JP3302919B2 - 光記録媒体の初期化方法及び初期化装置 - Google Patents
光記録媒体の初期化方法及び初期化装置Info
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- JP3302919B2 JP3302919B2 JP06075598A JP6075598A JP3302919B2 JP 3302919 B2 JP3302919 B2 JP 3302919B2 JP 06075598 A JP06075598 A JP 06075598A JP 6075598 A JP6075598 A JP 6075598A JP 3302919 B2 JP3302919 B2 JP 3302919B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型の光記録
媒体の製造時に非晶質状態である記録層を結晶化状態に
初期化する光記録媒体の初期化方法及び初期化装置に関
する。
媒体の製造時に非晶質状態である記録層を結晶化状態に
初期化する光記録媒体の初期化方法及び初期化装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、後から情報をオーバーライト
することができる光記録媒体として、CD−RWディス
ク等の相変化型光記録媒体が実用化されている。この相
変化型光記録媒体としては、ポリカーボネート等からな
る円盤状の樹脂基板表面に、順に、第1誘電体層、記録
層、第2誘電体層、及び金属層をスパッタリングにより
形成し、その上にUV硬化樹脂を塗布形成したような構
造のものが一般に用いられている。
することができる光記録媒体として、CD−RWディス
ク等の相変化型光記録媒体が実用化されている。この相
変化型光記録媒体としては、ポリカーボネート等からな
る円盤状の樹脂基板表面に、順に、第1誘電体層、記録
層、第2誘電体層、及び金属層をスパッタリングにより
形成し、その上にUV硬化樹脂を塗布形成したような構
造のものが一般に用いられている。
【0003】ここで、相変化型記録材料は、加熱後の徐
冷によって結晶質となり、溶融後に急冷すると非晶質と
なる。そこで、相変化型光記録媒体は、そのような相変
化型記録材料の性質を利用し、これを結晶状態と非晶状
態とに可逆的に変化させることによって情報をマークの
形態で記録する。つまり、記録信号に応じて、記録層に
照射する光ビームの強度を記録層が結晶状態に留まる結
晶レベルと非晶状態になる非晶レベルとの間で変化させ
る。この際、マークを形成する場合には光ビームの強度
を記録層が溶融する程度の非晶レベルに設定し、これに
よって記録層に非晶化したマークを形成する。また、マ
ーク以外の部分では光ビームの強度を記録層が溶融しな
い程度の結晶レベルに設定し、記録層を結晶化させる。
この場合、マークを形成しない部分は、溶融しない程度
に加熱されて徐冷されるため、以前の状態が非晶状態で
あろうと結晶状態であろうと結晶状態になる。
冷によって結晶質となり、溶融後に急冷すると非晶質と
なる。そこで、相変化型光記録媒体は、そのような相変
化型記録材料の性質を利用し、これを結晶状態と非晶状
態とに可逆的に変化させることによって情報をマークの
形態で記録する。つまり、記録信号に応じて、記録層に
照射する光ビームの強度を記録層が結晶状態に留まる結
晶レベルと非晶状態になる非晶レベルとの間で変化させ
る。この際、マークを形成する場合には光ビームの強度
を記録層が溶融する程度の非晶レベルに設定し、これに
よって記録層に非晶化したマークを形成する。また、マ
ーク以外の部分では光ビームの強度を記録層が溶融しな
い程度の結晶レベルに設定し、記録層を結晶化させる。
この場合、マークを形成しない部分は、溶融しない程度
に加熱されて徐冷されるため、以前の状態が非晶状態で
あろうと結晶状態であろうと結晶状態になる。
【0004】一方、相変化型光記録媒体の製造時、記録
層はスパッタリングした状態のままでは非晶状態となっ
ているため、全体的に結晶化してやる必要がある。この
ような記録層の結晶化工程を初期化工程と呼ぶ。具体的
には、前述した通り、相変化型光記録媒体の記録層を昇
温した後の冷却時間を長くすれば記録層が結晶化し、冷
却時間を短くすれば記録層が非晶質状態となることか
ら、記録層の初期化工程においては、記録層昇温後の冷
却時間が長くなるように記録層に光ビームを照射するこ
とになる。この場合、相変化型光記録媒体の樹脂基板は
ポリカーネート樹脂により形成されているのが一般的で
あるため、媒体面の全面を同時に初期化しようとすると
パワー密度が高くなりすぎてポリカーネート樹脂の耐熱
温度を越えてしまうおそれがある。そこで、初期化工程
においては、光記録媒体を回転させながら光記録媒体に
光ビームを照射してその照射位置を光記録媒体の半径方
向に移動させ、記録層を部分的に結晶化していくのが一
般的である。
層はスパッタリングした状態のままでは非晶状態となっ
ているため、全体的に結晶化してやる必要がある。この
ような記録層の結晶化工程を初期化工程と呼ぶ。具体的
には、前述した通り、相変化型光記録媒体の記録層を昇
温した後の冷却時間を長くすれば記録層が結晶化し、冷
却時間を短くすれば記録層が非晶質状態となることか
ら、記録層の初期化工程においては、記録層昇温後の冷
却時間が長くなるように記録層に光ビームを照射するこ
とになる。この場合、相変化型光記録媒体の樹脂基板は
ポリカーネート樹脂により形成されているのが一般的で
あるため、媒体面の全面を同時に初期化しようとすると
パワー密度が高くなりすぎてポリカーネート樹脂の耐熱
温度を越えてしまうおそれがある。そこで、初期化工程
においては、光記録媒体を回転させながら光記録媒体に
光ビームを照射してその照射位置を光記録媒体の半径方
向に移動させ、記録層を部分的に結晶化していくのが一
般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
光ビームで記録層をスキャンしながら光記録媒体を初期
化する場合には、光ビームの安定性が維持されなけれ
ば、記録層上で充分に結晶化されない部分が発生してし
まうという問題がある。このように記録層上に充分に結
晶化されない部分があると、信号の記録及び読み出しに
支障を来たし、正確な記録再生を行なうことができなく
なる可能性がある。
光ビームで記録層をスキャンしながら光記録媒体を初期
化する場合には、光ビームの安定性が維持されなけれ
ば、記録層上で充分に結晶化されない部分が発生してし
まうという問題がある。このように記録層上に充分に結
晶化されない部分があると、信号の記録及び読み出しに
支障を来たし、正確な記録再生を行なうことができなく
なる可能性がある。
【0006】本発明は、相変化型の光記録媒体の記録層
が均等に結晶化されているかどうかを判定することがで
きる光記録媒体の初期化方法及び装置を得ることであ
る。
が均等に結晶化されているかどうかを判定することがで
きる光記録媒体の初期化方法及び装置を得ることであ
る。
【0007】本発明の別の目的は、相変化型の光記録媒
体の記録層を均等に結晶化することができる光記録媒体
の初期化方法及び装置を得ることである。
体の記録層を均等に結晶化することができる光記録媒体
の初期化方法及び装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光記録媒
体の初期化方法の発明は、回転する相変化型の光記録媒
体に初期化のための光を照射してその照射位置を光記録
媒体の半径方向に相対移動させる光記録媒体の初期化動
作中に、光記録媒体の反射光強度を検知し、検知した光
記録媒体の反射光強度に基づいて光記録媒体の回転速度
及び光記録媒体の半径方向への初期化光の相対移動速度
を調整するようにした。したがって、光記録媒体の回転
速度及び光記録媒体の半径方向への初期化光の相対移動
速度を適正に調整することで、初期化状態の不良の発生
が防止される。ここで、「光記録媒体の初期化動作に際
し」というのは、光記録媒体の初期化中ばかりか、光記
録媒体の初期化後をも含む概念である。
体の初期化方法の発明は、回転する相変化型の光記録媒
体に初期化のための光を照射してその照射位置を光記録
媒体の半径方向に相対移動させる光記録媒体の初期化動
作中に、光記録媒体の反射光強度を検知し、検知した光
記録媒体の反射光強度に基づいて光記録媒体の回転速度
及び光記録媒体の半径方向への初期化光の相対移動速度
を調整するようにした。したがって、光記録媒体の回転
速度及び光記録媒体の半径方向への初期化光の相対移動
速度を適正に調整することで、初期化状態の不良の発生
が防止される。ここで、「光記録媒体の初期化動作に際
し」というのは、光記録媒体の初期化中ばかりか、光記
録媒体の初期化後をも含む概念である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
記録媒体の初期化方法において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、初期化のために光記録媒体に照射した光の
反射光に基づいて行なうようにした。したがって、例え
ばフォーカシングサーボやトラッキングサーボのための
反射光学系と部品の共通化が図られる。
記録媒体の初期化方法において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、初期化のために光記録媒体に照射した光の
反射光に基づいて行なうようにした。したがって、例え
ばフォーカシングサーボやトラッキングサーボのための
反射光学系と部品の共通化が図られる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
記録媒体の初期化方法において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、光記録媒体の初期化のための初期化光源と
は別の光源から光記録媒体に照射した光の反射光に基づ
いて行なうようにした。したがって、例えばフォーカシ
ングサーボやトラッキングサーボのための反射光学系と
は別個独立した専用の光学系から反射光強度の情報が得
られ、情報の信頼性が向上する。
記録媒体の初期化方法において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、光記録媒体の初期化のための初期化光源と
は別の光源から光記録媒体に照射した光の反射光に基づ
いて行なうようにした。したがって、例えばフォーカシ
ングサーボやトラッキングサーボのための反射光学系と
は別個独立した専用の光学系から反射光強度の情報が得
られ、情報の信頼性が向上する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の光記録媒体の初期化方法において、光記録媒体
の反射光強度の検出結果に基づいて各部の設定を最適化
した上で光記録媒体の初期化動作を再度実行するように
した。したがって、再度の初期化動作後には、正しく初
期化された光記録媒体が得られる。
3記載の光記録媒体の初期化方法において、光記録媒体
の反射光強度の検出結果に基づいて各部の設定を最適化
した上で光記録媒体の初期化動作を再度実行するように
した。したがって、再度の初期化動作後には、正しく初
期化された光記録媒体が得られる。
【0012】請求項5記載の光記録媒体の初期化装置の
発明は、相変化型の光記録媒体にその初期化のための光
を照射する初期化光源を駆動する手段と、光記録媒体を
回転駆動する手段と、光記録媒体に対する初期化光源か
らの光照射位置を光記録媒体の半径方向に相対移動させ
る手段と、光記録媒体の初期化動作に際して光記録媒体
の反射光強度を検知する手段と、検知した光記録媒体の
反射光強度に基づいて光記録媒体の回転駆動速度及び光
記録媒体に対する初期化光源からの光照射位置の相対移
動速度を調整する手段とを備える。したがって、回転駆
動された相変化型の光記録媒体に初期化光源より初期化
のための光が照射されると共に、その照射位置が光記録
媒体の半径方向に相対移動されることにより、光記録媒
体の初期化が行なわれる。そして、このような初期化動
作に際して、光記録媒体の反射光強度が検知され、その
検知結果に基づいて光記録媒体の回転速度及び光記録媒
体の半径方向への初期化光の相対移動速度が適正に調整
され、これによって初期化状態の不良の発生が防止され
る。ここで、「光記録媒体の初期化動作に際し」という
のは、光記録媒体の初期化中ばかりか、光記録媒体の初
期化後をも含む概念である。
発明は、相変化型の光記録媒体にその初期化のための光
を照射する初期化光源を駆動する手段と、光記録媒体を
回転駆動する手段と、光記録媒体に対する初期化光源か
らの光照射位置を光記録媒体の半径方向に相対移動させ
る手段と、光記録媒体の初期化動作に際して光記録媒体
の反射光強度を検知する手段と、検知した光記録媒体の
反射光強度に基づいて光記録媒体の回転駆動速度及び光
記録媒体に対する初期化光源からの光照射位置の相対移
動速度を調整する手段とを備える。したがって、回転駆
動された相変化型の光記録媒体に初期化光源より初期化
のための光が照射されると共に、その照射位置が光記録
媒体の半径方向に相対移動されることにより、光記録媒
体の初期化が行なわれる。そして、このような初期化動
作に際して、光記録媒体の反射光強度が検知され、その
検知結果に基づいて光記録媒体の回転速度及び光記録媒
体の半径方向への初期化光の相対移動速度が適正に調整
され、これによって初期化状態の不良の発生が防止され
る。ここで、「光記録媒体の初期化動作に際し」という
のは、光記録媒体の初期化中ばかりか、光記録媒体の初
期化後をも含む概念である。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の光
記録媒体の初期化装置において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、初期化のために光記録媒体に照射した光の
反射光に基づいて行なう。したがって、例えばフォーカ
シングサーボやトラッキングサーボのための反射光学系
と部品の共通化が図られる。
記録媒体の初期化装置において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、初期化のために光記録媒体に照射した光の
反射光に基づいて行なう。したがって、例えばフォーカ
シングサーボやトラッキングサーボのための反射光学系
と部品の共通化が図られる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5記載の光
記録媒体の初期化装置において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、光記録媒体の初期化のための初期化光源と
は別の光源から光記録媒体に照射した光の反射光に基づ
いて行なう。したがって、例えばフォーカシングサーボ
やトラッキングサーボのための反射光学系とは別個独立
した専用の光学系から反射光強度の情報が得られ、情報
の信頼性が向上する。
記録媒体の初期化装置において、光記録媒体の反射光強
度の検出は、光記録媒体の初期化のための初期化光源と
は別の光源から光記録媒体に照射した光の反射光に基づ
いて行なう。したがって、例えばフォーカシングサーボ
やトラッキングサーボのための反射光学系とは別個独立
した専用の光学系から反射光強度の情報が得られ、情報
の信頼性が向上する。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項5、6又は
7記載の光記録媒体の初期化装置において、光記録媒体
