JP3048485B2 - 端子と電線のビーム溶接方法 - Google Patents
端子と電線のビーム溶接方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子に電線を挟持した
状態でレーザ等のビーム照射により強固に溶着接続させ
得る端子と電線のビーム溶接方法に関するものである。
状態でレーザ等のビーム照射により強固に溶着接続させ
得る端子と電線のビーム溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は特開昭59−107786号公
報に記載された従来の端子と電線のビーム溶接方法を示
すものである。この方法は、ブスバー等の導電板30の
先端に連成した底板部31の両側に、ニッケル細線等の
電線5に対する一対の挟持壁32,32を立設させ、該
挟持壁32の高さを電線5の直径と同程度に設定し、該
一対の挟持壁32,32と電線5との接点(密着部)に
向けて図の如くレーザビーム6,6をそれぞれ照射さ
せ、該挟持壁32の上部と電線5とを溶着接続させるも
のである。
報に記載された従来の端子と電線のビーム溶接方法を示
すものである。この方法は、ブスバー等の導電板30の
先端に連成した底板部31の両側に、ニッケル細線等の
電線5に対する一対の挟持壁32,32を立設させ、該
挟持壁32の高さを電線5の直径と同程度に設定し、該
一対の挟持壁32,32と電線5との接点(密着部)に
向けて図の如くレーザビーム6,6をそれぞれ照射さ
せ、該挟持壁32の上部と電線5とを溶着接続させるも
のである。
【0003】しかしながら、上記従来の方法にあって
は、一対の挟持壁32,32のそれぞれを溶着させなけ
ればならないために手間がかかるという問題があった。
そこで図21〜22に示す如く一対の挟持壁の片側32
のみを溶着させた場合には(電線径d;0.8mm、挟持壁3
2の板厚;0.8mm、挟持壁32の高さh;0.72mm =0.9 d
の供試品を使用)、溶融部33が小さいために溶接強度
が低く実用に供し得ないという問題があった。
は、一対の挟持壁32,32のそれぞれを溶着させなけ
ればならないために手間がかかるという問題があった。
そこで図21〜22に示す如く一対の挟持壁の片側32
のみを溶着させた場合には(電線径d;0.8mm、挟持壁3
2の板厚;0.8mm、挟持壁32の高さh;0.72mm =0.9 d
の供試品を使用)、溶融部33が小さいために溶接強度
が低く実用に供し得ないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、端子と電線を溶接するのに手間がかからず、しか
も強固に溶着させ得る端子と電線のビーム溶接方法を提
供することを目的とする。
鑑み、端子と電線を溶接するのに手間がかからず、しか
も強固に溶着させ得る端子と電線のビーム溶接方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、端子の各挟持壁の間に電線を挟持させ、
少なくとも一方の挟持壁に続き、該電線の上方に位置す
る突出部をビームの照射で溶かして、該電線と該挟持壁
とを溶接させる端子と電線のビーム溶接方法において、
前記突出部を前記挟持壁の上側において垂直方向に且つ
該挟持壁の挟持 面と同一面上に延長形成し、且つ該突出
部を前記ビームの照射によって溶融する幅に形成し、該
ビームを前記電線と該挟持壁との密着部に向けて照射
し、該電線の円周面に当たったビームを該突出部の内面
に向けて反射させ、該突出部の全高に渡って該ビームの
反射を受けさせるようにしたことを特徴とする(請求項
1)。 前記突出部の幅と前記挟持壁の幅とを同一にする
ことも可能である(請求項2)。また、前記各挟持壁の
間に前記電線を圧入することで前記突出部を外側に反ら
せ、その状態で前記ビームを前記密着部に向けて垂直に
照射することも可能である(請求項3)。また、端子の
矩形波状屈曲基壁の各横辺部に、前記突出部を有する第
一の挟持壁を突出形成し、該矩形波状屈曲基壁の各縦辺
部に電線直交方向の第二の挟持壁を突出形成し、該第一
の挟持壁の両側において前記電線を該第二の挟持壁で支
持させ、その状態で該第一の挟持壁と該電線とをビーム
溶接することも可能である(請求項4)。 また、対向す
る一対の挟持壁の間隔を前記突出部において漸次縮幅さ
せ、且つ該一対の挟持壁の上端と該突出部の上端とを連
続して湾曲させてガイド部となし、該ガイド部に沿って
前記電線を該一対の挟持壁の間に挿入させることも可能
である(請求項5)。
に、本発明は、端子の各挟持壁の間に電線を挟持させ、
少なくとも一方の挟持壁に続き、該電線の上方に位置す
る突出部をビームの照射で溶かして、該電線と該挟持壁
とを溶接させる端子と電線のビーム溶接方法において、
前記突出部を前記挟持壁の上側において垂直方向に且つ
該挟持壁の挟持 面と同一面上に延長形成し、且つ該突出
部を前記ビームの照射によって溶融する幅に形成し、該
ビームを前記電線と該挟持壁との密着部に向けて照射
し、該電線の円周面に当たったビームを該突出部の内面
に向けて反射させ、該突出部の全高に渡って該ビームの
反射を受けさせるようにしたことを特徴とする(請求項
1)。 前記突出部の幅と前記挟持壁の幅とを同一にする
ことも可能である(請求項2)。また、前記各挟持壁の
間に前記電線を圧入することで前記突出部を外側に反ら
せ、その状態で前記ビームを前記密着部に向けて垂直に
照射することも可能である(請求項3)。また、端子の
矩形波状屈曲基壁の各横辺部に、前記突出部を有する第
一の挟持壁を突出形成し、該矩形波状屈曲基壁の各縦辺
部に電線直交方向の第二の挟持壁を突出形成し、該第一
の挟持壁の両側において前記電線を該第二の挟持壁で支
持させ、その状態で該第一の挟持壁と該電線とをビーム
溶接することも可能である(請求項4)。 また、対向す
る一対の挟持壁の間隔を前記突出部において漸次縮幅さ
せ、且つ該一対の挟持壁の上端と該突出部の上端とを連
続して湾曲させてガイド部となし、該ガイド部に沿って
前記電線を該一対の挟持壁の間に挿入させることも可能
である(請求項5)。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明の構成によれば、電線の円
周面に当たったビームが斜めに反射して突出部を内面側
から且つ全高に渡って均一に溶融させる。その際、電線
と突出部とが密着部側で共に溶融し、突出部が電線の濡
れによって引き付けられて電線上に厚く肉盛りされる。
周面に当たったビームが斜めに反射して突出部を内面側
から且つ全高に渡って均一に溶融させる。その際、電線
と突出部とが密着部側で共に溶融し、突出部が電線の濡
れによって引き付けられて電線上に厚く肉盛りされる。
【0007】
【実施例】図1〜2は、本発明に係る端子と電線のビー
ム溶接方法の第一実施例を示すものである。この方法
は、底壁1の両側に一対の挟持壁2,2を立設させて略
コの字状に形成された端子本体3の一方の該挟持壁2に
対し高さ方向に溶融用の突出部4を一体に延設し、突出
部4側の挟持壁2と電線5との密着部に向けてレーザ等
のビーム6を照射させるものである。端子本体3は従来
同様にブスバー等(図示せず)に一体に連成可能であ
る。挟持壁2の挟持面(内面)2aと突出部4の内面4
aとは同一面上に位置している。
ム溶接方法の第一実施例を示すものである。この方法
は、底壁1の両側に一対の挟持壁2,2を立設させて略
コの字状に形成された端子本体3の一方の該挟持壁2に
対し高さ方向に溶融用の突出部4を一体に延設し、突出
部4側の挟持壁2と電線5との密着部に向けてレーザ等
のビーム6を照射させるものである。端子本体3は従来
同様にブスバー等(図示せず)に一体に連成可能であ
る。挟持壁2の挟持面(内面)2aと突出部4の内面4
aとは同一面上に位置している。
【0008】該突出部4は挟持壁2の中央に該挟持壁2
の板厚と同等に且つ長手幅w1 よりも狭幅w2 にすなわ
ち該挟持壁2よりも小さな体積に形成され、該底壁1か
ら該突出部4までの高さhは本例では被接続部材である
電線5(1〜3μの薄いポリウレタンやポリエステルの
被覆を施した単芯線や被覆を除去した撚線等)の直径d
のほぼ二倍に設定される。該突出部4の高さhは電線径
d以上で且つ電線径dの三倍以下であることが好まし
い。高さhが三倍以上になると体積、熱容量ともに電線
5とのバランスがとれなくなり良好な溶接ができなくな
るからである。
の板厚と同等に且つ長手幅w1 よりも狭幅w2 にすなわ
ち該挟持壁2よりも小さな体積に形成され、該底壁1か
ら該突出部4までの高さhは本例では被接続部材である
電線5(1〜3μの薄いポリウレタンやポリエステルの
被覆を施した単芯線や被覆を除去した撚線等)の直径d
のほぼ二倍に設定される。該突出部4の高さhは電線径
d以上で且つ電線径dの三倍以下であることが好まし
い。高さhが三倍以上になると体積、熱容量ともに電線
5とのバランスがとれなくなり良好な溶接ができなくな
るからである。
【0009】レーザ等のビーム6は該挟持壁2と電線5
との密着部7に向けて照射されることが好ましく、図3
〜4に示す如く(電線径d;0.8mm、挟持壁2の板厚t;0.
8mm、突出部4の高さh;1.3mm=1.6 dの供試品を使
用)、加熱された突出部4は挟持壁2よりも小体積であ
るが故に該挟持壁2と共に溶融(8)して電線5の上部
に覆い被さるように溶着する。これにより図4の断面図
の如く電線5のほぼ上半部5aと挟持壁2側の側部5b
とが溶融して挟持壁2に強固に接続される。
との密着部7に向けて照射されることが好ましく、図3
〜4に示す如く(電線径d;0.8mm、挟持壁2の板厚t;0.
8mm、突出部4の高さh;1.3mm=1.6 dの供試品を使
用)、加熱された突出部4は挟持壁2よりも小体積であ
るが故に該挟持壁2と共に溶融(8)して電線5の上部
に覆い被さるように溶着する。これにより図4の断面図
の如く電線5のほぼ上半部5aと挟持壁2側の側部5b
とが溶融して挟持壁2に強固に接続される。
【0010】図5に示す如く電線5に照射されたビーム
6は反射(6a)して挟持壁2と突出部4とに当たり、
両者2,4を溶融させる。図6のような従来の構造にお
いては電線5からのビーム6の反射6aの大半は外部に
逃げてしまいエネルギロスが大きく溶融効率が悪い。
6は反射(6a)して挟持壁2と突出部4とに当たり、
両者2,4を溶融させる。図6のような従来の構造にお
いては電線5からのビーム6の反射6aの大半は外部に
逃げてしまいエネルギロスが大きく溶融効率が悪い。
【0011】図7は、本発明に係る端子と電線のビーム
溶接方法の一変形例を示すものである。この方法は中継
端子9に適用され、一側に電線5よりも高さ方向に突出
した同幅の突出部10を一体に有する挟持壁11、他側
に該挟持壁11と直交して対向する一対の挟持壁12,
12をそれぞれ連成し、各挟持壁11,12の間に電線
5を挿通挟持させ、一側の該挟持壁11と電線5との密
着部に向けてレーザ6を照射させるものである。該電線
5は被覆を剥いだ撚線でも無論可能であり、該電線5は
両側の挟持壁11,12の間に上方から挿通させ、且つ
同方向からレーザ6を照射させることができるために、
自動化等における自由度が大である。
溶接方法の一変形例を示すものである。この方法は中継
端子9に適用され、一側に電線5よりも高さ方向に突出
した同幅の突出部10を一体に有する挟持壁11、他側
に該挟持壁11と直交して対向する一対の挟持壁12,
12をそれぞれ連成し、各挟持壁11,12の間に電線
5を挿通挟持させ、一側の該挟持壁11と電線5との密
着部に向けてレーザ6を照射させるものである。該電線
5は被覆を剥いだ撚線でも無論可能であり、該電線5は
両側の挟持壁11,12の間に上方から挿通させ、且つ
同方向からレーザ6を照射させることができるために、
自動化等における自由度が大である。
【0012】ここで上記ビーム溶接方法(電線UEW の径
d;1.0mm、挟持壁C5191Nの板厚t;0.4mm 、突出部の高さ
h;1.5 mm=1.5dの供試品を使用) と従来例の図22で示
したビーム溶接方法(電線径d;1.0mm、挟持壁の板厚t;
1.0mm 、突出部の高さh = 0.6〜0.7dの供試品を使用)
との電線溶着強度(電線の上方向引張強度)の比較結果
を表1に示す。( なお溶接条件は何れも充電電圧;580V
、パルス幅;10ms 、焦点外し量;p±0 mmで行い、強度
測定に際しては他方の挟持壁は切断除去した。)
d;1.0mm、挟持壁C5191Nの板厚t;0.4mm 、突出部の高さ
h;1.5 mm=1.5dの供試品を使用) と従来例の図22で示
したビーム溶接方法(電線径d;1.0mm、挟持壁の板厚t;
1.0mm 、突出部の高さh = 0.6〜0.7dの供試品を使用)
との電線溶着強度(電線の上方向引張強度)の比較結果
を表1に示す。( なお溶接条件は何れも充電電圧;580V
、パルス幅;10ms 、焦点外し量;p±0 mmで行い、強度
測定に際しては他方の挟持壁は切断除去した。)
【表1】 上表の如く本発明品は従来品に較べて平均でほぼ三倍の
溶接強度を有することがわかる。
溶接強度を有することがわかる。
【0013】図8は、本発明に係る端子と電線のビーム
溶接方法の他の変形例を示すものである。この方法は、
先端方に箱型電気接触部13を有するコネクタ用の雌型
端子14に適用され、該端子14の基端方に第一実施例
とほぼ同様の一対の挟持壁2′,2′と該挟持壁2′,
2′上に延設された溶融用の対向する一対の突出部
4′,4′とを一体に連成して、該挟持壁2′,2′間
に電線5を挿通させ、二つの突出部4′,4′をレーザ
で溶融させて強力に溶着接続させるものである。なお、
更に強力な溶着が必要な場合には、図9に示すように挟
持壁2′に複数の溶融用の突出部4′を設けてもよい。
溶接方法の他の変形例を示すものである。この方法は、
先端方に箱型電気接触部13を有するコネクタ用の雌型
端子14に適用され、該端子14の基端方に第一実施例
とほぼ同様の一対の挟持壁2′,2′と該挟持壁2′,
2′上に延設された溶融用の対向する一対の突出部
4′,4′とを一体に連成して、該挟持壁2′,2′間
に電線5を挿通させ、二つの突出部4′,4′をレーザ
で溶融させて強力に溶着接続させるものである。なお、
更に強力な溶着が必要な場合には、図9に示すように挟
持壁2′に複数の溶融用の突出部4′を設けてもよい。
【0014】図10(a)(b)は、本発明に係る端子と電線
のビーム溶接方法の第二実施例を示すものである。この
方法は平板状の雄タブ15を有する雄型端子16に適用
され、底板部17上に一対の挟持壁18,18を立設す
ると共に該挟持壁18の中央を内側に凹ませて狭幅部1
9を形成させ、且つ該狭幅部19を高さ方向に延長して
突出部20を形成させ、該突出部20の上縁から挟持壁
18の裾部にかけてなだらかに湾曲したガイド部21を
形成させて、ガイド部21に沿って電線5を一対の挟持
壁18,18の間に案内させるものである。該挟持壁1
8の内側には一対の打出部22を形成させてもよい。
のビーム溶接方法の第二実施例を示すものである。この
方法は平板状の雄タブ15を有する雄型端子16に適用
され、底板部17上に一対の挟持壁18,18を立設す
ると共に該挟持壁18の中央を内側に凹ませて狭幅部1
9を形成させ、且つ該狭幅部19を高さ方向に延長して
突出部20を形成させ、該突出部20の上縁から挟持壁
18の裾部にかけてなだらかに湾曲したガイド部21を
形成させて、ガイド部21に沿って電線5を一対の挟持
壁18,18の間に案内させるものである。該挟持壁1
8の内側には一対の打出部22を形成させてもよい。
【0015】電線5は上方からガイド部21に沿って挿
入され、すなわち電線5の端末を雄タブ15側に手指等
で把持して位置させた状態で、電線5を矢印イの如く上
から下に押圧移動させることにより、該電線5はガイド
部21に沿って挟持壁18の狭幅部19内に進入し挟持
される。また打出部22により補助的に挟持される。次
いで前例同様にビーム溶接が施され、突出部20の溶融
により強固に接続される。
入され、すなわち電線5の端末を雄タブ15側に手指等
で把持して位置させた状態で、電線5を矢印イの如く上
から下に押圧移動させることにより、該電線5はガイド
部21に沿って挟持壁18の狭幅部19内に進入し挟持
される。また打出部22により補助的に挟持される。次
いで前例同様にビーム溶接が施され、突出部20の溶融
により強固に接続される。
【0016】図11は、上記雄タブ15に代えて眼鏡状
の電気接触部23を形成した雌型端子24への応用例を
示すものであり、前記同様に電線5は挟持壁18′の狭
幅部19′内に挿入され、突出部20′の溶融により強
固に溶着される。図10〜11の実施例において、電線
5等の被接続部材が突出部20,20′の上縁に沿って
一対の挟持壁18、18′内へスムーズに案内された
際、該挟持壁18、18′と被接続部材5との接触面に
は垂直方向の保持力が作用し、両者は隙間なく強固に密
着する。
の電気接触部23を形成した雌型端子24への応用例を
示すものであり、前記同様に電線5は挟持壁18′の狭
幅部19′内に挿入され、突出部20′の溶融により強
固に溶着される。図10〜11の実施例において、電線
5等の被接続部材が突出部20,20′の上縁に沿って
一対の挟持壁18、18′内へスムーズに案内された
際、該挟持壁18、18′と被接続部材5との接触面に
は垂直方向の保持力が作用し、両者は隙間なく強固に密
着する。
【0017】また図12は、金属基板26に上記端子構
造を複数並列に打ち出し形成させてなる一体式のアース
ターミナル25を示すものであり、突出部20″を有す
る挟持壁18″は切り起こし絞りプレス加工により形成
される。これらの端子構造は例えば特開昭62−558
78号等に記載された図示しない回路基板の分岐接続回
路等に適用可能である。
造を複数並列に打ち出し形成させてなる一体式のアース
ターミナル25を示すものであり、突出部20″を有す
る挟持壁18″は切り起こし絞りプレス加工により形成
される。これらの端子構造は例えば特開昭62−558
78号等に記載された図示しない回路基板の分岐接続回
路等に適用可能である。
【0018】図13は、図7のビーム溶接方法をさらに
発展させたものであり、己形状(二山)の矩形波状屈曲
基壁34に複数の溶融用突出部351 ,352 をそれぞ
れ有する第一の挟持壁361 ,362 と電線5に対する
一対の第二の挟持壁38,38とを設けたものである。
該矩形波状屈曲基壁34は電線交差方向の縦辺部39と
電線平行方向の横辺部40とを交互に連成してなり、中
央の縦辺部392 の上端に電線径d(図14)とほぼ同
じ高さの一対の挟持壁38,38を電線5の両側に位置
する如く突設し、該縦辺部392 の両端方から直角に折
曲して対称に連続する各横辺部401 ,403 に、電線
径dよりも高く突出した突出部351 ,352 を一体に
有する挟持壁361 ,362 を設けている。
発展させたものであり、己形状(二山)の矩形波状屈曲
基壁34に複数の溶融用突出部351 ,352 をそれぞ
れ有する第一の挟持壁361 ,362 と電線5に対する
一対の第二の挟持壁38,38とを設けたものである。
該矩形波状屈曲基壁34は電線交差方向の縦辺部39と
電線平行方向の横辺部40とを交互に連成してなり、中
央の縦辺部392 の上端に電線径d(図14)とほぼ同
じ高さの一対の挟持壁38,38を電線5の両側に位置
する如く突設し、該縦辺部392 の両端方から直角に折
曲して対称に連続する各横辺部401 ,403 に、電線
径dよりも高く突出した突出部351 ,352 を一体に
有する挟持壁361 ,362 を設けている。
【0019】該挟持壁36は、横辺部40の上端から電
線方向に突出する水平部36aと、該水平部36aから
電線高さ方向に沿って屈曲連成された垂直部36bとよ
りL字状に形成され、該垂直部36bに突出部35が一
体に形成される。突出部35を有する挟持壁36は電線
平行方向に配置され、一対の挟持壁38,38は電線直
交方向に対向して配置される。また各横辺部401 ,4
02 から連成された両側の縦辺部391 ,393 には、
それぞれ先端方に一対の挟持壁38,38の一方ないし
他方に平行に対向して電線5の片側に位置する如くに各
一片の第二の挟持壁41,41を突設してある。電線5
は一対の挟持壁38,38に保持されると共に、該一対
の挟持壁38,38と両側の挟持壁41,41との間で
突出部351 ,352 を有する挟持壁361 ,362 に
挟着されて確りと位置決め固定される。電線5と直交す
る挟持壁38,41は全て第二の挟持壁と定義する。
線方向に突出する水平部36aと、該水平部36aから
電線高さ方向に沿って屈曲連成された垂直部36bとよ
りL字状に形成され、該垂直部36bに突出部35が一
体に形成される。突出部35を有する挟持壁36は電線
平行方向に配置され、一対の挟持壁38,38は電線直
交方向に対向して配置される。また各横辺部401 ,4
02 から連成された両側の縦辺部391 ,393 には、
それぞれ先端方に一対の挟持壁38,38の一方ないし
他方に平行に対向して電線5の片側に位置する如くに各
一片の第二の挟持壁41,41を突設してある。電線5
は一対の挟持壁38,38に保持されると共に、該一対
の挟持壁38,38と両側の挟持壁41,41との間で
突出部351 ,352 を有する挟持壁361 ,362 に
挟着されて確りと位置決め固定される。電線5と直交す
る挟持壁38,41は全て第二の挟持壁と定義する。
【0020】該突出部35を有する挟持壁36は図14
の如く電線5の挿入と同時に外側に反って撓み、レーザ
光6の垂直照射を可能とする。該挟持壁36の撓み量は
両挟持壁36,41間の間隔Lによって決定され、大き
な挟持力を得ようとすれば電線5の挿入性が悪くなるた
め、挿入力の軽減を図った場合には突出部35の反り返
りが小さくなるが、この場合でもレーザ6の照射角度を
変更することにより電線5と挟持壁36との溶着性を高
めることができる。図15は溶接後の状態を示すもので
あり、一対の挟持壁38,38による位置決め固定のも
とで電線5は前後二箇所の突出部の溶融(351 ′,3
52 ′)により強固に溶接接続される。これにより大電
流を通電可能な端子構造が得られる。
の如く電線5の挿入と同時に外側に反って撓み、レーザ
光6の垂直照射を可能とする。該挟持壁36の撓み量は
両挟持壁36,41間の間隔Lによって決定され、大き
な挟持力を得ようとすれば電線5の挿入性が悪くなるた
め、挿入力の軽減を図った場合には突出部35の反り返
りが小さくなるが、この場合でもレーザ6の照射角度を
変更することにより電線5と挟持壁36との溶着性を高
めることができる。図15は溶接後の状態を示すもので
あり、一対の挟持壁38,38による位置決め固定のも
とで電線5は前後二箇所の突出部の溶融(351 ′,3
52 ′)により強固に溶接接続される。これにより大電
流を通電可能な端子構造が得られる。
【0021】図16は溶接ポイント(溶融部)を三箇所
設定した例、図17は四箇所設定した例を示すものであ
り、矩形波状基壁42,43を三山(図16)ないし四
山(図17)になる如く連続させて各山の横辺部441
〜443 ,451 〜454 に溶融用の突出部461 〜4
63 ,471 〜474 を有する第一の挟持壁481 〜4
83 ,491 〜494 をそれぞれ設けて溶接ポイントを
増加させている。また前例同様中央ないし中央付近の縦
辺部502 〜503 ,513 には一対の対向する第二の
挟持壁52,52,53,53、その他の縦辺部50,
51には一片ずつの第二の挟持壁54,55を設けてい
る。このように矩形波状基壁42,43を連続して形成
させることにより所望数の溶接ポイントを設定でき、径
の異なる(太径の)電線に適用可能となる。
設定した例、図17は四箇所設定した例を示すものであ
り、矩形波状基壁42,43を三山(図16)ないし四
山(図17)になる如く連続させて各山の横辺部441
〜443 ,451 〜454 に溶融用の突出部461 〜4
63 ,471 〜474 を有する第一の挟持壁481 〜4
83 ,491 〜494 をそれぞれ設けて溶接ポイントを
増加させている。また前例同様中央ないし中央付近の縦
辺部502 〜503 ,513 には一対の対向する第二の
挟持壁52,52,53,53、その他の縦辺部50,
51には一片ずつの第二の挟持壁54,55を設けてい
る。このように矩形波状基壁42,43を連続して形成
させることにより所望数の溶接ポイントを設定でき、径
の異なる(太径の)電線に適用可能となる。
【0022】図18は上記溶接端子構造をジョイントボ
ックス56に適用した例を示すものであり、矩形波状基
壁34,42の下端に接続用タブ部57、上端に前記各
挟持壁36,38,41、48,52,54をそれぞれ
突設した各形状の中継端子58,59を樹脂製ボックス
本体60のコネクタ部61,62の矩形溝63,64内
に挿着させ、該端子58,59の挟持壁36,38,4
1、48,52,54間に電線5を挿入布線してビーム
照射により溶着接続させる。ここで端子58,59の挿
着、電線5の挿入及びビーム照射は全て自動機により行
われる。溶接ポイントの多い端子59は電源等の大電流
用として使用される。
ックス56に適用した例を示すものであり、矩形波状基
壁34,42の下端に接続用タブ部57、上端に前記各
挟持壁36,38,41、48,52,54をそれぞれ
突設した各形状の中継端子58,59を樹脂製ボックス
本体60のコネクタ部61,62の矩形溝63,64内
に挿着させ、該端子58,59の挟持壁36,38,4
1、48,52,54間に電線5を挿入布線してビーム
照射により溶着接続させる。ここで端子58,59の挿
着、電線5の挿入及びビーム照射は全て自動機により行
われる。溶接ポイントの多い端子59は電源等の大電流
用として使用される。
【0023】図19は、矩形波状基壁65の中央の縦辺
部663 を長く設定して該縦辺部663 上で二本の電線
5,5を並列に配置させ、両電線5,5をジョイント接
続可能とした例を示すものであり、四山をなす各横辺部
671 〜674 には溶融用突出部681 〜684 を有す
る第一の挟持壁691 〜694 を設け、中央の縦辺部6
63 の中央に区画壁70を突設し、該中央の縦辺部66
3 と対向する両縦辺部662 ,664 には電線保持用の
各一対の第二の挟持壁71,71を設け、両端側の縦辺
部661 ,665 に各一片の第二の挟持壁72を設けて
いる。両電線5,5は中央の縦辺部663 の区画壁70
を境にして並列に前後方向に導出される如くに挿着さ
れ、突出部681 〜684 のレーザ溶融により各々溶着
されて矩形波状基壁65を介して導通接続される。な
お、本発明は実施例に限定されるものではなく、径の異
なる電線や異種電線にも同時に適用可能である。
部663 を長く設定して該縦辺部663 上で二本の電線
5,5を並列に配置させ、両電線5,5をジョイント接
続可能とした例を示すものであり、四山をなす各横辺部
671 〜674 には溶融用突出部681 〜684 を有す
る第一の挟持壁691 〜694 を設け、中央の縦辺部6
63 の中央に区画壁70を突設し、該中央の縦辺部66
3 と対向する両縦辺部662 ,664 には電線保持用の
各一対の第二の挟持壁71,71を設け、両端側の縦辺
部661 ,665 に各一片の第二の挟持壁72を設けて
いる。両電線5,5は中央の縦辺部663 の区画壁70
を境にして並列に前後方向に導出される如くに挿着さ
れ、突出部681 〜684 のレーザ溶融により各々溶着
されて矩形波状基壁65を介して導通接続される。な
お、本発明は実施例に限定されるものではなく、径の異
なる電線や異種電線にも同時に適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の本発明によ
れば、突出部を挟持壁の上側において垂直方向に且つ該
挟持壁の挟持面と同一面上に延長形成し、且つ該突出部
をビームの照射によって溶融する幅に形成し、該ビーム
を電線と該挟持壁との密着部に向けて照射し、該電線の
円周面に当たったビームを該突出部の内面に向けて反射
させ、該突出部の全高に渡って該ビームの反射を受けさ
せるようにしたから、突出部が内面側から且つ全高に渡
って均一に且つ確実に溶融し、内側の電線に向けて覆い
被さるように確実に溶着する。その際、ビームを電線と
挟持壁との密着部に向けて照射したことで、電線と突出
部とが同時に溶融し、突出部が電線の「濡れ」によって
吸い付けられるように電線上に厚く溶着する。このよう
に、密着部からの伝熱とビームの反射とによって突出部
を溶かすことで、突出部が溶けずに残るといった不具合
が起こらず、しかも少ないエネルギで電線と端子とが強
固に溶接され、機械的溶接強度が向上する。従って、溶
接箇所を削減することができ、溶接の手間が低減され
る。 また、請求項2記載に発明によれば、突出部と挟持
壁とが同じ幅であるから、挟持壁への熱の逃げが少な
く、溶接効率が高まる。また、請求項3記載の発明によ
れば、ビームを密着部に向けて垂直に照射することがで
き、ビームの照射位置精度が高まる。また、請求項4記
載の発明によれば、第二の挟持壁で電線が安定に支持さ
れて溶接性が向上し、且つ電線長手方向の複数箇所の溶
接で溶接強度が一層高まる。また、請求項5記載の発明
によれば、ガイド部に沿って電線を一対の挟持壁の間に
簡単にセットすることができ、溶接作業性が向上する。
れば、突出部を挟持壁の上側において垂直方向に且つ該
挟持壁の挟持面と同一面上に延長形成し、且つ該突出部
をビームの照射によって溶融する幅に形成し、該ビーム
を電線と該挟持壁との密着部に向けて照射し、該電線の
円周面に当たったビームを該突出部の内面に向けて反射
させ、該突出部の全高に渡って該ビームの反射を受けさ
せるようにしたから、突出部が内面側から且つ全高に渡
って均一に且つ確実に溶融し、内側の電線に向けて覆い
被さるように確実に溶着する。その際、ビームを電線と
挟持壁との密着部に向けて照射したことで、電線と突出
部とが同時に溶融し、突出部が電線の「濡れ」によって
吸い付けられるように電線上に厚く溶着する。このよう
に、密着部からの伝熱とビームの反射とによって突出部
を溶かすことで、突出部が溶けずに残るといった不具合
が起こらず、しかも少ないエネルギで電線と端子とが強
固に溶接され、機械的溶接強度が向上する。従って、溶
接箇所を削減することができ、溶接の手間が低減され
る。 また、請求項2記載に発明によれば、突出部と挟持
壁とが同じ幅であるから、挟持壁への熱の逃げが少な
く、溶接効率が高まる。また、請求項3記載の発明によ
れば、ビームを密着部に向けて垂直に照射することがで
き、ビームの照射位置精度が高まる。また、請求項4記
載の発明によれば、第二の挟持壁で電線が安定に支持さ
れて溶接性が向上し、且つ電線長手方向の複数箇所の溶
接で溶接強度が一層高まる。また、請求項5記載の発明
によれば、ガイド部に沿って電線を一対の挟持壁の間に
簡単にセットすることができ、溶接作業性が向上する。
【図1】本発明に係る端子と電線のビーム溶接方法の第
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく溶着状態を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】本発明の方法におけるビームの反射状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図6】従来の方法におけるビームの反射状態を示す側
面図である。
面図である。
【図7】上記ビーム溶接方法の第一変形例を示す斜視図
である。
である。
【図8】上記ビーム溶接方法の第二変形例を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図9】同じく類似例を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る端子と電線のビーム溶接方法の
第二実施例を示し、(a) は上方視平面図、(b) は正面図
である。
第二実施例を示し、(a) は上方視平面図、(b) は正面図
である。
【図11】同じく一変形例を示す斜視図である。
【図12】同じく他の変形例を示す斜視図である。
【図13】第一実施例におけるビーム溶接方法の第三変
形例を示す斜視図である。
形例を示す斜視図である。
【図14】同じく縦断面図である。
【図15】同じく溶接状態を示す斜視図である。
【図16】同じく第一類似例を示す斜視図である。
【図17】同じく第二類似例を示す斜視図である。
【図18】ビーム溶接端子構造を適用したジョイントボ
ックスを示す分解斜視図である。
ックスを示す分解斜視図である。
【図19】同じく電線のジョイント接続に応用した例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図20】従来例(挟持壁の両側を溶着させる状態)を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図21】同じく片側のみ溶着させた状態を示す斜視図
である。
である。
【図22】図21のB−B断面図である。
2,11,12,18,36,38,41 挟持壁2a 挟持面 4,10,20,35 突出部 5 電線 6 ビーム7 密着部 19 狭幅部 21 ガイド部 34 矩形波状基
壁 39 縦辺部 40 横辺部
壁 39 縦辺部 40 横辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−17381(JP,A) 実開 昭57−90576(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】 端子の各挟持壁の間に電線を挟持させ、
少なくとも一方の挟持壁に続き、該電線の上方に位置す
る突出部をビームの照射で溶かして、該電線と該挟持壁
とを溶接させる端子と電線のビーム溶接方法において、 前記突出部を前記挟持壁の上側において垂直方向に且つ
該挟持壁の挟持面と同一面上に延長形成し、且つ該突出
部を前記ビームの照射によって溶融する幅に形成し、該
ビームを前記電線と該挟持壁との密着部に向けて照射
し、該電線の円周面に当たったビームを該突出部の内面
に向けて反射させ、該突出部の全高に渡って該ビームの
反射を受けさせるようにしたことを特徴とする端子と電
線のビーム溶接方法。 - 【請求項2】 前記突出部の幅と前記挟持壁の幅とを同
一にすることを特徴とする請求項1記載の端子と電線の
ビーム溶接方法。 - 【請求項3】 前記各挟持壁の間に前記電線を圧入する
ことで前記突出部を外側に反らせ、その状態で前記ビー
ムを前記密着部に向けて垂直に照射することを特徴とす
る請求項2記載の端子と電線のビーム溶接方法。 - 【請求項4】 端子の矩形波状屈曲基壁の各横辺部に、
前記突出部を有する第一の挟持壁を突出形成し、該矩形
波状屈曲基壁の各縦辺部に電線直交方向の第二の挟持壁
を突出形成し、該第一の挟持壁の両側において前記電線
を該第二の挟持壁で支持させ、その状態で該第一の挟持
壁と該電線とをビーム溶接することを特徴とする請求項
1〜3の何れかに記載の端子と電線のビーム溶接方法。 - 【請求項5】 対向する一対の挟持壁の間隔を前記突出
部において漸次縮幅させ、且つ該一対の挟持壁の上端と
該突出部の上端とを連続して湾曲させてガイド部とな
し、該ガイド部に沿って前記電線を該一対の挟持壁の間
に挿入させることを特徴とする請求項1記載の端子と電
線のビーム溶接方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5149124A JP3048485B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-06-21 | 端子と電線のビーム溶接方法 |
US08/208,674 US5541365A (en) | 1993-03-15 | 1994-03-11 | Beam Welding Terminal Structure |
DE4408751A DE4408751C2 (de) | 1993-03-15 | 1994-03-15 | Anschlußklemmenstruktur für Strahlschweißverbindungen |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-53915 | 1993-03-15 | ||
JP5391593 | 1993-03-15 | ||
JP5149124A JP3048485B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-06-21 | 端子と電線のビーム溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325803A JPH06325803A (ja) | 1994-11-25 |
JP3048485B2 true JP3048485B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=26394647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5149124A Expired - Fee Related JP3048485B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-06-21 | 端子と電線のビーム溶接方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5541365A (ja) |
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DE (1) | DE4408751C2 (ja) |
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