JP5008531B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
また、外装シートの胴回りには、身体に対するフィット性を向上させるために、糸ゴムが幅方向に沿って伸張した状態で、上下方向に間隔を空けて多数平行に取り付けられている。この糸ゴムの収縮力により外装シート自体が身体に押さえ付けられるとともに、外装シートの内側に取り付けられた内装体も身体に押さえ付けられる。
そこで、本発明の主たる課題は、内装体のウエスト側端部における身体へのフィット性を簡素な手段で効果的に向上させることにある。
<請求項1記載の発明>
液透過性表面シートと裏面側シートとの間に吸収体が介在されてなり、背側から股間部を通り腹側までを覆うように形成された内装体と、この内装体の外面における少なくとも前後のウエスト側端部に張り付けられ、少なくとも胴回りを覆うように形成された外装シートとを備えたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記内装体のウエスト側端部は、ウエスト側の縁が弧状の接着部分により外装シートに対して接着されるとともに、
前記外装シートにおける前記内装体接着部分においては、これを横断するように弾性伸縮部材が設けられていないか、又は弾性伸縮部材が設けられているものの伸縮しないように切断されており、
前記外装シートにおける前記内装体接着部分のウエスト側の部分に、ウエスト側弾性伸縮部材が胴回り方向に沿って伸張された状態で固定されるとともに、前記外装シートにおける前記内装体接着部分の幅方向両側の部分に、複数の側部弾性伸縮部材が胴回り方向に沿って伸張された状態で上下方向に間隔を空けて固定されており、
前記ウエスト側弾性伸縮部材による収縮量が前記側部弾性伸縮部材による収縮量よりも大きく、且つ前記側部弾性伸縮部材は股間側のものからウエスト側のものに向かうにつれて収縮量が大きくなるように構成されている、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
本発明のように、外装シートに対する内装体の接着部分の形状が、ウエスト側の縁が弧状であるとともに、内装体接着部分のウエスト側に位置するウエスト側弾性伸縮部材による収縮量が前記側部弾性伸縮部材による収縮量よりも大きく、且つ内装体接着部分の幅方向両側に位置する側部弾性伸縮部材は股間側のものからウエスト側のものに向かうにつれて収縮量が大きくなるように構成されていると、ウエスト側弾性伸縮部材及び側部弾性伸縮部材により内装体接着部分のウエスト側及び幅方向両側が身体に対して押し付けられるとともに、外装シートがウエスト側ほど収縮量が大きくなるため、内装体の接着部分が内側から見て舟形に窪み、内装体のウエスト側端部が身体に対して良好にフィットするようになる。よって、大きな仕様変更を要さずに内装体のウエスト側端部のフィット性を効果的に向上させることができる。
端部弾性伸縮部材が前記接着部分におけるウエスト側の縁に沿って伸張された状態で固定されている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
本項記載のように構成することによって、端部弾性伸縮部材の収縮力により、前述した舟形形状が弾性的に維持されるようになる。よって、身体に対するフィット性・追従性が向上し、背漏れや前漏れ防止効果がより一層のものとなる。
前記内装体は、ウエスト側端部の先端部に、吸収体を有さず且つ外装シートに対して接着されていないエンドフラップ部を有しており、このエンドフラップ部内に前記端部弾性伸縮部材が設けられている、請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
本項記載のように構成することによって、内装体のエンドフラップが身体側に起立し、排泄物の遮断壁を形成するようになる。よって、背漏れや前漏れ防止効果がより一層のものとなる。
前記内装体のウエスト側の縁が、前記接着部分のウエスト側の縁に沿う形状に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
本項記載のように構成されていると、外装シートに対する内装体のウエスト側端部の非接着部分が接着部分から不恰好に食み出ないため、フィット性、装着感及び外観がより一層のものとなる。
前記内装体の幅方向両側部に、股間側からウエスト側端部まで前後方向に沿って伸張された状態で前後方向弾性伸縮部材が固定されており、この前後方向弾性伸縮部材が前記内装体接着部分のウエスト側の縁まで延在している、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
本項記載のように、内装体の幅方向両側部に弾性伸縮部材を設けるとともに、この弾性伸縮部材を内装体接着部分のウエスト側の縁まで延在させることによっても、内装体を前述の船形形状に弾性的に維持できるようになる。
前記内装体の幅方向両側部に、身体側に起立する帯状のバリヤーカフスが前後方向に沿って内装体の前端から後端までにわたり設けられており、
