JPH0543158Y2 - - Google Patents
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- JPH0543158Y2 JPH0543158Y2 JP8599687U JP8599687U JPH0543158Y2 JP H0543158 Y2 JPH0543158 Y2 JP H0543158Y2 JP 8599687 U JP8599687 U JP 8599687U JP 8599687 U JP8599687 U JP 8599687U JP H0543158 Y2 JPH0543158 Y2 JP H0543158Y2
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- floor
- prevention member
- flooring
- wall
- cushion
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
[技術分野]
本考案は、防音性能を有する床材が壁際や開口
部際で沈み込むのを防止するための技術に関す
る。 [背景技術] 近年アパート、マンシヨン等の鉄筋コンクリー
ト集合住宅などにおいてはカーペツトより木質系
床材が好まれる傾向にある。この理由としてぜん
そくやダニ、あるいは掃除がしにくい等があげら
れるが、段高が制限されていることから従来のこ
ろばし根太による施工から仕上げ高さの低い直貼
り工法が主流となつている。ところでこの従来例
にあつては、床材に直接衝撃を受けたとき、床材
を伝わつて建物のコンクリートスラブのような床
下地基材に振動が伝わり、これが下階に伝わると
いう問題があり、防音上好ましくなかつた。そこ
で本発明者は床材本体の下面にクツシヨン材を積
層して床材を構成し、この床材をコンクリートス
ラブのような床下地基材に敷設することを考え
た。このようにすると、床材上面に加わる衝撃を
クツシヨン材で吸収することができるが、クツシ
ヨン性のため床の沈みが発生する。そしてこの床
の沈み込みは特に壁際などにおいて問題となるも
のである。つまり壁際においては床材にわずかな
沈み込みが生じても巾木の下端と床材の上面との
間にすき間が発生したりしてきわめて見苦しく、
また壁際には重量のある家具を置いたりするの
で、他の箇所に比べてはるかに沈み込みが顕著に
現れるという問題があつた。 [考案の目的] 本考案は上記の従来の問題点に鑑みて考案した
ものであつて、その目的とするところは防音性能
を有するように裏面にクツシヨン材を設けたにも
かかわらず、簡単な構成で壁際や開口部際におけ
る沈み込みを防止することができる壁際や開口部
際における床の構造を提供するにある。
部際で沈み込むのを防止するための技術に関す
る。 [背景技術] 近年アパート、マンシヨン等の鉄筋コンクリー
ト集合住宅などにおいてはカーペツトより木質系
床材が好まれる傾向にある。この理由としてぜん
そくやダニ、あるいは掃除がしにくい等があげら
れるが、段高が制限されていることから従来のこ
ろばし根太による施工から仕上げ高さの低い直貼
り工法が主流となつている。ところでこの従来例
にあつては、床材に直接衝撃を受けたとき、床材
を伝わつて建物のコンクリートスラブのような床
下地基材に振動が伝わり、これが下階に伝わると
いう問題があり、防音上好ましくなかつた。そこ
で本発明者は床材本体の下面にクツシヨン材を積
層して床材を構成し、この床材をコンクリートス
ラブのような床下地基材に敷設することを考え
た。このようにすると、床材上面に加わる衝撃を
クツシヨン材で吸収することができるが、クツシ
ヨン性のため床の沈みが発生する。そしてこの床
の沈み込みは特に壁際などにおいて問題となるも
のである。つまり壁際においては床材にわずかな
沈み込みが生じても巾木の下端と床材の上面との
間にすき間が発生したりしてきわめて見苦しく、
また壁際には重量のある家具を置いたりするの
で、他の箇所に比べてはるかに沈み込みが顕著に
現れるという問題があつた。 [考案の目的] 本考案は上記の従来の問題点に鑑みて考案した
ものであつて、その目的とするところは防音性能
を有するように裏面にクツシヨン材を設けたにも
かかわらず、簡単な構成で壁際や開口部際におけ
る沈み込みを防止することができる壁際や開口部
際における床の構造を提供するにある。
本考案の壁際や開口部際における床の構造は、
床材本体1の裏面にクツシヨン材2を積層して床
材3を構成し、床材3を床下地基材4に敷設し、
壁5際や開口部際等床の端に位置する床材3のク
ツシヨン材2の裏面の一部に沈み込み防止部材7
を取付けると共に沈み込み防止部材7でクツシヨ
ン材2の一部を圧縮してクツシヨン材2の他の部
分の裏面と沈み込み防止部材7の裏面とを略面一
として成るものであつて、このような構成を採用
することで上記した本考案の目的を達成したもの
である。すなわち本考案にあつては叙述のように
床材3のクツシヨン材2の裏面の一部に沈み込み
防止部材7を取付け、この沈み込み防止部材7で
クツシヨン材2の一部を圧縮してクツシヨン材2
の他の部分の裏面と沈み込み防止部材7の裏面と
を略面一とすることで壁5際や開口部際等床の端
における床材3の沈み込みを防止することができ
るようになつたものである。 以下本考案を実施例により詳述する。床材3は
木質系、プラスチツク系、無機質系等の床材本体
1の裏面にクツシヨン材2を積層して構成してあ
る。床材本体1の側端面部には嵌合凹部8乃至嵌
合凸部9が設けてある。しかして上記のような構
成の床材3は壁5際から順にコンクリートスラブ
のような床下地基材4上に敷設していくものであ
る。この場合、貼り始めの床材3のクツシヨン材
2の裏面の一部に沈み込み防止部材7を取付け
る。そして沈み込み防止部材7はクツシヨン材2
の一部を圧縮するように取付けるものであつて、
沈み込み防止部材7の裏面とクツシヨン材2の裏
面とが略面一となるようにしてある。ここでクツ
シヨン材2の裏面が凹凸状となつている場合、ク
ツシヨン材2の下方に凸となつた部分の下端面と
沈み込み防止部材7の裏面とが略面一となるよう
にする。沈み込み防止部材7は支持板部7aから
上方に向けて突出固着部7bを突設して構成した
もので、第11図、第12図、第13図、第15
図にはそれぞれ釘状の突出固着部7bを2本突設
した実施例が示してあり、第14図には釘状の突
出固着部7bを1本突設した実施例が示してあ
り、第16図には棒状の突出固着部7bが1本突
設してある。また第12図の実施例では発泡シー
トのようなクツシヨン層7c(例えば1mm厚)を
支持板部7aの裏面に取着してあり、第13図で
は支持板部7aの裏面に梨地のような凹凸部7b
を設けてある。しかして第11図、第12図、第
13図、第14図、第15図のように釘状の突出
固着部7bを突設したものにあつては、クツシヨ
ン材2の裏面の任意の位置から突出固着部7bを
打ち込んで床材本体1に釘状の突出固着部7bを
打ち込んで固着することで支持板部7aによりク
ツシヨン材2の一部を圧縮すると共に支持板部7
aの裏面をクツシヨン材2の裏面と略面一とする
のである。また第16図に示す棒状の突出固着部
7bを突設したものにあつては、床材本体1の裏
面側に設けた切り溝1aにクツシヨン材2を突き
抜けて嵌着することで支持板部7aによりクツシ
ヨン材2の一部を圧縮すると共に支持板部7aの
裏面をクツシヨン材2の裏面と略面一にするもの
である。この場合棒状の突出固着部7bは断面半
円状をしていて片面側が弧面となることで切り溝
1aへの打ち込みがしやすく、また他の片面側が
平坦面となることで切り溝1aへの接触面積を広
くして嵌着が確実にできるようにするものであ
る。また第12図のように支持板部7aの裏面に
クツシヨン層7cを取着すると沈み込み防止部材
7を介して振動が床下地基材4側に伝わるのが防
止できる。また第15図のように支持板部7aの
上部に小径突部2eを突設し、この小径突部2e
から突出固着部7bを突設したものにあつては、
小径突部2eのためクツシヨン材2を圧縮する際
の接触面積を小さくできて打ち込みが簡単且つ確
実にできる。なおクツシヨン材2の厚みを8mmと
した場合支持板部7aの下端から小径突部7eま
での距離を6.5mm程度とし、クツシヨン材2の一
部は1.5mm程度まで圧縮される。なおまた沈み込
み防止部材7は切り溝1aと切り溝1aとの間隔
毎に設けるようにしてもよい。ところで本考案の
ように沈み込み防止部材7でクツシヨン材2の一
部を圧縮して取付けるものにあつては、クツシヨ
ン材2の一部を切り取つて凹部を形成してこれに
沈み込み防止部材7を嵌め込むようなやり方にく
らべてクツシヨン材2を一部切り取る手間が省
け、またごみ(切りくず)の発生がなく作業がし
やすくなるものである。ところで床材3を敷設す
る前に壁5際にL字状をした端部金具10をコン
クリート釘のような固着具11により固着してお
く。そして第4図のように壁5際から床材3を接
着剤で床下地基材4に接着しながら敷設していく
ものである。ここで第4図に示すように端部金具
10の縦片12と床材3の端部との間に木片13
をいれておく。床材3は床下地基材4に接着剤で
接着するだけでなく、第5図のように床材3の裏
面のクツシヨン材2の一部を切欠した切欠部14
に固定金具15を入れて床材3に固着し、固定金
具15の押え片16を押え部材17で押えると共
にこの状態でコンクリート釘18で床下地基材4
に固定する。この場合コンクリート釘18の打付
けが不可の時は第6図のように床下地基材4にド
リルで下孔19をあけ、この下孔19にスクリユ
ー釘20を螺合して押え部材17を床下地基材4
に固定するようにしてもよい。更に上記各方法が
採用できないときには第7図に示すように固定部
材20を床下地基材4に接着剤で固定すると共に
固定部材20に床材3を固定するようにしてもよ
い。床材3同士の接合は嵌合凹部8と嵌合凸部9
との嵌合によりおこなうのであるが、この場合嵌
合凹部8には第9図のように接着剤21を薄く塗
布しておくものであり、嵌合凹部8と嵌合凸部9
との嵌合と接着とを併用して床材3同士を接続す
るものである。なお嵌合時に継目からはみ出した
接着剤21は湿つた布22などですみやかに拭き
取るものである。一方端部金具10を設けていな
い側の壁5際においては第8図のように壁5と端
部の床材3との間にくさび23を打ち込み、床材
3同士の目地のすき間をなくすようにするもので
ある。そして巾木24施工に当たつて前記した木
片13やくさび23を抜き取り、その後第1図の
ように巾木24を施工するものである。ところで
壁5際に位置する床材3には沈み込み防止部材7
が取付けてあるので、壁5際における床材3の沈
み込みが防止され、巾木24の下端と床材3の上
面との間にすき間が発生するのを防止するように
なつている。また巾木24は壁5際に位置する床
材3が上方に浮き上がるのを防止している。 なお上記の実施例において木片13やくさび2
3を抜き取ると壁5と床材3の端部との間に2〜
3mmのすき間ができるが、このようなすき間を形
成しておくことで、施工後における床材3の伸び
に対応できるものである。上記実施例では壁5際
における床材3に沈み込み防止部材7を取付けた
例を示したが、第17図のように框5a際におけ
る床材3に沈み込み防止部材7を取付けてもよ
く、あるいは第18図に示すように敷居5b際に
おける床材3に沈み込み防止部材7を取付けても
よい。第18図中30は畳である。
床材本体1の裏面にクツシヨン材2を積層して床
材3を構成し、床材3を床下地基材4に敷設し、
壁5際や開口部際等床の端に位置する床材3のク
ツシヨン材2の裏面の一部に沈み込み防止部材7
を取付けると共に沈み込み防止部材7でクツシヨ
ン材2の一部を圧縮してクツシヨン材2の他の部
分の裏面と沈み込み防止部材7の裏面とを略面一
として成るものであつて、このような構成を採用
することで上記した本考案の目的を達成したもの
である。すなわち本考案にあつては叙述のように
床材3のクツシヨン材2の裏面の一部に沈み込み
防止部材7を取付け、この沈み込み防止部材7で
クツシヨン材2の一部を圧縮してクツシヨン材2
の他の部分の裏面と沈み込み防止部材7の裏面と
を略面一とすることで壁5際や開口部際等床の端
における床材3の沈み込みを防止することができ
るようになつたものである。 以下本考案を実施例により詳述する。床材3は
木質系、プラスチツク系、無機質系等の床材本体
1の裏面にクツシヨン材2を積層して構成してあ
る。床材本体1の側端面部には嵌合凹部8乃至嵌
合凸部9が設けてある。しかして上記のような構
成の床材3は壁5際から順にコンクリートスラブ
のような床下地基材4上に敷設していくものであ
る。この場合、貼り始めの床材3のクツシヨン材
2の裏面の一部に沈み込み防止部材7を取付け
る。そして沈み込み防止部材7はクツシヨン材2
の一部を圧縮するように取付けるものであつて、
沈み込み防止部材7の裏面とクツシヨン材2の裏
面とが略面一となるようにしてある。ここでクツ
シヨン材2の裏面が凹凸状となつている場合、ク
ツシヨン材2の下方に凸となつた部分の下端面と
沈み込み防止部材7の裏面とが略面一となるよう
にする。沈み込み防止部材7は支持板部7aから
上方に向けて突出固着部7bを突設して構成した
もので、第11図、第12図、第13図、第15
図にはそれぞれ釘状の突出固着部7bを2本突設
した実施例が示してあり、第14図には釘状の突
出固着部7bを1本突設した実施例が示してあ
り、第16図には棒状の突出固着部7bが1本突
設してある。また第12図の実施例では発泡シー
トのようなクツシヨン層7c(例えば1mm厚)を
支持板部7aの裏面に取着してあり、第13図で
は支持板部7aの裏面に梨地のような凹凸部7b
を設けてある。しかして第11図、第12図、第
13図、第14図、第15図のように釘状の突出
固着部7bを突設したものにあつては、クツシヨ
ン材2の裏面の任意の位置から突出固着部7bを
打ち込んで床材本体1に釘状の突出固着部7bを
打ち込んで固着することで支持板部7aによりク
ツシヨン材2の一部を圧縮すると共に支持板部7
aの裏面をクツシヨン材2の裏面と略面一とする
のである。また第16図に示す棒状の突出固着部
7bを突設したものにあつては、床材本体1の裏
面側に設けた切り溝1aにクツシヨン材2を突き
抜けて嵌着することで支持板部7aによりクツシ
ヨン材2の一部を圧縮すると共に支持板部7aの
裏面をクツシヨン材2の裏面と略面一にするもの
である。この場合棒状の突出固着部7bは断面半
円状をしていて片面側が弧面となることで切り溝
1aへの打ち込みがしやすく、また他の片面側が
平坦面となることで切り溝1aへの接触面積を広
くして嵌着が確実にできるようにするものであ
る。また第12図のように支持板部7aの裏面に
クツシヨン層7cを取着すると沈み込み防止部材
7を介して振動が床下地基材4側に伝わるのが防
止できる。また第15図のように支持板部7aの
上部に小径突部2eを突設し、この小径突部2e
から突出固着部7bを突設したものにあつては、
小径突部2eのためクツシヨン材2を圧縮する際
の接触面積を小さくできて打ち込みが簡単且つ確
実にできる。なおクツシヨン材2の厚みを8mmと
した場合支持板部7aの下端から小径突部7eま
での距離を6.5mm程度とし、クツシヨン材2の一
部は1.5mm程度まで圧縮される。なおまた沈み込
み防止部材7は切り溝1aと切り溝1aとの間隔
毎に設けるようにしてもよい。ところで本考案の
ように沈み込み防止部材7でクツシヨン材2の一
部を圧縮して取付けるものにあつては、クツシヨ
ン材2の一部を切り取つて凹部を形成してこれに
沈み込み防止部材7を嵌め込むようなやり方にく
らべてクツシヨン材2を一部切り取る手間が省
け、またごみ(切りくず)の発生がなく作業がし
やすくなるものである。ところで床材3を敷設す
る前に壁5際にL字状をした端部金具10をコン
クリート釘のような固着具11により固着してお
く。そして第4図のように壁5際から床材3を接
着剤で床下地基材4に接着しながら敷設していく
ものである。ここで第4図に示すように端部金具
10の縦片12と床材3の端部との間に木片13
をいれておく。床材3は床下地基材4に接着剤で
接着するだけでなく、第5図のように床材3の裏
面のクツシヨン材2の一部を切欠した切欠部14
に固定金具15を入れて床材3に固着し、固定金
具15の押え片16を押え部材17で押えると共
にこの状態でコンクリート釘18で床下地基材4
に固定する。この場合コンクリート釘18の打付
けが不可の時は第6図のように床下地基材4にド
リルで下孔19をあけ、この下孔19にスクリユ
ー釘20を螺合して押え部材17を床下地基材4
に固定するようにしてもよい。更に上記各方法が
採用できないときには第7図に示すように固定部
材20を床下地基材4に接着剤で固定すると共に
固定部材20に床材3を固定するようにしてもよ
い。床材3同士の接合は嵌合凹部8と嵌合凸部9
との嵌合によりおこなうのであるが、この場合嵌
合凹部8には第9図のように接着剤21を薄く塗
布しておくものであり、嵌合凹部8と嵌合凸部9
との嵌合と接着とを併用して床材3同士を接続す
るものである。なお嵌合時に継目からはみ出した
接着剤21は湿つた布22などですみやかに拭き
取るものである。一方端部金具10を設けていな
い側の壁5際においては第8図のように壁5と端
部の床材3との間にくさび23を打ち込み、床材
3同士の目地のすき間をなくすようにするもので
ある。そして巾木24施工に当たつて前記した木
片13やくさび23を抜き取り、その後第1図の
ように巾木24を施工するものである。ところで
壁5際に位置する床材3には沈み込み防止部材7
が取付けてあるので、壁5際における床材3の沈
み込みが防止され、巾木24の下端と床材3の上
面との間にすき間が発生するのを防止するように
なつている。また巾木24は壁5際に位置する床
材3が上方に浮き上がるのを防止している。 なお上記の実施例において木片13やくさび2
3を抜き取ると壁5と床材3の端部との間に2〜
3mmのすき間ができるが、このようなすき間を形
成しておくことで、施工後における床材3の伸び
に対応できるものである。上記実施例では壁5際
における床材3に沈み込み防止部材7を取付けた
例を示したが、第17図のように框5a際におけ
る床材3に沈み込み防止部材7を取付けてもよ
く、あるいは第18図に示すように敷居5b際に
おける床材3に沈み込み防止部材7を取付けても
よい。第18図中30は畳である。
本考案にあつては、叙述のように床材本体の裏
面にクツシヨン材を積層して床材を構成してある
ので、クツシヨン材によつて床材表面に加わる衝
撃を吸収して防音効果を発揮できるのはもちろん
のこと、床材を床下地基材に敷設し、壁際や開口
部際等床の端に位置する床材のクツシヨン材の裏
面の一部に沈み込み防止部材を取付けると共に沈
み込み防止部材でクツシヨン材の一部を圧縮して
クツシヨン材の他の部分の裏面と沈み込み防止部
材の裏面とを略面一としてあるので、壁際におい
て巾木の下端と床材の上面との間にすき間が生じ
たりする恐れがなくて収まりがよいものであり、
また壁際や開口部際等の床の端に重量のある家具
を置いても家具による床の沈み込みを確実に防止
でき、更にクツシヨン材を切り取つたりする手間
を要することなく沈み込み防止部材を取付けるこ
とができ、クツシヨン材を切り取るもののように
切り屑が発生しないものである。
面にクツシヨン材を積層して床材を構成してある
ので、クツシヨン材によつて床材表面に加わる衝
撃を吸収して防音効果を発揮できるのはもちろん
のこと、床材を床下地基材に敷設し、壁際や開口
部際等床の端に位置する床材のクツシヨン材の裏
面の一部に沈み込み防止部材を取付けると共に沈
み込み防止部材でクツシヨン材の一部を圧縮して
クツシヨン材の他の部分の裏面と沈み込み防止部
材の裏面とを略面一としてあるので、壁際におい
て巾木の下端と床材の上面との間にすき間が生じ
たりする恐れがなくて収まりがよいものであり、
また壁際や開口部際等の床の端に重量のある家具
を置いても家具による床の沈み込みを確実に防止
でき、更にクツシヨン材を切り取つたりする手間
を要することなく沈み込み防止部材を取付けるこ
とができ、クツシヨン材を切り取るもののように
切り屑が発生しないものである。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同上の上下逆にして見た沈み込み防止部材を取付
ける前の分解斜視図、第3図は同上の壁際におけ
る分解斜視図、第4図は同上の壁際における施工
途中の断面図、第5図は同上の床材の固定例を示
す断面図、第6図は同上の床材の固定例を示す他
の実施例の断面図、第7図は同上の床材の固定例
を示す更に他の実施例を示す断面図、第8図は同
上の壁と床材との間にくさびを打ち込んでいる状
態の断面図、第9図は同上の嵌合凹部に接着剤を
塗布した状態を示す斜視図、第10図は同上の嵌
合凹部と嵌合凸部とを嵌合した場合においてはみ
出した接着剤を抜き取つている例を示す斜視図、
第11図a,b,cは沈み込み防止部材の一実施
例の平面図、正面図及び側面図、第12図a,
b,cは沈み込み防止部材の他の実施例の平面
図、正面図及び側面図、第13図a,b,cは同
上の更に他の実施例の平面図、正面図及び側面
図、第14図a,b,cは同上の更に他の実施例
の平面図、正面図及び側面図、第15図は同上の
更に他の実施例の斜視図、第16図a,b,cは
同上の更に他の実施例の平面図、正面図及び側面
図、第17図は本考案の他の実施例の断面図、第
18図は本考案の更に他の実施例の断面図であつ
て、1は床材本体、2はクツシヨン材、3は床
材、4は床下地基材、5は壁、7は沈み込み防止
部材である。
同上の上下逆にして見た沈み込み防止部材を取付
ける前の分解斜視図、第3図は同上の壁際におけ
る分解斜視図、第4図は同上の壁際における施工
途中の断面図、第5図は同上の床材の固定例を示
す断面図、第6図は同上の床材の固定例を示す他
の実施例の断面図、第7図は同上の床材の固定例
を示す更に他の実施例を示す断面図、第8図は同
上の壁と床材との間にくさびを打ち込んでいる状
態の断面図、第9図は同上の嵌合凹部に接着剤を
塗布した状態を示す斜視図、第10図は同上の嵌
合凹部と嵌合凸部とを嵌合した場合においてはみ
出した接着剤を抜き取つている例を示す斜視図、
第11図a,b,cは沈み込み防止部材の一実施
例の平面図、正面図及び側面図、第12図a,
b,cは沈み込み防止部材の他の実施例の平面
図、正面図及び側面図、第13図a,b,cは同
上の更に他の実施例の平面図、正面図及び側面
図、第14図a,b,cは同上の更に他の実施例
の平面図、正面図及び側面図、第15図は同上の
更に他の実施例の斜視図、第16図a,b,cは
同上の更に他の実施例の平面図、正面図及び側面
図、第17図は本考案の他の実施例の断面図、第
18図は本考案の更に他の実施例の断面図であつ
て、1は床材本体、2はクツシヨン材、3は床
材、4は床下地基材、5は壁、7は沈み込み防止
部材である。
Claims (1)
- 床材本体の裏面にクツシヨン材を積層して床材
を構成し、床材を床下地基材に敷設し、壁際や開
口部際等床の端に位置する床材のクツシヨン材の
裏面の一部に沈み込み防止部材を取付けると共に
沈み込み防止部材でクツシヨン材の一部を圧縮し
てクツシヨン材の他の部分の裏面と沈み込み防止
部材の裏面とを略面一として成る壁際や開口部際
における床の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8599687U JPH0543158Y2 (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8599687U JPH0543158Y2 (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195049U JPS63195049U (ja) | 1988-12-15 |
JPH0543158Y2 true JPH0543158Y2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=30941907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8599687U Expired - Lifetime JPH0543158Y2 (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543158Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089907B2 (ja) * | 1988-12-16 | 1996-01-31 | ナショナル住宅産業株式会社 | 防振床材の沈み防止構造 |
JP2521919Y2 (ja) * | 1989-04-03 | 1997-01-08 | 段谷産業株式会社 | 沈み防止金具 |
JP2731283B2 (ja) * | 1990-04-14 | 1998-03-25 | 松下電工株式会社 | 硬質床材の接続構造 |
-
1987
- 1987-06-02 JP JP8599687U patent/JPH0543158Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63195049U (ja) | 1988-12-15 |
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