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JP3771859B2 - 光情報記録方法及び光情報記録装置 - Google Patents

光情報記録方法及び光情報記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−RW、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の相変化型光記録媒体の記録方法及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光情報記録媒体の高速記録の需要が高まっている。特にディスク状の光記録媒体の場合、回転速度を高くすることで記録・再生速度を上げることが可能なため、高速化が進んでいる。光ディスクの中でも記録時に照射する光の強度変調のみで記録が可能である光記録媒体は、その記録機構が単純であり、媒体と記録装置の低価格化が可能であると同時に、再生も強度変調された光を用いているため、再生専用装置との高い互換性が確保できることから普及が進み、近年の電子情報の大容量化により、更に高密度かつ高速記録化の需要が高くなっている。このような光ディスクの中でも、多数回の書換えが可能であることから、相変化材料を用いたものが主流となってきている。相変化材料を用いた光ディスクの場合、照射する光ビームの強度変調により、記録層材料の急冷状態と徐冷状態を作ることによって記録を行う。記録層材料は、急冷状態ではアモルファスとなり、徐冷状態では結晶となる。アモルファスと結晶では光学的な物性が異なるため、光情報を記録することができる。
【0003】
記録原理が、記録層材料の「急冷」と「徐冷」という複雑な機構を用いているため、高速での記録は、特開平9−219021号公報に開示されているように、パルス分割され3値に強度変調された記録光を媒体に照射することにより行う。
しかし、記録速度が速くなると基本クロック周波数が高くなり、24倍速相当のCD−RWでは約104MHz、5倍相当のDVD−RW、DVD+RWでは約131MHzとなるため、従来の記録方法(記録ストラテジ)では、パルス発光における立上り・立下りの効果が大きくなり、実効的な照射光エネルギーが低くなってしまう。
図1にその例を示す。点線で示した理想的な発光波形に対して実際の発光波形は立上り・立下りに時間を要するため、図1(a)の実線で示すように矩形にはならない。更に、基本クロックが高くなると、図1(b)に示すように、立上り・立下り時間の占める比率が高くなり、十分高い記録(ピーク)パワーと十分低いバイアス(ボトム)パワーが確保できなくなる。つまり、記録(ピーク)パワーPwはΔPwだけ低くなり、バイアス(ボトム)パワーPbはΔPbだけ高くなってしまう。
このような記録波形では、記録材料に対し十分な加熱、冷却が行われないため急冷状態を確保することが困難となり、その結果、アモルファスの記録マーク(以下、記録マークを単にマークという)が十分に形成されず、再生信号振幅が低下する。
このような現象を解決するためには、立上り・立下り時間の短い発光光源(レーザーダイオードとその駆動装置)が必要となるが、100MHzを超える周波数に対応する発光光源を確保することは非常に困難である。
【0004】
そこで、現行の発光光源で高速記録を行う技術として、特開平9−134525号公報、米国特許5732062号明細書に開示されている方法で記録パルス数を減らして対応することが提案されている。
従来は図1(b)に示すように3個のパルスで記録していたところを、図1(c)に示すように2個のパルスで記録する技術である。これにより、1パルス当りの発光時間(Pwのレベルの時間)と冷却時間(Pbのレベルの時間)を長く取ることが可能となり、前述の立上り・立下り時間の影響を小さくすることができる。
しかし、この記録方法(ストラテジ)による記録では、基本クロック周期の奇数倍、つまりn=(2m+1)と、偶数倍、つまりn=2mの時にm個のパルスで発光する関係上、偶数と奇数のそれぞれについて最適な発光パターンを設定する必要があり、最適化が困難であるため実用化には至っていない。
【0005】
特開2001−331936号公報には、各パルスの長さを独立かつ個別に設定する手法が提案されており、この手法を用いれば、記録パワーが低く応答性の低い光学系であっても高い変調度と良好なジッタを得ることができるとしている。
しかし、前述の通り、各長さのマークに対して複雑な調整が必要であるため、記録パワー(Pw)に対する記録マーク長(以下、単にマーク長という)の依存性が、各長さのマーク毎に異なってしまう。その結果、記録パワーマージンが狭くなるので、記録パワーの最適値の設定方法(OPC:Optimum Power Control)の確度が重要になってくる。