このバリヤーカフスの前端部、後端部及びこれらの間の中間部分のうち、前端部及び後端部は起立しないように畳まれた状態で前記表面シートに対して固定されるとともに、中間部分は非固定とされ、且つ少なくともこの中間部分に前記前後方向弾性伸縮部材としての細長状弾性伸縮部材が前後方向に沿って伸張した状態で固定されている、請求項5記載のパンツ型使い捨ておむつ。
本項記載の発明は、汎用されているバリヤーカフスの細長状弾性伸縮部材を利用し、この弾性伸縮部材を内装体接着部分のウエスト側の縁まで延在させることにより、内装体を前述の船形形状に弾性的に維持するものである。
また、胴回り部100における腹側外装シート12Fの幅方向中央部内面に内装体200の前端部がホットメルト接着剤等により連結されるとともに、背側外装シート12Bの幅方向中央部内面に内装体200の後端部がホットメルト接着剤等により連結されており、腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとが股間側で連続しておらず、離間されている。この離間距離Yは150〜250mm程度とすることができる。腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとが股間側で連続し、全体として砂時計形状をなす一体的な外装シートを用いることもできる。
腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bは、図4及び図5にも示すように不織布等のシート12,12を2枚貼り合せてなり、胴回りに対するフィット性を高めるために、両シート12,12間に糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材15〜19が所定の伸張率で設けられているものである。不織布を用いる場合、その坪量は10〜30g/m2程度とするのが好ましい。不織布は、その原料繊維が何であるかは特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。また、細長状弾性伸縮部材15〜19としては、合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。各外装シート12F,12Bの両シート12,12の貼り合せや、その間に挟まれる細長状弾性伸縮部材15〜19の固定にはホットメルト接着またはヒートシールや超音波接着を用いることができる。
より詳細には、背側外装シート12Bは、接合部12Aと同じ上下方向範囲を占める背側本体部13と、この背側本体部13の下側に延出する背側延出部14とを有している。背側延出部14は、内装体200と重なる幅方向中央部14Mと、その両側に延出した臀部カバー部14Cとを有している。
背側延出部14の寸法は適宜定めることができるが、図6に示すように、臀部カバー部14Cの幅方向長さ14x(臀部カバー部14Cの幅方向外側の縁14eと内装体200の側縁との幅方向の最大離間距離)が80〜160mmであり、臀部カバー部14Cの上下方向の長さ14y(延出長さ)が30〜80mmであると、より好ましい。また、背側延出部14の幅方向に最も広い部位と上下方向に最も広い部位により定まる四角形の面積をSとすると、背側延出部14の面積はSに対して20〜80%、特に40〜60%程度であると、臀部の外観および装着感に優れるため、好ましい。
背側本体部13のウエスト部Wには、幅方向全体にわたり連続するように、複数の背側ウエスト部弾性伸縮部材17が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。また、背側ウエスト部弾性伸縮部材17のうち、背側本体部13の下側部分Uに隣接する領域に配設される1本または複数本については、内装体200と重なっていてもよいし、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けてもよい。この背側ウエスト弾性伸縮部材17としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸張率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。
また、背側本体部13の下側部分Uにおいては、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その上側および幅方向両側の各部位に、各部位の幅方向全体にわたり連続するように、複数の第1の細長状弾性伸縮部材15が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。
すなわち、腹側外装シート(腹側本体部)12Fのウエスト部Wおよび下側部分Uのうち、ウエスト部Wには、幅方向全体にわたり連続するように、複数の腹側ウエスト部弾性伸縮部材18が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。この腹側ウエスト部弾性伸縮部材18は、背側ウエスト部弾性伸縮部材17に対して、本数、太さ、伸張率、間隔、及び上下方向配置をできるだけ近づけるのが好ましいが、異ならしめることもでき、異ならしめる場合、本数の差は10本以下、好ましくは5本以下、太さの差は1880dtex以下、好ましくは470dtex以下、伸張率の差は100%以下、好ましくは40%以下、間隔の差は10mm以下、好ましくは5mm以下である。
第3の細長状弾性伸縮部材19としては、第1の細長状弾性伸縮部材15と、本数、太さ、伸張率、間隔、及び上下方向配置をできるだけ近づけるのが好ましいが、異ならしめることもでき、異ならしめる場合、本数の差は10本以下、好ましくは5本以下、太さの差は1880dtex以下、好ましくは470dtex以下、伸張率の差は100%以下、好ましくは40%以下、間隔の差は10mm以下、好ましくは5mm以下である。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図1〜図9に示される基本形態では長方形である。内装体200は、図3に示されるように、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えている。液不透過性シート11の裏面側には、内装体200の裏面全体を覆うように、あるいは腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとの間に露出する部分全体を覆うように、股間部外装シート12Mを固定することもできる。また、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に、中間シート(セカンドシート)40を設けることができる。さらに、吸収部20の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に、身体側に起立するバリヤーカフス60,61を設けることができる。なお、図示しないが、内装体200の各構成部材は、ホットメルト接着剤などのベタ、ビードまたはスパイラル塗布などにより、適宜相互に固定することができる。
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
液不透過性シート11は、防漏性を高めるために、吸収要素50の両側を回りこませて吸収要素50の表面シート30側面の両側部まで延在させるのが好ましい。これにより、内装体200の両側部の剛性が向上するという効果も得られる。この延在部の幅は、左右それぞれ5〜20mm程度が適当である。
バリヤーカフス60,61は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。
本実施の形態では、図4及び図5にも示すように、内装体200の左右各側において二重にバリヤーカフス60,61が設けられている。おむつを展開した状態では、図示のように、内側バリヤーカフス61は内装体200の側部から幅方向中央側に斜めに起立するものであり、外側バリヤーカフス60は、内側バリヤーカフス61の幅方向外側において内装体200の側部から起立するように設けられ、付け根側の部分は幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側の部分は幅方向外側に向かって斜めに起立するものである。
より詳細には、内側バリヤーカフス61は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のバリヤーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸張状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。細長状弾性伸縮部材63は、バリヤーシート62に対し、前後端部では固定されておらず、中間部においてバリヤーカフスが前後に伸縮するように固定されている。バリヤーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは420〜1120dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。また、図示しないが、二つに折り重ねたバリヤーシートの間に防水フィルムを介在させることもできる。
ただし、内側バリヤーカフス61についても、内側突出部分の先端部は幅方向外側に折り返される構造、具体的には内側バリヤーカフス61の高さ(突出部の幅方向長さ)の1/2以下、好ましくは1/3以下であれば、外側バリヤーカフス61と同様に先端側部分が幅方向外側に折り返され且つ付け根部側部分に固定される構造を採っても良い。
外側及び内側バリヤーカフス60,61の取付部分68,65の固定対象は、内装体200における表面シート30、液不透過性シート11、吸収要素50等適宜の部材とすることができ、またいずれか一方のバリヤーカフスを介して他方のバリヤーカフスを内装体200に対して固定することもできる。
なお、図示形態と異なり、外側及び内側バリヤーカフス60,61のいずれか一方のみを設けることもできる。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包被シート58とを有する。包被シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
70mm ≦ W1 < W2 ≦ 190mm …(1)
0.5 ≦ W1/W2 ≦ 0.85 …(2)
0mm ≦ L1−L2 ≦ 70mm …(3)
0mm ≦ L3−L4 ≦ 50mm …(4)
また、上記数値範囲にあると、股間部においてはバリヤーカフス60,61の取付部分65近傍に吸収体56が存在しないため、バリヤーカフス60,61の動きの自由度が増し、バリヤーカフス60,61が幅方向外側に開き易く、肌に対して面で当たりやすくなり、脚の動きに対するフィット面の追従性も向上する。前後両側においては内装体200側部の吸収体56が十分な範囲に存在するため、これを基点(支点)としてバリヤーカフス60,61の起立が安定する。前後両側から股間部に至る部分は、バリヤーカフス60,61が内装体200の幅方向両側縁を基準として幅方向内側に起立した姿勢から幅方向外側に開いていく変位部であり、このバリヤーカフス60,61の姿勢変化が内装体200側部まで存在する吸収体56により支えられ、バリヤーカフス60,61の全体的な起立形状が安定する。上記数値範囲を外れ、括れ部が大きくなりすぎると、股間部においてはバリヤーカフス60,61の自由度が高くなりすぎ、かえって脚周りに隙間ができ易くなるおそれがあり、また股間部の前後両側においても基点(支点)が無いためにバリヤーカフス60,61の起立が不安定になるおそれがある。逆に括れ部が小さくなりすぎると、バリヤーカフス60,61の自由度が低下するので好ましくない。
さらに、括れ部56N全体の前後方向長さL7は好ましくは80mm以上、特に好ましくは120〜260mmとされる。括れ部56Nの前後方向長さL7が短過ぎるとバリヤーカフス60,61の自由度が低下するとともに、吸収体56の脚周りに対するフィット性が低下して脚の動きを妨げるようになり、長すぎるとバリヤーカフス60,61の起立が安定しなくなる。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
包被シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
内装体200の裏面側には、製品外面に露出する股間部外装シート12Mが設けられている。この股間部外装シート12Mの素材としては、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bと同様のものを用いることができるが、より高強度の素材や消臭剤を含有するもの等、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bとは異なる素材を用いることもできる。具体的には、PP、PP/PE、PP/PET等の繊維からなる、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、エアーポイント不織布、スパンレース不織布、SMS不織布等の各種不織布、あるいはこれに消臭剤等を添加したもの等を用いることができる。
股間部外装シート12Mは、印刷や着色を行い、デザイン要素を備えたシートとしてもよい。さらに液不透過性シート11の外側(例えば液不透過性シート11と股間部外装シート12Mとの間)に、股間部外装シート12Mとは別部材の、印刷または着色を施したデザインシートを貼り付けても良い。デザイン要素を備えた股間部外装シート12Mとデザインシートとを併用する場合は、それぞれのデザインが重ならないように配置することが好ましい。
股間部外装シート12Mが幅方向側部から身体側面まで回り込み、バリヤーシート62の外面にホットメルト接着剤等により接着固定されていると、内装体200の両側部の剛性が向上する。このような形態においては、股間部外装シート12Mに剛度(コシ度)の高いシートを用いることが好ましい。具体的には、クラーク法(JISL1096 C法)によって測定される剛軟度の、シートのMD方向とCD方向との和が100mm以上、好ましくは150mm以上のシートを用いるとよい。
特徴的には、図10に示すように、内装体200の前端部及び後端部における腹側及び背側外装シート12F,12Bに対する接着部分201の形状が、股間側からウエスト側に向かって幅が狭まりつつ膨出する形状とされている。この接着部分201の形状は、本発明では、図示の半円状や、山状等のように、ウエスト側の縁が弧状をなしている形状とされる。特に、図12に示すように、内装体接着部分201を複数の矩形範囲の階段状に積み重ねることにより、上述の膨出形状を構成すると、製造における接着剤の塗布が容易になるため好ましい。
また、腹側及び背側外装シート12F,12Bにおける内装体接着部分201の幅方向両側の部分においては、内装体接着部分201の両側縁又はその近傍から、外装シート12F,12Bの幅方向両端部まで、第1〜第3の弾性伸縮部材15,16,19が胴回り方向に沿って伸張された状態で上下方向に間隔を空けて固定されている(以下、側部弾性伸縮部材ともいう)ものの、内装体接着部分201においては、内装体接着部分201の幅方向両側における弾性伸縮部材と連続して内装体接着部分201を横断するように設けられた第1〜第3の弾性伸縮部材15,16,19が切断され収縮力が作用しないようになっている。この切断方法としては、公知の方法(例えば特許文献4,5,6)を採用することができる。もちろん、該当範囲において切断を行わずに、弾性伸縮部材自体を設けない構造とすることもできる。
