JP5106990B2 - パンツ型使い捨ておむつ、及び使い捨て吸収性物品における伸縮部構造 - Google Patents
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Description
このようなシャーリング形成方法としては、オンラインで弾性部材若しくは外装シートのどちらか一方、又は弾性部材及び外装シートの両方にホットメルト等の接着剤を塗布し、その後、弾性部材を挟み込んだ状態でニップすることにより固着させるのが一般的である(例えば特許文献2〜4参照)。
また、外装シートと弾性部材とを機械的に挟み潰した状態で固定する技術も提案されている(特許文献5参照)。
そこで、本発明の主たる課題は、胴回りの締め付け力を装着者の体型に合わせて調節できる技術を提供することにある。
<請求項1記載の発明>
少なくとも胴回り部を有し、且つ胴回り部に内側層と外側層とを張り合わせた部分を有する外装シートと、
この外装シートの身体側に、幅方向中央に沿って設けられた、対象物を吸収し保持する内装体と、
前記胴回り部における前記内側層と外側層との間に、細長状弾性部材が胴回り方向に沿って伸張した状態で複数本平行に設けられており、
前記内側層と外側層とが、各前記細長状弾性部材の幅方向両側で各前記細長状弾性部材を介さずに接合されて接合部が形成されており、
各前記細長状弾性部材は、その幅方向一方側の接合部と幅方向他方側の接合部との間に挟まれて固定されている、パンツ型使い捨ておむつであって、
各前記細長状弾性部材は、一端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されるとともに、この一端部を除く他端側部分の全体は前記外装シートに対して移動可能とされ、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間において前記一端部方向に移動可能な状態で挟持固定され、この挟持固定部分を含む前記他端側部分の全体が、前記胴回り部における前記挟持固定部分と対応する伸縮領域の胴回り方向の伸張により、その伸張度合いに応じた距離だけ前記一端部側に引き込まれるとともに、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間に挟持固定されるように構成されており、
装着に際して前記胴回り部を広げたとき、胴回り部における伸縮領域が伸張し、その伸張度合いに応じた距離だけ前記細長状弾性部材の他端側部分の全体が一端部側に引き込まれるとともに、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間に挟持固定されることによって、装着者の体型に合うように、胴回りの自然長が拡大するとともに、装着時の前記細長状弾性部材の伸張量が低減するように構成されている、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
本発明は、細長状弾性部材がその幅方向両側における内側層及び外側層の接合部間に挟まれることにより、外装シートに対して摩擦力により固定される構造を基本とするものである。その上で、本発明では、細長状弾性部材の一端部が外装シートに対して移動不可能に固定されるとともに、この一端部を除く他端側部分のうち接合部間による挟持固定部分が、胴回り部における挟持固定部分と対応する伸縮領域の胴回り方向の伸張により、その伸張度合いに応じた距離だけ一端部側に引き込まれて固定されるようになっていることを特徴とする。このような構造を有するおむつでは、装着に際して手でおむつの胴回りを広げたときや、おむつを胴に通すことによりおむつの胴回りが広がるとき、胴回り部における伸縮領域が伸張し、その伸張度合いに応じた距離だけ細長状弾性部材が一端部側に引き込まれて固定されることを利用して、胴回りの自然長(胴回り方向に伸張も伸縮もしていない非伸縮状態における長さ)を拡大することにより、装着時の細長状弾性部材の伸張量を低減し、細長状弾性部材による締め付け力(引張応力)を装着者の体型に合わせて弱めることができる。しかも、この胴回りの自然長の拡大は個々の細長状弾性部材を有する部位において個別に行うことができるため、胴回りの締め付け力を上下方向の各部位において個別に調節することもできる。
前記伸縮領域を未伸張状態から最大伸張長さまで引き伸ばした後に非伸縮状態まで戻したときの伸張可能率が、前記伸縮領域の未伸張状態における伸張可能率の0.6〜0.95倍となるように構成されている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
胴回り部の伸張により細長状弾性部材が引き込まれる程度は適宜定めることができるが、通常の場合、本項記載の程度であるのが好ましい。ここで、伸張可能率とは、伸縮領域の自然長に対する伸縮領域の最大伸張長さの比を意味し、下記式(1)により表されるものである。なお、伸縮領域の自然長とは、伸縮領域が胴回り方向に伸張も伸縮もしていない非伸縮状態における胴回り方向の長さを意味するものであり、伸縮領域の最大伸張長さとは、胴回り方向に最大まで伸張させた状態の長さを意味し、伸縮領域における外装シートの胴回り方向の素材長さに等しいものである。
伸張可能率 = 最大長 / 自然長 × 100 ・・・(1)
前記胴回り部は、幅方向中央部が前記挟持固定部分を有しない非伸縮領域とされるとともに、この非伸縮領域の幅方向両側に位置する両側部が前記伸縮領域とされており、
各伸縮領域の前記細長状弾性部材は、各伸縮領域における幅方向外側の端部から幅方向中央側の端部まで延在されるとともに、各伸縮領域における幅方向外側の端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されている、
請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
パンツ型使い捨ておむつにおいては、胴回り部のうち内装体と重なる部分において細長状弾性部材を切断する等により、幅方向中央部を非伸縮領域とし、その両側を伸縮領域とする形態が一般的となっている。このような形態に対して本発明の細長状弾性部材の引き込み構造を適用する場合、本項記載のような構造を採用するのが好ましい。本項記載のように、各伸縮領域の細長状弾性部材は、各伸縮領域における幅方向外側の端部から幅方向中央側の端部まで延在されるとともに、各伸縮領域における幅方向外側の端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されていると、おむつ装着に際して伸縮領域を伸張したときには、各細長状弾性部材が幅方向中央側から外側の端部に向かって引き込まれる(ずれる)。また、細長状弾性部材の幅方向中央側の端部が伸縮領域内に位置しているため、幅方向中央側に位置する接合部間から順に細長状弾性部材が引き抜かれ、伸縮領域の幅(細長状弾性部材の挟持固定部分の幅)が狭まる。その結果、本項記載の発明では、伸縮領域の伸張可能率のみならず、伸縮領域の胴回り方向の長さが短くなることも加わって、胴回りの自然長が拡大し、装着時の細長状弾性部材による締め付け力を体型に合わせて弱くすることができる。
前記胴回り部は、幅方向中央部が前記挟持固定部分を有しない非伸縮領域とされるとともに、この非伸縮領域の幅方向両側に位置する両側部が前記伸縮領域とされており、
各伸縮領域の前記細長状弾性部材は、各伸縮領域における幅方向外側の端部から幅方向中央側の端部を通り越して前記非伸縮領域内まで延在されるとともに、各伸縮領域における幅方向外側の端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されている、
請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
前項記載の発明のように、細長状弾性部材の幅方向中央側の端部を伸縮領域内に位置させ、伸縮領域の縮小をも利用すると、締め付け力を低下できるものの、細長状弾性部材の引き抜きにより非伸縮領域となった部分は身体表面形状に対するフィット性が低下する。本項記載の発明はこの問題点を解決するものである。本項記載のように、各伸縮領域の細長状弾性部材は、各伸縮領域における幅方向外側の端部から幅方向中央側の端部を通り越して非伸縮領域内まで延在されるとともに、各伸縮領域における幅方向外側の端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されていると、おむつ装着に際して伸縮領域を伸張したときには、各細長状弾性部材が幅方向中央側から外側の端部に向かって引き込まれる(ずれる)。この際、細長状弾性部材の幅方向中央側の端部が非伸縮領域内に突出していると、この突出部分が引き込み代として予め確保されているため、細長状弾性部材のうち伸縮領域内に位置する部分が幅方向中央側から外側の端部に向かって引き込まれたとしても、非伸縮領域に位置する部分が伸縮領域に引き込まれて接合部間に挟まり固定され、伸縮領域の胴回り方向長さが維持されるようになる。その結果、本項記載の発明では、伸縮領域の幅(細長状弾性部材の挟持固定部分の幅)が狭まることなく、伸縮領域の伸張可能率のみによって胴回りの自然長が拡大し、装着時の細長状弾性部材による締め付け力を体型に合わせて弱くすることができる。
内側層と外側層との間に、細長状弾性部材がその長手方向に沿って伸張した状態で設けられてなる、使い捨て吸収性物品における伸縮部構造において、
前記内側層と外側層とが、前記細長状弾性部材の幅方向両側で前記細長状弾性部材を介さずに接合されて接合部が形成されており、
前記細長状弾性部材は、その幅方向一方側の接合部と幅方向他方側の接合部との間に挟まれて固定されており、
前記細長状弾性部材は、一端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されるとともに、この一端部を除く他端側部分の全体は前記外装シートに対して移動可能とされ、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間において前記一端部方向に移動可能な状態で挟持固定され、装着に際して、この挟持固定部分を含む前記他端側部分の全体が、前記挟持固定部分と対応する伸縮領域の前記細長状弾性部材の長手方向の伸張により、その伸張度合いに応じた距離だけ前記細長状弾性部材の他端側部分の全体が前記一端部側に引き込まれるとともに、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間に挟持固定され、それによって装着者の体型に合うように、前記細長状弾性部材の挟持固定部分における前記細長状弾性部材の長手方向の自然長が拡大するとともに、装着時の前記細長状弾性部材の伸張量が低減するように構成されている、
ことを特徴とする、使い捨て吸収性物品における伸縮部構造。
本項記載のように、上述した本発明の細長状弾性部材の引き込みによる自然長の調整は、パンツ型使い捨ておむつのシャーリングのみならず、他の使い捨て吸収性物品における伸縮部構造にも適用することができる。例えば、パンツ型の紙おむつにおけるバリヤーカフス、ガスケットカフス等の伸縮部の他、テープ式の紙おむつのウエストギャザーやバリヤーカフス、ガスケットカフス、伸縮テープ等の伸縮部にも適用でき、また、ナプキン等をも含む吸収性物品一般のバリヤーカフス、ガスケットカフスなどの伸縮部にも適用できる。
図1〜図9は、本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつを示している。このパンツ型使い捨ておむつは、装着者の胴回りのうち腹側を覆う腹側外装シート12Fと背側を覆う背側外装シート12Bとを有しており、腹側外装シート12Fの幅方向両側縁の接合部12Aと背側外装シート12Bの幅方向両側縁の接合部12Aとが、ヒートシールや超音波溶着等により接合されて筒状の胴回り部100が形成されるように構成されている。図示形態のように、背側外装シート12Bが接合部12Aよりも下側に延出している場合には、この部分までを含む上下方向範囲に一体的にヒートシール等の加工を施し、背側延出部14に延出接合部12Eを設けることができる。本実施形態では、これら接合部12A及び延出接合部12Eにより、後述する各細長状弾性部材15〜19の幅方向外側の端部が外装シート12F,12Bに対して移動不可能に固定される。
また、胴回り部100における腹側外装シート12Fの幅方向中央部内面に内装体200の前端部がホットメルト接着剤等により連結されるとともに、背側外装シート12Bの幅方向中央部内面に内装体200の後端部がホットメルト接着剤等により連結されている。図示例では、腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとが股間側で連続しておらず、離間されているが、離間せずに一体になっていてもよい。離間する場合は、この離間距離Yは150〜250mm程度とすることができる。
腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bは、図4及び図5にも示すようにそれぞれ不織布等からなる内シート(内側層)1A及び外シート(外側層)1Bを貼り合せてなり、胴回りに対するフィット性を高めるために、両シート1A,1B間に糸ゴム等の細長状弾性部材15〜19が胴回り方向に沿って伸張した状態で固定されているものである。
より詳細には、背側外装シート12Bは、接合部12Aと同じ上下方向範囲を占める背側本体部13と、この背側本体部13の下側に延出する背側延出部14とを有している。背側延出部14は、内装体200と重なる幅方向中央部14Mと、その両側に延出した臀部カバー部14Cとを有している。
背側延出部14の寸法は適宜定めることができるが、図6に示すように、臀部カバー部14Cの幅方向長さ14x(臀部カバー部14Cの幅方向外側の縁14eと内装体200の側縁との幅方向の最大離間距離)が80〜160mmであり、臀部カバー部14Cの上下方向の長さ14y(延出長さ)が30〜80mmであると、より好ましい。また、背側延出部14の幅方向に最も広い部位と上下方向に最も広い部位により定まる四角形の面積をSとすると、背側延出部14の面積はSに対して20〜80%、特に40〜60%程度であると、臀部の外観および装着感に優れるため、好ましい。
背側本体部13の上端部(ウエスト部)Wには、幅方向全体にわたり連続するように、複数の背側ウエスト部弾性部材17が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。また、背側本体部13の下側部分Uにおいては、幅方向中央を基準としてその幅方向両側の各部位に、各部位の幅方向全体にわたり連続するように、複数の第1の細長状弾性部材15が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。また、背側延出部14においては、幅方向中央を基準としてその幅方向両側の各部位に、各部位の幅方向全体にわたり連続するように、複数の第2の細長状弾性部材16が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。
なお、図示例は、第1〜第3の細長状弾性部材15,16,19を伸張した状態で腹側及び背側外装シート12F,12Bの幅方向全体にわたり取り付け、全体の伸張力を解放して外装シート12F,12Bを弛緩させ、すなわちシートが伸張も収縮もしていない非伸縮状態として、おむつの幅方向中央線CLに沿って弾性部材15,16,19を切断する形態を示している。図では左右両側の弾性部材15,16,19はおむつの幅方向中央側の端部が突き合わさり、間隔が殆ど無いが、弾性部材15,16,19の切断端部は伸張力が開放されて所定の距離だけ移動し、左右両側の弾性部材15,16,19間に適宜の間隔(例えば内装体200と重なる部分の幅程度)を形成することができる。
特に本実施形態では、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bの各々において、幅方向中央部(内装体200と外装シート12F,12Bとが重なる領域)が、接合部3,3を有しない非伸縮領域X2とされるとともに、この非伸縮領域X2の幅方向両側に位置する両側部が接合部3,3間による弾性部材15,16,19の挟持固定部分と対応する伸縮領域X1とされている。
また、図10に示すように、間隔拡大領域45を設けずに、基本領域44を弾性部材15,16,19の長手方向(MD方向)全体にわたり連続的に設けることもできる。
上述した第1〜第3の細長状弾性部材15,16,19の固定構造は、例えば図13に示す装置により形成することができる。すなわち、図13は伸縮部形成装置の例を示しており、超音波振動源5と、この超音波振動源5に連結され、超音波振動源5からの振動振幅を増大させるホーン6と、このホーン6に対向配置されたアンビルロール7と、を備えている。超音波振動源5は加圧アーム(図示せず)に固定されており、高さ調節が可能となっている。また、アンビルロール7の前後には、連続シート4の弛み等の防止ためのガイドロール8,9が配設されている。連続シート4は、内シート(内側層)1Aと外シート(外側層)1Bとの間に、平行に並べた複数の弾性部材2,2…(前述の第1〜第3の細長状弾性部材15,16,19に相当する)が挟みこまれた状態で、ホーン6とアンビルロール7との間に通される。なお、図では上部に内シート1A、下部に外シート1Bが位置しているが、下部に内シート1A、上部に外シート1Bを位置させてもよい。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図5に示されるように、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えている。液不透過性シート11の裏面側には、内装体200の裏面全体を覆うように、あるいは腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとの間に露出する部分全体を覆うように、股間部外装シート12Mを固定することもできる。また、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に、中間シート(セカンドシート)40を設けることができる。さらに、吸収部20の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に、身体側に起立するバリヤーカフス60,61を設けることができる。なお、図示しないが、内装体200の各構成部材は、ホットメルト接着剤などのベタ、ビードまたはスパイラル塗布などにより、適宜相互に固定することができる。また、内装体200は、メカニカルファスナーや粘着材を用い、外装シート20に対して着脱自在に取り付けることもできる。
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
バリヤーカフス60,61は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。
本実施の形態では、図3及び図4にも示すように、内装体200の左右各側において二重にバリヤーカフス60,61が設けられている。おむつを展開した状態では、図示のように、内側バリヤーカフス61は内装体200の側部から幅方向中央側に斜めに起立するものであり、外側バリヤーカフス60は、内側バリヤーカフス61の幅方向外側において内装体200の側部から起立するように設けられ、付け根側の部分は幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側の部分は幅方向外側に向かって斜めに起立するものである。
