JP2584068Y2 - 釘保持具 - Google Patents
釘保持具Info
- Publication number
- JP2584068Y2 JP2584068Y2 JP4064193U JP4064193U JP2584068Y2 JP 2584068 Y2 JP2584068 Y2 JP 2584068Y2 JP 4064193 U JP4064193 U JP 4064193U JP 4064193 U JP4064193 U JP 4064193U JP 2584068 Y2 JP2584068 Y2 JP 2584068Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- rod
- holder
- groove
- driven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、狭い場所に釘を打ち
込む場合や、短い釘を打ち込む場合に、釘を保持するこ
とのできる釘保持具に関する。
込む場合や、短い釘を打ち込む場合に、釘を保持するこ
とのできる釘保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釘保持具は、実公昭32ー559
8号公報に開示されるように、釘を打ち込む際に釘を保
持するドライブスクリューホルダーの先端に截頭円錐と
うを設けて構成されていた。かかる構成を採用すれば、
釘等の軸部を保持する場合に、截頭円錐とうの分だけ長
く釘等の軸部を保持することができ、釘等を安定させた
状態で釘打ち作業が行える。
8号公報に開示されるように、釘を打ち込む際に釘を保
持するドライブスクリューホルダーの先端に截頭円錐と
うを設けて構成されていた。かかる構成を採用すれば、
釘等の軸部を保持する場合に、截頭円錐とうの分だけ長
く釘等の軸部を保持することができ、釘等を安定させた
状態で釘打ち作業が行える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、截頭円錐とう
は、ドライブスクリューホルダーの把杆の先端面の略全
面から突出されているので、釘等を最終的に打ち込む場
合に、把杆よりも狭い狭小な場所では截頭円錐とうをす
べて挿入することができず、釘等の最終的な打ち込みに
おいて打ち込み不良が生じるという問題があった。
は、ドライブスクリューホルダーの把杆の先端面の略全
面から突出されているので、釘等を最終的に打ち込む場
合に、把杆よりも狭い狭小な場所では截頭円錐とうをす
べて挿入することができず、釘等の最終的な打ち込みに
おいて打ち込み不良が生じるという問題があった。
【0004】この考案は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、安定した状態で
釘打ち作業ができ、しかも、釘締め用突起部を狭小な場
所に 進入させて釘の最終的な打ち込みを完全に行うこと
ができる釘保持具を提供しようとするものである。
ものであり、その目的とするところは、安定した状態で
釘打ち作業ができ、しかも、釘締め用突起部を狭小な場
所に 進入させて釘の最終的な打ち込みを完全に行うこと
ができる釘保持具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係る釘保持具は、棒体の一端に、釘頭が
嵌まり込む横溝と、釘の軸部分が所定長だけ嵌まり込む
縦溝とを形成し、前記棒体の先端に、先細状の釘締め用
突出部を形成し、前記突出部を棒体の先端面の略半分か
ら前方に突出し、かつ、突出部の内面を釘の軸部分が嵌
まり込む縦溝の内壁面と面一となるように構成したこと
を特徴とする。
に、この考案に係る釘保持具は、棒体の一端に、釘頭が
嵌まり込む横溝と、釘の軸部分が所定長だけ嵌まり込む
縦溝とを形成し、前記棒体の先端に、先細状の釘締め用
突出部を形成し、前記突出部を棒体の先端面の略半分か
ら前方に突出し、かつ、突出部の内面を釘の軸部分が嵌
まり込む縦溝の内壁面と面一となるように構成したこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】この考案に係る釘保持具によると、先ず、棒体
を水平にして手で持ち、棒体に形成された縦溝を上方に
位置させて、釘の軸部分と釘頭をそれぞれ縦溝と横溝と
に上方から嵌め込むことにより、釘は前記溝の底面に載
置されるとともに釘の尖端から所定の長さだけを露出し
た状態となる。このとき、棒体を多少上下左右に傾斜さ
せたり、釘尖端を天井に向けたりしても外れないように
縦溝と横溝とが保持するようになっている。
を水平にして手で持ち、棒体に形成された縦溝を上方に
位置させて、釘の軸部分と釘頭をそれぞれ縦溝と横溝と
に上方から嵌め込むことにより、釘は前記溝の底面に載
置されるとともに釘の尖端から所定の長さだけを露出し
た状態となる。このとき、棒体を多少上下左右に傾斜さ
せたり、釘尖端を天井に向けたりしても外れないように
縦溝と横溝とが保持するようになっている。
【0007】このようにして釘を保持することにより短
い釘でも尖端を露出させて保持することができ、棒体の
直径以上の幅があれば指の入りにくいような狭い場所で
あっても釘を送りこむことができる。そして、釘の尖端
を打ち込もうとする壁面等に立てて、棒体の後部を金槌
等で叩くことにより、釘の棒体から露出している部分が
打ち込まれる。
い釘でも尖端を露出させて保持することができ、棒体の
直径以上の幅があれば指の入りにくいような狭い場所で
あっても釘を送りこむことができる。そして、釘の尖端
を打ち込もうとする壁面等に立てて、棒体の後部を金槌
等で叩くことにより、釘の棒体から露出している部分が
打ち込まれる。
【0008】そして、棒体から釘の露出している部分が
打ち込まれた後、釘保持具を平行にスライド移動させて
釘保持具を釘から取り外し、壁面等から出ている釘を金
槌で叩いて最後まで打ち込む。
打ち込まれた後、釘保持具を平行にスライド移動させて
釘保持具を釘から取り外し、壁面等から出ている釘を金
槌で叩いて最後まで打ち込む。
【0009】また、周囲に部材があって金槌を振り難い
場合に、棒体の先端に釘締め用の突出部を形成しておけ
ば、釘保持具を釘から取り外した後に、途中まで打ち込
まれた釘の釘頭に突出部を当接させて、棒体の後部を金
槌で叩けば、周囲の部材を傷つけることなく、釘は最後
まで打ち込まれ、しかも、釘締めもできる。
場合に、棒体の先端に釘締め用の突出部を形成しておけ
ば、釘保持具を釘から取り外した後に、途中まで打ち込
まれた釘の釘頭に突出部を当接させて、棒体の後部を金
槌で叩けば、周囲の部材を傷つけることなく、釘は最後
まで打ち込まれ、しかも、釘締めもできる。
【0010】
【実施例】この考案に係る釘保持具の実施例について、
図1乃至図3を参照して説明する。
図1乃至図3を参照して説明する。
【0011】この考案に係る釘保持具1の実施例は、図
1に示すように、鋼鉄等の金属でなる棒体2の一端側に
釘Aの釘頭A1が嵌まり込む横溝3が形成され、この横
溝3から棒体2の先端にかけて釘Aの軸部分A2の所定
長さだけ嵌まり込む縦溝4が形成され、更に、棒体2の
端面が先細状に突出するようにして釘締め用の突出部5
が形成されている。
1に示すように、鋼鉄等の金属でなる棒体2の一端側に
釘Aの釘頭A1が嵌まり込む横溝3が形成され、この横
溝3から棒体2の先端にかけて釘Aの軸部分A2の所定
長さだけ嵌まり込む縦溝4が形成され、更に、棒体2の
端面が先細状に突出するようにして釘締め用の突出部5
が形成されている。
【0012】前記横溝3は、図1及び図2に示すよう
に、棒体2の長手方向と略垂直な方向に形成されて、釘
頭A1の厚みとほぼ同程度の幅となっており、棒体2の
軸心を越える深さの溝になっている。
に、棒体2の長手方向と略垂直な方向に形成されて、釘
頭A1の厚みとほぼ同程度の幅となっており、棒体2の
軸心を越える深さの溝になっている。
【0013】前記縦溝4は、図1及び図2に示すよう
に、棒体2の長手方向に形成され、棒体2の軸心付近に
まで達し、又、軸部分A2の太さとほぼ同じ幅寸法に形
成されているが、縦溝4の長さ寸法は、釘Aが安定して
保持されるように、釘Aの重心位置を越える寸法に形成
しておくことが望ましい。
に、棒体2の長手方向に形成され、棒体2の軸心付近に
まで達し、又、軸部分A2の太さとほぼ同じ幅寸法に形
成されているが、縦溝4の長さ寸法は、釘Aが安定して
保持されるように、釘Aの重心位置を越える寸法に形成
しておくことが望ましい。
【0014】尚、横溝3及び縦溝4の深さは限定される
ものではないが、釘Aの軸部分A2が棒体2に対して平
行に載置されるように、横溝3の底面に釘頭A1が接触
しない程度に横溝3を縦溝4よりも深く形成している。
これにより、釘Aを垂直な壁面等に立てるときに棒体2
を水平にしておけば、釘Aを壁面等に対して垂直に立て
ることができる。
ものではないが、釘Aの軸部分A2が棒体2に対して平
行に載置されるように、横溝3の底面に釘頭A1が接触
しない程度に横溝3を縦溝4よりも深く形成している。
これにより、釘Aを垂直な壁面等に立てるときに棒体2
を水平にしておけば、釘Aを壁面等に対して垂直に立て
ることができる。
【0015】更に、棒体2の縦溝4が形成されている端
面の略半分が突出するようにして先細状の突出部5が形
成されており、突出部5の内面は縦溝4の内壁面と面一
となっており、その先端が平らになって釘締めの働きを
するようになっている。
面の略半分が突出するようにして先細状の突出部5が形
成されており、突出部5の内面は縦溝4の内壁面と面一
となっており、その先端が平らになって釘締めの働きを
するようになっている。
【0016】以上のような構成を有するこの考案に係る
釘保持具1によれば、図3に示すように、例えば、建築
中の部屋隅部で、両側に化粧竪枠Bが有り、指の入り難
いような狭い壁面Cに壁材Dを釘止めするような場合、
釘保持具1の縦溝4を上に向けた状態で釘Aを縦溝4及
び横溝3に嵌め込み、棒体2を水平に持って、釘Aの尖
端を壁材Dの所望位置に当接し、釘保持具1の棒体2後
部を金槌で叩くことにより釘Aが壁面Cに垂直に打ち込
まれる。
釘保持具1によれば、図3に示すように、例えば、建築
中の部屋隅部で、両側に化粧竪枠Bが有り、指の入り難
いような狭い壁面Cに壁材Dを釘止めするような場合、
釘保持具1の縦溝4を上に向けた状態で釘Aを縦溝4及
び横溝3に嵌め込み、棒体2を水平に持って、釘Aの尖
端を壁材Dの所望位置に当接し、釘保持具1の棒体2後
部を金槌で叩くことにより釘Aが壁面Cに垂直に打ち込
まれる。
【0017】このようにして、釘Aが打ち込まれるの
で、上記のような狭い壁面Cであっても、容易に釘打ち
をすることができる。
で、上記のような狭い壁面Cであっても、容易に釘打ち
をすることができる。
【0018】そして、釘Aが途中まで打ち込まれて固定
されれば、釘Aから釘保持具1を平行に移動させて取り
外し、釘Aの頭に釘保持具1に形成した突出部5を当接
させ、棒体2の後部を更に金槌等で叩いて、釘Aを最後
まで打ち込み、釘締めをすることができる。
されれば、釘Aから釘保持具1を平行に移動させて取り
外し、釘Aの頭に釘保持具1に形成した突出部5を当接
させ、棒体2の後部を更に金槌等で叩いて、釘Aを最後
まで打ち込み、釘締めをすることができる。
【0019】このように、突出部5を利用して打ち込む
ことにより、両側の化粧竪枠Bを誤って金槌等で叩い
て、傷つける心配がなくなる。
ことにより、両側の化粧竪枠Bを誤って金槌等で叩い
て、傷つける心配がなくなる。
【0020】また、釘孔の形成されていない薄肉の金属
板に釘打ちする場合は、木材に比べて強い力で打ちつけ
る必要があり、打ち損じると大怪我をする場合が生じる
が、この釘保持具1を使用すれば、棒体2の後部の面積
は釘頭A1の面積よりも大きいので、打ち損じが殆ど無
くなり、安全に釘打ちをすることができる。
板に釘打ちする場合は、木材に比べて強い力で打ちつけ
る必要があり、打ち損じると大怪我をする場合が生じる
が、この釘保持具1を使用すれば、棒体2の後部の面積
は釘頭A1の面積よりも大きいので、打ち損じが殆ど無
くなり、安全に釘打ちをすることができる。
【0021】特に、この考案は、突起部5にて釘Aの一
側部を支えることにより釘Aの保持長を長くでき、釘A
を打ち込み面に垂直に立てる際の釘Aの保持性が向上
し、釘 Aを安定させた状態で打ち込むことができる。 し
かも、この考案は、釘Aを最終的に打ち込むために、釘
Aを釘保持具1から取り外して独立させ、釘Aの頭に釘
保持具1の突出部5を当てて釘Aを最後まで打ち込む場
合には、突出部5が棒体2の先端面の略半分から突出し
ているので、釘Aの打ち込み場所が釘保持具1の棒体2
よりも更に狭まっていても、突出部5をその場所に容易
に進入させて釘Aを打ち込むことができる。
側部を支えることにより釘Aの保持長を長くでき、釘A
を打ち込み面に垂直に立てる際の釘Aの保持性が向上
し、釘 Aを安定させた状態で打ち込むことができる。 し
かも、この考案は、釘Aを最終的に打ち込むために、釘
Aを釘保持具1から取り外して独立させ、釘Aの頭に釘
保持具1の突出部5を当てて釘Aを最後まで打ち込む場
合には、突出部5が棒体2の先端面の略半分から突出し
ているので、釘Aの打ち込み場所が釘保持具1の棒体2
よりも更に狭まっていても、突出部5をその場所に容易
に進入させて釘Aを打ち込むことができる。
【0022】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案の釘保
持具によれば、安定した状態で釘打ち作業ができるのは
勿論のこと、狭小な場所にも突起部を進入させて釘の最
終的打ち込むを完全に行うことができる。
持具によれば、安定した状態で釘打ち作業ができるのは
勿論のこと、狭小な場所にも突起部を進入させて釘の最
終的打ち込むを完全に行うことができる。
【図1】この考案に係る釘保持具の1実施例を示す一部
省略斜視図。
省略斜視図。
【図2】図1のア−ア線断面図。
【図3】上記実施例の使用状態を示す全体図。
1 釘保持具 2 棒体 3 横溝 4 縦溝 5 突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 棒体の一端に、釘頭が嵌まり込む横溝
と、釘の軸部分が所定長だけ嵌まり込む縦溝とを形成
し、前記棒体の先端に、先細状の釘締め用突出部を形成
し、前記突出部を棒体の先端面の略半分から前方に突出
し、かつ、突出部の内面を釘の軸部分が嵌まり込む縦溝
の内壁面と面一となるように構成したことを特徴とする
釘保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064193U JP2584068Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 釘保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064193U JP2584068Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 釘保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711279U JPH0711279U (ja) | 1995-02-21 |
JP2584068Y2 true JP2584068Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12586191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4064193U Expired - Fee Related JP2584068Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 釘保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584068Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP4064193U patent/JP2584068Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711279U (ja) | 1995-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |