JP2000030455A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確に内部データバス線を同一電圧レベルに
プリチャージしデータの読出を高速かつ正確に行なう。 【解決手段】 内部データバス線(I/O,I/O*)
へは、pチャネルMOSトランジスタ(PQa,PQ
b)を介して、センスアンプ回路(4a)へ与えられる
電源電圧(Vccsa)と同じ電源電圧を与える。これ
により、内部データバス線のプリチャージ電圧を、セン
ス電源電圧レベルとすることができ、センス電源電圧低
下時においても、正確に、プリチャージ回路を介して内
部データバス線をセンス電源電圧レベルにプリチャージ
することができる。
プリチャージしデータの読出を高速かつ正確に行なう。 【解決手段】 内部データバス線(I/O,I/O*)
へは、pチャネルMOSトランジスタ(PQa,PQ
b)を介して、センスアンプ回路(4a)へ与えられる
電源電圧(Vccsa)と同じ電源電圧を与える。これ
により、内部データバス線のプリチャージ電圧を、セン
ス電源電圧レベルとすることができ、センス電源電圧低
下時においても、正確に、プリチャージ回路を介して内
部データバス線をセンス電源電圧レベルにプリチャージ
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に、内部データバスに結合する周辺回路の電
源電圧割当てに関する。
に関し、特に、内部データバスに結合する周辺回路の電
源電圧割当てに関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の半導体記憶装置の要部
の構成を概略的に示す図である。図14においては、メ
モリアレイおよびデータ読出に関連する周辺回路の部分
の構成が概略的に示される。
の構成を概略的に示す図である。図14においては、メ
モリアレイおよびデータ読出に関連する周辺回路の部分
の構成が概略的に示される。
【0003】図14において、メモリセルアレイMAに
おいては、メモリセルMCが行列状に配列され、メモリ
セルMCの各行に対応してワード線WLが配設され、メ
モリセルMCの各列に対応してビット線対BLPが配設
される。図14においては、1つのワード線WLおよび
1つのビット線対BLPを代表的に示す。ビット線対B
LPは、互いに相補なデータ信号を伝達するビット線B
Lおよび/BLを含む。メモリセルMCは、ワード線W
Lとビット線BLおよび/BLの一方との交差部に対応
して配置される。図14においては、ワード線WLとビ
ット線BLの交差部にメモリセルMCが配置される。メ
モリセルMCは、情報を記憶するキャパシタMQと、ワ
ード線WL上の信号電位に応答してメモリキャパシタM
Qを対応のビット線BLに接続するnチャネルMOSト
ランジスタで構成されるアクセストランジスタMTを含
む。
おいては、メモリセルMCが行列状に配列され、メモリ
セルMCの各行に対応してワード線WLが配設され、メ
モリセルMCの各列に対応してビット線対BLPが配設
される。図14においては、1つのワード線WLおよび
1つのビット線対BLPを代表的に示す。ビット線対B
LPは、互いに相補なデータ信号を伝達するビット線B
Lおよび/BLを含む。メモリセルMCは、ワード線W
Lとビット線BLおよび/BLの一方との交差部に対応
して配置される。図14においては、ワード線WLとビ
ット線BLの交差部にメモリセルMCが配置される。メ
モリセルMCは、情報を記憶するキャパシタMQと、ワ
ード線WL上の信号電位に応答してメモリキャパシタM
Qを対応のビット線BLに接続するnチャネルMOSト
ランジスタで構成されるアクセストランジスタMTを含
む。
【0004】ビット線BLPそれぞれに対応して、セン
ス駆動線101pおよび101n上の電圧に従って活性
化され、ビット線BLおよび/BLの電圧を差動増幅す
るセンスアンプ102が設けられる。センス駆動線10
1pおよび101nには、センスアンプ活性化信号/S
ENおよびSENに応答してセンス駆動線101pおよ
び101nへ内部電源電圧Vccsおよび接地電圧Vs
sを伝達するセンスアンプ活性化回路103が設けられ
る。センスアンプ活性化回路103は、センスアンプ活
性化信号/SENの活性化に応答して導通し内部電源電
圧Vccsをセンス駆動線101p上に伝達するpチャ
ネルMOSトランジスタ103aと、センスアンプ活性
化信号SENの活性化に応答して導通し、接地電圧Vs
sをセンス駆動線101nに伝達するnチャネルMOS
トランジスタ103bを含む。
ス駆動線101pおよび101n上の電圧に従って活性
化され、ビット線BLおよび/BLの電圧を差動増幅す
るセンスアンプ102が設けられる。センス駆動線10
1pおよび101nには、センスアンプ活性化信号/S
ENおよびSENに応答してセンス駆動線101pおよ
び101nへ内部電源電圧Vccsおよび接地電圧Vs
sを伝達するセンスアンプ活性化回路103が設けられ
る。センスアンプ活性化回路103は、センスアンプ活
性化信号/SENの活性化に応答して導通し内部電源電
圧Vccsをセンス駆動線101p上に伝達するpチャ
ネルMOSトランジスタ103aと、センスアンプ活性
化信号SENの活性化に応答して導通し、接地電圧Vs
sをセンス駆動線101nに伝達するnチャネルMOS
トランジスタ103bを含む。
【0005】さらに、データの読出を行なうための周辺
回路として、内部電源電圧Vccpを動作電源電圧とし
て動作し、内部コラムアドレス信号Adcをデコード
し、アドレス指定された列に対応する列選択線CSLを
選択状態へ駆動する列選択信号発生回路104と、ビッ
ト線対それぞれに対応して設けられ、列選択信号発生回
路104からの列選択信号の活性化時導通し、対応のビ
ット線対BLPを内部データバスIOPに接続する列選
択ゲート105と、内部電源電圧Vccpを一方動作電
源電圧として受けて動作し、プリチャージ指示信号IO
EQを発生するプリチャージ制御回路106と、プリチ
ャージ制御回路106からのIO線プリチャージ指示信
号IOEQの活性化に応答して導通し、内部データバス
IOPの内部データバス線I/OおよびI/O*を内部
電源電圧Vccpレベルにプリチャージするプリチャー
ジ回路107と、内部電源電圧Vccpを一方動作電源
電圧として動作し、かつデータ読出時活性化され、内部
データバスIOP上に読出されたメモリセルデータを増
幅して内部読出データRDを生成するプリアンプ108
が設けられる。
回路として、内部電源電圧Vccpを動作電源電圧とし
て動作し、内部コラムアドレス信号Adcをデコード
し、アドレス指定された列に対応する列選択線CSLを
選択状態へ駆動する列選択信号発生回路104と、ビッ
ト線対それぞれに対応して設けられ、列選択信号発生回
路104からの列選択信号の活性化時導通し、対応のビ
ット線対BLPを内部データバスIOPに接続する列選
択ゲート105と、内部電源電圧Vccpを一方動作電
源電圧として受けて動作し、プリチャージ指示信号IO
EQを発生するプリチャージ制御回路106と、プリチ
ャージ制御回路106からのIO線プリチャージ指示信
号IOEQの活性化に応答して導通し、内部データバス
IOPの内部データバス線I/OおよびI/O*を内部
電源電圧Vccpレベルにプリチャージするプリチャー
ジ回路107と、内部電源電圧Vccpを一方動作電源
電圧として動作し、かつデータ読出時活性化され、内部
データバスIOP上に読出されたメモリセルデータを増
幅して内部読出データRDを生成するプリアンプ108
が設けられる。
【0006】列選択ゲート105は、ビット線BLおよ
び/BLと内部データバス線I/OおよびI/O*との
間に設けられるトランスファゲート105aおよび10
5bを含む。IO線プリチャージ回路107は、IO線
プリチャージ指示信号IOEQの活性化時導通し、内部
データバス線I/OおよびI/O*上に内部電源電圧V
ccpを伝達するnチャネルMOSトランジスタ107
aおよび107bを含む。次に、この図14に示す半導
体記憶装置の動作を図15に示す信号波形図を参照して
説明する。
び/BLと内部データバス線I/OおよびI/O*との
間に設けられるトランスファゲート105aおよび10
5bを含む。IO線プリチャージ回路107は、IO線
プリチャージ指示信号IOEQの活性化時導通し、内部
データバス線I/OおよびI/O*上に内部電源電圧V
ccpを伝達するnチャネルMOSトランジスタ107
aおよび107bを含む。次に、この図14に示す半導
体記憶装置の動作を図15に示す信号波形図を参照して
説明する。
【0007】まず、メモリサイクルが始まると、内部ロ
ウアドレス信号に従って図示しないワード線選択回路に
より、アドレス指定された行に対応して配置されるワー
ド線WLが選択状態へ駆動され、その電圧レベルが上昇
する。選択ワード線WLの電圧の上昇に従って、選択ワ
ード線WLに接続するメモリセルMCに含まれるアクセ
ストランジスタMTが導通し、対応のメモリキャパシタ
MQが対応のビット線BL(または/BL)に接続され
る。このメモリキャパシタMQの格納電荷量に応じて、
選択メモリセルが接続するビット線BL(または/B
L)の電圧が変化する。図15においては、選択メモリ
セルMCがHレベルの情報を記憶する場合のビット線B
L,/BLの信号波形が一例として示される。対をなす
ビット線/BL(BL)は、選択メモリセルが接続され
ていないため、所定の中間電圧レベルのプリチャージ電
圧レベルを保持する。
ウアドレス信号に従って図示しないワード線選択回路に
より、アドレス指定された行に対応して配置されるワー
ド線WLが選択状態へ駆動され、その電圧レベルが上昇
する。選択ワード線WLの電圧の上昇に従って、選択ワ
ード線WLに接続するメモリセルMCに含まれるアクセ
ストランジスタMTが導通し、対応のメモリキャパシタ
MQが対応のビット線BL(または/BL)に接続され
る。このメモリキャパシタMQの格納電荷量に応じて、
選択メモリセルが接続するビット線BL(または/B
L)の電圧が変化する。図15においては、選択メモリ
セルMCがHレベルの情報を記憶する場合のビット線B
L,/BLの信号波形が一例として示される。対をなす
ビット線/BL(BL)は、選択メモリセルが接続され
ていないため、所定の中間電圧レベルのプリチャージ電
圧レベルを保持する。
【0008】ビット線BLおよび/BLの電圧差が十分
に拡大されると、所定のタイミングでセンスアンプ活性
化信号SENおよび/SENが活性状態へ駆動され、セ
ンス駆動線101nおよび101pにそれぞれ接地電圧
Vssおよび内部電源電圧Vccsが伝達され、センス
アンプ102が活性化される。これにより、ビット線B
Lおよび/BLが、メモリセルの記憶情報に応じて内部
電源電圧Vccsおよび接地電圧Vssレベルに駆動さ
れる。
に拡大されると、所定のタイミングでセンスアンプ活性
化信号SENおよび/SENが活性状態へ駆動され、セ
ンス駆動線101nおよび101pにそれぞれ接地電圧
Vssおよび内部電源電圧Vccsが伝達され、センス
アンプ102が活性化される。これにより、ビット線B
Lおよび/BLが、メモリセルの記憶情報に応じて内部
電源電圧Vccsおよび接地電圧Vssレベルに駆動さ
れる。
【0009】センス動作が完了すると、いわゆる「コラ
ムインターロック」期間が完了し、列選択動作が可能に
なる。列選択動作時においては、まずプリチャージ制御
回路106が、IO線プリチャージ指示信号IOEQを
Lレベルの非活性状態とし、IO線プリチャージ回路1
07を非活性化する。IO線プリチャージ回路107
は、nチャネルMOSトランジスタ107aおよび10
7bを含んでおり、プリチャージ制御回路106からの
IO線プリチャージ指示信号IOEQは、活性化時、内
部電源電圧Vccpレベルである。また、IO線プリチ
ャージ回路107も、内部電源電圧Vccpを受けてお
り、したがって、これらの内部データバス線I/Oおよ
びI/O*は、電圧Vccp−Vthの電圧レベルでフ
ローティング状態となる。ここで、Vthは、IO線プ
リチャージ回路107に含まれるnチャネルMOSトラ
ンジスタ107aおよび107bのしきい値電圧を示
す。
ムインターロック」期間が完了し、列選択動作が可能に
なる。列選択動作時においては、まずプリチャージ制御
回路106が、IO線プリチャージ指示信号IOEQを
Lレベルの非活性状態とし、IO線プリチャージ回路1
07を非活性化する。IO線プリチャージ回路107
は、nチャネルMOSトランジスタ107aおよび10
7bを含んでおり、プリチャージ制御回路106からの
IO線プリチャージ指示信号IOEQは、活性化時、内
部電源電圧Vccpレベルである。また、IO線プリチ
ャージ回路107も、内部電源電圧Vccpを受けてお
り、したがって、これらの内部データバス線I/Oおよ
びI/O*は、電圧Vccp−Vthの電圧レベルでフ
ローティング状態となる。ここで、Vthは、IO線プ
リチャージ回路107に含まれるnチャネルMOSトラ
ンジスタ107aおよび107bのしきい値電圧を示
す。
【0010】次いで、列選択信号発生回路104が活性
化され、与えられたコラムアドレス信号Adcをデコー
ドし、選択列に対応する列選択線CSLを選択状態へ駆
動する。これにより、列選択ゲート105(トランスフ
ァゲート105aおよび105b)が導通し、選択列に
対応するビット線BLおよび/BLが内部データバス線
I/OおよびI/O*にそれぞれ接続される。次いで、
プリアンプ108がプリアンプ活性化信号PAEにより
活性化され、この内部データバスIOPに読出されたメ
モリセルデータの増幅を行なって内部読出データRDを
生成する。この内部読出データRDは、図示しない出力
回路を介して外部へ出力される。
化され、与えられたコラムアドレス信号Adcをデコー
ドし、選択列に対応する列選択線CSLを選択状態へ駆
動する。これにより、列選択ゲート105(トランスフ
ァゲート105aおよび105b)が導通し、選択列に
対応するビット線BLおよび/BLが内部データバス線
I/OおよびI/O*にそれぞれ接続される。次いで、
プリアンプ108がプリアンプ活性化信号PAEにより
活性化され、この内部データバスIOPに読出されたメ
モリセルデータの増幅を行なって内部読出データRDを
生成する。この内部読出データRDは、図示しない出力
回路を介して外部へ出力される。
【0011】内部電源電圧Vccsは、内部電源電圧V
ccpよりも低い電圧レベルである。メモリセルキャパ
シタMQに、電源電圧Vccsが印加されるため、この
メモリセルキャパシタの絶縁膜が破壊されるのを防止す
るためである。また、選択ワード線WLは、その電圧レ
ベルが内部電源電圧Vccsの通常約1.5倍の電圧レ
ベルに駆動される。したがって、この内部電源電圧Vc
csを低くすることにより、選択メモリセルのアクセス
トランジスタのゲート絶縁膜に高電圧が印加されるのを
防止し、素子の信頼性を保証する。一方、周辺回路にお
いては、このセンスアンプへ与えられる内部電源電圧V
ccsよりも高い電圧レベルの内部電源電圧Vccpを
与え、周辺回路を高速動作させる。
ccpよりも低い電圧レベルである。メモリセルキャパ
シタMQに、電源電圧Vccsが印加されるため、この
メモリセルキャパシタの絶縁膜が破壊されるのを防止す
るためである。また、選択ワード線WLは、その電圧レ
ベルが内部電源電圧Vccsの通常約1.5倍の電圧レ
ベルに駆動される。したがって、この内部電源電圧Vc
csを低くすることにより、選択メモリセルのアクセス
トランジスタのゲート絶縁膜に高電圧が印加されるのを
防止し、素子の信頼性を保証する。一方、周辺回路にお
いては、このセンスアンプへ与えられる内部電源電圧V
ccsよりも高い電圧レベルの内部電源電圧Vccpを
与え、周辺回路を高速動作させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】内部データバス線をプ
リチャージするためのプリチャージトランジスタとし
て、nチャネルMOSトランジスタを用いることによ
り、内部データバス線の電圧振幅を小さくし、高速アク
セスの実現を図る。すなわち、内部データバス線I/O
およびI/O*のプリチャージ電圧レベルを、電圧Vc
cp−Vthに設定することにより、できるだけ、デー
タ書込および読出時における内部データバス線の電圧振
幅低減を図る。また、できるだけ、メモリセルアレイ部
のnチャネルMOSトランジスタと同一基板領域に形成
することにより、PN分離などの領域を不要とすること
を図る。
リチャージするためのプリチャージトランジスタとし
て、nチャネルMOSトランジスタを用いることによ
り、内部データバス線の電圧振幅を小さくし、高速アク
セスの実現を図る。すなわち、内部データバス線I/O
およびI/O*のプリチャージ電圧レベルを、電圧Vc
cp−Vthに設定することにより、できるだけ、デー
タ書込および読出時における内部データバス線の電圧振
幅低減を図る。また、できるだけ、メモリセルアレイ部
のnチャネルMOSトランジスタと同一基板領域に形成
することにより、PN分離などの領域を不要とすること
を図る。
【0013】しかしながら、周辺回路に与えられる内部
電源電圧(以下、周辺電源電圧と称す)Vccpの電圧
レベルが低下した場合、プリチャージ制御回路106
が、周辺電源電圧Vccpを動作電源電圧として動作し
ているため、プリチャージ指示信号IOEQのHレベル
の電圧レベルも応じて低下する。この場合、以下の問題
が生じる。
電源電圧(以下、周辺電源電圧と称す)Vccpの電圧
レベルが低下した場合、プリチャージ制御回路106
が、周辺電源電圧Vccpを動作電源電圧として動作し
ているため、プリチャージ指示信号IOEQのHレベル
の電圧レベルも応じて低下する。この場合、以下の問題
が生じる。
【0014】図16は、この周辺電源電圧低下時におけ
る問題点を説明するための図である。IO線プリチャー
ジ指示信号IOEQがLレベルとなると、列選択動作が
行なわれ、選択ビット線対が内部データバス線I/Oお
よびI/O*に接続され、メモリセルデータが内部デー
タバス線I/OおよびI/O*に伝達される。内部デー
タバス線I/OおよびI/O*の一方は、センスアンプ
102により、このセンスアンプがビット線上に伝達し
た内部電源電圧(以下、センス電源電圧と称す)Vcc
sレベルに駆動される。一方、他方の内部データバス線
は、その電圧レベルが低下する。このデータ読出時にお
ける内部データバス線の電圧低下量は、選択ビット線対
に設けられるセンスアンプの放電能力により決定され、
センスアンプは、単に対応のビット線対の寄生容量の充
放電を行なうことが要求されるだけであり、電流駆動能
力は小さくされており、Lレベルデータが伝達される内
部データバス線の電圧レベルは緩やかに低下する。
る問題点を説明するための図である。IO線プリチャー
ジ指示信号IOEQがLレベルとなると、列選択動作が
行なわれ、選択ビット線対が内部データバス線I/Oお
よびI/O*に接続され、メモリセルデータが内部デー
タバス線I/OおよびI/O*に伝達される。内部デー
タバス線I/OおよびI/O*の一方は、センスアンプ
102により、このセンスアンプがビット線上に伝達し
た内部電源電圧(以下、センス電源電圧と称す)Vcc
sレベルに駆動される。一方、他方の内部データバス線
は、その電圧レベルが低下する。このデータ読出時にお
ける内部データバス線の電圧低下量は、選択ビット線対
に設けられるセンスアンプの放電能力により決定され、
センスアンプは、単に対応のビット線対の寄生容量の充
放電を行なうことが要求されるだけであり、電流駆動能
力は小さくされており、Lレベルデータが伝達される内
部データバス線の電圧レベルは緩やかに低下する。
【0015】列選択動作が行なわれてから所定のタイミ
ングでプリアンプ活性化信号PAEが活性化される。通
常、このプリアンプ活性化信号PAEは、コラムアドレ
ス信号の変化時点をトリガとして活性化される。したが
って、通常動作時においては、この内部データバス線I
/OおよびI/O*の電圧差が電圧V1のときに、プリ
アンプ活性化信号PAEが活性化される。
ングでプリアンプ活性化信号PAEが活性化される。通
常、このプリアンプ活性化信号PAEは、コラムアドレ
ス信号の変化時点をトリガとして活性化される。したが
って、通常動作時においては、この内部データバス線I
/OおよびI/O*の電圧差が電圧V1のときに、プリ
アンプ活性化信号PAEが活性化される。
【0016】この後、周辺電源電圧Vccpの電圧レベ
ルが低下した場合、IO線プリチャージ指示信号IOE
QのHレベルは、所定の電圧レベルよりも低くなる。こ
の周辺電源電圧Vccpの電圧レベルが、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*上の電圧よりも低い場合に
は、プリチャージ指示信号IOEQの電圧レベルも、こ
の内部データバス線I/OおよびI/O*上の電圧レベ
ルよりも低くなるため、プリチャージ用トランジスタ1
07aおよび107bがオフ状態となる。これは、周辺
電源電圧Vccpを受けるノードが、プリチャージ用の
nチャネルMOSトランジスタ107aおよび107b
のソースとなり、これらのプリチャージ用のnチャネル
MOSトランジスタ107aおよび107bのゲートお
よびソース電圧が等しくなるためである。したがって、
この状態においては、内部データバス線I/OおよびI
/O*は、完全に同じ電圧レベルにプリチャージするこ
とができず、先のサイクルで読出されたメモリセルデー
タに応じた電圧レベルを保持して、その状態でフローテ
ィング状態となる。
ルが低下した場合、IO線プリチャージ指示信号IOE
QのHレベルは、所定の電圧レベルよりも低くなる。こ
の周辺電源電圧Vccpの電圧レベルが、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*上の電圧よりも低い場合に
は、プリチャージ指示信号IOEQの電圧レベルも、こ
の内部データバス線I/OおよびI/O*上の電圧レベ
ルよりも低くなるため、プリチャージ用トランジスタ1
07aおよび107bがオフ状態となる。これは、周辺
電源電圧Vccpを受けるノードが、プリチャージ用の
nチャネルMOSトランジスタ107aおよび107b
のソースとなり、これらのプリチャージ用のnチャネル
MOSトランジスタ107aおよび107bのゲートお
よびソース電圧が等しくなるためである。したがって、
この状態においては、内部データバス線I/OおよびI
/O*は、完全に同じ電圧レベルにプリチャージするこ
とができず、先のサイクルで読出されたメモリセルデー
タに応じた電圧レベルを保持して、その状態でフローテ
ィング状態となる。
【0017】この状態においては、次にメモリセル選択
動作が読出された場合、先のメモリセルデータに応じた
内部データバス線I/OおよびI/O*の電圧レベルか
ら、新たに選択されたメモリセルのデータに応じて内部
データバス線I/OおよびI/O*の電圧レベルが変化
する。前のサイクルと逆のデータが読出された場合、内
部データバス線I/OおよびI/O*の電圧レベルは逆
方向に変化するため、新たに選択されたメモリセルのデ
ータに応じた電圧レベルに内部データバス線I/Oおよ
びI/O*が到達するのに長時間を要する。一方、プリ
アンプ活性化信号PAEは所定のタイミングで活性化さ
れる。したがって、プリアンプ活性化信号PAEが活性
化されたとき、この内部データバス線I/OおよびI/
O*上の電圧差が、電圧V2であれば、プリアンプ10
8は、正確にメモリセルデータの増幅を行なうことがで
きず、メモリセルデータを正確に読出すことができなく
なる。
動作が読出された場合、先のメモリセルデータに応じた
内部データバス線I/OおよびI/O*の電圧レベルか
ら、新たに選択されたメモリセルのデータに応じて内部
データバス線I/OおよびI/O*の電圧レベルが変化
する。前のサイクルと逆のデータが読出された場合、内
部データバス線I/OおよびI/O*の電圧レベルは逆
方向に変化するため、新たに選択されたメモリセルのデ
ータに応じた電圧レベルに内部データバス線I/Oおよ
びI/O*が到達するのに長時間を要する。一方、プリ
アンプ活性化信号PAEは所定のタイミングで活性化さ
れる。したがって、プリアンプ活性化信号PAEが活性
化されたとき、この内部データバス線I/OおよびI/
O*上の電圧差が、電圧V2であれば、プリアンプ10
8は、正確にメモリセルデータの増幅を行なうことがで
きず、メモリセルデータを正確に読出すことができなく
なる。
【0018】また、列選択信号発生回路104は、周辺
電源電圧Vccpを動作電源電圧として、選択列に対応
する列選択信号をこの周辺電源電圧Vccpレベルに駆
動している。センスアンプ102の電流駆動力は、比較
的小さくされている。したがって、この周辺電源電圧V
ccpの電圧レベルがセンス電源電圧Vccsに比べて
高い場合、接地電圧レベルのビット線に接続される列選
択ゲートのコンダクタンスが急激に大きくなり、一方セ
ンス電源電圧Vccsレベルのビット線に接続される列
選択ゲートのコンダクタンスは、それほど急激には大き
くならない(ゲート−ソース間電圧がそれほど大きくな
いため)。したがって、センスアンプ102においてセ
ンスノードに急激に、大きな負荷容量を有する内部デー
タバス線が接続され、この内部データバス線のプリチャ
ージ電圧レベルに係わらず、センスアンプ102の記憶
データが逆転することも考えられる。この場合、正確な
メモリセルのデータの読出を行なうことができず、また
メモリセルデータが破壊される。
電源電圧Vccpを動作電源電圧として、選択列に対応
する列選択信号をこの周辺電源電圧Vccpレベルに駆
動している。センスアンプ102の電流駆動力は、比較
的小さくされている。したがって、この周辺電源電圧V
ccpの電圧レベルがセンス電源電圧Vccsに比べて
高い場合、接地電圧レベルのビット線に接続される列選
択ゲートのコンダクタンスが急激に大きくなり、一方セ
ンス電源電圧Vccsレベルのビット線に接続される列
選択ゲートのコンダクタンスは、それほど急激には大き
くならない(ゲート−ソース間電圧がそれほど大きくな
いため)。したがって、センスアンプ102においてセ
ンスノードに急激に、大きな負荷容量を有する内部デー
タバス線が接続され、この内部データバス線のプリチャ
ージ電圧レベルに係わらず、センスアンプ102の記憶
データが逆転することも考えられる。この場合、正確な
メモリセルのデータの読出を行なうことができず、また
メモリセルデータが破壊される。
【0019】また、従来の出荷前の最終テストにおける
ストレス加速モードにおいて、周辺電源電圧Vccpお
よびセンス電源電圧Vccsがともに外部電源電圧に従
ってその電圧レベルが変更される。したがって、列選択
信号の電圧レベルの選択列のセンスアンプの保持データ
に対する影響を測定することができず、正確なデータの
読出を十分に保証することができないという問題があっ
た。
ストレス加速モードにおいて、周辺電源電圧Vccpお
よびセンス電源電圧Vccsがともに外部電源電圧に従
ってその電圧レベルが変更される。したがって、列選択
信号の電圧レベルの選択列のセンスアンプの保持データ
に対する影響を測定することができず、正確なデータの
読出を十分に保証することができないという問題があっ
た。
【0020】それゆえ、この発明の目的は、周辺電源電
圧の影響を受けることなく、正確にデータの読出を行な
うことのできる半導体記憶装置を提供することである。
圧の影響を受けることなく、正確にデータの読出を行な
うことのできる半導体記憶装置を提供することである。
【0021】この発明の他の目的は、選択メモリセルデ
ータの破壊を伴うことなくデータの読出を行なうことの
できる半導体記憶装置を提供することである。
ータの破壊を伴うことなくデータの読出を行なうことの
できる半導体記憶装置を提供することである。
【0022】この発明のさらに他の目的は、周辺電源電
圧の影響を受けることなく正確に所定の電圧レベルに内
部データバスをプリチャージすることのできる半導体記
憶装置を提供することである。
圧の影響を受けることなく正確に所定の電圧レベルに内
部データバスをプリチャージすることのできる半導体記
憶装置を提供することである。
【0023】この発明のさらに他の目的は、正確に、セ
ンスアンプの安定なデータ保持を保証することのできる
半導体記憶装置を提供することである。
ンスアンプの安定なデータ保持を保証することのできる
半導体記憶装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、行列状に配列される複数のメモリセルと、メ
モリセルの列それぞれに対応して設けられ、活性化時対
応のメモリセル列を第1の電源電圧または接地電圧レベ
ルに選択メモリセルのデータに応じて駆動する複数のセ
ンスアンプと、選択メモリセルとデータの授受を行なう
ための内部データバスと、この内部データバスを第1の
電源電圧レベルにプリチャージするプリチャージ回路
と、第1の電源電圧以上の第2の電源電圧を動作電源と
して受けて動作して、メモリセル選択に関連する動作を
少なくとも行なう周辺回路とを備える。
憶装置は、行列状に配列される複数のメモリセルと、メ
モリセルの列それぞれに対応して設けられ、活性化時対
応のメモリセル列を第1の電源電圧または接地電圧レベ
ルに選択メモリセルのデータに応じて駆動する複数のセ
ンスアンプと、選択メモリセルとデータの授受を行なう
ための内部データバスと、この内部データバスを第1の
電源電圧レベルにプリチャージするプリチャージ回路
と、第1の電源電圧以上の第2の電源電圧を動作電源と
して受けて動作して、メモリセル選択に関連する動作を
少なくとも行なう周辺回路とを備える。
【0025】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の周辺回路が、第2の電源電圧を動作電源電圧として
受けて動作し、与えられた内部列アドレス信号をデコー
ドし、アドレス指定された列を指定する列指定信号を生
成する列デコード回路と、この列デコード回路からの列
指定信号に従って、アドレス指定された列に対し、第3
の電源電圧レベルの列選択信号を生成する列選択ドライ
ブ回路とを含む。選択列は、この列選択信号に従って列
選択ゲートを介して内部データバスに結合される。
1の周辺回路が、第2の電源電圧を動作電源電圧として
受けて動作し、与えられた内部列アドレス信号をデコー
ドし、アドレス指定された列を指定する列指定信号を生
成する列デコード回路と、この列デコード回路からの列
指定信号に従って、アドレス指定された列に対し、第3
の電源電圧レベルの列選択信号を生成する列選択ドライ
ブ回路とを含む。選択列は、この列選択信号に従って列
選択ゲートを介して内部データバスに結合される。
【0026】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1の周辺回路が、第2の電源電圧を動作電源電圧として
受けて動作し、活性化時内部データバス線上のデータを
増幅する読出増幅回路を含む。
1の周辺回路が、第2の電源電圧を動作電源電圧として
受けて動作し、活性化時内部データバス線上のデータを
増幅する読出増幅回路を含む。
【0027】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
2の第3の電源電圧が、第1の電源電圧と同じ電圧レベ
ルである。
2の第3の電源電圧が、第1の電源電圧と同じ電圧レベ
ルである。
【0028】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
2の第3の電源電圧が、第1および第2の電源電圧の間
の電圧レベルである。
2の第3の電源電圧が、第1および第2の電源電圧の間
の電圧レベルである。
【0029】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2の第2の電源電圧が、外部から与えられる電
源電圧と同じ電圧レベルである。
1または2の第2の電源電圧が、外部から与えられる電
源電圧と同じ電圧レベルである。
【0030】請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項
2の第2の電源電圧と第3の電源電圧が同一電圧レベル
である。
2の第2の電源電圧と第3の電源電圧が同一電圧レベル
である。
【0031】請求項8に係る半導体記憶装置は、請求項
2の装置が、さらに、外部電源電圧を伝達する第1の電
源線と、この第1の電源線の電圧を受けて第1の電源電
圧を生成して、センスアンプおよびプリチャージ回路へ
与える第1の内部電圧発生回路と、第1の電源線に結合
され、この第1の電源線上の電圧から第1の電源電圧よ
りも高い第2の電源電圧を生成する第2の内部電圧発生
手段と、第1の電源線および第2の内部電圧発生回路の
出力電圧の一方を列デコード回路へ与える手段を備え
る。
2の装置が、さらに、外部電源電圧を伝達する第1の電
源線と、この第1の電源線の電圧を受けて第1の電源電
圧を生成して、センスアンプおよびプリチャージ回路へ
与える第1の内部電圧発生回路と、第1の電源線に結合
され、この第1の電源線上の電圧から第1の電源電圧よ
りも高い第2の電源電圧を生成する第2の内部電圧発生
手段と、第1の電源線および第2の内部電圧発生回路の
出力電圧の一方を列デコード回路へ与える手段を備え
る。
【0032】請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項
8の選択手段が、この選択した電圧を列選択ドライブ回
路へも与える。
8の選択手段が、この選択した電圧を列選択ドライブ回
路へも与える。
【0033】請求項10に係る半導体記憶装置は、請求
項8の装置が、さらに、第1の電源線に結合され、この
外部電源電圧から第3の電源電圧を生成して列選択信号
発生回路へ印加する第3の電圧発生回路をさらに備え
る。この第3の電源電圧発生回路は、第1の内部電圧発
生回路と別に設けられる。
項8の装置が、さらに、第1の電源線に結合され、この
外部電源電圧から第3の電源電圧を生成して列選択信号
発生回路へ印加する第3の電圧発生回路をさらに備え
る。この第3の電源電圧発生回路は、第1の内部電圧発
生回路と別に設けられる。
【0034】請求項11に係る半導体記憶装置は、請求
項2の装置が、テストモード指示に応答して、列選択ド
ライブ回路の電源電圧を外部電源電圧レベルに設定する
手段をさらに含む。
項2の装置が、テストモード指示に応答して、列選択ド
ライブ回路の電源電圧を外部電源電圧レベルに設定する
手段をさらに含む。
【0035】内部データバス線のプリチャージ電圧を、
センス電源電圧レベルに設定することにより、周辺電源
電圧の影響を受けることなく、所定の電圧レベルに正確
に内部データバス線をプリチャージすることができる。
センス電源電圧レベルに設定することにより、周辺電源
電圧の影響を受けることなく、所定の電圧レベルに正確
に内部データバス線をプリチャージすることができる。
【0036】また、テストモード時において、周辺電源
電圧を外部電源電圧レベルに設定することにより、セン
スアンプの保持データの安定性の周辺電源電圧依存性を
テストすることができる。
電圧を外部電源電圧レベルに設定することにより、セン
スアンプの保持データの安定性の周辺電源電圧依存性を
テストすることができる。
【0037】また、列選択信号の電圧レベルを、センス
電源電圧レベルまたは周辺電源電圧よりも低い電圧レベ
ルに設定することにより、センスアンプのデータ逆転が
生じるのを防止することができる。
電源電圧レベルまたは周辺電源電圧よりも低い電圧レベ
ルに設定することにより、センスアンプのデータ逆転が
生じるのを防止することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を
概略的に示す図である。図1において、この半導体記憶
装置は、行列状に配列される複数のメモリセルを有する
メモリセルアレイ1と、外部からのアドレス信号ADを
取込み内部アドレス信号を生成するアドレス入力バッフ
ァ2と、アドレス入力バッファ2からの内部ロウアドレ
ス信号をデコードして、メモリセルアレイ1のアドレス
指定された行を選択状態へ駆動する行選択回路3と、メ
モリセルアレイ1の列それぞれに対応して設けられ、活
性化時対応の列上のメモリセルデータを検知し増幅する
複数のセンスアンプを含むセンスアンプ帯4と、アドレ
ス入力バッファ2からの内部コラムアドレス信号をデコ
ードし、メモリセルアレイ1のアドレス指定された列を
指定する列指定信号を生成する列デコード回路5と、列
デコード回路5からの列指定信号に従ってメモリセルア
レイ1の列を選択するための列選択線を選択状態へ駆動
する列選択線ドライブ回路6と、メモリセルアレイ1の
列それぞれに対応して設けられ、列選択線ドライブ回路
6からの列選択信号に従って選択列を内部データバス8
に結合する複数の列選択ゲートを含む列選択ゲート群7
と、内部データバス8に対し内部データの書込/読出を
行なう書込/読出回路10と、外部データDQの入出力
を行なう入出力回路11を含む。
明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を
概略的に示す図である。図1において、この半導体記憶
装置は、行列状に配列される複数のメモリセルを有する
メモリセルアレイ1と、外部からのアドレス信号ADを
取込み内部アドレス信号を生成するアドレス入力バッフ
ァ2と、アドレス入力バッファ2からの内部ロウアドレ
ス信号をデコードして、メモリセルアレイ1のアドレス
指定された行を選択状態へ駆動する行選択回路3と、メ
モリセルアレイ1の列それぞれに対応して設けられ、活
性化時対応の列上のメモリセルデータを検知し増幅する
複数のセンスアンプを含むセンスアンプ帯4と、アドレ
ス入力バッファ2からの内部コラムアドレス信号をデコ
ードし、メモリセルアレイ1のアドレス指定された列を
指定する列指定信号を生成する列デコード回路5と、列
デコード回路5からの列指定信号に従ってメモリセルア
レイ1の列を選択するための列選択線を選択状態へ駆動
する列選択線ドライブ回路6と、メモリセルアレイ1の
列それぞれに対応して設けられ、列選択線ドライブ回路
6からの列選択信号に従って選択列を内部データバス8
に結合する複数の列選択ゲートを含む列選択ゲート群7
と、内部データバス8に対し内部データの書込/読出を
行なう書込/読出回路10と、外部データDQの入出力
を行なう入出力回路11を含む。
【0039】内部データバス8には、活性化時所定の電
圧レベルに内部データバス8をプリチャージするIO線
プリチャージ回路9が設けられる。
圧レベルに内部データバス8をプリチャージするIO線
プリチャージ回路9が設けられる。
【0040】この半導体記憶装置は、さらに、外部信号
EXSに従って内部制御信号を生成する制御回路12
と、外部からの電源電圧extVccを電源線20を介
して受けて内部電源電圧Vccsaを生成する内部電源
回路13と、電源線20上の電源電圧から内部電源電圧
Vccpaを生成する内部電源回路14を含む。外部か
らの電源電圧extVccは、電源線20を介して、回
路内部に外部電源電圧Vexとして伝達される。
EXSに従って内部制御信号を生成する制御回路12
と、外部からの電源電圧extVccを電源線20を介
して受けて内部電源電圧Vccsaを生成する内部電源
回路13と、電源線20上の電源電圧から内部電源電圧
Vccpaを生成する内部電源回路14を含む。外部か
らの電源電圧extVccは、電源線20を介して、回
路内部に外部電源電圧Vexとして伝達される。
【0041】内部電源回路13からの内部電源電圧Vc
csaは、センスアンプ帯4およびIO線プリチャージ
回路9へ与えられる。内部電源回路14からの内部電源
電圧Vccpaは、列選択線ドライブ回路6へ与えられ
る。外部電源電圧Vexが、周辺回路、すなわちアドレ
ス入力バッファ2、行選択回路3、列デコード回路5、
書込/読出回路10、入出力回路11および制御回路1
2へ動作電源電圧として与えられる。
csaは、センスアンプ帯4およびIO線プリチャージ
回路9へ与えられる。内部電源回路14からの内部電源
電圧Vccpaは、列選択線ドライブ回路6へ与えられ
る。外部電源電圧Vexが、周辺回路、すなわちアドレ
ス入力バッファ2、行選択回路3、列デコード回路5、
書込/読出回路10、入出力回路11および制御回路1
2へ動作電源電圧として与えられる。
【0042】IO線プリチャージ回路9へセンスアンプ
帯4へ与えられる電源電圧Vccsaと同じ電圧レベル
の内部電源電圧Vccsaを与えることにより、内部デ
ータバス8は、この周辺回路に与えられる電源電圧の変
動の影響を受けることなく安定に所定の電圧レベルにプ
リチャージされる。列選択線ドライブ回路6へ、列デコ
ード回路5へ与えられる外部電源電圧Vexとは異なる
内部電源電圧Vccpaを印加することにより、列選択
時(列選択ゲート導通時)センスアンプデータが変動す
るのを防止することができる。また、センスアンプ帯4
に対する内部電源電圧Vccsaを発生する内部電源回
路13と列選択線ドライブ回路6へ与えられる内部電源
電圧Vccpaを発生する内部電源回路14とを別々に
設けることにより、センス動作時に内部電源電圧Vcc
saが消費され、その電圧レベルが低下しても、正確に
かつ高速に列選択動作を行なうことができる。
帯4へ与えられる電源電圧Vccsaと同じ電圧レベル
の内部電源電圧Vccsaを与えることにより、内部デ
ータバス8は、この周辺回路に与えられる電源電圧の変
動の影響を受けることなく安定に所定の電圧レベルにプ
リチャージされる。列選択線ドライブ回路6へ、列デコ
ード回路5へ与えられる外部電源電圧Vexとは異なる
内部電源電圧Vccpaを印加することにより、列選択
時(列選択ゲート導通時)センスアンプデータが変動す
るのを防止することができる。また、センスアンプ帯4
に対する内部電源電圧Vccsaを発生する内部電源回
路13と列選択線ドライブ回路6へ与えられる内部電源
電圧Vccpaを発生する内部電源回路14とを別々に
設けることにより、センス動作時に内部電源電圧Vcc
saが消費され、その電圧レベルが低下しても、正確に
かつ高速に列選択動作を行なうことができる。
【0043】図2は、図1に示す内部電源回路13およ
び14の構成の一例を示す図である。図2において、内
部電源電圧Vccsaを生成する内部電源回路13およ
び内部電源電圧Vccpaを生成する内部電源回路14
はともに同じ構成を備えるため、図2においては、1つ
の内部電源回路の構成を代表的に示す。図2において、
内部電源回路は、内部電源線21上の内部電源電圧Vc
c(Vccsa,Vccpa)と基準電圧Vrefを比
較する比較器22と、比較器22の出力信号に従って電
源線20から内部電源線21へ電流を供給するpチャネ
ルMOSトランジスタで構成される電流ドライブトラン
ジスタ23を含む。内部電源電圧Vccが基準電圧Vr
efよりも高いときには、比較器22の出力信号がHレ
ベルとなり、電流ドライブトランジスタ23がオフ状態
となる。一方、内部電源電圧Vccが基準電圧Vref
よりも低い場合には、比較器22の出力信号がこの電圧
VccおよびVrefの差に応じたローレベルに低下
し、電流ドライブトランジスタ23のコンダクタンスが
増加し、電源線20から内部電源線21へ電流を供給
し、内部電源電圧Vccの電圧レベルを上昇させる。し
たがって、この図2に示す内部電源回路の構成において
は、内部電源電圧Vccが、基準電圧Vrefの電圧レ
ベルに等しくなる。なお、この図2に示す内部電源回路
の構成は単なる一例であり、内部電源電圧Vccをレベ
ルシフトして、基準電圧Vrefとこのレベルシフトさ
れた内部電源電圧とを比較する構成が用いられてもよ
い。
び14の構成の一例を示す図である。図2において、内
部電源電圧Vccsaを生成する内部電源回路13およ
び内部電源電圧Vccpaを生成する内部電源回路14
はともに同じ構成を備えるため、図2においては、1つ
の内部電源回路の構成を代表的に示す。図2において、
内部電源回路は、内部電源線21上の内部電源電圧Vc
c(Vccsa,Vccpa)と基準電圧Vrefを比
較する比較器22と、比較器22の出力信号に従って電
源線20から内部電源線21へ電流を供給するpチャネ
ルMOSトランジスタで構成される電流ドライブトラン
ジスタ23を含む。内部電源電圧Vccが基準電圧Vr
efよりも高いときには、比較器22の出力信号がHレ
ベルとなり、電流ドライブトランジスタ23がオフ状態
となる。一方、内部電源電圧Vccが基準電圧Vref
よりも低い場合には、比較器22の出力信号がこの電圧
VccおよびVrefの差に応じたローレベルに低下
し、電流ドライブトランジスタ23のコンダクタンスが
増加し、電源線20から内部電源線21へ電流を供給
し、内部電源電圧Vccの電圧レベルを上昇させる。し
たがって、この図2に示す内部電源回路の構成において
は、内部電源電圧Vccが、基準電圧Vrefの電圧レ
ベルに等しくなる。なお、この図2に示す内部電源回路
の構成は単なる一例であり、内部電源電圧Vccをレベ
ルシフトして、基準電圧Vrefとこのレベルシフトさ
れた内部電源電圧とを比較する構成が用いられてもよ
い。
【0044】図3は、図1に示す半導体記憶装置の1ビ
ットのデータ読出部に関連する構成を示す図である。図
3においては、1つのビット線対を示す。
ットのデータ読出部に関連する構成を示す図である。図
3においては、1つのビット線対を示す。
【0045】センスアンプ群7は、ビット線BLおよび
/BLに対して設けられるセンスアンプ回路7aを含
む。センスアンプ回路7aは、センス駆動線101p上
にセンス電源電圧Vccsaが与えられると活性化さ
れ、ビット線BLおよび/BLのうちの高電位のビット
線をセンス電源電圧Vccsaレベルに駆動する交差結
合されたpチャネルMOSトランジスタと、センス駆動
線101n上に接地電圧が伝達されると活性化され、ビ
ット線BLおよび/BLのうち低電位のビット線を接地
電圧レベルに放電する交差結合されたnチャネルMOS
トランジスタを含む。センス駆動線101pへは、セン
スアンプ活性化信号/SENの活性化時導通し、センス
電源電圧Vccsaをセンス駆動線101pに伝達する
pチャネルMOSトランジスタ103bが設けられる。
センス駆動線101nには、センスアンプ活性化信号S
ENの活性化に応答して導通し、接地電圧をセンス駆動
線101nに伝達するnチャネルMOSトランジスタ1
03aが設けられる。センスアンプ回路7aは、センス
電源電圧Vccsaを一方動作電源電圧とするため、ビ
ット線BLおよび/BLの振幅は、Vccsaとなる。
/BLに対して設けられるセンスアンプ回路7aを含
む。センスアンプ回路7aは、センス駆動線101p上
にセンス電源電圧Vccsaが与えられると活性化さ
れ、ビット線BLおよび/BLのうちの高電位のビット
線をセンス電源電圧Vccsaレベルに駆動する交差結
合されたpチャネルMOSトランジスタと、センス駆動
線101n上に接地電圧が伝達されると活性化され、ビ
ット線BLおよび/BLのうち低電位のビット線を接地
電圧レベルに放電する交差結合されたnチャネルMOS
トランジスタを含む。センス駆動線101pへは、セン
スアンプ活性化信号/SENの活性化時導通し、センス
電源電圧Vccsaをセンス駆動線101pに伝達する
pチャネルMOSトランジスタ103bが設けられる。
センス駆動線101nには、センスアンプ活性化信号S
ENの活性化に応答して導通し、接地電圧をセンス駆動
線101nに伝達するnチャネルMOSトランジスタ1
03aが設けられる。センスアンプ回路7aは、センス
電源電圧Vccsaを一方動作電源電圧とするため、ビ
ット線BLおよび/BLの振幅は、Vccsaとなる。
【0046】列デコード回路5は、与えられたアドレス
信号をデコードして列指定信号を生成するNAND型デ
コード回路5aを含む。このNAND型デコード回路5
aは、外部電源電圧Vexを一方動作電源電圧として動
