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JP4739027B2 - データ記憶装置及びその欠陥領域管理方法 - Google Patents

データ記憶装置及びその欠陥領域管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ記憶装置及びその欠陥領域管理方法に関し、特に、リード・ライト・オフセットが存在するヘッドを有するデータ記憶装置における欠陥領域管理に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハード・ディスク・ドライブ(Hard Disk Drive:HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。更に、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
ヘッド素子部によりデータの記録再生を行う、HDDにおいては、ディスク上に配置されたサーボ・セクタのサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ・データに基づきヘッドの位置決め制御を行ういわゆるセクタ・サーボ方式が適用される。磁気ディスク装置は磁気ディスクを備え、磁気ディスクのトラックは、磁気ディスク上にサーボ・ライタ等により記録されるサーボ・データにより形成される。
すなわち、同心円状トラックにフォロイングするために、サーボ・データが記録されている。サーボ・データは、トラック上に複数記録されており、このサーボ・データはサーボ・トラックのアドレス情報や、細かい位置制御をするためのバースト・パターンを備えている。バースト・パターンは、バーストA、B、C、Dの4種類のバースト・パターンからなり、ヘッドによりこれをリードし、その再生信号(バースト信号)から得られる振幅等の変化を数値化し、ヘッドのトラッキング制御(トラック・フォローイング)等に使用される。HDDは、ヘッド素子部が読み出したバースト・パターンを使用して、位置誤差信号(Position Error Signal:PES)を計算する。HDDは、サーボ・トラック・アドレスと、計算されたPESがターゲット値に近づくように、ヘッド素子部の位置決めを行う。
以上のようなセクタ・サーボ方式によるヘッドの位置決めは、HDDに加えられる振動、衝撃の外乱、モータが持つ振動成分、メディアの変形による位置ずれ、電気的なノイズなどの様々な要因により妨げられる。また、外部からの振動などの外乱からの影響を吸収しようとして、サーボの制御周波数帯域を上げると、HDDの機構系の発振にみまわれることがある。このため、ノッチフィルタ(帯域通過フィルタ)や、ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)を入れて機械共振の周波数を減衰させている。
また、データをライトする場合、ヘッド素子部がずれた状態でライトしてしまうと、ライトされたデータがリードできなかったり、隣のトラックに上書きをして隣のトラックのデータを消去してしまったりするので、あらかじめ設定された許容値以上にヘッドがずれた場合にはデータのライトを行わない。この許容量以上にヘッドがずれて書き込み処理ができない場合をライト・エラーとしている。
近年、HDDにおける記憶容量高密度化のため、データ・トラック及びサーボ・トラックの間隔、データ・セクタの間隔が狭くなってきている。そのため、ヘッド素子部の揺らぎに対する許容量が減少してきている。サーボ・トラックの間隔はサーボ・ライタによって決定されるが、ディスクやヘッドの高さのばらつきによるものや、サーボ・ライトのときのヘッドの位置のばらつきによって、サーボ・トラックの間隔にばらつきが生じてしまう。このサーボ・トラックの間隔のばらつきが、トラック又はセクタの間隔が狭くなってきたことから、無視できない大きさになってきた。
例えば、サーボ・トラックの間隔がばらつくことによって、サーボ・トラックが局部的に狭くなるところが生じたりする。局部的にサーボ・トラックが狭くなると、ライトを行うときに、所望の位置にライトを行うのではなく、所望のトラックの隣のトラックに寄ってライトを行ってしまうためにその隣のトラックのデータを消去してしまうというsqueezeという誤操作をひきおこす可能性がある。
squeezeとは、記録素子と再生素子との間隔が一定なのに対して、サーボ・トラックを正常にリードできないことや、サーボ・トラックが局部的に狭くなるなどの原因によって、所望のトラックの隣のトラックに上書きしてしまう現象のことをいう。この場合、所望のトラックの隣のトラックのデータが消えてしまうという問題が生じる。
そこで、HDDでは、SRST(Self Run Self Test)とよばれるテストを行い、キズが発生しているなどの欠陥領域を検出するSAT(:Surface Analysis Test)と同時に、サーボ・トラックが狭いことやサーボ・トラックがリードすることができない等のサーボ・トラックに欠陥が生じていることによってライト・エラーが頻繁に発生する欠陥領域の検出を行っている。これらの欠陥領域は、PDM(Primary Defect Map)とよばれるマップに登録することによって、この領域は使用されないようにしている。
SRSTにおいて、上記のライト・エラーが頻繁に発生する欠陥領域の検出を、Filldataと呼ばれる作業によって行っている。このFilldataは、磁気ディスクのデータ領域全面にデータのライトを行い、ライト・エラーが発生した場合に、そのデータ・トラックに含まれるすべてのセクタを欠陥領域としてPDMに登録する。
