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JP5688629B2 - ゲート駆動回路 - Google Patents

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JP5688629B2
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Description

本発明は、MOSFETやIGBTなどのMOSゲート構造を有するスイッチング素子を駆動対象とするゲート駆動回路に関する。
近年、スイッチング電源装置における変換周波数は、装置の小型化の要求に伴って、年々高周波数化されている。そのため、スイッチング電源装置の主スイッチング素子として使用されるMOSFET(金属酸化膜形電界効果トランジスタ)には、そのゲート・ソース間に高速のゲート駆動信号を供給するためのゲート駆動回路が設けられる。特に、MOSFETのゲート・ソース間容量とインダクタンス素子とからなる共振回路を利用して、ゲート駆動回路内に蓄積された余剰エネルギーを直流電源側に回生させ、MOSFETのゲート駆動損失を減少させて、MOSFETを高速でスイッチングさせる技術が、例えば下記特許文献1,2などに開示されている。
特開平5−207731号公報 特開2006−54954号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に示されるゲート駆動回路は、いずれも非絶縁型の電源装置を念頭においた技術であるため、絶縁型の電源装置にそのまま適用することができないという課題があった。
また、上記特許文献1,2に示されるゲート駆動回路では、充電回路、放電回路、第1、第2の電力回生回路に加え、スイッチング素子、インダクタンス素子および零電圧クランプ素子からなる零電圧クランプ回路、ならびにスイッチング素子、インダクタンス素子および駆動電圧クランプ素子からなる駆動電圧クランプ回路を有しており、回路構成が複雑化すると共に、それらの回路を構成する各スイッチング素子の制御も複雑になるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高周波化にも対応可能であり、簡易な回路構成にて簡易な制御を可能とするゲート駆動回路を絶縁型の回路として構成することを目的とする。
本発明におけるゲート駆動回路は、MOSゲート構造を有する被駆動素子を駆動するゲート駆動回路であって、直流電源と、一次巻線および該一次巻線に磁気結合する二次巻線を具備するトランスと、前記一次巻線の一端と前記直流電源の正極との間に接続される第1のスイッチング素子と、前記直流電源からの電流を阻止するように前記第1のスイッチング素子の両端に接続される第1の一方向素子と、前記一次巻線の他端と前記直流電源の負極との間に接続される第2のスイッチング素子と、前記直流電源からの電流を阻止するように前記第2のスイッチング素子の両端に接続される第2の一方向素子と、を有して構成される一次側回路と、インダクタンス素子と、第3のスイッチング素子と、を有し、前記被駆動素子および前記トランスの二次巻線を回路内に含んで閉回路を構成する二次側回路と、を備え、前記一次側回路は、前記直流電源からのエネルギーを前記トランスを介して前記二次側回路に生じさせるものであると共に、前記トランスを介して前記二次側回路から得たエネルギーを前記直流電源に返還させるものであり、前記二次側回路は、前記トランスを介して前記一次側回路から得たエネルギーを利用して前記被駆動素子を充電するものであると共に、前記被駆動素子に蓄積されたエネルギーを放電し、前記トランスを介して前記一次側回路に生じさせるものであることを特徴とする。
また、本発明におけるゲート駆動回路は、前記一次側回路は、前記第1の一方向素子に直列に接続され、前記直流電源からの電流を阻止するように、当該第1の一方向素子と共に当該直流電源の両端に接続される第3の一方向素子と、前記第2の一方向素子に直列に接続され、前記直流電源からの電流を阻止するように、当該第2の一方向素子と共に当該直流電源の両端に接続される第4の一方向素子と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明におけるゲート駆動回路は、MOSゲート構造を有する第1、第2の被駆動素子を駆動するゲート駆動回路であって、直流電源と、第1の一次巻線および第2の一次巻線、ならびに前記第1の一次巻線に磁気結合する第1の二次巻線および前記第2の一次巻線に磁気結合する第2の二次巻線を具備するトランスと、直列接続された前記第1の一次巻線および前記直流電源を回路内に含んで閉回路を構成する第1のスイッチング素子と、前記直流電源からの電流を阻止するように前記第1のスイッチング素子の両端に接続される第1の一方向素子と、直列接続された前記第2の一次巻線および前記直流電源を回路内に含んで閉回路を構成する第2のスイッチング素子と、前記直流電源からの電流を阻止するように前記第2のスイッチング素子の両端に接続される第2の一方向素子と、を有して構成される一次側回路と、第1のインダクタンス素子と、第3のスイッチング素子と、第3の一方向素子と、を有し、さらに前記第1の被駆動素子および前記トランスの第1の二次巻線を回路内に含み、かつ、前記直流電源からの電流が前記第1の一次巻線に流れたときに前記第1の二次巻線に生じた誘起電圧による電流を流す向きに前記第3の一方向素子が接続されて閉回路を構成する第1の二次側回路と、第2のインダクタンス素子と、第4のスイッチング素子と、第4の一方向素子と、を有し、さらに前記第2の被駆動素子および前記トランスの第2の二次巻線を回路内に含み、かつ、前記直流電源からの電流が前記第2の一次巻線に流れたときに前記第2の二次巻線に生じた誘起電圧による電流を流す向きに前記第4の一方向素子が接続されて閉回路を構成する第2の二次側回路と、を備え、前記一次側回路は、前記直流電源からのエネルギーを前記トランスを介して前記第1、第2の二次側回路に生じさせるものであると共に、前記トランスを介して前記第1、第2の二次側回路から得たエネルギーを前記直流電源に返還させるものであり、前記第1の二次側回路は、前記トランスを介して前記一次側回路から得たエネルギーを利用して前記第1の被駆動素子を充電するものであると共に、前記第1の被駆動素子に蓄積されたエネルギーを放電し、前記トランスを介して前記一次側回路に生じさせるものであり、前記第2の二次側回路は、前記トランスを介して前記一次側回路から得たエネルギーを利用して前記第2の被駆動素子を充電するものであると共に、前記第2の被駆動素子に蓄積されたエネルギーを放電し、前記トランスを介して前記一次側回路に生じさせるものであることを特徴とする。
本発明のゲート駆動回路によれば、MOSゲート構造を有する被駆動素子を駆動するゲート駆動回路であって、直流電源、一次巻線および該一次巻線に磁気結合する二次巻線を具備するトランス、一次巻線の一端と前記直流電源の正極との間に接続される第1のスイッチング素子、直流電源からの電流を阻止するように前記第1のスイッチング素子の両端に接続される第1の一方向素子、一次巻線の他端と直流電源の負極との間に接続される第2のスイッチング素子、ならびに直流電源からの電流を阻止するように第2のスイッチング素子の両端に接続される第2の一方向素子を有して構成される一次側回路は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子をオンすることにより、直流電源からのエネルギーをトランスを介して二次側回路に生じさせ、インダクタンス素子および第3のスイッチング素子を有し、被駆動素子およびトランスの二次巻線を回路内に含んで閉回路を構成する二次側回路は、トランスを介して前記一次側回路から得たエネルギーを利用して前記被駆動素子を充電すると共に、第3のスイッチング素子をオンすることにより、被駆動素子に蓄積されたエネルギーを放電し、トランスを介して一次側回路に生じさせ、一次側回路は、二次側回路から得たエネルギーを直流電源に返還させるように動作するので、高周波化にも対応可能であり、簡易な回路構成にて簡易な制御が可能となる。
また、本発明のゲート駆動回路によれば、被駆動素子と直流電源とをトランスを介して絶縁することができるので、絶縁型の電源装置が要求される機器等への搭載が可能となる。
また、本発明のゲート駆動回路によれば、一次側回路では、第1の一方向素子と第3の一方向素子とが直列に接続され、これらの直列回路が直流電源からの電流を阻止するように直流電源の両端に接続されると共に、第2の一方向素子と第4の一方向素子とが直列に接続され、これらの直列回路が直流電源からの電流を阻止するように直流電源の両端に接続されるので、励磁電流によるエネルギーを直流電源に戻すことが可能となる。
また、本発明のゲート駆動回路によれば、MOSゲート構造を有する第1、第2の被駆動素子を駆動するゲート駆動回路であって、直流電源、第1の一次巻線および第2の一次巻線、ならびに前記第1の一次巻線に磁気結合する第1の二次巻線および前記第2の一次巻線に磁気結合する第2の二次巻線を具備するトランス、直列接続された前記第1の一次巻線および前記直流電源を回路内に含んで閉回路を構成する第1のスイッチング素子、直流電源からの電流を阻止するように第1のスイッチング素子の両端に接続される第1の一方向素子と直列接続された第2の一次巻線および直流電源を回路内に含んで閉回路を構成する第2のスイッチング素子、ならびに直流電源からの電流を阻止するように第2のスイッチング素子の両端に接続される第2の一方向素子を有して構成される一次側回路は、第1のスイッチング素子をオンすることにより、直流電源からのエネルギーをトランスを介して第1の二次側回路に生じさせ、第1のインダクタンス素子、第3のスイッチング素子、第1の被駆動素子、第1の二次巻線および、直流電源からの電流が第1の一次巻線に流れたときに第1の二次巻線に生じた誘起電圧による電流を流す向きに接続された第3の一方向素子を回路内に含んで閉回路を構成する第1の二次側回路は、トランスを介して一次側回路から得たエネルギーを利用して第1の被駆動素子を充電すると共に、第3のスイッチング素子をオンすることにより第1の被駆動素子に蓄積されたエネルギーを放電し、トランスを介して一次側回路に生じさせ、一次側回路は、第1の二次側回路から得たエネルギーを直流電源に返還させる。同様に、一次側回路は、第2のスイッチング素子をオンすることにより、直流電源からのエネルギーをトランスを介して第2の二次側回路に生じさせ、第2のインダクタンス素子、第4のスイッチング素子、第2の被駆動素子、第2の二次巻線および、直流電源からの電流が第2の一次巻線に流れたときに第2の二次巻線に生じた誘起電圧による電流を流す向きに接続された第4の一方向素子を回路内に含んで閉回路を構成する第2の二次側回路は、トランスを介して一次側回路から得たエネルギーを利用して第2の被駆動素子を充電すると共に、第4のスイッチング素子をオンすることにより第2の被駆動素子に蓄積されたエネルギーを放電し、トランスを介して一次側回路に生じさせ、一次側回路は、第2の二次側回路から得たエネルギーを直流電源に返還させる。本発明のゲート駆動回路は、上記のように構成され、上記のように動作するので、高周波化にも対応可能であり、簡易な回路構成にて簡易な制御が可能となる。
また、本発明のゲート駆動回路によれば、被駆動素子と直流電源とをトランスを介して絶縁することができるので、絶縁型の電源装置が要求される機器等への搭載が可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるゲート駆動回路の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
(ゲート駆動回路が搭載される電源装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるゲート駆動回路を搭載した電源装置の構成を示す図である。同図に示す電源装置は、コンバータ10、本発明のゲート駆動回路に対応するゲート駆動回路14および出力電圧制御回路16を備えている。コンバータ10は、直流電圧変換を行うDC/DCコンバータであり、直流入力である入力Vinを直流出力の出力Voに変換して出力する。ゲート駆動回路14および出力電圧制御回路16は、出力電圧安定化のためのフィードバック制御系12を構成する。出力電圧制御回路16は、出力Voの出力電圧を検出した信号(出力電圧検出信号20)に基づいてゲート駆動回路14を制御するための出力電圧制御信号22を生成出力する。ゲート駆動回路14は、出力電圧制御信号22に基づいてコンバータ10に具備される主スイッチング素子を制御するための駆動信号(ゲート駆動信号24)を生成して出力する。なお、図1の構成では、入力Vinに基づいて生成される出力電圧として、出力Voのみを図示しているが、一つの直流入力から複数あるいは複数種の直流出力を生成することも無論可能である。
(電源装置の特性)
つぎに、近年の電源装置の特性について説明する。例えば、パソコン等に搭載される電源装置では、CPU、ハードディスク、USB機器、冷却用ファンなど、様々な機器の特性に応じた仕様のものが要求される。その中でも、CPUを駆動するための電源装置には、クロック周波数の高速化、入力電圧の低電圧化、および待機→起動→待機という動作の繰り返しによって生ずる急激な電流変化(大電流化)に対応するための高速なスイッチング動作のものが要求される。
(ゲート駆動回路の構成)
つぎに、本発明の実施の形態1にかかるゲート駆動回路の構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。
図2において、実施の形態1のゲート駆動回路には、一次巻線L1および二次巻線L2を有するトランスT1を介して一次側回路25と二次側回路30とが構成されている。
一次側回路25は、直流電源E1ならびに、トランスT1の一次巻線L1を含み、一方向素子であるダイオードD1〜D4、およびスイッチング素子S1,S2を有して構成される。一次側回路25では、ダイオードD1のアノードとダイオードD3のカソードとが突き合うように直列に接続され、ダイオードD4のアノードとダイオードD2のカソードとが突き合うように直列に接続される。ダイオードD1,D4のカソード同士およびダイオードD2,D3のアノード同士が接続され、これらの接続端には、正極がダイオードD1のカソード側、負極がダイオードD2のアノード側となるように、直流電源E1が接続される。ダイオードD1,D3およびダイオードD2,D4の各接続端には、トランスT1の一次巻線L1が接続される。ダイオードD1の両端には、スイッチング素子S1が並列に接続され、ダイオードD2の両端には、スイッチング素子S2が並列に接続される。なお、後述するように、ダイオードD1,D2は、ゲート入力容量C11に蓄積されたエネルギーを直流電源E1に戻すための回生用素子として機能し、ダイオードD3,D4は、励磁電流によるエネルギーを直流電源に戻すための回生用素子として機能する。
また、二次側回路30は、例えばMOSFETである被駆動素子2のゲート入力容量C11およびトランスT1の二次巻線L2を含み、インダクタンス素子L3、抵抗素子R1、一方向素子であるダイオードD5,D6、スイッチング素子S3を有して構成される。二次側回路30では、ゲート入力容量C11に対し、トランスT1の二次巻線L2、インダクタンス素子L3、抵抗素子R1、およびスイッチング素子S3が直列に接続されると共に、ゲート入力容量C11の両端にダイオードD6が並列に接続され、スイッチング素子S3の両端にダイオードD5が並列に接続される。なお、ダイオードD6は、カソードがゲート入力容量C11の一端(ドット端側)に接続され、アノードが他端(非ドット端側)に接続され、ダイオードD5は、カソードがスイッチング素子S3の一端(ドット端側)に接続され、アノードが他端(非ドット端側)に接続される。
また、図2の構成において、スイッチング素子S1,S2は、PWM制御手段26から出力されるパルス信号(PWM信号)によってオン・オフ制御され、スイッチング素子S3は、PWM制御手段27から出力されるパルス信号(PWM信号)によってオン・オフ制御される。なお、図2では、スイッチング素子S3に並列に接続されるダイオードD5を備える構成について示しているが、スイッチング素子として例えばFETを用いたときには、FETが構造的に具備するボディダイオードで代用してもよい。
(ゲート駆動回路の動作)
図3は、図2に示すゲート駆動回路における要部波形図である。図3において、PWM1は、PWM制御手段26からスイッチング素子S1,S2に印加される信号波形であり、PWM2は、PWM制御手段27からスイッチング素子S3に印加される信号波形であり、Vc11は、ゲート入力容量C11の両端電圧(ドット端側が正極となる)であり、IL1は、トランスT1の一次巻線L1に流れる電流(ドット端に流れ込む場合を正とする)であり、IL2は、トランスT1の二次巻線L2(インダクタンス素子L3)に流れる電流(ドット端に流れ込む場合を正とする)である。なお、これらのIL1,IL2については、ゲート入力容量C11に対する充電電流およびゲート入力容量C11からの放電電流のみを示している。実際には、トランスT1の励磁に必要な励磁電流を含み、図3に示すものとは幾分異なった波形となるが、ゲート駆動回路の動作上、本質的なものではない。このため、以下、図3に示すIL1,IL2の電流波形を用いた説明とする。
また、図4は、図2のゲート駆動回路を適用した被駆動素子の状態遷移図である。図4において、縦軸jLは、入力電圧Viおよび特性インピーダンスZに基づき、充電電流の最大値が“1”となるように正規化したインダクタンス素子L3の電流値であり、横軸mCは、入力電圧Viで正規化したゲート入力容量C11の電圧値である。なお、特性インピーダンスZは、ゲート入力容量C11の容量、インダクタンス素子L3のインダクタンスに基づいて決定される。
つぎに、これらの各図を参照しつつ、実施の形態1にかかるゲート駆動回路の動作について説明する。
まず、PWM制御手段26は、被駆動素子2をターンオンさせるため、スイッチング素子S1,S2にオンパルスを印加する。このとき、スイッチング素子S1,S2がターンオンし、一次側回路25では、直流電源E1の正極→スイッチング素子S1→トランスT1の一次巻線L1→スイッチング素子S2→直流電源E1の負極に至る閉回路が形成される。トランスT1の一次巻線L1に流れる電流は急激に変化できないため、一次巻線L1には、ドット端側を正とする電圧が発生し、一次巻線L1と磁気結合している二次巻線L2にドット端側を正とする電圧が発生すると共に、図3に示すような電流IL1が流れる(一次巻線L1のドット端に流れ込む方向の電流であるため、図示のように正の電流となる)。
一方、二次側回路30では、二次巻線L2に発生した電圧を電源電圧として、二次巻線L2の一端(ドット端側)→インダクタンス素子L3→抵抗素子R1→ゲート入力容量C11→ダイオードD5→二次巻線L2の他端(非ドット端側)に至る閉回路が形成され、ゲート入力容量C11は充電される。このとき、図3に示すような電流IL2が流れる(二次巻線L2のドット端から流れ出す方向の電流であるため、図示のように負の電流となる)。この電流は、ゲート入力容量C11のキャパシタンス成分と、インダクタンス素子L3のインダクタンス成分による共振電流であり、インダクタンス素子L3に蓄積されたエネルギーは、ゲート入力容量C11に移動する。なお、抵抗素子R1は、実際のゲート駆動回路においては小さな抵抗値を有するものであり、共振電流の大きさには殆ど影響を与えないものと考えて差し支えない。
このときの動作は、図4に示す状態遷移図の状態1で表される。図4において、スイッチング素子S1,S2がターンオンする直前の初期状態から、スイッチング素子S1,S2がターンオンし、ゲート入力容量C11の充電動作による直列共振電流波形の1/4波長に至るまでの間、ゲート入力容量C11に流れ込む方向の電流がゼロから徐々に増加すると共に、ゲート入力容量C11の両端電圧(図3のVc11の波形を参照)もゼロから徐々に上昇する。一方、直列共振電流波形の1/4波長に達すると、ゲート入力容量C11に流れ込む電流が最大になると共に、電圧が直流電源E1と等しくなり(トランスT1の巻数比が1:1の場合)、その後は、電圧がさらに上昇するものの、電流は次第に減少して、直列共振電流波形の1/2波長に達すると、電流はゼロになると共に、ゲート入力容量C11には直流電源E1の2倍の電圧が蓄積される。
こうして、被駆動素子2のゲート入力容量C11の電位を上昇させることにより、被駆動素子2をターンオンさせるが、ゲート入力容量C11の電圧が上昇すると、ゲート入力容量C11に流れ込む方向の電流がゼロになる。また、二次側回路30のスイッチング素子S3はオフ状態にあるため、スイッチング素子S1,S2のオン,オフ状態に拘らず、被駆動素子2はオン状態を維持する。よって、スイッチング素子S1、S2をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C11の充電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子2をターンオフさせるために、スイッチング素子S3をターンオンさせる直前までの間であればよく、時間的な制約を小さくすることができる。
つぎに、PWM制御手段27は、被駆動素子2をターンオフさせるため、スイッチング素子S3にオンパルスを印加する。このとき、スイッチング素子S3がターンオンし、二次側回路30では、ゲート入力容量C11の正極(ドット端側)→抵抗素子R1→インダクタンス素子L3→二次巻線L2→スイッチング素子S3→ゲート入力容量C11の負極(非ドット端側)に至る閉回路が形成され、ゲート入力容量C11に蓄積された電荷が放電される。トランスT1の二次巻線L2に流れる電流は急激に変化できないため、二次巻線L2には、ドット端側を正とする電圧が発生し、二次巻線L2と磁気結合している一次巻線L1にドット端側を正とする電圧が発生すると共に、図3に示すような電流IL2が流れる(二次巻線L2のドット端に流れ込む方向の電流であるため、図示のように正の電流となる)。
一方、一次側回路25では、一次巻線L1に発生した電圧(直流電源E1の2倍の電圧)と直流電源E1の電圧との電位差を利用して、一次巻線L1の一端(ドット端側)→ダイオードD1→直流電源E1→ダイオードD2→一次巻線L1の他端(非ドット端側)に至る閉回路が形成され、図3に示すような電流IL1が流れる(一次巻線L1のドット端から流れ出す方向の電流であるため、図示のように負の電流となる)。なお、この電流は、ゲート入力容量C11のキャパシタンス成分と、インダクタンス素子L3のインダクタンス成分とによる共振電流であり、ゲート入力容量C11に蓄積されていたエネルギーが、トランスT1を介して直流電源E1に返還される。
このときの動作は、図4に示す状態遷移図の状態2で表される。図4において、スイッチング素子S3がターンオンする直前の状態から、スイッチング素子S3がターンオンし、ゲート入力容量C11の放電動作による直列共振電流波形の1/4波長に至るまでの間、ゲート入力容量C11から電荷が流出する方向の電流がゼロから徐々に増加する一方で、ゲート入力容量C11の両端電圧(図3のVc11の波形を参照)は直流電源E1の2倍の電圧から徐々に下降する。直列共振電流波形の1/4波長に達すると、ゲート入力容量C11から流出する電流が最小になると共に、電圧が直流電源E1と等しくなり(トランスT1の巻数比が1:1の場合)、その後は、電流が次第に減少しつつ、電圧もさらに下降して、直列共振電流波形の1/2波長に達すると、ゲート入力容量C11からの電流はゼロになると共に、ゲート入力容量C11の両端間電圧もゼロになり、当該ゲート入力容量C11に蓄えられていたエネルギーが、直流電源E1側に返還される。
こうして、被駆動素子2のゲート入力容量C11の電位を下降させることにより、被駆動素子2はターンオフとなる。また、一次側回路25のスイッチング素子S1,S2はオフ状態にあるため、スイッチング素子S3のオン,オフ状態に拘らず、被駆動素子2が充電されることはなく、被駆動素子2はオフ状態を維持する。よって、スイッチング素子S3をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C11の放電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子2をターンオンさせるために、スイッチング素子S1,S2をターンオンさせる直前までの間であればよく、時間的な制約を小さくすることができる。
なお、上述したゲート駆動回路では、被駆動素子2のゲート入力容量C11を充電するときと、放電するときの損失が実際には存在するため、直流電源E1側にエネルギーを完全に返還することはできない。そのため、図4の状態遷移図上における電流および電圧の軌跡は、その半径が次第に小さくなる。こうした損失がなければ、電流と電圧の軌跡は、その半径を一定に保つことが可能となる。
また、上記において、ダイオードD1,D2は、ゲート入力容量C11に蓄積されていたエネルギーを直流電源E1に返還(回生)するための回生用素子として動作することについて説明したが、ダイオードD3,D4についても、ダイオードD1,D2と同様に回生用素子として動作する。具体的に、スイッチング素子S1,S2をオフした際、トランスT1の一次巻線L1に流れていた電流は、ダイオードD3,D4を介して直流電源E1に返還(回生)される。すなわち、ダイオードD3,D4は、トランスT1の一次巻線L1に流れていた電流が行き場を失うことを防ぎ、直流電源E1に返還(回生)する円滑な動作を実現する。また、ゲート入力容量C11に蓄積されていた電荷が一次側回路25側に移動した後に、インダクタンス素子L3とゲート入力容量C11の共振が続き、ゲート入力容量C11に負の電荷が蓄積されるのをダイオードD6が導通することで抑止している。
以上説明したように、本実施の形態にかかるゲート駆動回路によれば、一次側回路25は、スイッチング素子S1,S2をオンすることにより、直流電源E1からのエネルギーをトランスT1を介して二次側回路30に生じさせ、二次側回路30は、トランスT1を介し一次側回路25から得たエネルギーを利用して被駆動素子2を充電すると共に、スイッチング素子S3をオンすることにより、被駆動素子2に蓄積されたエネルギーを放電し、トランスT1を介して一次側回路25に生じさせ、一次側回路25は、二次側回路30から得たエネルギーを直流電源E1に返還させるように動作するので、高周波化にも対応可能であり、簡易な回路構成および簡易な制御が可能となる。
また、この実施の形態のゲート駆動回路は、被駆動素子と直流電源とをトランスを介して絶縁することができるので、安全上の理由で絶縁型の電源装置が要求される機器等への搭載が可能となる。
また、この実施の形態のゲート駆動回路によれば、スイッチング素子S1,S2をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C11の充電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子2をターンオフさせるために、スイッチング素子S3をターンオンさせる直前までの間であればよく、また、スイッチング素子S3をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C11の放電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子2をターンオンさせるために、スイッチング素子S1,S2をターンオンさせる直前までの間であればよいので、エネルギーを直流電源E1側に返還する際の時間的な制約が小さくなるという効果が得られる。
また、この実施の形態のゲート駆動回路によれば、ゲート電圧の波形の立ち上がり、立下りが急峻でないためノイズの発生が少ないという効果も得られる。
実施の形態2.
つぎに、本発明の実施の形態2にかかるゲート駆動回路について説明する。図5は、実施の形態2にかかるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。実施の形態1のゲート駆動回路は、図2に示すように、トランスの一次側に直流電源を接続し、一つの被駆動素子をトランスの二次側に接続するようにした、所謂フォーワード型として構成していた。一方、実施の形態2のゲート駆動回路は、図5に示すように、二つの被駆動素子をトランスの二次側に接続し、かつ、二つの被駆動素子を一つの直流電源で交互に駆動するようにした、所謂プシュ・プル型として構成している。
(ゲート駆動回路の構成)
図5において、実施の形態2のゲート駆動回路には、第1の一次巻線L1および第2の一次巻線L2、ならびに第1の二次巻線L3および第2の二次巻線L4を有するトランスT2を介して一次側回路40と二次側回路50とが構成されている。
一次側回路40は、直流電源E1ならびに、トランスT2の第1の一次巻線L1、第2の一次巻線L2を含み、一方向素子であるダイオードD1,D2、およびスイッチング素子S1,S2を有して構成される。一次側回路40では、ダイオードD1,D2の各アノード同士が突き合うように直列に接続される。ダイオードD1の両端には、スイッチング素子S1が並列に接続され、ダイオードD2の両端には、スイッチング素子S2が並列に接続される。また、トランスT2の第1の一次巻線L1および第2の一次巻線L2は、直列に接続されると共に、ダイオードD1,D2による直列回路の両端に並列に接続されるように、第1の一次巻線L1の一端側(ドット端側)にダイオードD1のカソードが接続され、第2の一次巻線L2の一端側(非ドット端側)にダイオードD2のカソードが接続される。さらに、直列接続された第1の一次巻線L1および第2の一次巻線L2の接続端と、ダイオードD1,D2の接続端との間には、正極が第1の一次巻線L1および第2の一次巻線L2の接続端側、負極がダイオードD1,D2の接続端側となるように、直流電源E1が接続される。
また、二次側回路50は、互いに同一もしくは同等の回路構成を有する第1の二次側回路56、第2の二次側回路58を備えて構成される。第1の二次側回路56は、例えばMOSFETである被駆動素子4のゲート入力容量C3およびトランスT2の第1の二次巻線L3を含み、インダクタンス素子L5、抵抗素子R3、一方向素子であるダイオードD3,D5、スイッチング素子S3を有して構成される。第1の二次側回路56では、ゲート入力容量C3に対し、トランスT2の第1の二次巻線L3、インダクタンス素子L5、抵抗素子R3、およびスイッチング素子S3が直列に接続されると共に、ゲート入力容量C3の両端にダイオードD5が並列に接続され、スイッチング素子S3の両端にダイオードD3が並列に接続される。なお、ダイオードD5は、ゲート入力容量C3の一端側(ドット端側)にカソードが接続され、他端側(非ドット端側)にアノードが接続され、ダイオードD3は、スイッチング素子S3の一端側(ドット端側)にカソード端が接続され、他端側(非ドット端側)にアノードが接続される。なお、第2の二次側回路58も同様に構成され、素子の配置および接続についても第1の二次側回路56と同一となる。よって、第2の二次側回路58については、その詳細な説明を省略する。
また、図5の構成において、スイッチング素子S1は、PWM制御手段42から出力されるパルス信号(PWM信号)によってオン・オフ制御され、スイッチング素子S2は、PWM制御手段44から出力されるパルス信号(PWM信号)によってオン・オフ制御され、スイッチング素子S3は、PWM制御手段52から出力されるパルス信号(PWM信号)によってオン・オフ制御され、スイッチング素子S4は、PWM制御手段54から出力されるパルス信号(PWM信号)によってオン・オフ制御される。
(ゲート駆動回路の動作)
図6は、図5に示すゲート駆動回路における要部波形図である。図6において、PWM1は、PWM制御手段42からスイッチング素子S1に印加される信号波形であり、PWM2は、PWM制御手段44からスイッチング素子S2に印加される信号波形であり、PWM3は、PWM制御手段52からスイッチング素子S3に印加される信号波形であり、PWM4は、PWM制御手段54からスイッチング素子S4に印加される信号波形である。また、Vc3は、ゲート入力容量C3の両端電圧(ドット端側が正極となる)であり、Vc4は、ゲート入力容量C4の両端電圧(ドット端側が正極となる)であり、IL1は、トランスT2の第1の一次巻線L1に流れる電流(ドット端に流れ込む場合を正とする、以下同じ)であり、IL2は、トランスT1の第2の一次巻線L2に流れる電流であり、IL3は、トランスT2の第1の二次巻線L3に流れる電流であり、IL4は、トランスT2の第2の二次巻線L4に流れる電流である。ここで、IL1,IL3については、ゲート入力容量C3に対する充電電流およびゲート入力容量C3からの放電電流のみを示している。IL2,IL4についても同様である。なお、実際には、トランスT2の励磁に必要な励磁電流を含み、図6に示すものとは幾分異なった波形となるが、ゲート駆動回路の動作上、本質的なものではない。このため、以下、図6に示すIL1〜IL4の電流波形を用いた説明とする。
つぎに、図5および図6などを参照しつつ、実施の形態2にかかるゲート駆動回路の動作について説明する。
まず、PWM制御手段42は、被駆動素子3をターンオンさせるため、スイッチング素子S1にオンパルスを印加する。このとき、スイッチング素子S1がターンオンし、一次側回路40では、直流電源E1の正極→第1の一次巻線L1→スイッチング素子S1→直流電源E1の負極に至る閉回路が形成される。第1の一次巻線L1に流れる電流は急激に変化できないため、第1の一次巻線L1には、ドット端側を正とする電圧が発生し、第1の一次巻線L1と磁気結合している第1の二次巻線L3にドット端側を正とする電圧が発生すると共に、図6に示すような電流IL1が流れる(第1の一次巻線L1のドット端に流れ込む方向の電流であるため、図示のように正の電流となる)。
一方、二次側回路50における第1の二次側回路56では、第1の二次巻線L3に発生した電圧を電源電圧として、第1の二次巻線L3の一端(ドット端側)→インダクタンス素子L5→抵抗素子R3→ゲート入力容量C3→ダイオードD3→第1の二次巻線L3の他端(非ドット端側)に至る閉回路が形成され、ゲート入力容量C3は充電される。このとき、図6に示すような電流IL3が流れる(第1の二次巻線L3のドット端から流れ出す方向の電流であるため、図示のように負の電流となる)。この電流は、ゲート入力容量C3のキャパシタンス成分と、インダクタンス素子L5のインダクタンス成分とによる共振電流であり、第1の二次巻線L3に蓄積されたエネルギーは、ゲート入力容量C3に移動する。なお、抵抗素子R3は、実際のゲート駆動回路においては小さな抵抗値を有するものであり、共振電流の大きさには殆ど影響を与えないものと考えて差し支えない。
こうして、被駆動素子3のゲート入力容量C3の電位を上昇させることにより、被駆動素子3をターンオンさせるが、ゲート入力容量C3の電圧が上昇すると、ゲート入力容量C3に流れ込む方向の電流がゼロになる。また、第1の二次側回路56のスイッチング素子S3はオフ状態にあるため、スイッチング素子S1のオン,オフ状態に拘らず、被駆動素子3はオン状態を維持する。
なお、上記では説明を省略したが、ゲート入力容量C3の充電時における状態遷移は、図4に示した実施の形態1のものと同等である。したがって、一次側回路40において、スイッチング素子S1をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C3の充電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子3をターンオフさせるために、スイッチング素子S3をターンオンさせる直前までの間であればよく、実施の形態1と同様に、時間的な制約を小さくすることができる。
つぎに、PWM制御手段52は、被駆動素子3をターンオフさせるため、スイッチング素子S3にオンパルスを印加する。このとき、スイッチング素子S3がターンオンし、第1の二次側回路58では、ゲート入力容量C3の正極(ドット端側)→抵抗素子R3→インダクタンス素子L5→第1の二次巻線L3→スイッチング素子S3→ゲート入力容量C3の負極(非ドット端側)に至る閉回路が形成され、ゲート入力容量C3に蓄積された電荷が放電される。第1の二次巻線L3に流れる電流は急激に変化できないため、第1の二次巻線L3には、ドット端側を正とする電圧が発生し、第1の二次巻線L3と磁気結合する第1の一次巻線L1にドット端側を正とする電圧が発生すると共に、図6に示すような電流IL3が流れる(第1の二次巻線L3のドット端に流れ込む方向の電流であるため、図示のように正の電流となる)。
一方、一次側回路40では、第1の一次巻線L1に発生した電圧(直流電源E1の2倍の電圧)と直流電源E1の電圧との電位差を利用して、第1の一次巻線L1の一端(ドット端側)→直流電源E1→ダイオードD1→第1の一次巻線L1の他端(非ドット端側)に至る閉回路が形成され、図6に示すような電流IL1が流れる(第1の一次巻線L1のドット端から流れ出す方向の電流であるため、図示のように負の電流となる)。この電流は、ゲート入力容量C3のキャパシタンス成分と、インダクタンス素子L5のインダクタンス成分とによる共振電流であり、ゲート入力容量C3に蓄積されていたエネルギーが、トランスT2を介して直流電源E1に返還される。
なお、図5において、ゲート入力容量C3に蓄積されていた電荷が一次側回路40側に移動した後に、インダクタンス素子L5とゲート入力容量C3の共振が続き、ゲート入力容量C3に負の電荷が蓄積されるのをダイオードD5が導通することで抑止している。
また、上記では説明を省略したが、ゲート入力容量C3の放電時における状態遷移は、図4に示した実施の形態1のものと同等である。したがって、第1の二次側回路56において、スイッチング素子S3をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C3の放電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子3をターンオフさせるために、スイッチング素子S1をターンオンさせる直前までの間であればよく、実施の形態1と同様に、時間的な制約を小さくすることができる。
上述した説明は、被駆動素子3をターンオン/ターンオフさせるとき動作に関するものであったが、被駆動素子4をターンオン/ターンオフさせるときの動作についても上記と同様であり、PWM制御手段44およびPWM制御手段54が、それぞれスイッチング素子S2,S4に対して上記と同様なタイミング制御を行えばよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかるゲート駆動回路によれば、一次側回路40は、直流電源E1からのエネルギーをトランスT2を介して第1の二次側回路56および第2の二次側回路58に生じさせ、第1の二次側回路56は、トランスT2を介し一次側回路40から得たエネルギーを利用して被駆動素子3を充電すると共に、被駆動素子3に蓄積されたエネルギーを放電し、トランスT2を介して一次側回路40に生じさせ、第2の二次側回路58は、トランスT2を介し一次側回路40から得たエネルギーを利用して被駆動素子4を充電すると共に、被駆動素子4に蓄積されたエネルギーを放電し、トランスT2を介して一次側回路40に生じさせ、一次側回路40は、第1の二次側回路56および第2の二次側回路58から得たエネルギーを直流電源E1に返還させるように動作するので、高周波化にも対応可能であり、簡易な回路構成および簡易な制御が可能となる。
また、この実施の形態のゲート駆動回路は、被駆動素子と直流電源とをトランスを介して絶縁することができるので、安全上の理由で絶縁型の電源装置が要求される機器等への搭載が可能となる。
また、この実施の形態のゲート駆動回路によれば、スイッチング素子S1をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C3の充電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子3をターンオフさせるために、スイッチング素子S3をターンオンさせる直前までの間であればよく、スイッチング素子S2をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C4の充電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子4をターンオフさせるために、スイッチング素子S4をターンオンさせる直前までの間であればよく、また、スイッチング素子S3をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C3の放電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子3をターンオフさせるために、スイッチング素子S1をターンオンさせる直前までの間であればよく、スイッチング素子S4をオフにするタイミングは、ゲート入力容量C4の放電時における直列共振電流波形の1/4波長を過ぎた後、被駆動素子4をターンオフさせるために、スイッチング素子S2をターンオンさせる直前までの間であればよいので、エネルギーを直流電源E1側に返還する際の時間的な制約が小さくなるという効果が得られる。
また、この実施の形態のゲート駆動回路によれば、ゲート電圧の波形の立ち上がり、立下りが急峻でないためノイズの発生が少ないという効果も得られる。
以上のように、本発明にかかるゲート駆動回路は、簡易な回路構成および簡易な制御を可能とするゲート駆動回路を絶縁型の回路として構成する場合に有用である。
本発明の実施の形態1にかかるゲート駆動回路を搭載した電源装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 図2に示すゲート駆動回路における要部波形図である。 図2のゲート駆動回路を適用した被駆動素子の状態遷移図である。 実施の形態2にかかるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 図5に示すゲート駆動回路における要部波形図である。
符号の説明
2,3,4 被駆動素子
10 コンバータ
12 フィードバック制御系
14 ゲート駆動回路
16 出力電圧制御回路
20 出力電圧検出信号
22 出力電圧制御信号
24 ゲート駆動信号
25,40 一次側回路
26,27,42,44,52,54 PWM制御手段
30,50 二次側回路
56 第1の二次側回路
58 第2の二次側回路
C11,C3,C4 ゲート入力容量

Claims (3)

  1. MOSゲート構造を有する被駆動素子を駆動するゲート駆動回路であって、一次巻線および当該一次巻線と磁気結合する二次巻線を有するトランスと、
    前記一次巻線に接続される一次側回路と、前記二次巻線に接続される二次側回路と、
    を備え
    前記一次側回路は、直流電源と、前記一次巻線の一端と前記直流電源の正極との間に接続される第1のスイッチング素子と、
    前記一次巻線の前記一端から前記直流電源の正極に向かう方向が順方向になるように前記第1のスイッチング素子の両端に接続される第1の一方向素子と、
    前記一次巻線の他端と前記直流電源の負極との間に接続される第2のスイッチング素子と、
    前記直流電源の負極から前記一次巻線の前記他端に向かう方向が順方向になるように前記第2のスイッチング素子の両端に接続される第2の一方向素子と、
    を備え、
    前記二次側回路は、インダクタ素子と、第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の両端に接続される第5の一方向素子と、
    を備え、
    前記インダクタ素子および前記第3のスイッチング素子は、前記被駆動素子のゲート入力容量および前記二次巻線とともに閉回路を構成し、
    前記ゲート入力容量の充電電流は、前記第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子がオンしたときに、前記第5の一方向素子を介して前記閉回路を流れ、
    前記ゲート入力容量の放電電流は、前記第3のスイッチング素子がオンしたときに、前記第3のスイッチング素子を介して前記閉回路を流れ、
    充電により前記ゲート入力容量に蓄積されたエネルギーは、前記第1の一方向素子および前記第2の一方向素子を介して流れる回生電流により、前記直流電源に回生され、
    前記第1の一方向素子および前記第2の一方向素子を介して流れる回生電流は、前記ゲート入力容量の放電電流に基づいた電流である
    ことを特徴とするゲート駆動回路。
  2. 前記一次側回路は、
    前記直流電源の負極から前記一次巻線の前記一端に向かう方向が順方向になるように前記直流電源の負極と前記一次巻線の前記一端との間に接続される第3の一方向素子と、
    前記一次巻線の前記他端と前記直流電源の正極との間に接続される第4の一方向素子と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のゲート駆動回路。
  3. MOSゲート構造を有する第1、第2の被駆動素子を駆動するゲート駆動回路であって、
    それぞれの一端が相互に接続される第1の一次巻線および第2の一次巻線ならびに前記第1の一次巻線と磁気結合する第1の二次巻線および前記第2の一次巻線と磁気結合する第2の二次巻線と
    前記第1の一次巻線および前記第2の一次巻線に接続される一次側回路と、前記第1の二次巻線に接続される第1の二次側回路と、前記第2の二次巻線に接続される第2の二次側回路と、を備え、
    前記一次側回路は、
    正極が前記第1の一次巻線の一端および前記第2の一次巻線の一端に接続される直流電源と、
    前記直流電源の負極と前記第1の一次巻線の他端との間に接続される第1のスイッチング素子と、
    前記直流電源の負極から前記第1の一次巻線の他端に向かう方向が順方向になるように前記第1のスイッチング素子の両端に接続される第1の一方向素子と、
    前記直流電源の負極と前記第2の一次巻線の他端との間に接続される第2のスイッチング素子と、
    前記直流電源の負極から前記第2の一次巻線の他端に向かう方向が順方向になるように前記第2のスイッチング素子の両端に接続される第2の一方向素子と、
    を備え、
    前記第1の二次側回路は、
    第5のインダクタ素子と、第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の両端に接続される第3の一方向素子と、
    を備え、
    前記第2の二次側回路は、
    第6のインダクタ素子と、第4のスイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子の両端に接続される第4の一方向素子と、
    を備え、
    前記第5のインダクタ素子および前記第3のスイッチング素子は、前記第1の被駆動素子の第1のゲート入力容量および前記第1の二次巻線とともに第1の閉回路を構成し、
    更に、前記第3の一方向素子は前記第1のゲート入力容量に充電電流が流れる方向が順方向になるように接続され、
    前記第1のゲート入力容量の充電電流は、前記第1のスイッチング素子がオンしたときに、前記第3の一方向素子を介して前記第1の閉回路を流れ、
    前記第1のゲート入力容量の放電電流は、前記第3のスイッチング素子がオンしたときに、当該第3のスイッチング素子を介して前記第1の閉回路を流れ、
    充電により前記1のゲート入力容量に蓄積されたエネルギーは、前記第1の一方向素子を介して流れる回生電流により、前記直流電源に回生され、
    前記第1の一方向素子を介して流れる回生電流は、前記1のゲート入力容量の放電電流に基づいた電流であり、
    前記第6のインダクタ素子および前記第4のスイッチング素子は、前記第2の被駆動素子の第2のゲート入力容量および前記第2の二次巻線とともに第2の閉回路を構成し、
    更に、前記第4の一方向素子は前記第2のゲート入力容量に充電電流が流れる方向が順方向になるように接続され、
    前記2のゲート入力容量の充電電流は、前記第2のスイッチング素子がオンしたときに、当該第4の一方向素子を介して前記第2の閉回路を流れ、
    前記第2のゲート入力容量の放電電流は、前記第4のスイッチング素子がオ ンしたときに、当該第4のスイッチング素子を介して前記第2の閉回路を流れ、
    充電により前記2のゲート入力容量に蓄積されたエネルギーは、前記第2の一方向素子を介して流れる回生電流により、前記直流電源に回生され、
    前記第2の一方向素子を介して流れる回生電流は、前記2のゲート入力容量の放電電流に基づいた電流である
    ことを特徴とするゲート駆動回路。
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