JP6943141B2 - ニッケル及びコバルトを含む混合硫化物の浸出方法 - Google Patents
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Description
Cl2+2CuCl3 2−→2CuCl4 2−
[反応式2]
6CuCl4 2−+Ni3S2→3Ni2++6Cl−+6CuCl3 2−+2S
[反応式3]
2CuCl4 2−+MS→M2++2Cl−+2CuCl3 2−+S
但し、M=Ni、Co、Fe、Cu
粉砕工程S1では、例えばニッケル酸化鉱から湿式製錬により生成されたNiSを主成分とするニッケル及びコバルトを含んだ混合硫化物が、好ましくはタワーミルやビーズミル等の湿式粉砕装置によって、平均粒径(D50)が80μm以下、好ましくは20μm以下、より好ましくは10μm以下になるまで粉砕される。このように粉砕することにより、後工程の第1浸出工程S2において、含銅塩化ニッケル水溶液に含まれる銅イオンを効率的に還元することができ、銅イオンの除去効率を向上させることができる。なお、平均粒径(D50)とは、レーザー粒度分布測定により累積体積が50%となる粒子径である。
第1浸出工程S2は粗セメンテーション(単に粗CMとも称する)を行う工程であり、後述する第3浸出工程S4にて生成された含銅塩化ニッケル水溶液としての塩素浸出終液に、上記の粉砕工程S1でスラリー化された混合硫化物原料を添加する。その際、混合硫化物原料の全部を添加するのではなく、混合硫化物原料の全体のうち40〜60%、好ましくは45〜55%を添加し、残りは後述する塩素浸出工程の原料として用いる。これにより、含銅塩化ニッケル溶液中の2価銅イオンが1価銅イオンに還元されることで混合硫化物原料からニッケルが浸出される。換言すれば、混合硫化物に含まれる硫化ニッケルの還元力によって2価銅イオンが効率的に1価銅イオンに還元される。具体的には、この第1浸出工程S2では、例えば下記の反応式4及び反応式5に示す反応が生じる。
2CuCl4 2−+4NiS→Ni2++2Cl−+Ni3S4+2CuCl3 2−
[反応式5]
NiS+2Cu+→Ni2++Cu2S
第2浸出工程S3は精セメンテーション(単に精CMとも称する)を行う工程であり、第1浸出工程S2で得た含銅塩化ニッケル溶液を含む第1スラリーに、ニッケルマット等の乾式製錬法で製造されたニッケル硫化物原料を添加し、2価銅イオンを1価銅イオンに還元すると共に、該ニッケル硫化物原料のニッケルメタル等が2価及び1価銅イオンの酸化力によってニッケルイオンに浸出される。また、1価銅イオンを硫化銅等の硫化物として固定化させる。
2CuCl4 2−+Ni3S2→Ni2++2Cl−+2NiS+2CuCl3 2−
[反応式7]
2CuCl4 2−+Ni→Ni2++2Cl−+2CuCl3 2−
[反応式8]
Ni+2CuCl3 2−+S→Ni2++6Cl−+Cu2S
[反応式9]
Ni3S2+6CuCl3 2−+S→3Ni2++18Cl−+3Cu2S
第3浸出工程(塩素浸出工程)S4では、前段の第2浸出工程S3で得た第2スラリーを固液分離することで得たセメンテーション残渣と、前述したスラリー化した混合硫化物原料の残部とに対して、電解工程S7で回収された塩素ガスを吹き込むことによって、前述した反応式1〜3の反応を生じさせる。その結果、当該混合硫化物等の金属硫化物原料中のニッケル等の金属が、塩素ガスにより酸化された2価銅イオンによって酸化浸出され、含銅塩化ニッケル水溶液としての塩素浸出液を生成する。この第3浸出工程S4にて生成された塩素浸出液は、上記の第1浸出工程S2に送液される。一方、この第3浸出工程S4では、硫黄を主成分とした塩素浸出残渣が固相に残存するので硫黄回収工程S5での処理により硫黄の回収が行われる。
浄液工程S6では、第2浸出工程S3で生成された第2スラリーを固液分離して得たセメンテーション終液(ニッケル浸出液)からニッケル以外の不純物を除去し、電解採取するための塩化ニッケル溶液を得る。この浄液工程S6は、例えば、脱鉄工程、脱コバルト工程、脱鉛工程、及び脱亜鉛工程からなる。これらの工程では、セメンテーション終液であるニッケル浸出液から不純物を除去する方法として、例えば酸化剤としての塩素ガスとアルカリ剤としてのニッケル炭酸塩を用いる酸化中和法を用いることができる。酸化中和法は、コバルトや鉄等の重金属が高次の酸化イオンになると、低いpH領域で水酸化物になりやすい性質を利用したものであり、湿式製錬の浄液工程をはじめ、重金属を含む排水処理等に汎用されている方法である。
電解工程S7では、上述の浄液工程S6で浄液された塩化ニッケル溶液の電解採取により電気ニッケルが生成される。すなわち、電解採取では、カソード側において、塩化ニッケル溶液中のニッケルイオンがメタル(電気ニッケル)として析出する。一方、アノード側において、塩化ニッケル溶液中の塩素イオンが塩素ガスとして発生する。発生した塩素ガスは、回収塩素ガスとして例えば第3浸出工程S4等で用いることができる。
S2 第1浸出工程(粗セメンテーション工程)
S3 第2浸出工程(精セメンテーション工程)
S4 第3浸出工程(塩素浸出工程)
S5 硫黄回収工程
S6 浄液工程
S7 電解工程
S8 浄液澱物処理工程
S9 脱塩素・塩素回収工程
Claims (4)
- 湿式製錬法で製造されたニッケル及びコバルトを含有する混合硫化物原料の40〜60%を含銅塩化ニッケル水溶液に添加し、該水溶液中の2価銅イオンを1価銅イオンに還元させることで該混合硫化物からニッケルを浸出させる第1浸出工程と、前記第1浸出工程で得た第1スラリーに乾式製錬法で製造されたニッケル硫化物原料を添加し、該第1スラリー中の1価銅イオンを硫化銅の形態に固定化させると共に該ニッケル硫化物原料からニッケルを浸出させる第2浸出工程と、前記第2浸出工程で得た第2スラリーを固液分離して得た残渣と前記混合硫化物原料の残部とを塩素ガスで浸出処理する第3浸出工程とを有し、前記含銅塩化ニッケル水溶液には前記第3浸出工程で得た第3スラリーを固液分離して得た塩素浸出液を用い、前記第2スラリーを固液分離して得たセメンテーション終液は、浄液工程で処理された後にニッケルの回収が行なわれることを特徴とする混合硫化物の浸出方法。
- 前記含銅塩化ニッケル水溶液の銅イオン濃度が30〜50g/Lであることを特徴とする、請求項1に記載の混合硫化物の浸出方法。
- 前記塩素浸出液は酸化還元電位(Ag/AgCl電極基準)が450〜550mVであり、前記第1浸出工程では酸化還元電位(Ag/AgCl電極基準)が400mV以下の条件で浸出処理を行うことを特徴とする、請求項2に記載の混合硫化物の浸出方法。
- 前記第2浸出工程では酸化還元電位(Ag/AgCl電極基準)が0〜100mVの条件で浸出処理を行うことを特徴とする、請求項3に記載の混合硫化物の浸出方法。
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