従来の記録方法では、特開平9−138947号公報に開示されている手法で記録パワーを設定するのが一般的であり確実であるが、パルス数を減らす手法では、再生信号の振幅の特性値である変調度よりも、マーク長に関係する時間情報の変動が大きくなるため、時間情報で記録パワーを設定する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の記録方法よりも少ないパルス数で強度変調記録を行う際の、記録パワーの設定方法を改善した光情報記録方法及び光情報記録装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、次の1)〜8)の発明(以下、本発明1〜8という)によって解決される。
1) 記録マークと未記録部(記録マーク間のスペース)の長さを変調したPWM方式で情報を記録する光情報記録媒体の記録方法において、その長さの最小単位(基本クロック周期)をTwとし、n1、n2をn1<n2である自然数とするとき、n1・Twとn2・Twという異なる長さの記録マークを、何れもm個(mはm<n1の自然数)のパルスで強度変調させた光により記録し、その記録信号パルスのパワーの最大値Pwを逐次変化させてテスト記録を行い、テスト記録したパターンを再生して測定した記録マークの長さT1(Pw)又はT2(Pw)と、理論的長さn1・Tw又はn2・Twの差(ズレ量)である、
D1(Pw)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、
D2(Pw)=T2(Pw)−n2・Tw
を評価することにより記録パワーPwoを設定することを特徴とする光情報記録方法。
2) D1(Pw)=D2(Pw)となるPwを記録パワーPwoとして設定することを特徴とする1)記載の光情報記録方法。
3) 次式に従って規格化されたパラメータg(Pw)を求め、
g(Pw)=〔D2(Pw)−D1(Pw)〕/Tw
g(Pw)=gα
(但し、gαは、0<gα≦0.1の範囲にある媒体固有の値)
となるPwを記録パワーPwoとして設定することを特徴とする1)記載の光情報記録方法。
4) 記録パワーPwoにおける、n1・Twの記録パルスの第1パルス幅を、D2(Pwo)−D1(Pwo)だけ長く設定することを特徴とする3)記載の光情報記録方法。
5) 記録パワーPwoにおける、n1・Twの記録パルスの最終パルス幅を、D2(Pwo)−D1(Pwo)だけ長く設定することを特徴とする3)記載の光情報記録方法。
6) 3)記載の規格化されたパラメータg(Pw)=gβ、但し、0.4≦gβ≦0.6、として求められるPwtに1.0〜1.2の範囲にある定数ρを乗じて求めたPw=ρ・Pwtを記録パワーPwoとして設定することを特徴とする光情報記録方法。
7) テスト記録を行いテスト記録部の情報を再生する光ピックアップ部、テスト記録時の光照射パワーを制御するパワー制御部、再生信号から記録マークの長さを測定するマーク長測定部を有し、1)〜6)の何れかに記載の光情報記録方法により記録を行うことができるように設定されていることを特徴とする光情報記録装置。
8) 3)記載の規格化されたパラメータg(Pw)を演算する演算部を有することを特徴とする7)記載の光情報記録装置。
【0008】
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明は、従来の記録方法よりも少ないパルス数で強度変調記録を行う際の、記録パワーの設定方法及びその方法を実施するための装置に係るものである。
対象となるのは、書換え可能な相変化型光情報記録媒体であり、例えばCD−RW、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、PDなどである。
媒体の構成の一例を図2に示す。この例は、記録再生波長領域で略透明である基板1上に少なくとも記録層3と反射層5を有するものである。
透明基板の材料としては、記録・再生波長領域でほぼ透明であると同時にディスクの機械的強度を確保できるものが望ましく、ガラス、樹脂等が挙げられるが、コスト、強度、透明性の点からポリカーボネート樹脂を用いるのが一般的であり好ましい。基板上には光ビームの走査を容易にするための案内溝(グルーブ)を形成してもよい。
記録層材料としては相変化材料を用いる。相変化材料としては、可逆的に変化する2つ以上の相を有する材料である必要があり、例えば結晶−アモルファス間で相変化する材料が挙げられる。
情報は結晶状態の中にアモルファスマークを形成するか又はアモルファス状態の中に結晶のマークを形成することで行う。
反射層としては任意の金属又は合金を用いることができる。反射層材料の例としては、Au、Ag、Cu、Al、又はそれらの合金などが挙げられる。
【0009】
