JP3724283B2 - テープフィーダの交換方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープフィーダの交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置において、移載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する方法として、テープフィーダを用いる方法が知られている。この方法は、電子部品を保持するテープを供給リールから引き出して電子部品実装装置に供給するものである。電子部品供給装置では、一般に多数のテープフィーダが並列状態で配列される。これらのテープフィーダの設置台数や種類は実装対象の基板によって異なり、基板の品種切り替えのたびに、電子部品供給装置ではテープフィーダの交換作業が行われる。従来は、この品種切り替え時のテープフィーダ交換作業は、多数のテープフィーダを個別に電子部品供給装置まで搬送し、所定の配列に従って順次装着する方法や、多数のテープフィーダを予め電子部品実装装置での配列状態でフィーダベースにセットしておき、交換時にはフィーダベースごと一括して交換する方法などが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが従来の方法では、多数のテープフィーダを必要とする場合には、上記いずれの方法においても作業性に難点があり、段取り替え作業に手間と時間を要していた。例えば個別にテープフィーダを装着する方法では多数のテープフィーダを1つづつ取り扱うために作業効率が悪く装着に長時間を要していた。また一括装着による方法では、多数のテープフィーダが一括装着された状態でのフィーダベースを取り扱わなければならないため、全体の重量が増大し交換作業時の作業性が悪いという作業上の問題点とともに、フィーダベース自体をその都度電子部品実装装置に位置合わせする必要があるためフィーダベースの位置決め機構を必要とし、機構の複雑化・サイズ増大などの設備上の問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、テープフィーダ交換時の作業性を改善し機構を簡略化することができるテープフィーダの交換方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のテープフィーダの交換方法は、テープに保持された電子部品を電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテープフィーダを品種切り替えに際し交換するテープフィーダの交換方法であって、電子部品実装装置への装着に先立って、複数のテープフィーダを並列状態でフィーダ保持手段に保持させるとともに、前記テープを供給する供給リールを前記フィーダ保持手段を搬送する搬送手段に装着する工程と、供給リールからテープを引き出してテープフィーダにセットする工程と、前記搬送手段を電子部品実装装置の電子部品供給部に位置させる工程と、この状態で前記テープフィーダをフィーダ保持手段から取り外して電子部品実装装置のフィーダベースに順次移し替える工程と、前記搬送手段をフィーダベースの下方の所定位置に収容する工程とを含む。
【0006】
本発明によれば、電子部品実装装置への装着に先立って複数のテープフィーダを並列状態でフィーダ保持手段に保持させ、交換時にはフィーダ保持手段を搬送手段によって電子部品実装装置の電子部品供給部に位置させた状態で、テープフィーダをフィーダ保持手段から取り外して電子部品実装装置のフィーダベースに移し替えることにより、品種切り替え時の作業性を改善することができるとともに、従来必要とされたフィーダベースの位置決め機構を省略して機構の簡略化が実現される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のテープフィーダが装着される電子部品実装装置の斜視図、図2は同電子部品供給装置の斜視図、図3、図4は同テープフィーダの交換方法の説明図である。
【0008】
まず図1を参照して電子部品実装装置について説明する。図1において、電子部品実装装置1は、2つの実装ステージ2A,2Bを備えている。上流側の実装ステージ2Aには、側面に設けられた基板搬入口3より基板4が搬入される。図示しない搬送路上で位置決めされた基板4に対して各実装ステージの電子部品供給部5からピックアップした電子部品が実装される。
【0009】
電子部品供給部5には、水平な平板状のベースであるフィーダベース6が設けられている。フィーダベース6には、複数台のテープフィーダ8が装着される。フィーダベース6の下方には、供給リール14および回収リール16を装備した台車11が所定位置に収容されている。
【0010】
供給リール14には電子部品を保持したテープが卷回状態で収納されており、供給リール14から送り出されたテープはテープフィーダ8に取り込まれ、テープフィーダ8に内蔵されたテープ送り機構によって図示しない移載ヘッドによるピックアップ位置までピッチ送りされる。そして電子部品がピックアップされた後の空テープはテープフィーダ8から排出されて回収リール16に巻き取られて回収される。
【0011】
次に、図2を参照して電子部品供給部5にセットされる電子部品供給装置10について説明する。電子部品供給装置10は、作業者によって押送可能な台車11に多数のテープフィーダ8と供給リール14及び回収リール16とを装着可能にしたものであり、走行輪17を備えたフレーム部材11a上にフィーダ保持テーブル12を配設した構成となっている。
【0012】
フィーダ保持テーブル12は、電子部品実装装置1への装着に先立ってテープフィーダ8を並列状態で保持するフィーダ保持手段であり、台車11はフィーダ保持テーブル12を搬送する搬送手段となっている。フィーダ保持テーブル12は、テープフィーダ8を仮固定するためのロック機構を備えており、電子部品実装装置1のフィーダベース6と同様の給電用電極が設けられている。このため、テープフィーダ8をフィーダ保持テーブル12に装着した状態でテープフィーダ8のテープ送り機構が駆動可能となっている。
【0013】
前述のように台車11を構成するフレーム部材11aには、供給リール14および回収リール16を回転自在に装着可能なリール装着手段としてのリールホルダ13,15が設けられており、テープフィーダ8をフィーダ保持テーブル12に保持させる際には、電子部品を保持したテープは供給リール14から引き出され、上述のテープ送り機構を駆動することによってテープフィーダ8にセットされる。このため、段取り替え時に台車11を搬送して電子部品供給部5に電子部品供給装置10をセットする際には、テープフィーダ8をフィーダ保持テーブル12からフィーダベース6に移し替える作業のみが行われる。
【0014】
この電子部品供給装置は上記のように構成されており、以下電子部品供給装置を用いたテープフィーダの交換方法について説明する。図1において、テープフィーダ8はフィーダベース6に装着した状態で使用され、1つの基板品種を対象とした生産ロットが完了し、品種を切り替えて他品種の生産に移行する際には、電子部品供給部5での段取り替え作業が行われる。この段取り替えにおいては、既使用の多数のテープフィーダ8が一括して新たな品種に対応したテープフィーダ8と交換される。
【0015】
この交換作業は、電子部品供給装置10を用いて行われる。すなわち、段取り替えに際しては、予め新たな品種に対応するテープフィーダ8が電子部品供給装置のフィーダ保持テーブル12に電子部品実装装置における配列順序で保持された電子部品供給装置が準備されており、段取り替え時にはこの電子部品供給装置10を電子部品供給部5にセットする作業が行われる。
【0016】
まず、電子部品実装装置1への装着に先立って、図3(a)に示すように次品種に対応した複数のテープフィーダ8を電子部品供給装置10のフィーダ保持テーブル12に並列状態で保持させる。この作業とともに、実装対象の電子部品に対応した供給リール14および回収リール16を対応するテープフィーダの配列順序に合わせてリールホルダ13,15に装着する。
【0017】
次いで、図3(b)に示すように、供給リール14から電子部品を保持したテープTを引き出し、テープフィーダ8にセットする。この作業は、テープフィーダ8に備えられたテープ送り機構を駆動して行われ、これとともに空テープT’の先端部がテープフィーダ8から引き出されて回収リール16にセットされる。これにより、次品種用の電子部品供給装置10の準備が完了する。
【0018】
次いで、前品種に使用済みの電子部品供給装置10の取り外しが行われる。まずフィーダベース6上に配列されているテープフィーダ8を取り外し、既装着状態の電子部品供給装置のフィーダ保持テーブル12に保持させる。そして、すべてのテープフィーダ8の取り外しが完了したならば電子部品供給装置10を電子部品供給部から引き出し退避させる。
【0019】
この後、次品種用に準備された電子部品供給装置10を搬送し、図4(a)に示すように電子部品供給部5のフィーダベース6の手前側のフィーダ装着位置におく。そしてフィーダ保持テーブル12に予め保持されているテープフィーダ8を取り外し、フィーダベース6に順次移し替える。このときフィーダ保持テーブル12上での配列は既に次品種に対応した所定の配列となっているため、装着ミスなく容易に装着作業を行うことができる。
【0020】
このテープフィーダの装着作業を終えたならば、図4(b)に示すように台車11を操作してフィーダベース6の下方の所定位置に固定する。この状態では、供給リール14からテープフィーダ8へのテープTの取り回しは既に行われているため、改めてテープの装着作業を行う必要がなく、段取り替え作業を迅速且つ容易に行うことができる。
【0021】
上記説明したように本実施の形態では、品種切り替え時の段取り替えに先だって、予め次品種に対応して多数のテープフィーダ8を電子部品実装装置における配列順序でフィーダ保持テーブル12に保持させておくようにしているため、段取り替え時にはフィーダ配置ミスを生じることなく正確な装着が行える。また、テープフィーダ8の装着作業は、従来行われていたようなフィーダベース6に一括装着された状態での移し替えを行わないため、重量的にもまた位置合わせの容易さからも作業性に優れており、段取り替え作業の迅速化、効率化が実現されるとともに、フィーダベース6そのものの着脱を行わないことからフィーダベース6の位置決め機構を必要とせず、機構の簡略化、コンパクト化が実現される。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品実装装置への装着に先立って複数のテープフィーダを並列状態でフィーダ保持手段に保持させ、交換時にはフィーダ保持手段を搬送手段によって電子部品実装装置に対して搬送しフィーダ装着位置においた状態で、テープフィーダをフィーダ保持手段から取り外して電子部品実装装置のフィーダベースに移し替えるようにしたので、品種切り替え時の作業性を改善することができるとともに、従来必要とされたフィーダベースの位置決め機構を省略して機構の簡略化、コンパクト化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のテープフィーダが装着される電子部品実装装置の斜視図
【図2】 本発明の一実施の形態の電子部品供給装置の斜視図
【図3】 本発明の一実施の形態のテープフィーダの交換方法の説明図
【図4】 本発明の一実施の形態のテープフィーダの交換方法の説明図
【符号の説明】
5 電子部品供給部
6 フィーダベース
8 テープフィーダ
10 電子部品供給装置
11 台車
12 フィーダ保持テーブル
13、15 リールホルダ
14 供給リール
16 回収リール
Claims (1)
- 供給リールに巻回され電子部品を保持したテープをピッチ送りすることにより電子部品を電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテープフィーダを品種切り替えに際し交換するテープフィーダの交換方法であって、電子部品実装装置への装着に先立って、複数のテープフィーダを並列状態でフィーダ保持手段に保持させるとともに、前記テープを供給する供給リールを前記フィーダ保持手段を搬送する搬送手段に装着する工程と、供給リールからテープを引き出してテープフィーダにセットする工程と、前記搬送手段を電子部品実装装置の電子部品供給部に位置させる工程と、この状態で前記テープフィーダをフィーダ保持手段から取り外して電子部品実装装置のフィーダベースに順次移し替える工程と、前記搬送手段をフィーダベースの下方の所定位置に収容する工程とを含むことを特徴とするテープフィーダの交換方法。
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