[go: up one dir, main page]

JP4654207B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4654207B2
JP4654207B2 JP2007027942A JP2007027942A JP4654207B2 JP 4654207 B2 JP4654207 B2 JP 4654207B2 JP 2007027942 A JP2007027942 A JP 2007027942A JP 2007027942 A JP2007027942 A JP 2007027942A JP 4654207 B2 JP4654207 B2 JP 4654207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display device
sub
light emitting
reflecting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007027942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007294404A5 (ja
JP2007294404A (ja
Inventor
浩一 福田
隆一郎 礒部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007027942A priority Critical patent/JP4654207B2/ja
Priority to US11/688,738 priority patent/US7671528B2/en
Publication of JP2007294404A publication Critical patent/JP2007294404A/ja
Priority to US12/620,175 priority patent/US7928640B2/en
Publication of JP2007294404A5 publication Critical patent/JP2007294404A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4654207B2 publication Critical patent/JP4654207B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/8791Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
    • H10K59/8792Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light comprising light absorbing layers, e.g. black layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/86Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
    • H10K50/865Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light comprising light absorbing layers, e.g. light-blocking layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K50/852Arrangements for extracting light from the devices comprising a resonant cavity structure, e.g. Bragg reflector pair
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/38Devices specially adapted for multicolour light emission comprising colour filters or colour changing media [CCM]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/875Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K59/876Arrangements for extracting light from the devices comprising a resonant cavity structure, e.g. Bragg reflector pair

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、発光素子を利用した表示装置に関するものであり、さらに詳しくは、有機化合物からなる薄膜に電界を印加することにより光を放出する有機EL素子を用いた表示装置に関するものである。
有機EL素子は、蛍光性有機化合物もしくは燐光性有機化合物を含む薄膜を陽極と陰極により挟持した構造を有する。各電極から電子およびホール(正孔)を注入することにより、蛍光性有機化合物もしくは燐光性有機化合物の励起子を生成させ、この励起子が基底状態にもどる際に放射される光を利用する素子である。1987年のコダック社による研究(非特許文献1)では、機能分離型2層構成の素子が提案されており、10V程度の印加電圧において1000cd/m2程度の発光が報告されている。陽極にITO、陰極にAg:Mg合金を用い、電子輸送材料および発光材料としてアルミニウムキノリノール錯体を、ホール輸送材料にトリフェニルアミン誘導体が用いられている。関連の特許としては、特許文献1〜3等が挙げられる。
有機EL素子は、通常、図1(a)に示すように、有機層101を、反射電極102と光取り出し側の透明電極103で挟んだ構成となっている。発光点201から発光した光のうち、光取り出し側へ放射される光202に加え、反対側へ放射される光203を反射電極102により光取り出し側へ反射させることで、透明電極103を通して取り出される光を増加させ、発光効率を向上させている。
しかし、このような構成の場合、図1(b)に示すように、素子外部からの入射光301も反射電極102によって反射されてしまうため、ディスプレイのコントラストが低下し、視認性が悪くなってしまうという問題点がある。これは、有機ELディスプレイに固有の問題ではなく、QD−LEDディスプレイや無機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなど反射性電極を有する発光ディスプレイに共通する問題点である。
このようなコントラストの低下を改善する方法としては、光の右(左)円偏光状態が反射により、左(右)円偏光状態に反転するという性質を利用するものがある。特許文献4や特許文献5では、光取り出し側に円偏光板を配置し、外光反射を防止する方法が提案されている。
また、別の方法として、数十〜数百μm程度の薄膜を積層した際に生じる干渉を反射防止に利用するものがある。特許文献6では、光共振器による干渉と単色の吸収フィルタを組み合わせる方法や、光共振器による干渉と各素子毎にR(赤)、G(緑)、B(青)各色カラーフィルターを組み合わせる方法などが提案されている。
下記、特許文献4の円偏光板を利用する従来技術では、構造が単純で外光反射防止機能に優れているものの、通常の円偏光板は可視光波長域全体に渡り、透過率が35〜45%程度(理論限界は50%)である。そのため、表示色に関係なく一様に有機EL素子の発光効率を半減させてしまうという課題がある。これに対して、特許文献5では、有機EL素子の発光効率に応じて、円偏光板の分光透過率や分光偏光率を変化させることが提案されている。
米国特許4,539,507号 米国特許4,720,432号 米国特許4,885,211号 特許第2761453号公報 特開2005−332815号公報 特許第3555759号公報 Appl.Phys.Lett.51,913(1987)