記録層の上下には保護層を設けるのが一般的である。保護層は記録層にかかる熱から樹脂基板を保護する下部保護層2と、記録層の原子の反射層への熱拡散を防止するため、及び記録層に効率的に熱エネルギーが掛かるようにするために形成する上部保護層4とがある。下部保護層は基板と記録層の間に形成され、熱的特性又は光学的特性から複数層を積層した多層膜でも良い。上部保護層は記録層と反射層の間に形成され、下部保護層と同様に熱的・光学的特性又は化学的特性から多層構造としてもよい。保護層材料としては、任意の誘電体、半導体、半金属、又はそれらの物質の混合物が挙げられる。
反射層の上には、上記の各層を機械的・化学的損傷から保護する樹脂層(オーバーコート層)を設けてもよく、また樹脂基板等を貼り合わせても良い。
【0010】
光情報記録媒体への情報の記録及び再生は、記録層の近傍に集光した光ビームを走査することにより行う。情報の記録は、強度変調された光を照射して結晶中にアモルファスマークを形成することにより行う。
本発明の光情報記録方法は、マークの長さ及びマーク間(スペース)の長さを、基本クロックTwを最小単位として変動させることにより情報を記録する手法であるパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)を用いる。PWMの例としては、コンパクトディスクで採用されているEFM(Eight to Fourteen Modulation:8−14変調)、DVD(Digital Versatile Disc)で採用されているEFM+(8−16変調の一種)、Blue Ray Discで採用されている1−7変調などがある。
【0011】
これらのPWM変調方式では、マークとスペースの長さに情報がエンコードされるため、マーク長、スペース長が揃っていることが重要となる。
マーク長、スペース長は、基本クロック周期Twのn倍(nは自然数)の長さ、つまりn・Twになる。コンパクトディスク1倍速のEFMの場合は、Tw=231.4ns、n=3〜11であり、DVDの1倍速の場合は、Tw=38.1ns、n=3〜11、14である。
これら、n・Twの長さのマークの形成は強度変調した光を記録層に照射することにより行う。照射の強度は3レベルであり、それぞれ記録パワーPw、消去パワーPe、バイアスパワーPbで表され、Pw>Pe>Pbの関係にある。
マークを記録するときは、記録パワー(ピークパワー)Pw、バイアスパワー(ボトムパワー)Pbのパルス発光を行い、スペースを記録(又はマークを消去)するときは、消去パワーPeのCW発光(CW:Continuous Wave:定常波つまり強度変調のない一定の強度で発光すること)で行う。
パルス光を照射して記録層材料を加熱・急冷することにより、アモルファスマークを形成し、より低いパワーでCW発光して記録層を加熱・徐冷することにより結晶状態のスペースを形成する。
【0012】
マーク形成時の発光パターンの例を図3に示す。
n・Twの長さのマークを記録するためには、記録パワーPwのm個のパルスを用いる。ここで、mは、m<nの自然数である。記録パワーPwのパルスの後には必ずバイアスパワーPbのパルスが続く必要がある。
図3はn=6の場合である。図3(a)は6Twのマークを示し、図3(b)は6Twのクロック周期を示す。
6Twのマークを形成するために5個のパルス(m=5)を用いた場合は図3(c)となる。これは、n・Twの長さのマークに対してm=(n−1)のパルスを用いる一般的なものであり、CD−RW、DVD−RW、DVD+RWなどに採用されているものである。このパターンは、nが1だけ増えるとmも1だけ増える、つまりnとmが単純な比例関係にあるため、マークの長さを制御し易いのが特徴である。
【0013】
図3(d)はm=3の場合であり、図3(e)はm=2の場合である。mとnの差が大きくなるほど、1パルスの幅(パワーP=Pwの時間とパワーP=Pbの時間)は長くなるのが分る。つまり、図3(d)、図3(e)に示すようにmとnの差を大きくすることで、立上り・立下り時間の長い(応答性の悪い)光源を用いても十分に記録層を加熱できマークを形成することが可能となる。その結果、低い記録パワーでも高い信号振幅の再生信号を得ることが可能となる。
図3に例示した発光パルスで記録した場合の再生信号振幅である変調度の記録パワー依存性を図5に模式的に示す。記録パワーPwが高くなるほど変調度は高くなり、再生信号のS/N比を高くすることが可能となる。
また、パルス数mが増加するほど変調度は低くなる傾向にあり、mが小さいほど低い記録パワーで良好な再生信号を得ることが可能となる。
【0014】
しかし、mが小さくなると、1パルスの発光時間が長くなるため、nの増加に対してmを単純に増加させることが出来なくなり、n1・Tw、n2・Tw(ここでn1<n2)という異なる長さのマークを同数のm個のパルスで記録する必要が生じる。
このような記録パルスの例を図4に示す。
図4は、n=3〜11、14の10種類であるが、パルスの数mは1〜7の7種類となる。mとnの関係は次式の通りとなる。
nが偶数の場合:m=n/2
nが奇数の場合:m=(n−1)/2
従って、n=4とn=5の場合にはm=2であり、n=6とn=7の場合にはm=3である。
即ち、図4の例の場合は
n1=偶数
n2=奇数=(n1+1)
とした場合に相当する。
【0015】
このように、同数のパルス発光で異なる長さのマークを形成する場合、理論的なマーク長(即ち本来形成すべきマーク長)と実際に形成されるマーク長との間に誤差が生じる。つまり、理論的には長さn・Twの長さのマークを形成する光を媒体に照射しても、実際に記録・再生装置で再生するとn・Tw+Dの長さのマークとして認識され、ズレ量Dが発生する。
PWM変調方式では、マークの長さに情報が組み込まれるため、このDが小さいほど理論的な長さと現実の長さが近付くことになり良好なマークとなる。Dが大きくなると、マークの長さを正しく認識することが出来なくなり、エラーとなってしまう。
従って、Dは、通常、基本クロック周期Twの1/4以下とする必要があり、好ましくは1/10以下である。コンパクトディスク(CD)の標準規格では、Dをデビエーションとして定義しており、40ns以下と規定されている。
【0016】
Dは記録パワーPwに依存するが、その依存性はパルス発光パターンに大きく影響される。従来のCD−RW、DVD−RW、DVD+RWで採用されているm=(n−1)のパルス発光で記録した場合のDの記録パワー依存性を図6(b)に示す。この図から分るように、記録パワーPwにおけるD、即ちD(Pw)は、記録パワーが高くなるに従って変化し、0に近付いていく傾向にあるから、設定する記録パワーPwoの近傍で許容範囲内(CD標準規格では40ns以下)となることが必要である。
しかし、本発明の発光パルスは、異なるn、つまりn1とn2に対して同数のm個のパルスで記録することが特徴である。このようなパルス発光により記録パワーPwで記録した場合には、n1のD(Pw)とn2のD(Pw)の記録パワー依存性は異なる。これは、同数のパルスで異なる長さのマークを記録することに起因する。
ここで、n=n1の場合のマーク長の測定値T1の、理論的長さn1・Twからのズレ量をD1(Pw)、n=n2の場合のマーク長の測定値T2の理論的長さからのズレ量をD2(Pw)として、D1(Pw)とD2(Pw)の記録パワー依存性を図6(c)に示す。
この図から、記録パワーが設定記録パワーPwoに近付くにつれ、D1(Pw)、D2(Pw)共に0に近付く傾向にあるが、その記録パワー依存性はD1(Pw)とD2(Pw)で異なることが分る。
【0017】
n1のマークを形成するときとn2のマークを形成するときの、マークの長さ当りのパルス数を比較すると、n1<n2であることから、
m/n1>m/n2
となり、n2のマークを形成するときの方が、マークの長さ当りのパルス数が少ないため、マーク形成が容易となる。マークの長さ当りのパルス数が多いn1の場合は、n2の場合に比較してマークを形成し難い。従って、D2(Pw)<D1(Pw)の関係が成立する。また、記録パワーが低い領域ほど、D1(Pw)とD2(Pw)の差が顕著になる傾向にある。即ち、D1(Pw)−D2(Pw)が大きくなる傾向にある。
従来の記録方法では、図6(b)に示すように、D(Pw)のPw依存性が低いため、図6(a)に示す変調度のPw依存性からPwoを決定していたが、本発明の記録方法では、D1(Pw)、D2(Pw)のPw依存性が、変調度のPw依存性よりも高いので、Pwoの決定に使用することができる。
【0018】
本発明の光情報記録方法では、少ない発光パルスによる記録で高い変調度を確保することが出来るようにすると同時に、マークの長さをモニタすることにより記録パワーPwoの設定を行うことを特徴とする。
記録パワーPwoの設定は以下の方法で行う。
まず光情報記録媒体にテスト記録を行う。テスト記録は媒体上の任意の場所に行うことができるが、ユーザー領域外のテストエリアを用いることが好ましく、テストエリアの例としては、CD−RWのPCA(Power Calibration Area、テスト記録を行う領域)、DVD+RWのPCAが挙げられる。
テスト記録においては、媒体に記録する速度、即ち照射する光ビームの走査速度を実際に情報を記録する速度に設定するが、本発明の効果を奏するためには、走査速度が12m/s以上であることが好ましく、更に好ましくは24m/s以上である。その例としてはコンパクトディスクの10倍速以上、DVDの5倍速以上がある。例えば10m/sのように走査速度が遅い場合には、本発明の記録方法では光ビームの照射による記録層材料の熱的ダメージが高くなり、オーバーライト特性を著しく悪くする傾向がある。
【0019】
テスト記録は任意のパターンで行うことが出来るが、情報記録に用いるのと同じパターンを用いる必要がある。つまり、同一の変調方式で変調された任意の情報をテストパターンとして記録する。
変調方式としては前述のPWM(EFM、EFM+、1−7変調など)を用い、任意の情報として、ランダムパターン、単純増加パターンなどが用いられる。
記録、再生に用いる光学系は、記録密度、記録速度に合わせて任意に設定できる。例としては、CDのNA0.50、λ=780nmの光学系やDVDのNA0.60又はNA0.65、λ=680nmの光学系が挙げられる。
記録の発光パターンは、例えば図3に示したものを用いる。つまり、長さn・Twのマークを形成するに当りm個のパルスを用いる方法を採用し、少なくとも長さの異なるn1、n2(ただしn1<n2)のマークを、同数のm個のパルスを用いて形成する。n1、n2の組み合わせは少なくとも一つ必要である(例えば図4参照)。
【0020】
基本クロック周期Twは記録速度に合わせたものを採用できるが、本発明の効果を得るには高い周波数が好ましいので、Tw<24ns、好ましくはTw<14nsとする。これは現在市販されている記録装置に搭載されるレーザーダイオードの発光立上り及び立下り時間がおよそ2〜4nsであることに起因する。
上記のような基本クロック周期に相当する例としては、CDの20倍速以上、DVDの5倍速以上が挙げられる。
また、発光パルスの幅及び冷却パルスの幅は任意に設定可能であるが、何れも0.5〜2.0Twの範囲にあることが好ましく、好ましくは0.7〜1.5Twである。発光時間が長いと、変調度は確保できるものの、記録層材料への熱的ダメージが大きくなるため、繰り返し記録(オーバーライト)回数が減少してしまう。
【0021】
テスト記録は記録パワーPwを逐次変化させて行う。記録パワーPwは予想される設定記録パワーPwoの±10%以上の範囲で広く変化させることが好ましく、更に好ましくは±30%以上とする。記録パワーPwを変化させる範囲を広げることにより、記録パワー設定の演算の精度を向上することができる。
記録パワーPwを変化させる方法としては、連続的に変化させても、段階的に変化させてもよいが、段階的に変化させる方が、テスト記録部を再生しマーク長を測定する際に、記録パワーPwとの関係を明確にできるので好ましい。つまりΔPwの間隔で記録パワーPwを変化させてテスト記録を行うことが好ましい。ΔPwとしては記録パワーPwの5%以下であることがパワーの精度を確保するために好ましい。
【0022】
テスト記録信号の再生には記録に用いたのと同じ光学系を採用する。
記録したマークの長さT1、T2の測定には、市販のタイムインターバル測定回路を使用できる。T1、T2は記録パワーの関数T1(Pw)、T2(Pw)として求められる。T1(Pw)、T2(Pw)の理論的長さからのズレ量D1(Pw)、D2(Pw)は次式により算出される。
D1(Pw)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、
D2(Pw)=T2(Pw)−n2・Tw
D1(Pw)、D2(Pw)が0に近付くほど、再生信号の品質は良好となる。理想的にはD1(Pw)、D2(Pw)が略0になるPwを記録パワーPwoとして設定することが好ましい。
【0023】
媒体の特性にバラツキがある場合(例えば媒体の記録層膜厚のバラツキや記録層材料の原子組成のバラツキ等がある場合)、同一の発光波形であっても、D1(Pw)、D2(Pw)がそれぞれ略0になる点が無い場合がある。そのような場合にはD1(Pw)=D2(Pw)となるPwを記録パワーPwoとして設定することが好ましい。
更に、D1(Pw)=D2(Pw)となるPwを見出すことが不可能な場合はTwで規格化された次式で定義されるパラメータ「g(Pw)」を評価することにより記録パワーPwoを設定する。
g(Pw)=〔D2(Pw)−D1(Pw)〕/Tw
即ち、このパラメータが目標とするg(Pw)=gαとなるPwを記録パワーPwoとして設定する。換言すれば、g(Pwo)=gαとなるPwoを記録パワーとして設定する。ここで、gαは媒体毎に設定される定数であり、0<gα≦0.1の範囲であることが好ましい。g(Pw)は規格化された時間であるから一般的な定数として指定でき、記録速度や基本クロック周期に依らず定義することが可能である。
gαを何らかの方法で事前に媒体に記録しておけば、光情報記録装置はパラメータgαを読み取り、それを基に記録パワーPwoを設定することが出来る。
【0024】
このgαを用いて記録パワーPwoを設定した場合は、D1(Pwo)≠D2(Pwo)である。そこで設定されたPwoに対してD1(Pwo)とD2(Pwo)の差を減少するために発光波形を補正することが好ましい。
補正の方法としては発光パルスの幅を変更することが好ましく、例えば第1パルス幅を調整する方法がある。調整は図3(d)に示す第1パルスの幅Tfpを補正することにより行う。補正方法はn1のマーク書き込み発光波形のTfpをD2(Pwo)−D1(Pwo)だけ長くすればよい。この補正を加えることによりn1及びn2のマークの長さの理論的長さからのズレ量を補正することが可能となる。
また、別の補正の方法としては、発光パルスの最終パルス幅を調整する方法がある。調整は図3(d)に示すTlpを補正することにより行う。補正は、n1のTlpのみを、D2(Pwo)−D1(Pwo)だけ長くすればよい。
