JPH05190707A - 半導体封止用樹脂組成物 - Google Patents
半導体封止用樹脂組成物Info
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- JPH05190707A JPH05190707A JP15236292A JP15236292A JPH05190707A JP H05190707 A JPH05190707 A JP H05190707A JP 15236292 A JP15236292 A JP 15236292A JP 15236292 A JP15236292 A JP 15236292A JP H05190707 A JPH05190707 A JP H05190707A
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形性、硬化特性に優れ、弾性率の低い半
導体封止用樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリマレイミド100重量部に対して、下
記一般式(1)で表されるポリアミノシロキサン10〜
50重量部、180°Cにおける半減期が0.2〜2分
の有機過酸化物および無機充填剤100〜1500重量
部からなる樹脂組成物 【化1】 ((1)式中R1はCH3,C6H5,R4NH2のいずれか
であり、R2はR5NH2,R5NHR6NH2,CH3,C6
H5のいずれかでR1又はR2の少なくとも一方はアミノ
基を有する。)
導体封止用樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリマレイミド100重量部に対して、下
記一般式(1)で表されるポリアミノシロキサン10〜
50重量部、180°Cにおける半減期が0.2〜2分
の有機過酸化物および無機充填剤100〜1500重量
部からなる樹脂組成物 【化1】 ((1)式中R1はCH3,C6H5,R4NH2のいずれか
であり、R2はR5NH2,R5NHR6NH2,CH3,C6
H5のいずれかでR1又はR2の少なくとも一方はアミノ
基を有する。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体封止用樹脂組成物
に関するものであり、成型時の流動性と硬化特性に優
れ、かつ硬化物の弾性率の小さい樹脂組成物に関するも
のである。
に関するものであり、成型時の流動性と硬化特性に優
れ、かつ硬化物の弾性率の小さい樹脂組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂
が数多く用いられてきた。しかし、成形品に対する使用
条件が近年はますます厳しさを帯びてきておりその結果
全体の特性を満足することがエポキシ樹脂では次第に困
難になってきた。エポキシ樹脂よりも更に耐熱性の高い
樹脂としてはポリイミド樹脂がよく知られているが、一
般にポリイミド樹脂は有機溶剤に対する溶解性が低く、
また融点または軟化温度が高く成形加工性が必ずしも良
好とはいい難かった。
が数多く用いられてきた。しかし、成形品に対する使用
条件が近年はますます厳しさを帯びてきておりその結果
全体の特性を満足することがエポキシ樹脂では次第に困
難になってきた。エポキシ樹脂よりも更に耐熱性の高い
樹脂としてはポリイミド樹脂がよく知られているが、一
般にポリイミド樹脂は有機溶剤に対する溶解性が低く、
また融点または軟化温度が高く成形加工性が必ずしも良
好とはいい難かった。
【0003】熱硬化性のポリイミド樹脂であるポリマレ
イミド樹脂とo、o’−ジアリルビスフェノールAとの
樹脂組成物については公告特許公報昭55−39242
号、ビスマレイミド化合物とビスフェノールSのジアリ
ルエーテル化物との組成物については公開特許公報昭5
3−134099号、ビスマレイミド化合物とフェノー
ルノボラックのアリルエーテル化物との組成物について
は公開特許公報昭62−11716号などの例が知られ
ている。さらに、IC、LSIの表面での熱ストレスを
軽減するためプラスチック封止用として熱膨張係数の低
いシリカを加えることが知られており、ビスマレイミド
化合物にシリカを加え半導体封止用に開発された樹脂組
成物については公開特許公報昭63−230728号な
どの例が知られている。しかし、これらにおいては混練
条件、成形時の流動性や成形バリ、さらに硬化物の弾性
率の大きさについては何ら記述がない。
イミド樹脂とo、o’−ジアリルビスフェノールAとの
樹脂組成物については公告特許公報昭55−39242
号、ビスマレイミド化合物とビスフェノールSのジアリ
ルエーテル化物との組成物については公開特許公報昭5
3−134099号、ビスマレイミド化合物とフェノー
ルノボラックのアリルエーテル化物との組成物について
は公開特許公報昭62−11716号などの例が知られ
ている。さらに、IC、LSIの表面での熱ストレスを
軽減するためプラスチック封止用として熱膨張係数の低
いシリカを加えることが知られており、ビスマレイミド
化合物にシリカを加え半導体封止用に開発された樹脂組
