JP2001078842A - 箱物家具の背板固定具及び背板固定方法 - Google Patents
箱物家具の背板固定具及び背板固定方法Info
- Publication number
- JP2001078842A JP2001078842A JP25968399A JP25968399A JP2001078842A JP 2001078842 A JP2001078842 A JP 2001078842A JP 25968399 A JP25968399 A JP 25968399A JP 25968399 A JP25968399 A JP 25968399A JP 2001078842 A JP2001078842 A JP 2001078842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- plate
- main body
- wedge
- box furniture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 13
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Assembled Shelves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単、迅速に箱物家具20の背板22を固定
できる固定具10及び固定方法を提供すること。 【解決手段】 側板21の溝穴21aに背板22の端部
を遊嵌し、背板22の端部と溝穴21aの隙間に固定具
10の楔部12を差し込み、金槌等の工具で固定具10
のテーパ面11aを叩いて楔部12を溝穴21aに打ち
込むとともに、爪13を背板21に喰い込ませて、背板
22を固定具10により側板21に固定する。
できる固定具10及び固定方法を提供すること。 【解決手段】 側板21の溝穴21aに背板22の端部
を遊嵌し、背板22の端部と溝穴21aの隙間に固定具
10の楔部12を差し込み、金槌等の工具で固定具10
のテーパ面11aを叩いて楔部12を溝穴21aに打ち
込むとともに、爪13を背板21に喰い込ませて、背板
22を固定具10により側板21に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンス、本箱、げた
箱等の箱物家具の背板を側板、天板、地板等に固定する
ための固定具及び固定方法に関する。
箱等の箱物家具の背板を側板、天板、地板等に固定する
ための固定具及び固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、箱物家具は背板を釘やビスを使
って側板、天板、地板等に固定している。
って側板、天板、地板等に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、釘やビ
スで背板を固定するには、多数の釘やビスを背板に打ち
込まなければならず、背板の固定作業に甚だ手間がかか
っていた。本発明はかかる問題点に鑑み、簡単、迅速に
箱物家具の背板を固定できる固定具及び固定方法を提供
することを目的とする。
スで背板を固定するには、多数の釘やビスを背板に打ち
込まなければならず、背板の固定作業に甚だ手間がかか
っていた。本発明はかかる問題点に鑑み、簡単、迅速に
箱物家具の背板を固定できる固定具及び固定方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
箱物家具の固定具であって、本体の下端部に前方へ突出
する楔部を形成し、前記本体の底面に楔状の爪を凸設し
たことを特徴とする。請求項2に記載の発明は請求項1
に記載の箱物家具の固定具において、前記本体の背面の
上部を切り欠いて背面をテーパに形成したことを特徴と
する。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載
の箱物家具の固定具において、前記本体の前面上部を切
り欠いて前面下部との間に段差を設けたことを特徴とす
る。請求項4に記載の発明は、本体の下端部に前方へ突
出する楔部を形成し、前記本体の底面に楔状の爪を凸設
した固定具を用いて箱物家具の背板を側板、天板又は地
板に固定する箱物家具の背板固定方法であって、前記側
板、天板又は地板に溝穴を形成し、該溝穴に背板の端部
を遊嵌し、遊嵌した背板の端部と溝穴の隙間に前記固定
具の楔部を打ち込んで前記背板を前記側板、天板又は地
板に固定することを特徴とする。
箱物家具の固定具であって、本体の下端部に前方へ突出
する楔部を形成し、前記本体の底面に楔状の爪を凸設し
たことを特徴とする。請求項2に記載の発明は請求項1
に記載の箱物家具の固定具において、前記本体の背面の
上部を切り欠いて背面をテーパに形成したことを特徴と
する。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載
