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JP4664604B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明はカーステレオ、携帯機器などに使用される画像表示装置に関する。
薄膜表示装置を実現する場合、透明絶縁基板側から光を取り出す構造が主流となっている。しかしながら、この構造だと開口率を上げるには限界があり、基板の反対側から光を取り出す、トップエミッション型の構造が提案されている。本構造では上部画素電極には光を取り出す電極が必須となる。このような電極を実現するには透明電極と金属の積層構造が採用される(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構造の場合、抵抗を十分に下げ可視光に対する透過率を確保するには限界がある。そこで、透明電極用補助配線を形成する技術もあり、これによれば、抵抗を十分に下げることが可能であり、透過率の確保も可能である(たとえば、特許文献2参照)。
特開平10−294182号公報 特開2001−230086号公報
しかしながら、上述の構造では有機層を蒸着する場合に、シャドーマスクを使用する必要があり、シャドーマスクの位置合わせを真空室で行う必要がある。また、シャドーマスクを使用するので、基板と非接触にすることは不可能に近く、ゴミの発生する確率が非常に高く、ダークスポットと呼ばれる黒点やリークの原因となってしまう。シャドーマスクを使用した場合には、ゴミの発生する確率が高く、位置合わせを真空中で行う必要があり、成膜装置にマスクアライメント機能を取り付ける必要があるからである。この方法では装置のコストが高くなる上に、ゴミの発生による、リーク、ダークスポット発生は避けられない。
また、シャドーマスクは、通常金属で形成されることが多く、マスクの撓みを考慮するとマスクサイズを大きくするには限界があるからである。特に開口部が大きいマスクでは、十分な強度を得ることは困難であり、必然的に基板サイズを大きくすることは不可能である。
さらに、高精細を実現するにはマスク金属部分が極端に細くなってしまい、マスクの撓みが発生して、高精細化にも限界がある。そこで、本発明ではシャドーマスクを使用せず、基板側に補助配線を形成することで、上述した課題を解決するものである。
上記目的を達成するため、本願の解決手段として代表的な発明は、基板上に下部画素電極および下部画素電極と対をなす上部画素電極を有し、下部画素電極および上部画素電極の少なくとも一方が、光を透過する画素電極であり、下部画素電極および上部画素電極の間に挟持された発光層を有する画素が、少なくとも1個以上基板上に形成された画像表示装置であって、基板側に形成された下部画素電極が、基板上に形成された薄膜トランジスタのドレイン電極と接続されており、薄膜トランジスタと、薄膜トランジスタのドレイン電極と接続された下部画素電極と、の間に絶縁膜が形成されており、絶縁膜上において、下部画素電極が形成されており、下部画素電極と電気的に絶縁され、表示領域において上部画素電極と連続して形成されている補助配線が、絶縁膜上において、下部画素電極と当該下部画素電極に隣接する他の下部画素電極との隙間に隣接して形成されており補助配線上面の隣接するそれぞれの下部画素電極側の両端部および下部画素電極が露出するように、補助配線上には、オーバーハング形状を有する絶縁性構造体が形成され、補助配線の露出した両端部は上部画素電極と接続されていることを特徴とする。
前記絶縁性構造体の上に前記発光層及び前記上部画素電極が形成されていることを特徴としてもよい。
前記発光層及び前記上部画素電極は、前記下部画素電極上から延在する領域上と、前記絶縁性構造体上と、の間で分かれており、前記補助配線上面の両端部に前記上部画素電極が回りこむことで、前記補助配線は前記上部画素電極と接続されることを特徴としてもよい。
アクティブ型有機ELディスプレイ装置において、簡単な構成で上部画素電極用補助配線を形成することができ、プロセスの簡略化、およびリーク、ダークスポット発生を低減させることが可能となるものである。
本発明は上部画素電極用補助配線を簡単な構造で実現するものである。基板上に電界効果型薄膜トランジスタに代表されるスイッチング素子を形成し、このスイッチング素子を利用して発光素子を発光させるアクティブ型表示装置において、薄膜トランジスタを形成した基板に有機EL素子を形成することで画像表示を実現できる。
ここで、有機EL素子を挟持する一対の電極のうち、基板側に形成された電極を下部画素電極とし、対をなす電極を上部画素電極とする。薄膜トランジスタを形成した基板に平坦性のよい上部画素電極用補助配線を形成し、下部画素電極、有機層、上部画素電極を一様に形成すると、上部画素電極と上部画素電極用補助配線の間に有機層が存在するため、上部画素電極の配線抵抗を下げる機能を、上部画素電極用補助配線は満たすことはできない。そこで、以下のような構造を考える。
薄膜トランジスタが形成された基板上に、平坦性の悪い導電物や導電物の表面を意図的に荒して、平坦な膜表面から凸形状を有する膜面が形成された膜面を形成する。そして、このような膜を上部画素電極用補助配線として利用する。この時、このように形成された凸形状膜面上の有機膜は、極力薄膜化されるので、上部画素電極と上部画素電極用補助配線を接続させる構造が可能となる。つまり、上部画素電極用補助配線は、上部画素電極の配線抵抗をさげる機能を満たすことが出来る。その他の構造としては以下のような構造が考えられる。
上部画素電極用補助配線上にオーバーハング形状を有する絶縁性構造体を形成する。また、この構造においては絶縁性構造体の下部線幅が、上部画素電極用補助配線の線幅より狭いことが必要である。このような構成を採用すれば絶縁性構造体脇の有機層の横側に上部画素電極膜が回りこむことで、上部画素電極と上部画素電極用補助配線が接続される。
下部画素電極と同一の材料を上部画素電極用補助配線上に形成する。この時、下部画素電極と同一の材料である膜の線幅は、上部画素電極用補助配線の線幅より狭いことが好ましい。このような構造を採用することにより下部画素電極と同一の材料である膜のエッジ部分では有機層が極力薄くなるので、上部画素電極と上部画素電極用補助配線は接続されることとなる。
上部画素電極用補助配線上に構造体を形成する。この時、この構造体の線幅は上部画素電極用補助配線の線幅より狭いことが好ましい。そして、この構造体の片側及び下部画素電極上に有機層を形成し、上部画素電極用補助配線上の一方の側には有機層を形成しない。この場合、有機層が形成されていない側の上部画素電極用補助配線にも有機層は形成されないようにする。そして、上部画素電極を全面形成する。このような構造を採用することで、上部画素電極と上部画素電極用補助配線は接続されることとなる。
上部画素電極用補助配線上を順テーパー状に形成する。そして、この上に上部画素電極用補助配線の上部線幅より広い構造体を形成する。ただし、構造体の線幅は上部画素電極用補助配線の下部線幅より狭いかほぼ同じであることが好ましい。このような構造を採用することにより上部画素電極が構造体の下に回りこむことで上部画素電極と上部画素電極用補助配線が接続されることとなる。
以上のような構造を採用することで、上部画素電極用補助配線が実現されるものである。ここで、上部画素電極用補助配線と上部画素電極全体の接触抵抗は500kΩ以下であることが好ましい。また、下限値としては1.0×10−2Ω程度である。接触抵抗500kΩ以下であれば、接触抵抗分の電圧降下を抑えることが可能となり、不必要にスイッチング素子に電圧をかけることなく有機EL素子の発光を実現出来るものであり、発光輝度バラツキが生じることはない。
ここで、上部画素電極用補助配線を形成する場所は、下部画素電極と隣接する下部画素電極の隙間とし、下部画素電極と接触しないように配置する。このような構成を採用することで、下部画素電極と上部画素電極用補助配線は電気的に絶縁される。
また、上部画素電極用補助配線の線幅を狭くすることで表示領域面積の低下を抑えることが可能である。本実施の形態における上部画素電極用補助配線は成膜、エッチング工程で作成されるので、露光技術が適用可能となり、精度良く補助配線を形成することが可能となる。また、本実施の形態は上部画素電極用補助配線パターンが形成されたシャドーマスクを使用せず簡単な構造で補助配線を形成できる。
つまり、シャドーマスクを使用した場合に発生するゴミに伴う不具合(発光素子が上下電極間でショート、あるいは発光点が発光しないことにより発生する黒点不良)のない画像表示装置が実現可能となる。また、上部画素電極が光に対して透過性を持っていて、上部画素電極側から光を取り出す場合には、有機EL素子が形成された基板の対向基板に、カラーフィルタや色変換層を形成することで、白色発光素子や青色発光素子などの発光素子を使用してカラー表示装置を実現することができる。
下部画素電極が光に対して透過性を持っていて、下部画素電極側から光を取り出す場合には、薄膜トランジスタと有機EL素子の間にカラーフィルタや色変換層を形成することで、白色発光素子や青色発光素子などの発光素子を使用してカラー表示装置を実現することができる。
まず、本実施の形態に用いるTFT型有機ELディスプレイ作成の実施の形態を、図1〜図5に基づき説明する。図1は、薄膜トランジスタを形成する工程の一例として、N型FETの製造工程を説明するための工程図である。P型FETを製造する場合もほぼ同様な製造工程であり、イオン注入工程に違いがあるのみである。図2は、このFETに対する有機EL素子形成状態を説明するための基板概念図である。P型FETを接続する場合には、下部画素電極を陽極とすればよい。図3は、有機EL素子の青緑色発光特性を説明するための発光スペクトル図、図4は、カラーフイルタ説明図、図5は、有機EL素子とカラーフイルタの組み合わせ状態を説明するための概念図である。図1及び図2にもとづき、薄膜型がN型FETトランジスタの場合についての製造工程について説明する。
図1(a)では、まず石英あるいはガラス基板1の上にSiO 層(図示省略)を、たとえばスパッタリング法により約1000Åの厚さで成膜する。そしてこのSiO層の上にアモルファス・シリコン層を約1000Åの厚さで、たとえばCVD法により成膜する。この成膜条件は、たとえば下記の通りである。Siガス100SCCMを、圧力条件0.3Torr、温度条件480度としている。それから、このアモルファス・シリコン層を固相成長させてポリシリコン層とする。この固相成長の条件は、たとえば下記の通りである。たとえば、Nガス1SLMを、温度条件600度で、処理時間5hr〜20hrとする。それから、このポリシリコン層をパターニングして活性シリコン層20を得る。
図1(b)で、この活性シリコン層20の上に、ゲート酸化膜21となるSiO層を、たとえばプラズマCVD法により、約1000Å成膜する。成膜条件はたとえば下記の通りである。パワーは、50W、TEOS(テトラエトキシシラン)ガス、50SCCM、Oガス、500SCCM、圧力条件は0.1〜0.5Torr、温度条件は350度(C)である。このSiO層21の上に、ゲート電極3となるアモルファス・シリコン層を、たとえば上記図1(a)と同様の条件で、CVD法により約4000Å成膜する。そしてこのアモルファス・シリコン層を、たとえば上記図1(a)と同様の条件でアニールして、ゲート電極3となるポリシリコン層を形成する。
それから、図1(c)で、このポリシリコン層及び上記図1(b)で形成したSiO層を、たとえばドライエッチングによりパターニングし、ゲート電極3及びゲード酸化膜21を作る。
図1(d)では、このゲート電極3をマスクとして活性シリコン層20のソース・ドレイン領域となるべき部分にイオンドーピング法により、N型の不純物たとえばPをドーピングする。P型の場合にはP型不純物、たとえば、Bをドーピングする。
図1(e)で、これを窒素雰囲気中で約550度で5時間加熱して、ドーパントの活性化を行う。更に水素雰囲気中で約400度で30分加熱処理して水素化を行い、半導体の欠陥準位密度を減少させる。
図1(f)で、この基板全体にTEOSを出発材料として層間絶縁層22となるSiO層を、厚さ約4000Å成形する。この層間絶縁層22となるSiOの成膜条件は、たとえば以下の通りである。
パワ−は50〜300W、TEOSガス、10〜50SCCM、Oガス、500SCCM、圧力条件は0.1〜0.5Torr、温度条件は350度である。
図1(g)で、この層間絶縁層22となるSiO膜をエッチングコンタクト用のホール23を形成する。
以下の説明はN型FETと有機EL素子を接続する場合である。図2(a)に示す如く、Al配線24を蒸着する。
次に、図2(b)に示す如く、有機EL素子の配置領域にAl・Mgメタル(Mg90モル%)を蒸着して、下部画素電極(陰極)25を形成する。なお、Al・Mgメタル以外にも4eV程度以下の仕事関数の材料を用いることもできる。そして配線部分をパターニングする。
図2(c)では、この有機EL素子の配置領域にポリイミドを被覆し、発光部分だけAl・Mgメタル25を露出させてエッジカバー26とする。図2(d)では、それからマルチチャンバーにてこの発光部分のAl・Mgメタル25をスパッタエッチングして、その表面の酸化膜をエッチングする。それから、たとえば、蒸着により電子輸送層となる第1有機層8−1を構成する下記化学式1に示す化学式のDQX、発光層を構成する下記化学式2に示す化学式のDPA、正孔輸送層を構成する下記化学式3に示す化学式のTPD、正孔注入層8−4を構成する下記化学式4に示す化学式のMTDATAの順に成膜して有機EL層を成膜する。なお化学式2においてRnはメチル基またはエチル基である。
Figure 0004664604
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そして、この有機EL層の上に陽極として透明導電膜のIZO(In ・ZnO(5モル%))9を成膜し、その上にSiO膜10を成膜してSiO封止を行い、図2(d)に示す如く、N型FETのドレイン側に有機EL素子を接続する。このとき直線特性を示す負荷抵抗は、N型FETのゲートポリシリコンまたは活性シリコンを使用する。なお、透明導電膜としては、IZO以外にITO(In 、SnO (10モル%))等を用いることもできる。なお、この有機EL素子は、図3に示す如く、波長−出力強度特性(相対値)を有し、青緑発光する。図3は、有機EL素子の青緑色発光特性説明図である。図3の縦軸には発光強度を、横軸には波長を示している。
以下はP型FETと接続する場合である。P型であってもN型と同様な構造を採用することが可能であり、図2(a)〜図2(d)と同様な工程が採用されるものである。つまり、下部画素電極が陽極であること以外は、N型と構造上の違いはない。それでは、有機EL発光素子が、白色の発光をする素子構造を採用した場合について説明する。陽極には透明電極と金属の積層構造あるいは、金属の積層構造が好ましい。具体的にはTiNを反射陽極として、TiN上にITOを成膜した積層体を下部画素電極(陽極)とした。
次にホール注入層として、N、N´−ジフェニル−N、N´−ビス(N−(4−メチルフェニル)−N−フェニル(4−アミノフェニル))−1、1´−ビスフェニル−4、4´−ジアミンを形成し、次にホール輸送層として、N、N´−ジフェニル−N、N´−ビス(1−ナフチル)−1、1´−ジフェニル−4、4´−ジアミンを形成した。次に下部発光層として、下記化学式5の化合物X、下記化学式6の化合物Yを100:3の体積比率として形成した。そして、次に、ホール注入層として、N、N´−ジフェニル−N、N´−ビス(N−(4−メチルフェニル)−N−フェニル(4−アミノフェニル))−1、1´−ビスフェニル−4、4´−ジアミンを形成し、次にホール輸送層として、N、N´−ジフェニル−N、N´−ビス(1−ナフチル)−1、1´−ジフェニル−4、4´−ジアミンを形成した。次に下部発光層として、下記化学式5の化合物X、下記化学式6の化合物Yを100:3の体積比率として形成した。
次に上部発光層として下記化学式7の化合物X、下記化学式8の化合物Zを100:3の体積比率として形成した。次に電子輸送層として、tris(8−hydroxyquinoline)aluminiumを形成した。次に無機電子注入層として、LiFを形成した。そして、最後に透明上部画素電極(陰極)として、ZnO−Al(ZnO、Al(3モル%))とAuの積層構造体を形成した。そして、P型FETのドレイン側に有機EL素子を接続する。このとき直線特性を示す負荷抵抗は、P型FETのゲートポリシリコンまたは活性シリコンを使用する。なお、透明導電膜としては、ZnO−AlとAuの積層体以外にIZO(In 、ZnO(5モル%))、ITO等を用いることもできる。なお、この有機EL素子は、図6に示す如く、波長−出力強度特性(相対値)を有し、白色発光する。
Figure 0004664604
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そして、以下に示すように、カラーフィルタ基板と貼り合わせカラー表示が可能となる。この有機EL素子に使用されるカラーフィルタは、図4に示す如く、ガラス板30上に赤色フィルタ31、緑色フィルタ32、青色フィルタ33を配置したものを使用する。なお赤色フィルタ31のみ発光強度を高めるため蛍光フィルタ34が積層されている。そして、この図4に示すカラーフィルタと、図2(d)に示す如きN型FETあるいはP型FETと有機EL素子が形成された基板1とを、図5に示すように貼り合わせる。図5は、有機EL素子とカラーフイルタの組み合わせ状態説明図である。本図で示すように、基板51および52の上にFET53が形成され、FET53は配線54を介して、下部電極55に接続されている。そして、下部電極55の上には有機EL層56、上部電極57が設けられ、上部電極57に対応する基板52側には、カラーフィルタ・蛍光変換フィルタ58が形成されている。
なお、上記説明では、青緑色発光素子、白色発光する有機EL素子にRGBカラーフイルタを設けたものについて説明したが、青色発光する有機EL素子にG、Rの蛍光フイルタをつけてその上にRGBカラーフイルタを設けたもの、青色+赤色発光する有機EL素子にGの蛍光フイルタをつけてその上にRGBカラーフイルタを設けたものを使用してもよい。
また電子注入層としてはn型のアモルファスSiCを使用し、ホール輸送層としてはp型のアモルファスSiCを使用し、発光層として下記化学式9で示すtris(8−hydroxyquinoline)aluminiumを使用した場合、発光層にn型のアモルファスSiC及びp型のアモルファスSiCを混合させたものを、使用してもよい。
Figure 0004664604
前述した構成を採用することで、基板と反対側から光を取り出す(上部光取りだし)TFT型有機ELディスプレイ構造を実現できる。しかしながら、上部光取りだしTFT型有機ELディスプレイ構造では上部画素電極用補助配線を採用し、配線抵抗を低くしないとパネルの大型化、高精細化は困難である。そこで、本実施形態による補助配線の形成方法につき説明する。まず本実施の形態を、図7を用いて説明する。図7は、絶縁基板71上に薄膜プロセスで薄膜トランジスタを形成する。薄膜トランジスタ(TFT)は、有機EL発光素子部分78に最低1個は形成するものとする。そして、最終的にメタル76およびITO77からなる画素電極を、TFTのドレイン電極75と接続させる。ソース電極73はポリシリコンTFT74を介してドレイン電極75と接続している。そして、このドレイン電極75は、メタル76およびITO77からなる下部画素電極と電気的に接続しており、有機EL発光素子部分78およびLif79と上部画素電極80を介して矢印方向に光を照射している。
画素電極が陽極の場合はP型TFTのドレインを陰極の場合は、N型TFTのドレインを接続すればよい。この時、画素電極を形成した同一面の隣接する画素電極の隙間に上部画素電極用補助配線82を形成することで、簡単な構造で上部画素電極補助配線82を形成するものである。なお、他方の基板72には、カラーフィルター84およびブラックマトリクス85が形成されている。具体的には、上部画素電極用補助配線82の形成方法について述べる。図7に示すようにTFT素子74を形成した基板71の最上面は絶縁膜83が形成されている。絶縁膜83上にTFT素子74とコンタクトホールを介して接続された陽極であるTiNとITOの積層膜をドット毎に形成して画素電極とする。そして、その上に導電膜を成膜する。そして、導電膜を格子状あるいはストライプ上に形成する。この際、格子状あるいはストライプ上に形成された導電膜は、画素電極には接触することないように形成する。
このような構成をとることで、画素電極と導電膜はショートすることはなく、画素電極の開口率を低下させることはなくなる。この時、意図的に導電膜表面を荒す、あるいは平坦性の悪い導電膜を形成するものである。導電膜表面を荒すにはプラズマに晒す(Ar、酸素など)ことが考えられる。平坦性の悪い導電膜にはAl、Al合金が考えられる。または、Al、Al合金と他金属の積層構造が考えられる。このように表面あれが起きた導電膜上に有機膜を形成し、その上に上部画素電極80を形成すれば上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82が接続されるものである。これは表面あれがおきた場所では有機膜が薄くなることにより、電界がその場所に集中することにより、接続されるからである。
ここで、表面あれについて説明する。ここで、表面あれとは平坦な膜表面から凸形状を有する膜面が形成された膜面の粗さをいう。通常有機EL素子の膜厚は、30nm〜500nm程度である。この膜厚に対して、上部画素電極用補助配線82が上部画素電極80と接続するには膜厚に対して半分以上の局所的な凸面を有していれば、上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82は接続されるものとなる。JISB0601−1994に準拠すると、Ra(算術平均粗さ)は膜厚に対して1/10以下程度であれば、局所的な接触が起きることはない。また、P−V値(膜面の最大高さ―最小高さ)は30nm以上が好ましい。また、十点平均粗さRzはP−V値の半分の15nm以上が好ましい。つまり、Ra値が3nm以上であり、P−V値が30nm以上、あるいはRz値が15nm以上であれば、局所的な凸面で上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82は接続されることなる(なお、ここで表面あれの測定範囲は1μmとし、測定箇所は基板で10ヶ所以上とする。)また、局所的な凸面は、その高さ/下辺が0.5以上であれば、局所的な凸面での有機層を他の面部に形成された有機層より、薄く形成することが可能となるものである。
この時、上部画素電極用補助配線82と上部画素電極80全体の接触抵抗は、500Ω/□以下であることが好ましい。上部画素電極80のシート抵抗値が8Ω/□以下であり、4階調を実現するには上部画素電極用補助配線82と上部画素電極80全体が接触する場所は一箇所でもよく、上部画素電極用補助配線82は補助配線として機能する。また、上部画素電極80のシート抵抗値が8Ω/□以上であるか、4階調以上を実現するには局所的な凸部が形成される場所は、その凸部間隔が40mm以下であればより好ましく、上部画素電極用補助配線82として機能する。つまり、Q−VGAパネルで上部画素電極80のシート抵抗値が8Ω/□以上であり、8階調を実現する場合、凸部間隔が40mm以下であれば十分な階調表現が可能となる。上部画素電極80のシート抵抗値が8Ω/□程度であり、16階調を実現する場合では凸部が形成される場所は、その凸部間隔が20mm程度であることが好ましい。
また、図8に示すように、TFT上の絶縁膜上において、画素電極と画素電極の間に、上部画素電極用補助配線82が形成されていて、さらにその上部にオーバーハング形状を持つ絶縁性構造体86が形成され、絶縁性構造体86の下部幅が補助配線82の幅より狭いことを特徴とする構造を採用することで、有機膜78の横に上部画素電極補助配線82を形成する金属が回りこみ、直接上部画素電極80と接触する構造でも、上部画素電極用補助配線82と上部画素電極80は、接続されることとなる。
ここで、図16に本実施の形態に使用される構造体86の概念図を示す。オーバーハング形状を持つ構造体86は、基板160の上に形成された上部電極用補助配線161の上に、逆テーパーレジスト162で形成したり(図16(a))、ポリイミド163とレジスト164の積層構造にしたり(図16(b))、導電物165とレジスト166の積層構造にしたり(図16(c))することで、実現可能となるものである。
その他の上部画素電極用補助配線82を形成する構造としては、図9に示すような構造が考えられる。図9は、本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。下部画素電極77と同一の材料を上部画素電極用補助配線82上に形成する。下部画素電極77と同一の材料である膜の線幅は、上部画素電極用補助配線82の線幅より狭いことが好ましい。このような構造を採用することにより、下部画素電極と同一の材料である膜のエッジ部分では有機層が極力薄くなるので、上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82は接続されることとなる。
図11に示すように、上部画素電極用補助配線82上に構造体110を形成する際に、この構造体110の線幅は、上部画素電極用補助配線82の線幅より狭いことが好ましい。そして、この構造体110の片側及び下部画素電極上に有機層102を形成し、上部画素電極用補助配線82上の一方の側には有機層102を形成しない。この場合、有機層102が形成されていない側の上部画素電極用補助配線82にも有機層102は形成されないようにする。そして、上部画素電極80を全面形成する。このような構造を採用することで、上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82は接続されることとなる。
また、図12に示すように、上部画素電極用補助配線82上を順テーパー状に形成する。そして、この上に上部画素電極用補助配線82の上部線幅より広い、構造体120を形成する。ただし、構造体120の線幅は、上部画素電極用補助配線82の下部線幅より狭いか、ほぼ同じであることが好ましい。このような構造を採用することにより上部画素電極80が構造体の下に回りこむことで上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82が接続されることとなる。これら構造体110または120を使用した場合には上部画素電極用補助配線82の表面あれがなくてもよく、上部画素電極用補助配線82に使用される導電物はAl、Al系合金に限らず、導電性酸化物やMo、W、Crに代表される高融点金属でも使用可能である。また、対向する基板には図7〜12に示されたようにカラーフィルタ84または色変換層を使用することで、上部光取りだし有機EL表示装置は、多色発光が実現できるものである。また、図7〜12に示されたように補助配線82と重なる位置に遮光層85を形成することも可能である。これにより、コントラストが向上した画像表示装置が実現できるものである。