しかしながら、円偏光部材の分光透過率を増加させ発光効率の向上を図ると、分光透過率の増加に伴い分光偏光率が減少し偏光機能が低下するため、外光反射防止性能が悪化するという課題がある。本発明では、上記課題に鑑み、高効率かつ高コントラストな表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、以下のように構成した表示装置を提供するものである。すなわち、本発明の表示装置は、基板と、前記基板の上に形成されている複数の画素と、前記複数の画素の上に設けられている円偏光部材とを有し、前記各画素は、互いに発光色が異なる複数の副画素から構成されており、前記各副画素は、前記基板側から順に下部電極と、発光層と、上部電極とを有する発光素子で構成されている表示装置において、前記円偏光部材は前記複数の副画素の各発光色より選択され少なくとも1つの発光色に対する透過率他の発光色に対する透過率よりも大きい特性を有し、前記選択され発光色を呈する副画素を構成する発光素子は、発光層より下部電極側に第1の反射面を有し、かつ発光層より上部電極側に第2の反射面を有しており、前記第1の反射面と前記第2の反射面との間の光学距離が、前記第1の反射面で反射する外光の前記選択され発光色の波長成分と前記第2の反射面で反射する外光の前記選択され発光色の波長成分とを干渉を利用して弱め合わせる光学距離であることを特徴とする。
本発明によれば、高効率かつ高コントラストな表示装置を実現することができる。
以下、本発明の原理を図3に示す1つの構成例に基づいて説明する。図3は、1つの画素が、R(赤)、G(緑),B(青)の3つの副画素から構成される有機EL表示装置において、B発光効率の低下を抑制し、外光反射を防止する構成を図示したものである。
R、G、B副画素を構成する有機EL素子は、有機層101を陽極である反射電極(下部電極)102と陰極である透明電極(上部電極)103とで挟んだ構造を有する。ここで、有機層101は、RGBの有機EL素子毎に、各色の発光性有機化合物を含むR有機層111、G有機層121、B有機層131が形成される。図2に示すように、有機EL素子を構成する有機層101は、通常、ホール輸送層106、発光層105、電子輸送層107を順次積層した構成を成す。また、必要に応じて陽極とホール輸送層の間にホール注入層108を、陰極と電子輸送層の間に電子注入層109を狭持しても良い。R有機層111、G有機層121、B有機層131では、発光層105が、それぞれの発光色に合わせてR発光層115、G発光層125、B発光層135により形成される。
これらの有機EL素子に電圧を印加することで、陽極から注入されたホールと陰極から注入された電子が、有機層において再結合し、RGB各色が発光する。RGB各色の発光スペクトル(ELスペクトル)の例を図4に示す。有機層101を基準として、透明電極103側が光取り出し側となる。また、有機EL素子を構成する電極や有機層のそれぞれの膜厚は、一般に、数nm〜数百nm程度であり、可視光に対して光干渉を生じる多層干渉膜構造となっている。本説明では、ここまでの円偏光部材を除く構成を「表示パネル」と呼ぶ。また、「表示パネル」に円偏光部材を配置したものを「表示装置」と呼ぶ。
このような表示パネルに、外光反射防止機能を付加しコントラストを向上させるために、光取り出し側にB透過円偏光部材132を配置する。B透過円偏光部材132は、B透過直線偏光部材とλ/4位相板を組み合わせたものからなり、可視光のR,G成分に対し、左(右)円偏光成分のみを透過し、B成分の全てまたはその一部に対しては、50%以上透過する光学部材である。
円偏光部材の光学特性は、x軸偏光に対する分光透過率Tx(λ)とy軸偏光に対する分光透過率Ty(λ)により特徴付けられる。ここで、Ty(λ)≦Tx(λ)とする。この時、円偏光部材の分光透過率T(λ)は、数式1で表される。また、円偏光部材のクロスニコルの分光透過率(吸収軸を直交させて配置した2枚の円偏光部材の分光透過率)Tc(λ)は、数式2で表される。
Figure 0004654207
Tc(λ)=Tx(λ)×Ty(λ) (数式2)
また、円偏光部材が配置された表示装置の分光反射率R(λ)は、表示パネルの分光反射率をR0(λ)として、数式3で表される。円偏光部材のクロスニコルの分光透過率Tc(λ)が増加すると、分光反射率R(λ)が大きくなりコントラストが低下することになる。
R(λ)=Tc(λ)×R0(λ) (数式3)
ここで、従来技術として、比較例1、比較例2を説明する。比較例1、比較例2に対しては、表示パネルの分光反射率R0(λ)は可視域全体で一定でR0=1とする。
<比較例1>
表示パネルの光取り出し側に、可視域全体で分光透過率40%、クロスニコルの分光透過率0%である、通常の円偏光部材を配置したものを比較例1とする。比較例1では、円偏光部材の透過率が40%であるため、発光効率が半分未満に低下してしまうという課題がある。
<比較例2>
比較例1の課題に対して、B有機EL素子の発光効率を改善するために、図3において、表示パネルにB透過円偏光部材132のみを配置した構成を比較例2とする。B透過円偏光部材132の分光透過率T(λ)を図7の実線で、クロスニコルの分光透過率Tc(λ)を図7の破線で示す。波長500nm程度より短い波長の光に対して、分光透過率が50%より大きい。分光透過率の増加に伴い、波長500nm程度より短い波長の光に対するクロスニコルの分光透過率も増加している。
図3において、B副画素を構成するB有機EL素子からのB発光は、B透過円偏光部材を透過するため円偏光部材による発光効率の低減を回避できる。図7の実線で示した分光透過率を有するB透過円偏光部材を用いる場合、可視域全体で透過率40%程度の円偏光部材を用いる場合と比較して、B発光の発光効率が1.5倍程度となり、表示装置としての発光効率を向上させることが可能となる。ここで、B発光スペクトルとして、図4に示した値を用いた。
一方、外光反射防止機能は、通常の円偏光部材と比較し低下することになる。外部からの入射光301のうちR入射光311、G入射光321は、まず、B透過円偏光部材により右(左)円偏光成分が吸収され、R透過左(右)円偏光314、G透過左(右)円偏光324となる。その後、有機EL素子の各多層膜界面などで奇数回反射され、円偏光状態が反転したR反射右(左)円偏光315、G反射右(左)円偏光325となって、B透過円偏光部材132に有機EL素子側から再入射し吸収される。従って、B透過円偏光部材132を光取り出し側に配置することで、R入射光、G入射光に対する反射を防止し、コントラストを向上することができる。これに対し、B入射光331は、各副画素や周囲の素子分離膜などで反射され、一部のB反射光が光取り出し側に射出される。従って、明所では入射光が強くコントラストが低下することになる。
表示装置の外光反射防止性能は、外部入射光に対する視感反射率RVにより評価できる。視感反射率RVは、波長λに依存して変化する視感効率V(λ)、入射光の相対分光分布S(λ)および表示装置の分光反射率R(λ)を用いて、数式5により定義される。図5に視感効率V(λ)を示す。また、図6に入射光の相対分光分布S(λ)の例として、CIE昼光のD65相対分光分布を示す。
Figure 0004654207
小型表示装置の多くは、携帯機器に搭載されるため、主に屋外で利用される。曇天時や屋外の日陰で、環境光は15000lx程度である。携帯機器に搭載され場合、低消費電力が要求されるためディスプレイの最大点灯輝度は500cd/m2程度である。文字が視認できるために最低限必要なコントラストは約5程度であることから、表示装置の視感反射率は、約2.6%以下であることが望ましい。表1に示すように、比較例2の視感反射率は7.0%と大きな値となり、屋外での利用には不十分である。
ここで、Tx(λ)=Txを固定し、Ty(λ)を変更することで、円偏光部材の分光特性を調整することを考えと、数式1、数式2より数式6の関係が得られる。
Figure 0004654207
数式6から、分光透過率T(λ)を大きくするには、クロスニコルの分光透過率Tc(λ)を大きくする必要がある。従って、一般に、発光効率の向上と外光反射の抑制は相反関係にある。
本発明では、このような有機EL表示装置に対して、B有機EL素子の発光効率を維持し、外光反射防止機能を向上させるため、円偏光部材の分光特性と関係のない表示パネルの分光反射率R0(λ)を変化させる。
数式3において、表示装置の分光反射率R(λ)は、B透過円偏光部材132のクロスニコルの分光透過率Tc(λ)と表示パネルの分光反射率R0(λ)の積によって決まる。図7の破線で示すように、B透過円偏光部材132のクロスニコルの分光透過率Tc(λ)は、B発光波長領域で大きな値を持つ。よって、これとは逆に、図8に示すように、パネル表示の分光反射率R0(λ)をB発光波長領域で小さくする。このことにより、表示装置の分光反射率R(λ)を図9のように抑制することが可能である。従って、視感反射率RVが低下し、コントラストを向上することができる。
より具体的には、以下2つの構成要素を追加する。
<構成1>
