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JP2008192263A - ディスク・ドライブ装置及びそのエラー回復処理方法 - Google Patents

ディスク・ドライブ装置及びそのエラー回復処理方法 Download PDF

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JP2008192263A JP2007027914A JP2007027914A JP2008192263A JP 2008192263 A JP2008192263 A JP 2008192263A JP 2007027914 A JP2007027914 A JP 2007027914A JP 2007027914 A JP2007027914 A JP 2007027914A JP 2008192263 A JP2008192263 A JP 2008192263A
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Yoshitama Hosono
美玲 細野
Kazunari Tsuchimoto
和成 土本
Hidenori Ozeki
秀紀 大関
Tetsuo Ueda
哲生 上田
Isao Yoneda
勲 米田
Kazuyuki Ishibashi
和幸 石橋
Hiroshi Uchida
博 内田
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Hitachi Global Storage Technologies Inc
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  • Signal Processing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

【課題】容量及びパフォーマンスの低下を抑えつつ、リード・エラー回復を図る。
【解決手段】本発明の一実施形態において、HDDは、通常リード処理において磁気ディスク上のRRO補正情報を使用することなくフォローイング制御を行う。通常リード処理においてエラーが発生(S11、S12)した場合に、HDDは、リード素子を通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動する(S23)。移動先において、リード素子によりRRO補正情報を読み出す(S14、S15)。エラーが起きたリード処理の回復処理において、リード素子が読み出した前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う(S17)。
【選択図】図7

Description

本発明はディスク・ドライブ装置及びそのエラー回復処理に関し、特に、ディスク上に記録されているサーボ補正情報を使用したサーボ制御に関する。
ディスク・ドライブ装置として、光ディスク、光磁気ディスク、あるいはフレキシブル磁気ディスクなどの様々な態様のディスクを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDで使用される磁気ディスクは、同心円状に形成された複数のデータ・トラックと、円周方向に離散的に配置された複数のサーボ・セクタとを有している。ユーザ・データは、データ・セクタを単位として記録されており、各サーボ・セクタの間にデータ・セクタが記録されている。揺動するアクチュエータが回転する磁気ディスク上においてヘッド・スライダを移動する。ヘッド・スライダヘッド素子部が、サーボ・セクタが示す位置データに従って所望のデータ・セクタにアクセスすることによって、データ・セクタへのデータ書き込み及びデータ・セクタからのデータ読み出しを行うことができる。
サーボ・セクタは予めHDDの製造工程において磁気ディスクに記録される。典型的には、HDDに磁気ディスクが実装された後に、HDDのヘッド及びアクチュエータを機械的もしくは電気的に制御することによって、磁気ディスク上にサーボ・セクタを記録する。磁気ディスクの偏心のため、あるいは、外部振動などの要因によって、サーボ・セクタの書き込みにおいて、あるいはサーボ・セクタが記録された後に、記録サーボ・データにおいて理想的な環状トラックからの偏差が発生する。このため、ヘッド素子部がサーボ・セクタから読み出す位置データには、RRO(Repeatable Run-Out)と呼ばれる成分が存在する。
RROが小さい場合には問題がないが、RROが大きくなると、読み出したサーボ・セクタに従ってヘッド・ポジショニングを行っても、ターゲット位置に正確にヘッドを位置決めすることが難しくなる。一方、RROを補正するデータを全サーボ・セクタについてメモリ内に保持しておくことはメモリ容量の点から問題がある。
このため、RROを補正するデータを予め磁気ディスクに記録しておくことで、RROを低減することが提案されている(例えば特許文献1を参照)。ヘッド素子部は、通常の位置データの他にRRO補正データを読み出す。HDDは、ヘッド素子部が読み出した通位置データがターゲット位置に近づくようにアクチュエータを制御するが、このとき、ヘッド素子部が読み出したRRO補正データによって補正した上で、アクチュエータの制御を行う。典型的には、RRO補正データは、各サーボ・セクタ内の位置データの後ろに続いて記録されている。
特表2003−531451号公報