さらに、内装体接着部分201のウエスト側におけるウエスト側弾性伸縮部材17,18,15,19による収縮量が、内装体接着部分201の幅方向両側における側部弾性伸縮部材15,16,19による収縮量よりも大きく、且つ側部弾性伸縮部材15,16,19は股間側からウエスト側に向かうにつれて収縮量が大きく構成されている。この収縮量の大小は、伸縮部分(弾性伸縮部材が伸張状態で固定された部分)の胴回り方向(幅方向)の長さや、弾性伸縮部材の太さ、弾性伸縮部材の固定時伸張率により調整することができる。例えば、図示形態において、ウエスト側弾性伸縮部材17,18,15,19と側部弾性伸縮部材15,16,19とを比べた場合、前者の伸縮部分の長さがより長いため、収縮量は大きい。そして、前者の太さ及び固定時伸張率を後者以上とすることにより、収縮量をより大きくすることができる。また、特に図2、図8及び図9に示されるように、個々の側部弾性伸縮部材15,16,19を比べた場合、内装体接着部分201の形状に応じて、ウエスト側に向かうにつれて伸縮部分の長さがより長くなるため、太さ及び固定時伸張率を同一にしても、ウエスト側に向かうにつれて収縮量をより大きくすることができる。
このような端部弾性伸縮部材を設ける場合、図示例のように、内装体200におけるウエスト側端部の先端部に、吸収体56を有さず且つ外装シート12F,12Bに対して接着されていないエンドフラップ部203を確保し、このエンドフラップ部203内に端部弾性伸縮部材202を設けるのが好ましい。これにより、内装体200のエンドフラップ203が図11に二点鎖線で示されるように身体側に起立し、排泄物の遮断壁を形成するようになる。また、エンドフラップ203には、股間側からウエスト側に向かって幅が狭まりつつ膨出する形状の接着部分201に対応した形の、非接着部分(自由部分)が形成されているため、遮断壁は臀部や腹部の形状に沿うように、湾曲して起立する。よって、背漏れや前漏れ防止効果がより一層のものとなる。
また、非接着部がめくれた際の肌への付着を考慮し、接着剤を用いて接着する場合は、常温でのタックの少ない(あるいはタックの無い)接着剤を用いるのが好ましい。
Claims (6)
- 液透過性表面シートと裏面側シートとの間に吸収体が介在されてなり、背側から股間部を通り腹側までを覆うように形成された内装体と、この内装体の外面における少なくとも前後のウエスト側端部に張り付けられ、少なくとも胴回りを覆うように形成された外装シートとを備えたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記内装体のウエスト側端部は、ウエスト側の縁が弧状の接着部分により外装シートに対して接着されるとともに、
前記外装シートにおける前記内装体接着部分においては、これを横断するように弾性伸縮部材が設けられていないか、又は弾性伸縮部材が設けられているものの伸縮しないように切断されており、
前記外装シートにおける前記内装体接着部分のウエスト側の部分に、ウエスト側弾性伸縮部材が胴回り方向に沿って伸張された状態で固定されるとともに、前記外装シートにおける前記内装体接着部分の幅方向両側の部分に、複数の側部弾性伸縮部材が胴回り方向に沿って伸張された状態で上下方向に間隔を空けて固定されており、
前記ウエスト側弾性伸縮部材による収縮量が前記側部弾性伸縮部材による収縮量よりも大きく、且つ前記側部弾性伸縮部材は股間側のものからウエスト側のものに向かうにつれて収縮量が大きくなるように構成されている、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 端部弾性伸縮部材が前記接着部分におけるウエスト側の縁に沿って伸張された状態で固定されている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記内装体は、ウエスト側端部の先端部に、吸収体を有さず且つ外装シートに対して接着されていないエンドフラップ部を有しており、このエンドフラップ部内に前記端部弾性伸縮部材が設けられている、請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記内装体のウエスト側の縁が、前記接着部分のウエスト側の縁に沿う形状に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記内装体の幅方向両側部に、股間側からウエスト側端部まで前後方向に沿って伸張された状態で前後方向弾性伸縮部材が固定されており、この前後方向弾性伸縮部材が前記内装体接着部分のウエスト側の縁まで延在している、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記内装体の幅方向両側部に、身体側に起立する帯状のバリヤーカフスが前後方向に沿って内装体の前端から後端までにわたり設けられており、
このバリヤーカフスの前端部、後端部及びこれらの間の中間部分のうち、前端部及び後端部は起立しないように畳まれた状態で前記表面シートに対して固定されるとともに、中間部分は非固定とされ、且つ少なくともこの中間部分に前記前後方向弾性伸縮部材としての細長状弾性伸縮部材が前後方向に沿って伸張した状態で固定されている、請求項5記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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