JP5856348B1 - インターコネクタ材料 - Google Patents
インターコネクタ材料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5856348B1 JP5856348B1 JP2015200883A JP2015200883A JP5856348B1 JP 5856348 B1 JP5856348 B1 JP 5856348B1 JP 2015200883 A JP2015200883 A JP 2015200883A JP 2015200883 A JP2015200883 A JP 2015200883A JP 5856348 B1 JP5856348 B1 JP 5856348B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium
- interconnector
- rad
- lanthanum chromite
- chromate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【課題】インターコネクタを緻密化することのできるインターコネクタ材料を提供する。【解決手段】インターコネクタ材料は、アルカリ土類金属のうち少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトを主成分として含有するとともに、クロム酸カルシウムを副成分として含有する。少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比は、0.004以上である。少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みは、0.000007rad以上0.008532rad以下である。クロム酸カルシウムの格子歪みは、0.000006rad以上0.008080rad以下である。【選択図】図2
Description
ここに開示される技術は、インターコネクタ材料に関する。
従来、アルカリ土類金属ドープランタンクロマイトに焼結補助剤であるクロム酸カルシウムが添加されたインターコネクタ材料が知られている(特許文献1参照)。このインターコネクタ材料によれば、アルカリ土類金属ドープランタンクロマイトの焼結性が向上して燃料電池のインターコネクタを緻密化できるとされている。
一方で、クロム酸カルシウムの添加量を多くするだけでは、インターコネクタを安定的に緻密化できないことが知られている(非特許文献1参照)。
西山治男、相澤正信著「(La,Ca)CrO3のSOFCインタコネクターとしての特性(第1報)―焼結特性、電気伝導性―」Journal of the Ceramic Society of Japan 108[12]1103−1109(2000)」
本発明者等は、アルカリ土類金属のうち少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比が焼結性に影響を与えることを新たに見いだした。
本発明は、上述の新たな知見に基づくものであり、インターコネクタを緻密化することのできるインターコネクタ材料を提供することを課題とする。
本発明に係るインターコネクタ材料は、アルカリ土類金属のうち少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトを主成分として含有するとともに、クロム酸カルシウムを副成分として含有する。少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比は、0.004以上である。少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みは、0.000007rad以上0.008532rad以下である。クロム酸カルシウムの格子歪みは、0.000006rad以上0.008080rad以下である。
本発明によれば、インターコネクタを緻密化することのできるインターコネクタ材料を提供することができる。
1.インターコネクタ材料
インターコネクタ材料は、後述するように、燃料電池のインターコネクタを構成する材料として好適に用いられる。インターコネクタ材料は、アルカリ土類金属のうち少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトを主成分として含有するとともに、クロム酸カルシウムを副成分として含有する。
インターコネクタ材料は、後述するように、燃料電池のインターコネクタを構成する材料として好適に用いられる。インターコネクタ材料は、アルカリ土類金属のうち少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトを主成分として含有するとともに、クロム酸カルシウムを副成分として含有する。
少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトは、La1−w−xCawMaxCr1−y−zMbyO3(Maは、Sr、及びBaから選択される少なくとも1種類のアルカリ土類金属元素であり、MbはCo、Ni、Mg及びAlから選択される少なくとも1種類の元素であり、0.025≦w≦0.3、0≦x≦0.3、0≦y≦0.22、―0.1≦z≦0.15)で表されるペロブスカイト型酸化物である。すなわち、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトには、カルシウム以外のアルカリ土類金属元素がドープされていてもよい。少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの具体例としては、LCC(La0.7Ca0.3CrO3)などが挙げられる。
クロム酸カルシウムの組成は、CaCrO4、CaCrO4・2H2O、CaCr2O4、Ca3(CrO4)2、Ca5(CrO4)3O、又はCa5Cr3O12等で表される。このようなクロム酸カルシウムは、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの焼結補助剤として機能する。具体的に、クロム酸カルシウムは、インターコネクタ材料の焼成時に、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの粒子間にCr2O3が凝集することを抑制するとともに粒子どうしの液相焼結を促進する。
ここで、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比は、0.004以上である。少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの含有率は、インターコネクタ材料の全質量に対して90wt%以上とすることができる。クロム酸カルシウムの含有率は、インターコネクタ材料の全質量に対して10wt%以下とすることができる。このように、本実施形態において、主成分とは含有率が90wt%以上であることを意味し、副成分とは含有率が10wt%以下であることを意味する。
少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みは、0.000007rad以上0.008532rad以下であることが好ましく、0.000099rad以上0.004569rad以下であることがより好ましい。クロム酸カルシウムの格子歪みは、0.000006rad以上0.008080rad以下であることが好ましく、0.000094rad以上0.004987rad以下であることがより好ましい。また、クロム酸カルシウムのa軸長は、7Å以上8Å以下とすることができる。クロム酸カルシウムのc軸長は、6Å以上7Å以下とすることができる。格子歪み及び格子定数は、XRDの分析結果に基づくリートベルト解析によって求めることができる。具体的には、Bruker AXS社製のD8 ADVANCE装置を用いて回折角2θ=10°〜120°に出現する少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイト及びクロム酸カルシウムそれぞれのピーク位置に基づいてリートベルト解析を行うことによって格子歪み及び格子定数を求めることができる。
2.インターコネクタ材料の製造方法
上述したインターコネクタ材料の製造方法について説明する。ここでは、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの一例としてLCCを用いる場合について説明する。
上述したインターコネクタ材料の製造方法について説明する。ここでは、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの一例としてLCCを用いる場合について説明する。
まず、La(NO3)3・6H2O、Ca(NO3)3・4H2O及びCr(NO3)3・9H2Oを出発原料として準備して、これらを上記組成式La1−w−xCawMaxCr1−y−zMbyO3(Maは、Sr、及びBaから選択される少なくとも1種類のアルカリ土類金属元素であり、MbはCo、Ni、Mg及びAlから選択される少なくとも1種類の元素であり、0.025≦w≦0.3、0≦x≦0.3、0≦y≦0.22、―0.1≦z≦0.15)を満たすように秤量する。
次に、秤量した原料を水溶液中で1時間〜10時間攪拌した後に、水溶液を蒸発乾固して液相合成粉末を得る。
次に、酸素分圧:10−20atm〜0.21atmの雰囲気において800℃〜1300℃の範囲で液相合成粉末を1〜10時間仮焼することによってインターコネクタ材料が製造される。この際、酸素分圧と仮焼温度を制御することによって、LCCに対するクロム酸カルシウムの質量比を0.004以上とする。例えば、酸素分圧を高くするとLCCに対するクロム酸カルシウムの質量比は大きくなり、酸素分圧を低くするとLCCに対するクロム酸カルシウムの質量比は小さくなる。仮焼温度を高くするとクロム酸カルシウムの質量比は小さくなり、仮焼温度を低くするとクロム酸カルシウムの質量比は大きくなる。LCCに対するクロム酸カルシウムの質量比は、XRDの分析結果に基づくリートベルト解析によって求めることができる。また、酸素分圧と仮焼温度を制御することによって、LCCの格子歪みを0.000007rad以上0.008532rad以下とするとともに、クロム酸カルシウムの格子歪みを0.000006rad以上0.008080rad以下とすることができる。例えば、酸素分圧を高くするとクロム酸カルシウムの含有率は高まり、LCCとクロム酸カルシウムの格子歪みは小さくなる。一方、酸素分圧を低くするとクロム酸カルシウムの含有率は低くなり、LCCとクロム酸カルシウムの格子歪みは大きくなる。また、仮焼温度を高くするとクロム酸カルシウムの含有率は低くなり、LCCとクロム酸カルシウムの格子歪みは小さくなる。一方、仮焼温度を低くするとクロム酸カルシウムの含有率は高くなり、LCCとクロム酸カルシウムの格子歪みは大きくなる。
