JPH0533840A - 遊星摩擦式変速装置 - Google Patents
遊星摩擦式変速装置Info
- Publication number
- JPH0533840A JPH0533840A JP3188671A JP18867191A JPH0533840A JP H0533840 A JPH0533840 A JP H0533840A JP 3188671 A JP3188671 A JP 3188671A JP 18867191 A JP18867191 A JP 18867191A JP H0533840 A JPH0533840 A JP H0533840A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer ring
- outer rings
- planetary
- sun roller
- planetary friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H13/00—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members
- F16H13/06—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion
- F16H13/08—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion with balls or with rollers acting in a similar manner
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 部品の加工、組み付けを容易にし、装置の振
動、騒音の低減が実現できる低コストな遊星摩擦変速装
置を提供する。 【構成】 アウタリング7a,7bを弾性部材8a,8
bを介してケーシング2,3等から隙間をもたせて支持
することにより、アウタリング7a,7bを径方向に移
動可能とし、アウタリング7a,7bの自動調心を可能
とした。
動、騒音の低減が実現できる低コストな遊星摩擦変速装
置を提供する。 【構成】 アウタリング7a,7bを弾性部材8a,8
bを介してケーシング2,3等から隙間をもたせて支持
することにより、アウタリング7a,7bを径方向に移
動可能とし、アウタリング7a,7bの自動調心を可能
とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊星摩擦式変速装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4、図5に従来の遊星摩擦式変速機の
構造の一例を示す。図4は従来の遊星摩擦変速器の構成
を示す縦断面図、図5はその横断面図である。図4、図
5において1はモータ、2′は下側ケーシング、3′は
上側ケーシング、4はモータシャフト、5はモータシャ
フト4に固定された太陽ローラ、6は遊星転動体である
鋼球、リング状の7′a,7′bはアウタリングであ
る。8は太陽ローラ5、鋼球6、アウタリング7′a,
7′bをそれぞれ所定の加圧力で圧接させる予圧を与え
るための弾性部材である。9は複数の鋼球6を所定の間
隔に保持するリテーナ、10は出力軸であり、上記リテ
ーナと固着されている。
構造の一例を示す。図4は従来の遊星摩擦変速器の構成
を示す縦断面図、図5はその横断面図である。図4、図
5において1はモータ、2′は下側ケーシング、3′は
上側ケーシング、4はモータシャフト、5はモータシャ
フト4に固定された太陽ローラ、6は遊星転動体である
鋼球、リング状の7′a,7′bはアウタリングであ
る。8は太陽ローラ5、鋼球6、アウタリング7′a,
7′bをそれぞれ所定の加圧力で圧接させる予圧を与え
るための弾性部材である。9は複数の鋼球6を所定の間
隔に保持するリテーナ、10は出力軸であり、上記リテ
ーナと固着されている。
【0003】アウタリング7′a,7′bは太陽ローラ
5と同軸に配置されている。太陽ローラ5の外周面とア
ウタリング7′a,7′bの内周面に挟まれて、複数の
鋼球6が配置されてリテーナ9により互いにほぼ等間隔
に保持されている。リテーナ9には出力軸10が接続
(固着)しており、出力軸軸受部3aに回転自在に支持
されている。弾性部材8によりアウタリング7′a,
7′bと複数の鋼球6および太陽ローラ5とを所定の加
圧力をもって圧接されている。
5と同軸に配置されている。太陽ローラ5の外周面とア
ウタリング7′a,7′bの内周面に挟まれて、複数の
鋼球6が配置されてリテーナ9により互いにほぼ等間隔
に保持されている。リテーナ9には出力軸10が接続
(固着)しており、出力軸軸受部3aに回転自在に支持
されている。弾性部材8によりアウタリング7′a,
7′bと複数の鋼球6および太陽ローラ5とを所定の加
圧力をもって圧接されている。
【0004】いま太陽ローラ5が回転すると、アウタリ
ング7′a,7′bと複数の鋼球6および太陽ローラ5
とは、弾性部材8によって所定の加圧力をもって相接触
しているため、複数の鋼球6が自転しながらリテーナ9
と共に公転し、出力軸10は複数の鋼球6の公転回転数