より詳細には、内側バリヤーカフス61は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のバリヤーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性部材63を長手方向に沿って伸張状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。細長状弾性部材63は、バリヤーシート62に対し、前後端部では固定されておらず、中間部においてバリヤーカフスが前後に伸縮するように固定されている。バリヤーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは420〜1120dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。また、図示しないが、二つに折り重ねたバリヤーシートの間に防水フィルムを介在させることもできる。
なお、図示形態と異なり、外側及び内側バリヤーカフス60,61のいずれか一方のみを設けることもできる。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包被シート58とを有する。包被シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
70mm ≦ W1 < W2 ≦ 190mm …(1)
0.5 ≦ W1/W2 ≦ 0.85 …(2)
0mm ≦ L1−L2 ≦ 70mm …(3)
0mm ≦ L3−L4 ≦ 50mm …(4)
また、上記数値範囲にあると、股間部においてはバリヤーカフス60,61の取付部分65近傍に吸収体56が存在しないため、バリヤーカフス60,61の動きの自由度が増し、バリヤーカフス60,61が幅方向外側に開き易く、肌に対して面で当たりやすくなり、脚の動きに対するフィット面の追従性も向上する。前後両側においては内装体200側部の吸収体56が十分な範囲に存在するため、これを基点(支点)としてバリヤーカフス60,61の起立が安定する。前後両側から股間部に至る部分は、バリヤーカフス60,61が内装体200の幅方向両側縁を基準として幅方向内側に起立した姿勢から幅方向外側に開いていく変位部であり、このバリヤーカフス60,61の姿勢変化が内装体200側部まで存在する吸収体56により支えられ、バリヤーカフス60,61の全体的な起立形状が安定する。上記数値範囲を外れ、括れ部が大きくなりすぎると、股間部においてはバリヤーカフス60,61の自由度が高くなりすぎ、かえって脚周りに隙間ができ易くなるおそれがあり、また股間部の前後両側においても基点(支点)が無いためにバリヤーカフス60,61の起立が不安定になるおそれがある。逆に括れ部が小さくなりすぎると、バリヤーカフス60,61の自由度が低下するので好ましくない。
さらに、括れ部56N全体の前後方向長さL7は好ましくは80mm以上、特に好ましくは120〜260mmとされる。括れ部56Nの前後方向長さL7が短過ぎるとバリヤーカフス60,61の自由度が低下するとともに、吸収体56の脚周りに対するフィット性が低下して脚の動きを妨げるようになり、長すぎるとバリヤーカフス60,61の起立が安定しなくなる。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
包被シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
内装体200の裏面側には、製品外面に露出する股間部外装シート12Mが設けられている。この股間部外装シート12Mの素材としては、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bと同様のものを用いることができるが、より高強度の素材や消臭剤を含有するもの等、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bとは異なる素材を用いることもできる。具体的には、PP、PP/PE、PP/PET等の繊維からなる、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、エアーポイント不織布、スパンレース不織布、SMS不織布等の各種不織布、あるいはこれに消臭剤等を添加したもの等を用いることができる。
股間部外装シート12Mは、印刷や着色を行い、デザイン要素を備えたシートとしてもよい。前述のデザインシートと併用する場合は、それぞれのデザインが重ならないように配置することが好ましい。
股間部外装シート12Mとして伸縮不織布を用い、内装体200の長手方向に伸長して貼り付けると、股間部のフィット性が向上するため好ましい。
股間部外装シート12Mが幅方向側部から身体側面まで回り込み、バリヤーシート62の外面にホットメルト接着剤等により接着固定されていると、内装体200の両側部の剛性が向上する。このような形態においては、股間部外装シート12Mに剛度(コシ度)の高いシートを用いることが好ましい。具体的には、クラーク法(JISL1096 C法)によって測定される剛軟度の、シートのMD方向とCD方向との和が100mm以上、好ましくは150mm以上のシートを用いるとよい。
Claims (5)
- 少なくとも胴回り部を有し、且つ胴回り部に内側層と外側層とを張り合わせた部分を有する外装シートと、
この外装シートの身体側に、幅方向中央に沿って設けられた、対象物を吸収し保持する内装体と、
前記胴回り部における前記内側層と外側層との間に、細長状弾性部材が胴回り方向に沿って伸張した状態で複数本平行に設けられており、
前記内側層と外側層とが、各前記細長状弾性部材の幅方向両側で各前記細長状弾性部材を介さずに接合されて接合部が形成されており、
各前記細長状弾性部材は、その幅方向一方側の接合部と幅方向他方側の接合部との間に挟まれて固定されている、パンツ型使い捨ておむつであって、
各前記細長状弾性部材は、一端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されるとともに、この一端部を除く他端側部分の全体は前記外装シートに対して移動可能とされ、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間において前記一端部方向に移動可能な状態で挟持固定され、この挟持固定部分を含む前記他端側部分の全体が、前記胴回り部における前記挟持固定部分と対応する伸縮領域の胴回り方向の伸張により、その伸張度合いに応じた距離だけ前記一端部側に引き込まれるとともに、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間に挟持固定されるように構成されており、
装着に際して前記胴回り部を広げたとき、胴回り部における伸縮領域が伸張し、その伸張度合いに応じた距離だけ前記細長状弾性部材の他端側部分の全体が一端部側に引き込まれるとともに、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間に挟持固定されることによって、装着者の体型に合うように、胴回りの自然長が拡大するとともに、装着時の前記細長状弾性部材の伸張量が低減するように構成されている、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記伸縮領域を未伸張状態から最大伸張長さまで引き伸ばした後に非伸縮状態まで戻したときの伸張可能率が、前記伸縮領域の未伸張状態における伸張可能率の0.6〜0.95倍となるように構成されている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記胴回り部は、幅方向中央部が前記挟持固定部分を有しない非伸縮領域とされるとともに、この非伸縮領域の幅方向両側に位置する両側部が前記伸縮領域とされており、
各伸縮領域の前記細長状弾性部材は、各伸縮領域における幅方向外側の端部から幅方向中央側の端部まで延在されるとともに、各伸縮領域における幅方向外側の端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されている、
請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記胴回り部は、幅方向中央部が前記挟持固定部分を有しない非伸縮領域とされるとともに、この非伸縮領域の幅方向両側に位置する両側部が前記伸縮領域とされており、
各伸縮領域の前記細長状弾性部材は、各伸縮領域における幅方向外側の端部から幅方向中央側の端部を通り越して前記非伸縮領域内まで延在されるとともに、各伸縮領域における幅方向外側の端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されている、
請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 内側層と外側層との間に、細長状弾性部材がその長手方向に沿って伸張した状態で設けられてなる、使い捨て吸収性物品における伸縮部構造において、
前記内側層と外側層とが、前記細長状弾性部材の幅方向両側で前記細長状弾性部材を介さずに接合されて接合部が形成されており、
前記細長状弾性部材は、その幅方向一方側の接合部と幅方向他方側の接合部との間に挟まれて固定されており、
前記細長状弾性部材は、一端部が前記外装シートに対して移動不可能に固定されるとともに、この一端部を除く他端側部分の全体は前記外装シートに対して移動可能とされ、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間において前記一端部方向に移動可能な状態で挟持固定され、装着に際して、この挟持固定部分を含む前記他端側部分の全体が、前記挟持固定部分と対応する伸縮領域の前記細長状弾性部材の長手方向の伸張により、その伸張度合いに応じた距離だけ前記細長状弾性部材の他端側部分の全体が前記一端部側に引き込まれるとともに、この他端側部分における前記接合部間に位置する部分が前記接合部間に挟持固定され、それによって装着者の体型に合うように、前記細長状弾性部材の挟持固定部分における前記細長状弾性部材の長手方向の自然長が拡大するとともに、装着時の前記細長状弾性部材の伸張量が低減するように構成されている、
ことを特徴とする、使い捨て吸収性物品における伸縮部構造。
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