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JP7529051B2 - 鋼管ソイルセメント合成杭、鋼管杭、及び鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法 - Google Patents

鋼管ソイルセメント合成杭、鋼管杭、及び鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ソイルセメント柱内に鋼管杭を配置することによって形成される鋼管ソイルセメント合成杭、鋼管杭、鋼管、及び鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法に関する。
特許文献1には、ソイルセメント柱と鋼管杭との間の一体性を高め、鋼管ソイルセメント合成杭の支持力を増大させる方法として、鋼管杭の外周面に窪みを形成する方法が記載されている。
特開2008-175055号公報
鋼管ソイルセメント合成杭工法:一般社団法人鋼管杭鋼矢板技術協会
特許文献1に記載の方法によれば、地震等の要因によって鋼管杭に水平方向の変位が発生した場合、弾性係数の違いにより鋼管杭の挙動に対してソイルセメント柱が弾性的に追随できない。このため、鋼管杭とソイルセメント柱との間に肌離れが発生し、鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直支持力が低下する可能性がある。
本発明は、以上の問題を解決すべくなされたものであり、鋼管杭に水平方向の変位が発生した場合であっても鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直支持力が低下することを抑制可能な鋼管ソイルセメント合成杭、鋼管杭、鋼管、及び鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法を提供することを目的とする。
本発明に係る鋼管ソイルセメント合成杭は、地表面から地中に延伸するソイルセメント柱と、前記ソイルセメント柱内にある鋼管杭と、を備える鋼管ソイルセメント合成杭であって、前記鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域における前記鋼管杭の外周面に形成された高さ15mm以上の複数の第1突起部と、前記鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部から少なくとも距離3D(Dは鋼管杭の外径)の範囲内において、75mm以下の配置間隔で前記鋼管杭の外周面に形成された複数の第2突起部と、を備える。
前記第1突起部は前記鋼管杭の外周面に鉄筋を溶接することにより形成されているとよい。
本発明に係る鋼管杭は、鋼管ソイルセメント合成杭を形成する鋼管杭であって、前記鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域における前記鋼管杭の外周面に形成された高さ15mm以上の複数の第1突起部と、前記鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部から少なくとも距離3D(Dは鋼管杭の外径)の範囲内において、75mm以下の配置間隔で外周面に形成された複数の第2突起部と、を備える。
本発明に係る鋼管は、鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域用の鋼管であって、鋼管の外周面に形成された高さ15mm以上の複数の突起部を備える。
本発明に係る鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法は、セメントミルクを土中に注入しながら原位置土と撹拌することにより地表面から地中に延伸するソイルセメント柱を地盤に造成する工程と、前記ソイルセメント柱内に鋼管杭を配置する工程と、を含む鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法であって、前記鋼管杭を配置する工程は、前記鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域における前記鋼管杭の外周面に形成された第1突起部の高さが15mm以上、且つ、前記鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部から少なくとも距離3D(Dは鋼管杭の外径)の範囲内において、前記鋼管杭の外周面に形成された第2突起部の配置間隔が75mm以下となるように鋼管杭を配置する工程を含む。
本発明に係る鋼管ソイルセメント合成杭、鋼管杭、鋼管、及び鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法によれば、鋼管杭に水平方向の変位が発生した場合であっても鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直支持力が低下することを抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の構成を示す軸方向断面図である。 図2は、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の構成を示す軸方向断面図である。 図3は、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の変形例の構成を示す軸方向断面図である。 図4は、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の変形例の構成を示す軸方向断面図である。 図5は、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の変形例の構成を示す軸方向断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭について説明する。
〔構成〕
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の構成について説明する。
図1(a)に示すように、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭1は、ソイルセメント柱2と、鋼管杭3と、を備えている。本実施形態の場合、鋼管ソイルセメント合成杭1は、地表から地中にある支持地盤の中まで延伸している。以下の説明において、鋼管ソイルセメント合成杭1の杭径とはソイルセメント柱2の外径を意味し、鋼管ソイルセメント合成杭1の杭長とは鋼管杭3の上端部から下端部までの長さを意味する。
ソイルセメント柱2は、セメントミルクを土中に注入しながら原位置土と攪拌混合することにより造成される構造物であり、地表面から地中に延伸している。本実施形態においては、ソイルセメント柱2は鉛直方向に沿って延伸している。
鋼管杭3は、ソイルセメント柱2の中央部に圧入および/または沈設等により配置されている。本実施形態においては、鋼管杭3は鉛直方向に沿ってソイルセメント柱2内にある。図1(a),(b)に示すように、鋼管杭3の少なくとも杭頭部領域R1の外周面には、高さH1が15mm以上の突起部4が複数形成されている。本実施形態では、杭頭部領域R1とは、鋼管杭3の鉛直方向上端部(図1(a)では地表部)から鉛直方向に距離1D以上(D:鋼管杭の外径、以下鋼管杭径とする)の領域を意味する。突起部4は、本発明に係る第1突起部として機能する。地表面から地中に斜めに延伸する杭である「斜杭」の場合も同様に突起部4を形成することができる。但し、この場合、杭頭部領域R1の起点は鋼管ソイルセメント合成杭1の杭軸上とする。
一般に、地震等の要因によって発生する水平方向の変位は地上に近づくほど大きくなる。このため、水平方向の変位が発生した場合、ソイルセメント柱と鋼管杭との間の肌離れによって鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直支持力が低下するリスクは杭頭部に近いほど高くなる。また、一般に、鋼管ソイルセメント合成杭は、鋼管ソイルセメント合成杭に作用する水平方向の変位が鋼管ソイルセメント合成杭の直径(杭径)の1%以下の大きさ(但し、杭径が1500mm以下である場合は15mm)となるように設計されている。さらに、変位発生時の慣性力によって鋼管杭に瞬間的に発生した最大変位は鋼管杭の弾性挙動によって多少元に戻るため、変位発生後の残留変位は最大変位に比べて小さくなる。
従って、鋼管杭3の少なくとも杭頭部領域R1の外周面に高さH1が15mm以上の突起部4を形成することにより、仮に地表面においてソイルセメント柱2と鋼管杭3との間に15mmの肌離れが発生しても、地表面以深においてはソイルセメント柱2と突起部4との接触が保たれる。これにより、水平方向の変位が発生した場合であっても、鋼管ソイルセメント合成杭1の鉛直支持力が低下することを抑制できる。
本実施形態は、鋼管ソイルセメント合成杭の通常適用範囲である鋼管杭径1500mm以下のサイズを想定しているが、さらに大径サイズの鋼管ソイルセメント合成杭にも適用可能である。変位発生時の鋼管杭の変位量や変位発生後の鋼管杭の残留変位を精度よく評価できる場合には、評価結果に基づいて杭頭部領域R1の大きさを変更してもよい。突起部4の高さは、高くしすぎてもメリットはなく、逆にソイルセメント柱2の中に鋼管杭3を配置する際に抵抗が増えて施工が困難となる等のリスクも考えられることから、鋼管杭径Dの5%以下とするとよい。
ソイルセメント柱2と鋼管杭3との間の定着構造の破壊強度は以下に示す(a)支圧破壊強度及び(b)剪断強度の低い方で定まることから、突起部4の高さとその配置間隔P1(図1(b)参照)のバランスが重要となる。条件によってばらつきはあるものの、ソイルセメント柱2の支圧破壊強度は剪断強度の5倍程度の大きさと考えられる。このため、突起部4の高さH1は、突起部4の配置間隔P1の1/5以下とするとよい。
(a)突起部4との接触面におけるソイルセメント柱2の支圧破壊。支圧破壊強度は突起部4の高さH1×ソイルセメント柱2の支圧破壊強度で評価可能。
(b)ソイルセメント柱2の剪断破壊。剪断破壊強度は突起部4の配置間隔P1×ソイルセメント柱2の剪断強度で評価可能。
突起部4は、ソイルセメント柱2と鋼管杭3との間の定着機能が有効に働くように、鋼管杭3の周方向に形成することが好適であるが、周方向に対して角度をつけて螺旋状に形成してもよい。突起部4は工場において鋼管を圧延成形することにより形成してもよいし、鉄筋やフラットバーを鋼管に溶接することにより形成してもよい。溶接ビードにより突起部4を成形してもよい。
図2(a),(b)に示すように、鋼管ソイルセメント合成杭1の鉛直方向下端部から軸方向に距離3D以上の領域(杭先端部領域R2)における鋼管杭3の外周面には、軸方向の配置間隔P2を75mm以下として複数の突起部5が形成されている。突起部5は、本発明に係る第2突起部として機能する。地表面から地中に斜めに延伸する杭である「斜杭」の場合も同様に突起部5を形成することができる。但し、この場合、鉛直方向下端部の起点は鋼管ソイルセメント合成杭1の杭軸上とする。
地中深部に位置する鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部では、水平方向の変位は僅かであることから、ソイルセメント柱と鋼管杭との間の肌離れを抑制するための突起高さを確保する必要性はない。一方、鉛直方向下端部は支持層と呼ばれる比較的強固な地盤に根入れされるが、支持層となり得る地盤は砂や石の混ざった砂礫地盤となることが多い。このため、特に径の大きい石が上下方向に複数段配置される突起部の間に混入する又は挟まることによって、ソイルセメントが十分充填されない空隙が生じ、鋼管ソイルセメント合成杭1の鉛直支持力が低下する可能性がある。
これに対して、鋼管杭3の外周面に軸方向の配置間隔P2が75mm以下である突起部5によれば、固い支持地盤に対して鋼管杭3を根入れする際、粒径75mm以上に分類される石が上下方向に複数段配置される突起部5の間に混入する又は挟まる。これにより、鋼管ソイルセメント合成杭1の鉛直支持力が低下することを抑制できる。非特許文献1には、支持層が位置する杭先端固化部への鋼管杭の根入れ長は1.5D以上が標準であると記載されているが、実際の支持層はその上に位置する地盤層との境界に遷移区間を有する。このため、本実施形態では、鋼管ソイルセメント合成杭1の鉛直方向下端部から少なくとも距離3Dの範囲内における突起部5の配置間隔を75mm以下とした。
突起部5は、上記機能が有効に働くように、鋼管杭3の周方向に形成することが好適であるが、周方向に対して角度をつけて螺旋状に形成してもよい。突起部5は工場において鋼管を圧延成形することにより形成してもよいし、鉄筋やフラットバーを鋼管に溶接することにより形成してもよい。溶接ビードにより突起部5を成形してもよい。本実施形態においては、鋼管杭3の内周面に突起のない場合で説明したが、本発明はそれに限定されない。鋼管ソイルセメント合成杭1の仕様や性能により、鋼管杭3の内周面に適宜突起が備えられてもよい。
本実施形態のおいては、地表面から地中に鉛直方向に沿って延伸する「鉛直杭」の場合で説明をしたが、本発明はこれに限定されない。例えば地表面から地中に斜めに延伸する杭である「斜杭」の場合でも、同様の効果を得ることができる。水平力及び/又は鉛直力等の外力に対し、斜杭の場合は、鋼管ソイルセメント合成杭1の杭軸直角方向と杭軸方向の2つの分力で抵抗すると見なせる。このため、「鉛直杭」の抵抗条件と同じと考えることができる。
〔変形例〕
次に、図3~図5を参照して、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の変形例の構成について説明する。
一般に、杭頭部から深さ1/β前後の領域では鋼管杭3の水平方向の変位の増加割合が大きくなる。βは以下に示す数式(1)により求められる鋼管杭3の特性値である。数式(1)において、kは横方向地盤反力係数、Dは鋼管杭の外径、Elは鋼管杭の曲げ剛性を示す。従って、図3に示すように、杭頭部から深さ1/β前後の領域を杭頭部領域R1とし、この杭頭部領域R1の外周面に高さH1が15mm以上の突起部4を形成してもよい。
Figure 0007529051000001
一般に、杭頭部から深さ3/β前後の領域では鋼管杭3の曲げ歪の変化が大きくなる。従って、図4に示すように、杭頭部から深さ3/β前後の領域を杭頭部領域R1とし、この杭頭部領域R1の外周面に高さH1が15mm以上の突起部4を形成してもよい。通常、杭頭部領域R1より深い位置においては、鋼管杭3の水平方向の変位や曲げ歪の発生レベルが低くなることから、突起部の高さを15mm以上とする必要はない。逆に大深度位置に高さの高い突起が形成されている場合、ソイルセメント柱2内に鋼管杭3を配置する際に抵抗が増えて施工が困難となる等のリスクがあることから、突起部の高さは5mm以下とするとよい。
〔施工方法〕
最後に、本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法について説明する。
本発明の一実施形態である鋼管ソイルセメント合成杭1を施工する際は、まず、セメントミルクを土中に注入しながら原位置土と攪拌混合してソイルセメント柱2を造成する。次に、外周面に突起部4を有する鋼管杭3をソイルセメント柱2内に配置する。実際の鋼管杭の施工では、運搬できる鋼管杭の長さは限られることから、複数の鋼管を鉛直方向に接続しながら鋼管杭3を構築することが一般的である。具体的には、図5に示すように、鉛直方向に上杭3a、中杭3b、及び下杭3cを接続して鋼管杭3を構築する。従って、この場合には、杭頭部領域R1を通る上杭3aの外周面に高さH1が15mm以上の突起部4を形成し、中杭3b及び下杭3cの外周面(領域R3)には高さ2mm以上5mm以下の突起部を形成するとよい。上杭3aは、本発明に係る鋼管として機能する。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
本発明によれば、鋼管杭に水平方向の変位が発生した場合であっても鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直支持力が低下することを抑制可能な鋼管ソイルセメント合成杭、鋼管杭、鋼管、及び鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法を提供することができる。
1 鋼管ソイルセメント合成杭
2 ソイルセメント柱
3 鋼管杭
4,5 突起部

Claims (4)

  1. 地表面から地中に延伸するソイルセメント柱と、前記ソイルセメント柱内にある鋼管杭と、を備え、前記ソイルセメント柱の径が延伸方向で変化しない鋼管ソイルセメント合成杭であって、
    前記鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域における前記鋼管杭の外周面に形成された高さ15mm以上の複数の第1突起部と、
    前記鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部から少なくとも距離3D(Dは鋼管杭の外径)の範囲内において、75mm以下の配置間隔で前記鋼管杭の外周面に形成された高さ2mm以上5mm以下の複数の第2突起部と、
    を備える、鋼管ソイルセメント合成杭。
  2. 前記第1突起部は前記鋼管杭の外周面に鉄筋を溶接することにより形成されている、請求項1に記載の鋼管ソイルセメント合成杭。
  3. 地表面から地中に延伸するソイルセメント柱と、前記ソイルセメント柱内にある鋼管杭と、を備え、前記ソイルセメント柱の径が延伸方向で変化しない鋼管ソイルセメント合成杭を形成する鋼管杭であって、
    前記鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域における前記鋼管杭の外周面に形成された高さ15mm以上の複数の第1突起部と、
    前記鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部から少なくとも距離3D(Dは鋼管杭の外径)の範囲内において、75mm以下の配置間隔で外周面に形成された高さ2mm以上5mm以下の複数の第2突起部と、
    を備える、鋼管杭。
  4. セメントミルクを土中に注入しながら原位置土と撹拌することにより地表面から地中に延伸するソイルセメント柱を地盤に造成する工程と、前記ソイルセメント柱内に鋼管杭を配置する工程と、を含み、前記ソイルセメント柱の径が延伸方向で変化しない鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法であって、
    前記鋼管杭を配置する工程は、前記鋼管ソイルセメント合成杭の杭頭部領域における前記鋼管杭の外周面に形成された第1突起部の高さが15mm以上、且つ、前記鋼管ソイルセメント合成杭の鉛直方向下端部から少なくとも距離3D(Dは鋼管杭の外径)の範囲内において、前記鋼管杭の外周面に形成された第2突起部の高さが2mm以上5mm以下、配置間隔が75mm以下となるように鋼管杭を配置する工程を含む、鋼管ソイルセメント合成杭の施工方法。
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