JP4494458B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
このようなパンツ型使い捨ておむつにおいては、例えば図25に示すように、身体に対するフィット性を高めるべく、外装シート12F,12Bを複数層のシート状通気性資材12,21,22の貼り合わせにより形成するとともに、シート状通気性資材12,21,22間に糸ゴム等の弾性伸縮部材15〜19を幅方向に沿って伸張した状態で挟持固定してなる構造が広く採用されている。シート状通気性資材の層間の貼り合わせはホットメルト接着剤等の接着剤による接着、あるいはヒートシールや超音波シールによる溶着により行われるのが一般的である。
そこで、本発明の主たる課題は、外装シートにおいてフィット性の低下を抑えつつ通気性及び柔軟性を向上させることにある。
<請求項1記載の発明>
腹側外装シートの両側部と、背側外装シートの両側部とが接合されて形成された筒状の胴回り部と、
前記腹側外装シート内面の幅方向中央部から前記背側外装シート内面の幅方向中央部までにわたり設けられた、排泄物を吸収する内装体とを備え、
前記腹側外装シートと背側外装シートとが股間側で連続しておらず、離間されているパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記腹側外装シート及び背側外装シートは、前記接合されるサイドシール部と同じ上下方向範囲に、上側から順にウエスト側端部、胴回り上端部、胴回り中間部、及び胴回り下端部を有しており、
前記腹側外装シート及び背側外装シートにおける前記ウエスト側端部及び胴回り下端部、並びに前記腹側外装シートにおける前記胴回り中間部及び前記背側外装シートにおける前記胴回り上端部は、二層のシート状通気性資材の貼り合わせにより形成されるとともにそれらシート状通気性資材間に弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で挟持固定されており、
前記腹側外装シートにおける前記胴回り上端部及び前記背側外装シートにおける前記胴回り中間部は、単層のシート状通気性資材からなり、弾性伸縮部材及びこれを固定するための接着剤を有しておらず、
前記サイドシール部のうち、前記ウエスト側端部及び胴回り下端部におけるシート状通気性資材の積層数が4層であり、前記胴回り上端部及び胴回り中間部におけるシート状通気性資材の積層数が3層である、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
本発明では、腹側外装シートにおける胴回り上端部及び背側外装シートにおける胴回り中間部は、単層のシート状通気性資材からなり、弾性伸縮部材及びこれを固定するための接着剤を有していないため、通気性及び柔軟性に優れるようになる。しかも、腹側外装シート及び背側外装シートにおけるウエスト側端部及び胴回り下端部が、複数層のシート状通気性資材の貼り合わせにより形成されるとともにそれらシート状通気性資材間に弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で挟持固定されているため、パンツ型使い捨ておむつにおいて最低限必要となるウエスト周り及び脚周りのフィット性については十分に確保することができる。
前記背側外装シートは、前記サイドシール部と同じ上下方向範囲の下側に延出する背側延出部を有しており、この背側延出部は、前記内装体と重なる幅方向中央部と、その両側に延出した臀部カバー部とを有しており、
前記背側延出部は、複数層のシート状通気性資材の貼り合わせにより形成されるとともにそれらシート状通気性資材間における少なくとも前記臀部カバー部に弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で挟持固定されており、
前記腹側外装シートの前記胴回り下端部における幅方向の収縮力が、前記背側外装シートの前記胴回り下端部及び背側延出部における幅方向の収縮力より強く、且つサイドシール部傾斜試験におけるサイドシール部傾斜角度が20度以下である、
請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
背側外装シートには、サイドシール部よりも下側に延出する背側延出部を設けると、この部分の両側の部分である臀部カバー部により臀部の下側の両側部を覆い隠すことができるため好ましい。また、この場合、延出部の両側部がぴらぴらと捲れないように、臀部カバー部に弾性伸縮部材を幅方向に沿って伸張した状態で設けるのが好ましい。
図1〜図9は、第1の形態のパンツ型使い捨ておむつを示している。このパンツ型使い捨ておむつは、装着者の胴回りのうち腹側を覆う腹側外装シート12Fと背側を覆う背側外装シート12Bとを有しており、腹側外装シート12Fの幅方向両側縁と背側外装シート12Bの幅方向両側縁とが、両者の重なる部分の上下方向全体にわたりヒートシールや超音波溶着等により溶着接合されて筒状の胴回り部100が形成されるように構成されている。符号12Aは両外装シート12F,12Bが溶着接合された部分であるサイドシール部を示している。サイドシール部12Aの溶着パターンは、公知のものを特に限定なく用いることができ、例えば縦方向又は斜め方向に沿う線状又は点状の接合部が上下方向に沿って所定の間隔を空けて一列又は複数列つらなるパターンや、接合部が上下方向に沿って一直線状に連続するパターン等を採用することができる。
腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bは、図4及び図5にも示すように一枚のシート状通気性資材12を2層構造となるように折り畳んで貼り合せてなるものであり、サイドシール部12Aと同じ上下方向範囲に、上側から順にウエスト側端部W、胴回り上端部U1、胴回り中間部U2、及び胴回り下端部U3を有している。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3に示されるように、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えている。液不透過性シート11の裏面側には、内装体200の裏面全体を覆うように、あるいは腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとの間に露出する部分全体を覆うように、股間部外装シート12Mを固定することもできる。また、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に、中間シート(セカンドシート)40を設けることができる。さらに、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に、身体側に起立するバリヤーカフス60,61を設けることができる。なお、図示しないが、内装体200の各構成部材は、ホットメルト接着剤などのベタ、ビードまたはスパイラル塗布などにより、適宜相互に固定することができる。また、内装体200は、メカニカルファスナーや粘着材を用い、外装シート12F,12Fに対して着脱自在に取り付けることもできる。
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂からなるフィルム材(防水フィルム)や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
バリヤーカフス60,61は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包被シート58とを有する。包被シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
70mm ≦ W1 < W2 ≦ 190mm …(1)
0.5 ≦ W1/W2 ≦ 0.85 …(2)
0mm ≦ L1−L2 ≦ 70mm …(3)
0mm ≦ L3−L4 ≦ 50mm …(4)
また、上記数値範囲にあると、股間部においてはバリヤーカフス60,61の取付部分65近傍に吸収体56が存在しないため、バリヤーカフス60,61の動きの自由度が増し、バリヤーカフス60,61が幅方向外側に開き易く、肌に対して面で当たりやすくなり、脚の動きに対するフィット面の追従性も向上する。前後両側においては内装体200側部の吸収体56が十分な範囲に存在するため、これを基点(支点)としてバリヤーカフス60,61の起立が安定する。前後両側から股間部に至る部分は、バリヤーカフス60,61が内装体200の幅方向両側縁を基準として幅方向内側に起立した姿勢から幅方向外側に開いていく変位部であり、このバリヤーカフス60,61の姿勢変化が内装体200側部まで存在する吸収体56により支えられ、バリヤーカフス60,61の全体的な起立形状が安定する。上記数値範囲を外れ、括れ部が大きくなりすぎると、股間部においてはバリヤーカフス60,61の自由度が高くなりすぎ、かえって脚周りに隙間ができ易くなるおそれがあり、また股間部の前後両側においても基点(支点)が無いためにバリヤーカフス60,61の起立が不安定になるおそれがある。逆に括れ部が小さくなりすぎると、バリヤーカフス60,61の自由度が低下するので好ましくない。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
包被シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパやクレープ紙等の紙素材、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
内装体200の裏面側には、製品外面に露出する股間部外装シート12Mが設けられている。この股間部外装シート12Mの素材としては、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bと同様のものを用いることができるが、より高強度の素材や消臭剤を含有するもの等、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bとは異なる素材を用いることもできる。具体的には、PP、PP/PE、PP/PET等の繊維からなる、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、エアーポイント不織布、スパンレース不織布、SMS不織布等の各種不織布、あるいはこれに消臭剤等を添加したもの等を用いることができる。
図11〜図13は、第2の形態のパンツ型使い捨ておむつを示している。上記第1の形態では、腹側外装シート12Fにおける胴回り中間部U2及び背側外装シート12Bにおける胴回り上端部U1は、単層のシート状通気性資材からなり、弾性伸縮部材及びこれを固定するための接着剤を有していないのに対して、第2の形態では、腹側外装シート12Fにおける胴回り中間部U2にも前述の19が設けられるとともに、背側外装シート12Bにおける胴回り上端部U1にも前述の15が設けられている点が相違するものである。
上記第1の形態のように、一枚のシート状通気性資材12をウエスト側及び股間側の両方で折り返して各外装シート12F,12Bの全体を2層構造に構成するのに代えて、図14及び図15に示すように、ウエスト側では、最外面を形成する一枚のシート状通気性資材12をウエスト側端縁で折り返して、各外装シート12F,12Bのウエスト側端部W等の必要部位を2層構造に構成し、股間側では、最外面を形成するシート状通気性資材12の内面側に別体のシート状通気性資材12Xを貼り合わせて、各外装シート12F,12Bの胴回り下端部U3等の必要部位を2層構造に構成することも提案される。この場合、シート状通気性資材12,12Xの端縁が各外装シート12F,12Bの股間側端縁において露出するが、他の部位には露出しない。つまり、特に剥がれや肌触りの悪化が発生し易いウエスト側端縁においては、各外装シートのシート状通気性資材の端縁が露出せずに済む。
