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JP4629854B2 - 車両用コンビネーションスイッチ - Google Patents

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JP4629854B2
JP4629854B2 JP2000347061A JP2000347061A JP4629854B2 JP 4629854 B2 JP4629854 B2 JP 4629854B2 JP 2000347061 A JP2000347061 A JP 2000347061A JP 2000347061 A JP2000347061 A JP 2000347061A JP 4629854 B2 JP4629854 B2 JP 4629854B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/14Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights having dimming means
    • B60Q1/1446Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights having dimming means controlled by mechanically actuated switches
    • B60Q1/1453Hand actuated switches
    • B60Q1/1461Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1スイッチ本体と、第2スイッチ本体を装着し、かつステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置とを備えたベースを有する車両用コンビネーションスイッチに関し、特に前記第1スイッチ本体、又は第2スイッチ本体のどちらか一方に、電源に接続するためのコネクタ部を集約して形成した車両用コンビネーションスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の技術としては、例えば実開昭63−196755号公報に開示された技術がある。この従来の技術は、ライティング側コネクタを有するスイッチユニットと、ワイパ側コネクタ及びその他のコネクタを有するスイッチユニットとを、スイッチベースに装着しネジ止めしている。スイッチベースに設置したホーンシューは、一方のスイッチユニットの結合部に接続し、該スイッチユニットのライティング側コネクタから電源等に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のコンビネーションスイッチのコネクタは、スイッチベースの左右に取り付けた2つのスイッチユニットにそれぞれ複数のコネクタがある。これにより、電気接続するコネクタの数が多くなり、電気接続作業の工数や部品点数が多くコストアップの原因になっていた。
【0004】
また、コンビネーションスイッチのベースに、回転コネクタ装置を設置すると、更にコネクタの数、部品点数、及び組付工数が多くなり、構造が複雑化するという問題点がある。
【0005】
自動車に搭載されている最近のコンビネーションスイッチは、車体側とステアリングハンドル側とを電気的に接続する回転コネクタ装置をベースに設置している。該回転コネクタ装置の車体側に接続するコネクタ部は、前記ベースの外側に配置される。該ベースの外側周辺には、少なくとも前記回転コネクタ装置のコネクタ部と、前記ライティング側コネクタと、ワイパ側コネクタとが別れて配設されており、前記コネクタ部や該コネクタ部のケーブルを車体側に配線する配線作業のときに、他のものに絡み易く、作業がし難いという問題点がある。
【0006】
また、コンビネーションスイッチのベースに、前記回転コネクタ装置を一体に配設した回転コネクタ装置付きコンビネーションスイッチがある。該スイッチの回転コネクタ装置は、回転するロータハウジングをベースの上側に回転自在に配置し、ステータハウジングをベースの下側に固定し、該ベースがステータハウジングの一部を構成している。このようなコンビネーションスイッチのベースでは、上下面の殆どを回転コネクタ装置が占有しており、ベースの上下面には配線用ケーブルを這わせて配線するスペースがないという問題点がある。
【0007】
本発明は、回転コネクタ装置を有し、かつ左右に第1及び第2スイッチ本体を挿着したベースを備えたコンビネーションスイッチにおいて、前記第1スイッチ本体と第2スイッチ本体とを接続する導電体を備えたことで、車体側に電気接続する接続作業を簡素化した車両用コンビネーションスイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、請求項1の発明は、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着される第1スイッチ本体と、前記第2凹陥に装着される第2スイッチ本体と、ステータハウジングと該ステータハウジングに対して回転自在に装着したロータハウジングとで形成したハウジング内の収納空間に巻回したフラットケーブルによってステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置と、を備えたコンビネーションスイッチにおいて、前記第1及び第2スイッチ本体は、前記第1及び第2凹陥側方向に向けて第1及び第2接続コネクタを有し、前記第1スイッチ本体と第2スイッチ本体との間には、前記第1及び第2接続コネクタに嵌合して電気接続する第1及び第2中継コネクタを両端に有したケーブルで成る導電体を配設し、前記導電体は、回転コネクタ装置のステータハウジングに設けられ、前記ステータハウジングは、前記導電体を覆うケーブルカバーを備える構成とした。
