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JP5720845B1 - 検査装置 - Google Patents

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JP5720845B1
JP5720845B1 JP2014210125A JP2014210125A JP5720845B1 JP 5720845 B1 JP5720845 B1 JP 5720845B1 JP 2014210125 A JP2014210125 A JP 2014210125A JP 2014210125 A JP2014210125 A JP 2014210125A JP 5720845 B1 JP5720845 B1 JP 5720845B1
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Abstract

【課題】移動可能な移動部に基板を設置する構成において、押付部が基板を移動部に押し付ける際における押付部と基板との位置ズレを抑制する。【解決手段】検査装置は、基板が検査される検査位置と、該基板が着脱される着脱位置との間を移動可能な移動部と、該検査位置にある該移動部の上側から下降位置に下降して、該基板を該移動部に押し付ける押付部と、該押付部が該基板を該移動部に押し付ける際に該押付部に対して該移動部を少なくともその移動方向に位置決めする位置決部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置に関する。
特許文献1には、上部ユニットを下降させて上部ユニットのプローブをプリント基板の上面に接触させると共に、下部ユニットを上昇させて下部ユニットのプローブをプリント基板の下面に接触させることで、プリント基板の検査を行う検査装置が開示されている。
特開2000−199780号公報
基板の検査を行う検査装置において、基板を移動部に設置する場合では、移動部が移動しうるため、押付部が基板を移動部に押し付ける際に、基板と押付部とが位置ズレする場合がある。
本発明は、移動可能な移動部に基板を設置する構成において、押付部が基板を移動部に押し付ける際に移動部が移動自在である場合に比べて、押付部が基板を移動部に押し付ける際における押付部と基板との位置ズレを抑制することを目的とする。
請求項1の発明は、基板が検査される検査位置と、該基板が着脱される着脱位置との間を移動可能な移動部と、該検査位置にある該移動部の上側から下降位置に下降して、該基板を該移動部に押し付ける押付部と、該押付部が該基板を該移動部に押し付ける際に該押付部に対して該移動部を少なくともその移動方向に位置決めする位置決部と、前記移動部が前記検査位置にある状態において、前記下降位置にある押付部とは独立して前記検査位置の上側から下降し、前記基板の上面に配置された第1被接触部に電気的に接触する第1接触部を有する下降部と、前記移動部が前記検査位置にある状態において、前記下降位置にある押付部とは独立して前記検査位置の下側から上昇し、前記基板の下面に配置された第2被接触部に電気的に接触する第2接触部を有する上昇部と、を備える。
請求項2の発明は、前記押付部を前記下降位置に下降させる第1下降機構と、前記押付部が前記下降位置に下降した後に、前記上昇部を上昇させて前記第2被接触部に前記第2接触部を電気的に接触させる上昇機構と、前記第2接触部が前記第2被接触部に接触した状態で、前記下降部を下降させて前記第1被接触部に前記第1接触部を電気的に接触させる第2下降機構と、を備える。
請求項3の発明は、前記下降部及び前記上昇部の一方に設けられ、前記第2下降機構が前記下降部を下降させることで前記下降部及び前記上昇部の他方に差し込まれ、前記上昇部を前記下降部に対して位置決めする位置決部材を備える。
請求項4の発明は、前記下降部に設けられ、前記第2下降機構が前記下降部を下降させることで前記基板に差し込まれ、前記基板に対して前記下降部を位置決めする位置決部材を備える。
請求項5の発明は、前記上昇部に設けられ、前記上昇機構が前記上昇部を上昇させることで前記基板に差し込まれ、前記基板に対して前記上昇部を位置決めする位置決部材を備える。
請求項6の発明は、前記移動部、前記下降部及び前記上昇部を支持する支持体を備え、前記移動部、前記下降部及び前記上昇部は、前記検査位置に対する前記着脱位置とは反対側へ前記支持体に対して着脱される。
請求項7の発明は、基板が検査される検査位置と、該基板が着脱される着脱位置との間を移動可能な移動部と、該検査位置にある該移動部の上側から下降位置に下降して、該基板を該移動部に押し付ける押付部と、該押付部が該基板を該移動部に押し付ける際に該押付部に対して該移動部を少なくともその移動方向に位置決めする位置決部と、前記着脱位置の下側に配置され、前記基板の前記移動部に対する浮きを検出する検出部と、を備える。
請求項8の発明は、前記基板の前記移動部に対する浮きが許容範囲内である場合に、前記移動部を前記検査位置へ移動させる移動機構を備える。
本発明の請求項1の構成によれば、移動可能な移動部に基板を設置する構成において、押付部が基板を移動部に押し付ける際に移動部が移動自在である場合に比べて、押付部が基板を移動部に押し付ける際における押付部と基板との位置ズレを抑制できる。
本発明の請求項1の構成によれば、押付部が基板を移動部に押し付けた後に、基板の上面及び下面に配置された第1、第2被接触部に第1、第2接触部を電気的に接触させることができる。
本発明の請求項2の構成によれば、基板の上面に配置された第1被接触部に下降部の第1接触部を電気的に接触させた後に、基板の下面に配置された第2被接触部に上昇部の第2接触部が電気的に接触する構成に比べて、検査する過程において、上向きの荷重に比して下向きの荷重が基板に対して偏って作用することを抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、第2下降機構が下降部を下降させた際に上昇部が下降部に対して移動自在である構成に比べて、上昇部の第2接触部と基板の第2被接触部との位置ズレ、及び、下降部の第1接触部と基板の第1被接触部との位置ズレを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、第2下降機構が下降部を下降させた際に下降部が基板に対して移動自在である構成に比べて、下降部の第1接触部と基板の第1被接触部との位置ズレを抑制できる。
本発明の請求項5の構成によれば、上昇機構が上昇部を上昇させた際に上昇部が基板に対して移動自在である構成に比べて、上昇部の第2接触部と基板の第2被接触部との位置ズレを抑制できる。
本発明の請求項6の構成によれば、基板を移動部に対して着脱する作業スペースと、移動部、下降部及び上昇部を支持体に対して着脱する作業スペースと、を分離できる。
本発明の請求項7の構成によれば、移動部が検査位置に移動する前に、移動部に設置された基板の浮きを検出できる。
本発明の請求項8の構成によれば、移動部に設置された基板の浮きが許容範囲である状態で、移動部を検査位置に自動的に移動させることができる。
本実施形態に係る検査装置の構成を示す背面図である。 図1に示す検査装置の一部を拡大して示す拡大図である。 本実施形態に係る検査装置の構成を示す側面図である。 図1に示す検査装置において上治具が下降位置に下降した状態を示す背面図である。 図4に示す検査装置の一部を拡大して示す拡大図である。 図4に示す検査装置において下治具が上昇した状態を示す背面図である。 図6に示す検査装置の一部を拡大して示す拡大図である。 図6に示す検査装置において上治具の検査部が下降した状態を示す背面図である。 図8に示す検査装置の一部を拡大して示す拡大図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(検査装置10の構成)
まず、検査装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る検査装置10の構成を示す背面図である。なお、下記の説明で用いる装置前方、装置後方、装置右方、装置左方、装置上方、装置下方は、図中に示す矢印方向(前、後、右、左、上、下)に対応したものである。また、図中の「○」の中に「×」が記載された記号は、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味する。図中の「○」の中に「・」が記載された記号は、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。
本実施形態では、検査装置10において、後述の設置プレート74へのプリント基板200の設置作業を行う作業者がアクセスする側を装置前方とし、その反対側を装置後方としている。さらに、装置前方に向かって右側を装置右方とし、装置前方に向かって左側を装置左方としている。なお、これらの方向は、説明の便宜のために定めた方向であり、これらの方向に、装置の方向が限定されるものではない。また、以下の説明では、装置前方、装置後方、装置右方、装置左方、装置上方、装置下方を、それぞれ、単に、前方、後方、右方、左方、上方、下方という場合がある。
検査装置10は、図1に示されるように、基板の一例としてのプリント基板200(回路基板)に対して電気的な検査をする装置である。電気的な検査としては、例えば、インサーキット検査、ファンクション検査などがある。検査装置10は、具体的には、本体フレーム20と、プリント基板200が設置される(載せられる)設置体70と、検出センサ170(図3参照)と、検出部の一例としての検出センサ172(図3参照)と、下移動体80と、下治具90と、上昇機構の一例としてのシリンダ180と、を備えている。さらに、検査装置10は、第1上移動体30と、第1下降機構の一例としてのシリンダ130と、第2上移動体40と、第2下降機構の一例としての一対のシリンダ140と、上治具50と、を備えている。
(本体フレーム20)
本体フレーム20は、図1に示されるように、上プレート22と、下プレート24と、4つの支柱26(図1では2つのみ図示)と、を有している。上プレート22は、装置上方に配置された矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。下プレート24は、装置下方に配置された矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。各支柱26は、上下方向に沿って延びており、上プレート22と下プレート24とをそれぞれの四隅で連結している。
また、上プレート22には、シリンダ130の後述のロッド130Bが通される貫通孔22Aが形成されている。具体的には、貫通孔22Aは、例えば、上プレート22における前後方向中央部であって且つ左右方向中央部に形成される。また、下プレート24には、シリンダ180の後述のロッド180Bが通される貫通孔24Aが形成されている。具体的には、貫通孔24Aは、例えば、下プレート24における前後方向中央部であって且つ左右方向中央部に形成される。
(設置体70)
設置体70は、図1に示されるように、4つの支柱72(図1では2つのみ図示)と、移動部の一例としての設置プレート74と、リニアガイド76と、コネクタ78と、を有している。
4つの支柱72のそれぞれは、本体フレーム20の下プレート24の上面から上方へ延びている。支柱72は、具体的には、前後に一対並べられ、この一対が左右に2組配置されている。
リニアガイド76は、左右に配置された一対で構成されている。各リニアガイド76は、前後方向に沿って長さを有するレール部76Aと、レール部76Aに沿って移動可能にレール部76Aの上部に取り付けられたテーブル部76Bと、を有している。各リニアガイド76のレール部76Aにおける底部の長さ方向一端部及び他端部のそれぞれが、各支柱72の上端部に固定されている。
設置プレート74は、検査対象となるプリント基板200が着脱されるプレートである。この設置プレート74は、左右の辺部分で各テーブル部76Bに支持されている。設置プレート74は、前後方向(水平方向(横方向))に沿って移動可能とされる。設置プレート74は、具体的には、図3に示されるように、プリント基板200が検査される検査位置(図3において二点鎖線で示す位置)と、プリント基板200が着脱される着脱位置(図3において実線で示す位置)との間を移動可能とされている。検査位置は、本体フレーム20内の位置であって、上治具50と下治具90との間で上治具50及び下治具90と上下方向に重なる位置である。着脱位置は、検査位置に対する前方側(側方側)の位置である。また、着脱位置は、本体フレーム20内から引き出された位置であって、上治具50及び下治具90に対して上下方向に重ならない位置である。着脱位置では、設置プレート74の上側に重なる構成部材がなく、設置プレート74の上方が開放される。なお、検査装置10は、設置プレート74を着脱位置と検査位置との間で移動させる移動機構176を備えている。
また、設置プレート74は、各テーブル部76B(支持体の一例)に着脱可能に支持されている。具体的には、図3の矢印で示されるように、設置プレート74をテーブル部76Bに対して後方へ移動させることで、設置プレート74がテーブル部76Bから取り外される。テーブル部76Bから取り外された設置プレート74をテーブル部76Bの開口76C(図1参照)に対して装置前方へ向けて差し込むことで、設置プレート74がテーブル部76Bに取り付けられる。
コネクタ78は、図2に示されるように、設置プレート74に設置された状態のプリント基板200の被接続部200Dと接続される接続部78Aを有している。コネクタ78は、接続部78Aが被接続部200Dに接続される接続位置(図5に示す位置)と、接続部78Aが被接続部200Dから離間する離間位置(図2に示す位置)との間を設置プレート74に沿って移動可能に設置プレート74の上面に支持されている。コネクタ78は、圧縮ばね79によって離間位置へ付勢されている。
なお、設置プレート74には、上治具50における後述の位置決ピン58の先端部58Aが差し込まれる差込孔74Aと、上治具50における後述の位置決ピン68が通る貫通孔74Bと、下治具90における後述の位置決ピン96が通る貫通孔74Cと、下治具90における後述のプローブピン94が通る貫通孔74Dと、が形成されている。また、設置プレート74の上面には、プリント基板200の下面を支持する複数の支持部材73が設けられている。
(検出センサ170及び検出センサ172)
検出センサ170及び検出センサ172(検出部の一例)は、図3に示されるように、プリント基板200が着脱される設置プレート74の着脱位置(実線で示す位置)の下側に配置されている。
検出センサ170は、プリント基板200の有無を検出するための反射型の光センサである。検出センサ170は、具体的には、設置プレート74に形成された貫通孔74Eを通じてプリント基板200に光を照射し、プリント基板200で反射した反射光を検出する。設置プレート74にプリント基板200が設置されていない場合には、プリント基板200からの反射光が検出されず、プリント基板200が設置されていないことが検出される。
検出センサ172は、プリント基板200の設置プレート74に対する浮きを検出する反射型の光センサである。検出センサ172は、プリント基板200が設置プレート74に設置されたことが検出センサ170によって検出されると、設置プレート74に形成された貫通孔74Fを通じてプリント基板200に光を照射し、プリント基板200で反射した反射光を検出することで、プリント基板200との距離を計測する。例えば、プリント基板200との距離が予め定められた距離以上である場合に、設置プレート74に対するプリント基板200の浮きが許容範囲を超えるものとされる。
検出センサが170と172の2つある理由は、検出センサ170がLED(Light Emitting Diode)光を照射し、検出センサ172がレーザー光を照射するからである。検出センサ170はLED光を照射するため、プリント基板200が設置プレート74に設置されていない状態で検出センサ170がLED光を照射し、当該LED光が作業者の目に入ったとしても問題ない。
また、検出センサ172は、プリント基板200が設置プレート74に設置されていることを検出センサ170が検出した後、レーザー光を照射する。別言すると、検出センサ172は、プリント基板200が設置プレート74に設置されていることを検出センサ170が検出しない場合、レーザー光を照射しない。このため、検出センサ172が照射したレーザー光が作業者の目に入ることは無い。
なお、検出センサ170が距離の測定ができれば、検出センサ172は省略できる。
検出センサ172が検出した結果、プリント基板200の設置プレート74に対する浮きが許容範囲内である場合に、設置プレート74が移動機構176によって、着脱位置(実線で示す位置)から検査位置(二点鎖線で示す位置)へ移動される。プリント基板200の設置プレート74に対する浮きが許容範囲を超える場合は、着脱位置から検査位置への移動が行われず、例えば、プリント基板200の設置プレート74への設置のやり直しを作業者へ検査装置10が表示部(図示省略)への表示などにより指示する。
(下移動体80)
下移動体80は、プリント基板200が検査される設置プレート74の検査位置の下側に配置されている。下移動体80は、図1に示されるように、具体的には、移動プレート82と、4つのリニアベアリング84(図1では2つのみ図示)と、一対のレール部材88と、を有している。
移動プレート82は、矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。この移動プレート82の四隅に各リニアベアリング84が固定されており、この各リニアベアリング84によって、移動プレート82が上下方向に移動可能に本体フレーム20の各支柱26に支持されている。
各レール部材88は、前後方向に沿って長さを有すると共に、前後方向視(正面視)にて、L字状に形成されている。レール部材88は、移動プレート82の上面に左右方向に間をおいて固定されている。そして、このレール部材88は、下治具90における後述の支持プレート97を後方へ移動可能に支持している。
なお、移動プレート82には、設置体70の4つの支柱72のそれぞれが通る貫通孔82Aが4つ形成されている。具体的には、貫通孔82Aは、例えば、前後に一対並べられ、この一対が左右に2組配置されている。
(下治具90)
下治具90は、図3に示されるように、プリント基板200が検査される設置プレート74の検査位置の下側に配置されている。下治具90は、具体的には、図1に示されるように、上昇部の一例としての検査部91と、プリント基板200に対して検査部91を位置決めする位置決部材の一例としての複数の位置決ピン96と、を有している。
検査部91は、ベースプレート92と、複数のプローブピン94(第2接触部の一例)と、支持プレート97と、4つの支柱99(図1では2つのみ図示)と、を有している。
支持プレート97及びベースプレート92は、矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。4つの支柱99のそれぞれは、支持プレート97の上面から上方へ延びている。各支柱99の上端部がベースプレート92の下面に固定されている。これにより、ベースプレート92が4つの支柱99で支持されている。支柱99は、具体的には、前後に一対並べられ、この一対が左右に2組配置されている。
各位置決ピン96及び各プローブピン94は、ベースプレート92の上面から上方へ突出している。各位置決ピン96は、設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、図6に示されるように、下治具90がシリンダ180によって後述のように上昇することで、図7に示されるように、設置プレート74の貫通孔74Cを通過すると共に、先端部(上端部)96Aがプリント基板200の基準孔296に差し込まれる。これにより、プリント基板200に対して検査部91が前後方向及び左右方向において位置決めされる。さらに、先端部(上端部)96Aの外周の端面96Dがプリント基板200の下面に接触することで、プリント基板200に対して検査部91が上下方向において位置決めされる。なお、位置決ピン96は、例えば、装置後方側に左右に離れて2つ配置され、装置前方側に左右方向の中央に1つ配置される。
また、各プローブピン94は、設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、下治具90がシリンダ180によって後述のように上昇することで、設置プレート74の貫通孔74Dを通過すると共にプリント基板200の下面に配置されたパッド200B(第2被接触部の一例)に電気的に接触する。なお、下治具90は、上治具50と一体に移動せず、上治具50に対して独立して上昇する。
なお、本実施形態では、プローブピン94がパッド200Bに接触する前において、位置決ピン96の先端部96Aの基準孔296への差し込みが開始されて、プリント基板200に対して検査部91が前後方向及び左右方向に位置決めされる。なお、プローブピン94のパッド200Bへの接触と、検査部91の前後方向及び左右方向への位置決めは同時に行われてもよい。
さらに、下治具90は、図1に示されるように、支持プレート97が左右の辺部分で各レール部材88によって後方へ移動可能に支持されることで、移動プレート82(支持体の一例)に対して着脱可能に構成されている。すなわち、図3の矢印で示されるように、支持プレート97を含む下治具90を後方へ移動させることで、下治具90が移動プレート82から取り外される。移動プレート82から取り外された下治具90は、各レール部材88に差し込んでから前方へ移動させることで、移動プレート82に取り付けられる。
なお、ベースプレート92には、上治具50における後述の位置決ピン68の先端部が差し込まれる差込孔92Aが形成されている。
(シリンダ180)
シリンダ180(上昇機構の一例)は、図1に示されるように、シリンダ本体180Aと、シリンダ本体180Aから上方へ延びるロッド180Bと、を有している。シリンダ本体180Aは、本体フレーム20の下プレート24の下面に固定されている。ロッド180Bは、本体フレーム20の下プレート24の貫通孔24Aを通って下プレート24の上側へ延びている。
ロッド180Bの上端部(先端部)は、下移動体80の移動プレート82に固定されている。具体的には、ロッド180Bの上端部は、例えば、移動プレート82における中央部(前後方向中央部であって且つ左右方向中央部)に固定されている。シリンダ180では、図8に示されるように、ロッド180Bが空気圧や油圧などにより上方へ伸長する。ロッド180Bが上方へ伸長することで、下移動体80及び下治具90が支柱26に沿って上方へ移動する。
(第1上移動体30)
第1上移動体30は、プリント基板200が検査される設置プレート74の検査位置の上側に配置されている。第1上移動体30は、具体的には、図1に示されるように、移動プレート32と、4つのリニアベアリング34(図1では2つのみ図示)と、4つの支柱36(図1では2つのみ図示)と、一対のレール部材38と、を有している。
移動プレート32は、矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。この移動プレート32の四隅に各リニアベアリング34が固定されており、この各リニアベアリング34によって、移動プレート32が上下方向に移動可能に本体フレーム20の各支柱26に支持されている。
第1上移動体30の各支柱36は、移動プレート32の下面から装置下方へ延びている。具体的には、支柱36は、前後に一対並べられ、この一対が左右に2組配置されている。
各レール部材38は、前後方向に沿って長さを有している。各レール部材38の長さ方向一端部及び他端部のそれぞれが、各支柱36の下端部に固定されている。各レール部材38は、前後方向視(正面視)にて、互いが対向する方向(左右方向中央側)に開口するコの字状(Uの字状)に形成されている。そして、このレール部材38は、上治具50における後述のプレート54を前後方向に移動可能に支持している。
なお、移動プレート32には、シリンダ140の後述のロッド140Bが通される貫通孔32Aが2つ形成されている。具体的には、2つの貫通孔32Aは、例えば、移動プレート32の前後方向中央部において左右方向に並んで形成される。
(シリンダ130)
シリンダ130(第1下降機構の一例)は、図1に示されるように、シリンダ本体130Aと、シリンダ本体130Aから下方へ延びるロッド130Bと、を有している。シリンダ本体130Aは、本体フレーム20の上プレート22の上面に固定されている。ロッド130Bは、本体フレーム20の上プレート22の貫通孔22Aを通って上プレート22の下側へ延びている。
ロッド130Bの下端部(先端部)は、第1上移動体30の移動プレート32に固定されている。具体的には、ロッド130Bの下端部は、例えば、移動プレート32における中央部(前後方向中央部であって且つ左右方向中央部)に固定されている。シリンダ130では、図4に示されるように、ロッド130Bが空気圧や油圧などにより下方へ伸長する。ロッド130Bが下方へ伸長することで、第1上移動体30が支柱26に沿って下方へ移動する。第1上移動体30が下方へ移動することで、第2上移動体40及び上治具50が第1上移動体30と一体に下方へ移動する。
(第2上移動体40)
第2上移動体40は、プリント基板200が検査される設置プレート74の検査位置の上側に配置されている。第2上移動体40は、具体的には、図1に示されるように、移動プレート42と、4つのリニアベアリング44(図1では2つのみ図示)と、一対のレール部材48と、を有している。
移動プレート42は、矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。この移動プレート42の四隅に各リニアベアリング44が固定されており、この各リニアベアリング44によって、移動プレート42が上下方向に移動可能に本体フレーム20の各支柱26に支持されている。
各レール部材48は、前後方向に沿って長さを有すると共に、前後方向視(正面視)にて、L字状に形成されている。レール部材48は、移動プレート42の下面に左右方向に間をおいて固定されている。そして、このレール部材48は、上治具50における後述のプレート67を後方へ移動可能に支持している。
なお、移動プレート42には、第1上移動体30の4つの支柱36のそれぞれが通される貫通孔42Aが4つ形成されている。具体的には、貫通孔42Aは、例えば、前後に一対並べられ、この一対が左右に2組配置されている。
(シリンダ140)
一対のシリンダ140(第2下降機構の一例)は、図1に示されるように、それぞれ、シリンダ本体140Aと、シリンダ本体140Aから下方へ延びるロッド140Bと、を有している。一対のシリンダ140の各シリンダ本体140Aは、第1上移動体30の移動プレート32の上面に固定されている。一対のシリンダ140の各ロッド140Bは、移動プレート32の貫通孔32Aを通って移動プレート32の下側へ延びている。
各ロッド140Bの下端部(先端部)は、第2上移動体40の移動プレート42に固定されている。シリンダ140では、図8に示されるように、ロッド140Bが空気圧や油圧などにより下方へ伸長する。ロッド140Bが下方へ伸長することで、第2上移動体40が支柱26に沿って下方へ移動する。第2上移動体40が下方へ移動することで、上治具50の検査部60及び位置決ピン68が第2上移動体40と一体に下方へ移動する。
(上治具50)
上治具50は、プリント基板200が検査される設置プレート74の検査位置の上側に配置されている。上治具50は、具体的には、図1に示されるように、プリント基板200を設置プレート74に押し付ける押付部52と、押付部52に対して設置プレート74を位置決めする位置決部材の一例の複数の位置決ピン58(パレットロケートピン)と、を備えている。さらに、上治具50は、下降部の一例としての検査部60と、プリント基板200に対して検査部60を位置決めする位置決部材の一例としての位置決ピン66(上基準ピン)と、検査部60に対して下治具90の検査部91を位置決めする位置決部材の一例しての位置決ピン68(治具ロケートピン)と、を備えている。
押付部52は、プレート54と、プリント基板200の上面を押さえるための複数の上押さえ部材56と、を有している。プレート54は、矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。各上押さえ部材56は、設置プレート74の支持部材73に対向する位置でプレート54の下面から下方へ延びている。設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、上治具50がシリンダ130によって下降位置(図4及び図5に示す位置)に下降することで、各上押さえ部材56は、設置プレート74に設置されたプリント基板200を支持部材73とで挟んで、プリント基板200の上面を押さえる。
各位置決ピン58は、設置プレート74の差込孔74Aに対向する位置で、プレート54の下面から下方へ延びている。各位置決ピン58は、上治具50がシリンダ130によって下降位置(図4及び図5に示す位置)に下降することで、先端部(下端部)58Aが設置プレート74の差込孔74Aに差し込まれる。これにより、押付部52に対して設置プレート74が前後方向(設置プレート74の移動方向)及び左右方向において位置決めされる。さらに、先端部58Aの外周の端面58Dが設置プレート74の上面に接触することで、押付部52に対して設置プレート74が上下方向において位置決めされる。
なお、本実施形態では、上押さえ部材56がプリント基板200の上面を押さえる前において、位置決ピン58の先端部58Aの差込孔74Aへの差し込みが開始されて、押付部52に対して設置プレート74が前後方向及び左右方向に位置決めされる。また、上押さえ部材56によるプリント基板200の押さえと、設置プレート74の前後方向及び左右方向への位置決めとは同時に行われてもよい。なお、位置決ピン58は、例えば、矩形状のプレート54の対角に2つ配置される。
また、プレート54の下面には、検査部60の後述のベースプレート62との隙間を維持するためのスペーサ53が設けられている。プレート54とベースプレート62との隙間は、後述のプローブピン64の配線スペースとなっている。なお、プレート54には、検査部60の後述の支柱69のそれぞれが通される貫通孔54Aが4つ形成されている。
検査部60は、図1に示されるように、ベースプレート62と、プローブピン64(第1接触部の一例)と、プレート67と、4つの支柱69(図1では2つのみ図示)と、を有している。
プレート67及びベースプレート62は、矩形状のプレート(板状部材)で構成されている。4つの支柱69のそれぞれは、プレート67の下面から下方へ延びて、プレート54の貫通孔54Aに通されている。各支柱69の下端部は、ベースプレート62の上面に固定されている。支柱69は、具体的には、前後に一対並べられ、この一対が左右に2組配置されている。各支柱69には、プレート67と押付部52のプレート54との間に圧縮ばね65が取り付けられている。これにより、押付部52が下方へ付勢されている。
各位置決ピン66、各位置決ピン68及び各プローブピン64は、ベースプレート62の下面から下方へ突出している。さらに、ベースプレート62の下面には、カムとしての傾斜ブロック61が下方へ突出している。
この傾斜ブロック61は、図2に示されるように、コネクタ78の上方に配置されており、コネクタ78に対向する傾斜面61Aを有している。傾斜面61Aは、右方側にいくにつれて徐々に上方側に位置するように傾く傾斜を有している。これにより、設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、上治具50がシリンダ130によって下降位置(図4及び図5に示す位置)に下降することで、傾斜面61Aが圧縮ばね79の付勢力に対抗してプリント基板200の被接続部200Dに対する接続部78Aの接続方向へコネクタ78を押す。
なお、検査部60、位置決ピン66及び位置決ピン68は、押付部52及び位置決ピン58とは固定されておらず、検査部60は、押付部52とは独立して下降する。このとき、プレート54の下面に設けられたスペーサ53が、検査部60のベースプレート62から離間する。
各位置決ピン68は、設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、検査部60がシリンダ140によって下降することで、先端部(下端部)68Aが、設置プレート74の貫通孔74Bを通過する共に、ベースプレート92の差込孔92Aに差し込まれる。これにより、下治具90の検査部91が検査部60に対して前後方向及び左右方向において位置決めされる。さらに、先端部68Aの外周の端面68Dが設置プレート74の上面に接触することで、下治具90の検査部91が検査部60に対して上下方向において位置決めされる。なお、位置決ピン68は、例えば、矩形状のベースプレート62の対角に2つ配置される。
各位置決ピン66は、設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、図8及び図9に示されるように、検査部60がシリンダ140によって下降することで、先端部(下端部)66Aがプリント基板200の基準孔266に差し込まれる。これにより、プリント基板200に対して検査部60が前後方向及び左右方向において位置決めされる。さらに、先端部66Aの外周の端面66Dがプリント基板200の上面に接触することで、プリント基板200に対して検査部60が上下方向において位置決めされる。なお、位置決ピン66は、例えば、装置後方側に左右に離れて2つ配置され、装置前方側に左右方向の中央に1つ配置される。
また、各プローブピン64は、設置プレート74が検査位置にある(位置する)状態において、図8及び図9に示されるように、検査部60がシリンダ140によって下降することで、プリント基板200の上面に配置されたパッド200A(第1被接触部の一例)に電気的に接触する。
なお、本実施形態では、プローブピン64がパッド200Aに接触する前において、位置決ピン68の先端部68Aの差込孔92Aへの差し込みが開始されて、下治具90の検査部91が上治具50の検査部60に対して前後方向及び左右方向に位置決めされる。また、プローブピン64がパッド200Aに接触する前において、位置決ピン66の先端部66Aの基準孔266への差し込みが開始されて、プリント基板200に対して検査部60が前後方向及び左右方向に位置決めされる。なお、プローブピン64のパッド200Aへの接触と、位置決ピン66、68による検査部60の前後方向及び左右方向への位置決めは同時に行われてもよい。
さらに、上治具50は、押付部52のプレート54及び、検査部60のプレート67のそれぞれが、レール部材38及びレール部材48のそれぞれによって後方へ移動可能に支持されることで、移動プレート42(支持体の一例)に対して着脱可能に構成されている。すなわち、図3の矢印で示されるように、上治具50を後方へ移動させることで、上治具50が移動プレート42から取り外される。移動プレート42から取り外された上治具50は、レール部材38及びレール部材48に差し込んでから前方へ移動させることで、移動プレート42に取り付けられる。
(本実施形態の作用)
次に、本実施形態の作用として、検査装置10を用いた検査方法について説明する。
本実施形態に係る検査方法では、まず、図3に示されるように、着脱位置(図3の実線で示す位置)にある(位置する)状態の設置プレート74に対して、プリント基板200が設置される。プリント基板200の設置プレート74への設置動作は、例えば、作業者によって行われる。着脱位置では、設置プレート74の上側に重なる構成部材がなく、設置プレート74の上方が開放されるので、設置プレート74にプリント基板200を設置する際の視認性及び作業性がよい。
プリント基板200が設置プレート74に設置されると、検出センサ170によって、設置プレート74にプリント基板200が設置されたことが検出される。プリント基板200が設置プレート74に設置されたことが検出されると、検出センサ172によって、設置プレート74に対するプリント基板200の浮きが検出される。
プリント基板200の設置プレート74に対する浮きが許容範囲内である場合に、設置プレート74が移動機構176によって、着脱位置(実線で示す位置)から検査位置(二点鎖線で示す位置)に後方へ移動される。このように、本実施形態では、設置プレート74に設置されたプリント基板200の浮きが許容範囲である状態において、設置プレート74が検査位置に自動的に移動される。
一方、プリント基板200の浮きが許容範囲を超える場合には、着脱位置から検査位置への移動が行われず、例えば、プリント基板200の設置プレート74への設置のやり直しを作業者へ検査装置10が表示部(図示省略)への表示などにより指示する。このため、設置プレート74上で浮いた状態のプリント基板200が検査装置10の構成部品に衝突して、当該構成部品を損傷することが抑制される。
次に、図4及び図5に示されるように、上治具50がシリンダ130によって下降位置(図4及び図5に示す位置)に下降する。上治具50が下降位置に下降することで、各位置決ピン58の先端部58Aが設置プレート74の差込孔74Aに差し込まれる。これにより、設置プレート74が押付部52に対して前後方向(設置プレート74の移動方向)及び左右方向において位置決めされる。さらに、各位置決ピン58の先端部58Aの外周の端面58Dが設置プレート74の上面に接触することで、設置プレート74が押付部52に対して上下方向において位置決めされる。
また、上治具50が下降位置に下降することで、押付部52の各上押さえ部材56が、設置プレート74に設置されたプリント基板200を支持部材73とで挟んで、プリント基板200の上面を押さえる。
さらに、このとき、傾斜ブロック61の傾斜面61Aが圧縮ばね79の付勢力に対抗してプリント基板200の被接続部200Dに対する接続部78Aの接続方向へコネクタ78を押す。これにより、コネクタ78の接続部78Aが、プリント基板200の被接続部200Dに接続される。
次に、図6及び図7に示されるように、下治具90がシリンダ180によって上昇する。下治具90が上昇することで、各位置決ピン96が設置プレート74の貫通孔74Cを通過すると共に、各位置決ピン96の先端部(上端部)96Aがプリント基板200の基準孔296に差し込まれる。
これにより、検査部91がプリント基板200に対して前後方向及び左右方向において位置決めされる。さらに、各位置決ピン96の先端部(上端部)96Aの外周の端面96Dがプリント基板200の下面に接触することで、検査部91がプリント基板200に対して上下方向において位置決めされる。
また、下治具90が上昇することで、各プローブピン94が、設置プレート74の貫通孔74Dを通過すると共にプリント基板200の下面に配置されたパッド200Bに電気的に接触する。なお、下治具90は、上治具50と一体に移動せず、上治具50に対して独立して上昇する。
次に、図8及び図9に示されるように、検査部60がシリンダ140によって下降する。検査部60が下降することで、各位置決ピン66の先端部66Aがプリント基板200の基準孔266に差し込まれる。これにより、検査部60がプリント基板200に対して前後方向及び左右方向において位置決めされる。さらに、各位置決ピン66の先端部66Aの外周の端面66Dがプリント基板200の上面に接触することで、検査部60がプリント基板200に対して上下方向において位置決めされる。
また、検査部60が下降することで、上治具50の各位置決ピン68の先端部68Aが、設置プレート74の貫通孔74Bを通過する共に、下治具90のベースプレート92の差込孔92Aに差し込まれる。これにより、下治具90の検査部91が検査部60に対して前後方向及び左右方向において位置決めされる。さらに、先端部68Aの外周の端面68Dが設置プレート74の上面に接触することで、下治具90の検査部91が検査部60に対して上下方向において位置決めされる。さらに、検査部60が下降することで、各プローブピン64が、プリント基板200の上面に配置されたパッド200Aに電気的に接触する。
そして、プリント基板200の被接続部200Dに接続されたコネクタ78及び、プリント基板200のパッド200B、200Aに接触した各プローブピン94、64を通じて、電気信号の送受信をして、プリント基板200の電気的な検査(例えば、インサーキットテスト、ファンクションテスト)を実施する。
検査が終了した後は、検査部60がシリンダ140によって上昇する。次に、下治具90がシリンダ180によって下降する。次に、上治具50がシリンダ130によって上昇する。そして、設置プレート74が検査位置から着脱位置に移動される。以上のように、検査装置10によるプリント基板200の電気的な検査が実施される。
ここで、本実施形態では、前述のように、押付部52がプリント基板200を設置プレート74に押し付ける際において、各位置決ピン58の先端部58Aが設置プレート74の差込孔74Aに差し込まれる。これにより、移動可能な設置プレート74が押付部52に対して前後方向(設置プレート74の移動方向)、左右方向及び上下方向において位置決めされる。
このため、設置プレート74が押付部52に対して移動自在である場合に比べ、押付部52がプリント基板200を設置プレート74に押し付ける際における押付部52とプリント基板200との位置ズレが抑制される。これにより、プリント基板200上の設定された位置で押付部52がプリント基板200を設置プレート74に押し付ける。このため、プリント基板200の反りが効果的に抑制され、プリント基板200のパッド200A、200Bとプローブピン64、94との位置ズレが抑制される。
また、本実施形態では、上治具50の各位置決ピン68の先端部68Aが、下治具90のベースプレート92の差込孔92Aに差し込まれる。これにより、下治具90の検査部91が上治具50の検査部60に対して前後方向、左右方向及び上下方向において位置決めされる。
このため、下治具90の検査部91が上治具50の検査部60に対して移動自在である構成に比べて、検査部91のプローブピン94とプリント基板200のパッド200Bとの位置ズレ、及び、検査部60のプローブピン64とプリント基板200のパッド200Aとの位置ズレが抑制される。
また、本実施形態では、下治具90の各位置決ピン96の先端部(上端部)96Aがプリント基板200の基準孔296に差し込まれる。これにより、下治具90の検査部91がプリント基板200に対して前後方向、左右方向及び上下方向において位置決めされる。
このため、下治具90の検査部91がプリント基板200に対して移動自在である構成に比べて、検査部91のプローブピン94とプリント基板200のパッド200Bとの位置ズレが抑制される。
また、本実施形態では、上治具50の各位置決ピン66の先端部66Aがプリント基板200の基準孔266に差し込まれる。これにより、上治具50の検査部60がプリント基板200に対して前後方向、左右方向及び上下方向において位置決めされる。
このため、上治具50の検査部60がプリント基板200に対して移動自在である構成に比べて、検査部60のプローブピン64とプリント基板200のパッド200Bとの位置ズレが抑制される。
また、本実施形態では、前述のように、押付部52がプリント基板200を設置プレート74に押し付けた後に、プリント基板200の下面のパッド200Bにプローブピン94が接触し、その後に、プリント基板200の上面のパッド200Aにプローブピン64が接触する。このため、プリント基板200の上面のパッド200Aにプローブピン64が接触した後にプリント基板200の下面のパッド200Bにプローブピン94が接触する構成に比べ、検査する過程において、上向きの荷重に比して下向きの荷重がプリント基板200に対して偏って作用することが抑制される。
さらに、本実施形態では、例えば、構成(例えば、パッドの配置)が異なるプリント基板200に対して検査を行う場合には、当該プリント基板200の構成に対応して構成された上治具50、下治具90及び設置プレート74に交換される。
具体的には、上治具50、下治具90及び設置プレート74のそれぞれは、移動プレート42、移動プレート82及びリニアガイド76のテーブル部76Bに対して後方へ移動されることで、移動プレート42、移動プレート82及びリニアガイド76のテーブル部76Bのそれぞれから取り外される。そして、上治具50、下治具90及び設置プレート74が移動プレート42、移動プレート82及びリニアガイド76のテーブル部76Bのそれぞれに取り付けられる。このように、本実施形態では、上治具50、下治具90及び設置プレート74は後方に移動されるため、装置後方側が上治具50、下治具90及び設置プレート74の交換作業(着脱作業)の作業スペースとなる。一方、設置プレート74にプリント基板200を設置する際には、設置プレート74は、装置前方に引き出されるため、装置前方側がプリント基板200の着脱作業の作業スペースとなる。このように、上治具50、下治具90及び設置プレート74の交換作業(着脱作業)の作業スペースと、プリント基板200の着脱作業の作業スペースとが、装置の前後で分離される。
(変形例)
本実施形態では、上治具50の各位置決ピン68の先端部68Aが、下治具90のベースプレート92の差込孔92Aに差し込まれる構成であったが、これに限られない。例えば、位置決ピン68が下治具90に設けられ、差込孔92Aが上治具50に形成される構成であってもよい。
また、本実施形態では、プリント基板200の下面のパッド200Bにプローブピン94が接触した後に、プリント基板200の上面のパッド200Aにプローブピン64が接触する構成であったが、これに限られない。例えば、プリント基板200の上面のパッド200Aにプローブピン64が接触した後にプリント基板200の下面のパッド200Bにプローブピン94が接触する構成であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 検査装置
42 移動プレート(下降部を支持する支持体の一例)
52 押付部
58 位置決ピン(押付部に対して移動部を位置決めする位置決部の一例)
60 検査部(下降部の一例)
64 プローブピン(第1接触部の一例)
66 位置決ピン(基板に対して下降部を位置決めする位置決部材の一例)
68 位置決ピン(上昇部を下降部に対して位置決めする位置決部材の一例)
74 設置プレート(移動部の一例)
76B テーブル部(移動部を支持する支持体の一例)
82 移動プレート(上昇部を支持する支持体の一例)
91 検査部(上昇部の一例)
94 プローブピン(第2接触部の一例)
96 位置決ピン(基板に対して上昇部を位置決めする位置決部材の一例)
130 シリンダ(第1下降機構の一例)
140 シリンダ(第2下降機構の一例)
172 検出センサ(検出部の一例)
176 移動機構
180 シリンダ(上昇機構の一例)
200 プリント基板(基板の一例)
200A パッド(第1被接触部の一例)
200B パッド(第2被接触部の一例)

Claims (8)

  1. 基板が検査される検査位置と、該基板が着脱される着脱位置との間を移動可能な移動部と、
    該検査位置にある該移動部の上側から下降位置に下降して、該基板を該移動部に押し付ける押付部と、
    該押付部が該基板を該移動部に押し付ける際に該押付部に対して該移動部を少なくともその移動方向に位置決めする位置決部と、
    前記移動部が前記検査位置にある状態において、前記下降位置にある押付部とは独立して前記検査位置の上側から下降し、前記基板の上面に配置された第1被接触部に電気的に接触する第1接触部を有する下降部と、
    前記移動部が前記検査位置にある状態において、前記下降位置にある押付部とは独立して前記検査位置の下側から上昇し、前記基板の下面に配置された第2被接触部に電気的に接触する第2接触部を有する上昇部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記押付部を前記下降位置に下降させる第1下降機構と、
    前記押付部が前記下降位置に下降した後に、前記上昇部を上昇させて前記第2被接触部に前記第2接触部を電気的に接触させる上昇機構と、
    前記第2接触部が前記第2被接触部に接触した状態で、前記下降部を下降させて前記第1被接触部に前記第1接触部を電気的に接触させる第2下降機構と、
    を備える請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記下降部及び前記上昇部の一方に設けられ、前記第2下降機構が前記下降部を下降させることで前記下降部及び前記上昇部の他方に差し込まれ、前記上昇部を前記下降部に対して位置決めする位置決部材
    を備える請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記下降部に設けられ、前記第2下降機構が前記下降部を下降させることで前記基板に差し込まれ、前記基板に対して前記下降部を位置決めする位置決部材
    を備える請求項2又は3に記載の検査装置。
  5. 前記上昇部に設けられ、前記上昇機構が前記上昇部を上昇させることで前記基板に差し込まれ、前記基板に対して前記上昇部を位置決めする位置決部材
    を備える請求項2〜4のいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 前記移動部、前記下降部及び前記上昇部を支持する支持体を備え、
    前記移動部、前記下降部及び前記上昇部は、前記検査位置に対する前記着脱位置とは反対側へ前記支持体に対して着脱される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 基板が検査される検査位置と、該基板が着脱される着脱位置との間を移動可能な移動部と、
    該検査位置にある該移動部の上側から下降位置に下降して、該基板を該移動部に押し付ける押付部と、
    該押付部が該基板を該移動部に押し付ける際に該押付部に対して該移動部を少なくともその移動方向に位置決めする位置決部と、
    該着脱位置の下側に配置され、該基板の該移動部に対する浮きを検出する検出部と、
    を備える検査装置。
  8. 前記基板の前記移動部に対する浮きが許容範囲内である場合に、前記移動部を前記検査位置へ移動させる移動機構
    を備える請求項7に記載の検査装置。
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