なお、上述のように合成した単相のLCCに、別で合成した単相のクロム酸カルシウムを混合することによってもインターコネクタ材料を製造することができる。この際、LCCに対するクロム酸カルシウムの質量比が0.004以上となるように秤量する。LCCに対するクロム酸カルシウムの質量比は、LCCとクロム酸カルシウムの秤量比から求めることができる。
3.燃料電池の構成
インターコネクタを備える燃料電池の一例として、横縞型の固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)を例に挙げて説明する。ただし、燃料電池の形態は、横縞型に限られるものではなく、縦縞型、燃料極支持型、電解質平板型、或いは円筒型などであってもよい。
インターコネクタを備える燃料電池の一例として、横縞型の固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)を例に挙げて説明する。ただし、燃料電池の形態は、横縞型に限られるものではなく、縦縞型、燃料極支持型、電解質平板型、或いは円筒型などであってもよい。
図1は、燃料電池100の構成を示す斜視図である。図2は、図1のI−I断面図である。燃料電池100は、支持基板101、燃料極102、電解質層103、バリア層104、空気極105、インターコネクタ106及び集電部107を備える。燃料極102、電解質層103、バリア層104及び空気極105は、セル110の発電素子部を構成する。インターコネクタ106は、隣接するセル110を電気的に接続する。
支持基板101は、扁平かつ一方向(z軸方向)に延びる。支持基板101は、電気的絶縁性を有する多孔質体である。支持基板101は、ニッケルを含んでいてもよい。支持基板101は、Ni‐Y2O3(ニッケル‐イットリア)を主成分として含有していてもよい。ニッケルは酸化物(NiO)として含有されていてもよく、発電時、NiOは水素ガスによってNiに還元されてもよい。
支持基板101の内部には、流路101aが設けられる。流路101aは、z軸方向に沿って延びる。発電時、流路101aに流される燃料ガスは、支持基板101の有する細孔を通って燃料極102に供給される。
燃料極102は、支持基板101上に設けられる。燃料極102は、アノードとして機能する。支持基板101上には、複数の燃料極102が、所定間隔を隔ててz軸方向に並べられている。燃料極102の材料としては、例えば、NiO‐YSZ(酸化ニッケル‐イットリア安定化ジルコニア)及び/又はNiO‐Y2O3(酸化ニッケル‐イットリア)が挙げられる。燃料極102は、燃料極集電層と燃料極活性層を有していてもよい。燃料極集電層は支持基板101上に配置され、燃料極活性層は燃料極集電層上に配置される。
電解質層103は、燃料極102上に設けられる。電解質層103は、支持基板101や燃料極102よりも緻密な構造を有する。隣接する2つの電解質層103は、インターコネクタ106によって接続される。電解質層103とインターコネクタ106は、空気と燃料ガスとを切り分けるシール部として機能する。電解質層15の材料としては、例えば、8YSZ及び10YSZ等のイットリア安定化ジルコニアやScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)等のジルコニア系材料が挙げられる。
バリア層104は、電解質層103と空気極105の間に設けられる。バリア層104の材料としては、例えば、GDC((Ce, Gd)O2:ガドリニウムドープセリア)、SDC((Ce, Sm)O2:サマリウムドープセリア)等が挙げられる。バリア層104は、空気極105から電解質層103へのカチオンの拡散を抑制する機能を有する。
空気極105は、バリア層104上に配置される。空気極50は、カノードとして機能する。空気極105の材料としては、(La,Sr)(Co,Fe)O3、(La,Sr)FeO3、(La,Sr)CoO3、LaSrMnO3などのペロブスカイト型酸化物が挙げられる。
インターコネクタ106は、燃料極102上に配置される。インターコネクタ106は、隣接する2つの電解質層103に接続する。インターコネクタ106の材料としては、上述したインターコネクタ材料が好適である。
インターコネクタ106は、当該インターコネクタ材料を用いた成形体を、燃料極102、電解質層103及びバリア層104それぞれの成形体とともに共焼成(1300〜1600℃、2〜20時間)することによって形成できる。この際、上述したインターコネクタ材料では、上述の通り少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比が適切に調整されているため、インターコネクタ106の焼結性を向上させることによって、インターコネクタ106の緻密度を向上させることができる。また、インターコネクタ材料に含まれるランタンクロマイトとクロム酸カルシウムそれぞれの格子歪みが適切に調整されている場合には、インターコネクタ106と燃料極102との焼成収縮開始温度や焼成収縮量を合致させることによって、インターコネクタ106と燃料極102の界面剥離を抑制して両者の密着性を向上できる。
集電部107は、インターコネクタ106とセル110とを電気的に接続する。集電部107は、導電性を有していればよく、インターコネクタ106や空気極105と同様の材料で構成することができる。