【0010】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ケーブルカバーは、前記ベース又は前記ステータハウジングの下側に設置するための係止部を有し、前記導電体は、前記ケーブルを前記ケーブルカバー内に配置し、前記第1及び第2中継コネクタは、前記第1及び第2スイッチ本体の対向面に配設したことで成る。
【0011】
請求項の発明は、前記請求項、又は記載の発明において、前記第1及び第2中継コネクタは、基端部を前記ケーブルカバー又はステータハウジングの両端に上下及び横方向に移動可能に支持され、先端部をステータハウジングの外周より外側に突出させて前記第1及び第2凹陥の下方部位に配置したことで成る。
【0012】
請求項の発明は、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着される第1スイッチ本体と、前記第2凹陥に装着される第2スイッチ本体と、ステータハウジングと該ステータハウジングに対して回転自在に装着したロータハウジングとで形成したハウジング内の収納空間に巻回したフラットケーブルによってステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置と、を備えたコンビネーションスイッチにおいて、前記第1及び第2スイッチ本体は、前記第1及び第2凹陥側方向に向けて第1及び第2接続コネクタを有し、前記第1スイッチ本体と第2スイッチ本体との間には、前記第1及び第2接続コネクタに嵌合して電気接続する第1及び第2中継コネクタを両端に有したケーブルで成る導電体を配設し、前記導電体は、前記ベースが有する前記回転コネクタ装置のステータハウジングに設けられ、該ステータハウジングは、上面に前記導電体を収納する収納溝を配設した構成とした。
【0013】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ステータハウジングの収納溝は、前記回転コネクタ装置のフラットケーブルの下に敷設した滑りシートで閉塞したことで成る。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
まず、図1乃至図7に基づき本発明の第1の実施の形態を説明する。
1は、中央にステアリングシャフト2を挿通したコンビネーションスイッチ3のベースであり、ステアリングコラム(図示せず)のブラケット(図示せず)に図1に示すネジ17や係止片1cで固定される。前記コンビネーションスイッチ3は、ベース1と、第1スイッチ本体3aと、第2スイッチ本体3bとで成る。
【0016】
該ベース1は、ステアリングハンドル(図示せず)側と車体側とを接続する回転コネクタ装置Rを備えている。該ベース1は、図2に示すように中心側に円筒部1aを形成し、該円筒部1aの周囲に、前記回転コネクタ装置Rのロータハウジング4に係合した側部ハウジング5の下方部位を回動自在に挿入した環状溝1bを形成している。該ベース1は、左右の側面に、第1スイッチ本体3aと第2スイッチ本体3bをそれぞれ嵌着する第1凹陥1iと第2凹陥1jを形成している。
【0017】
前記コンビネーションスイッチ3は、図1に示すように、例えば車体の右側にステアリングハンドルを設置した自動車において、ベース1の右側の第1凹陥1iにターンシグナルスイッチ8等で成る第1スイッチ本体3aを嵌着し、該ベース1の左側の第2凹陥1jには、ワイパウォッシャスイッチ15等で成る第2スイッチ本体3bを嵌着している。
【0018】
以下、本発明の実施の形態は、ステアリングハンドルを車体の右側に設置した右ハンドル車用のコンビネーションスイッチ3の1実施の形態を説明する。左ハンドル車に使用する場合は、各構成部品を左右対称のものにすることにより、実施可能である。
【0019】
前記ターンシグナルスイッチ8の操作レバー8aには、例えばライティングスイッチのノブ8b、フォグランプスイッチのノブ8cを配設し、かつ該操作レバー8aを上下方向に操作することで、パッシングスイッチ及びメインディマスイッチの機能がある。該ターンシグナルスイッチ8は、第1スイッチ本体3aに、上下左右に揺動する操作レバー8aを配設して成る。
【0020】
ワイパウォッシャスイッチ15の操作レバー15aには、例えばワイパスイッチの間欠ボリュムのノブ15b、リアワイパウォッシャスイッチのノブ15cを配設し、かつ該操作レバー15aを前後方向に操作することで、ワイパの作動速度を制御し、該操作レバー15aを上方向に操作することでウオッシャスイッチ作動させる機能がある。
【0021】
前記円筒部1aは、図2に示すようにフラットケーブル6の外周部を覆う上側環状壁1dと、ステータハウジング7を係合した下側環状壁1eと、を連設して筒状のもので成る。該上側環状壁1dと下側環状壁1eとの中間部位には、段差部1fがあり、該段差部1fの下側にステータハウジング7が配設される。該段差部1fの近傍の下側環状壁1eには、ステータハウジング7に形成した爪形状の係止部7aが係合する被係止部1gを形成し、該被係止部1gに係止部7aを係合することで、ベース1にステータハウジング7が嵌着される。
【0022】