構成要素1として、図3に示すように、B副画素を構成するB有機EL素子の発光領域を除く画素および画素間の光取り出し側に、B吸収層133を配置する。B吸収層133としては、Y(黄)カラーフィルターなどを用いることができる。ここまでの構成を、構成1とする。図10に、B吸収層133の分光透過率の例を示す。あるいは、構成要素1のB吸収層として、図17に示すように、R、G副画素を構成する有機EL素子の反射電極として、Au,CuなどのB低反射電極を用いても良い。また、金属と透明電極などから多層干渉膜を構成し、B発光波長域の反射性を低下させたものを、B低反射電極として用いることもできる。B低反射電極は、B発光波長域での分光反射率の最小値が50%未満であることが望ましい。これらにより、図3において、B入射光331のB副画素発光領域以外へのB透過光(B発光領域以外)332Bは、B吸収層133により吸収され、B反射光を抑制することができる。表1に示すように、構成1の視感反射率は約2.7%となる。従って、本発明の構成要素1を配置することにより、発光効率の向上は維持したまま、比較例2と比較し視感反射率を約60%抑制することができる。
<構成2>
次に、構成要素2として、B有機EL素子が有する多層干渉膜の分光反射率が、Bの発光波長域に最小値もしくは極小値が存在するように構成する。図11に、構成例として、ガラス基板上に、下部電極としてAg合金200nmおよびIZO20nm、有機層80nm、上部電極としてIZO60nmを順次積層した場合の多層干渉膜の分光反射率を示す。下部基板側Ag合金の表面での反射と有機EL素子上部の空気−IZO界面での反射により、B発光波長を共振波長とする共振器を構成している。このとき発光層よりも下部電極側にある第1の反射面は下部基板側Ag合金の表面であり、発光層よりも上部電極側にある第2の反射面は有機EL素子上部の空気−IZO界面である。あるいは、透明電極103の代わりに金属半透明電極を用い、B発光スペクトルのピーク波長近傍を共振波長とする共振器を構成しても良い。このとき、発光層よりも上部電極側にある第2の反射面は金属半透明電極とそれに接する有機層との界面である。
共振器では、通常、共振器内部の干渉強め合い条件と反射光の干渉弱め合いの条件がほぼ一致する。そのため、B発光波長を共振波長とすることで、干渉強め合いによるB有機EL素子の光取り出し効率の向上とB有機EL素子上での干渉弱め合いによる外光反射防止を同時に実現することができる。なお、強め合いとは、発光層から光取り出し側に向かう光と発光層から反射電極側に向かう光とを強め合わせて、発光層から光取り出し側に向かう光よりも発光強度を強めることである。また反射光の弱め合いとは、外部から入射して第1の反射面で反射する光と、外部から入射して第2の反射面で反射する光とを弱め合わせて、外部から発光素子に入射する光よりも発光素子から外部に戻る光の強度を弱めることである。
共振するための条件は、発光波長λ、共振器の屈折率n、共振器の長さd、基板側反射面での位相変化量φ1、光取り出し側反射面での位相変化量φ2として、整数mとして、数式7で与えられる。
Figure 0004654207
図11において、分光反射率の極小値は波長460nm付近に存在しており、図4に示したB発光スペクトルのピーク波長465nm近傍で、反射率を低下させる膜厚構成となっている。以上の構成を構成2とする。
これらにより、図3で、B入射光331のB副画素発光領域へのB透過光(B発光領域)332Aは、B有機EL素子の多層干渉膜構造の各多層膜界面からのB反射光1(333A)〜B反射光N(333B)を干渉により弱め合い、B入射光331の反射を抑制することができる。表1に示すように、構成2の視感反射率は約2.4%となる。従って、本発明の構成要素2を配置することにより、発光効率の向上は維持したまま、構成1と比較し視感反射率を約10%抑制することができる。
表1に、構成1、構成2、比較例2の視感反射率を示す。いずれの場合も、B透過円偏光部材の分光透過率が図7の実線で、クロスニコルの分光透過率が図7の破線で与えられるとし、開口率は50%として評価を行った。ただし、B透過円偏光部材と空気界面での反射成分(反射率4%程度)は、ARコーティングが施されているとして含めていない。図8に、構成2での円偏光部材を配置していない表示パネルの分光反射率を示す。また、図9に構成2での円偏光部材を配置した表示装置の分光反射率を示す。
Figure 0004654207
B発光効率を向上させるために、B透過円偏光部材の分光透過率(図7実線)は、B波長領域以外と比較し500nm以下のB波長領域で大きい。これに伴い、B透過円偏光部材のクロスニコルの分光透過率(図7破線)も、B波長領域以外と比較しB波長領域で大きい。構成2では、これに対応して、表示パネルの分光反射率(図8)は、B波長領域以外と比較しB波長領域で小さくしている。この結果、構成2では、図9に示すように、表示装置の分光反射率を可視域全体で低く抑えられている。
従って、選択された表示色の反射率が、他の表示色の反射率より小さい表示パネルに、選択された表示色の透過率が、他の表示色の透過率より高い円偏光部材を配置することで、高効率かつ高コントラストな表示装置を実現することができる。
以上の説明では、構成要素1を有する構成1、構成要素1および構成要素2を有する構成2を説明したが、構成要素1、構成要素2はそれぞれ独立に用いても良いし、組み合わせても良い。構成要素2のみを有する構成であっても、B有機EL素子でのB入射光の反射を防ぐことができるため、本発明の課題を解決する手段として好ましく用いることができる。
表示装置全体の消費電力を低減するには、発光効率の最も低い発光色に対して円偏光部材の透過率を向上させることが効果的である。以下で、構成2と比較例1で消費電力の比較を行う。構成2と比較例1において、副画素を構成するRGB有機EL素子は、図4で示される発光スペクトルを有し、それぞれの発光効率が、R21.6[cd/A]、G19.8[cd/A]、B2.3[cd/A]であるとする。また、表示装置の開口比は50%、駆動電圧は10Vとする。表示装置全体の特性を示す輝度比、駆動電流密度および消費電力は、白色W(CIEx0.32、CIEy0.33)を100cd/mで表示する際の値を用いる。
比較例1のCIE色度、発光効率、輝度比、駆動電流密度、消費電力を、表2に示す。RGBの中で、B発光効率が最も悪く、B駆動電流密度が最も大きい。
次に、構成2のCIE色度、発光効率、輝度比、電流密度、消費電力の値を、表3に示す。B透過円偏光部材を用いることで、B発光効率を1.5倍程度向上させ、同時に、B色度を改善し、B輝度比を低下させることができる。よって、消費電力を682.7mWから538.8mWへ20%程度削減することが可能である。また、B駆動電流密度が低下することで、RGB副画素間での駆動電流密度の差異も緩和される。さらに、多くの有機EL素子の場合、駆動電流密度の低下に伴い半減寿命τが長くなる。よって、B副画素の半減寿命が最も短い場合、B駆動電流密度の低下に伴いB副画素の半減寿命が改善し、RGB副画素間の半減寿命の差異を調整することが可能である。ここでは、構成2で説明を行ったが、構成1に対しても同様である。
Figure 0004654207
Figure 0004654207
さらに、画素の発光領域を除く部分や画素間にブラックマトリックスを配置することも可能である。
生産性、製造コストの観点からは、カラーフィルターを円偏光部材と併用しない構成がより望ましい。このような構成例を以下に示す。
図13に示すように、B透過円偏光部材132を有機EL素子の光取り出し側に配置する。比較例2と同様に、B透過円偏光部材132の分光透過率T(λ)が図7の実線で、表示装置に配置した際の分光反射率R(λ)=Tc(λ)が図7の破線で与えられるものとする。
第一に、副画素間の非発光領域に配置される素子分離膜を、B吸収素子分離膜136とする。図14に、B吸収素子分離膜136が茶褐色となる分光透過率の例を示す。これにより、B透過光(非発光領域)332Dの反射成分を抑制することが可能となる。ここまでを、構成3とする。表4に示すように、構成3の視感反射率は約3.5%となる。従って、発光効率の向上は維持したまま、比較例2に対して視感反射率を約50%抑制することができる。
B吸収素子分離膜136は、全て非発光領域であるため、Y,O(オレンジ)、R、黒など作製しやすい色を選択すれば良い。また、B入射光の反射を抑制すれば良いことから、B波長域で低反射となるような干渉膜構造などでも良い。さらに、素子分離膜とTFTとの間の平坦化膜をY,O(オレンジ)、R、黒などに着色しても良い。
構成3に、B共振器を追加したものを構成4とする。構成4では、B有機EL素子において、基板側を金属高反射面(第1の反射面)、光取り出し側を透明電極−空気界面での反射面(第2の反射面)とする。そして、発光位置から反射電極(第1の反射面)までの光路長を約3λB/4とし、発光位置から光取り出し側透明電極−空気界面(第2の反射面)までの光路長を約λB/2とする。従って、第1の反射面と第2の反射面との間の光学距離が5λB/4となっている。B共振器の分光反射率を図15に示す。共振条件より、B発光波長である450nmから500nmに分光反射率の極小値が存在しており、反射光がBの補色であるY(黄)となることがわかる。B共振器の干渉弱め合いにより、B透過光(B発光領域)332Aに対する反射光を抑制することができる。表4に示すように、構成4の視感反射率は約3.0%となる。共振器による取り出し効率向上と同時に、構成3に対して視感反射率を約15%抑制することが可能となる。
構成4に、R共振器を追加したものを構成5とする。構成5では、B有機EL素子およびR有機EL素子において、基板側を金属高反射面(第1の反射面)、光取り出し側を透明電極−空気界面での反射面(第2の反射面)とする。B有機EL素子では、第1の反射面と第2の反射面との間の光学距離が5λB/4となっており、R有機EL素子では、第1の反射面と第2の反射面との間の光学距離が5λR/4となっている。R共振器の分光反射率を図16に示す。R波長λRに対する光路長5λR/4は、B波長λBに対して、ほぼ光路長7λB/4となる。そのため、分光反射率にR発光波長近傍の600nm付近だけでなく、B発光波長近傍の460nm付近にも極小値が存在している。このため、B透過光(R発光領域)332Cに対する反射光も抑制することが可能である。表4に示すように、構成5の視感反射率は約2.5%となる。構成4に対して視感反射率を約15%抑制することが可能となる。
Figure 0004654207
また、白色W(CIEx0.32、CIEy0.33)を100cd/mで表示する場合の構成5の消費電力は、467.8mWとなる。透過率40%の通常の円偏光部材を用いた場合は680mWであり、消費電力を約30%削減することが可能である。
図2における、ホール輸送層106、発光層105、電子輸送層107、ホール注入層108、電子注入層109に用いられる有機化合物としては、低分子材料、高分子材料もしくはその両方により構成され、特に限定されるものではない。さらに、必要に応じて無機化合物を用いても良い。
以下にこれらの化合物例を挙げる。
ホール輸送性材料としては、陽極からのホールの注入を容易にし、また注入されたホールを発光層に輸送するに優れたモビリティを有することが好ましい。ホール注入輸送性能を有する低分子および高分子系材料としては、トリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、オキサゾール誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、フタロシアニン誘導体、ポルフィリン誘導体、およびポリ(ビニルカルバゾール)、ポリ(シリレン)、ポリ(チオフェン)、その他導電性高分子が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるものではない。以下に、具体例の一部を示す。
Figure 0004654207
Figure 0004654207
発光材料としては、発光効率の高い蛍光色素や燐光材料が用いられる。以下に具体例の一部を示す。
Figure 0004654207
電子輸送性材料としては、注入された電子を発光層に輸送する機能を有するものから任意に選ぶことができ、ホール輸送材料のキャリア移動度とのバランス等を考慮し選択される。電子注入輸送性能を有する材料としては、オキサジアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ピラジン誘導体、トリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ペリレン誘導体、キノリン誘導体、キノキサリン誘導体、フルオレノン誘導体、アントロン誘導体、フェナントロリン誘導体、有機金属錯体等が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるものではない。以下に、具体例の一部を示す。
Figure 0004654207
ホール注入材料としては、遷移金属酸化物MoO,WO,V等や、銅フタロシアニンCupc等が挙げられる。
また、電子注入材料としては、前述した電子輸送性材料に、アルカリ金属やアルカリ土類金属、もしくはその化合物を0.1%〜数十%含有させることにより、電子注入性を付与することが出来る。電子注入層109は、必要不可欠な層ではないが、この後に、透明陰極103を形成する際の成膜時に受けるダメージを考慮すると、良好な電子注入性を確保するために10〜100nm程度挿入した方が好ましい。
本発明の有機化合物からなる層は、一般に真空蒸着法、イオン化蒸着法、スパッタリング、プラズマあるいは、適当な溶媒に溶解させて公知の塗布法(例えば、スピンコーティング、ディッピング、キャスト法、LB法、インクジェット法等)により薄膜を形成する。特に塗布法で成膜する場合は、適当な結着樹脂と組み合わせて膜を形成することもできる。上記結着樹脂としては、広範囲な結着性樹脂より選択でき、例えば、ポリビニルカルバゾール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、尿素樹脂等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらは単独または共重合体ポリマーとして1種または2種以上混合してもよい。さらに必要に応じて、公知の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を併用してもよい。
透明電極102としては、前述したITOやIZO等の酸化物導電膜を使用することが出来る。電子輸送層107、及び、電子注入層109との組み合わせにより、電子注入性が良好な組み合わせを適宜選択することが望ましい。また、透明電極は、スパッタリングにより形成することが出来る。
場合によっては、酸素や水分等との接触を防止する目的で保護層が設けられる。保護層としては、窒化シリコン、窒化酸化シリコン等の金属窒化物膜や、酸化タンタル等の金属酸化物膜、ダイヤモンド薄膜、また、フッ素樹脂、ポリパラキシレン、ポリエチレン、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂等の高分子膜、さらには、光硬化性樹脂等が挙げられる。また、ガラス、気体不透過性フィルム、金属などをカバーし、適当な封止樹脂により素子自体をパッケージングすることもできる。また、防湿性を高める為に、保護層内に吸湿材を含有させても良い。
B透過円偏光部材の例をいくつか挙げる。もちろん、これらに限定されるわけではない。通常の直線偏光部材として良く使用されるものに、ポリビニルアルコール(PVA)フィルムにヨウ素錯体や二色性染料などを混合し配向させ、両面をトリアセチルセルロース(TAC)フィルムを貼り合わせたものがある。ヨウ素錯体は配向すると強い二色性を示し、また、錯体を形成するポリヨウ素の分子数により吸収ピークが異なる。光の波長480nm付近に吸収ピークを持つI ―PVA錯体と600nm付近に吸収ピークを持つI ―PVA錯体の生成比を制御することで、直線偏光部材の吸収スペクトルを調整することが可能である。I ―PVA錯体の比率を減らすことで、B透過直線偏光部材となる。また、I ―PVA錯体の比率を減らすことで、R透過直線偏光部材となる。同様に、二色性染料を用いる場合も、吸収ピークが異なる二色性染料の混合比や濃度、膜厚を制御することでB透過円偏光部材やR透過円偏光部材、G透過直線偏光部材などを作製できる。
また、B透過直線偏光部材として、高屈折率と低屈折率材料を三角波形型に交互に積層した2次元フォトニック結晶型直線偏光部材などを用いることも可能である。2次元フォトニック結晶型直線偏光部材の場合、膜厚や屈折率の光学設計により、偏光帯域と透過帯域を調整することが可能である。よって、B透過直線偏光部材だけでなくR透過直線偏光部材やG透過直線偏光部材なども自由に構成できる。
これら特定の色を透過させる直線偏光部材とλ/4位相板と組み合わせることで、B透過円偏光部材やR透過円偏光部材、G透過円偏光部材などを構成することが可能である。
本発明の円偏光部材の透過率は、複数の発光色から選択される少なくとも1つの発光色の方が他の発光色よりも大きい。少なくとも1つとは、例えばRGBの3色の場合R、G、Bのいずれか1色であっても良いし、RとG、RとB、GとBのように3色から選ばれる2色であってもよい。ただし、全ての発光色において透過率を高くしたものではない。
なお、これまでは、基板側を陽極、光取り出し側を陰極とする構成で説明してきたが、基板側を陰極、光取り出し側を陽極とし、ホール輸送層、発光層、電子輸送層を逆順に積層した構成においても本発明を実施することは可能である。したがって、本発明にかかる表示装置は基板側を陽極、光取り出し側を陰極とする構成に限定されるものではない。
さらに、透明基板上に透明電極を形成し、その上に有機層、反射性電極を積層したボトムエミッション構成においても本発明を実施可能である。
また、各副画素の面積、より詳しくは各副画素の発光領域の面積は、副画素間で同じであっても良いし、異なっても良い。