従来のデータ記憶装置におけるFilldataにおいては、データ・トラックそれぞれについて、そのデータ・トラックのデータを通常の読出し処理をするときのリード素子とライト素子の位置を示すリード・ポジションにヘッド素子部(リード素子)を位置決めし、ライト素子でデータの書き込みを行う。そのときに、あるデータ・トラックにおいてライト・エラーが発生した場合、そのリード素子が位置するデータ・トラックを欠陥トラック決定し、このトラック内の全てのセクタをPDMに登録する(図9(a)参照)。
次に、データ・トラックそれぞれにおいて、そのデータ・トラックにデータの書き込み処理を通常行う位置を示すライト・ポジションにヘッド素子部(リード素子)を位置決めし、ライト素子でデータの書き込みを行う。そのときに、あるデータ・トラックにおいてライト・エラーが発生した場合、そのライト素子の位置する(書き込んでいる)データ・トラックを欠陥トラックと決定し、このトラック内の全てのセクタをPDMに登録する。(図9(b)参照)
特開2004−171755号公報
しかしながら、このSRSTを行ったとしても、ユーザが使用する際にsqueeze現象などの誤動作が起こってしまうという問題点があった。例えば、局部的にサーボ・トラックが狭くなっているところが存在している場合、データの書込み処理を行うときに、SRSTのときには所望のトラックに書込み処理を行うことができたが、ユーザが何回も使用しているときには、squeeze現象をひきおこしてしまうということがおこっていた。
この問題点を解決するためには、リード素子がトラック内すべての部分に位置するようにして書込み処理を行うことによって検査をすればよいが、サーボ・トラック内すべてを網羅するようなFilldataを行うことは膨大な時間が必要になってしまうという新たな問題が生じる。そこで、本発明においては、サーボ・トラック内すべてを網羅するFilldataよりも短時間に、サーボ欠陥領域の検出のもれが少ない欠陥領域検出方法を提供する。
本発明の一つの態様に係るデータ記憶装置の欠陥管理方法において、リード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドを備え、前記ディスクに記録されたサーボ・データを前記リード素子で読み出しながら前記ヘッドの位置決めを行うデータ記憶装置の欠陥領域管理方法であって、通常のデータ読出しを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、前記ライト素子によるデータ書込み処理を実行し、前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録する、方法である。
また、上記のターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックに隣接するデータ・トラック内の領域をエラー登録するとよい。このとき、前述の隣接するデータ・トラックは、データ書き込み処理におけるライト素子により近い隣接データ・トラックにするとよい。または、ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックの両側のそれぞれの隣接データ・トラック内の領域をエラー登録するとよい。これらのようにすることによって、欠陥の生じているサーボ・トラックに対応する全てのデータ・トラックをPDM登録することができるため、ユーザが使用する際に生じる書込み処理の誤操作が生じる可能性を減少させることができる。
また、通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内のすべてのデータ領域をエラー登録するとよい。または、ターゲット・ポジションが対応するデータ・トラック内の領域をエラー登録するとよい。このことによって、欠陥サーボ・トラックに対応するデータ・トラック内をPDM登録することができるため、ユーザが使用する際に生じる書込み処理の誤操作が生じる可能性を減少させることができる。
また、ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックに隣接するサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録する方法を用いるとよい。このときの隣接するサーボ・トラックは、前記ターゲット・ポジションにより近い隣接サーボ・トラックであるとよい。または、ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックの両側のそれぞれの隣接サーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録するとよい。このようにすることによって、欠陥サーボ・トラックの隣接するサーボ・トラックも欠陥サーボ・トラックとしてPDM登録されるようになり、欠陥が広がっているときに対応することが可能となる。
本発明の他の態様に係るデータ記憶装置においては、リード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドと、前記リード素子が前記ディスクから読み出したサーボ・データを使用して前記ヘッドの位置決め制御を行い、通常のデータ読出しを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、前記ライト素子によるデータ書込み処理を実行するコントローラと、前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するメモリと、を備えるものである。このデータ記憶装置においては、欠陥の生じているサーボ・トラックに対応する全てのデータ・トラックをPDM登録することができるため、ユーザが使用する際に生じる書込み処理の誤操作が生じる可能性を減少させることができる。
また、前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックに隣接するデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するものであるとよい。このときの隣接するデータ・トラックは、前記データ書き込み処理における前記ライト素子により近い隣接データ・トラックであるとよい。または、前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックの両側のそれぞれの隣接データ・トラック内の領域をエラー領域として格納するものであるとよい。このようなデータ記憶装置においては、欠陥サーボ・トラックに対応するデータ・トラック内をPDM登録することができるため、ユーザが使用する際に生じる書込み処理の誤操作が生じる可能性を減少させることができる。
さらに、前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックに隣接するサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するとよい。また、このときの隣接するサーボ・トラックは、前記ターゲット・ポジションにより近い隣接サーボ・トラックであるとよい。または、前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックの両側のそれぞれの隣接サーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するものであるとよい。このような磁気ディスク装置においては、欠陥サーボ・トラックの隣接するサーボ・トラックも欠陥サーボ・トラックとしてPDM登録されるようになり、欠陥が広がっているときに対応することが可能となる。
本発明の他の態様に係るデータ記憶装置においてはリード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドと、前記リード素子が前記ディスクから読み出したサーボ・データを使用して前記ヘッドの位置決め制御を行い、通常のデータ書き込み行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、前記ライト素子によるデータ書込み処理を実行するコントローラと、前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ読み出しを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するメモリと、を備えるものである。このようなデータ記憶装置においては、欠陥サーボ・トラックに対応するデータ・トラック内をPDM登録することができるため、ユーザが使用する際に生じる書込み処理の誤操作が生じる可能性を減少させることができる。
また、前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックに隣接するデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するとよい。または、前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックに隣接するサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するものであるとよい。このようなデータ記憶装置においては、欠陥サーボ・トラックに対応するデータ・トラック内をPDM登録することができるため、ユーザが使用する際に生じる書込み処理の誤操作が生じる可能性を減少させることができる。
本発明に係る欠陥領域管理方法によれば、従来の方法では発見することができなかったサーボ・データに欠陥が生じている領域及びサーボ・トラックが局部的に狭くなっている領域を検知することが可能となり、データ記憶装置における誤動作を大きく低減することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
本発明においては、リード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドを備え、ディスクに記録されたサーボ・データをリード素子で読み出し処理を行うことによってヘッドの位置決めを行うデータ記憶装置において、通常のデータ読出しを行う場合のターゲット・ポジションにリード素子を位置決めした状態で、ライト素子によるデータ書込み処理を実行したときに、このデータ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録している。
このようにすることによって、Filldataのテストを行っているときにはエラーが発生せずに、ユーザが使用するときにエラーが発生するような欠陥を持つサーボ・トラックを発見できる可能性を高めることができる。このようなサーボ・トラックの一例として、局部的に欠陥が生じているサーボ・トラックや、局部的に狭くなっているサーボ・トラックがある。
上記のエラーは、ライト・エラーであり、データ記憶装置に加えられる振動、衝撃の外乱、モータが持つ振動成分、メディアの変形による位置ずれ、電気的なノイズなどの様々な要因によって位置制御が妨げられることによって、ヘッド素子部の位置が安定せずにそれぞれのデータ記憶装置に与えられている許容幅を超えて振動してしまう場合におこる。また、上記の要因以外にもサーボ・トラックが局部的に狭くなっていたり、サーボ・データに欠陥が生じたりすることによってもライト・エラーが発生する。
サーボ・トラックに欠陥が生じているときには、欠陥が生じているサーボ・トラックのサーボ・データを読み出すことができないために、リード素子によるリード・リトライを繰り返すことによって、ヘッド素子部の揺らぎが大きくなりライト・エラーが発生する。また、サーボ・トラックが局部的に狭くなっているときには、このトラック内において、サーボ・データをリードすることができるところとできないところが生じてしまう。そのため、サーボ・データをリードできないときには、ライト・エラーが発生してしまう。
ライト・エラーがトラック内で起こった場合、そのトラックをライトし始めたセクタからライト・リトライは開始する。そして、1周ライトする間にエラーが発生せずに行われるまで繰り返される。また、本実施の形態に係るデータ記憶装置におけるライト・エラーの一例としては、
(1)ライト・リトライが15回行われても、ライト・リトライをエラーが発生せずに行うことができない。
(2)ライト・リトライを15回繰り返す前に、ライト・リトライが成功するが、ライト・リトライが成功するまでの間におこったライト・エラーのセクタが、3サーボ・セクタ間で4セクタ以上ある。ここでいう3サーボ・セクタ間とは、あるサーボ・セクタから、2つ目のサーボ・セクタまでの領域とする。
(3)ライト・リトライを15回繰り返す前に、ライト・リトライが成功するが、サーボ・データのリードエラーが発生するセクタが多い。
(4)そのトラックにシークすることができない。
の4つの条件などがある。
以下においては、データ記憶装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)を例として、本発明の実施形態を説明する。本実施形態の特徴点の理解を容易とするため、最初に、HDDの全体構成の概略を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD1の構成を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、HDD1は、密閉されたエンクロージャ10内に、メディア(記録媒体)の一例である磁気ディスク11、ヘッドの一例であるヘッド素子部12、アーム電子回路(AE:Arm Electronics)13、スピンドル・モータ(SPM)14、ボイス・コイル・モータ(VCM)15、そしてアクチュエータ16を備えている。
HDD1は、エンクロージャ10の外側に固定された回路基板20を備えている。回路基板20上には、リード・ライト・チャネル(R/Wチャネル)21、モータ・ドライバ・ユニット22、ハードディスク・コントローラ(HDC)とMPUの集積回路(以下、HDC/MPU)23及びRAM24などの各ICを備えている。尚、各回路構成は一つのICに集積すること、あるいは、複数のICに分けて実装することができる。
外部ホスト51からのユーザ・データは、HDC/MPU23によって受信され、R/Wチャネル21、AE13を介して、ヘッド素子部12によって磁気ディスク11に書き込まれる。また、磁気ディスク11に記憶されているユーザ・データはヘッド素子部12によって読み出され、そのユーザ・データは、AE13、R/Wチャネル21を介して、HDC/MPU23から外部ホスト51に出力される。
次に、HDD1の各構成要素について説明する。磁気ディスク11は、SPM14に固定されている。SPM14は所定の速度で磁気ディスク11を回転する。HDC/MPU23からの制御データに従って、モータ・ドライバ・ユニット22がSPM14を駆動する。本例の磁気ディスク11は、データを記録する記録面を両面に備え、各記録面に対応するヘッド素子部12が設けられている。
各ヘッド素子部12はスライダ(不図示)に固定されている。また、スライダはアクチュエータ16の先端部に固定されている。アクチュエータ16はVCM15に連結され、回動軸を中心に揺動することによって、ヘッド素子部12(及びスライダ)を回転する磁気ディスク11上においてその半径方向に移動する。モータ・ドライバ・ユニット22は、HDC/MPU23からの制御データ(DACOUTと呼ぶ)に従ってVCM15を駆動する。
ヘッド素子部12には、磁気ディスク11への記録データに応じて電気信号を磁界に変換するライト素子、及び磁気ディスク11からの磁界を電気信号に変換するリード素子を備えている。ヘッド素子部12が磁気ディスク11上に位置するときに、ライト素子とリード素子とは、半径方向に異なる位置にある。このライト素子とリード素子の半径方向の位置の差異はリード・ライト・オフセットとよばれている。なお、磁気ディスク11は、1枚以上あればよく、記録面は磁気ディスク11の片面あるいは両面に形成することができる。
AE13は、複数のヘッド素子部12の中から磁気ディスク11へのアクセスを行う1つのヘッド素子部12を選択し、選択されたヘッド素子部12により再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル21に送る。また、R/Wチャネル21からの記録信号を選択されたヘッド素子部12に送る。
R/Wチャネル21は、リード処理において、AE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・ユーザ・データは、HDC/MPU23に供給される。また、R/Wチャネル21は、ライト処理を、HDC/MPU23からの制御信号に従って実行する。ライト処理において、R/Wチャネル21はHDC/MPU23から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号に変換してAE13に供給する。
HDC/MPU23において、MPUはRAM24にロードされたコードに従って動作する。HDD1の起動に伴い、RAM24には、MPU上で動作するコードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク11あるいはROM(不図示)からロードされる。HDC/MPU23は、リード/ライト処理制御、コマンド実行順序の管理、サーボ信号を使用したヘッド素子部12のポジショニング制御(サーボ制御)、インターフェース制御、ディフェクト管理などのデータ処理に関する必要な処理の他、HDD1の全体制御を実行する。
欠陥トラック検出処理は、磁気ディスク11に記録されたサーボ・データに含まれるバースト・パターンにより決定されるトラック幅が局所的に広くなっていないか否か及び狭くなっていないか否かを検証し、これら正常ではないトラック幅となっているトラック(欠陥トラック)を磁気ディスク11上の所定の領域に記録される欠陥テーブルに登録する処理である。製造工程において、バースト・パターンを記録した後、装置自身によりバースト・パターンの検査工程として実行されるものである。HDD1は、データ記録時には、欠陥テーブルを参照し、登録されている欠陥トラックにはデータを記録しないよう制御される。
この欠陥トラック検出処理を実行する場合には、検査処理を開始するフラグが磁気ディスク11上にセットされており、電源がオンされると検査処理用プログラムが磁気ディスク11から読み出され、AE13、R/Wチャネル21、HDC/MPU23を介して、RAM125上に読み込まれ、検査処理のプログラムが実行される。この検査処理の詳細は後述する。
続いて、図2を参照して、磁気ディスク11上の記録データについて説明する。図2は、磁気ディスク11の記録面の記録データの状態を模式的に示している。図2に示されるように、磁気ディスク11の記録面には、磁気ディスク11の中心から半径方向に放射状に延び、所定の角度毎に離間して形成された複数のサーボ領域111と、隣り合う2つのサーボ領域111の間にデータ領域112が形成されている。サーボ領域111とデータ領域112は、所定の角度で交互に設けられている。各サーボ領域111には、ヘッド素子部12の位置決め制御を行うためのサーボ・データが記録される。各データ領域112には、ユーザ・データが記録される。
磁気ディスク11の記録面には、半径方向に所定幅を有し、同心円状に形成された複数本のトラック113が形成される。サーボ・データおよびユーザ・データは、トラック113に沿って記録される。一つのトラック113は、サーボ領域111間に複数のデータ・セクタ(ユーザ・データの記録単位)を備えている。つまり、各トラック113は、互いに所定角度において離間して配置された複数のサーボ・データと、各サーボ・データの間に配置された複数のデータ・セクタとを含んでいる。複数トラック113は、磁気ディスク11の半径方向の位置に従って、複数のゾーン114にグループ化されている。1つのトラック113に含まれるデータ・セクタの数は、ゾーンのそれぞれに設定される。図2においては、3つのゾーン114a−114cが例示されている。
次に、磁気ディスク11のサーボ領域に記録されるサーボ・データについて説明する。データ記録用磁気ヘッドの記録メディアである磁気ディスク11上には、同心円状トラックにフォロイングするためにサーボ・データが書かれている。サーボ・データは、トラック上に複数個所書かれており、図3(a)に示すように、データの同期を取るためのシンクロデータが記録されるシンクロ部D1、サーボ・データの開始を示すサーボマークが記録されるSTM(Servo track mark)部D2、トラックが何番目のトラックであるかなどを示す位置情報を有するトラックID部D3、細かい位置制御をするためのバースト・パターンが記録されるバースト部D4などの周知の領域からなる。
バースト部D4に記録されるバースト・パターンは、例えば図3(b)に示すように、バーストA、B、C、Dの4種類のバースト・パターンからなっている。リード素子によりこのバースト・パターンを読み出し、それぞれの再生信号(バースト信号)の振幅によって、サーボ・トラック内の位置を決定することができる。サーボ・トラック内の位置とは、半径方向に256分割されたPES値とよばれるもので表している。
サーボ・トラックをリード素子が読み出すことによって、ヘッドのターゲット・ポジションへの位置決めが行われている。このとき、PES値とシリンダ数を決定することによって行われている。
バースト・パターンは、図3(b)に示すように、トラック中心をT、トラック境界をT、トラック幅をTとしたとき、バーストAは、一のトラックの一方のトラック境界T上に記録され、バーストBは当該一のトラックの他方のトラック境界T上に記録された信号である。また、バーストC、バーストDは、1つのトラック内であって、奇数トラック又は偶数トラックにそれぞれ記録された信号である。
HDD1においては、ヘッド素子部が読み出したバースト・パターンを使用して、位置誤差信号(Position Error Signal:PES)を計算する。HDD1は、リードを行う際にもライトを行う際にも、リード素子が読み出すサーボ・トラック・アドレスと、計算されたPES値がターゲット値になるように、リード素子の位置決めを行っている。
図4には、本実施の形態に係るHDD1におけるサーボ・トラックとデータ・トラックとの位置関係を示したものである。また、データ・トラックの読出し処理を行う際のリード素子とライト素子との位置(リード・ポジション:RP)と、データ・トラックの書込み処理を行う際のリード素子とライト素子との位置(ライト・ポジション:WP)を図4に示している。ここで、IDは磁気ディスク11の半径方向最内のトラックのことであり、ODは磁気ディスク11の半径方向最外のトラックのことである。
図4に示されるように、データ・トラックUSER DATA_k−2の読み出し処理を行うときには、リード素子がリード素子121aに位置することによって、データ・トラックUSER DATA_k−2のデータを読み出している。また、このときのライト素子の位置は、ライト素子122aの位置である。
また、データ・トラックUSER DATA_kの書込み処理を行うときには、リード素子がリード素子121bに位置することによって、ライト素子がライト素子122bに位置する。ライト素子がライト素子122bに位置することによって、データ・トラックUSER DATA_kの書込み処理を行っている。図4においては、データ・トラックUSER DATA_k−2の読出し処理と、データ・トラックUSER DATA_kの書込み処理との両方において、サーボ・トラックSERVO_mを使用している。
本実施の形態に係るHDD1においては、データ書込み処理における予め定められたエラー(ライト・エラー)が頻繁に発生する欠陥領域の検出を、Filldataと呼ばれる作業によって行っている。Filldataは、磁気ディスクのデータ領域全面にデータのライトを行い、ライト・エラーが発生した発生した場合に、そのデータ・トラックに含まれるすべてのセクタを欠陥領域としてPDMに登録する。
つまり、図4を一例として示すと、Filldataにおけるデータ・トラックUSER DATA_kの書込み処理を行う際に、データ・トラックUSER DATA_kの通常の書込み処理を行う際にリード素子が読み出すサーボ・トラックSERVO_mを用いて行う読出し処理を行うときのライト素子122aの位置(WP)と書込み処理を行うときのライト素子122bの位置(RP)において、書込み処理を行っている。
このときに、サーボ・トラックSERVO_mを用いる書込み処理を行うときのライト素子122aの位置(WP)と読出し処理を行うときのライト素子122bの位置(RP)とにおいては、ずれが生じている。このずれが生じている状態で、両方の書込みテスト(Filldata)を行っている。以上のような処理を、それぞれのサーボ・トラックにおいて行い、磁気ディスク11すべてのデータ・トラックへの書込み処理が行われるようにする。
以上のようなFilldata処理を行っている際、データ・トラックの読出し処理を行う際のリード素子とライト素子の位置を示すリード・ポジションと、データ・トラックの書込み処理を行う際のリード素子とライト素子の位置を示すライト・ポジションとにおいて書込み処理を行い、この書込み処理を行った際にデータ書込み処理における予め定められたエラー(ライト・エラー)が発生したトラックをPDM登録するようにしている。
Filldata処理を行っているときにおいて、リード・ポジションにおける書込み処理を行っている際にライト・エラーが発生した場合、リード素子121aが位置するデータ・トラックをPDM登録している。この状態を示すのが図5である。本実施の形態に係るHDD1においては、Filldata処理を行った際に、リード・ポジションにリード素子121aとライト素子122aが位置するときにライト・エラーが発生したときに、そのリード素子121aの位置するデータ・トラック、図5の場合ならば、データ・トラックUSER DATA_k−2をPDM登録する。
ここで、ライト・エラーが発生したトラックをPDM登録する際に、データ・トラックUSER DATA_k−2全てを登録している。しかし、ライト・エラーが発生したときに用いるサーボ・トラックSERVO_mの周辺のデータ・トラックUSER DATA_k−2を登録するだけでもよい。
図5で示した、リード・ポジションにおける書込み処理を行ったときにライト・エラーが発生したときの、サーボ・トラックの拡大図が図6である。図6において、サーボ・トラックSERVO_mとサーボ・トラックSERVO_m+1とにかけてサーボ・トラックに欠陥領域123が生じている。このような場合、ライト・ポジション(WP)における書込み処理によるFilldata処理においては、リード素子がリード素子121bに位置するためライト・エラーが発生しなかったが、リード・ポジション(RP)における書込み処理によるFilldata処理においては、リード素子がリード素子121aに位置するためライト・エラーが発生するという状況が生じる。
しかしながら、ヘッド素子部12はトラック内において許容範囲内で振動しているため、
リード素子の位置が、リード素子121c、121dのようにトラック内で一定ではない。そのため、Filldataにおけるライト・ポジション(WP)のリード素子121bの位置と、ユーザが使用するときのリード素子121c、121dの位置ではずれが生じてしまう。
このような場合に、例えば図6の場合であれば、ライト素子121cのときに、サーボ・トラックSERVO_mのサーボ・データをリード素子121cは読み出すことができないため、ライト・エラーが発生してしまう。そのため、サーボ・トラックSERVO_mを用いる書込み処理と読出し処理の両方を禁止するようにしている。
そのために、本実施の形態に係るHDD1では、Filldata処理のリード・ポジション(RP)の書込み処理のときにライト・エラーが発生しているサーボ・トラックSERVO_mを用いたときの、リード素子121aとライト素子122aの位置するデータ・トラックUSER DATA_k−2とデータ・トラックUSER DATA_kとをPDM登録している。リード素子121aが位置するデータ・トラックUSER DATA_k−2をPDM登録するのは前述の通りである。
図7に、Filldata処理のリード・ポジション(RP)の書込み処理のときにライト・エラーが発生しているときに、ライト素子122aの位置するデータ・トラックをPDM登録するときの概念図を示す。Filldata処理のリード・ポジション(RP)の書込み処理のときにライト・エラーが発生しているときには、そのときにリード素子121aが読み出しているサーボ・トラックSERVO_mは欠陥が生じていると判定される。サーボ・トラックSERVO_mにリード素子121aを位置決めしたときに、ライト素子122aの位置するデータ・トラックUSER DATA_kをPDM登録する。
このとき、リード・ポジションにおけるライト素子122aは、ヘッド素子部12の振動によって、一定のPES値を取るとは限らないため、データ・トラックUSER DATA_kに隣接しているデータ・トラックをPDM登録しているとよい。さらに、欠陥の生じているデータ・トラックの両隣のデータ・トラックをPDM登録していると良い。図7においては、USER DATA_k−1とデータ・トラックUSER DATA_k+1をPDM登録している。
または、Filldata処理のリード・ポジションの書込み処理を行い、ライト・エラーが発生したときのライト素子122aの位置により近い隣接するデータ・トラックをPDM登録してもよい。図7においては、データ・トラックUSER DATA_k+1を登録する。
図8において、欠陥の生じているサーボ・トラックSERVO_mに隣接するサーボ・トラックを使用してデータ書込み処理を行うデータ・トラックをPDM登録するときの概念図を示す。さらに、サーボ・トラックSERVO_m+1とサーボ・トラックSERVO_m−1を使用してデータ書込み処理を行うデータ・トラック、データ・トラックUSER DATA_k+1とデータ・トラックUSER DATA_k−1をPDM登録する。
または、Filldata処理のリード・ポジションの書込み処理を行い、ライト・エラーが発生したときのリード素子121aの位置に近い隣接するサーボ・トラックを使用してデータ書込み処理を行うデータ・トラックをPDM登録するとよい。図8においては、データ・トラックUSER DATA_k+1をPDM登録する。
上述した例においては、図7と図8において同じ結果となるが、リード・ポジションにおけるリード素子121aとライト素子122aの位置によっては、サーボ・トラックSERVO_m+1を使用するデータ・トラックがデータ・トラックUSER DATA_k+1とデータ・トラックUSER DATA_k+2の両方になる場合がある。
次に、Filldata処理のライト・ポジションの書込み処理において、ライト・エラーが発生したときにおけるエラー登録処理について記述する。ライト・ポジションにリード素子が位置するときにライト・エラーが発生した場合、そのときに位置決めを行っているサーボ・トラックに欠陥が生じているため、このサーボ・トラックに対応するデータ・トラックをPDM登録する。
ライト・ポジションにライト素子が位置するデータ・トラックをPDM登録するのは、ユーザが使用する際にもライト・エラーが発生する可能性が高いためである。また、本実施の形態に係るHDD1においては、ライト・ポジションにリード素子が位置するデータ・トラックをPDM登録しなくてもよい。
これは、Filldata処理のライト・ポジションの書込み処理におけるリード素子の位置するサーボ・トラックに欠陥が生じているため、そのリード素子が位置するデータ・トラックのデータを読み出すことができない可能性が高いが、このリード素子の位置するトラックにおいてライトが行われたとしても、ライト・エラーが発生する可能性があるかどうかがわからないからである。
このデータ・トラックの読み出し処理を行う際には、このトラックのサーボ・データに欠陥が生じているため、リードエラーが発生すると考えられるが、データのリードを行う際には、オフ・トラックをしてリード・リトライを行うことができるために、このトラックでのリードを行うことができる可能性があると考えられるためである。これらのことから、PDMの領域は限られた領域であるため、オーバーフローしてしまう可能性を少なくするために、Filldata処理のライト・ポジションの書込み処理におけるリード素子の位置するデータ・トラックはPDM登録しなくてもよい。
以上のように、リード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドを備え、前記ディスクに記録されたサーボ・データを前記リード素子で読み出しながら前記ヘッドの位置決めを行うデータ記憶装置において、通常のデータ読出しを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、前記ライト素子によるデータ書込み処理を実行し、このデータ書込み処理においてライト・エラーが生じた場合に、ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録することによって、従来の方法では発見することができなかった欠陥が生じているサーボ・トラックを検知することが可能となり、データ記憶装置における誤動作を極めて低減することができる。このことにより、誤操作が発生するデータ記憶装置が作成される可能性を低減することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。また、上述した実施の形態においては、Filldataにおける欠陥処理方法について記述したが、これはそれに限られるわけではない。上述の欠陥データ・トラックのPDM登録においては、そのトラック内の全てのデータ・セクタを登録することにしたが、その欠陥サーボ・トラックが位置する領域のデータ・セクタの一部を登録しても良い。さらにまた、上述においてはHDDを例として説明したが、本発明はHDDには限られない。
本実施の形態に係るHDD1の構成を模式的に示すブロック図。 磁気ディスクの記録面の記録データの状態の模式図。 磁気ディスクのサーボ領域に記録されるサーボ・データの模式図。 本実施の形態に係るHDDにおけるサーボ・トラックとデータ・トラックとの位置関係 Filldata処理を行っているときにおいて、リード・ポジションにおける書込み処理を行っている際にライト・エラーが発生した場合のリード素子が位置するデータ・トラックのPDM登録の概念図 図5におけるサーボ・トラックの拡大図 Filldata処理のリード・ポジション(RP)の書込み処理のときにライト・エラーが発生している場合のライト素子の位置するデータ・トラックのPDM登録の概念図 欠陥の生じているサーボ・トラックに隣接するサーボ・トラックを使用してデータ書込み処理を行うデータ・トラックをPDM登録の概念図 従来の欠陥サーボ・トラックのPDM登録の概念図
符号の説明
10 エンクロージャ 11 磁気ディスク 12 ヘッド素子部 13 AE
14 SPM 15 VCM 16 アクチュエータ
20 回路基板 21 R/Wチャネル 22 モータ・ドライバ・ユニット
23 HDC/MPU 24 RAM 51 ホスト
111 サーボ領域 112 データ領域 113 トラック 114 ゾーン
121 リード素子 122 ライト素子 123 欠陥領域
901 リード素子 902 ライト素子

Claims (16)

  1. リード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドを備え、前記ディスクに記録されたサーボ・データを前記リード素子で読み出しながら前記ヘッドの位置決めを行うデータ記憶装置の欠陥領域管理方法であって、
    通常のデータ読出しを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、前記ライト素子によるデータ書込み処理を実行し、
    前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用し通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録する、方法。
  2. 前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックに隣接するデータ・トラック内の領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記隣接するデータ・トラックは、前記データ書き込み処理における前記ライト素子に最も近い隣接データ・トラックである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックの両側のそれぞれの隣接データ・トラック内の領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内のすべてのデータ領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  6. さらに、前記ターゲット・ポジションが対応するデータ・トラック内の領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックに隣接するサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記隣接するサーボ・トラックは、前記ターゲット・ポジションに最も近い隣接サーボ・トラックである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックの両側のそれぞれの隣接サーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  10. リード素子とライト素子とがディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドと、
    前記リード素子が前記ディスクから読み出したサーボ・データを使用して前記ヘッドの位置決め制御を行い、通常のデータ読出しを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、前記ライト素子によるデータ書込み処理を実行するコントローラと、
    前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納するメモリと、
    を備えるデータ記憶装置。
  11. 前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックに隣接するデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納する、請求項10に記載のデータ記憶装置。
  12. 前記隣接するデータ・トラックは、前記データ書き込み処理における前記ライト素子に最も近い隣接データ・トラックである、請求項11に記載のデータ記憶装置。
  13. 前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのデータ・トラックの両側のそれぞれの隣接データ・トラック内の領域をエラー領域として格納する、請求項10に記載のデータ記憶装置。
  14. 前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックに隣接するサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納する、請求項10に記載のデータ記憶装置。
  15. 前記隣接するサーボ・トラックは、前記ターゲット・ポジションに最も近い隣接サーボ・トラックである、請求項14に記載のデータ記憶装置。
  16. 前記メモリは、前記ターゲット・ポジションが含まれるサーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラックに加えて、そのサーボ・トラックの両側のそれぞれの隣接サーボ・トラックを使用して通常のデータ書込みを行うデータ・トラック内の領域をエラー領域として格納する、請求項10に記載のデータ記憶装置。
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