前記環状溝1bは、図1及び図7に示すように、前記ベース1の第1及び第2凹陥1i,1jに繋がる切欠部1kを形成し、該切欠部1kにターンシグナルスイッチ8のキャンセルクロー8dが出没自在に配置される。該キャンセルクロー8dは、操作レバー8aを前後方向に揺動操作することで、キャンセルカム5cの回転移動軌跡円内まで移動して、ステアリングハンドルを逆回転操作することでキャンセルカム5cに衝当し、ターンシグナルスイッチ8を元のOFF位置に自動復帰させる。
【0023】
前記ベース1は、キャンセルクロー8dが出没する2つの前記切欠部1kを左右の第1及び第2凹陥1i,1jに形成しているので、右ハンドルの自動車にも、左ハンドルの自動車にも使用できる。右ハンドルの自動車の場合は、前記第1凹陥1iにターンシグナルスイッチ8を挿着して使用し、操作レバー8aを操作することで、前記キャンセルクロー1kが切欠部1kから前記環状溝1b内に出没する。左ハンドルの自動車の場合には、左側の第2凹陥1jにターンシグナルスイッチ8を挿着して使用し、操作レバー8aを操作することで、キャンセルクロー8dが切欠部1kから環状溝1a内に出没する。
【0024】
前記円筒部1aの底面部位には、図2及び図7に示すように滑りシート9を敷設したステータハウジング7が配設されている。該滑りシート9は、潤滑性の高い含油樹脂等で、薄板リング状に形成したものである。該滑りシート9は、前記円筒部1aとロータハウジング4の筒部4aとの間のステータハウジング7の上面上に配設して、該滑りシート9に載置したフラットケーブル6の摺動性を良好にするための潤滑材である。
【0025】
該滑りシート9は、図2に示すようにステータハウジング7の内側上面に突出形成した内縁7dに嵌合する孔9aを中央部に形成している。該滑りシート9は、外周部を、ステータハウジング7上側外周部に形成したL字状のシート係止片7eに嵌入して保持されている。
【0026】
前記円筒部1aの底面部位には、図2、図3及び図6に示すように外面でターミナル6aを保持し、内面でフラットケーブル6を支持する略円弧状のガイド7bを立設している。該ガイド7bの外側には、図2及び図6に示すようにフラットケーブル6の外側端部に形成した略L字型のターミナル6aの底面部が嵌入される嵌合部1hを形成している。
【0027】
該ターミナル6aは、図2に示すように前記フラットケーブル6に接続した端子10をインサート成形した絶縁樹脂で成り、前記ベース1の嵌合部1hと、ステータハウジング7のコネクタ部7cとで挟持され、かつ前記端子10をコネクタ部7cに装着している。
【0028】
前記円筒部1aは、図2及び図7に示すようにベース1に固定した前記ステータハウジング7と、前記ロータハウジング4、該ロータハウジング4に固定した側部ハウジング5とで、例えば渦巻き状に巻回したフラットケーブル6を収納する収納空間Aを形成している。
【0029】
該フラットケーブル6は、図2に示すように両端にそれぞれ端子10,11を設置し、かつ薄板状の導線を滑動性の高い樹脂でインサート成形した薄い帯状のもので成る。該フラットケーブル6は、一方の外側端部にターミナル6a、他方に内側端部にターミナル6bを形成している。該フラットケーブル6は、渦巻き状にして前記収納空間A内の滑りシート9上に載置される。
【0030】
前記ターミナル6aは、図2に示すように前記コネクタ部7cに嵌着することで、前記端子10がベース1の下面に配置される。前記ターミナル6bは、フラットケーブル6の内側端部に設置し、かつ収納空間Aの内壁部に配置している。該ターミナル6bは、ロータハウジング4の上面に設置したコードカバー4b内で、ステアリングハンドルに設置したエアバック装置やホーン等のスイッチに接続したハーネス12と端子11を半田付けして接続している。
【0031】
前記ロータハウジング4は、上面に突出形成したコネクタハウジング4cをステアリングハンドルの下面に形成した相手側コネクタ(図示せず)に嵌合して、該ステアリングハンドルと共に回転するドーナツ型のケース状の回転体である。該ロータハウジング4は、図2に示すコネクタハウジング4c、及び突起4dをステアリングハンドルの下面に形成した相手側コネクタ及び嵌合穴に嵌合することで、該ロータハウジング4がステアリングハンドルに位置決めされる。
【0032】
該ロータハウジング4は、図2に示すように複数形成した外周端に複数箇所形成した係合溝4eに、側部ハウジング5の弾性係止片5aがそれぞれ係合することで、該側部ハウジング5を嵌着して共に、ステアリングハンドルと一体に回転する。
【0033】
該ロータハウジング4及び側部ハウジング5で成る回転体は、図2及び図7に示すように前記フラットケーブル6を上側から覆うようにして、前記収納空間Aの上側半分を形成する。該ロータハウジング4は、中央にステアリングシャフト2を挿入する筒部4aを形成している。該筒部4aの内壁には、アタッチメント13に形成した係合片13aが係合する爪4gと、突片13bが当接する凸部4hを形成していて、それらを互いに係合することで、ロータハウジング4とアタッチメント13が共に一体に回転するように連結される。
【0034】
尚、アタッチメント13の係合片13aとロータハウジング4の爪4g、及びアタッチメント13の突片13bとロータハウジング4の凸部4hは、互いに相対的な関係にあり、それらを互いに反対に形成してもよい。すなわちアタッチメント13に爪4g及び凸部4hを形成し、ロータハウジング4に係合片13a及び突片13bを形成してもよい。
【0035】
