JPH058652U - エラー検出訂正回路を有するメモリ装置 - Google Patents
エラー検出訂正回路を有するメモリ装置Info
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- JPH058652U JPH058652U JP5387991U JP5387991U JPH058652U JP H058652 U JPH058652 U JP H058652U JP 5387991 U JP5387991 U JP 5387991U JP 5387991 U JP5387991 U JP 5387991U JP H058652 U JPH058652 U JP H058652U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】メモリ装置の信頼性を向上させることである。
【構成】メモリにエラーフラグ部(2c)を設け、メモリ
の各アドレス(すなわち、データ)毎にエラーフラグを
付加できる構成としたため、エラーの統計的処理(エラ
ー発生回数の把握やエラー多発ICの特定等)を容易に
行える。
の各アドレス(すなわち、データ)毎にエラーフラグを
付加できる構成としたため、エラーの統計的処理(エラ
ー発生回数の把握やエラー多発ICの特定等)を容易に
行える。
Description
【0001】
本考案はSECDEDコードを用いてエラーの検出,訂正を行う機能をもつメモリ装 置に関する。SECDED(Single bit Error Correct Double bit Error Detect) コ ードは、1ビットエラーの訂正および2ビットエラーの検出のための最低4ビッ トのハミング距離をもつエラー訂正コードである。
【0002】
従来のSECDEDコードを用いたメモリ装置の構成が図5に示される。このメモリ 装置の動作は以下のとおりである。
【0003】 メモリ(2)へのライトサイクル時には、そのデータ入力を受けて、誤り訂正 (EDC;Error Detection and Correction) ユニット(1)はSECDEDコードを 生成し、データをデータバス(MData)を介してデータ部(2a) に書込み、SECDED コードをバス(CB)を介してチェックコード部(2b)に書込む。
【0004】 一方、メモリ(2)からのリードサイクル時には、読出されたデータとSECDED コードはEDCユニット(1)に入力され、このEDCユニット(1)は、デー タからSECDEDコードを生成し、その生成コードと読込んだSECDEDコードとを比較 することにより、エラーチェックを行う。1ビットのエラーがあった時は、その エラーを訂正した後、正しいデータをバス(Data) を介してマスタ(例えば、C PU5)に出力するとともに、1ビットエラー信号(ERR)を発生させ、2ビット のエラーがあった時は、データの訂正はできず、エラー信号(マルチビットエラ ー信号)を発生させるのみとなる。
【0005】 このように、本従来例では、メモリ内のデータに1ビットのエラーが発生して も、EDCユニット(1)による自動的な訂正が行われ、マスタ(5)は何も意 識しないですむ。
【0006】
上述した従来のメモリ装置では、1ビットエラーが発生したことはわかるが、 そのエラーを起こしたアドレスの過去のエラー履歴はかわらない。
【0007】 したがって、例えば、そのエラーがハードウエアの故障による回復不可能なエ ラーである場合でも、そのような判断を行うことができず、適切な対応処理を行 えないという問題点がある。
【0008】 本考案はこのような問題点に着目してなされたものであり、その目的は、エラ ー発生アドレスを特定するとともにその履歴を情報として蓄積し、メモリ装置の 信頼性を向上させることにある。
【0009】
本考案は、SECDEDコードの生成およびこのコードを用いてのデータのエラーチ ェックを行う機能をもつエラー検出訂正回路を備えたメモリ装置であって、デー タ格納部,SECDEDコード格納部の他に、エラーフラグ格納部が設けられたメモリ と、このメモリおよび前記エラー検出訂正回路の動作を制御するとともに、エラ ーフラグの生成およびチェックを行う機能をもつ制御回路とを具備し、前記メモ リにおけるエラーフラグ格納部のアドレスは前記データ格納部の各アドレスに対 応しており、これにより、エラーフラグはデータ格納部の各アドレスに対応して 設定できるようになっており、前記検出訂正回路により1ビットエラーが検出さ れると、前記制御回路は、前記エラーフラグ格納部から読出されたエラーフラグ の有無をチェックして以前のサイクルでも同一アドレスにおいてエラーが生じて いるかを判定し、生じている場合は、その事実を記録し、生じていない場合は、 エラーフラグを新たに生成し、エラーフラグ格納部に書込むことを特徴とするも のである。
【0010】
【作用】 本考案では、メモリの各アドレス(すなわち、各データ)ごとにエラーフラグ が付加されているため、エラーの統計的処理(例えば、エラーの起こった回数, その回数に基づくソフトエラー/ハードエラーの判断,エラー多発箇所の特定等 )を容易に行え、これにより、装置の信頼性を向上させることができる。
