JP4972354B2 - 記録媒体、その制御情報を構成する方法、制御情報を用いる記録および／または再生方法、並びにその装置 - Google Patents

Description

本発明は、書き込み可能光ディスクなどの記録媒体上に制御情報を記録する方法、および制御情報を用いて記録媒体上にデータを記録する方法に関する。

ＨＤ−ＤＶＤとして知られている高密度光記録媒体は、高解像度のビデオデータおよび高品質のオーディオデータを記録および保存するために広く使われている。ブルーレイディスク（Ｂｌｕｅ−ｒａｙ ｄｉｓｃ）（以下、ＢＤ）は、次世代のＨＤ−ＤＶＤ技術を代表するものである。

現在、追記型ブルーレイディスク（ＢＤ−ＷＯ）についての標準を含むＢＤのグローバル標準のための技術的な仕様が構築されつつある。一方、１倍速ＢＤ−ＲＥとして知られており、現在論議中にある書き換え型ＢＤは、高速の記録速度、すなわち、２倍速ＢＤ−ＲＥ以上を有すると期待されるＢＤ−ＲＥディスクと互換性を持つ必要がある。また、書き込み速度の高速なＢＤ−ＷＯの仕様も作業が進行中である。

この理由から、高密度光ディスクの高速な記録速度に効率的に対応できるソリューションが緊急に求められており、構築された仕様は相互互換性を保証される必要がある。本発明は、従来の技術における制限および欠点に起因する１つ以上の不具合を大幅に解消する光ディスクの制御情報を記録する方法を対象とするものである。

本発明の目的は、高速な記録速度に対応する特定の情報としての制御情報を記録する新規な方法であって、制御情報の種類を示す情報が制御情報内に記録されるだけではなく、ライトストラテジが記録された情報と相互作用する方法を提供することにある。

本発明の他の目的は、制御情報を構成する新規なデータ構造を定義するところにある。 本発明のさらに他の目的は、同様な基礎を持つディスクの間に与えられる相互互換性によって、ディスク内の特定のエリアにおいて高速な記録速度に対応する制御情報を記録する特定の方法を提供することにある。

本発明のさらに他の目的は、実際のデータが記録された制御情報を用いて光ディスク上／から記録／再生される記録／再生方法および装置を提供することにある。

本発明のさらなる利点、目的および特徴は、後述する説明において一部として開示され、この技術分野における当業者であれば、本発明の教示から明確に理解できるであろう。本発明の他の目的およびメリットは、添付した図面と詳細な説明および特許請求の範囲に明示された構成により具体化される。

上記の諸目的および他の利点を達成するために、後述する本発明の目的によれば、本発明に係る記録媒体上に制御情報を記録する方法は、少なくとも１つ以上の記録層および記録速度と関連付けられた制御情報を生成するステップであって、この制御情報は、制御情報のタイプを識別する第１の情報を含み、この情報は、制御情報が線速度一定（ＣＬＶ）または角速度一定（ＣＡＶ）に使われるかどうかを示し、そして、ライトストラテジパラメータが、制御情報のタイプと関連付けられていることと、記録媒体の特定のエリア上に制御情報を記録するステップと、を含む。

本発明の他の態様において、記録媒体上に記録され、または、記録媒体上／から記録／再生される制御情報のデータ構造は、特定の記録層および／または特定の記録速度と関連付けられた制御情報が、制御情報がＣＡＶまたはＣＬＶと関連付けられているかどうかを示すタイプ情報に依存するストラテジ情報を含むことを特徴とする。

本発明の他の態様において、記録媒体は、記録可能なエリアおよび再生専用のエリアを有する少なくとも１つの記録層を有し、ディスク情報は各記録速度および／または各記録層に応じて再生専用のエリアに別々に与えられ、ディスク情報のタイプを識別する識別情報ならびにこの識別情報と関連付けられたライトストラテジ情報が、ディスク情報に与えられる。

本発明の他の態様において、光ディスクは少なくとも１以上の記録層を有し、制御情報は各記録層および／または各記録速度に応じて与えられ、制御情報のタイプ識別する識別情報ならびにこの識別情報と関連付けられたライトストラテジパラメータは、制御情報内に記録される。

本発明のさらに他の態様において、記録媒体上にデータを記録する方法は、記録媒体の管理領域内において各記録速度に応じて別々に記録される複数の制御情報を読み込むステップと、各制御情報内に記録された制御情報タイプを識別する識別情報をチェックするステップと、識別情報から対応する記録速度と関連付けられたライトストラテジ情報に基づいてデータの記録を行うステップと、を含む。

本発明のさらに他の態様において、記録媒体上にデータを記録する方法は、制御情報のタイプを識別する識別情報に基づいて特定の制御情報を識別するステップであって、制御情報は、データの記録または読込みのための基準情報を与えるために特定の記録速度および／または特定の記録層と関連付けられた識別情報は、制御情報がＣＬＶまたはＣＡＶに対して使われるかどうかを識別することと、識別ステップの結果としてＣＬＶまたはＣＡＶに使われる制御情報に含まれたライトストラテジパラメータを用いてデータを記録するステップとを含む。

本発明のさらに他の態様において、記録媒体上にデータを記録する装置は、記録媒体の管理領域内において、少なくとも記録速度と関連付けられた複数の制御情報を読み取る光ピックアップと、対応する制御情報がＣＬＶまたはＣＡＶに対して使われるかどうかを識別するための識別情報に基づいて制御情報タイプをチェックし、チェックの結果として対応する制御情報に含まれたライトストラテジを読み込み、そして、読み込まれたライトストラテジを用いてデータの記録を行う制御器とを備える。

本発明における上述の全般的な説明および後述する詳細な説明は単なる例示的なものに過ぎず、請求の範囲に記載された本発明をさらに詳述するために提供されるものであることは言うまでもない。

