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JPH1115486A - 楽音再生装置 - Google Patents

楽音再生装置

Info

Publication number
JPH1115486A
JPH1115486A JP9184556A JP18455697A JPH1115486A JP H1115486 A JPH1115486 A JP H1115486A JP 9184556 A JP9184556 A JP 9184556A JP 18455697 A JP18455697 A JP 18455697A JP H1115486 A JPH1115486 A JP H1115486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
singer
image
music
timing
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9184556A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takada
博之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP9184556A priority Critical patent/JPH1115486A/ja
Publication of JPH1115486A publication Critical patent/JPH1115486A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲間の退屈な時間をなくすことができるカラ
オケ装置を実現する。 【解決手段】 カラオケ装置10が設置された部屋1の
壁2にビデオカメラ4を取付け、ビデオカメラ4により
マイクロフォン17を持って歌う歌唱者3をリモコン7
0により設定した撮影タイミングで撮影する。歌唱者3
を撮影した歌唱者映像データはコマンダ20に内蔵され
たHDDに記憶され、このHDDに記憶された歌唱者映
像データは、曲の演奏が終了したタイミングで読出され
て再生される。これにより、今歌ったばかりの歌唱者3
の歌う姿をモニタ12,14に表示して皆で見ることが
できるため、曲間でも退屈することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音により構成
される楽曲を示す楽曲情報を再生する楽音再生装置であ
って、楽曲の歌詞を示す歌詞映像と、この歌詞映像の背
景になる背景映像とをテレビ画面に表示してカラオケを
行うカラオケ装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケ装置としては、カラ
オケ装置と、曲データを保有するサーバーとが通信回線
により接続されており、サーバーから曲データを受信し
て再生する、いわゆる通信カラオケ装置が知られてい
る。このカラオケ装置では、選曲された曲番号の曲デー
タの送信要求を示すリクエスト信号がカラオケ装置から
サーバーへ送信され、サーバーは、受信したリクエスト
信号に示される曲番号の曲データを記憶装置から検索
し、この検索された曲データを上記リクエスト信号を送
信したカラオケ装置へ送信する。
【0003】続いて、上記カラオケ装置は、受信した曲
データを再生する。その曲データは、曲の演奏部分を示
すMIDI(Musical Instrument Digital Interface)デ
ータ、歌詞テロップを示す歌詞テロップデータ、曲のジ
ャンルを特定するジャンルデータなどから構成されてお
り、MIDIデータは、上記カラオケ装置に備えられた
MIDI音源、アンプおよびスピーカなどにより再生さ
れ、歌詞テロップデータは、歌詞テロップとしてモニタ
テレビに表示される。
【0004】また、歌詞テロップの背景に表示される背
景映像は、カラオケ装置に備えられたCD−ROMプレ
ーヤにより再生され、モニタテレビに表示される。この
場合、CD−ROMプレーヤは、CD−ROMに記憶さ
れた背景映像の中から、上記ジャンルデータにより特定
されるジャンルの背景映像をランダムに選択する。そし
て、再生が予約された曲がある場合は、その予約された
曲の曲番号を示すリクエスト信号がサーバーへ送信さ
れ、上記同様にリクエスト信号により示される曲番号の
曲データがサーバーからカラオケ装置へ送信され、再生
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラオケ装
置を利用する者が見ることができる映像は、CD−RO
Mプレーヤにより再生される背景映像や曲間に表示され
る新曲情報などの映像である。しかし、背景映像は、同
じジャンルの歌を繰り返して歌ううちに、同じ背景映像
が再生される頻度が高くなる。また、新曲情報を示す映
像は、毎回同じものが表示される。つまり、上記カラオ
ケ装置では、同じ映像が表示されることにより、カラオ
ケ装置の利用者が映像に飽き、面白味に欠けるという問
題がある。特に、曲間に表示される映像が、毎回同じ映
像であると、カラオケ装置の利用者が退屈するという問
題がある。
【0006】そこで、本発明は、楽音再生装置の利用者
が飽きることなく、面白味を増すことができる楽音再生
装置の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、楽音により構
成される楽曲を示す楽曲情報を再生するとともに、この
楽曲情報が再生される際にマイクロフォンを通して入力
される歌唱者の歌唱音声を再生する楽音再生装置におい
て、前記歌唱者を撮影する歌唱者撮影手段と、この歌唱
者撮影手段により撮影された前記歌唱者を示す歌唱者映
像を記憶する歌唱者映像記憶手段と、この歌唱者映像記
憶手段に記憶された歌唱者映像を読出すとともに、その
読出された歌唱者映像を表示する歌唱者映像表示手段
と、が備えられたという技術的手段を採用する。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生装置において、前記歌唱者映像表示手段
は、前記歌唱者映像を表示するタイミングを設定する表
示タイミング設定手段を備え、その表示タイミング設定
手段により設定されたタイミングで前記歌唱者映像を表
示するものであるという技術的手段を採用する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の楽音再生装置において、前記歌唱者撮影手段は、前
記歌唱者を撮影するタイミングを設定する撮影タイミン
グ設定手段を備え、その撮影タイミング設定手段により
設定されたタイミングで前記歌唱者を撮影するものであ
るという技術的手段を採用する。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項2また
は請求項3に記載の楽音再生装置において、前記表示タ
イミング設定手段は、前記歌唱者映像を表示するタイミ
ングを、前記楽曲情報の再生が終了するタイミングに設
定可能なものであるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の楽音再生装置において、前記歌唱者映像表示手段
は、前記楽曲情報の再生が終了した楽曲情報が再生され
ている際に前記マイクロフォンを通して歌唱音声を入力
していた歌唱者を示す歌唱者映像を表示するものである
という技術的手段を採用する。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記歌唱者映像記憶手段は、前記歌唱者映像を複数
記憶可能なものであり、前記歌唱者映像表示手段は、前
記歌唱者映像記憶手段に記憶された複数の歌唱者映像の
うち、所定の歌唱者映像を表示可能なものであるという
技術的手段を採用する。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記楽曲情報により示される楽曲の歌詞を示す歌詞
映像およびその歌詞映像の背景に表示する背景映像を表
示する背景映像表示手段が備えられており、前記歌唱者
映像表示手段は、前記歌唱者映像を前記背景映像と共に
前記背景映像表示手段に表示可能なものであるという技
術的手段を採用する。
【0014】
【作用】請求項1ないし請求項7に記載の発明では、歌
唱者を撮影する歌唱者撮影手段により撮影された上記歌
唱者を示す歌唱者映像は、歌唱者映像記憶手段により記
憶され、この歌唱者映像記憶手段に記憶された歌唱者映
像は、歌唱者映像表示手段により読出されるとともに表
示される。つまり、歌っている者の姿の映像を記憶して
おき、後で見ることができるため面白味を増すことがで
きる。特に、自分の歌っている姿を表示して見ることが
できるため、自分はいつもどのような表情で歌っている
のかを知ることができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明では、歌唱者
映像表示手段は、歌唱者映像を表示するタイミングを設
定する表示タイミング設定手段を備え、その表示タイミ
ング設定手段により設定されたタイミングで歌唱者映像
を表示する。つまり、歌っている者の姿の映像を色々な
タイミングで表示して楽しむことができる。
【0016】特に、請求項4に記載の発明では、上記表
示タイミング設定手段は、歌唱者映像を表示するタイミ
ングを、楽曲情報の再生が終了するタイミングに設定可
能なものであるため、歌唱者映像を表示するタイミング
を、楽曲情報の再生が終了するタイミングに設定するこ
とにより、歌っている者の姿の映像を楽曲情報の再生が
終了するタイミングで見ることができる。
【0017】その際、請求項5に記載の発明のように、
上記歌唱者映像表示手段が、楽曲情報の再生が終了した
楽曲情報が再生されている際にマイクロフォンを通して
歌唱音声を入力していた歌唱者を示す歌唱者映像を表示
することにより、歌い終わった自分の歌う姿を映像とし
て見ることができる。したがって、従来のように、曲間
に同じ映像が表示されることにより、カラオケ装置の利
用者に飽きが来ることもなく、面白味を増すことができ
る。
【0018】また、請求項3に記載の発明では、歌唱者
撮影手段は、歌唱者を撮影するタイミングを設定する撮
影タイミング設定手段を備え、その撮影タイミング設定
手段により設定されたタイミングで歌唱者を撮影する。
つまり、歌っている者の姿を色々なタイミングで撮影で
きるため、歌っている者の色々な表情を撮影することが
できる。
【0019】さらに、請求項6に記載の発明では、上記
歌唱者映像記憶手段は、歌唱者映像を複数記憶可能なも
のであり、上記歌唱者映像表示手段は、歌唱者映像記憶
手段に記憶された複数の歌唱者映像のうち、所定の歌唱
者映像を表示することができる。つまり、歌った人が複
数である場合に、各人の歌唱者映像を記憶することがで
き、かつ、それら記憶された複数の歌唱者映像の中から
所定の歌唱者映像を選択して表示することができる。し
たがって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載
するように、複数人でカラオケをしている場合に、曲間
などにおいて、それまでに歌った人の姿を示す歌唱者映
像をモニタテレビに順次表示して、皆で楽しむことがで
きる。
【0020】また、上記請求項1ないし請求項6のいず
れか1つに記載の技術的手段は、請求項7に記載の発明
のように、上記楽曲情報により示される楽曲の歌詞を示
す歌詞映像およびその歌詞映像の背景に表示する背景映
像を表示する背景映像表示手段が備えられており、上記
歌唱者映像表示手段が、歌唱者映像を背景映像と共に背
景映像表示手段に表示可能な楽音再生装置に好適に採用
される。つまり、歌う姿を示す歌唱者映像を背景映像と
共に表示できるため、背景映像および歌唱者映像を同時
に見ることができる。したがって、たとえば、後述する
発明の実施の形態に記載するように、カラオケをしてい
る最中であっても、モニタテレビに背景映像と共に歌唱
者映像を表示できるため、単に背景映像のみを見る場合
よりも面白味を増すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、楽音再生装置の一例として、曲データを
通信回線を介してサーバーから受信する、いわゆる通信
カラオケ装置(以下、カラオケ装置と略称する)を代表
に説明する。まず、本発明第1実施形態のカラオケ装置
の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、
部屋に設置されたカラオケ装置を用いてカラオケをして
いる様子を示す説明図である。
【0022】カラオケ装置10は、部屋1の中に設置さ
れており、部屋1の壁2には、歌唱者3を撮影する本発
明の歌唱者撮影手段たるビデオカメラ4が取付けられて
いる。ビデオカメラ4は、歌唱者3がマイクロフォン1
7を持って図1に示す位置に立った場合に、歌唱者3の
全身、または、上半身を撮影できる位置に取付けられて
いる。カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ
(本発明の歌詞映像)、歌詞テロップの背景に表示する
背景映像、ビデオカメラ4により撮影された歌唱者3の
歌う姿を示す歌唱者映像および選曲番号を示す映像など
を表示するモニタ12と、歌い手用のモニタ14と、背
景映像を示す背景映像データが記録されたDVD(Digit
al Video Disc)を再生する本発明の背景映像表示手段た
るDVDプレーヤ6とが備えられている。
【0023】また、カラオケ装置10には、楽音により
構成される楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称す
る)の選曲および曲の再生の予約を行う選曲制御、選曲
された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバーへ
の送信、リクエスト信号により示される曲に対応する曲
データの受信などの通信制御、ビデオカメラ4により撮
影された歌唱者映像の記憶および再生、モニタ12,1
4に表示される映像の切替え、合成などの映像制御など
を行うコマンダ20が備えられている。
【0024】さらに、カラオケ装置10には、マイクロ
フォン17,18から入力される音声と曲とのミキシン
グ、音声と曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ
調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制御
(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコン
トロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16か
ら出力される増幅信号を音として再生する1組のスピー
カ13,13と、コマンダ20を遠隔操作するリモコン
70とが備えられている。なお、スピーカ13,13
は、壁2の上方に間隔を置いて取付けられており、もう
一方のスピーカ13は、図示省略してある。
【0025】次に、コマンダ20の構成について図2を
参照して説明する。図2(A)は、コマンダ20の前面
パネルの説明図、同図(B)は、コマンダ20の背面パ
ネルの説明図である。図2(A)に示すように、コマン
ダ20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力
などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21
と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられ
ており、テンキー21の上には、選曲された曲の選曲番
号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が
設けられている。
【0026】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停
止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すた
めの歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予
約するための割り込みボタン28とが設けられている。
さらに、前面パネルの左上には、リモコン70から送信
される光信号を受光する受光部38が設けられており、
左下には、コマンダ20の電源を立ち上げる電源ボタン
39が設けられている。
【0027】また、テンキー21の右には、キーを低く
するフラットキー29と、キーを標準にする標準キー3
0と、キーを高くするシャープキー31とが設けられて
おり、それらキーの下には、ボーカルのメロディーライ
ンの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス
目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の
後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けら
れている。さらに、それらボタンの下には、カラオケと
BGM用とを切り替えるカラオケ切替ボタン35と、通
信回線15を介して入力されるデータを曲データから有
線放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボタン3
6と、モニタ12,14の表示をサーバーなどが提供し
ているサービス情報の表示に切り替えるサービスボタン
37とが設けられている。
【0028】また、図2(B)に示すように、コマンダ
20の背面パネルには、通信回線15を接続する通信端
子40が設けられており、この通信端子40の右方に
は、DVDプレーヤ6のインターフェースと接続される
コネクタ61と、DVDプレーヤ6の映像出力端子と接
続される映像入力端子58と、ビデオカメラ4の映像出
力と接続される映像入力端子62とが設けられている。
さらに、映像入力端子62の右方には、モニタ12の映
像入力端子と接続される映像出力端子42と、モニタ1
4の映像入力端子と接続される映像出力端子43と、ア
ンプ16の音声入力端子と接続される音声出力端子41
とが設けられている。
【0029】次に、上記コマンダ20の制御系の構成に
ついて図3、図4(A)および図4(C)を参照して説
明する。図3は、コマンダ20の制御系の主要構成をブ
ロックで示す説明図である。図4(A)は、曲データの
主要構成をブロックで示す説明図であり、同図(C)
は、演奏データの構成をブロックで示す説明図である。
【0030】最初に、曲データの主要構成について図4
(A)を参照して説明する。曲データ130は、再生す
る背景映像の種類や再生順序などの再生スケジュールを
指示する再生方法指示コマンド131、歌詞テロップを
示す歌詞テロップデータ132、曲の演奏部分を示す演
奏データ133などから構成される。演奏データ133
は、図4(C)に示すように、MIDIデータで構成さ
れており、曲の中で最も特徴のある部分、いわゆる、サ
ビの部分が始まる位置には、サビデータ134を示すフ
ラグ「1」が立てられている。
【0031】次に、コマンダ20の制御系の主要構成に
ついて図3を参照して説明する。コマンダ20には、ビ
デオカメラ4から出力される歌唱者映像データをエンコ
ードするタイミングおよび記憶された歌唱者映像データ
をデコードするタイミングの制御、選曲、サーバー8に
対する曲データ130の送信要求、曲データ130の受
信、DVDプレーヤ6に対する各種コマンドの送信、曲
の演奏順序の予約、音声制御、映像制御などをプログラ
ムにしたがって行うCPU45が備えられている。CP
U45には、このCPU45により実行される各種プロ
グラムなどが記憶されたROM46と、サーバー8から
送信される曲データ130を受信するための通信用モデ
ム49と、この通信用モデム49により受信された曲デ
ータ130、リモコン70から送信されるコマンドデー
タ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予
約された曲の選曲番号データなどを一時保存するための
RAM47とが接続されている。
【0032】また、CPU45には、曲データ130が
再生されてからの時間およびビデオカメラ4から出力さ
れる歌唱者映像データをエンコードする時間などをカウ
ントするタイマtと、本カラオケ装置10には歌唱者を
撮影してモニタに表示できる機能が備えられていること
を示すメッセージ、歌詞テロップを構成する文字、選曲
番号、カラオケ装置10の動作状態などを示す文字をモ
ニタ12,14に表示するためのフォントデータが記憶
されたフォントROM44と、このフォントROM44
から読出され、ビットマップデータに展開されたデータ
を一時記憶するビデオRAM48とが接続されている。
さらに、CPU45には、タイマ53のカウントにした
がって曲データ130に含まれる演奏データ133を構
成するMIDIデータをROM46に格納されているシ
ーケンサソフトウエアによりMIDI音源52へ書き込
む制御を行う。また、CPU45には、MIDI音源5
2から出力される音源信号を入力してアンプ16により
増幅可能な信号に変換する音声制御回路50が接続され
ている。
【0033】また、CPU45には、DVDプレーヤ6
との間でコマンドなどの入出力を行うためのインターフ
ェース59と、ビデオカメラ4からコネクタ62を介し
て入力され、エンコーダ63によりMPEG1データに
変換された歌唱者映像データを記憶する本発明の歌唱者
映像記憶手段たるHDD64と、このHDD64に記憶
された歌唱者映像データをアナログの歌唱者映像信号に
変換するデコーダ65とが接続されている。さらに、C
PU45には、DVDプレーヤ6からインターフェース
59を介して入力された背景映像信号、デコーダ65か
ら出力された歌唱者映像信号などをモニタ12,14に
より表示するための表示信号に変換したり、ビデオRA
M48から出力されるビットマップデータを文字映像に
変換したりする映像制御回路54が接続されている。
【0034】映像制御回路54は、モニタ12の表示画
面を説明する図19に示すように、背景映像300の中
に歌詞テロップ302をスーパーインポーズして表示す
る制御、図18(A)に示すように、歌唱者映像310
を表示する制御、同図(B)に示すように、背景映像3
00の中に歌唱者映像310および歌詞テロップ302
をスーパーインポーズする制御、曲の進行にしたがって
歌詞テロップ302の表示色を変える制御などを行う。
【0035】また、CPU45には、受信部38により
受信された光信号をデジタル信号に変換する変換回路5
5と、制御装置20の前面パネルに設けられた各種ボタ
ンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示体23
および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回
路56と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイ
ッチング信号を入力する入力回路57とが接続されてい
る。
【0036】次にリモコン70の構成についてその外観
を示す図5を参照して説明する。リモコン70の上面上
方には、選曲番号をバックライト付きの液晶で表示する
選曲番号表示部71が設けられており、その下方には、
コマンダ20のカラオケ切替ボタン35と同じ作用をす
るカラオケ切替ボタン72と、コマンダ20の入力切替
ボタン36と同じ作用をする外部映像ボタン73と、サ
ーバー8が用意しているテレビゲームを行う状態に切替
えるゲームボタン74とが設けられている。
【0037】また、それらボタンの下方には、曲間や曲
の再生終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定す
るための拍手ボタン75と、コマンダ20に設けられた
キーと同じ作用をするフラットキー76と、シャープキ
ー77とが設けられており、それらの下方には、コマン
ダ20に設けられたものと同じ作用をするテンキー78
と、選曲ボタン79と、演奏停止ボタン80と、歌い直
しボタン81と、取り消しボタン82と、割り込みボタ
ン83とが設けられている。さらに、割り込みボタン8
3の右には、ボーカルメロディーの音量を小さくするマ
イナスボタン84と、音量を大きくするプラスボタン8
5とが設けられている。
【0038】また、割り込みボタン83の下方には、ビ
デオカメラ4により歌唱者3の撮影を行う場合に押すビ
デオ撮影ボタン86が設けられており、その下には、歌
唱者映像を再生するタイミングモードを切替えるための
再生モード切替ボタン89が設けられている。ビデオ撮
影ボタン86の右には、歌唱者3の撮影をマニュアルで
行う場合において撮影開始時に押す撮影開始ボタン87
と、撮影停止時に押す撮影停止ボタン88とが設けられ
ている。これらボタンの下には、歌唱者を撮影するタイ
ミングモードを切替えるための撮影モード切替ボタン9
0が設けられており、その下には、歌唱者映像をマニュ
アルで再生する場合において再生時に押す再生ボタン9
1と、停止時に押す再生停止ボタン92とが設けられて
いる。
【0039】次に、カラオケ装置10の一連の動作につ
いて図6ないし図16を参照して説明する。図6は、歌
唱者映像データをHDD64に格納するタイミングおよ
びHDD64に格納されている歌唱者映像データを再生
するタイミングの一例を説明するタイミングチャートで
あり、同図(A)は、予約曲がある場合のタイミングチ
ャートであり、同図(B)は、予約曲がない場合のタイ
ミングチャートである。図7は、選曲から曲が演奏され
るまでのCPU45の処理内容を示すフローチャートで
あり、図8ないし図12は、歌唱者映像データを再生す
るためにCPU45により実行される撮影タスクの内容
を示すフローチャートであり、図13ないし図16は、
歌唱者映像データを記憶するためにCPU45により実
行される再生タスクの処理内容を示すフローチャートで
ある。
【0040】まず、カラオケ装置10の利用者が、コマ
ンダ20の電源ボタン39を押して電源を立ち上げる
と、それに連動してアンプ16、DVDプレーヤ6およ
びモニタ12,14の電源が立ち上がり、コマンダ20
の電源の立ち上げが検出されると(ステップ100:Y
es)、撮影タスクおよび再生タスクが起動され(ステ
ップ120)、モニタ12,14の画面に「このカラオ
ケ装置は、歌う人の姿をビデオカメラで撮影して再生す
ることができます。ビデオ撮影をされる方は、リモコン
のビデオ撮影ボタンを押してください。」という内容の
メッセージ映像が表示される(ステップ140)。続い
て、利用者がリモコン70のビデオ撮影ボタン86を押
すと(図8のステップ10:Yes、図13のステップ
60:Yes)、モニタ12,14の画面に「撮影する
タイミングモードをリモコンの撮影モード切替ボタンを
押して次のモード1からモード4の中から1つ選択して
ください。選択が終了したら、そのまましばらくお待ち
ください。なお、撮影時間は、5秒間です。モード1:
曲の演奏が開始されてから40秒後。モード2:曲のサ
ビの部分が始まるとき。モード3:リモコンの撮影開始
ボタンを押したとき。モード4:曲の演奏が開始されて
から10秒から200秒の間でコンピュータがランダム
に選択した時間になったとき。」という内容のメッセー
ジ映像が表示される(ステップ140)。
【0041】続いて、利用者がリモコン70の撮影モー
ド切替ボタン90を押して所望の撮影タイミングを選択
し、所定時間、たとえば数秒経過すると、その選択が確
定され、モニタ12,14の画面に「次に、撮影した映
像を再生するタイミングをリモコンの再生モード切替ボ
タン89を押して次のモード11からモード13の中か
ら1つを選択してください。選択が終了したら、そのま
ましばらくお待ちください。歌う人は、床の印の位置に
立ってください。なお、再生時間は、5秒間です。モー
ド11:曲の演奏が終了したとき。モード12:リモコ
ンの再生ボタンを押したとき。モード13:曲の演奏が
開始されてから10秒から200秒の間でコンピュータ
がランダムに選択した時間になったとき。」という内容
のメッセージ映像が表示される(ステップ140)。
【0042】ここでは、利用者は、撮影モードとしてモ
ード1を選択し(図8のステップ20:Yes、ステッ
プ21)、再生モードとしてモード11を選択したもの
とする(ステップ13のステップ70:Yes、ステッ
プ71)。そして、カラオケ装置10の利用者が、リモ
コン70の発信窓93をコマンダ20に向けて歌いたい
曲の選曲番号に対応するテンキー78を押すと、その押
す毎にテンキー78に対応する数字が選曲番号表示部7
1,23およびモニタ12,14に順次表示される。続
いて、最後の数字のテンキー78を押してから選曲ボタ
ン79を押すと、選曲が終了したと判定され(ステップ
160)、その選曲された曲の曲データ130の送信を
要求するリクエスト信号が通信回線15を介してサーバ
ー8へ送信される(ステップ180)。
【0043】そして、サーバー8は、自己のHDD8a
から上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する
曲データ130を検索して読出し、その読出された曲デ
ータ130は、通信回線15を介してコマンダ20の通
信端子40を経て通信用モデム49により受信される
(ステップ200)。続いて、その受信された曲データ
130は、RAM47に一時保存され(ステップ22
0)、続いて、RAM47から曲データ130が読出さ
れ(ステップ240)、この読出された曲データ130
に含まれる再生方法指示コマンド131は、インターフ
ェース59を介してDVDプレーヤ6へ送信される。
【0044】再生方法指示コマンド131は、その構成
を説明する図4(B)に示すように、PROG以下[C
R]までに「7899.1」、「A459.E」・・・
「BASE.P」で示されるデータを有する。これら各
データは、背景映像のジャンルおよびファイル名を指定
するものであり、これら各データは、再生方法指示テー
ブルの構成を説明する図4(D)に示すように、再生方
法指示テーブル140の先頭から順にそれぞれ登録され
る。そして、その再生方法指示テーブル140に登録さ
れた順に対応するファイルの背景映像データがDVDか
ら読出され、映像制御回路54を介してモニタ12,1
4に背景映像300として順次表示される(ステップ2
60)。
【0045】そして、コマンダ20のRAM47から読
出された曲データ130に含まれる演奏データ133を
構成するMIDIデータは、ROM46に格納されてい
るシーケンサソフトウエアによりMIDI音源52に書
き込まれる。そして、MIDI音源52から出力される
音源信号は、音声制御回路50へ出力され、アンプ16
により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された
音楽信号は、アンプ16へ出力される。そして、その出
力された音楽信号は、アンプ16で設定された音量に増
幅された後にスピーカ13へ出力され、スピーカ13に
よって演奏音として再生される(ステップ280)。
【0046】また、曲データ130に含まれる歌詞テロ
ップデータ132に対応するフォントデータが、フォン
トROM44から読み出され、この読出されたフォント
データはビットマップデータに展開され、ビデオRAM
48に保存される。続いて、そのビットマップデータ
は、映像制御回路54へ出力されるとともに、その映像
制御回路54により、モニタ12,14に表示可能な表
示信号に変換され、図19に示すように、モニタ12,
14に歌詞テロップ302が表示される。(ステップ3
00)。
【0047】また、歌唱者3によりマイクロフォン17
から入力された音声信号は、アンプ16において上記音
楽信号とミキシングされ、このミキシングされたミキシ
ング信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力さ
れる。そして、その出力されたミキシング信号は、アン
プ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13
へ出力され、スピーカ13によってミキシング音として
再生される。つまり、歌唱者3は、自分の選んだ曲をモ
ニタ12,14の画面に映し出された背景映像300お
よび歌詞テロップ302を見ながらマイクロフォン17
を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0048】一方、撮影タスク1を実行するCPU45
は、曲の演奏開始を検出すると(図9のステップ2
2)、タイマtをスタートさせる(ステップ23)。そ
して、タイマtのカウント時間tが40秒になると(ス
テップ24:Yes)、図6(A)に示すように、ビデ
オカメラ4からコネクタ62を介して入力される歌唱者
映像データのエンコーダ63へのエンコードを開始し
(ステップ25)、エンコーダ63によりMPEG1デ
ータに変換された歌唱者映像データをHDD64に格納
する(ステップ26)。そして、タイマtのカウント時
間tが45秒になると、つまり、撮影時間が5秒になる
と(ステップ27:Yes)、歌唱者映像データのエン
コードを停止する(ステップ28)。
【0049】そして、曲データ130の再生が終了する
と(ステップ320:Yes)、RAM47に予約され
た選曲番号データが記憶されているかを判定し(ステッ
プ340)、記憶されている場合は(ステップ340:
Yes)、その記憶されている選曲番号データをRAM
47から読出し(ステップ360)、ステップ100な
いしステップ300を実行して予約曲を再生する準備を
行う。一方、再生タスク1を実行するCPU45は、曲
の演奏終了を検出すると(図14のステップ72)、H
DD64から歌唱者映像データを読出し(ステップ7
3)、この読出したMPEG1データをデコーダ65に
よりアナログの歌唱者映像信号に変換し、この変換され
た歌唱者映像信号を映像制御回路54によりモニタ1
2,14に表示可能な表示信号に変換して図18(A)
に示すように、モニタ12,14に歌唱者3が歌ってい
る姿を示す歌唱者映像310を表示する(ステップ7
4)。
【0050】以上のように、本発明第1実施形態のカラ
オケ装置10によれば、曲の演奏が開始されてから40
秒になったタイミングでビデオカメラ4により歌唱者3
の姿を撮影し、この撮影した映像を曲の演奏が終了した
タイミングで再生することができる。したがって、次の
曲が演奏されるまでの間、歌唱者映像310を見て皆で
楽しむことができるため、従来のように曲間に同じ映像
が表示されることにより、退屈するおそれがない。
【0051】次に、利用者が、撮影モードとしてモード
1以外のモードを選択した場合のCPU45の処理内容
について図を参照して説明する。利用者が、撮影モード
としてモード2を選択した場合(図8のステップ30:
Yes、ステップ31)は、CPU45は図10に示す
撮影タスク2にしたがって処理を行う。まず、CPU4
5は、曲の演奏開始を検出し(ステップ32:Ye
s)、曲が進行してサビデータ134の「1」を検出す
ると(ステップ33:Yes)、ビデオカメラ4から入
力される歌唱者映像データのエンコードを開始する(ス
テップ34)。続いて、タイマtのカウントを開始し
(ステップ35)、エンコードしてMPEG1データに
変換された歌唱者映像データをHDD64に格納する
(ステップ36)。
【0052】そして、タイマtのカウント時間が5秒に
なると(ステップ37:Yes)、歌唱者映像データの
エンコードを停止する(ステップ38)。このように、
撮影モードとしてモード2を選択することにより曲のサ
ビの部分の演奏が開始されたタイミングで歌唱者3の歌
う姿を撮影することができる。つまり、歌唱者の表情
は、曲のサビの部分を歌うときに最も変化することが多
いため、撮影タイミングを曲のサビの部分に設定するこ
とにより、最も変化した歌唱者の表情を撮影して見るこ
とができる。
【0053】また、利用者が、撮影モードとしてモード
3を選択した場合(図8のステップ40:Yes、ステ
ップ41)は、CPU45は図11に示す撮影タスク3
にしたがって処理を行う。まず、CPU45は、リモコ
ン70の撮影開始ボタン87が押されたことを検出する
と(ステップ42:Yes)、ビデオカメラ4から入力
される歌唱者映像データのエンコードを開始する(ステ
ップ43)。続いて、タイマtのカウントを開始し(ス
テップ44)、エンコードしてMPEG1データに変換
された歌唱者映像データをHDD64に格納する(ステ
ップ45)。
【0054】そして、タイマtのカウント時間が5秒に
なると(ステップ46:Yes)、歌唱者映像データの
エンコードを停止する(ステップ47)。このように、
撮影モードとしてモード3を選択することにより、リモ
コン70の撮影開始ボタン87を押したタイミングで歌
唱者3の歌う姿を撮影することができる。つまり、歌唱
者3が希望するタイミングで歌唱者3の姿を撮影するこ
とができる。また、歌唱者3が歌う様子を見ている他の
者が希望するタイミングで歌唱者3の姿を撮影すること
ができる。なお、リモコン70の撮影停止ボタン88が
押されるまで撮影を続けるように構成することもでき
る。
【0055】また、利用者が、撮影モードとしてモード
4を選択した場合(図8のステップ40:No、ステッ
プ50)は、CPU45は図12に示す撮影タスク4に
したがって処理を行う。まず、CPU45は、曲の演奏
開始を検出すると(ステップ51:Yes)、撮影を開
始する時間t1を10秒から200秒の範囲内でランダ
ムに選択して設定する(ステップ52)。続いて、タイ
マtのカウントを開始し(ステップ53)、タイマtの
カウント時間tが設定された時間t1になると(ステッ
プ54:Yes)、ビデオカメラ4から入力される歌唱
者映像データのエンコードを開始する(ステップ5
5)。そして、タイマtのカウント時間tがt2になる
と(ステップ56:Yes)、歌唱者映像データのエン
コードを停止する(ステップ57)。
【0056】このように、撮影モードとしてモード4を
選択することにより、曲の演奏が開始されてからコンピ
ュータが10秒から200秒の範囲内でランダムに選択
した時間になったタイミングで歌唱者3の歌う姿を撮影
することができる。つまり、どのタイミングで歌唱者3
の姿が撮影されるか分からないため、歌唱者3の色々な
表情を撮影することができる。なお、時間t2を変更す
ることにより、歌唱者3を撮影する時間を変えることが
できる。
【0057】次に、利用者が、再生モードとしてモード
11以外のモードを選択した場合のCPU45の処理内
容について図を参照して説明する。利用者が、再生モー
ドとしてモード12を選択した場合(図13のステップ
80:Yes、ステップ81)は、CPU45は図15
に示す再生タスク2にしたがって処理を行う。まず、C
PU45は、リモコン70の再生ボタン91が押された
ことを検出すると(ステップ82:Yes)、HDD6
4から歌唱者映像データを読出し(ステップ83)、こ
の読出された歌唱者映像データにより示される歌唱者映
像310をモニタ12,14に表示する(ステップ8
4)。このように、再生モードとしてモード12を選択
することにより、リモコン70の再生ボタン91を押し
たタイミングで歌唱者映像310をモニタ12,14に
表示することができる。したがって、カラオケを中断し
て皆が休憩しているときなどに、それまでに歌った人の
歌う姿の映像をモニタ12,14に表示して楽しむこと
ができる。
【0058】また、利用者が、再生モードとしてモード
13を選択した場合(図13のステップ80:No、ス
テップ90)は、CPU45は図16に示す再生タスク
3にしたがって処理を行う。まず、CPU45は、曲の
演奏開始を検出すると(ステップ91:Yes)、再生
を開始する時間t2を10秒から200秒の範囲内でラ
ンダムに選択して設定する(ステップ92)。続いて、
タイマtのカウントを開始し(ステップ93)、タイマ
tのカウント時間tが設定された時間t2になると(ス
テップ94:Yes)、HDD64から歌唱者映像デー
タを読出し(ステップ95)、この読出された歌唱者映
像データにより示される歌唱者映像310をモニタ1
2,14に表示する(ステップ96)。この場合、歌唱
者映像310は、図18(B)に示すように、背景映像
300の中にスーパーインポーズされた形で表示される
ため、同図(A)に示すように歌唱者映像310を画面
全体に表示する場合と異なり、背景映像300の表示を
消さないため、歌唱者に迷惑がかからない。なお、画面
切替スイッチにより、背景映像300と歌唱者映像31
0とを切り替えて表示できるように構成することもでき
る。
【0059】このように、再生モードとしてモード13
を選択することにより、曲の演奏が開始されてからコン
ピュータが10秒から200秒の範囲内でランダムに選
択した時間になったタイミングで歌唱者3の歌う姿を再
生することができる。つまり、どのタイミングで歌唱者
3の姿を示す映像がモニタ12,14に表示されるか分
からないため、突然、歌唱者映像310がモニタ12,
14に表示されて楽しさが増す。
【0060】さらに、再生モードとして図17に示すモ
ード14を設定することもできる。このモード14の特
徴は、予約曲がある場合とない場合とでモニタ12,1
4に表示する歌唱者映像データの数を変えることができ
ることを特徴とする。ここでは、複数人分の歌唱者映像
データがHDD64に格納されているものとする。この
モード14が設定された場合、CPU45は、曲の演奏
終了を検出すると(ステップ72:Yes)、予約曲が
あるかを判定する(ステップ75)。つまり、RAM4
7に予約曲を示す選曲番号データが記憶されているかを
判定する。
【0061】そして、予約曲がある場合は(ステップ7
5:Yes)、HDD64から最新の歌唱者映像デー
タ、つまり、曲の演奏が終了した際に、その曲を歌って
いた歌唱者3の歌唱者映像データを1つ読出し(ステッ
プ76)、再生する(ステップ77)。また、予約曲が
ない場合は(ステップ75:No)、HDD64から複
数の歌唱者映像データを最新のものから順に、もしく
は、古いものから順に読出し(ステップ78)、図6
(B)に示すように歌唱者映像1から歌唱者映像nまで
再生する(ステップ77)。このように、モード14を
設け、そのモード14を選択することにより、予約曲が
ある場合は、最新の歌唱者映像データを再生し、予約曲
がない場合は、複数人分の歌唱者映像データを再生する
ことができる。
【0062】つまり、予約曲がある場合は、その予約曲
が再生されるまでの時間が短いため、最新の歌唱者映像
データを1つ読出して再生し、予約曲がない場合は、複
数の歌唱者映像データを読出して順次再生することによ
り、次の曲が再生されるまでの時間、皆で楽しむことが
できる。なお、複数の歌唱者映像データを再生する場合
は、上記のように順に再生するほか、ランダムに再生す
ることもできる。また、複数の歌唱者映像データを連続
して再生する構成および一定時間ごとに再生する構成の
いずれを採用することもできる。
【0063】さらに、モニタ12,14の画面表示を複
数に分割し、それら分割された複数の画面に複数の歌唱
者映像をそれぞれ表示することもできる。またさらに、
上記各実施形態では、歌唱者映像データをエンコーダ6
3にてエンコード、すなわち圧縮する手段としてMPE
G1方式を用いたが、MPEG2方式を用いることもで
きる。また、画像データを格納するためのデータのフォ
ーマットは、デコーダ65を変更することにより、様々
なフォーマットを用いることができる。そしてさらに、
上記各実施形態では、本発明の楽音再生装置として通信
カラオケ装置を代表に説明したが、曲データが記憶され
た記憶媒体を再生する再生装置が備えられた、いわゆる
通信カラオケ装置ではないカラオケ装置にも本発明を適
用できる。
【0064】ところで、CPU45により実行されるス
テップ10からステップ57が、請求項1に記載の歌唱
者撮影手段として機能し、ステップ60からステップ9
6が歌唱者映像表示手段として機能する。また、CPU
45により実行されるステップ60、ステップ70、ス
テップ71、ステップ80、ステップ81およびステッ
プ90が、請求項2に記載の表示タイミング設定手段と
して機能し、ステップ10、ステップ20、ステップ2
1、ステップ30、ステップ31、ステップ40、ステ
ップ41およびステップ50が、撮影タイミング設定手
段として機能する。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、楽音再生
装置の利用者が映像に飽きることなく、面白味を増すこ
とができる楽音再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部屋に設置された本発明実施形態のカラオケ装
置を用いてカラオケをしている様子を示す説明図であ
る。
【図2】(A)は、図1に示すカラオケ装置に備えられ
たコマンダの前面パネルの説明図であり、(B)は、そ
のコマンダの背面パネルの説明図である。
【図3】図2に示すコマンダの制御系の構成をブロック
で示す説明図である。
【図4】(A)は、曲データの主要構成をブロックで示
す説明図であり、(B)は、再生方法指示コマンドの構
成をブロックで示す説明図であり、(C)は、演奏デー
タに一部構成をブロックで示す説明図であり、(D)
は、再生方法指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図5】リモコン70の外観を示す説明図である。
【図6】歌唱者映像データをHDD64に格納するタイ
ミングおよびHDD64に格納されている歌唱者映像デ
ータを再生するタイミングを説明するタイミングチャー
トであり、同図(A)は、予約曲がある場合のタイミン
グチャートであり、同図(B)は、予約曲がない場合の
タイミングチャートである。
【図7】選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処
理内容を示すフローチャートである。
【図8】撮影モードを設定するために実行されるCPU
45の処理内容を示すフローチャートである。
【図9】撮影モードがモード1の場合に実行されるCP
U45の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】撮影モードがモード2の場合に実行されるC
PU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】撮影モードがモード3の場合に実行されるC
PU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】撮影モードがモード4の場合に実行されるC
PU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】再生モードを設定するために実行されるCP
U45の処理内容を示すフローチャートである。
【図14】再生モードがモード11の場合に実行される
CPU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】再生モードがモード12の場合に実行される
CPU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図16】再生モードがモード13の場合に実行される
CPU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図17】再生モードがモード14の場合に実行される
CPU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】(A)は、歌唱者映像が表示されたモニタ1
2の画面を示す説明図であり、(B)は、歌詞テロップ
および背景映像と共に歌唱者映像が表示されたモニタ1
2の画面を示す説明図である。
【図19】歌詞テロップおよび背景映像が表示されたモ
ニタ12の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 部屋 2 壁 3 歌唱者 4 ビデオカメラ 6 DVDプレーヤ 8 サーバー 10 カラオケ装置 13 スピーカ 12,14 モニタ 16 アンプ 17,18 マイク 20 コマンダ 45 CPU 70 リモコン 89 再生モード切替ボタン 90 撮影モード切替ボタン 130 曲データ 300 背景映像 302 歌詞テロップ 310 歌唱者映像

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音により構成される楽曲を示す楽曲情
    報を再生するとともに、この楽曲情報が再生される際に
    マイクロフォンを通して入力される歌唱者の歌唱音声を
    再生する楽音再生装置において、 前記歌唱者を撮影する歌唱者撮影手段と、 この歌唱者撮影手段により撮影された前記歌唱者を示す
    歌唱者映像を記憶する歌唱者映像記憶手段と、 この歌唱者映像記憶手段に記憶された歌唱者映像を読出
    すとともに、その読出された歌唱者映像を表示する歌唱
    者映像表示手段と、が備えられたことを特徴とする楽音
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記歌唱者映像表示手段は、 前記歌唱者映像を表示するタイミングを設定する表示タ
    イミング設定手段を備え、その表示タイミング設定手段
    により設定されたタイミングで前記歌唱者映像を表示す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の楽音再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記歌唱者撮影手段は、 前記歌唱者を撮影するタイミングを設定する撮影タイミ
    ング設定手段を備え、その撮影タイミング設定手段によ
    り設定されたタイミングで前記歌唱者を撮影するもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の楽音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記表示タイミング設定手段は、 前記歌唱者映像を表示するタイミングを、前記楽曲情報
    の再生が終了するタイミングに設定可能なものであるこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3に記載の楽音再
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記歌唱者映像表示手段は、 前記楽曲情報の再生が終了した楽曲情報が再生されてい
    る際に前記マイクロフォンを通して歌唱音声を入力して
    いた歌唱者を示す歌唱者映像を表示するものであること
    を特徴とする請求項4に記載の楽音再生装置。
  6. 【請求項6】 前記歌唱者映像記憶手段は、前記歌唱者
    映像を複数記憶可能なものであり、 前記歌唱者映像表示手段は、前記歌唱者映像記憶手段に
    記憶された複数の歌唱者映像のうち、所定の歌唱者映像
    を表示可能なものであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれか1つに記載の楽音再生装置。
  7. 【請求項7】 前記楽曲情報により示される楽曲の歌詞
    を示す歌詞映像およびその歌詞映像の背景に表示する背
    景映像を表示する背景映像表示手段が備えられており、 前記歌唱者映像表示手段は、 前記歌唱者映像を前記背景映像と共に前記背景映像表示
    手段に表示可能なものであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれか1つに記載の楽音再生装置。
JP9184556A 1997-06-24 1997-06-24 楽音再生装置 Pending JPH1115486A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000049304A (ko) * 1999-05-19 2000-08-05 임인규 노래 반주기를 이용한 뮤직 비디오 촬영장치 및 촬영방법
JP2008209784A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Yamaha Corp 音声処理装置
JP2016099539A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 株式会社第一興商 カラオケシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20000049304A (ko) * 1999-05-19 2000-08-05 임인규 노래 반주기를 이용한 뮤직 비디오 촬영장치 및 촬영방법
JP2008209784A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Yamaha Corp 音声処理装置
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