JP2523646B2 - クリンカ灰輸送システム - Google Patents
クリンカ灰輸送システムInfo
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- JP2523646B2 JP2523646B2 JP62147093A JP14709387A JP2523646B2 JP 2523646 B2 JP2523646 B2 JP 2523646B2 JP 62147093 A JP62147093 A JP 62147093A JP 14709387 A JP14709387 A JP 14709387A JP 2523646 B2 JP2523646 B2 JP 2523646B2
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- JP
- Japan
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- clinker
- ash
- conveyor
- silo
- transportation system
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は微粉炭焚ボイラに係り、特にボトムクリンカ
灰の含水率の調整と輸送効率改善に好適な輸送システム
に関する。
灰の含水率の調整と輸送効率改善に好適な輸送システム
に関する。
(従来の技術) 従来、微粉炭焚ボイラにおいては火炉内において燃焼
により発生するクリンカ及び灰は、火炉底部に降下堆積
し、水封式クリンカコンベアにより排出されるが、この
際、10mm内外の大きい粒度のものを含むクリンカ灰の水
きりは重力に依存しており、火炉底部に配置された水封
構造のクリンカホッパと、その内部に構成されたクリン
カコンベアによって外部へ排出される。通常このクリン
カコンベアは水封構造を有する部分にのみ設置されるた
め、クリンカサイロまでのクリンカ輸送については別の
サイロコンベアによりサイロ上部まで輸送されている。
により発生するクリンカ及び灰は、火炉底部に降下堆積
し、水封式クリンカコンベアにより排出されるが、この
際、10mm内外の大きい粒度のものを含むクリンカ灰の水
きりは重力に依存しており、火炉底部に配置された水封
構造のクリンカホッパと、その内部に構成されたクリン
カコンベアによって外部へ排出される。通常このクリン
カコンベアは水封構造を有する部分にのみ設置されるた
め、クリンカサイロまでのクリンカ輸送については別の
サイロコンベアによりサイロ上部まで輸送されている。
しかし最近の技術進歩により、微粉炭粉砕装置の性能
が改善された結果、微粉炭の粒度が向上しこれに伴い燃
焼灰も微細になった。併せて窒素酸化物低減対策のため
に、火炉の断面積も大きくとる傾向にあり、火炉内での
燃焼ガスの上昇スピードが低下するなどの原因で、火炉
底部に配置されたクリンカホッパには細かいクリンカ灰
が落下る傾向にあった。このため水封部からクリンカコ
ンベアによって排出される灰に随伴する水分量も増加す
る傾向があった。
が改善された結果、微粉炭の粒度が向上しこれに伴い燃
焼灰も微細になった。併せて窒素酸化物低減対策のため
に、火炉の断面積も大きくとる傾向にあり、火炉内での
燃焼ガスの上昇スピードが低下するなどの原因で、火炉
底部に配置されたクリンカホッパには細かいクリンカ灰
が落下る傾向にあった。このため水封部からクリンカコ
ンベアによって排出される灰に随伴する水分量も増加す
る傾向があった。
(発明が解決しようとする問題点) ボトムアッシュはクリンカコンベア出口において含水
率が50%〜55%の範囲にあるが、含水率の高くなったク
リンカ灰は、その輸送効率が極端に低下すると共にこれ
がサイロ内に堆積貯蔵されることにより、含水率が41〜
45%以上になると水分だけが分離してサイロの上部に表
面水として停溜する。この表面水は、クリンカサイロか
らトラックへの排出時などに突然落下する不具合があっ
た。またコンベアの構造を水きりの良い構造とした場合
にも、灰の輸送効率は低下するという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決し、ボトムクリンカ灰を効率
良く輸送するシステムを提供することを目的としてい
る。
率が50%〜55%の範囲にあるが、含水率の高くなったク
リンカ灰は、その輸送効率が極端に低下すると共にこれ
がサイロ内に堆積貯蔵されることにより、含水率が41〜
45%以上になると水分だけが分離してサイロの上部に表
面水として停溜する。この表面水は、クリンカサイロか
らトラックへの排出時などに突然落下する不具合があっ
た。またコンベアの構造を水きりの良い構造とした場合
にも、灰の輸送効率は低下するという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決し、ボトムクリンカ灰を効率
良く輸送するシステムを提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、含水率の高いボトムアッシュに乾燥した
フライアッシュを混入し適当な含水率に調整することに
よって達成される。
フライアッシュを混入し適当な含水率に調整することに
よって達成される。
(作用) 含水率が高く比較的粒度の大きいクリンカに、乾燥し
た細かいフライアッシュを混入することでクリンカ灰は
細密充填の状態となって均一で適当な含水率を保持する
ことができる。
た細かいフライアッシュを混入することでクリンカ灰は
細密充填の状態となって均一で適当な含水率を保持する
ことができる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面と共に説明する。第1図にお
いて、1はクリンカホッパ、2はクリンカコンベア、3
はロータリバルブ、4はフライアッシュシュート、5は
サイロコンベア、6はクリンカサイロ、7は油圧ゲー
ト、8は微粉炭バーナ、9は火炉、10はフライアッシュ
ホッパ、11は煙突である。火炉9内において燃焼により
発生したクリンカ及び灰は火炉9底部に降下堆積し、水
封式クリンカコンベア2により火炉9外に搬送され、こ
こで図示しない集塵器等の捕集手段によって捕集された
フライアッシュは、フライアッシュホッパ10からフライ
アッシュシュート4を経て所定量サイロコンベア5に投
入され、細粒と粗粒とが均一に混合される。上記のよう
に含水率が高く10mm内外の大きい粒度のものを含むクリ
ンカ灰に、乾燥した200メッシュ内外の細かいフライア
ッシュを程よく混合することでクリンカ灰は均一で適当
な含水率を有するいわゆる水持ちの良い細密充填状態に
調整され、クリンカコンベア5を経由してクリンカサイ