以上説明したように、本発明により、高密度光ディスクにおいて高速な記録速度に対応する制御情報を与える各種の方法が提供される。特に、ディスク情報内にライトストラテジ（ＷＳ）を記録時、ＣＬＶおよびＣＡＶＧは別々に記録されるので、光ディスクの記録／再生に効率良く対応することができる。

以下、添付した図面に基づいて、本発明の好ましい実施の形態の詳細およびその実施例について説明する。図中において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳しい説明は省くものとする。

ＢＤは、本発明に係る光ディスクの一例として取り上げられている。また、記録された制御情報を有する光ディスクであることに特徴がある本発明の概念は、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ＋ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ＋Ｒ、およびこれに類似のディスクに適用することができる。

以下に使用される用語は、ほとんどが公知のものである。しかし、一部の用語については、本発明が出願人により使われる用語の意図された意味として理解されるように、出願人により選択されている。

例えば、ディスクの「制御情報」は、特定のエリア、すなわち製造者のデータが記録され追記可能なエンボス（ｅｍｂｏｓｓｅｄ）エリアとして知られているディスクの書き込み可能エリアまたは再生専用エリアに記録され、記録されたディスクの再生に必要な情報を含む。ディスク制御情報は、ＢＤ技術に関して’’ディスク情報’’または’’ＤＩ’’と呼ばれるが、典型的には、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ＋ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ＋Ｒディスクに対する「物理フォーマット情報」と呼ばれている。従って、本発明の技術的な背景は、物理フォーマット情報に同等に適用可能なことは言うまでもない。

さらに、本発明に係るディスク情報は、例えば、第１または第２の情報として数えられる情報の任意のユニットとして記録される。

本発明は、ライトストラテジ（ＷＳ）がディスク情報内においてライトストラテジ（ＷＳ）を記録する時、ディスク情報の種類を識別する情報と相互作用することにより記録され、複数のライトストラテジのうちいずれか１つがディスクの製造時に選択的に記録され、そして、記録／再生装置（図１２）がディスク情報内に記録されたライトストラテジ（ＷＳ）を参照して記録／再生を行うところに特徴がある。以下ではまず、この明細書中に使用されている「ライトストラテジ（ＷＳ）」の意味について詳しく述べる。

「ライトストラテジ（ＷＳ）」の意味を考えると、通常、記録を行うためにピックアップ（図１２におけるピックアップ１１）を介して光ディスク内の記録層にレーザビームを放射することにより、記録層の媒体特性が変更される。その結果、レーザビームの強度（記録パワー）、書き込みパワーの印加時間などが決められる必要がある。このようにして決められた各種の記録に関連した情報は、一般に「ライトストラテジ（ＷＳ）」と名づけられ、特定の「ライトストラテジ（ＷＳ）」内に記録された特定のコンテンツは、「ライトストラテジ（ＷＳ）パラメータ」と名づけられる。

本発明において使われるライトストラテジ（ＷＳ）情報とは、ライトストラテジ（ＷＳ）と関連付けられたすべての情報を意味する。さらに、「ＷＳパラメータ」とは、ＷＳをなす項目および特定の数値を意味し、ＷＳ情報の一種である。その結果、ＷＳ情報は、上述したような「ＷＳタイプ」、後述する「ＷＳフラグ」などと「ＷＳパラメータ」を含む包括的な概念を持っている。

また、ライトストラテジ（ＷＳ）は各種の方法により記録することができる。ディスクが高密度化して高速動作するに伴い、記録層の媒体特性とともに記録速度（すなわち、ディスクＲＰＭ）は、相当の影響を受ける。その結果、より正確なシステムが求められる。したがって、以下では、様々なライトストラテジ（ＷＳ）を例として挙げながら、説明される。

第１に、「（ｎ−１）ＷＳ」と呼ばれる記録層媒体上に形成される記録マークの大きさ（ｎ）よりも１だけ小さな記録パルスを有するシステムがある。第２に、「ｎ／２ ＷＳ」と呼ばれる記録マークの大きさ（ｎ）の半分に相当する大きさを有する記録パルスを備えたシステムがある。さらに、新しいライトストラテジ（ＷＳ）が、開発されつつある。異なるライトストラテジ（ＷＳ）のタイプに関して、ライトストラテジ（ＷＳ）に適用されたパラメータが相異なるライトストラテジ（ＷＳ）の各種のシステムが存在するとき、ディスク製造者は、ライトストラテジパラメータに応じてライトストラテジをテストするために特定のＷＳを選び、その後、ディスク情報内の特定のエリアにおける「ＷＳパラメータ」フィールド内に、テスト結果を記録する。

さらに、ディスク上にデータを記録する方法として、線速度一定（ＣＬＶ）方法および角速度一定（ＣＡＶ）方法がある。ＣＬＶ方法は、１つの記録速度によって記録を行うために、ディスクの内周および外周エリアに同じ線速度が適用される。ＣＡＶ方法は、ディスクの内周および外周に同じＲＰＭを加え、ディスクの比較的に小さな回転半径を有するディスクの外周における線速度は、比較的に大きな回転半径を有するディスクの内周における線速度よりも高速になる。内周および外周の半径を互いに比較すると、ディスクの内周および外周の記録速度間には、約２．４倍の差が存在する。

その結果、ＣＡＶシステムを採用した時は、外周においては２．４倍速で、そして、内周においては１倍速で記録が行われる。例えば、内周において４倍速で記録が行われれば、外周においては９．６倍速で行われる。ディスクの内周および外周の記録速度差が大きいため、記録を行うためにディスクの各位置に適用されるライトストラテジ（ＷＳ）および最適な記録速度を選ぶ必要がある。その結果、ＣＡＶ方法は３種類の線速度（記録速度）、例えば、「１つのタイプの記録速度グループ」と呼ぶことのできる１倍速の線速度、１．７倍速の線速度および２．４倍速の線速度についての定義を必要とする。また、定義された記録速度の各々についてのライトストラテジ（ＷＳ）は、ディスク情報内に記録されなければならない。