【0011】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実 施例の構成を示す図である。
【0012】 本実施例の図5の従来例との主な相違点は、メモリ(2)にエラーフラグ部(2 c)が追加されていること、カウンタ(4)が設けられていること、制御回路(3 )が設けられていること、カウンタ(4)の内容をマスタであるCPU(5)が チェックできるようになっていることである。
【0013】 次に、動作を説明する。ライトサイクルにおいては、EDCユニット(1)は CPU(5)よりデータを受けてSECDEDコードを生成し、データをバス(MDATA) を介してデータ部(2a) に書込み、SECDEDコードをバス(CB) を介してチェック コード部(2b) に書込む。また、制御回路(3)は制御信号(MCTL) によりメモ リ(2)におけるエラーフラグ部(2c) をクリアする。
【0014】 リードサイクル時においては、特徴的な動作が行われるため、図2(a),( b)を用いて説明する。図2(a)は以前のサイクルでも同一アドレスに1ビッ トエラーが発生していた場合のEDCユニット(1)および制御回路(3)の動 作を示し、(b)は初めて1ビットエラーが検出された場合の動作を示す。
【0015】 制御回路(3)は、EDCユニット(1)からエラー信号(ERR)を受け取って 1ビットエラーの発生を知ると、制御信号ECTLをEDCユニット(1)に送出し 、このEDCユニット(1)により訂正された正しいデータをバス(Data)を介 してCPU(5)に送出させるとともに、その正しいデータをバス(MData)を介 してメモリ(2)のデータ部(2a)にも書込みさせる。また、SECDEDコードもバ ス(CB) を介してチェックコード部(2b) に書込む。
【0016】 制御回路(3)は、データの読出しと同期してエラーフラグ部(2c) よりエラ ーフラグ(EF) を読出し、前回アクセスしたときもエラーを起こしていたかを判 定する。エラーフラグ(EF) がセットされていて、エラーの連続であることが判 明した場合は、制御信号(CNT)によりカウンタ(4)をインクリメントする。し たがって、カウンタ(4)の値は、同じアドレス(データ)で2回以上、1ビッ トエラーが発生している回数を表すことになる。同じアドレスにおいて、短時間 のうちにソフトエラー(α線データが反転してしまうエラーであり、データの再 書込みによりデータの訂正が行える)が2回も発生する確率は非常に小さいため 、カウンタ(4)の値は、ハードウエアの故障による1ビットエラーの発生回数 と考えることができる。
【0017】 一方、エラーフラグのチェックの結果、以前のサイクルでは1ビットエラーが 発生しておらず、今回が初めてであった場合には、EDCユニット(1)は訂正 データおよびSECDEDコードの再書込みを行う。また、制御回路(3)は、エラー フラグを生成してメモリ(2)のエラーフラグ部(2c) に書込む。なお、カウン タのインクリメントは行われない。
【0018】 以上の動作をまとめると、図3のようになる。すなわち、1ビットエラーがあ ると(ステップ10)、前回エラーの有無を確認し(ステップ20) 、無しの場合は 訂正データ,コードを書込むとともに、エラーフラグを生成して書込み(ステッ プ30) 、有りの場合は、訂正データ,コードを書込み、カウンタをインクリメン トする(ステップ40) 。
【0019】 マスタであるCPU(5)の動作例が図4に示される。すなわち、定期的にカ ウンタ値を測定し(ステップ50) 、所定のしきい値以上の場合には(ステップ60 )、ハードウエア故障の発生を示すアラーム(所定の表示等)を発生させる(ス テップ70) 。
【0020】 本考案はこの実施例に限定されるものではなく、変形,応用が可能である。例 えば、データ部(2a)のデータとエラーフラグ部(2c) のフラグデータとをマルチ プレクスしておき、CPU(5)が、EDCユニット(1)を介してデータとと もにエラーフラグも読み込めるようにすれば、1ビットエラーを起こしたアドレ ス(データ)を全て知ることができ、故障しているメモリセルの特定を確実にか つ迅速に行えるようになる。また、32ビットデータに対するSECDEDコードは7ビ ットであり、×8ビットや×4ビットのメモリICを使う場合は、1ビット余る ため、この余ったビットをエラーフラグに使用すれば、無駄が生じず、効率的で ある。
【0021】
以上説明したように本考案は、メモリの各アドレス(すなわち、データ)毎に エラーフラグを付加できる構成としたため、エラーの統計的処理(エラー発生回 数の把握やエラー多発ICの特定等)を容易に行える効果がある。これにより、 メモリ装置の信頼性を向上できる効果がある。
【図1】本考案の一実施例の構成を示す図である。
【図2】(a)は以前のサイクルでも同一アドレスに1
ビットエラーが発生していた場合のEDCユニット
(1)および制御回路(3)の動作を示し、(b)は初
めて1ビットエラーが検出された場合の動作を示す。
ビットエラーが発生していた場合のEDCユニット
(1)および制御回路(3)の動作を示し、(b)は初
めて1ビットエラーが検出された場合の動作を示す。
【図3】EDCユニット(1)および制御回路(3)の
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図4】CPU(5)の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
1 EDC(Error Detection and Correction) ユニッ
ト 2 メモリ 3 制御回路 4 カウンタ 5 CPU
ト 2 メモリ 3 制御回路 4 カウンタ 5 CPU
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 SECDED(シングルビットエラー訂正ダブ
ルビットエラー検出)コードの生成およびこのコードを
用いてのデータのエラーチェックを行う機能をもつエラ
ー検出訂正回路(1)を備えたメモリ装置であって、 データ格納部(2a) ,SECDEDコード格納部(2b)の他に、
エラーフラグ格納部(2c) が設けられたメモリ(2)
と、 このメモリ(2)および前記エラー検出訂正回路(1)
の動作を制御するとともに、エラーフラグの生成および
チェックを行う機能をもつ制御回路(3)とを具備し、 前記メモリ(2)におけるエラーフラグ格納部(2c)の
アドレスは前記データ格納部(2a) の各アドレスに対応
しており、これにより、エラーフラグはデータ格納部
(2a) の各アドレスに対応して設定できるようになって
おり、 前記検出訂正回路(1)により1ビットエラーが検出さ
れると、前記制御回路(3)は、前記エラーフラグ格納
部(2c) から読出されたエラーフラグの有無をチェック
して以前のサイクルでも同一アドレスにおいてエラーが
生じているかを判定し、生じている場合は、その事実を
記録し、生じていない場合は、エラーフラグを新たに生
成し、エラーフラグ格納部(2c) に書込むことを特徴と
するエラー検出訂正回路を有するメモリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5387991U JPH058652U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | エラー検出訂正回路を有するメモリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5387991U JPH058652U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | エラー検出訂正回路を有するメモリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058652U true JPH058652U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=12955037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5387991U Withdrawn JPH058652U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | エラー検出訂正回路を有するメモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058652U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11184762A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-09 | Unisia Jecs Corp | 自動車用制御装置のバックアップramシステムの診断装置 |
JP2016045957A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | メモリシステム及びその動作方法 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP5387991U patent/JPH058652U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11184762A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-09 | Unisia Jecs Corp | 自動車用制御装置のバックアップramシステムの診断装置 |
JP2016045957A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | メモリシステム及びその動作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |