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JPH097307A - 記憶装置及びフォーマット方法 - Google Patents

記憶装置及びフォーマット方法

Info

Publication number
JPH097307A
JPH097307A JP7151910A JP15191095A JPH097307A JP H097307 A JPH097307 A JP H097307A JP 7151910 A JP7151910 A JP 7151910A JP 15191095 A JP15191095 A JP 15191095A JP H097307 A JPH097307 A JP H097307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
cylinder
cylinders
sectors
predetermined number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7151910A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Haratani
圭一 原谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7151910A priority Critical patent/JPH097307A/ja
Priority to US08/623,919 priority patent/US5838511A/en
Publication of JPH097307A publication Critical patent/JPH097307A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting
    • G11B5/59655Sector, sample or burst servo format
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B20/1217Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
    • G11B21/106Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following on disks
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/30Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
    • G11B27/3027Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording used signal is digitally coded
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディスク媒体の目的シリンダにヘッ
ドを位置決めして情報の記録再生を行う記録再生装置に
関し、オフトラック時の誤訂正によるデータ破壊を防止
して信頼性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 磁気ディスク31上のシリンダに形成される
セクタ32が、隣接するシリンダn,n+1間で同一位
相を含まずにセクタ長の範囲内で位相ずれを有して形成
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク媒体の目的シ
リンダにヘッドを位置決めして情報の記録再生を行う記
録再生装置に関する。近年、記録再生装置としての磁気
ディスク装置はデータの高密度化が進み、記録媒体であ
るディスク媒体のトラックピッチが縮小してきている。
一方、データの高速化、高信頼化の要求に伴い、データ
エラーの検出、訂正機能を備えるようになってきてい
る。そのため、トラックピッチの縮小に伴うオフトラッ
ク時の誤訂正による破壊を防止する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図18に、従来の磁気ディスク装置の構
成斜視図を示す。図18に示す磁気ディスク装置11
は、ベース12上のエンクロージャ13内において、ス
ピンドル機構14のスピンドル14aに所定数の磁気デ
ィスク15が回転自在に取り付けられる。
【0003】一方、アクチュエータ16は、先端に磁気
ヘッド17を搭載した支持ばね機構18が取り付けられ
た所定数のアーム19が回転軸20に固定される。アー
ム19における回転軸20の磁気ヘッド17の反対側に
はボイスコイル21a、マグネット21bで構成される
駆動手段であるボイスコイルモータ(VCM)21が設
けられる。
【0004】また、VCM21にはヘッドIC22a等
が実装されたプリント基板22がFPC(フレキシブル
プリント板)23を介して接続される。そして、エンク
ロージャ13上にシール部材24を介してカバー25が
取り付けられたものである。
【0005】このような磁気ディスク装置11において
は、磁気ヘッド17を磁気ディスク15の所定のシリン
ダ上に正しく位置決めするシーク制御を行うために、予
め磁気ディスク15上に記録してあるサーボ情報をリー
ドしながら閉ループサーボ制御により磁気ヘッド17の
シーク制御を行っている。
【0006】このサーボ制御には、サーボ面サーボとデ
ータ面サーボとがあり、サーボ面サーボは専用のサーボ
面にサーボ情報が記録され、データ面サーボはデータ面
にサーボ情報が記録されている。サーボ情報はデータ面
サーボの場合は予めサーボトラックライタが接続され
て、ヘッドに対してデークを転送して記録され、サーボ
面サーボの場合はサーボ面に記録される。最近のサーボ
面サーボはデータ面にもサーボ情報を記録している。
【0007】そこで、図19に、従来の磁気ディスクの
セクタフォーマットの説明図を示す。図19(A)は磁
気ディスク15の平面概略図であり、ここではデータ面
サーボのものを示している。従って、磁気ディスク15
上には中心より放射状に等間隔に所定数のサーボ情報2
6が各シリンダごとに予め記録され、このサーボ情報2
6間(サーボフレーム)がデータ領域27となる。
【0008】このデータ領域27には、図19(B)に
示すようなセクタ28が各シリンダごとに所定数フォー
マッティングされており、セクタ28は記録再生のため
の情報が予め記録されるID部28aと、情報を記録再
生するデータ部28bと、ECC(Error Correction Co
de) が予め記録されるECC部28cとを備える。な
お、近年、高密度記録の要請からID部28aを省略す
ることも行われている。
【0009】ID部28aはSB,ヘッドNo, トラック
No, フラグ情報, CRCがサーボフレームを基準に順次
記録される。また、データ部28bは、PLO,SB,
データ記録部,ECC,WRRがID部から所定のギャ
ップをあけて記録される。そして、シリンダ・セクタの
フォーマットは、フォーマッタ、すなわち、ディスク装
置のハードディスクコントローラ(HDC)によりフォ
ーマット情報が転送されて、所定のクロックタイミング
でライトゲートが上がり、記録が開始される。
【0010】このようなセクタ28は、インデックスや
セクタ位置を示す信号を基準に磁気ディスク15の全面
にシリンダごとに同じ位相で記録(フォーマッティン
グ)される。また、等密度記録方式を用いる場合には、
磁気ディスク15の半径方向に所定数のゾーンを定め、
セクタ28を各ゾーンごとの範囲内で同じ位相にして記
録される。図19(A)のデータ領域27内の破線は各
セクタの先頭位置を示している。3.5インチ磁気ディ
スク装置では、機種によって異なるが、例えば1シリン
ダ当り60〜100セクタ、サーボフレーム64
(2n )で形成される。
【0011】一方、磁気ディスク装置11には、回転待
ち時間を短縮させるために、シリンダごとに位相の同じ
セクタに対して目的シリンダの目的セクタにヘッドを移
動させる時間に相当する磁気ディスク15の回転角度分
