JP7558117B2 - 包装箱及びその使用方法 - Google Patents
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Description
角筒状の胴部と、該胴部の上端に連接された天面部と、該胴部の下端に連接された底面部とを備え、該胴部は、互いに対向する一対の第1胴壁部と、両第1胴壁部の対向方向に直交する方向に互いに対向する一対の第2胴壁部とにより形成され、
前記天面部及び前記胴部における該天面部寄りの部分を含む切り取り部分を切除可能とする破断誘導線を備え、該破断誘導線により該切り取り部分を切除することで開口部を形成可能な包装箱である。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記天面部は、前記第1胴壁部の上端に連接され、該天面部の最外層を形成する外フラップと、前記第2胴壁部の上端に連接され、該外フラップよりも内側に配置される内フラップとを含む。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記第1胴壁部と前記外フラップとの境界に、前記第2の方向に延びる第1折り目線が形成され、前記第2胴壁部と前記内フラップとの境界に、該第2の方向に延びる第2折り目線が形成されている。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記破断誘導線は、前記第1折り目線を跨いで前記第1の方向に延在する一対の第1破断誘導線と、前記第2折り目線を跨いで該第1の方向に延在する一対の第2破断誘導線と、前記第1胴壁部及び前記第2胴壁部に形成され、該一対の第1破断誘導線の一方と他方との間又は該一対の第2破断誘導線の一方と他方との間を前記第2の方向に延在する第3破断誘導線とを含む。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記第1破断誘導線及び前記第2破断誘導線は、それぞれ、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に交差する方向に延びる交差方向延在部を有し、該交差方向延在部は、前記第1胴壁部又は前記第2胴壁部から前記外フラップ又は前記内フラップに向かうに従って、該胴壁部及び該フラップそれぞれの該第1の方向に沿う側縁からの距離が減少するように形成されている。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記第1破断誘導線の前記交差方向延在部において、前記第1胴壁部に位置する部分と前記第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ1Aと、前記外フラップに位置する部分と該第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ1Bとが互いに異なり、該角度θ1Aは45~60度、該角度θ1Bは46~50度である。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記第2破断誘導線の前記交差方向延在部において、前記第2胴壁部に位置する部分と前記第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ2Aと、前記内フラップに位置する部分と該第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ2Bとが互いに異なり、該角度θ2Aは60~80度、該角度θ2Bは46~50度である。
本発明の包装箱の一実施形態では、前記第3破断誘導線は、前記胴部の形成材料とは別体の補強材を含む。
天面部3が上方を向き且つ底面部4が下方を向いた状態(正立状態)において、第1の方向Xは鉛直方向に一致し、第2の方向Yは水平方向に一致する。
第1胴壁部21は、組み立てた状態の包装箱1の「正面壁部」、第1胴壁部22は、同状態の包装箱1の「背面壁部」、第2胴壁部23は、同状態の包装箱1において第1胴壁部21(正面壁部)に対して左側に位置する「左側壁部」、第2胴壁部24は、同状態の包装箱1において第1胴壁部21(正面壁部)に対して右側に位置する「右側壁部」である。
また本実施形態では、胴部2は、前記の胴壁部21~24に加えて更に糊代部25を備えている。糊代部25は平面視台形形状を有し、前記壁部連続体の長手方向(第2の方向Yの一端)に連接されている。包装箱1を組み立てる際には、前記壁部連続体を縦折り目線19で折り曲げ、糊代部25を該壁部連続体の該糊代部25側とは反対側の端部に接着剤を介して接合する。
本実施形態では、シート材10は段ボールシートである。段ボールシートであるシート材10は、図2に示すように、互いに対向する一対のライナー11,11と、それらの間に配置された中芯12との3層構造を有している。中芯12は、畝部と溝部とが一方向に交互に配された波形状のシートである。一般に、前記の畝部及び溝部の延びる方向は「目方向」(紙巾方向)、該目方向と直交する方向は「流れ方向」と呼ばれている。本実施形態では、段ボールシートであるシート材10の前記目方向は第1の方向Xに一致し、シート材10の前記流れ方向は第2の方向Yに一致している。
段ボールシートのシート材10を構成するライナー11としては、包装箱1の強度確保の観点から、バージンパルプを30質量%以上含有するものが好ましく、具体例として、Kライナー(古紙含有率50質量%以上)が挙げられる。同様の観点から、ライナー11の坪量は、好ましくは190kg/m2以上、より好ましくは200~280kg/m2以上である。
また包装箱1には、第2破断誘導線6として、第2胴壁部23と内フラップ33とに跨って形成された一対と、第2胴壁部24と内フラップ34とに跨って形成された他の一対との計二対が形成されている。
第3破断誘導線7は、第1胴壁部21,22及び第2胴壁部23,24、すなわち胴部2を構成する全ての壁部に形成され、一対の第1破断誘導線5,5の一方と他方との間、又は一対の第2破断誘導線6,6の一方と他方との間を、第2の方向Yに延在する。
前記交差方向延在部は、典型的には、破断誘導線5,6の略全体、具体的には、破断誘導線5,6の全長の90%以上を占める。図示の形態では、破断誘導線5,6それぞれの全体が前記交差方向延在部である。
また、第2破断誘導線6の前記交差方向延在部は、図4に示すように、第2胴壁部23,24(左側壁部、右側壁部)から内フラップ33,34に向かうに従って、第2胴壁部23,24の第1の方向Xに沿う側縁(縦折り目線19)及び内フラップ33,34の第1の方向Xに沿う側縁からの距離が減少するように形成されている。
換言すれば、第1胴壁部21,22及びこれに連接する外フラップ31,32には、一対の第1破断誘導線5,5どうしの間隔が第1胴壁部21,22から外フラップ31,32に向かうに従って漸次増加する部分(前記交差方向延在部)が存在する。また、第2胴壁部23,24及びこれに連接する内フラップ33,34には、一対の第2破断誘導線6,6どうしの間隔が第2胴壁部23,24から内フラップ33,34に向かうに従って漸次増加する部分(前記交差方向延在部)が存在する。
すなわち、第1破断誘導線5の前記交差方向延在部は、図3に示すように、第1胴壁部21,22に位置する部分(以下、「第1の延在部」とも言う。)51と、外フラップ31,32に位置する部分(以下、「第2の延在部」とも言う。)52とを有するところ、第1の延在部51と第2の方向Yとのなす角度のうち鋭角側の角度θ1Aと、第2の延在部52と第2の方向Yとのなす角度のうち鋭角側の角度θ1Bとが互いに異なる。角度θ1Aは45~60度であり、好ましくは50~58度、より好ましくは54~56度である。角度θ1Bは46~50度であり、好ましくは47~49度、より好ましくは47~48度である。
また、第2破断誘導線6の前記交差方向延在部は、図4に示すように、第2胴壁部23,24に位置する部分(以下、「第1の延在部」とも言う。)61と、内フラップ33,34に位置する部分(以下、「第2の延在部」とも言う。)62とを有するところ、第1の延在部61と第2の方向Yとのなす角度のうち鋭角側の角度θ2Aと、第2の延在部62と第2の方向Yとのなす角度のうち鋭角側の角度θ2Bとが互いに異なる。角度θ2Aは60~80度であり、好ましくは65~75度、より好ましくは68~73度である。角度θ2Bは46~50度であり、好ましくは47~49度、より好ましくは47~48度である。
第2破断誘導線6において、角度θ2Aと角度θ2Bとは互いに異なっていればよく、その大小関係は特に制限されず、角度θ2A>角度θ2Bでも、角度θ2A<角度θ2Bでもよいが、典型的には図示の形態のように、角度θ2A>角度θ2Bである。
また包装箱1は、破断誘導線5,6が折り目線15,16を跨ぐように形成されているため、破断誘導線5,6による切り取り部分8の切除をスムーズに行うことができ、開口部9の形成作業の負担が軽減されている。
第2の延在部52の第1折り目線15側とは反対側の端と、外フラップ31,32の第1の方向Xに沿う側縁で且つ該端に近接するものとの間隔は、斯かる不都合の防止と開口部9の形成容易性とのバランスの観点から、好ましくは15~3mm、より好ましくは8~5mmである。
同様の観点から、第2破断誘導線6の第2の延在部62は、内フラップ33,34の第1の方向Xに沿う側縁に接続していないことが好ましく、両者の間隔は、前記の第1破断誘導線5の第2の延在部52についての間隔と同じにすることができる。
破断誘導線5、6は、包装箱1の角部の周辺に配置されるものであり、包装箱1の強度に与える影響が比較的小さいため、破断誘導線5、6としては公知の破断誘導線を特に制限なく用いることができ、例えば、ミシン目加工、ハーフカット加工により形成されたものであってもよい。これに対し、第3破断誘導線7は、胴部2を構成する胴壁部21~24それぞれの第2の方向Yの中央域に形成され、包装箱1の強度に与える影響が少なくないものである。そこで本発明では、胴部(包装箱)の形成材料(シート材)とは別体の補強材の使用により、第3破断誘導線7自体の強度向上を図ったものである。
前記補強材としては、例えば、樹脂製又は非樹脂製の基材の一面に粘着剤が塗設されたものを用いることができる。
第3破断誘導線7は、典型的には、ミシン目、ハーフカット加工のような、シート材10の破断部を含まないが、補強材を含むことを前提として該破断部を含んでもよい。
このように縦積みされた複数の包装箱1においては、開口部9が完全に露出している最上段の包装箱1は勿論のこと、天面部側が上段の包装箱1によって隠れてしまう中段及び最下段の包装箱1であっても、正面(第1胴壁部21)、背面(第1胴壁部22)及び両側面(第2胴壁部23,24)それぞれに開口部9が形成されているため、開口部9を介しての包装箱1内の被包装物の観察及び取り出しを容易に行うことができる。しかも、包装箱1は、前述した破断誘導線5~7の特徴的な構成により、実用上十分な強度を有しているので、図6に示すように開口部9が形成された状態で縦積みしても変形し難い。このような、実用上十分な強度と実用性の高い開口部9とを併せ持つ包装箱1は、縦積みされた状態で保管、流通及び展示する使用方法に好適である。例えば、内部に被包装物としての商品が収容された複数の包装箱1を工場で製造し、パレット上に該複数の包装箱1を図6に示す如く縦積みし、該パレットごと店舗に輸送し、店舗ではパレット上に縦積みされた状態のまま展示する方法を採ることができる。斯かる使用方法により、輸送コストを含めたコストの低廉化が図られる。
離間長さD1と離間長さD3とは、互いに同じでもよく、異なっていてもよい。図示の形態では、離間長さD1と離間長さD3とは互いに同じである。
また、第1胴壁部21,22の第1の方向Xの長さH1と第2胴壁部23,24の同方向の長さH3とは、互いに同じでもよく、異なっていてもよいが、通常は互いに同じである。
第1胴壁部21,22の第1の方向Xの長さH1(図3参照)、第2胴壁部23,24の第1の方向Xの長さH3(図4参照)は、それぞれ、好ましくは9~14cm、より好ましくは10~14cmである。長さH1,H3は、図1に示す如き包装箱1の組み立て状態の高さに相当する。
外フラップ31,32の第1の方向Xの長さH2(図3参照)は、好ましくは9~11cm、より好ましくは9~10cmである。
内フラップ33,34の第1の方向Xの長さH4(図4参照)は、好ましくは9~11cm、より好ましくは9~10cmである。
第1折り目線15の全長L1(図2、図3参照)は、好ましくは40~50cm、より好ましくは44~46cmである。第1折り目線15の全長L1は、該第1折り目線15を有する第1胴壁部21,22の第2の方向Yの全長に相当する。
第2折り目線16の全長L2(図2、図4参照)は、好ましくは15~25cm、より好ましくは18~23cmである。第2折り目線16の全長L2は、該第2折り目線16を有する第2胴壁部23,24の第2の方向Yの全長に相当する。
前述した包装箱1と基本構成が同様の、第1ないし3破断誘導線を備えるA式包装箱を製造し、各実施例及び比較例の包装箱とした。包装箱の形成材料として、厚み5mmの1枚のAフルートの段ボールシート(Kライナーの坪量210kg/m2)を用いた。各実施例及び比較例の包装箱どうしは、破断誘導線のパターンが互いに異なる。各実施例及び比較例の包装箱の各部の寸法は以下のとおりであった。すなわち図2~図4を参照して、第1胴壁部(正面壁部、背面壁部)の第1の方向の長さH1,H3(包装箱の高さ)が14cm、外フラップの第1の方向Xの長さH2が10cm、内フラップの第1の方向Xの長さH4が10cm、 第1折り目線の全長L1(第1胴壁部の第2の方向の全長)が42cm、第2折り目線の全長L2(第2胴壁部(左側壁部、右側壁部)の第2の方向の全長)が18cmであった。
各実施例及び比較例の包装箱から、第1ないし3破断誘導線により、該破断誘導線に包囲された切り取り部分を切除して開口部を形成し、該開口部から該包装箱の内部に、被包装物として袋詰めしたマカロニ(1袋の重量200g)を12袋収容した。こうして12袋の被包装物が収容された包装箱を、評価対象の包装箱1種類につき3箱用意し、その3箱を図6に示すように、各包装箱どうしの角部を揃えて、上段、中段、下段の3段に縦積みした。そして、縦積みされた3箱の包装箱を、その縦積み状態を保ったまま、コンクリート製の床面の上方40cmの高さから該床面に対して垂直に落下させた。斯かる落下操作においては、落下させる直前に、前記下段の包装箱の下面(接地面)と前記床面とを平行にして、落下させたときに該下面全体が該床面にほぼ同時に接触するようにした。斯かる落下操作を10回繰り返した後、前記下段の包装箱を目視で観察し、下記評価基準に従って5点満点で評価した。なお、1回の落下操作によって包装箱の位置が落下前からずれた場合は、次回の落下操作を行う前に、その位置ずれを修正した。評価対象の包装箱1種類につき、斯かる手順(3箱を縦積みして10回落下させる)を10回繰り返し、その10回の評価点の算術平均値を、評価対象の包装箱の耐衝撃性の評価点とした。斯かる評価点が高いほど、包装箱の強度が強く、破損し難く、高評価となる。結果を表1~5に示す。
5点:下段の包装箱の変形、潰れは全くない。
4点:下段の包装箱の正面壁部又は背面壁部に、折れ又は曲がりがある。
3点:下段の包装箱の正面壁部及び背面壁部の双方に、折れ又は曲がりがある。
2点:下段の包装箱に捻じれがある。
1点:下段の包装箱の全体が捻じれ、結果として、上段の包装箱が傾斜している。
2 胴部
21 第1胴壁部(正面壁部)
22 第1胴壁部(背面壁部)
23 第2胴壁部(左側壁部)
24 第2胴壁部(右側壁部)
25 糊代部
3 天面部
31,32 外フラップ
33,34 内フラップ
4 底面部
41,42 外フラップ
43,44 内フラップ
5 第1破断誘導線
51 第1の延在部
52 第2の延在部
6 第2破断誘導線
61 第1の延在部
62 第2の延在部
7 第3破断誘導線
71 切り込み部
8 切り取り部分
9 開口部
10 シート材
11 ライナー
12 中芯
15 第1折り目線
16 第2折り目線
17 第3折り目線
18 第4折り目線
19 縦折り目線
X 第1の方向
Y 第2の方向
Claims (6)
- 上下方向に対応する第1の方向及びこれに直交する第2の方向を有し、
角筒状の胴部と、該胴部の上端に連接された天面部と、該胴部の下端に連接された底面部とを備え、該胴部は、互いに対向する一対の第1胴壁部と、両第1胴壁部の対向方向に直交する方向に互いに対向する一対の第2胴壁部とにより形成され、
前記天面部及び前記胴部における該天面部寄りの部分を含む切り取り部分を切除可能とする破断誘導線を備え、該破断誘導線により該切り取り部分を切除することで開口部を形成可能な包装箱であって、
前記天面部は、前記第1胴壁部の上端に連接され、該天面部の最外層を形成する外フラップと、前記第2胴壁部の上端に連接され、該外フラップよりも内側に配置される内フラップとを含み、
前記第1胴壁部と前記外フラップとの境界に、前記第2の方向に延びる第1折り目線が形成され、前記第2胴壁部と前記内フラップとの境界に、該第2の方向に延びる第2折り目線が形成され、
前記破断誘導線は、前記第1折り目線を跨いで前記第1の方向に延在する一対の第1破断誘導線と、前記第2折り目線を跨いで該第1の方向に延在する一対の第2破断誘導線と、前記第1胴壁部及び前記第2胴壁部に形成され、該一対の第1破断誘導線の一方と他方との間又は該一対の第2破断誘導線の一方と他方との間を前記第2の方向に延在する第3破断誘導線とを含み、
前記第1破断誘導線及び前記第2破断誘導線は、それぞれ、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に交差する方向に延びる交差方向延在部を有し、該交差方向延在部は、前記第1胴壁部又は前記第2胴壁部から前記外フラップ又は前記内フラップに向かうに従って、該胴壁部及び該フラップそれぞれの該第1の方向に沿う側縁からの距離が減少するように形成され、
前記第1破断誘導線の前記交差方向延在部において、前記第1胴壁部に位置する部分と前記第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ1Aと、前記外フラップに位置する部分と該第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ1Bとが互いに異なり、該角度θ1Aは45~60度、該角度θ1Bは46~50度であり、
前記第2破断誘導線の前記交差方向延在部において、前記第2胴壁部に位置する部分と前記第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ2Aと、前記内フラップに位置する部分と該第2の方向とのなす角度のうち鋭角側の角度θ2Bとが互いに異なり、該角度θ2Aは60~80度、該角度θ2Bは46~50度であり、
前記第3破断誘導線は、その長手方向の両端部に設けられた一対の切り込み部と、一対の該切り込み部の間に配置され、前記胴部の形成材料とは別体の補強材とを含み、
一対の前記切り込み部のうちの一方を手指で摘んで他方に向かって引っ張ることで前記補強材が同方向に引っ張られ、その引っ張られる補強材によって前記胴部を構成するシート材が破断されるようになされている、包装箱。 - 前記第1折り目線と前記第3破断誘導線との前記第1の方向の離間長さは、該第3破断誘導線が形成された前記第1胴壁部の同方向の全長の30~50%である、請求項1に記載の包装箱。
- 前記一対の第1破断誘導線における前記第1折り目線との交差部どうしの前記第2の方向の離間長さは、該第1折り目線の全長の82~90%である、請求項1又は2に記載の包装箱。
- 前記一対の第2破断誘導線における前記第2折り目線との交差部どうしの前記第2の方向の離間長さは、該第2折り目線の全長の60~74%である、請求項1~3の何れか1項に記載の包装箱。
- 前記胴部、前記天面部及び前記底面部は、それぞれ、厚みが4mm以上の段ボールシートで形成されている、請求項1~4の何れか1項に記載の包装箱。
- 被包装物を内包する請求項1~5の何れか1項に記載の包装箱を複数用意し、その複数の包装箱それぞれの前記切り取り部分を前記破断誘導線により切除して前記開口部を形成し、更に、該開口部が形成された該複数の包装箱を所定段数に積み重ね、その積み重ねた状態で保管、流通又は展示する、包装箱の使用方法。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20070007325A1 (en) | 2005-07-07 | 2007-01-11 | Tsugihiko Suzuki | Carton with handle reinforcement structure |
JP2019151344A (ja) | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 株式会社トーモク | トレー及び包装箱 |
JP2021088390A (ja) | 2019-12-04 | 2021-06-10 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱および該包装箱のブランク |
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- 2021-06-25 JP JP2021105742A patent/JP7558117B2/ja active Active
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