JP3879188B2 - 楽音再生装置および楽音再生システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、楽音を再生する楽音再生装置と、その楽音再生装置が複数の部屋に備えられた楽音再生システムとに関し、カラオケ装置、およびそのカラオケ装置が各部屋に備えられたカラオケボックスで用いるカラオケシステムとして好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記カラオケシステムとしては、複数の部屋に備えられたカラオケ装置と、カラオケボックスの管理室に設けられたサーバーとが通信回線により接続されており、カラオケ装置から送信されるリクエスト信号を受信したサーバーが、そのリクエスト信号により示される選曲番号に対応する曲データをハードディスクメモリから読出して、その曲データを上記リクエスト信号を送信したカラオケ装置へ送信するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多数人で上記カラオケボックスへ行った場合、全員が1つの部屋に入りきれないため、数人ずつ複数の部屋に分かれてカラオケする場合がある。
このような場合、他の部屋へ直接足を運ばなければ、他の部屋の様子が分からないし、他の部屋の者と話をすることができないため、たいへん不便であるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、他の部屋と容易に情報の通信を行うことができる楽音再生装置および楽音再生システムの実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、楽音により構成される楽曲を示す楽曲情報を再生するとともに、この楽曲情報が再生される際にマイクロフォンを通して入力される歌唱者の歌唱音声を再生する楽音再生装置が複数の部屋のそれぞれに備えられた楽音再生システムにおいて、各楽音再生装置へ前記楽曲情報を送信するサーバーを備えており、前記各楽音再生装置間と、前記各楽音再生装置および前記サーバー間とは、それぞれLAN回線により接続されており、前記各楽音再生装置は、それぞれ前記サーバーから前記LAN回線を介して送信された前記楽曲情報を再生し、前記楽音再生装置のうちの少なくとも2つ以上の楽音再生装置には、前記楽曲情報により示される楽曲の歌詞を示す歌詞映像およびその歌詞映像の背景に表示する背景映像を表示する映像表示手段と、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を入力する情報入力手段と、この情報入力手段により入力された情報を前記LAN回線を介して前記サーバー経由で他の楽音再生装置へ送信する情報送信手段と、他の楽音再生装置に備えられた情報送信手段により前記LAN回線を介して前記サーバー経由で送信された情報を受信する情報受信手段と、この情報受信手段により受信された情報を再生する情報再生手段と、がそれぞれ備えられており、前記サーバーは、 前記情報の送信または受信を要求する側の要求側楽音再生装置から前記要求を示す要求信号を前記LAN回線を介して受信する要求信号受信処理と、前記要求信号受信処理により前記要求信号を受信した場合に、前記要求側楽音再生装置との通信を許容するか否かの確認をするための許容確認信号を、前記情報の送信または受信を要求される側の被要求側楽音再生装置へ送信する許容確認信号送信処理と、前記許容確認信号を受信した前記被要求側楽音再生装置から送信された、前記要求側楽音再生装置との通信を許可するか否かを示す返信信号を受信する返信信号受信処理と、前記返信信号受信処理により受信された返信信号が、前記要求側楽音再生装置との通信を許可するものであるか否かを判定する判定処理と、前記判定処理において肯定判定した場合に前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定する通信許容状態設定処理と、前記判定処理の結果を示す返信内容表示信号を前記要求側楽音再生装置へ送信する返信内容表示信号送信処理と、を実行するという技術的手段を採用する。
【0006】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の楽音再生システムにおいて、前記少なくとも2つ以上の楽音再生装置には、前記情報を送信する他の楽音再生装置を指定する指定手段がそれぞれ備えられており、前記情報送信手段は、前記サーバーが、前記通信許容状態設定処理により、前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定した場合に、前記指定手段により指定された楽音再生装置へ前記情報入力手段により入力された情報を前記LAN回線を介して前記サーバー経由で送信するものであるという技術的手段を採用する。
【0007】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の楽音再生システムにおいて、前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置は、前記サーバーが、前記通信許容状態設定処理により、前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定した後に、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を相互に通信可能になるという技術的手段を採用する。
【0008】
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の楽音再生システムにおいて、前記情報再生手段は、前記情報受信手段により受信された映像情報を前記背景映像と共に表示するものであるという技術的手段を採用する。
【0009】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生システムにおける前記少なくとも2つ以上の楽音再生装置であって、前記サーバーから前記LAN回線を介して送信された前記楽曲情報を再生し、前記情報入力手段と、前記情報送信手段と、前記情報受信手段と、前記情報再生手段とをそれぞれ備えており、さらに、前記要求信号を前記LAN回線を介して前記サーバーへ送信する要求信号送信処理と、前記サーバーから送信された前記許容確認信号を受信する許容確認信号受信処理と、前記返信信号を前記サーバーへ送信する返信信号送信処理と、前記サーバーから送信された前記返信内容表示信号を受信する返信内容表示信号受信処理とをそれぞれ実行し、前記被要求側楽音再生装置の前記情報再生手段は、前記許容確認信号受信処理により受信された前記許容確認信号に含まれるメッセージデータにより示されるメッセージを自身が有する前記映像表示手段に表示し、前記要求側楽音再生装置の前記情報再生手段は、前記返信内容表 示信号受信処理により受信された前記返信内容表示信号に含まれるメッセージデータにより示されるメッセージを自身が有する前記映像表示手段に表示するという技術的手段を採用する。
【0010】
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の楽音再生装置において、前記少なくとも2つ以上の楽音再生装置のうち、少なくとも1つの楽音再生装置は、前記サーバーが実行する前記各処理を実行するという技術的手段を採用する。