【0025】
前述のパラメータg(Pw)を用いて記録パワーPwoを設定する方法を採用した場合、g(Pw)のパワー依存性の高い場所を用いることで記録パワーPwoの精度を高めることができる。
即ち、図6(c)から、記録パワーPwが小さい方が、記録パワーPwの変化に対してg(Pw)は大きく変動することが分る。従って、Pwが小さい領域を記録パワーPwoの設定に用いることが好ましい。
g(Pw)を高精度で測定するためには、g(Pw)が基本クロック周期Twの1/2程度、即ち、0.4〜0.6程度であることが好ましい。そこで、gβを0.4〜0.6の範囲とすれば、g(Pwt)=gβとなるPwtを高精度で決定できる。しかし、Pwtを高精度で決定できる反面、Pwo=Pwtの場合には、D2(Pw)−D1(Pw)が大きい領域で情報を記録することになるため、好ましくは、Pwtに定数ρを乗じた値ρ・PwtをPwoとする。そして、Pwo≧Pwtであるから、ρは1.0以上としなければ意味が無く、また、ρが大きくなるとPwtの設定誤差も大きくなる(例えばρ=2の場合はPwtの設定誤差も2倍になってしまう)ため1.2以下とすることが好ましい。
なお、媒体毎に設定されるgβとρの数値を予め媒体に記録しておけば、光情報記録装置はこれらの情報を読み取り、その情報を基に記録パワーPwoを算出する。
【0026】
上記の光情報記録方法を実施する光情報記録装置の一例を図7に示す。
記録パワー設定回路で記録パワーPwが設定される。ここで設定される記録パワーPwは逐次変化するテスト記録用の記録パワーである。その設定された記録パワーPwでレーザー駆動回路が動作し、設定された記録パワーPwoで光ピックアップからパルス発光が行われる。記録パワー設定回路で設定された記録パワーPwoの情報は、同時にデビエーション演算回路にフィードバックされる。
光ピックアップはテスト記録パターンを再生し、再生信号が記録マーク長モニタ回路に入力される。そこで記録マーク長が測定され測定結果がデビエーション演算回路に入力される。
デビエーション演算回路では、記録パワーPwとD1(Pw)、D2(Pw)の演算が行われて記録パワーPwoが設定され、更に発光波形の補正の必要性が判断され、必要な場合には記録パルス補正回路により記録発光パルスが補正され、その情報が記録コントロール部にフィードバックされる。
【0027】
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0028】
実施例1
連続グルーブを転写したポリカーボネート製CD−RWディスクに、下部保護層、記録層、上部保護層、反射層、オーバーコート層を順次積層し、CD−RWディスクを作成した。
下部保護層、上部保護層にはZnSとSiOの混合物(モル比8:2)を用い、膜厚は下部保護層80nm、上部保護層15nmとした。成膜は真空気相成膜法の一種であるRFマグネトロンスパッタリング法を用いて行った。
記録層には相変化材料であるAgInSb77Te19に微量のGeを添加したものを用い、膜厚は15nmとした。
反射層にはAlに微量のTiを添加した合金を用い、膜厚は150nmとした。
オーバーコート層には市販の光ディスク用の紫外線硬化樹脂を用いた。成膜はスピンコーティング法を用い窒素雰囲気中で紫外線を照射して硬化した。
作製したディスクを市販の相変化ディスク用初期化装置で全面結晶化した。
得られた光ディスク(以下、サンプルAという)は、未記録状態でCD−RWの標準規格であるオレンジブックパートIIIの仕様を満足する良好なものであった。
サンプルAにテストパターンを記録し設定すべき記録パワーPwoを算出する実験を行った。記録装置にはCD−R/RW記録・再生信号評価装置DDU1000を使用した。その光ピックアップの仕様はNA0.50、λ=789nm、最高射出パワー35mWであった。
図4に示した記録発光パルスを用い、EFM変調されたランダム情報をテスト記録パターンとした。変調方式にEFMを採用したのでn=14のパターンは使用していない。基本クロック周期Twはコンパクトディスクの24倍速に相当する9.64nsとした。
ディスクはコンパクトディスクの24倍速相当である28.8m/sの線速度で回転し、光ビームを走査した。
記録パワーを28mWから35mWまで1mW刻みで変化させてテスト記録を行った。テスト記録パターンを同一装置で再生し、タイムインターバルアナライザを用いて記録パワーに対するマーク長を計測し、オシロスコープを用いて変調度の測定を行った。
図8に各マーク長について測定したマーク長の論理的長さからのデビエーション(ズレ量)Dの測定結果を示す。本実施例の発光パルスはn1=2m、n2=2m+1であることから、偶数×Twのマークが低パワーの時に短くなっている。そのため、28mWでは偶数と奇数のDの差が大きくなっているが、記録パワー34mWではほぼ同じ値となっている。