前記ロータハウジング4はステータハウジング7の上側に回転自在に配置し、アタッチメント13は前記ステータハウジング7の下側に回転自在に配置して、ステータハウジング7を間にして前記ロータハウジング4とアタッチメント13とを連結することで、該ロータハウジング4とアタッチメント13とが一緒に回転する。
【0036】
前記アタッチメント13は、図2及び図7に示すようにステータハウジング7に摺接する段差状の摺接面13dを形成している。該摺動面13dには、ステータハウジング7との摺接面積を少なくするためにリング状に形成した溝13eを有する。該溝13eには、更にアタッチメント13とステータハウジング7との摺動抵抗を軽減するためグリスを入れてもよい。
【0037】
前記側部ハウジング5は、図2に示すように上側にはロータハウジング4の外周壁4iが挿入する環状の嵌入溝5bを形成している。該側部ハウジング5は、ベース1の環状溝1bに挿入される下端部周辺に、ターンシグナルスイッチ8のキャンセルクロー8dが衝当して、該ターンシグナルスイッチ8をニュートラル位置に復帰されるためのキャンセルカム5cを外側に向けて突出形成している。
【0038】
前記第1スイッチ本体3a又は第2スイッチ本体3bの少なくてもどちらか一方には、図5に示す基板16と、電源やコンビネーションスイッチ3の外部に設置した電気回路装置等に接続するための端子3fを内設したカプラ3gを有する。例えば、コンビネーションスイッチ3は、図4に示すように第2スイッチ本体3b側にのみ電源に接続する前記カプラ3gを有している。該カプラ3gは、第1スイッチ本体3a側に設けたターンシグナルスイッチ8等と、第2スイッチ本体3b側に設けたワイパウォッシャスイッチ15等を一個所で電源に接続するための共用の接続部材である。
【0039】
前記第1及び第2スイッチ本体3a,3bのベース1の第1及び第2凹陥1i,1jとの対向面には、図4に示すように絶縁被覆で覆われたケーブル等で成る導電体14の第1及び第2中継コネクタ14a,14bに接続する第1及び第2接続コネクタ3h,3jを有する。
【0040】
前記第1及び第2スイッチ本体3a,3bは、ベース1の第1及び第2凹陥1i,1jに係止する図4に示す弾性係止片3c,3lを左右側壁に一体形成して、該弾性係止片3c,3lを第1及び第2凹陥1i,1j内の係止部(図示せず)に係止することでベース1に固定される。このとき、前記ターンシグナルスイッチ8等の第1接続コネクタ3hの端子3iが、導電体14を介して第2スイッチ本体3bの第2接続コネクタ3jの端子3kに接続される。
【0041】
該端子3kは、図5に示すように一端を前記第2接続コネクタ3j内に突出し、他端を基板16に半田付けしている。該基板16は、ワイパウォッシャスイッチ15の電気回路を構成する電気部品や、極盤3dに設置した固定接点に導通するリード端子3eと、前記端子3kと、該端子3k及び前記リード端子3eと前記カプラ3gの端子3fとを接続した導電体(図示せず)を載設している。
【0042】
前記第2接続コネクタ3jは、ベース1の第2凹陥1jに嵌入することで、該第2凹陥1jに案内され、図3及び図4に示すように導電体14の第2中継コネクタ14bに嵌合して接続される。前記導電体14は、図7に示すように例えば第1及び第2接続コネクタ3h,3jの雄型端子3i,3kに嵌合する雌型端子14cをケーブル14dの両端に配設したものである。該導電体14は、図2及び図3に示すようにステータハウジング7の筒状外縁7fの下面に配置され、該ステータハウジング7に固定されたケーブルカバー17に支持されかつ覆われている。
【0043】
該ケーブルカバー17は、図3に示すようにステータハウジング7の外周面に形成した複数の爪7gに係合する係合片17aを左右及び中央部に有する。該ケーブルカバー17は、該係合片17aを爪7gに係合することでステータハウジング7に固定される。
【0044】
該ケーブルカバー17は、前記導電体14の第1及び第2中継コネクタ14a,14bの左右側面に形成した係止爪14e,14fに係合するコネクタ係合片17b,17cと、第1及び第2中継コネクタ14a,14bの下面に形成した凸部14g,14hに係合する係止穴17d,17eと、を有する。前記コネクタ係合片17b,17cには、前記第1及び第2中継コネクタ14a,14bの係止爪14e,14fが上下方向に僅かに移動できるように該係止爪14e,14fの上下方向の長さより長い長孔17h,17iを形成している。
【0045】
前記係止穴17d,17eは、前記第1及び第2中継コネクタ14a,14bの凸部14g,14hが横方向に僅かに移動できるように該凸部14g,14hの横方向の長さより長く形成している。また、それに合わせて、コネクタ係合片17b,17cは、横方向に弾性変形して、第1及び第2中継コネクタ14a,14bが横方向に多少移動できるようにする。
【0046】
このように前記第1及び第2中継コネクタ14a,14bは、ケーブルカバー17に上下左右方向に移動自在に保持することで、回転コネクタ装置Rに固定したベース1に、第1及び第2スイッチ本体3a,3bを装着するときに、第1及び第2接続コネクタ3h,3jの位置が該第1及び第2中継コネクタ14a,14bに対して上下左右にずれていても、該第1及び第2中継コネクタ14a,14bが上下左右方向に移動して嵌合することができる。
【0047】
また、前記係止爪14e,14fが湾曲変形可能な前記係合片17b,17cに係合したことで、第1及び第2中継コネクタ14a,14bに対して第1及び第2接続コネクタ3h,3jの位置が横方向にずれていても、該第1及び第2中継コネクタ14a,14bが横方向に多少移動して嵌合することができる。
【0048】
該第1及び第2中継コネクタ14a,14bは、前記ステータハウジング7とケーブルカバー17とで挟持されると共に、前記コネクタ係合片17b,17c及び係合穴17d,17eにより上下左右に僅かに移動できるように保持している。前記ケーブル14dは、図2に示すようにケーブルカバー17の内塀17fと外塀17gとの間に配置される。
【0049】
該ケーブルカバー17は、底板部17jと、該底板部17jの両側に形成した前記内塀17fと外塀17gとで断面が略U字状の溝で成る収納空間Bを形成している。収納空間Bは、第1凹陥1iと第2凹陥1jとに跨る半ドーナツ状の空間で、導電体14を配設するために形成した空間である。
【0050】
前記ステアリングシャフト2は、ステアリングコラムに回動自在に挿入し、前記アタッチメント13を挿通してステアリングハンドルに固着し、アタッチメント13、ロータハウジング4、及び側部ハウジング5と常に同一回転する。
【0051】
本発明の第1の実施の形態は、以上のような構成であり、組付け手順と共に作用を説明する。
先ず、図2に示すようにフラットケーブル6の一端のターミナル6bを、ロータハウジング4に挿着して、該ターミナル6bにハーネス12を半田付けする。該半田付け箇所をコードカバー4bで覆うようにして、該コードカバー4bをロータハウジング4に取り付ける。フラットケーブル6の内側端部であるターミナル6bがロータハウジング4に固定され、該ターミナル6bがロータハウジング4の内側側壁に配置される。
【0052】
該ロータハウジング4を側部ハウジング5に押し込む。すると、弾性係止片5aがロータハウジング4の外周端の係合溝4eに係止すると共に、外周壁4iが嵌入溝5bに嵌合して、ロータハウジング4と側部ハウジング5とが固定される。
【0053】
次にステータハウジング7の上に、滑りシート9を設置する。次にフラットケーブル6の他端のターミナル6aを嵌合部1hに嵌入すると共に、端子10をコネクタ挿着穴に嵌入する。ステータハウジング7の上側にベース1を固定して、前記ターミナル6aを、ステータハウジング7とベース1とで挟持する。すると、フラットケーブル6の外側がステータハウジング7の滑りシート9上に固定される。そして、前記側部ハウジング5を環状溝1bに挿入する。すると、フラットケーブル6は、収納空間A内に渦巻き状に収納される。
【0054】
アタッチメント13の軸筒部13cをベース1の下側から筒部4a内に押し込み、係合片13aを爪4gに係合し、突片13bを凸部4hに当接させて、ロータハウジング4にアタッチメント13を固定する。これにより、アタッチメント13と、ロータハウジング4と側部ハウジング5とが共に同一回転するように成る。
【0055】
導電体14のケーブル14dをケーブルカバー17の内塀17fと外塀17gとの間に入れて、第1及び第2中継コネクタ14a,14bの係止爪14e,14fをコネクタ係合片17b,17cに押し込んで係合させる。すると、第1及び第2中継コネクタ14a,14bの下面に設置した凸部14g,14hがケーブルカバー17の係止穴17d,17eに挿入される。これにより、ケーブル14がケーブルカバー17に保持される。
【0056】
該ケーブルカバー17の係合片17aを、図3に示すようにステータハウジング7の下側から爪7gに係合する。これにより、前記ケーブル14dは、図6に示すようにステータハウジング7の下面に配置され、第1及び第2中継コネクタ14a,14bが該ステータハウジング7の下側かつベース1の第1及び第2凹陥1i,1jの下側に配置される。
【0057】
次にベース1の第1及び第2凹陥1i,1jにターンシグナルスイッチ8及びワイパウォッシャスイッチ15の第1及び第2スイッチ本体3a,3bを嵌着する。すると、図4に示すように第1スイッチ本体3aの第1接続コネクタ3hが導電体14の第1中継コネクタ14aに嵌合し、第2スイッチ本体3bの第2接続コネクタ3jが導電体14の第2中継コネクタ14bに嵌合する。
【0058】
前記ベース1は、ネジ17をステアリングコラムに螺着し、かつ係止片1cをステアリングコラムのブラケットに係止して該ステアリングコラムに固着される。図1に示すコネクタ12a及びコネクタハウジング4cをステアリングハンドルの下面の各相手側コネクタに嵌合し、ステアリングハンドルをステアリングシャフト2に固定することで、ロータハウジング4が所定位置に位置決めされて配置される。
【0059】
そして、カプラ3gに電源コネクタを接続する。電源等に接続した1つのコネクタを、第1及び第2スイッチ本体3a,3bの接続箇所である1つのカプラ3gに接続する。これにより、第1及び第2スイッチ本体3a,3bが電源等に接続され、使用可能になる。コンビネーションスイッチ3は、電気接続箇所が1カ所なため、配線作業工数が最小限に削減できる。また、該コンビネーションスイッチ3は、それに伴う部品点数を削減し、コストを削減することができる。
【0060】
第2の実施の形態
次に図8に基づき本発明の第2の実施の形態を説明する。
尚、第2の実施の形態の説明において、前述した第1の実施の形態と同一な構成部品は、同一符号及び記号を用いて説明を省略する。第2の実施の形態は、前述した第1の実施の形態に於けるステータハウジング7とケーブルカバー17を一体にしたことを特徴するものである。
【0061】