作する。
信号をデコードして列指定信号を生成するNAND型デ
コード回路5aを含む。このNAND型デコード回路5
aは、外部電源電圧Vexを一方動作電源電圧として動
作する。
【0047】列選択線ドライブ回路6は、このNAND
型デコード回路5aに対応して設けられ、内部電源電圧
Vccspを一方動作電源電圧として動作し、NAND
型デコード回路5aの出力信号を反転して列選択線CS
L上に列選択信号を伝達するCMOSインバータ回路6
aを含む。
型デコード回路5aに対応して設けられ、内部電源電圧
Vccspを一方動作電源電圧として動作し、NAND
型デコード回路5aの出力信号を反転して列選択線CS
L上に列選択信号を伝達するCMOSインバータ回路6
aを含む。
【0048】列選択ゲート群7は、ビット線BLおよび
/BLに対して設けられ、列選択線CSL上の列選択信
号の活性化時導通し、ビット線BLおよび/BLを内部
データバス線I/OおよびI/O*へ接続する列選択ゲ
ート7aを含む。列選択ゲート7aは、そのゲートが列
選択線CSLに接続されるトランスファゲートを含む。
/BLに対して設けられ、列選択線CSL上の列選択信
号の活性化時導通し、ビット線BLおよび/BLを内部
データバス線I/OおよびI/O*へ接続する列選択ゲ
ート7aを含む。列選択ゲート7aは、そのゲートが列
選択線CSLに接続されるトランスファゲートを含む。
【0049】IO線プリチャージ回路9は、内部データ
バス線I/OおよびI/O*に対して設けられるプリチ
ャージ回路9aを含む。このプリチャージ回路9aは、
プリチャージ指示信号/IOEQの活性化に応答して導
通し、内部電源電圧Vccsaを内部データバス線I/
OおよびI/O*へそれぞれ伝達するpチャネルMOS
トランジスタPQaおよびPQbを含む。pチャネルM
OSトランジスタを内部データバス線プリチャージ素子
として利用することにより、たとえ、内部電源電圧Vc
csaが低下しても、このプリチャージ用のpチャネル
MOSトランジスタPQaおよびPQbがオン状態を維
持し、正確に、内部データバス線I/OおよびI/O*
を内部電源電圧Vccsaレベルにプリチャージするこ
とができる。
バス線I/OおよびI/O*に対して設けられるプリチ
ャージ回路9aを含む。このプリチャージ回路9aは、
プリチャージ指示信号/IOEQの活性化に応答して導
通し、内部電源電圧Vccsaを内部データバス線I/
OおよびI/O*へそれぞれ伝達するpチャネルMOS
トランジスタPQaおよびPQbを含む。pチャネルM
OSトランジスタを内部データバス線プリチャージ素子
として利用することにより、たとえ、内部電源電圧Vc
csaが低下しても、このプリチャージ用のpチャネル
MOSトランジスタPQaおよびPQbがオン状態を維
持し、正確に、内部データバス線I/OおよびI/O*
を内部電源電圧Vccsaレベルにプリチャージするこ
とができる。
【0050】書込/読出回路10は、内部データバス線
I/OおよびI/O*上の相補データを増幅するプリア
ンプ10aを含む。プリアンプ10aは、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*を比較する比較段を構成する
nチャネルMOSトランジスタNQaおよびNQbと、
これらの比較段へ電源線20から電流を供給するカレン
トミラー段を構成するpチャネルMOSトランジスタP
QcおよびPQdと、プリアンプ活性化信号PAEの活
性化に応答して導通し、MOSトランジスタNQaおよ
びNQbと接地ノードの間に電流の経路を形成するnチ
ャネルMOSトランジスタNQcを含む。このプリアン
プ10aへは、動作電源電圧として、外部電源電圧Ve
xが与えられ、高速の増幅動作を保証し、高速データ読
出を実現する。
I/OおよびI/O*上の相補データを増幅するプリア
ンプ10aを含む。プリアンプ10aは、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*を比較する比較段を構成する
nチャネルMOSトランジスタNQaおよびNQbと、
これらの比較段へ電源線20から電流を供給するカレン
トミラー段を構成するpチャネルMOSトランジスタP
QcおよびPQdと、プリアンプ活性化信号PAEの活
性化に応答して導通し、MOSトランジスタNQaおよ
びNQbと接地ノードの間に電流の経路を形成するnチ
ャネルMOSトランジスタNQcを含む。このプリアン
プ10aへは、動作電源電圧として、外部電源電圧Ve
xが与えられ、高速の増幅動作を保証し、高速データ読
出を実現する。
【0051】内部データ線プリチャージ指示信号/IO
EQは、図1に示す制御回路12に含まれるドライブ回
路12aから生成される。ドライブ回路12aは、外部
電源電圧Vexを一方動作電源電圧として動作し、内部
列選択動作を活性化する内部列選択動作指示信号φCA
Sに従って内部データ線プリチャージ指示信号/IOE
Qを生成する。この列選択動作指示信号φCASは、た
とえば、標準DRAMにおけるコラムアドレスストロー
ブ信号/CASに従って生成される。
EQは、図1に示す制御回路12に含まれるドライブ回
路12aから生成される。ドライブ回路12aは、外部
電源電圧Vexを一方動作電源電圧として動作し、内部
列選択動作を活性化する内部列選択動作指示信号φCA
Sに従って内部データ線プリチャージ指示信号/IOE
Qを生成する。この列選択動作指示信号φCASは、た
とえば、標準DRAMにおけるコラムアドレスストロー
ブ信号/CASに従って生成される。
【0052】プリアンプ活性化信号PAEは、図1に示
す制御回路12に含まれるドライバ12bから生成され
る。このドライバ12bは、外部電源電圧Vexを一方
動作電源電圧として動作し、コラムアドレス信号の変化
を検出する信号に基づいて生成される制御信号φATD
を反転してプリアンプ活性化信号PAEを生成する。次
に、この図3に示す構成の動作を図4に示す信号波形図
を参照して説明する。
す制御回路12に含まれるドライバ12bから生成され
る。このドライバ12bは、外部電源電圧Vexを一方
動作電源電圧として動作し、コラムアドレス信号の変化
を検出する信号に基づいて生成される制御信号φATD
を反転してプリアンプ活性化信号PAEを生成する。次
に、この図3に示す構成の動作を図4に示す信号波形図
を参照して説明する。
【0053】内部データバス線I/OおよびI/O*
は、IO線プリチャージ回路9aにより、内部電源電圧
Vccsaの電圧レベルにプリチャージされている。こ
の場合、pチャネルMOSトランジスタPQaおよびP
Qbを用いて内部データバス線I/OおよびI/O*の
プリチャージを行なっているため、これらのMOSトラ
ンジスタPQaおよびPQbのしきい値電圧の影響を受
けることなく、内部電源電圧Vccsaの電圧レベルに
内部データバス線I/OおよびI/O*がプリチャージ
される。
は、IO線プリチャージ回路9aにより、内部電源電圧
Vccsaの電圧レベルにプリチャージされている。こ
の場合、pチャネルMOSトランジスタPQaおよびP
Qbを用いて内部データバス線I/OおよびI/O*の
プリチャージを行なっているため、これらのMOSトラ
ンジスタPQaおよびPQbのしきい値電圧の影響を受
けることなく、内部電源電圧Vccsaの電圧レベルに
内部データバス線I/OおよびI/O*がプリチャージ
される。
【0054】メモリサイクルが始まり、ワード線WL
(図示せず)が選択されると、ビット線BLおよび/B
Lにメモリセルデータが読出される。図4においては、
Hレベルデータが読出された場合の信号波形が一例とし
て示される。
(図示せず)が選択されると、ビット線BLおよび/B
Lにメモリセルデータが読出される。図4においては、
Hレベルデータが読出された場合の信号波形が一例とし
て示される。
【0055】このワード線が選択状態へ駆動された後、
所定のタイミングで、センスアンプ活性化信号SENお
よび/SENが活性状態へ駆動されて、センス駆動線1
01pおよび101nに内部電源電圧Vccsaおよび
接地電圧がそれぞれ伝達され、センスアンプ回路4aが
活性化される。ビット線BLおよび/BLの電圧レベル
が、メモリセルデータに応じて、内部電源電圧Vccs
aおよび接地電圧レベルにセンスアンプ回路4aにより
駆動された後、列選択動作が始まる。
所定のタイミングで、センスアンプ活性化信号SENお
よび/SENが活性状態へ駆動されて、センス駆動線1
01pおよび101nに内部電源電圧Vccsaおよび
接地電圧がそれぞれ伝達され、センスアンプ回路4aが
活性化される。ビット線BLおよび/BLの電圧レベル
が、メモリセルデータに応じて、内部電源電圧Vccs
aおよび接地電圧レベルにセンスアンプ回路4aにより
駆動された後、列選択動作が始まる。
【0056】この列選択動作時においては、まず、内部
データ線プリチャージ指示信号/IOEQがLレベルか
ら、外部電源電圧Vexの電圧レベルに上昇し、プリチ
ャージ回路9aに含まれるpチャネルMOSトランジス
タPQaおよびPQbをオフ状態に駆動する。内部デー
タバス線I/OおよびI/O*が、内部電源電圧Vcc
saの電圧レベルでフローティング状態となる。
データ線プリチャージ指示信号/IOEQがLレベルか
ら、外部電源電圧Vexの電圧レベルに上昇し、プリチ
ャージ回路9aに含まれるpチャネルMOSトランジス
タPQaおよびPQbをオフ状態に駆動する。内部デー
タバス線I/OおよびI/O*が、内部電源電圧Vcc
saの電圧レベルでフローティング状態となる。
【0057】次いで、列デコード回路5がデコード動作
を行ない、NAND型デコード回路5aの出力信号がL
レベルとなり、列選択ドライブ回路6aの出力信号が、
内部電源電圧Vccspの電圧レベルに上昇し、列選択
ゲート7aが導通し、ビット線BLおよび/BLが内部
データバス線I/OおよびI/O*に結合される。これ
により、内部データバス線I/OおよびI/O*の電圧
が、ビット線BLおよび/BLの電圧レベルに応じて変
化する。Hレベルデータが読出される内部データバス線
の電圧レベルが、内部電源電圧Vccsaの電圧レベル
を維持し、Lレベルデータを受ける内部データバス線の
電圧レベルが徐々に低下する(センスアンプの駆動力が
比較的小さいため)。次いで、所定のタイミングで、プ
リアンプ活性化信号PAEが活性化され、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*のデータが読出されて内部読
出データRDが生成される。
を行ない、NAND型デコード回路5aの出力信号がL
レベルとなり、列選択ドライブ回路6aの出力信号が、
内部電源電圧Vccspの電圧レベルに上昇し、列選択
ゲート7aが導通し、ビット線BLおよび/BLが内部
データバス線I/OおよびI/O*に結合される。これ
により、内部データバス線I/OおよびI/O*の電圧
が、ビット線BLおよび/BLの電圧レベルに応じて変
化する。Hレベルデータが読出される内部データバス線
の電圧レベルが、内部電源電圧Vccsaの電圧レベル
を維持し、Lレベルデータを受ける内部データバス線の
電圧レベルが徐々に低下する(センスアンプの駆動力が
比較的小さいため)。次いで、所定のタイミングで、プ
リアンプ活性化信号PAEが活性化され、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*のデータが読出されて内部読
出データRDが生成される。
【0058】メモリセルデータの読出が完了すると、次
いで、選択ワード線WLが非選択状態へ駆動され、また
センスアンプ活性化信号SENおよび/SENも非活性
状態へ駆動され、ビット線BLおよび/BLが図示しな
いプリチャージ/イコライズ回路により、中間電圧レベ
ルにプリチャージ/イコライズされる。また列選択線C
SL上の信号もLレベルとなり、列選択ゲート7aが非
導通状態となり、ビット線BLおよび/BLが、内部デ
ータバス線I/OおよびI/O*から分離される。次い
で、プリチャージ指示信号/IOEQが外部電源電圧V
exの電圧レベルから接地電圧レベルに立下がり、プリ
チャージ回路9aに含まれるpチャネルMOSトランジ
スタPQaおよびPQbがオン状態となり、内部データ
バス線I/OおよびI/O*を、内部電源電圧Vccs
aの電圧レベルに駆動する。
いで、選択ワード線WLが非選択状態へ駆動され、また
センスアンプ活性化信号SENおよび/SENも非活性
状態へ駆動され、ビット線BLおよび/BLが図示しな
いプリチャージ/イコライズ回路により、中間電圧レベ
ルにプリチャージ/イコライズされる。また列選択線C
SL上の信号もLレベルとなり、列選択ゲート7aが非
導通状態となり、ビット線BLおよび/BLが、内部デ
ータバス線I/OおよびI/O*から分離される。次い
で、プリチャージ指示信号/IOEQが外部電源電圧V
exの電圧レベルから接地電圧レベルに立下がり、プリ
チャージ回路9aに含まれるpチャネルMOSトランジ
スタPQaおよびPQbがオン状態となり、内部データ
バス線I/OおよびI/O*を、内部電源電圧Vccs
aの電圧レベルに駆動する。
【0059】図5は、内部データバス線プリチャージ時
の内部データバス線の電圧変化を示す図である。図5に
おいて、内部データバス線のプリチャージ時、プリチャ
ージ指示信号/IOEQは接地電圧Vssレベルの活性
状態にあり、pチャネルMOSトランジスタPQaおよ
びPQbは、オン状態にある。内部データバス線I/O
には、選択メモリセルデータに応じ、内部電源電圧Vc
csaレベルのHレベルデータが伝達されており、一方
内部データバス線I/O*には、Lレベルのデータに応
じて電圧Vccsa−Δの電圧レベルに保持される。
の内部データバス線の電圧変化を示す図である。図5に
おいて、内部データバス線のプリチャージ時、プリチャ
ージ指示信号/IOEQは接地電圧Vssレベルの活性
状態にあり、pチャネルMOSトランジスタPQaおよ
びPQbは、オン状態にある。内部データバス線I/O
には、選択メモリセルデータに応じ、内部電源電圧Vc
csaレベルのHレベルデータが伝達されており、一方
内部データバス線I/O*には、Lレベルのデータに応
じて電圧Vccsa−Δの電圧レベルに保持される。
【0060】今、内部電源電圧Vccsaの電圧レベル
が低下した場合を考える。内部電源電圧Vccsaの電
圧が低下した場合、プリチャージ回路9aの電源ノード
の電圧が内部データバス線I/O上の寄生容量に充電さ
れた電圧よりも低くなるため、pチャネルMOSトラン
ジスタPQaは、電源に接続されるノードがソースとな
り、内部データバス線I/Oから電源ノードへ電流が流
れ、この内部データバス線I/Oは、内部電源電圧Vc
csaの電圧レベルにプリチャージされる。一方、内部
データバス線I/O*については、その電圧Vccsa
−Δと内部電源電圧Vccsaの低下電圧レベルとの差
に応じて、その電流が流れる経路が異なる。電源ノード
の内部電源電圧Vccsaの低下した電圧が、内部デー
タバス線I/O*の電圧Vccsa−Δよりも高い場合
には、pチャネルMOSトランジスタPQbを介して電
源ノードから内部データバス線I/O*に電流が流れ、
内部データバス線I/O*は、内部電源電圧Vccsa
の電圧レベルにプリチャージされる。一方、この内部電
源電圧Vccsaの低下した電圧レベルが、内部データ
バス線I/O*の電圧Vccsa−Δよりも低い場合に
は、内部データバス線I/O*から電源ノードへ電流が
流れ、この内部データバス線I/O*の電圧レベルが低
下し、内部電源電圧Vccsaの電圧レベルに等しくな
る。したがって、いずれの場合においても、センス動作
などにより内部電源電圧Vccsaの電圧レベルが低下
しても、内部データバス線I/OおよびI/O*は、と
もに内部電源電圧Vccsaの電圧レベルにプリチャー
ジされ、同一電圧レベルを保持する。これにより、内部
電源電圧Vccsaの低下の影響を受けることなく正確
に、内部データバス線I/OおよびI/O*を同一電圧
レベルにプリチャージすることができる。