上記第1の形態のように、内装体200の前端部201及び後端部202を、ウエスト側折り返し部分21とその外面側資材との間に挟み込んで固定するのに代えて、図16及び図17に示すように、各外装シート12F,12Bの幅方向中央に、幅方向に沿うスリット27,27をそれぞれ形成するとともに、内装体200の前端部201を腹側外装シート12Fのスリット27に通して腹側外装シート12Fの外面にホットメルト接着剤等により固定し、且つ内装体200の後端部202を背側外装シート12Bのスリット27に通して背側外装シート12Bの外面にホットメルト接着剤等により固定することも提案される。この場合、内装体200の前端縁及び後端縁に露出する内装体構成資材の端縁が、各外装シート12F,12Bの外面に位置するため、外装シート12F,12Bからの内装体200の剥がれや内装体200の前後端による肌触りの悪化を防止することができる。図示例は第1の形態の変形例であるが、第2及び第3の形態にも適用可能であり、特に第3の形態のように、外装シート12F,12Bのシート状通気性資材12間に挟み難い場合に好適である。
また、上記第1の形態のように、内装体200の前端部201及び後端部202を、ウエスト側折り返し部分21とその外面側資材との間に挟み込んで固定するのに代えて、図14及び図15に示すように、内装体200の前端部201及び後端部202を、腹側外装シート12Fの最内面及び背側外装シート12Bの最内面にそれぞれホットメルト接着剤等により接合するとともに、内装体の200前端部201からその前側及び幅方向両側に位置する腹側外装シート12Fの最内面部分までの部分にわたり一体的な前部カバーシート25をホットメルト接着剤等により貼り付け、且つ内装体200の後端部202からその後側及び幅方向両側に位置する背側外装シート12Bの最内面部分までの部分にわたり一体的な後部カバーシート26をホットメルト接着剤等により貼り付けることも提案される。この場合、内装体200の前端縁及び後端縁に露出する内装体構成資材の端縁を、前部及び後部カバーシートにより被覆し且つ各外装シート12F,12Bに対して押し付けることができるため、外装シート12F,12Bからの内装体200の剥がれや内装体200の前後端による肌触りの悪化を防止することができる。図からも判るように、本第5の形態は、特に第3の形態のように内装体200を外装シート12F,12Bのシート状通気性資材12間に挟み難い場合に好適であるが、第1及び第2の形態にも適用可能である。
第6の形態は、内装体200の改良に関するものである。図20〜図24に示すように、液不透過性シート11及び包被シート58の前後方向長さが第1〜第5の形態と比べて短くなっており、内装体200の前後端部201,202には液不透過性シート11及び包被シート58を有しない構造となっている。ただし、液不透過性シート11及び包被シート58は吸収体56よりも前後方向長さが長く、吸収体56の前側及び後側に延出されている。中間シート40は、第1〜第5の形態と同様に内装体200の前後端部201,202には存在していない。一方、表面シート30及び股間部外装シート12Mは内装体200の前後端部201,202まで延在しており、これら表面シート30及び股間部外装シート12Mが内装体200の前後端部201,202においてホットメルト接着剤等の接着剤31により幅方向全体にわたり接合されている。この構造からも判るように、股間部外装シート12Mは、内装体200の全長にわたって配置されることが好ましく、また、内装体200の前後端部201,202は不織布のみで構成されることが好ましい。なお、ここでいう「内装体の前後端部」とは、少なくとも外装シート12F,12Bに対する固定部分の一部を含む部分を意味し、例えば内装体200の前縁及び後縁から股間側にそれぞれ5〜15mm程度の部分とすることができる。
Claims (2)
- 腹側外装シートの両側部と、背側外装シートの両側部とが接合されて形成された筒状の胴回り部と、
前記腹側外装シート内面の幅方向中央部から前記背側外装シート内面の幅方向中央部までにわたり設けられた、排泄物を吸収する内装体とを備え、
前記腹側外装シートと背側外装シートとが股間側で連続しておらず、離間されているパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記腹側外装シート及び背側外装シートは、前記接合されるサイドシール部と同じ上下方向範囲に、上側から順にウエスト側端部、胴回り上端部、胴回り中間部、及び胴回り下端部を有しており、
前記腹側外装シート及び背側外装シートにおける前記ウエスト側端部及び胴回り下端部、並びに前記腹側外装シートにおける前記胴回り中間部及び前記背側外装シートにおける前記胴回り上端部は、二層のシート状通気性資材の貼り合わせにより形成されるとともにそれらシート状通気性資材間に弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で挟持固定されており、
前記腹側外装シートにおける前記胴回り上端部及び前記背側外装シートにおける前記胴回り中間部は、単層のシート状通気性資材からなり、弾性伸縮部材及びこれを固定するための接着剤を有しておらず、
前記サイドシール部のうち、前記ウエスト側端部及び胴回り下端部におけるシート状通気性資材の積層数が4層であり、前記胴回り上端部及び胴回り中間部におけるシート状通気性資材の積層数が3層である、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記背側外装シートは、前記サイドシール部と同じ上下方向範囲の下側に延出する背側延出部を有しており、この背側延出部は、前記内装体と重なる幅方向中央部と、その両側に延出した臀部カバー部とを有しており、
前記背側延出部は、複数層のシート状通気性資材の貼り合わせにより形成されるとともにそれらシート状通気性資材間における少なくとも前記臀部カバー部に弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で挟持固定されており、
前記腹側外装シートの前記胴回り下端部における幅方向の収縮力が、前記背側外装シートの前記胴回り下端部及び背側延出部における幅方向の収縮力より強く、且つサイドシール部傾斜試験におけるサイドシール部傾斜角度が20度以下である、
請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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