【0011】
【作用】
請求項1ないし請求項6に記載の発明では、各楽音再生装置へ楽曲情報を送信するサーバーを備えており、各楽音再生装置間と、各楽音再生装置間およびサーバー間とが、それぞれLAN回線により接続されており、そのうち少なくとも2つ以上の楽音再生装置にそれぞれ備えられた情報入力手段は、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を入力し、この情報入力手段により入力された情報は、情報送信手段によりLAN回線を介してサーバー経由で他の楽音再生装置へ送信される。また、情報受信手段は、他の楽音再生装置に備えられた情報送信手段によりLAN回線を介してサーバー経由で送信された情報を受信し、この情報受信手段により受信された情報は、情報再生手段により再生される。
【0012】
つまり、自分の部屋の様子や話の内容などを情報入力手段により、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報として入力し、この入力された情報を情報送信手段によりLAN回線を介してサーバー経由で他の部屋へ送信することができる。そして、その送信された情報は、他の部屋の情報受信手段により受信され、この受信された情報は情報再生手段により再生することができる。
したがって、自分の部屋に居ながらにして、他の部屋の様子を知ることができるし、他の部屋の者と話をすることもできるため、たいへん便利である。
【0013】
また、サーバーは、情報の送信または受信を要求する側の要求側楽音再生装置から、その要求を示す要求信号をLAN回線を介して受信すると、要求側楽音再生装置との通信を許容するか否かの確認をするための許容確認信号を、情報の送信または受信を要求される側の被要求側楽音再生装置へ送信する。そして、被要求側楽音再生装置から送信された、要求側楽音再生装置との通信を許可するか否かを示す返信信号を受信すると、その受信した返信信号が、要求側楽音再生装置との通信を許可するものであるか否かを判定し、肯定判定した場合は、要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定し、上記判定の結果を示す返信内容表示信号を要求側楽音再生装置へ送信する。
つまり、情報の送信または受信を要求される側の被要求側楽音再生装置が、情報の送信または受信を許容しない場合は、情報の送信または受信を要求する側の要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間で情報の送信または受信を行うことができない。
したがって、情報の送受信を要求してきた相手が、情報の送受信を行いたくない相手である場合は、上記返信信号を送信しないことにより、その相手との回線を通信禁止状態に設定できる。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、どのカラオケ装置間においてもデータの相互通信ができるようにしておくと、見知らぬ者から送信された情報を受信した場合に、その者と情報の相互通信を行いたくない場合は、その者との回線を通信禁止状態に設定することにより、その者から通信を強要されたり、カラオケの邪魔をされたりする事態を回避できる。
【0014】
さらに、楽曲情報を送信するLAN回線を用いて情報を送信するため、情報送信のための専用の通信手段を別途設ける必要がない。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、各部屋に設けられたカラオケ 装置および管理室に設けられたサーバーをLAN回線により相互に接続することにより、楽曲情報たる曲データおよび情報たるデータの送受信を高速に行うことができる。
【0015】
また、請求項2に記載の発明では、上記少なくとも2つ以上の楽音再生装置には、情報を送信する他の楽音再生装置を指定する指定手段がそれぞれ備えられており、情報送信手段は、サーバーが、通信許容状態設定処理により、要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定した場合に、指定手段により指定された楽音再生装置へ情報入力手段により入力された情報をLAN回線を介してサーバー経由で送信する。
つまり、情報を送信する相手側の楽音再生装置を指定することができるため、たとえば、3つ以上の部屋に分かれてカラオケする場合に、特定の部屋の者と情報の送受信を行うことができる。
【0016】
さらに、請求項3に記載の発明では、要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置は、サーバーが、通信許容状態設定処理により、要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定した後に、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を相互に通信可能になる。
さらに、請求項4に記載の発明では、情報再生手段は、情報受信手段により受信された映像情報を背景映像と共に表示する。
つまり、受信した情報を背景映像の表示を消すことなく表示して見ることができる。
したがって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、カラオケをしている最中に、他の部屋から送信されたデータを受信した場合であっても、モニタテレビに表示された背景映像と共に受信したデータの映像を表示できるため、背景映像が消えてカラオケをしている者に迷惑をかけることがない。
【0017】
また、請求項5に記載の発明では、被要求側楽音再生装置の情報再生手段は、許容確認信号受信処理により受信された許容確認信号に含まれるメッセージデータにより示されるメッセージを自身が有する映像表示手段に表示し、要求側楽音再生装置の情報再生手段は、返信内容表示信号受信処理により受信された返信内容表示信号に含まれるメッセージデータにより示されるメッセージを自身が有する映像表示手段に表示する。
また、請求項6に記載の発明では、少なくとも2つ以上の楽音再生装置のうち、少なくとも1つの楽音再生装置は、サーバーが実行する前記各処理を実行する。つまり、サーバーを介さずに直接部屋間で通信を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の楽音再生システムの実施形態について図を参照して説明する。 なお、以下の実施形態では、楽音再生システムの一例として、カラオケ装置が設置された部屋を複数有する、いわゆるカラオケボックスで用いられるカラオケシステムを代表に説明する。また、カラオケシステムとしては、サーバーから各カラオケ装置へ通信回線を介して曲データが送信される、いわゆる通信カラオケシステムが用いられるものとする。
【0019】
まず、本実施形態のカラオケシステムの主要構成について、それを示す図1を参照して説明する。
カラオケシステム1は、A室ないしH室の8室の部屋を有し、各部屋には、楽音再生装置たるカラオケ装置Aないしカラオケ装置Hがそれぞれ設置されている。各カラオケ装置には、LANボード49がそれぞれ備えられており、各LANボード49は、それぞれLAN回線7によりHUB5に接続されており、このLAN回線7は、管理室2に備えられたサーバー8のLANボード8aに接続されている。
なお、各LANボード49およびLANボード8aに搭載された図示しない通信制御用ICには、それぞれ異なるイーサネットアドレスが記憶されており、このイーサネットアドレスが、各カラオケ装置およびサーバーを相互に識別するためのアドレス(識別情報)として用いられる。
【0020】
サーバー8には、各カラオケ装置との通信制御や曲データの検索などを行うCPU8bが備えられている。このCPU8bには、CPU8bにより実行されるプログラムなどが記憶されたROM8cと、このROM8cから読出されたプログラムや各カラオケ装置から送信された信号を一時記憶するRAM8dとが接続されている。また、CPU8bには、CPU8bにより実行されるプログラムやサーバー8の動作状態などを表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)8eと、コマンドなどのデータを入力するためのキーボード8fと、曲データが記憶されたハードディスクメモリから曲データを読出すハードディスクドライブ(以下、HDDと略称する)8gとが接続されている。
【0021】
次に、カラオケ装置の主要構成について図2を参照して説明する。
図2は、A室に設置されたカラオケ装置を用いてカラオケをしている様子を示す説明図である。
なお、カラオケ装置Aないしカラオケ装置Hは、それぞれ同じ構成であるため、以下ではカラオケ装置Aの構成を代表に説明する。また、以下ではA室からB室に対して通信要求を行い、その後A室およびB室の相互間でデータの送受信を行うものとする。
【0022】
A室の壁10には、A室の様子を撮影するビデオカメラ4が取付けられている。カラオケ装置Aには、歌詞を示す歌詞テロップ(本発明の歌詞映像)、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、B室のビデオカメラ4により撮影されたB室の様子を示す映像および選曲番号を示す映像などを表示するモニタ12と、歌い手用のモニタ14と、背景映像を示す背景映像データが記録されたDVD(Digital Video Disc)を再生する本発明の背景映像表示手段たるDVDプレーヤ6とが備えられている。
【0023】
また、カラオケ装置Aには、楽音により構成される楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称する)の選曲および曲の再生の予約を行う選曲制御、選曲された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバー8への送信、リクエスト信号により示される曲に対応する曲データの受信、B室に対するデータの送受信などの通信制御、モニタ12,14に表示される映像の切替え、合成などの映像制御などを行うコマンダ20が備えられている。
【0024】
さらに、カラオケ装置Aには、マイクロフォン17,18から入力される音声と曲とのミキシング、音声と曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制御(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生する1組のスピーカ13,13と、コマンダ20を遠隔操作するリモコン70とが備えられている。
なお、スピーカ13,13は、壁10の上方に間隔を置いて取付けられており、もう一方のスピーカ13は、図示省略してある。
【0025】
次に、コマンダ20の構成について図3を参照して説明する。
図3(A)は、コマンダ20の前面パネルの説明図、同図(B)は、コマンダ20の背面パネルの説明図である。
図3(A)に示すように、コマンダ20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられており、テンキー21の上には、選曲された曲の選曲番号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が設けられている。
【0026】
また、選曲番号表示体23の左には、演奏が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示体24が設けられており、その下には、予約の取消を行うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予約するための割り込みボタン28とが設けられている。さらに、前面パネルの左上には、リモコン70から送信される光信号を受光する受光部38が設けられており、左下には、コマンダ20の電源を立ち上げる電源ボタン39が設けられている。
【0027】
また、電源ボタン39の右には、B室のカラオケ装置Bから送信された音声データを再生して聞くためのイヤホンのジャックを差し込むイヤホンジャック66と、イヤホンで再生される音量を調節するボリュームつまみ67と、B室へメッセージを送信する際に音声を入力するためのマイクロフォンのジャックを差し込むマイクジャック68とが設けられている。さらに、テンキー21の右には、キーを低くするフラットキー29と、キーを標準にする標準キー30と、キーを高くするシャープキー31とが設けられており、それらキーの下には、ボーカルのメロディーラインの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けられている。
【0028】
また、それらボタンの下には、カラオケとBGMとを切り替えるカラオケ切替ボタン35と、LAN回線7を介して入力されるデータを曲データからB室のビデオカメラ4で撮影された映像、有線放送およびテレビ放送などに切り替える入力切替ボタン36と、モニタ12,14の表示を背景映像からサーバー8などが提供しているサービス情報の映像に切り替えるサービスボタン37とが設けられている。
【0029】
また、図3(B)に示すように、コマンダ20の背面パネルには、LAN回線7を接続する通信端子40が設けられており、この通信端子40の右方には、DVDプレーヤ6のインターフェースと接続されるコネクタ61と、DVDプレーヤ6の映像出力端子と接続される映像入力端子58と、ビデオカメラ4の映像出力と接続されるコネクタ62とが設けられている。さらに、コネクタ62の右方には、モニタ12の映像入力端子と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子と接続される映像出力端子43と、アンプ16の音声入力端子と接続される音声出力端子41とが設けられている。
【0030】
次に、上記コマンダ20の制御系の構成について図4および図5(A)を参照して説明する。
図4は、コマンダ20の制御系の主要構成をブロックで示す説明図であり、図5(A)は、曲データの主要構成をブロックで示す説明図である。
最初に、曲データの主要構成について図5(A)を参照して説明する。
曲データ100は、再生する背景映像の種類や再生順序などの再生スケジュールを指示する再生方法指示コマンド102、歌詞テロップを示す歌詞テロップデータ104、曲の演奏部分を示す演奏データ106などから構成される。
なお、演奏データ106は、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データで構成されている。