さらに、複数の有機EL素子が積層されたマルチフォトン構成や多段階積層構成に対しても本発明は実施可能である。
なお、これまでRGBの3副画素構成で説明してきたが、RGBC(シアン)の4副画素構成やB単色の1副画素構成などその他の副画素構成に対しても本発明は実施可能である。したがって、本発明にかかる表示装置はRGBの3副画素構成に限定されるものでははない。
また、これまでB副画素の発光効率を向上させる構成で説明してきたが、その他の表示色を有する副画素に対しても本発明は実施可能である。
さらに、本発明は、有機EL素子を用いた表示装置に限定されるものではなく、無機EL素子や量子ドットEL素子、無機発光ダイオードを用いた発光表示装置や、プラズマディスプレイなどにも実施可能である。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は本実施例によって何ら限定されるものではない。
<実施例1>
図3に示す構成のフルカラー有機EL表示装置を以下に示す方法で作製する。
まず、支持体としてのガラス基板上に、低温ポリシリコンからなるTFT駆動回路を形成し、その上にアクリル樹脂からなる平坦化膜を形成して基板とする。この上に反射性金属としてのAg合金(AgPdCu)を約100nmスパッタリング法にて形成してパターニングし、透明導電膜としてのIZOをスパッタリング法にて20nm形成してパターニングして、反射電極102を形成する。さらに、アクリル樹脂により素子分離膜を形成し陽極付き基板を作製する。これをイソプロピルアルコール(IPA)で超音波洗浄し、次いで、煮沸洗浄後乾燥する。その後、UV/オゾン洗浄してから有機化合物を真空蒸着により成膜する。
この上に、ホール輸送層として、下記構造式で示される化合物[I]を成膜する。シャドーマスクを用い、Rのホール輸送層として50nm、Gのホール輸送層として30nm、Bのホール輸送層として20nmを各副画素に成膜する。この際の真空度は1×10−4Pa、蒸着レートは、0.2nm/secである。
Figure 0004654207
次に、発光層として、シャドーマスクを用いて、RGBそれぞれの発光層を成膜する。Rの発光層としては、ホストとしてAlq3と、発光性化合物DCM[4−(dicyanomethylene)−2−methyl−6(p−dimethylaminostyryl)−4H−pyran]と、を共蒸着(重量比99:1)して60nmの発光層を設ける。Gの発光層としては、ホストとしてAlq3と、発光性化合物クマリン6を共蒸着(重量比99:1)して40nmの発光層を設ける。Bの発光層としては、ホストとして下記に示す[II]と発光性化合物[III]を共蒸着(重量比80:20)して20nmの発光層を設ける。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secの条件で成膜する。
Figure 0004654207
Figure 0004654207
更に、共通の電子輸送層としてバソフェナントロリン(Bphen)を真空蒸着法にて10nmの膜厚に形成する。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secの条件である。次に、共通の電子注入層として、BphenとCsCOを共蒸着(重量比90:10)し、20nmの膜厚に形成する。蒸着時の真空度は3×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secの条件である。
この電子注入層まで成膜した基板を、真空を破ること無しにスパッタ装置に移動し、透明陰極103としてITOの透明電極を60nm成膜する。さらに保護膜として、窒化酸化シリコンを700nm成膜する。
その後、保護膜の上部に、B吸収層133として、B副画素の発光領域のみエッチングにより取り除かれたイソインドリノン系黄顔料を用いたY(黄)カラーフィルターをエポキシ樹脂により配置する。最後に、Yカラーフィルター上部に接着剤によりB透過円偏光部材132を配置し、表示装置を得る。
<実施例2>
図13に構成図を示す。支持体としてのガラス基板上に、低温ポリシリコンからなるTFT駆動回路を形成し、その上にアクリル樹脂からなる平坦化膜を形成して基板とする。この上に反射性金属としてのAl合金を約100nmスパッタリング法にて形成してパターニングし、透明導電膜としてのITOをスパッタリング法にて80nm形成してパターニングして、反射電極102を形成する。この上部に、赤顔料を含んだアクリル樹脂により素子分離膜を形成してパターニングし、B吸収層(非発光領域)136を有する陽極付き基板を作製する。これをイソプロピルアルコール(IPA)で超音波洗浄し、次いで、煮沸洗浄後乾燥する。その後、UV/オゾン洗浄してから有機化合物を真空蒸着により成膜する。
この上に、ホール輸送層として、化合物[I]を成膜する。シャドーマスクを用い、Rのホール輸送層として160nm、Gのホール輸送層として130nm、Bのホール輸送層として70nmを各副画素に成膜する。この際の真空度は1×10−4Pa、蒸着レートは、0.2nm/secである。
次に、発光層として、シャドーマスクを用いて、RGBそれぞれの発光層を成膜する。Rの発光層としては、ホストとしてAlq3と、発光性化合物DCM[4−(dicyanomethylene)−2−methyl−6(p−dimethylaminostyryl)−4H−pyran]と、を共蒸着(重量比99:1)して50nmの発光層を設ける。Gの発光層としては、ホストとしてAlq3と、発光性化合物クマリン6を共蒸着(重量比99:1)して40nmの発光層を設ける。Bの発光層としては、ホストとして化合物[II]と発光性化合物[III]を共蒸着(重量比80:20)して35nmの発光層を設ける。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secの条件で成膜する。
更に、共通の電子輸送層としてバソフェナントロリン(Bphen)を真空蒸着法にて10nmの膜厚に形成する。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secの条件である。次に、共通の電子注入層として、BphenとCsCOを共蒸着(重量比90:10)し、30nmの膜厚に形成する。蒸着時の真空度は3×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secの条件である。
この電子注入層まで成膜した基板を、真空を破ること無しにスパッタ装置に移動し、透明陰極103としてITOの透明電極を60nm成膜する。
さらに、パネル周辺部に吸湿剤を配置し、エッチングされたキャップガラスで封止することにより表示装置を得る。
<実施例3>
図17に構成図を示す。R、G副画素の反射電極の代わりに、Auを100nm成膜したB低反射電極134を用いること以外は、保護膜の成膜過程まで実施例1と同様である。
その後、B吸収層133のYカラーフィルターを省略し、保護膜の上部に接着剤によりB透過円偏光部材132を配置し、表示装置を得る。
図17において、B入射光331のR、G副画素へのB透過光(B発光領域以外)332Bは、B低反射電極134により、B反射光を抑制することができる。
<実施例4>
図18に構成図を示す。B有機EL素子を積層構造にすること以外は、実施例1と同様である。
B有機EL素子部分は、まず、実施例1と同様に反射電極102上に、電子注入層まで有機層を積層した後、ホール注入材料を数nm成膜する。電子注入層とホール注入層を合わせた部分が電荷生成層110となる。次に、再び、ホール輸送層、B発光層、電子輸送層、電子注入層を積層し、最後に透明電極103を成膜することで得る。
<実施例5>
図19に構成図を示す。保護膜の成膜過程まで実施例1と同様である。
次に、R吸収層113として、R副画素の発光領域のみエッチングにより取り除かれたC(シアン)カラーフィルターを、保護膜の上部に配置する。そして、B吸収層133として、B副画素の発光領域のみエッチングにより取り除かれたYカラーフィルターを、R吸収層113の上に配置する。ここで、CカラーフィルターおよびYカラーフィルターを順次、配置する代わりに、ブラックマトリクスを有するRGBカラーフィルターを配置しても良い。
その後、Yカラーフィルター上部に接着剤によりRB透過円偏光部材142を配置し、表示装置を得る。RB透過円偏光部材142の分光透過率T(λ)を図20の実線で、クロスニコルの分光透過率Tc(λ)を図20の破線で示す。
<実施例6>
図21に構成図を示す。画素を構成するRGBの副画素が、基板水平方向に平面的に配列される代わりに、基板垂直方向に積層されること以外は、実施例1と同様である。
有機EL素子部分は、反射電極102の成膜後、R有機層111、透明電極103、G有機層121、透明電極103、B有機層131および半透明電極104を、順次、積層し、最後に保護層を成膜することにより得る。
有機EL素子の発光と外光反射を示す概念図である。 有機EL素子の構成図である。 本発明における有機EL表示装置の構成図である。 RGB有機EL素子の発光スペクトル(ELスペクトル)の例を示すグラフである。 視感効率を示すグラフである。 CIE昼光D65の相対分光分布を示すグラフである。 B透過円偏光部材の分光透過率およびクロスニコルの分光透過率を例示するグラフである。 B透過円偏光部材を配置していない表示パネル(構成2)の分光反射率を例示するグラフである。 B透過円偏光部材を配置した表示装置(構成2)の分光反射率を例示するグラフである。 B吸収層の分光透過率を例示するグラフである。 B多層干渉膜の分光反射率を例示するグラフである。 B透過円偏光部材使用時と円偏光部材使用時のB発光スペクトルの比較図である。 本発明における有機EL表示装置の実施例2を示す構成図である。 B吸収素子分離膜の分光透過率を例示するグラフである。 B共振器の分光反射率を例示するグラフである。 R共振器の分光反射率を例示するグラフである。 本発明における有機EL表示装置の実施例3を示す構成図である。 本発明における有機EL表示装置の実施例4を示す構成図である。 本発明における有機EL表示装置の実施例5を示す構成図である。 RB透過円偏光部材の分光透過率およびクロスニコルの分光透過率を例示するグラフである。 本発明における有機EL表示装置の実施例6を示す構成図である。
符号の説明
100 基板
101 有機層
102 反射電極
103 透明電極
104 半透明電極
105 発光層
106 ホール輸送層
107 電子輸送層
108 ホール注入層
109 電子注入層
110 電荷生成層
111 R有機層
113 R吸収層
115 R発光層
121 G有機層
125 G発光層
131 B有機層
132 B透過円偏光部材
133 B吸収層
134 B低反射電極
135 B発光層
136 B吸収素子分離膜
142 RB透過円偏光部材
201 発光点
202 上方発光経路
203 下方発光経路
301 入射光
302 透過光
303 反射光
311 R入射光
312 R透過光
312A R透過光(R発光領域)
312B R透過光(R発光領域以外)
313 R反射光
313A R反射光1
313B R反射光N
314 R透過左(右)円偏光
315 R反射右(左)円偏光
321 G入射光
324 G透過左(右)円偏光
325 G反射右(左)円偏光
331 B入射光
332 B透過光
332A B透過光(B発光領域)
332B B透過光(B発光領域以外)
332C B透過光(R発光領域)
332D B透過光(非発光領域)
333 B反射光
333A B反射光1
333B B反射光N

Claims (10)

  1. 基板と、前記基板の上に形成されている複数の画素と、前記複数の画素の上に設けられている円偏光部材とを有し、前記各画素は、互いに発光色が異なる複数の副画素から構成されており、前記各副画素は、前記基板側から順に下部電極と、発光層と、上部電極とを有する発光素子で構成されている表示装置において、
    前記円偏光部材は前記複数の副画素の各発光色より選択され少なくとも1つの発光色に対する透過率他の発光色に対する透過率よりも大きい特性を有し
    前記選択され発光色を呈する副画素を構成する発光素子は、発光層より下部電極側に第1の反射面を有し、かつ発光層より上部電極側に第2の反射面を有しており、
    前記第1の反射面と前記第2の反射面との間の光学距離が、前記第1の反射面で反射する外光の前記選択され発光色の波長成分と前記第2の反射面で反射する外光の前記選択され発光色の波長成分とを干渉を利用して弱め合わせる光学距離であることを特徴とする表示装置。
  2. 前記他の発光色を呈する副画素のうち少なくとも1つの副画素を構成する発光素子は、発光層より下部電極側に第3の反射面を有し、かつ発光層より上部電極側に第4の反射面を有しており、
    前記第3の反射面と前記第4の反射面との間の光学距離が、発光層から発する前記他の発光色の光を強め合わせ、かつ前記第3の反射面で反射する外光の前記選択され発光色の波長成分と前記第4の反射面で反射する外光の前記選択され発光色の波長成分とを干渉を利用して弱め合わせる光学距離であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記選択された発光色の光を吸収する光吸収部材を有し、前記光吸収部材、前記選択され発光色を呈する副画素の発光領域を除いて前記他の発光色を呈する副画素の上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記光吸収部材は、金属と透明電極で構成される多重干渉膜であり、前記多重干渉膜の分光反射率は、前記選択され発光色の波長域において、最小値もしくは極小値が存在することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記外光の前記選択され発光色の波長成分を吸収する素子分離膜を、前記副画素の間に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記複数の副画素は前記基板の上に互いに積層されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記選択され発光色は、前記複数の副画素の中で発光効率が最も低い副画素の呈する発光色であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記選択され発光色は、前記複数の副画素の中で発光半減寿命が最も短い副画素の呈する発光色であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記選択され発光色は、前記複数の副画素の中で駆動電流密度が最も大きい副画素の呈する発光色であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記複数の副画素は、赤色発光素子及び緑色発光素子及び青色発光素子を含み、前記選択され発光色は、赤色又は青色又はその組み合わせであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
JP2007027942A 2006-03-30 2007-02-07 表示装置 Expired - Fee Related JP4654207B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007027942A JP4654207B2 (ja) 2006-03-30 2007-02-07 表示装置
US11/688,738 US7671528B2 (en) 2006-03-30 2007-03-20 Display apparatus with circularly polarizing member and a resonator assembly for attenuating external light
US12/620,175 US7928640B2 (en) 2006-03-30 2009-11-17 Light-emitting display apparatus incorporating a circular polarizer in arrangement with a light-absorbing member

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094556 2006-03-30
JP2007027942A JP4654207B2 (ja) 2006-03-30 2007-02-07 表示装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007294404A JP2007294404A (ja) 2007-11-08
JP2007294404A5 JP2007294404A5 (ja) 2010-08-05
JP4654207B2 true JP4654207B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=38660593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007027942A Expired - Fee Related JP4654207B2 (ja) 2006-03-30 2007-02-07 表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7671528B2 (ja)
JP (1) JP4654207B2 (ja)

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300075A (ja) * 2006-04-05 2007-11-15 Canon Inc 有機el表示装置
JP5178088B2 (ja) 2006-09-07 2013-04-10 キヤノン株式会社 有機発光装置
JP2008108706A (ja) * 2006-09-28 2008-05-08 Canon Inc 表示装置
US7868542B2 (en) * 2007-02-09 2011-01-11 Canon Kabushiki Kaisha Light-emitting apparatus having periodic structure and sandwiched optical waveguide
JP4912210B2 (ja) * 2007-05-07 2012-04-11 キヤノン株式会社 表示装置
JP5008486B2 (ja) * 2007-07-19 2012-08-22 キヤノン株式会社 表示装置
TWI447180B (zh) 2007-11-13 2014-08-01 Tomoegawa Co Ltd 黏土分散液及其製造方法,以及黏土薄膜
JP5219745B2 (ja) * 2007-11-14 2013-06-26 キヤノン株式会社 発光装置
JP5219493B2 (ja) * 2007-11-14 2013-06-26 キヤノン株式会社 発光素子及びそれを用いた発光装置
JP5284036B2 (ja) * 2007-11-14 2013-09-11 キヤノン株式会社 発光装置
US7893612B2 (en) * 2008-02-27 2011-02-22 Global Oled Technology Llc LED device having improved light output
JP4912437B2 (ja) 2008-08-05 2012-04-11 三星モバイルディスプレイ株式會社 有機発光表示装置
KR101432236B1 (ko) * 2008-08-26 2014-08-27 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치
US20120187382A1 (en) * 2008-12-22 2012-07-26 E.I. Dupont De Nemours And Company Electronic devices having long lifetime
KR100989135B1 (ko) * 2009-01-07 2010-10-20 삼성모바일디스플레이주식회사 유기 발광 표시 장치
US8759818B2 (en) 2009-02-27 2014-06-24 E I Du Pont De Nemours And Company Deuterated compounds for electronic applications
JP2010281953A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Canon Inc 有機el発光素子を用いた画像表示装置
JP2011075630A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Canon Inc 画像表示装置
DE102011075081A1 (de) * 2010-12-07 2012-06-14 Von Ardenne Anlagentechnik Gmbh Organisches lichtemittierendes Leuchtmittel, sowie Vorrichtung und Verfahren zu seiner Herstellung
KR101229022B1 (ko) * 2010-12-27 2013-02-01 엘지디스플레이 주식회사 유기전계 발광소자의 제조 방법
TWI410732B (zh) * 2010-12-27 2013-10-01 Au Optronics Corp 畫素結構
WO2013042745A1 (ja) * 2011-09-21 2013-03-28 パナソニック株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5485965B2 (ja) * 2011-10-25 2014-05-07 パイオニア株式会社 発光素子
JP6391401B2 (ja) * 2014-10-03 2018-09-19 株式会社ジャパンディスプレイ 画像表示装置
US9450203B2 (en) * 2014-12-22 2016-09-20 Apple Inc. Organic light-emitting diode display with glass encapsulation and peripheral welded plastic seal
CN105098084B (zh) * 2015-06-16 2017-05-24 武汉华星光电技术有限公司 一种基于量子点的电致发光器件及显示装置
KR102399953B1 (ko) * 2015-08-25 2022-05-18 엘지디스플레이 주식회사 유기발광 표시장치
CN105609656B (zh) 2016-01-06 2017-05-17 京东方科技集团股份有限公司 一种有机电致发光器件及显示装置
JP7055592B2 (ja) * 2016-12-08 2022-04-18 株式会社半導体エネルギー研究所 表示パネル、表示装置、入出力装置、情報処理装置
KR102727719B1 (ko) 2016-12-20 2024-11-08 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 표시 장치의 제조방법
KR102440932B1 (ko) 2017-03-03 2022-09-06 니폰 가야꾸 가부시끼가이샤 화상 표시 장치
CN108630827B (zh) * 2017-03-15 2020-01-14 Tcl集团股份有限公司 一种量子点固态膜、量子点发光二极管及其制备方法
CN107275501A (zh) * 2017-06-13 2017-10-20 上海天马有机发光显示技术有限公司 有机发光结构、显示装置以及移动终端
CN108735788B (zh) * 2018-05-30 2020-05-19 京东方科技集团股份有限公司 一种显示面板、其制作方法及显示装置
JP7224796B2 (ja) * 2018-07-03 2023-02-20 キヤノン株式会社 白色有機発光素子
CN109273498B (zh) * 2018-09-25 2021-01-26 京东方科技集团股份有限公司 一种阵列基板及其制备方法、显示面板、显示装置
DE102019135788B4 (de) * 2018-12-31 2025-03-27 Lg Display Co., Ltd. Transparente Anzeigevorrichtung
JP6721083B2 (ja) * 2019-05-08 2020-07-08 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
CN110212011B (zh) * 2019-07-12 2022-04-01 昆山国显光电有限公司 一种显示面板及显示装置
WO2021059472A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 シャープ株式会社 発光装置
US20220045133A1 (en) * 2020-08-05 2022-02-10 Joled Inc. Display panel and display device
DE102022205446A1 (de) 2021-06-07 2022-12-08 Continental Automotive Technologies GmbH Transparentes Anzeigeelement und Verfahren zum Herstellen eines transparenten Anzeigeelements
CN115458551A (zh) * 2021-06-09 2022-12-09 中强光电股份有限公司 显示装置
KR20230102392A (ko) 2021-12-30 2023-07-07 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
CN114265226B (zh) * 2021-12-30 2023-08-11 京东方科技集团股份有限公司 显示模组及显示装置