図8において、19は、ステータハウジングで、絶縁体に覆われたケーブル等で成る導電体20のケーブル20c、第1及び第2中継コネクタ20a,20bを内設するための収納溝19aを有している。該ステータハウジング19は、前述した第1の実施の形態と同様に、ベース1の下側環状壁1eに形成した被係止部1gに係合する係止部19gを周囲に複数形成し、該係止部19gによりベース1の円筒部1a内に嵌着される。
【0062】
前記収納溝19aは、滑りシート9を敷設する上面19bから陥没した略扇型の溝で成る。該収納溝19aは、左右の開口端部19h,19iには第1及び第2中継コネクタ20a,20bの下面に形成した凸部20d,20eに係合する下部係止穴19c,19dと、第1及び第2中継コネクタ20a,20bの側面に形成した係止爪20f,20gに係合する側部係止穴19e,19fとを形成している。該収納溝19aの左右開口端部19h,19iは、該開口端部19h,19iを形成する壁間隔L1が第1及び第2中継コネクタ20a,20bの幅L2より大きく形成している。該収納溝19aは、前記滑りシート9により上側を閉塞される。
【0063】
前記凸部20d,20eは、前記下部係止穴19c,19dに上下動自在に挿入し、横方向には多少移動できるように下部係合穴19c,19dを凸部20d,20eの横方向の長さより横方向に長く形成して係合している。前記係止爪20f,20gは、例えば弾性変形可能な係止片の先端に形成して成り、該係止片が撓むことで、第1及び第2コネクタ20a,20bを横方向に移動して、位置を微調整できるように保持している。該係止爪20f,20gは、該係止爪20f,20gの上下方向の長さより長い縦穴で成る側部係止穴19e,19fに係止して、僅かに上下方向に移動可能に係合している。
【0064】
前記第1及び第2中継コネクタ20a,20bは、ステータハウジング19の左右開口端部19h,19i内に上下左右方向に移動自在に配置することで、回転コネクタ装置Rに固定したベース1に、第1及び第2スイッチ本体3a,3bを装着するときに、第1及び第2接続コネクタ3h,3jの位置が該第1及び第2中継コネクタ20a,20bに対してずれていても該第1及び第2中継コネクタ20a,20bが上下左右方向に移動して嵌合することができる。
【0065】
第3の実施の形態
次に図9に基づき本発明の第3の実施の形態を説明する。
尚、第3の実施の形態の説明において、前述した第1及び第2の実施の形態と同一な構成部品は、同一符号及び記号を用いて説明を省略する。第3の実施の形態は、前述した第2の実施の形態に於けるステータハウジング19に導電体20を一体に設けたことを特徴するものである。
【0066】
図9において、21は、ベース1の円筒部1a内に嵌着されるステータハウジングであり、前述した第2の実施の形態の導電体20に相当する導電体22を有する。該導電体22は、例えば導電板を細長い板状にせん断したもので、ステータハウジング21にインサート成形され、両端をステータハウジング21の筒状の外周面21bから突出して、第1及び第2中継コネクタ22a,22bを形成している。
【0067】
該第1及び第2中継コネクタ22a,22bは、導電体22の両端を雄端子状に形成したもので成るが、雌端子で形成してもよい。また、該導電体22の両端の周囲には、コネクタハウジングを形成してもよい。
【0068】
また、該導電体22は、ステータハウジング21の下面に加締めて固定するための折曲片を設けて、該折曲片によりステータハウジング21に固定し、両端をステータハウジング21の外周面21bから突出させたものでもよい。また、ステータハウジング21の下面に、前記導電体22を所定位置に保持する弾性係止片や加締片やフック等の保持部を一体形成して導電体22を固定してもよい。
【0069】
また、該導電体22は、樹脂又は金属で成る止め具やビスや粘着テープ等でステータハウジング21の下面に取り付けてもよい。該複数で成る導電板22は、互いに接触しないようにステータハウジング21に固定してあれば、特にその固定手段は限定しない。
【0070】
該ステータハウジング21は、前述した第1の実施の形態と同様に、ベース1の下側環状壁1eに形成した被係止部1gに係合する係止部21aを外周面21bに複数形成し、該係止部21aによりベース1の円筒部1a内に嵌着される。
【0071】
前記第1及び第2中継コネクタ22a,22bが嵌合する第1及び第2スイッチ本体3a,3bの第1及び第2接続コネクタ3h,3jは、例えば雄端子で成る第1及び第2中継コネクタ22a,22bに嵌合する雌コネクタで成る。
【0072】
前記第1及び第2中継コネクタ22a,22bは、回転コネクタ装置Rを固定したベース1の第1及び第2凹陥1i,1jに、第1及び第2スイッチ本体3a,3bを装着すると、該第1及び第2中継コネクタ22a,22bに第1及び第2接続コネクタ3h,3jが嵌合する。
【0073】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成したので、次のような効果がある。
請求項1の発明は、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着される第1スイッチ本体と、前記第2凹陥に装着される第2スイッチ本体と、ステータハウジングと該ステータハウジングに対して回転自在に装着したロータハウジングとで形成したハウジング内の収納空間に巻回したフラットケーブルによってステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置と、を備えたコンビネーションスイッチにおいて、前記第1及び第2スイッチ本体は、前記第1及び第2凹陥側方向に向けて第1及び第2接続コネクタを有し、前記第1スイッチ本体と第2スイッチ本体との間には、前記第1及び第2接続コネクタに嵌合して電気接続する第1及び第2中継コネクタを両端に有するケーブルで成る導電体を配設、前記導電体は、回転コネクタ装置のステータハウジングに設けられ、前記ステータハウジングは、前記導電体を覆うケーブルカバーを備える構成とした。
これにより、前記第1及び第2スイッチ本体内のスイッチ接点等を電源等に接続するコネクタ部を1つにすることが可能になり、部品点数及び組付工数を削減できる。また、多数のスイッチで構成されるコンビネーションスイッチの電源への電気接続を一個所のコネクタで、一度に行うことができ、コネクタの部品点数を最小限に削減し、かつ電気接続作業工数を削減して、組付け作業の簡略化を図ることができる。また、導電体は、回転コネクタ装置のステータハウジングに設けたことで、回転コネクタ装置を有するコンビネーションスイッチに容易に配線することができる。
【0074】
特に、前記ステータハウジングは、前記導電体を覆うケーブルカバーを備えたことで、導電体を外部から保護することができ、コンビネーションスイッチを組み立てるときに導電体が他の物に絡むことを防止することができる。
【0075】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ケーブルカバーは、前記ベース又は前記ステータハウジングの下側に設置するための係止部を有し、前記導電体は、前記ケーブルを前記ケーブルカバー内に配置し、前記第1及び第2中継コネクタは、前記第1及び第2スイッチ本体の対向面に配設したことで、第1及び第2スイッチ本体をベースの第1及び第2凹陥に挿入することで、第1スイッチ本体のスイッチ接点等と第2スイッチ本体のスイッチ接点等とをワンタッチで電気接続で き、半田付け作業や電気配線接続作業を不要とし、前記第1及び第2スイッチ本体に設置するコネクタの数を削減して、組付け作業工数を削減することができる。
【0076】
請求項の発明は、前記請求項、又は記載の発明において、前記第1及び第2中継コネクタは、基端部を前記ケーブルカバー又はステータハウジングの両端に上下及び横方向に移動可能に支持され、先端部をステータハウジングの外周より外側に突出させて前記第1及び第2凹陥の下方部位に配置したことで、第1及び第2スイッチ本体をベースに組付けて前記第1及び第2中継コネクタに、第1及び第2接続コネクタを嵌合させるときに、該第1及び第2接続コネクタの位置がずれていても第1及び第2中継コネクタを移動させて微調整して互いに嵌合させることができる。これにより、第1及び第2接続コネクタの位置が多少ずれたコンビネーションスイッチは勿論、他のコンビネーションスイッチの第1及び第2スイッチ本体にも容易に接続することが可能と成り、便利である。
【0077】
請求項の発明は、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着される第1スイッチ本体と、前記第2凹陥に装着される第2スイッチ本体と、ステータハウジングと該ステータハウジングに対して回転自在に装着したロータハウジングとで形成したハウジング内の収納空間に巻回したフラットケーブルによってステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置と、を備えたコンビネーションスイッチにおいて、前記第1及び第2スイッチ本体は、前記第1及び第2凹陥側方向に向けて第1及び第2接続コネクタを有し、前記第1スイッチ本体と第2スイッチ本体との間には、前記第1及び第2接続コネクタに嵌合して電気接続する第1及び第2中継コネクタを両端に有したケーブルで成る導電体を配設し、前記導電体は、前記ベースが有する回転コネクタ装置のステータハウジングに設けられ、該ステータハウジングは、上面に前記導電体を収納する収納溝を配設したことで、第1スイッチ本体と第2スイッチ本体とを電気的に接続する導電体をステータハウジング内に収納して、導電体が外部のものと接触したり絡んだりすることを防止し、外部から保護することができる。また、導電体を覆うための特別なカバーが不要で、部品点数及び組付工数を削減すると共にコストの低減を図ることができる。
【0078】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ステータハウジングの収納溝は、前記回転コネクタ装置のフラットケーブルの下に敷設した滑りシートで閉塞したことで、特別な蓋部材を配設することなく、導電体がある収納溝の上側を塞ぐことができると共に、滑りシート上を摺動するフラットケーブルの滑り具合を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、中央縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、要部分解斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、1部断面を有する要部分解斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、第2スイッチ本体の1部断面を有する側面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、ケーブルカバー及び導電体を組付けたステータハウジングの斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、第1接続コネクタと第1中継コネクタとを接続した状態を示す要部概略断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す図面で、要部分解斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す図面で、要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース
1i 第1凹陥
1j 第2凹陥
3 コンビネーションスイッチ
3a 第1スイッチ本体
3b 第2スイッチ本体
3h 第1接続コネクタ
3j 第2接続コネクタ
6 フラットケーブル
7,19 ステータハウジング
9 滑りシート
14a,20a,22a 第1中継コネクタ
14b,20b,22b 第2中継コネクタ
14,20,22 導電体
17 ケーブルカバー
19b 上面
19a 収納溝
21 ステータハウジング
21b 外周面
22 導電体
R 回転コネクタ装置

Claims (5)

  1. ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥(1i)、第2凹陥(1j)を形成したベース(1)と、
    前記第1凹陥(1i)に装着される第1スイッチ本体(3a)と、
    前記第2凹陥(1j)に装着される第2スイッチ本体(3b)と、
    ステータハウジング(7)と該ステータハウジング(7)に対して回転自在に装着したロータハウジング(4)とで形成したハウジング内の収納空間(A)に巻回したフラットケーブル(6)によってステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置(R)と、を備えたコンビネーションスイッチ(3)において、
    前記第1及び第2スイッチ本体(3a,3b)は、前記第1及び第2凹陥(1i,1j)側方向に向けて第1及び第2接続コネクタ(3h,3j)を有し、
    前記第1スイッチ本体(3a)と第2スイッチ本体(3b)との間には、前記第1及び第2接続コネクタ(3h,3j)に嵌合して電気接続する第1及び第2中継コネクタ(14a,14b)を両端に有するケーブル(14d)で成る導電体(14)を配設し、
    前記導電体(14)は、回転コネクタ装置(R)のステータハウジング(7)に設けられ、
    前記ステータハウジング(7)は、前記導電体(14)を覆うケーブルカバー(17)を備えたことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチ。
  2. 前記請求項1記載の発明において、
    前記ケーブルカバー(17)は、前記ベース(1)又は前記ステータハウジング(7)の下側に設置するための係止部(17a)を有し、
    前記導電体(14)は、前記ケーブル(14d)を前記ケーブルカバー(17)内に配置し、前記第1及び第2中継コネクタ(14a,14b)は、前記第1及び第2スイッチ本体(3a,3b)の対向面に配設したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチ。
  3. 前記請求項1、又は2記載の発明において、前記第1及び第2中継コネクタ(14a,14b)は、基端部を前記ケーブルカバー(17)又はステータハウジング(7)の両端に上下及び横方向に移動可能に支持され、先端部をステータハウジング(7)の外周より外側に突出させて前記第1及び第2凹陥(1i,1j)の下方部位に配置したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチ。
  4. ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥(1i)、第2凹陥(1j)を形成したベース(1)と、
    前記第1凹陥(1i)に装着される第1スイッチ本体(3a)と、
    前記第2凹陥(1j)に装着される第2スイッチ本体(3b)と、
    ステータハウジング(7)と該ステータハウジング(7)に対して回転自在に装着したロータハウジング(4)とで形成したハウジング内の収納空間(A)に巻回したフラットケーブル(6)によってステアリングハンドル側と車体側とを電気的に接続する回転コネクタ装置(R)と、を備えたコンビネーションスイッチ(3)において、
    前記第1及び第2スイッチ本体(3a,3b)は、前記第1及び第2凹陥(1i,1j)側方向に向けて第1及び第2接続コネクタ(3h,3j)を有し、
    前記第1スイッチ本体(3a)と第2スイッチ本体(3b)との間には、前記第1及び第2接続コネクタ(3h,3j)に嵌合して電気接続する第1及び第2中継コネクタ(20a,20b)を両端に有するケーブル(20c)で成る導電体(20)を配設し、
    前記導電体(20)は、前記ベース(1)が有する回転コネクタ装置(R)のステータハウジング(19)に設けられ、
    該ステータハウジング(19)は、上面(19b)に前記導電体(20)を収納する収納溝(19a)を配設したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチ。
  5. 前記請求項記載の発明において、前記ステータハウジング(19)の収納溝(19a)は、前記回転コネクタ装置(R)のフラットケーブル(6)の下に敷設した滑りシート(9)で閉塞したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチ。
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