【0031】
次に、コマンダ20の制御系の主要構成について図4を参照して説明する。
コマンダ20には、B室のカラオケ装置Bおよびサーバー8との通信制御、選曲、サーバー8に対する曲データ100の送信要求、曲データ100の受信、DVDプレーヤ6に対する各種コマンドの送信、曲の演奏順序の予約、音声制御、映像制御などをプログラムにしたがって行うCPU45が備えられている。CPU45には、このCPU45により実行される各種プログラムなどが記憶されたROM46と、カラオケ装置Bおよびサーバー8に対するデータの送受信、およびサーバー8から送信される曲データ100を受信するためのLANボード49と、このLANボード49により受信されたデータ、曲データ100、リモコン70から送信されるコマンドデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM47とが接続されている。
【0032】
また、CPU45には、B室およびサーバーから送信されたメッセージ、カラオケ装置Aが備える機能を説明するメッセージ、歌詞テロップを構成する文字、選曲番号、カラオケ装置Aの動作状態などを示す文字をモニタ12,14に表示するためのフォントデータが記憶されたフォントROM44と、このフォントROM44から読出され、ビットマップデータに展開されたデータを一時記憶するビデオRAM48とが接続されている。さらに、CPU45には、B室へ音声データを送信するために用いるマイクロフォン67からマイクジャック68を介して入力された音声信号をデジタル音声データに変換する変換回路69が接続されている。
【0033】
また、CPU45には、曲データ100に含まれる演奏データ133を構成するMIDIデータをROM46に格納されているシーケンサプログラムによりMIDI音源52へ書込む制御を行う。また、CPU45には、MIDI音源52から出力される音源信号を入力してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路50が接続されている。この音声制御回路50には、イヤホン11により再生される音声を増幅するための増幅回路66が接続されている。
【0034】
また、CPU45には、DVDプレーヤ6との間でコマンドなどの入出力を行うためのインターフェース59と、B室から送信されたMPEG1の映像データをアナログの映像信号に変換するデコーダ64と、ビデオカメラ4からコネクタ62を介して入力された映像信号をMPEG1データに変換するエンコーダ63とが接続されている。さらに、CPU45には、DVDプレーヤ6からインターフェース59を介して入力された背景映像信号、デコーダ64から出力された映像信号などをモニタ12,14により表示するための表示信号に変換したり、ビデオRAM48から出力されるビットマップデータを文字映像に変換したりする映像制御回路54が接続されている。
【0035】
映像制御回路54は、モニタ12の表示画面を説明する図13に示すように、背景映像300の中に歌詞テロップ302をスーパーインポーズして表示する制御、図12(A)に示すように、B室から送信されたB室の映像310を表示する制御、同図(B)に示すように、背景映像300の中にB室の映像310および歌詞テロップ302をスーパーインポーズする制御、曲の進行にしたがって歌詞テロップ302の表示色を変える制御などを行う。
【0036】
また、CPU45には、受光部38により受信された光信号をデジタル信号に変換する変換回路55と、コマンダ20の前面パネルに設けられた各種ボタンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示体23および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路56と、上記各種ボタンやつまみを押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路57とが接続されている。
【0037】
次にリモコン70の構成についてその外観を示す図6を参照して説明する。
リモコン70の上面上方には、選曲番号をバックライト付きの液晶で表示する選曲番号表示部71が設けられており、その下方には、コマンダ20のカラオケ切替ボタン35と同じ作用をするカラオケ切替ボタン72と、コマンダ20の入力切替ボタン36と同じ作用をする外部映像ボタン73と、サーバー8が用意しているテレビゲームを行う状態に切替えるゲームボタン74とが設けられている。
【0038】
また、それらボタンの下方には、曲間や曲の再生終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定するための拍手ボタン75と、コマンダ20に設けられたキーと同じ作用をするフラットキー76と、シャープキー77とが設けられており、それらの下方には、コマンダ20に設けられたものと同じ作用をするテンキー78と、選曲ボタン79と、演奏停止ボタン80と、歌い直しボタン81と、取り消しボタン82と、割り込みボタン83とが設けられている。さらに、割り込みボタン83の右には、ボーカルメロディーの音量を小さくするマイナスボタン84と、音量を大きくするプラスボタン85とが設けられている。
なお、テンキー78の「1」〜「8」には、それぞれ部屋番号に対応する「A」〜「H」の文字が印刷されており、テンキー78は、選曲のほか、通信を行いたい部屋を選択する場合にも用いる。
【0039】
また、それらボタンの下方には、B室とLAN回線7を介してデータの送受信を行うことによりコミュニケーションを図る場合に押すコミュニケーションボタン86と、テンキー78を押して選択された部屋番号を確定する場合に押す確定ボタン87と、B室からデータの送信要求があった場合に、その送信要求に応える旨の返事をする場合に押すOKボタン88と、その送信要求に応えない旨の返事をする場合に押すNOボタン89と、B室と通信を行う場合に押す通信ボタン90と、ビデオカメラ4を撮影状態にするための撮影ボタン91とが設けられている。
なお、上記各ボタンなどを押すと、その押したボタンの種類に対応した光信号が、リモコン70の先端部に設けられた発信窓92から発信される。
【0040】
次に、カラオケ装置Aの一連の動作について図7ないし図10を参照して説明する。
図7は、選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処理内容を示すフローチャートであり、図8は、カラオケ装置Bと通信を行うためにCPU45により実行される通信タスクの内容を示すフローチャートである。図9は、カラオケ装置AおよびB間の相互通信を制御するためにサーバー8のCPU8bにより実行される相互通信制御タスクの内容を示すフローチャートであり、図10は、カラオケ装置Aと通信を行うためにカラオケ装置BのCPU45により実行される通信タスクの内容を示すフローチャートである。
【0041】
まず、カラオケ装置Aの利用者が、コマンダ20の電源ボタン39を押して電源を立ち上げると、それに連動してアンプ16、DVDプレーヤ6およびモニタ12,14の電源が立ち上がり、コマンダ20の電源の立ち上げが検出されると(図7のステップ100:Yes)、通信タスクが起動され(ステップ120)、モニタ12,14の画面に「このカラオケ装置は、他の部屋と通信を行うことができます。他の部屋と通信を行う場合は、リモコンのコミュニケーションボタンを押してください。」という内容のメッセージ映像が表示される(ステップ140)。