の反射光強度の検出結果に基づいて各部の設定を最適化
した上で光記録媒体の初期化動作を再度実行する手段を
備える。したがって、再度の初期化動作後には正しく初
期化された光記録媒体が得られる。
7記載の光記録媒体の初期化装置において、光記録媒体
の反射光強度の検出結果に基づいて各部の設定を最適化
した上で光記録媒体の初期化動作を再度実行する手段を
備える。したがって、再度の初期化動作後には正しく初
期化された光記録媒体が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1及び
図2に基づいて説明する。
図2に基づいて説明する。
【0017】図1は、相変化型の光記録媒体としての光
ディスク1の積層構造を示す模式図である。光ディスク
1は、基板2の表面上に第1保護層3、記録層4、第2
保護層5、反射放熱層6、オーバーコート層7及び印刷
層8が積層形成され、基板2の裏面にハードコート層9
がコーティングされた構造のものである。基板2は、成
形性、光学特性及びコストの点で優れるポリカーボネー
ト樹脂やアクリル樹脂により形成されている。このよう
な基板2は、ディスク状に限らず、カード状やシート状
であっても良い。その厚みは1.2mm又は0.6mm
が好ましい。このような基板2上に積層される第1保護
層3、記録層4、第2保護層5及び反射放熱層6はスパ
ッタリング形成された膜であり、それぞれ、65〜13
0nm、15〜35nm、15〜45nm及び7〜18
0nmの厚みに形成されている。ここで、記録層4は、
相変化型記録材料により形成され、加熱後の徐冷によっ
て結晶質となり、溶融後に急冷すると非晶質となる。ス
パッタリング後は、非晶状態である。また、オーバーコ
ート層7は反射放熱層6上にコーティングされた7〜1
5μm程度の層である。さらに、印刷層8は、記録層4
の初期化後に作成される。このようにして構成された光
ディスク1は、ハードコート層9側から基板2に入射さ
れた光によって記録層4が加熱昇温され、昇温後の記録
層4の冷却時間が長ければ記録層4が結晶化し、その冷
却時間が短ければ記録層4が非晶質状態となる。
ディスク1の積層構造を示す模式図である。光ディスク
1は、基板2の表面上に第1保護層3、記録層4、第2
保護層5、反射放熱層6、オーバーコート層7及び印刷
層8が積層形成され、基板2の裏面にハードコート層9
がコーティングされた構造のものである。基板2は、成
形性、光学特性及びコストの点で優れるポリカーボネー
ト樹脂やアクリル樹脂により形成されている。このよう
な基板2は、ディスク状に限らず、カード状やシート状
であっても良い。その厚みは1.2mm又は0.6mm
が好ましい。このような基板2上に積層される第1保護
層3、記録層4、第2保護層5及び反射放熱層6はスパ
ッタリング形成された膜であり、それぞれ、65〜13
0nm、15〜35nm、15〜45nm及び7〜18
0nmの厚みに形成されている。ここで、記録層4は、
相変化型記録材料により形成され、加熱後の徐冷によっ
て結晶質となり、溶融後に急冷すると非晶質となる。ス
パッタリング後は、非晶状態である。また、オーバーコ
ート層7は反射放熱層6上にコーティングされた7〜1
5μm程度の層である。さらに、印刷層8は、記録層4
の初期化後に作成される。このようにして構成された光
ディスク1は、ハードコート層9側から基板2に入射さ
れた光によって記録層4が加熱昇温され、昇温後の記録
層4の冷却時間が長ければ記録層4が結晶化し、その冷
却時間が短ければ記録層4が非晶質状態となる。
【0018】図2は、初期化装置の模式図である。初期
化装置10は、初期化光源としての半導体レーザ11を
備え、駆動源を含む回転機構12及び送り機構13を備
える。初期化光源としては、レーザ光の他、電子線、X
線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波等、各種の
ものを用いることが可能であるが、本実施の形態では、
小型でパワーの制御がたやすい半導体レーザ11が用い
られている。回転機構12は、マイクロコンピュータ構
成の制御回路14からの命令に基づいて光ディスク1を
回転駆動する機構であり、送り機構13は制御回路14
からの命令に基づいて光ディスク1をその回転軸に対し
て垂直方向に移動させ、これによって半導体レーザ11
から光ディスク1へのレーザビームの集光位置を光ディ
スク1の半径方向に移動させる機構である。
化装置10は、初期化光源としての半導体レーザ11を
備え、駆動源を含む回転機構12及び送り機構13を備
える。初期化光源としては、レーザ光の他、電子線、X
線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波等、各種の
ものを用いることが可能であるが、本実施の形態では、
小型でパワーの制御がたやすい半導体レーザ11が用い
られている。回転機構12は、マイクロコンピュータ構
成の制御回路14からの命令に基づいて光ディスク1を
回転駆動する機構であり、送り機構13は制御回路14
からの命令に基づいて光ディスク1をその回転軸に対し
て垂直方向に移動させ、これによって半導体レーザ11
から光ディスク1へのレーザビームの集光位置を光ディ
スク1の半径方向に移動させる機構である。
【0019】次いで、初期化装置10において、半導体
レーザ11は制御回路14に統括制御される駆動源とし
てのLDパワー供給部15に駆動され、このような半導
体レーザ11から出射されたレーザ光は、コリメートレ
ンズ16で平行光束化され、偏光ビームスプリッタ17
で偏光されて対物レンズ18により光ディスク1上に集
光される。そして、光ディスク1からの反射光は、偏光
ビームスプリッタ17で直角に進路を偏向され、フィル
タ19、1/4波長板20、偏光ビームスプリッタ21
で再び進路を直角に偏向され、フォーカスサーボ信号制
御素子22に入射される。そして、その入射光の状態に
応じてアクチュエータ23が対物レンズ18をその光軸
方向に微調整し、これによってフォーカシングサーボが
行なわれる。
レーザ11は制御回路14に統括制御される駆動源とし
てのLDパワー供給部15に駆動され、このような半導
体レーザ11から出射されたレーザ光は、コリメートレ
ンズ16で平行光束化され、偏光ビームスプリッタ17
で偏光されて対物レンズ18により光ディスク1上に集
光される。そして、光ディスク1からの反射光は、偏光
ビームスプリッタ17で直角に進路を偏向され、フィル
タ19、1/4波長板20、偏光ビームスプリッタ21
で再び進路を直角に偏向され、フォーカスサーボ信号制
御素子22に入射される。そして、その入射光の状態に
応じてアクチュエータ23が対物レンズ18をその光軸
方向に微調整し、これによってフォーカシングサーボが
行なわれる。
【0020】次いで、初期化装置10は、偏光ビームス
プリッタ21を直進して偏光されたレーザビームを直角
に偏向するビームスプリッタ24を備え、このビームス
プリッタ24によって直角に偏向されたレーザビームは
光センサ25に受光される。この光センサ25は、受光
した光の強さに応じた起電力を生じ、これをデジタル値
に変換して制御回路14に入射する。制御回路14で
は、前もって良品と判明している光ディスク1の起電圧
値データの収集に基づいて設定された起電圧値の上限値
と下限値とのデータを保有しており、その上限値と下限
値との間に光センサ25からの出力が含まれているかど
うかを判定する。
プリッタ21を直進して偏光されたレーザビームを直角
に偏向するビームスプリッタ24を備え、このビームス
プリッタ24によって直角に偏向されたレーザビームは
光センサ25に受光される。この光センサ25は、受光
した光の強さに応じた起電力を生じ、これをデジタル値
に変換して制御回路14に入射する。制御回路14で
は、前もって良品と判明している光ディスク1の起電圧
値データの収集に基づいて設定された起電圧値の上限値
と下限値とのデータを保有しており、その上限値と下限
値との間に光センサ25からの出力が含まれているかど
うかを判定する。
【0021】更に、初期化装置10は、フォーカスサー
ボ用のレーザダイオード26も備え、このレーザダイオ
ード26から照射されたレーザビームはコリメートレン
ズ27で平行光束化された後に偏光ビームスプリッタ2
1に入射され、光路を逆行して光ディスク1に到る。
ボ用のレーザダイオード26も備え、このレーザダイオ
ード26から照射されたレーザビームはコリメートレン
ズ27で平行光束化された後に偏光ビームスプリッタ2
1に入射され、光路を逆行して光ディスク1に到る。
【0022】このような構成において、光ディスク1の
記録層4をスパッタリング後の非晶質状態から結晶化状
態にまで初期化するためには、回転機構12によって光
ディスク1を回転駆動しつつ送り機構13によって光デ
ィスク1を移動させて半導体レーザ11から照射された
レーザ光の集光位置が光ディスク1の半径方向に移動す
るようにする。これにより、光ディスク1に半導体レー
ザ11からのレーザビームが照射されて記録層4が昇温
し、昇温後の徐冷によって記録層4が結晶化する。こう
してその初期化が行なわれる。
記録層4をスパッタリング後の非晶質状態から結晶化状
態にまで初期化するためには、回転機構12によって光
ディスク1を回転駆動しつつ送り機構13によって光デ
ィスク1を移動させて半導体レーザ11から照射された
レーザ光の集光位置が光ディスク1の半径方向に移動す
るようにする。これにより、光ディスク1に半導体レー
ザ11からのレーザビームが照射されて記録層4が昇温
し、昇温後の徐冷によって記録層4が結晶化する。こう
してその初期化が行なわれる。
【0023】加えて、モニタ結果が不良である場合、制
御回路14からの制御により、LDパワー供給部15に
よる半導体レーザ11の駆動パワーの調整、回転機構1
2及び送り機構13による対象物駆動速度の調整等が適
宜行なわれ、これによって面内特性が均一である光ディ
スク1が容易に作成される。具体的には、光ディスク1
の反射率が低いというモニタ結果が得られた場合には、
制御回路14はその結果を例えばLDパワー供給部15
に帰還し、半導体レーザ11の駆動パワーを増大させる
ことで、光ディスク1の反射率を高めることができる。
逆に、光ディスク1の反射率が高すぎる場合には、半導
体レーザ11の駆動パワーを減少させれば、光ディスク
1の反射率を低くすることができる。これらの処理によ
り、適正な初期化動作がなされる。
御回路14からの制御により、LDパワー供給部15に
よる半導体レーザ11の駆動パワーの調整、回転機構1
2及び送り機構13による対象物駆動速度の調整等が適
宜行なわれ、これによって面内特性が均一である光ディ
スク1が容易に作成される。具体的には、光ディスク1
の反射率が低いというモニタ結果が得られた場合には、
制御回路14はその結果を例えばLDパワー供給部15
に帰還し、半導体レーザ11の駆動パワーを増大させる
ことで、光ディスク1の反射率を高めることができる。
逆に、光ディスク1の反射率が高すぎる場合には、半導
体レーザ11の駆動パワーを減少させれば、光ディスク
1の反射率を低くすることができる。これらの処理によ
り、適正な初期化動作がなされる。
【0024】また、光ディスク1の全面をスキャンして
光センサ25の出力が下限値を越えた場合、部分的に非
晶質になっていることを示すような反射率の急激な低下
(例えば、光ディスク1全体の反射率平均の70パーセ
ント以下)があった場合、その情報を回転機構12や送
り機構13に帰還することにより、光ディスク1の回転
速度や光ディスク1の移動速度を遅くすることで、記録
層4が非晶質になることが防止される。
光センサ25の出力が下限値を越えた場合、部分的に非
晶質になっていることを示すような反射率の急激な低下
(例えば、光ディスク1全体の反射率平均の70パーセ
ント以下)があった場合、その情報を回転機構12や送
り機構13に帰還することにより、光ディスク1の回転
速度や光ディスク1の移動速度を遅くすることで、記録
層4が非晶質になることが防止される。
【0025】そして、制御回路14の制御によって、一
旦初期化が終了した後に記録層4に非晶質が発生した
り、その反射率が高すぎたり低すぎたりしたことがモニ
タ結果から判明した場合には、光ディスク1の全体の初
期化動作が再度実行される。この際、LDパワー供給部
15による半導体レーザ11の駆動パワー、回転機構1
2や送り機構13による光ディスク1の回転速度や移動
速度等が適宜調整され、これによって、反射率の面内バ
ラツキを小さくしたり、発生した非晶質部分を結晶化さ
せたりすることができる。
旦初期化が終了した後に記録層4に非晶質が発生した
り、その反射率が高すぎたり低すぎたりしたことがモニ
タ結果から判明した場合には、光ディスク1の全体の初
期化動作が再度実行される。この際、LDパワー供給部
15による半導体レーザ11の駆動パワー、回転機構1
2や送り機構13による光ディスク1の回転速度や移動
速度等が適宜調整され、これによって、反射率の面内バ
ラツキを小さくしたり、発生した非晶質部分を結晶化さ
せたりすることができる。
【0026】さらに、光ディスク1に対して再度初期化
動作を行なうには時間がかかるため、モニタ結果である
測定データに基づき、再度初期化が必要な光ディスク1
の半径値を計算し、自動で条件を設定し、光ディスク1
の必要部分に対してのみ再度の初期化を実行するような
ことも、制御回路14の制御によって容易になされる。
動作を行なうには時間がかかるため、モニタ結果である
測定データに基づき、再度初期化が必要な光ディスク1
の半径値を計算し、自動で条件を設定し、光ディスク1
の必要部分に対してのみ再度の初期化を実行するような
ことも、制御回路14の制御によって容易になされる。
【0027】なお、本実施の形態では、フォーカシング
サーボのための光ディスク1の反射光を光センサ25で
モニタしているが、実施に当たっては、初期化が正しく
行なわれているかどうかをモニタするための専用の光源
を設け、この光源から照射されて光ディスク1を反射し
た光をモニタするようにしても良い。
サーボのための光ディスク1の反射光を光センサ25で
モニタしているが、実施に当たっては、初期化が正しく
行なわれているかどうかをモニタするための専用の光源
を設け、この光源から照射されて光ディスク1を反射し
た光をモニタするようにしても良い。
【0028】
【実施例】本発明の発明者は、実験によって本発明の有
効性を検証した。これを図3ないし図5のグラフに示
す。
効性を検証した。これを図3ないし図5のグラフに示
す。
【0029】まず、幅0.5μm、深さ35nmのグル
ーブを有する1.2mm厚のポリカーボネート基板に、
第1保護層、記録層、第2保護層、反射層を枚葉形スパ
ッタ装置によって連続成膜し、次いで、紫外線硬化樹脂
のスピンコートによるハードコート層及びオーバーコー
ト層を形成して相変化型の光ディスクを作成した。第1
保護層及び第2保護層には、ZnS−SiO2 を用い
た。反射層には、アルミニウム合金を用いた。次いで、
適切な初期化条件で光ディスクの記録層の結晶化処理を
行ない、その後、オーバーコート層上に印刷層を形成し
た。
ーブを有する1.2mm厚のポリカーボネート基板に、
第1保護層、記録層、第2保護層、反射層を枚葉形スパ
ッタ装置によって連続成膜し、次いで、紫外線硬化樹脂
のスピンコートによるハードコート層及びオーバーコー
ト層を形成して相変化型の光ディスクを作成した。第1
保護層及び第2保護層には、ZnS−SiO2 を用い
た。反射層には、アルミニウム合金を用いた。次いで、
適切な初期化条件で光ディスクの記録層の結晶化処理を
行ない、その後、オーバーコート層上に印刷層を形成し
た。
【0030】このようにして得られた相変化型の光ディ
スクの欠陥率を、波長780nm、NA0.5の光ピッ
クアップを搭載した評価機を用いて測定した。再生パワ
ーを1.0mWとしてCAVモードで1200rpm、
20トラックおきに欠陥率を測定した。図3には、初期
化後の冷却が不十分でATIP70分前後で非晶質部分
が生じている場合の欠陥率のグラフを示す。図4には、
その光ディスクを再度違った条件で初期化した結果を示
す。70分前後の非晶質化して欠陥が生じていた部分は
完全に回復している。図5は、初期化中、初期化条件を
微調整しながら初期化した光ディスクの欠陥率のグラフ
である。この光ディスクでは、その全面に渡って欠陥率
が低いことがわかる。
スクの欠陥率を、波長780nm、NA0.5の光ピッ
クアップを搭載した評価機を用いて測定した。再生パワ
ーを1.0mWとしてCAVモードで1200rpm、
20トラックおきに欠陥率を測定した。図3には、初期
化後の冷却が不十分でATIP70分前後で非晶質部分
が生じている場合の欠陥率のグラフを示す。図4には、
その光ディスクを再度違った条件で初期化した結果を示
す。70分前後の非晶質化して欠陥が生じていた部分は
完全に回復している。図5は、初期化中、初期化条件を
微調整しながら初期化した光ディスクの欠陥率のグラフ
である。この光ディスクでは、その全面に渡って欠陥率
が低いことがわかる。
【0031】
【発明の効果】請求項1又は5記載の発明は、初期化工
程中に検出した光記録媒体の反射率に即応して光記録媒
体の回転駆動速度及び光記録媒体に対する初期化光源か
らの光照射位置の相対移動速度を適宜に調整するように
したので、初期化過程において面内反射率が均一な光記
録媒体を製造することができ、記録再生装置における記
録再生エラーの発生を極端に少なくすることができる。
程中に検出した光記録媒体の反射率に即応して光記録媒
体の回転駆動速度及び光記録媒体に対する初期化光源か
らの光照射位置の相対移動速度を適宜に調整するように
したので、初期化過程において面内反射率が均一な光記
録媒体を製造することができ、記録再生装置における記
録再生エラーの発生を極端に少なくすることができる。
【0032】請求項2又は6記載の発明によれば、光記
録媒体の反射光強度の検出を初期化のために光記録媒体
に照射した光の反射光に基づいて行なうようにしたの
で、例えばフォーカシングサーボやトラッキングサーボ
のための反射光学系と部品の共通化を図ることができ、
専用部品の追加量を極力少なくすることができる。
録媒体の反射光強度の検出を初期化のために光記録媒体
に照射した光の反射光に基づいて行なうようにしたの
で、例えばフォーカシングサーボやトラッキングサーボ
のための反射光学系と部品の共通化を図ることができ、
専用部品の追加量を極力少なくすることができる。
【0033】請求項3又は7記載の発明によれば、光記
録媒体の反射光強度の検出を光記録媒体の初期化のため
の初期化光源とは別の光源から光記録媒体に照射した光
の反射光に基づいて行なうようにしたので、例えばフォ
ーカシングサーボやトラッキングサーボのための反射光
学系とは別個独立した専用の光学系から反射光強度の情
報が得られ、情報の信頼性を向上させることができ、こ
れによって、面内の初期化均一性が極めて優れた光記録
媒体を製造することができる。
録媒体の反射光強度の検出を光記録媒体の初期化のため
の初期化光源とは別の光源から光記録媒体に照射した光
の反射光に基づいて行なうようにしたので、例えばフォ
ーカシングサーボやトラッキングサーボのための反射光
学系とは別個独立した専用の光学系から反射光強度の情
報が得られ、情報の信頼性を向上させることができ、こ
れによって、面内の初期化均一性が極めて優れた光記録
媒体を製造することができる。
【0034】請求項4又は8記載の発明によれば、初期
化工程中に初期化条件の不適合が原因で不良になった光
記録媒体について、再度条件を整えたりそのままの条件
でその全面または一部の初期化を行なうことにより、良
品にすることができる。
化工程中に初期化条件の不適合が原因で不良になった光
記録媒体について、再度条件を整えたりそのままの条件
でその全面または一部の初期化を行なうことにより、良
品にすることができる。
【図1】本発明の実施の一形態として光記録媒体の積層
構造を示す模式図である。
構造を示す模式図である。
【図2】初期化装置の模式図である。
【図3】従来方法で初期化を行なった後の光記録媒体の
欠陥率を示す実験結果のグラフである。
欠陥率を示す実験結果のグラフである。
【図4】各部の設定を変えて再度初期化を行なった後の
光記録媒体の欠陥率を示す実験結果のグラフである。
光記録媒体の欠陥率を示す実験結果のグラフである。
【図5】本発明の初期化方法で初期化を行なった後の光
記録媒体の欠陥率を示す実験結果のグラフである。
記録媒体の欠陥率を示す実験結果のグラフである。
1 光記録媒体 11 初期化光源(半導体レーザ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近江 文也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 野田 英治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 金子 裕治郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 中村 有希 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 岩崎 博子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平9−128817(JP,A) 特開 平3−272022(JP,A) 特開 昭62−174638(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/26 B41M 5/26
Claims (8)
- 【請求項1】 回転する相変化型の光記録媒体に初期化
のための光を照射してその照射位置を前記光記録媒体の
半径方向に相対移動させる前記光記録媒体の初期化動作
中に、前記光記録媒体の反射光強度を検知し、検知した
前記光記録媒体の反射光強度に基づいて前記光記録媒体
の回転速度及び前記光記録媒体の半径方向への初期化光
の相対移動速度を調整するようにしたことを特徴とする
光記録媒体の初期化方法。 - 【請求項2】 光記録媒体の反射光強度の検出は、初期
化のために前記光記録媒体に照射した光の反射光に基づ
いて行なうようにしたことを特徴とする請求項1記載の
光記録媒体の初期化方法。 - 【請求項3】 光記録媒体の反射光強度の検出は、前記
光記録媒体の初期化のための初期化光源とは別の光源か
ら前記光記録媒体に照射した光の反射光に基づいて行な
うようにしたことを特徴とする請求項1記載の光記録媒
体の初期化方法。 - 【請求項4】 光記録媒体の反射光強度の検出結果に基
づいて各部の設定を最適化した上で前記光記録媒体の初
期化動作を再度実行するようにしたことを特徴とする請
求項1、2又は3記載の光記録媒体の初期化方法。 - 【請求項5】 相変化型の光記録媒体にその初期化のた
めの光を照射する初期化光源を駆動する手段と、 前記光記録媒体を回転駆動する手段と、 前記光記録媒体に対する前記初期化光源からの光照射位
置を前記光記録媒体の半径方向に相対移動させる手段
と、 前記光記録媒体の初期化動作に際して前記光記録媒体の
反射光強度を検知する手段と、 検知した前記光記録媒体の反射光強度に基づいて前記光
記録媒体の回転駆動速度及び前記光記録媒体に対する前
記初期化光源からの光照射位置の相対移動速度を調整す
る手段と、 を備えることを特徴とする光記録媒体の初期化装置。 - 【請求項6】 光記録媒体の反射光強度の検出は、初期
化のために前記光記録媒体に照射した光の反射光に基づ
いて行なうことを特徴とする請求項5記載の光記録媒体
の初期化装置。 - 【請求項7】 光記録媒体の反射光強度の検出は、前記
光記録媒体の初期化のための初期化光源とは別の光源か
ら前記光記録媒体に照射した光の反射光に基づいて行な
うことを特徴とする請求項5記載の光記録媒体の初期化
装置。 - 【請求項8】 光記録媒体の反射光強度の検出結果に基
づいて各部の設定を最適化した上で前記光記録媒体の初
期化動作を再度実行する手段を備えることを特徴とする
請求項5、6又は7記載の光記録媒体の初期化装置。
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US09/199,472 US6373802B1 (en) | 1997-11-27 | 1998-11-25 | Method and apparatus for initializing optical recording media |
TW087119836A TW434534B (en) | 1997-11-27 | 1998-11-27 | Method for initialization of optical recording medium and initialization device therefor |
US10/078,423 US6580672B2 (en) | 1997-11-27 | 2002-02-21 | Method and apparatus for initializing optical recording media |
US10/372,297 US6775213B2 (en) | 1997-11-27 | 2003-02-25 | Method and apparatus for initializing optical recording media |
US10/372,343 US6760291B2 (en) | 1997-11-27 | 2003-02-25 | Method and apparatus for initializing optical recording media |
US10/822,786 US6990053B2 (en) | 1997-11-27 | 2004-04-13 | Method and apparatus for initializing optical recording media |
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