成物については公開特許公報昭63−230728号な
どの例が知られている。しかし、これらにおいては混練
条件、成形時の流動性や成形バリ、さらに硬化物の弾性
率の大きさについては何ら記述がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック封止材に
おいて熱ストレスの軽減のために熱膨張係数の低いシリ
カが必要であるが、シリカを単純にふやしていくと成形
時の流動性が低下し望みの成形が充分に行えないことが
予想される。
おいて熱ストレスの軽減のために熱膨張係数の低いシリ
カが必要であるが、シリカを単純にふやしていくと成形
時の流動性が低下し望みの成形が充分に行えないことが
予想される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、ポリマレイミド化合物、
ポリアミノシロキサン、ある範囲の活性を有する有機過
酸化物および無機充填剤を成分とし、これらをある温度
領域で混練することにより、流動性に富み、硬化特性に
優れ、弾性率の低い硬化物を与える樹脂組成物を見いだ
し本発明に到達した。
解決すべく鋭意検討した結果、ポリマレイミド化合物、
ポリアミノシロキサン、ある範囲の活性を有する有機過
酸化物および無機充填剤を成分とし、これらをある温度
領域で混練することにより、流動性に富み、硬化特性に
優れ、弾性率の低い硬化物を与える樹脂組成物を見いだ
し本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、下記のA、
B、C、D成分を必須成分とし、これらを90℃以下の
温度で混練することで得られる半導体封止用樹脂組成物
に存する。 A.下記の一般式(2)で示される分子内に2個以上の
マレイミド基を有するポリマレイミド化合物(ここにお
いてnは2以上の整数、Yは2価以上の多価残基を表わ
す。)100重量部
B、C、D成分を必須成分とし、これらを90℃以下の
温度で混練することで得られる半導体封止用樹脂組成物
に存する。 A.下記の一般式(2)で示される分子内に2個以上の
マレイミド基を有するポリマレイミド化合物(ここにお
いてnは2以上の整数、Yは2価以上の多価残基を表わ
す。)100重量部
【0007】
【化2】 B.下記一般式(1)で示されるポリアミノシロキサン
10〜50重量部
10〜50重量部
【0008】
【化3】 ((1)式中R1はCH3、C6H5、R4NH2(R4はア
ルキレン基)のいずれかであり、R2はR5NH2、R5N
HR6NH2、CH3、C6H5(R5、R6はアルキレン
基)のいずれかであってR1又はR2の少なくとも一方は
アミノ基を有し、R 3はCH3、C6H5のいずれかであ
り、mは1以上の整数、nは0以上の整数を示す。)
ルキレン基)のいずれかであり、R2はR5NH2、R5N
HR6NH2、CH3、C6H5(R5、R6はアルキレン
基)のいずれかであってR1又はR2の少なくとも一方は
アミノ基を有し、R 3はCH3、C6H5のいずれかであ
り、mは1以上の整数、nは0以上の整数を示す。)
【0009】C.180℃における半減期が0.2〜2
分の活性を有する有機過酸化物 並びに D.無機充填剤。 以下に本発明の詳細を説明する。
分の活性を有する有機過酸化物 並びに D.無機充填剤。 以下に本発明の詳細を説明する。
【0010】本発明で用いられるA成分である分子内に
2個以上のマレイミド基を有するポリマレイミド化合物
は一般式(2)で表わされる分子内に2個以上のマレイ
ミド基を有するポリマレイミド化合物であれば特に限定
されるものではない。ここにおいてnは2以上の整数、
Yは2価以上の多価残基をあらわす。Yは2価以上の多
価残基であれば脂肪族、芳香族、脂環式、複素環式のい
ずれでもよいが、耐熱性の点から芳香族であることが好
ましい。
2個以上のマレイミド基を有するポリマレイミド化合物
は一般式(2)で表わされる分子内に2個以上のマレイ
ミド基を有するポリマレイミド化合物であれば特に限定
されるものではない。ここにおいてnは2以上の整数、
Yは2価以上の多価残基をあらわす。Yは2価以上の多
価残基であれば脂肪族、芳香族、脂環式、複素環式のい
ずれでもよいが、耐熱性の点から芳香族であることが好
ましい。
【0011】一般式(2)で表わされるポリマレイミド
は、ジアミンもしくはポリアミンと無水マレイン酸との
反応で容易に得られる。ジアミンとしては一般式(H2
N)nY(nは2であり、Yは一般式(2)のYに同じ
で2価の残基を表わす)で表わされる化合物である。ジ
アミンと無水マレイン酸との反応で得られるビスマレイ
ミド化合物として具体的には、1、2−ジマレイミドエ
タン、1、3−ジマレイミドプロパンなどのような脂肪
族ポリマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)メ
タン、ビス(3−エチル−4−マレイミドフェニル)メ
タン、ビス(3−エチル−4−マレイミド−5−メチル
フェニル)メタン、2、7−ジマレイミドフルオレン、
1、3−ジマレイミドベンゼン、1、4−ジマレイミド
ベンゼン、2、4−ジマレイミドトルエン、ビス(マレ
イミドフェニル)スルホン、ビス(マレイミドフェニ
ル)エーテル、2、2−ビス(4−(4−マレイミドフ
ェノキシ)フェニル)プロパン、ビス(4−(4−マレ
イミドフェノキシ)フェニル)スルホン、1、3−ビス
(2−(3−マレイミドフェニル)プロピル)ベンゼン
などのような芳香族ポリマレイミド、1、4−ジマレイ
ミドシクロヘキサンなどのような脂環式ポリマレイミ
ド、ビス(マレイミドフェニル)チオフェンなどのよう
な複素環式ポリマレイミドなどが例示できる。
は、ジアミンもしくはポリアミンと無水マレイン酸との
反応で容易に得られる。ジアミンとしては一般式(H2
N)nY(nは2であり、Yは一般式(2)のYに同じ
で2価の残基を表わす)で表わされる化合物である。ジ
アミンと無水マレイン酸との反応で得られるビスマレイ
ミド化合物として具体的には、1、2−ジマレイミドエ
タン、1、3−ジマレイミドプロパンなどのような脂肪
族ポリマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)メ
タン、ビス(3−エチル−4−マレイミドフェニル)メ
タン、ビス(3−エチル−4−マレイミド−5−メチル
フェニル)メタン、2、7−ジマレイミドフルオレン、
1、3−ジマレイミドベンゼン、1、4−ジマレイミド
ベンゼン、2、4−ジマレイミドトルエン、ビス(マレ
イミドフェニル)スルホン、ビス(マレイミドフェニ
ル)エーテル、2、2−ビス(4−(4−マレイミドフ
ェノキシ)フェニル)プロパン、ビス(4−(4−マレ
イミドフェノキシ)フェニル)スルホン、1、3−ビス
(2−(3−マレイミドフェニル)プロピル)ベンゼン
などのような芳香族ポリマレイミド、1、4−ジマレイ
ミドシクロヘキサンなどのような脂環式ポリマレイミ
ド、ビス(マレイミドフェニル)チオフェンなどのよう
な複素環式ポリマレイミドなどが例示できる。
【0012】ポリアミンとしては一般式(H2N)nY
(nは3以上の整数であり、Yは一般式(2)のYに同
じで3価以上の残基を表す)で表される化合物である。
また、ポリアミンと無水マレイン酸との反応で得られる
ポリマレイミド化合物として具体的には、アニリンまた
はその誘導体とホルマリンとの重縮合物のマレイミド化
物などが例示できる。
(nは3以上の整数であり、Yは一般式(2)のYに同
じで3価以上の残基を表す)で表される化合物である。
また、ポリアミンと無水マレイン酸との反応で得られる
ポリマレイミド化合物として具体的には、アニリンまた
はその誘導体とホルマリンとの重縮合物のマレイミド化
物などが例示できる。
【0013】また以上のように得られる各種ポリマレイ
ミド化合物と芳香族ジアミンや脂肪族ジアミン等を、マ
レイミド官能基が残るように反応させて得られた付加物
などが例としてあげられる。さらに、これらのポリマレ
イミド化合物を2種類あるいはそれ以上を組み合わせて
使用することや、上記ジアミンもしくはポリアミンを混
ぜ合わせてマレイミド化しポリマレイミド化合物の混合
物として使用することも可能である。流動性や成形加工
性を損なわない範囲においてモノマレイミドを加えるこ
とができる。
ミド化合物と芳香族ジアミンや脂肪族ジアミン等を、マ
レイミド官能基が残るように反応させて得られた付加物
などが例としてあげられる。さらに、これらのポリマレ
イミド化合物を2種類あるいはそれ以上を組み合わせて
使用することや、上記ジアミンもしくはポリアミンを混
ぜ合わせてマレイミド化しポリマレイミド化合物の混合
物として使用することも可能である。流動性や成形加工
性を損なわない範囲においてモノマレイミドを加えるこ
とができる。
【0014】本発明で用いるB成分は、分子両末端にア
ミノ基を有するまたはシロキサン主鎖の一部にアミノシ
ロキサンを有するポリアミノシロキサンでありその構造
は上記一般式(1)のように表される。B成分の平均分
子量は、特性に影響を与える因子ではないが、好ましい
範囲としては500以上5000以下である。
ミノ基を有するまたはシロキサン主鎖の一部にアミノシ
ロキサンを有するポリアミノシロキサンでありその構造
は上記一般式(1)のように表される。B成分の平均分
子量は、特性に影響を与える因子ではないが、好ましい
範囲としては500以上5000以下である。
【0015】B成分は組成比としてA成分100重量部
に対して10重量部以上50重量部以下が好ましい。1
0重量部に満たない場合は硬化物の弾性率が高くその結
果成形した製品を取り出す際の冷却時に発生する熱収縮
に対する応力が大きくなり、その結果金属製のリードフ
レームやシリコンチップとの界面で剥離したりチップそ
のものに不良が発生する原因となる。また、50重量部
を越えた場合は流動性が著しく低下し満足な製品、硬化
物を与えない。
に対して10重量部以上50重量部以下が好ましい。1
0重量部に満たない場合は硬化物の弾性率が高くその結
果成形した製品を取り出す際の冷却時に発生する熱収縮
に対する応力が大きくなり、その結果金属製のリードフ
レームやシリコンチップとの界面で剥離したりチップそ