【0042】
ここで、本発明の特徴であるステップ120において起動された通信タスクについて図8ないし図10を参照して説明する。
CPU45は、カラオケ装置Aの利用者が、リモコン70のコミュニケーションボタン86を押したことを検出すると(図8のステップ10)、モニタ12,14に「リモコンのAからHのうち、通信を行いたい部屋の番号を押してください。番号を間違えた場合は、取消ボタンを押してください。部屋の番号を押した後に確定ボタンを押してください。」というメッセージを表示させる(ステップ12)。そして、利用者がリモコン70のテンキー78の「B」を押し(ステップ14)、確定ボタン87を押したことを検出すると(ステップ16)、カラオケ装置Bとの通信を要求することを示す通信要求信号110を送信する(ステップ18)。
【0043】
この通信要求信号110は、その主要構成をブロックで表した図5(B)に示すように、通信要求信号110の送信先であるサーバー8のアドレスを示すサーバーアドレス112、カラオケ装置Aからカラオケ装置Bへの通信要求の内容を示す通信要求コマンド114、カラオケ装置AのアドレスAおよびカラオケ装置BのアドレスBから構成される。
カラオケ装置Aから送信された通信要求信号110は、サーバー8により受信され、この受信をサーバー8のCPU8bが検出すると(図9のステップ50)、CPU8bは、通信要求信号110のアドレスBにより示されるアドレスのカラオケ装置、つまりカラオケ装置Bへ、カラオケ装置Aとの通信を許容するか否かの確認をするための許容確認信号120を送信する(ステップ52)。
【0044】
この許容確認信号120は、その主要構成をブロックで表した図5(C)に示すように、許容確認信号120の送信先であるカラオケ装置BのアドレスB、通信の許容を確認する内容を示す許容確認コマンド122および許容確認の内容を示すメッセージをカラオケ装置Bに備えられたモニタに表示するためのメッセージデータ124から構成される。このメッセージデータは、テキストデータで構成される。
サーバー8から送信された許容確認信号120は、カラオケ装置Bにより受信され、この受信をカラオケ装置BのCPU45が検出すると(ステップ70)、CPU45は、許容確認信号120のメッセージデータ124により示されるメッセージをフォントROM44、ビデオRAM48および映像制御回路54を用いてモニタ12,14に表示する(ステップ72)。
【0045】
このメッセージは、たとえば「A室の人が通信を行いたいと言っています。通信状態に設定される場合は、リモコンのOKボタンを、設定されない場合は、NOボタンを押してください。」という内容である。そして、CPU45は、カラオケ装置Bの利用者が、リモコン70のOKボタン88、または、NOボタン89を押したことを検出すると(ステップ74)、カラオケ装置Aとの通信を許可するか否かを示す返信信号130をサーバー8へ送信する(ステップ76)。
この返信信号130は、その主要構成をブロックで表す図5(D)に示すように、サーバーアドレス112、カラオケ装置Aとの通信を許可するか否かの内容を示す返信コマンド132およびアドレスBから構成される。
【0046】
サーバー8のCPU8bは、返信信号130の受信を検出すると(ステップ54)、その返信信号130の返信コマンド132により示される内容が、カラオケ装置Aとの通信を許可するものか許可しないものかを判定し(ステップ56)、許可するものである場合は(ステップ56:Yes)、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置B間を相互通信モードに設定する(ステップ58)。
つまり、サーバー8は、カラオケ装置Aから送信される信号を受信した場合は、その信号をカラオケ装置Bへのみ送信し、カラオケ装置Bから送信される信号を受信した場合は、その信号をカラオケ装置Aへのみ送信する。
これにより、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置B双方の通信の秘密を守ることができる。
【0047】
そして、サーバー8のCPU8bは、カラオケ装置Bが通信を許可したこと、または、許可しなかったことを知らせるための返信内容表示信号140をカラオケ装置Aへ送信する(ステップ60)。この返信内容表示信号140は、その主要構成をブロックで示す図5(E)に示すように、アドレスAおよび通信の許可の内容を示すメッセージをカラオケ装置Aに備えられたモニタに表示するためのメッセージデータ142から構成される。このメッセージデータは、テキストデータで構成される。
カラオケ装置AのCPU45は、返信内容表示信号を検出すると(ステップ20)、返信内容表示信号140のメッセージデータ142により示されるメッセージをフォントROM44、ビデオRAM48および映像制御回路54を用いてモニタ12,14に表示する(ステップ22)。このメッセージは、たとえば「B室との通信が可能となりました。通信をされる場合は、リモコンの通信ボタンを押してください。」、または、「B室との通信はできません。」という内容である。
【0048】
そして、CPU45は、上記メッセージの内容が、B室との通信を許可するものであることを検出し(ステップ24)、カラオケ装置Aの利用者が、リモコン70の通信ボタン90を押したことを検出すると(ステップ26)、カラオケ装置Aをカラオケ装置Bへ通信を行う状態に切替える(ステップ28)。そして、コマンダ20に接続されたマイクロフォン67から音声を入力すると(ステップ30)、マイクロフォン67から入力された音声信号は、変換回路69によりデジタルの音声データに変換され、この音声データは、LANボード49からLAN回線7を介してサーバー8へ送信される(ステップ32)。
【0049】
カラオケ装置Aからサーバー8へ送信される送信データは、その主要構成を示す図5(F)に示すように、サーバーアドレス、アドレスB、音声データ152およびアドレスAから構成される。
そして、サーバー8は、カラオケ装置Aから送信された送信データ150を受信すると(ステップ62)、この受信した送信データ150をカラオケ装置Bへ送信する(ステップ64)。続いて、カラオケ装置BのCPU45は、サーバー8から送信された送信データ150を受信すると(ステップ78、80)、図11(B)に示すように、モニタ12,14の画面にA室からメッセージが入ったことを示すメッセージ映像312を表示する。
【0050】
続いて、受信した送信データ150が有する音声データ152は、音声制御回路50に入力され、アナログの音声信号に変換され、この音声信号は、増幅回路66によりボリュームつまみ67の回転量に対応した大きさに増幅され、イヤホンジャック65を介してイヤホン11へ出力される(ステップ82)。そして、B室にいる者は、イヤホン11を耳に装着してA室から送信された音声を聞くことができる。
【0051】
