記下部ロードセンシング差圧とに基づいて、下流に前記下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている前記上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする作業機械。
  3. 下部走行体と、
    前記下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
    前記上部旋回体に設けられた運転室と、
    前記下部走行体に設けられた複数の下部走行体用アクチュエータと、
    前記上部旋回体に設けられた複数の上部旋回体用アクチュエータと、
    前記複数の下部走行体用アクチュエータおよび前記複数の上部旋回体用アクチュエータに圧油を供給する、前記上部旋回体に設けられた油圧ポンプと、
    前記下部走行体に対して前記上部旋回体が旋回可能となるように前記下部走行体の油圧回路と前記上部旋回体の油圧回路とを接続するセンタジョイントと、
    前記運転室内に設けられた、前記複数の下部走行体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の下部走行体用アクチュエータ操作装置と、
    前記運転室内に設けられた、前記複数の上部旋回体用アクチュエータをそれぞれ操作するための複数の上部旋回体用アクチュエータ操作装置と、
    前記複数の下部走行体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(下部流量制御弁)を有し、前記下部走行体に設けられた下部走行体用コントロールバルブと、
    前記複数の上部旋回体用アクチュエータに対応して複数の流量制御弁(上部流量制御弁)を有し、前記上部旋回体に設けられた上部旋回体用コントロールバルブと、
    複数の前記上部流量制御弁および複数の前記下部流量制御弁の開度を制御する開度制御信号を出力する開度制御信号出力手段と、
    前記下部走行体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(下部ロードセンシング差圧)を検出する下部ロードセンシング差圧検出手段とを備え、
    前記センタジョイントを介して前記上部流量制御弁の下流に前記下部走行体用コントロールバルブのポンプポートを接続し、
    前記開度制御信号出力手段は、前記下部ロードセンシング差圧検出手段で検出した前記下部ロードセンシング差圧に基づいて、下流に前記下部走行体用コントロールバルブのポンプポートが接続されている前記上部流量制御弁へ開度制御信号を出力することを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記油圧ポンプは、容量可変型の油圧ポンプであり、
    前記油圧ポンプの容量を変更する容量変更手段をさらに備え、
    前記上部旋回体用コントロールバルブのロードセンシング差圧(上部ロードセンシング差圧)を検出する上部ロードセンシング差圧検出手段をさらに備え、
    前記容量変更手段は、前記上部ロードセンシング差圧検出手段で検出した前記上部ロードセンシング差圧に基づいて前記油圧ポンプの容量を変更することを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記下部走行体は、
    走行体フレームを有する4つの独立した走行体ユニットと、
    一端が前記走行体フレームに接続され、他端が前記センタフレームの周縁近傍で軸支されて上下方向に独立して揺動可能な4つの揺動フレームと、
    前記4つの揺動フレーム毎に設けられて、前記4つの揺動フレームを前記センタフレームに対して上下方向に独立して揺動させることで前記走行体ユニットを前記センタフレームに対して独立して上下動させる、前記下部走行体用アクチュエータとしての4つの駆動シリンダとを備えることを特徴とする作業機械。
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