で減速回転することとなる。
ング7′a,7′bと複数の鋼球6および太陽ローラ5
とは、弾性部材8によって所定の加圧力をもって相接触
しているため、複数の鋼球6が自転しながらリテーナ9
と共に公転し、出力軸10は複数の鋼球6の公転回転数
で減速回転することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の変速装
置では、下側ケーシング2の内周面の径をアウタリング
7′a,7′bが太陽ローラ5との同軸の位置になるよ
うに設定し、アウタリング7′a,7′bを下側ケーシ
ング2′に圧入することによって位置決めされ取り付け
られていた。このような機構ではアウタリング7′a,
7′b自体の内径、外径や下側ケーシング2′の内周面
の径に高い精度を必要とし、部品を高い寸法精度で加工
する必要があり、コストが高くなってしまう欠点を持
つ。また、太陽ローラ5とアウタリング7′a,7′b
の間に偏心が生じた場合、鋼球6の片当りが発生し、振
動の発生,効率の低下の原因となる。また、鋼球6は運
転の際にアウタリング7′a,7′bの内周面上を高速
で転動しているがアウタリング7′a,7′bがケーシ
ング2′,3′に直接接触しているため、鋼球6の転動
による振動がアウタリング7′a,7′bを通して、外
部に伝わり振動,騒音の原因となっていた。
置では、下側ケーシング2の内周面の径をアウタリング
7′a,7′bが太陽ローラ5との同軸の位置になるよ
うに設定し、アウタリング7′a,7′bを下側ケーシ
ング2′に圧入することによって位置決めされ取り付け
られていた。このような機構ではアウタリング7′a,
7′b自体の内径、外径や下側ケーシング2′の内周面
の径に高い精度を必要とし、部品を高い寸法精度で加工
する必要があり、コストが高くなってしまう欠点を持
つ。また、太陽ローラ5とアウタリング7′a,7′b
の間に偏心が生じた場合、鋼球6の片当りが発生し、振
動の発生,効率の低下の原因となる。また、鋼球6は運
転の際にアウタリング7′a,7′bの内周面上を高速
で転動しているがアウタリング7′a,7′bがケーシ
ング2′,3′に直接接触しているため、鋼球6の転動
による振動がアウタリング7′a,7′bを通して、外
部に伝わり振動,騒音の原因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】前記問題を解決
するために、本発明によればアウタリングを弾性部材を
介してケーシング等から隙間をもたせて支持することに
より、アウタリングを径方向に移動可能とし、アウタリ
ングの自動調心を可能とした遊星摩擦式変速装置を提供
する。
するために、本発明によればアウタリングを弾性部材を
介してケーシング等から隙間をもたせて支持することに
より、アウタリングを径方向に移動可能とし、アウタリ
ングの自動調心を可能とした遊星摩擦式変速装置を提供
する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1および図2は本発明の特徴を最もよく表す図面
であり、図1は本実施例の構成を示す縦断面図、図2は
その横断面図である。2は下側ケーシング、3は上側ケ
ーシングであり軸受部3aを一体成形している。4はモ
ータシャフト、5はモータシャフト4に接続された太陽
ローラ、6は遊星転動体である鋼球(実施例では6a〜
6cの3個)、7a,7bはアウタリングである。8
a,8bは例えばシリコンゴムのような弾性部材であ
る。9は鋼球6を保持するリテーナ、10はリテーナ9
と一体成形された出力軸である。11は出力軸10に固
着されたピニオンギヤであり減速された出力となる。一
対のアウタリング7a,7bは太陽ローラ5とほぼ同軸
に配置されている。このアウタリング7a,7bは、鋼
球6の転動面7a−1,7b−1がテーパ面をなしてお
り、上下ケーシング2,3に対向する面の全周に弾性部
材8a、8bを保持するための切欠き7a−2,7b−
2が設けられている。アウタリング7a,7bは各テー
パ面7a−1,7b−1が向かい合うようにして配置さ
れ、太陽ローラ5の外周の円筒面とアウタリング7a,
7bの内周のテーパ面7a−1,7b−1に挟まれて、
複数(本実施例では3個)の鋼球6がリテーナ9により
互いにほぼ等間隔に保持されている。リテーナ9は鋼球
6を適当な隙間を持って保持するように複数の足部9a
が形成されており、この足部9aの間で鋼球6が自由に
転動できるようになっている。リテーナ9と出力軸10
は例えばプラスチックにより一体成形され出力軸軸受部
3aに回転自在に支持されている。出力軸10の先端部
にはピニオンギヤ11が固定されており、このピニオン
ギヤ11が上記軸受部3aと当接することにより出力軸
10のスラスト方向のガタが規制されている。アウタリ
ング7a,7bはそれぞれ弾性部材8a,8bを介して
上下ケーシング2,3に直接接触しないように支持され
ており、この端正部材8a,8bによりアウタリング7
a,7bと複数の鋼球6および太陽ローラ5とを所定の
加圧力をもって圧接させている。アウタリング7a,7
bと弾性部材8a,8b間および弾性部材8a,8bと
上下ケーシング2,3間の摩擦力により、鋼球6が転動
する際にアウタリング7a,7bが回転することを防い
でいる。下側ケーシング2はモータ1に取付ビス12で
固定されている。下側ケーシング2の外周部、上側ケー
シング3の内周部にはそれぞれかみ合うオネジ、メネジ
が切ってあり上側ケーシング3は下側ケーシング2にね
じ込み固定されている。なお、アウタリング7a,7b
の外周面7a−3,7b−3は下側ケーシング2の内周
面2aとは隙間があくようにしたと共に、弾性部材8
a,8bも下側ケーシング2の内周面2aと隙間ができ
るようにしているので、アウタリング7a,7bはラジ
アル方向に若干量変位が可能である。
る。図1および図2は本発明の特徴を最もよく表す図面
であり、図1は本実施例の構成を示す縦断面図、図2は
その横断面図である。2は下側ケーシング、3は上側ケ
ーシングであり軸受部3aを一体成形している。4はモ
ータシャフト、5はモータシャフト4に接続された太陽
ローラ、6は遊星転動体である鋼球(実施例では6a〜
6cの3個)、7a,7bはアウタリングである。8
a,8bは例えばシリコンゴムのような弾性部材であ
る。9は鋼球6を保持するリテーナ、10はリテーナ9
と一体成形された出力軸である。11は出力軸10に固
着されたピニオンギヤであり減速された出力となる。一
対のアウタリング7a,7bは太陽ローラ5とほぼ同軸
に配置されている。このアウタリング7a,7bは、鋼
球6の転動面7a−1,7b−1がテーパ面をなしてお
り、上下ケーシング2,3に対向する面の全周に弾性部
材8a、8bを保持するための切欠き7a−2,7b−
2が設けられている。アウタリング7a,7bは各テー
パ面7a−1,7b−1が向かい合うようにして配置さ
れ、太陽ローラ5の外周の円筒面とアウタリング7a,
7bの内周のテーパ面7a−1,7b−1に挟まれて、
複数(本実施例では3個)の鋼球6がリテーナ9により
互いにほぼ等間隔に保持されている。リテーナ9は鋼球
6を適当な隙間を持って保持するように複数の足部9a
が形成されており、この足部9aの間で鋼球6が自由に
転動できるようになっている。リテーナ9と出力軸10
は例えばプラスチックにより一体成形され出力軸軸受部
3aに回転自在に支持されている。出力軸10の先端部
にはピニオンギヤ11が固定されており、このピニオン
ギヤ11が上記軸受部3aと当接することにより出力軸
10のスラスト方向のガタが規制されている。アウタリ
ング7a,7bはそれぞれ弾性部材8a,8bを介して
上下ケーシング2,3に直接接触しないように支持され
ており、この端正部材8a,8bによりアウタリング7
a,7bと複数の鋼球6および太陽ローラ5とを所定の
加圧力をもって圧接させている。アウタリング7a,7
bと弾性部材8a,8b間および弾性部材8a,8bと
上下ケーシング2,3間の摩擦力により、鋼球6が転動
する際にアウタリング7a,7bが回転することを防い
でいる。下側ケーシング2はモータ1に取付ビス12で
固定されている。下側ケーシング2の外周部、上側ケー
シング3の内周部にはそれぞれかみ合うオネジ、メネジ
が切ってあり上側ケーシング3は下側ケーシング2にね
じ込み固定されている。なお、アウタリング7a,7b
の外周面7a−3,7b−3は下側ケーシング2の内周
面2aとは隙間があくようにしたと共に、弾性部材8
a,8bも下側ケーシング2の内周面2aと隙間ができ
るようにしているので、アウタリング7a,7bはラジ
アル方向に若干量変位が可能である。
【0008】次のこのように構成された遊星摩擦式変速
装置の動作について説明する。いまモータシャフト4が
回転すると、アウタリング7a,7bと複数の鋼球6お
よび太陽ローラ5とは、弾性部材8a,8bによって所
定の加圧力をもって相接触しているため、複数の鋼球6
が自転しながらアウタリング7a、7bのテーパ面上を
リテーナ9を伴って公転し、出力軸10は複数の鋼球6
の公転回転数で減速回転することとなる。
装置の動作について説明する。いまモータシャフト4が
回転すると、アウタリング7a,7bと複数の鋼球6お
よび太陽ローラ5とは、弾性部材8a,8bによって所
定の加圧力をもって相接触しているため、複数の鋼球6
が自転しながらアウタリング7a、7bのテーパ面上を
リテーナ9を伴って公転し、出力軸10は複数の鋼球6
の公転回転数で減速回転することとなる。
【0009】次に、アウタリング7a、7bの自動調心
の仕組みについて図3を用いて説明する。アウタリング
7a、7bは弾性部材8a、8bによってのみ保持され
ており、径方向には拘束されていないため、減速装置を
組んだ状態では、図3に示すように太陽ローラ5とアウ
タリング7a,7bの同軸(中心の一致)は保証されな
い。例えば偏心による片あたりがある場合、アウタリン
グ7a,7bが偏心して太陽ローラ5に近づいている方
向にある鋼球6aにかかる加圧力P1は、ほかの位置に
ある鋼球6b,6cにかかる加圧力P2,P3に較べて強
く、その反力としてアウタリング7a,7bにかかる外
側方向の力はアウタリング7a,7bが偏心して中心に
寄っている方向で最も強くなる。この状態で遊星摩擦式
変速装置を動作することによりその方向に繰り返し力を
受け、アウタリング7a,7bはラジアル方向に移動す
ることにより太陽ローラ5と同軸の位置に自動的に調整
される。
の仕組みについて図3を用いて説明する。アウタリング
7a、7bは弾性部材8a、8bによってのみ保持され
ており、径方向には拘束されていないため、減速装置を
組んだ状態では、図3に示すように太陽ローラ5とアウ
タリング7a,7bの同軸(中心の一致)は保証されな
い。例えば偏心による片あたりがある場合、アウタリン
グ7a,7bが偏心して太陽ローラ5に近づいている方
向にある鋼球6aにかかる加圧力P1は、ほかの位置に
ある鋼球6b,6cにかかる加圧力P2,P3に較べて強
く、その反力としてアウタリング7a,7bにかかる外
側方向の力はアウタリング7a,7bが偏心して中心に
寄っている方向で最も強くなる。この状態で遊星摩擦式
変速装置を動作することによりその方向に繰り返し力を
受け、アウタリング7a,7bはラジアル方向に移動す
ることにより太陽ローラ5と同軸の位置に自動的に調整
される。
【0010】又、弾性部材8a,8bにより、鋼球6の
転動にともない発生するアウタリング7a,7bの振動
を外部に伝えることなく吸収でき、低振動,低騒音であ
り且つ高効率の変速装置が実現できる。
転動にともない発生するアウタリング7a,7bの振動
を外部に伝えることなく吸収でき、低振動,低騒音であ
り且つ高効率の変速装置が実現できる。
【0011】[他の実施例]上述実施例では、弾性部材
8a,8bとしてゴムを用いた例について説明したが、
図6に示したように弾性部材としてバネ性を持った波ワ
ッシャ18a,18bを用いることもできる。この弾性
部材としての波ワッシャ18aは上側ケーシング2に対
してアウタリング7aを中央方向(図において下方向)
に付勢し、波ワッシャ18bが下側ケーシング3に対し
てアウタリング7bを中央方向(図において上方向)に
付勢しており、上述の実施例と同様に鋼球6の転動によ
る減速出力を得ることができる。又、波ワッシャ18
a,18bも下側ケーシング2の内周面2aと隙間を設
けているので、偏心時での自動調心も行える。
8a,8bとしてゴムを用いた例について説明したが、
図6に示したように弾性部材としてバネ性を持った波ワ
ッシャ18a,18bを用いることもできる。この弾性
部材としての波ワッシャ18aは上側ケーシング2に対
してアウタリング7aを中央方向(図において下方向)
に付勢し、波ワッシャ18bが下側ケーシング3に対し
てアウタリング7bを中央方向(図において上方向)に
付勢しており、上述の実施例と同様に鋼球6の転動によ
る減速出力を得ることができる。又、波ワッシャ18
a,18bも下側ケーシング2の内周面2aと隙間を設
けているので、偏心時での自動調心も行える。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
たとえ組み付けた状態で太陽ローラとアウタリングが偏
心していたとしても、変速装置を動作させることにより
各遊星転動体にかかる加圧力が等しくなるようにアウタ
リングの位置が自動的に最適な位置に移動されるため、
アウタリングやアウタリング取付部に高精度な加工を行
う必要がなく、部品加工、組み付けが容易となるため、
低コストな遊星摩擦変速装置を実現することができる。
また、弾性部材が遊星転動体の転動にともない発生する
アウタリングの振動を外部に伝えることなく吸収するた
め、装置の振動、騒音の低減が実現できる。
たとえ組み付けた状態で太陽ローラとアウタリングが偏
心していたとしても、変速装置を動作させることにより
各遊星転動体にかかる加圧力が等しくなるようにアウタ
リングの位置が自動的に最適な位置に移動されるため、
アウタリングやアウタリング取付部に高精度な加工を行
う必要がなく、部品加工、組み付けが容易となるため、
低コストな遊星摩擦変速装置を実現することができる。
また、弾性部材が遊星転動体の転動にともない発生する
アウタリングの振動を外部に伝えることなく吸収するた
め、装置の振動、騒音の低減が実現できる。
【図1】本発明の実施例である遊星摩擦式変速装置の構
成を示す縦断面図。
成を示す縦断面図。
【図2】図1の横断面図。
【図3】実施例の作用を説明する動作原理説明図。
【図4】従来の遊星摩擦式変速装置の構成を示す縦断面
図。
図。
【図5】図4の横断面図。
【図6】本発明の他の実施例の構成を示す縦断面図。
1 モータ
2 下側ケーシング
3 上側ケーシング
3a 出力軸軸受
4 モータシャフト
5 太陽ローラ
6 鋼球
7a アウタリング
7b アウタリング
8a 弾性部材
8b 弾性部材
9 リテーナ
10 出力軸
18a 弾性部材としての波ワッシャ
18b 弾性部材としての波ワッシュ
Claims (3)
- 【請求項1】 太陽ローラの外周面とアウタリングの内
周面とに接触するように配置された複数の遊星転動体を
備え、太陽ローラの回転により該遊星転動体を該アウタ
リングに対して公転させて、この公転により減速された
出力回転を得る遊星摩擦式変速装置において、 前記アウタリングをケース手段に対してラジアル方向に
移動可能に弾性部材を介して加圧支持したことを特徴と
する遊星摩擦式変速装置。 - 【請求項2】 上記アウタリングをスラスト方向に2分
割し、個々に複数の弾性部材により加圧支持したことを
特徴とする請求項1記載の遊星摩擦式変速装置。 - 【請求項3】 上記遊星転動体として球体を用いると共
に、上記アウタリングの該球体との接触面をテーパー面
にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊星摩擦
式変速装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3188671A JPH0533840A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 遊星摩擦式変速装置 |
DE4224917A DE4224917C2 (de) | 1991-07-29 | 1992-07-28 | Planeten-Reibungsgetriebe |
US08/242,064 US5423725A (en) | 1991-07-29 | 1994-05-13 | Planetary-friction type speed change device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3188671A JPH0533840A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 遊星摩擦式変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533840A true JPH0533840A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16227817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3188671A Pending JPH0533840A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 遊星摩擦式変速装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5423725A (ja) |
JP (1) | JPH0533840A (ja) |
DE (1) | DE4224917C2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0826866A2 (en) | 1996-09-02 | 1998-03-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
US5849460A (en) * | 1994-07-27 | 1998-12-15 | Hitachi, Ltd. | Photosensitive resin composition and method for using the same in manufacture of circuit boards |
EP0913557A2 (en) | 1997-10-29 | 1999-05-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
US6085707A (en) * | 1997-05-29 | 2000-07-11 | Honda Giken Kogvo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
US7503307B2 (en) | 2006-04-29 | 2009-03-17 | Klassen James B | Energy transfer machine with inner rotor |
KR101435618B1 (ko) * | 2013-06-17 | 2014-08-28 | 남부대학교산학협력단 | 구름마찰지지수단이 구비된 구면 마찰식 무단변속장치 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0708272A1 (de) * | 1994-10-17 | 1996-04-24 | Zvonimir Jurinjak | Kompaktes Umlaufreduziergetriebe |
US5928101A (en) * | 1995-04-04 | 1999-07-27 | Hancock; Frank John Thompson | Differential gear mechanism |
CH697259B1 (fr) * | 1997-03-18 | 2008-07-31 | Roger Bajulaz | Mécanisme desmodromique à cames. |
US20070049449A1 (en) * | 2005-03-18 | 2007-03-01 | James Klassen | Power transfer device |
US20130035199A1 (en) * | 2011-08-03 | 2013-02-07 | Rino Mechanical Components Inc. | Apparatus and method for transferring torque |
IL218105A (en) | 2012-02-14 | 2016-12-29 | Mul-T-Lock Technologies Ltd | Cogwheel assembly and use of cylinder lock |
IL226186B (en) | 2013-05-06 | 2019-02-28 | Mul T Lock Technologies Ltd | Electromechanical cylinder lock with key enforcement |
CN109826914A (zh) * | 2019-03-23 | 2019-05-31 | 张闯报 | 一种全方位移动的传动结构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129418U (ja) * | 1974-08-22 | 1976-03-03 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1380006A (en) * | 1917-08-04 | 1921-05-31 | Hamilton Beach Mfg Co | Variable-speed transmission |
FR590764A (fr) * | 1923-12-24 | 1925-06-23 | Dispositif de transmission à billes | |
FR794188A (fr) * | 1935-08-26 | 1936-02-10 | Démultiplicateur amovible, à double vitesse commandé par bouton unique ou autre organe ayant le même but | |
US2460629A (en) * | 1945-03-19 | 1949-02-01 | Thomas L Fawick | Cushioned planetary gearing |
US2901924A (en) * | 1954-08-05 | 1959-09-01 | New Prod Corp | Accessory drive |
US2997899A (en) * | 1959-03-21 | 1961-08-29 | Zeiss Ikon Ag | Spindle drive for a motion picture film take-up reel |
US3244026A (en) * | 1963-03-22 | 1966-04-05 | Symington Wayne Corp | Speed changing device |
US3572136A (en) * | 1969-03-17 | 1971-03-23 | Richard B Stanley | Linear actuator |
DE2057312A1 (de) * | 1970-11-21 | 1972-05-25 | Bhs Bayerische Berg | Planetenradgetriebe mit Lastdruckausgleich |
US3688600A (en) * | 1971-04-26 | 1972-09-05 | Ford Motor Co | Infinitely variable overdrive transmission mechanism |
US3955661A (en) * | 1972-06-28 | 1976-05-11 | Lsb Industries, Inc. | Apparatus for opening and closing door members and the like |
FR2288578A1 (fr) * | 1974-10-21 | 1976-05-21 | Brachet Paul | Perfectionnement aux broches rapides pour machines-outils |
DE2832934A1 (de) * | 1978-07-27 | 1980-02-14 | Friedrich Schley Ingenieur Bue | Umlaufgetriebe mit reibring |
US4258589A (en) * | 1978-09-21 | 1981-03-31 | Liquid Controls Corporation | Planetary adjuster |
FR2547009A1 (fr) * | 1983-05-30 | 1984-12-07 | Paris & Du Rhone | Reducteur a train epicycloidal a billes a systeme de debrayage |
JP2646096B2 (ja) * | 1987-10-16 | 1997-08-25 | 光洋精工株式会社 | 動力伝達装置 |
DE3930408A1 (de) * | 1989-09-12 | 1991-03-14 | Technikon Entwicklungs Gmbh Fu | Untersetzungsgetriebe, insbesondere fuer hochtourige elektromotoren |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP3188671A patent/JPH0533840A/ja active Pending
-
1992
- 1992-07-28 DE DE4224917A patent/DE4224917C2/de not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-05-13 US US08/242,064 patent/US5423725A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129418U (ja) * | 1974-08-22 | 1976-03-03 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5849460A (en) * | 1994-07-27 | 1998-12-15 | Hitachi, Ltd. | Photosensitive resin composition and method for using the same in manufacture of circuit boards |
EP0826866A2 (en) | 1996-09-02 | 1998-03-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
US6016779A (en) * | 1996-09-02 | 2000-01-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
US6085707A (en) * | 1997-05-29 | 2000-07-11 | Honda Giken Kogvo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
EP0913557A2 (en) | 1997-10-29 | 1999-05-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
US7503307B2 (en) | 2006-04-29 | 2009-03-17 | Klassen James B | Energy transfer machine with inner rotor |
US8011345B2 (en) | 2006-04-29 | 2011-09-06 | Klassen James B | Energy transfer machine with inner rotor |
KR101435618B1 (ko) * | 2013-06-17 | 2014-08-28 | 남부대학교산학협력단 | 구름마찰지지수단이 구비된 구면 마찰식 무단변속장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4224917A1 (de) | 1993-02-18 |
DE4224917C2 (de) | 1998-07-09 |
US5423725A (en) | 1995-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0533840A (ja) | 遊星摩擦式変速装置 | |
US4648288A (en) | Power transmitting device | |
JP2880378B2 (ja) | 搬送位置決め装置 | |
JPH06241285A (ja) | 摩擦伝動式波動装置 | |
JP2003278866A (ja) | マイクロトラクションドライブ | |
JPH0617894A (ja) | 遊星摩擦式変速装置 | |
JPH06307512A (ja) | モータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機 | |
JP3617645B2 (ja) | マイクロトラクションドライブ | |
JPH0823385B2 (ja) | 摩擦式無段変速装置 | |
JPH043146Y2 (ja) | ||
JPH0621621B2 (ja) | 遊星ローラ式減速機 | |
JP2005265089A (ja) | 摩擦式変速装置 | |
JPH02125147A (ja) | 無段変速装置 | |
JPH0144856Y2 (ja) | ||
JPH09201004A (ja) | 摩擦式変速機と電動機の結合方法 | |
JPS6057052A (ja) | 遠心式無段変速装置 | |
JP2001065653A (ja) | 摩擦ローラ式変速装置 | |
JPS58196349A (ja) | 駆動装置 | |
JP4486835B2 (ja) | 遊星型の摩擦伝動減速装置 | |
JPH06193698A (ja) | 摩擦伝動式減速機 | |
JPS6280350A (ja) | メカニカル速度変換装置 | |
JPS6216277Y2 (ja) | ||
JPS6013608Y2 (ja) | 電動ろくろ | |
JP2604078Y2 (ja) | 遊星ローラ式動力伝達装置 | |
JP2003224091A (ja) | 化学機械研磨装置 |