JP5565282B2 - 銅イオンの分離方法、及び電気ニッケルの製造方法 - Google Patents
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Description
CuCl2 + MS ⇔ MCl2 + CuS ・・・(1)
1.銅イオンの分離方法
2.電気ニッケル製造プロセス
3.実施例
本実施の形態に係る銅イオンの分離方法は、銅イオンを含有したニッケルの酸性溶液に対して硫化物を添加して銅イオンを硫化銅として分離する方法であって、少ない硫化物の添加量で効率的に銅イオンを分離して銅イオン濃度をより低濃度まで減らすことを可能にするものである。
CuCl2 + MS ⇔ MCl2 + CuS ・・・(1)
本実施の形態に係る銅イオンの分離方法は、ニッケル硫化物を塩素浸出して得られる含銅塩化ニッケル溶液から銅を除去し、電解採取法により電気ニッケルを製造する電気ニッケルプロセスに適用することができる。以下では、具体的に、上述した銅イオンの分離方法を適用した電気ニッケル製造プロセスについて説明する。
塩素浸出工程S1では、例えばニッケル酸化鉱から湿式製錬により製造されたニッケル硫化物10等の銅を含有する金属硫化物を原料として塩素でニッケル等の金属を浸出する。具体的には、後述するセメンテーション工程S2後のセメンテーション残渣14と共に電解工程S4で回収された塩素ガス15等によって、ニッケル硫化物10等の金属硫化物原料中のニッケル等を浸出し、塩素浸出液11としての含銅塩化ニッケル溶液11’を生成する。ここで、ニッケル硫化物10等の金属硫化物原料は、電解工程S4にて得られる塩化ニッケル溶液16と共にレパルプされてスラリー化したものが用いられる。
NiS+Cl2 → Ni2++S0+2Cl− ・・・(2)
Cu2S+2Cl2 → 2Cu2++S0+4Cl− ・・・(3)
セメンテーション工程S2では、塩素浸出工程S1にて生成された塩素浸出液11であり、銅イオンを含有する含銅塩化ニッケル溶液11’が送液され、この含銅塩化ニッケル溶液11’に硫化物を添加する。これにより、含銅塩化ニッケル溶液11’中に含まれる銅イオンが、添加した硫化物の硫黄と反応して硫化銅となり固定化される。
NiS+2Cu+ → Ni2++Cu2S ・・・(4)
浄液工程S3では、セメンテーション工程S2を経て得られたセメンテーション終液(ニッケル浸出液)12、すなわち銅を硫化銅として分離除去した後の濾液から、ニッケル以外の不純物を除去し、電解採取するための塩化ニッケル溶液を得る。
2M2++Cl2+3NiCO3+3H2O
→ 2M(OH)3+3Ni2++2Cl−+3CO2 ・・・(5)
(但し、Mは、コバルト又は鉄である。)
電解工程S4では、上述の浄液工程S3を経て浄液された塩化ニッケル溶液から電解採取法により電気ニッケル13を得る。
(カソード側)
N2++2e−→ Ni0 ・・・(6)
(アノード側)
2Cl−→ Cl 2 ↑+2e− ・・・(7)
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。なお、下記のいずれかの実施例に本発明の範囲が限定されるものではない。
下記表1に示す濃度18g/lの銅イオンを含む塩化ニッケル溶液を始液とし、その始液1Lを80℃に加温した。次に、下記表2に示す組成の混合硫化物(MS)を遊星ボールミルによって表3に示すような粒度と比表面積にしたもの(遊星ボールミル(BM)粉砕品)をサンプル1〜3のように添加した。
1)低品位ニッケル酸化鉱石500gを濃度約100g/l硫酸溶液と共にスラリー濃度が30〜40g/lになるようにオートクレーブに入れ、250℃の温度に上昇し、約1時間攪拌した。
2)スラリーをオートクレーブから取り出して固液分離した後、浸出液と浸出残渣とに分離した。
3)得られた浸出液に、消石灰を添加してpH2.5〜3.5の範囲となるまで中和し、再度固液分離して不純物を含む沈澱とニッケルを含む溶液とを分離した。
4)ニッケルを含む溶液に硫化水素ガスを吹き込み、固液分離して混合硫化物(Original)と硫化後液とに分離した。
サンプル1では、上述の粉砕処理した混合硫化物(遊星ボールミル粉砕品)を、銅イオンを含有する塩化ニッケル溶液に順次添加して反応させていった。
サンプル2では、サンプル1と同様に上述の混合硫化物(遊星ボールミル粉砕品)を塩化ニッケル溶液に添加していき、反応後のスラリーを固液分離して得られた濾液に新たな混合硫化物(遊星ボールミル粉砕品)を添加する2段階の硫化物添加による脱銅処理を行った。すなわち、サンプル2では、混合硫化物を添加していき、塩化ニッケル溶液中の銅濃度が略平衡に達した時点(銅濃度が約1g/l以下となった時点)でスラリーを固液分離し、同様の遊星ボールミルで粉砕した混合硫化物を新たに添加して反応させた。
