JP6295189B2 - エレベータ装置 - Google Patents
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Description
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
1.第1の実施の形態(故障検出装置:半円形の回転検出板の回転を検出する例)
2.第2の実施の形態(回転検出板:円盤に半円形の孔部を形成した例)
3.第3の実施の形態(第2の調速機側の第2ローラにクラッチを設けた例)
本発明の実施の形態に係るエレベータ装置は、後述する電子安全コントローラ200(図7参照)を用いた電子安全システムを導入している。また、エレベータ走行速度、より具体的には、乗りかごと呼称される昇降体の走行速度(移動速度/昇降速度)を検出するために、調速用ロープが巻き掛けられた綱車が固定される水平軸の回転を検出する回転検出用センサを備える。
図1は、本発明が適用されるエレベータ装置の構成例の概略を示す断面図である。
次に、本発明が適用されるエレベータ装置の第1の実施の形態に係る調速機の構成について説明する。
図2に示すように、昇降路102に配置されて昇降体1に連結された調速用ロープ8と、水平軸12に固定されて調速用ロープ8が巻き掛けられた綱車9aと、この綱車9aの回転速度を調速し、上昇過速度を検出する第1の調速機13と、水平軸12とクラッチ17を介して連結され、昇降体1の下降運転時、綱車9aの回転速度を調速し、下降過速度を検出する第2の調速機15と、水平軸12に取り付けられるロータリエンコーダ19とを備えている。第1の調速機13と第2の調速機15は、一例として特許文献1(特開2013−151337号公報)と同様の構成を採用することができる。
次に、本発明が適用されるエレベータ装置の第2の調速機15に設けられたクラッチ17の故障を検出するための構成について説明する。
次に、回転検出板23と故障検出用センサ24との配置関係を説明する。
図3は、図2に示した調速機10の要部を示す側面図である。
図4は、図3に示した調速機10の要部の平面図である。
ここで、図5に示すように、回転検出板23の端部が、故障検出用センサ24の検出点26の近傍で停止した状態を想定する。図5に示す状態において、昇降体1等の振動が第2ローラ21に加えられたりすると、回転検出板23が揺れ、故障検出用センサ24の出力側24aから射出された信号を回転検出板23が断続的に遮る現象(以下「断続的遮蔽現象」と記す。)が発生してしまうことが考えられる。この断続的遮蔽現象が発生すると、故障検出用センサ24は回転検出板23が回転しているものとして検出してしまう恐れがある。そのため、故障検出装置30は、この断続的遮蔽現象を含む異常を検出できるようにすることが望ましい。
図6は、本発明が適用されるエレベータ装置の下降運転時における検出板速度検出特性とエンコーダ速度検出特性を示す図である。図6において、横軸は昇降体1の下降方向の移動距離(m)、縦軸は走行速度(m/min)を示す。
本発明が適用されるエレベータ装置の制御系の構成について説明する。
図7に示すように、本制御系は、本発明が適用されるエレベータ装置の全体の制御を担う制御部である電子安全コントローラ200を中心として構成されている。電子安全コントローラ200として、例えばマイクロコンピュータを用いることができる。電子安全コントローラ200には、ロータリエンコーダ19の出力信号(エンコーダ信号)、故障検出用センサ24の出力信号が入力される。
図8は、本発明が適用されるエレベータ装置の制御系による故障検出処理手順の一例を示すフローチャートである。
図8に示す故障検出処理は、電子安全コントローラ200のプロセッサ(マイクロコンピュータ)が、メモリ206に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。本フローチャートの前提条件として、正常時におけるエレベータ装置の上昇運転時には第2の調速機15の回転体18への綱車9aの回転の伝達が解除され、回転検出板23は停止状態である。また、下降運転時には綱車9aの回転がクラッチ17を介して第2の調速機15の回転体18に伝達され、回転検出板23は回転する。
次に、本発明が適用されるエレベータ装置の故障検出装置に用いられる回転検出板の他の例を説明する。
本実施の形態に係る回転検出板31は、円盤状の本体32を有し、本体32の一部に半円形の孔部33(半円形状部の一例)が形成されている。回転検出板31の回転中心は、第2ローラ21の回転軸と一致している。
図10は、本発明が適用されるエレベータ装置の第3の実施の形態に係る調速機10の断面図である。
図10に示すように、第2の調速機15側に設けられた故障検出装置30Aにおいて、台座25の軸25aと第2ローラ21との間に、クラッチ41が配置される。クラッチ41は、例えばカム式ワンウェイクラッチ(カムクラッチ)が用いられる。クラッチ41の外輪41bが第2ローラ21に固定され、クラッチ41の内輪41aが台座25の軸25aに固定される。
Claims (7)
- 昇降体に連結された調速用ロープと、
水平軸に固定されて前記調速用ロープが巻き掛けられた綱車と、
前記綱車の回転速度を調速し、前記昇降体の上昇過速度を検出する第1の調速機と、
前記昇降体の下降運転時に前記綱車の回転速度を調速し、前記昇降体の下降過速度を検出する第2の調速機と、
前記水平軸と前記第2の調速機とを連結し、前記昇降体の下降運転時に前記綱車の回転を前記第2の調速機の回転体に伝達し、前記昇降体の上昇運転時に前記第2の調速機の回転体への前記綱車の回転の伝達を解除するクラッチと、
前記水平軸の回転を検出し、第1の検出信号を出力する回転検出用センサと、
前記第2の調速機の回転体と同期した回転を行う回転検出板と、
前記回転検出板の回転に応じて第2の検出信号を出力する故障検出用センサと、
前記回転検出用センサから出力された前記第1の検出信号を受信し、また前記故障検出用センサから出力された前記第2の検出信号を受信する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2の検出信号を用いて前記回転検出板の回転/不回転を判定し、該判定の結果と前記第1の検出信号を元に算出される前記昇降体の走行方向とから前記クラッチの正常/異常を判定する
エレベータ装置。 - 前記制御部は、前記昇降体が上昇かつ前記回転検出板が回転、又は前記昇降体が下降かつ前記回転検出板が不回転の場合には前記クラッチが異常であると判定し、前記昇降体が上昇かつ前記回転検出板が不回転、又は前記昇降体が下降かつ前記回転検出板が回転の場合には前記クラッチが正常であると判定する
請求項1に記載のエレベータ装置。 - 前記制御部は、前記回転検出用センサから出力された前記第1の検出信号を元に算出される前記昇降体の第1の走行速度が所定のしきい値以上である場合に、前記第2の検出信号を用いて前記回転検出板の回転/不回転の判定を行う
請求項2に記載のエレベータ装置。 - さらに、前記故障検出用センサから出力された前記第2の検出信号に基づいて前記昇降体の第2の走行速度が算出できた場合には前記回転検出板が回転しているとしてカウントアップする回転検出カウンタと、
前記昇降体の前記第2の走行速度が算出できなかった場合には前記回転検出板が回転していないとしてカウントアップする不回転検出カウンタと、を備え、
前記制御部は、前記回転検出カウンタのカウント値が所定値以上である場合に前記回転検出板が回転していると判定し、前記不回転検出カウンタのカウント値が所定値以上である場合に前記回転検出板が不回転であると判定する
請求項2に記載のエレベータ装置。 - 前記制御部は、前記故障検出用センサから出力された前記第2の検出信号を元に算出される前記昇降体の今回の第2の走行速度と、前回算出された前記昇降体の第2の走行速度とを比較し、今回の前記第2の走行速度と前回算出された前記第2の走行速度とが異なる場合に、前記回転検出板が回転していると判定する
請求項2に記載のエレベータ装置。 - 前記制御部は、前記故障検出用センサから出力された前記第2の検出信号に基づく前記昇降体の今回の前記第2の走行速度と、前記回転検出用センサから出力された前記第1の検出信号に基づく前記昇降体の第1の走行速度との差が、所定のしきい値以下であるかどうかを判定し、所定のしきい値以下である場合には前記回転検出板が回転していると判定し、前記所定のしきい値を超える場合には前記回転検出板は不回転であると判定する
請求項4又は5に記載のエレベータ装置。 - 前記回転検出板は半円形状部を有し、前記故障検出用センサは前記半円形状部の有無を検知することにより前記第2の検出信号を出力する
請求項1に記載のエレベータ装置。
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