図9に、n1=4、n2=5としたときのD1、D2の記録パワー依存性を示す。記録パワー34mWでD1=D2となっている。従って、n1=4、n2=5の場合はD1=D2となる点を求めることで、記録パワーPwo=34mWを得ることができる。
【0029】
実施例2
図10に、サンプルAに対し、n1=6、n2=7としたときのDの記録パワー依存性を示す。
この場合にはD1=D2となるPwが求められないため、パラメータg(Pw)を用いて求めることになる。
図11にパラメータg(Pw)の記録パワー依存性を示す。
gα=0.05に設定し、g(Pw)=gαとなる点を算出すれば記録パワーPwo=34mWを得ることができる。
【0030】
実施例3
記録層の膜厚を17nmとした点以外は実施例1と全く同様にして光ディスク(サンプルB)を作成し、実施例1と全く同様の評価を行った。
図12に、n1=4、n2=5としたときの、D1、D2の記録パワー依存性を示す。この図では、Pw=34mWでほぼD1=D2となっている。従ってn1=4、n2=5としたときの記録パワーPwo=34mWとなる。
記録層膜厚の違いによりD1、D2のパワー依存性はサンプルAの場合と異なっているが、ほぼ同等の記録パワーPwoを設定することができる。
【0031】
実施例4
サンプルBについて、実施例2と同様の方法による評価を行った。即ち図13に、n1=6、n2=7としたときのD1、D2の記録パワー依存性を示す。
サンプルAと同様の記録パワー依存性を示すが、その絶対値は異なっている。サンプルAの場合と同様にD1=D2とならないため、パラメータg(Pw)を用いて記録パワーPwoの算出を行う。
図14にパラメータg(Pw)の記録パワー依存性の測定結果を示す。
サンプルAとサンプルBをディスクの固体バラツキの範囲と仮定すると、同様のパラメータで記録パワーPwoを求められることが好ましい。そこで、実施例2と同様のパラメータgα=0.05として記録パワーPwoを算出した。その結果、実施例2と同一の記録パワーPwoを設定することが出来た。
【0032】
比較例1
従来の記録パワーPwoの設定方法である、変調度の評価による方法を検討した。
図15にサンプルAとサンプルBの変調度の記録パワー依存性を示す。サンプルAとサンプルBとでは変調度のカーブが異なっており、特に低いパワー領域と高いパワー領域とでは変調度の関係が逆転している。そのため、同一の評価手段では正しい記録パワーPwoを算出することが困難である。
【0033】
比較例2
CD−RWで採用しているγ法を用いて、γパラメータを採用した。
図16に、γパラメータの記録パワー依存性を示す。変調度以上にγの方に差が顕著に表されているため、やはり同一のパラメータによって記録パワーPwoを設定することは困難であると言える。
【0034】
【発明の効果】
本発明1では、n1<n2の関係にあるマークをm個のパルス発光で記録するときに、記録パワーPwを逐次変化させてテスト記録を行い、そのテスト記録部分を再生する。更にその再生した信号のマークの長さT1、T2を測定し、その論理的長さからのズレ量D1、D2を演算し、このD1、D2をモニタすることにより記録パワーPwoを決定する。その結果、マーク長のパワー依存性の差を最小限に抑えた記録パワー領域を設定することが可能になると同時に少ないパルス数で記録できるため、高変調度かつ低エラーレートで情報を記録することが可能となる。更に媒体のバラツキに影響されることなく記録パワーPwoを設定することが可能となる。
本発明2によれば、異なるマークでの論理的長さからのズレ量を最小限に抑えることができる記録パワーを設定することが可能となるため、本発明1のパルス数の少ない発光波形による記録でも記録パワーPwoを設定することが可能となる。
本発明3によれば、本発明2の条件を満足できない場合に記録パワーPwoを効果的に設定することができる。
本発明4〜6によれば、D1=D2とならない場合でも発光パルス幅を調整することにより、記録パワーPwoでの記録が可能であると同時に、D1とD2の差を更に低く抑えることが可能となる。
本発明7〜8によれば、本発明1〜6の光情報記録方法を実施できる光情報記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録方法では、パルス発光における立上り・立下りの効果が大きくなり、実効的な照射光エネルギーが低くなってしまうことを説明する図。
(a) 実際の発光波形は矩形にはならないことを示す図。
(b) 更に基本クロックが高くなると、PwはΔPwだけ低くなり、PbはΔPbだけ高くなってしまうことを示す図。
(c) 2個のパルスで記録する技術を示す図。
【図2】相変化型光情報記録媒体の構成の一例を示す図。
【図3】マーク形成時の発光パターンの一例を示す図。
(a) 6Twの記録マーク
(b) 6Twのクロック周期
(c) 6Twのマークを形成するために5個のパルスを用いた場合
