JP3837329B2 - 安否確認方法及び安否確認システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、安否確認方法及び安否確認システムに係り、より詳しくは、遠隔地における人の安否を確認できる安否確認方法及び安否確認システム関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、少子高齢化が進んでおり、この傾向は今後も続くものと予想されている。これに伴って、増加する1人暮しの高齢者のサポートやケアを、どのように行うのかが問題となってきており、このような高齢者のサポートやケアを行うサービスに対する要求は年々高まっている。
【0003】
このような要求に応えるべく、被確認者の安否を遠隔地において確認することができる安否確認サービスが提供されている。この安否確認サービスの代表的な形態として、被確認者の自宅内に設けられた家庭用電気製品(以下、単に「家電製品」ともいう。)の操作状況を示す情報をセンタに設けられたサーバに逐次蓄積していき、当該情報を確認者により設定された所定時間に当該確認者に対して送信するサービスと、確認者が上記サーバに蓄積された情報をインターネットを介して参照するサービスと、の2つのサービスを提供するものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の安否確認サービスでは、任意の時間に被確認者の安否を確認するためにサーバに蓄積された情報をインターネットを介して参照した際に、例えば、被確認者が外出中であったり、就寝中である場合等、その時点以前の長時間に亘り家電製品が操作されなかった場合には安否を確認することができず、家電製品が操作されるまで上記サーバに何度もアクセスしなければならないため、多大な労力と通信費用を要する、という問題点があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、多大な労力及び通信費用を要することなく安否を確認することができる安否確認方法及び安否確認システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の安否確認システムは、安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられているホームネットワークに接続され、インターネットを介して自宅外から遠隔操作可能な家庭用電気製品と、前記家庭用電気製品が操作されたときに、前記家庭用電気製品から送信される操作情報を受信する操作情報受信手段と、前記操作情報受信手段で前記操作情報を受信したときに、前記家庭用電気製品の操作を通知する所定情報を情報端末装置に送信する所定情報送信手段と、前記操作情報受信手段で前記操作情報を受信したときに前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを予約指示する指示情報を、前記情報端末装置から受信する指示情報受信手段と、前記指示情報受信手段で受信した前記指示情報により予約指示されたことがセットされる記憶手段と、前記操作情報受信手段で受信した前記操作情報のうち、自宅外から遠隔操作による操作かどうかを判断し、前記遠隔操作であった場合、受信した前記操作情報を無効とする無効手段と、前記所定情報送信手段は、前記記憶手段に予約指示がセットされたとき以降において、前記操作情報受信手段で受信し、かつ前記無効手段で無効とならなかった前記所定情報に基づいて前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の安否確認システムによれば、操作情報受信手段により、安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられている家庭用電気製品が操作されたことを示す操作情報が受信される。なお、上記操作情報には、上記家庭用電気製品の駆動状態を変更するように操作されたことを示す情報、当該家庭用電気製品の電源スイッチが操作されたことを示す情報、当該家庭用電気製品のドアが開けられたこと、又は閉められたことを示す情報が含まれる。また、上記家庭用電気製品には、空気調和機、空気清浄機、冷蔵庫、電子レンジ、照明器、テレビ、オーディオ機器等が含まれる。
【0009】
すなわち、本発明では、所定の情報端末装置から上記指示情報を受信することを以て、それ以降に家庭用電気製品が操作されて上記操作情報を受信したときに上記所定情報を当該情報端末装置に送信することを予約するようにしている。この予約によって、それ以降、家庭用電気製品が操作されたときには自動的に所定情報が情報端末装置に送信されるので、被確認者の安否を確認したい確認者は、情報端末装置に送信された所定情報を参照することにより、安否確認装置にアクセスすることなく被確認者の安否を確認することができるようになり、従来技術における家庭用電気製品が操作されるまで何度もアクセスしなければならず、多大な労力と通信費用を要する、という問題点を回避することができる。
【0010】
なお、上記情報端末装置には、パーソナル・コンピュータ、PDA(Personal Data Assistants;個人向け携帯型情報通信機器)、携帯電話器等が含まれる。
【0011】
このように、請求項1に記載の安否確認装置によれば、現時点以降、安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられている家庭用電気製品が操作されたことを示す操作情報を受信したときに所定情報を送信することを指示する指示情報を所定の情報端末装置から受信し、かつこれ以降に操作情報を受信したとき、上記情報端末装置に対して上記所定情報を送信しているので、多大な労力及び通信費用を要することなく安否を確認することができる。
【0012】
ところで、本発明の家庭用電気製品が稼働時において頻繁に操作されるようなものである場合には、本発明において所定情報の送信を予約した後、当該所定情報が情報端末装置に頻繁に送信されることになるが、この送信は1回のみで十分である。
【0013】
そこで、請求項2記載の安否確認システムは、請求項1に記載の発明において、前記所定情報送信手段によって前記所定情報を送信した後に、前記記憶手段に記憶した予約指示がリセットされ、それ以降の前記所定情報送信手段からの前記所定情報の送信を中止する送信中止手段を更に備えたものである。
【0014】
請求項2に記載の安否確認システムによれば、送信中止手段により、本発明の所定情報送信手段によって上記所定情報が送信された後に、それ以降の当該所定情報の送信が中止される。
【0015】
すなわち、本発明では、上記所定情報を情報端末装置に送信する回数を1回に制限しており、これによって家庭用電気製品の操作毎に上記所定情報が情報端末装置に送信されることを防止し、所定情報の無駄な送信を防止するようにしている。