の位相差を持たせて例えばリードオンタイミングの制御
が行われてきている。従って、高密度化によるトラック
ピッチの縮小によって隣接するシリンダ間のデッドスペ
ースが縮小することによって、隣接シリンダにおけるセ
クタ同士の位相が物理的に一致していると、オフトラッ
クにより隣のシリンダのデータを読み取る可能性が高く
なる。
【0012】ところで、サーボ面を持つ制御方式の場合
には、オフトラックを直ちに検出することができること
から、読み出しを中断し、適切なエラー処理やリトライ
処理を実行することができるが、サーボ情報がデータ面
に記録されたデータ面サーボの場合には、オフトラック
するタイミングによっては直ちにオフトラックを検出す
ることができず、サーボ情報を読み取るまで時間を要す
ることになり、その時間分リード処理が継続されること
になる。
【0013】一方、磁気ディスク装置11では誤り訂正
機能を備え、高速化の要求により読み取りに平行して自
動的にエラー訂正を実行し、データをホストに転送を行
う。すなわち、磁気ヘッド17がオフトラックした場合
に特にリードエラーが生じ易く、これを自動的にエラー
訂正を行うものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に外部からの衝撃、振動、ノイズ等により、ヘッドがリ
ード動作途中でオフトラックし、隣接するシリンダ上ま
でヘッドが移動した場合、シリンダ間が密着してきてい
るためにリードクロックの同期が外れることがなく読み
取るという場合がある。この場合、1セクタの読み取り
後、誤り訂正機能によりエラー検出されることから、訂
正不可能な場合には、再読み出しなどのリトライが実行
される場合が多い。
【0015】しかし、目的のセクタに書き込まれたデー
タと、誤って読み取ったセクタに書き込まれたデータが
誤り訂正能力の範囲内の違いしか無い場合には誤り訂正
機能が働き、結果的に誤った訂正を行ってデータ破壊を
生じて信頼性を低下させるという問題がある。
【0016】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、オフトラック時の誤訂正によるデータ破壊を防
止して信頼性の向上を図る記録再生装置を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の原理構
成図を示す。図1(A)は、情報の記録/再生を行う記
憶装置に使用される記録媒体としての例えば磁気ディス
ク31を示しており、磁気ディスク31には、図1
(B)に示すように所定のタイミング上にセクタ32が
所定数形成される。そして、請求項1に示すように、所
定の前記シリンダ上に形成される総ての前記セクタが、
少なくとも隣接するシリンダn,n+1上のセクタ32
とセクタ長の範囲内で位相ずれを有して形成されてなる
磁気ディスク31が使用される記憶装置が構成される。
【0018】請求項2では、請求項1記載の記録媒体
は、記憶する情報が記録されるデータ部を含む前記セク
タ、又は該データ及びID部を含む前記セクタが形成さ
れてなる。請求項3では、請求項1又は2記載の記録媒
体は、前記各シリンダに形成されるセクタのセクタ長が
同一であると共に、サーボ情報が記録されるサーボ領域
が所定数形成されるものであって、一の該サーボ領域内
における前記シリンダの奇数シリンダと偶数シリンダと
に形成されるセクタ同士が、前記セクタ長の範囲で位相
ずれを有して形成されてなる。
【0019】請求項4では、請求項1又は2記載の記録
媒体は、サーボ情報が記録されるサーボ領域が所定数形
成されると共に、前記セクタが該サーボ領域により分割
されて形成されるものであって、前記奇数シリンダと偶
数シリンダとに形成されるセクタの先頭が前記セクタ長
の範囲内で位相ずれを有して形成されてなる。
【0020】請求項5では、請求項4記載のサーボ領域
で分割される前記セクタの分割部分の先頭は、前記奇数
シリンダと偶数シリンダとの間で、該サーボ領域からの
ギャップ長を異ならせて形成されてなる。請求項6で
は、請求項4記載のサーボ領域で分割される前記セクタ
の分割部分の先頭は、前記奇数シリンダと偶数シリンダ
との間で、該サーボ領域からのギャップ長を同一に形成
されてなる。
【0021】請求項7では、請求項3又は4記載のセク
タが、少なくとも前記ID部とデータ部とが所定バイト
数離されて形成されるものであって、前記奇数シリンダ
と偶数シリンダとに形成される前記データ部同士が前記
セクタ長の範囲内で位相ずれを有して形成されてなる。
【0022】請求項8では、請求項7記載のデータ部
が、前記サーボ領域で分割され、該データ部の分割部分
の先頭が、前記奇数シリンダと偶数シリンダとの間で、
該サーボ領域からのギャップ長を異ならせて形成されて
なる。請求項9では、請求項7記載のデータ部が前記サ
ーボ領域で分割され、該データ部の分割部分の先頭が、
前記奇数シリンダと偶数シリンダとの間で、該サーボ領
域からのギャップ長を同一に形成されてなる。
【0023】請求項10では、各シリンダごとに所定数
のセクタが形成される所定数の記録媒体に対し、目的シ
リンダの目的セクタにヘッドを移動、位置決めして情報
の記録/再生を行う記憶装置において、前記記録媒体に
はサーボ情報が記録される所定数のサーボ領域が形成さ
れると共に、所定の前記シリンダ上に形成される前記セ
クタが、少なくとも隣接するシリンダ上のセクタと前後
の何れか方向で所定数の前記サーボ領域間隔で位相ずれ
を有して形成されてなる。
【0024】請求項11では、請求項10記載の記録媒
体は、前記各シリンダのうち、奇数シリンダと偶数シリ
ンダに形成されるセクタ同士が前記所定数のサーボ領域
間隔で位相ずれを有して形成されてなる。請求項12で
は、請求項10記載の記録媒体は、前記各シリンダに形
成されるセクタ同士が前後の何れか方向で前記所定数の
サーボ領域間隔で位相ずれを有して形成されてなる。
【0025】請求項13では、各シリンダごとに所定数
のセクタが形成される記録媒体に対し、目的シリンダの
目的セクタにヘッドを移動、位置決めして情報の記録/
再生を行う記憶装置において、前記記録媒体は、所定の
前記シリンダ上に形成される総てのセクタが、前記各シ
リンダ間で前後の何れか方向で前記セクタ長の範囲内で
位相ずれを有して形成されてなる。
【0026】請求項14では、請求項13の記録媒体
は、記録再生を行うためのID部を含むセクタ、又は該
ID部を含まない前記セクタが形成されてなる。請求項
15では、記録媒体に各シリンダごとに所定数のセクタ
が形成するフォーマットを行うフォーマット方法におい
て、前記記録媒体の所定のシリンダ上に所定数のセクタ
を順次形成するステップと、隣接するシリンダ上に前記
セクタとセクタ長の範囲内で位相をずらせて所定数のセ
クタを順次形成するステップと、総てのシリンダに対し
て、前記隣接するシリンダ上に当該シリンダのセクタと
セクタ長の範囲内で位相をずらせて所定数のセクタを順
次形成するステップと、を含んでフォーマット方法が構
成される。
【0027】請求項16では、請求項15記載のセクタ
は、記録再生を行うための情報が記録されるID部と記
憶する情報が記録されるデータ部とが分離されて形成さ
れるものであって、少なくとも前記データ部間で前記セ
クタ長の範囲内で位相をずらせて形成される。
【0028】請求項17では、請求項15又は16記載
の隣接するシリンダを奇数シリンダと偶数シリンダとに
分け、該奇数シリンダのセクタの先頭が同位相で形成さ
れると共に、該偶数シリンダのセクタの先頭同士が同位
相で形成される。請求項18では、請求項15記載の隣
接するシリンダ間であって、各シリンダで前記セクタが
前後の何れか方向でセクタ長の範囲内で位相をずらせて
形成される。
【0029】請求項19では、記録媒体の各シリンダご
とに所定数のセクタが形成されると共に、サーボ情報が
記録されるサーボ領域が所定数形成されるフォーマット
を行うフォーマット方法において、前記記録媒体の所定
のシリンダ上にセクタ情報を記録し、所定数のセクタを
順次形成するステップと、隣接するシリンダ上に前記セ
クタと所定数のサーボ領域間隔で位相をずらせてセクタ
情報を記録し、所定数のセクタを順次形成するステップ
と、総てのシリンダに対して、前記隣接するシリンダ上
に当該シリンダのセクタと前後の何れか方向で所定数の
サーボ領域間隔で位相をずらせて所定数のセクタを順次
形成するステップと、を含んでフォーマット方法が構成
される。
【0030】請求項20では、請求項19記載の隣接す
るシリンダを奇数シリンダと偶数シリンダとに分け、該
奇数シリンダのセクタ同士が同じ所定数のサーボ領域間
隔で形成されると共に、該偶数シリンダのセクタ同士が
同じ所定数のサーボ領域間隔で形成される。
【0031】請求項21では、請求項19記載の隣接す
るシリンダ間であって、総ての各シリンダで前記セクタ
が前後の何れか方向で所定数のサーボ領域間隔で位相を
ずらせて形成される。
【0032】
【作用】上述のように請求項1,2,3,15又は17
の発明では、記録媒体(磁気ディスク31)に、隣接す
るシリンダ上の適宜データ部を含む又はデータ部及びI
D部を含むセクタ(32)同士が、例えば一のサーボ領
域内の奇数シリンダ及び偶数シリンダ上でセクタ長の範
囲内で位相ずれを有して形成される。これにより、ヘッ
ドが所定のセクタのリード時にオフトラックで隣接のシ
リンダ上に位置されて隣接のセクタをリードした場合に
各セクタが類似データであっても訂正不可能なセクタ長
が変化することにより、確実に誤り訂正可能範囲を逸脱
することとなってリードエラーを生じ、誤訂正によるデ
ータ破壊を防止して信頼性を向上させることが可能とな
る。
【0033】請求項4乃至6の発明では、記録媒体に所
定数のサーボ領域が形成されて該サーボ領域でセクタが
分割された場合に、分割部分の先頭を適宜サーボ領域か
らのギャップ長を異ならせ、又は同一にして奇数シリン
ダと偶数シリンダとに形成されるセクタの先頭同士が位
相ずれを有して形成される。これにより、セクタがサー
ボ領域で分割されてもヘッドのオフトラックで確実にリ
ードエラーが検出され、誤訂正によるデータ破壊を防止
して信頼性を向上させることが可能となる。
【0034】請求項7,8,9又は16の発明では、記
録媒体の奇数シリンダと偶数シリンダに形成させるセク
タがID部とデータ部とを所定バイト数離して構成さ
れ、隣接する奇数シリンダと偶数シリンダ上のセクタ同
士のデータ部の先頭が、適宜データ部がサーボ領域で分
割されてその先頭の該サーボ領域からのギャップ長を同
一又は異ならせて位相ずれを生じさせて形成する。これ
により、リード時におけるヘッドのオフトラックによる
リードにおいて訂正不可能なセクタ長が変化することと
なり、確実にリードエラーが検出されて誤訂正によるデ
ータ破壊を防止して信頼性の向上を図ることが可能とな
る。
【0035】請求項10,11,12,19,20又は
21の発明では、記録媒体の奇数シリンダと偶数シリン
ダに形成される総てのセクタが、奇数シリンダ及び偶数
シリンダ間で、又は各シリンダ間で前後の何れか方向で
所定数のサーボ領域間隔で位置ずれを有して形成され
る。これにより、奇数シリンダ及び偶数シリンダ間で、
又は各シリンダ間を同一位相のセクタが存在しないこと
となり、リード時におけるヘッドのオフトラックによる
リードにおいて訂正不可能なセクタ長が変化し、確実に
リードエラーが検出されて誤訂正によるデータ破壊を防
止して信頼性の向上を図ることが可能となる。
【0036】請求項13,14又は20の発明では、記
録媒体の各シリンダ上に形成される総ての適宜データ部
を含み又はデータ部及びID部を含むセクタが、各シリ
ンダ間で同一位相を含まずに前後の何れか方向でセクタ
長の範囲内で位相ずれを有して形成される。これによ
り、全シリンダでセクタの位相が異なり、リード時にお
けるヘッドのオフトラックによるリードにおいて訂正不
可能なセクタ長が変化し、確実にリードエラーが検出さ
れて誤訂正によるデータ破壊を防止して信頼性の向上を
図ることが可能となる。
【0037】
【実施例】図2に、本発明の第1実施例の構成図を示
す。図2は、記録再生装置としての磁気ディスク装置4
1の構成ブロック図を示したもので、上位装置であるホ
ストコンピュータ42にインタフェースデバイス(スカ
ジーデバイス)43a,43bを介して接続される。
【0038】磁気ディスク装置41は、インタフェース
回路44にはHDC(ハードディスクコントローラ)4
5が接続され、ホストコンピュータ42よりインタフェ
ース回路44を介してユーザデータ等が入力される。ま
た、インタフェース回路44にはMPU46が接続さ
れ、MPU46にはROM(Read Only Memory) 47及
びRAM(Random Access Memory) 48が設けられる。
MPU46にはホストコンピュータ42よりインタフェ
ース回路44を介してリード命令、ライト命令等の種々
のコマンドが入力される。
【0039】一方、HDC45にはバッファ49が設け
られ、HDC45に入力されたユーザデータを一担格納
し、ライト時に読み出されて出力し、R/W(リード/
ライト)回路50を介してR/Wヘッド51にデータを
供給する。R/W回路50は、図示しないが復調回路、
変調回路、A/D変換回路、D/A変換回路を備え、M
PU46よりライトゲート信号、リードゲート信号が供
給される。
【0040】また、HDC45はVCM(ボイスコイル
モータ)ドライバ52を介してVCM53を駆動し、V
CM53はR/Wヘッド51を記録媒体である磁気ディ
スク31の半径方向にシークさせる。さらに、HDC4
5はSPM(スピンドルモータ)ドライバ54を介して
SPM55を駆動させ、SPM55は磁気ディスク31
を一定速度で回転させる。
【0041】なお、磁気ディスク装置41の機構的構成
は図18と同様であり、説明を省略する。ここで、図3
に、図2の磁気ディスクのフォーマットの構成図を示
す。図3(A)は磁気ディスク31の概念的な平面図、
図3(B)は所定シリンダ上に形成されるセクタの部分
説明である。図3(A)に示す磁気ディスク31は、い
わゆるデータ面サーボ方式のもので、中心より放射状に
等間隔でサーボ情報が記録されるサーボ領域33が所定
数形成され、それぞれのサーボ領域33間(サーボフレ
ーム)がデータ領域34となる。このような磁気ディス
ク31は同心円状にシリンダが所定数形成されるもの
で、データ領域34の各シリンダ上にセクタ32が所定
数形成される。
【0042】セクタ32は記録再生を行うための情報が
予め記録されるID部32a、記録再生の情報(ユーザ
データ等)が記録されるデータ部32b、及びECC訂
正を行うための情報(7バイト又は11バイト)が予め
記録されるECC部32cにより構成され、図3(B)
ではセクタ32のデータ部32b(32b1 ,32
2 )がサーボ領域33により分割された状態が示され
ている。
【0043】そこで、磁気ディスク31上のシリンダを
奇数シリンダと偶数シリンダとに分け、形成される総て
のセクタ32のバイト長(セクタ長)が同一(S1+S
2)であるとすると、奇数シリンダ上に形成されるセク
タ32に対して偶数シリンダ上に形成されるセクタ32
とは相対的に位相ずれ(d1)を有して形成される。例
えば、磁気ディスク31が3.5インチのもので360
0rpmで回転される場合、1バイト当り250nsで
あり、位相ずれd1が2バイトとすると、偶数シリンダ
に対して奇数シリンダのライトゲートのタイミングを5
00nsずらせてフォーマットされることになる。
【0044】そして、奇数シリンダ上のセクタ32同士
は同一の位相で形成されると共に、偶数シリンダ上のセ
クタ32同士においても同一の位相で形成される。すな
わち、隣接するシリンダにおける奇数シリンダ上のセク
タ(DATA2、ECC2)32と偶数シリンダ上のセ
クタ32(DATA1,3、ECC1,3)とを比べた
ときに、各シリンダの一周において総てのセクタ32同
士が位相ずれ(d1)を有して形成される。
【0045】この場合、各セクタ32のデータ部32は
サーボ領域33で分割されており、奇数シリンダ上のセ
クタ32のデータ部(DATA2)の分割部分の当該サ
ーボ領域33の前後からのギャップ(前段でG2、後段
でG1)と、偶数シリンダ上のセクタ32のデータ部
(DATA1,3)の分割部分の該サーボ領域33の前
後からのギャップ(前段でG1,後段でG2)とを異な
らせて形成される。すなわち、奇数シリンダのセクタ3
2のECC(ECC2)部32cの後端部分が偶数シリ
ンダのセクタ32のECC部(ECC1,3)32cの
後端部分で位置ずれ(d1)を持たせるために上記ギャ
ップG1,G2を前後、後段で異ならせるものである。
【0046】そこで、図4に、図3の磁気ディスクのフ
ォーマッティングのフローチャートを示す。磁気ディス
ク31のセクタフォーマットは、図示しないがフォーマ
ッタと称される手段を用いてMPUの制御によりヘッド
により書き込まれる。図4において、フォーマッティン
グが開始されると(ステップ(S)1)、まず所定の奇
数シリンダ(又は偶数シリンダ)に設定されたセクタ長
で当該シリンダの一周の総てにおいて所定数のセクタ3
2を順次フォーマッティングする(S2)。そして、隣
接の偶数シリンダ(又は奇数シリンダ)に上記形成した
セクタとセクタ長の範囲内の位相ずれ(少なくとも1バ
イト)を生じさせて当該シリンダの一周の総てにおいて
同一セクタ長のセクタ32を同数に順次フォーマッティ
ングを行う(S3)。
【0047】これにより、奇数シリンダ(又は偶数シリ
ンダ)上に形成されたセクタ32と、偶数シリンダ(又
は奇数シリンダ)上に形成されたセクタ32とは一周の
総てにおいて位相ずれを有して形成されることになる。
続いて、S2とS3のフォーマッティングを全シリンダ
について行うもので(S4)、この場合奇数シリンダ同
士又は偶数シリンダ同士のセクタは同位相で形成され
る。すなわち、磁気ディスク31の何れの隣接するシリ
ンダ(奇数シリンダと偶数シリンダ)上のセクタ32同
士はシリンダ一周の総てにおいてセクタ長の範囲内で位
相ずれを有して形成されることになる。このように磁気
ディスク31の全シリンダにおいてフォーマッティング
が行われてフォーマッティング終了する(S5)。
【0048】次に、図5〜図7に、図3の磁気ディスク
のセクタデータ読み出しのフローチャートを示す。図5
において、まず、ホストコンピュータ42よりセクタ読
み出し処理のコマンドを受け取ると(S11)、これに
伴う一連の処理の時間を監視して設定時間範囲内か否か
が判断される(S12)。時間オーバーのときにはエラ
ーが発生されて、リトライ等のエラー処理が行われる
(S13)。設定時間範囲内でセクタ開始タイミングか
否かが判断され(S14)、目的シリンダ(図3(B)
の奇数シリンダとする)へのR/Wヘッド51のシー
ク、及び目的のセクタ(図3(B)のDATA2のセク
タとする)の検出(S15)を当該設定された時間の範
囲内で行う。
【0049】続いて、図6において、上記設定時間内に
目的セクタR/Wヘッド51が位置決めされて、リード
ゲートON信号がMPU46より発せられると(S1
6)、リードの一連処理の時間が監視されて設定時間範
囲内か否かが判断され(S17)、時間オーバーでリト
ライ等のエラー処理が行われる(S18)。そして、設
定時間の範囲内でR/W回路50内でリード回路をオン
状態とし、PLO回路の同期パターンの取り込みを行
う。そこで、セクタ32のID部32aの前段に記録さ
れている同期バイト(図3では図示せず)を検出したか
否かが判断され(S19)、検出されるまで設定時間の
範囲内で繰り返される。
【0050】同期バイトが検出されるとID部32aの
データの読み込みを行い(S20)、読み込みが終了す
るとリードゲートがオフ状態となる(S21)。そし
て、IDデータにエラーがあるか否かを検出し(S2
2)、エラー検出のときにはエラー処理を行う(S2
3)。このエラーの要因は、データミスマッチ、フラ
グ、CRC(Cyclic Redundancy Check)チェック等があ
る。
【0051】そこで、図7において、ID部32aのリ
ードエラーが検出されない場合、リードゲートON信号
が再びMPU46より発せられ(S24)、上記同様に
設定時間の範囲内か否かが判断されて(S25)、時間
オーバーでエラー処理が行われる(S26)。そこで、
データ部32bの前段に記録されている同期バイト(図
3では図示せず)が検出されたか否かが判断されて(S
27)、設定時間の範囲内で検出するまで行われる。そ
して、同期バイト検出後にデータ読み込みが行われて規
定されたバイト数をバッファ49に取り込む(S2
8)。また、ECC部32cのECC読み取りが行われ
(S29)、ECC部32cの読み取り終了時にリード
ゲートがオフ状態となる(S30)。
【0052】そして、ECCエラーか否かが判断される
(S31)。例えば、R/Wヘッド51が図3(B)の
奇数シリンダ上におけるセクタ32のデータ部32bの
DATA2を読み込んでサーボ領域33を過ぎたときに
振動等によりオフトラックした場合にはECCエラーが
検出される(S31)。ここで、ECCエラー状態でE
CC訂正可能か否かが判断される(S32)。
【0053】上述の例でオフトラックによりR/Wヘッ
ド51が隣接の偶数シリンダにおけるDATA3が記録
されているセクタ32のデータ部32b上に完全に位置
された場合には、位相ずれ(d1)による読み込みバイ
ト長が変化(小さくなる)してバイトずれを生じ、EC
Cの位置が期待するバイト位置と異なるために訂正の可
能性が非常に低くなる。従って、読み取った結果がEC
C訂正不可能な範囲となってリトライ等のエラー処理が
なされる(S33)。
【0054】これにより、DATA3のデータ部32b
にDATA2と類似のデータが記録されいてる場合であ
っても、読み込みバイトのずれにより誤り訂正可能範囲
を逸脱することとなって確実にECCエラーを検出する
ことができ、誤訂正によるデータ破壊を防止して信頼性
を向上させることができるものである。
【0055】また、S32において、R/Wヘッド51
のオフトラックが微小で、隣接トラックまではオフトラ
ックしない場合であって、ECC訂正可能な場合には、
バッファ49内のデータ誤りを訂正し(S34)、訂正
したバッファデータをホストコンピュータ42に転送処
理して正常終了となる(S35)。なお、S31におい
て、ECCエラーが検出されなかった場合には、バッフ
ァ39に取り込んだバッファデータをホストコンピュー
タ42に転送処理して正常終了となる。
【0056】次に、図8に、第1実施例のディスクフォ
ーマットの構成図を示す。図8(A)は、図3(B)の
セクタ32よりID部32aを省略したもので、他のフ
ォーマット構成は図3(B)と同様である。すなわち、
本発明は、セクタ32にID部32aを含む場合と、含
まない場合の何れであっても適用することができるもの
である。
【0057】この場合、例えば上述のように3.5イン
チの磁気ディスク31を3600rpmで回転させるも
のとして1バイトを250nsとすると、64サーボフ
レームの場合に偶数シリンダの先頭に対して2バイト
(500nsゲートタイミング)位相を遅らせて奇数シ
リンダの先頭で記録が行われる。また、奇数シリンダと
偶数シリンダのサーボ情報33で分割されたデータ部3
2b2 の該サーボ情報からのギャップG1を3バイト
(750ns)、G2を5バイト(1250ns)とし
て書き始め、2バイトの位相ずれを確保している。
【0058】また、図8(B)は、奇数シリンダ及び偶
数シリンダのそれぞれのID部32aを有するセクタ3
2がサーボ領域33に分割されない場合で、セクタ32
の後端がサーボ領域33の前で終了している場合を示し
たものである。この場合においても、偶数シリンダと奇
数シリンダのセクタ32同士がセクタ長の範囲内で位相
ずれを有して形成され、一周において位相の同一なセク
タ32を存在させないように形成されたものである。な
お、図8(A)と同様に、ID部32a同士の位相ずれ
d1を2バイトとし、サーボ情報33からのギャップG
2,G1をそれぞれ3バイト、5バイトとしている。
【0059】一般にR/Wヘッド51がサーボ領域33
のサーボ情報を読み込むと、当該サーボ情報によりオフ
トラックしているか否かを判別することができるが、セ
クタ32がサーボ領域で分割されていない場合にはサー
ボ情報ではオフトラックを検出することができず、図8
(B)のようにセクタ32間で位相ずれを持たせること
により、容易かつ確実にオフトラックによりリードエラ
ーを検出することができるものである。
【0060】なお、図8(B)においても、図8(A)
のようにID部32aが含まれていない場合にも適用す
ることができるものである。このように、隣接するシリ