次に、B室の者が、リモコン70の通信ボタン90を押すと(ステップ84)、カラオケ装置BはA室と通信を行う状態に設定される(ステップ86)。続いて、コマンダ20に接続されたマイクロフォン67から音声を入力すると(ステップ88)、マイクロフォン67から入力された音声信号は、変換回路69によりデジタルの音声データに変換され、この音声データは、LANボード49からLAN回線7を介してサーバー8へ返信される(ステップ90)。
【0052】
カラオケ装置Bからサーバー8へ返信される返信データは、その主要構成を示す図5(G)に示すように、サーバーアドレス、アドレスA、音声データ152およびアドレスBから構成される。
そして、サーバー8は、カラオケ装置Bから送信された返信データ160を受信すると(ステップ62)、この受信した返信データ160をカラオケ装置Bへ送信する(ステップ64)。続いて、カラオケ装置AのCPU45は、サーバー8から送信された返信データ160を受信すると(ステップ34、36)、モニタ12,14の画面にB室からメッセージが入ったことを示すメッセージ映像312を表示する。
【0053】
続いて、受信した返信データ160が有する音声データ162は、音声制御回路50に入力され、アナログの音声信号に変換され、この音声信号は、増幅回路66によりボリュームつまみ67の回転量に対応した大きさに増幅され、イヤホンジャック65を介してイヤホン11へ出力される(ステップ38)。そして、A室にいる者は、イヤホン11を耳に装着してB室から送信された音声を聞くことができる。
【0054】
以降、A室およびB室の相互間で音声で通信を行うことができ、A室、または、B室にいる者がリモコン70のコミュニケーションボタン86をOFFにすると、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置B間の相互通信モードの設定を解除する信号がサーバー8へ送信され(ステップ42、94)、サーバー8のCPU8bは、相互通信モードの設定を解除する(ステップ68)。
【0055】
また、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置B相互間で、文字映像をモニタ12,14に表示して通信を行うこともできる。
たとえば、図11(A)に示すように、モニタ12の画面にカタカナ、符号およびアルファベットなどのタッチスイッチから構成されるタッチスクリーン320を表示する。そして、タッチスクリーン320の文字および符号を組み合わせてメッセージを作り、このメッセージを相手の部屋へテキストデータとして送信し、このテキストデータを相手の部屋において文字映像に変換してモニタ12,14に表示する。
この通信手段によれば、映像によりメッセージを通信できるため、カラオケの最中でイヤホンからの音を聞き取りにくい場合であっても、メッセージの内容を知ることができる。
【0056】
さらに、相手の部屋の様子や相手の部屋で歌っている者の姿を見たい場合などには、部屋に備えられたビデオカメラ4により撮影された映像を受信し、この受信した映像をモニタ12,14に表示して見ることができる。この場合は、相手の部屋に対してビデオカメラ4により撮影された映像を送信するよう要求する要求信号を音声、または、メッセージ映像により行う。そして、相手の部屋は、ビデオカメラ4を作動させて映像を送信する。ビデオカメラ4は、リモコン70の撮影ボタン91を押して作動し、ビデオカメラ4により撮影された映像を示す映像データは、コネクタ62を介してエンコーダ63に入力され、このエンコーダ63によりMPEG1の映像データに変換され、LANボード49からLAN回線7を介して上記要求信号を送信したカラオケ装置へ送信される。
【0057】
そして、上記映像データを受信したカラオケ装置は、受信した映像データをデコーダ回路によりアナログの映像信号に変換するとともに、その映像信号を映像制御回路54によりモニタ12,14に表示するための表示信号に変換し、その表示信号に基づいて図12に示すようにモニタ12,14に相手の部屋の映像を表示する。
このように、ビデオカメラ4により撮影された映像を通信することにより、部屋へ直接行かなくても、その部屋の様子を見ることができる。
【0058】
次に、選曲から曲データの再生までのCPU45の処理内容について図7を参照して説明する。
カラオケ装置Aの利用者が、リモコン70の選曲番号に対応するテンキー78を押すと、その押すごとにテンキー78に対応する番号が選曲番号表示部23、71に表示され、最後の数字のテンキー78を押してから選曲ボタン79を押すと、選曲が終了したと判定され(ステップ160)、その選曲された曲の曲データ100の送信を要求するリクエスト信号が通信回線15を介してサーバー8へ送信される(ステップ180)。
【0059】
そして、サーバー8は、自己のHDD8gから上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲データ100を検索して読出し、その読出された曲データ100は、LAN回線7を介してコマンダ20の通信端子40を経てLANボード49により受信される(ステップ200)。続いて、その受信された曲データ100は、RAM47に一時保存され(ステップ220)、続いて、RAM47から曲データ100が読出され(ステップ240)、この読出された曲データ100に含まれる再生方法指示コマンド131は、インターフェース59を介してDVDプレーヤ6へ送信される。
【0060】
再生方法指示コマンド131は、たとえば、「PROG:7899.1:A459.E:・・・BASE.P:[CR]」で示されるデータを有する。これら各データは、背景映像のジャンルおよびファイル名を指定するものであり、これら各データは、DVDプレーヤ6に内蔵されたRAMに設定された再生方法指示テーブルの先頭から順にそれぞれ登録される。そして、その再生方法指示テーブルに登録された順に対応するファイルの背景映像データがDVDプレーヤ6に装填されたDVDから読出され、映像制御回路54を介してモニタ12,14に背景映像300として順次表示される(ステップ260)。
【0061】
そして、コマンダ20のRAM47から読出された曲データ100に含まれる演奏データ133を構成するMIDIデータは、ROM46に格納されているシーケンサプログラムによりMIDI音源52に書き込まれる。そして、MIDI音源52から出力される音源信号は、音声制御回路50へ出力され、アンプ16により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、アンプ16へ出力される。そして、その出力された音楽信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13へ出力され、スピーカ13によって演奏音として再生される(ステップ280)。
【0062】
また、曲データ100に含まれる歌詞テロップデータ104に対応するフォントデータが、フォントROM44から読み出され、この読出されたフォントデータはビットマップデータに展開され、ビデオRAM48に保存される。続いて、そのビットマップデータは、映像制御回路54へ出力されるとともに、その映像制御回路54により、モニタ12,14に表示可能な表示信号に変換され、図19に示すように、モニタ12,14に歌詞テロップ302が表示される。(ステップ300)。
【0063】
また、歌唱者3によりマイクロフォン17から入力された音声信号は、アンプ16において上記音楽信号とミキシングされ、このミキシングされたミキシング信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。そして、その出力されたミキシング信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13へ出力され、スピーカ13によってミキシング音として再生される。
つまり、歌唱者3は、自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出された背景映像300および歌詞テロップ302を見ながらマイクロフォン17を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0064】
そして、曲データ100の再生が終了すると(ステップ320:Yes)、RAM47に予約された選曲番号データが記憶されているかを判定し(ステップ340)、記憶されている場合は(ステップ340:Yes)、その記憶されている選曲番号データをRAM47から読出し(ステップ360)、ステップ100ないしステップ300を実行して予約曲を再生する準備を行う。
【0065】
以上のように、本発明実施形態のカラオケシステム1によれば、マイクロフォン67およびイヤホン11を用いてA室およびB室間で音声で通信を行うことができる。また、文字や符号で構成されたメッセージを示す映像をモニタ12,14に表示して通信を行うこともできる。さらに、ビデオカメラ4で撮影された相手の部屋の様子をモニタ12,14に表示して見ることもできる。
つまり、他の部屋へ直接足を運ばなくても、容易に他の部屋の者と話をしたり、他の部屋の様子を見たりすることができる。
【0066】
なお、上記実施形態では、相手の部屋から送信された音声を聞く手段としてイヤホン11を用いたが、ヘッドホンを用いることができることは勿論、スピーカ13、または、通信専用のスピーカを設けて音声を再生することもできる。また、上記実施形態では、音声を入力する手段として専用のマイクロフォン67を用いたが、カラオケ用のマイクロフォン17,18を用いることもできる。さらに、コマンダ20が受信したデータをリモコン70へ送信し、この送信されたデータをリモコン70により再生する構成にすることもできる。この場合、コマンダ20には、データを送信する送信装置が設けられ、リモコン70には、コマンダ20から送信されるデータを受信する受信装置、受信したデータを再生する再生装置が設けられる。この再生装置としては、たとえば、イヤホンにより再生するための再生装置、選曲番号表示部71にメッセージを表示するための再生装置などを用いる。
【0067】
また、上記実施形態では、リアルタイムで通信を行う場合を説明したが、たとえば、コマンダ20の内部にHDDを設け、そのHDDに受信したデータを蓄積し、そのデータを再生したいときに再生できるように構成することもできる。この場合、たとえば、その再生を行うための再生ボタンをリモコン70、または、コマンダ20に設ける。
さらに、モニタ12,14の画面の中に通信専用の画面の領域を作成し、その領域内にメッセージ映像やビデオカメラ4により撮影された映像を表示することもできる。
なお、上記各実施形態では、本発明の楽音再生システムとして通信カラオケシステムを代表に説明したが、曲データが記憶された記憶媒体を再生する再生装置が備えられた、いわゆる通信カラオケ装置ではないカラオケ装置にも本発明を適用できる。
【0068】
ところで、マイクロフォン67、ビデオカメラ4およびタッチスクリーン320が、本発明の情報入力手段に相当し、CPU45により実行されるステップ30が、本発明の情報入力手段として機能する。また、ステップ32が、本発明の情報送信手段として機能し、ステップ36が情報受信手段として機能し、ステップ38が情報再生手段として機能する。
さらに、CPU8bにより実行されるステップ50からステップ68が、本発明の通信状態設定手段として機能する。なお、この通信状態設定手段としての機能をカラオケ装置内に持たせ、サーバー8を介さずに直接部屋間で通信を行うようにすることもできる。
また、テンキー78が本発明の指定手段に相当し、CPU45により実行されるステップ14およびステップ16が指定手段として機能する。また、DVDプレーヤ、モニタ12,14が映像表示手段に相当する。
【0069】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、自分の部屋の様子や話の内容などを情報入力手段により、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報として入力し、この入力された情報を情報送信手段によりLAN回線を介してサーバー経由で他の部屋へ送信することができる。そして、その送信された情報は、他の部屋の情報受信手段により受信され、この受信された情報は情報再生手段により再生することができる。
したがって、自分の部屋に居ながらにして、他の部屋の様子を知ることができるし、他の部屋の者と話をすることもできるため、たいへん便利である。
また、情報の送信または受信を要求される側の被要求側楽音再生装置が、情報の送信または受信を許容しない場合は、情報の送信または受信を要求する側の要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間で情報の送信または受信を行うことができない。
したがって、情報の送受信を要求してきた相手が、情報の送受信を行いたくない相手である場合は、上記返信信号を送信しないことにより、その相手との回線を通信禁止状態に設定できる。
たとえば、発明の実施の形態に記載するように、どのカラオケ装置間においてもデータの相互通信ができるようにしておくと、見知らぬ者から送信された情報を受信した場合に、その者と情報の相互通信を行いたくない場合は、その者との回線を通信禁止状態に設定することにより、その者から通信を強要されたり、カラオケの邪魔をされたりする事態を回避できる。
さらに、楽曲情報を送信するLAN回線を用いて情報を送信するため、情報送信のための専用の通信手段を別途設ける必要がない。
たとえば、発明の実施の形態に記載するように、各部屋に設けられたカラオケ装置およ び管理室に設けられたサーバーをLAN回線により相互に接続することにより、楽曲情報たる曲データおよび情報たるデータの送受信を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のカラオケシステムの主要構成をブロックで示す説明図である。
【図2】 A室に設置されたカラオケ装置を用いてカラオケをしている様子を示す説明図である。
【図3】 (A)は、図1に示すカラオケ装置に備えられたコマンダの前面パネルの説明図であり、(B)は、そのコマンダの背面パネルの説明図である。
【図4】 図3に示すコマンダの制御系の構成をブロックで示す説明図である。
【図5】 (A)は曲データの主要構成をブロックで示す説明図であり、(B)は通信要求信号の主要構成をブロックで示す説明図であり、(C)は許容確認信号の主要構成をブロックで示す説明図であり、(D)は返信信号の主要構成をブロックで示す説明図であり、(E)は返信内容表示信号の主要構成をブロックで示す説明図であり、(F)は送信データの主要構成をブロックで示す説明図であり、(G)は返信データの主要構成をブロックで示す説明図である。
【図6】 リモコン70の外観を示す説明図である。
【図7】 選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】 カラオケ装置Bと通信を行うためにカラオケ装置AのCPU45により実行される通信タスクの内容を示すフローチャートである。
【図9】 カラオケ装置AおよびB間の相互通信を制御するためにサーバー8のCPU8bにより実行される相互通信制御タスクの内容を示すフローチャートである。
【図10】 カラオケ装置Aと通信を行うためにカラオケ装置BのCPU45により実行される通信タスクの内容を示すフローチャートである。
【図11】 (A)はモニタ12の画面に表示されたタッチスクリーンの説明図であり、(B)はモニタ12の画面に表示されたメッセージ映像の説明図である。
【図12】 (A)はモニタ12の画面に表示されたB室の映像を示す説明図であり、(B)はモニタ12の背景映像の中にB室の映像および歌詞テロップがスーパーインポーズされた状態を示す説明図である。
【図13】 歌詞テロップおよび背景映像が表示されたモニタ12の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 通信カラオケシステム
2 部屋
4 ビデオカメラ
6 DVDプレーヤ
8 サーバー
10 カラオケ装置
11 イヤホン
13 スピーカ
12,14 モニタ
16 アンプ
17,67 マイク
20 コマンダ
45,8b CPU
70 リモコン
86 コミュニケーションボタン
90 通信ボタン
300 背景映像
302 歌詞テロップ
310 B室の映像
312 メッセージ映像
320 タッチスクリーン
Claims (6)
- 楽音により構成される楽曲を示す楽曲情報を再生するとともに、この楽曲情報が再生される際にマイクロフォンを通して入力される歌唱者の歌唱音声を再生する楽音再生装置が複数の部屋のそれぞれに備えられた楽音再生システムにおいて、
各楽音再生装置へ前記楽曲情報を送信するサーバーを備えており、
前記各楽音再生装置間と、前記各楽音再生装置および前記サーバー間とは、それぞれLAN回線により接続されており、
前記各楽音再生装置は、それぞれ前記サーバーから前記LAN回線を介して送信された前記楽曲情報を再生し、
前記楽音再生装置のうちの少なくとも2つ以上の楽音再生装置には、
前記楽曲情報により示される楽曲の歌詞を示す歌詞映像およびその歌詞映像の背景に表示する背景映像を表示する映像表示手段と、
文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を入力する情報入力手段と、
この情報入力手段により入力された情報を前記LAN回線を介して前記サーバー経由で他の楽音再生装置へ送信する情報送信手段と、
他の楽音再生装置に備えられた情報送信手段により前記LAN回線を介して前記サーバー経由で送信された情報を受信する情報受信手段と、
この情報受信手段により受信された情報を再生する情報再生手段と、
がそれぞれ備えられており、
前記サーバーは、
前記情報の送信または受信を要求する側の要求側楽音再生装置から前記要求を示す要求信号を前記LAN回線を介して受信する要求信号受信処理と、
前記要求信号受信処理により前記要求信号を受信した場合に、前記要求側楽音再生装置との通信を許容するか否かの確認をするための許容確認信号を、前記情報の送信または受信を要求される側の被要求側楽音再生装置へ送信する許容確認信号送信処理と、
前記許容確認信号を受信した前記被要求側楽音再生装置から送信された、前記要求側楽音再生装置との通信を許可するか否かを示す返信信号を受信する返信信号受信処理と、
前記返信信号受信処理により受信された返信信号が、前記要求側楽音再生装置との通信を許可するものであるか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理において肯定判定した場合に前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定する通信許容状態設定処理と、
前記判定処理の結果を示す返信内容表示信号を前記要求側楽音再生装置へ送信する返信内容表示信号送信処理と、を実行することを特徴とする楽音再生システム。 - 前記少なくとも2つ以上の楽音再生装置には、
前記情報を送信する他の楽音再生装置を指定する指定手段がそれぞれ備えられており、
前記情報送信手段は、
前記サーバーが、前記通信許容状態設定処理により、前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定した場合に、前記指定手段により指定された楽音再生装置へ前記情報入力手段により入力された情報を前記LAN回線を介して前記サーバー経由で送信するものであることを特徴とする請求項1に記載の楽音再生システム。 - 前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置は、前記サーバーが、前記通信許容状態設定処理により、前記要求側楽音再生装置および被要求側楽音再生装置間を通信許容状態に設定した後に、文字情報、映像情報および音声情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を相互に通信可能になることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽音再生システム。
- 前記情報再生手段は、
前記情報受信手段により受信された映像情報を前記背景映像と共に表示するものであることを特徴とする請求項3に記載の楽音再生システム。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生システムにおける前記少なくとも2つ以上の楽音再生装置であって、
前記サーバーから前記LAN回線を介して送信された前記楽曲情報を再生し、前記情報入力手段と、前記情報送信手段と、前記情報受信手段と、前記情報再生手段とをそれぞれ備えており、さらに、前記要求信号を前記LAN回線を介して前記サーバーへ送信する要求信号送信処理と、前記サーバーから送信された前記許容確認信号を受信する許容確認信号受信処理と、前記返信信号を前記サーバーへ送信する返信信号送信処理と、前記サーバーから送信された前記返信内容表示信号を受信する返信内容表示信号受信処理とをそれぞれ実行し、
前記被要求側楽音再生装置の前記情報再生手段は、前記許容確認信号受信処理により受信された前記許容確認信号に含まれるメッセージデータにより示されるメッセージを自身が有する前記映像表示手段に表示し、
前記要求側楽音再生装置の前記情報再生手段は、前記返信内容表示信号受信処理により受信された前記返信内容表示信号に含まれるメッセージデータにより示されるメッセージを自身が有する前記映像表示手段に表示することを特徴とする楽音再生装置。 - 前記少なくとも2つ以上の楽音再生装置のうち、少なくとも1つの楽音再生装置は、前記サーバーが実行する前記各処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の楽音再生装置。
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