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JPH11273360A - 強誘電体記憶装置 - Google Patents

強誘電体記憶装置

Info

Publication number
JPH11273360A
JPH11273360A JP10067507A JP6750798A JPH11273360A JP H11273360 A JPH11273360 A JP H11273360A JP 10067507 A JP10067507 A JP 10067507A JP 6750798 A JP6750798 A JP 6750798A JP H11273360 A JPH11273360 A JP H11273360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
bit line
potential
voltage
memory device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10067507A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Tanaka
寿実夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10067507A priority Critical patent/JPH11273360A/ja
Priority to KR1019990008890A priority patent/KR100320893B1/ko
Priority to US09/268,687 priority patent/US6191971B1/en
Publication of JPH11273360A publication Critical patent/JPH11273360A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/22Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーハ内のチップが形成された位置によって
ビット線の高レベルと低レベルがばらついても、参照電
位と高レベルあるいは低レベルとの充分な余裕を確保で
き、データの誤読み出しを防止できる強誘電体記憶装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】強誘電体膜の分極の向きに対応した高レベ
ルと低レベルをビット線に読み出し、このビット線と対
をなす参照用のビット線に参照電位を印加し、上記ビッ
ト線の電位と参照用のビット線の参照電位とを比較して
記憶データのセンスおよび再書き込みを行う強誘電体記
憶装置において、ビット線の高レベルと低レベルに応じ
て複数の電圧レベルの中から参照電位を設定する手段1
05,111,112を設けたことを特徴としている。
参照電位が可変であるので、強誘電体キャパシタの特性
がばらついても最適な参照電位を印加できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャパシタの電
極間に設けた強誘電体膜の分極の状態に応じてデータを
記憶し、この強誘電体膜の分極状態に応じたビット線電
位の変化を検知して記憶データを読み出す強誘電体記憶
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、強誘電体記憶装置の基本となる回
路部は、例えば図17に示すように構成されている。こ
こでは、強誘電体記憶装置におけるメモリセル、ダミー
セル、センスおよび再書き込み用アンプ(センスアン
プ)、及びその周辺回路の要部を抽出して示している。
メモリセルMC1,MC2はそれぞれ、強誘電体キャパ
シタ10,11と選択トランジスタ14,15とから構
成され、ダミーセルDCa,DCbはそれぞれ、強誘電
体キャパシタ12,13と選択トランジスタ16,17
とから構成されている。上記メモリセルMC1における
選択トランジスタ14のゲートにはi行目のワード線1
9が接続され、強誘電体キャパシタ10のプレート電極
にはi行目のプレート線23が接続される。同様に、上
記メモリセルMC2における選択トランジスタ15のゲ
ートには(i+1)行目のワード線20が接続され、強
誘電体キャパシタ11のプレート電極には(i+1)行
目のプレート線24が接続される。また、上記ダミーセ
ルDCaにおける選択トランジスタ16のゲートにはダ
ミーワード線a 21が接続され、強誘電体キャパシタ
12のプレート電極にはダミープレート線a 25が接
続される。更に、上記ダミーセルDCbにおける選択ト
ランジスタ17のゲートにはダミーワード線b22が接
続され、強誘電体キャパシタ13のプレート電極にはダ
ミープレート線b 26が接続されている。
【0003】上記メモリセルMC1の選択トランジスタ
14と上記ダミーセルDCbの選択トランジスタ17の
電流通路の一端はそれぞれビット線27に接続され、上
記メモリセルMC2の選択トランジスタ15と上記ダミ
ーセルDCaの選択トランジスタ16の電流通路の一端
はそれぞれ/ビット線(“/”はバーを意味する)28
に接続される。そして、メモリセルMC1が選択された
ときにはダミーセルDCaが選択され、このダミーセル
DCaで生成した参照電位が/ビット線28に印加され
ることにより、/ビット線28がビット線27の高レベ
ルまたは低レベルを検出するための参照用のビット線と
して用いられる。一方、メモリセルMC2が選択された
ときにはダミーセルDCbが選択され、このダミーセル
DCbで生成した参照電位がビット線27に印加される
ことにより、ビット線27が/ビット線28の高レベル
または低レベルを検出するための参照用のビット線とし
て用いられる。
【0004】上記ビット線対27,28間には、センス
および再書き込み用アンプ(センスアンプ)18が接続
され、これらビット線対27,28間の電位差が増幅さ
れる。また、上記ビット線対27,28はそれぞれ、カ
ラムを選択するためのトランジスタ300,301の電
流通路を介して共通読み出しデータ線と/データ線30
3,304に接続される。上記トランジスタ300,3
01のゲートはそれぞれカラム選択線302に接続さ
れ、図示しないカラムデコーダから供給されるカラム選
択信号によって選択されたカラムのセンスアンプ18に
よる増幅信号が共通読み出しデータ線と/データ線30
3,304に供給されるようになっている。
【0005】上記のような構成において、強誘電体キャ
パシタ10〜13における強誘電体膜の電界及び分極の
向き(両者の向きは一致する)を、プレート線23,2
4及びダミープレート線25,26からビット線27,
28方向を正の向きと定める。強誘電体記憶装置では、
データを記憶している強誘電体キャパシタ10または1
1の分極状態(分極の向き)に応じてビット線27また
は28のレベルに高低の差が生ずる。このビット線27
または28のレベルと参照用のビット線28または27
のレベルをセンスアンプ18でセンス及び増幅すること
により記憶データを読み出す。具体的には、図18のタ
イミングチャートに示すように、選択するビット線を予
め0(V)に設定しておき、選択するメモリセルに接続
されているワード線とプレート線を高レベルに立ち上げ
て選択する(時刻t1)。そして、上記ビット線の電位
が変化した後でセンスアンプ18を活性化し(時刻t
2)、上記強誘電体キャパシタの分極の向きに応じてビ
ット線を高レベルまたは低レベルにする。この際、i行
目のワード線19を選択したときにはダミーワード線a
21を、(i+1)行目のワード線20を選択したと
きにはダミーワード線b 22をそれぞれ選択すること
により参照電位を生成している。
【0006】ここで、電源電圧を3(V)と仮定し、選
択されたプレート線は最大3(V)になると仮定する。
また、選択されたワード線の最大値は、ビット線の高レ
ベルが強誘電体キャパシタに伝達されるように選択トラ
ンジスタのしきい値電圧落ちを補償する電圧(例えば
4.5(V))に昇圧されているものとする。
【0007】選択されたメモリセルMCにおける強誘電
体キャパシタの分極の向きが上向き(プレート線側から
ビット線側)の場合は、分極と電界の方向が同じため分
極反転しない。この時のセルの分極の変化を図19
(a)に示す。この場合にはセルが放出する電荷量は少
ないためビット線のレベルは低い。これに対し、分極の
向きが下向き(ビット線側からプレート線側)の場合
は、分極と電界の方向が反対のため分極反転する。この
時のセルの分極の変化を図19(b)に示す。この場合
にはセルが放出する電荷量が多いためビット線のレベル
は高い。よって、ダミーセルDCa,DCb中の強誘電
体キャパシタ12,13の面積をメモリセルMC1,M
C2中の強誘電体キャパシタ10,11のm(>1)倍
にして参照電位を生成し、参照用のビット線となる一方
のビット線の電位が、データが読み出される他方のビッ
ト線の高レベルと低レベルの中間のレベルが発生するよ
うに設定すれば、センスアンプ18によりビット線対2
7,28のレベル差をセンスできる。但し、ダミーセル
DCa,DCb中の強誘電体キャパシタ12,13は、
必ず分極反転しない状態で動作するように、ダミーワー
ド線21,22とダミープレート線25,26の駆動パ
ルスを発生する必要がある。
【0008】なお、図19(a),(b)では、分極が
0になるときの電圧が2つ存在するが、いずれも抗電圧
と呼ぶ。また、電圧が0の時の分極も2つ存在するが、
いずれも残留分極と呼ぶ。
【0009】ところで、上述したような従来の強誘電体
記憶装置においては、ウェーハ内のチップが形成された
位置によって強誘電体キャパシタの特性が変化し、分極
状態に応じたビット線の高レベルと低レベルがばらつく
ことが知られている。図20は、ウェーハ内の異なる位
置に形成されたチップにおけるビット線の高レベルと低
レベルの関係を示している。図20から分かるように、
ビット線の低レベルは0.92(V)から1.12
(V)まで200(mV)程度、高レベルは1.17
(V)から1.34(V)まで約170(mV)程度そ
れぞればらついており、ビット線の高レベルと低レベル
のばらつき方が異なっている。このため、ダミーセルを
用いて参照電位を生成する際、単純にダミーセル用の強
誘電体キャパシタ12,13の面積をメモリセル用の強
誘電体キャパシタ10,11のm(>1)倍にして、ビ
ット線の高レベルと低レベルの中間レベルの参照電位を
生成しようとすると、参照電位とデータを読み出したビ
ット線の高レベルあるいは低レベルとの余裕が少なくな
り、誤読み出しが起こる恐れがある。しかも、参照電位
を図20の破線で示すようにウェーハ内の全てのチップ
で一定の値(一律参照電位)にできたとしても、参照電
位と高レベルあるいは低レベルとの余裕が小さくなる領
域が発生するため、上述した余裕の低下を確実に回避す
ることはできない。
【0010】また、強誘電体記憶装置においては、メモ
リセルMC1,MC2とダミーセルDCa,DCbで
は、強誘電体キャパシタにおける分極のプレート電圧に
対する依存性が異なることが知られている。図19
(a),(b)では、プレート線の電位が一定の時の分
極の様子を表したが、図21ではプレート線の電圧(電
源電圧)を横軸にして、分極反転しない場合(低レベ
ル)、分極反転する場合(高レベル)、及びダミーセル
によって発生した分極の変化量(電荷量)を縦軸にして
表している。高レベルと低レベルの差は正の残留分極と
負の残留分極の差に比例するので、プレート線の電圧に
は依存しない。プレート線の電圧が抗電圧以下になると
分極反転しなくなるので、図21に示すように高レベル
と低レベルの場合の差がなくなる。ダミーセルによって
発生した分極の変化量は、分極反転しない場合のm(>
1)倍なので、図19に示したようになる。
【0011】図21から明らかなように、メモリセルの
強誘電体キャパシタにおける分極とダミーセルの強誘電
体キャパシタにおける分極では、プレート電圧に対する
依存性が異なっている。一方、製品を実際に使用する上
では、電源電圧にある程度の振れ(変動)を許してい
る。例えば、通常3V電源と呼ばれているものでは、実
際には2.7(V)から3.6(V)までの揺れが使用
上許されている。一般にプレート電圧は、この電源電圧
に等しいのでプレート電圧もこの範囲で揺れることにな
る。図21から分かるように、低い電圧ではダミーセル
と分極反転しない低レベルの差が小さいが、電圧が高い
ときにはむしろダミーセルと高レベルの差が小さくな
る。このためデータ読み出しの余裕が不足し、センス動
作が不安定になったりデータの誤読み出しが起こるとい
う問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の強
誘電体記憶装置は、ウェーハ内のチップが形成された位
置によってビット線の高レベルと低レベルがばらつき、
参照電位と高レベルあるいは低レベルとの余裕が少なく
なり、データの誤読み出しが起こるという問題があっ
た。
【0013】また、メモリセルとダミーセルでは、強誘
電体キャパシタにおける分極のプレート電圧に対する依
存性が異なるため、センスすべきビット線と参照用のビ
ット線の電位差が電源電圧に依存して変動し、データ読
み出しの余裕が不足して誤読み出しが起こるという問題
があった。
【0014】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、ウェーハ内のチ
ップが形成された位置によってビット線の高レベルと低
レベルがばらついても、参照電位と高レベルあるいは低
レベルとの充分な余裕を確保でき、データの誤読み出し
を防止できる強誘電体記憶装置を提供することにある。
【0015】また、センスすべきビット線と参照用のビ
ット線の電位差が電源電圧に依存して変動するのを防止
してデータの誤読み出しを回避できる強誘電体記憶装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載した強誘電体記憶装置は、強誘電体膜の分極の向きに
対応した高レベルと低レベルをビット線に読み出し、こ
のビット線と対をなす参照用のビット線に参照電位を印
加し、上記ビット線の電位と参照用のビット線の参照電
位とを比較して記憶データのセンスおよび再書き込みを
行う強誘電体記憶装置において、上記ビット線の高レベ
ルと低レベルに応じて複数の電圧レベルの中から上記参
照電位を設定する手段を設けたことを特徴としている。
【0017】請求項2に記載したように、請求項1の強
誘電体記憶装置において、前記参照電位を設定する手段
は、ウェーハ内のチップの形成位置によってばらつく強
誘電体キャパシタの特性に対応して参照電位を設定する
ものであることを特徴とする。
【0018】請求項3に記載したように、請求項1また
は2の強誘電体記憶装置において、参照電位を設定する
手段は、キャパシタの変位電流あるいはセンス前にキャ
パシタに蓄積した電荷を参照用のビット線に放出するこ
とにより生成されるものであることを特徴とする。
【0019】請求項4に記載したように、請求項3の強
誘電体記憶装置において、キャパシタは、強誘電体膜を
用いたキャパシタであることを特徴とする。
【0020】請求項5に記載したように、請求項3の強
誘電体記憶装置において、キャパシタは、常誘電体膜を
用いたキャパシタであることを特徴とする。
【0021】請求項6に記載したように、請求項1また
は2の強誘電体記憶装置において、参照電位の電圧レベ
ルは、チップ内で生成した固定電圧に基づくものである
ことを特徴とする。
【0022】請求項7に記載したように、請求項1また
は2の強誘電体記憶装置において、参照電位を設定する
手段は、不揮発性の記憶素子に記憶したデータに基づい
て複数の出力レベルから上記ビット線の高レベルと低レ
ベルの中間の出力レベルを選択し、固定化するものであ
ることを特徴とする。
【0023】また、この発明の請求項8に記載した強誘
電体記憶装置は、データの読み出し時に、選択されたメ
モリセルに対応したプレート線をパルス駆動するプレー
ト線駆動回路と、上記選択されたメモリセルが接続され
たビット線と対をなす参照用のビット線に接続されたダ
ミーセルに対応したダミープレート線をパルス駆動する
ダミープレート線駆動回路とを具備し、強誘電体膜の分
極の向きに対応した高レベルと低レベルをメモリセルか
らビット線に読み出し、このビット線と対をなす参照用
のビット線にダミーセルから参照電位を印加し、上記ビ
ット線の電位と参照用のビット線の参照電位とを比較し
て記憶データのセンスおよび再書き込みを行う強誘電体
記憶装置において、上記プレート線駆動回路及び上記ダ
ミープレート線駆動回路はともに定電圧発生回路の出力
が電源として与えられており、上記定電圧発生回路は、
バンドギャップレファレンス回路と、非反転入力端に上
記バンドギャップレファレンス回路の出力電圧が印加さ
れる演算増幅器と、この演算増幅器の出力端の電位を分
圧し、上記演算増幅器の反転入力端に供給する分圧回路
とを備え、上記演算増幅器の出力端の電位を出力するこ
とを特徴としている。
【0024】更に、この発明の請求項9に記載した強誘
電体記憶装置は、選択されたメモリセルに対応したプレ
ート線を固定化して駆動するプレート線駆動回路と、上
記選択されたメモリセルが接続されたビット線と対をな
す参照用のビット線に接続されたダミーセルに対応した
ダミープレート線を固定化して駆動するダミープレート
線駆動回路とを具備し、強誘電体膜の分極の向きに対応
した高レベルと低レベルをメモリセルからビット線に読
み出し、このビット線と対をなす参照用のビット線にダ
ミーセルから参照電位を印加し、上記ビット線の電位と
参照用のビット線の参照電位とを比較して記憶データの
センスおよび再書き込みを行う強誘電体記憶装置におい
て、上記プレート線駆動回路及び上記ダミープレート線
駆動回路はともに定電圧発生回路の出力が電源として与
えられており、上記定電圧発生回路は、バンドギャップ
レファレンス回路と、非反転入力端に上記バンドギャッ
プレファレンス回路の出力電圧が印加される演算増幅器
と、この演算増幅器の出力端の電位を分圧し、上記演算
増幅器の反転入力端に供給する分圧回路とを備え、上記
演算増幅器の出力端の電位を出力することを特徴として
いる。
【0025】請求項10に記載したように、請求項8ま
たは9の強誘電体記憶装置において、演算増幅器の電源
として、チップ内部に設けられた昇圧回路または降圧回
路で生成した電圧を供給することを特徴とする。
【0026】請求項11に記載したように、請求項8な
いし10いずれか1つの項に記載の強誘電体記憶装置に
おいて、ダミープレート線駆動回路に電源を与える定電
圧発生回路の分圧回路は、前記演算増幅器の出力端と接
地電源間に直列接続された3つ以上の抵抗素子を備え、
これら抵抗素子の接続点のいずれか1つが選択的に前記
演算増幅器の反転入力端に接続されてなることを特徴と
する。
【0027】請求項1のような構成によれば、参照電位
を設定する手段において設定される参照電位が可変であ
り、ビット線の高レベルと低レベルに応じた参照電位を
設定して参照用のビット線に印加することができるの
で、ウェーハ間でビット線の高レベルと低レベルが異な
っていてもチップ毎に最適な参照電位を与えることがで
きる。よって、参照電位とビット線の高レベルあるいは
低レベルとの充分な余裕を確保でき、データの誤読み出
しを防止できる。この結果、安定したセンス及び読み出
し動作が可能となる。
【0028】請求項2に示すように、参照電位を設定す
る手段で設定される参照電位を、ウェーハ内のチップが
形成される位置に応じて変化させれば、チップ毎の強誘
電体キャパシタの特性のばらつきに対応でき、最適な参
照電位を与えることができる。
【0029】請求項3に示すように、参照電位はキャパ
シタの変位電流あるいはセンス前にキャパシタに蓄積し
た電荷を参照用のビット線に放出することにより生成で
きる。
【0030】上記キャパシタは、請求項4に示すように
強誘電体膜を用いたキャパシタで形成しても良く、請求
項5に示すように常誘電体膜を用いたキャパシタで形成
しても良い。
【0031】請求項6に示すように、参照電位はチップ
内で生成した固定電圧とすることもできる。
【0032】上記参照電位を設定する手段は、請求項7
に示すように不揮発性の記憶素子に記憶したデータに基
づいて電圧レベルを選択し、固定化するようにしても良
い。
【0033】また、請求項8に示すような構成によれ
ば、センスすべきビット線の高レベルと低レベル及び参
照用のビット線の参照電位が外部電源電圧や温度に依存
して変化しないので、外部電源電圧の変化や温度変化に
起因するデータの誤読み出しを回避でき、安定したセン
ス及び読み出し動作が得られる。
【0034】更に、請求項9に示すような構成であって
も、センスすべきビット線の高レベルと低レベル及び参
照用のビット線の参照電位が外部電源電圧や温度に依存
して変化しないので、外部電源電圧の変化や温度変化に
起因するデータの誤読み出しを回避でき、安定したセン
ス及び読み出し動作が得られる。
【0035】請求項10に示すように、演算増幅器の電
源としては、昇圧回路や降圧回路の出力電圧を用いるこ
とができる。
【0036】請求項11に示すように、分圧回路を抵抗
素子で形成すれば、温度特性や製造ばらつきによる分圧
比の変化を小さくできる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0038】図1は、この発明の第1の実施の形態に係
る強誘電体記憶装置の概略構成を示すブロック図であ
る。アドレス信号Addはアドレスバッファ回路100
に供給され、このアドレスバッファ回路100の出力信
号がローデコーダ101、カラムデコーダ102、ダミ
ーワード線駆動回路103、及びプレートデコーダ10
9に供給される。上記ローデコーダ101によるデコー
ド出力はメモリセルアレイ104に供給され、上記ダミ
ーワード線駆動回路103の出力はダミーセル105に
供給される。上記メモリセルアレイ104の各ビット線
対毎にセンスおよび再書き込み用アンプ106とカラム
選択回路107が設けられ、カラム選択回路107には
上記カラムデコーダ102によるデコード出力が供給さ
れる。上記メモリセルアレイ104から読み出したデー
タは、センスおよび再書き込み用アンプ(センスアン
プ)106でセンス及び増幅された後、選択されたカラ
ムのデータがカラム選択回路107を介して入出力回路
108に供給され、読み出しデータDoutとして出力
される。また、書き込みデータDinは、入出力回路1
08に供給され、カラム選択回路107及びセンスアン
プ106を介してメモリセルアレイ104中の選択され
たメモリセルに書き込まれる。
【0039】上記メモリセルアレイ104中の強誘電体
キャパシタのプレート電極にはプレートデコーダ109
の出力信号が供給され、このプレートデコーダ109の
電源として定電圧発生回路110から出力される定電圧
(2.7V)が供給される。一方、上記ダミーセル10
5にはダミープレート線駆動回路111の出力信号が供
給され、このダミープレート線駆動回路111には可変
電圧発生回路112で生成された電圧3が供給される。
この可変電圧発生回路112は、デコーダ回路113の
出力信号75,76,…,77に応じて異なるレベルの
電圧を出力する。上記デコーダ回路113は、フリップ
フロップ114の出力信号207,208をデコードし
て可変電圧発生回路112中の分圧回路の分圧比を選択
することにより、最適な出力電圧を選択する。上記フリ
ップフロップ114には、抵抗選択回路115の出力信
号144、フューズ回路116の出力信号162、フリ
ップフロップ制御回路117の出力信号205、及び外
部信号またはフューズの選択回路118の出力信号18
2,183が供給されている。上記抵抗選択回路115
には外部端子(パッド)140からの信号と動作モード
選択回路119の出力信号126が供給される。上記動
作モード選択回路119には、アドレス信号Addが供
給される。また、上記動作モード選択回路119とフュ
ーズ回路116と外部信号またはフューズの選択回路1
18にはそれぞれ、信号124が供給される。更に、上
記フリップフロップ制御回路117には、信号発生回路
120の出力信号250が供給される。この信号発生回
路120は、チップイネーブル信号/CEに基づいて、
タイミング信号250を生成する。
【0040】図2は、上記図1に示した回路におけるメ
モリセルアレイ、ダミーセル、センスおよび再書き込み
用アンプ、及びカラム選択回路の要部の構成例を示す回
路図である。メモリセルアレイ104、センスおよび再
書き込み用アンプ106、カラム選択回路107等は、
図17に示した従来の強誘電体記憶装置と同様であるの
で、同一構成部には同じ符号を付してその詳細な説明は
省略する。この回路部で従来の強誘電体記憶装置と異な
るのは、参照電位を生成するためのダミーセルDCa,
DCbである。すなわち、ダミーセルDCaは選択トラ
ンジスタ16とダミーキャパシタ51で構成され、ダミ
ーセルDCbは選択トランジスタ17とダミーキャパシ
タ52で構成されており、上記ダミーキャパシタ51,
52にはMOSトランジスタのゲート酸化膜を利用した
線形のキャパシタを用いている。そして、ダミーキャパ
シタ51,52の線形性を確保するために、チャネル領
域に燐や砒素をドープしたデプレーション型のMOSト
ランジスタで構成している。ゲート酸化膜は、強誘電体
膜と異なり、何回読み出しても疲労せず、高温で放置し
てもほとんど劣化しないという特長がある。ダミーキャ
パシタ51,52の静電容量をCD 、ビット線の寄生容
量をCB 、ダミープレート線25,26の電位をVDP
すると、ビット線の参照電位VR は、 VR =CD ×VDP/(CD +CB )…(1) となる。従って、ダミープレート線25,26の電位を
変えることにより参照電位を変化させることができる。
【0041】図3は、上記図1に示した回路におけるダ
ミープレート線駆動回路111の構成例について説明す
るためのもので、ダミーキャパシタ51に接続されたダ
ミープレート線a 25を駆動する回路部を示してい
る。ダミープレート線b 26を駆動する回路部も同様
に構成されている。この回路は、Pチャネル型MOS
(PMOS)トランジスタ56、Nチャネル型MOS
(NMOS)トランジスタ57,58、及びインバータ
55を含んで構成されている。負荷トランジスタ56の
ソースは電源3に、駆動トランジスタ58のソースは接
地点2にそれぞれ接続され、これらトランジスタ56,
58のゲートとドレインが共通接続されてインバータが
構成されている。これらトランジスタ56,58のゲー
トには、制御信号53が供給され、この信号53を反転
してダミープレート線a 25に供給する。このインバ
ータに与える電源3のレベルを変化させることにより、
ダミープレート線a 25の高レベルを可変にできる。
但し、負荷トランジスタ56は、電源3のレベルが低下
すると電流駆動能力が低下する。そこで、この時の電流
駆動能力を補うために、負荷トランジスタと並列に負荷
トランジスタ57を設け、インバータ55により信号5
3の反転信号で駆動するようにしている。上記負荷トラ
ンジスタ56、負荷トランジスタ57及びインバータ5
5は、電源3とダミープレート線a 25を信号53に
応じて接続するためのトランスファゲートを構成してい
る。そして、このトランスファゲートでダミープレート
線a 25を駆動することにより、電源3のレベルの低
下による電流駆動能力の低下を補償している。
【0042】図4は、上記図3に示したダミープレート
線駆動回路111に電源3を与える可変電圧発生回路1
12である。この回路112は、バンドギャップレファ
レンス回路70、演算増幅器78、分圧回路82及びト
ランスファゲート79,80,…,81等から構成され
ている。演算増幅器78は、非反転入力端(+)に反転
入力点(−)より高い電圧が入力されるとその出力電圧
(電源3の電位)が減少し、逆に低い電圧が入力される
と上昇する。この演算増幅回路78は、例えばCMOS
型のカレントミラー回路を用いて容易に実現できる。上
記演算増幅回路78の非反転入力端(+)には、バンド
ギャップレファレンス回路70の出力電圧が印加されて
いる。このバンドギャップレファレンス回路70の出力
電圧は、約1.2Vで外部の電源電圧や温度変化に依存
しない。演算増幅器78の出力端と反転入力端(−)と
の間には、分圧回路82が設けられている。演算増幅器
78の反転入力端(−)の電位は、出力端の電位を分圧
回路82で抵抗分割して与えており、分圧回路82の抵
抗値(RT −R1 )と抵抗値R1 との比を変化させるこ
とにより出力端の電位(電源3)を自由に設定できる。
【0043】 反転入力端(−)の電位={(RT −R1 )×出力端の電位}/R1 …(2) であるので、演算増幅器78の反転入力端(−)の電位
が非反転入力端(+)の電位より少しでも高くなろうと
すると、出力端の電位(電源3)が減少し、これに伴っ
て反転入力端(−)の電位が減少する。一方、反転入力
端(−)の電位が非反転入力端(+)より下がった場合
は、逆に反転入力端(−)の電位が増加しようとする。
この結果、反転入力端(−)は、非反転入力端(+)の
電位(1.2V)に固定され、反転入力端(−)の電位
も定常的に1.2Vになる。図4に示したように分圧回
路82の抵抗値RT を一定にしてトランスファゲート7
9,80,81を選択的にオン/オフ制御して抵抗値R
1 を切り換えるようにすれば、出力端の電位(電源3の
電位)はR1 /RT ×1.2Vとなり、自由に設定でき
る。しかも、この分圧回路82は抵抗素子で形成してい
るので、温度特性や製造ばらつきによる分圧比の変化を
小さくできる。
【0044】図5(a),(b)はそれぞれ、上記図4
に示した回路におけるトランスファゲート79,80,
…,81の構成例について説明するためのもので、
(a)図はシンボル図、(b)図は(a)図の具体的な
回路図である。各トランスファゲート79,80,…,
81は、NMOSトランジスタ304、PMOSトラン
ジスタ306及びインバータ305から構成されてい
る。節点302が高レベルの時、NMOSトランジスタ
304が導通する。節点303は、インバータ305に
より低レベルになるので、PMOSトランジスタ306
も導通する。従って、節点300と節点301の間は導
通する。逆に節点302が低レベルの時は、節点300
と節点301の間は非導通になる。
【0045】上記トランスファゲート79,80,…,
81による抵抗値R1 の選択は、ウェーハ内のチップの
形成位置によってばらつく強誘電体キャパシタの特性に
合わせて行う。図6は、この選択を行う動作モードに入
るための動作モード選択回路119の構成例である。こ
の回路は、PMOSトランジスタ127,128、NM
OSトランジスタ129、ナンドゲート130及びイン
バータ131から構成されている。この選択を行う動作
モードに入るためには、パッド141に外部電源1の電
圧よりも高い電圧を印加する必要がある。このパッド1
41に外部電源1の電圧より少なくともPMOSトラン
ジスタ127と128のしきい値電圧の合計分高い電圧
を印加すると、PMOSトランジスタ127と128は
ともに導通するので、節点123のレベルは高くなる。
通常動作の電源立ち上げで外部電源電圧1が低い段階
で、パッド141に比較的高いレベルの電圧が既に印加
されていると、節点123が次段のナンドゲート130
で高レベルと判定され、誤ってテストモードと判定され
る危険性がある。そこで、電源立ち上げ時に低レベルの
信号124を入力し、節点125が高レベル、節点12
6が低レベルになるようにして、このような誤動作を防
止している。
【0046】なお、正規のパッド以外に抵抗値R1 の選
択を行う動作モードに入ることを指示するための余分の
パッドを設けることにより同様な機能を実現できる。
【0047】図7は、抵抗値R1 を選択するための信号
を入力する抵抗選択回路115である。この回路115
は、PMOSトランジスタ145,146、NMOSト
ランジスタ147,148及びインバータ149を含ん
で構成され、この図7の回路を必要な数だけ用意する。
パッド140には、抵抗値R1 を選択するのに必要な信
号が入力される。抵抗値R1 を選択する動作モードに入
ると、ここでは動作モード選択回路119の出力信号1
25は低レベルになり、MOSトランジスタ145がオ
ン状態、MOSトランジスタ148がオフ状態となり、
上記パッド140に入力された信号と同じ信号が出力信
号144として出力される。これに対し、動作モード選
択回路119の出力信号125が高レベルになると、M
OSトランジスタ145がオフ状態、MOSトランジス
タ148がオン状態となり、上記パッド140に入力さ
れた信号は出力信号144には伝わらない。
【0048】図8は、選択すべき抵抗値R1 が決定した
後に、フューズを切断することにより、この抵抗値R1
を記憶するためのフューズ回路116である。この回路
116は、フューズ164、NMOSキャパシタ16
5、PMOSキャパシタ166、NMOSトランジスタ
167、ナンドゲート168、及びインバータ169等
から構成され、図7の回路と同様に必要な数だけ用意さ
れている。信号124は、通常は高レベルで、電源立ち
上げ時に低レベルとなる。よって、フューズ164を切
断しないと節点160が外部電源1で充電されて高レベ
ルとなり、節点161は低レベル、出力信号162は高
レベルとなる。また、フューズ164を切断すると節点
160が放電されて低レベルとなるので、節点161は
高レベル、出力信号162は低レベルとなる。
【0049】図9は、選択すべき抵抗値をアドレス信号
のような外部信号により指定するのか、選択すべき抵抗
値が決定して図8の回路で設定された抵抗値を指定する
のかを選択するための信号を出力する回路であり、図1
に示した回路における外部信号またはフューズの選択回
路118に対応する。この回路118は、フューズ18
4、NMOSキャパシタ185、PMOSキャパシタ1
86、NMOSトランジスタ187、ナンドゲート18
8、及びインバータ189,190等から構成されてい
る。選択すべき抵抗値を外部信号で指定する場合は、フ
ューズ184を切断しないので、信号183は低レベル
に、抵抗値が決まりフューズ184を切断した後は信号
183は高レベルになる。
【0050】図8及び図9に示した回路において、フュ
ーズ164と184が切断される前は、節点160と1
80はフューズにより高レベルに、節点161と181
は低レベルに傾く。これに対し、フューズ164と18
4が切断された後は、NMOSキャパシタ165と18
5はそれぞれ節点160と180を低レベル側に、PM
OSキャパシタ166と186は外部電源1の電圧が立
ち上がるときに、それぞれ節点161と181を高レベ
ルに傾ける。フューズ164と184の切断後に、フュ
ーズが完全に切断されておらず漏れ電流が流れている
と、外部電源1を極めてゆっくり投入した場合は、キャ
パシタ166と186に流れる電流が少なくなるので、
期待通りの動作をしないことがある。そこで、信号12
4を電源投入時に低レベルにすれば、キャパシタ166
と186が働かなくても節点161と181は高レベル
に、節点160と180は低レベルになり、上記のよう
な問題は回避される。
【0051】図10は、抵抗選択を外部信号で行うのか
フューズの切断によって生成した信号で行うのかを後段
に伝えて切り換えるためのフリップフロップ114であ
る。このフリップフロップ114は、トランスファゲー
ト209,210,211及びインバータ212,21
3,214から構成されている。上記各トランスファゲ
ート209,210,211は、図5(a),(b)と
同様に構成されている。また、上記インバータ212と
213は入力端と出力端が相互接続されてラッチ回路を
構成している。もし、図9に示した回路におけるフュー
ズ184が切断されていない場合は、信号182は高レ
ベルに、信号183は低レベルになるので、フューズ切
断前の外部入力信号144がトランスファゲート209
を介して節点204に現れる。フューズ184が切断さ
れている場合は、信号182は低レベルに、信号183
は高レベルになるので、図8に示した回路における出力
信号162がトランスファゲート210を介して節点2
04に現れる。この節点204の電位は信号205に制
御されてインバータ212と213とからなるラッチ回
路に記憶され、信号207として出力されるとともに、
インバータ214で反転されて信号208として出力さ
れる。
【0052】図11は、上記図10に示した回路におけ
るトランスファゲート211を制御する信号205を発
生するフリップフロップ制御回路117である。この回
路は、偶数段のインバータ遅延回路261、奇数段のイ
ンバータ遅延回路262、ナンドゲート263、インバ
ータ264、ノアゲート265、インバータ266,2
67及びナンドゲート268等から構成されている。先
ずフューズ164,184の切断前の状態を考える。こ
の時、図9の選択回路118の出力信号183は低レベ
ルであるので、インバータ267の出力信号259は高
レベルになる。従って、ナンドゲート268は、インバ
ータ266の出力信号257の反転信号を出力信号20
5として出力する。図6に示した抵抗選択回路115の
節点141に印加する電圧を電源電圧より充分に高くす
ると、この回路の出力信号126は高レベルになるの
で、インバータ264の出力信号255は低レベルにな
る。従って、ノアゲート265は、ナンドゲート263
の出力信号253の反転信号を出力信号256として出
力する。
【0053】図12は、この時の主な信号のタイミング
チャートであり、図1に示した回路における信号発生回
路120の機能を表している。図12に示す如く、チッ
プイネーブル信号/CEが低レベルになり、チップが選
択されると、少し遅れてアドレスバッファ回路100を
活性化する信号250が高レベルになる。信号250
は、図11の偶数段のインバータ遅延回路261により
少し遅れて立ち上がり、奇数段のインバータ遅延回路2
62の時間幅経過した後にたち下がるパルス信号205
を発生する。従って、信号205が高レベルの間に図1
0のインバータ212と213とで構成されるラッチ回
路に図7の回路におけるパッド140への入力信号と同
じ信号144が記憶される。その後、図6の節点141
に与える信号を通常の電位に戻せば、フリップフロップ
に抵抗値を指定する情報が記憶された状態で、通常動作
を行えるようになる。この時、メモリセルの信号とダミ
ーセルの信号を比べることにより選択した抵抗値R1
適当か否か調べることができる。このようにして適当な
抵抗値が定まったら、図9のフューズ184を適宜切断
する。この時、外部信号またはフューズの選択回路11
8の出力信号183は高レベルになるので、節点259
は低レベル、節点205は節点257の信号に無関係に
高レベルになる。図10のフリップフロップ114に
は、図8のフューズ回路116でフューズ164を切断
したか否かで記憶された信号162が伝わる。従って、
フューズ回路116のフューズ164を抵抗値に合わせ
て切断するか否かを設定すれば、電源が立ち上がってい
る限りフリップフロップ114にはフューズ164で選
択された信号が蓄えられる。
【0054】フリップフロップ114に蓄えられた抵抗
1 を選択するための情報(信号207a/208a,
207b/208b,…,207c/208c)は、図
13に示すようなデコーダ113に供給され、1つの信
号だけが高レベルになり、他の信号は全て低レベルにな
るような出力信号75,76,…,77に変換される。
【0055】なお、抵抗値の選択にフューズの切断の代
わりにフューズの溶着を用いたり、あるいは他の不揮発
性の記憶素子を設け、この記憶素子に記憶したデータを
用いて同様な選択を行うことも可能である。
【0056】図14は、上記図1に示した回路における
プレート線の電圧を発生するプレートデコーダ109の
構成例を示している。このプレートデコーダ109は、
PMOSトランジスタ64,69,79とNMOSトラ
ンジスタ65,66で構成され、全てのワード線毎に1
つずつ設けられている。このプレートデコーダ109
は、ワード線の電位とアドレスバッファ回路100から
出力されるプレートクロックの論理積を取るアンドゲー
トになっており、ワード線が選択された行のプレート線
のみが選択的にプレートクロックにより制御される。こ
の時のプレート線の電位は、プレートデコーダ109の
電源4の電圧で決定される。
【0057】ここで、図21に示されるように、ビット
線72に読み出される電位は、プレート線の電位に依存
するが、このプレートデコーダ109の電源4の電位を
外部の電源電圧に依存しないように設計すればプレート
線の電位は外部電源電圧に依存しなくなる。同様にダミ
ーワード線とダミープレートクロックの論理積を取るこ
とにより、ダミープレートデコーダを形成する。図3の
制御信号53は、この論理積の否定論理で発生すること
ができる。そして、ダミープレートデコーダの電源を外
部電源電圧に依存しないようにすれば、参照電位も外部
電源電圧に依存しない。また、この時、電源4の代わり
に図4に示した可変電圧発生回路から供給される電源3
を加えれば、外部電源電圧に依存せず、且つ出力レベル
が可変であるダミープレート線の電位を直接得ることも
できる。
【0058】図15は、上記図1に示した回路における
定電圧発生回路110の構成例を示しており、上記プレ
ートデコーダ109に外部電源の電圧に依存しない内部
電源電圧4を発生する回路である。この回路110は、
バンドギャップレファレンス回路90、演算増幅器94
及び分圧回路91で構成されている。演算増幅器94の
非反転入力端(+)にはバンドギャップレファレンス回
路90の出力電圧が印加され、出力端と反転入力端
(−)間には分圧回路91が設けられている。ここで、
バンドギャップレファレンス回路90の出力電圧は約
1.2Vで外部の電源電圧や温度変化に依存しない。分
圧回路91は、演算増幅器94の出力端と接地点間に抵
抗92,93が直列接続されて構成され、抵抗92,9
3の接続点が演算増幅器94の反転入力端(−)に接続
されている。このように、分圧回路91を抵抗素子で形
成すれば、温度特性や製造ばらつきによる分圧比の変化
を小さくできる。演算増幅器94は、反転入力端(−)
に非反転入力端(+)より高い電圧が入力されるとその
出力電圧(電源4の電圧)が減少し、逆に低い電圧が入
力されると上昇する。この演算増幅器94は、CMOS
カレントミラー回路を用いて容易に実現できる。こうし
て、反転入力端(−)の電位は、出力電圧(電源4の電
圧)を抵抗92と抵抗93の抵抗分割により所定値に設
定している。
【0059】すなわち、 反転入力端(−)の電位=R×出力端(電源3)の電位…(3) ここで、R=抵抗93/(抵抗93+抵抗92)となる
ので、反転入力端(−)の電位が非反転入力端(+)の
電位より少しでも高くなろうとすると反転入力端(−)
の電位は減少して出力電位は減少する。反転入力端
(−)の電位が非反転入力端(+)より下がった場合
は、逆に反転入力端(−)の電位は増加しようとする。
このようにして、演算増幅器94の反転入力端(−)の
電位は非反転入力端(+)の電位(1.2V)に固定さ
れ、反転入力端(−)の電位も定常的に1.2Vにな
る。ここで、抵抗値の比をR=1.2/2.7に設定す
れば、(3)式から明らかなように定電圧発生回路11
0の出力電位(電源4)は外部の電源電圧に依存しない
2.7Vとなる。
【0060】上記のような構成によれば、可変電圧発生
回路112からダミープレート線駆動回路111に与え
る電圧を可変にすることにより、ダミーセル105を用
いて参照用のビット線に与える参照電位を可変化できる
ので、ウェーハ内のチップが形成される位置によってビ
ット線の高レベルと低レベルがばらついても、チップ毎
に最適な参照電位を与えることができる。よって、参照
電位とビット線の高レベルあるいは低レベルとの充分な
余裕を確保でき、データの誤読み出しを防止できる。こ
の結果、安定したセンス及び読み出し動作が可能とな
る。
【0061】また、定電圧発生回路110によって電源
電圧や温度に依存しない電圧をプレートデコーダ109
に与えることにより、センスすべきビット線と参照用の
ビット線の電位差が電源電圧に依存して変動するのを防
止でき、データの誤読み出しを回避できる。
【0062】更に、この発明により、例えば図20に破
線で示すような低レベルから一定の電圧だけ高い参照電
位をチップに合わせて発生することが可能になり、単に
歩留まりが向上するだけでなく、電気的な余裕が広い強
誘電体記憶装置を実現することができる。
【0063】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施することが可能である。例えば、上記実施の
形態では、ダミーキャパシタに線形のキャパシタ51,
52を用いる場合を説明したが、図16に示すように強
誘電体キャパシタ286,287を用いても良い。この
場合には、PMOSトランジスタ284,285を設
け、チップイネーブル信号/CEが高レベルであるチッ
プ非選択時に低レベルとなるダミーセルプリチャージ制
御信号282,283によって、ダミーワード線21や
22が閉じている間に節点280あるいは281をそれ
ぞれ内部電源3のレベルまで充電しておく。そして、ダ
ミーワード線21あるいは22が選択されたとき、ダミ
ーセル286あるいは287に蓄えられていた電荷を参
照用のビット線に放出してビット線の高レベルと低レベ
ルの中間の電圧を発生する。従って、内部電源3の電圧
を調整することにより、この蓄積する電荷量を変えれば
参照用のビット線のレベルも変化させることが可能にな
る。その他、どのようなダミーセルに対してもこの発明
が適用できることは明白である。
【0064】また、上述した説明では、センス動作前の
参照用のビット線の参照電位をダミーキャパシタを用い
て発生したが、この参照用のビット線の参照電位は図1
5と同様な回路を用いてチップ内部で直接発生すること
も可能である。この場合は、図2に示した回路における
ダミーセルDCa,DCbの節点31あるいは32に生
成した固定電位を直接印加する。但し、センス動作が開
始する前には、一旦選択したダミーワード線21あるい
は22を閉じて、この電位がセンスアンプの動作を妨害
しないようにする必要がある。この参照用のビット線の
参照電位は、図15の回路と同様に変化させることは勿
論可能である。
【0065】更に、選択したプレート線にパルスを印加
してセルの分極に従ってビット線電位を取り出し、セン
ス及び再書き込みを行う方式を例にとって説明したが、
DRAMと同じようにプレート電圧を電源電圧の約半分
に固定電位化し、読み出す方式にも適用可能である。こ
の場合、セルが選択されていないときには、セルに電界
を印加しないように、メモリセルの記憶ノード、すなわ
ち図2の節点29や30、あるいはダミーセルの記憶ノ
ードである節点31や32にもプレート電極と同じ電位
を印加する必要がある。また、記憶ノードの電荷はリー
ク電流により少しずつ失われるので、DRAMと同様に
一定期間でリフレッシュする必要がある。センスの前
は、ビット線を0Vに設定しておく。ここでワード線を
選択して選択トランジスタをオンすると、分極反転する
方が分極反転しないよりもビット線の電位が高くなるの
で、これまで説明してきた回路と同様な強誘電体記憶装
置の動作が可能になる。この場合もプレート電位を2.
7Vに固定化すれば、電源電圧依存性の問題がなくなる
のは明らかである。
【0066】以上の説明では、プレート線やダミープレ
ート線の電位を外部電源電圧の仕様の最小値に設定し
た。ここで、内部の固定化した電圧が外部の電源電圧に
依存しない性質は、図15の回路ではバンドギャップレ
ファレンス回路90の出力が外部の電源電圧に依存しな
いことに起因する。従って、抵抗値の比を変えることに
よりこの電圧を電源電圧の仕様の最小値よりも下げるこ
とも可能である。但し、図21からも分かるように、こ
の場合は抗電圧以下には下げられないことに注意する必
要がある。
【0067】一般に、周辺回路は電源電圧が高い方が高
速性に優れる。この観点から、逆にプレート線やダミー
プレート線の電位を電源電圧よりも昇圧することも考え
られる。この場合は、図15の演算増幅器94の電源に
チップの内部回路で昇圧された電圧を印加すれば良い。
この場合も、バンドギャップレファレンス回路90の出
力により、昇圧された電位が電源電圧に依存しないこと
が保証される。また、降圧回路で生成した電圧を供給し
ても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ウェーハ内のチップが形成された位置によってビッ
ト線の高レベルと低レベルがばらついても、参照電位と
高レベルあるいは低レベルとの充分な余裕を確保でき、
データの誤読み出しを防止できる強誘電体記憶装置が得
られる。
【0069】また、センスすべきビット線と参照用のビ
ット線の電位差が電源電圧に依存して変動するのを防止
してデータの誤読み出しを回避できる強誘電体記憶装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る強誘電体記
憶装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した回路におけるメモリセルアレイ、
ダミーセル、センスおよび再書き込み用アンプ、及びカ
ラム選択回路の要部の構成例を示す回路図。
【図3】図1に示した回路におけるダミープレート線駆
動回路の構成例について説明するための回路図。
【図4】図3に示したダミープレート線駆動回路に電源
を与える可変電圧発生回路の構成例を示す回路図。
【図5】図4に示した回路におけるトランスファゲート
の構成例について説明するためのもので、(a)図はシ
ンボル図、(b)図は(a)図の具体的な回路図。
【図6】抵抗値の選択を行う動作モードに入るための動
作モード選択回路の構成例を示す回路図。
【図7】抵抗値を選択するための信号を入力する抵抗選
択回路の構成例を示す回路図。
【図8】抵抗値を記憶するためのフューズ回路の構成例
を示す回路図。
【図9】図1に示した回路における外部信号またはフュ
ーズの選択回路の構成例を示す回路図。
【図10】抵抗選択を外部信号で行うのかフューズの切
断によって生成した信号で行うのかを後段に伝えて切り
換えるためのフリップフロップの構成例を示す回路図。
【図11】図10に示した回路におけるトランスファゲ
ートを制御する信号を発生するフリップフロップ制御回
路の構成例を示す回路図。
【図12】図1に示した回路における信号発生回路の機
能を説明するためのタイミングチャート。
【図13】図1に示した回路におけるデコーダ回路の構
成例を示す回路図。
【図14】図1に示した回路におけるプレート線の電圧
を発生するプレートデコーダの構成例を示す回路図。
【図15】図1に示した回路における定電圧発生回路の
構成例を示す回路図。
【図16】この発明の第2の実施の形態に係る強誘電体
記憶装置について説明するためのもので、ダミーセル部
の構成例を示す回路図。
【図17】従来の強誘電体記憶装置について説明するた
めのもので、基本構成の要部を抽出して示す回路図。
【図18】図17に示した回路におけるデータの読み出
し動作について説明するためのタイミングチャート。
【図19】強誘電体膜の分極の電荷量と電極間の電圧の
関係について説明するためのもので、(a)図はビット
線電位が低レベルの時の関係、(b)図はビット線電位
が高レベルの時の関係。
【図20】ウェーハ内の異なる位置に形成されたチップ
におけるビット線の高レベルと低レベルの関係を示す分
布図。
【図21】強誘電体膜の分極の電荷量と電源電圧の関係
を示す特性図。
【符号の説明】
100…アドレスバッファ回路、101…ローデコー
ダ、102…カラムデコーダ、103…ダミーワード線
駆動回路、104…メモリセルアレイ、105…ダミー
セル、106…センスおよび再書き込み用アンプ、10
7…カラム選択回路、108…入出力回路、109…プ
レートデコーダ、110…定電圧発生回路、111…ダ
ミープレート線駆動回路、112…可変電圧発生回路、
113…デコーダ回路、114…フリップフロップ、1
15…抵抗選択回路、116…フューズ回路、117…
フリップフロップ制御回路、118…外部信号またはフ
ューズの選択回路、119…動作モード選択回路、12
0…信号発生回路、Add…アドレス信号、/CE…チ
ップイネーブル信号、Din…書き込みデータ、Dou
t…読み出しデータ、70,90…バンドギャップレフ
ァレンス回路、78,94…演算増幅器、79,80,
81…トランスファゲート、82,91…分圧回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体膜の分極の向きに対応した高レ
    ベルと低レベルをビット線に読み出し、このビット線と
    対をなす参照用のビット線に参照電位を印加し、上記ビ
    ット線の電位と参照用のビット線の参照電位とを比較し
    て記憶データのセンスおよび再書き込みを行う強誘電体
    記憶装置において、 上記ビット線の高レベルと低レベルに応じて複数の電圧
    レベルの中から上記参照電位を設定する手段を設けたこ
    とを特徴とする強誘電体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記参照電位を設定する手段は、ウェー
    ハ内のチップの形成位置によってばらつく強誘電体キャ
    パシタの特性に対応して参照電位を設定するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の強誘電体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記参照電位を設定する手段は、キャパ
    シタの変位電流あるいはセンス前にキャパシタに蓄積し
    た電荷を参照用のビット線に放出することにより生成さ
    れるものであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の強誘電体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記キャパシタは、強誘電体膜を用いた
    キャパシタであることを特徴とする請求項3に記載の強
    誘電体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記キャパシタは、常誘電体膜を用いた
    キャパシタであることを特徴とする請求項3に記載の強
    誘電体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記参照電位の電圧レベルは、チップ内
    で生成した固定電圧に基づくものであることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の強誘電体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記参照電位を設定する手段は、不揮発
    性の記憶素子に記憶したデータに基づいて複数の出力レ
    ベルから上記ビット線の高レベルと低レベルの中間の出
    力レベルを選択し、固定化するものであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の強誘電体記憶装置。
  8. 【請求項8】 データの読み出し時に、選択されたメモ
    リセルに対応したプレート線をパルス駆動するプレート
    線駆動回路と、上記選択されたメモリセルが接続された
    ビット線と対をなす参照用のビット線に接続されたダミ
    ーセルに対応したダミープレート線をパルス駆動するダ
    ミープレート線駆動回路とを具備し、 強誘電体膜の分極の向きに対応した高レベルと低レベル
    をメモリセルからビット線に読み出し、このビット線と
    対をなす参照用のビット線にダミーセルから参照電位を
    印加し、上記ビット線の電位と参照用のビット線の参照
    電位とを比較して記憶データのセンスおよび再書き込み
    を行う強誘電体記憶装置において、 上記プレート線駆動回路及び上記ダミープレート線駆動
    回路はともに定電圧発生回路の出力が電源として与えら
    れており、 上記定電圧発生回路は、バンドギャップレファレンス回
    路と、非反転入力端に上記バンドギャップレファレンス
    回路の出力電圧が印加される演算増幅器と、この演算増
    幅器の出力端の電位を分圧し、上記演算増幅器の反転入
    力端に供給する分圧回路とを備え、上記演算増幅器の出
    力端の電位を出力することを特徴とする強誘電体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 選択されたメモリセルに対応したプレー
    ト線を固定化して駆動するプレート線駆動回路と、上記
    選択されたメモリセルが接続されたビット線と対をなす
    参照用のビット線に接続されたダミーセルに対応したダ
    ミープレート線を固定化して駆動するダミープレート線
    駆動回路とを具備し、 強誘電体膜の分極の向きに対応した高レベルと低レベル
    をメモリセルからビット線に読み出し、このビット線と
    対をなす参照用のビット線にダミーセルから参照電位を
    印加し、上記ビット線の電位と参照用のビット線の参照
    電位とを比較して記憶データのセンスおよび再書き込み
    を行う強誘電体記憶装置において、 上記プレート線駆動回路及び上記ダミープレート線駆動
    回路はともに定電圧発生回路の出力が電源として与えら
    れており、 上記定電圧発生回路は、バンドギャップレファレンス回
    路と、非反転入力端に上記バンドギャップレファレンス
    回路の出力電圧が印加される演算増幅器と、この演算増
    幅器の出力端の電位を分圧し、上記演算増幅器の反転入
    力端に供給する分圧回路とを備え、上記演算増幅器の出
    力端の電位を出力することを特徴とする強誘電体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記演算増幅器の電源として、チップ
    内部に設けられた昇圧回路または降圧回路で生成した電
    圧を供給することを特徴とする請求項8または9に記載
    の強誘電体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記ダミープレート線駆動回路に電源
    を与える定電圧発生回路の分圧回路は、前記演算増幅器
    の出力端と接地電源間に直列接続された3つ以上の抵抗
    素子を備え、これら抵抗素子の接続点のいずれか1つが
    選択的に前記演算増幅器の反転入力端に接続されてなる
    ことを特徴とする請求項8ないし10いずれか1つの項
    に記載の強誘電体記憶装置。
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