CN115132939A (zh) * 2022-06-27 2022-09-30 昆山国显光电有限公司 显示面板及显示装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003282235A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Sanyo Electric Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2004030955A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hitachi Ltd 表示装置
JP2004164890A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Sony Corp 発光素子およびこれを用いた表示装置
JP2005332815A (ja) * 2004-05-17 2005-12-02 Lg Electron Inc 有機elディスプレイ
JP2007227273A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Hitachi Displays Ltd カラー有機el表示装置。

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4539507A (en) * 1983-03-25 1985-09-03 Eastman Kodak Company Organic electroluminescent devices having improved power conversion efficiencies
US4628990A (en) * 1984-08-17 1986-12-16 Nec Corporation Cooling equipment for an integrated circuit chip
US4885211A (en) 1987-02-11 1989-12-05 Eastman Kodak Company Electroluminescent device with improved cathode
US4720432A (en) * 1987-02-11 1988-01-19 Eastman Kodak Company Electroluminescent device with organic luminescent medium
JP2761453B2 (ja) 1993-11-17 1998-06-04 出光興産株式会社 有機el素子および有機elパネル
JPH09127885A (ja) * 1995-10-30 1997-05-16 Sony Corp 表示素子
JP4011292B2 (ja) * 2001-01-15 2007-11-21 株式会社日立製作所 発光素子、及び表示装置
JP3555759B2 (ja) * 2001-06-15 2004-08-18 ソニー株式会社 表示装置
EP1514316A2 (en) * 2002-05-31 2005-03-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electroluminescent device
JPWO2005041155A1 (ja) * 2003-10-24 2007-04-26 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 表示装置
JP5005164B2 (ja) * 2004-03-03 2012-08-22 株式会社ジャパンディスプレイイースト 発光素子,発光型表示装置及び照明装置
EP1662589A3 (en) * 2004-11-30 2010-09-15 LG Display Co., Ltd. Organic electroluminescent device having a polarizer
US7471041B2 (en) * 2005-04-25 2008-12-30 Eastman Kodak Company OLED multicolor displays
JP2007025621A (ja) * 2005-06-15 2007-02-01 Seiko Instruments Inc カラー表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003282235A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Sanyo Electric Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2004030955A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hitachi Ltd 表示装置
JP2004164890A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Sony Corp 発光素子およびこれを用いた表示装置
JP2005332815A (ja) * 2004-05-17 2005-12-02 Lg Electron Inc 有機elディスプレイ
JP2007227273A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Hitachi Displays Ltd カラー有機el表示装置。

Also Published As

Publication number Publication date
US20100060156A1 (en) 2010-03-11
US7928640B2 (en) 2011-04-19
US7671528B2 (en) 2010-03-02
JP2007294404A (ja) 2007-11-08
US20070257609A1 (en) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4654207B2 (ja) 表示装置
JP5241128B2 (ja) 多色表示装置
TWI448194B (zh) 有機發光元件,含彼之顯示元件,及含彼之照明裝置
US7812518B2 (en) Organic electroluminescent display apparatus
JP4378366B2 (ja) 発光素子アレイ
JP5178088B2 (ja) 有機発光装置
US8004185B2 (en) Display apparatus
JP4804289B2 (ja) 表示装置
CN102077386B (zh) 发光显示装置
CN101521263A (zh) 微谐振器色变换el元件和使用该元件的有机el显示器
JP2010114428A (ja) 有機el表示装置
WO2017043242A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置、照明装置および表示装置
CN108134012B (zh) 有机发光二极管、有机发光显示面板及显示装置
KR102486486B1 (ko) 유기발광 표시장치
JP6552100B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置
WO2012043611A1 (ja) 有機el表示装置、及びその製造方法
JP5627809B2 (ja) 有機el表示装置
JP2009158140A (ja) エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた表示装置並びに照明装置
JP4912210B2 (ja) 表示装置
KR102607169B1 (ko) 유기발광 표시장치
US20250008764A1 (en) Organic electroluminescent devices
WO2011102023A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及び表示装置
JP2010033985A (ja) 多色発光表示装置
KR20170063305A (ko) 유기 발광 표시 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100622

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20100622

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20100921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees