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JP6284454B2 - 包装箱 - Google Patents

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JP6284454B2
JP6284454B2 JP2014160578A JP2014160578A JP6284454B2 JP 6284454 B2 JP6284454 B2 JP 6284454B2 JP 2014160578 A JP2014160578 A JP 2014160578A JP 2014160578 A JP2014160578 A JP 2014160578A JP 6284454 B2 JP6284454 B2 JP 6284454B2
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Description

本発明は、少なくとも一対の互いに対向する側壁と、前記側壁の上端から横向きに延びる天井板部とを有し、前記一対の側壁に、外側からの押し込み力に基づいて手掛け穴を形成させる手掛け穴形成部が設けられている包装箱に関する。
この種の包装箱に関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1に記された包装箱では、図15(a)に示すように、利用者が箱運搬用の手掛け穴を形成するための手掛け穴形成部16として、側壁22には横向き直線状の折曲げ予定線17が設定され、この折曲げ予定線17の両端から湾曲部を伴って下方に延びる切込み線18が形成されている。
折曲げ予定線17と切込み線18とは互いに協働して横向きに延びた長円形を呈しており、利用者がこの長円形の部位に押し込み力を加えると、長円形の部位は切込み線18において側壁22の本体から分離され、同時に、同部位が折曲げ予定線17でフラップ状に折れ曲がり、包装箱の内側に入り込むことで、図15(b)に示すように、長円形の手掛け穴Hが形成される。
さらに、フラップ部を包装箱の内側で上向きに折り返して側壁22の裏面と重ね合わせると、フラップ部の揺動先端が天井板部22Tの下面に突っ張り状に当接するように構成されている。
したがって、利用者が手掛け穴Hに手を入れて包装箱を運搬する際、折り返されたフラップ部も天井板部22Tを介して荷重を受けるので、手掛け穴Hの上端から上の部位が強化されるとされている。
実公昭63−177218号公報(第3頁7行目〜20行目、第2図)
しかし、特許文献1に記された構成の包装箱では、例えば、店頭などで内容物の入った複数の包装箱を上下に重ねて陳列している場合などに、手掛け穴Hに手をかけて包装箱を横方向に引っ張って包装箱の配置を変更することがあるが、そのような際に、手掛け穴Hが破れる虞があった。また、内容物の重量が比較的大きい場合や、想定よりも勢いよく持ち上げられた場合には、図15(c)に例示するように、手掛け穴Hの上端の左右から包装箱の上縁に向かって破れ、さらに場合によっては手掛け穴Hの上端から上の部分が側壁の内側または外側に倒れるように変形されて、包装箱を安定的に運べない虞もあった。
また、特許文献1に記された包装箱では、利用者が手掛け穴Hに手指を差し込んで包装箱を運搬する際に、包装箱を構成する板状素材(段ボール紙など)の端面が手指に当たるため利用者に違和感を与え易いという不都合があった。特に、飲料のボトルなどの比較的重い内容物を収納する包装箱では、一般に、段ボール紙の段目が上下方向に延びるように用いられるため、同上の違和感を与える傾向がより顕著であった。
そこで、本発明の目的は、上に例示した従来技術による包装箱が与える課題に鑑み、種々の状況下において、側壁などが破れ難く、より安定的に移動させたり、運んだりすることができる包装箱を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、利用者が手掛け穴に手指を差し込んで包装箱を運搬する際に、利用者の手指などに違和感を与え難い包装箱を提供することにある。
本発明による包装箱の特徴構成は、少なくとも一対の互いに対向する側壁と、前記側壁の上端から横向きに延びる天井板部とを有し、
前記一対の側壁に、外側からの押し込み力に基づいて手掛け穴を形成させる手掛け穴形成部が設けられており、
前記手掛け穴形成部が、横向きに延びた第1折曲げ予定線と、前記第1折曲げ予定線の両端付近から下方に向かって次第に広がるように傾斜した左右一対の第2折曲げ予定線と、前記一対の第2折曲げ予定線の下端どうしを直線状に結ぶように延びた第1切込み線と、前記第1折曲げ予定線の両端付近から前記第1切込み線に向かって下向きに延びて前記第1切込み線に接続すると共に、前記一対の第2折曲げ予定線よりも鉛直に近い角度で、下方に向かって次第に左右に広がるように傾斜した左右一対の第2切込み線とを含み、
少なくとも前記手掛け穴形成部の左右中心において、前記第1折曲げ予定線と前記第1切込み線との間隔が、前記第1折曲げ予定線から前記天井板部までの距離を上回っている点にある。
上記の特徴構成を備えた包装箱では、利用者が、手掛け穴形成部を構成する第1折曲げ予定線と第1切込み線とで挟まれた部位に対して、外側から手指などによって押し込み力を加えると、第1折曲げ予定線と第1切込み線と左右一対の第2切込み線とで囲まれた台形部が、第1折曲げ予定線で側壁の本体に対して折れ曲がり、第1フラップとして包装箱の内側に入り込む。これと同時に、第2折曲げ予定線と第2切込み線と第1切込み線の左右両端付近とで囲まれた左右一対の三角形の部位も、第2折曲げ予定線で側壁の本体に対して折れ曲がり、第2フラップとして包装箱の内側に入り込む。その結果、第1折曲げ予定線と第2折曲げ予定線と第1切込み線とで囲まれた台形の手掛け穴が形成され、利用者の手指(具体的には、一般的に、親指を除く4本指、または、親指と小指を除く3本指)がこの台形の手掛け穴に差し込まれた状態となる。さらに、上記の特徴構成を備えた包装箱では、少なくとも手掛け穴形成部の左右中心において、第1折曲げ予定線と第1切込み線との間隔が、第1折曲げ予定線から天井板部までの距離を上回っているので、包装箱の内側に入り込んだ第1フラップの遊端(側壁の本体から分離された台形部の底辺)が天井板部の下面に当接することで、第1フラップと手掛け穴形成部よりも上方の側壁と天井板部の一部との三者が互いに協同して断面が三角形の支持構造が形成される。
したがって、内容物の入った複数の包装箱を上下に重ねて陳列している場合などに、利用者が手掛け穴に差し込んだ手の力によって包装箱を横に引っ張って、包装箱の配置を変更するような場合でも、利用者の手から伝えられる引っ張り力は、上述した三角形の支持構造によって、側壁と天井板部とに分散されるため、手掛け穴が破れ難く、包装箱を安定的に配置変更することが可能になった。
また、利用者が内容物の入った包装箱を両手で持ち上げる場合にも、利用者の手指の先端付近が、第1フラップを介して天井板部を下方から支持し、同時に、利用者の手指の基端寄りの左右の両端が、手掛け穴を構成する台形の左右一対の斜辺部を介して包装箱を支持する状態が得られる。その結果、包装箱を支持するための力が、第1フラップを構成する台形部の底辺によって支持される天井板部と、手掛け穴を構成する台形の左右一対の斜辺部という3箇所に分散されるので、内容物の重量が比較的大きい場合や、想定よりも勢いよく持ち上げられた場合でも、手掛け穴の上端付近などが破れるなどの現象が生じ難く、包装箱を安定的に運ぶことが可能になった。
また、上記の手指などの押し込みによって形成された台形の手掛け穴では、その台形の上辺部には、箱の内部に入り込んだ台形の第1フラップが接続されており、その台形の左右一対の斜辺部には、箱の内部に入り込んだ三角形の第2フラップが接続された状態が得られているので、利用者が包装箱を運搬する際に、包装箱を構成する板状素材(段ボール紙など)の端面が直接利用者の手指に当たる虞がなく、その結果、包装箱に飲料のボトルなどの比較的重い内容物が収納されており、且つ、段目が上下方向に延びる段ボール紙が用いられている場合でも、手指の痛みなどの違和感がなくなった。
本構成のように、左右一対の第2切込み線が、一対の第2折曲げ予定線よりも鉛直に近い角度で、下方に向かって次第に左右に広がるように傾斜している構成であれば、これとは逆に左右一対の第2切込み線が下方に向かって次第に互いに近付くように傾斜している構成や、左右一対の第2切込み線が鉛直に延びている構成に比べて、第1フラップの遊端(側壁の本体から分離された台形部の底辺)の幅が大きくなるので、利用者の手指の先端付近から加えられる応力が天井板部のより広い領域に分散される。その結果、手掛け穴の上端付近などが破れる現象がさらに生じ難くなり、手掛け穴の強度がより向上する。
例えば、第1切込み線が、一対の第2折曲げ予定線の下端から斜め上方に延びる2本の切込み線を含み、全部で4個のフラップが形成されるような他の構成に比べて、本構成であれば、第1フラップ(側壁の本体から分離された台形部)自体のサイズが大きくなるので、利用者の手指の先端が第1フラップに当接し易くなり、また、第1フラップの遊端の幅も大きくなるので、手指の先端付近から加えられる応力が天井板部のより広い領域に分散され易くなり、手掛け穴の強度が更に向上する。
本発明の他の特徴構成は、前記第1折曲げ予定線の長さが10〜40mmの範囲とされている点にある。
例えば第1折曲げ予定線の長さが50mmを超えるような構成では、手掛け穴を構成する台形の左右一対の斜辺部が、包装箱を支持するための力を負担し難くなる傾向が生じるが、本構成であれば、包装箱を支持するための力が、第1フラップを構成する台形部の底辺によって支持される天井板部と、手掛け穴を構成する台形の左右一対の斜辺部という3点に対して、より均等に分散されることとなり、手掛け穴の上端付近などが更に破れ難くなる。
本発明に係る包装箱の全体を示す斜視図である。 本発明に係る包装箱の展開図である。 手掛け穴形成部を示す側面図である。 手掛け穴形成部を示す斜視図である。 手掛け穴形成部の作用を示す斜視図である。 手掛け穴形成部の作用を示す斜視図である。 図6に示された手掛け穴形成部の縦断面図である。 第1強度試験の方法を示す説明図である。 第2強度試験の方法を示す説明図である。 形状選定(その1)で試験対象とした手掛け穴形成部を示す説明図である。 形状選定(その2)で試験対象とした手掛け穴形成部を示す説明図である。 別実施形態による手掛け穴形成部を示す側面図である。 別実施形態による手掛け穴形成部を示す斜視図である。 別実施形態による手掛け穴形成部の作用を示す斜視図である。 従来例による手掛け穴形成部を示す側面図である。
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
本発明による包装箱1は、段ボール紙などの可撓性のある材料で作られており、図1に例示するように、液体飲料などが満たされた多数のペットボトル40などを内部に詰め込んで運搬及び貯蔵するためなどに用いられる。
(包装箱1の概略構成)
包装箱1の展開図を示す図2から理解されるように、包装箱1は互いに隣接配置された4つの側壁2,3,4,5を備え、各側壁の下端からは底板部2B,3B,4B,5Bが延設され、各側壁の上端からは天井板部2T,3T,4T,5Tが延設され、最も左側の側壁2の側方には糊代部2Sが延設されており、段ボール紙は段目が上下に延びるように用いられている。
包装箱1を組み立てる際には、図2における側部折曲げ線SLと下部折曲げ線BLを折り曲げ、底板部2B,3B,4B,5Bどうしを接着または接合し、糊代部2Sを最も右側の側壁5と接着または接合することで、上部が開放された状態の包装箱1が得られる。
次に、包装箱1の内部に所定数量のペットボトル40などの中身を収納した後、上部折曲げ線TLを折り曲げ、天井板部2T,3T,4T,5Tどうしを接着または接合すると、図1に示す中身入りの包装箱1が完成する。
側壁3,5の各上端付近には、利用者が、必要な時に外側からの押し込み力に基づいて運搬用の手掛け穴を形成するための手掛け穴形成部6が設けられている。
(手掛け穴形成部6の構成)
図3及び図4に示すように、手掛け穴形成部6は、横向きに延びた第1折曲げ予定線7と、第1折曲げ予定線7の左右両端付近から下方に向かって次第に広がるように傾斜した左右一対の第2折曲げ予定線8と、一対の第2折曲げ予定線8の下端どうしを結ぶように延びた第1切込み線9と、第1折曲げ予定線7の両端付近から第1切込み線9に向かって下向きに延びた左右一対の第2切込み線10とを含む。
第1切込み線9は、厳密には、短いジョイント部12(幅Uは約2〜3mm)によって左右の2本に分割されており、且つ、第2折曲げ予定線8の下端との接続部では、半径が約3mmの円の一部からなる小さな円弧状11を備えているが、概略的には、一対の第2折曲げ予定線8の下端どうしを直線状に結ぶ1本の切込み線と見なすことができる。
手掛け穴形成部6は、全体として、第1折曲げ予定線7と左右一対の第2折曲げ予定線8と第1切込み線9とで囲まれた第1の台形(大きな台形)を形成している。
本実施形態では、第1の台形の底辺(第1切込み線9)の長さQは約90mmとされている。尚、第1の台形の上辺(第1折曲げ予定線7)の長さPは、ここでは約30mmとされているが、10mm〜40mmの範囲内が好ましい。
この第1の台形の高さT(第1折曲げ予定線7と第1切込み線9との間隔)は36〜37mmとされており、第1折曲げ予定線7から天井板部3T,5Tの下面までの距離L(32mm)を十分に上回っている。
左右一対の第2切込み線10は、一対の第2折曲げ予定線8よりも鉛直に近い角度で、下方の第1切込み線9に向かって、次第に左右に広がるように傾斜した直線状を呈している。
左右一対の第2切込み線10を第1切込み線9に連結している2つの交点どうしの距離Rは、ここでは約46mmとされているが、14mm〜46mmの範囲内が好ましい。
前述した第1の台形の中には、第1折曲げ予定線7と左右一対の第2切込み線10と第1切込み線9の中央部付近とで囲まれた第2の台形(小さな台形)が形成されている。
(手掛け穴形成部6の作用)
利用者が包装箱1を運搬しようとして、図3及び図4の状態から、手掛け穴形成部6を構成する第1折曲げ予定線7と第1切込み線9とで挟まれた部位に対して、外側から手指などによって押し込み力を加えると、図5に例示するように、第1折曲げ予定線7と左右一対の第2切込み線8と第1切込み線9の中央部付近とで囲まれた第2の台形が、第1折曲げ予定線7に沿って側壁3,5に対して折れ曲がり、第1フラップF1として包装箱1の内側に入り込む。
これとほぼ同時に、上記の押し込み力によって、第2折曲げ予定線8と左右一対の第2切込み線10と第1切込み線9の左右端部付近とで囲まれた左右一対の三角形状の部位も、第2折曲げ予定線8に沿って側壁3,5の本体に対して折れ曲がり、第2フラップF2として包装箱1の内側に入り込む。
上記の押し込み力を引き続き作用させていくと、図6に例示するように、第1折曲げ予定線7と第2折曲げ予定線8と第1切込み線9とで囲まれた第1の台形に沿った手掛け穴Hが形成され、利用者の手指(具体的には、一般的に、親指を除く4本指、または、親指と小指を除く3本指)がこの手掛け穴Hに差し込まれた状態となる。
尚、前述したように、第1折曲げ予定線7と第1切込み線9との間隔Tが、第1折曲げ予定線7から天井板部3T,5Tの下面までの距離Lを上回っているので、包装箱1の内側に入り込んだ第1フラップF1の遊端X(側壁の本体から分離された小さな台形部の底辺)が天井板部3T,5Tの下面に当接する。その結果、図7に例示するように、第1フラップF1と手掛け穴Hよりも上方の側壁3,5と天井板部3T,5Tの一部との三者が互いに協同して断面が三角形の支持構造Vを形成する。
したがって、利用者が、このような手掛け穴Hに手を差し込んで包装箱を横に引っ張っても、利用者の手から伝えられる引っ張り力は、三角形の支持構造Vによって、側壁3,5と天井板部3T,5Tとに分散されるため、手掛け穴Hは破れ難くなる。
また、利用者が一対の手掛け穴Hを用いて両手で包装箱1を持ち上げる場合には、利用者の手指(一般に親指を除く3〜4本の指)の先端付近が、第1フラップF1を介して天井板部3T,5Tを下方から支持し、同時に、利用者の手指(一般に人差し指と中指など)の基端寄りの左右の両端が、手掛け穴Hを構成する台形の左右一対の斜辺部(第2折曲げ予定線8に相当する箇所)を介して包装箱1を支持する状態が得られる。
この状態では、包装箱1を支持するための力が、第1フラップF1を構成する台形部の底辺によって支持される天井板部3T,5Tと、手掛け穴Hを構成する台形の左右一対の斜辺部という3点に分散される。
また、手掛け穴Hを構成する第1の台形の上辺部には、包装箱1の内部に入り込んだ第1フラップF1が接続されており、第1の台形の左右一対の斜辺部には、包装箱の内部に入り込んだ三角形の第2フラップF2が接続された状態が得られているので、利用者が包装箱1を運搬する際に、包装箱1を構成する段ボール紙の切込み線などの端面が利用者の手指に当たることによる違和感が解消されている。
以下に、本発明を完成させるための一過程として、手掛け穴形成部6の適切な形状寸法を検討するために実施した簡易的な強度試験の内容と試験結果について説明する。
(手掛け穴形成部の形状選定−その1)
形状選定の第1段階として、先ず、手掛け穴形成部6を構成する第1の台形の上辺(第1折曲げ予定線7に相当する)の長さPの適正値を判定した。判定方法として、以下に示す第1強度試験と第2強度試験を実施した。
第1強度試験の方法は、図8に示すように、1.5リットルの液体飲料が満たされたペットボトル40を12本収納した包装箱(供試物)を、試験員が一方の手掛け穴Hに手指を差込んで空中に吊り下げて静止させた状態で、手掛け穴Hが自重によって破損するまでの持続時間を測定し、記録するものである。
第2強度試験の方法は、図9に示すように、1.5リットルの液体飲料が満たされたペットボトル40を12本収納した包装箱(供試物)を床面に載置し、この包装箱の上面に載置した負荷用包装箱WB内に追加ウエイトとして新たな1.5リットルの液体飲料が満たされた6本以上のペットボトル40を入れ、試験員が包装箱(供試物)の一方の手掛け穴Hに手指を差込んで、床面上を水平に一定速度で30cm移動させるという操作を、追加ウエイトを増やしながら繰り返し、追加ウエイトが何本のときに手掛け穴Hが破損するかを判定し、記録するものである。
供試した包装箱は、図10及び表1に示すように、いずれも本発明に属するA(P=10mm),B(P=20mm),C(P=30mm),D(P=40mm)と、前述した特許文献1に記された手掛け穴形成部16に類似する比較例Sの4種類である。
本発明による包装箱の第1強度試験の試験結果は、表1に示すように、A,B,C,Dによる持続時間は各々、20秒、29秒、38秒、18秒であり、いずれも比較例Sによる持続時間:16秒を上回ったが、中ではC(P=30mm)が最も高い強度を示すというものであった。
Figure 0006284454
上記の試験結果は、本発明の定義に基づく手掛け穴形成部6の中でも、手掛け穴Hを構成する台形の上辺の長さPが大き過ぎると、手掛け穴Hを構成する台形の左右一対の斜辺部が包装箱1と中身との自重に基づく応力を受け止め難くなるため、包装箱1の自重に基づく応力が、第1フラップF1を構成する台形部の底辺によって支持される天井板部と、手掛け穴Hを構成する台形の左右一対の斜辺部という3箇所に分散され難くなり、逆に、上辺の長さPが小さ過ぎると、天井板部に当接する第1フラップF1の面積が不十分になり、手指の先端付近から加えられる応力が第1フラップF1を介して天井板部の広範囲に分散される効果が得られ難くなることを示していると推察される。
本発明による包装箱の第2強度試験の試験結果は、表2に示すように、概して上辺の長さPが小さいほど高い強度を示すというものであり、いずれも比較例Sによる最大本数:6本を上回ったが、本発明による包装箱の中ではPの値が小さいA(P=10mm)とB(P=20mm)が最も高い強度(12本)を示し、C(P=30mm)が次に高い強度(10本)を示すというものであった。
上記の結果は、本発明の定義に基づく手掛け穴形成部6の中でも、上辺の長さPが小さいほど、手掛け穴Hに差し入れられた手指から側壁3,5に加えられる応力が、側壁の横方向に沿った広い範囲に分散され易くなることを示していると推察される。
表2に示すように、第2強度試験では上辺の長さPが10mmの包装箱(A)と20mmの包装箱(B)が最も高い強度を示したが、以下に示す形状選定の第2段階では、第1強度試験の結果と、手指が手掛け穴Hから受ける違和感の少なさとを重視して、上辺の長さPが30mmの包装箱(C)を中心に更に詳細な選定操作を進めた。
Figure 0006284454
(手掛け穴形成部の形状選定−その2)
形状選定の第2段階として、上辺の長さPは30mmに固定した上で、第1フラップの遊端長さR(言い換えれば、第2切り込み線の適正な傾斜角度)を選択するための簡易的な判定方法として、第1強度試験を前述と同様の要領で実施した。
供試したサンプルは、図11及び表3に示すように、いずれも本発明に属するC1(R=14mm),C2(R=30mm),C3(R=46mm)の3種類である。尚、C3は形状選定の第1段階で用いたCと同一形状である。
本発明による包装箱の第2段階における第1強度試験の試験結果は、表3に示すように、C1,C2,C3による持続時間は各々、21秒、24秒、37秒であり、C3(R=46mm)が最も高い強度を示すというものであった。
上記の結果は、本発明の定義による手掛け穴形成部6の中でも、手掛け穴Hを構成する台形の底辺の長さRが大きいほど、天井板部に当接する第1フラップF1の遊端の長さが十分になり、手指の先端付近から加えられる応力が第1フラップF1を介して天井板部の広範囲に分散される効果が得られることを示していると推察される。
Figure 0006284454
〔別実施形態〕
図12及び図13に例示するように、第1切込み線9が、一対の第2折曲げ予定線8の下端から内側斜め上方に延びる2本の傾斜切込み線9aと、2本の傾斜切込み線9aの上端どうしを横向きに結ぶ直線状切込み線9bとで構成され、一対の第2折曲げ予定線8の下端どうしが直線状の第3折曲げ予定線13によって連結されている形態で実施することも可能である。
この実施形態でも、第1折曲げ予定線7と直線状切込み線9bとの間隔Tが、第1折曲げ予定線7から天井板部3T,5Tの下面までの距離Lを上回るという原則が守られているので、図7に示す状態と同様に、包装箱1の内側に入り込んだ第1フラップF1の遊端Xは天井板部3T,5Tの下面に当接し、第1フラップF1と手掛け穴Hよりも上方の側壁3,5と天井板部3T,5Tの一部との三者が断面三角形の支持構造Vを形成する。
この実施形態では、利用者が、手掛け穴形成部6に対して、外側から手指などによって押し込み力を加えると、図14に示すように、第1折曲げ予定線7と直線状切込み線9bと左右一対の第2切込み線10とで囲まれた台形部が、第1折曲げ予定線7で第1フラップF1として折れ曲がり、同時に、第2折曲げ予定線8と第2切込み線10と2本の傾斜切込み線9aとで囲まれた左右一対の三角形状の部位も、第2折曲げ予定線8で第2フラップF2として折れ曲がり、さらに、2本の傾斜切込み線9aと直線状切込み線9bと第3折曲げ予定線13とで囲まれた台形部も、第3折曲げ予定線13で第3フラップF3として折れ曲がる。
尚、本発明に係る包装箱は、第1折曲げ予定線7を二重罫線とする形態で実施してもよい。この構成では、第1折曲げ予定線7から天井板部までの距離に遊びを設けることで、紙の折り曲げ位置に誤差が生じた場合でも、第1フラップF1の遊端Xを天井板部の下面に確実に当接させることができる。
本発明は、少なくとも一対の互いに対向する側壁と、前記側壁の上端から横向きに延びる天井板部とを有し、前記一対の側壁に、外側からの押し込み力に基づいて手掛け穴を形成させる手掛け穴形成部が設けられている包装箱に従来見られた課題を解決するための技術として利用可能な発明である。
1 包装箱
2 側壁
3 側壁
4 側壁
5 側壁
2T 天井板部
3T 天井板部
4T 天井板部
5T 天井板部
6 手掛け穴形成部
7 第1折曲げ予定線
8 第2折曲げ予定線
9 第1切込み線
10 第2切込み線
H 手掛け穴
L 第1折曲げ予定線から天井板部までの距離
T 第1折曲げ予定線と第1切込み線との間隔

Claims (2)

  1. 少なくとも一対の互いに対向する側壁と、前記側壁の上端から横向きに延びる天井板部とを有し、
    前記一対の側壁に、外側からの押し込み力に基づいて手掛け穴を形成させる手掛け穴形成部が設けられており、
    前記手掛け穴形成部が、横向きに延びた第1折曲げ予定線と、前記第1折曲げ予定線の両端付近から下方に向かって次第に広がるように傾斜した左右一対の第2折曲げ予定線と、前記一対の第2折曲げ予定線の下端どうしを直線状に結ぶように延びた第1切込み線と、前記第1折曲げ予定線の両端付近から前記第1切込み線に向かって下向きに延びて前記第1切込み線に接続すると共に、前記一対の第2折曲げ予定線よりも鉛直に近い角度で、下方に向かって次第に左右に広がるように傾斜した左右一対の第2切込み線とを含み、
    少なくとも前記手掛け穴形成部の左右中心において、前記第1折曲げ予定線と前記第1切込み線との間隔が、前記第1折曲げ予定線から前記天井板部までの距離を上回っている包装箱。
  2. 前記第1折曲げ予定線の長さが10〜40mmの範囲とされている請求項1に記載の包装箱。
JP2014160578A 2014-08-06 2014-08-06 包装箱 Active JP6284454B2 (ja)

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