ンダに形成されるセクタ32をセクタ長の範囲で位相ず
れを持たせ、シリンダ一周の総てのセクタに対して物理
的に位相をずらせることにより、二セクタに跨がる読み
出しが発生しても、確実に誤り訂正不可能とすることが
でき、誤訂正によるデータ破壊を防止して信頼性の向上
を図ることができるものである。
【0061】なお、上記実施例における奇数シリンダと
偶数シリンダに形成されるセクタ32同士の位相ずれは
相対的なもので、図3(B)や図8(A),(B)のシ
リンダ位置関係が逆であってもよい。このことは以下の
実施例においても同様である。
【0062】次に、図9に、本発明の第2実施例におけ
るディスクフォーマットの構成図を示す。図9(A)
は、偶数シリンダ及び奇数シリンダに形成させるセクタ
32のデータ部32b(32b1 ,32b2 )がサーボ
領域33により分割された場合のもので、偶数シリンダ
のセクタ32のID部32aの先頭と、奇数シリンダの
セクタ32のID部32aの先頭とが位相ずれd1(例
えば2バイト)を有して形成される。そして、偶数シリ
ンダ上のセクタ32の総ては同一位相で形成され、奇数
シリンダ上のセクタ32の総ては同一位相で形成され
る。
【0063】この場合、各セクタ32の分割されたデー
タ部32b2 はサーボ領域33のからのギャップG3を
同一に配置したものである。従って、図9(A)では、
サーボ領域33で分割された奇数シリンダのデータ部3
2b1 ,32b2 のデータブロック長の比率が、偶数シ
リンダのデータ部32b1 ,32b2 のデータブロック
長の比率より位相ずれd1(例えば2バイト)の分だけ
異なって配置されるものである。
【0064】すなわち、図3(B)ではセクタ32同士
の位相ずれd1の分だけギャップ長(G1,G2)を異
ならせて配置させるのに対して、図9(A)ではギャッ
プ長(G3)が同一としたもので、図9(A)における
ギャップG3を最小とすることで記録密度を向上させる
ことができるものである。
【0065】また、図9(B)は、図9(A)の各セク
タ32のID部32aを省略したもので、他の構成は図
9(A)と同様である。すなわち、セクタ32のID部
32aを含むと含まないとに拘らず、本発明を適用する
ことができるものである。次に、図10に、本発明の第
3実施例におけるディスクフォーマットの構成図を示
す。図10(A)〜(C)は、セクタ32がID部32
aを含み、該ID部32aがデータ部32b(32
1 ,32b2 )及びECC部32cと所定ギャップで
分離されて形成される場合を示している。図10(A)
は、偶数シリンダ上と奇数シリンダ上とに形成される各
セクタ32のID部32aの先頭を揃え、データ部32
1 の先頭がセクタ長(データブロック長)の範囲内で
位相ずれ(d1)を有して形成される。
【0066】すなわち、シリンダ一周において偶数シリ
ンダと奇数シリンダのセクタ同士のデータ部32b(3
2b1 ,32b2 )の総てが位相ずれd1(例えば2バ
イト)を生じて形成される。従って、偶数シリンダのデ
ータ部32b1 はID部32aよりギャップd2(例え
ば3バイト)で分離されていると、奇数シリンダのデー
タ部32b1 はID部32aよりギャップd3(例えば
5バイト)で分離されて形成される。
【0067】この場合、データ部32b(32b1 ,3
2b2 )はサーボ領域33により分割されており、サー
ボ領域33からのギャップをG2(例えば3バイト)及
びG3(例えば5バイト)で異ならせて配置されて、位
相ずれd1の差分を吸収している。
【0068】このように、偶数シリンダと奇数シリンダ
の各セクタ同士データ部32b(32b1 ,32b2
の位相をずらすことによっても、リード時のR/Wヘッ
ド51のオフトラックにより隣接シリンダのデータ部3
2b2 の読み込みが行われても、確実にECCエラーを
検出することができ、かつECC訂正不可能として誤訂
正によるデータ破壊を防止し、信頼性の向上を図ること
ができるものである。
【0069】また、図10(B)は、図10(A)の奇
数シリンダのデータ部32b1 ,32bのサーボ領域3
3からのデータブロック長の比率を位相ずれ(d1)の
分だけ変えて、偶数シリンダと奇数シリンダにおける分
割されたデータ部32b1 ,32b2 のサーボ領域33
からのギャップG3を同一にしたものである。これによ
っても、偶数シリンダと奇数シリンダ間におけるデータ
部32b1 ,32b2の位相を一周にわたってずらすこ
とができるものである。また、図9(B)と同様にギャ
ップG3を最小とすることで記録密度を向上させること
ができるものである。
【0070】続いて、図10(C)は、図10(A),
(B)のようにデータ部32b1 ,32b2 をサーボ領
域33で分割させるものではなく、サーボ領域33の前
でECC部32cを終了させて、該サーボ領域33の後
からID部32aが開始するようにして配置したもので
ある。なお、位相ずれd1及びギャップd2,d3は図
10(A),(B)と同様であり、サーボ情報33から
のギャップG1を例えば3バイトとして形成される。こ
の場合の作用効果は図8(B)と同様である。
【0071】そこで、図11に、図10のフォーマッテ
ィングのフローチャートを示す。図11において、フォ
ーマッティングが開始されると(S41)、所定の奇数
シリンダ(又は偶数シリンダ)に対してID部32aが
例えば3バイト(750ns)分離されたセクタ32が
順次フォーマッティングされる(S42)。そして、隣
接の偶数シリンダ(又は奇数シリンダ)に対して、一周
の総てにおいてID部32aの先頭を揃え、ID部32
aより例えば5バイト(1250ns)分離させたデー
タ部32b(32b1 ,32b2 )を形成することによ
り、データブロック長(セクタ長)の範囲内で位相d1
例えば2バイト(500ns)をずらせて順次形成され
ることになる(S43)。
【0072】これらを全シリンダにおいてフォーマッテ
ィングするもので(S44)、偶数シリンダのセクタ3
2同士のデータ部32b(32b1 ,32b2 )の位相
を同一とし、奇数シリンダのセクタ32同士のデータ部
32b(32b1 ,32b2)の位相を同一とする。そ
して、全シリンダにおいてフォーマッティングが行われ
てフォーマッティング終了となる(S45)。
【0073】次に、図12に、本発明の第4実施例にお
けるディスクフォーマットの構成図を示す。図12
(A)は、セクタ32はID部32a、データ部32b
1 ,32b2 、及びECC部32cで構成され、隣接シ
リンダ上のセクタ32であって、各シリンダごとに一周
においてセクタ長(一セクタバイト長)の範囲内で位相
ずれ(例えば2バイト)d1ずつを有して形成配置され
たものである。すなわち、少なくとも隣接シリンダのセ
クタ32同士で同一位相のものがなく、全シリンダにお
いても同一位相のものが存在させないように形成配置さ
せたものである。
【0074】この場合、図12(A)に示す各セクタ3
2のデータ部32b1 ,32b2 はサーボ領域33によ
り分割されており、該サーボ領域33からのギャップG
3(例えば3バイト)は何れも同一に形成される。この
ことは、各セクタ32のデータ部32b1 ,32b2
おけるサーボ領域33で分割される比率が隣接するシリ
ンダn,n+1,n+2ごとに位相ずれ(d1)に相当
する分だけ変化されて形成されるものである。
【0075】なお、各シリンダの各セクタ32がサーボ
領域33で分割されずに該サーボ領域33の前でECC
部32cが終了し、後から新たにID部32aで始まる
構成としても同様である。また、各シリンダごとの各セ
クタ32の位相ずれは、上述のように一定(d1)でな
くとも順次、又は設定したブロックゾーンごとに変化さ
せてもよい。さらに、図12(A)はシリンダ番号が進
むにつれて位相を遅らせるように位相をずらせて形成さ
れた場合を示しているが、位相を進むように位相ずれを
生じさせてもよい。
【0076】また、図12(B)は、図12(A)の各
シリンダにおける各セクタ32を、ID部32aを省略
して構成した場合を示しており、他の構成は図12
(A)と同様である。さらに、図12(C)は、シリン
ダ番号が進むにつれてセクタ32の位相を遅らせるよう
に位相ずれd1(例えば2バイト)を生じさせる構成の
もので、これによっても全シリンダのセクタ32の位相
を一致させないようにすることができるものである。I
D部32aは省略してもよい。なお、図12(B),
(C)のサーボ情報33からのギャップG3(例えば3
バイト)は図12(A)と同様に同一で形成される。
【0077】このように、少なくとも隣接のシリンダ間
であって全シリンダについて順次位相ずれを持たせてセ
クタ32を形成配置することによっても、上述と同様に
リード時のR/Wヘッド51におけるオフトラック時の
誤訂正によるデータ破壊を防止して信頼性を向上させる
ことができるものである。
【0078】そこで、図13に、図12のフォーマッテ
ィングのフローチャートを示す。図13おいて、フォー
マッティングが開始されると(S51)、所定のシリン
ダ(n)上に所定のセクタ(ID部32aの有無に拘ら
ず)32を順次フォーマッティングする(S52)。こ
の場合、セクタ32がサーボ領域33に分割させないと
きには、そのようにタイミング設定で行い、セクタ32
をサーボ領域33で分割させるときには、該サーボ領域
33の前後からのギャップ長G3(例えば3バイトで7
50ns)を一定とする。
【0079】続いて、一のサーボフレーム内で隣接する
シリンダ(n+1)上に、上記シリンダ(n)上のセク
タ32に対して一周の総てにおいてセクタ長(−セクタ
バイト長)の範囲内で位相ずれd1(例えば2バイトで
500nsのずれ)を有したセクタを順次フォーマッテ
ィングする(S53)。そして、このS53を全シリン
ダにおいてフォーマッティングを繰り返し(S54)、
全シリンダにフォーマッティングされるとフォーマッテ
ィング終了となる(S55)。
【0080】次に、図14に、本発明の第5実施例にお
けるディスクフォーマットの構成図を示す。図14
(A)は、まず磁気ディスク31には前述のようにサー
ボ情報が記録されたサーボ領域33が所定数形成されて
おり、ここではサーボ情報Aが記録されたサーボ領域3
A 、サーボ情報Bが記録されたサーボ領域33B
し、以降サーボ領域33c …とするもので、サーボ領域
33A ,33B ,…間がサーボフレームとなる。この場
合、上述(図8)と同様の条件でサーボフレーム間隔
は、例えば260μsの間隔となる。
【0081】いま、偶数シリンダ上のセクタ321 の先
頭をサーボ領域33A を基準とした場合に、奇数シリン
ダ上のセクタ321 の先頭をサーボ領域33B を基準と
して形成配置される。すなわち、偶数シリンダのセクタ
32の先頭位置と奇数シリンダのセクタ32の先頭位置
とを一のサーボ領域ごとの位相ずれd4(260μsの
遅れ)をもたせて一致させないようにすることにより、
一周において総てのセクタ32同士で位相が一致させな
いようにしたものである。
【0082】また、図14(B)は、偶数シリンダ上の
セクタ321 の先頭をサーボ領域33A を基準とするも
のに対して、奇数シリンダ上のセクタ321 の先頭をサ
ーボ領域33cを基準として形成配置することによっ
て、偶数シリンダと奇数シリンダのセクタ32同士の位
相ずれd5(260μs×2=520μsの遅れ)を一
周において一致させないようにしたものである。この図
14(B)は一例を示したもので、奇数シリンダのセク
タ321 の先頭を他のサーボ領域33D 等を基準とする
ことでもよく、偶数シリンダのセクタ321 の先頭の基
準のサーボ領域と一致させないようにすればよい。
【0083】なお、セクタ32はID内部の存在の有無
を問わない。また、図14(A),(B)は一のサーボ
フレームに複数のセクタ32が含まれる場合を示してい
るが、一のセクタ32が複数のサーボフレームを跨がる
セクタ長(セクタバイト長)で形成しても同様である。
さらに、図14(A),(B)に示すセクタ32の番号
はリード又はライト等の動作順序を示すものではなく、
単に基準位置となるセクタ321 からのパターンを示し
たものである。
【0084】このように、偶数シリンダと奇数シリンダ
の基準位置となるセクタ321 をサーボフレーム単位で
位相をずらすことにより、一周において同一位相のセク
タを存在させないようにできるもので、上述と同様にR
/Wヘッド51におけるオフトラック時の誤訂正による
データ破壊を防止して信頼性を向上させることができる
ものである。
【0085】そこで、図15に、図14のフォーマッテ
ィングのフローチャートを示す。図15において、フォ
ーマッティングが開始されると(S61)、所定の奇数
シリンダ(又は偶数シリンダ)にサーボ領域33A を基
準位置としてセクタ321 の先頭を配置して順次セクタ
のフォーマッティングを行う(S62)。続いて、隣接
の偶数シリンダ(又は奇数シリンダ)に対して異なるサ
ーボ領域33B ,33 C ,…を基準位置としてセクタ3
1 の先頭を配置して例えばd4,d5の260μs又
は520μsの遅れのゲートタイミングで順次セクタの
フォーマッティングを行う(S63)。
【0086】そして、全シリンダにおいて奇数シリンダ
と偶数シリンダで異なるサーボ領域を基準位置としてセ
クタのフォーマッティングを行い(S64)、フォーマ
ッティングを終了する(S65)。次に、図16に、本
発明の第6実施例におけるディスクフォーマットの構成
図を示す。図16(A)〜(C)は、第5実施例と同様
にサーボ領域33A ,33 B ,…が形成されたもので、
図16(A)では、例えばシリンダnのセクタ32 1
先頭をサーボ領域33A を基準とし、シリンダn+1の
セクタ321 の先頭をサーボ領域33B を基準とし、シ
リンダn+2のセクタ321 の先頭をサーボ領域33C
を基準とし、順次隣接するシリンダにおけるセクタ32
1 の先頭をサーボ領域33D ,…を基準としてセクタ3
2を形成配置したものである。
【0087】すなわち、全シリンダにおいて、位相の一
致するセクタ32を含まないようにサーボフレームごと
にセクタ321 の先頭をd4(例えば260μsの遅
れ)で順次配置したものである。また、図16(B)
は、隣接するシリンダにおけるセクタ321 の先頭の基
準を、図16(A)のようにサーボフレームごととする
のではなく、2以上のサーボフレームごと(図16
(B)では2サーボフレームであって、d5(例えば5
20μsの遅れ))にするもので、これによっても全シ
リンダにおけるシリンダ一周の何れにおいてセクタ32
の位相を一致させないようにすることができるものであ
る。
【0088】さらに、図16(C)は、シリンダ数が増
加するにつれて、基準のセクタ32 1 を前方向にサーボ
領域33A ,33B ,…ごとに(2以上のサーボ領域ご
とでもよい)、位相ずれd4(例えば260μsの遅
れ)を生じさせて全シリンダにおいてセクタ32の位相
を一致させないように構成したものである。
【0089】図16(A)〜(C)に示すように、前後
の何れか方向で所定数のサーボフレームごとにセクタ3
2の先頭を基準とすることで、シリンダ一周の何れでも
セクタ32の位相が例えば260μs,520μs…の
遅れで一致させないようにすることができることから、
上述と同様にリード時のR/Wヘッド51におけるオフ
トラック時の誤訂正によるデータ破壊を防止して信頼性
を向上させることができるものである。なお、各セクタ
32の構成は第5実施例と同様である。この場合におい
ても、セクタ32の番号はリード又はライト等の動作順
序を示すものではなく、単に基準位置となるセクタ32
1 からのパターンを示したものである。
【0090】そこで、図17に、図16のフォーマッテ
ィングのフローチャートを示す。図17において、フォ
ーマッティングが開始されると(S71)、所定のシリ
ンダ(n)のサーボ領域33A からセクタ321 の先頭
を基準にして順次フォーマッティングを行う(S7
2)。続いて、隣接のシリンダ(n+1)に対して異な
るサーボ領域32B ,32C ,…を基準位置としてセク
タ321 の先頭を位相d4,d5(例えば260μs,
520μsの遅れで配置するように記録して順次セクタ
のフォーマッティングを行う(S73)。そして、全シ
リンダにおいて、連続するシリンダで順次異なるサーボ
領域を基準位置としてセクタのフォーマッテンィグを行
い(S74)、フォーマッティングが終了する(S7
5)。
【0091】ところで、セクタの位相をずらすものとし
て特開平2−143957号公報や特開昭63−275
075号公報等に記載されている事項のものが知られて
いる。特開平2−143957号公報のものは、各シリ
ンダに一連の識別符号(ID)で識別されるセクタに対
して引き続いてデータのリード、ライトを行うシリンダ
間でヘッドの移動時間に相当する位相をずらせて回転に
よる待ち合わせ時間を短縮させることを目的としてい
る。すなわち、一連の識別符号のセクタを次のシリンダ
で最初のセクタからリード、ライトするために隣接のシ
リンダ間で約数セクタ長分の位相ずれで後方(シリンダ
数の増加に従って回転方向の後方)に順次最初のセクタ
が配置される構成である。
【0092】本発明はヘッドのオフトラック時の誤訂正
によるデータ破壊防止を目的とするもので、セクタの一
連の識別符号とは無関係に、隣接シリンダの総てのセク
タの位相を一致させないように、偶数シリンダと奇数シ
リンダとの間で、又は全シリンダ間でセクタ長の範囲又
は所定数のサーボフレームごとに前後の何れか方向で位
相をずらすもので、特開平2−143957号公報の記
載事項と、その目的、構成を異にするものである。ま
た、特開平2−143957号公報は一セクタ以上の位
相ずれで最初のセクタを配置しても隣接シリンダで位相
を同一とするセクタが発生する場合もあり、本発明の従
来の問題点を生じることになるものである。
【0093】また、特開昭63−275075号公報の
ものにおいても、特開平2−143957号公報と同様
に第1のトラックの最終セクタからヘッド移動時間に相
当する位相ずれで第2のトラックの先頭セクタを配置す
るもので、第1のトラックから第2のトラックにかけて
ヘッドアクセスする場合の回転待ち時間の短縮を図るこ
とを目的としている。従って、上述のように、隣接シリ
ンダ間で位相を同一とするセクタが発生する場合もあ
り、オフトラック時に誤訂正によるデータ破壊を招くお
それがある。
【0094】本発明は上述のように隣接シリンダの総て
のセクタの位相を一致させないように、偶数シリンダ又
は奇数シリンダとの間で、又は全シリンダ間でセクタ長
の範囲、又は所定数のサーボフレームごとに前後の何れ
か方向で位相をずらせてオフトラック時の誤訂正による
データ破壊を防止するもので、目的、構成を異にするも
のである。
【0095】
【発明の効果】以上のように請求項1,2,3,15又
は17の発明によれば、記録媒体に、隣接するシリンダ
上の適宜データ部を含む又データ部及びID部を含むセ
クタ同士が、例えば一のサーボ領域内の奇数シリンダ及
び偶数シリンダ上でセクタ長の範囲内で位相ずれを有し
て形成されることにより、ヘッドのオフトラック時のリ
ードで訂正不可能なセクタ長が変化することにより、誤
り訂正可能範囲を逸脱することとなって確実にリードエ
ラーが検出され、誤訂正によるデータ破壊を防止して信
頼性を向上させることができる。
【0096】請求項4乃至6の発明によれば、記録媒体
に所定数のサーボ領域が形成されて該サーボ領域でセク
タが分割された場合に、分割部分の先頭を適宜サーボ領
域からのギャップ長を異ならせ、又は同一にして奇数シ
リンダと偶数シリンダとに形成されるセクタの先頭同士
がに位相ずれを有して形成されることにより、セクタが
サーボ領域で分割されてもヘッドのオフトラックで確実
にリードエラーが検出され、誤訂正によるデータ破壊を
防止して信頼性を向上させることができる。
【0097】請求項7,8,9又は16の発明によれ
ば、記録媒体の奇数シリンダと偶数シリンダに形成させ
るセクタがID部とデータ部とを所定バイト数離して構
成され、隣接する奇数シリンダと偶数シリンダ上のセク
タ同士のデータ部の先頭が、適宜データ部がサーボ領域
で分割されてその先頭の該サーボ領域からのギャップ長
を同一又は異ならせて位相ずれを生じさせて形成するこ
とにより、リード時におけるヘッドのオフトラックによ
るリードにおいて訂正不可能なセクタ長が変化すること
となり、確実にリードエラーが検出されて誤訂正による
データ破壊を防止して信頼性の向上を図ることができ
る。
【0098】請求項10,11,12,19,20又は
21の発明によれば、記録媒体の奇数シリンダと偶数シ
リンダに形成される総てのセクタが、奇数シリンダ及び
偶数シリンダ間で、又は各シリンダ間で前後の何れか方
向で所定数のサーボ領域間隔で位置ずれを有して形成さ
れることにより、奇数シリンダ及び偶数シリンダ間で、
又は各シリンダ間を同一位相のセクタが存在しないこと
となり、リード時におけるヘッドのオフトラックによる
リードにおいて訂正不可能なセクタ長が変化し、確実に
リードエラーが検出されて誤訂正によるデータ破壊を防
止して信頼性の向上を図ることができる。
【0099】請求項13,14又は20の発明によれ
ば、記録媒体の各シリンダ上に形成される総ての適宜デ
ータ部を含み又はデータ部及びID部を含むセクタが、
各シリンダ間で前後の何れか方向でセクタ長の範囲内で
位相ずれを有して形成されることにより、全シリンダで
セクタの位相が異なり、リード時におけるヘッドのオフ
トラックによるリードにおいて訂正不可能なセクタ長が
変化し、確実にリードエラーが検出されて誤訂正による
データ破壊を防止して信頼性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成図である。
【図3】図2の磁気ディスクのフォーマット説明図であ
る。
【図4】図3の磁気ディスクのフォーマッティングのフ
ローチャートである。
【図5】図3の磁気ディスクのセクタデータ読み出しの
フローチャート(1)である。
【図6】図3の磁気ディスクのセクタデータ読み出しの
フローチャート(2)である。
【図7】図3の磁気ディスクのセクタデータ読み出しの
フローチャート(3)である。
【図8】第1実施例の他のディスクフォーマットの構成
図である。
【図9】本発明の第2実施例におけるディスクフォーマ
ットの構成図である。
【図10】本発明の第3実施例におけるディスクフォー
マットの構成図である。
【図11】図10のフォーマッティングのフローチャー
トである。
【図12】本発明の第4実施例におけるディスクフォー
マットの構成図である。
【図13】図12のフォーマッティングのフローチャー
トである。
【図14】本発明の第5実施例におけるディスクフォー
マットの構成図である。
【図15】図14のフォーマッティングのフローチャー
トである。
【図16】本発明の第6実施例におけるディスクフォー
マットの構成図である。
【図17】図16のフォーマッティングのフローチャー
トである。
【図18】従来の磁気ディスク装置の構成斜視図であ
る。
【図19】従来の磁気ディスクのセクタフォーマットの
説明図である。
【符号の説明】
31 磁気ディスク 32 セクタ 32a ID部 32b データ部 32c ECC部 33 サーボ領域 34 データ領域 41 磁気ディスク装置 42 ホストコンピュータ 45 HDC 46 MPU 49 バッファ 50 R/W回路 51 R/Wヘッド 53 VCM 55 SPM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/10 G11B 27/10 C C

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各シリンダごとに所定数のセクタが形成
    される所定数の記録媒体に対し、目的シリンダの目的セ
    クタにヘッドを移動、位置決めして情報の記録/再生を
    行う記憶装置において、 前記記録媒体は、所定の前記シリンダ上に形成される前
    記セクタが、少なくとも隣接するシリンダ上のセクタと
    セクタ長の範囲内で位相ずれを有して形成されてなるこ
    とを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体は、記憶する情
    報が記録されるデータ部を含む前記セクタ、又は該デー
    タ及びID部を含む前記セクタが形成されてなることを
    特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の記録媒体は、前記
    各シリンダに形成されるセクタのセクタ長が同一である
    と共に、サーボ情報が記録されるサーボ領域が所定数形
    成されるものであって、一の該サーボ領域内における前
    記シリンダの奇数シリンダと偶数シリンダとに形成され
    るセクタ同士が、前記セクタ長の範囲で位相ずれを有し
    て形成されてなることを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の記録媒体は、サー
    ボ情報が記録されるサーボ領域が所定数形成されると共
    に、前記セクタが該サーボ領域により分割されて形成さ
    れるものであって、前記奇数シリンダと偶数シリンダと
    に形成されるセクタの先頭が前記セクタ長の範囲内で位
    相ずれを有して形成されてなることを特徴とする記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサーボ領域で分割される
    前記セクタの分割部分の先頭は、前記奇数シリンダと偶
    数シリンダとの間で、該サーボ領域からのギャップ長を
    異ならせて形成されてなることを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のサーボ領域で分割される
    前記セクタの分割部分の先頭は、前記奇数シリンダと偶
    数シリンダとの間で、該サーボ領域からのギャップ長を
    同一に形成されてなることを特徴とする記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4記載のセクタが、少なく
    とも前記ID部とデータ部とが所定バイト数離されて形
    成されるものであって、前記奇数シリンダと偶数シリン
    ダとに形成される前記データ部同士が前記セクタ長の範
    囲内で位相ずれを有して形成されてなることを特徴とす
    る記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のデータ部が、前記サーボ
    領域で分割され、該データ部の分割部分の先頭が、前記
    奇数シリンダと偶数シリンダとの間で、該サーボ領域か
    らのギャップ長を異ならせて形成されてなることを特徴
    とする記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のデータ部が前記サーボ領
    域で分割され、該データ部の分割部分の先頭が、前記奇
    数シリンダと偶数シリンダとの間で、該サーボ領域から
    のギャップ長を同一に形成されてなることを特徴とする
    記憶装置。
  10. 【請求項10】 各シリンダごとに所定数のセクタが形
    成される所定数の記録媒体に対し、目的シリンダの目的
    セクタにヘッドを移動、位置決めして情報の記録/再生
    を行う記憶装置において、 前記記録媒体にはサーボ情報が記録される所定数のサー
    ボ領域が形成されると共に、所定の前記シリンダ上に形
    成される前記セクタが、少なくとも隣接するシリンダ上
    のセクタと前後の何れか方向で所定数の前記サーボ領域
    間隔で位相ずれを有して形成されてなることを特徴とす
    る記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の記録媒体は、前記各
    シリンダのうち、奇数シリンダと偶数シリンダに形成さ
    れるセクタ同士が前記所定数のサーボ領域間隔で位相ず
    れを有して形成されてなることを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の記録媒体は、前記各
    シリンダに形成されるセクタ前後の何れか方向で前記所
    定数のサーボ領域間隔で位相ずれを有して形成されてな
    ることを特徴とする記憶装置。
  13. 【請求項13】 各シリンダごとに所定数のセクタが形
    成される記録媒体に対し、目的シリンダの目的セクタに
    ヘッドを移動、位置決めして情報の記録/再生を行う記
    憶装置において、 前記記録媒体は、所定の前記シリンダ上に形成される総
    てのセクタが、前記各シリンダ間で前後の何れか方向で
    前記セクタ長の範囲内で位相ずれを有して形成されてな
    ることを特徴とする記憶装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の記録媒体は、記憶する情
    報が記録されるデータ部を含むセクタ、又は該データ部
    及びID部を含む前記セクタが形成されてなることを特
    徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】 記録媒体に各シリンダごとに所定数の
    セクタが形成するフォーマットを行うフォーマット方法
    において、 前記記録媒体の所定のシリンダ上に所定数のセクタを順
    次形成するステップと、 隣接するシリンダ上に前記セクタとセクタ長の範囲内で
    位相をずらせて所定数のセクタを順次形成するステップ
    と、 総てのシリンダに対して、前記隣接するシリンダ上に当
    該シリンダのセクタとセクタ長の範囲内で位相をずらせ
    て所定数のセクタを順次形成するステップと、 を含むことを特徴とするフォーマット方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のセクタは、記録再生
    を行うための情報が記録されるID部と記憶する情報が
    記録されるデータ部とが分離されて形成されるものであ
    って、少なくとも前記データ部間で前記セクタ長の範囲
    内で位相をずらせて形成されることを特徴とするフォー
    マット方法。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16記載の隣接するシ
    リンダを奇数シリンダと偶数シリンダとに分け、該奇数
    シリンダのセクタの先頭が同位相で形成されると共に、
    該偶数シリンダのセクタの先頭同士が同位相で形成され
    ることを特徴とするフォーマット方法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の隣接するシリンダ間
    であって、各シリンダで前記セクタが前後の何れか方向
    でセクタ長の範囲内で位相をずらせて形成されることを
    特徴とする記録再生装置のフォーマット方法。
  19. 【請求項19】 記録媒体の各シリンダごとに所定数の
    セクタが形成されると共に、サーボ情報が記録されるサ
    ーボ領域が所定数形成されるフォーマットを行うフォー
    マット方法において、 前記記録媒体の所定のシリンダ上にセクタ情報を記録
    し、所定数のセクタを順次形成するステップと、 隣接するシリンダ上に前記セクタと所定数のサーボ領域
    間隔で位相をずらせてセクタ情報を記録し、所定数のセ
    クタを順次形成するステップと、 総てのシリンダに対して、前記隣接するシリンダ上に当
    該シリンダのセクタと前後の何れか方向で所定数のサー
    ボ領域間隔で位相をずらせて所定数のセクタを順次形成
    するステップと、 を含むことを特徴とするフォーマット方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の隣接するシリンダを
    奇数シリンダと偶数シリンダとに分け、該奇数シリンダ
    のセクタ同士が同じ所定数のサーボ領域間隔で形成され
    ると共に、該偶数シリンダのセクタ同士が同じ所定数の
    サーボ領域間隔で形成されることを特徴とするフォーマ
    ット方法。
  21. 【請求項21】 請求項19記載の隣接するシリンダ間
    であって、総ての各シリンダで前記セクタが前後の何れ
    か方向で所定数のサーボ領域間隔で位相をずらせて形成
    されることを特徴とするフォーマット方法。
JP7151910A 1995-06-19 1995-06-19 記憶装置及びフォーマット方法 Withdrawn JPH097307A (ja)

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