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JPH0543161Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0543161Y2
JPH0543161Y2 JP1987049776U JP4977687U JPH0543161Y2 JP H0543161 Y2 JPH0543161 Y2 JP H0543161Y2 JP 1987049776 U JP1987049776 U JP 1987049776U JP 4977687 U JP4977687 U JP 4977687U JP H0543161 Y2 JPH0543161 Y2 JP H0543161Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flooring
horizontal piece
flooring material
fixing
piece
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987049776U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156352U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987049776U priority Critical patent/JPH0543161Y2/ja
Publication of JPS63156352U publication Critical patent/JPS63156352U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0543161Y2 publication Critical patent/JPH0543161Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、防音及び防振機能を備えた床材の端
部における浮き上がりを防止するための技術に関
する。
[背景技術] 従来の床材は例えば、合板よりなる基板の上に
化粧板(突板)を張つただけのものであるため、
床材に直接衝撃を受けたとき、床材を伝わつて建
物の床基材に振動が伝わり、これが下階に伝わる
という問題があり、防音上好ましくなかつた。例
えば、マンシヨン等の集合住宅では上階で子供が
走り回れば下階の人から喧しいというクレームが
つくという問題があつた。そこで木質の床材本体
の下面にクツシヨン材を積層して床材を構成し、
この床材を床下地に接着、あるいは釘打ちにて固
着することで、床材上面に加わる衝撃をクツシヨ
ン材で吸収するようにすることが考えられてい
る。ところが、この従来例にあつては、クツシヨ
ン材の下面部分をコンクリート床のような床下地
に接着した場合、上層が木質の床材本体であるた
め施工した場合側端部が上になるように反つて目
地部分が上につき上げられる恐れがあり、歩行性
が悪くなるという問題があり、また床材の端部を
釘打ちなどで床下地に固着した場合には反りを防
止できるが、釘打ちをするとクツシヨン材が圧縮
し、クツシヨン材が圧縮された状態で釘が固着さ
れるため釘打ちをした床材の端部が他の部分にく
らべて下方に凹んでしまい仕上がりが悪いだけで
なく歩行性も悪いという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は上記の問題点に鑑みて考案したもので
あつて、その目的とするところは、端部での浮き
上がりを防止し、また固定金具を固着する際陥没
するのを防止するとともに固定金具の下横片を床
下地に固着する固着具の頭部が支障となつて床材
同士を接合用の凸部と凹部との嵌合ができなくな
るというようなおそれがなく、しかも防音性を有
する床材の取付構造を提供するにある。
[考案の開示] 本考案の床材の取付構造は、木質の床材本体1
の下面にクツシヨン材2を積層して床材3を形成
し、床材3の側部に接合用の凸部4乃至凹部5を
設け、上横片6aの一端部から下方に縦片6bを
突設し且つ縦片6bの下端から上横片6aと反対
方向に下横片6cを突設して構成した断面略Z状
の固定金具6の上横片6aを床材本体1の端部下
面に固着すると共に下横片6cを床材3から側方
に向けて突出し、該下横片6cの下面をクツシヨ
ン材2の下面と略同一レベル付近に位置させ、床
材3を床下地7上に敷設し、下横片6cを固着具
8にて床下地7に固着し、隣りあう床材3同士を
一方の床材3の側端面部に設けた凸部4と他方の
床材3の側端面部に設けた凹部5とで嵌合して成
るものであつて、このような構成を採用すること
で上記した本考案の目的を達成したものである。
すなわち本考案にあつては、床材3の下面にクツ
シヨン材2が存在することで防音、防振効果があ
るのはもちろん、上横片6aの一端部から下方に
縦片6bを突設し且つ縦片6bの下端から上横片
6aと反対方向に下横片6cを突設して構成した
断面略Z状の固定金具6の上横片6aを床材本体
1の端部下面に固着すると共に下横片6cを床材
3から側方に向けて突出し、床材3を床下地7上
に敷設し、下横片6cを固着具8にて床下地7に
固着することで、床材3の端部の浮き上がりを防
止し、しかも下横片6cの下面をクツシヨン材2
の下面と略同一レベル付近に位置させることで固
定金具6を固着具8にて床下地7に固着しても端
部が沈んだ状態で固着されることがないようにで
き、凹部5と凸部4との嵌合によつて隣りあう床
材3の端部同士を段差なく接続できるのはもちろ
ん、固定金具6が断面略Z状をしていて下横片6
cを床下地7に固着具8にて固着することで、固
着具8の頭部は直接床材本体1の下面に当たるこ
とがなく、したがつて、固着具8の頭部に邪魔さ
れることなく凹部5と凸部4との嵌合が支障なく
行えるものであり、また、断面略Z状の固定金具
6の上横片6aは床材本体1の下面に固着するこ
とで、下横片6cのレベルを設定通りにクツシヨ
ン材2の下面と略同一レベルにできることにな
る。
以下本考案を実施例により詳述する。木質の床
材本体1の下面にはクツシヨン材2が積層一体化
してあつて床材3が形成してある。床材3の側部
には接合用の凸部4乃至凹部5が設けてある。ま
た床材本体1の端部下面には固定金具6が固着し
てある。固定金具6は上横片6aの一端部から下
方に縦片6bを突設すると共に縦片6bの下端か
ら上横片6aと反対方向に下横片6cを突設して
構成してあつて断面略Z状をしている。そして、
断面略Z状の固定金具6の上横片6aを床材本体
1の端部下面に当てて固着具15や接着剤等によ
り固着してある。この場合、クツシヨン材2の端
部を一部切欠して床材本体1の下面を露出させて
この露出した床材本体1の端部下面に上横片6a
を当てて固着するものである(第2図参照)。ま
た、上記のようにして床材本体1の端部下面に固
定金具6の上横片6aを固着した場合、下横片6
cを床材3から側方に向けて突出するようにす
る。また、該下横片6cの下面はクツシヨン材2
の下面と略同一レベル(好ましくは下横片6cの
下面のレベルをクツシヨン材2の下面よりもやや
上方)となるようになつている。この場合、縦片
6bの上下高さをクツシヨン材2の厚みと略同じ
高さとしておくことで、上記のように上横片6a
を床材本体1の下面に固着するだけで自動的に下
横片6cの下面がクツシヨン材2の下面と略面一
とすることができる。
しかして床材3をコンクリートスラブ、根太等
の床下地7に敷き、固定金具6の床材3から側方
に突出した下横片6cをコンクリート釘8a、ス
クリユー釘8b、釘等の固着具8により床下地7
に固着し、床材3の側部の凸部4乃至凹部5に隣
りの床材3の凹部5乃至凸部4を嵌合して床材3
同士を接合するものである。そして、下横片6c
の下面がクツシヨン材2の下面と略面一となつて
いることで、断面略Z状の固定金具6の下横片6
cを床下地7に固着具8により固着した場合、固
着具8の打込みによつて床材3の固定金具6を設
けた部分においてクツシヨン材2があまり圧縮さ
れず、この部分が固定により部分的に陥没しない
ものである。また床材3同士は凸部4と凹部5と
の嵌合で接合するので目地部分に段差が生じない
ようにできるだけでなく、固定金具6の下横片6
cを床下地7に固定することで凸部4と凹部5と
で嵌合した目地部分が上方に反り上がるといつた
ことが防止できることとなる。
また、断面略Z字状の固定金具6の上横片6a
を床材本体1の端部下面に固着し、下横片6cを
固着具8により床下地7に固着するので、第1図
に示すように固着具8が下横片6cの上面から上
方に突出しても隣りの床材3のクツシヨン材2に
食い込んで固着具8の頭部が直接床材本体1の下
面に当接して床材本体1を上方に浮き上がらせて
凸部4と凹部5との嵌合ができなくなるというよ
うなことがなくなるものである。ここで、必要に
応じて隣りの床材3のクツシヨン材2の端部を一
部切り欠いて切り欠き部17とし、この切り欠き
部17に固定金具6の側方突出部である下横片6
cを位置させるようにしてもよく、固着具8の頭
部が切り欠き部17に位置し、このことにより凸
部4と凹部5との嵌合の支障とならないものであ
る。また床下地7がコンクリートスラブの場合、
第3図のようにあらかじめ床下地7に下孔18を
穿孔しておき、この下孔18にスクリユー釘8b
を螺合して固定金具6を固定するようにしてもよ
い。本考案において固定金具6は床材3の長辺側
又は短辺又は長辺と短辺の両方に設けるものであ
つて、長辺又は短辺に沿つた長尺のもの又は短尺
のものが用いられる。第4には床材3の具体例が
示してある。第4図において木質の床材本体1は
例えば表面に突板のような単板9を貼りつけた合
板等のボード状物10を硫酸バリウムが含有され
て高比重となつた塩化ビニルシートのような遮音
シート11を介して合板等の基板12に積層した
ものであり、基板12の裏面部には添付図面に示
すように切溝13が設けてあるものと切溝13を
設けてないものとがあるが、切溝13を設ける場
合には基板3の裏面側から遮音シート11に至る
まで切り込んだり、あるいは遮音シート11に至
らない状態まで切り込んだり、あるいは切り込み
深さの異なる切溝13を併用して用いてもよいも
のである。また切溝13は床材本体1の長手方向
に平行に1乃至複数個設けてもよく、あるいは床
材本体1の巾方向に1乃至複数個設けてもよく、
あるいは床材本体1の長手方向及び巾方向にそれ
ぞれ1乃至複数個設けてもよく、あるいは床材本
体1の長手方向に対して斜め方向に1乃至複数個
設けてもよく、あるいは床材本体1の長手方向に
対して斜めとなつた斜め格子状に設けたりしても
よいものである。また切溝13の溝巾、溝深さ及
びピツチは任意でよい。基板12の裏面には接着
剤によりクツシヨン材2が接着してある。クツシ
ヨン材2としては例えばゴム発泡体などである
が、必ずしもこれにのみ限定されることなく他の
ものであつてもよい。床材本体1の側部には接合
用の凸部4乃至凹部5が設けてあり、実施例では
床材本体1の4側面部のうち隣りあう床材本体1
の2側面部に凸部4を突設し、残りの隣りあう2
側面部に凹部5を形成してある。また床材3の下
部には床材3から側方に向けて固定部6が突設し
てある。そしてこの実施例も床材3を床下地7に
敷設し、固定金具6の下横片6cを固着具8で床
下地7に固着し、床材3同士を凸部4と凹部5と
で嵌合して接合するものである。このような第4
図に示す実施例にあつては、遮音シート11によ
り遮音効果があるのはもちろん、切溝13によつ
て床材3の表面からの振動の伝播を減衰させて音
の伝わりを防止するようにしているものである。
ところでこのように床材本体1の裏面側に切溝1
3を設けるといつそう床材3は端部が上となるよ
うに反ろうとするが、本考案にあつては床材3の
下部に床材3から側方に向けて突設する固定金具
6の下横片6cを床下地7に固定することで床材
3の反りを防止しているものである。
なお固定金具6の上横片6aに長孔を穿孔し、
長孔を利用して上横片6aを床材本体1に固着具
15にて取付け、下横片6cをコンクリートスラ
ブなどの床下地7に固着具8を固着する場合、固
着具8を打入するとき固着具8が位置ずれして固
着されても長孔に対して固着具15がスライドす
ることで吸収できるようにしてある。
[考案の効果] 本考案にあつては、上述のように、木質の床材
本体の下面にクツシヨン材を積層して床材を形成
してあるので、防音、防振効果があるのはもちろ
ん、上横片の一端部から下方に縦片を突設し且つ
縦片の下端から上横片と反対方向に下横片を突設
して構成した断面略Z状の固定金具の上横片を床
材本体の端部下面に固着すると共に下横片を床材
から側方に向けて突出し、床材を床下地上に敷設
し、下横片を固着具にて床下地に固着するので、
床材の端部の浮き上がりを防止でき、しかも下横
片の下面をクツシヨン材の下面と略同一レベル付
近に位置させるので固定金具を固着具にて床下地
に固着しても端部が沈んだ状態で固着されること
がないようにできるものであり、また、凹部と凸
部との嵌合によつて隣りあう床材の端部同士を段
差なく接続できるものであり、また、固定金具が
断面略Z状をしていて下横片を床下地に固着具に
て固着することで、固着具の頭部は直接床材本体
の下面に当たることがなく、したがつて、固着具
の頭部に邪魔されることなく凹部と凸部との嵌合
が支障なく行えるものであり、また、断面略Z状
の固定金具の上横片は床材本体の下面に固着する
ので、下横片のレベルを設定通りにクツシヨン材
の下面と略同一レベルにできるものである。この
ように、本考案にあつては、防音、振動性に優
れ、端部が浮き上がつたり、陥没したり、あるい
は段差が生じたりせず、また凹部と凸部との嵌合
が確実にできる床材の取付構造を提供したもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図
a,bは同上に用いる床材の断面図及び下面図、
第3図は本考案の固定金具の他の取付け例を示す
断面図、第4図a,bは本考案の他の実施例の断
面図及び斜視図であつて、1は床材本体、2はク
ツシヨン材、3は床材、4は凸部、5は凹部、6
は固定金具、6aは上横片、6bは縦片、6cは
下横片、7は床下地、8は固着具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木質の床材本体の下面にクツシヨン材を積層し
    て床材を形成し、床材の側部に接合用の凸部乃至
    凹部を設け、上横片の一端部から下方に縦片を突
    設し且つ縦片の下端から上横片と反対方向に下横
    片を突設して構成した断面略Z状の固定金具の上
    横片を床材本体の端部下面に固着すると共に下横
    片を床材から側方に向けて突出し、該下横片の下
    面をクツシヨン材の下面と略同一レベル付近に位
    置させ、床材を床下地上に敷設し、下横片を固着
    具にて床下地に固着し、隣りあう床材同士を一方
    の床材の側端面部に設けた凸部と他方の床材の側
    端面部に設けた凹部とで嵌合して成る床材の取付
    構造。
JP1987049776U 1987-03-31 1987-03-31 Expired - Lifetime JPH0543161Y2 (ja)

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JP1987049776U JPH0543161Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JP1987049776U JPH0543161Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JPS63156352U JPS63156352U (ja) 1988-10-13
JPH0543161Y2 true JPH0543161Y2 (ja) 1993-10-29

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JP1987049776U Expired - Lifetime JPH0543161Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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Families Citing this family (1)

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JPH0618972Y2 (ja) * 1987-12-23 1994-05-18 松下電工株式会社 床材の取付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51163715U (ja) * 1975-06-20 1976-12-27

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JPS63156352U (ja) 1988-10-13

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