ここで、図7に示される定電圧TFT駆動方式トップエミッション型パネルの作成方法の工程について述べる。(1)まず石英あるいはガラス基板71上にアモルファス・シリコン層を約1000Åの厚さでCVD法により成膜した。この成膜条件は、たとえば下記の通りである。Siガス100SCCMで、圧力条件0.3Torr、温度条件480度などである。それからこのアモルファス・シリコン層を固相成長させてポリシリコン層とする。この固相成長の条件は下記の通りである。N2ガス1SLMで、温度条件600度、処理時間5hr〜20hrなどである。それからこのポリシリコン層をパターニングして活性シリコン層74を得る。
(2)この活性シリコン層74上にゲート酸化膜となるSiO層を、プラズマCVD法により、約1000Å成膜する。成膜条件は下記の通りである。パワー50W、TEOS(テトラエトキシシラン)ガス、50SCCM、Oガス、500SCCMで、圧力条件0.1〜0.5Torr、温度条件350度などである。
(3)このSiO層の上に、ゲート電極となるN型アモルファス・シリコン層を成膜した。この成膜条件は、下記の通りである。たとえば、(Si+0.5%PH)ガス、100SCCM、圧力条件0.3Torr、温度条件480度などで、CVD法により約4000Å成膜する。そしてこのアモルファス・シリコン層を上記(1)と同様の条件でアニールしてゲート電極となるN型ポリシリコン層を形成する。それからこのポリシリコン層及び上記(2)で形成したSiO層を、ドライエッチングによりパターニングし、ゲート電極及びゲード酸化膜を作る。
(4)それからこのゲート電極をマスクとしてシリコン活性層のソース・ドレイン領域となるべき部分に、イオンドーピング法により、P型の不純物Bを1×1015(イオン/cm)ドーピングする。
(5)次に、これを窒素雰囲気中で約550度で5時間加熱して、ドーパントの活性化を行う。更に水素雰囲気中で約400度で30分加熱処理して水素化を行い、半導体の欠陥準位密度を減少させる。
(6)そして、この基板全体に、TEOSを出発材料として第1層間絶縁層となるSiO層を、厚さ約4000Å成形する。この層間絶縁層となるSiOの成膜条件は、以下の通りである。
パワ−50〜300W、TEOSガス、10〜50SCCM、Oガス、500SCCM、圧力条件0.1〜0.5Torr、温度条件350度などである。
(7)この層間絶縁層となるSiO膜をエッチングコンタクト用のホールを形成する。
(8)それから、活性層シリコンのドレイン、ソースの配線用のTiN73をスパッタ法にて1500Å成膜した後、所定の形状にパターニングしてソース電極73、ドレイン電極75を形成した。
(9)それから、第2層間絶縁膜となるSiO層を、厚さ約4000Å成形する。この層間絶縁層83となるSiOの成膜条件は、(6)と同様とした。それから、この層間絶縁層83となるSiO膜をエッチングしコンタクト用のホールを形成する。
(10)次に電源配線用のAl−0.18wt%Scをスパッタ法にて10000Å成膜した後、所定の形状にパターニングして電源配線を形成した(図示せず。)。
(11)それから、第3層間絶縁膜となるSiO層を、厚さ約4000Å成形する。この層間絶縁層となるSiOの成膜条件は、(6)と同様とした。それから、この層間絶縁層となるSiO膜をエッチングしコンタクト用のホールを形成する。
(12)最後に下部画素電極76とドレイン電極75が接続出きるように第1〜第3層間絶縁膜にコントクト用ホールをエッチングにてSiO層を除去することで形成した。
以上の工程(1)〜(12)はTFT基板作成までである。なお図中第1〜第3層間絶縁膜はまとめて絶縁膜と記載する。
また、R(赤)G(緑)B(青)のカラーフィルタ84が規則的に配列され、かつそれぞれの隙間には黒色樹脂層85(ブラックマトリックス)が形成されたTFT基板71の対向基板72を用意した。以上のようにして形成されたTFT基板71、及び対向基板72を使用して、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルを、TFT基板71と対向基板72と接着剤を使用して貼り合せることで作成した。そして、下記のように各々の条件を変えてパネルを作成し、パネルの各部分での面平均輝度を比較した。TFT基板71上に形成される上部画素電極用補助配線82の構造は、以下のようにした。上部画素電極用補助配線82は、下部画素電極間の隙間に形成し、下部画素電極と上部画素電極用補助配線82が電気的に絶縁される構造とした。
また、その間にはレジストを格子状に形成し、下部画素電極および上部画素電極用のエッジカバー81とした。上部画素電極用補助配線82の材料はAlとTiNの積層構造とし、膜厚はそれぞれ1.0μm、0.1μmとした。ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は200kΩであった(表1)。
また、Al配線を形成した後、アッシング処理を施し表面を荒した後、カバー電極層としてTiN層を設けた。ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は30kΩであった(表1)。
下部画素電極は、TiNを膜厚50nm形成した上にITOを膜厚100nm形成した2層構造とした。また、下部画素電極は、TFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。白色発光層は下部発光層として、前述した化合物X、化合物Yを100:3の体積比率として10nm形成した。
次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Zを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiF79を膜厚5nm成膜した後に、スパッタ法でZnO・Alを膜厚120nm成膜した。さらに蒸着法でAuを膜厚10nm成膜した後、スパッタ法でZnO・Alを膜厚80nm成膜して、可視光における平均透過率が70%で、シート抵抗が8Ω/□になるようにした。陰極コンタクトパッドはパネルの周囲(上下左右部分)に配置した(図14)。
Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以上、30nm以上、15nm以上の上部画素電極用補助配線82を使用した場合には、測定箇所における面内輝度バラツキは±3%以内であった(測定ポイントは図15参照)(表2)。
図8のように、定電圧TFT駆動方式トップエミッション型パネルにおいて、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルにおいて、下記のようパネルを作成した。なお、TFT基板71の作成と対向基板72は、実施例1と同様とした。
TFT基板71上に形成される下部画素電極は、TiNを膜厚50nm形成した上にITOを膜厚100nm形成した2層構造とした。また、下部画素電極は、TFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。白色発光層は下部発光層として、前述した化合物X、化合物Yを100:3の体積比率として10nm形成した。次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Zを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiFを膜厚5nm成膜した後に、スパッタ法でZnO・Alを膜厚120nm成膜した。
さらに、蒸着法でAuを膜厚10nm成膜した後、スパッタ法でZnO・Alを膜厚80nm成膜して、可視光における平均透過率が70%で、シート抵抗が8Ω/□になるようにした。また、図14に示すように、陰極コンタクトパッド141は、パネル140の周囲(上下左右部分)に配置した。
面平均輝度結果を表3に示す。ここで、上部画素電極用補助配線82は、以下のような構造とした。上部画素電極用補助配線82は下部画素電極間の隙間に形成し、下部画素電極と上部画素電極用補助配線82が、電気的に絶縁される構造とした。また、その間にはレジストを格子状に形成し、下部画素電極および上部画素電極用のエッジカバー81とした。
上部画素電極用補助配線82に使用される材料はMoとして、膜厚は0.6μmとした。その上部に逆テーパーレジストを1.5μm塗布し、逆テーパーレジストの下部線幅が、上部画素電極用補助配線82の線幅より、狭くなるように上部画素電極用補助配線82上に逆テーパレジストを形成した。この場合、Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以下、30nm、15nm以下であっても面内輝度バラツキは3%以内であった。構造体がない場合は面内輝度バラツキは±10%以上であった(測定ポイントは図15参照)ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は50kΩであった。構造体がない場合の接触抵抗は50MΩであった(表4)。
図9のように、定電圧TFT駆動方式トップエミッション型パネルにおいて、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルにおいて、下記のようパネルを作成した。なお、TFT基板71の作成と対向基板72は、実施例1と同様とした。TFT基板71上に形成される下部画素電極はTiNを膜厚50nm形成した上に、ITOを膜厚100nm形成した2層構造とした。
また、下部画素電極は、TFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。白色発光層は下部発光層として、前述した化合物X、化合物Yを100:3の体積比率として10nm形成した。次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Zを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiFを膜厚5nm成膜した後に、スパッタ法でZnO・Alを膜厚120nm成膜した。さらに蒸着法でAuを膜厚10nm成膜した後、スパッタ法でZnO・Alを膜厚80nm成膜して、可視光における平均透過率が70%で、シート抵抗が8Ω/□になるようにした。陰極コンタクトパッド141はパネル140の周囲(上下左右部分)に配置した(図14)。面平均輝度結果を表5に示す。
ここで、上部画素電極用補助配線82は以下のような構造とした。上部画素電極用補助配線82は下部画素電極間の隙間に形成し、下部画素電極と上部画素電極用補助配線82が電気的に絶縁される構造とした。また、その間にはレジストを格子状に形成し、下部画素電極および上部画素電極用のエッジカバー81とした。上部画素電極用補助配線82に使用される材料はMoとして、膜厚は0.6μmとした。その上部に下部画素電極の一部であるITOを膜厚100nm成膜し、上部画素電極用補助配線82と同じ形状にパーターニング形成した。
ここで、ITOのエッジは切り立っており、エッジの基板に対する角度は約45度であった。この場合、Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以下、30nm以下、15nm以下であっても面内輝度バラツキは3%以内であった(測定ポイントは図15参照)ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は80k、50kΩであった(表6)。つまり、ITOのエッジ部分で上部画素電極80と上部画素電極用補助配線82が接続されていることが解った。
図10は、本実施の形態に使用される下部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。図7と異なる点としては、下部電極であるITO100は、カラーフィルタ101の上に絶縁膜83を介して形成されており、有機発光層102とLif103は、上部電極である陰極Al104と、下部電極であるITO100の間に形成されている。そして、矢印方向に光を発光させて、表示を行っている。
図10のように、定電圧TFT駆動方式ボトムエミッション型パネルにおいて、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルとして、下記のようパネルを作成した。なお、TFT基板71の構成は、上述の構成以外は実施例1と同様とし、さらにTFT基板71上にカラーフィルタ101を形成した。TFT基板71上に形成される下部画素電極は、ITOを膜厚100nm形成した1層構造とした。また、下部画素電極はTFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。白色発光層は下部発光層として、前述した化合物X、化合物Yを100:3の体積比率として10nm形成した。
次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Zを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiFを膜厚5nm成膜した後に、蒸着法にてAlを膜厚300nmとして形成した。陰極コンタクトパッドはパネルの周囲(上下左右部分)に配置した(図14)。面平均輝度結果を表7に示す。ここで、上部画素電極用補助配線82は以下のような構造とした。上部画素電極用補助配線82は下部画素電極間の隙間に形成し、下部画素電極100と上部画素電極用補助配線82が、電気的に絶縁される構造とした。また、その間にはレジストを格子状に形成し、下部画素電極100および上部画素電極用のエッジカバー81とした。表7の試料1では、上部画素電極用補助配線82の材料はAlとTiNの積層構造とし、膜厚はそれぞれ1.0μm、0.1μmとした。また、表7の試料2および3では、上部画素電極用補助配線82の材料をAlとして、1.0μm、0.5μmとして、酸素プラズマでアッシング処理し表面を荒した。この場合、Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以上、30nm以上、15nm以上であって、面内輝度バラツキは3%以内であった(測定ポイントは図15参照)ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗はそれぞれ300k、50k、100kΩであった(表8)。
図11は、本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。図11のように、定電圧TFT駆動方式トップエミッション型パネルにおいて、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルにおいて、下記のようパネルを作成した。なお、TFT基板71の作成と対向基板72は、実施例1と同様とした。TFT基板71上に形成される下部画素電極は、TiNを膜厚50nm形成した上にITOを膜厚100nm形成した2層構造とした。また、下部画素電極はTFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。白色発光層は下部発光層として、前述した化合物X、化合物Yを100:3の体積比率として10nm形成した。
次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Zを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiFを膜厚5nm成膜した後に、スパッタ法でZnO・Alを膜厚120nm成膜した。さらに蒸着法でAuを膜厚10nm成膜した後、スパッタ法でZnO・Alを膜厚80nm成膜して、可視光における平均透過率が70%で、シート抵抗が8Ω/□になるようにした。陰極コンタクトパッドはパネルの周囲(上下左右部分)に配置した(図9)。面平均輝度結果を表9に示す。
ここで、上部画素電極用補助配線82は以下のような構造とした。上部画素電極用補助配線82は下部画素電極間の隙間に形成し、下部画素電極と上部画素電極用補助配線82が電気的に絶縁される構造とした。また、その間にはレジストを格子状に形成し、下部画素電極および上部画素電極用のエッジカバー81とした。上部画素電極用補助配線82に使用される材料はMoとして、膜厚は0.6μmとした。その上部にレジストを1.5μm塗布し、レジストの下部線幅が上部画素電極用補助配線82の線幅より、狭くなるように上部画素電極用補助配線82上にレジストを形成した。
そして、上記有機発光層は基板を回転せずに斜め蒸着成膜し、レジストの片側には有機発光層が形成されないようにした。次に上部画素電極を基板を回転して、蒸着、スパッタ成膜し、レジストの両側に成膜形成されるようにした。この場合、Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以下、30nm以下、15nm以下であっても面内輝度バラツキは3%以内であった。構造体がない場合は面内輝度バラツキは±10%以上であった(測定ポイントは図15参照)ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は10kΩであった。構造体がない場合の接触抵抗は50MΩであった(表10)。
図12のように、定電圧TFT駆動方式トップエミッション型パネルにおいて、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルにおいて、下記のようパネルを作成した。なお、TFT基板71の作成と対向基板72は、実施例1と同様とした。TFT基板71上に形成される下部画素電極はTiNを膜厚50nm形成した上にITOを膜厚100nm形成した2層構造とした。また、下部画素電極は、TFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。
白色発光層は下部発光層として、前述した化合物X、化合物Yを100:3の体積比率として10nm形成した。次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Zを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiFを膜厚5nm成膜した後に、スパッタ法でZnO・Alを膜厚120nm成膜した。さらに蒸着法でAuを膜厚10nm成膜した後、スパッタ法でZnO・Alを膜厚80nm成膜して、可視光における平均透過率が70%で、シート抵抗が8Ω/□になるようにした。陰極コンタクトパッドはパネルの周囲(上下左右部分)に配置した(図14)。面平均輝度結果を表11に示す。
ここで、上部画素電極用補助配線82は、以下のような構造とした。上部画素電極用補助配線82は下部画素電極間の隙間に形成し、下部画素電極と上部画素電極用補助配線82が電気的に絶縁される構造とした。また、その間にはレジストを格子状に形成し、下部画素電極および上部画素電極用のエッジカバー81とした。上部画素電極用補助配線82に使用される材料はMoとして、膜厚は0.4μmとした。その上部に上部画素電極用補助配線82形成時のレジストを残存させた。ここで、上部画素電極用補助配線82の下部線幅とほぼ同じ線幅でレジストの下部線幅を形成するようにした。この場合、Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以下、30nm以下、15nm以下であっても面内輝度バラツキは3%以内であった。構造体がない場合は面内輝度バラツキは±10%以上であった(測定ポイントは図15参照)ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は15kΩであった。構造体がない場合の接触抵抗は70MΩであった(表12)。
比較例
図13は、上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の比較例概念図である。図13のように定電圧TFT駆動方式トップエミッション型パネルにおいて、サイズが対角4.0インチ(縦横比4:3)、解像度がVGA、表示色数が26万色である有機ELフルカラーパネルにおいて、下記のように各々の条件を変えてパネルを作成した。なお、TFT基板71の作成と対向基板72は、実施例1と同様とした。パネルの各部分での面平均輝度を比較した。なお、上部画素電極用補助配線82の材料はMoとし、膜厚は0.6μmとした。
ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は30MΩであった(表13)。また、上部画素電極用補助配線82の材料をTiNとし、膜厚は0.1μmとして同様に接触抵抗を測定した。ここで、透明陰極と上部画素電極用補助配線82の接触抵抗を測定したところ、接触抵抗は20MΩであった(表13)。下部画素電極はTiNを膜厚50nm形成した上にITOを膜厚100nm形成した2層構造とした。また、下部画素電極はTFT上の絶縁層を開口しTFTのドレイン電極75と接続する構造とした。
白色発光層は、下部発光層として、前述した化合物X、化合物Xを100:3の体積比率として10nm形成した。次に上部発光層として前述した化合物X、化合物Xを100:3の体積比率として30nm形成した。陰極層は蒸着法でLiFを膜厚5nm成膜した後に、スパッタ法でZnO・Alを膜厚120nm成膜した。さらに蒸着法でAuを膜厚10nm成膜した後、スパッタ法でZnO・Alを膜厚80nm成膜して、可視光における平均透過率が70%で、シート抵が8Ω/□になるようにした。
陰極コンタクトパッド141は、パネル140の縦横サイズと同じ長さでパネルの周囲に配置した(図14)。面平均輝度結果を表14に示す。表14から明らかなように、Ra、P−V、Rz値がそれぞれ、3nm以下、30nm以下、15nm以下の上部画素電極用補助配線82を使用した場合には、測定箇所における面内輝度バラツキは±10%以上であった(測定ポイントは図15参照)。
Figure 0004664604
実施例1の接触抵抗
Figure 0004664604
実施例1の面平均輝度(cd/m
Figure 0004664604
実施例2の面平均輝度(cd/m
Figure 0004664604
実施例2の接触抵抗
Figure 0004664604
実施例3の面平均輝度(cd/m
Figure 0004664604
実施例3の接触例
Figure 0004664604
実施例4の面平均輝度(cd/m
Figure 0004664604
実施例4の接触抵抗
Figure 0004664604
実施例5の面平均輝度(cd/m
Figure 0004664604
実施例5の接触抵抗
Figure 0004664604
実施例6の面平均輝度(cd/m
Figure 0004664604
実施例6の接触抵抗
Figure 0004664604
比較例の接触抵抗
Figure 0004664604
比較例の面平均輝度(cd/m
以上本発明によれば、実施例は比較例に比べて、上部画素電極補助配線と上部画素電極の接触抵抗が低いため、陰極シート抵抗による電圧低下が生じないことから画面の輝度が均一になっている。
本発明は、有機EL画像表示に代表される画像表示装置に関して、形態機器、TVなどのカラーディスプレイに使用できる。
本実施の形態に使用される薄膜トランジスタを形成する工程図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の基板概念図である。 本実施の形態に使用される青緑色発光素子の発光スペクトル図である。 本実施の形態に使用されるカラーフィルタ、および蛍光変換フィルタ図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の概念図である。 本実施の形態に使用される白色発光素子の発光スペクトル図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。 本実施の形態に使用される下部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の概念図である。 上部光取りだし有機EL表示装置の補助配線形成時の比較例概念図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の陰極コンタクト説明図である。 本実施の形態に使用される上部光取りだし有機EL表示装置の発光測定概念図である。 本実施の形態に使用される構造体の概念図である。
符号の説明
1 絶縁性基板
3 ゲート電極
8−1 第1有機層
8−2 第2有機層
8−3 第3有機層
8−4 第4有機層
9 上部画素電極
10 封止絶縁膜
20 活性シリコン層
21 ゲート絶縁膜
22 層間絶縁膜
23 コンタクトホール
24 配線
25 下部画素電極
26 エッジカバー
30 カラーフィルタ付き基板
31 赤色カラーフィルタ
32 緑色カラーフィルタ
33 青色カラーフィルタ
34 蛍光変換層

Claims (3)

  1. 基板上に下部画素電極および前記下部画素電極と対をなす上部画素電極を有し、
    前記下部画素電極および前記上部画素電極の少なくとも一方が、光を透過する画素電極であり、前記下部画素電極および前記上部画素電極の間に挟持された発光層を有する画素が、少なくとも1個以上前記基板上に形成された画像表示装置であって、
    前記基板側に形成された前記下部画素電極が、前記基板上に形成された薄膜トランジスタのドレイン電極と接続されており、
    前記薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタのドレイン電極と接続された前記下部画素電極と、の間に絶縁膜が形成されており、
    前記絶縁膜上において、前記下部画素電極が形成されており、
    前記下部画素電極と電気的に絶縁され、表示領域において前記上部画素電極と連続して形成されている補助配線が、前記絶縁膜上において、前記下部画素電極と当該下部画素電極に隣接する他の下部画素電極との隙間に隣接して形成されており
    記補助配線上面の前記隣接するそれぞれの下部画素電極側の両端部および前記下部画素電極が露出するように、前記補助配線上には、オーバーハング形状を有する絶縁性構造体が形成され
    前記補助配線の前記露出した両端部は前記上部画素電極と接続されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記絶縁性構造体の上に前記発光層及び前記上部画素電極が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記発光層及び前記上部画素電極は、前記下部画素電極上から延在する領域上と、前記絶縁性構造体上と、の間で分かれており、
    前記補助配線上面の両端部に前記上部画素電極が回りこむことで、前記補助配線は前記上部画素電極と接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
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