ヘッド素子部は、リード素子とライト素子とを有しているが、リード素子とライト素子との間には、半径方向におけるオフセットが存在する。このオフセットを、リード・ライト・オフセットと呼ぶ。また、リード・ライト・オフセットは、スキューのため、半径位置によって変化する。このため、ライト処理とリード処理との間において、リード素子のターゲットとなる半径方向位置にずれが存在する。従って、リード及びライトの両処理においてRRO補正を行うためには、それぞれのリード素子位置にRRO補正データが記録されていることが必要となる。一方、RRO補正データを磁気ディスク上に記録することは、ユーザ・データを記録する領域が減少することを意味する。
このため、ライト処理においてRRO補正を行い、リード処理においてはRRO補正を行わない制御が考えられる。ライト処理用のRRO補正データのみを記録すればよいため、ユーザ・データ領域の減少を抑えることができる。しかし、このような制御においては、リード処理におけるヘッド・ポジショニングが問題となる。
あるいは、特許文献1に開示されているように、円周方向に離間して記録されている各サーボ・セクタにおいて、ライト用とリード用のRRO補正データを交互に記録することで、リード及びライトの両処理におけるRRO補正を実現することができる。しかし、各処理におけるRRO補正は、一つ置きのサーボ・セクタについて行うことになる。このため、特にライト処理において十分なRRO補正をすることができず、オフトラック・ライトや隣接トラックのスクイーズなどの問題が起こることが懸念される。
本発明の一態様に係るディスク・ドライブ装置は、リード素子及びライト素子を有するヘッドと、サーボ・セクタが円周方向に離散的に記録され、さらに、通常ライト時に前記リード素子がフォローイングする半径位置に前記サーボ・セクタに対応したサーボ補正情報が記録されているディスクと、通常ライト処理において前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行い、通常リード処理において前記ディスク上のサーボ補正情報を使用することなくフォローイング制御を行う、コントローラとを有する。前記通常リード処理においてエラーが発生した場合に、前記コントローラは、前記リード素子を前記通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動する。移動された前記リード素子は、その移動先において前記サーボ補正情報を読み出す。前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、前記リード素子が読み出した前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う。通常リード処理においてサーボ情報を使用せず、エラーが発生した場合に補正情報を使用することによって、エラー回復を図ると共に、ディスク・ドライブ装置の容量及びパフォーマンスの低下を抑えることができる。
前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置に半径方向において隣接するサーボ補正情報を使用することが好ましい。さらに、前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記リード処理のターゲット位置に半径方向において一番近いサーボ補正情報を使用することが好ましい。これによって、より好ましい補正を行うことができる。
前記リード素子は、前記エラーが起きたリード処理のターゲット・データ・セクタの直前のサーボ・セクタに対応したサーボ補正情報を読み出し、前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記直前のサーボ・セクタを使用したサーボ制御において前記サーボ補正情報による補正を行うことが好ましい。これによって、より正確なサーボ制御を行うことができる。
前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するサーボ補正情報との距離に応じて、そのサーボ補正情報によって示された補正量を変更することが好ましい。これによって、より好ましい補正を行うことができる。
前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するサーボ補正情報のターゲット位置との距離の増加に応じて、そのサーボ補正情報によって示された補正量を小さくすることが好ましい。これによって、より好ましい補正を行うことができる。
好ましくは、前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、ターゲット位置を変更したリード・リトライを行う前に、前記サーボ補正情報を使用したリード・リトライを行う。これにより早期のエラー回復を図ることができる。
本発明の他の態様は、リード素子及びライト素子を有するヘッドと、サーボ・セクタが円周方向に離散的に記録され、さらに、通常ライト時に前記リード素子がフォローイングする半径位置に前記サーボ・セクタに対応したサーボ補正情報が記録されているディスクと、を有するディスク・ドライブ装置において、リード・エラーの回復処理を行う方法である。この方法は、通常ライト処理において前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う。通常リード処理において前記ディスク上のサーボ補正情報を使用することなくフォローイング制御を行う。前記通常リード処理においてエラーが発生した場合に、前記リード素子を前記通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動する。前記移動先において、前記リード素子により前記サーボ補正情報を読み出す。前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、前記リード素子が読み出した前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う。通常リード処理においてサーボ情報を使用せず、エラーが発生した場合に補正情報を使用することによって、エラー回復を図ると共に、ディスク・ドライブ装置の容量及びパフォーマンスの低下を抑えることができる。
本発明の他の態様に係るディスク・ドライブ装置は、リード素子及びライト素子を有するヘッドと、サーボ・セクタが円周方向に離散的に記録され、さらに、ライト時に前記リード素子がフォローイングする半径位置に前記サーボ・セクタに対応したライト用サーボ補正情報が記録されているディスクと、前記ライト用サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御においてライトを行うライト処理と、前記ライト処理によりライトされたデータをリードする通常リード処理と、を実行するコントローラとを有している。前記通常リード処理においてエラーが発生した場合に、前記コントローラは、前記リード素子を前記通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動する。移動された前記リード素子は、その移動先において前記ライト用サーボ補正情報を読み出す。前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、前記リード素子が読み出した前記ライト用サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う。リード・エラーが発生した場合にライト用サーボ補正情報を使用することによって、エラー回復を図ると共に、ディスク・ドライブ装置の容量及びパフォーマンスの低下を抑えることができる。
本発明によれば、記憶容量の減少とパフォーマンスの低下を抑制しつつ、リード処理におけるRRO補正によるエラー回復を図ることができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。以下においては、ディスク・ドライブ装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)を例として、本発明の実施形態を説明する。本実施形態の特徴の一つは、リード処理のエラー回復処理(Error Recovery Procedure:ERP)におけるRRO(Repeatable Run-Out)補正処理である。
まず、HDDの全体構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD1の全体構成を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、HDD1は、エンクロージャ10内に、データを記憶するディスクの一例である磁気ディスク11、磁気ディスクにアクセスするヘッド・スライダ12、アーム電子回路(AE:Arm Electronics)13、スピンドル・モータ(SPM)14、ボイス・コイル・モータ(VCM)15、そしてアクチュエータ16を有している。HDD1は、エンクロージャ10の外側に固定された回路基板20を有する。回路基板20上には、リード・ライト・チャネル(RWチャネル)21、モータ・ドライバ・ユニット22、ハードディスク・コントローラ(HDC)とMPUの集積回路(以下、HDC/MPU)23及びRAM24などの各回路を有する。
磁気ディスク11は、SPM14に固定されている。SPM14は所定の角速度で磁気ディスク11を回転する。HDC/MPU23からの制御データに従って、モータ・ドライバ・ユニット22がSPM14を駆動する。ヘッド・スライダ12は、磁気ディスク上を浮上するスライダと、スライダに固定され磁気信号と電気信号との間の変換を行うヘッド素子部とを備えている。ヘッドの一例であるヘッド素子部は、磁気ディスク11上のデータを読み出すリード素子と磁気ディスク11にデータを書き込むライト素子とを有している。
各ヘッド・スライダ12はアクチュエータ16の先端部に固定されている。アクチュエータ16はVCM15に連結され、回動軸を中心に回動することによって、ヘッド・スライダ12を回転する磁気ディスク11上においてその半径方向に移動する。モータ・ドライバ・ユニット22は、HDC/MPU23からの制御データ(DACOUTと呼ぶ)に従ってVCM15を駆動する。
AE13は、複数のヘッド・スライダ12の中から磁気ディスク11へのアクセスを行うヘッド・スライダ12を選択し、選択されたヘッド・スライダ12により再生される再生信号を増幅し、RWチャネル21に送る。また、RWチャネル21からの記録信号を選択されたヘッド・スライダ12に送る。RWチャネル21は、リード処理において、AE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。デコード処理されたデータは、HDC/MPU23に供給される。また、RWチャネル21は、ライト処理において、HDC/MPU23から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたデータをライト信号に変換してAE13に供給する。
HDC/MPU23において、MPUはRAM24にロードされたファームウェアに従って動作する。HDC/MPU23は、リード/ライト処理制御、コマンド実行順序の管理、サーボ信号を使用したヘッド素子部12のポジショニング制御(サーボ制御)、ホスト51との間のインターフェース制御、ディフェクト管理、エラーが発生した場合のエラー回復処理など、データ処理に関する必要な処理及びHDD1の全体制御を実行する。特に、本形態のHDC/MPU23は、ライト処理において、また、リード処理のエラー回復処理においてRRO補正によるサーボ制御を行う。