図１および図２は、本発明に係る光ディスクの構造図である。書き込み可能な光ディスクは、本発明を十分に適用ができる光ディスクである。さらに、書き込み可能ディスクは、書換え型光ディスクおよび追記型光ディスクのうちのいずれであっても良い。図１は、本発明に係る１つの記録層を持った１層ディスクの構造図である。

図１を参照すれば、リードインエリアは光ディスクの内周エリア上において管理領域として設けられ、リードアウトエリアは光ディスクの外周エリア上において管理領域として設けられている。特に、再生専用エリア並びにび書換え型もしくは追記型エリアは、ディスクの内周エリア内において互いに別々に存在する。

再生専用エリアは、データがディスクの製造時に予め記録されたエリア（「エンボスエリア」と呼ばれる。）である。ユーザまたはシステムは、再生専用エリアにデータ記録を行うことはできない。ＢＤ−ＲＥ／ＷＯにおいて、再生専用エリアは、パーマネント情報および制御データ（ＰＩＣ：ｐｅｒｍａｎｅｎｔ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ ｃｏｎｔｒｏｌ ｄａｔａ）エリアと呼ばれる。また、ディスク記録に必要な情報としての上述したディスク情報（以下、「ＤＩ」と称する。）は、ＰＩＣエリアに記録される。

データエリアには、ユーザの実際のデータが記録されるユーザデータエリア、発生した欠陥エリアを取り替えるためのスペアエリア（ＩＳＡおよびＯＳＡ）が設けられている。特に、欠陥および通常管理の情報を記録するためのＴＤＭＡ（ｔｅｍｐｏｒａｒｙ ｄｅｆｅｃｔ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ａｒｅａ）は、ＢＤ−ＷＯなどの追記型光ディスクに設けられている。書換え型ＢＤ（ＢＤ−ＲＥ）の場合にＴＤＭＡは不要であり、このエリアは予約エリアとして残される。

本発明は、再生専用または書き込み可能エリアにおいて、ディスクの記録再生に求められる制御情報としてディスク情報（ＤＩ）を効率よく記録する方法を提供するものである。再生専用エリアにおいて、ディスクの種類ごとに異なる記録方法が適用されることは言うまでもない。ＢＤ−ＲＥ／ＷＯの場合に、再生専用エリアとしてのＰＩＣエリアは２相高周波変調信号により記録され、対応するエリアにおいて、高周波変調信号は特定の再生方法によって再生され、情報は再生することから得られる。

図２は、リードインから始まる記録層が第１の記録層Ｌａｙｅｒ０と名付けられ、リードアウトで終わる記録層が第２の記録層Ｌａｙｅｒ１と名付けられる２つの記録層を備える２層ディスクを示すものである。

２層ディスクにおいて、ＰＩＣエリアはディスク内周エリアのリードインおよびリードアウトに設けられ、同じコンテンツのディスク情報（ＤＩ）はＰＩＣエリアに記録される。図３は、図１または図２に示したディスク内のＰＩＣエリアの構造図である。上述したような方法は、高周波変調されたＰＩＣエリア内の全ての情報が得られるとき、図３におけるＰＩＣエリアの構造と同様に、情報が並べ替えられることを意味する。

以下、ＰＩＣエリアにおいてディスク情報（ＤＩ）を構成する方法について説明する。
ＢＤ−ＲＥ／ＷＯにおいては、「１つのクラスタ」は最小の記録ユニットを意味している。上位の１つの記録ユニットとして、５４４個のクラスタが１つのフラグメントを構成する。合計５個のフラグメントが集まって、ＰＩＣエリアが形成される。ディスク情報は、第１のフラグメントＩＦ０の先頭クラスタに記録される。ディスク情報は、対応する光ディスクにより許容される記録層および記録速度ごとに複数記録され、1つのディスク情報は１１２バイトを含む。特に、１１２バイトよりなるディスク情報は、ディスク情報（ＤＩ）フレームと呼ばれる。さらに、ディスク情報の同じ内容は残りのフラグメントの各先頭クラスタに繰り返し記録され、ディスク情報の喪失に対応することが可能になる。

対応する記録層を示す情報、記録速度を示す情報、および記録速度に対応するライトストラテジ情報は、各ディスク情報内に記録される。その結果、このような情報は対応する光ディスクの記録または再生に活用され、記録層および記録速度ごとに最適な書込みパワーを与えることが可能になる。

以下、図４から図１２に基づいて、ディスク情報内にディスク情報タイプと関連付けられたライトストラテジ（ＷＳ）を記録する本発明に係る方法について述べる。

図４は、ディスク情報の概略の構造図であって、本発明の１つの実施形態に係る光ディスクの記録ディスク情報を示している。

図４を参照すれば、複数のディスク情報がディスク内に記録される。各ディスク情報の記録シーケンスはシーケンス番号により決められ、記録シーケンスは１バイトごとに記録される。例えば、対応する情報は、ディスク情報内において５番目のバイトとして記録され、「ＤＩブロック内のＤＩフレームシーケンス番号」フィールドと名付けられる。そして、簡単に「００ｈ，０１ｈ，０２ｈ，０３ｈ，．．．」と表示される。すなわち、５番目のバイトの情報が「００ｈ」である場合、これは、最初のディスク情報であることを意味する。また、５番目のバイトの情報が「０７ｈ」である場合、これは、８番目のディスク情報であることを意味する。さらに、５番目のバイトのＤＩブロック内のＤＩフレームシーケンス番号の意味は、次の方法により定義される。

先ず、５番目のバイトの情報が「００ｈ」である場合、「００ｈ」は最初のディスク情報であることだけではなく、第１の記録層Ｌａｙｅｒ０の１倍速のディスク情報を意味する。「０１ｈ」は、２番目のディスク情報だけではなく、第１の記録層Ｌａｙｅｒ０の２倍速のディスク情報を意味する。「０２ｈ」は、３番目のディスク情報だけではなく、第１の記録層Ｌａｙｅｒ０の４倍速のディスク情報を意味する。さらに、「０３ｈ」は４番目のディスク情報だけではなく、第１の記録層Ｌａｙｅｒ０の８倍速のディスク情報を意味する。記録層情報および記録速度情報が、ディスク情報内の予約エリアに別々に記録できることは言うまでもない。

また、ディスク情報のタイプまたは種類を識別できる識別情報は、ディスク情報内において「ＤＩタイプ」フィールド名付けられたＮ番目のバイトの特定のエリアに記録される。さらに、対応するディスク情報のタイプと相互運用（相互動作）するライトストラテジ（ＷＳ）は、例えば、ディスク情報内におけるＬ〜１１１番目のバイトであって、「ライトストラテジパラメータ」と名付けられたエリアである他の特定のエリアに記録される。すなわち、対応するディスク情報が「ＤＩタイプ」フィールドを介して「ＣＬＶ」モードまたは「ＣＡＶ」モードであるかを識別し、ライトストラテジ（ＷＳ）は、識別されたモードに基づく方式により記録される。例えば、ＣＬＶモードである場合、１つの記録速度に対するＷＳだけが記録される。ＣＡＶモードである場合、１つのタイプの記録速度グループ（例えば、１倍速、１．７倍速および２．４倍速など３種類の線速度）に対するＷＳを記録する必要がある。

ディスク情報タイプを識別する情報が「００００ ０００ｂ」である場合、例えば、これは、「ＣＬＶディスク情報（ＤＩ）」を定義することを意味する。「００００ ０００１ｂ」である場合、これは、「ＣＡＶディスク情報（ＤＩ）」を定義することを意味する。

図５は、図４に類似のディスク情報内においてＮ番目のバイトのディスク情報タイプを識別するための識別情報を記録する場合に、ディスク情報を記録する例示的な方法を示すものである。説明の便宜のために、ここでは、１層の記録層Ｌａｙｅｒ０が例として示される。また、この方法は、より多くの記録層が存在する場合も、同じ方式として適用可能であることは言うまでもない。

上述したように、本発明のディスク情報は、ディスク製造者がディスク内の再生専用エリアに対応するディスクの特性を記録する情報である。ディスクが有するライトストラテジ（ＷＳ）は、記録／再生装置（図１２）が記録／再生の実際のアプリケーションに活用できるように定義される。その結果、ディスク情報の記録時、ディスク製造者は記録層ごとに適用可能な記録速度を選択して決め、その後、決められた記録速度がＣＬＶまたはＣＡＶ方法に対応するかどうかを示す識別情報を、Ｎ番目のバイトに記録する。その結果、識別情報と相互作用するライトストラテジ（ＷＳ）は、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されるＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに従って識別される。

例えば、第１の記録層の１倍速に関するディスク情報はディスク情報シーケンスとして’００ｈ’に記録され、ディスク情報タイプはＣＡＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）はＣＡＶ ＷＳが記録・選択されるように相互作用する。第１の記録層の２倍速に関するディスク情報は’０１ｈ’に記録され、ディスク情報タイプはＣＬＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）はＣＬＶ ＷＳが記録・選択されるように相互作用する。第１の記録層の４倍速に関するディスク情報は’０２ｈ’に記録され、ディスク情報タイプはＣＬＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）は、ＣＬＶ ＷＳが記録・選択されるように相互作用する。第１の記録層の８倍速に関するディスク情報は’０３ｈ’に記録され、ディスク情報タイプはＣＡＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）はＣＡＶ ＷＳが記録・選択されるように相互作用する。この場合、ＣＬＶまたはＣＡＶ ＷＳはディスク製造者により選ばれる単一のライトストラテジ（ＷＳ）を意味する。ＣＬＶの場合、ライトストラテジは１種類の書込み速度に適用される。ＣＡＶの場合、ライトストラテジは１つのタイプの記録速度または記録速度グループに対する複数の書込み速度に適用される。

図６は、本発明の他の実施の形態に係る制御情報の記録例を示すものである。図４と比べると、図６は、ＣＡＶモードに対する特定の識別がディスク情報内のＮ番目のバイトに書み込まれた「ＤＩタイプ」フィールドに適用されるように細分化されることを示している。

すなわち、対応するディスク情報がＣＡＶモードを意味する場合、これは、いくつの速度がライトストラテジ（ＷＳ）により与えられるかを識別するように細分される。その結果、’ＤＩタイプ’フィールドは、次のように定義することができる。Ｎ番目のバイトに記録された’ＤＩタイプ’フィールドが’００００ ０００１ｂ’である場合、これは、ＣＡＶモードを意味し、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）は、１つの種類の速度だけに対応するように記録される。Ｎ番目のバイトに記録された’ＤＩタイプ’フィールドが’００００ ００１０ｂ’である場合、これは、ＣＡＶモードを意味し、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）は２種類の速度に対応するように記録される。Ｎ番目のバイトに記録された’ＤＩタイプ’フィールドが’００００ ００１１ｂ’である場合、これは、ＣＡＶモードを意味し、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）は３種類の速度に対応するように記録される。

一般に、ＣＡＶモードの場合、対応するディスク情報は３種類の速度に関するライトストラテジを有する。けれども、「ＤＩタイプ」フィールドの上述のような定義により、ディスク製造者が多数のライトストラテジに対応する上での困難さを回避することが可能になる。また、「ＤＩタイプ」フィールドの上述のような定義により、ディスク記録／再生装置の製造者が１つのライトストラテジ（ＷＳ）だけに対応する安価な製品の開発が可能になる。

図７は、本発明の他の実施の形態に係る制御情報の記録例を示すものである。ここで、ディスク情報のタイプを識別するための情報は、最終的に使われたライトストラテジ（ＷＳ）のタイプを識別可能にする他の情報と共に、図４の実施の形態と同様にディスク情報内に記録される。

図７を参照すれば、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプを識別可能にする情報は、複数の特定のライトストラテジ（ＷＳ）のうちどの１つのストラテジが、使用されるために、ディスク製造者により選択されたかを識別するものであるのに対し、ディスク情報タイプを識別するための情報は、対応するディスク情報がＣＬＶモードまたはＣＡＶモードであるかどうかを識別可能にする。例えば、上述したように、（ｎ−１） ＷＳ、ｎ／２ ＷＳなどのように存在しうる各種のライトストラテジタイプは、第１のＷＳ（ＷＳ−１）、第２のＷＳ（ＷＳ−２），．．．および第ＫのＷＳ（ＷＳ−Ｋ）として定義される。また、ディスク製造者により選択されたライトストラテジタイプ（’ＷＳタイプ’と称する。）を識別する情報は、ディスク情報内に記録される。

以下、図４の実施の形態と比較してこれについて詳細に説明する。先ず、「ライトストラテジ（ＷＳ）タイプ」フィールドは、図４の実施の形態のＰ番目のバイトに加えられ、Ｌ〜１１１番目のライトストラテジ（ＷＳ）がＮ番目のバイトのディスク情報タイプおよびＰ番目のバイトのライトストラテジ（ＷＳ）タイプと相互作用することにより記録される。すなわち、次のように定義できる。「００００ ００００ｂ」がＰ番目のバイトに書き込まれる場合、これは、第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味する。「００００ ００１０ｂ」がＰ番目のバイトに書き込まれる場合、これは、第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味する。「ＸＸＸＸ ＸＸＸＸｂ」がＰ番目のバイトに書き込まれる場合、これは、第ＫのＷＳ（ＷＳ−Ｋ）を意味する。

図８は、図７の本発明の他の実施の形態に係る制御情報内にライトストラテジを記録する例を示し、図９は、図７の本発明の他の実施の形態に係る制御情報内にライトストラテジを記録する他の例を示す。

図８は、ディスク製造者が複数のライトストラテジ（ＷＳ）のうちいずれか１つを記録する時に、全ての記録速度に対する特定のライトストラテジ（ＷＳ）を選択的に記録することを示している。

図８を参照すれば、ディスク情報のＮ番目のバイトはディスク情報タイプを示し、ディスク情報のＰ番目のバイトはライトストラテジ（ＷＳ）タイプを示し、そして、Ｎ番目およびＰ番目のバイトと相互作用することにより決定された１つのライトストラテジ（ＷＳ）に関連付けられたパラメータは、Ｌ〜１１番目のバイトに記録される。

例えば、第１の記録層の１倍速に関するディスク情報はディスク情報シーケンスとして「００ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＡＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）は、これらと相互作用することにより、ＣＡＶ ＷＳ−１が記録されるように選択される。第１の記録層の２倍速に関するディスク情報は「０１ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＬＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＬＶ ＷＳ−１が記録されるように選択される。第１の記録層の４倍速に関するディスク情報は「０２ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＬＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＬＶ ＷＳ−２が記録されるように選択される。第１の記録層の８倍速に関するディスク情報は「０３ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＡＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＡＶ ＷＳ−２が記録されるように選択される。

図９は、複数のライトストラテジ（ＷＳ）のうちいずれか１つがディスク情報内に記録され、必須のライトストラテジ（ＷＳ）タイプが特定の記録速度（例えば、１倍速）に対して記録されるが、ディスクの製造者は残りの記録速度に対する特定のライトストラテジ（ＷＳ）を選択的に記録することを示す。

その結果、図９の方法は、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプが特定の記録速度（１倍速）に対するディスク製造者の選択上に制限を置くことにより強制的な方式により決められる点において、図８の方法とは違いがある。これは、ディスク記録／再生装置（図１２）の製造者が１つのライトストラテジ（ＷＳ）タイプだけに対応する安価な製品の製造を可能にする。

例えば、第１の記録層の１倍速に関するディスク情報はディスク情報シーケンスとして「００ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＡＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＡＶ ＷＳ−１が記録されるように強制的に選択される。第１の記録層の２倍速に関するディスク情報は「０１ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＬＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＬＶ ＷＳ−１が記録されるように選択される。第１の記録層の４倍速に関するディスク情報は「０２ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＬＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＬＶ ＷＳ−２が記録されるように選択される。第１の記録層の８倍速に関するディスク情報は「０３ｈ」に記録され、ディスク情報タイプはＣＡＶモードを意味し、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプは第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味し、そして、ライトストラテジ（ＷＳ）はこれらと相互作用することにより、ＣＡＶ ＷＳ−２が記録されるように選択される。

図１０は、本発明のさらに他の実施の形態に係る制御情報の記録例であって、ＣＡＶモードに対する特定の識別がディスク情報内のＮ番目のバイトで書き込まれた「ＤＩタイプ」フィールドに適用されるように細分され、さらに、ライトストラテジ（ＷＳ）タイプを指定する情報が記録されることを示すものである。

図１０を参照すれば、対応するディスク情報がＣＡＶモードを意味する場合、これは、いくつの速度がライトストラテジ（ＷＳ）により与えられるかを識別するように細分される。その結果、「ＤＩタイプ」フィールドは、下記のように定義できる。Ｎ番目のバイトに記録された「ＤＩタイプ」フィールドが「００００ ０００１ｂ」である場合、これはＣＡＶモードを意味し、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）は一種類の速度に対応するように記録される。Ｎ番目のバイトに記録された「ＤＩタイプ」フィールドが「００００ ００１０ｂ」である場合、これはＣＡＶモードを意味し、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）は２種類の速度に対応するように記録される。Ｎ番目のバイトに記録された「ＤＩタイプ」フィールドが「００００ ００１１ｂ」である場合、これはＣＡＶモードを意味し、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）は３種類の速度に対応するように記録される。

さらに、「ライトストラテジ（ＷＳ）タイプ」フィールドはディスク情報内のＰ番目のバイトに加えられ、Ｌ〜１１１番目のライトストラテジ（ＷＳ）がＮ番目のバイトのディスク情報タイプおよびＰ番目のバイトのライトストラテジ（ＷＳ）タイプと相互作用することにより記録される。すなわち、次のように定義することができる。「００００ ００００ｂ」がＰ番目のバイトに書き込まれる場合、これは第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味する。「００００ ００１０ｂ」がＰ番目のバイトに書き込まれる場合、これは第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味する。「ＸＸＸＸ ＸＸＸＸｂ」がＰ番目のバイトに書き込まれる場合、これは第ＫのＷＳ（ＷＳ−Ｋ）を意味する。

図１１は、図１０の本発明のさらに他の実施の形態により制御情報内にライトストラテジを記録する例を示すものである。

図１１を参照すれば、「００００ ００００ｂ」はＮ番目のバイトの「ＤＩタイプ」フィールドに記録されてＣＬＶモードを意味する。「００００ ０００１ｂ」はＰ番目のバイトの「ライトストラテジ（ＷＳ）タイプ」フィールドに記録されて第１のＷＳ（ＷＳ−１）を意味する。５番目のバイトは「００ｈ」であって、第１の記録層の１倍速ディスク情報を意味する。さらに、Ｎ番目のおよびＰ番目のバイトと相互作用する特定のライトストラテジ（ＷＳ）は、ディスク内のＬ〜１１１番目のバイトに書き込まれる。

ＣＬＶモードであるとき、一種類の速度に対するライトストラテジ（ＷＳ）が記録される。例えば、第１のＷＳ（ＷＳ−１）であるとき、「（ｎ−１）ＷＳ」タイプによるパラメータが定義される。これにより、ディスク製造者は対応するディスクに最適値を記録する。

「ＤＩタイプ」フィールド（Ｎ番目のバイト）が「００００ ０００１ｂ」に設定されてＣＡＶモードを意味する場合、または「ライトストラテジ（ＷＳ）タイプ」フィールドが「００００ ００１０ｂ」に設定されて第２のＷＳ（ＷＳ−２）を意味する場合、Ｌ〜１１１番目のバイトに記録されたライトストラテジ（ＷＳ）パラメータが、図１１において特定されたパラメータまたは対応するパラメータの値とは異なる新しいコンテンツとして記録さるべきであることは言うまでもない。

図１２は、本発明に係る光ディスク記録／再生装置のブロック図である。図１２を参照すれば、本発明に係る記録／再生装置は光ディスク上において記録／再生を行う記録器／再生器１０と、これを制御する制御部２０と、を備える。

制御部２０は特定のエリアに記録または再生コマンドを与え、記録器／再生器１０は、制御部２０のコマンドに応じて特定のエリア上において記録／再生を行う。特に、記録器／再生器１０は外部装置とコミュニケーションを行うインタフェース部１２と、光ディスク上にデータを直接に記録するか、あるいは、データを再生するピックアップ部１１と、ピックアップ部１１から再生信号を受信して必要な信号に再生しまたは変調して記録される信号を光ディスク上に記録される信号に伝えるデータプロセッサ１３と、光ディスクから信号を正確に読み込み、ピックアップ部１１を制御して光ディスク上に信号を正確に記録するサーボ部１４と、制御情報およびデータを含む管理情報を一時保存するメモリ１５と、記録器／再生器１０内において上述したような構成要素を制御するマイクロコンピュータ１６と、を備える。

以下、本発明に係る光ディスクのディスク情報記録プロセスについて述べる。

先ず、光ディスクが記録／再生装置にセットされるとき、ディスク内の全てのディスク管理情報は記録器／再生器１０のメモリ１５に読み込まれ、一時保存される。また、各種のディスク管理情報は、光ディスクの記録／再生に用いられる。特に、メモリ１５に保存された管理情報は、本発明のディスク情報を含んでいる。その結果、ディスク情報内に記録されたディスク情報タイプ、ライトストラテジ（ＷＳ）を識別する識別情報、およびこれらと相互作用するライトストラテジパラメータが読み込まれ、メモリ１５に一時保存される。光ディスク内の特定のエリア上において記録を行おうとする場合、制御部２０は、このような意図を書込みコマンドとして解釈し、次いで、これを記録される位置情報を、記録するデータと共に記録器／再生器１０に伝える。書込みコマンドを受信後、マイクロコンピュータ１６は、メモリ１５に保存された管理情報（特に、ディスク情報を通じて）から光ディスク内のエリアに適用された対応する記録速度を決定し、その後、その決定された記録速度に対応するライトストラテジ（ＷＳ）を参照して、最適な書込みパワーを探すことにより書込みコマンドを実行する。

これにより、本発明は、高密度光ディスクにおいて高速な記録速度に対応する制御情報を与える各種の方法を提供する。特に、ディスク情報内にライトストラテジ（ＷＳ）を記録時、ＣＬＶおよびＣＡＶは別々に記録されるので、光ディスクの記録／再生に効率よく対応することができる。

この技術分野における当業者にとっては、本発明に各種の修正および変形が加えられるということが理解できるであろう。よって、本発明は、特許請求の範囲に記載の範囲およびその等化物の範囲内であれば、本発明の修正および変形がカバーされることが意図されている。

本発明のさらなる理解を与えるために含まれ、本明細書の一部を構成するように取り込まれた添付図面は、本発明の原理を理解する上で有用な説明とともに、本発明の実施の形態を例示している。

本発明は、ＨＤ−ＤＶＤとして知られている高密度光記録媒体であり、高解像度のビデオデータおよび高品質のオーディオデータを記録および保存するために広く使うことができる。

本発明が適用可能な一層のディスクを示す図である。 本発明が適用可能な２層ディスクを示す図である。 本発明の制御情報が記録される管理領域を示す図であって、対応するエリア内のディスク情報の概略のフォーマット図である。 本発明の一実施形態により記録された制御情報を示す図である。 図４に示す本発明の１つの実施形態により記録された制御情報内のライトストラテジを示す図である。 本発明の他の実施形態により記録された制御情報を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態により記録された制御情報を示す図である。 図７に示す本発明のさらに他の実施形態により記録された制御情報内のライトストラテジを示す図である。 図７に示す本発明のさらに他の実施形態により記録された制御情報内のライトストラテジの他の例を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態により記録された制御情報を示す図である。 図１０に示す本発明のさらに他の実施形態により記録された制御情報内のライトストラテジを示す図である。 本発明に係る光ディスク記録／再生装置のブロック図である。

符号の説明

１０ 記録器／再生器
１１ ピックアップ部
１２ インタフェース部
１３ データプロセッサ
１４ サーボ部
１５ メモリ
１６ マイクロコンピュータ
２０ ホストまたは制御器

Claims (26)

1. 記録媒体上に制御情報を記録する方法において、
   少なくとも１つの記録速度と関連付けられた、制御情報ユニットを生成するステップであって、前記制御情報ユニットのそれぞれは、特定の記録層、特定の記録速度および前記特定の記録速度において使用可能な特定のライトストラテジに対するものであり、前記制御情報ユニットは、対応する前記制御情報ユニットのタイプを識別する第１の情報を含み、並びに、前記制御情報ユニットは、前記制御情報ユニットの前記タイプに依存したライトストラテジパラメータを含み、前記第１の情報は、前記制御情報ユニットがＣＬＶ（線速度一定）モードまたはＣＡＶ（角速度一定）モードに対して使用可能かどうかを示し、前記ライトストラテジパラメータは、ＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに関連付けられており、前記第１の情報が、前記制御情報ユニットが前記ＣＡＶモードに対して使用可能であると示しているとき、前記制御情報ユニットは、少なくとも３つの線記録速度の情報と、前記ＣＡＶモードに基づいてデータを記録するのに使用可能な前記３つの線記録速度に関連付けられたライトストラテジパラメータとを含んでいるステップと、
   前記記録媒体上の特定の領域上に、前記制御情報ユニットを記録するステップと
   を備えることを特徴とする記録方法。
2. 前記ライトストラテジパラメータは、第１の書き込みパルス時間および第１の書き込みパルス開始時間を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記ライトストラテジパラメータは、消去マルチパルス時間および第１の消去パルス開始時間をさらに含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記制御情報ユニットは、前記第１の情報が前記制御情報ユニットがＣＡＶモードに対するものであることを示している場合、前記ライトストラテジパラメータに関連付けられた速度群を識別する第２の情報をさらに含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
5. 前記制御情報ユニットは、前記第１の情報が前記制御情報ユニットがＣＬＶモードに対するものであることを示している場合、１つの記録速度に関連付けられた前記ライトストラテジパラメータを含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
6. 前記ライトストラテジパラメータは、対応する前記記録速度に適応可能なライトストラテジタイプと関連付けられることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記ライトストラテジタイプは、対応する前記記録速度に適応可能な少なくとも２つのライトストラテジタイプのうちの１つであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 記録媒体上に制御情報を記録する方法において、
   １つ以上の記録速度と関連付けられた、制御情報ユニットを生成するステップであって、前記制御情報ユニットのそれぞれは、特定の記録層、特定の記録速度および前記特定の記録速度において使用可能な特定のライトストラテジに対するものであり、前記制御情報ユニットは、対応する前記制御情報ユニットに定義されたパラメータがＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに対して使用可能かどうかを示す第１の情報を含み、並びに、前記制御情報ユニットは、前記記録速度に依存するライトストラテジパラメータを含み、前記ライトストラテジパラメータはＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに関連付けられており、前記第１の情報が、前記制御情報ユニットが前記ＣＡＶモードに対して使用可能であると示しているとき、前記制御情報ユニットは、少なくとも３つの線記録速度の情報と、前記ＣＡＶモードに基づいてデータを記録するのに使用可能な前記３つの線記録速度に関連付けられたライトストラテジパラメータとを含んでいるステップと、
   前記記録媒体上の特定の領域上に、前記制御情報ユニットを記録するステップと
   を備えることを特徴とする記録方法。
9. 前記ライトストラテジパラメータは、第１の書き込みパルス時間および第１の書き込みパルス開始時間を含むことを請求項８に記載の方法。
10. 前記ライトストラテジパラメータは、消去マルチパルス時間および第１消去パルス開始時間をさらに含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 生成する前記ステップは、前記ライトストラテジパラメータに関連付けられた速度群を識別する第２の情報をさらに含む前記制御情報ユニットを生成することを特徴とする請求項８に記載の方法。
12. 記録媒体上にデータを記録する方法において、
    １つ以上の記録速度と関連付けられた、前記記録媒体上に記録された制御情報ユニットを読み取るステップであって、前記制御情報ユニットのそれぞれは、特定の記録層、特定の記録速度および前記特定の記録速度において使用可能な特定のライトストラテジに対するものであり、前記制御情報ユニットは、前記１つ以上の記録速度に関連付けられたライトストラテジパラメータ、並びに、対応する制御情報ユニットがＣＬＶモードもしくはＣＡＶモードに使用可能かどうかを示している第１の情報を含み、前記ライトストラテジパラメータはＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに関連付けられており、前記第１の情報が、前記制御情報ユニットが前記ＣＡＶモードに対して使用可能であると示しているとき、前記制御情報ユニットは、少なくとも３つの線記録速度の情報と、前記ＣＡＶモードに基づいてデータを記録するのに使用可能な前記３つの線記録速度に関連付けられたライトストラテジパラメータとを含んでいるステップと、
    前記記録媒体上の特定の領域上に、前記制御情報ユニットに基づいてデータを記録するステップと
    を備えることを特徴とする記録方法。
13. 前記ライトストラテジパラメータは、第１の書き込みパルス時間および第１の書き込みパルス開始時間を含むことを請求項１２に記載の方法。
14. 前記ライトストラテジパラメータは、消去マルチパルス時間および第１消去パルス開始時間をさらに含むことを特徴とする請求項１３に記載の方法。
15. 前記制御情報ユニットは、前記ライトストラテジパラメータに関連付けられた速度群を識別する第２の情報をさらに含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
16. 書き込み可能な領域および再生専用の領域を備えた少なくとも１つの記録層であって、前記書き込み可能な領域または前記再生専用の領域においてそれぞれ制御情報ユニットが備えられ、前記制御情報ユニットのそれぞれは、特定の記録層、特定の記録速度および前記特定の記録速度において使用可能な特定のライトストラテジに対するものであり、前記制御情報ユニットは、対応する前記制御情報ユニットのタイプを識別する第１の情報並びに前記制御情報ユニットの前記タイプに依存したライトストラテジパラメータを含み、前記第１の情報は前記制御情報ユニットがＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに対して使用可能かどうかを示し、前記ライトストラテジパラメータがＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに関連付けられている記録層
    を備え、
    前記第１の情報が、前記制御情報ユニットが前記ＣＡＶモードに対して使用可能であると示しているとき、前記制御情報ユニットは、少なくとも３つの線記録速度の情報と、前記ＣＡＶモードに基づいてデータを記録するのに使用可能な前記３つの線記録速度に関連付けられたライトストラテジパラメータとを含んでいることを特徴とする記録媒体。
17. 前記ライトストラテジパラメータは、第１の書き込みパルス時間および第１の書き込みパルス開始時間を含むことを請求項１６に記載の記録媒体。
18. 前記ライトストラテジパラメータは、消去マルチパルス時間および第１消去パルス開始時間をさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載の記録媒体。
19. 前記第１の情報が、前記制御情報ユニットがＣＡＶモードに対するものであることを示していれば、前記制御情報ユニットは、前記制御情報ユニットに関連付けられた速度群を識別する第２の情報をさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載の記録媒体。
20. 前記第１の情報が、前記制御情報ユニットがＣＬＶモードに対するものであることを示していれば、前記制御情報ユニットは、１つの記録速度に関係付けられた前記ライトストラテジパラメータを含むことを特徴とする請求項１７に記載の記録媒体。
21. 前記ライトストラテジパラメータは、対応する前記記録速度へ適応可能なライトストストラテジタイプと関連付けられることを特徴とする請求項１７に記載の記録媒体。
22. 前記ライトストラテジタイプは、対応する前記記録速度に適応可能な少なくとも２つのライトストラテジタイプのうちの１つであることを特徴とする請求項２１に記載の記録媒体。
23. 記録媒体上に制御情報ユニットを記録する装置において、
    前記記録媒体上にデータを記録しまたは前記記録媒体から読み取るよう構成されたピックアップユニットと、
    前記ピックアップユニットと動作可能に結合され、制御情報ユニットを識別するように構成されたコントローラであって、前記情報ユニットのそれぞれは、特定の記録層、特定の記録速度および前記特定の記録速度において使用可能な特定のライトストラテジに対するものであり、前記制御情報ユニットは、対応する前記制御情報ユニットのタイプを識別する第１の情報並びに前記制御情報ユニットの前記タイプに依存するライトストラテジパラメータを含み、前記第１の情報は、前記制御情報ユニットがＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに対して使用可能かどうかを示し、前記ライトストラテジパラメータはＣＬＶモードまたはＣＡＶモードに関連付けられており、前記第１の情報が、前記制御情報ユニットが前記ＣＡＶモードに対して使用可能であると示しているとき、前記制御情報ユニットは、少なくとも３つの線記録速度の情報と、前記ＣＡＶモードに基づいてデータを記録するのに使用可能な前記３つの線記録速度に関連付けられたライトストラテジパラメータとを含んでいるコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、前記記録媒体の特定の領域上に前記制御情報ユニットを記録するよう構成されたことを特徴とする装置。
24. 前記コントローラは、前記記録媒体の前記特定の領域の書き込み可能な領域上に前記制御情報ユニットを記録するよう構成されたことを特徴とする請求項２３に記載の装置。
25. 前記コントローラは、ＣＬＶモードまたはＣＡＬモードに対する前記制御情報ユニットに基づいて、サーボ動作を制御するよう構成されたことを特徴とする請求項２３に記載の装置。
26. 前記コントローラに動作可能に結合され、前記記録媒体の前記特定の領域上に前記制御情報ユニットが記録されるのを制御するよう構成されたメモリをさらに備えたことを特徴とする請求項２３に記載の装置。

Images