のものに不良が発生する原因となる。また、50重量部
を越えた場合は流動性が著しく低下し満足な製品、硬化
物を与えない。
【0016】また、分子中にアミノ基を有することが必
要であり、アミノ基をもたないポリシロキサンを用いた
場合には、硬化物の弾性率は高く、熱収縮に対する応力
緩和の効果は見られない。本発明で用いるC成分の有機
過酸化物は、180℃における半減期が0.2〜2分好
ましくは0.3〜1分の活性を有するものであれば特に
限定れるものではなく、具体的には、tert−ブチル
パーオキシド、1、4−ビス(2−(2−tert−ブ
チルパーオキシ)プロピル)ベンゼン、tert−ブチ
ルベンゾイルパーオキシド、ビス(1−メチル−1−フ
ェニルエチル)パーオキシド、ビス(tert−ブチル
パーオキシ)テレフタレート、レブリン酸ブチルter
t−ブチルパーオキシケタール等が挙げられる。これら
を用いて各成分を混練することにより、混練中に粘度の
上昇なしに均一な組成物を得ることができる。
要であり、アミノ基をもたないポリシロキサンを用いた
場合には、硬化物の弾性率は高く、熱収縮に対する応力
緩和の効果は見られない。本発明で用いるC成分の有機
過酸化物は、180℃における半減期が0.2〜2分好
ましくは0.3〜1分の活性を有するものであれば特に
限定れるものではなく、具体的には、tert−ブチル
パーオキシド、1、4−ビス(2−(2−tert−ブ
チルパーオキシ)プロピル)ベンゼン、tert−ブチ
ルベンゾイルパーオキシド、ビス(1−メチル−1−フ
ェニルエチル)パーオキシド、ビス(tert−ブチル
パーオキシ)テレフタレート、レブリン酸ブチルter
t−ブチルパーオキシケタール等が挙げられる。これら
を用いて各成分を混練することにより、混練中に粘度の
上昇なしに均一な組成物を得ることができる。
【0017】これらの樹脂組成物によるICの封止方法
としては、トランスファー成形、インジェクション成
形、圧縮成形等がもっとも一般的であり、これらにおけ
る樹脂の硬化条件は150〜200℃の温度領域で1〜
5分の硬化時間なるものが一般的であるが、上記の過酸
化物を用いることにより、このような条件で、迅速でか
つ良好な成形を行なうことができる。
としては、トランスファー成形、インジェクション成
形、圧縮成形等がもっとも一般的であり、これらにおけ
る樹脂の硬化条件は150〜200℃の温度領域で1〜
5分の硬化時間なるものが一般的であるが、上記の過酸
化物を用いることにより、このような条件で、迅速でか
つ良好な成形を行なうことができる。
【0018】180℃における半減期が0.2分以下の
高い活性のものを用いた場合、混練中に粘度が上昇する
ことがあり、かつ硬化が速すぎるため成形時の樹脂の流
動性が悪く、トランスファー成形の際に、樹脂が金型内
で充分に流れないうちに硬化してしまい所望の成形品が
得られない。一方、半減期が2分以上のものを用いた場
合は、混練中に粘度が上昇しない代わりに、成形時の硬
化が不十分で、硬化物の物性としては熱膨張係数が高く
また強度が充分に発現しないものとなる。その結果、熱
収縮による応力は大きなものとなり、また成形物の割れ
も発生し易くなる。
高い活性のものを用いた場合、混練中に粘度が上昇する
ことがあり、かつ硬化が速すぎるため成形時の樹脂の流
動性が悪く、トランスファー成形の際に、樹脂が金型内
で充分に流れないうちに硬化してしまい所望の成形品が
得られない。一方、半減期が2分以上のものを用いた場
合は、混練中に粘度が上昇しない代わりに、成形時の硬
化が不十分で、硬化物の物性としては熱膨張係数が高く
また強度が充分に発現しないものとなる。その結果、熱
収縮による応力は大きなものとなり、また成形物の割れ
も発生し易くなる。
【0019】これらの添加量は硬化温度での高加速度に
合わせて添加されればよく、通常、硬化性樹脂100重
量部に対して0.1〜5重量部の範囲で用いることによ
り、充分硬化して低熱膨張係数に達し、また安定した強
度の硬化物が得られ、その結果、熱膨張係数の低い金属
性リードフレームのインサート成形を行なった際、界面
に発生する熱歪は小さくなり、成形物の割れが少なくイ
ンサート物の界面の剥離の少ない硬化物を与えることが
できる。また、A成分とB成分の硬化方法は、外部から
加熱することにより容易に達成される。
合わせて添加されればよく、通常、硬化性樹脂100重
量部に対して0.1〜5重量部の範囲で用いることによ
り、充分硬化して低熱膨張係数に達し、また安定した強
度の硬化物が得られ、その結果、熱膨張係数の低い金属
性リードフレームのインサート成形を行なった際、界面
に発生する熱歪は小さくなり、成形物の割れが少なくイ
ンサート物の界面の剥離の少ない硬化物を与えることが
できる。また、A成分とB成分の硬化方法は、外部から
加熱することにより容易に達成される。
【0020】本発明は、上記のA、B、C、D成分を室
温以上90℃以下の温度領域で混練することにより実現
される。成分の混練方法は温度条件以外に特に限定され
るものではなく、具体的には熱ロール、押出機、ニーダ
ー、ミキサー等を用いた方法が一般的である。均一な組
成物を得るために、加熱により樹脂成分をある程度溶融
させて混練を行なうことが有効であるが、この場合に組
成物の安定性特に有機過酸化物の安定性が問題となる。
各成分を90℃以下の条件で混練した場合、短時間で均
一な組成物が得られ、その結果、成形時の良好な流動性
および物性が均一に安定した硬化物を与える。一方、混
練を90℃よりも高い温度で行なった場合、過酸化物の
分解反応が促進され、その結果、樹脂成分との反応が進
み易くなるため、得られた組成物の流動性は著しく悪い
ものとなり、所望の硬化物または成形品が得られない。
温以上90℃以下の温度領域で混練することにより実現
される。成分の混練方法は温度条件以外に特に限定され
るものではなく、具体的には熱ロール、押出機、ニーダ
ー、ミキサー等を用いた方法が一般的である。均一な組
成物を得るために、加熱により樹脂成分をある程度溶融
させて混練を行なうことが有効であるが、この場合に組
成物の安定性特に有機過酸化物の安定性が問題となる。
各成分を90℃以下の条件で混練した場合、短時間で均
一な組成物が得られ、その結果、成形時の良好な流動性
および物性が均一に安定した硬化物を与える。一方、混
練を90℃よりも高い温度で行なった場合、過酸化物の
分解反応が促進され、その結果、樹脂成分との反応が進
み易くなるため、得られた組成物の流動性は著しく悪い
ものとなり、所望の硬化物または成形品が得られない。
【0021】本発明で用いるD成分は、シリカが一般的
であるがこれに限定されない。成形バリの発生を出来る
だけ少なくするには、以下にあげるようなシリカが好ま
しい。つまり、平均粒径の異なる2群以上のシリカから
なり、そのうち平均粒径の大きいシリカは平均粒径が1
0から150μmの球状シリカであり、平均粒径の小さ
いシリカは平均粒径が1から20μmの破砕シリカから
なるシリカ、平均粒径が0.05μm以上150μm以
下のシリカ群から選ばれた平均粒径の異なる2群以上か
らなり、そのうち平均粒径の最も小さい群は平均粒径が
0.05μm以上1.5μm以下の球状シリカのシリ
カ、あるいは平均粒径が0.05μm以上150μm以
下の球状シリカと一次粒子の平均粒径が7以上50nm
のアエロジルシリカからなるシリカ、等をあげることが
できる。
であるがこれに限定されない。成形バリの発生を出来る
だけ少なくするには、以下にあげるようなシリカが好ま
しい。つまり、平均粒径の異なる2群以上のシリカから
なり、そのうち平均粒径の大きいシリカは平均粒径が1
0から150μmの球状シリカであり、平均粒径の小さ
いシリカは平均粒径が1から20μmの破砕シリカから
なるシリカ、平均粒径が0.05μm以上150μm以
下のシリカ群から選ばれた平均粒径の異なる2群以上か
らなり、そのうち平均粒径の最も小さい群は平均粒径が
0.05μm以上1.5μm以下の球状シリカのシリ
カ、あるいは平均粒径が0.05μm以上150μm以
下の球状シリカと一次粒子の平均粒径が7以上50nm
のアエロジルシリカからなるシリカ、等をあげることが
できる。
【0022】複数の群のシリカを使用するに当たって上
記各成分とともにシリカ同士を混合してもよいし、他の
材料と混合する前に予めシリカ同士だけ混合してもよ
い。また、シリカ以外の充填材として、その他の無機充
填剤や強化繊維などを加えることもできる。その具体例
としては、アルミナ粉、マイカ、チタニア、ジルコニア
あるいはガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン
繊維などがあげられる。
記各成分とともにシリカ同士を混合してもよいし、他の
材料と混合する前に予めシリカ同士だけ混合してもよ
い。また、シリカ以外の充填材として、その他の無機充
填剤や強化繊維などを加えることもできる。その具体例
としては、アルミナ粉、マイカ、チタニア、ジルコニア
あるいはガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン
繊維などがあげられる。
【0023】D成分の添加量は一般にA成分100重量
部に対して100〜1500重量部である。半導体封止
の場合メモリを破壊し誤動作を引き起こすことは避けね
ばならない。この原因は封止材に含まれるα線源である
ウラン、トリウムなどの放射性元素であるのでこうした
元素が少ないことが望ましい。
部に対して100〜1500重量部である。半導体封止
の場合メモリを破壊し誤動作を引き起こすことは避けね
ばならない。この原因は封止材に含まれるα線源である
ウラン、トリウムなどの放射性元素であるのでこうした
元素が少ないことが望ましい。
【0024】以上のようなシリカを上記のポリマレイミ
ド化合物、ポリアミノシロキサン、および有機過酸化物
と混練することにより、良好な流動性かつ残存応力が小
さく、金属製リードフレームとの良好な接着性が可能と
なる。この様な樹脂組成物は熱膨張率が小さく耐熱性が
良好でしかも流動性、成形性の良好でかつ成形物や製品
の界面の接着性が良好となるような半導体封止用樹脂組
成物として用いることができる。
ド化合物、ポリアミノシロキサン、および有機過酸化物
と混練することにより、良好な流動性かつ残存応力が小
さく、金属製リードフレームとの良好な接着性が可能と
なる。この様な樹脂組成物は熱膨張率が小さく耐熱性が
良好でしかも流動性、成形性の良好でかつ成形物や製品
の界面の接着性が良好となるような半導体封止用樹脂組
成物として用いることができる。
【0025】本発明においては、必要に応じて下記一般
式(3)で示されるアリルフェノール誘導体を上記必須
成分に合わせて用いることができる。これらの配合比率
としては、分子内に2個以上のマレイミド基を有するポ
リマレイミド化合物(A成分)のマレイミド官能基1当
量に対して、当フェノール化合物のアリル基が0.5か
ら1.5当量の範囲にあることが好ましい。アリル基が
0.5当量より少ない場合は成形物が脆くなり、1.5
当量より多い場合は耐熱性が低下する。
式(3)で示されるアリルフェノール誘導体を上記必須
成分に合わせて用いることができる。これらの配合比率
としては、分子内に2個以上のマレイミド基を有するポ
リマレイミド化合物(A成分)のマレイミド官能基1当
量に対して、当フェノール化合物のアリル基が0.5か
ら1.5当量の範囲にあることが好ましい。アリル基が
0.5当量より少ない場合は成形物が脆くなり、1.5
当量より多い場合は耐熱性が低下する。
【0026】
【化4】 ((3)式中XはC(CH3)2、SO2、SO、S、
O、COのいずれかであり、RはH、CH3、Phのい
ずれかを示す。)
O、COのいずれかであり、RはH、CH3、Phのい
ずれかを示す。)
【0027】さらに、必用に応じて天然ワックス、合成
ワックス、有機脂肪酸、有機脂肪酸の金属塩などの内部
離型剤、ハロゲン化合物、酸化アンチモンなどの難燃化
剤、カーボンブラックなどの着色剤、シランカップリン
グ剤、チタンカップリング剤などの表面処理剤、ニトリ
ルゴムなどの可撓性付与剤などの機能性改善剤を加える
ことができる。
ワックス、有機脂肪酸、有機脂肪酸の金属塩などの内部
離型剤、ハロゲン化合物、酸化アンチモンなどの難燃化
剤、カーボンブラックなどの着色剤、シランカップリン
グ剤、チタンカップリング剤などの表面処理剤、ニトリ
ルゴムなどの可撓性付与剤などの機能性改善剤を加える
ことができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例より本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、実施例に限
定されない。 合成例 ビス(4−マレイミドフェニル)メタン100グラム、
ビス(4−アミノフェニル)メタン27、7グラムを2
00mlのジメチルホルムアミド(DMF)中で120
℃に30分間加熱しこれを水にあけ得られた沈澱物をろ
過、乾燥し付加物Aを120.2グラム得た。核磁気共
鳴法によりマレイミドのビニルプロトンを確認した。
るが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、実施例に限
定されない。 合成例 ビス(4−マレイミドフェニル)メタン100グラム、
ビス(4−アミノフェニル)メタン27、7グラムを2
00mlのジメチルホルムアミド(DMF)中で120
℃に30分間加熱しこれを水にあけ得られた沈澱物をろ
過、乾燥し付加物Aを120.2グラム得た。核磁気共
鳴法によりマレイミドのビニルプロトンを確認した。
【0029】実施例1 ビス(4−マレイミドフェニル)メタン33.0グラ
ム、2、2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン25.4グラム、付加物A8.2グラム、
平均粒径18μmの球状シリカ336グラム、平均粒径
7μmの破砕シリカ84グラム、平均分子量900でア
ミノ基を末端に有するポリジメチルシロキサン6.7グ
ラム、γ−グリシドキシプロポキシトリメトキシシラン
4.2グラム、レブリン酸ブチル−tert−ブチルパ
ーオキシケタール(180℃での半減期0.3分)1.
5グラム、1、4−ビス(2−(2−(tert−ブチ
ルパーオキシ)プロピル))ベンゼン(180℃での半
減期0.7分)0.4グラム、カルナウバワックス0.
7グラムを2本ロールを用いて75℃で30分間混合す
ることで均一な樹脂組成物を得た。この組成物を用いて
射出圧100kg/cm2、金型温度180℃、成形時
間3分の条件でトランスファー成形を行うことにより、
樹脂硬化物を得た。得られた樹脂組成物の流動性、およ
び硬化物の強度および弾性率を表2に示す。
ム、2、2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン25.4グラム、付加物A8.2グラム、
平均粒径18μmの球状シリカ336グラム、平均粒径
7μmの破砕シリカ84グラム、平均分子量900でア
ミノ基を末端に有するポリジメチルシロキサン6.7グ
ラム、γ−グリシドキシプロポキシトリメトキシシラン
4.2グラム、レブリン酸ブチル−tert−ブチルパ
ーオキシケタール(180℃での半減期0.3分)1.
5グラム、1、4−ビス(2−(2−(tert−ブチ
ルパーオキシ)プロピル))ベンゼン(180℃での半
減期0.7分)0.4グラム、カルナウバワックス0.
7グラムを2本ロールを用いて75℃で30分間混合す
ることで均一な樹脂組成物を得た。この組成物を用いて
射出圧100kg/cm2、金型温度180℃、成形時
間3分の条件でトランスファー成形を行うことにより、
樹脂硬化物を得た。得られた樹脂組成物の流動性、およ
び硬化物の強度および弾性率を表2に示す。
【0030】実施例2 実施例1中のポリジメチルシロキサンに、平均分子量2
000でアミノ基を両末端に有するポリジメチルシロキ
サンを6.7グラム使った以外は実施例1と同じ操作で
組成物を得た。得られた樹脂組成物および硬化物の特性
を表2に示す。
000でアミノ基を両末端に有するポリジメチルシロキ
サンを6.7グラム使った以外は実施例1と同じ操作で
組成物を得た。得られた樹脂組成物および硬化物の特性
を表2に示す。
【0031】実施例3 ビス(4−マレイミドフェニル)メタン37.7グラ
ム、2、2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン28.6グラム、平均粒径18μmの球状
シリカ336グラム、平均粒径7μmの破砕シリカ84
グラム、平均分子量が2000で主鎖の繰り返し単位の
一部にアミノシロキサンを有するポリジメチルシロキサ
ン(平均アミン当量250)7.4グラム、γ−グリシ
ドキシプロポキシトリメトキシシラン4.2グラム、レ
ブリン酸ブチル−tert−ブチルパーオキシケタール
1.5グラム、1、4−ビス(2−(2−(tert−
ブチルパーオキシ)プロピル))ベンゼン0.4グラ
ム、カルナウバワックス0.2グラム、ステアリン酸カ
ルシウム0.1グラムを実施例1と同じ操作で混合する
ことにより均一な組成物を得た。この組成物を用いて実
施例1と同じ操作で成形を行うことにより樹脂硬化物を
得た。この樹脂組成物および硬化物の特性を表2に示
す。
ム、2、2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン28.6グラム、平均粒径18μmの球状
シリカ336グラム、平均粒径7μmの破砕シリカ84
グラム、平均分子量が2000で主鎖の繰り返し単位の
一部にアミノシロキサンを有するポリジメチルシロキサ
ン(平均アミン当量250)7.4グラム、γ−グリシ
ドキシプロポキシトリメトキシシラン4.2グラム、レ
ブリン酸ブチル−tert−ブチルパーオキシケタール
1.5グラム、1、4−ビス(2−(2−(tert−
ブチルパーオキシ)プロピル))ベンゼン0.4グラ
ム、カルナウバワックス0.2グラム、ステアリン酸カ
ルシウム0.1グラムを実施例1と同じ操作で混合する
ことにより均一な組成物を得た。この組成物を用いて実
施例1と同じ操作で成形を行うことにより樹脂硬化物を
得た。この樹脂組成物および硬化物の特性を表2に示
す。
【0032】比較例1 ポリアミノシロキサンを使わなかった以外は実施例1と
同じ材料、含有量、操作で組成物を得た。得られた樹脂
組成物および硬化物の特性を表2に示す。 比較例2 実施例1中のポリアミノシロキサンの代わりに、分子量
2000のポリジメチルシロキサンを用いた以外は、実
施例1と同じ操作で組成物を得た。得られた組成物およ
び硬化物の特性を表2に示す。
同じ材料、含有量、操作で組成物を得た。得られた樹脂
組成物および硬化物の特性を表2に示す。 比較例2 実施例1中のポリアミノシロキサンの代わりに、分子量
2000のポリジメチルシロキサンを用いた以外は、実
施例1と同じ操作で組成物を得た。得られた組成物およ
び硬化物の特性を表2に示す。
【0033】比較例3 実施例1中のレブリン酸ブチル−ジ−(tert−ブチ
ルパーオキシ)ケタールの代わりにジメチルベンジルヒ
ドロパーオキシド(180℃での半減期100分)1.
9グラムを用いた以外は実施例1と同じ操作で組成物を
得た。得られた樹脂組成物のおよび硬化物の特性を表2
に示す。
ルパーオキシ)ケタールの代わりにジメチルベンジルヒ
ドロパーオキシド(180℃での半減期100分)1.
9グラムを用いた以外は実施例1と同じ操作で組成物を
得た。得られた樹脂組成物のおよび硬化物の特性を表2
に示す。
【0034】比較例4 実施例1中で示したのと同じ組成ものを、2本ロールで
130℃で30分間混合した。この操作により得られた
樹脂組成物の流動性は悪く、所定の条件ではトランスフ
ァー成形が不可能であった。表2より明らかなように本
発明による樹脂組成物は、成形時の流動性およびそれよ
り得られる硬化物の物性に優れていることがわかる。
130℃で30分間混合した。この操作により得られた
樹脂組成物の流動性は悪く、所定の条件ではトランスフ
ァー成形が不可能であった。表2より明らかなように本
発明による樹脂組成物は、成形時の流動性およびそれよ
り得られる硬化物の物性に優れていることがわかる。
【0035】組成物の内容
【表1】 マレイミドA=ビス(4−マレイミドフェニル)メタン アリルフェノールA=2、2−ビス(3−アリル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン シリカA= 平均粒径18μの球状シリカ シリカB= 平均粒径7μの球状シリカ PDMS= 平均分子量900の両末端がアミノ基の
ポリジメチルシロキサン PDMS= 平均分子量2000の両末端がアミノ基
のポリジメチルシロキサン PDMS= 平均分子量1000、アミン当量250
で主鎖の繰り返し単位の一部にアミノシロキサンを有す
るポリジメチルシロキサン PDMS= 平均分子量2000のポリジメチルシロ
キサン カップリング剤A= γ−グリシドキシプロポキシト
リメトキシシラン 過酸化物A= レブリン酸ブチルジ−tertブチルパ
ーオキシケタール 過酸化物B= 1、4−ビス(2−(2−(tertー
ブチルパーオキシ)プロピル))ベンゼン 過酸化物C= ジメチルベンジルハイドロパ−オキシド
ヒドロキシフェニル)プロパン シリカA= 平均粒径18μの球状シリカ シリカB= 平均粒径7μの球状シリカ PDMS= 平均分子量900の両末端がアミノ基の
ポリジメチルシロキサン PDMS= 平均分子量2000の両末端がアミノ基
のポリジメチルシロキサン PDMS= 平均分子量1000、アミン当量250
で主鎖の繰り返し単位の一部にアミノシロキサンを有す
るポリジメチルシロキサン PDMS= 平均分子量2000のポリジメチルシロ
キサン カップリング剤A= γ−グリシドキシプロポキシト
リメトキシシラン 過酸化物A= レブリン酸ブチルジ−tertブチルパ
ーオキシケタール 過酸化物B= 1、4−ビス(2−(2−(tertー
ブチルパーオキシ)プロピル))ベンゼン 過酸化物C= ジメチルベンジルハイドロパ−オキシド
【0036】
【表2】 (1) JIS−D695に従い長さ100mm、
幅100mm、厚み4mmの試験片を用いた。 (2) 成形直後の硬化片の硬度をショア硬度計
(Dタイプ)にて測定した。 (3) 流動性はフローテスター(島津製)で18
0°C、ノズル径1mm、加重10kgの条件で測定し
た。
幅100mm、厚み4mmの試験片を用いた。 (2) 成形直後の硬化片の硬度をショア硬度計
(Dタイプ)にて測定した。 (3) 流動性はフローテスター(島津製)で18
0°C、ノズル径1mm、加重10kgの条件で測定し
た。
【0037】
【発明の効果】特定の成分を採用した本発明の組成物、
特にポリアミノシロキサンとある範囲の活性を有する有
機過酸化物を含有し、これらをある温度領域で混練して
得られる本発明の組成物は、成形性、特に流動性と硬化
特性に優れており、また弾性率の低い硬化物を与える。
特にポリアミノシロキサンとある範囲の活性を有する有
機過酸化物を含有し、これらをある温度領域で混練して
得られる本発明の組成物は、成形性、特に流動性と硬化
特性に優れており、また弾性率の低い硬化物を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 35/00 LJW 7921−4J //(C08L 35/00 83:08) (72)発明者 山本 昌樹 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地三菱 化成株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリマレイミド100重量部に対し
て、下記一般式(1)で表されるポリアミノシロキサン
10〜50重量部と、180℃における半減期が0.2
〜2分の活性を有する有機過酸化物および無機充填剤1
00〜1500重量部を必須成分とする組成物を、90
℃以下で混練してなる半導体封止用樹脂組成物 【化1】 ((1)式中R1はCH3、C6H5、R4NH2(R4はア
ルキレン基)のいずれかであり、R2はR5NH2、R5N
HR6NH2、CH3、C6H5(R5、R6はアルキレン
基)のいずれかであってR1又はR2の少なくとも一方は
アミノ基を有し、R 3はCH3、C6H5のいずれかであ
り、mは1以上の整数であり、nは0以上の整数を示
す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15236292A JPH05190707A (ja) | 1991-06-12 | 1992-06-11 | 半導体封止用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-140375 | 1991-06-12 | ||
JP14037591 | 1991-06-12 | ||
JP15236292A JPH05190707A (ja) | 1991-06-12 | 1992-06-11 | 半導体封止用樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05190707A true JPH05190707A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=26472907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15236292A Pending JPH05190707A (ja) | 1991-06-12 | 1992-06-11 | 半導体封止用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05190707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017165921A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 京セラケミカル株式会社 | 封止用成形材料及び電子部品装置 |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP15236292A patent/JPH05190707A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017165921A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 京セラケミカル株式会社 | 封止用成形材料及び電子部品装置 |
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