図2(a)〜(c)は、磁気ディスク11上の記録データを模式的に示している。図2(a)に示されるように、磁気ディスク11の記録面には、磁気ディスク11の中心から半径方向に放射状に延び、所定の角度毎に離間して形成された複数のサーボ領域111と、隣り合う2つのサーボ領域111の間にデータ領域112が形成されている。サーボ領域111とデータ領域112は、所定の角度で交互に設けられている。各サーボ領域111には、ヘッド・スライダ12の位置決め制御を行うためのサーボ・データが記録される。
各データ領域112には、ユーザ・データが記録される。ユーザ・データとサーボ・データとは、それぞれ、同心円状のデータ・トラック及びサーボ・トラック毎に記録されている。なお、データ・トラックは、磁気ディスク111の半径方向の位置に従って、複数のゾーンにグループ化されている。記録周波数は、ゾーンのそれぞれに設定される。図2(a)においては、3つのゾーン113a〜113cが例示されている。図2(a)において、磁気ディスク11は反時計回りに回転する。
図2(b)は磁気ディスク11の記録面の部分拡大図であり、図2(c)は、サーボ・セクタ116のデータ・フォーマットを示している。図2(b)、(c)の右から左に向かう方向が、磁気ディスク11の回転方向である。図2(b)において、サーボ領域111a、111bが例示されている。サーボ領域間には複数のデータ・セクタが記録されている。データ・セクタの種類は二つあり、サーボ領域111間に全データが記録されている通常のデータ・セクタ114aと、サーボ領域111に分断されたスプリット・セクタ114bである。同一半径位置において円周方向に配列された複数のデータ・セクタ114が、一つのデータ・トラックを構成する。
サーボ領域111は、半径方向に配列した複数のサーボ・セクタ115から構成されている。また、同一半径位置において円周方向に離散的に配列された複数のサーボ・セクタ115が、一つのサーボ・トラックを構成する。データ・トラックのトラック・センタとサーボ・トラックのトラック・センタとは一致することもあり、また、図2(b)に示すように一致しないこともある。
図2(c)に示すように、本形態サーボ・セクタ115は、ライト処理のサーボ制御においてRRO補正を行うためのRRO補正データを有している。具体的には、サーボ・セクタ115は、位置データを有する通常のサーボ・データである位置フィールド116と、RRO補正を行うデータを有するRRO補正フィールド117を有している。通常の位置フィールド116は、先頭から、プリアンブル(PREAMBLE)、サーボ・アドレス・マーク(SAM)、サーボ・アドレス(SERVO ADDRESS)、そしてバースト・パターン(BURST)を有している。
SAMは、サーボ・アドレス等の実際の情報が始まることを示す。サーボ・アドレスは、典型的には、グレイ・コードからなるサーボ・トラックIDとセクタIDとを有している。また、バースト・パターンは、トラックIDで示されるサーボ・トラックの更に精密な位置を示す信号である。バースト・パターンは、典型的には、サーボ・トラックごとに周回上に位置を少し違えたところに千鳥状に書かれたA、B、C、Dの4つの振幅信号を備える。リード素子が読み出したサーボ・アドレスとバース・パターンとによってリード素子位置(ヘッド位置)を特定することができる。
RRO補正を行うデータを有するRRO補正フィールド117は、プリアンブル(PREAMBLE)、タイミング・マーク(MARK)、RRO補正データ(RRO)、そしてチェック・サム(CHECK SUM)を有している。タイミング・マークは、その後のRRO補正データ等の実際の情報が始まることを示す。RRO補正データは、位置フィールド116の位置情報に対して補正処理を行う値を示す。典型的には、各サーボ・セクタ115が、通常のサーボ・データと対応するRRO補正データを有しており、またRRO補正データが、そのサーボ・セクタにおいて位置データ(サーボ・アドレス及びバースト・パターン)のすぐ後に記録される。しかし、RRO補正データを位置データを含むサーボ・セクタとは離間した位置に、あるいは、あるサーボ・セクタ(の位置データ)に対応するRRO補正データが他のサーボ・セクタに含まれているようにしてもよい。
次に、通常リード処理及びライト処理におけるサーボ制御について、図3(a)、(b)を参照して説明する。図3(a)は、ライト素子31がデータ・セクタ114cにデータを書き込む場合における、ライト素子31及びリード素子32の位置を模式的に示している。リード素子32とライト素子31との間にはリード・ライト・オフセットが存在し、ライト素子31がリード素子32の外周側にある。リード素子32は、サーボ・セクタ115aの位置フィールド116a及びRRO補正フィールド117aを読み出す。
HDC/MPU23は、リード素子32が読み出した位置データ(サーボ・アドレス及バースト・パターン)とRRO補正データとを使用して、ヘッド・ポジショニング制御を行う。HDC/MPU23は、ターゲット値とリード素子32が読み出した位置データとの誤差に応じてアクチュエータ16を制御するが、このとき、対応するRRO補正データの値を使用して位置誤差もしくは誤差に応じたVCM制御データ(DACOUT)を補正した上で、アクチュエータ16(ヘッド・スライダ12)の位置制御を行う。図3(a)に示すように、本例においては、ライト処理において、リード素子32がサーボ・セクタ115のほぼ中央に存在するが、ライト素子31はそのサーボ・セクタ115の中央からオフセットされた位置に存在する。
図3(b)は、リード素子32がデータ・セクタ114dのデータを読み出す場合における、ライト素子31及びリード素子32の位置を模式的に示している。通常のリード処理において、リード素子32は読み出すデータ・セクタ114dのトラック中心に位置するようにフォローイングする。この制御は、製造工程で計測された数箇所のサンプリング点における半径方向のオフセット量に基づいて、多項式近似計算などで算出された半径方向のオフセット量を利用して実行される。本形態のHDD1は、通常のリード処理において、RRO補正を行わない。従って、リード素子32が位置決めされている半径位置には、リード用のRRO補正データは記録されていない。このため、RROデータによるユーザ・データの記憶領域の減少を避けることができる。
HDC/MPU23は、リード素子32が読み出した位置情報とターゲット位置との誤差から、ヘッド・ポジショニング制御を行う。しかし、リード処理においてもリード素子32が読み出す位置情報にはRROが存在する。従って、HDC/MPU23が正確にヘッド素子部を位置決めすることができずに、エラーが起きることが考えられる。本形態のHDC/MPU23は、リード・エラーが発生した場合に、対象となるデータ・セクタに半径方向において近い位置のライト用RRO補正フィールドを読み出し、リード・リトライ処理において、そのRRO補正データを使用してRRO補正を行う。これによって、リード・エラーの回復を図ることができる。
RRO及びそれに対応した補正値は、半径位置によって変化する。従って、ターゲット・セクタと半径位置の異なるRROデータを使用しても、必ずしも正確なヘッド・ポジショニングを行えるとは限らない。しかし、エラー回復処理としてRRO補正を行うことで、エラー回復の可能性を高めることができる。図4の例において、ターゲットのデータ・セクタ114dと隣接するRRO補正フィールド117b、117cが存在する。HDC/MPU23は、いずれか一方のRRO補正フィールドのRRO補正データを使用してRRO補正を行う。
通常のリード処理において、リード素子32のターゲット位置P1は、半径方向における二つのライト用のRRO補正データ・フィールド117b、117cの中間にある。このため、リード素子32は、これらのRRO補正データを正確に読み出すことはできない。これらを正確に読み出すためには、リード素子32が各サーボ・トラックのセンタに移動することが必要となる。
図5(a)は、HDC/MPU23が、内周側の隣接RROフィールド117cを使用する場合を示している。データ・セクタ114dのリードにおいてエラー発生すると、HDC/MPU23はリード素子32の位置を内周側にずらして、RROフィールド117cを含むサーボ・トラックのセンタP2にリード素子32を位置決めする。磁気ディスク11が1周する間に、リード素子32は各サーボ・セクタのRROデータを読み出し、HDC/MPU23はそれらをRAM24に格納する。その後、HDC/MPU23は、取得したRROデータを使用したRRO補正を行いながら、リード素子32をデータ・セクタ114dのセンタ位置に位置決めして、リード・リトライを行う。
図5(b)は、HDC/MPU23が、外周側の隣接RROフィールド117bを使用する場合を示している。HDD1内の処理は、図5(a)の場合と同様であり、リード素子32は、RROフィールド117bを含むサーボ・トラックのセンタP3に位置決めされている。ここで、内周側のサーボ・トラックが、外周側のサーボ・トラックよりもデータ・セクタ114dに近い。RROは半径位置によって変化するため、エラー対応処理において使用するRROデータは、できるだけデータ・セクタ114dに近いことが好ましい。上記例においては、図5(a)に示した内周側の隣接RROフィールド117cを使用することが好ましい。
続いて、図5(a)に示したエラー対応処理について、図6のブロック図及び図7のフローチャートを参照して具体的に説明する。ターゲット・セクタ114dのリード・エラーが発生すると(S11)、HDC/MPU23はリードERP開始する(S12)。HDC/MPU23は、ERPテーブルに従ってリードERPを実行する。ERPテーブル241は、RAM24に格納されている。ERPテーブル241は、複数ステップ、例えば256ステップのERPステップが登録されており、HDC/MPU23は各ERPステップを順次実行する。
典型的なERPステップは、RWチャネル21における波形等化フィルタのフィルタ係数の変更や、ヘッド素子部122のトラック・オフセット量などである。HDC/MPU23は、RWチャネル21のレジスタに値(PARAMETERS)をセットすることで、フィルタ係数などを調整することができる。また、HDC/MPU23は、モータ・ドライバ・ユニット22にVCM電流値を示す制御信号(DACOUT)を送ることで、アクチュエータ16、つまりヘッド・スライダ12の位置を調整する。
本形態のERPステップの一つは、RRO補正処理を伴うリード・リトライである。このERPステップにおいて、HDC/MPU23は、リード素子32のターゲット位置を、データ・セクタ114d(図5のP1)から隣接RROフィールド117cのサーボ・トラック位置(図5のP2)に変更し、そのターゲット位置P2をフォローイングする(S13)。ヘッド・スライダ12が読み出したサーボ・セクタのリード信号(READ SIGNAL)は、AE13を介してRWチャネル21に転送される。RWチャネル21は所定の処理を行い、位置データとRRO補正データ(SERVO DATA)を抽出し、HDC/MPU23に送る(S14)。
HDC/MPU23は、取得した位置データに従ってモータ・ドライバ・ユニットにVCM電流値を特定する制御データ(DACOUT)を送り、アクチュエータ16のサーボ制御を行う。さらに、HDC/MPU23は、取得した各サーボ・セクタのRRO補正データをRAM24内のRROバッファ242に格納する(S15)。HDC/MPU23は、ターゲット・データ・セクタ114dの直前のサーボ・セクタのRROフィールド117cまで取得する。このタイミングで、ターゲット・データ・セクタ114dでのエラー発生から、磁気ディスク11が1回転している。
リード素子32が、データ・セクタ114dの直前のRROフィールド117cを読み出した後、HDC/MPU23は、リード素子32を、データ・セクタ114dに対応したターゲット位置P1に位置決めする(S16)。HDC/MPU23は、リード素子32が読み出した位置データとRROバッファ242に格納されているRRO補正データとを使用して、RRO補正を行いながらターゲット位置P1におけるフォローイングを行う(S17)。
P1におけるフォローイングにおいて磁気ディスク11が回転すると、リード素子32がターゲット・データ・セクタ114dに到達する。HDC/MPU23は、そのセクタのリードをリトライする(S18)。リード素子32が読みしたデータ・セクタのリード信号(READ SIGNAL)は、AE13を介してRWチャネル21に転送される。RWチャネル21は所定の処理を行い、ユーザ・データ(USER DATA)を抽出し、HDC/MPU23に送る。HDC/MPU23は、取得したユーザ・データのECC処理などを行って、RAM24内のデータ・バッファ243に格納する。以上で、RRO補正を伴うERPステップが終了する。
以上のように、ERPにおいてライト用のRRO補正データを読み出して、RRO補正を伴うフォローイングによるエラー回復ステップを実行することで、記憶容量の減少を抑えつつ、リード・エラーの回復を図ることができる。また、通常のリード処理においてはRRO補正データを読み出すための処理時間を必要とないため、パフォーマンスが大きく低下することを避けることができる。
ここで、RRO補正を使用したERPステップは、同時にRWチャネル21のパラメータ変更を行ってもよい。あるいは、ターゲット位置を変更するERPステップにおいて、同時にRRO補正データを読み出すことができる場合、それらの処理を同時平行して行うようにしてもよい。
ここで、HDC/MPU23が正確にサーボ制御することができてない場合、ターゲット位置の変更や、RWチャネル21のパラメータ変更によってエラー回復できる可能性が小さい。従って、RRO補正を使用するERPステップは、ERPテーブル241のできるだけ上位のステップとして登録されていることが好ましい。具体的には、最初のERPステップや、あるいは、最初のヘッド・オフセット・ステップの前に行うことが考えられる。
上述の説明においては、HDC/MPU23が、RRO補正データが示す補正量をそのまま使用している。しかし、RROは、半径位置によって変化するものであるため、ターゲットとなるデータ・セクタと異なる半径位置のためのRRO補正データをそのまま使用することが必ずしも好ましいとは限らない。むしろ、サーボ制御の安定性を悪化させる可能性もある。そこで、取得したRRO補正データが示す補正値よりも小さい値を補正量としてサーボ制御することは、好ましい態様の一つである。
好ましい例の一つは、使用するRRO補正データとターゲット・データ・セクタとの重なり度合いに従って、RRO補正値を変更する。例えば、図5(a)の例において、HDC/MPU23は、データ・セクタ114dのターゲット位置P1とRROフィールド117cのターゲット位置P2との間の距離に応じて補正量を変更する。
具体的には、RROフィールドが示す補正量ゲインKを積算した値を実際の補正量とする。にゲインKは距離の増加(重なり度合いの減少)に応じて減少するように定義する。例えば、データ・セクタ114dのターゲットと、リード素子とが読み出した位置データとの誤差をRaw PESとし、RRO補正データが示す補正値をRRO VALUEとすると、ヘッド・ポジショニングに使用するターゲットからの位置誤差PESを以下の数式で定義する。
PES = Raw PES − K×RRO VALUE
HDC/MPU23は、上記式から得られたPESを使用してVCM15に供給する電流値を決定する。
図8(a)は、RROフィールドの中心からの距離とRROフィールドの信号振幅値(プリアンブルの振幅値)との関係を模式的に示している。PESはRROフィールドの中心からの距離に相当し、128が中心に相当する。PES0及び255は隣接するRROフィールド(サーボ・トラック)の中心に相当する。PES自体は、サーボ・トラックのバースト・パターンを使用して定義することができる。RROフィールドの信号振幅値は、その中心から特定の距離以上離れると距離に従って大きく減少する。
上述のように、RRO補正に使用するRROフィールドがターゲット・データ・トラックから遠いほど、本来のRRO補正値と異なる可能性が高くなる。そこで、RRO補正データのゲインKを、例えば、図8(b)に示すように、使用するRROフィールドの中心からターゲット・セクタの中心までの距離(位置誤差)に従って定義する。PES128は、RROフィールドの中心とターゲット・データ・セクタの中心位置が一致することを意味する。位置誤差0から特定の設定値まではゲインKを1とし、その後、位置誤差の増加に従って一次関数でゲインKを小さくする。PES0及び255においてゲインKは0となっている。
HDC/MPU23は、上述のように、ゲインKを、HDC/MPU23が予め取得しているターゲット・データ・セクタ114d及びRROフィールド117cのそれぞれのターゲット位置の誤差から決定する。これによって、HDC/MPU23は容易に適切なゲインKを算出することができる。ERPテーブル241は、好ましくは、ゲインKによるRRO補正値の修正を行うステップとそれを行わないステップの双方を有する。しかし、ERPテーブル241に、補正を行うステップのみを登録するようにしてもよい。