が低下した場合を考える。内部電源電圧Vccsaの電
圧が低下した場合、プリチャージ回路9aの電源ノード
の電圧が内部データバス線I/O上の寄生容量に充電さ
れた電圧よりも低くなるため、pチャネルMOSトラン
ジスタPQaは、電源に接続されるノードがソースとな
り、内部データバス線I/Oから電源ノードへ電流が流
れ、この内部データバス線I/Oは、内部電源電圧Vc
csaの電圧レベルにプリチャージされる。一方、内部
データバス線I/O*については、その電圧Vccsa
−Δと内部電源電圧Vccsaの低下電圧レベルとの差
に応じて、その電流が流れる経路が異なる。電源ノード
の内部電源電圧Vccsaの低下した電圧が、内部デー
タバス線I/O*の電圧Vccsa−Δよりも高い場合
には、pチャネルMOSトランジスタPQbを介して電
源ノードから内部データバス線I/O*に電流が流れ、
内部データバス線I/O*は、内部電源電圧Vccsa
の電圧レベルにプリチャージされる。一方、この内部電
源電圧Vccsaの低下した電圧レベルが、内部データ
バス線I/O*の電圧Vccsa−Δよりも低い場合に
は、内部データバス線I/O*から電源ノードへ電流が
流れ、この内部データバス線I/O*の電圧レベルが低
下し、内部電源電圧Vccsaの電圧レベルに等しくな
る。したがって、いずれの場合においても、センス動作
などにより内部電源電圧Vccsaの電圧レベルが低下
しても、内部データバス線I/OおよびI/O*は、と
もに内部電源電圧Vccsaの電圧レベルにプリチャー
ジされ、同一電圧レベルを保持する。これにより、内部
電源電圧Vccsaの低下の影響を受けることなく正確
に、内部データバス線I/OおよびI/O*を同一電圧
レベルにプリチャージすることができる。
【0061】図6は、データ書込/読出時における内部
データバス線の電圧変化を示す図である。図6におい
て、データ書込時においては、内部データバス線I/O
およびI/O*の一方は、プリチャージレベルの内部電
源電圧Vccsaから接地電圧レベルに駆動される。H
レベルデータを受ける内部データバス線は、内部電源電
圧Vccsaまたは外部電源電圧Vexの電圧レベルの
いずれであってもよい。Lレベルデータを書込む場合、
Lレベルデータを受ける内部データバス線の振幅がHレ
ベルデータを受ける内部データバス線の信号振幅よりも
大きい。これは、図示しない書込ドライバにより相補内
部データが生成されて、内部データバス線I/Oおよび
I/O*へ伝達されるためである。書込完了後、内部デ
ータバス線は、プリチャージ指示信号/IOEQの活性
化に応答して内部電源電圧Vccsaレベルにプリチャ
ージされる。したがって、この内部データバス線のデー
タ書込時の最大振幅は、Vccsaとなり、従来のVc
cp−Vthよりも振幅を小さくすることができ、高速
のプリチャージ動作を行なうことができる。また、書込
時においても、この振幅が、内部電源電圧Vccsaレ
ベルにされ、従来よりも、高速でLレベルデータを伝達
することができ(振幅が小さくなるため)、高速書込が
実現される。これにより、書込時間の短縮のみならずプ
リチャージ時間の短縮を行なうことができ、書込から読
出への移行を高速で行なうことができる。
データバス線の電圧変化を示す図である。図6におい
て、データ書込時においては、内部データバス線I/O
およびI/O*の一方は、プリチャージレベルの内部電
源電圧Vccsaから接地電圧レベルに駆動される。H
レベルデータを受ける内部データバス線は、内部電源電
圧Vccsaまたは外部電源電圧Vexの電圧レベルの
いずれであってもよい。Lレベルデータを書込む場合、
Lレベルデータを受ける内部データバス線の振幅がHレ
ベルデータを受ける内部データバス線の信号振幅よりも
大きい。これは、図示しない書込ドライバにより相補内
部データが生成されて、内部データバス線I/Oおよび
I/O*へ伝達されるためである。書込完了後、内部デ
ータバス線は、プリチャージ指示信号/IOEQの活性
化に応答して内部電源電圧Vccsaレベルにプリチャ
ージされる。したがって、この内部データバス線のデー
タ書込時の最大振幅は、Vccsaとなり、従来のVc
cp−Vthよりも振幅を小さくすることができ、高速
のプリチャージ動作を行なうことができる。また、書込
時においても、この振幅が、内部電源電圧Vccsaレ
ベルにされ、従来よりも、高速でLレベルデータを伝達
することができ(振幅が小さくなるため)、高速書込が
実現される。これにより、書込時間の短縮のみならずプ
リチャージ時間の短縮を行なうことができ、書込から読
出への移行を高速で行なうことができる。
【0062】また、図3に示すように、列選択信号は、
電圧Vccspの電圧レベルであり、外部電源電圧Ve
xよりも低い電圧レベルである。これにより、列選択ゲ
ート7aがそのコンダクタンスが急激に低下するのが防
止され、センスアンプ回路4aは、その保持データがデ
ィスターバンスを受けるのを防止することができ、セン
スアンプ回路4aは、安定にデータを保持することがで
きる。なお、上述の実施の形態1において、外部電源電
圧Vexは、たとえば2.5V±0.25Vであり、内
部電源電圧Vccsaは、2.0Vであり、内部電源電
圧Vccspは、約2.2Vである。内部電源電圧Vc
cspを内部電源電圧Vccsaよりも高くすることに
より、列選択ゲート7aを十分にオン状態にして、高速
でビット線BLおよび/BLと内部データバス線I/O
およびI/O*との間でデータの転送を行なう。
電圧Vccspの電圧レベルであり、外部電源電圧Ve
xよりも低い電圧レベルである。これにより、列選択ゲ
ート7aがそのコンダクタンスが急激に低下するのが防
止され、センスアンプ回路4aは、その保持データがデ
ィスターバンスを受けるのを防止することができ、セン
スアンプ回路4aは、安定にデータを保持することがで
きる。なお、上述の実施の形態1において、外部電源電
圧Vexは、たとえば2.5V±0.25Vであり、内
部電源電圧Vccsaは、2.0Vであり、内部電源電
圧Vccspは、約2.2Vである。内部電源電圧Vc
cspを内部電源電圧Vccsaよりも高くすることに
より、列選択ゲート7aを十分にオン状態にして、高速
でビット線BLおよび/BLと内部データバス線I/O
およびI/O*との間でデータの転送を行なう。
【0063】内部電源電圧Vccspと内部電源電圧V
ccsaとが同じ電圧レベルであってもよい。Hレベル
に駆動されたビット線BLに対して設けられたトランス
ファゲート(列選択ゲート7aに含まれる)は、内部デ
ータバス線の電圧レベルが、同様の内部電源電圧Vcc
saレベルであるため、オフ状態を維持し、電荷の移動
が生じない。したがって、しきい値電圧の問題を考慮す
る必要がない。単に、Lレベルに駆動されたビット線と
内部データバス線との間で電荷の授受を行ない、内部デ
ータバス線の電圧レベルを低下させればよい。データ書
込時において、列選択ゲートにおけるしきい値電圧の損
失が生じるが、センスアンプ回路4aは、書込ドライブ
回路より駆動力が小さく十分ラッチ状態を反転すること
ができるため、特に問題は生じない。したがって、内部
電源電圧Vccspは、内部電源電圧Vccsa以上の
電圧レベルであればよい。
ccsaとが同じ電圧レベルであってもよい。Hレベル
に駆動されたビット線BLに対して設けられたトランス
ファゲート(列選択ゲート7aに含まれる)は、内部デ
ータバス線の電圧レベルが、同様の内部電源電圧Vcc
saレベルであるため、オフ状態を維持し、電荷の移動
が生じない。したがって、しきい値電圧の問題を考慮す
る必要がない。単に、Lレベルに駆動されたビット線と
内部データバス線との間で電荷の授受を行ない、内部デ
ータバス線の電圧レベルを低下させればよい。データ書
込時において、列選択ゲートにおけるしきい値電圧の損
失が生じるが、センスアンプ回路4aは、書込ドライブ
回路より駆動力が小さく十分ラッチ状態を反転すること
ができるため、特に問題は生じない。したがって、内部
電源電圧Vccspは、内部電源電圧Vccsa以上の
電圧レベルであればよい。
【0064】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、内部データバス線のプリチャージ電圧を、セン
スアンプの電源電圧と同じ電圧レベルに設定しているた
め、内部電源電圧変動が生じても、正確に内部データバ
ス線を同一電圧レベルにプリチャージすることができ
る。
従えば、内部データバス線のプリチャージ電圧を、セン
スアンプの電源電圧と同じ電圧レベルに設定しているた
め、内部電源電圧変動が生じても、正確に内部データバ
ス線を同一電圧レベルにプリチャージすることができ
る。
【0065】また、内部データバス線のプリチャージ電
圧は、この半導体記憶装置内部で発生される電源電圧の
うち最も低い電圧レベルであり、データ書込時における
振幅を最も小さくすることができ、高速のデータ書込お
よび書込完了後のプリチャージ/イコライズを高速に行
なうことができる。
圧は、この半導体記憶装置内部で発生される電源電圧の
うち最も低い電圧レベルであり、データ書込時における
振幅を最も小さくすることができ、高速のデータ書込お
よび書込完了後のプリチャージ/イコライズを高速に行
なうことができる。
【0066】また、列選択線の活性状態の電圧レベル
を、外部電源電圧以下、かつセンス電源電圧以上として
いるため、列選択ゲートのコンダクタンスが急激に変化
し、センスアンプに大きな負荷が急激に接続されてセン
スアンプ回路の保持データが破壊されるのを防止するこ
とができる。
を、外部電源電圧以下、かつセンス電源電圧以上として
いるため、列選択ゲートのコンダクタンスが急激に変化
し、センスアンプに大きな負荷が急激に接続されてセン
スアンプ回路の保持データが破壊されるのを防止するこ
とができる。
【0067】[実施の形態2]図7は、この発明の実施
の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に
示す図である。図7においては、外部電源電圧extV
ccを電源線20を介して受けて内部電源電圧Vccs
aを生成する内部電源回路13と、この電源線20上の
外部電源電圧extVccを受けて周辺電源電圧Vcc
pを生成する内部電源回路30が設けられる。内部電源
回路30からの周辺電源電圧Vccpが、周辺回路、す
なわちアドレス入力バッファ2、行選択回路3、列選択
線ドライブ回路6、列デコード回路5、書込/読出回路
10および入出力回路11へ与えられる。内部電源回路
13からのセンス電源電圧Vccsaが、センスアンプ
帯4およびIO線プリチャージ回路9へ与えられる。し
たがって、この図7に示す構成は、先の実施の形態1の
構成と、外部電源電圧Vexに代えて周辺電源電圧Vc
cpが用いられ、また列選択線ドライブ回路6へも、周
辺電源電圧Vccpが与えられる点が異なっている。他
の構成は、図1に示す構成と同じであり、対応する部分
には同一参照番号を付しその詳細説明は省略する。
の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に
示す図である。図7においては、外部電源電圧extV
ccを電源線20を介して受けて内部電源電圧Vccs
aを生成する内部電源回路13と、この電源線20上の
外部電源電圧extVccを受けて周辺電源電圧Vcc
pを生成する内部電源回路30が設けられる。内部電源
回路30からの周辺電源電圧Vccpが、周辺回路、す
なわちアドレス入力バッファ2、行選択回路3、列選択
線ドライブ回路6、列デコード回路5、書込/読出回路
10および入出力回路11へ与えられる。内部電源回路
13からのセンス電源電圧Vccsaが、センスアンプ
帯4およびIO線プリチャージ回路9へ与えられる。し
たがって、この図7に示す構成は、先の実施の形態1の
構成と、外部電源電圧Vexに代えて周辺電源電圧Vc
cpが用いられ、また列選択線ドライブ回路6へも、周
辺電源電圧Vccpが与えられる点が異なっている。他
の構成は、図1に示す構成と同じであり、対応する部分
には同一参照番号を付しその詳細説明は省略する。
【0068】この図7に示す構成においても、内部デー
タバス8のプリチャージ電圧は、センスアンプ帯4へ与
えられるセンス電源電圧Vccsaと同じ電圧レベルで
ある。したがって、このセンス電源電圧Vccsa変動
時においても、先の実施の形態1と同様、正確に内部デ
ータバス線8(内部データバス線I/OおよびI/O
*)を所定電圧レベルにプリチャージすることができ
る。
タバス8のプリチャージ電圧は、センスアンプ帯4へ与
えられるセンス電源電圧Vccsaと同じ電圧レベルで
ある。したがって、このセンス電源電圧Vccsa変動
時においても、先の実施の形態1と同様、正確に内部デ
ータバス線8(内部データバス線I/OおよびI/O
*)を所定電圧レベルにプリチャージすることができ
る。
【0069】図8は、図7に示す半導体記憶装置の要部
の構成をより詳細に示す図である。この図8に示す構成
においては、列選択線ドライブ回路6aに、周辺電源電
圧Vccpが他の周辺回路、すなわちプリアンプ10
a、ドライブ回路12a、12b、およびNAND型デ
コード回路5aと同様に与えられる。他の構成は、先の
図3に示す構成と同じである。
の構成をより詳細に示す図である。この図8に示す構成
においては、列選択線ドライブ回路6aに、周辺電源電
圧Vccpが他の周辺回路、すなわちプリアンプ10
a、ドライブ回路12a、12b、およびNAND型デ
コード回路5aと同様に与えられる。他の構成は、先の
図3に示す構成と同じである。
【0070】この図8に示す構成により明らかなよう
に、IO線プリチャージ回路9aに含まれるpチャネル
MOSトランジスタPQaおよびPQbは、プリチャー
ジ指示信号/IOEQの活性化時、センス電源電圧Vc
csaを内部データバス線I/OおよびI/O*に伝達
している。ビット線BLおよび/BLは、センス電源電
圧Vccsaおよび接地電圧レベルへ、センスアンプ回
路4aにより駆動される。したがって、センス電源電圧
Vccsaの電圧レベルが低下しても、プリチャージ用
のpチャネルMOSトランジスタPQaおよびPQb
は、オン状態を維持するため、これらの内部データバス
線I/OおよびI/O*は確実に同一電圧レベルにプリ
チャージされる。
に、IO線プリチャージ回路9aに含まれるpチャネル
MOSトランジスタPQaおよびPQbは、プリチャー
ジ指示信号/IOEQの活性化時、センス電源電圧Vc
csaを内部データバス線I/OおよびI/O*に伝達
している。ビット線BLおよび/BLは、センス電源電
圧Vccsaおよび接地電圧レベルへ、センスアンプ回
路4aにより駆動される。したがって、センス電源電圧
Vccsaの電圧レベルが低下しても、プリチャージ用
のpチャネルMOSトランジスタPQaおよびPQb
は、オン状態を維持するため、これらの内部データバス
線I/OおよびI/O*は確実に同一電圧レベルにプリ
チャージされる。
【0071】また、実施の形態1と同様、内部データバ
ス線I/OおよびI/O*の振幅が小さくされるため、
高速のデータ書込および高速のプリチャージを実現する
ことができる。
ス線I/OおよびI/O*の振幅が小さくされるため、
高速のデータ書込および高速のプリチャージを実現する
ことができる。
【0072】なお、この実施の形態2においては、列選
択信号を生成する列選択線ドライブ回路6は、周辺電源
電圧Vccpを一方動作電源電圧として受けている。し
かしながら、この実施の形態2においても、さらに、別
の内部電源回路を設け、この列選択線駆動のための電源
電圧Vccpaが別に生成される構成が用いられてもよ
い。この場合においては、確実に、列選択時のセンスア
ンプのデータ破壊を防止することができる。
択信号を生成する列選択線ドライブ回路6は、周辺電源
電圧Vccpを一方動作電源電圧として受けている。し
かしながら、この実施の形態2においても、さらに、別
の内部電源回路を設け、この列選択線駆動のための電源
電圧Vccpaが別に生成される構成が用いられてもよ
い。この場合においては、確実に、列選択時のセンスア
ンプのデータ破壊を防止することができる。
【0073】この外部電源電圧extVccがたとえば
3.3Vのとき、内部電源電圧として、たとえば2.5
Vの周辺電源電圧Vccpを生成することにより、低消
費電力および高速動作を保証し、またセンス電源電圧V
ccsaとして、さらに低い2.0Vの電圧を生成する
ことにより、低消費電力およびメモリセルのゲート絶縁
膜およびキャパシタ絶縁膜の破壊を防止することができ
る。
3.3Vのとき、内部電源電圧として、たとえば2.5
Vの周辺電源電圧Vccpを生成することにより、低消
費電力および高速動作を保証し、またセンス電源電圧V
ccsaとして、さらに低い2.0Vの電圧を生成する
ことにより、低消費電力およびメモリセルのゲート絶縁
膜およびキャパシタ絶縁膜の破壊を防止することができ
る。
【0074】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、内部データバス線のプリチャージ電圧を、セン
ス電源電圧と同一電圧レベルに設定しているため、セン
ス電源電圧低下時においても、確実に、内部データバス
線を同一電圧レベルにプリチャージすることができ、正
確な内部データの読出および、高速書込およびプリチャ
ージを実現することができる。
従えば、内部データバス線のプリチャージ電圧を、セン
ス電源電圧と同一電圧レベルに設定しているため、セン
ス電源電圧低下時においても、確実に、内部データバス
線を同一電圧レベルにプリチャージすることができ、正
確な内部データの読出および、高速書込およびプリチャ
ージを実現することができる。
【0075】[実施の形態3]図9は、この発明の実施
の形態3に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に
示す図である。この図9に示す半導体記憶装置において
は、電源線20に結合される3つの内部電源回路13、
14および30が設けられる。内部電源回路13は、電
源線20上の外部電源電圧extVccから、約2.0
Vのセンス電源電圧Vccsaを生成して、センスアン
プ帯4およびIO線プリチャージ回路9へ与える。内部
電源回路14は、この電源線20上の外部電源電圧ex
tVccから約2.2V(2.0Vでもよい)の内部電
源電圧Vccpaを生成して、列選択線ドライブ回路6
へ与える。内部電源回路30は、電源線20上の外部電
源電圧extVccから約2.5Vの内部電源電圧Vc
cpaを生成して、他の周辺回路、すなわちアドレス入
力バッファ2、行選択回路3、列デコード回路5、書込
/読出回路10、入出力回路11および制御回路12へ
与える。
の形態3に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に
示す図である。この図9に示す半導体記憶装置において
は、電源線20に結合される3つの内部電源回路13、
14および30が設けられる。内部電源回路13は、電
源線20上の外部電源電圧extVccから、約2.0
Vのセンス電源電圧Vccsaを生成して、センスアン
プ帯4およびIO線プリチャージ回路9へ与える。内部
電源回路14は、この電源線20上の外部電源電圧ex
tVccから約2.2V(2.0Vでもよい)の内部電
源電圧Vccpaを生成して、列選択線ドライブ回路6
へ与える。内部電源回路30は、電源線20上の外部電
源電圧extVccから約2.5Vの内部電源電圧Vc
cpaを生成して、他の周辺回路、すなわちアドレス入
力バッファ2、行選択回路3、列デコード回路5、書込
/読出回路10、入出力回路11および制御回路12へ
与える。
【0076】この図9に示す構成においては、周辺回路
を、内部電源回路30からの内部電源電圧Vccpで動
作させることにより、低消費電力および高速動作を実現
する。また、内部電源回路14からの内部電源電圧Vc
cpaを列選択線ドライブ回路6へ与えることにより、
列選択線の振幅が低減され、高速の列選択、低消費電力
および列選択時におけるセンスアンプ回路の保持データ
の破壊の防止が実現できる。また、内部電源回路13か
らのセンス電源電圧Vccsaを、センスアンプ帯4お
よびIO線プリチャージ回路9へ与えることにより、ビ
ット線振幅低減による低消費電力、メモリセルのゲート
絶縁膜およびキャパシタ絶縁膜の破壊の防止、および内
部データバス線の同一電位への正確なプリチャージを実
現することができる。
を、内部電源回路30からの内部電源電圧Vccpで動
作させることにより、低消費電力および高速動作を実現
する。また、内部電源回路14からの内部電源電圧Vc
cpaを列選択線ドライブ回路6へ与えることにより、
列選択線の振幅が低減され、高速の列選択、低消費電力
および列選択時におけるセンスアンプ回路の保持データ
の破壊の防止が実現できる。また、内部電源回路13か
らのセンス電源電圧Vccsaを、センスアンプ帯4お
よびIO線プリチャージ回路9へ与えることにより、ビ
ット線振幅低減による低消費電力、メモリセルのゲート
絶縁膜およびキャパシタ絶縁膜の破壊の防止、および内
部データバス線の同一電位への正確なプリチャージを実
現することができる。
【0077】他の構成は、先の実施の形態2と同じであ
り、同一部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は
省略する。
り、同一部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は
省略する。
【0078】なお、実施の形態1から3において、入出
力回路11には、周辺電源電圧Vccpまたは外部電源
電圧Vexを与えている。この入出力回路11におい
て、その入力段において、高電圧Vppが別に与えられ
てもよい(出力段のしきい値電圧損失を補償する)。
力回路11には、周辺電源電圧Vccpまたは外部電源
電圧Vexを与えている。この入出力回路11におい
て、その入力段において、高電圧Vppが別に与えられ
てもよい(出力段のしきい値電圧損失を補償する)。
【0079】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、3種類の内部電源電圧を生成し、最も低い内部
電源電圧をセンスアンプ帯および内部データバス線プリ
チャージ回路へ与え、次に低い内部電源電圧を列選択線
駆動のために用い、残りの最も高い内部電源電圧を周辺
回路駆動のために用いているため、低消費電力で高速動
作し、かつ正確に内部データバス線をプリチャージする
ことができ、かつさらに列選択時のセンスアンプの保持
データの破壊を防止することのできる半導体記憶装置が
得られる。
従えば、3種類の内部電源電圧を生成し、最も低い内部
電源電圧をセンスアンプ帯および内部データバス線プリ
チャージ回路へ与え、次に低い内部電源電圧を列選択線
駆動のために用い、残りの最も高い内部電源電圧を周辺
回路駆動のために用いているため、低消費電力で高速動
作し、かつ正確に内部データバス線をプリチャージする
ことができ、かつさらに列選択時のセンスアンプの保持
データの破壊を防止することのできる半導体記憶装置が
得られる。
【0080】[実施の形態4]図10は、この発明の実
施の形態4に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図10においては、内部電源電圧を発
生する部分の構成が示される。図10において、電源線
20上の外部電源電圧extVccからセンス電源電圧
Vccsaを生成する内部電源回路13と、能動化時、
電源線20上の外部電源電圧extVccから内部電源
電圧を生成する内部電源回路14と、能動化時、電源線
20上の外部電源電圧extVccから内部電源電圧V
ccpを生成する内部電源回路30と、電源線20上の
外部電源電圧extVccと内部電源回路14の出力電
圧と内部電源回路30からの内部電源電圧の1つを選択
して列選択線ドライブ回路へ与えられる周辺電源電圧V
ccpを生成するオプション電圧セレクタ35と、内部
電源回路30の出力電圧と電源線20上の外部電源電圧
extVcc(Vex)の一方を選択して周辺回路への
周辺電源電圧Vccpを生成するオプション電圧セレク
タ36とが設けられる。
施の形態4に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図10においては、内部電源電圧を発
生する部分の構成が示される。図10において、電源線
20上の外部電源電圧extVccからセンス電源電圧
Vccsaを生成する内部電源回路13と、能動化時、
電源線20上の外部電源電圧extVccから内部電源
電圧を生成する内部電源回路14と、能動化時、電源線
20上の外部電源電圧extVccから内部電源電圧V
ccpを生成する内部電源回路30と、電源線20上の
外部電源電圧extVccと内部電源回路14の出力電
圧と内部電源回路30からの内部電源電圧の1つを選択
して列選択線ドライブ回路へ与えられる周辺電源電圧V
ccpを生成するオプション電圧セレクタ35と、内部
電源回路30の出力電圧と電源線20上の外部電源電圧
extVcc(Vex)の一方を選択して周辺回路への
周辺電源電圧Vccpを生成するオプション電圧セレク
タ36とが設けられる。
【0081】オプション電圧セレクタ35および36
は、それぞれたとえばマスク配線で構成され、外部電源
電圧extVccの電圧レベルに応じて、その選択経路
がマスク配線により決定される。たとえば、外部電源電
圧extVccが3.3Vのとき、2.0Vのセンス電
源電圧Vccsaを内部電源回路13により生成してセ
ンスアンプ帯およびIO線プリチャージ回路へ与え、ま
た約2.5Vの周辺電源電圧を内部電源回路30により
生成して、列選択線ドライブ回路および周辺回路へ共通
に与える。この場合、列選択線ドライブ回路へ、内部電
源回路14からの約2.2Vの内部電源電圧を選択し
て、列選択線ドライブ回路へ与えることもできる。
は、それぞれたとえばマスク配線で構成され、外部電源
電圧extVccの電圧レベルに応じて、その選択経路
がマスク配線により決定される。たとえば、外部電源電
圧extVccが3.3Vのとき、2.0Vのセンス電
源電圧Vccsaを内部電源回路13により生成してセ
ンスアンプ帯およびIO線プリチャージ回路へ与え、ま
た約2.5Vの周辺電源電圧を内部電源回路30により
生成して、列選択線ドライブ回路および周辺回路へ共通
に与える。この場合、列選択線ドライブ回路へ、内部電
源回路14からの約2.2Vの内部電源電圧を選択し
て、列選択線ドライブ回路へ与えることもできる。
【0082】また、外部電源電圧extVccが2.5
Vの場合、約2.0Vのセンス電源電圧Vccsaを内
部電源回路13により生成し、また外部電源電圧ext
Vccを列選択線ドライブ回路および周辺回路へ与える
内部電源電圧として選択することができる。この場合に
おいても、また周辺回路へ外部電源電圧(約2.5V)
を与え、列選択線ドライブ回路(列選択ドライバ)へ
は、内部電源回路14からの約2.2Vの電圧を印加す
ることができる。
Vの場合、約2.0Vのセンス電源電圧Vccsaを内
部電源回路13により生成し、また外部電源電圧ext
Vccを列選択線ドライブ回路および周辺回路へ与える
内部電源電圧として選択することができる。この場合に
おいても、また周辺回路へ外部電源電圧(約2.5V)
を与え、列選択線ドライブ回路(列選択ドライバ)へ
は、内部電源回路14からの約2.2Vの電圧を印加す
ることができる。
【0083】したがって、このオプション電圧セレクタ
35および36を設けることにより、1つのチップよ
り、複数の内部電源配置を実現することができ、電源配
置の種類に応じて内部回路のレイアウトを変更する必要
がなく、設計が容易となり、また製造工程を統一するこ
とができ、製品コストが低減され、また製品管理も容易
となる。
35および36を設けることにより、1つのチップよ
り、複数の内部電源配置を実現することができ、電源配
置の種類に応じて内部回路のレイアウトを変更する必要
がなく、設計が容易となり、また製造工程を統一するこ
とができ、製品コストが低減され、また製品管理も容易
となる。
【0084】また、オプション電圧セレクタ35および
36により内部電源回路14および/または30の出力
電圧が選択されない場合、これらの内部電源回路14お
よび30と電源線20との間の接続を切離し、内部電源
回路14および/または30が動作不能状態とされても
よい。またはこれに代えて、内部電源回路14および/
または30が、常時不動作状態となるように設定されて
もよい(これは、ボンディングオプションまたはマスク
配線により実現される)。また、オプション電圧セレク
タ35および36としてマスク配線を用いない場合、C
MOSトランスファゲートを電圧選択のための選択ゲー
トとして用いればよい(この場合、制御信号は、最も高
い外部電源電圧レベルとする必要がある)。
36により内部電源回路14および/または30の出力
電圧が選択されない場合、これらの内部電源回路14お
よび30と電源線20との間の接続を切離し、内部電源
回路14および/または30が動作不能状態とされても
よい。またはこれに代えて、内部電源回路14および/
または30が、常時不動作状態となるように設定されて
もよい(これは、ボンディングオプションまたはマスク
配線により実現される)。また、オプション電圧セレク
タ35および36としてマスク配線を用いない場合、C
MOSトランスファゲートを電圧選択のための選択ゲー
トとして用いればよい(この場合、制御信号は、最も高
い外部電源電圧レベルとする必要がある)。
【0085】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、複数の内部電源回路を予め準備し、内部で実際
に使用される電源配置に応じて内部電源電圧を選択する
ように構成しているため、1つのチップで複数の電源配
置に対応することができ、製品コストを低減することが
でき、また製造工程および管理を簡略化することができ
る。
従えば、複数の内部電源回路を予め準備し、内部で実際
に使用される電源配置に応じて内部電源電圧を選択する
ように構成しているため、1つのチップで複数の電源配
置に対応することができ、製品コストを低減することが
でき、また製造工程および管理を簡略化することができ
る。
【0086】[実施の形態5]図11は、この発明の実
施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図11においては、外部電源電圧extVcc
から、2つの内部電源電圧VccsaおよびVccpが
生成される。センス電源電圧Vccsaは、センスアン
プ帯および内部データバス線(IO線)プリチャージ回
路へ与えられ、周辺電源電圧Vccpは、列選択線ドラ
イブ回路を含む周辺回路へ共通に与えられる。
施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図11においては、外部電源電圧extVcc
から、2つの内部電源電圧VccsaおよびVccpが
生成される。センス電源電圧Vccsaは、センスアン
プ帯および内部データバス線(IO線)プリチャージ回
路へ与えられ、周辺電源電圧Vccpは、列選択線ドラ
イブ回路を含む周辺回路へ共通に与えられる。
【0087】図11において、内部電源回路13は、内
部電源線13a上の電源電圧Vccsaと基準電圧Vr
efsを比較する比較器13bと、比較器13bの出力
信号に従って電源線20から内部電源線13aへ電流を
供給するpチャネルMOSトランジスタ13cを含む。
センス電源電圧Vccsaを生成する内部電源回路13
は、外部電源電圧extVcc(またはVex)に依存
しない一定の電圧レベルの内部電源電圧Vccsaを生
成する(外部電源電圧が一定電圧レベル以上のとき)。
部電源線13a上の電源電圧Vccsaと基準電圧Vr
efsを比較する比較器13bと、比較器13bの出力
信号に従って電源線20から内部電源線13aへ電流を
供給するpチャネルMOSトランジスタ13cを含む。
センス電源電圧Vccsaを生成する内部電源回路13
は、外部電源電圧extVcc(またはVex)に依存
しない一定の電圧レベルの内部電源電圧Vccsaを生
成する(外部電源電圧が一定電圧レベル以上のとき)。
【0088】内部電源回路30は、内部電源線30a上
の周辺電源電圧Vccpと基準電圧Vrefpを比較す
る比較器30bと、比較器30bの出力信号に従って電
源線20から内部電源線30aへ電流を供給するpチャ
ネルMOSトランジスタ30cと、テストモード指示信
号ZTESTの活性化時(Lレベル)導通し、電源線2
0と内部電源線30aとを電気的に接続するpチャネル
MOSトランジスタ30dと、テストモード指示信号Z
TESTの活性化時導通し、比較器30bの出力ノード
を外部電源電圧extVccレベルに設定するpチャネ
ルMOSトランジスタ30eを含む。
の周辺電源電圧Vccpと基準電圧Vrefpを比較す
る比較器30bと、比較器30bの出力信号に従って電
源線20から内部電源線30aへ電流を供給するpチャ
ネルMOSトランジスタ30cと、テストモード指示信
号ZTESTの活性化時(Lレベル)導通し、電源線2
0と内部電源線30aとを電気的に接続するpチャネル
MOSトランジスタ30dと、テストモード指示信号Z
TESTの活性化時導通し、比較器30bの出力ノード
を外部電源電圧extVccレベルに設定するpチャネ
ルMOSトランジスタ30eを含む。
【0089】この内部電源回路30の構成においては、
テストモード指示信号ZTESTの活性化時、MOSト
ランジスタ30eおよび30dがオン状態となり、内部
電源線30a上の周辺電源電圧Vccpは、外部電源電
圧extVccレベルとなる。このときには、pチャネ
ルMOSトランジスタ30cはこのゲート電圧が、外部
電源電圧extVccレベルとなり、オフ状態となる。
比較器30bが、その出力信号が外部電源電圧extV
ccレベルに固定される。このとき、比較器30bはま
たテストモード指示信号ZTESTの活性化時、非活性
状態に駆動される構成が利用されてもよい(電流源トラ
ンジスタに直列に、このテストモード指示信号ZTES
Tの活性化時非導通状態となるMOSトランジスタを接
続することにより、この構成は実現される)。
テストモード指示信号ZTESTの活性化時、MOSト
ランジスタ30eおよび30dがオン状態となり、内部
電源線30a上の周辺電源電圧Vccpは、外部電源電
圧extVccレベルとなる。このときには、pチャネ
ルMOSトランジスタ30cはこのゲート電圧が、外部
電源電圧extVccレベルとなり、オフ状態となる。
比較器30bが、その出力信号が外部電源電圧extV
ccレベルに固定される。このとき、比較器30bはま
たテストモード指示信号ZTESTの活性化時、非活性
状態に駆動される構成が利用されてもよい(電流源トラ
ンジスタに直列に、このテストモード指示信号ZTES
Tの活性化時非導通状態となるMOSトランジスタを接
続することにより、この構成は実現される)。
【0090】この図11において、テストモード時にお
いて、センス電源電圧Vccsaを一定の電圧レベル
(基準電圧Vrefsレベル)とし、周辺電源電圧Vc
cpを外部電源電圧extVccに従って変化させるこ
とにより、以下に説明するように、周辺回路の電圧スト
レス加速試験のみならず各種タイミングマージンおよび
センスアンプ安定性の試験(アドレスノイズテスト)を
行なうことができる。
いて、センス電源電圧Vccsaを一定の電圧レベル
(基準電圧Vrefsレベル)とし、周辺電源電圧Vc
cpを外部電源電圧extVccに従って変化させるこ
とにより、以下に説明するように、周辺回路の電圧スト
レス加速試験のみならず各種タイミングマージンおよび
センスアンプ安定性の試験(アドレスノイズテスト)を
行なうことができる。
【0091】通常動作モード時においては、テストモー
ド指示信号ZTESTは、非活性状態のHレベルであ
り、内部電源回路30は、基準電圧Vrefpに従って
周辺電源電圧Vccpを生成し、周辺回路へ与える。ま
た内部電源回路13も、基準電圧Vrefsに従ってセ
ンス電源電圧Vccsaを生成して、センスアンプ帯お
よびIO線プリチャージ回路へ与える。
ド指示信号ZTESTは、非活性状態のHレベルであ
り、内部電源回路30は、基準電圧Vrefpに従って
周辺電源電圧Vccpを生成し、周辺回路へ与える。ま
た内部電源回路13も、基準電圧Vrefsに従ってセ
ンス電源電圧Vccsaを生成して、センスアンプ帯お
よびIO線プリチャージ回路へ与える。
【0092】テストモード時においては、テストモード
指示信号ZTESTが活性状態のLレベルへ駆動され
る。これにより、内部電源回路30の出力する周辺電源
電圧Vccpは、外部電源電圧extVccに等しくな
る。一方、センス電源電圧Vccsaは、内部電源回路
13は、テストモード指示信号ZTESTと独立に動作
しているため、センス電源電圧Vccsaの電圧レベル
は一定である。
指示信号ZTESTが活性状態のLレベルへ駆動され
る。これにより、内部電源回路30の出力する周辺電源
電圧Vccpは、外部電源電圧extVccに等しくな
る。一方、センス電源電圧Vccsaは、内部電源回路
13は、テストモード指示信号ZTESTと独立に動作
しているため、センス電源電圧Vccsaの電圧レベル
は一定である。
【0093】したがって、図12に示すように、テスト
モード時において、外部電源電圧extVccの電圧レ
ベルを変化させることにより、周辺電源電圧Vccpと
センス電源電圧Vccsaの電圧レベルの差が生じる。
周辺電源電圧Vccpは周辺回路へ与えられており、メ
モリセル選択動作およびデータ書込/読出動作を行なっ
ている。したがって、この周辺電源電圧Vccpの電圧
レベルを変化させることにより、周辺回路の動作速度を
変更することができ、メモリセル選択動作に関連する回
路の動作速度を変化させることができる。一方、センス
電源電圧Vccsaは、一定の電圧レベルであるため、
センスアンプは、一定の速度で動作する。
モード時において、外部電源電圧extVccの電圧レ
ベルを変化させることにより、周辺電源電圧Vccpと
センス電源電圧Vccsaの電圧レベルの差が生じる。
周辺電源電圧Vccpは周辺回路へ与えられており、メ
モリセル選択動作およびデータ書込/読出動作を行なっ
ている。したがって、この周辺電源電圧Vccpの電圧
レベルを変化させることにより、周辺回路の動作速度を
変更することができ、メモリセル選択動作に関連する回
路の動作速度を変化させることができる。一方、センス
電源電圧Vccsaは、一定の電圧レベルであるため、
センスアンプは、一定の速度で動作する。
【0094】したがって、図13に示すように、ワード
線WLが選択状態へ駆動されて、ビット線BLおよび/
BLにメモリセルデータが読出されてから、センスアン
プ活性化までに経過する時間を、外部電源電圧extV
ccに従って周辺電源電圧Vccpを変化させることに
より、変更することができる。これにより、センスアン
プ回路が正確なデータのセンス動作を行なうことができ
るかどうかのセンスタイミングマージンを検出すること
ができる。たとえば、センスタイミングマージンが少な
い場合、ワード線選択タイミングが遅れた場合、ビット
線BLおよび/BLには、十分な電圧差が生じていない
ため、正確なセンス動作を行なうことができなくなる。
線WLが選択状態へ駆動されて、ビット線BLおよび/
BLにメモリセルデータが読出されてから、センスアン
プ活性化までに経過する時間を、外部電源電圧extV
ccに従って周辺電源電圧Vccpを変化させることに
より、変更することができる。これにより、センスアン
プ回路が正確なデータのセンス動作を行なうことができ
るかどうかのセンスタイミングマージンを検出すること
ができる。たとえば、センスタイミングマージンが少な
い場合、ワード線選択タイミングが遅れた場合、ビット
線BLおよび/BLには、十分な電圧差が生じていない
ため、正確なセンス動作を行なうことができなくなる。
【0095】また、周辺電源電圧Vccpは、列選択線
を駆動する列選択線ドライブ回路へも与えられている。
したがって、この列選択線CSL上の列選択信号の振幅
も、周辺電源電圧Vccpを介して外部電源電圧ext
Vccに従って変化させることができる。これにより、
列選択時におけるセンスアンプ回路の保持データの安定
性をテストすることができる。このアドレスノイズテス
トと呼ばれるテストにおいては、メモリセルに予め論理
のわかったデータを書込み、次いでセンス動作を行なっ
てセンスアンプ回路によりラッチした後列選択動作を行
なってメモリセルデータを読出し、この読出されたメモ
リセルデータが書込んだデータと論理が同じであるか否
かを識別する。書込および読出データの論理の一致/不
一致の判定結果により、センスアンプ回路のデータ保持
特性の安定性を試験することができる。
を駆動する列選択線ドライブ回路へも与えられている。
したがって、この列選択線CSL上の列選択信号の振幅
も、周辺電源電圧Vccpを介して外部電源電圧ext
Vccに従って変化させることができる。これにより、
列選択時におけるセンスアンプ回路の保持データの安定
性をテストすることができる。このアドレスノイズテス
トと呼ばれるテストにおいては、メモリセルに予め論理
のわかったデータを書込み、次いでセンス動作を行なっ
てセンスアンプ回路によりラッチした後列選択動作を行
なってメモリセルデータを読出し、この読出されたメモ
リセルデータが書込んだデータと論理が同じであるか否
かを識別する。書込および読出データの論理の一致/不
一致の判定結果により、センスアンプ回路のデータ保持
特性の安定性を試験することができる。
【0096】なお、この実施の形態5においては、周辺
電源電圧Vccpが周辺回路および列選択線ドライブ回
路両者へ共通に与えられている。しかしながら、列選択
線ドライブ回路へは、残りの周辺回路と別の電源電圧
(Vccpa)が与えられている場合、テストモード指
示信号ZTESTの活性化に従って、この列選択線ドラ
イブ回路へ与えられる電源電圧(Vccpa)が外部電
源電圧extVccに応じて変化するように構成されて
もよい。この場合の構成は、単に、列選択線ドライブ回
路へ与えられる電源電圧(Vccpa)を発生する内部
電源回路の構成を、図11に示す内部電源回路30と同
一構成とすることにより容易に実現される。列選択線ド
ライブ回路の電源電圧のみが、このテストモード時変更
されてもよい。
電源電圧Vccpが周辺回路および列選択線ドライブ回
路両者へ共通に与えられている。しかしながら、列選択
線ドライブ回路へは、残りの周辺回路と別の電源電圧
(Vccpa)が与えられている場合、テストモード指
示信号ZTESTの活性化に従って、この列選択線ドラ
イブ回路へ与えられる電源電圧(Vccpa)が外部電
源電圧extVccに応じて変化するように構成されて
もよい。この場合の構成は、単に、列選択線ドライブ回
路へ与えられる電源電圧(Vccpa)を発生する内部
電源回路の構成を、図11に示す内部電源回路30と同
一構成とすることにより容易に実現される。列選択線ド
ライブ回路の電源電圧のみが、このテストモード時変更
されてもよい。
【0097】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、テストモード指示信号に従って、周辺回路に与
えられる内部電源電圧レベルを、外部電源電圧レベルと
同一電圧レベルとし、かつセンス電源電圧レベルの電圧
レベルを一定としているため、センスタイミングマージ
ンおよびセンスアンプ回路のデータ保持の安定性を容易
にテストすることができる。
従えば、テストモード指示信号に従って、周辺回路に与
えられる内部電源電圧レベルを、外部電源電圧レベルと
同一電圧レベルとし、かつセンス電源電圧レベルの電圧
レベルを一定としているため、センスタイミングマージ
ンおよびセンスアンプ回路のデータ保持の安定性を容易
にテストすることができる。
【0098】[その他の適用例]半導体記憶装置とし
て、内部電源電圧を生成しかつセンスアンプ回路を有す
る半導体記憶装置であれば、標準DRAM(ダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ)およびクロック信号
に同期して動作する同期型ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリいずれにおいても本発明は適用可能であ
る。
て、内部電源電圧を生成しかつセンスアンプ回路を有す
る半導体記憶装置であれば、標準DRAM(ダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ)およびクロック信号
に同期して動作する同期型ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリいずれにおいても本発明は適用可能であ
る。
【0099】また、内部電源電圧および外部電源電圧の
具体的な値は任意であり、実際に用いられるシステムに
おける電源電圧に応じて適当に定められればよい。
具体的な値は任意であり、実際に用いられるシステムに
おける電源電圧に応じて適当に定められればよい。
【0100】また、先の実施の形態5におけるテストモ
ード指示信号は、単に、外部からの複数の制御信号の状
態の組合せにより発生される。このテストモードは、製
品出荷前の最終テストにおいて「アドレスノイズ」テス
トと呼ばれる周辺電源電圧を加速した場合のセンスアン
プの保持データの安定性をテストするために用いられ
る。しかしながら、単に、ウエハレベルにおいて、セン
スマージンなどのAC特性が特定されるテスト工程にお
いて同様このテストが行なわれてもよい。
ード指示信号は、単に、外部からの複数の制御信号の状
態の組合せにより発生される。このテストモードは、製
品出荷前の最終テストにおいて「アドレスノイズ」テス
トと呼ばれる周辺電源電圧を加速した場合のセンスアン
プの保持データの安定性をテストするために用いられ
る。しかしながら、単に、ウエハレベルにおいて、セン
スマージンなどのAC特性が特定されるテスト工程にお
いて同様このテストが行なわれてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、正確
かつ安定にデータの読出を行なうことのできる半導体記
憶装置を実現することができる。
かつ安定にデータの読出を行なうことのできる半導体記
憶装置を実現することができる。
【0102】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
内部データバス線を、センス電源電圧と同じ電圧レベル
にプリチャージするように構成しているため、この周辺
電源電圧およびセンス電源電圧変動時においても、正確
に内部データバス線を同じ電圧レベルにプリチャージす
ることができ、安定なデータ読出を保証することができ
る。
内部データバス線を、センス電源電圧と同じ電圧レベル
にプリチャージするように構成しているため、この周辺
電源電圧およびセンス電源電圧変動時においても、正確
に内部データバス線を同じ電圧レベルにプリチャージす
ることができ、安定なデータ読出を保証することができ
る。
【0103】請求項2に係る発明に従えば、列選択線を
駆動する回路の電源電圧を、列選択線を駆動する回路と
電源電圧以下の電圧レベルに設定しているため、列選択
時において、センスアンプが急激に大きな負荷を有する
内部データバス線に接続されるのを防止することがで
き、センスアンプの保持データの破壊が生じるのを防止
することができる。
駆動する回路の電源電圧を、列選択線を駆動する回路と
電源電圧以下の電圧レベルに設定しているため、列選択
時において、センスアンプが急激に大きな負荷を有する
内部データバス線に接続されるのを防止することがで
き、センスアンプの保持データの破壊が生じるのを防止
することができる。
【0104】請求項3に係る発明に従えば、内部データ
バス線のデータを増幅するプリアンプを周辺電源電圧で
駆動するように構成しているため、高速でデータの読出
を行なうことができる。
バス線のデータを増幅するプリアンプを周辺電源電圧で
駆動するように構成しているため、高速でデータの読出
を行なうことができる。
【0105】請求項4に係る発明に従えば、列選択信号
振幅を、センス電源電圧と同じ電圧レベルとしているた
め、列選択信号の振幅を低減することができ、列選択時
におけるセンスアンプ回路の保持データの破壊が生じる
のを防止することができる。
振幅を、センス電源電圧と同じ電圧レベルとしているた
め、列選択信号の振幅を低減することができ、列選択時
におけるセンスアンプ回路の保持データの破壊が生じる
のを防止することができる。
【0106】請求項5に係る発明に従えば、列選択信号
振幅は、センスアンプの電源電圧と列デコード回路の電
源電圧の間の電圧レベルに保持しているため、センス電
源回路および周辺電源回路の影響を受けることなく安定
に一定のレベルの列選択信号を生成することができ、ま
た列選択時におけるセンスアンプ回路の保持データの破
壊を生じるのを防止することができる。
振幅は、センスアンプの電源電圧と列デコード回路の電
源電圧の間の電圧レベルに保持しているため、センス電
源回路および周辺電源回路の影響を受けることなく安定
に一定のレベルの列選択信号を生成することができ、ま
た列選択時におけるセンスアンプ回路の保持データの破
壊を生じるのを防止することができる。
【0107】請求項6に係る発明に従えば、列デコード
回路に外部電源電圧を印加しているため、高速で列デコ
ード動作を行なうことができる。
回路に外部電源電圧を印加しているため、高速で列デコ
ード動作を行なうことができる。
【0108】請求項7に係る発明に従えば、列デコード
回路および列選択線ドライブ回路の動作電源電圧を同一
電圧レベルとしているため、電源配置が簡略化される。
回路および列選択線ドライブ回路の動作電源電圧を同一
電圧レベルとしているため、電源配置が簡略化される。
【0109】請求項8に係る発明に従えば、周辺回路へ
与えられる電源電圧を、内部電源回路の出力電圧および
外部電源電圧の一方を選択するように構成しているた
め、同一チップで複数種類の電源電圧に対応することが
でき、製品コストが低減されまた製造工程および管理が
簡略化される。
与えられる電源電圧を、内部電源回路の出力電圧および
外部電源電圧の一方を選択するように構成しているた
め、同一チップで複数種類の電源電圧に対応することが
でき、製品コストが低減されまた製造工程および管理が
簡略化される。
【0110】請求項9に係る発明に従えば、選択電圧
を、列選択信号駆動回路へも与えるように構成している
ため、これらの列系回路を同一電源電圧において動作さ
せることができ、電源電圧の差に起因するタイミングミ
スマッチが生じるのを防止することができる。
を、列選択信号駆動回路へも与えるように構成している
ため、これらの列系回路を同一電源電圧において動作さ
せることができ、電源電圧の差に起因するタイミングミ
スマッチが生じるのを防止することができる。
【0111】請求項10に係る発明に従えば、センス電
源電圧とは別の第3の内部電源電圧発生回路を設け、こ
の第3の電源電圧発生回路からの出力電圧を列選択線駆
動用に用いているため、センス電源回路の影響を受ける
ことなく、安定に列選択信号を生成することができる。
源電圧とは別の第3の内部電源電圧発生回路を設け、こ
の第3の電源電圧発生回路からの出力電圧を列選択線駆
動用に用いているため、センス電源回路の影響を受ける
ことなく、安定に列選択信号を生成することができる。
【0112】請求項11に係る発明に従えば、テストモ
ード時においては、外部電源電圧を列選択線ドライブ回
路へ印加するように構成しており、一方センス電源電圧
が一定であるため、センスタイミングマージンの試験お
よび列選択動作時におけるセンスアンプ回路のデータ保
持の安定性を試験することができる。
ード時においては、外部電源電圧を列選択線ドライブ回
路へ印加するように構成しており、一方センス電源電圧
が一定であるため、センスタイミングマージンの試験お
よび列選択動作時におけるセンスアンプ回路のデータ保
持の安定性を試験することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す内部電源回路の構成の一例を示す
図である。
図である。
【図3】 図1に示す半導体記憶装置の要部の構成をよ
り具体的に示す図である。
り具体的に示す図である。
【図4】 図3に示す構成の動作を示す信号波形図であ
る。
る。
【図5】 図3に示すIO線プリチャージ回路の動作を
示す図である。
示す図である。
【図6】 図5に示すIO線プリチャージ回路の動作を
示す信号波形図である。
示す信号波形図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図8】 図7に示す半導体記憶装置の要部の構成をよ
り具体的に示す図である。
り具体的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
装置の要部の構成を示す図である。
【図12】 図11に示す内部電源回路の出力電圧変化
を示す図である。
を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5における半導体記
憶装置の要部の動作を示す信号波形図である。
憶装置の要部の動作を示す信号波形図である。
【図14】 従来の半導体記憶装置の要部の構成を概略
的に示す図である。
的に示す図である。
【図15】 図14に示す半導体記憶装置の動作を示す
信号波形図である。
信号波形図である。
【図16】 従来の半導体記憶装置の問題点を説明する
ための図である。
ための図である。
1 メモリセルアレイ、2 アドレス入力バッファ、3
行選択回路、4 センスアンプ帯、4a センスアン
プ回路、5 デコード回路、5a NAND型デコード
回路、6 列選択線ドライブ回路、6a 列選択線ドラ
イバ、7 列選択ゲート群、7a 列選択ゲート、8
内部データバス、I/O,I/O* 内部データバス
線、9 IO線プリチャージ回路、9a IO線プリチ
ャージ回路、10 書込/読出回路、10a プリアン
プ、13,14 内部電源回路、20 電源線、30
内部電源回路、35,36 オプション電圧セレクタ、
30e,30d pチャネルMOSトランジスタ、PQ
a,PQb pチャネルMOSトランジスタ。
行選択回路、4 センスアンプ帯、4a センスアン
プ回路、5 デコード回路、5a NAND型デコード
回路、6 列選択線ドライブ回路、6a 列選択線ドラ
イバ、7 列選択ゲート群、7a 列選択ゲート、8
内部データバス、I/O,I/O* 内部データバス
線、9 IO線プリチャージ回路、9a IO線プリチ
ャージ回路、10 書込/読出回路、10a プリアン
プ、13,14 内部電源回路、20 電源線、30
内部電源回路、35,36 オプション電圧セレクタ、
30e,30d pチャネルMOSトランジスタ、PQ
a,PQb pチャネルMOSトランジスタ。
Claims (11)
- 【請求項1】 行列状に配列される複数のメモリセル、 各列に対応して配列され、活性化時対応の列上のメモリ
セルデータに応じて、第1の電源電圧または接地電圧レ
ベルに対応の列を駆動する複数のセンスアンプ、 前記複数のメモリセルの選択メモリセルとデータの授受
を行なうための内部データバス、 前記内部データバスに結合され、前記内部データバスを
前記第1の電源電圧レベルにプリチャージするためのプ
リチャージ回路、および少なくとも第2の電源電圧を動
作電源電圧として受けて、少なくとも前記複数のメモリ
セルからのメモリセルの選択を行なう動作を行なう周辺
回路を備える、半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記周辺回路は、前記第2の電源電圧を
動作電源電圧として受けて動作し、与えられたアドレス
信号をデコードして、アドレス指定された列を指定する
列指定信号を生成する列デコード回路と、 第3の電源電圧を動作電源電圧として受けて前記列指定
信号に従って前記メモリセルの列からアドレス指定され
た列を選択する列選択信号を発生する列選択ドライブ回
路とを備え、アドレス指定された列は、前記列選択ドラ
イブ回路からの列選択信号に応答する列選択ゲートを介
して前記内部データバスに結合される、請求項1記載の
半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記周辺回路は、前記第2の電源電圧を
動作電源電圧として受けて、前記内部データバス上のデ
ータを増幅する読出増幅回路をさらに備える、請求項1
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記第3の電源電圧は、前記第1の電源
電圧と同一の電圧レベルである、請求項2記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項5】 前記第3の電源電圧は、前記第1および
第2の電源電圧の間の電圧レベルである、請求項2記載
の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 前記第2の電源電圧は、外部から与えら
れる電源電圧と同じ電圧レベルである、請求項1または
2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】 前記第3の電源電圧は、前記第2の電源
電圧と同じ電圧レベルである、請求項2記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項8】 外部電源電圧を受けて伝達する第1の電
源線と、 前記第1の電源線に結合され、前記外部電源電圧から前
記第1の電源電圧を生成して前記センスアンプおよびプ
リチャージ回路へ与える第1の内部電圧発生回路と、 活性化時前記第1の電源線上の電圧から前記第1の電源
電圧よりも電圧レベルの高い第2の電圧を生成する第2
の内部電圧発生回路と、 前記第1の電源線上の電圧および前記第2の内部電圧発
生回路の出力電圧の一方を前記列デコード回路へ与える
選択手段を備える、請求項2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項9】 前記選択手段は、該選択した電源電圧を
前記列選択ドライブ回路へも与える、請求項8記載の半
導体記憶装置。 - 【請求項10】 前記第1の電源線に結合され、前記外
部電源電圧から前記第3の電源電圧を生成して前記列選
択ドライブ回路へ与える、前記第1の内部電圧発生回路
とは別に設けられる第3の内部電圧発生回路をさらに備
える、請求項8記載の半導体記憶装置。 - 【請求項11】 テストモード指示に応答して、前記列
選択ドライブ回路の電源電圧を外部電源電圧レベルに設
定する手段をさらに含む、請求項2記載の半導体記憶装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19769298A JP2000030455A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19769298A JP2000030455A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000030455A true JP2000030455A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16378774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19769298A Withdrawn JP2000030455A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000030455A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7254072B2 (en) | 2004-04-28 | 2007-08-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having hierarchically structured data lines and precharging means |
JP2008203890A (ja) * | 2003-09-12 | 2008-09-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及び電子機器 |
JP2011100508A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Toppan Printing Co Ltd | 半導体メモリ |
WO2012141161A1 (ja) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体記憶回路、半導体記憶回路の動作方法、及び半導体記憶回路の設計方法 |
-
1998
- 1998-07-13 JP JP19769298A patent/JP2000030455A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008203890A (ja) * | 2003-09-12 | 2008-09-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及び電子機器 |
JP2011118404A (ja) * | 2003-09-12 | 2011-06-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
US8350785B2 (en) | 2003-09-12 | 2013-01-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and driving method of the same |
US9385704B2 (en) | 2003-09-12 | 2016-07-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and driving method of the same |
US9825624B2 (en) | 2003-09-12 | 2017-11-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and driving method of the same |
US7254072B2 (en) | 2004-04-28 | 2007-08-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having hierarchically structured data lines and precharging means |
US7417911B2 (en) | 2004-04-28 | 2008-08-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having hierarchically structured data lines and precharging means |
JP2011100508A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Toppan Printing Co Ltd | 半導体メモリ |
WO2012141161A1 (ja) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体記憶回路、半導体記憶回路の動作方法、及び半導体記憶回路の設計方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |