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JP2772329B2 - レーザによる電気接続部の溶着構造 - Google Patents

レーザによる電気接続部の溶着構造

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JP2772329B2
JP2772329B2 JP4206440A JP20644092A JP2772329B2 JP 2772329 B2 JP2772329 B2 JP 2772329B2 JP 4206440 A JP4206440 A JP 4206440A JP 20644092 A JP20644092 A JP 20644092A JP 2772329 B2 JP2772329 B2 JP 2772329B2
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JP
Japan
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conductive metal
metal plate
electric wire
laser
folded portion
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JP4206440A
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啓三 西谷
万寿夫 杉浦
勲 滝口
哲朗 斉本
毅 大島
敦吉 山口
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Sogyo KK
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Publication date
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザを用いて細径の
被覆単線等を端子やブスバー等に強固に溶着接続させた
レーザによる電気接続部の溶着構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来のレーザによる電気接続
部の溶着構造を示すものである。この構造は、端子やブ
スバー等の導電金属板80の表面上に被覆電線81の導
体部(素線束)82を載置させ、該導体部82に対して
上方から垂直にレーザ83を照射させて、該導体部82
と導電金属板80とを溶着接続させるものである。ま
た、図18に示す如く、細径のポリウレタン被覆単線8
6を接続させる場合には、被覆91を剥がさずに被覆単
線86に直接レーザ87を照射して導電金属板88に溶
着させていた。
【0003】しかしながら、これら従来の構造にあって
は、電線81,86の溶着部84,89が大きく凹んで
(85,90)、電線81,86の引張や引き剥がし方
向の強度が著しく低下してしまうという問題があった。
また、図18の如く、被覆単線86を直接、溶着させた
場合には、レーザ87によって溶融した被覆91の蒸気
が溶着部89に混入して多数のボイド(気泡)92を生
じ、これがまた溶着強度を低下させる大きな原因となっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、溶着部の凹みやボイドの発生をなくして、電
線を端子やブスバー等に強固に溶着させ得るレーザによ
る電気接続部の溶着構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、導電金属板に対向して折り
返し部を設け、該導電金属板と該折り返し部と間に電線
を位置させ、該折り返し部と該電線と該導電金属板とを
結ぶ方向にレーザを照射し、該折り返し部と該電線と該
導電金属板とを溶着させるレーザによる電気接続部の溶
着構造において、該導電金属板から立ち上げ部を延設
し、該立ち上げ部から該導電金属板に向けて傾斜部を延
設し、該傾斜部から前記折り返し部を延設し、該傾斜部
によって該折り返し部に電線挟持方向の付勢力を付与さ
せたことを特徴とする。前記導電金属板に、前記電線に
対する位置決め片を立ち上げ形成してもよい(請求項
2)。また、請求項3記載の発明は、導電金属板に対向
して折り返し部を設け、該導電金属板と該折り返し部と
の間に電線を位置させ、該折り返し部と該電線と該導電
金属板とを結ぶ方向にレーザを照射し、該折り返し部と
該電線と該導電金属板とを溶着させるレーザによる電気
接続部の溶着構造において、該導電金属板から立ち上げ
部を延設し、該立ち上げ部から前記折り返し部をテーパ
状に傾斜させて形成し、該折り返し部と該導電金属板と
の間に前記電線の先端部を挿入して挟持可能としたこと
を特徴とする。また、請求項4記載の発明は、対向する
二枚の導電金属板の間に電線を位置させ、一方の導電金
属板と該電線と他方の導電金属板とを結ぶ方向にレーザ
を照射し、両導電金属板と該電線とを溶着させるレーザ
による電気接続部の溶着構造において、該一方の導電金
属板に係止爪片を突設し、該係止爪片に対する係合孔を
有する絶縁性の基台に、他方の導電金属板に対する載置
溝を設け、該係止爪片を該係合孔に係合させることで、
両導電金属板の間に前記電線を挟持させることを特徴と
する。前記他方の導電金属板に、前記電線に対する位置
決め溝を設けてもよい(請求項5)。また、請求項6記
載の発明は、二枚の導電金属板の間に電線の芯素線を位
置させ、一方の導電金属板の上から該芯素線に向けてレ
ーザを照射し、両導電金属板と該芯素線とを溶着させる
レーザによる電気接続部の溶着構造において、前記一方
の導電金属板を断面逆凹字状に折り曲げて導電金属カバ
ーとなし、絶縁性の基台に他方の導電金属板を垂直に植
設し、該他方の導電金属板の両側において該基台に、該
導電金属カバーの両側の折り曲げ部に対する係合溝を設
け、該導電金属カバーと他方の導電金属板との間の断面
逆凹字状の隙間に前記芯素線をばらして配置させること
を特徴とする。また、請求項7記載の発明は、対向する
二枚の導電金属板の間に電線を位置させ、一方の導電金
属板と該電線と他方の導電金属板とを結ぶ方向にレーザ
を照射し、両導電金属板と該電線とを溶着させるレーザ
による電気接続部の溶着構造において、該一方の導電金
属板が金属チップであり、他方の導電金属板が端子の底
板部であり、ビーム照射用の貫通孔を有する絶縁性のベ
ースボードに該金属チップがセットされ、該ベースボー
ドに対する収容凹部を有する絶縁性の端子ボードに該底
板部がセットされ、該ベースボードが該収容凹部に嵌合
し、該ベースボードと該端子ボードとで該金属チップと
該底板部とが電線挟持方向に押圧されることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】請求項1の構造によれば、傾斜部の弾性により
折り返し部に電線挟持力が付与される。それにより電線
が折り返し部と導電金属板との間に強く挟持される。電
線と折り返し部と導電金属板との間に隙間が生じず、電
線が折り返し部と導電金属板とに面接触し、適度な加圧
力を受ける。これにより溶着性が向上する。請求項2の
構造によれば、電線が位置決め片で確実に位置決めさ
れ、レーザに対する電線の位置精度が向上する。また、
請求項3の構造によれば、電線を折り返し部と導電金属
板との間に挿入することで、電線先端部が折り返し部と
導電金属板との間に密着挟持され、上記同様に溶着性が
向上する。また、請求項4の構造によれば、係止爪片を
係合孔に係合させることで、二枚の導電金属板の間に電
線が強く挟持される。それにより溶着性が向上する。ま
た、請求項5の構造によれば、電線が位置決め溝で確実
に位置決めされ、レーザに対する電線の位置精度が向上
する。また、請求項6の構造によれば、各素線が導電金
属カバーと導電金属板とに接触して電気的接触性が向上
すると共に、溶融した導電金属カバーが隙間内を上から
下に流れて、各素線同士が均一に溶着され、且つ溶融金
属で隙間が埋められる。また、請求項7の構造によれ
ば、ベースボードを端子ボードに嵌合することで、電線
がベースボードと端子ボードとの間に強く挟持される。
それにより溶着性が向上する。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係るレーザによる電気接続
部の溶着構造の基本概念を示すものである。この構造
は、細径(直径1mm以下)の被覆単線1を端子あるいは
ブスバー等の二枚の導電金属板2,3で挟持させ、該被
覆単線1の軸中心に向けて上側の導電金属板2の上から
垂直にレーザ4を照射させて、被覆単線1と二枚の導電
金属板2,3とを相互に溶着接続させるものである。該
導電金属板2,3は、該被覆単線1と相溶性を有するも
の、例えばリン青銅あるいはベリリウム銅等を材料とし
て形成される。
【0008】この構造によれば、図2に示す如く、上側
の導電金属板2が大きく凹んだ状態に溶融すると同時
に、中間に位置する被覆単線1と下側の導電金属板3と
が共に加熱され、被覆単線1は凹む(細径化する)こと
なく上側と下側の導電金属板2,3に強固に溶着する。
【0009】表1に、電線1の引張方向溶着強度の測定
結果を示す如く、n=10の平均値を見ると、電線自体
の引張強度が3.1Kgf であるのに対して、従来の接続
構造では1.2Kgf と低く、本発明の構造では2.9Kg
f と格段に向上している。また、ばらつきσも、従来構
造品が0.17Kgf であるのに対して本発明の構造では
0.07Kgf と半分以下であり、強度的に安定している
ことがわかる。
【表1】 なお、上記測定の方法を図3〜図5に示す。図3は、電
線1自体の引張試験、図4は、従来品の引張試験、図5
は、本発明品の引張試験である。
【0010】また、図2の矢印イの如くに被覆単線1の
引き剥がし方向に力が作用しても、上側の導電金属板2
のエッジ部5を支点として被覆単線1が屈曲し、この屈
曲部6で引き剥がし力を受け止めるから、溶着部7に力
が直接作用することがなく、引き剥がし強度が向上する
という特長もある。
【0011】図6は、本発明に係るレーザによる電気接
続部の溶着構造の第一実施例として、ブスバーに被覆単
線を溶着接続させる構造を示すものである。この構造
は、ブスバー8の中間部に凸状の屈曲部9を立上げ形成
すると共に、該屈曲部9の上壁(導電金属板)10に連
成された立ち上げ片11を折り返してばね性の挟持片
(折り返し部)12を形成させ、該挟持片12と該上壁
10の間に被覆単線13を挟持させ、該挟持片12の上
から該被覆単線13に向けてレーザ14を照射して、該
挟持片12と被覆単線13と上壁10とを相互に溶着さ
せるものである。挟持片12は、立ち上げ片11から上
壁10に向けて傾斜した付勢用の傾斜部75を介して続
いている。
【0012】ここで該挟持片12の先端部15は、上側
に屈曲させて被覆単線13に対するテーパガイドとな
し、また該上壁10には、該被覆単線13に対する位置
決め片16を切り起こして形成してある。
【0013】図7は、第二実施例として、被覆電線を溶
着接続させる接触端子を示すものである。該接触端子1
8は、一枚の導電金属板を打抜き折曲げ成形して、基板
部(導電金属板)19の先端方に、立ち上げ部76を介
して、該基板部19と対向する前向きに傾斜した電気接
触用天板部(折り返し部)20を連成すると共に、該基
板部19の後端方に電線加締片21を立設してなるもの
であり、被覆電線22の導体部(素線束)23を露出さ
せ、該導体部23の先端部を該天板部20と基板部19
の間に差し込んで挟持させ、該天板部20の上から該導
体部23に向けてレーザ24を照射して、該天板部20
と導体部23と基板部19とを相互に溶着させるもので
ある。
【0014】図8は、第三実施例として、電線を導電金
属板に溶着させる際の固定構造を示すものである。この
構造は、合成樹脂やセラミック等を材料とした基台26
の載置溝27内に下側の導電金属板28をセットし、該
導電金属板28の上に被覆単線29を載置し、該被覆単
線29の上から、基台26の貫通孔(係合孔)30,3
0に対する一対の係止爪片31,31を有する上側の導
電金属板32を、該係止爪片31を該貫通孔30に係入
することにより、挟着固定させるものである。
【0015】ここで該基台26の載置溝27の中央部す
なわち上方からレーザ33を照射させる延長線上には、
空隙部34を設けてあり、また、下側の導電金属板28
には、被覆単線29に対する位置決め溝35を形成して
ある。なお、該被覆単線29に対してもう一本の被覆単
線36を直交させて載置して一括して溶着させることも
可能である。その場合には、上側の導電金属板32に位
置決め溝37を形成させておくと良い。
【0016】図9〜11は、第四実施例として、縦ブス
バーに被覆電線を溶着接続させる構造を示すものであ
る。この構造は、電気接続箱等の絶縁樹脂基台39に縦
ブスバー(導電金属板)40を植設し、該縦ブスバー4
0の露出した上端面41と両側面42にかけて被覆電線
43の導体部(芯素線)44をほぐして均一に配置さ
せ、その上から逆凹字形状の導電金属カバー(導電金属
板)45を圧入気味に覆設し、該導電金属カバー45の
上壁46の上から被覆電線43の導体部44に向けてレ
ーザ47を照射させ、該導電金属カバー45と電線導体
部44と縦ブスバー40とを相互に溶着接続させるもの
である。
【0017】ここでレーザ47によって溶融した導電金
属カバー45は、縦ブスバー40に沿って下方に流れ
て、導電金属カバー45と縦ブスバー40との間の逆凹
字状の隙間77内の各素線44を均一に溶着させる。ま
た、導電金属カバー45は、その折り曲げ部49を、前
記絶縁樹脂基台39に設けられた係合溝48に嵌合させ
て位置決めされる。
【0018】図12は、電線としてフレキシブルプリン
ト回路(FPC)を用いて溶着接続させる第五実施例を
示すものである。この構造は、可撓絶縁樹脂シート51
の表面に複数の回路導体52を並設してなるFPC53
をブスバー54と圧接端子55の基板部56とで挟持さ
せ、該基板部56の上から各回路導体52に向けてそれ
ぞれレーザ57を照射して、基板部56と回路導体52
とブスバー54とを溶着接続させるものである。
【0019】ここでFPC53の回路導体52は極めて
薄いものであるが、レーザ57によって溶融した圧接端
子55の基板部56と共に加熱溶融して、圧接端子55
とブスバー54との間に強固に接続される。また、FP
C53に引き剥がし力が作用しても、前記実施例の被覆
電線や被覆単線と同様に、FPC53が圧接端子55の
基板部56のエッジ58で屈曲して引き剥がし力を受け
止めるから、溶着部59に力が直接作用せず、高い引き
剥がし強度を付与させることができる。
【0020】図13は、第六実施例として、薄板のブス
バー同士を重ね合わせて相互に溶着接続させる構造を示
すものである。この構造は、上側のブスバー61の先端
部を折り返して二重にし、折り返し部62にレーザ63
を照射して、上側のブスバー61を該折り返し部62と
下側のブスバー64との間に溶着させるものである。
【0021】図14〜16は、第七実施例として、フラ
ット回路体用の中継基板における被覆単線と圧接端子の
溶着接続構造を示すものである。図14で、66は、圧
接端子67を植設した端子ボード、68は、該圧接端子
67の底板部(導電金属板)69に対向して配置される
被覆単線、70は、該被覆単線68に対向する円板状の
導電金属チップ(導電金属板)71を貫通孔72の上に
配設させたベースボードを示す。端子ボード66の底部
には、ベースボード70を嵌合する収容凹部78が形成
されている。
【0022】図15は、これらを接合させた組付状態、
図16は、図15のB−B断面図である。なお、図15
で、被覆単線68の端末部68aには、図示しない外部
接続用のコネクタが配設され、圧接端子67には、図示
しない外部電線が配索される。
【0023】この溶着接続構造は、図16に示す如く、
被覆単線68を圧接端子67の底板部69と導電金属チ
ップ71との間に挟持させ、ベースボード70の貫通孔
72から該被覆単線68に向けて導電金属チップ71に
レーザ73を照射させ、該導電金属チップ71と被覆電
線68と圧接端子67の底板部69とを相互に溶着接続
させるものであり、被覆単線68を圧接端子67に圧接
ではなく平面的に溶着させることにより、中継基板74
の薄型化を図ることができるという特長を有する。
【0024】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1記載の発明によ
れば、傾斜部の弾性により折り返し部に積極的な電線挟
持力が付与されるから、電線を導電金属板と折り返し部
との間に挿入することで、電線が強く挟持され、適度な
加圧力を受ける。それにより電線が導電金属板と折り返
し部とに強固に溶着される。また、請求項2記載の発明
によれば、電線が位置決め片で正確に位置決めされるか
ら、レーザに対する電線の位置精度が向上する。また、
請求項3記載の発明によれば、電線先端部を折り返し部
と導電金属板との間に挿入することで、電線先端部が折
り返し部と導電金属板との間に簡単に密着挟持され、上
記同様に強固に溶着される。また、請求項4記載の発明
によれば、係止爪片を係合孔に係合させることで、二枚
の導電金属板の間に電線が強く挟持され、上記同様に強
固に溶着される。また、請求項5記載の発明によれば、
電線が位置決め溝で確実に位置決めされ、レーザに対す
る電線の位置精度が向上する。また、請求項6記載の発
明によれば、各素線が導電金属カバーと導電金属板とに
接触し、溶融した導電金属カバーが隙間内を上から下に
流れて各素線同士を均一に溶着させ、且つ隙間を埋める
から、溶着強度が高まると共に電気的接続の信頼性が向
上する。また、請求項7記載の発明によれば、ベースボ
ードを端子ボードに嵌合することで、電線がベースボー
ドと端子ボードとの間に強く挟持されるから、溶着性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザによる電気接続部の溶着構
造の基本概念を示す斜視図である。
【図2】同じく溶着状態を示す縦断面図である。
【図3】電線の引張強度試験方法を示す説明図である。
【図4】同じく従来品の引張強度試験方法を示す説明図
である。
【図5】同じく発明品の引張強度試験方法を示す説明図
である。
【図6】本発明の第一実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第二実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第三実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第四実施例を示す斜視図である。
【図10】同じく組付状態を示す斜視図である。
【図11】同じく図10のA−A断面図である。
【図12】本発明の第五実施例を示す要部切欠斜視図で
ある。
【図13】本発明の第六実施例を示す要部切欠斜視図で
ある。
【図14】本発明の第七実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図15】同じく組付状態を示す斜視図である。
【図16】同じく電線溶着状態を示す図15のB−B断
面図である。
【図17】従来のレーザによる被覆電線の溶着構造を示
す要部切欠斜視図である。
【図18】同じく被覆単線の溶着状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 上壁(導電金属板) 11,76 立ち上げ部 12 挟持片(折り返し部) 16 位置決め片 19 基板部(導電金属板) 20 天板部(折り返し部) 26,39 基台 28,32 導電金属板 30 貫通孔(係合孔) 31 係止爪片 40 縦ブスバー(導電金属
板) 45 導電金属カバー(導電金
属板) 48 係合溝 49 折り曲げ部 55,67 圧接端子 66 端子ボード 69 底板部(導電金属板) 70 ベースボード 71 導電金属チップ(導電金
属板) 75 傾斜部 78 収容凹部
フロントページの続き (72)発明者 斉本 哲朗 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株 式会社内 (72)発明者 大島 毅 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会 社内 (72)発明者 山口 敦吉 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭60−210383(JP,A) 特開 平4−306817(JP,A) 特開 平4−135086(JP,A) 特開 平4−89190(JP,A) 特開 昭57−153419(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電金属板に対向して折り返し部を設
    け、該導電金属板と該折り返し部と間に電線を位置さ
    せ、該折り返し部と該電線と該導電金属板とを結ぶ方向
    にレーザを照射し、該折り返し部と該電線と該導電金属
    板とを溶着させるレーザによる電気接続部の溶着構造に
    おいて、該導電金属板から立ち上げ部を延設し、該立ち
    上げ部から該導電金属板に向けて傾斜部を延設し、該傾
    斜部から前記折り返し部を延設し、該傾斜部によって該
    折り返し部に電線挟持方向の付勢力を付与させたことを
    特徴とするレーザによる電気接続部の溶着構造。
  2. 【請求項2】 前記導電金属板に、前記電線に対する位
    置決め片を立ち上げ形成したことを特徴とする請求項1
    記載のレーザによる電気接続部の溶着構造。
  3. 【請求項3】 導電金属板に対向して折り返し部を設
    け、該導電金属板と該折り返し部との間に電線を位置さ
    せ、該折り返し部と該電線と該導電金属板とを結ぶ方向
    にレーザを照射し、該折り返し部と該電線と該導電金属
    板とを溶着させるレーザによる電気接続部の溶着構造に
    おいて、該導電金属板から立ち上げ部を延設し、該立ち
    上げ部から前記折り返し部をテーパ状に傾斜させて形成
    し、該折り返し部と該導電金属板との間に前記電線の先
    端部を挿入して挟持可能としたことを特徴とするレーザ
    による電気接続部の溶着構造。
  4. 【請求項4】 対向する二枚の導電金属板の間に電線を
    位置させ、一方の導電金属板と該電線と他方の導電金属
    板とを結ぶ方向にレーザを照射し、両導電金属板と該電
    線とを溶着させるレーザによる電気接続部の溶着構造に
    おいて、該一方の導電金属板に係止爪片を突設し、該係
    止爪片に対する係合孔を有する絶縁性の基台に、他方の
    導電金属板に対する載置溝を設け、該係止爪片を該係合
    孔に係合させることで、両導電金属板の間に前記電線を
    挟持させることを特徴とするレーザによる電気接続部の
    溶着構造。
  5. 【請求項5】 前記他方の導電金属板に、前記電線に対
    する位置決め溝を設けたことを特徴とする請求項4記載
    のレーザによる電気接続部の溶着構造。
  6. 【請求項6】 二枚の導電金属板の間に電線の芯素線を
    位置させ、一方の導電金属板の上から該芯素線に向けて
    レーザを照射し、両導電金属板と該芯素線とを溶着させ
    るレーザによる電気接続部の溶着構造において、前記一
    方の導電金属板を断面逆凹字状に折り曲げて導電金属カ
    バーとなし、絶縁性の基台に他方の導電金属板を垂直に
    植設し、該他方の導電金属板の両側において該基台に、
    該導電金属カバーの両側の折り曲げ部に対する係合溝を
    設け、該導電金属カバーと他方の導電金属板との間の断
    面逆凹字状の隙間に前記芯素線をばらして配置させるこ
    とを特徴とするレーザによる電気接続部の溶着構造。
  7. 【請求項7】 対向する二枚の導電金属板の間に電線を
    位置させ、一方の導電金属板と該電線と他方の導電金属
    板とを結ぶ方向にレーザを照射し、両導電金属板と該電
    線とを溶着させるレーザによる電気接続部の溶着構造に
    おいて、該一方の導電金属板が金属チップであり、他方
    の導電金属板が端子の底板部であり、ビーム照射用の貫
    通孔を有する絶縁性のベースボードに該金属チップがセ
    ットされ、該ベースボードに対する収容凹部を有する絶
    縁性の端子ボードに該底板部がセットされ、該ベースボ
    ードが該収容凹部に嵌合し、該ベースボードと該端子ボ
    ードとで該金属チップと該底板部とが電線挟持方向に押
    圧されることを特徴とするレーザによる電気接続部の溶
    着構造。
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