【0016】
このように、請求項2に記載の安否確認システムによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、所定情報を送信した後に、それ以降の当該所定情報の送信を中止しているので、所定情報の無駄な送信を防止できる。
【0017】
また、請求項3記載の安否確認システムは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記所定情報は、操作された家庭用電気製品の名称を示す製品名情報、当該家庭用電気製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び前記被確認者の名前を示す名前情報の少なくとも1つを含めたものである。
【0018】
請求項3に記載の安否確認システムによれば、上記指示情報を受信したとき以降に上記操作情報を受信したとき、所定情報送信手段により情報端末装置に対して、操作された家庭用電気製品の名称を示す製品名情報、当該家庭用電気製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び前記被確認者の名前を示す名前情報の少なくとも1つが含まれた所定情報が送信される。
【0019】
このように、請求項3に記載の安否確認システムによれば、請求項1又は請求項2に記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、所定情報に、操作された家庭用電気製品の名称を示す製品名情報、当該家庭用電気製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び被確認者の名前を示す名前情報の少なくとも1つを含めて情報端末装置に送信しているので、確認者は情報端末装置によって受信された所定情報を参照することにより、家庭用電気製品の操作に関する状況を、より詳細に把握できる。
【0023】
なお、上記操作情報に基づく情報は、操作情報そのものであってもよいし、操作情報に含まれる情報のうちの一部や、操作情報を受信した日時を示す情報等であってもよい。また、上記記憶手段には、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Flash EEPROM)等の記憶素子、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)、光磁気ディスク、磁気テープ等の可搬記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続されたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置等を用いることができる。
【0028】
ところで、最近の家庭用電気製品には、通信回線を介して外部から作動を制御することができるものが多数存在する。しかしながら、この種の家庭用電気製品が通信回線を介して外部から操作されたときには、自宅内に居る被確認者によって操作されたものではないので、このときに受信された操作情報を自宅内における被確認者の安否確認のために用いることはできない。
【0031】
このように、請求項1乃至請求項3に記載の安否確認システムによれば、家庭用電気製品が被確認者の自宅外から操作することができるものであり、かつ当該家庭用電気製品が自宅外から操作されたときに、受信された操作情報を無効としているので、自宅内に居る被確認者によって家庭用電気製品が操作されたときの操作情報のみを有効な情報として用いることができ、この結果として被確認者の安否確認を高精度に行うことができる。
【0034】
なお、上記ホーム・ネットワークには、エコーネット(ECHONET)、HomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)が含まれる。
【0035】
一方、上記目的を達成するために、請求項4記載の安否確認方法は、安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられているホームネットワークに接続され、インターネットを介して自宅外から遠隔操作可能な家庭用電気製品が操作されたときに、前記家庭用電気製品から送信される操作情報を受信する操作情報受信ステップと、前記操作情報受信ステップで前記操作情報を受信したときに、前記家庭用電気製品の操作を通知する所定情報を情報端末装置に送信する所定情報送信ステップと、前記操作情報受信ステップで前記操作情報を受信したときに前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを予約指示する指示情報を、前記情報端末装置から受信する指示情報受信ステップと、前記指示情報受信ステップで受信した前記指示情報により、前記所定情報を前記情報端末装置に送信することが予約される予約ステップと、前記操作情報のうち、自宅外から遠隔操作による操作かどうかを判断し、前記遠隔操作であった場合、受信した前記操作情報を無効とする無効ステップと、を有し、前記所定情報送信ステップは、前記予約ステップで前記所定情報を前記情報端末装置に送信することが予約されたとき以降において、前記操作情報受信ステップで受信し、かつ前記無効ステップで無効とならなかった前記所定情報に基づいて前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを特徴とする。
【0036】
従って、請求項4に記載の安否確認方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、多大な労力及び通信費用を要することなく安否を確認することができる。
【0037】
また、請求項5記載の安否確認方法は、請求項4に記載の発明において、前記所定情報送信ステップによって前記所定情報を送信した後に前記予約ステップでの予約が解消され、それ以降の前記所定情報送信ステップからの前記所定情報の送信を中止する送信中止ステップを更に有することを特徴とする。
【0038】
従って、請求項5に記載の安否確認方法によれば、請求項4記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、請求項2記載の発明と同様に作用するので、請求項2記載の発明と同様に、所定情報の無駄な送信を防止できる。
【0039】
また、請求項6記載の安否確認方法は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記所定情報に、操作された家庭用電気製品の名称を示す製品名情報、当該家庭用電気製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び前記被確認者の名前を示す名前情報の少なくとも1つを含めたものである。
【0040】
従って、請求項6に記載の安否確認方法によれば、請求項4又は請求項5記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、請求項3記載の発明と同様に作用するので、請求項3記載の発明と同様に、確認者は情報端末装置によって受信された所定情報を参照することにより、家庭用電気製品の操作に関する状況を、より詳細に把握できる。
【0046】
従って、請求項4乃至請求項6に記載の安否確認方法によれば、自宅内に居る被確認者によって家庭用電気製品が操作されたときの操作情報のみを有効な情報として用いることができ、この結果として被確認者の安否確認を高精度に行うことができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係る安否確認システム10の概要を説明する。
【0056】
同図に示すように、本実施の形態に係る安否確認システム10では、安否確認の対象とする被確認者の自宅に設けられている所定の家電製品(同図では、冷蔵庫を例示。)が操作された際に、少なくとも当該家電製品の名称を示す製品名情報、及び操作状態を示す操作状態情報が含まれた操作情報がメールサーバとしての機能を有するサーバに送信される。
【0057】
一方、被確認者の安否を確認したい確認者は、所持している携帯情報端末(本実施の形態では、携帯電話器)を用いて、その時点以降に操作情報を家電製品から受信したときに操作通知情報(本発明の「所定情報」に相当。)を当該携帯情報端末に対して送信することを指示する指示情報をサーバに送信する。
【0058】
サーバは、上記指示情報を受信すると、メール送信予約フラグをセットする。これによって、操作通知情報の電子メールによる送信の予約が為されたことになる。なお、この際の指示情報のサーバへの送信は、携帯情報端末に搭載されているブラウザから、インターネットを介して、当該サーバに設けられたCGI(Common Gateway Interface)を利用して行われる。
【0059】
ここで、上記家電製品が被確認者によって操作され、上記操作情報がサーバに送信されると、サーバは、アプリケーション・プログラムにより、メール送信予約フラグがセットされているか否かを判定し、セットされている場合には、受信した操作情報に基づく情報である操作状況情報を時系列データファイルに記憶すると共に、指示情報の送信元である携帯情報端末に対して上記操作通知情報をインターネットを介して電子メールにて送信した後、メール送信予約フラグをリセットする一方、メール送信予約フラグがリセットされている場合には、上記操作通知情報の送信を行うことなく、上記操作状況情報を時系列データファイルに記憶する。
【0060】
以上のような仕組みにより、確認者は、携帯情報端末を介して上記指示情報をサーバに送信するのみにより、それ以降、被確認者の自宅内に設けられている家電製品が操作されたことを自動的に確認することができ、多大な労力及び通信費用を要することなく被確認者の安否を確認することができる。
【0061】
なお、以上のような、被確認者の自宅に設けられている所定の家電製品が操作されたときに、操作通知情報を携帯情報端末に電子メールによって送信するサービスを、以下では、「メール送信予約サービス」という。
【0062】
また、本実施の形態に係る安否確認システム10は、時系列データファイルに蓄積した操作状況情報に基づく情報を確認者により指定された所定時刻に当該確認者が所有する携帯情報端末に対して電子メールとして送信する「定時メール送信サービス」と、確認者がサーバに蓄積された操作状況情報をインターネットを介して参照することができる「情報参照サービス」と、の2つのサービスも提供している。
【0063】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る安否確認システム10の具体的な構成について説明する。同図に示すように、本実施の形態に係る安否確認システム10は、各被確認者の自宅内に構築されたホーム・ネットワーク20に設けられているホーム・サーバ22が、モデム、ルータ、TA(Terminal Adapter)等の接続装置70を介してインターネット12に接続されて構成されている。
【0064】
本実施の形態では、上記ホーム・ネットワーク20として、エコーネットが適用された場合について説明する。なお、エコーネットは、伝送メディアとして既存の電灯線及び無線を使用することにより、配線工事を不要とすると共に、低コストで既築住宅に構築することができるネットワークである。
【0065】
本実施の形態に係るホーム・ネットワーク20は、図2に示すように、各被確認者の自宅内に既設の電灯線28を介して、ホーム・サーバ22と、エコーネットに接続可能なテレビTV、照明器LT、冷蔵庫RF等の各種家電製品と、が接続されて構成されている。従って、テレビTV、照明器LT等の電灯線28に接続された各種家電製品は、ホーム・サーバ22によって作動を制御することができると共に、ホーム・サーバ22は、各家電製品が操作されたときに操作情報を当該家電製品から受信することができる。
【0066】
なお、電灯線28に接続された家電製品は、インターネット12に接続された情報端末装置(後述する携帯電話器30も含む。)により、ホーム・サーバ22を介して遠隔操作することが可能とされており、ホーム・サーバ22は、当該家電製品に対する操作が遠隔操作によるものであるか否かを把握することができる。また、本実施の形態に係るホーム・サーバ22は、メールサーバとしての機能も有している。
【0067】
なお、ホーム・サーバ22には、各種情報を入力するためのキーボード、マウス等の入力装置、各種メニュー画面や処理結果等を表示するためのディスプレイ、及び各種情報を印刷するためのプリンタが備えられているが、このハードウェア構成は一般的なものであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0068】
一方、インターネット12には、各国又は各地域の電話会社が構築・提供する公衆電話網14がゲートウェイ・システム50によって相互接続されている。なお、公衆電話網14には、例えば、PSTN(Public Switched Telephone Network)やISDN(Integrated Services Digital Network)が含まれる。
【0069】
また、電話網として、さらに、PHS(Personal Handy-phone System)やPDC(Personal Digital Cellular)など各種形式の無線電話網14A、14Bを含んでいる。なお、無線電話網14A、14Bは、携帯電話器30に対するデータの送受信機能、発信番号の認証機能等の機能サービスを提供することができる。