なお、ゲインKの算出方法は上記の例に限定されるものではなく、ターゲット・セクタと使用するRROフィールドの距離に応じて変化する他の定義に従ってもよい。例えば、位置誤差の増加に応じて二次関数的に減少する曲線でゲインKを定義する、あるいは、階段的に変化するゲインKを定義することができる。また、予め登録されているターゲット位置ではなく、実測値を使用してゲインKを決定する、あるいは、設計によっては、RROフィールドの距離に応じて一部増加するような関数を使用することを本発明の範囲から排除するものではない。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、リードERPにおけるRRO補正は、ターゲットとするデータ・セクタの直前のサーボ・セクタ及びそれ以前の複数のサーボ・セクタにおいて行うことが好ましい。しかし、直前のサーボ・セクタにおいてのみ、あるいは、直前のサーボ・セクタを除いたサーボ・セクタにおいて補正を行ってもよい。また、RRO補正を行うERPにおいて、フォローイング中のRRO補正を各サーボ・セクタではなく、一つ置きのサーボ・セクタにおいて行ってもよい。本発明のサーボ制御は、HDD以外のディスク・ドライブ装置に適用することができる。
本実施形態において、HDDの全体構成を模式的に示すブロック図である。 本実施形態において、磁気ディスク上に記憶されているデータのフォーマットを模式的に示す図である。 本実施形態において、通常リード処理及びライト処理におけるサーボ制御において、ライト素子及びリード素子の位置を模式的に示している。 本実施形態において、リード・エラーの回復処理において、ターゲットのデータ・セクタ114と隣接するRRO補正フィールドを示している。 本実施形態のリード・エラーの回復処理において、リード素子が隣接RROフィールドを読み出す状態を模式的に示している。 本実施形態のリード・エラーの回復処理において、RRO補正を伴うフォローイングを行う処理を行う構成を模式的に示すブロック図である。 本実施形態のリード・エラーの回復処理において、RRO補正を伴うフォローイングを行う処理のフローチャートである。 本実施形態において、RRO補正フィールドとターゲット・データ・セクタとの間の距離に応じて、RRO補正データが示す補正量を変化させる様子を模式的に示す図である。
符号の説明
1 ハードディスク・ドライブ、10 エンクロージャ、11 磁気ディスク
12 ヘッド・スライダ、14 スピンドル・モータ、15 ボイス・コイル・モータ
16 アクチュエータ、20 回路基板、21 リード・ライト・チャネル
22 モータ・ドライバ・ユニット、23 ハードディスク・コントローラ/MPU
24 RAM、31 ライト素子、32 リード素子、51 ホスト
111 サーボ領域、112 データ領域、113 ゾーン、114 データ・セクタ
115 サーボ・セクタ、116 位置データ・フィールド
117 RRO補正データ・フィールド、241 ERPテーブル
242 RROバッファ、243 データ・バッファ

Claims (19)

  1. リード素子及びライト素子を有するヘッドと、
    サーボ・セクタが円周方向に離散的に記録され、さらに、通常ライト時に前記リード素子がフォローイングする半径位置に前記サーボ・セクタに対応したサーボ補正情報が記録されているディスクと、
    通常ライト処理において前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行い、通常リード処理において前記ディスク上のサーボ補正情報を使用することなくフォローイング制御を行う、コントローラと、を有し、
    前記通常リード処理においてエラーが発生した場合に、前記コントローラは、前記リード素子を前記通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動し、
    移動された前記リード素子は、その移動先において前記サーボ補正情報を読み出し、
    前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、前記リード素子が読み出した前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う、
    ディスク・ドライブ装置。
  2. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置に半径方向において隣接するサーボ補正情報を使用する、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  3. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記リード処理のターゲット位置に半径方向において一番近いサーボ補正情報を使用する、
    請求項2に記載のディスク・ドライブ装置。
  4. 前記リード素子は、前記エラーが起きたリード処理のターゲット・データ・セクタの直前のサーボ・セクタに対応したサーボ補正情報を読み出し、
    前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記直前のサーボ・セクタを使用したサーボ制御において前記サーボ補正情報による補正を行う、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  5. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するサーボ補正情報との距離に応じて、そのサーボ補正情報に基づく補正量を変更する、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  6. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するサーボ補正情報のターゲット位置との距離の増加に応じて、そのサーボ補正情報に基づく補正量を小さくする、
    請求項5に記載のディスク・ドライブ装置。
  7. 前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、ターゲット位置を変更したリード・リトライを行う前に、前記サーボ補正情報を使用したリード・リトライを行う、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  8. リード素子及びライト素子を有するヘッドと、サーボ・セクタが円周方向に離散的に記録され、さらに、通常ライト時に前記リード素子がフォローイングする半径位置に前記サーボ・セクタに対応したサーボ補正情報が記録されているディスクと、を有するディスク・ドライブ装置において、リード・エラーの回復処理を行う方法であって、
    通常ライト処理において前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行い、
    通常リード処理において前記ディスク上のサーボ補正情報を使用することなくフォローイング制御を行い、
    前記通常リード処理においてエラーが発生した場合に、前記リード素子を前記通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動し、
    前記移動先において、前記リード素子により前記サーボ補正情報を読み出し、
    前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、前記リード素子が読み出した前記サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う、方法。
  9. 前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置に半径方向において隣接するサーボ補正情報を使用する、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記リード処理のターゲット位置に半径方向において一番近いサーボ補正情報を使用する、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するサーボ補正情報との距離に応じて、そのサーボ補正情報によって示された補正量を変更する、
    請求項8に記載の方法。
  12. 前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するサーボ補正情報のターゲット位置との距離の増加に応じて、そのサーボ補正情報によって示された補正量を小さくする、
    請求項11に記載の方法。
  13. リード素子及びライト素子を有するヘッドと、
    サーボ・セクタが円周方向に離散的に記録され、さらに、ライト時に前記リード素子がフォローイングする半径位置に前記サーボ・セクタに対応したライト用サーボ補正情報が記録されているディスクと、
    前記ライト用サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御においてライトを行うライト処理と、前記ライト処理によりライトされたデータをリードする通常リード処理と、を実行するコントローラと、を有し、
    前記通常リード処理においてエラーが発生した場合に、前記コントローラは、前記リード素子を前記通常リード処理のターゲット位置と異なる位置に移動し、
    移動された前記リード素子は、その移動先において前記ライト用サーボ補正情報を読み出し、
    前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、前記リード素子が読み出した前記ライト用サーボ補正情報による補正を伴うフォローイング制御を行う、
    ディスク・ドライブ装置。
  14. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置に半径方向において隣接するライト用サーボ補正情報を使用する、
    請求項13に記載のディスク・ドライブ装置。
  15. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記リード処理のターゲット位置に半径方向において一番近いライト用サーボ補正情報を使用する、
    請求項14に記載のディスク・ドライブ装置。
  16. 前記リード素子は、前記エラーが起きたリード処理のターゲット・データ・セクタの直前のサーボ・セクタに対応したライト用サーボ補正情報を読み出し、
    前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記直前のライト用サーボ・セクタを使用したサーボ制御において前記サーボ補正情報による補正を行う、
    請求項13に記載のディスク・ドライブ装置。
  17. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するライト用サーボ補正情報との距離に応じて、そのサーボ補正情報に基づく補正量を変更する、
    請求項13に記載のディスク・ドライブ装置。
  18. 前記コントローラは、前記回復処理におけるフォローイング制御において、前記エラーを起こしたリード処理のターゲット位置と使用するライト用サーボ補正情報のターゲット位置との距離の増加に応じて、そのサーボ補正情報に基づく補正量を小さくする、
    請求項17に記載のディスク・ドライブ装置。
  19. 前記コントローラは、前記エラーが起きたリード処理の回復処理において、ターゲット位置を変更したリード・リトライを行う前に、前記サーボ補正情報を使用したリード・リトライを行う、
    請求項13に記載のディスク・ドライブ装置。
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