JP2002334577A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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- JP2002334577A JP2002334577A JP2001136479A JP2001136479A JP2002334577A JP 2002334577 A JP2002334577 A JP 2002334577A JP 2001136479 A JP2001136479 A JP 2001136479A JP 2001136479 A JP2001136479 A JP 2001136479A JP 2002334577 A JP2002334577 A JP 2002334577A
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 32
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C5/00—Details of stores covered by group G11C11/00
- G11C5/14—Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
- G11C5/147—Voltage reference generators, voltage or current regulators; Internally lowered supply levels; Compensation for voltage drops
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- Power Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センス動作速度を低下させることなく、ま
た、メモリセルに必要以上の電荷を供給することなく、
省電力化が可能な半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 外部電源電位ext.Vddを低下さ
せ、オーバドライブ方式のセンスアンプ動作電圧発生回
路400に直接供給する。プリチャージ中、VDC回路
410は外部電源電位ext.Vddが仕様上の下限値
より低い場合に外部電源電位ext.Vddと等しい電
位をセンス電源線VSHに供給し、仕様上の下限値より
高い場合に仕様上の下限値に等しい電位をセンス電源線
VSHに供給する。
た、メモリセルに必要以上の電荷を供給することなく、
省電力化が可能な半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 外部電源電位ext.Vddを低下さ
せ、オーバドライブ方式のセンスアンプ動作電圧発生回
路400に直接供給する。プリチャージ中、VDC回路
410は外部電源電位ext.Vddが仕様上の下限値
より低い場合に外部電源電位ext.Vddと等しい電
位をセンス電源線VSHに供給し、仕様上の下限値より
高い場合に仕様上の下限値に等しい電位をセンス電源線
VSHに供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、さらに詳しくは、センスアンプに供給する
内部電源電圧を生成する回路を含む半導体集積回路装置
に関するものである。
装置に関し、さらに詳しくは、センスアンプに供給する
内部電源電圧を生成する回路を含む半導体集積回路装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路装置の動作電源電
圧の低下は著しい。その一例としてダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(DRAM)のメモリセルに書
込されるHデータに等しく、センスアンプの動作電源電
位であるアレイ動作電位Vddsに注目する。
圧の低下は著しい。その一例としてダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(DRAM)のメモリセルに書
込されるHデータに等しく、センスアンプの動作電源電
位であるアレイ動作電位Vddsに注目する。
【0003】一般にアレイ動作電位Vddsは外部電源
電位ext.Vddから内部降圧された電位である。こ
のアレイ動作電位Vddsはメモリセル容量を構成する
絶縁膜の信頼性から決定される。近年の設計ルールの縮
小に伴う絶縁膜の薄膜化により膜にかかる電位差を低減
する必要があるため、絶縁膜の薄膜化によりアレイ動作
電位Vddsを低下する必要が生じている。
電位ext.Vddから内部降圧された電位である。こ
のアレイ動作電位Vddsはメモリセル容量を構成する
絶縁膜の信頼性から決定される。近年の設計ルールの縮
小に伴う絶縁膜の薄膜化により膜にかかる電位差を低減
する必要があるため、絶縁膜の薄膜化によりアレイ動作
電位Vddsを低下する必要が生じている。
【0004】しかしながら、アレイ動作電位Vddsレ
ベルの低下はアレイ動作マージンの観点からは不利であ
る。
ベルの低下はアレイ動作マージンの観点からは不利であ
る。
【0005】図7はDRAM内のメモリセルアレイ部の
構成を示す回路図である。図7を参照して、DRAM内
のメモリセルアレイ部はセンスアンプ30とビット線イ
コライズ回路20とメモリセル10とを含む。
構成を示す回路図である。図7を参照して、DRAM内
のメモリセルアレイ部はセンスアンプ30とビット線イ
コライズ回路20とメモリセル10とを含む。
【0006】センスアンプ30は、PチャネルMOSト
ランジスタP1、P2とNチャネルMOSトランジスタ
N1、N2とを含む。
ランジスタP1、P2とNチャネルMOSトランジスタ
N1、N2とを含む。
【0007】PチャネルMOSトランジスタP1はノー
ドA3とPチャネルMOSトランジスタP3との間に接
続され、PチャネルMOSトランジスタP2はノードA
4とPチャネルMOSトランジスタP3との間に接続さ
れる。
ドA3とPチャネルMOSトランジスタP3との間に接
続され、PチャネルMOSトランジスタP2はノードA
4とPチャネルMOSトランジスタP3との間に接続さ
れる。
【0008】また、NチャネルMOSトランジスタN1
はノードA3とNチャネルMOSトランジスタN3との
間に接続され、NチャネルMOSトランジスタN2はノ
ードA4とNチャネルMOSトランジスタN3との間に
接続される。
はノードA3とNチャネルMOSトランジスタN3との
間に接続され、NチャネルMOSトランジスタN2はノ
ードA4とNチャネルMOSトランジスタN3との間に
接続される。
【0009】PチャネルMOSトランジスタP1および
NチャネルMOSトランジスタN1のゲートはともにノ
ードA4に接続され、PチャネルMOSトランジスタP
2およびNチャネルMOSトランジスタN2のゲートは
ともにノードA3に接続される。なおノードA3はビッ
ト線BLと接続され、ノードA4はビット線ZBLと接
続される。
NチャネルMOSトランジスタN1のゲートはともにノ
ードA4に接続され、PチャネルMOSトランジスタP
2およびNチャネルMOSトランジスタN2のゲートは
ともにノードA3に接続される。なおノードA3はビッ
ト線BLと接続され、ノードA4はビット線ZBLと接
続される。
【0010】PチャネルMOSトランジスタP3のソー
スはセンス電源線VSH(配線抵抗R1)を介して内部
電源電圧発生回路(VDC)に接続され、そのゲートは
ノードZSOPに接続される。
スはセンス電源線VSH(配線抵抗R1)を介して内部
電源電圧発生回路(VDC)に接続され、そのゲートは
ノードZSOPに接続される。
【0011】また、NチャネルMOSトランジスタN3
はノードVSL(配線抵抗R2)を介して接地される。
はノードVSL(配線抵抗R2)を介して接地される。
【0012】ビット線イコライズ回路20は、ビット線
BLとZBLとの間に接続されたNチャネルMOSトラ
ンジスタN4と、ビット線BLとZBLとの間に直列に
接続されたNチャネルMOSトランジスタN5,N6と
を含む。NチャネルMOSトランジスタN4〜N6のゲ
ートはともにノードA2に接続される。また、Nチャネ
ルMOSトランジスタN5とN6との接続点はノードA
1と接続される。ノードA2はビット線イコライズ信号
BLEQを受け、ノードA1はビット線電位VBLを受
ける。ビット線イコライズ回路20はビット線イコライ
ズ信号BLEQが活性化レベルのHレベルになったこと
に応答して、ビット線BLとZBLの電位をビット線電
位Vblにイコライズする。なお、ビット線電位Vbl
はアレイ動作電位Vdds/2である。
BLとZBLとの間に接続されたNチャネルMOSトラ
ンジスタN4と、ビット線BLとZBLとの間に直列に
接続されたNチャネルMOSトランジスタN5,N6と
を含む。NチャネルMOSトランジスタN4〜N6のゲ
ートはともにノードA2に接続される。また、Nチャネ
ルMOSトランジスタN5とN6との接続点はノードA
1と接続される。ノードA2はビット線イコライズ信号
BLEQを受け、ノードA1はビット線電位VBLを受
ける。ビット線イコライズ回路20はビット線イコライ
ズ信号BLEQが活性化レベルのHレベルになったこと
に応答して、ビット線BLとZBLの電位をビット線電
位Vblにイコライズする。なお、ビット線電位Vbl
はアレイ動作電位Vdds/2である。
【0013】メモリセル10は、アクセス用のNチャネ
ルMOSトランジスタN7と情報記憶用のキャパシタC
1とを含む。メモリセル10のNチャネルMOSトラン
ジスタN7のゲートは対応する行のワード線WLに接続
される。NチャネルMOSトランジスタN7はビット線
BLとキャパシタC1の一方電極(ストレージノードS
N)との間に接続される。キャパシタC1の他方電極は
セルプレート電位Vcpを受ける。ワード線WLは、メ
モリセル10を活性化させる。ビット線対BL,ZBL
は、選択されたメモリセルとデータ信号の入出力を行
う。
ルMOSトランジスタN7と情報記憶用のキャパシタC
1とを含む。メモリセル10のNチャネルMOSトラン
ジスタN7のゲートは対応する行のワード線WLに接続
される。NチャネルMOSトランジスタN7はビット線
BLとキャパシタC1の一方電極(ストレージノードS
N)との間に接続される。キャパシタC1の他方電極は
セルプレート電位Vcpを受ける。ワード線WLは、メ
モリセル10を活性化させる。ビット線対BL,ZBL
は、選択されたメモリセルとデータ信号の入出力を行
う。
【0014】以下において、メモリセル10がHデータ
を保持している場合のデータ読出動作について説明す
る。
を保持している場合のデータ読出動作について説明す
る。
【0015】図8は図7に示したセンスアンプ30の動
作を示すタイミングチャートである。
作を示すタイミングチャートである。
【0016】図8を参照して、時刻T1以前は待機状態
であり、ビット線イコライズ回路20において、ビット
線イコライズ信号BLEQがHレベルとなっている。よ
って、ビット線イコライズ回路20のNチャネルMOS
トランジスタN4〜N6がオンされた状態となってい
る。その結果、時刻T1以前では、ビット線対BL,Z
BL上の電位は、Hデータの電位であるアレイ動作電位
VddsとLデータの電位である接地電位GNDとの中
間電位であるビット線電位Vblにプリチャージされ
る。
であり、ビット線イコライズ回路20において、ビット
線イコライズ信号BLEQがHレベルとなっている。よ
って、ビット線イコライズ回路20のNチャネルMOS
トランジスタN4〜N6がオンされた状態となってい
る。その結果、時刻T1以前では、ビット線対BL,Z
BL上の電位は、Hデータの電位であるアレイ動作電位
VddsとLデータの電位である接地電位GNDとの中
間電位であるビット線電位Vblにプリチャージされ
る。
【0017】時刻T1でワード線WLをHレベルに活性
化すると、メモリセル10内のNチャネルMOSトラン
ジスタN7がオンされ、ビット線BLにメモリセル10
に保持されていたHデータが伝達される。その結果、ビ
ット線線BLの電位がビット線電位Vblより微小電位
dVだけ上昇する。一方、ビット線ZBLの電位はビッ
ト線電位Vblのままであるため、ビット線対BL,Z
BLに電位差が生じる。
化すると、メモリセル10内のNチャネルMOSトラン
ジスタN7がオンされ、ビット線BLにメモリセル10
に保持されていたHデータが伝達される。その結果、ビ
ット線線BLの電位がビット線電位Vblより微小電位
dVだけ上昇する。一方、ビット線ZBLの電位はビッ
ト線電位Vblのままであるため、ビット線対BL,Z
BLに電位差が生じる。
【0018】時刻T2には、センスアンプ活性化信号Z
S0P,S0NがそれぞれLレベル,Hレベルとなるこ
とからPチャネルMOSトランジスタP3およびNチャ
ネルMOSトランジスタN3がそれぞれオンされ、セン
スアンプ30が活性化される。その結果、ビット線BL
とビット線ZBLとの電位差が増幅され、ビット線BL
およびメモリセル10のストレージノードSNがHデー
タの電位であるアレイ動作電位Vddsに引き上げられ
るとともに、ビット線ZBLの電位がビット線電位VB
Lから接地電位GNDまで下げられる。
S0P,S0NがそれぞれLレベル,Hレベルとなるこ
とからPチャネルMOSトランジスタP3およびNチャ
ネルMOSトランジスタN3がそれぞれオンされ、セン
スアンプ30が活性化される。その結果、ビット線BL
とビット線ZBLとの電位差が増幅され、ビット線BL
およびメモリセル10のストレージノードSNがHデー
タの電位であるアレイ動作電位Vddsに引き上げられ
るとともに、ビット線ZBLの電位がビット線電位VB
Lから接地電位GNDまで下げられる。
【0019】ここで、センスアンプ30を構成するPチ
ャネルMOSトランジスタP1、P2のしきい値電位を
ともに電位Vthpとし、同じくセンスアンプ30を構
成するNチャネルMOSトランジスタN1,N2のしき
い値電位をともに電位Vthnとする。時刻T2におい
てセンスアンプ30が動作を開始するためには、Pチャ
ネルMOSトランジスタP1,P2のゲートソース電位
Vgsが電位Vthpよりも大きくならなければなら
ず、同じくNチャネルMOSトランジスタN1,N2の
ゲートソース電位Vgsが電位Vthpよりも大きくな
らなければならない。微小電位dVを無視すると、ゲー
ト−ソース電位Vgsは次式であらわされる。
ャネルMOSトランジスタP1、P2のしきい値電位を
ともに電位Vthpとし、同じくセンスアンプ30を構
成するNチャネルMOSトランジスタN1,N2のしき
い値電位をともに電位Vthnとする。時刻T2におい
てセンスアンプ30が動作を開始するためには、Pチャ
ネルMOSトランジスタP1,P2のゲートソース電位
Vgsが電位Vthpよりも大きくならなければなら
ず、同じくNチャネルMOSトランジスタN1,N2の
ゲートソース電位Vgsが電位Vthpよりも大きくな
らなければならない。微小電位dVを無視すると、ゲー
ト−ソース電位Vgsは次式であらわされる。
【0020】Vgs=Vbl=Vdds/2 よってセンスアンプ30が動作するためには、アレイ動
作電位Vddsについて次式の関係が必要となる。
作電位Vddsについて次式の関係が必要となる。
【0021】 Vdds>max(2×Vthn,2×|Vthp|) … (1) よって、センス電源線VSH上でのアレイ動作電位Vd
dsは(1)式が成立するような電位である必要があ
る。
dsは(1)式が成立するような電位である必要があ
る。
【0022】また、センスアンプ30の初期の動作速度
は、センスアンプ30内の各MOSトランジスタでのゲ
ートソース電位Vgsと各MOSトランジスタのしきい
値電圧Vthp、Vthnの差であるVgs−|Vth
p|、Vgs−Vthnで決定される。
は、センスアンプ30内の各MOSトランジスタでのゲ
ートソース電位Vgsと各MOSトランジスタのしきい
値電圧Vthp、Vthnの差であるVgs−|Vth
p|、Vgs−Vthnで決定される。
【0023】以上の点から、製造プロセスの変動によ
り、各トランジスタのしきい値電圧Vthp、Vthn
が変動した場合、アレイ動作電位Vddsの低下はセン
スアンプ30の動作マージン不足を招く。さらに、アレ
イ動作電位Vddsの低下により十分なVgs−|Vt
hp|、またはVgs−Vthnが得られなくなった場
合、センスアンプ30の動作時間が増加する。
り、各トランジスタのしきい値電圧Vthp、Vthn
が変動した場合、アレイ動作電位Vddsの低下はセン
スアンプ30の動作マージン不足を招く。さらに、アレ
イ動作電位Vddsの低下により十分なVgs−|Vt
hp|、またはVgs−Vthnが得られなくなった場
合、センスアンプ30の動作時間が増加する。
【0024】一方、図8の時刻T2以降のセンスアンプ
30動作中のセンス電源線VSHおよびノードVSL上
の電位は、センス電源線VSHおよびノードVSLの配
線抵抗、VDC回路40の応答速度等に依存して過渡的
に変動する。すなわち、センス電源線VSHの電位は時
刻T3で最も低下し、ノードVSLの電位は時刻T3で
最も上昇する。このようなセンス動作中のセンス電源線
VSHおよびノードVSL上の電位の変動は、センスア
ンプ30の動作速度を大幅に悪化させる。
30動作中のセンス電源線VSHおよびノードVSL上
の電位は、センス電源線VSHおよびノードVSLの配
線抵抗、VDC回路40の応答速度等に依存して過渡的
に変動する。すなわち、センス電源線VSHの電位は時
刻T3で最も低下し、ノードVSLの電位は時刻T3で
最も上昇する。このようなセンス動作中のセンス電源線
VSHおよびノードVSL上の電位の変動は、センスア
ンプ30の動作速度を大幅に悪化させる。
【0025】以上に示したアレイ動作電位Vddsの低
下に伴うセンスアンプ30の動作マージン不足を解消す
るため、センス電源線VSHに電荷を供給する方法とし
て、「オーバードライブ方式」が提案されている。 [第1のオーバードライブ方式]オーバードライブ方式
の一例として、特開平11−250665号公報および
Takasi Kono,1999 Symposium on VLSI Circuits Digest
of Technical Papers,P123-124に提案されたオーバー
ドライブセンス方式について説明する。
下に伴うセンスアンプ30の動作マージン不足を解消す
るため、センス電源線VSHに電荷を供給する方法とし
て、「オーバードライブ方式」が提案されている。 [第1のオーバードライブ方式]オーバードライブ方式
の一例として、特開平11−250665号公報および
Takasi Kono,1999 Symposium on VLSI Circuits Digest
of Technical Papers,P123-124に提案されたオーバー
ドライブセンス方式について説明する。
【0026】図9はオーバードライブ方式のセンスアン
プ駆動駆動回路を含むDRAM内のメモリセルアレイ部
の構成を示す回路図である。
プ駆動駆動回路を含むDRAM内のメモリセルアレイ部
の構成を示す回路図である。
【0027】図9を参照して、図7の回路図中のVDC
回路40の代わりにセンスアンプ動作電圧発生回路90
を設置している。
回路40の代わりにセンスアンプ動作電圧発生回路90
を設置している。
【0028】図10は図9中のセンスアンプ動作電圧発
生回路90の回路図である。図10を参照して、センス
アンプ動作電圧発生回路90は基準電位発生回路100
とセレクタ回路150とシフタ回路160とVDC回路
170とPチャネルドライバ回路200とデカップルコ
ンデンサC2とを含む。
生回路90の回路図である。図10を参照して、センス
アンプ動作電圧発生回路90は基準電位発生回路100
とセレクタ回路150とシフタ回路160とVDC回路
170とPチャネルドライバ回路200とデカップルコ
ンデンサC2とを含む。
【0029】基準電位発生回路100は外部電源電位e
xt.Vddのノイズを除去するためのロウパスフィル
ター(LPF)110と、定電流回路120と、所定の
電圧を出力する出力回路130とを含む。なお、出力回
路130は第1参照電位出力段131と第2参照電位出
力段136とを含む。
xt.Vddのノイズを除去するためのロウパスフィル
ター(LPF)110と、定電流回路120と、所定の
電圧を出力する出力回路130とを含む。なお、出力回
路130は第1参照電位出力段131と第2参照電位出
力段136とを含む。
【0030】ロウパスフィルタ110は外部電源ノード
ext.Vddと接地ノードGNDとの間に直列に接続
された抵抗R20とコンデンサC20とを含み、外部電
源電位ext.Vdd上のノイズを除去した電位を定電
流回路120に出力する。
ext.Vddと接地ノードGNDとの間に直列に接続
された抵抗R20とコンデンサC20とを含み、外部電
源電位ext.Vdd上のノイズを除去した電位を定電
流回路120に出力する。
【0031】定電流回路120はノードA5にソースが
接続されゲートおよびドレインがノードA6に接続され
るPチャネルMOSトランジスタP10と、ノードA6
と接地ノードGNDとの間に接続されゲートがノードA
7に接続されるNチャネルMOSトランジスタN10
と、ノードA5とPチャネルMOSトランジスタP11
のソースとの間に接続される抵抗R21と抵抗R21と
ノードA7との間に接続されゲートがノードA6に接続
されるPチャネルMOSトランジスタP11と、ソース
が接地ノードGNDに接続されドレインおよびゲートが
ノードA7に接続されるNチャネルMOSトランジスタ
N11とを含む。
接続されゲートおよびドレインがノードA6に接続され
るPチャネルMOSトランジスタP10と、ノードA6
と接地ノードGNDとの間に接続されゲートがノードA
7に接続されるNチャネルMOSトランジスタN10
と、ノードA5とPチャネルMOSトランジスタP11
のソースとの間に接続される抵抗R21と抵抗R21と
ノードA7との間に接続されゲートがノードA6に接続
されるPチャネルMOSトランジスタP11と、ソース
が接地ノードGNDに接続されドレインおよびゲートが
ノードA7に接続されるNチャネルMOSトランジスタ
N11とを含む。
【0032】定電流回路120は、外部電源電位ex
t.Vddに依存しない定電流Irを発生する。
t.Vddに依存しない定電流Irを発生する。
【0033】出力回路130内の第1参照電位出力段1
31はPチャネルMOSトランジスタP12〜P15で
構成される。PチャネルMOSトランジスタP12は単
純に定電流Irを供給し、PチャネルMOSトランジス
タP13〜P15は抵抗として機能することで第1参照
電位出力段131はアレイ動作電位Vddsと等しい電
位Vrefsを出力する。また、第2参照電位出力段1
36はPチャネルMOSトランジスタP16〜P19で
構成され、メモリセルアレイ部の周辺回路で使用される
内部電位Vddpと等しい電位Vrefpを出力する。
31はPチャネルMOSトランジスタP12〜P15で
構成される。PチャネルMOSトランジスタP12は単
純に定電流Irを供給し、PチャネルMOSトランジス
タP13〜P15は抵抗として機能することで第1参照
電位出力段131はアレイ動作電位Vddsと等しい電
位Vrefsを出力する。また、第2参照電位出力段1
36はPチャネルMOSトランジスタP16〜P19で
構成され、メモリセルアレイ部の周辺回路で使用される
内部電位Vddpと等しい電位Vrefpを出力する。
【0034】セレクタ回路150は、第2参照電位電位
出力段136と接続されたトランスファゲート151
と、第1参照電位出力段131と接続されたトランスフ
ァゲート152と、インバータ153とを含む。トラン
スファゲート151、152の各ゲートには、ロウ系回
路を非活性化する信号PREが入力され、信号PREが
Hレベルのときに電位Vrefpを出力し、信号PRE
がLレベルのときに電位Vrefsを出力する。
出力段136と接続されたトランスファゲート151
と、第1参照電位出力段131と接続されたトランスフ
ァゲート152と、インバータ153とを含む。トラン
スファゲート151、152の各ゲートには、ロウ系回
路を非活性化する信号PREが入力され、信号PREが
Hレベルのときに電位Vrefpを出力し、信号PRE
がLレベルのときに電位Vrefsを出力する。
【0035】シフタ回路160はノードA10とノード
A12との間に接続されゲートにセレクタ回路150の
出力信号を受けるNチャネルMOSトランジスタN20
と、ノードA10と接地ノードGNDとの間に接続され
ゲートがノードA11に接続されるNチャネルMOSト
ランジスタN22と、ノードA12とノードA11との
間に接続され、ゲートにセンス電源線VSHの電位を受
けるNチャネルMOSトランジスタN21と、ノードA
11にゲートおよびドレインが接続され接地ノードGN
Dにソースが接続されるNチャネルMOSトランジスタ
N23とを含む。シフタ回路160のノードA10から
は信号REFが出力され、ノードA11からは信号SI
Gが出力される。
A12との間に接続されゲートにセレクタ回路150の
出力信号を受けるNチャネルMOSトランジスタN20
と、ノードA10と接地ノードGNDとの間に接続され
ゲートがノードA11に接続されるNチャネルMOSト
ランジスタN22と、ノードA12とノードA11との
間に接続され、ゲートにセンス電源線VSHの電位を受
けるNチャネルMOSトランジスタN21と、ノードA
11にゲートおよびドレインが接続され接地ノードGN
Dにソースが接続されるNチャネルMOSトランジスタ
N23とを含む。シフタ回路160のノードA10から
は信号REFが出力され、ノードA11からは信号SI
Gが出力される。
【0036】VDC回路170は、差動増幅回路で構成
されるコンパレータ180とセンス電源線VSHと外部
電ノードext.Vddとに接続されたPチャネルMO
Sトランジスタ191を含むPチャネルドライバ回路1
90とを含む。
されるコンパレータ180とセンス電源線VSHと外部
電ノードext.Vddとに接続されたPチャネルMO
Sトランジスタ191を含むPチャネルドライバ回路1
90とを含む。
【0037】コンパレータ180は外部電源電位ex
t.Vddが与えられているノードA13にソースが接
続されゲートおよびドレインがノードA14に接続され
るPチャネルMOSトランジスタP20と、ノードA1
4とノードA16との間に接続されゲートに信号SIG
を受けるNチャネルMOSトランジスタN24と、ノー
ドA13とノードA15との間に接続されゲートがノー
ドA14に接続されるPチャネルMOSトランジスタP
21と、ノードA15とノードA16との間に接続さ
れ、そのゲートに信号REFを受けるNチャネルMOS
トランジスタN25と、ノードA16と接地ノードGN
Dとの間に接続されゲートに外部電源電位ext.Vd
dを受けるNチャネルMOSトランジスタN26とを含
む。
t.Vddが与えられているノードA13にソースが接
続されゲートおよびドレインがノードA14に接続され
るPチャネルMOSトランジスタP20と、ノードA1
4とノードA16との間に接続されゲートに信号SIG
を受けるNチャネルMOSトランジスタN24と、ノー
ドA13とノードA15との間に接続されゲートがノー
ドA14に接続されるPチャネルMOSトランジスタP
21と、ノードA15とノードA16との間に接続さ
れ、そのゲートに信号REFを受けるNチャネルMOS
トランジスタN25と、ノードA16と接地ノードGN
Dとの間に接続されゲートに外部電源電位ext.Vd
dを受けるNチャネルMOSトランジスタN26とを含
む。
【0038】Pチャンネルドライバ回路190内のPチ
ャネルMOSトランジスタP22はコンパレータ180
からの出力電位をゲートに受け、センス電源線VSHに
電位を供給する。
ャネルMOSトランジスタP22はコンパレータ180
からの出力電位をゲートに受け、センス電源線VSHに
電位を供給する。
【0039】シフタ回路160から出力される信号SI
Gおよび信号REFは、それぞれセレクタ回路150か
ら出力される電位,センス電源線VSHの電位のほぼ半
分のレベルを中心に変化するため、これらを受けるコン
パレータ180内のNチャネルMOSトランジスタN2
4、N25はノードA16の電位が接地電位近くでも飽
和領域で動作することが可能となり、その結果Pチャネ
ルドライバ回路190内のPチャネルMOSトランジス
タP22のゲートソース間電位Vgsを大きくすること
が可能となる。つまり、PチャネルMOSトランジスタ
P22のトランジスタサイズを比較的小さいサイズにし
ても、十分な電流供給能力を有するVDC回路が実現で
きる。
Gおよび信号REFは、それぞれセレクタ回路150か
ら出力される電位,センス電源線VSHの電位のほぼ半
分のレベルを中心に変化するため、これらを受けるコン
パレータ180内のNチャネルMOSトランジスタN2
4、N25はノードA16の電位が接地電位近くでも飽
和領域で動作することが可能となり、その結果Pチャネ
ルドライバ回路190内のPチャネルMOSトランジス
タP22のゲートソース間電位Vgsを大きくすること
が可能となる。つまり、PチャネルMOSトランジスタ
P22のトランジスタサイズを比較的小さいサイズにし
ても、十分な電流供給能力を有するVDC回路が実現で
きる。
【0040】Pチャネルドライバ回路200は内部電位
ノードVddpとセンス電源線VSHとの間に接続され
たPチャネルMOSトランジスタP23とPチャネルM
OSトランジスタチャネルP23のゲートに接続された
インバータ202とを含む。
ノードVddpとセンス電源線VSHとの間に接続され
たPチャネルMOSトランジスタP23とPチャネルM
OSトランジスタチャネルP23のゲートに接続された
インバータ202とを含む。
【0041】Pチャネルドライバ回路200のPチャネ
ルMOSトランジスタP23は、信号PREがHレベル
のときにオンされ、センス電源線VSHに内部電位Vd
dpを供給する。
ルMOSトランジスタP23は、信号PREがHレベル
のときにオンされ、センス電源線VSHに内部電位Vd
dpを供給する。
【0042】以上の回路構成を示すオーバードライブ方
式のセンスアンプ動作電圧発生回路90の動作について
説明する。
式のセンスアンプ動作電圧発生回路90の動作について
説明する。
【0043】図11は図10に示したセンスアンプ動作
電圧発生回路90の動作を示すタイミングチャートであ
る。
電圧発生回路90の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【0044】図11を参照して、時刻T4以前のプリチ
ャージ時は信号PREはHレベルであるため、セレクタ
回路150より出力される出力信号は電位Vrefpと
なる。よって、プリチャージ時ではVDC回路170か
らセンス電源線VSHに電位Vrefp=内部電位Vd
dpが供給される。一方、プリチャージ電位供給回路2
00内のPチャネルMOSトランジスタP23もオンさ
れることから、プリチャージ電位供給回路200からセ
ンス電源線VSHに内部電位Vddpが供給される。
ャージ時は信号PREはHレベルであるため、セレクタ
回路150より出力される出力信号は電位Vrefpと
なる。よって、プリチャージ時ではVDC回路170か
らセンス電源線VSHに電位Vrefp=内部電位Vd
dpが供給される。一方、プリチャージ電位供給回路2
00内のPチャネルMOSトランジスタP23もオンさ
れることから、プリチャージ電位供給回路200からセ
ンス電源線VSHに内部電位Vddpが供給される。
【0045】以上の結果、時刻T4以前の信号PREが
Hレベルの場合には、プリチャージ時においては、セン
ス電源線VSHおよびデカップルコンデンサC2には内
部電位Vddpが常時供給されている状態となる。
Hレベルの場合には、プリチャージ時においては、セン
ス電源線VSHおよびデカップルコンデンサC2には内
部電位Vddpが常時供給されている状態となる。
【0046】ここで、ワード線WLが活性化される時刻
T4以前において、信号PREがLレベルとなる。この
結果、Pチャネルドライバ200のPチャネルMOSト
ランジスタP23がオフとなるため、センス電源線VS
HおよびデカップルコンデンサC2は内部電位Vddp
から切り離された状態となる。なお、セレクタ回路15
0から出力される電位は電位Vrefsとなるため、V
DC回路170からセンス電源線VSHに供給される電
位はアレイ動作電位Vddsとなる。
T4以前において、信号PREがLレベルとなる。この
結果、Pチャネルドライバ200のPチャネルMOSト
ランジスタP23がオフとなるため、センス電源線VS
HおよびデカップルコンデンサC2は内部電位Vddp
から切り離された状態となる。なお、セレクタ回路15
0から出力される電位は電位Vrefsとなるため、V
DC回路170からセンス電源線VSHに供給される電
位はアレイ動作電位Vddsとなる。
【0047】時刻T5でセンスアンプ活性化信号S0
N、ZS0PがそれぞれHレベル、Lレベルとなること
でセンスアンプ30の動作が開始されると、デカップル
コンデンサC2に蓄積された電荷がセンス電源線VSH
に流れ込む。その結果、センス電源線VSHの電位がア
レイ動作電位Vddsより低下する程度が緩和され、セ
ンスアンプ動作が高速化される。
N、ZS0PがそれぞれHレベル、Lレベルとなること
でセンスアンプ30の動作が開始されると、デカップル
コンデンサC2に蓄積された電荷がセンス電源線VSH
に流れ込む。その結果、センス電源線VSHの電位がア
レイ動作電位Vddsより低下する程度が緩和され、セ
ンスアンプ動作が高速化される。
【0048】なお、デカップルコンデンサC2の容量を
適切に設定すれば、センス動作中のセンス電源線VSH
の電位をHデータ電位であるアレイ動作電位Vddsに
等しくすることは可能である。しかしながら、時刻T4
にてVDC回路170がセンス電源線VSHに供給する
電位はアレイ動作電位Vddsとなっているため、セン
ス動作時にデカップル容量に蓄積された電荷が不足して
いたためにセンス電源線VSHの電位がアレイ動作電位
Vdds以下となった場合でも、VDC回路170が不
足した電荷を供給する。よって、センス電源線VSHの
電位はアレイ動作電位Vddsに保たれる。
適切に設定すれば、センス動作中のセンス電源線VSH
の電位をHデータ電位であるアレイ動作電位Vddsに
等しくすることは可能である。しかしながら、時刻T4
にてVDC回路170がセンス電源線VSHに供給する
電位はアレイ動作電位Vddsとなっているため、セン
ス動作時にデカップル容量に蓄積された電荷が不足して
いたためにセンス電源線VSHの電位がアレイ動作電位
Vdds以下となった場合でも、VDC回路170が不
足した電荷を供給する。よって、センス電源線VSHの
電位はアレイ動作電位Vddsに保たれる。
【0049】図10に示した回路構成を有するセンスア
ンプ動作電圧発生回路90を用いたセンス動作では、従
来のセンスアンプと比較して、センス動作初期のセンス
スピードを上げることが可能であり、低いアレイ動作電
位Vddsを設定した場合でも十分なセンスマージンを
確保することが可能である。
ンプ動作電圧発生回路90を用いたセンス動作では、従
来のセンスアンプと比較して、センス動作初期のセンス
スピードを上げることが可能であり、低いアレイ動作電
位Vddsを設定した場合でも十分なセンスマージンを
確保することが可能である。
【0050】なぜなら、センスアンプ動作電圧発生回路
90を用いたセンス動作では、センス動作初期におい
て、センスアンプ30内の各MOSトランジスタのゲー
トソース電位Vgsが従来のVdds/2からVddp
−Vdds/2とVddp−Vddsだけ拡大するから
である。
90を用いたセンス動作では、センス動作初期におい
て、センスアンプ30内の各MOSトランジスタのゲー
トソース電位Vgsが従来のVdds/2からVddp
−Vdds/2とVddp−Vddsだけ拡大するから
である。
【0051】図10に示した回路構成を有するセンスア
ンプ動作電圧発生回路90を用いたセンス動作では、外
部電源電位ext.Vddと内部電位Vddpとアレイ
動作電位Vddsとが以下の関係を有する場合には有効
である。
ンプ動作電圧発生回路90を用いたセンス動作では、外
部電源電位ext.Vddと内部電位Vddpとアレイ
動作電位Vddsとが以下の関係を有する場合には有効
である。
【0052】外部電源電位ext.Vdd>内部電位V
ddp>アレイ動作電位Vdds [第2のオーバードライブ方式]オーバードライブ方式
の他の例として、特開平11−250665号公報に提
案されたオーバードライブセンス方式について説明す
る。
ddp>アレイ動作電位Vdds [第2のオーバードライブ方式]オーバードライブ方式
の他の例として、特開平11−250665号公報に提
案されたオーバードライブセンス方式について説明す
る。
【0053】図12は第2のオーバードライブ方式のセ
ンスアンプ駆動駆動回路の回路図である。
ンスアンプ駆動駆動回路の回路図である。
【0054】図12を参照して、センスアンプ動作電圧
発生回路300は、アレイ動作電位Vddsと等しい電
位Vrefsを出力する基準電位発生回路301とVD
C回路306とPチャネルドライバ回路307とデカッ
プルコンデンサC3とを含む。
発生回路300は、アレイ動作電位Vddsと等しい電
位Vrefsを出力する基準電位発生回路301とVD
C回路306とPチャネルドライバ回路307とデカッ
プルコンデンサC3とを含む。
【0055】基準電位発生回路301はアレイ動作電位
Vddsと等しい参照電位Vrefsを発生し、VDC
回路306に出力する。
Vddsと等しい参照電位Vrefsを発生し、VDC
回路306に出力する。
【0056】VDC回路306はコンパレータ302と
Pチャネルドライバ回路303とを含む。なお、コンパ
レータ302はPチャネルMOSトランジスタP20,
P21とNチャネルMOSトランジスタN24,N2
5,N26とから構成される差動増幅回路であり、Nチ
ャネルMOSトランジスタN24のゲートにはセンス電
源線VSHの電位が、NチャネルMOSトランジスタN
25のゲートには参照電位Vrefsが入力される。P
チャネルドライバ回路303は外部電源電位ext.V
ddとセンス電源線VSHとの間に接続されたPチャネ
ルMOSトランジスタP22を含む。
Pチャネルドライバ回路303とを含む。なお、コンパ
レータ302はPチャネルMOSトランジスタP20,
P21とNチャネルMOSトランジスタN24,N2
5,N26とから構成される差動増幅回路であり、Nチ
ャネルMOSトランジスタN24のゲートにはセンス電
源線VSHの電位が、NチャネルMOSトランジスタN
25のゲートには参照電位Vrefsが入力される。P
チャネルドライバ回路303は外部電源電位ext.V
ddとセンス電源線VSHとの間に接続されたPチャネ
ルMOSトランジスタP22を含む。
【0057】Pチャネルドライバ回路307はPチャネ
ルMOSトランジスタP30を含み、PチャネルMOS
トランジスタP30は外部電源ノードext.Vddと
センス電源線VSHとの間に接続され、そのゲートには
信号φが入力される。
ルMOSトランジスタP30を含み、PチャネルMOS
トランジスタP30は外部電源ノードext.Vddと
センス電源線VSHとの間に接続され、そのゲートには
信号φが入力される。
【0058】以上の回路構成を有するセンスアンプ動作
電圧発生回路300の動作について説明する。
電圧発生回路300の動作について説明する。
【0059】図13は、図12に示したセンスアンプ動
作電圧発生回路90の動作を示すタイミングチャートで
ある。
作電圧発生回路90の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【0060】図13を参照して、時刻T6以前は、信号
φはLレベルであり、その結果PチャネルMOSトラン
ジスタP30はオンされ、センス電源線VSHは外部電
源電位ext.Vddにプリチャージされている。
φはLレベルであり、その結果PチャネルMOSトラン
ジスタP30はオンされ、センス電源線VSHは外部電
源電位ext.Vddにプリチャージされている。
【0061】時刻T6にセンスアンプ活性化信号SO
N、ZSOPがそれぞれHレベル、Lレベルとなること
により、センスアンプ30の動作が開始されると、セン
スアンプ30の各MOSトランジスタのゲートソース電
位Vgsが従来より大きくなる。また、信号φは時刻T
7までLレベルであり、センス電源線VSHには外部電
源電位ext.Vddが供給されていることから、セン
スアンプの動作が高速化される。一方、時刻T7以降に
センス動作に必要な電荷が不足する場合には、VDC回
路306から電荷が供給され、センス電源線VSHの電
位はアレイ動作電位Vddsに保たれる。
N、ZSOPがそれぞれHレベル、Lレベルとなること
により、センスアンプ30の動作が開始されると、セン
スアンプ30の各MOSトランジスタのゲートソース電
位Vgsが従来より大きくなる。また、信号φは時刻T
7までLレベルであり、センス電源線VSHには外部電
源電位ext.Vddが供給されていることから、セン
スアンプの動作が高速化される。一方、時刻T7以降に
センス動作に必要な電荷が不足する場合には、VDC回
路306から電荷が供給され、センス電源線VSHの電
位はアレイ動作電位Vddsに保たれる。
【0062】
【発明が解決しようとする課題】以上に示したオーバー
ドライブ方式のセンスアンプ動作電圧発生回路90また
はセンスアンプ動作電圧発生回路300を用いてセンス
動作を行うことにより、図8中の時刻T3に見られるよ
うなセンス動作中のセンス電源線VSHの電位の大幅な
低下は起こらない。よって、センス動作を速くすること
は可能となる。
ドライブ方式のセンスアンプ動作電圧発生回路90また
はセンスアンプ動作電圧発生回路300を用いてセンス
動作を行うことにより、図8中の時刻T3に見られるよ
うなセンス動作中のセンス電源線VSHの電位の大幅な
低下は起こらない。よって、センス動作を速くすること
は可能となる。
【0063】しかしながら、オーバードライブ方式のセ
ンスアンプ動作電圧発生回路を含む半導体集積回路にお
いて、省電力化を目的として外部電源電位ext.Vd
dを低下した場合に問題が生じる。
ンスアンプ動作電圧発生回路を含む半導体集積回路にお
いて、省電力化を目的として外部電源電位ext.Vd
dを低下した場合に問題が生じる。
【0064】省電力化を目的として、オーバードライブ
方式のセンスアンプ動作電圧発生回路を含む半導体集積
回路装置に供給する外部電源電位ext.Vddが低下
した結果、外部電源電位ext.Vdd=内部電位Vd
dpとなる場合を考える。
方式のセンスアンプ動作電圧発生回路を含む半導体集積
回路装置に供給する外部電源電位ext.Vddが低下
した結果、外部電源電位ext.Vdd=内部電位Vd
dpとなる場合を考える。
【0065】このとき、オーバードライブ方式のセンス
アンプ動作電圧発生回路90、300において、プリチ
ャージ中のデカップルコンデンサC2、C3にはともに
外部電源電位ext.Vddが供給されることとなる。
ここで、外部電源電位ext.Vddは仕様上の許容範
囲内で変動するため、プリチャージ中のデカップルコン
デンサC2、C3に蓄積される電荷量も変動することと
なる。
アンプ動作電圧発生回路90、300において、プリチ
ャージ中のデカップルコンデンサC2、C3にはともに
外部電源電位ext.Vddが供給されることとなる。
ここで、外部電源電位ext.Vddは仕様上の許容範
囲内で変動するため、プリチャージ中のデカップルコン
デンサC2、C3に蓄積される電荷量も変動することと
なる。
【0066】蓄積された電荷量がセンス動作において必
要な電荷量より少ない場合はVDC回路170、306
が不足分の電荷量を供給することから問題はない。しか
しながら外部電源電位ext.Vddの変動により、蓄
積された電荷量がセンス動作において必要な電荷量より
多い場合は、センス動作中のセンス電源線VSHの電位
がHデータ電位より高くなることから、メモリセルの信
頼性の観点から好ましくない。
要な電荷量より少ない場合はVDC回路170、306
が不足分の電荷量を供給することから問題はない。しか
しながら外部電源電位ext.Vddの変動により、蓄
積された電荷量がセンス動作において必要な電荷量より
多い場合は、センス動作中のセンス電源線VSHの電位
がHデータ電位より高くなることから、メモリセルの信
頼性の観点から好ましくない。
【0067】具体的には、デカップルコンデンサC2、
C3の容量をCd、ビット線BLまたはZBLの総負電
荷量をCba、センス電源線VSHのプリチャージ電位
をVpre、ビット線のプリチャージレベルをVbl
(=Vdds/2)とすると、 Cd×(Vpre−Vdds)=Cba×Vbl … (2) が成立するプリチャージ電位Vpreより高い外部電源
電位ext.Vddの場合は、センス動作中のセンス電
源線VSHの電位がHデータ電位より高くなり、メモリ
セルの信頼性の観点から好ましくない。
C3の容量をCd、ビット線BLまたはZBLの総負電
荷量をCba、センス電源線VSHのプリチャージ電位
をVpre、ビット線のプリチャージレベルをVbl
(=Vdds/2)とすると、 Cd×(Vpre−Vdds)=Cba×Vbl … (2) が成立するプリチャージ電位Vpreより高い外部電源
電位ext.Vddの場合は、センス動作中のセンス電
源線VSHの電位がHデータ電位より高くなり、メモリ
セルの信頼性の観点から好ましくない。
【0068】この発明の目的は、センスアンプの動作速
度を低下させることなく、また、メモリセルに必要以上
の電荷を供給することなく、省電力化が可能な半導体集
積回路装置を提供することである。
度を低下させることなく、また、メモリセルに必要以上
の電荷を供給することなく、省電力化が可能な半導体集
積回路装置を提供することである。
【0069】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体集
積回路は、ビット線対と、ビット線対に接続されたメモ
リセルと、メモリセルからデータが読出されることによ
り生じたビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ
と、センスアンプの活性期間には、メモリセルに蓄積さ
れる電圧をセンスアンプに供給するセンスアンプ動作電
圧発生手段とを備え、センスアンプ動作電圧発生手段
は、センスアンプに接続された内部電源ノードと、外部
電源電圧が所定の電圧より高い場合に、所定の電圧を出
力電圧として内部電源ノードに出力し、外部電源電圧が
所定の電圧より低い場合に、外部電源電圧と等しい電圧
を出力電圧として内部電源ノードに出力する第1の電圧
供給手段と、内部電源ノードに接続されたデカップル容
量とを含む。
積回路は、ビット線対と、ビット線対に接続されたメモ
リセルと、メモリセルからデータが読出されることによ
り生じたビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ
と、センスアンプの活性期間には、メモリセルに蓄積さ
れる電圧をセンスアンプに供給するセンスアンプ動作電
圧発生手段とを備え、センスアンプ動作電圧発生手段
は、センスアンプに接続された内部電源ノードと、外部
電源電圧が所定の電圧より高い場合に、所定の電圧を出
力電圧として内部電源ノードに出力し、外部電源電圧が
所定の電圧より低い場合に、外部電源電圧と等しい電圧
を出力電圧として内部電源ノードに出力する第1の電圧
供給手段と、内部電源ノードに接続されたデカップル容
量とを含む。
【0070】好ましくは、第1の電圧供給手段は、セン
スアンプの活性期間中は動作を停止する。
スアンプの活性期間中は動作を停止する。
【0071】さらに好ましくは、第1の電圧供給手段
は、外部電源電圧よりも低い電圧を基準電圧として出力
する基準電圧発生回路と、出力電圧を降下させた降下電
圧を出力するシフト回路と、基準電圧と前記降下電圧と
を受け、出力電圧を出力する降圧回路とを含む。
は、外部電源電圧よりも低い電圧を基準電圧として出力
する基準電圧発生回路と、出力電圧を降下させた降下電
圧を出力するシフト回路と、基準電圧と前記降下電圧と
を受け、出力電圧を出力する降圧回路とを含む。
【0072】さらに好ましくは、降圧回路は、基準電圧
と前記降下電圧とを入力し、その比較結果を出力する比
較回路と、外部電源が供給される外部電源ノードと内部
電源ノードとに接続されたスイッチング素子とを含み、
スイッチング素子は、比較回路から出力される比較結果
を受け、内部電源ノードの出力電圧を制御する。
と前記降下電圧とを入力し、その比較結果を出力する比
較回路と、外部電源が供給される外部電源ノードと内部
電源ノードとに接続されたスイッチング素子とを含み、
スイッチング素子は、比較回路から出力される比較結果
を受け、内部電源ノードの出力電圧を制御する。
【0073】これにより、センスアンプの動作時にビッ
ト線に必要以上の電荷が供給されるのを防止することが
可能となる。
ト線に必要以上の電荷が供給されるのを防止することが
可能となる。
【0074】さらに好ましくは、シフト回路は、内部電
源ノードと接地ノードとの間に直列に接続された複数の
抵抗素子を含む。
源ノードと接地ノードとの間に直列に接続された複数の
抵抗素子を含む。
【0075】これにより、出力電圧を降下させることが
可能となる。さらに好ましくは、シフト回路は、外部電
源ノードと接地ノードとの間に直列に接続された第1お
よび第2のトランジスタを含み、第1のトランジスタの
制御電極には出力電圧が入力され、第2のトランジスタ
の制御電極には基準電圧が入力される。
可能となる。さらに好ましくは、シフト回路は、外部電
源ノードと接地ノードとの間に直列に接続された第1お
よび第2のトランジスタを含み、第1のトランジスタの
制御電極には出力電圧が入力され、第2のトランジスタ
の制御電極には基準電圧が入力される。
【0076】これにより、半導体集積回路装置の製造プ
ロセスの変動による出力電圧の変動の調整が容易にな
る。
ロセスの変動による出力電圧の変動の調整が容易にな
る。
【0077】さらに好ましくは、センスアンプ動作電圧
発生手段は、センスアンプの不活性期間にデカップル容
量に充電された出力電圧が所定の電圧より低い場合に、
内部電源ノードに所定の電圧を供給する第2の電圧供給
手段を含む。
発生手段は、センスアンプの不活性期間にデカップル容
量に充電された出力電圧が所定の電圧より低い場合に、
内部電源ノードに所定の電圧を供給する第2の電圧供給
手段を含む。
【0078】さらに好ましくは、第2の電圧供給手段
は、センスアンプの活性期間に所定の電圧を供給する。
は、センスアンプの活性期間に所定の電圧を供給する。
【0079】これにより、センスアンプ動作時にビット
線に供給される電荷が不足するのを防止することが可能
となる。
線に供給される電荷が不足するのを防止することが可能
となる。
【0080】さらに好ましくは、所定の電圧は、外部電
源電圧の仕様上の下限値である。これにより、外部電源
電圧の変動によるビット線への電荷の過剰な供給を防止
することが可能となる。
源電圧の仕様上の下限値である。これにより、外部電源
電圧の変動によるビット線への電荷の過剰な供給を防止
することが可能となる。
【0081】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお図中同一または相当
部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
面を参照して詳しく説明する。なお図中同一または相当
部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0082】[実施の形態1]図1はこの発明の実施の
形態によるセンスアンプ動作電圧発生回路の回路図であ
る。
形態によるセンスアンプ動作電圧発生回路の回路図であ
る。
【0083】図1を参照して、センスアンプ動作電圧発
生回路400は基準電位発生回路401とコンパレータ
402とPチャネルドライバ回路403とレベルシフト
回路404とデカップルコンデンサC10とを含む。
生回路400は基準電位発生回路401とコンパレータ
402とPチャネルドライバ回路403とレベルシフト
回路404とデカップルコンデンサC10とを含む。
【0084】Pチャネルドライバ回路403はPチャネ
ルMOSトランジスタP40を含む。PチャネルMOS
トランジスタP40のソースは外部電源ノードext.
Vddに接続され、そのドレインはセンス電源線VSH
に接続される。またPチャネルMOSトランジスタP4
0のゲートはコンパレータ402の出力信号を受ける。
また、デカップルコンデンサC10はセンス電源線VS
Hと接地ノードGNDの間に接続される。
ルMOSトランジスタP40を含む。PチャネルMOS
トランジスタP40のソースは外部電源ノードext.
Vddに接続され、そのドレインはセンス電源線VSH
に接続される。またPチャネルMOSトランジスタP4
0のゲートはコンパレータ402の出力信号を受ける。
また、デカップルコンデンサC10はセンス電源線VS
Hと接地ノードGNDの間に接続される。
【0085】レベルシフト回路404はセンス電源線V
SHと接地ノードGNDとの間に直列に接続された抵抗
素子R3、R4から構成され、センス電源線VSHの電
位を分圧した電位を抵抗素子R3とR4との接続点であ
るノードA10からコンパレータ402に出力する。
SHと接地ノードGNDとの間に直列に接続された抵抗
素子R3、R4から構成され、センス電源線VSHの電
位を分圧した電位を抵抗素子R3とR4との接続点であ
るノードA10からコンパレータ402に出力する。
【0086】図2は図1に示した基準電位発生回路40
1の回路図である。図2を参照して、基準電位発生回路
401はロウパスフィルタ411と定電流回路412と
定電流回路412の制御の下に参照電位Vrefを出力
する出力回路413とを含む。
1の回路図である。図2を参照して、基準電位発生回路
401はロウパスフィルタ411と定電流回路412と
定電流回路412の制御の下に参照電位Vrefを出力
する出力回路413とを含む。
【0087】ロウパスフィルタ411は外部電源ノード
ext.Vddと接地ノードGNDとの間に直列に接続
された抵抗R11とコンデンサC11とを含む。
ext.Vddと接地ノードGNDとの間に直列に接続
された抵抗R11とコンデンサC11とを含む。
【0088】ロウパスフィルタは外部電源電位ext.
Vddを受けてノイズを除去しノードA41に伝達す
る。
Vddを受けてノイズを除去しノードA41に伝達す
る。
【0089】定電流源発生回路412はノードA41に
ソースが接続されゲートおよびドレインがノードA42
に接続されるPチャネルMOSトランジスタP41と、
ノードA42と接地ノードGNDとの間に接続されゲー
トがノードA43に接続されるNチャネルMOSトラン
ジスタN41と、ノードA41とPチャネルMOSトラ
ンジスタP42のソースとの間に接続される抵抗R12
と抵抗R12とノードA43との間に接続されゲートが
ノードA42に接続されるPチャネルMOSトランジス
タP42と、ソースが接地ノードGNDに接続されドレ
インおよびゲートがノードA43に接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタN42とを含む。
ソースが接続されゲートおよびドレインがノードA42
に接続されるPチャネルMOSトランジスタP41と、
ノードA42と接地ノードGNDとの間に接続されゲー
トがノードA43に接続されるNチャネルMOSトラン
ジスタN41と、ノードA41とPチャネルMOSトラ
ンジスタP42のソースとの間に接続される抵抗R12
と抵抗R12とノードA43との間に接続されゲートが
ノードA42に接続されるPチャネルMOSトランジス
タP42と、ソースが接地ノードGNDに接続されドレ
インおよびゲートがノードA43に接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタN42とを含む。
【0090】NチャネルMOSトランジスタN41とN
42はカレントミラー回路を形成しており、Nチャネル
MOSトランジスタN41およびN42の電流駆動能力
を等しくすることで、外部電源ノードext.Vddと
接地ノードGNDとの間の2つの枝に流れる電流Iが等
しくなり、また、PチャネルMOSトランジスタP41
およびP42をサブスレッショルド領域で動作させると
ともに、PチャネルMOSトランジスタP41の電流駆
動能力をPチャネルMOSトランジスタP42の電流駆
動能力より小さくすることにより、電流Iは外部電源電
位ext.Vddに依存しない定電流となる。
42はカレントミラー回路を形成しており、Nチャネル
MOSトランジスタN41およびN42の電流駆動能力
を等しくすることで、外部電源ノードext.Vddと
接地ノードGNDとの間の2つの枝に流れる電流Iが等
しくなり、また、PチャネルMOSトランジスタP41
およびP42をサブスレッショルド領域で動作させると
ともに、PチャネルMOSトランジスタP41の電流駆
動能力をPチャネルMOSトランジスタP42の電流駆
動能力より小さくすることにより、電流Iは外部電源電
位ext.Vddに依存しない定電流となる。
【0091】また、出力回路413は、外部電源ノード
ext.VddとノードA44との間に接続されゲート
が定電流回路412のノードA42と接続されるPチャ
ネルMOSトランジスタP43と、ノードA44とノー
ドA45との間に直列に接続されともにゲートがノード
A45に接続されるPチャネルMOSトランジスタP4
4、P45と、ソースがノードA45に接続されゲート
およびドレインが接地ノードGNDに接続されるPチャ
ネルMOSトランジスタP46とを含むPチャネルMO
SトランジスタP43は定電流回路412とカレントミ
ラーを構成し、電流Iが正確に移される。PチャネルM
OSトランジスタP44、P45はチャネル抵抗成分を
有し、PチャネルMOSトランジスタP46は主として
しきい値によって決定される抵抗成分であるしきい値成
分を有する。
ext.VddとノードA44との間に接続されゲート
が定電流回路412のノードA42と接続されるPチャ
ネルMOSトランジスタP43と、ノードA44とノー
ドA45との間に直列に接続されともにゲートがノード
A45に接続されるPチャネルMOSトランジスタP4
4、P45と、ソースがノードA45に接続されゲート
およびドレインが接地ノードGNDに接続されるPチャ
ネルMOSトランジスタP46とを含むPチャネルMO
SトランジスタP43は定電流回路412とカレントミ
ラーを構成し、電流Iが正確に移される。PチャネルM
OSトランジスタP44、P45はチャネル抵抗成分を
有し、PチャネルMOSトランジスタP46は主として
しきい値によって決定される抵抗成分であるしきい値成
分を有する。
【0092】チャネル抵抗成分は電流Iが持つ正の温度
特性を継承するのに対し、しきい値成分は負の温度特性
を有することから、これらが釣り合うように設定するこ
とで、参照電位Vrefの温度特性をなくすことが可能
となる。
特性を継承するのに対し、しきい値成分は負の温度特性
を有することから、これらが釣り合うように設定するこ
とで、参照電位Vrefの温度特性をなくすことが可能
となる。
【0093】図3は図1に示したコンパレータ402の
回路図である。図3を参照して、コンパレータ402は
外部電源電位ext.Vddが与えられているノードA
51にソースが接続されゲートおよびドレインがノード
A52に接続されるPチャネルMOSトランジスタP5
1と、ノードA52とノードA54との間に接続されゲ
ートにレベルシフト回路404から出力されるシフト出
力電位SVpreを受けるNチャネルMOSトランジス
タN51と、ノードA51とノードA53との間に接続
されゲートがノードA52に接続されるPチャネルMO
SトランジスタP52と、ノードA53とノードA54
との間に接続され、そのゲートに参照電位Vrefを受
けるNチャネルMOSトランジスタN52と、ノードA
54と接地ノードGNDとの間に接続されゲートに信号
PREを受けるNチャネルMOSトランジスタN53と
を含む。
回路図である。図3を参照して、コンパレータ402は
外部電源電位ext.Vddが与えられているノードA
51にソースが接続されゲートおよびドレインがノード
A52に接続されるPチャネルMOSトランジスタP5
1と、ノードA52とノードA54との間に接続されゲ
ートにレベルシフト回路404から出力されるシフト出
力電位SVpreを受けるNチャネルMOSトランジス
タN51と、ノードA51とノードA53との間に接続
されゲートがノードA52に接続されるPチャネルMO
SトランジスタP52と、ノードA53とノードA54
との間に接続され、そのゲートに参照電位Vrefを受
けるNチャネルMOSトランジスタN52と、ノードA
54と接地ノードGNDとの間に接続されゲートに信号
PREを受けるNチャネルMOSトランジスタN53と
を含む。
【0094】なお、コンパレータ402は信号PREが
HレベルのときにNチャネルMOSトランジスタN53
がオンされ、ノードA53から信号DOを出力し、信号
PREがLレベルのときに、その動作を停止する。
HレベルのときにNチャネルMOSトランジスタN53
がオンされ、ノードA53から信号DOを出力し、信号
PREがLレベルのときに、その動作を停止する。
【0095】次に、省電力化により、外部電源電位ex
t.Vddが低下して内部電位Vddpと等しくなった
場合のセンスアンプ動作電圧発生回路400の動作につ
いて説明する。なお、メモリセルに書き込まれるHデー
タ電位と等しいアレイ動作電位Vddsは、外部電源電
位ext.Vddの仕様上の下限値である電位ext.
Vdd(min)よりも低い一定電位とする。
t.Vddが低下して内部電位Vddpと等しくなった
場合のセンスアンプ動作電圧発生回路400の動作につ
いて説明する。なお、メモリセルに書き込まれるHデー
タ電位と等しいアレイ動作電位Vddsは、外部電源電
位ext.Vddの仕様上の下限値である電位ext.
Vdd(min)よりも低い一定電位とする。
【0096】基準電位発生回路401から出力される参
照電位Vrefは外部電源電位ext.Vddの仕様上
の下限値である電位ext.Vdd(min)と次式の
関係が成立するように設定する。
照電位Vrefは外部電源電位ext.Vddの仕様上
の下限値である電位ext.Vdd(min)と次式の
関係が成立するように設定する。
【0097】 Vref=α×ext.Vdd(min) … (3) ただし、α<1である。すなわち、参照電位Vrefは
電位ext.Vdd(min)よりも小さい値とする。
これは基準電位発生回路401において、参照電位Vr
ef=電位ext.Vdd(min)と設定した場合、
実際の外部電源電位ext.Vddが電位ext.Vd
d(min)付近の場合、参照電位Vrefを外部電源
電位ext.Vddに依存しない一定値として発生させ
ることは回路上困難であるためである。さらに、使用中
に外部電源電位ext.Vddが過渡的に電位低下を起
こす等、何らかの理由で外部電源電位ext.Vddが
仕様上の限値である電位ext.Vdd(min)を下
回ることが予想される。この場合、基準電位発生回路4
01の電源が外部電源電位ext.Vddであることか
ら、それ以上の値を出力することは不可能であり、その
結果、参照電位Vref<電位ext.Vdd(mi
n)となる。よって、より大きな外部電源電位ext.
Vddの変動に対処できるよう、基準電位Vrefは電
位ext.Vdd(min)より低い値に設定しておく
ことが好ましい。
電位ext.Vdd(min)よりも小さい値とする。
これは基準電位発生回路401において、参照電位Vr
ef=電位ext.Vdd(min)と設定した場合、
実際の外部電源電位ext.Vddが電位ext.Vd
d(min)付近の場合、参照電位Vrefを外部電源
電位ext.Vddに依存しない一定値として発生させ
ることは回路上困難であるためである。さらに、使用中
に外部電源電位ext.Vddが過渡的に電位低下を起
こす等、何らかの理由で外部電源電位ext.Vddが
仕様上の限値である電位ext.Vdd(min)を下
回ることが予想される。この場合、基準電位発生回路4
01の電源が外部電源電位ext.Vddであることか
ら、それ以上の値を出力することは不可能であり、その
結果、参照電位Vref<電位ext.Vdd(mi
n)となる。よって、より大きな外部電源電位ext.
Vddの変動に対処できるよう、基準電位Vrefは電
位ext.Vdd(min)より低い値に設定しておく
ことが好ましい。
【0098】また、プリチャージ中にPチャネルドライ
バ回路403からセンス電源線VSHに出力される電位
をプリチャージ電位Vpreとすると、プリチャージ電
位Vpreと参照電位Vrefの関係を次式のように設
定する。
バ回路403からセンス電源線VSHに出力される電位
をプリチャージ電位Vpreとすると、プリチャージ電
位Vpreと参照電位Vrefの関係を次式のように設
定する。
【0099】Vpre=Vref/α … (4) またレベルシフト回路404から出力されるシフト出力
電位SVpreが次式の関係を満たすようにレベルシフ
ト回路404の抵抗R3、R4の抵抗値を設定する。
電位SVpreが次式の関係を満たすようにレベルシフ
ト回路404の抵抗R3、R4の抵抗値を設定する。
【0100】SVpre=α×Vpre … (5) ここで、プリチャージ時における外部電源電位ext.
Vddの変動とVDC回路410から出力されるプリチ
ャージ電位Vpreとの関係について説明する。
Vddの変動とVDC回路410から出力されるプリチ
ャージ電位Vpreとの関係について説明する。
【0101】プリチャージ時、VDC回路410内のコ
ンパレータ402に入力される信号PREはHレベルで
あることから、コンパレータ402は式(3)で決定さ
れる参照電位Vrefと式(5)で決定されるシフト出
力電位SVpreとを受け、参照電位Vrefとシフト
出力電位SVpreとの電位差に応じた信号DOをPチ
ャネルドライバ回路403に出力する。VDC回路41
0内のPチャネルドライバ回路403は外部電源電位e
xt.Vddの変動に応答してセンス電源線VSHにプ
リチャージ電位Vpreを以下のように出力する。 (1)外部電源電位ext.Vddが外部電源電位ex
t.Vddの仕様上の下限値である電位ext.Vdd
(min)よりも低い場合 この場合、Pチャネルドライバ403から出力されるプ
リチャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(mi
n)よりも低くなる。よって、レベルシフト回路404
から出力されるシフト出力電位SVpreは常に参照電
位Vrefよりも低くなる。
ンパレータ402に入力される信号PREはHレベルで
あることから、コンパレータ402は式(3)で決定さ
れる参照電位Vrefと式(5)で決定されるシフト出
力電位SVpreとを受け、参照電位Vrefとシフト
出力電位SVpreとの電位差に応じた信号DOをPチ
ャネルドライバ回路403に出力する。VDC回路41
0内のPチャネルドライバ回路403は外部電源電位e
xt.Vddの変動に応答してセンス電源線VSHにプ
リチャージ電位Vpreを以下のように出力する。 (1)外部電源電位ext.Vddが外部電源電位ex
t.Vddの仕様上の下限値である電位ext.Vdd
(min)よりも低い場合 この場合、Pチャネルドライバ403から出力されるプ
リチャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(mi
n)よりも低くなる。よって、レベルシフト回路404
から出力されるシフト出力電位SVpreは常に参照電
位Vrefよりも低くなる。
【0102】その結果、コンパレータ402から出力さ
れる信号DOの電位は低下し、Pチャネルドライバ回路
403内のPチャネルMOSトランジスタP40は常時
オンされる。
れる信号DOの電位は低下し、Pチャネルドライバ回路
403内のPチャネルMOSトランジスタP40は常時
オンされる。
【0103】そのため、Pチャネルドライバ回路403
から出力されるプリチャージ電位Vpreは常に外部電
源電位ext.Vddと等しくなり、プリチャージ中は
デカップルコンデンサC10に外部電源電位ext.V
ddが供給されることとなる。 (2)外部電源電位ext.Vddが電位ext.Vd
d(min)よりも高くなった場合 この場合は、Pチャネルドライバ回路403からの充電
により、プリチャージ電位Vpreが電位ext.Vd
d(min)より高くなった場合、レベルシフト回路4
04から出力されるシフト出力電位SVpreが参照電
位Vrefよりも高くなる。
から出力されるプリチャージ電位Vpreは常に外部電
源電位ext.Vddと等しくなり、プリチャージ中は
デカップルコンデンサC10に外部電源電位ext.V
ddが供給されることとなる。 (2)外部電源電位ext.Vddが電位ext.Vd
d(min)よりも高くなった場合 この場合は、Pチャネルドライバ回路403からの充電
により、プリチャージ電位Vpreが電位ext.Vd
d(min)より高くなった場合、レベルシフト回路4
04から出力されるシフト出力電位SVpreが参照電
位Vrefよりも高くなる。
【0104】その結果、コンパレータ402から出力さ
れる信号DOの電位が上昇し、PチャネルMOSトラン
ジスタP40がオフされる。
れる信号DOの電位が上昇し、PチャネルMOSトラン
ジスタP40がオフされる。
【0105】そのため、センス電源線VSH上のプリチ
ャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(min)に
等しくなるようにPチャネルドライバ回路403が制御
される。
ャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(min)に
等しくなるようにPチャネルドライバ回路403が制御
される。
【0106】よって、センス電源線VSH上のプリチャ
ージ電位Vpreは常に電位ext.Vdd(min)
と等しくなり、プリチャージ中はデカップルコンデンサ
C10に電位ext.Vdd(min)が供給されるこ
ととなる。
ージ電位Vpreは常に電位ext.Vdd(min)
と等しくなり、プリチャージ中はデカップルコンデンサ
C10に電位ext.Vdd(min)が供給されるこ
ととなる。
【0107】以上の動作により図2に示したセンスアン
プ動作電圧発生回路400を用いた場合のプリチャージ
時におけるセンス電源線VSH上のプリチャージ電位V
preと外部電源電位ext.Vddの関係は図4のよ
うになる。
プ動作電圧発生回路400を用いた場合のプリチャージ
時におけるセンス電源線VSH上のプリチャージ電位V
preと外部電源電位ext.Vddの関係は図4のよ
うになる。
【0108】図4に示したプリチャージ電位Vpreと
外部電源電位ext.Vddとの関係および(2)式か
ら、図2中のデカップルコンデンサC10の容量Cdは
以下の式で決定することが可能である。
外部電源電位ext.Vddとの関係および(2)式か
ら、図2中のデカップルコンデンサC10の容量Cdは
以下の式で決定することが可能である。
【0109】 Cd=Cba×Vble/(ext.Vdd(min)−Vdds)…(6) なお、センス動作時はコンパレータに入力される信号P
REがオフとなることから、図1に示したセンスアンプ
動作電圧発生回路400は動作を停止する。よって、セ
ンス動作時にはプリチャージ時にデカップルコンデンサ
C10に蓄積された電荷をセンス電源線VSHに供給す
ることにより、センスアンプの動作速度の低下を防止す
る。
REがオフとなることから、図1に示したセンスアンプ
動作電圧発生回路400は動作を停止する。よって、セ
ンス動作時にはプリチャージ時にデカップルコンデンサ
C10に蓄積された電荷をセンス電源線VSHに供給す
ることにより、センスアンプの動作速度の低下を防止す
る。
【0110】以上の動作により、デカップルコンデンサ
に蓄積する充電電位であるプリチャージ電位Vpreを
外部電源電位ext.Vddの仕様上許される下限値で
ある電位ext.Vdd(min)以下になるように設
定することで、プリチャージ時に外部電源電位ext.
Vddが変動してもセンス電源線VSHにHデータ電位
よりも高い電位が供給されるのを防止する。また、セン
スアンプ動作電圧発生回路をプリチャージ時に動作さ
せ、プリチャージ時にデカップルコンデンサC10に電
荷を蓄積することでセンスアンプ動作初期においてセン
スアンプを構成するMOSトランジスタのゲート−ソー
ス間電圧Vgsを大きくする。その結果、高速なセンス
動作が可能となる。
に蓄積する充電電位であるプリチャージ電位Vpreを
外部電源電位ext.Vddの仕様上許される下限値で
ある電位ext.Vdd(min)以下になるように設
定することで、プリチャージ時に外部電源電位ext.
Vddが変動してもセンス電源線VSHにHデータ電位
よりも高い電位が供給されるのを防止する。また、セン
スアンプ動作電圧発生回路をプリチャージ時に動作さ
せ、プリチャージ時にデカップルコンデンサC10に電
荷を蓄積することでセンスアンプ動作初期においてセン
スアンプを構成するMOSトランジスタのゲート−ソー
ス間電圧Vgsを大きくする。その結果、高速なセンス
動作が可能となる。
【0111】[実施の形態2]実施の形態1では、レベ
ルシフト回路に抵抗を用いてプリチャージ電位Vpre
を抵抗分割した。
ルシフト回路に抵抗を用いてプリチャージ電位Vpre
を抵抗分割した。
【0112】しかしながら、この場合、製造ばらつき等
のプロセス変動によるプリチャージ電位Vpreの変動
を防止するため、基準電位発生回路とレベルシフト回路
とにそれぞれ何らかの調整機構が必要となり、その結果
回路規模が増大する。よって、好ましくは、センスアン
プ動作電圧発生回路は、一つの調整機構のみを有するこ
とが望ましい。
のプロセス変動によるプリチャージ電位Vpreの変動
を防止するため、基準電位発生回路とレベルシフト回路
とにそれぞれ何らかの調整機構が必要となり、その結果
回路規模が増大する。よって、好ましくは、センスアン
プ動作電圧発生回路は、一つの調整機構のみを有するこ
とが望ましい。
【0113】図5はこの発明の実施の形態2におけるセ
ンスアンプ動作電圧発生回路600の回路図である。
ンスアンプ動作電圧発生回路600の回路図である。
【0114】図5を参照して、図2と比較して図2中の
レベルシフト回路404の代わりにレベルシフト回路5
00が設置されている。
レベルシフト回路404の代わりにレベルシフト回路5
00が設置されている。
【0115】レベルシフト回路500は、外部電源ノー
ドext.Vddと接地ノードとの間に直列に接続され
たNチャネルMOSトランジスタN61、N62を含
む。NチャネルMOSトランジスタN61のゲートには
センス電源線VSHの電位が、NチャネルMOSトラン
ジスタN62のゲートには参照電位Vrefがそれぞれ
入力される。NチャネルMOSトランジスタN61とN
62との接続点であるノードA60からコンパレータ4
02にシフト出力電位SVpreが出力される。
ドext.Vddと接地ノードとの間に直列に接続され
たNチャネルMOSトランジスタN61、N62を含
む。NチャネルMOSトランジスタN61のゲートには
センス電源線VSHの電位が、NチャネルMOSトラン
ジスタN62のゲートには参照電位Vrefがそれぞれ
入力される。NチャネルMOSトランジスタN61とN
62との接続点であるノードA60からコンパレータ4
02にシフト出力電位SVpreが出力される。
【0116】その他の回路構成は図2と同じであるた
め、その説明は繰り返さない。次に図5の回路構成を有
するセンスアンプ動作電圧発生回路600の動作につい
て説明する。なお、メモリセルに書き込まれるHデータ
電位と等しいアレイ動作電位Vddsは、外部電源電位
ext.Vddの仕様上の下限値である電位ext.V
dd(min)よりも低い一定電位とする。
め、その説明は繰り返さない。次に図5の回路構成を有
するセンスアンプ動作電圧発生回路600の動作につい
て説明する。なお、メモリセルに書き込まれるHデータ
電位と等しいアレイ動作電位Vddsは、外部電源電位
ext.Vddの仕様上の下限値である電位ext.V
dd(min)よりも低い一定電位とする。
【0117】いま、基準電位発生回路401から出力さ
れる参照電位Vrefについて、 Vref=ext.Vdd(min)/2 であり、また、レベルシフト回路500内のNチャネル
MOSトランジスタN61、N62がともに同じサイズ
であり、飽和領域で動作するように設定されている場合
を考える。
れる参照電位Vrefについて、 Vref=ext.Vdd(min)/2 であり、また、レベルシフト回路500内のNチャネル
MOSトランジスタN61、N62がともに同じサイズ
であり、飽和領域で動作するように設定されている場合
を考える。
【0118】この場合、レベルシフト回路500から出
力されるシフト出力電位SVpreは、 SVpre=Vpre/2 となる。
力されるシフト出力電位SVpreは、 SVpre=Vpre/2 となる。
【0119】このとき、VDC回路410内のPチャネ
ルドライバ回路403は外部電源電位ext.Vddの
変動に応答してセンス電源線VSHにプリチャージ電位
Vpreを以下のように出力する。 (1)外部電源電位ext.Vddが外部電源電位ex
t.Vddの仕様上の下限値である電位ext.Vdd
(min)よりも低い場合 この場合、Pチャネルドライバ403から出力されるプ
リチャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(mi
n)よりも低くなる。よって、レベルシフト回路500
内のNチャネルMOSトランジスタN61のゲートに入
力される電位も低下し、結果として、シフト出力電位S
Vpre<参照電位Vrefとなる。
ルドライバ回路403は外部電源電位ext.Vddの
変動に応答してセンス電源線VSHにプリチャージ電位
Vpreを以下のように出力する。 (1)外部電源電位ext.Vddが外部電源電位ex
t.Vddの仕様上の下限値である電位ext.Vdd
(min)よりも低い場合 この場合、Pチャネルドライバ403から出力されるプ
リチャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(mi
n)よりも低くなる。よって、レベルシフト回路500
内のNチャネルMOSトランジスタN61のゲートに入
力される電位も低下し、結果として、シフト出力電位S
Vpre<参照電位Vrefとなる。
【0120】よって、コンパレータ402から出力され
る信号DOの電位は低下し、Pチャネルドライバ403
内のPチャネルMOSトランジスタP40は常時オンさ
れる。
る信号DOの電位は低下し、Pチャネルドライバ403
内のPチャネルMOSトランジスタP40は常時オンさ
れる。
【0121】そのため、Pチャネルドライバ403から
出力されるプリチャージ電位Vpreは常に外部電源電
位ext.Vddと等しくなり、プリチャージ中はデカ
ップルコンデンサC10に外部電源電位ext.Vdd
が供給されることとなる。 (2)外部電源電位ext.Vddが電位ext.Vd
d(min)よりも高くなった場合 Pチャネルドライバ403からの充電により、プリチャ
ージ電位Vpreが電位ext.Vdd(min)高く
なった場合、レベルシフト回路500内のNチャネルM
OSトランジスタN61のゲート電位が上昇し、結果と
して、シフト出力電位SVpre>参照電位Vrefと
なる。
出力されるプリチャージ電位Vpreは常に外部電源電
位ext.Vddと等しくなり、プリチャージ中はデカ
ップルコンデンサC10に外部電源電位ext.Vdd
が供給されることとなる。 (2)外部電源電位ext.Vddが電位ext.Vd
d(min)よりも高くなった場合 Pチャネルドライバ403からの充電により、プリチャ
ージ電位Vpreが電位ext.Vdd(min)高く
なった場合、レベルシフト回路500内のNチャネルM
OSトランジスタN61のゲート電位が上昇し、結果と
して、シフト出力電位SVpre>参照電位Vrefと
なる。
【0122】その結果、コンパレータ402から出力さ
れる電位が低下し、PチャネルMOSトランジスタP4
0がオフされる。
れる電位が低下し、PチャネルMOSトランジスタP4
0がオフされる。
【0123】そのため、センス電源線VSH上のプリチ
ャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(min)に
等しくなるようにPチャネルドライバ403が制御され
る。
ャージ電位Vpreが電位ext.Vdd(min)に
等しくなるようにPチャネルドライバ403が制御され
る。
【0124】以上の動作により、プリチャージ電位Vp
reと外部電源電位ext.Vddとの関係は実施の形
態1に示したセンスアンプ動作電圧発生回路400の場
合と同じく図4のグラフで表すことができる。
reと外部電源電位ext.Vddとの関係は実施の形
態1に示したセンスアンプ動作電圧発生回路400の場
合と同じく図4のグラフで表すことができる。
【0125】さらに、図5に示した回路構成を有するセ
ンスアンプ動作電圧発生回路では、製造ばらつき等によ
り発生するプリチャージ電位Vpreの変動は、参照電
位Vrefのみを調整すれば対応可能となるため、調整
機構が不要となり、その結果、回路規模を抑制すること
が可能となる。
ンスアンプ動作電圧発生回路では、製造ばらつき等によ
り発生するプリチャージ電位Vpreの変動は、参照電
位Vrefのみを調整すれば対応可能となるため、調整
機構が不要となり、その結果、回路規模を抑制すること
が可能となる。
【0126】[実施の形態3]実施の形態1および実施
の形態2に示したセンスアンプ動作電圧発生回路は、セ
ンス動作時には信号PREがLレベルとなることによ
り、動作を停止する。よって、センス動作時にはデカッ
プルコンデンサに蓄積された電荷をセンス電源線VSH
に供給することになる。
の形態2に示したセンスアンプ動作電圧発生回路は、セ
ンス動作時には信号PREがLレベルとなることによ
り、動作を停止する。よって、センス動作時にはデカッ
プルコンデンサに蓄積された電荷をセンス電源線VSH
に供給することになる。
【0127】ここで、実際の使用時には、外部電源電位
ext.Vddが電位ext.Vdd(min)よりも
下がることが起こりうるため、そのような状態ではプリ
チャージ電位Vpre<電位ext.Vdd(min)
となる。デカップルコンデンサの容量は式(6)で示さ
れる固定値をとるため、外部電源電位ext.Vddが
電位ext.Vdd(min)よりも下がる状態が起こ
った場合、デカップルコンデンサにセンス動作に必要な
全電荷を蓄積しておくことができなくなる。
ext.Vddが電位ext.Vdd(min)よりも
下がることが起こりうるため、そのような状態ではプリ
チャージ電位Vpre<電位ext.Vdd(min)
となる。デカップルコンデンサの容量は式(6)で示さ
れる固定値をとるため、外部電源電位ext.Vddが
電位ext.Vdd(min)よりも下がる状態が起こ
った場合、デカップルコンデンサにセンス動作に必要な
全電荷を蓄積しておくことができなくなる。
【0128】そこで外部電源電位ext.Vddが電位
ext.Vdd(min)よりも下がる状態が起こった
場合でもセンス動作時のセンス電源線VSHの電位をH
データに等しい電位であるアレイ動作電位Vddsに保
つことができることが望ましい。
ext.Vdd(min)よりも下がる状態が起こった
場合でもセンス動作時のセンス電源線VSHの電位をH
データに等しい電位であるアレイ動作電位Vddsに保
つことができることが望ましい。
【0129】図6はこの発明の実施の形態3におけるセ
ンスアンプ動作電圧発生回路の回路図である。
ンスアンプ動作電圧発生回路の回路図である。
【0130】図6を参照して、センスアンプ動作電圧発
生回路700は、図2と比較して、基準電位発生回路4
01の代わりに2種類の参照電位VrefおよびVre
fsを発生する基準電位発生回路701が設置され、新
たに補助VDC回路800が設置されている。なお、参
照電位Vrefsはアレイ動作電位Vddsと等しい電
位となるように設定されている。
生回路700は、図2と比較して、基準電位発生回路4
01の代わりに2種類の参照電位VrefおよびVre
fsを発生する基準電位発生回路701が設置され、新
たに補助VDC回路800が設置されている。なお、参
照電位Vrefsはアレイ動作電位Vddsと等しい電
位となるように設定されている。
【0131】基準電位発生回路701は参照電位Vre
fをコンパレータ402に出力し、参照電位Vrefs
を補助VDC回路800に出力する。基準電位発生回路
701の回路構成は図10に示した基準電位発生回路1
00と同じであるため、その説明は繰り返さない。図6
では、参照電位Vrefと参照電位Vrefsの発生回
路を同じとしたが、参照電位Vrefの発生回路と参照
電位Vrefsの発生回路が別の回路構成を有していて
もかまわない。
fをコンパレータ402に出力し、参照電位Vrefs
を補助VDC回路800に出力する。基準電位発生回路
701の回路構成は図10に示した基準電位発生回路1
00と同じであるため、その説明は繰り返さない。図6
では、参照電位Vrefと参照電位Vrefsの発生回
路を同じとしたが、参照電位Vrefの発生回路と参照
電位Vrefsの発生回路が別の回路構成を有していて
もかまわない。
【0132】補助VDC回路800は、コンパレータ8
01とPチャネルドライバ回路802とを含む。
01とPチャネルドライバ回路802とを含む。
【0133】コンパレータ801の回路構成はコンパレ
ータ402と同じであるため、その説明は繰り返さな
い。なお、コンパレータ801は参照電位Vrefsと
プリチャージ電位Vpreとを入力し、Pチャネルドラ
イバ802内のPチャネルMOSトランジスタP80に
信号DO2を出力する。また、コンパレータ801は信
号SEDを受け、信号SEDがHレベルのときに動作を
行い、信号SEDがLレベルのときにその動作を停止す
る。
ータ402と同じであるため、その説明は繰り返さな
い。なお、コンパレータ801は参照電位Vrefsと
プリチャージ電位Vpreとを入力し、Pチャネルドラ
イバ802内のPチャネルMOSトランジスタP80に
信号DO2を出力する。また、コンパレータ801は信
号SEDを受け、信号SEDがHレベルのときに動作を
行い、信号SEDがLレベルのときにその動作を停止す
る。
【0134】補助VDC回路800はセンス電源線VS
Hにアレイ動作電位Vddsと等しい電位を供給するよ
うに設計されている。
Hにアレイ動作電位Vddsと等しい電位を供給するよ
うに設計されている。
【0135】なお、図6では参照電位Vrefs=アレ
イ動作電位Vddsの場合の回路構成となっているが、
補助VDC回路800の前段に適切なシフト回路を設置
すれば、参照電位Vrefs=アレイ動作電位Vdds
である必要はない。結果として補助VDC回路800か
ら出力される電位がアレイ動作電位Vddsと等しけれ
ばよい。
イ動作電位Vddsの場合の回路構成となっているが、
補助VDC回路800の前段に適切なシフト回路を設置
すれば、参照電位Vrefs=アレイ動作電位Vdds
である必要はない。結果として補助VDC回路800か
ら出力される電位がアレイ動作電位Vddsと等しけれ
ばよい。
【0136】以上の回路構成を有するセンスアンプ動作
電圧発生回路700の動作について説明する。
電圧発生回路700の動作について説明する。
【0137】なお、メモリセルに書き込まれるHデータ
電位と等しいアレイ動作電位Vddsは、外部電源電位
ext.Vddの仕様上の下限値である電位ext.V
dd(min)よりも低い一定電位とする。
電位と等しいアレイ動作電位Vddsは、外部電源電位
ext.Vddの仕様上の下限値である電位ext.V
dd(min)よりも低い一定電位とする。
【0138】デカップルコンデンサC10の容量が式
(6)であらわされる場合、プリチャージ時のセンス電
源線VSHの電位Vpreが電位ext.Vdd(mi
n)と等しくなるようにデカップルコンデンサC10が
充電されていれば、センス動作時において、センス電源
線VSHの電位は常にアレイ動作電位Vdds以上とな
る。よって、センス動作中に補助VDC回路800から
センス電源線VSHに電荷を供給されることはない。
(6)であらわされる場合、プリチャージ時のセンス電
源線VSHの電位Vpreが電位ext.Vdd(mi
n)と等しくなるようにデカップルコンデンサC10が
充電されていれば、センス動作時において、センス電源
線VSHの電位は常にアレイ動作電位Vdds以上とな
る。よって、センス動作中に補助VDC回路800から
センス電源線VSHに電荷を供給されることはない。
【0139】一方、プリチャージ時のセンス電源線VS
Hの電位Vpreが電位ext.Vdd(min)より
も低くなるようにデカップルコンデンサC10が充電さ
れている場合、センス動作時において、最終的なセンス
電源線VSHの電位はアレイ動作電位Vddsよりも低
くなる場合が発生する。よって、この場合は補助VDC
回路800から電荷が供給され、センス電源線VSHの
電位がアレイ動作電位Vddsと等しくなるように制御
される。
Hの電位Vpreが電位ext.Vdd(min)より
も低くなるようにデカップルコンデンサC10が充電さ
れている場合、センス動作時において、最終的なセンス
電源線VSHの電位はアレイ動作電位Vddsよりも低
くなる場合が発生する。よって、この場合は補助VDC
回路800から電荷が供給され、センス電源線VSHの
電位がアレイ動作電位Vddsと等しくなるように制御
される。
【0140】以上の結果、センスアンプ動作電圧発生回
路において、センス動作中に動作する補助VDC回路を
設置することで、外部電源電位ext.Vddが変動す
ることによってプリチャージ中にデカップルコンデンサ
に充電される電荷が不足する場合でも、センス動作中の
センス電源線VSHの電位をアレイ動作電位Vddsと
等しくすることができる。
路において、センス動作中に動作する補助VDC回路を
設置することで、外部電源電位ext.Vddが変動す
ることによってプリチャージ中にデカップルコンデンサ
に充電される電荷が不足する場合でも、センス動作中の
センス電源線VSHの電位をアレイ動作電位Vddsと
等しくすることができる。
【0141】なお、センスアンプ動作電圧発生回路70
0に設置されるデカップルコンデンサC10の容量が式
(6)で決定される値より小さい場合においても、セン
ス動作中に補助VDC回路800を動作させることによ
り、センス動作中のセンス電源線VSHの電位をアレイ
動作電位Vddsと等しくすることが可能となる。
0に設置されるデカップルコンデンサC10の容量が式
(6)で決定される値より小さい場合においても、セン
ス動作中に補助VDC回路800を動作させることによ
り、センス動作中のセンス電源線VSHの電位をアレイ
動作電位Vddsと等しくすることが可能となる。
【0142】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと解釈されるべきで
ある。本発明の範囲は上述した実施の形態ではなく特許
請求の範囲によって定められ、特許請求の範囲と均等の
意味およびその範囲内でのすべての変更が含まれること
を意図するものである。
例示であって制限的なものではないと解釈されるべきで
ある。本発明の範囲は上述した実施の形態ではなく特許
請求の範囲によって定められ、特許請求の範囲と均等の
意味およびその範囲内でのすべての変更が含まれること
を意図するものである。
【0143】
【発明の効果】この発明により、センスアンプの動作速
度を低下させることなく、省電力化が可能な半導体集積
回路装置を提供することが可能となる。
度を低下させることなく、省電力化が可能な半導体集積
回路装置を提供することが可能となる。
【図1】 この発明の実施の形態によるセンスアンプ動
作電圧発生回路の回路図である。
作電圧発生回路の回路図である。
【図2】 図1に示した基準電位発生回路401の回路
図である。
図である。
【図3】 図1に示したコンパレータ402の回路図で
ある。
ある。
【図4】 センスアンプ動作電圧発生回路400を用い
た場合のプリチャージ時におけるセンス電源線VSH上
のプリチャージ電位Vpreと外部電源電位ext.V
ddの関係を示す図である。
た場合のプリチャージ時におけるセンス電源線VSH上
のプリチャージ電位Vpreと外部電源電位ext.V
ddの関係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2におけるセンスアン
プ動作電圧発生回路600の回路図である。
プ動作電圧発生回路600の回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態3におけるセンスアン
プ動作電圧発生回路の回路図である。
プ動作電圧発生回路の回路図である。
【図7】 DRAM内のメモリセルアレイ部の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図8】 図7に示したセンスアンプ30の動作を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図9】 オーバードライブ方式のセンスアンプ駆動駆
動回路を含むDRAM内のメモリセルアレイ部の構成を
示す回路図である。
動回路を含むDRAM内のメモリセルアレイ部の構成を
示す回路図である。
【図10】 図9中のセンスアンプ動作電圧発生回路9
0の回路図である。
0の回路図である。
【図11】 図10に示したセンスアンプ動作電圧発生
回路90の動作を示すタイミングチャートである。
回路90の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 第2のオーバードライブ方式のセンスアン
プ駆動駆動回路の回路図である。
プ駆動駆動回路の回路図である。
【図13】 図12に示したセンスアンプ動作電圧発生
回路90の動作を示すタイミングチャートである。
回路90の動作を示すタイミングチャートである。
10 メモリセル、20 ビット線イコライズ回路、3
0 センスアンプ、40,170,306 内部電源電
位発生回路(VDC)、90,300 センスアンプ動
作電圧発生回路、100 基準電位発生回路、110
ロウパスフィルタ(LPF)、120 定電流回路、1
30 出力回路、131 第1参照電位出力段、136
第2参照電位出力段、150 セレクタ回路、15
1,152トランスファゲート、160 シフタ回路、
180,302,402 コンパレータ、190,20
0,303,307 Pチャネルドライバ回路。
0 センスアンプ、40,170,306 内部電源電
位発生回路(VDC)、90,300 センスアンプ動
作電圧発生回路、100 基準電位発生回路、110
ロウパスフィルタ(LPF)、120 定電流回路、1
30 出力回路、131 第1参照電位出力段、136
第2参照電位出力段、150 セレクタ回路、15
1,152トランスファゲート、160 シフタ回路、
180,302,402 コンパレータ、190,20
0,303,307 Pチャネルドライバ回路。
Claims (9)
- 【請求項1】 ビット線対と、 前記ビット線対に接続されたメモリセルと、 前記メモリセルからデータが読出されることにより生じ
た前記ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプと、 前記センスアンプの活性期間には、前記メモリセルに蓄
積される電圧を前記センスアンプに供給するセンスアン
プ動作電圧発生手段とを備え、 前記センスアンプ動作電圧発生手段は、 前記センスアンプに接続された内部電源ノードと、 外部電源電圧が所定の電圧より高い場合に、前記所定の
電圧を出力電圧として前記内部電源ノードに出力し、前
記外部電源電圧が所定の電圧より低い場合に、前記外部
電源電圧と等しい電圧を出力電圧として前記内部電源ノ
ードに出力する第1の電圧供給手段と、 前記内部電源ノードに接続されたデカップル容量とを含
む、半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 前記第1の電圧供給手段は、前記センス
アンプの活性期間中は動作を停止する、請求項1に記載
の半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 前記第1の電圧供給手段は、 前記外部電源電圧よりも低い電圧を基準電圧として出力
する基準電圧発生回路と、 前記出力電圧を降下させた降下電圧を出力するシフト回
路と、 前記基準電圧と前記降下電圧とを受け、前記出力電圧を
出力する降圧回路とを含む、請求項2に記載の半導体集
積回路装置。 - 【請求項4】 前記降圧回路は、 前記基準電圧と前記降下電圧とを入力し、その比較結果
を出力する比較回路と、 前記外部電源が供給される外部電源ノードと前記内部電
源ノードとに接続されたスイッチング素子とを含み、 前記スイッチング素子は、前記比較回路から出力される
比較結果を受け、前記内部電源ノードの出力電圧を制御
する、請求項3に記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 前記シフト回路は、内部電源ノードと接
地ノードとの間に直列に接続された複数の抵抗素子を含
む、請求項3に記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項6】 前記シフト回路は、外部電源ノードと接
地ノードとの間に直列に接続された第1および第2のト
ランジスタを含み、 前記第1のトランジスタの制御電極には前記出力電圧が
入力され、前記第2のトランジスタの制御電極には前記
基準電圧が入力される、請求項3に記載の半導体集積回
路装置。 - 【請求項7】 前記センスアンプ動作電圧発生手段はさ
らに、 前記センスアンプの不活性期間にデカップル容量に充電
された前記出力電圧が所定の電圧より低い場合に、前記
内部電源ノードに前記所定の電圧を供給する第2の電圧
供給手段を含む、請求項1に記載の半導体集積回路装
置。 - 【請求項8】 前記第2の電圧供給手段は、前記センス
アンプの活性期間に前記所定の電圧を供給する、請求項
7に記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項9】 前記所定の電圧は、外部電源電圧の仕様
上の下限値である、請求項1および請求項7に記載の半
導体集積回路装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001136479A JP2002334577A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 半導体集積回路装置 |
US09/978,094 US6529437B2 (en) | 2001-05-07 | 2001-10-17 | Semiconductor integrated circuit device having internal supply voltage generating circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001136479A JP2002334577A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18983746
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001136479A Withdrawn JP2002334577A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 半導体集積回路装置 |
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---|---|
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JP (1) | JP2002334577A (ja) |
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KR101981254B1 (ko) | 2012-04-05 | 2019-05-23 | 삼성전자 주식회사 | 반도체 장치 및 그 동작 방법 |
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FR3002049B1 (fr) * | 2013-02-13 | 2016-11-04 | Cddic | Regulateur de tension compense en temperature a faible courant de consommation |
KR102553262B1 (ko) * | 2017-11-17 | 2023-07-07 | 삼성전자 주식회사 | 기준 전압 생성기 및 이를 포함하는 메모리 장치 |
US20240419201A1 (en) * | 2023-06-15 | 2024-12-19 | Stmicroelectronics International N.V. | Voltage regulator bypass mode control circuit |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06215571A (ja) | 1993-01-13 | 1994-08-05 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路 |
JPH1012838A (ja) * | 1996-06-21 | 1998-01-16 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
JPH11250665A (ja) | 1998-03-04 | 1999-09-17 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体集積回路 |
JPH11273360A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-10-08 | Toshiba Corp | 強誘電体記憶装置 |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001136479A patent/JP2002334577A/ja not_active Withdrawn
- 2001-10-17 US US09/978,094 patent/US6529437B2/en not_active Expired - Fee Related
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