【0070】
なお、安否確認システム10で対象としている携帯電話器30は、上記電話会社によって提供されるインターネット接続サービスに対応したものとされており、携帯電話器30は、インターネット12に接続されている情報端末装置(ホーム・サーバ22も含む。)との間で各種情報の授受を行うことができる。
【0071】
すなわち、携帯電話器30の各々には、WWWブラウザがインストールされており、このWWWブラウザを起動することにより、インターネット12に接続されたWWWサーバとして機能するサーバに任意にアクセスすることができる。このとき、アクセス位置はURL(Uniform Resource Locator)で指定される。
【0072】
従って、インターネット12と、無線電話網14A又は無線電話網14Bとを通信回線として利用すると共に、携帯電話器30を携帯することによって、確認者は、モバイル環境下において被確認者の自宅内のホーム・サーバ22との間で各種情報の授受を行うことができる。
【0073】
一方、図3には、ホーム・サーバ22における本発明に特に関係する部分の電気系の構成が示されている。同図に示すように、ホーム・サーバ22は、ホーム・サーバ22全体の動作を司る制御部22Aと、インターネット12を介してインターネット12に接続された各種情報端末装置との間で各種情報の授受を行う入出力ポート22Bと、電灯線28を介して電灯線28に接続された各種家電製品との間で各種情報の授受を行う入出力ポート22Cと、各種データファイルやプログラム等を記憶するためのハードディスク22Dと、がバスBusを介して相互に接続されて構成されている。
【0074】
従って、制御部22Aは、入出力ポート22Bを介してインターネット12に接続された各種情報端末装置との間で各種情報の授受を行うことができると共に、入出力ポート22Cを介して電灯線28に接続された各種家電製品との間で各種情報の授受を行うことができ、かつハードディスク22Dに対する各種情報の書き込み及びハードディスク22Dに書き込まれている各種情報の読み出しを行うことができる。
【0075】
図4には、ホーム・サーバ22に備えられたハードディスク22Dの主な記憶内容が模式的に示されている。同図に示すように、ハードディスク22Dには、各種データを記憶するためのデータ記憶領域DAと、ホーム・サーバ22を制御するための制御プログラムや、各種処理を行うためのアプリケーション・プログラム、CGIプログラム等を記憶するためのプログラム領域PAと、が設けられている。
【0076】
また、データ記憶領域DAには、前述のメール送信予約フラグMFと、前述の定時メール送信サービスに関するデータを記憶するための定時メール送信データファイルSFと、前述の操作通知情報の送信の予約に関するデータを記憶するための予約データファイルAFと、前述の時系列データファイルDFと、が含まれている。以下、各データファイルの構成について詳細に説明する。
【0077】
図5に示すように、本実施の形態に係る定時メール送信データファイルSFは、安否確認システム10の利用対象者として許可された確認者で、かつ定時メール送信サービスの利用を要求した確認者毎に、確認者が所有する携帯電話器30のメールアドレスを示す「送信先メールアドレス」と、当該確認者によって指定された操作状況情報に基づく情報の電子メールによる送信時刻を示す「メール送信時刻」と、の各情報が記憶されるように構成されている。なお、同図では、定時メール送信サービスの要求者が3名で、各々メール送信時刻として2つの時刻が指定されている場合について示されている。
【0078】
一方、図6に示すように、本実施の形態に係る予約データファイルAFは、安否確認システム10の利用対象者として許可された確認者毎に、確認者が所有する携帯電話器30毎に異なるものとして付与された情報である「識別番号」と、当該携帯電話器30のメールアドレスを示す「予約元メールアドレス」と、メール送信予約サービスによって操作通知情報のメール送信が予約されているか否かを示す「予約」と、の各情報が記憶されるように構成されている。ここで、上記識別番号は、対応する携帯電話器30を所有する確認者に予め通知されている。なお、同図では、安否確認システム10の利用対象者として許可された確認者が20名である場合について示されている。
【0079】
一方、図7に示すように、本実施の形態に係る時系列データファイルDFは、電灯線28に接続された家電製品から操作情報が受信された際に、当該操作情報に含まれる製品名情報によって示される家電製品名を示す「家電名」と、当該操作情報に含まれる操作状態情報によって示される操作状態を示す「操作状態」と、当該操作情報が受信された日時を示す「操作日時」と、の各情報が時系列で記憶されるように構成されている。これらの「家電名」、「操作状態」、及び「操作日時」の各情報が、上記操作状況情報に相当する。
【0080】
なお、本実施の形態に係る時系列データファイルDFは、予め定められた上限数(ここでは、200)まで、操作状況情報の記憶が可能とされており、操作状況情報の記憶数が当該上限数を超えたときには、その時点で最も古い情報に最新の操作状況情報を記憶するようにしている。また、上記「操作日時」は、ホーム・サーバ22に内蔵された不図示のタイマによる計時値が適用される。
【0081】
なお、データ記憶領域DAには、これらのフラグやデータファイルの他、被確認者の名前を示す名前データ等、各種データが記憶されている。
【0082】
安否確認システム10が本発明の安否確認システムに、インターネット12が本発明の通信回線に、ホーム・ネットワーク20が本発明のホーム・ネットワークに、ホーム・サーバ22が本発明の安否確認装置に、制御部22Aが本発明の指示情報受信手段、所定情報送信手段、送信中止手段、定時送信手段、及び無効手段に、入出力ポート22Cが本発明の操作情報受信手段に、ハードディスク22Dが本発明の記憶手段に、携帯電話器30が本発明の情報端末装置に、テレビTV、照明器LT、及び冷蔵庫RFが本発明の家庭用電気製品に、各々相当する。
【0083】
次に、本実施の形態に係る安否確認システム10の作用を説明する。まず、図8を参照して、各被確認者の自宅内に設置されたホーム・サーバ22によって実行される定時メール送信処理について説明する。なお、図8は、定時メール送信サービスを実現するために、ホーム・サーバ22の制御部22Aによって所定時間(本実施の形態では、1時間)毎に実行される定時メール送信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはハードディスク22Dのプログラム領域PAに予め記憶されている。また、ここでは、定時メール送信データファイルSFに対して、定時メール送信サービスの利用を要求した確認者毎に、確認者が所有する携帯電話器30のメールアドレスと、確認者によって指定された操作状況情報に基づく情報の電子メールによる送信時刻と、の各情報が予め記憶されていることを前提に説明する。
【0084】
同図のステップ100では、定時メール送信データファイルSFの「メール送信時刻」欄を参照し、この時点の時刻に相当する送信時刻が記憶されているか否かを判定することにより、現時点が定時メール送信サービスにおける電子メールを何れかの確認者に送信する時刻であるか否かを判定し、否定判定の場合は本定時メール送信処理プログラムを終了し、肯定判定の場合にはステップ102に移行して、電子メールで送信する定時通知画面を示す画面データを作成する。
【0085】
ここで、本実施の形態では、ホーム・サーバ22に設けられたハードディスク22Dのデータ記憶領域DAに予め記憶されている被確認者の名前を示す名前データ、及びこの時点で時系列データファイルDFに記憶されている操作状況情報のうち、時間的に最も新しい所定操作数分の情報を読み出し、これらの情報に基づいて定時通知画面を示す画面データを作成する。
【0086】
定時通知画面を示す画面データの作成が終了すると、次のステップ104では、上記ステップ100において肯定判定となる際の対象となったメール送信時刻に対応する全ての「送信先メールアドレス」を定時メール送信データファイルSFから読み出し、次のステップ106では、読み出した送信先メールアドレスによって示されるメールアドレスに上記ステップ102で作成した画面データを電子メールとして送信し、その後に本定時メール送信処理プログラムを終了する。
【0087】
本定時メール送信処理により、定時メール送信サービスの利用を要求した確認者の携帯電話器30では、ディスプレイ30A(図2も参照)に対して、当該確認者によって指定された時刻における定時通知画面を表示することが可能となる。
【0088】
図9には、ディスプレイ30Aに表示される定時通知画面が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係る定時通知画面では、確認対象とする被確認者の名前、及び指定したメール送信時刻において時系列データファイルDFに記憶されている操作状況情報のうち、時間的に最も新しい所定操作数分(本実施の形態では、3操作分)の情報が表示される。このような定時通知画面を参照することにより、確認者は、被確認者の家電製品に対する操作状況から、被確認者の安否を確認することができる。なお、確認者は、定時通知画面の表示を終了するときには、当該画面の最下に表示された「戻る」ボタンを、携帯電話器30に設けられた不図示のキー・スイッチの操作によって指定する。
【0089】
本定時メール送信処理プログラムによる処理が本発明の定時送信手段に相当する。
【0090】
次に、図10を参照して、ホーム・サーバ22によって実行されるホームページアクセス処理について説明する。なお、図10は、被確認者の安否を確認するためにホーム・サーバ22に設けられると共に、HTML(Hypertext Markup Language)によって作成されたホームページのURLが確認者により携帯電話器30のブラウザによって指定されたとき、ホーム・サーバ22の制御部22Aによって実行されるホームページアクセス処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムもハードディスク22Dのプログラム領域PAに予め記憶されている。また、図10では、錯綜を回避するために、本ホームページアクセス処理プログラムを便宜上1本のプログラムとして示しているが、実際には、アプリケーション・プログラムとCGIプログラムとの組み合わせにより構成されている。
【0091】
同図のステップ200では、初期画面を示す画面データを作成し、次のステップ202では、当該画面データをアクセス元の携帯電話器30に対し、インターネット12を介して送信し、次のステップ204では、アクセス元の携帯電話器30からの所定情報の受信待ちを行う。上記ステップ202の処理によって、アクセス元の携帯電話器30のディスプレイ30Aには初期画面が表示される。
【0092】
図11(A)には、このとき、ディスプレイ30Aに表示された初期画面が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係る初期画面では、この時点の日付けと、この日1日を朝(本実施の形態では、3時〜12時)、昼(本実施の形態では、12時〜18時)、夜(本実施の形態では、18時〜3時)の3つの時間帯に区分したときの、各時間帯における被確認者が家電製品を操作したか否かを示す情報と、「戻る」ボタンと、「メール送信予約」ボタンと、当該携帯電話器30に割り振られた識別番号を入力するための矩形枠と、が表示される。
【0093】
なお、同図では、‘○’が付されている時間帯が被確認者によって家電製品が操作された時間帯を示し、何も付されていない時間帯が家電製品の操作が行われなかった時間帯を示している。制御部22Aは、この日1日の操作状況情報を時系列データファイルDFから読み出し、各時間帯毎に操作状況情報が記憶されているか否かを判定することにより、各時間帯毎に家電製品が操作されたか否かを判定する。
【0094】
このような初期画面を参照することにより、確認者は、被確認者の家電製品に対する操作状況から、被確認者の安否を確認することができる。ここで、確認者は、初期画面の表示を終了するときには、「戻る」ボタンを携帯電話器30に設けられた不図示のキー・スイッチの操作によって指定する。また、確認者は、メール送信予約サービスを利用するときには、識別番号を入力するための矩形枠に予め通知されている当該携帯電話器30の識別番号を不図示のキー・スイッチの操作によって入力した後に、「メール送信予約」ボタンを指定する。
【0095】
これにより、ホーム・サーバ22には、メール送信予約サービスを実現するためのCGIプログラムの起動要求を示す情報、及び初期画面上で入力された識別番号の各情報(本発明の「指示情報」に相当。)が送信され、上記ステップ204が肯定判定となってステップ206に移行する。上記ステップ204の処理が本発明の指示情報受信手段に相当する。
【0096】
ステップ206では、ハードディスク22Dのデータ記憶領域DAにおけるメール送信予約フラグをセット(本実施の形態では、フラグ値として‘1’を記憶)し、次のステップ208では、上記ステップ204で受信した識別番号に対応する予約データファイルAFの「予約」欄をセット(本実施の形態では、‘有’を示す情報を記憶)する。これによって、操作通知情報の電子メールによる送信の予約が為されたことになる。
【0097】
次のステップ210では、予約完了画面を示す画面データを作成し、次のステップ212では、当該画面データをアクセス元の携帯電話器30に対し、インターネット12を介して送信し、次のステップ214では、アクセス元の携帯電話器30からの所定情報の受信待ちを行う。上記ステップ212の処理によって、アクセス元の携帯電話器30のディスプレイ30Aには予約完了画面が表示される。
【0098】
図11(B)には、このとき、ディスプレイ30Aに表示された予約完了画面が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係る予約完了画面では、メール送信予約の設定が終了した旨を示すメッセージが表示されると共に、「OK」ボタン及び「解除」ボタンが表示される。
【0099】
このような予約完了画面が表示されると、確認者は、当該メール送信予約を有効とするときには「OK」ボタンを不図示のキー・スイッチにより指定する。また、確認者は、メール送信予約を解除するときには「解除」ボタンを指定する。これにより、ホーム・サーバ22には、「OK」ボタンが指定された旨を示す情報、又は「解除」ボタンが指定された旨を示す情報が送信され、上記ステップ214が肯定判定となってステップ216に移行する。
【0100】
ステップ216では、上記ステップ214で受信した情報が「解除」ボタンが指定された旨を示す情報であったか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ218に移行してメール送信予約フラグをリセット(本実施の形態では、フラグ値として‘0’を記憶)し、次のステップ220では、上記ステップ204で受信した識別番号に対応する予約データファイルAFの「予約」欄をリセット(本実施の形態では、‘無’を示す情報を記憶)し、その後に本ホームページアクセス処理プログラムを終了する。上記ステップ218及びステップ220の処理によって、操作通知情報の電子メールによる送信の予約が解除される。
【0101】
一方、上記ステップ216において否定判定された場合には、上記ステップ214で受信した情報が「OK」ボタンが指定された旨を示す情報であったものと見なして、上記ステップ218及びステップ220の処理を実行することなく本ホームページアクセス処理プログラムを終了する。
【0102】
次に、図12を参照して、ホーム・サーバ22によって実行される家電状況記憶通知処理について説明する。なお、図12は、電灯線28に接続された家電製品から操作情報を受信したとき、ホーム・サーバ22の制御部22Aによって実行される家電状況記憶通知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムもハードディスク22Dのプログラム領域PAに予め記憶されている。
【0103】
同図のステップ300では、受信した操作情報の送信元である家電製品の操作が被確認者の自宅外からの遠隔操作であったか否かを判定し、肯定判定の場合は本家電状況記憶通知処理プログラムを終了し、否定判定の場合にはステップ302に移行する。本ステップ300の処理が本発明の無効手段に相当する。
【0104】
ステップ302では、家電製品から受信した操作情報に含まれる製品名情報及び操作状態情報の各情報と、この時点の日時を示す情報と、を時系列データファイルDFの「家電名」欄、「操作状態」欄、及び「操作日時」欄に各々記憶する。
【0105】
次のステップ304では、ハードディスク22Dのメール送信予約フラグの値を読み出し、次のステップ306では、読み出したメール送信予約フラグの値がフラグセットを示す値(本実施の形態では、‘1’)であるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ308に移行して、操作通知画面を示す画面データを作成し、次のステップ310では、予約データファイルAFの「予約元メールアドレス」欄に記憶されているメールアドレスのうち、対応する「予約」欄の情報が予約した旨を示す情報(本実施の形態では、‘有’を示す情報)となっているものを読み出し、次のステップ312で、読み出した全てのメールアドレスに対し、上記ステップ308で作成した操作通知画面データを電子メールにて送信する。これによって、メール送信予約を行った全ての携帯電話器30では、ディスプレイ30Aに対して共通の操作通知画面が表示可能とされる。
【0106】
図13には、各携帯電話器30のディスプレイ30Aに表示される操作通知画面が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係る操作通知画面では、被確認者の名前、家電製品が操作された日時(この時点の日時)、操作された家電製品名、及び操作状態の各情報(前述の「操作通知情報」に相当。)が表示される。
【0107】
このような操作通知画面を参照することにより、メール送信予約を行った確認者は、被確認者の家電製品に対する操作状況を、リアルタイムで確認することができる。なお、確認者は、操作通知画面の表示を終了するときには、当該画面の最下に表示された「戻る」ボタンを、携帯電話器30に設けられた不図示のキー・スイッチの操作によって指定する。上記ステップ312の処理が本発明の所定情報送信手段に相当する。
【0108】
次のステップ314では、メール送信予約フラグをリセットし、次のステップ316では、予約データファイルAFの「予約」欄がセット状態とされているものをリセット状態とし、その後に本家電状況記憶通知処理プログラムを終了する。上記ステップ314及びステップ316の処理によって、操作通知情報の電子メールによる送信の予約が解除される。従って、これ以降、被確認者の自宅に設けられた家電製品に何らかの操作が行われても、その旨を示す通知が行われることはない。上記ステップ314及びステップ316の処理が本発明の送信中止手段に相当する。
【0109】
一方、上記ステップ306において否定判定された場合には、上記ステップ308〜ステップ316の処理を実行することなく本家電状況記憶通知処理プログラムを終了する。
【0110】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、現時点以降、安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられている家電製品が操作されたことを示す操作情報を受信したときに所定情報(操作通知情報)を送信することを指示する指示情報を携帯電話器30から受信し、かつこれ以降に操作情報を受信したとき、当該携帯電話器30に対して上記所定情報を送信しているので、確認者は、多大な労力及び通信費用を要することなく被確認者の安否を確認することができる。
【0111】
また、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、所定情報を送信した後に、それ以降の当該所定情報の送信を中止しているので、所定情報の無駄な送信を防止できる。