の箱物家具の固定具において、前記本体の前面上部を切
り欠いて前面下部との間に段差を設けたことを特徴とす
る。請求項4に記載の発明は、本体の下端部に前方へ突
出する楔部を形成し、前記本体の底面に楔状の爪を凸設
した固定具を用いて箱物家具の背板を側板、天板又は地
板に固定する箱物家具の背板固定方法であって、前記側
板、天板又は地板に溝穴を形成し、該溝穴に背板の端部
を遊嵌し、遊嵌した背板の端部と溝穴の隙間に前記固定
具の楔部を打ち込んで前記背板を前記側板、天板又は地
板に固定することを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1及び4に記載の発明によ
れば、固定具の楔部を側板等の溝穴と、溝穴に遊嵌した
背板の端部との間に打ち込んで、楔部の楔作用で背板を
側板の溝穴に固定するので、多数の釘やビスを打ち付け
て背板を固定する場合のようには固定作業に手間がかか
らず、箱物家具の組立作業の能率が向上する。また、固
定具には楔部の他に本体底面に楔状の爪を設けたので、
楔部を溝穴の隙間に打ち込むと、爪が背板に食い込み、
楔部と爪の相乗作用で背板を強固に固定できる。請求項
2に記載の発明によれば、固定具本体の背面をテーパに
したので、金槌でテーパ面を叩いて固定具を溝穴に打ち
付けることができ、固定具の打ち付け作業が容易にな
る。請求項3に記載の発明によれば、固定具本体の前面
上部を切り欠いて段差を設けたので、固定具を溝穴に打
ち付けたとき、段差により側板等の端面との間に隙間を
形成できる。このため、打ち付けた固定具を取り外すと
き、この隙間にドライバー等の工具の先端を入れること
ができるので、固定具の取り外しが容易になる。
れば、固定具の楔部を側板等の溝穴と、溝穴に遊嵌した
背板の端部との間に打ち込んで、楔部の楔作用で背板を
側板の溝穴に固定するので、多数の釘やビスを打ち付け
て背板を固定する場合のようには固定作業に手間がかか
らず、箱物家具の組立作業の能率が向上する。また、固
定具には楔部の他に本体底面に楔状の爪を設けたので、
楔部を溝穴の隙間に打ち込むと、爪が背板に食い込み、
楔部と爪の相乗作用で背板を強固に固定できる。請求項
2に記載の発明によれば、固定具本体の背面をテーパに
したので、金槌でテーパ面を叩いて固定具を溝穴に打ち
付けることができ、固定具の打ち付け作業が容易にな
る。請求項3に記載の発明によれば、固定具本体の前面
上部を切り欠いて段差を設けたので、固定具を溝穴に打
ち付けたとき、段差により側板等の端面との間に隙間を
形成できる。このため、打ち付けた固定具を取り外すと
き、この隙間にドライバー等の工具の先端を入れること
ができるので、固定具の取り外しが容易になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1及び図2には本発明の一実施形態に係る箱
物家具の背板固定具10が示されている。当該固定具1
0は断面形状が略台形の本体11を有し、本体11の下
端部に前方へ突出する楔部12が設けられ、本体底面に
3本の楔状の爪13が凸設されている。
するに、図1及び図2には本発明の一実施形態に係る箱
物家具の背板固定具10が示されている。当該固定具1
0は断面形状が略台形の本体11を有し、本体11の下
端部に前方へ突出する楔部12が設けられ、本体底面に
3本の楔状の爪13が凸設されている。
【0007】楔部12は偏平部分12aと鋭利な先端部
12bから成る。各爪13は三角形状の断面を有し、断
面積が先端ほど漸減するように先細りに形成され、先端
が楔部12の偏平部分12aにまで達している。
12bから成る。各爪13は三角形状の断面を有し、断
面積が先端ほど漸減するように先細りに形成され、先端
が楔部12の偏平部分12aにまで達している。
【0008】固定具本体11の背面は上角部を斜めに切
り欠いてテーパ面11aに形成されている。また、本体
11前面の上部を垂直に切り欠いて前面下部との間に段
差11bを設けている。
り欠いてテーパ面11aに形成されている。また、本体
11前面の上部を垂直に切り欠いて前面下部との間に段
差11bを設けている。
【0009】本実施形態に係る背板固定具10の構造は
以上の通りであって、図2に示すように側板21の溝穴
21aに背板22の端部を遊嵌し、背板22の端部と溝
穴21aの隙間に固定具10の楔部12を差し込み、金
槌等の工具で固定具10のテーパ面11aを叩いて楔部
12を溝穴21aに打ち込む。このとき、爪13が背板
21に喰い込む。こうして背板22が固定具10により
側板21に固定される。同様にして、図3に示すように
箱物家具20の天板23と地板24及び残りの側板25
を順に固定具10で固定する。背板22は少なくとも一
辺の2箇所を固定具10で固定するとよい。
以上の通りであって、図2に示すように側板21の溝穴
21aに背板22の端部を遊嵌し、背板22の端部と溝