ロ6の上部へ順次堆積される。従ってこのような均一で
適当な含水率に調整された細密充填の状態にあるクリン
カは表面水を発生させない。上記捕集手段及びフライア
ッシュとクリンカの混合手段は図示実施例に限定しない
が、クリンカサイロ内で上記のように水持ちの良い細密
充填状態が保持されるように、フライアッシュとクリン
カの混合割合は、クリンカコンベアの走行速度と共に火
炉9内の燃焼条件、炭種等により最適に調整制御され
る。
いて、1はクリンカホッパ、2はクリンカコンベア、3
はロータリバルブ、4はフライアッシュシュート、5は
サイロコンベア、6はクリンカサイロ、7は油圧ゲー
ト、8は微粉炭バーナ、9は火炉、10はフライアッシュ
ホッパ、11は煙突である。火炉9内において燃焼により
発生したクリンカ及び灰は火炉9底部に降下堆積し、水
封式クリンカコンベア2により火炉9外に搬送され、こ
こで図示しない集塵器等の捕集手段によって捕集された
フライアッシュは、フライアッシュホッパ10からフライ
アッシュシュート4を経て所定量サイロコンベア5に投
入され、細粒と粗粒とが均一に混合される。上記のよう
に含水率が高く10mm内外の大きい粒度のものを含むクリ
ンカ灰に、乾燥した200メッシュ内外の細かいフライア
ッシュを程よく混合することでクリンカ灰は均一で適当
な含水率を有するいわゆる水持ちの良い細密充填状態に
調整され、クリンカコンベア5を経由してクリンカサイ
ロ6の上部へ順次堆積される。従ってこのような均一で
適当な含水率に調整された細密充填の状態にあるクリン
カは表面水を発生させない。上記捕集手段及びフライア
ッシュとクリンカの混合手段は図示実施例に限定しない
が、クリンカサイロ内で上記のように水持ちの良い細密
充填状態が保持されるように、フライアッシュとクリン
カの混合割合は、クリンカコンベアの走行速度と共に火
炉9内の燃焼条件、炭種等により最適に調整制御され
る。
(発明の効果) 本発明の実施により、クリンカコンベアの水きり装置
を必要とせず輸送効率が向上し、クリンカ灰の含水率は
概ね41%内外の値に調整されクリンカサイロ内で表面水
を生ずることがなくなった。
を必要とせず輸送効率が向上し、クリンカ灰の含水率は
概ね41%内外の値に調整されクリンカサイロ内で表面水
を生ずることがなくなった。
第1図は本発明に係るクリンカ灰輸送システムの一実施
例を示す配置図である。 1……クリンカホッパ、2……クリンカコンベア 3……ロータリバルブ、4……フライアッシュシュート 5……サイロコンベア、6……クリンカサイロ 7……油圧ゲート、8……微粉炭バーナ 9……火炉、10……フライアッシュホッパ 11……煙突
例を示す配置図である。 1……クリンカホッパ、2……クリンカコンベア 3……ロータリバルブ、4……フライアッシュシュート 5……サイロコンベア、6……クリンカサイロ 7……油圧ゲート、8……微粉炭バーナ 9……火炉、10……フライアッシュホッパ 11……煙突
Claims (1)
- 【請求項1】微粉炭焚ボイラ火炉の底部に配設された水
封構造のクリンカホッパと、このクリンカホッパ内に構
成されたクリンカコンベアと、このクリンカコンベアの
終端部からクリンカサイロへ架設したサイロコンベアを
有するクリンカ灰輸送システムにおいて、フライアッシ
ュ捕集手段から前記サイロコンベアの始動部にフライア
ッシュを投入混合させる手段と、前記混合によるクリン
カ灰の含水率を調整する手段を備えることを特徴とする
クリンカ灰輸送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62147093A JP2523646B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | クリンカ灰輸送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62147093A JP2523646B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | クリンカ灰輸送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63311016A JPS63311016A (ja) | 1988-12-19 |
JP2523646B2 true JP2523646B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=15422317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62147093A Expired - Fee Related JP2523646B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | クリンカ灰輸送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523646B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120091171A (ko) | 2009-10-02 | 2012-08-17 | 에누오케 가부시키가이샤 | 밀봉 장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1188247B (it) * | 1986-01-10 | 1988-01-07 | Magaldi Mario | Procedimento ed apparecchiatura per l'estrazione continua a secco di ceneri pesanti |
IT1241408B (it) * | 1990-03-02 | 1994-01-14 | Mario Magaldi | Sistema di scarico delle ceneri pesanti da caldaie per la produzione di vapore |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP62147093A patent/JP2523646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120091171A (ko) | 2009-10-02 | 2012-08-17 | 에누오케 가부시키가이샤 | 밀봉 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63311016A (ja) | 1988-12-19 |
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