【0112】
また、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、所定情報に、操作された家電製品の名称を示す製品名情報、当該家電製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び被確認者の名前を示す名前情報を含めて携帯電話器30に送信しているので、確認者は携帯電話器30によって受信された所定情報を参照することにより、家電製品の操作に関する状況を、より詳細に把握できる。
【0113】
また、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、携帯電話器30に対して操作情報に基づく情報(操作状況情報に基づく情報)を確認者によって指定された所定時刻に送信しているので、確認者は携帯電話器30によって受信された操作状況情報に基づく情報を確認することにより、ホーム・サーバ22にアクセスすることなく、被確認者の安否を確認することができる。
【0114】
また、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、家電製品から受信した操作情報に基づく情報(操作状況情報)を受信した順にハードディスク22Dに時系列データファイルDFとして記憶しているので、確認者は、この記憶内容を参照することにより、家電製品の操作状態の履歴が把握できる。
【0115】
また、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、家電製品が自宅外から操作されたときに、当該家電製品から受信された操作情報を無効としているので、自宅内に居る被確認者によって家電製品が操作されたときの操作情報のみを有効な情報として用いることができ、この結果として被確認者の安否確認を高精度に行うことができる。
【0116】
更に、本実施の形態に係るホーム・サーバ22及び安否確認システム10では、家電製品を、ホーム・ネットワークに接続可能なものとしたので、家電製品と、ホーム・サーバ22とをホーム・ネットワークを介して簡易かつ低コストに接続することが可能となる。
【0117】
なお、本実施の形態では、本発明のホーム・ネットワークとしてエコーネットを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、HomePNA、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394等を利用したネットワークや、イーサネット(R)(Ethernet(R))等を適用する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0118】
また、本実施の形態では、本発明の安否確認装置として各被確認者宅に設けられたホーム・サーバ22を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図14に示すように、インターネット12に接続されたメールサーバ40を適用する形態とすることもできる。
【0119】
この場合は、メール送信予約フラグMF、定時メール送信データファイルSF、予約データファイルAF、及び時系列データファイルDFを各被確認者毎に記憶することができるようにデータ記憶領域が構成されたハードディスクをメールサーバ40に設ける。また、この場合は、各被確認者宅に設けられたホーム・サーバ22によって電灯線28に接続された家電製品から操作情報が受信されたときに当該操作情報をメールサーバ40に送信するようにすると共に、メールサーバ40により、定時メール送信処理(図8参照)、ホームページアクセス処理(図10参照)、及び家電状況記憶通知処理(図12参照)の各処理を、対象とする被確認者別に実行するようにする。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0120】
また、本実施の形態では、本発明の情報端末装置として携帯電話器30を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA、パーソナル・コンピュータ等のインターネット12に接続可能なあらゆる端末装置を適用することができる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0121】
また、本実施の形態では、ホームページアクセス処理プログラムをアプリケーション・プログラムとCGIプログラムの組み合わせで構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アプリケーション・プログラムのみで構成する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0122】
また、本実施の形態では、本発明の家庭用電気製品として電灯線28に接続されている全ての家電製品を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、予め指定された家電製品のみを適用する形態とすることもできる。この場合は、被確認者が自宅内で飼っている犬、鳥等のペットにより操作される可能性のある家電製品を指定外とすることにより、より高精度に被確認者の安否を確認することができる。
【0123】
また、本実施の形態で示した図5〜図7の各データファイルの構成は一例であり、これらのデータファイルに対し必要に応じて各種パラメータを追加したり、一部のパラメータを削除することができることは言うまでもない。
【0124】
また、本実施の形態において説明した各処理プログラムの流れ(図8、図10、図12参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0125】
なお、本実施の形態に係る安否確認システム10は、所定の家屋に設置してある家電製品が操作されたか否かに応じて、当該家電製品を操作できる状態の人が当該家屋内に居るか否かを検知するものであるので、全ての居住者が外出しており、家屋内に誰も居ない場合や、寝たきり状態等の家電製品が操作できない状態の人のみが家屋内に居る場合等、家電製品が操作されることのないことが予め判明している場合には、当該家屋内への不審者の侵入を検知する防犯システムとして利用することもできる。
【0126】
【発明の効果】
本発明に係る安否確認方法及び安否確認システムによれば、現時点以降、安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられている家庭用電気製品が操作されたことを示す操作情報を受信したときに所定情報を送信することを指示する指示情報を所定の情報端末装置から受信し、かつこれ以降に操作情報を受信したとき、上記情報端末装置に対して上記所定情報を送信しているので、多大な労力及び通信費用を要することなく安否を確認することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る安否確認システム10の概要の説明に供する概念図である。
【図2】実施の形態に係る安否確認システム10の全体構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係る安否確認システム10におけるホーム・サーバ22の電気系の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態に係るホーム・サーバ22に備えられたハードディスク22Dの記憶内容を示す模式図である。
【図5】実施の形態に係る定時メール送信データファイルSFの構成を示す模式図である。
【図6】実施の形態に係る予約データファイルAFの構成を示す模式図である。
【図7】実施の形態に係る時系列データファイルDFの構成を示す模式図である。
【図8】実施の形態に係る定時メール送信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】実施の形態に係る定時通知画面を示す概略図である。
【図10】実施の形態に係るホームページアクセス処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】実施の形態に係る初期画面及び予約完了画面を示す概略図である。
【図12】実施の形態に係る家電状況記憶通知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】実施の形態に係る操作通知画面を示す概略図である。
【図14】他の実施の形態に係る安否確認システム10’の全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、10’ 安否確認システム
12 インターネット(通信回線)
14 公衆電話網
20 ホーム・ネットワーク
22 ホーム・サーバ(安否確認装置)
22A 制御部(指示情報受信手段、所定情報送信手段、送信中止手段、定時送信手段、無効手段)
22C 入出力ポート(操作情報受信手段)
22D ハードディスク(記憶手段)
28 電灯線
30 携帯電話器(情報端末装置)
30A ディスプレイ
40 メールサーバ(安否確認装置)
AF 予約データファイル
DF 時系列データファイル
SF 定時メール送信データファイル
LT 照明器(家庭用電気製品)
RF 冷蔵庫(家庭用電気製品)
TV テレビ(家庭用電気製品)
Claims (6)
- 安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられているホームネットワークに接続され、インターネットを介して自宅外から遠隔操作可能な家庭用電気製品と、
前記家庭用電気製品が操作されたときに、前記家庭用電気製品から送信される操作情報を受信する操作情報受信手段と、
前記操作情報受信手段で前記操作情報を受信したときに、前記家庭用電気製品の操作を通知する所定情報を情報端末装置に送信する所定情報送信手段と、
前記操作情報受信手段で前記操作情報を受信したときに前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを予約指示する指示情報を、前記情報端末装置から受信する指示情報受信手段と、
前記指示情報受信手段で受信した前記指示情報により予約指示されたことがセットされる記憶手段と、
前記操作情報受信手段で受信した前記操作情報のうち、自宅外から遠隔操作による操作かどうかを判断し、前記遠隔操作であった場合、受信した前記操作情報を無効とする無効手段と、
前記所定情報送信手段は、前記記憶手段に予約指示がセットされたとき以降において、前記操作情報受信手段で受信し、かつ前記無効手段で無効とならなかった前記所定情報に基づいて前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを特徴とする安否確認システム。 - 前記所定情報送信手段によって前記所定情報を送信した後に、前記記憶手段に記憶した予約指示がリセットされ、それ以降の前記所定情報送信手段からの前記所定情報の送信を中止する送信中止手段を更に備えた請求項1記載の安否確認システム。
- 前記所定情報は、操作された家庭用電気製品の名称を示す製品名情報、当該家庭用電気製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び前記被確認者の名前を示す名前情報の少なくとも1つを含めた請求項1又は請求項2記載の安否確認システム。
- 安否の確認対象とされた被確認者の自宅に設けられているホームネットワークに接続され、インターネットを介して自宅外から遠隔操作可能な家庭用電気製品が操作されたときに、前記家庭用電気製品から送信される操作情報を受信する操作情報受信ステップと、
前記操作情報受信ステップで前記操作情報を受信したときに、前記家庭用電気製品の操作を通知する所定情報を情報端末装置に送信する所定情報送信ステップと、
前記操作情報受信ステップで前記操作情報を受信したときに前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを予約指示する指示情報を、前記情報端末装置から受信する指示情報受信ステップと、
前記指示情報受信ステップで受信した前記指示情報により、前記所定情報を前記情報端末装置に送信することが予約される予約ステップと、
前記操作情報のうち、自宅外から遠隔操作による操作かどうかを判断し、前記遠隔操作であった場合、受信した前記操作情報を無効とする無効ステップと、を有し、
前記所定情報送信ステップは、前記予約ステップで前記所定情報を前記情報端末装置に送信することが予約されたとき以降において、前記操作情報受信ステップで受信し、かつ前記無効ステップで無効とならなかった前記所定情報に基づいて前記所定情報を前記情報端末装置に送信することを特徴とする安否確認方法。 - 前記所定情報送信ステップによって前記所定情報を送信した後に前記予約ステップでの予約が解消され、それ以降の前記所定情報送信ステップからの前記所定情報の送信を中止する送信中止ステップを更に有する請求項4記載の安否確認方法。
- 前記所定情報に、操作された家庭用電気製品の名称を示す製品名情報、当該家庭用電気製品の操作状態を示す操作状態情報、操作された時間を示す操作時間情報、及び前記被確認者の名前を示す名前情報の少なくとも1つを含めた請求項4又は請求 項5記載の安否確認方法。
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