穴21aの隙間に固定具10の楔部12を差し込み、金
槌等の工具で固定具10のテーパ面11aを叩いて楔部
12を溝穴21aに打ち込む。このとき、爪13が背板
21に喰い込む。こうして背板22が固定具10により
側板21に固定される。同様にして、図3に示すように
箱物家具20の天板23と地板24及び残りの側板25
を順に固定具10で固定する。背板22は少なくとも一
辺の2箇所を固定具10で固定するとよい。
【0010】打ち付けた固定具10を取り外すには、段
差11bと側板21の端面に形成される隙間にドライバ
ー等の先端部を差し込み、ドライバーで隙間をこじ開け
るようして楔部12を溝穴21aから外すとともに、爪
13を背板21から剥す。
差11bと側板21の端面に形成される隙間にドライバ
ー等の先端部を差し込み、ドライバーで隙間をこじ開け
るようして楔部12を溝穴21aから外すとともに、爪
13を背板21から剥す。
【0011】本実施形態に係る固定具10によれば、楔
部12を側板21,25や天板23、地板24等に設け
た溝穴21aと、溝穴21aに遊嵌した背板22の端部
との間に打ち込んで、楔部12の楔作用で背板22を溝
穴21aに固定するので、多数の釘やビスを打ち付けて
背板22を固定する場合のようには固定作業に手間がか
からず、箱物家具20の組立作業の能率が向上する。ま
た、固定具10には楔部12に加えて楔状の爪13を設
けたので、楔部12を溝穴21aの隙間に打ち込むと、
爪13が背板22に食い込み、楔部12と爪13の相乗
作用で背板22を強固に固定できる。さらに、固定具本
体11の背面をテーパ11aにしたので、金槌等の工具
でテーパ面11aを叩いて固定具10を溝穴21aに打
ち付けることができ、固定具10の打ち付け作業が容易
になる。また、固定具本体11の前面上部を切り欠いて
段差11bを設けたので、固定具11を溝穴21aに打
ち付けたとき、段差11bにより側板21等の端面との
間に隙間を形成できる。このため、打ち付けた固定具1
0を取り外すとき、この隙間にドライバー等の工具の先
端を入れることができるので、固定具10の取り外しが
容易になる。
部12を側板21,25や天板23、地板24等に設け
た溝穴21aと、溝穴21aに遊嵌した背板22の端部
との間に打ち込んで、楔部12の楔作用で背板22を溝
穴21aに固定するので、多数の釘やビスを打ち付けて
背板22を固定する場合のようには固定作業に手間がか
からず、箱物家具20の組立作業の能率が向上する。ま
た、固定具10には楔部12に加えて楔状の爪13を設
けたので、楔部12を溝穴21aの隙間に打ち込むと、
爪13が背板22に食い込み、楔部12と爪13の相乗
作用で背板22を強固に固定できる。さらに、固定具本
体11の背面をテーパ11aにしたので、金槌等の工具
でテーパ面11aを叩いて固定具10を溝穴21aに打
ち付けることができ、固定具10の打ち付け作業が容易
になる。また、固定具本体11の前面上部を切り欠いて
段差11bを設けたので、固定具11を溝穴21aに打
ち付けたとき、段差11bにより側板21等の端面との
間に隙間を形成できる。このため、打ち付けた固定具1
0を取り外すとき、この隙間にドライバー等の工具の先
端を入れることができるので、固定具10の取り外しが
容易になる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る固定具を示す斜視
図である。
図である。
【図2】 同固定具による背板の固定方法を示す部分断
面図である。
面図である。
【図3】 同固定具で背板を取付けた箱物家具を示す斜
視図である。
視図である。
10…固定具、11…固定具本体、11a…テーパ面、
11b…段差、12…楔部、13…爪、20…箱物家
具、21…側板、21…溝穴、22…背板、23…天
板、24…地板。
11b…段差、12…楔部、13…爪、20…箱物家
具、21…側板、21…溝穴、22…背板、23…天
板、24…地板。
Claims (4)
- 【請求項1】 本体の下端部に前方へ突出する楔部を形
成し、前記本体の底面に楔状の爪を凸設したことを特徴
とする箱物家具の背板固定具。 - 【請求項2】 前記本体の背面の上部を切り欠いて背面
をテーパに形成したことを特徴とする請求項1に記載の
箱物家具の背板固定具。 - 【請求項3】 前記本体の前面上部を切り欠いて前面下
部との間に段差を設けたことを特徴とする請求項1又は
2に記載の箱物家具の背板固定具。 - 【請求項4】 本体の下端部に前方へ突出する楔部を形
成し、前記本体の底面に楔状の爪を凸設した固定具を用
いて箱物家具の背板を側板、天板又は地板に固定する箱
物家具の背板固定方法であって、前記側板、天板又は地
板に溝穴を形成し、該溝穴に背板の端部を遊嵌し、遊嵌
した背板の端部と溝穴の隙間に前記固定具の楔部を打ち
込んで前記背板を前記側板、天板又は地板に固定するこ
とを特徴とする箱物家具の背板固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25968399A JP2001078842A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 箱物家具の背板固定具及び背板固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25968399A JP2001078842A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 箱物家具の背板固定具及び背板固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001078842A true JP2001078842A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17337473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25968399A Withdrawn JP2001078842A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 箱物家具の背板固定具及び背板固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001078842A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011153634A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 固定部材 |
KR102558029B1 (ko) * | 2022-12-27 | 2023-07-21 | (주)퍼니원 | 가정용 가구 고정핀 |
-
1999
- 1999-09-14 JP JP25968399A patent/JP2001078842A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011153634A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 固定部材 |
KR102558029B1 (ko) * | 2022-12-27 | 2023-07-21 | (주)퍼니원 | 가정용 가구 고정핀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11142921B2 (en) | Molding removal tool assembly | |
JP2001078842A (ja) | 箱物家具の背板固定具及び背板固定方法 | |
US20060185278A1 (en) | Dry wall installation clips | |
JP3050038B2 (ja) | 線材固定用ステープル | |
US2765465A (en) | Apparatus for securing supporting spline strips | |
JP2008014477A (ja) | パイプクランプの固定構造 | |
JP2609971B2 (ja) | コンクリート型枠パネルにおける桟木用固定枠 | |
JP3062535U (ja) | 打込ピン付アンカ―ボルト用打込補助具 | |
JP3817199B2 (ja) | 外壁解体方法 | |
JP4144408B2 (ja) | 打ち込み用ねじ釘 | |
JP3012602U (ja) | 釘抜き兼用金槌 | |
JP2003041771A (ja) | コンクリート型枠の連結金具 | |
JP2002160173A (ja) | ドライバー軸及びドライバー | |
JP2584068Y2 (ja) | 釘保持具 | |
JP2002089531A (ja) | 板状ファスナー | |
KR200300544Y1 (ko) | 거푸집 간격유지대용 체결구 | |
JP4681706B2 (ja) | 床、壁面施工用装置及び床、壁面の施工方法 | |
JP2000094364A (ja) | ハンマー | |
JP2000204655A (ja) | 建築物用の補強金具 | |
JP2000320516A (ja) | スクリュー釘 | |
JP2002356979A (ja) | 床材及びその継手構造 | |
JP2002201715A (ja) | 木板接続金具 | |
JPH0737442Y2 (ja) | 耕耘爪の支持手段 | |
JP3088077U (ja) | パネルの組付具 | |
JP3060129U (ja) | 梁受け金物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061205 |