サンプル3では、サンプル2と同様にして、混合硫化物(遊星ボールミル粉砕品)を塩化ニッケル溶液に添加していき、塩化ニッケル溶液中の銅濃度が略平衡に達した時点(銅濃度が約1g/lとなった時点)でスラリーを固液分離し、硫化剤としてNa2Sを用いて得られた混合硫化物を添加して反応させた。すなわち、サンプル3では、上述の混合硫化物の生成手順1)〜4)における4)の工程において、硫化水素ガスに代えてNa2Sを硫化剤として用いて生成した混合硫化物(Na2S生成MS)を新たに濾液に添加して2段階目の反応を行った。なお、硫化水素ガスに代えてNa2Sを硫化剤として用いて生成した混合硫化物は、表4に示すような粒度と比表面積を有していた。
なお、サンプル4として、以下の脱銅処理を行った。すなわち、サンプル4では、サンプル1〜3と同様に、上記表1に示す濃度18g/lの銅イオンを含む塩化ニッケル溶液を始液として、その始液1Lを80℃に加温した。次に、上記1)〜4)に示した手順により生成したそのままの混合硫化物(Original)を、塩化ニッケル溶液に添加していった。次に、スラリーを80℃に維持し、常圧下で300rpmの回転速度で攪拌しながら2時間反応させた。その後、反応後のスラリーを固液分離し、濾液中の銅濃度をICP分光分析にて分析した。
次に、ニッケルの酸性溶液に対する脱銅反応の反応温度について、反応促進の影響について検討した。
次に、銅を含有するニッケルの酸性溶液に添加する硫化物の反応比表面積による反応促進の影響を検討した。
Claims (9)
- 銅イオンを含有するニッケルの酸性溶液から、該銅イオンを分離する銅イオンの分離方法であって、
少なくとも、
前記ニッケルの酸性溶液に、硫化ニッケル、硫化コバルト、及び硫化亜鉛の何れか1種以上からなる硫化物を添加し、該酸性溶液中の銅イオン濃度が平衡状態に達した後に、得られたスラリーを固液分離する第1の固液分離工程と、
前記第1の固液分離工程を経て得られた濾液に、硫化ニッケル、硫化コバルト、及び硫化亜鉛の何れか1種以上からなる硫化物を添加し、該濾液中の銅イオン濃度が平衡状態に達した後に、得られたスラリーを固液分離する第2の固液分離工程と
を有することを特徴とする銅イオンの分離方法。 - 前記硫化物は、粉砕処理されたものであることを特徴とする請求項1記載の銅イオンの分離方法。
- 銅イオンを含有するニッケルの酸性溶液から、該銅イオンを分離する銅イオンの分離方法であって、
少なくとも、
前記ニッケルの酸性溶液に、ニッケル酸化鉱から湿式製錬方法によって得られたニッケル硫化物を添加し、該酸性溶液中の銅イオン濃度が平衡状態に達した後に、得られたスラリーを固液分離する第1の固液分離工程と、
前記第1の固液分離工程を経て得られた濾液に、ニッケル酸化鉱から湿式製錬方法によって得られたニッケル硫化物を添加し、該濾液中の銅イオン濃度が平衡状態に達した後に、得られたスラリーを固液分離する第2の固液分離工程と
を有することを特徴とする銅イオンの分離方法。 - 前記ニッケル硫化物は、粉砕処理されたものであることを特徴とする請求項3記載の銅イオンの分離方法。
- 前記ニッケル硫化物は、前記湿式製錬方法において硫化剤として硫化ナトリウムを用いて生成されたものであることを特徴とする請求項3又は4記載の銅イオンの分離方法。
- 前記ニッケルの酸性溶液は、ニッケル酸化鉱から湿式製錬方法によって得られたニッケル硫化物を塩素浸出して得られる塩化ニッケル溶液であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の銅イオンの分離方法。
- 前記第1及び第2の固液分離工程における反応温度を80〜100℃とすることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の銅イオンの分離方法。
- ニッケル硫化物を塩素浸出して得られる含銅塩化ニッケル溶液から銅を分離除去し、電解採取法により電気ニッケルを製造する電気ニッケルの製造方法において、
前記含銅塩化ニッケル溶液にニッケル硫化物を添加し、該含銅塩化ニッケル溶液中の銅イオン濃度が平衡状態に達した後に、得られたスラリーを固液分離する第1の固液分離工程と、
前記第1の固液分離工程を経て得られた濾液にニッケル硫化物を添加し、該濾液中の銅イオン濃度が平衡状態に達した後に、得られたスラリーを固液分離する第2の固液分離工程と
を含むことを特徴とする電気ニッケルの製造方法。 - 前記ニッケル硫化物は、ニッケル酸化鉱から湿式製錬方法によって得られ、ニッケル及びコバルトを含有することを特徴とする請求項8記載の電気ニッケルの製造方法。
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