(d) 6Twのマークを形成するために3個のパルスを用いた場合
(e) 6Twのマークを形成するために2個のパルスを用いた場合
【図4】異なる長さのマークを同数のm個のパルスで記録する例を示す図。
【図5】図3に例示した発光パルスで記録した場合の再生信号振幅である変調度の記録パワー依存性を模式的に示す図。
【図6】記録パワーの設定に用いられる特性値の記録パワー依存性を示す図。
(a) 変調度の記録パワー依存性を示す。
(b) m=(n−1)のパルス発光で記録した場合のD(Pw)の記録パワー依存性を示す。
(c) D1(Pw)とD2(Pw)の記録パワー依存性を示す。
【図7】本発明の光情報記録装置の一例を示す図。
【図8】サンプルAのマーク長の論理的長さからのズレ量Dの測定結果を示す図。
【図9】サンプルAに対し、n1=4、n2=5としたときのD1、D2の記録パワー依存性を示す図。
【図10】サンプルAに対し、n1=6、n2=7としたときのDの記録パワー依存性を示す図。
【図11】サンプルAのパラメータg(Pw)の記録パワー依存性を示す図。
【図12】サンプルBに対し、n1=4、n2=5としたときのD1、D2の記録パワー依存性を示す図。
【図13】サンプルBに対し、n1=6、n2=7としたときのD1、D2の記録パワー依存性を示す図。
【図14】サンプルBのパラメータg(Pw)の記録パワー依存性を示す図。
【図15】サンプルAとサンプルBの変調度の記録パワー依存性を示す図。
【図16】γパラメータの記録パワー依存性を示す図。
【符号の説明】
1 基板
2 下部保護層
3 記録層
4 上部保護層
5 反射層
6 樹脂層
Pw 記録パワー
Pwo 設定された記録パワー
Pe 消去パワー
Pb バイアスパワー
ΔPw 記録(ピーク)パワーの減少分
ΔPb バイアス(ボトム)パワーの上昇分
Tw 基本クロック周期
Tfp 第1パルスの幅
Tlp 最終パルスの幅
m パルス数
n マーク長n・Twを示す自然数
D(Pw) ズレ量(デビエーション)
D1(Pw) ズレ量(デビエーション)
D2(Pw) ズレ量(デビエーション)
g(Pw) パラメータ

Claims (8)

  1. 記録マークと未記録部(記録マーク間のスペース)の長さを変調したPWM方式で情報を記録する光情報記録媒体の記録方法において、その長さの最小単位(基本クロック周期)をTwとし、n1、n2をn1<n2である自然数とするとき、n1・Twとn2・Twという異なる長さの記録マークを、何れもm個(mはm<n1の自然数)のパルスで強度変調させた光により記録し、その記録信号パルスのパワーの最大値Pwを逐次変化させてテスト記録を行い、テスト記録したパターンを再生して測定した記録マークの長さT1(Pw)又はT2(Pw)と、理論的長さn1・Tw又はn2・Twの差(ズレ量)である、
    D1(Pw)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、
    D2(Pw)=T2(Pw)−n2・Tw
    を評価することにより記録パワーPwoを設定することを特徴とする光情報記録方法。
  2. D1(Pw)=D2(Pw)となるPwを記録パワーPwoとして設定することを特徴とする請求項1記載の光情報記録方法。
  3. 次式に従って規格化されたパラメータg(Pw)を求め、
    g(Pw)=〔D2(Pw)−D1(Pw)〕/Tw
    g(Pw)=gα
    (但し、gαは、0<gα≦0.1の範囲にある媒体固有の値)
    となるPwを記録パワーPwoとして設定することを特徴とする請求項1記載の光情報記録方法。
  4. 記録パワーPwoにおける、n1・Twの記録パルスの第1パルス幅を、D2(Pwo)−D1(Pwo)だけ長く設定することを特徴とする請求項3記載の光情報記録方法。
  5. 記録パワーPwoにおける、n1・Twの記録パルスの最終パルス幅を、D2(Pwo)−D1(Pwo)だけ長く設定することを特徴とする請求項3記載の光情報記録方法。
  6. 請求項3記載の規格化されたパラメータg(Pw)=gβ、但し、0.4≦gβ≦0.6、として求められるPwtに1.0〜1.2の範囲にある定数ρを乗じて求めたPw=ρ・Pwtを記録パワーPwoとして設定することを特徴とする光情報記録方法。
  7. テスト記録を行いテスト記録部の情報を再生する光ピックアップ部、テスト記録時の光照射パワーを制御するパワー制御部、再生信号から記録マークの長さを測定するマーク長測定部を有し、請求項1〜6の何れかに記載の光情報記録方法により記録を行うことができるように設定されていることを特徴とする光情報記録装置。
  8. 請求項3記載の規格化されたパラメータg(Pw)を演算する演算部を有することを特徴とする請求項7記載の光情報記録装置。
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