以下において本発明に係るインターコネクタ材料の実施例について説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施例に限定されるものではない。
[サンプルNo.1〜10に係るインターコネクタ材料の作製]
以下のようにして、サンプルNo.1〜10に係るインターコネクタ材料を作製した。
以下のようにして、サンプルNo.1〜10に係るインターコネクタ材料を作製した。
まず、サンプルNo.1〜4,6〜9の出発原料としてLa(NO3)3・6H2O、Ca(NO3)3・4H2O及びCr(NO3)3・9H2Oを準備し、サンプルNo.5,10の出発原料としてLa(NO3)3・6H2O、Ca(NO3)3・4H2O、Cr(NO3)3・9H2O及びSr(NO3)2・4H2Oを出発原料として準備した。続いて、上記組成式を満たすように秤量した出発原料を水溶液中で1〜10時間攪拌した後に、水溶液を蒸発乾固して液相合成粉末を得た。
次に、酸素分圧:10−20atm〜0.21atmの雰囲気において800℃〜1300℃の範囲で液相合成粉末を1〜10時間仮焼することによって、カルシウムがドープされたランタンクロマイトとクロム酸カルシウムを合成した。この際、酸素分圧と仮焼温度を制御することによって、カルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比を表1に示すように調整した。
[サンプルNo.1〜10に係るインターコネクタ材料の相対密度測定]
サンプルNo.1〜10に係るインターコネクタ材料を角柱状にプレス成形(1〜5MPa)し、焼成(1400℃、1〜10時間)することによって試験片を作製した。そして、試験片の相対密度を画像解析法によって算出した。すなわち、画像解析ソフトを使用して、試験片の断面SEM写真から気孔率を算出した。各サンプルの相対密度の算出結果を表1にまとめて示す。
サンプルNo.1〜10に係るインターコネクタ材料を角柱状にプレス成形(1〜5MPa)し、焼成(1400℃、1〜10時間)することによって試験片を作製した。そして、試験片の相対密度を画像解析法によって算出した。すなわち、画像解析ソフトを使用して、試験片の断面SEM写真から気孔率を算出した。各サンプルの相対密度の算出結果を表1にまとめて示す。
表1に示すように、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比が0.004以上であるサンプルでは、インターコネクタとして十分利用可能な95%以上の相対密度を得ることができた。
これは、インターコネクタ材料における少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトとクロム酸カルシウムの存在状態を最適化することによって、インターコネクタの液相焼結を促進できたためである。
[サンプルNo.11〜19に係るインターコネクタ材料の作製]
以下のようにして、サンプルNo.11〜19に係るインターコネクタ材料を作製した。
以下のようにして、サンプルNo.11〜19に係るインターコネクタ材料を作製した。
まず、上述したサンプルNo.2〜10に係るインターコネクタ材料と同様にしてサンプルNo.11〜19に係るインターコネクタ材料を作製した。この際、酸素分圧と仮焼温度を制御することによって、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトとクロム酸カルシウムの格子歪みを表2に示すように調整した。
格子歪みは、XRDの分析結果に基づくリートベルト解析によって求めた。
[サンプルNo.11〜19に係る燃料極−インターコネクタの作製]
以下のようにして、サンプルNo.11〜19に係る燃料極−インターコネクタ積層体を作製した。
以下のようにして、サンプルNo.11〜19に係る燃料極−インターコネクタ積層体を作製した。
まず、NiO‐Y2O3粉末の混合粉末を金型プレス成形法で成形して、燃料極の成形体を形成した。
次に、表2に示すインターコネクタ材料に水とバインダーを混合してスラリーを燃料極の成形体上に塗布して、インターコネクタの成形体を形成した。
次に、燃料極の成形体とインターコネクタの成形体を共焼結(1400℃、1〜10時間)した。
[サンプルNo.11〜19の焼成収縮開始温度、1300℃における焼成収縮量の評価]
各サンプルに係るインターコネクタ材料を角柱状にプレス成形(1〜5MPa)し、プレス成形体を得た。次に、プレス成形体をリガク製のTP2熱機械分析装置にセットし、大気雰囲気中で昇温し、昇温中の焼結によるプレス体の寸法変化を評価した。具体的には、寸法が0.5%収縮した際の温度を焼成収縮開始温度とした。また、1300℃における焼成収縮量を測定した。測定結果を表2に示す。
各サンプルに係るインターコネクタ材料を角柱状にプレス成形(1〜5MPa)し、プレス成形体を得た。次に、プレス成形体をリガク製のTP2熱機械分析装置にセットし、大気雰囲気中で昇温し、昇温中の焼結によるプレス体の寸法変化を評価した。具体的には、寸法が0.5%収縮した際の温度を焼成収縮開始温度とした。また、1300℃における焼成収縮量を測定した。測定結果を表2に示す。
[サンプルNo.11〜19に係る燃料極−インターコネクタの剥離確認]
電子顕微鏡を用いて、燃料極−インターコネクタ間の剥離の有無を確認した。確認結果を表2に示す。
電子顕微鏡を用いて、燃料極−インターコネクタ間の剥離の有無を確認した。確認結果を表2に示す。
表2に示すように、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みが0.000007rad以上0.008532rad以下であり、かつ、クロム酸カルシウムの格子歪みが0.000006rad以上0.008080rad以下であるサンプルでは、インターコネクタの燃料極からの剥離を抑制できた。
これは、インターコネクタと燃料極の焼成収縮挙動を合致させられたためである。
一方で、サンプルNo.11では、インターコネクタが燃料極に比べて早く焼結開始していた。そのため、インターコネクタと燃料極の焼成収縮挙動が合わずに剥離が生じた。また、サンプルNo.18,19では、インターコネクタの焼成途中である1300℃における焼成収縮量が燃料極に比べて大きかったため、インターコネクタと燃料極との焼成収縮挙動が合わずに剥離が生じた。
また、少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みが0.000099rad以上0.004569rad以下であり、クロム酸カルシウムの格子歪みが0.000094rad以上0.004987rad以下であるサンプルでは、燃料極との剥離を更に抑制できた。これは、インターコネクタの焼結途中である1300℃における焼成収縮量が、燃料極の1300℃における焼成収縮量により近づくことで、燃料極と焼成収縮挙動を合致させることができたためである。
100 燃料電池
101 支持基板
102 燃料極
103 電解質層
104 バリア層
105 空気極
106 インターコネクタ
107 集電部
101 支持基板
102 燃料極
103 電解質層
104 バリア層
105 空気極
106 インターコネクタ
107 集電部
Claims (2)
- アルカリ土類金属のうち少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトを主成分として含有するとともに、クロム酸カルシウムを副成分として含有しており、
少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトに対するクロム酸カルシウムの質量比は、0.004以上であり、
少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みは、0.000007rad以上0.008532rad以下であり、
クロム酸カルシウムの格子歪みは、0.000006rad以上0.008080rad以下である、
インターコネクタ材料。 - 少なくともカルシウムがドープされたランタンクロマイトの格子歪みは、0.000099rad以上0.004569rad以下であり、
クロム酸カルシウムの格子歪みは、0.000094rad以上0.004987rad以下である、
請求項1に記載のインターコネクタ材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015200883A JP5856348B1 (ja) | 2014-12-26 | 2015-10-09 | インターコネクタ材料 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014264443 | 2014-12-26 | ||
JP2014264443 | 2014-12-26 | ||
JP2015200883A JP5856348B1 (ja) | 2014-12-26 | 2015-10-09 | インターコネクタ材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5856348B1 true JP5856348B1 (ja) | 2016-02-09 |
JP2016124782A JP2016124782A (ja) | 2016-07-11 |
Family
ID=55269231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015200883A Active JP5856348B1 (ja) | 2014-12-26 | 2015-10-09 | インターコネクタ材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5856348B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6134086B1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-05-24 | 日本碍子株式会社 | 電気化学セル |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05170528A (ja) * | 1991-12-03 | 1993-07-09 | Tokyo Gas Co Ltd | ランタンクロマイトの焼結方法 |
JPH09249419A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Toto Ltd | カルシウムドープランタンクロマイト粉末及びその製造 方法 |
JP2000239081A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Toto Ltd | 緻密質焼結膜の作製方法 |
JP2003243001A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Toto Ltd | 固体電解質型燃料電池 |
-
2015
- 2015-10-09 JP JP2015200883A patent/JP5856348B1/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05170528A (ja) * | 1991-12-03 | 1993-07-09 | Tokyo Gas Co Ltd | ランタンクロマイトの焼結方法 |
JPH09249419A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Toto Ltd | カルシウムドープランタンクロマイト粉末及びその製造 方法 |
JP2000239081A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Toto Ltd | 緻密質焼結膜の作製方法 |
JP2003243001A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Toto Ltd | 固体電解質型燃料電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016124782A (ja) | 2016-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10862134B2 (en) | Solid oxide fuel cell | |
JP5981065B1 (ja) | 燃料電池 | |
JP4928642B1 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
Liu et al. | Fabrication and characterization of a co-fired La0. 6Sr0. 4Co0. 2Fe0. 8O3− δ cathode-supported Ce0. 9Gd0. 1O1. 95 thin-film for IT-SOFCs | |
US20070020508A1 (en) | Anode of solid oxide fuel cell with networking structure and a method of its preparation | |
JP5242840B1 (ja) | 燃料電池セル | |
Xin et al. | Fabrication of dense YSZ electrolyte membranes by a modified dry-pressing using nanocrystalline powders | |
JP2011142042A (ja) | 固体酸化物形燃料電池用発電セル及びその製造方法 | |
JP5805232B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP5856348B1 (ja) | インターコネクタ材料 | |
JP5767743B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池及び空気極材料 | |
JP5885877B1 (ja) | インターコネクタ材料 | |
JP6562623B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池用混合空気極材料、及び、固体酸化物型燃料電池 | |
JP5270807B1 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP5555682B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP5885878B1 (ja) | インターコネクタ材料 | |
JP2013051043A (ja) | 燃料電池用燃料極およびその製造方法 | |
KR101180058B1 (ko) | 고체산화물 연료전지용 이중 페롭스카이트계 전기연결재 재료 및 그 응용 방법 | |
JP5597177B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池の空気極材料及び固体酸化物形燃料電池 | |
JP4864170B1 (ja) | 固体酸化物型燃料電池セル | |
JP5486749B2 (ja) | 燃料電池セル | |
JP2025014253A (ja) | 高温水蒸気電解セル及びその製造方法 | |
JP2014053290A (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
Ng | Investigations of Ni-SDC carbonate (Ni-SDCC) as composite anode for low temperature solid oxide fuel cells | |
JP2016091857A (ja) | 固体酸化物型燃料電池の空気極、固体酸化物型燃料電池、及び固体酸化物型燃料電池の空気極の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20151104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5856348 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |